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  • 特許-表示装置、変更方法、プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-08
(45)【発行日】2023-06-16
(54)【発明の名称】表示装置、変更方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230609BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019167944
(22)【出願日】2019-09-17
(65)【公開番号】P2021047470
(43)【公開日】2021-03-25
【審査請求日】2021-12-24
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】杉村 直紀
(72)【発明者】
【氏名】村上 和宏
(72)【発明者】
【氏名】大宮 広義
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-085148(JP,A)
【文献】特開平11-328202(JP,A)
【文献】特開2018-185791(JP,A)
【文献】特開2016-181093(JP,A)
【文献】特開平07-219965(JP,A)
【文献】献立一週間作成アプリ me:new(ミーニュー)が便利!,[online],2018年12月01日,pages 1-18,[2020年7月13日検索], インターネット<URL:https://digimamalife.com/kondate-1week-appli>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主菜と副菜とに分類される複数の料理から構成される献立と、前記料理を他の料理に変更するための変更ボタンとを少なくとも含む献立画面を表示する表示手段と、
前記複数の料理の中から変更対象の料理をユーザの指定に基づいて特定する特定手段と、
前記変更ボタンがユーザに押下された際に、前記特定手段によって特定された前記変更対象の料理を他の料理に変更する変更手段とを備え
前記献立画面はアプリケーションによってあらかじめ提供され、
前記献立画面における1画面において、ユーザの指定に基づき前記主菜および前記副菜に関する料理のいずれかを変更しいずれかを変更しないことが可能であって、
かつ前記1画面において、ユーザの指定に基づき前記主菜および前記副菜に関する料理のすべてを変更することが可能であることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記献立画面において、変更対象ではない料理をユーザが指定するための指定ボタンが前記複数の料理それぞれに対応付けられて表示され、
前記特定手段は、前記指定ボタンによって指定されていない料理を、前記変更対象の料理として特定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記献立画面において、変更対象の料理をユーザが指定するための指定ボタンが前記複数の料理それぞれに対応して表示され、
前記特定手段は、前記指定ボタンによって指定されている料理を、前記変更対象の料理として特定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
記主菜は最大で1種類登録可能であり、前記副菜は最大で2種類登録可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記献立画面において、前記主菜を選択するための主菜選択ボタンが、前記変更ボタンに加えて更に表示されることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置は、調理に関する調理機器であることを特徴とする請求項1から5のいず
れか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
主菜と副菜とに分類される複数の料理から構成される献立と、前記料理を他の料理に変更するための変更ボタンとを少なくとも含む献立画面を表示する表示処理と、
前記複数の料理の中から変更対象の料理をユーザの指定に基づいて特定する特定処理と、
前記変更ボタンがユーザに押下された際に、前記特定処理で特定された前記変更対象の料理を他の料理に変更する変更処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記献立画面はアプリケーションによってあらかじめ提供され、
前記献立画面における1画面において、ユーザの指定に基づき前記主菜および前記副菜に関する料理のいずれかを変更しいずれかを変更しないことが可能であって、
かつ前記1画面において、ユーザの指定に基づき前記主菜および前記副菜に関する料理のすべてを変更することが可能であるプログラム
【請求項8】
前記献立画面において、変更対象ではない料理をユーザが指定するための指定ボタンが前記複数の料理それぞれに対応付けられて表示され、
前記指定ボタンによって指定されていない料理が、前記変更対象の料理として前記特定処理で特定されることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記献立画面において、変更対象の料理をユーザが指定するための指定ボタンが前記複数の料理それぞれに対応付けられて表示され、
前記指定ボタンによって指定されている料理が、前記変更対象の料理として前記特定処理で特定されることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
【請求項10】
記主菜は最大で1種類登録可能であり、前記副菜は最大で2種類登録可能であることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記献立画面において、前記主菜を選択するための主菜選択ボタンが、前記変更ボタンに加えて更に表示されることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、献立を表示し、当該献立の料理を他の料理に変更する表示装置、変更方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スマートフォンのような携帯情報端末に電子献立プログラムをインストールして、携帯情報端末上で献立を管理するシステムが開示されている。特許文献1のシステムでは、料理を作るために必要な材料を示す材料リストを携帯情報端末が表示するため、買い物の際にユーザの利便性が向上する。
【0003】
また、特許文献1のようなシステムを利用し、所定期間(例えば1週間)の献立を予め用意し、その献立に従って料理を作ることが従来から行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2014-010716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
予め献立を用意していたとしても、献立の料理を他の料理に変更したいケースはあり得る。献立の料理を他の料理に変更したい理由は様々考えられるが、例えば献立の料理を食べる気分にならないという理由が考えられる。一方で、献立の料理を他の料理に変更したいとユーザが考えても、変更後の料理を何にするか具体的に考えることは、ユーザにとって面倒という一面もある。
【0006】
そこで本発明では、献立の料理を変更する際のユーザの負担、具体的には変更後の料理を何にするかユーザが考える負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明が提供する表示装置は、主菜と副菜とに分類される複数の料理から構成される献立と、料理を他の料理に変更するための変更ボタンとを少なくとも含む献立画面を表示する表示手段と、複数の料理の中から変更対象の料理をユーザの指定に基づいて特定する特定手段と、変更ボタンがユーザに押下された際に、特定手段によって特定された変更対象の料理を他の料理に変更する変更手段とを備え、献立画面はアプリケーションによってあらかじめ提供され、献立画面における1画面において、ユーザの指定に基づき主菜および副菜に関する料理のいずれかを変更しいずれかを変更しないことが可能であって、かつ1画面において、ユーザの指定に基づき主菜および副菜に関する料理のすべてを変更することが可能であることを特徴とする。また、本発明が提供するプログラムは、主菜と副菜とに分類される複数の料理から構成される献立と、料理を他の料理に変更するための変更ボタンとを少なくとも含む献立画面を表示する表示処理と、複数の料理の中から変更対象の料理をユーザの指定に基づいて特定する特定処理と、変更ボタンがユーザに押下された際に、特定処理特定された変更対象の料理を他の料理に変
更する変更処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、献立画面はアプリケーションによってあらかじめ提供され、献立画面における1画面において、ユーザの指定に基づき主菜および副菜に関する料理のいずれかを変更しいずれかを変更しないことが可能であって、かつ1画面において、ユーザの指定に基づき主菜および副菜に関する料理のすべてを変更することが可能であるプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザにしてみれば変更後の献立が提案されるため、献立の料理を変
更する際のユーザの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】システム構成を示す図である。
図2】携帯端末100のハードウェア構成を示す図である。
図3】携帯端末100が表示する画面を示す図である。
図4】携帯端末100が表示する画面を示す図である。
図5】携帯端末100が表示する画面を示す図である。
図6】携帯端末100が表示する画面を示す図である。
図7】携帯端末100が実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0011】
(実施形態1)
図1は、本実施形態のシステム構成を示す図である。本実施形態のシステムは携帯端末100とサーバ110とで構成される。携帯端末100は、例えばスマートフォンやタブレット端末であり、インターネット等のネットワーク120を介してサーバ110と通信可能である。また、携帯端末100には、献立管理アプリケーションがインストールされていて、ユーザは携帯端末100を使って献立を管理できる。サーバ110は、携帯端末100から送信された指示に応じた処理を実行し、当該処理の結果を携帯端末100に返す。
【0012】
次に図2を用いて、携帯端末100のハードウェア構成を説明する。制御部201は携帯端末100の動作を制御する。制御部201はプロセッサを少なくとも有し、このプロセッサが後述するメモリ202に記憶されている制御プログラムを読みだして実行することで、制御部201が携帯端末100の動作を制御する。メモリ202は制御プログラム等の各種データを記憶する不揮発性の記憶媒体であり、例えばフラッシュメモリである。また、携帯端末100には様々なアプリケーションをインストール可能であり、このアプリケーションのアプリケーションプログラムもメモリ202が記憶する。献立管理アプリケーションも、携帯端末100にインストールされているアプリケーションの一つである。
【0013】
表示部203はタッチパネルであり、画像や動画等の情報を表示し、また、タッチ操作によってユーザから指示を受け付ける。通信部204は、携帯端末100が外部装置と通信するためのインタフェースである。通信部204は、IEEE802.11a/b/g/n/ac等に基づく無線通信、第4世代移動通信システム(通称4G)や第5世代移動通信システム(通称5G)に基づく無線通信を実行する。カメラ205は、撮影機能と、バーコードやQRコード(登録商標)のようなコードを読み取る読み取り機能とを有する。
【0014】
次に携帯端末100にインストールされている献立管理アプリケーションについて説明する。ユーザは献立管理アプリケーションを用いて、献立を作成したり、一旦作成した献立を編集したりできる。図3の献立画面300は、献立管理アプリケーションによって提供される画面であり、携帯端末100の表示部203に表示される画面である。献立画面300では、作成済みの献立が1週間単位で表示される。図3の場合、5月12日から5月18日の1週間分の献立のうち、5月13日の献立が表示されている。ユーザが画面を上下にスクロールすることで、他の日の献立を確認することができる。表示する献立を他
の週の献立に変更したい場合、ユーザはボタン301やボタン302をタッチする。ボタン301をユーザがタッチすると、前週の献立が表示され、ボタン302をユーザがタッチすると、次週の献立が表示される。なお、作成済みの献立の情報はサーバ110に記憶されていて、その情報を献立管理アプリケーションがサーバ110から取得することによって献立が表示される。
【0015】
ユーザが買い物リストボタン303をタッチすると、献立管理アプリケーションは図4の買い物リスト画面400を表示する。買い物リスト画面400は、献立画面300で表示中の1週間の献立について、すべての料理を作るために必要な食材を示す画面である。ユーザは買い物リスト画面400を確認することで、1週間分の献立に必要な食材をまとめ買いすることができる。なお、上記で説明したように作成済みの献立の情報はサーバ110に記憶されているため、買い物リスト画面400で表示する食材の情報は献立管理アプリケーションがサーバ110から取得することになる。
【0016】
人数変更ボタン401は、買い物リスト画面400で表示する食材の量を何人分の量にするかを変更するためのボタンである。ユーザは、人数変更ボタン401を用いることで、家族の人数に応じた食材の量を把握することができる。人数変更ボタン401で選択可能な人数は、例えば1人~9人のように1人単位で選択できるようにしても良いし、2人又は4人のように選択肢を絞っても良い。
【0017】
買い物リスト画面400には、領域402にミールキットが表示されている。ミールキットとは、ある料理を作るために必要な食材一式と作り方を示すレシピとがセットされたものであり、ミールキットを提供する提供会社から自宅に配送されるものである。ミールキットで配送される食材はカット済みであることが多く、ミールキットを受け取ったユーザはそのまま調理を始めることができ、ユーザの手間が軽減される。領域402にミールキットが表示されているのは、献立画面300で表示中の1週間の献立の中にミールキットを使う料理が含まれているからである。ユーザが領域402をタッチすると、ミールキットを注文するための注文画面が表示され、ユーザはミールキットを注文できる。
【0018】
献立画面300の説明に戻る。献立を確認したユーザは、献立の料理を他の料理に変更したいと考えることがある。献立の料理を他の料理に変更したい理由は様々考えられるが、例えば献立の料理を食べる気分にならないという理由が考えられる。献立の料理を他の料理に変更する場合、ユーザは、編集ボタン304をタッチする。編集ボタン304がタッチされると、献立管理アプリケーションは、献立を編集するための画面を表示する。この献立を編集するための画面について、図5を用いて詳しく説明する。
【0019】
図5の献立編集画面500は、ある1日の献立を編集するための画面であり、献立管理アプリケーションによって提供される画面である。献立編集画面500には、領域501に主菜が表示され、領域502と領域503とに副菜が表示されている。本実施形態の献立管理アプリケーションでは、料理の画像を並べて表示する際の見た目を考慮し、最大で1種類の主菜と、最大で2種類の副菜とを献立として登録できる。なお、主菜と副菜を登録できる数はここで説明した数に限定されず、適宜変更しても良い。
【0020】
領域501に表示されている主菜と、領域502と領域503とに表示されている副菜とをすべて変更したい場合、ユーザは変更ボタン504をタッチすれば良い。変更ボタン504をユーザがタッチすると、献立管理アプリケーションは、献立を変更することを示す変更通知をサーバ110に送信する。変更通知を受けたサーバ110は変更後の献立を決定し、決定した献立を献立管理アプリケーションに送信する。そして献立管理アプリケーションは、変更後の献立を献立編集画面500で表示する。なお、本実施形態では、サーバ110は変更後の献立をランダムに決定するものとして説明するが、変更後の献立を
決定するためのアルゴリズムはこれに限定されない。例えば、献立の履歴から導き出せるユーザの嗜好性、不足している栄養素、旬の食材等を重視してサーバ110が変更後の献立を決定しても良い。
【0021】
領域501に表示されている主菜と、領域502と領域503とに表示されている副菜のうち、すべての料理を変更するのではなく一部の料理を変更したい場合がある。この場合、ユーザは、主菜に対応する指定ボタン505、2種類の副菜に対応する指定ボタン506と指定ボタン507を用いて、変更しない料理を指定する。図6の献立編集画面600は、献立編集画面500においてユーザが指定ボタン507をタッチしたケースを示しし、指定ボタン507の表示態様が指定ボタン601に示す通り変化している。この状態でユーザが変更ボタン602をタッチすると、領域603の主菜と領域604の副菜が変更され、領域605の副菜は変更されない。ユーザが指定ボタン601を再度タッチすると、指定ボタン601の表示態様は指定ボタン507に戻る。
【0022】
即ち、ユーザは、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いて、変更しない料理を指定することができる。なお、変更しない料理として複数の料理を指定することができる。また、1つの主菜と2つの副菜のすべてを変更しない料理として指定することもでき、この場合、変更ボタン504をタッチしても料理の変更は実行されない。
【0023】
献立編集画面500の主菜選択ボタン508は、主菜を変更するためのボタンである。主菜選択ボタン508をユーザがタッチすると、献立管理アプリケーションは主菜を選択するための選択画面を表示する。ユーザはこの選択画面を用いて、好みの主菜を選択する。即ち、本実施形態の献立管理アプリケーションは、主菜については変更ボタン504による変更と、主菜選択ボタン508による変更の2パターンをユーザに提供する。ユーザはこの2パターンを使い分けて主菜を変更できる。
【0024】
次に図7のフローチャートを用いて、ユーザが変更ボタン504をタッチした際に携帯端末100が実行する処理を説明する。図7のフローチャートに示す各ステップは、携帯端末100の制御部201によって実現される処理であり、制御部201のプロセッサがメモリ202に記憶されている制御プログラムや献立管理アプリケーションのアプリケーションプログラムを読みだして実行することによって実現される。
【0025】
ユーザが変更ボタン504をタッチすると、ステップ701において、携帯端末100は変更対象の料理があるか否かを判定する。本実施形態の場合、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507によってすべての料理が指定されている場合に、変更対象の料理がないと携帯端末100が判定する。変更対象の料理がないと携帯端末100が判定すると、図7のフローチャートに示す処理が終了する。一方、変更対象の料理があると携帯端末100が判定すると、処理はステップ702に進む。
【0026】
ステップ702において、携帯端末100は、変更対象の料理を特定し、特定した料理を他の料理に変更する。変更対象の料理とは、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507によって指定されていない料理である。携帯端末100は、変更対象の料理をサーバ110に通知し、サーバによって決定された変更後の料理をサーバ110から取得することで変更対象の料理を他の料理に変更する。なお、本実施形態では変更後の料理を決定する処理自体はサーバ110が実行しているが、サーバ110ではなく献立管理アプリケーションがこの処理も実行しても良い。
【0027】
以上の説明の通り、本実施形態によれば、変更ボタン504を用いることでユーザは献立の料理を変更できる。このとき、変更後の料理が献立管理アプリケーションによって提
案されるため、ユーザにしてみれば変更後の料理を何にしようか自分で考える負担が軽減される。また、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いて変更したくない料理をユーザが簡単に指定できるため、ユーザの利便性が向上する。
【0028】
(実施形態2)
実施形態1では、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いてユーザが変更対象ではない料理をユーザが指定する例を説明した。これに対して本実施形態では、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いてユーザが変更対象の料理を指定する例を説明する。
【0029】
図5の献立編集画面500を用いて、実施形態1との差異を説明する。本実施形態では、変更ボタン504によって変更する変更対象の料理を、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いてユーザが指定する。
【0030】
本実施形態においてユーザが変更ボタン504をタッチした際に携帯端末100が実行する処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。ステップ701において、携帯端末100は変更対象の料理があるか否かを判定する。本実施形態の場合、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507のいずれかによって変更対象の料理が指定されている場合に、変更対象の料理があると携帯端末100が判定し、処理はステップ702に進む。一方、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507のいずれかによって変更対象の料理が指定されていない場合、変更対象の料理がないと携帯端末100が判定し、図7のフローチャートに示す処理が終了する。
【0031】
ステップ702において、携帯端末100は、変更対象の料理を特定し、特定した料理を他の料理に変更する。変更対象の料理とは、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507によって指定されている料理である。携帯端末100は、変更対象の料理をサーバ110に通知し、サーバによって決定された変更後の料理をサーバ110から取得することで変更対象の料理を他の料理に変更する。なお、本実施形態では変更後の料理を決定する処理自体はサーバ110が実行しているが、サーバ110ではなく献立管理アプリケーションがこの処理も実行しても良い。
【0032】
以上の説明の通り、本実施形態によれば、変更ボタン504を用いることでユーザは献立の料理を変更できる。このとき、変更後の料理が献立管理アプリケーションによって提案されるため、ユーザにしてみれば変更後の料理を何にしようか自分で考える負担が軽減される。また、指定ボタン505、指定ボタン506、指定ボタン507を用いて変更したい料理をユーザが簡単に指定できるため、ユーザの利便性が向上する。
【0033】
(実施形態3)
上述した各実施形態で説明した処理は、献立管理アプリケーションをインストールした携帯端末100が実行すると説明したが、上述した各実施形態を適用可能な装置は携帯端末100に限定されない。例えばタッチパネル機能を有する電子レンジや冷蔵庫等の調理に関する調理機器にも各実施形態を適用できる。言い換えれば、献立編集画面500のような画面を表示可能な表示装置であれば上述した各実施形態を適用できる。携帯端末100と、電子レンジや冷蔵庫等の調理機器は、献立編集画面500のような画面を表示可能な表示装置の一例である。また、上述した各実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムをコンピュータに提供し、当該プログラムをコンピュータに実行させることで各実施形態を実現しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本開示は、表示機能を有する表示装置に適用可能である。具体的には、スマートフォン
やタブレット端末のような携帯端末、電子レンジや冷蔵庫等の調理機器に本開示は適用可能である。
【符号の説明】
【0035】
100 携帯端末
110 サーバ
201 制御部
202 メモリ
203 表示部
204 通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7