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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-09
(45)【発行日】2023-06-19
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 9/02 20060101AFI20230612BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20230612BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20230612BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20230612BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230612BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20230612BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20230612BHJP
【FI】
F21S9/02 200
F21S8/04 400
F21V23/00 120
F21S2/00 230
F21Y115:10
F21Y115:15
F21Y115:30
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2019074168
(22)【出願日】2019-04-09
(65)【公開番号】P2020173924
(43)【公開日】2020-10-22
【審査請求日】2022-02-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】布施 純一
【審査官】田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】実開昭47-022777(JP,U)
【文献】実開昭48-080383(JP,U)
【文献】特開2018-110062(JP,A)
【文献】特開2017-103006(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 9/02
F21S 8/04
F21V 23/00
F21S 2/00
F21Y 115/10
F21Y 115/15
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
非常用光源を有する第1照明具と、
常用光源を有する少なくとも2以上の第2照明具と
を備え、
前記第1照明具は、少なくとも2以上の前記第2照明具の間に配置され、
少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、前記第1照明具から別々の向きとなる前記第1照明具の周りに配置され
前記第2照明具は、2つ設けられ、
前記第1照明具は、2つの前記第2照明具の間に挟まれるものであり、
前記第1照明具及び2つの前記第2照明具のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具であり、長辺を並列に配置される照明装置。
【請求項2】
少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、前記第1照明具の周りに等配される請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具である請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、同形状の長尺型照明具である請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1照明具及び少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具であり、短辺の幅を同一長さに形成される請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
少なくとも2以上の前記第2照明具のそれぞれは、前記第1照明具よりも大きい請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1照明具は、
前記非常用光源と、前記非常用光源を覆う第1透光部と、前記第1透光部を露出させた開孔が形成された外郭部と、を有し、前記第1透光部は、照射側の最頂部が前記第1照明具の前記外郭部よりも凹んでおり、
前記第2照明具は、
前記常用光源と、前記常用光源を覆う第2透光部と、前記第2透光部の両端部を支持している外郭部と、を有し、前記第2透光部は、照射側の最頂部が前記第2照明具の前記外郭部よりも凹んでいる請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1照明具及び少なくとも2以上の前記第2照明具を合わせた第1合成重心の位置は、前記第1照明具の領域に位置する請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第1照明具は、前記非常用光源を覆う第1透光部を有し、
前記第2照明具は、前記常用光源を覆う第2透光部を有し、
前記第1透光部と前記第2透光部とが相互に遮光され、
前記第2透光部は、中央の前記第1照明具の前記第1透光部の外側にて、前記非常用光源の光軸と重ならない位置に配置される請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記非常用光源は、前記第2照明具の長手方向の端部から見て、断面視の断面線上にて前記第2照明具と重なるように配置される請求項1~請求項のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1照明具は、前記第1透光部を露出させた開孔が形成された外郭部を有し、
前記第1透光部と前記第2透光部とは、前記外郭部によって相互に遮光される請求項又は請求項に従属する請求項10に記載の照明装置。
【請求項12】
少なくとも2以上の前記第2照明具を合わせた第2合成重心の位置は、前記第1照明具の領域に位置する請求項1~請求項11のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記第1照明具及び少なくとも2以上の前記第2照明具を配置する筐体を有し、
前記筐体の中心は、前記第1照明具の領域に位置する請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項14】
前記第1透光部は、2以上の前記第2透光部の間に空間を隔てて配置される請求項又は請求項に従属する請求項10~請求項13のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項15】
前記非常用光源を非常用光源点灯電力によって発光させる第1電力供給系統を有し、
前記第1電力供給系統は、前記常用光源を常用光源点灯電力によって発光させる請求項1~請求項14のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項16】
前記常用光源を常用光源点灯電力によって発光させる第1電力供給系統を有し、
前記非常用光源を非常用光源点灯電力によって発光させる第2電力供給系統を有する請求項1~請求項15のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項17】
前記第1透光部は、前記第1照明具の下面のうちの一部に設けられ、
前記第2透光部は、前記第2照明具の下面の外郭部以外の全体に設けられる請求項又は請求項に従属する請求項10~請求項16のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項18】
前記第1照明具及び少なくとも2以上の前記第2照明具は、双方の隣接部分を当接させて密着する請求項1~請求項17のいずれか1項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非常用光源を有する第1照明具と、常用光源を有する第2照明具とを備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、天井あるいは壁面に取り付けられる照明器具の一例として、非常灯組込型の照明装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。これらの照明装置では、常用光源を有する照明具と、非常用光源を有する照明具と、を同一の筐体内に取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-103006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に開示された従来の技術では、非常用照明具の非常用光源が常用照明具の常用光源に隣接して配置されている。これにより、それぞれの光源の照射範囲の中心どうしが離間した構造となる。このような構造では、常用光源の照射特性と配光特性とを考慮して非常用光源の照射特性と配光特性とを得る必要がある。そのため、特殊な光学部品が用いられたり製品の構造が複雑になったりする。この結果、資材コスト及び組立コストが増加する。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、非常用光源の照射特性と配光特性とが常用光源を考慮せずに得られ、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる照明装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の照明装置は、非常用光源を有する第1照明具と、常用光源を有する少なくとも2以上の第2照明具とを備え、第1照明具は、少なくとも2以上の第2照明具の間に配置され、少なくとも2以上の第2照明具のそれぞれは、第1照明具から別々の向きとなる第1照明具の周りに配置され、第2照明具は、2つ設けられ、第1照明具は、2つの第2照明具の間に挟まれるものであり、第1照明具及び2つの第2照明具のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具であり、長辺を並列に配置されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る照明装置によれば、少なくとも2以上の第2照明具のそれぞれは、第1照明具から別々の向きとなる第1照明具の周りに配置されている。これにより、非常用光源の照射特性と配光特性とが常用光源の照射特性と配光特性とを考慮せずに得られ、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る照明装置を示す斜視図である。
図2】実施の形態1に係る照明装置を示す正面図である。
図3】実施の形態1に係る照明装置を示す下面図である。
図4】実施の形態1に係る照明装置を示す側面図である。
図5】実施の形態1に係る照明装置における第2照明具を筐体に取り付ける状態を示す説明図である。
図6】実施の形態1に係る照明装置における電池を第1照明具に取り付ける状態を示す説明図である。
図7】実施の形態1に係る照明装置における第1照明具の第1透光部及び第2照明具の第2透光部のそれぞれの照射側の最頂部を外郭部よりも凹ませた状態を示す説明図である。
図8】実施の形態1の変形例1に係る照明装置を示す斜視図である。
図9】実施の形態1の変形例2に係る照明装置を示す斜視図である。
図10】実施の形態2に係る照明装置を示す斜視図である。
図11】実施の形態2に係る照明装置における第2照明具を筐体に取り付ける状態を示す説明図である。
図12】実施の形態2に係る照明装置を示す正面図である。
図13】実施の形態2に係る照明装置を示す下面図である。
図14】実施の形態2に係る照明装置を示す側面図である。
図15】実施の形態2に係る照明装置における第1照明具の第1透光部及び第2照明具の第2透光部のそれぞれの照射側の最頂部を外郭部よりも凹ませた状態を示す説明図である。
図16】実施の形態3に係る照明装置を示す斜視図である。
図17】実施の形態4に係る照明装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて実施の形態が説明されている。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、断面図の図面においては、視認性に鑑みて適宜ハッチングが省略されている。さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。各図では、矢印で示す、上向きU、下向きD、正面向きF、背面向きB、右向きR及び左向きLが揃うように同様に示されている。
【0010】
実施の形態1.
<照明装置100>
図1は、実施の形態1に係る照明装置100を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明装置100を示す正面図である。図3は、実施の形態1に係る照明装置100を示す下面図である。図4は、実施の形態1に係る照明装置100を示す側面図である。
【0011】
図1図2図3及び図4に示すように、照明装置100は、照明空間を照明できる位置に設置され、照明空間を照らすものである。照明空間とは、照明装置100が設置される下向きDの空間、たとえば居住空間、倉庫などの空間、ビルあるいは公共施設などの空間、エレベータあるいは廊下等の共有空間、又は、電車あるいは船舶などの乗り物内の空間などを意味している。照明装置100は、いわゆる長尺状のV形タイプのものである。
【0012】
照明装置100は、1つの第1照明具10と、2つの第2照明具20と、筐体30と、を備える。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、筐体30の下向きDに取り付けられている。第1照明具10は、筐体30の中央に配置されている。第1照明具10は、2つの第2照明具20の間に挟まれている。すなわち、2つの第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10から反対の向きとなる第1照明具10の周りの左右に等配されている。
【0013】
第1照明具10及び2つの第2照明具20のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具である。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、長辺を左右の同一方向に直列に一直線状に配置されている。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、双方の隣接部分を当接させて密着している。第1照明具10及び2つの第2照明具20のそれぞれは、前後の短辺の幅を同一長さに形成されている。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、左右の長手方向に沿った中心線C1を一致させている。これにより、第1照明具10及び2つの第2照明具20のそれぞれは、発光中心における照射の向きがV形の筐体30の下向きDに完全に重なるように配置されている。
【0014】
筐体30の中心は、第1照明具10の領域に位置している。第1照明具10及び2つの第2照明具20を合わせた第1合成重心G1の位置は、第1照明具10の領域に位置している。2つの第2照明具20を合わせた第2合成重心G2の位置は、第1照明具10の領域に位置している。第1合成重心G1の位置と第2合成重心G2の位置とは、一致している。第1合成重心G1の位置と第2合成重心G2の位置とは、照明装置100における左右の長手方向に沿った中心線C1と照明装置100における前後の短手方向に沿った中心線C2との交点の位置である。なお、第1合成重心G1の位置と第2合成重心G2の位置とは、第1照明具10の領域内で異なっても良い。
【0015】
<第1照明具10>
第1照明具10は、非常時に点灯可能な照明具である。第1照明具10は、たとえば停電などの何らかの理由で外部から照明装置100に電力が供給されない非常時などの場合に光を照射し、照明空間を照らす。第1照明具10は、非常用光源ユニットあるいは非常灯ユニットである。第1照明具10は、非常時に点灯電力を供給する後述する電池40を有する。電池40は、片方の第2照明具20を取り外すと、第1照明具10から取り外し可能である。
【0016】
第1照明具10は、後述する図7に示すように非常用光源11を有する。非常用光源11は、第2照明具20が配列される向きと交わる断面視にて、断面視の断面線上にて第2照明具20と重なるように配置されている。言い換えると、非常用光源11と第2照明具20との長手方向に沿った断面線が上記中心線C1に略一致している。非常用光源11は、発光ダイオード、有機EL又はレーザなどが用いられている。
【0017】
第1照明具10は、非常用光源11を覆う第1透光部12を有する。第1透光部12は、第1照明具10の下面のうちの一部に半球形状に設けられている。第1透光部12は、レンズを経由して非常用光源11の光を照明空間に出光する。第1透光部12は、非常用光源11によって発せられた光が入光して、入光した光を透過させて照射する。第1透光部12は、少なくとも可視光を透過する透光性の材料で形成されている。第1透光部12は、たとえば、樹脂材料あるいはガラス材料などを用いて形成されている。第1照明具10は、第1透光部12を露出させた開孔が形成された外郭部13を有する。
【0018】
第1照明具10の外郭部13の一部には、操作部14が設けられている。操作部14は、外部に露出している。操作部14は、照明装置100の点検に利用される。操作部14は、操作面部と、操作部固定具と、を有する。操作面部は、作業者によって操作される操作ボタンと、表示灯と、を有する。表示灯は、たとえばいわゆるインジケータとして通電状態を表示する。操作部固定具は、操作部14を第1照明具10の外郭部13に固定している。操作部固定具は、たとえば、ネジ、ナット又はリベットなどである。
【0019】
第1照明具10の外郭部13の内部には、図示しない制御部が設けられている。制御部は、照明装置100の点灯に関する制御を行う。制御部は、後述する電池40の蓄電又は放電に関する制御を行う。制御部は、制御回路、蓄電回路及び放電回路などを構成している。制御部を構成した制御基板は、板状の部材などであり、制御回路部品を実装する。制御回路部品は、たとえば、プログラムを記憶する記憶装置と、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、を有する。
【0020】
<第2照明具20>
第2照明具20は、常用の照明具である。2つの第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10よりも大きい。第2照明具20の照明量は、通常時に照明空間を照明可能に第1照明具10の照明量よりも大きい。2つの第2照明具20のそれぞれは、長辺と短辺とを有する同形状の長尺型照明具である。第2照明具20は、第1照明具10を照明装置100から取り外すことなく、照明装置100に着脱自在に取り付けられている。筐体30における第2照明具20が取り付けられる箇所は、空間部に形成されている。
【0021】
第2照明具20は、後述の図7に示すように常用光源21を有する。常用光源21は、発光ダイオード、有機EL又はレーザなどが用いられている。
【0022】
第2照明具20は、常用光源21を覆う第2透光部22を有する。第2透光部22は、第2照明具20の下面のうちの左右の両側端部の外郭部23以外の全体に設けられている。第2透光部22は、常用光源21によって発せられた光が入光して、入光した光を透過させて照射する。第2透光部22は、少なくとも可視光を透過する透光性の材料で形成されている。第2透光部22は、たとえば、樹脂材料あるいはガラス材料などを用いて形成されている。第2透光部22は、レンズを経由して常用光源21の光を照明空間に出光する。第2透光部22は、中央の第1照明具10の第1透光部12の外側にて、非常用光源11の光軸と重ならない位置に配置されている。第2照明具20は、第2透光部22を両端部にて支持するように外郭部23を有する。第1透光部12と第2透光部22とは、外郭部13及び外郭部23によって相互に遮光されている。これにより、照明装置100は、非常灯組込照明装置の要件を満たしている。
【0023】
図5は、実施の形態1に係る照明装置100における第2照明具20を筐体30に取り付ける状態を示す説明図である。図5に示すように、第2照明具20は、照明装置100に対して着脱自在である。
【0024】
<電池40>
図6は、実施の形態1に係る照明装置100における電池40を第1照明具10に取り付ける状態を示す説明図である。図6に示すように、電池40は、第1照明具10の内部に取り付け自在である。第1照明具10の内部には、電池40を収容する空間部が形成されている。空間部は、2つの第2照明具20のうち一方の第2照明具20を取り外すと、電池40を着脱自在な開口15を露出させる。開口15には、蓋部材16が着脱自在に取り付けられている。
【0025】
<電力系統>
照明装置100は、常用光源21を常用光源点灯電力によって発光させる図示しない第1電力供給系統を有する。第1電力供給系統の常用光源点灯電力は、商用電源から配線された図示しない電線によって照明装置100に供給されている。
【0026】
照明装置100は、非常用光源11を非常用光源点灯電力によって発光させる図示しない第2電力供給系統を有する。第2電力供給系統の非常用光源点灯電力は、商用電源から配線された図示しない電線によって照明装置100に供給されている。非常用光源点灯電力は、ここでは第2電力供給系統からの電力によって蓄電された電池40の放電を用いている。なお、照明装置100は、第2電力供給系統を用いず、第1電力供給系統によって電池40を蓄電しても良い。この場合には、第1電力供給系統からの非常用光源点灯電力によって蓄電された電池40の放電が用いられ、非常用光源11が発光されても良い。
【0027】
<最頂部12a及び最頂部22aと外郭部13及び外郭部23との関係>
図7は、実施の形態1に係る照明装置100における第1照明具10の第1透光部12及び第2照明具20の第2透光部22のそれぞれの照射側の最頂部12a及び最頂部22aを外郭部13及び外郭部23よりも凹ませた状態を示す説明図である。図7では、中心線C2より右向きRの側に内部構造が示され、中心線C2より左向きLの側に外観が示されている。図7に示すように、第1照明具10の第1透光部12の照射側の最頂部12aは、第1照明具10の外郭部13よりも距離S1だけ凹んでいる。2つの第2照明具20のそれぞれの照射側の最頂部22aは、2つの第2照明具20の第2透光部22のそれぞれの外郭部23よりも距離S2だけ凹んでいる。これにより、第1照明具10と第2照明具20とは、外郭部13及び外郭部23によって相互に遮光されている。
【0028】
<変形例1>
図8は、実施の形態1の変形例1に係る照明装置100を示す斜視図である。図8に示すように、照明装置100は、トラフタイプのものでも良い。
【0029】
<変形例2>
図9は、実施の形態1の変形例2に係る照明装置100を示す斜視図である。図9に示すように、照明装置100は、筐体30に反射板31を有し、天井などに設けられた開口部に埋め込むように取り付けられる、いわゆる埋込タイプのものでも良い。
【0030】
<その他>
なお、第2照明具20は、少なくとも2以上設けられると良い。少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10から別々の向きとなる第1照明具10の周りに等配されると良い。少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10から別々の向きとなる第1照明具10の周りに配置されても良い。少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、長尺型照明具以外のものでも良い。
【0031】
<作用>
第1照明具10の配光中心と、2つの第2照明具20の全体の配光中心と、は、ともに照明装置100の短手方向に沿った中心線C2に略重なっている。つまり、第1照明具10の配光中心と、2つの第2照明具20の全体の配光中心と、は、略重なっている。このため、第1照明具10の配光中心を照明装置100の中心に重ねるための特殊な制御部材が不要になっている。これにより、照明装置100は、簡素な構成になっている。また、照明装置100の配光設計が簡易になっている。
【0032】
第1照明具10は、制御部及び電池40を高い集積度で収納しているため、質量密度が照明装置100の全体の質量密度より高くなる。第1照明具10が照明装置100の略中央に配置されることにより、照明装置100の全体の質量バランスが好適になり、特定の向きに傾くおそれを抑制できる。このような特定の向きに傾くおそれを抑制することにより、照明装置100の傾きを補強する補強部材などが不要になり、照明装置100が簡素かつ安価に構成できる。
【0033】
照明装置100は、長手方向に沿って2つの第2照明具20の外径形状を揃えているので、外観意匠性が改善され、商品性が向上される。
【0034】
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、照明装置100は、非常用光源11を有する第1照明具10を備える。照明装置100は、常用光源21を有する少なくとも2以上の第2照明具20を備える。第1照明具10は、少なくとも2以上の第2照明具20の間の中央に配置されている。少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10の別々の向きとなる第1照明具10の周りに配置されている。
【0035】
この構成によれば、非常用光源11の照射特性と配光特性とが常用光源21の照射特性と配光特性とを考慮せずに得られ、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる。また、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスが改善できる。さらに、少なくとも2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置され、意匠性が改善できる。
【0036】
実施の形態1によれば、少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10の周りに等配されている。
【0037】
この構成によれば、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、少なくとも2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く等配され、意匠性がより改善できる。
【0038】
実施の形態1によれば、少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、長辺と短辺とを有する長尺型照明具である。
【0039】
この構成によれば、第2照明具20が長尺型照明具であっても、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスが改善できる。また、少なくとも2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置され、意匠性が改善できる。
【0040】
実施の形態1によれば、少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、同形状の長尺型照明具である。
【0041】
この構成によれば、2以上の第2照明具20が同形状の長尺型照明具であるので、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置され、意匠性がより改善できる。
【0042】
実施の形態1によれば、第2照明具20は、2つ設けられている。第1照明具10は、2つの第2照明具20の間に挟まれている。
【0043】
この構成によれば、2つの第2照明具20が第1照明具10を挟んだ状態に形成され、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2つの第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置され、意匠性がより改善できる。
【0044】
実施の形態1によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20は、長手方向を同一方向に直列に一直線状に配置されている。
【0045】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20が一直線状に配置され、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2つの第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く等配され、意匠性がより改善できる。
【0046】
実施の形態1によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20は、長手方向に沿った中心線C1を一致させている。
【0047】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20が長手方向に沿った中心線C1を一致させ、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2つの第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く等配され、意匠性がより改善できる。
【0048】
実施の形態1によれば、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、短辺の幅を同一長さに形成されている。
【0049】
この構成によれば、第1照明具10及び2以上の第2照明具20が短辺の幅を同一長さに形成でき、第1照明具10及び2つの第2照明具20が綺麗な一直線状などに構成でき、意匠性がより改善できる。
【0050】
実施の形態1によれば、少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれは、第1照明具10よりも大きい。
【0051】
この構成によれば、常用光源21を有する第2照明具20が大きく、照明する常用光が十分に明るくなる。
【0052】
実施の形態1によれば、第1照明具10の第1透光部12及び少なくとも2以上の第2照明具20の第2透光部22のそれぞれの照射側の最頂部12a及び最頂部22aは、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20のそれぞれの外郭部13及び外郭部23よりも凹んでいる。
【0053】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20のそれぞれの照明が外郭部13及び外郭部23によって相互に遮光され、非常用光源11の照射特性と配光特性とが常用光源21の照射特性と配光特性とを考慮せずに得られる。このため、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる。
【0054】
実施の形態1によれば、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20を合わせた第1合成重心G1の位置は、第1照明具10の領域に位置している。
【0055】
この構成によれば、第1合成重心G1の位置が第1照明具10の領域に位置し、重量バランスが改善できる。これにより、重量バランスを保持するための補強部品が不要になり、部品点数が削減でき、照明装置100の全体の軽量化、簡素化及び低コスト化が図られる。
【0056】
実施の形態1によれば、第1照明具10は、非常用光源11を覆う第1透光部12を有する。第2照明具20は、常用光源21を覆う第2透光部22を有する。第1透光部12と第2透光部22とが相互に遮光されている。第2透光部22は、中央の第1照明具10の第1透光部12の外側にて、非常用光源11の光軸と重ならない位置に配置されている。
【0057】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20の配光中心が一致でき、第1照明具10の配光が改善できる。
【0058】
実施の形態1によれば、非常用光源11は、第2照明具20が配列される向きと交わる断面視にて、断面視の断面線上にて第2照明具20と重なるように配置されている。
【0059】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20の配光中心が一致でき、第1照明具10の配光がより改善できる。
【0060】
実施の形態1によれば、第1照明具10は、第1透光部12を露出させた開孔が形成された外郭部13を有する。第1透光部12と第2透光部22とは、第1照明具10の外郭部13によって相互に遮光されている。
【0061】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20のそれぞれの照明が外郭部13によって相互に遮光され、非常用光源11の照射特性と配光特性とが常用光源21の照射特性と配光特性とを考慮せずに得られる。このため、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる。
【0062】
実施の形態1によれば、少なくとも2以上の第2照明具20を合わせた第2合成重心G2の位置は、第1照明具10の領域に位置している。
【0063】
この構成によれば、第2合成重心G2の位置が第1照明具10の領域に位置し、重量バランスが改善できる。これにより、重量バランスを保持するための補強部品が不要になり、部品点数が削減でき、照明装置100の全体の軽量化、簡素化及び低コスト化が図られる。
【0064】
実施の形態1によれば、照明装置100は、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20を配置する筐体30を有する。筐体30の中心は、第1照明具10の領域に位置している。
【0065】
この構成によれば、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスが改善できる。これにより、重量バランスを保持するための補強部品が不要になり、筐体30が薄肉化でき、照明装置100の全体の軽量化、簡素化及び低コスト化が図られる。
【0066】
実施の形態1によれば、第1透光部12は、2以上の第2透光部22の間に配置されている。
【0067】
この構成によれば、2つの第2照明具20が第1照明具10を挟んだ状態に形成でき、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2つの第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置でき、意匠性がより改善できる。
【0068】
実施の形態1によれば、照明装置100は、非常用光源11を非常用光源点灯電力によって発光させる第1電力供給系統を有する。第1電力供給系統は、常用光源21を常用光源点灯電力によって発光させる。
【0069】
この構成によれば、第1電力供給系統が非常用光源11及び常用光源21の双方に電力を供給でき、電力供給系統の部品点数が削減できる。
【0070】
実施の形態1によれば、照明装置100は、常用光源21を常用光源点灯電力によって発光させる第1電力供給系統を有する。照明装置100は、非常用光源11を非常用光源点灯電力によって発光させる第2電力供給系統を有する。
【0071】
この構成によれば、非常用光源11及び常用光源21のそれぞれが別の電力供給系統を有し、万一、一方の電力供給系統が破断されても、他方の電力供給系統が存続できる。これにより、非常時などでも照明装置100の照明機能の存続確率が向上できる。
【0072】
実施の形態1によれば、第1透光部12は、第1照明具10の下面のうちの一部に設けられている。第2透光部22は、第2照明具20の下面の外郭部23以外の全体に設けられている。
【0073】
この構成によれば、常用光源21を有する第2照明具20の第2透光部22が大きく、照明する常用光が十分に明るくなる。
【0074】
実施の形態1によれば、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20は、双方の隣接部分を当接させて密着している。
【0075】
この構成によれば、第1照明具10及び少なくとも2以上の第2照明具20が一体化され、意匠性が向上できる。
【0076】
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る照明装置100を示す斜視図である。図11は、実施の形態2に係る照明装置100における第2照明具20を筐体30に取り付ける状態を示す説明図である。図12は、実施の形態2に係る照明装置100を示す正面図である。図13は、実施の形態2に係る照明装置100を示す下面図である。図14は、実施の形態2に係る照明装置100を示す側面図である。図15は、実施の形態2に係る照明装置100における第1照明具10の第1透光部12及び第2照明具20の第2透光部22のそれぞれの照射側の最頂部12a及び最頂部22aを外郭部13及び外郭部23よりも凹ませた状態を示す説明図である。図15では、中心線C1より正面向きFの側に内部構造が示され、中心線C1より背面向きBの側に外観が示されている。実施の形態2では、上記実施の形態1と同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明される。
【0077】
図10図11図12図13図14及び図15に示すように、照明装置100は、直付型あるいはトラフ形のものである。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、長辺を並列に配置されている。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、第1照明具10を中心に位置させて照明装置100の短手方向に沿って配列されている。換言すると、第1照明具10は、2つの第2照明具20に挟まれて配置されている。第1照明具10及び2つの第2照明具20は、双方の隣接部分を当接させて密着している。
【0078】
<実施の形態2の効果>
実施の形態2によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20は、長辺を並列に配置されている。
【0079】
この構成によれば、第1照明具10及び2つの第2照明具20が長辺を並列に3列に配置され、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、2つの第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く等配され、意匠性がより改善できる。
【0080】
実施の形態3.
図16は、実施の形態3に係る照明装置100を示す斜視図である。実施の形態3では、上記実施の形態1及び実施の形態2と同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明される。
【0081】
図16に示すように、照明装置100は、1つの第1照明具10と、4つの第2照明具20と、を備える。4つの第2照明具20は、第1照明具10を取り囲むように配置されている。第1照明具10は、4つの第2照明具20の中央に矩形形状で配置されている。換言すると、第1照明具10は、4つの第2照明具20に取り囲まれて配置されている。4つの第2照明具20は、環状に配置されている。ここでは、4つの第2照明具20は、長尺型照明具であり、第1照明具10の周りを矩形形状に囲んでいる。4つの第2照明具20は、第1照明具10に対して長辺の途中の短辺の縁部を向けて第1照明具10の周りを囲んでいる。
【0082】
4つの第2照明具20のそれぞれは、一方の端部24を第1照明具10の周りを囲んだ矩形形状の角部に配置されるとともに、他方の端部25を矩形形状の隣辺の角部に隣接して配置されている。
【0083】
なお、4つの第2照明具20のそれぞれは、双方の端部24及び端部25を第1照明具10の周りを囲んだ矩形形状の角部に空間を形成するように離間して配置されても良い。
【0084】
第1照明具10と4つの第2照明具20とは、筐体30によって連結されて固定されている。第1照明具10と4つの第2照明具20との間には、第1照明具10に対して電池40の着脱が可能な空間が形成されている。換言すると、第1照明具10と4つの第2照明具20とは、電池40の着脱が可能な間隔があけられて配置されている。
【0085】
<その他>
なお、照明装置100は、4つの第2照明具20を環状に配置して略4角形の矩形形状に構成されている。しかし、Nが3以上のN個の第2照明具20を環状に配置してN角形状の態様に構成されても良い。
【0086】
<実施の形態3の効果>
実施の形態3によれば、第2照明具20は、3以上設けられている。第1照明具10は、3以上の第2照明具20の中央に配置されている。
【0087】
この構成によれば、非常用光源11の照射特性と配光特性とが常用光源21の照射特性と配光特性とを考慮せずに得られ、特殊な光学部品が用いられず、かつ、製品の構造が簡素になり、資材コスト及び組立コストが低減できる。また、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスが改善できる。さらに、少なくとも2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く配置され、意匠性が改善できる。
【0088】
実施の形態3によれば、3以上の第2照明具20は、第1照明具10の周りを囲んでいる。
【0089】
この構成によれば、3以上の第2照明具20が第1照明具10の周りを囲み、第1照明具10が中央に配置され、重量バランスがより改善できる。また、少なくとも2以上の第2照明具20が中央の第1照明具10の周りにバランス良く等配され、意匠性がより改善できる。
【0090】
実施の形態3によれば、3以上の第2照明具20は、第1照明具10に対して長辺の途中の短辺の縁部を向けて第1照明具10の周りを囲んでいる。
【0091】
この構成によれば、3以上の第2照明具20のそれぞれの長辺の双方の端部24及び端部25が第1照明具10に対して離間でき、3以上の第2照明具20が第1照明具10を囲み易い。
【0092】
実施の形態3によれば、第2照明具20は、4つ設けられている。4つの第2照明具20は、第1照明具10の周りを矩形形状に囲んでいる。
【0093】
この構成によれば、4つの第2照明具20が第1照明具10の周りを矩形形状に無駄無く囲み、意匠性が向上できる。
【0094】
実施の形態3によれば、4つの第2照明具20のそれぞれは、一方の端部24を第1照明具10の周りを囲んだ矩形形状の角部に配置されるとともに、他方の端部25を矩形形状の隣辺の角部に隣接して配置されている。
【0095】
この構成によれば、4つの第2照明具20が第1照明具10の周りを矩形形状に4つの角部の形状の統一性を取って囲み、意匠性がより向上できる。
【0096】
実施の形態3によれば、4つの第2照明具20のそれぞれは、双方の端部24及び端部25を第1照明具10の周りを囲んだ矩形形状の角部に空間を形成するように離間して配置されている。
【0097】
この構成によれば、4つの第2照明具20が第1照明具10の周りを矩形形状に簡単に囲み、製品の組立性が向上できる。
【0098】
実施の形態4.
図17は、実施の形態4に係る照明装置100を示す斜視図である。実施の形態4では、上記実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3と同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明される。
【0099】
図17に示すように、4つの第2照明具20は、常用光源21を覆う第2透光部22を一体化されて環状に構成されている。4つの第2照明具20のそれぞれは、1つの筐体30に取り付けられている。
【0100】
<その他>
ここでは、第2透光部22は、概略四角形状に構成されている。しかし、第2透光部22は、4角形状以外の多角形状に構成されても良い。また、第2透光部22は、円環状又は楕円形状に構成されても良い。このとき、第2照明具20の数は、4つに限定されず、3以上の数であれば良い。たとえば、6つの第2照明具20が6角形状に配置され、円環状の1つの第2透光部22が6角形状に配置された6つの第2照明具20に覆われ、6つの第2照明具20があたかも1つの円環状の照明具のように構成されても良い。なお、このときでも第1照明具10は、照明装置100の中央に配置されている。
【0101】
<実施の形態4の効果>
実施の形態4によれば、3以上の第2照明具20は、常用光源21を覆う第2透光部22を一体化されて環状に構成されている。
【0102】
この構成によれば、3以上の第2照明具20の第2透光部22が1部品で構成され、3以上の第2照明具20が連続して意匠性がより向上できる。
【符号の説明】
【0103】
10 第1照明具、11 非常用光源、12 第1透光部、12a 最頂部、13 外郭部、14 操作部、15 開口、16 蓋部材、20 第2照明具、21 常用光源、22 第2透光部、22a 最頂部、23 外郭部、24 端部、25 端部、30 筐体、31 反射板、40 電池、100 照明装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17