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特許7293292情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-09
(45)【発行日】2023-06-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/235 20110101AFI20230612BHJP
   H04L 65/40 20220101ALI20230612BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20230612BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20230612BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20230612BHJP
【FI】
H04N21/235
H04L65/40
H04L67/00
G06F3/0481
G06F3/0484
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021132810
(22)【出願日】2021-08-17
(62)【分割の表示】P 2019137444の分割
【原出願日】2019-07-26
(65)【公開番号】P2021192522
(43)【公開日】2021-12-16
【審査請求日】2022-07-11
(73)【特許権者】
【識別番号】519272880
【氏名又は名称】株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】小笹 芳央
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-151057(JP,A)
【文献】特開2008-187576(JP,A)
【文献】特開2008-278088(JP,A)
【文献】特開2017-167674(JP,A)
【文献】特開2019-054510(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0244656(US,A1)
【文献】国際公開第2017/026170(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
G06F 3/048- 3/0489
H04L 61/00 -65/80
H04L 67/00 -67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画コンテンツと当該動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する1以上のボタンとが出力される2以上の端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を前記端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、
前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、
少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置であり、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部とを具備し、
前記フィードバック情報は、当該フィードバック情報に対応するボタンが通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンが前記1以上の他端末装置において出力されるための情報である、情報処理装置。
【請求項2】
前記構成部は、
予め決められた条件を満たす期間において、前記ボタン押下情報受信部が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ボタン押下情報受信部は、
2以上の他端末装置から、異なるタイミングで、一のボタンに対応する2以上のボタン押下情報を受信し、
前記構成部は、
前記2以上の各他端末装置の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、前記1以上の他端末装置において、前記ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記2以上の各端末装置において、前記動画コンテンツが同時に出力され、
前記構成部は、
前記ボタン押下情報受信部が前記ボタン押下情報を受信したことに応じて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを他の視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記端末装置において、一の動画コンテンツの出力中に、異なる1以上のボタンが出力され、
前記ボタン押下情報受信部は、
前記一の動画コンテンツを構成する一の部分コンテンツの再生中に受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を、前記一の部分コンテンツとは異なる他の部分コンテンツの再生中に、前記受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を受信できる請求項1から請求項4いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
ボタン押下情報受信部と、構成部と、フィードバック情報送信部とにより実現される情報処理方法であって、
前記ボタン押下情報受信部が、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信ステップと、
前記構成部が、前記ボタン押下情報受信ステップで受信されたボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成ステップと、
前記フィードバック情報送信部が、少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置であり、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信ステップとを具備し、
前記フィードバック情報は、当該フィードバック情報に対応するボタンが通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンが前記1以上の他端末装置において出力されるための情報である、情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、
前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、
少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置であり、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部として機能させるためのプログラムであって、
前記フィードバック情報は、当該フィードバック情報に対応するボタンが通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンが前記1以上の他端末装置において出力されるための情報であるものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画コンテンツを視聴しているユーザの入力を用いて処理を行う情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
また、従来、動画に対するコメント付加の容易性と各ユーザの個性の反映とを両立させることができる技術があった(特許文献1参照)。
【0003】
かかる技術において、センターサーバは、ユーザ端末がネットワークを介して接続される場合に、ユーザ端末の要求に応じて動画データを配信する。また、センターサーバは、予め用意された複数のスタンプのうち各ユーザUによって選択されたスタンプを特定するとともに、各ユーザUを視覚的に識別するために各ユーザUに個別に設定されるシンボルを管理するシンボルデータに基づいて、スタンプを選択したユーザUのシンボルを特定する。そして、センターサーバは、動画データの配信が要求された場合に、選択されたスタンプとそれを選択したユーザUのシンボルとが組み合わされたコメントアイコンが動画に付加されるように、スタンプ及びシンボルの情報をユーザ端末に提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2018-191273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、動画コンテンツと視聴者の感情を特定するボタンとを出力しておらず、視聴者の動画コンテンツに対する感情を把握することが容易ではなかった。
【0006】
また、動画コンテンツと視聴者の感情を特定するボタンとを出力しても、視聴者がボタンを指示しない場合が多く、視聴者の感情を把握することが困難であり、従来、かかる課題を解決するための方策を講じていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本第一の発明の情報処理装置は、動画コンテンツと動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する1以上のボタンとが出力される2以上の端末装置と通信可能な情報処理装置であって、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、少なくともボタン押下情報を送信した端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置であり、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部とを具備する情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、視聴者のボタンの指示を促進することができ、視聴者の感情を把握し易くできる。
【0009】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、フィードバック情報は、1以上の各他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンが強調表示されるための情報であり、1以上の各他端末装置において、フィードバック情報を受信し、フィードバック情報に対応するボタンを強調表示する、情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、視聴者が指示したボタンを強調表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示を促進できる。
【0011】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、構成部は、予め決められた条件を満たす期間において、ボタン押下情報受信部が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、指示した視聴者の人数に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0013】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、構成部は、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成し、フィードバック情報送信部は、構成部が構成した2以上の各フィードバック情報を、順次、1以上の他端末装置に送信する情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、指示した視聴者の感情の時間的変化に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0015】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第四の発明に対して、ボタン押下情報受信部は、2以上の他端末装置から、異なるタイミングで、一のボタンに対応する2以上のボタン押下情報を受信し、構成部は、2以上の各他端末装置の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、複数の視聴者の感情を重ね合わせたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0017】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、1以上の動画コンテンツが格納される動画コンテンツ格納部と、動画コンテンツに対応付けて、ボタンに関する1以上のボタン情報が格納されるボタン情報格納部と、2以上の各端末装置に動画コンテンツを配信する動画配信部と、動画配信部が配信する動画コンテンツに対応する1以上のボタン情報を2以上の各端末装置に送信するボタン情報送信部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
【0019】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、ボタン識別子とタイミングを特定するタイミング情報とを有する1以上のボタン押下情報が格納されるボタン押下情報格納部と、ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報をボタン押下情報格納部に蓄積するボタン押下情報蓄積部とをさらに具備し、構成部は、端末装置における動画コンテンツの出力のタイミングを特定するタイミング情報に対応する1以上のボタン押下情報をボタン押下情報格納部から取得し、1以上のボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成し、フィードバック情報送信部は、端末装置に構成部が構成したフィードバック情報を送信する情報処理装置である。
【0020】
かかる構成により、2以上の端末装置で非同期に同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
【0021】
また、本第八の発明の情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、2以上の各端末装置において、動画コンテンツが同時に出力され、構成部は、ボタン押下情報受信部がボタン押下情報を受信したことに応じて、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを他の視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する情報処理装置である。
【0022】
かかる構成により、2以上の端末装置で同じタイミングで同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、端末装置において出力されている動画コンテンツに対して遅れが少なく、フィードバック情報を端末装置に送信できる結果、ボタンを指示していない他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0023】
また、本第九の発明の端末装置は、視聴者の感情を特定するボタンに関する1以上のボタン情報が格納される端末ボタン情報格納部と、情報処理装置からフィードバック情報を受信する端末フィードバック情報受信部と、端末ボタン情報格納部の1以上のボタン情報を用いて、通常時の1以上のボタンを出力し、かつ端末フィードバック情報受信部が受信したフィードバック情報を用いて、通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンを出力する端末ボタン出力部と、受信された動画コンテンツまたは格納している動画コンテンツを出力する端末動画コンテンツ出力部と、端末ボタン出力部が出力しているボタンに対する指示を受け付ける端末指示受付部と、指示に対するボタンを識別するボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する端末ボタン押下情報構成部と、端末ボタン押下情報構成部が構成したボタン押下情報を送信する端末ボタン押下情報送信部とを具備する端末装置である。
【0024】
かかる構成により、視聴者のボタンの指示を促進できる。
【0025】
また、本第十の発明の端末装置は、第九の発明に対して、端末ボタン出力部は、予め決められた条件を満たす期間において、一のボタンが指示された視聴者の数に応じて、視覚的に異なるボタンを出力する端末装置である。
【0026】
かかる構成により、ボタンを指示した人数を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【0027】
また、本第十一の発明の端末装置は、第九または第十の発明に対して、端末ボタン出力部は、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力する端末装置である。
【0028】
かかる構成により、視聴者の感情の時間的な変化を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【0029】
また、本第十二の発明の端末装置は、第十一の発明に対して、端末ボタン出力部は、2以上の各端末装置の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力する端末装置である。
【0030】
かかる構成により、ボタンを指示した複数の視聴者の感情を重ね合わせたボタンを出力することにより、複数の視聴者の感情を直感的に把握でき、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【発明の効果】
【0031】
本発明による情報処理装置によれば、視聴者のボタンの指示を促進することにより、視聴者の感情を把握し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図を示す図
図2】同情報システムA、情報処理装置1のブロック図の例を示す図
図3】同端末装置2のブロック図
図4】同情報処理装置1の第一の動作例について説明するフローチャート
図5】同情報処理装置1の第二の動作例について説明するフローチャート
図6】同情報処理装置1の第三の動作例について説明するフローチャート
図7】同フィードバック情報構成処理の第一の例について説明するフローチャート
図8】同フィードバック情報構成処理の第二の例について説明するフローチャート
図9】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
図10】同動画コンテンツ管理表の例を示す図
図11】同ボタン情報管理表の例を示す図
図12】同ボタン押下情報管理表の例を示す図
図13】同画面情報の雛形の例を示す図
図14】同画面例を示す図
図15】同出力例を示す図
図16】同ボタンの変化を説明する図
図17】同ボタンの変化を説明する図
図18】同ボタンの変化を説明する図
図19】同情報処理装置1の他のブロック図の例を示す図
図20】実施の形態2における情報システムBを構成する情報処理装置3のブロック図
図21】同情報処理装置3の動作例について説明するフローチャート
図22】同情報処理装置3の他のブロック図の例を示す図
図23】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
図24】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0034】
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の各端末装置で2以上の各ユーザが動画コンテンツを視聴中に、動画コンテンツと共に出力されているボタンが指示された場合に、情報処理装置は、端末装置からボタン識別子等を受信し、蓄積する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0035】
また、本実施の形態において、端末装置で出力されている動画コンテンツに対するフィードバック情報を送信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0036】
また、本実施の形態において、動画コンテンツと1以上のボタンとを表示すると共に、視聴者がボタンを指示したことに関するフィードバック情報を受信し、当該フィードバック情報に対応するボタンを他の視覚的に区別して出力することにより、視聴者のボタンへの指示を促進する端末装置とを具備する情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、例えば、端末装置では、他の視聴者により指示されたボタンを強調表示する場合について説明する。
【0037】
また、本実施の形態において、例えば、ボタンを指示した人数により異なる表示態様となるボタンを出力する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
【0038】
また、本実施の形態において、例えば、視聴者の感情の時間的な変化を考慮して、ボタンの表示が時間的に変化する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
【0039】
また、本実施の形態において、例えば、複数の視聴者によるボタンの指示に対して、当該複数の視聴者の感情を重ね合わせた総合的な感情を視覚的に示すボタンを表示する端末装置を具備する情報システムについて説明する。
【0040】
なお、本実施の形態において、例えば、2以上の視聴者が動画コンテンツを視聴するタイミングは異なる。
【0041】
また、ここでの視聴者の感情とは、視聴者の思い、視聴者の感想、視聴者の内面の情報等であり、広く解する。
【0042】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、および2以上の端末装置2を備える。また、情報処理装置1と、2以上の各端末装置2とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置1は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置2は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
【0043】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報システムAを構成する端末装置2のブロック図である。
【0044】
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。
【0045】
格納部11は、動画コンテンツ格納部111、ボタン情報格納部112、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。受信部12は、ボタン押下情報受信部121を備える。処理部13は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部132を備える。送信部14は、動画配信部141、ボタン情報送信部142、およびフィードバック情報送信部143を備える。
【0046】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0047】
端末格納部21は、端末ボタン情報格納部211を備える。端末処理部23は、端末ボタン押下情報構成部231を備える。端末送信部24は、端末ボタン押下情報送信部241を備える。端末受信部25は、端末フィードバック情報受信部251を備える。端末出力部26は、端末動画コンテンツ出力部261、および端末ボタン出力部262を備える。
【0048】
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する動画コンテンツ、後述するボタン情報、後述するボタン押下情報、後述する端末識別子である。
【0049】
動画コンテンツ格納部111は、1または2以上の動画コンテンツが格納される。動画コンテンツとは、動画を有するコンテンツである。動画コンテンツは、通常、音声を有するが、音声を有さなくても良い。また、動画コンテンツの内容やデータ構造等は問わないことは言うまでもない。
【0050】
ボタン情報格納部112には、1または2以上のボタン情報が格納される。ボタン情報格納部112の1以上のボタン情報は、通常、動画コンテンツに対応付けられている。但し、ボタン情報格納部112には、動画コンテンツの中の一部分である部分コンテンツに対応付けて1以上のボタン情報が格納されていても良い。
部分コンテンツは、例えば、1フィールド、予め決められた期間の複数フィールド(例えば、1秒間のフィールド群、10フィールド等)、論理的に区切られた複数フィールド(例えば、動画コンテンツの中の章単位、MPEGデータにおけるIフレームから次のIフレームの直前フレームまで等)である。部分コンテンツは、人手により動画コンテンツを区切った一部のコンテンツでも良いことは言うまでもない。
また、後述する処理部13が、動画コンテンツの連続する2以上のフィールドを検査し、予め決められた条件を満たすほど変化したフィールドの箇所を区切りのフィールドとして、動画コンテンツを区2以上の部分コンテンツに切っても良い。かかる場合、例えば、処理部13は、動画コンテンツの各フィールドからベクトルを構成し、連続する2つのフィールドの2つの各ベクトル間の距離を算出し、当該距離が閾値以上または閾値より大きい場合に、連続する2つのフィールドの前の一つのフィールドを前の部分コンテンツの最後のフィールドとし、連続する2つのフィールドの後の一つのフィールドを後の部分コンテンツの最初のフィールドとして、動画コンテンツを区切る処理を行う。また、例えば、処理部13は、動画コンテンツの各フィールドを画像認識(オブジェクト認識)し、各フィールド内の1以上のオブジェクト名を取得し、連続する2つの各フィールドの1以上のオブジェクト名が予め決められた条件を満たすほど変化した(単に異なることでも良いし、共通するオブジェクトが全く無いこと等でも良い)場合に、連続する2つのフィールドの前の一つのフィールドを前の部分コンテンツの最後のフィールドとし、連続する2つのフィールドの後の一つのフィールドを後の部分コンテンツの最初のフィールドとして、動画コンテンツを区切る処理を行う。なお、オブジェクト認識処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
なお、フィールドは、フレーム、画面と言っても良い。また、1以上のボタン情報が部分コンテンツに対応付けられている場合、出力されている動画コンテンツの部分やシーンにより、端末装置2で出力されるボタンが異なり、より精緻に視聴者の感情を把握できる。
【0051】
また、ボタン情報とは、ボタンに関する情報である。ここでのボタンは、選択可能なユーザインターフェイス部品であれば良い。ここでのボタンは、画面上に表示されるボタンである。ここでのボタンは、例えば、通常の選択可能なボタンであるが、メニューを構成するメニュー項目、トグルスイッチのようなON/OFF切替可能なスイッチ等でも良い。ボタン情報は、端末装置2で出力されるボタンを構成するための情報である。ボタン情報は、例えば、端末装置2で出力されるボタンの画像であるボタン画像を有する。また、ボタン情報は、例えば、ボタン上に表示される文字列、ボタンのサイズを特定するサイズ情報、ボタンの背景色を特定する色情報、ボタンの形状を特定する形状情報等のボタンの1以上の属性値を有する。その他、ボタン情報の内容、データ構造等は問わない。動画コンテンツに対応付く1以上の各ボタン情報は、端末装置2で動画コンテンツが出力されている場合に、当該動画コンテンツと共に、端末装置2で出力されるボタンの情報である。
また、ボタン情報格納部112には、2以上のボタン情報が格納されていることは好適である。また、かかる2以上のボタン情報は、2つの関連するボタンに関する2つのボタン情報の1または2組以上の組であることは好適である。また、2つの関連するボタンは、例えば、視聴者のポジティブな見解または意見または感想等を示すためのポジティブボタンと、視聴者のネガティブな見解または意見または感想等を示すためのネガティブボタンであることは好適である。ポジティブボタンとネガティブボタンとの組は、例えば、後述するボタン「へぇ!」とボタン「既に知っている」の組、後述するボタン「わかりやすい」とボタン「わかりにくい」の組、後述するボタン「おもしろい」とボタン「つまらない」の組、ボタン「GOOD」とボタン「BAD」の組である。ポジティブボタンとネガティブボタンとの組は、反対の見解または意見または感想を示すための2つのボタンであることは好適である。
【0052】
また、動画コンテンツと1以上のボタン情報との対応付けの方法は問わない。例えば、動画コンテンツを識別する1以上の各動画コンテンツ識別子と1以上のボタン情報を特定する1以上のボタン識別子とが対応付けて、格納されている。また、例えば、1以上の各動画コンテンツと1以上のボタン情報とがリンク付けられている。また、例えば、動画コンテンツ格納部111の動画コンテンツが一つであり、かつボタン情報格納部112に当該動画コンテンツの出力中に表示される1以上のボタンのボタン情報が格納されている。
【0053】
なお、端末装置2において、1以上のボタンと動画コンテンツとは、通常、同じ画面に表示されるが、異なる画面に表示されても良い。
【0054】
ボタン押下情報格納部113は、1以上のボタン押下情報が格納される。ボタン押下情報は、端末装置2において、ボタンが指示されたことを示す情報である。ボタン押下情報は、例えば、ボタン識別子とタイミングを特定するタイミング情報とを有する。タイミング情報は、例えば、フィールドを特定するフィールド識別子、動画コンテンツの開始からのオフセットを示す情報、動画コンテンツの開始時刻からの相対的な時刻を示す相対時刻情報、絶対的な時刻を示す絶対時刻情報等である。また、ボタン押下情報は、例えば、動画コンテンツ識別子、または端末識別子を有しても良い。なお、フィールド識別子は、画面を識別する画面識別子、フレームを識別するフレーム識別子と言っても良い。また、ボタンへの指示は、ボタンの押下、ボタンの選択等と言っても良い。
【0055】
なお、端末識別子は、端末装置2を識別する情報である。端末識別子は、例えば、IPアドレス、MACアドレス等である。端末識別子は、ユーザを識別する情報であっても良い。端末識別子は、通常、情報処理装置1が端末装置2と通信するための情報である。また、格納部11の1以上の各端末識別子は、現在、動画コンテンツが出力されている端末装置2の識別子である。
【0056】
端末識別子格納部114には、1または2以上の端末識別子が格納される。ここでの1以上の各端末識別子は、動画コンテンツを出力中の端末装置2の識別子である。また、ここでの1以上の各端末識別子は、動画コンテンツを配信すべき端末装置2の識別子である。
【0057】
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、動作開始要求、フィードバック情報要求指示、後述するボタン押下情報である。
【0058】
動作開始要求とは、動画コンテンツのダウンロードの要求である。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子、端末識別子を有する。
【0059】
フィードバック情報要求指示とは、フィードバック情報の送信の指示である。フィードバック情報要求指示は、フィードバック情報を特定するための情報を有する。フィードバック情報を特定するための情報は、例えば、動画コンテンツ識別子とタイミング情報である。例えば、動画コンテンツ格納部111の動画コンテンツが一つだけの場合、フィードバック情報を特定するための情報は、例えば、タイミング情報である。タイミング情報は、例えば、フィールド識別子、部分コンテンツを識別する部分コンテンツ識別子である。受信部12は、フィードバック情報要求指示を、例えば、端末装置2または図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する。フィードバック情報要求指示を図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する場合、フィードバック情報要求指示は、フィードバック情報を送信する先の端末装置2を識別する端末識別子を有する。
【0060】
ボタン押下情報受信部121は、ボタン押下情報を端末装置2から受信する。ボタン押下情報は、端末装置2において、ボタンが指示されたことを示す情報である。
【0061】
ボタン押下情報は、視聴者が動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含む。ボタン押下情報は、例えば、タイミング情報を有する。タイミング情報は、通常、ボタンが指示された際に出力されていた動画コンテンツの中の画面を特定する情報である。ボタン押下情報は、例えば、出力されている動画コンテンツの動画コンテンツ識別子を有する。ボタン押下情報は、例えば、ボタン押下情報を送信してきた端末装置2の端末識別子を有しても良い。なお、視聴者がボタンを指示した際には、端末装置2では、通常、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている。
【0062】
ボタン押下情報受信部121は、2以上の他端末装置から、異なるタイミングで、一の動画コンテンツと一のボタンとに対応する2以上のボタン押下情報を受信しても良い。なお、異なるタイミングでのボタン押下情報は、例えば、同一の動画コンテンツの中の異なるフィールドに対する同一のボタンへの指示を示す情報である。
ボタン押下情報受信部121は、一の動画コンテンツを構成する一の部分コンテンツの再生中に受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を、当該一の部分コンテンツとは異なる他の部分コンテンツの再生中に、受信できなかったボタン識別子を含むボタン押下情報を受信できることは好適である。かかる場合、端末装置2において、一の動画コンテンツの中の一の部分コンテンツの出力中と、他の部分コンテンツの再生中とで、異なるボタンが出力されている。
【0063】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ボタン押下情報蓄積部131、構成部132等が行う処理である。各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に対応する動画コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得し、当該動画コンテンツの配信の準備を行うことである。また、各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に含まれる端末識別子を端末識別子格納部114に蓄積する処理である。
【0064】
処理部13は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための画面情報を構成する。さらに詳細には、処理部13は、例えば、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。そして、処理部13は、取得した1以上のボタン情報を用いて、当該1以上のボタン情報に対応する1以上のボタンが表出した画面であり、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、例えば、HTML、XML等の記述言語により実現されているが、プログラム等の他の手段により実現されていても良い。つまり、画面情報の構造や実現手段等は問わない。また、処理部13が画面情報を構成する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。また、処理部13は、例えば、動作開始要求の受信をトリガーとして画面情報を構成しても良いし、予め画面情報を構成して、格納部11に蓄積しても良い。つまり、画面情報を構成するタイミングは問わないことは言うまでもない。
【0065】
ボタン押下情報蓄積部131は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積する。
【0066】
ボタン押下情報蓄積部131は、例えば、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、蓄積するボタン押下情報を構成し、当該構成したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積しても良い。つまり、受信されたボタン押下情報と蓄積されるボタン押下情報とは、データ構造、内容等が異なっていても良い。つまり、例えば、受信されたボタン押下情報が、ボタン識別子とタイミング情報(例えば、フィールド識別子、画面識別子)を有する場合、ボタン押下情報蓄積部131は、例えば、図示しない時計から日時情報を取得し、当該日時情報とボタン識別子とタイミング情報とを有するボタン押下情報を構成し、ボタン押下情報格納部113に蓄積しても良い。なお、受信されたボタン押下情報と蓄積されるボタン押下情報とは、例えば、動画コンテンツ識別子、端末識別子を有しても良い。
【0067】
構成部132は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。
【0068】
構成部132は、例えば、ボタン押下情報格納部113の1以上のボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。
【0069】
フィードバック情報は、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報である
【0070】
フィードバック情報は、例えば、1以上の各他端末装置2において、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが強調表示されるための情報である。なお、強調表示の態様は問わない。
【0071】
フィードバック情報は、端末装置2で出力されるボタンの形状をそのまま示すボタン画像が含まれる情報でも良いし、端末装置2でボタン画像を構成するためのボタンの1以上の属性値(例えば、形状、色、文字列等)を有する情報でも良い。
【0072】
フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子を有する。フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子と当該ボタンを指示した人数の情報とを有する。フィードバック情報は、例えば、ボタン識別子で識別されるボタンの画像であるボタン画像を有する。フィードバック情報は、例えば、指示されたボタンの画面上での位置を特定する位置情報を有する。なお、かかるボタン画像は、通常時のボタン画像とは異なる画像であり、例えば、強調表示されたボタン画像である。なお、通常時とは、ボタン画像がフィードバック情報の影響を受けない時である、と言える。また、通常時とは、例えば、ボタン画像が強調表示されていない時と言える。
【0073】
フィードバック情報は、例えば、タイミング情報を有する。フィードバック情報は、例えば、同一の動画コンテンツの出力の中の期間において、予め決められた条件を満たす期間(例えば、10フィールド、1秒などの期間)において、指示された一のボタンに対応するボタン押下情報の数を含む。
【0074】
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、ボタンが指示された時からの当該ボタンを指示した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報である。なお、感情の変化は、例えば、ボタンを指示した後に、徐々に当該感情が弱まることである。
【0075】
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、指示されたボタンのボタン識別子と2以上の視聴者の総合的な感情の程度を特定する程度情報とを有する。かかる場合、連続して構成される2以上のフィードバック情報は、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた2以上の視聴者の総合的な感情の変化を示す2以上のフィードバック情報である。
【0076】
連続して構成される2以上のフィードバック情報は、例えば、強調表示された2以上のボタン画像である。
【0077】
構成部132は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、ボタン押下情報受信部121が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する。構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、強調の度合いが大きいボタン画像となるように、フィードバック情報を構成する。構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、濃い目立つ色の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きい輝度の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きいサイズの属性値を有するフィードバック情報を構成する。
【0078】
構成部132は、例えば、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
【0079】
構成部132は、例えば、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。なお、構成部132は、例えば、以下のように、感情の重ね合わせの処理を行う。つまり、構成部132は、例えば、同一時刻または同一フィールドまたは同一の部分コンテンツにおいて、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情のレベルの情報を用いて、総合的な感情のレベルを取得し、当該総合的な感情のレベルを有するフィードバック情報を構成したり、当該総合的な感情のレベルを表すボタン画像を有するフィードバック情報を構成したりする。また、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情のレベルの情報を用いて、総合的な感情のレベルを取得する処理は、例えば、2以上の感情のレベルの情報の加算、2以上の感情のレベルの情報の平均値の取得、2以上の感情のレベルの情報の中間値の取得、2以上の感情のレベルの情報の加重平均の取得等であり、演算は問わない。
【0080】
構成部132は、例えば、端末装置2における動画コンテンツの出力のタイミングを特定するタイミング情報に対応する1以上のボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得し、1以上のボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する。
【0081】
なお、構成部132がフィードバック情報を構成するタイミングは問わない。構成部132は、予め決められた時刻(例えば、毎日12:00)にフィードバック情報を構成しても良いし、ボタン押下情報が受信される毎にフィードバック情報を構成しても良いし、フィードバック情報の構成に利用されていないボタン押下情報が予め決められた条件を満たすほど多く蓄積された場合にフィードバック情報を構成しても良い。なお、予め決められた条件は、ボタン押下情報の全体数が閾値以上または閾値より多いこと、一のボタン識別子に対応するボタン押下情報の数が閾値以上または閾値より多いこと、一の動画コンテンツに対応するボタン押下情報の数が閾値以上または閾値より多いこと等である。
【0082】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、フィードバック情報である。なお、情報処理装置1は、動画コンテンツ、ボタン情報を送信しなくても良い。つまり、動画コンテンツ、ボタン情報の送信は、情報処理装置1とは異なる装置が行っても良い。また、ボタン情報は、送信されず、端末装置2が予め保持していても良い。かかる場合、動画配信部141、ボタン情報送信部142は不要である。
【0083】
動画配信部141は、1または2以上の各端末装置2に動画コンテンツを配信する。動画配信部141は、ストリームである動画コンテンツを配信する。動画配信部141は、通常、連続する部分コンテンツを、順次、配信する。
【0084】
ボタン情報送信部142は、動画配信部141が配信する動画コンテンツに対応する1以上のボタン情報を1または2以上の各端末装置2に送信する。ボタン情報送信部142は、動画コンテンツの配信前、または動画コンテンツの最初の配信時に、1以上のボタン情報を端末装置2に送信する。なお、1以上のボタン情報の配信のタイミングは問わない。
【0085】
1以上のボタン情報が部分コンテンツに対応付いている場合、ボタン情報送信部142は、各部分コンテンツの配信に同期して、当該部分コンテンツに対応付いている1以上のボタン情報を送信することは好適である。かかることにより、端末装置2において、出力されているシーンに応じた適切なボタンが出力されることとなる。
【0086】
フィードバック情報送信部143は、1以上の端末装置2に、構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。
【0087】
フィードバック情報送信部143は、少なくとも1以上の他端末装置2に、構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。他端末装置2とは、ボタン押下情報を送信した端末装置2以外の端末装置2である。また、他端末装置2では、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている。なお、フィードバック情報送信部143は、ボタン押下情報を送信した端末装置2にもフィードバック情報を送信しても良い。また、フィードバック情報を受信した端末装置2では、フィードバック情報を用いて、例えば、対応するボタンが強調表示等される。
【0088】
フィードバック情報送信部143は、構成部132が構成した2以上の各フィードバック情報を、順次、1以上の他端末装置に送信しても良い。
【0089】
フィードバック情報送信部143は、端末装置2に構成部132が構成したフィードバック情報を送信する。
【0090】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。また、端末識別子はユーザ識別子と同じであっても良い。端末格納部21に、予め画面情報が格納されていても良い。
【0091】
端末ボタン情報格納部211は、視聴者の感情を特定するボタンに関する1以上のボタン情報が格納される。端末ボタン情報格納部211の1以上のボタン情報は、例えば、情報処理装置1等の装置から受信された情報であるが、予め格納されている情報でも良い。なお、ここでの1以上のボタン情報は、例えば、通常時のボタンを構成するための情報である。また、1以上のボタン情報は、動画コンテンツまたは動画コンテンツ識別子に対応付いていても良いし、動画コンテンツの一部文である部分コンテンツを識別する部分コンテンツ識別子に対応付いていても良い。
【0092】
端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、ボタンに対する指示(以下、適宜、「ボタン指示」と言う。)、動作開始要求である。動作開始要求は、例えば、動画コンテンツ識別子を有する。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネル、リモコンなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0093】
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面やリモコンによるもの等、何でも良い。端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0094】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末ボタン押下情報構成部231が行う処理である。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
フィードバック情報が、例えば、感情のレベルを特定する情報を有する場合等、端末処理部23は、上述した構成部132が行う処理を行っても良い。構成部132が行う処理は、ボタンを指示した視聴者の感情の変化を示すボタン画像を構成する処理、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すボタン画像を構成する処理等である。
【0095】
端末ボタン押下情報構成部231は、端末受付部22がボタン指示を受け付けた場合に、ボタン指示に対するボタンを識別するボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、出力中の動画コンテンツの画面(フィールド)を識別する画面識別子を動画コンテンツから取得し、当該画面識別子を含むボタン押下情報を構成しても良い。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、端末受付部22がボタン指示を受け付けた時を特定するタイミング情報を取得し、当該タイミング情報を含むボタン押下情報を構成しても良い。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、出力中の動画コンテンツを識別する動画コンテンツ識別子を取得し、当該動画コンテンツ識別子を含むボタン押下情報を構成しても良い。
【0096】
端末送信部24は、各種の指示や情報等を情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部23が構成した指示、端末受付部22が受け付けた指示や情報、端末ボタン押下情報、動作開始要求等である。
【0097】
端末ボタン押下情報送信部241は、端末ボタン押下情報構成部231が構成したボタン押下情報を送信する。端末ボタン押下情報送信部241は、通常、ボタン押下情報を情報処理装置1に送信する。ただし、ボタン押下情報の送信先は、他の装置でも良い。ただし、ボタン押下情報の送信先が他の装置でも、通常、情報処理装置1にボタン押下情報が最終的には格納されている状態となる。
【0098】
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、画面情報、フィードバック情報である。
【0099】
端末フィードバック情報受信部251は、情報処理装置1からフィードバック情報を受信する。
【0100】
端末出力部26は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部25が受信した情報、端末処理部23が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、動画コンテンツ、1以上のボタン、画面、フィードバック情報を用いて、視覚的に変更された1以上のボタンである。
端末出力部26は、一の動画コンテンツの出力中に、当該一の動画コンテンツに含まれる2以上の各部分コンテンツに応じて、異なる1以上のボタンが出力しても良い。また、例えば、端末出力部26は、一の動画コンテンツの出力中に、当該一の動画コンテンツに含まれる2以上の各部分コンテンツに対応する異なる1以上のボタン情報のセットにより構成される異なる1以上のボタンのセットを出力する。かかることにより、同じ動画コンテンツの中でも、異なる局面、異なるシーンにより、視聴者の異なる感情、感想、思い等の情報を得ることができる。また、かかることにより、異なる各部分コンテンツに応じた、視聴者の異なる感情、感想、思い等の情報を得ることができる。
【0101】
ここで出力とは、通常、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影である。ただし、出力は、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0102】
端末動画コンテンツ出力部261は、受信された動画コンテンツまたは格納している動画コンテンツを出力する。端末動画コンテンツ出力部261が格納されている動画コンテンツを出力する場合、動画配信部141は不要である。
【0103】
端末ボタン出力部262は、ボタン情報格納部112の1以上のボタン情報を用いて、通常時の1以上のボタンを出力する。
【0104】
また、端末ボタン出力部262は、端末フィードバック情報受信部251が受信したフィードバック情報を用いて、通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンを出力する。なお、通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、強調されたボタンである。なお、強調の仕方は問わない。通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、通常時のボタンの属性値と異なる属性値を有するボタンである。通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンは、例えば、通常時のボタンの色より目立つ色のボタン、通常時のボタンの輝度より大きい輝度の値のボタン、通常時のボタンより大きいボタン、通常時のボタンの文字列より目立つフォントの文字列のボタン等である。
【0105】
なお、フィードバック情報がボタン画像を含む場合、端末ボタン出力部262は、当該ボタン画像を出力する。また、フィードバック情報がボタン画像を含まない場合、端末ボタン出力部262は、例えば、フィードバック情報が有するボタンの1以上の属性値を用いてボタン画像を構成し、当該ボタン画像を出力する。
【0106】
端末ボタン出力部262は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、一のボタンが指示された視聴者の数に応じて、視覚的に異なるボタンを出力する。視聴者の数が多いほど、端末ボタン出力部262は、より目立つ態様のボタンを出力することは好適である。端末ボタン出力部262は、例えば、視聴者の数の情報を用いて、ボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を決定し、当該1以上の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。
【0107】
端末ボタン出力部262は、ボタンを指示した時からのボタンを指示した視聴者の感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力することは好適である。端末ボタン出力部262は、例えば、受信されたフィードバック情報に含まれる2以上のボタン画像であり、徐々に立たないボタンとなる2以上の各ボタン画像を順に出力する。また、端末ボタン出力部262は、例えば、徐々に立たないボタンとなるように、ボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を変更しながら、2以上のボタン画像を構成し、当該2以上の各ボタン画像を順に出力する。
【0108】
端末ボタン出力部262は、例えば、2以上の各端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すように、ボタンが一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻るように、ボタンを出力する。端末ボタン出力部262は、例えば、受信されたフィードバック情報に含まれる2以上のボタン画像であり、視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のボタン画像であり、徐々に立たないボタンとなる2以上の各ボタン画像を順に出力する。また、端末ボタン出力部262は、例えば、徐々に立たないボタンとなるように、かつ視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示すボタンの色、ボタンの輝度、ボタンの大きさ、ボタン上の文字列のフォントのうちの1以上の属性値を変更しながら、2以上のボタン画像を構成し、当該2以上の各ボタン画像を順に出力する。
【0109】
格納部11、動画コンテンツ格納部111、ボタン情報格納部112、ボタン押下情報格納部113、端末識別子格納部114、端末格納部21、および端末ボタン情報格納部211は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0110】
受信部12、ボタン押下情報受信部121、端末受信部25、および端末フィードバック情報受信部251は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0111】
処理部13、ボタン押下情報蓄積部131、構成部132、端末処理部23、および端末ボタン押下情報構成部231は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0112】
送信部14、動画配信部141、ボタン情報送信部142、フィードバック情報送信部143、端末送信部24、および端末ボタン押下情報送信部241は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0113】
端末出力部26、端末動画コンテンツ出力部261、および端末ボタン出力部262は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0114】
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、図4のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第一の動作例について説明する。第一の動作例は、情報処理装置1が動画コンテンツとボタン情報を含む画面情報とフィードバック情報とを端末装置2に送信する場合の動作例である。
【0115】
(ステップS401)受信部12は、動作開始要求を受信したか否かを判断する。動作開始要求を受信した場合はステップS402に行き、動作開始要求を受信しなかった場合はステップS416に行く。
【0116】
(ステップS402)処理部13は、ステップS401で受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。
【0117】
(ステップS403)処理部13は、ステップS402で取得した1以上のボタン情報を用いて、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
【0118】
(ステップS404)ボタン情報送信部142は、動作開始要求を送信してきた端末装置2に、ステップS403で構成した画面情報を送信する。
【0119】
(ステップS405)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
【0120】
(ステップS406)処理部13は、ステップS401で受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの一部分のコンテンツである部分コンテンツであり、動作開始要求を送信してきた端末装置2に配信すべきi番目の部分コンテンツが存在するか否かを判断する。なお、部分コンテンツは、例えば、1フィールド(動画の1画面)と当該フィールドに対応する音声情報である。また、部分コンテンツは、例えば、予め決められた期間の連続する複数フィールドと当該複数フィールドに対応する音声情報である。なお、部分コンテンツの量は問わない。
【0121】
(ステップS407)処理部13は、i番目の部分コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得する。
【0122】
(ステップS408)動画配信部141は、ステップS407で取得されたi番目の部分コンテンツを、動作開始要求を送信してきた端末装置2に送信する。
【0123】
(ステップS409)処理部13は、i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報が格納部11に存在するか否かを判断する。i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報が存在すればステップS410に行き、存在しなければステップS412に行く。なお、かかるフィードバック情報は、ここでは、事前に構成部132が取得し、格納部11に蓄積した情報である。
【0124】
(ステップS410)処理部13は、i番目の部分コンテンツに対応するフィードバック情報を格納部11から取得する。
【0125】
(ステップS411)フィードバック情報送信部143は、ステップS410で取得されたフィードバック情報を、動作開始要求を送信してきた端末装置2に送信する。
【0126】
(ステップS412)ボタン押下情報受信部121は、端末装置2からボタン押下情報を受信したか否かを判断する。ボタン押下情報を受信した場合はステップS413に行き、ボタン押下情報を受信しなかった場合はステップS415に行く。
【0127】
(ステップS413)ボタン押下情報蓄積部131は、ステップS412で受信されたボタン押下情報を用いて、蓄積するボタン押下情報を構成する。
【0128】
(ステップS414)ボタン押下情報蓄積部131は、ステップS413で構成したボタン押下情報をボタン押下情報格納部113に蓄積する。
【0129】
(ステップS415)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS406に戻る。
【0130】
(ステップS416)処理部13は、フィードバック情報の構成のタイミングであるか否かを判断する。フィードバック情報の構成のタイミングであればステップS417に行き、フィードバック情報の構成のタイミングでなければステップS401に戻る。なお、フィードバック情報の構成のタイミングは、例えば、予め決められた時刻(例えば、毎日12:00)、ボタン押下情報を受信した場合、受信されたボタン押下情報であり、フィードバック情報の構成に使用されていないボタン押下情報が予め決められた条件を満たすほど多くボタン押下情報格納部113に蓄積された場合等である。また、フィードバック情報の構成のタイミングは、部分コンテンツの送信の都度でも良い。なお、フィードバック情報の構成のタイミングは問わない。
【0131】
(ステップS417)構成部132は、カウンタiに1を代入する。
【0132】
(ステップS418)構成部132は、i番目の動画コンテンツが動画コンテンツ格納部111に存在するか否かを判断する。i番目の動画コンテンツが存在する場合はステップS419に行き、存在しない場合はステップS401に戻る。
【0133】
(ステップS419)構成部132は、カウンタjに1を代入する。
【0134】
(ステップS420)構成部132は、i番目の動画コンテンツの中の、j番目の処理単位が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位が存在する場合はステップS421に行き、j番目の処理単位が存在しない場合はステップS427に行く。なお、処理単位とは、フィードバック情報を構成する単位である。処理単位は、例えば、1フィールド、予め決められた時間の複数のフィールド、論理的に区切られた複数フィールド等である。
【0135】
(ステップS421)構成部132は、カウンタkに1を代入する。
【0136】
(ステップS422)構成部132は、j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報が存在するか否かを判断する。j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報が存在する場合はステップS423に行き、存在しない場合はステップS426に行く。なお、j番目の処理単位に対応するk番目のボタン情報は、i番目の動画コンテンツに対応するk番目のボタン情報でも良い。
【0137】
(ステップS423)構成部132は、i番目の動画コンテンツのj番目の処理単位のk番目のボタン情報に対応するフィードバック情報を構成する。かかるフィードバック情報構成処理の例について、図7図8のフローチャートを用いて説明する。
【0138】
(ステップS424)構成部132は、ステップS423で構成したフィードバック情報を、i番目の動画コンテンツ、j番目の処理単位、k番目のボタン情報に対応付けて、格納部11に蓄積する。例えば、構成部132は、ステップS423で構成したフィードバック情報を、i番目の動画コンテンツのi番目の動画コンテンツ識別子、j番目の処理単位であるj番目の画面識別子、k番目のボタン識別子に対応付けて、格納部11に蓄積する。
【0139】
(ステップS425)構成部132は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS422に戻る。
【0140】
(ステップS426)構成部132は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS420に戻る。
【0141】
(ステップS427)構成部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS418に戻る。
【0142】
なお、図4のフローチャートにおいて、構成部132がフィードバック情報を構成し、蓄積するタイミングは問わない。
【0143】
また、図4のフローチャートにおいて、画面情報の取得、送信の処理は、情報処理装置1が行うのではなく、他の装置が行っても良いし、端末装置2で画面情報が予め格納されていても良い。
【0144】
また、図4のフローチャートにおいて、動画コンテンツの配信処理は、他の装置が行っても良いし、端末装置2で動画コンテンツが予め格納されていても良い。なお、かかる場合の情報処理装置1の処理例について、図5図6のフローチャートを用いて説明する。
【0145】
さらに、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0146】
次に、図5のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第二の動作例について説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
【0147】
図5のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、端末装置2への動画コンテンツの配信は行わない。図示しない動画コンテンツの配信装置が端末装置2への動画コンテンツの配信を行う。そして、端末装置2での動画コンテンツの出力と同期するように、情報処理装置1がフィードバック情報を端末装置2に送信する。また、図5のフローチャートにおいて、動画コンテンツとフィードバック情報との同期は、受信部12が継続してフィードバック情報要求指示を受信することにより実現する。
【0148】
(ステップS501)受信部12は、フィードバック情報要求指示を受信したか否かを判断する。フィードバック情報要求指示を受信した場合はステップS410に行き、フィードバック情報要求指示を受信しなかった場合は、ステップS416に行く。なお、フィードバック情報要求指示は、例えば、端末装置2または図示しない動画コンテンツの配信装置から受信する。なお、例えば、フィードバック情報要求指示に含まれる動画コンテンツ識別子とタイミング情報に対応するフィードバック情報が取得され、端末装置2に送信される。
【0149】
なお、図5のフローチャートにおいて、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示を送信してきた端末装置2に、フィードバック情報を送信する。また、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示を送信してきた動画コンテンツの配信装置経由で、端末装置2に、フィードバック情報を送信する。また、ステップS411において、フィードバック情報送信部143は、例えば、フィードバック情報要求指示に含まれる端末識別子で識別される端末装置2に、フィードバック情報を送信する。
【0150】
また、図5のフローチャートにおいて、画面情報の構成、および送信の処理(ステップS402からステップS404までの処理)を、情報処理装置1が行っても良い。
しても良い。
【0151】
さらに、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0152】
次に、図6のフローチャートを用いて、情報処理装置1の第三の動作例について説明する。なお、図6のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
【0153】
図6のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、端末装置2への動画コンテンツの配信は行わない。また、ここでは、図示しない動画コンテンツの配信装置が端末装置2への動画コンテンツの配信を行う。そして、端末装置2での動画コンテンツの出力と同期するように、情報処理装置1がフィードバック情報を端末装置2に送信する。また、図6のフローチャートにおいて、動画コンテンツとフィードバック情報との同期は、情報処理装置1の中でタイミングを図ってフィードバック情報を端末装置2に送信することにより実現する。
【0154】
(ステップS601)処理部13は、フィードバック情報を送信するi番目のタイミングであるか否かを判断する。i番目のタイミングであればステップS409に行き、i番目のタイミングでなければステップS401に戻る。なお、処理部13は、図示しない内部時計の時刻情報を取得し、当該時刻情報を用いて、フィードバック情報を送信するi番目のタイミングであるか否かを判断する。例えば、60フィールド/秒の動画コンテンツで有り、1フィールド毎に、フィードバック情報を送信する可能性がある場合、情報処理装置1は、1/60秒ごとに、ステップS601からステップS415のループが回るようにする。また、情報処理装置1は、1秒ごとにフィードバック情報を送信する可能性がある場合、情報処理装置1は、1秒ごとに、ステップS601からステップS415のループが回るようにする。
【0155】
なお、図6のフローチャートにおいて、情報処理装置1は、画面情報の構成、および送信処理を行わなくても良い。画面情報の構成、および送信処理は、他の装置が行っても良い。また、端末装置2が予め画面情報を保持していても良い。
【0156】
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0157】
次に、ステップS423のフィードバック情報構成処理の第一の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0158】
(ステップS701)構成部132は、初期化処理を行う。初期化処理は、ここでは、カウンタiに0を代入し、変数「スコア」に0を代入することである。なお、変数「スコア」は上述した程度情報の例である。
【0159】
(ステップS702)構成部132は、i番目前のタイミングに対する押下者(対象となるボタンに対する指示を入力した視聴者)の数をスコアに参入するか否かを判断する。参入する場合はステップS703に行き、参入しない場合はステップS708に行く。なお、どの程度前のタイミングのボタンへの指示を考慮するか否かは予め決められており、かかる情報(通常、自然数)は、格納部11に格納されている、とする。また、i番目前のタイミングとは、着目している処理単位(ステップS420のj番目の処理単位)のi番目前の処理単位である。
【0160】
(ステップS703)構成部132は、i番目前のタイミングに対応するボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得する。なお、i番目前のタイミングは、例えば、i番目前のフィールド、i番目前の部分コンテンツである。
【0161】
(ステップS704)構成部132は、ステップS703で取得したボタン押下情報の数を取得する。
【0162】
(ステップS705)構成部132は、ステップS704で取得したボタン押下情報の数を用いて、i番目前のタイミングに対応するスコアを取得する。なお、かかるスコアは、ボタン押下情報の数が多いほど、高いスコアである。また、スコアは、ボタン押下情報の数が、0と1以上とで異なるだけでも良い。
【0163】
(ステップS706)構成部132は、変数「スコア」に、ステップS705で取得したスコアを加算する。
【0164】
(ステップS707)構成部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0165】
(ステップS708)構成部132は、変数「スコア」の値に応じた当該ボタンの1以上の属性値を取得する。なお、1以上の属性値は、通常、変数「スコア」の値が大きいほど、強調表示されるボタンとなるようなボタン情報に含まれる属性値である。例えば、構成部132は、変数「スコア」の値が大きいほど、目立つ色のボタンとなるような色の属性値を取得する。例えば、構成部132は、変数「スコア」の値が大きいほど、大きなサイズのボタンとなるような色の属性値を取得する。
【0166】
なお、例えば、構成部132は、変数「スコア」の値に対応付いた1以上の属性値を管理する属性値管理表から1以上の属性値を取得する。また、例えば、構成部132は、変数「スコア」の値をパラメータとする演算式に、変数「スコア」の値を代入し、属性値を取得する。また、かかる属性値管理表、演算式は、格納部11に格納されている、とする。
【0167】
(ステップS709)構成部132は、ステップS708で取得した1以上の属性値を用いて、フィードバック情報を構成する。上位処理にリターンする。構成部132は、例えば、ステップS708で取得した1以上の属性値を含むフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、ステップS708で取得した1以上の属性値を用いて、ボタン画像を生成し、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を構成する。
【0168】
なお、図7のフローチャートにおいて、ボタン押下情報の数ではなく、ボタン押下情報が存在するか存在しないかに応じて、スコアを取得しても良い。また、構成部132は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、またはボタン押下情報が存在する場合ほど、大きなスコアを取得する。
【0169】
次に、ステップS423のフィードバック情報構成処理の第二の例について、図8フローチャートを用いて説明する。
【0170】
(ステップS801)構成部132は、対応する1以上のボタン押下情報をボタン押下情報格納部113から取得する。なお、対応する1以上のボタン押下情報とは、図4図5図6のフローチャートのi番目の動画コンテンツ、j番目の処理単位、k番目のボタン情報に対応付けられている1以上のボタン押下情報である。
【0171】
(ステップS802)構成部132は、ステップS801で取得したボタン押下情報の数を取得する。
【0172】
(ステップS803)構成部132は、ステップS802で取得したボタン押下情報の数に対応するボタンの1以上の属性値を取得する。なお、1以上の属性値は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、強調表示されるボタンとなるようなボタン情報に含まれる属性値である。例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数が多いほど、目立つ色のボタンとなるような色の属性値を取得する。例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数が多いほど、大きなサイズのボタンとなるような色の属性値を取得する。
【0173】
なお、例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数またはボタン押下情報の数の幅に対応付いた1以上の属性値を管理する属性値管理表から1以上の属性値を取得する。また、例えば、構成部132は、ボタン押下情報の数をパラメータとする演算式に、ボタン押下情報の数を代入し、属性値を取得する。また、かかる属性値管理表、演算式は、格納部11に格納されている、とする。
【0174】
(ステップS804)構成部132は、ステップS803で取得した1以上の属性値を用いて、フィードバック情報を構成する。上位処理にリターンする。構成部132は、例えば、ステップS803で取得した1以上の属性値を含むフィードバック情報を構成する。また、構成部132は、例えば、ステップS803で取得した1以上の属性値を用いて、ボタン画像を生成し、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を構成する。
【0175】
なお、図8のフローチャートにおいて、ボタン押下情報の数ではなく、ボタン押下情報が存在するか存在しないかに応じて、1以上の属性値を取得しても良い。また、構成部132は、通常、ボタン押下情報の数が多いほど、またはボタン押下情報が存在する場合ほど、ボタンの表示が目立つ表示となるような属性値を取得する。
【0176】
次に、端末装置の動作例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0177】
(ステップS901)端末受付部22は、動作開始要求を受け付けたか否かを判断する。動作開始要求を受け付けた場合はステップS902に行き、動作開始要求を受け付けなかった場合はステップS901に戻る。
【0178】
(ステップS902)端末処理部23は、ステップS901で受け付けられた動作開始要求を用いて、送信する動作開始要求を構成する。端末処理部23は、例えば、端末格納部21の端末識別子を読み出し、当該端末識別子とステップS901で受け付けられた動作開始要求が有する動画コンテンツ識別子とを有する動作開始指示を構成する。
【0179】
(ステップS903)端末送信部24は、ステップS902で構成された動作開始要求を送信する。端末送信部24は、例えば、情報処理装置、または図示しない動画コンテンツの配信装置、または情報処理装置と図示しない動画コンテンツの配信装置とに動作開始要求を送信する。
【0180】
(ステップS904)端末受信部25は、画面情報を受信したか否かを判断する。画面情報を受信した場合はステップS905に行き、画面情報を受信しなかった場合はステップS904に戻る。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
【0181】
(ステップS905)端末処理部23は、ステップS904で受信された画面情報を用いて、画面を構成する。また、端末処理部23は、ステップS904で受信された画面情報を端末ボタン情報格納部211に蓄積する。
【0182】
(ステップS906)端末出力部26は、ステップS905で構成された画面を出力する。
【0183】
(ステップS907)端末受信部25は、部分コンテンツを受信したか否かを判断する。部分コンテンツを受信した場合はステップS908に行き、部分コンテンツを受信しなかった場合はステップS915に行く。
【0184】
(ステップS908)端末動画コンテンツ出力部261は、ステップS906で出力された画面の中の予め決められた領域にステップS907で受信された部分コンテンツを出力する。
【0185】
(ステップS909)端末フィードバック情報受信部251は、フィードバック情報を受信したか否かを判断する。フィードバック情報を受信した場合はステップS910に行き、フィードバック情報を受信しなかった場合はステップS912に行く。
【0186】
(ステップS910)端末処理部23は、受信されたフィードバック情報からボタン情報を取得する。そして、端末処理部23は、ボタン情報を用いて、出力するボタンを構成する。なお、構成されたボタンは、通常、ボタン画像である。
【0187】
(ステップS911)端末ボタン出力部262は、ステップS909で構成されたボタンを出力する。
【0188】
(ステップS912)端末受付部22は、出力されている1以上のボタンの中の、いずれかのボタンに対する指示であるボタン指示を受け付けたか否かを判断する。ボタン指示を受け付けた場合はステップS913に行き、ボタン指示を受け付けなかった場合はステップS907に戻る。
【0189】
(ステップS913)端末ボタン押下情報構成部231は、ステップS911で受け付けられたボタン指示に対応するボタンのボタン識別子を取得し、当該ボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する。
【0190】
端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、ステップS911で受け付けられたボタン指示に対応するボタンのボタン識別子を取得し、かつ出力中の動画コンテンツの中のタイミングを特定するタイミング情報(例えば、フィールド識別子、画面識別子等)を取得し、当該ボタン識別子と当該タイミング情報とを有するボタン押下情報を構成する。端末ボタン押下情報構成部231は、例えば、端末格納部21の端末識別子を取得し、当該端末識別子をも有するボタン押下情報を構成しても良い。
【0191】
(ステップS914)端末ボタン押下情報送信部241は、ステップS913で構成されたボタン押下情報を情報処理装置1に送信する。ステップS907に戻る。
【0192】
(ステップS915)端末処理部23は、受信してきた動画コンテンツの受信が終了したか否かを判断する。動画コンテンツの受信が終了した場合はステップS901に戻り、動画コンテンツの受信が終了していない場合はステップS907に戻る。なお、端末処理部23は、例えば、受信された部分コンテンツの中に終了信号が含まれる場合に、動画コンテンツの受信が終了した、と判断する。
【0193】
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0194】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
【0195】
今、動画コンテンツ格納部111には、図10に示す動画コンテンツ管理表が格納されている、とする。動画コンテンツ管理表は、配信対象の動画コンテンツを管理する表である。動画コンテンツ管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「コンテンツ名」「動画コンテンツ」を有する1または2以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「コンテンツ名」は動画コンテンツの再生中に、端末装置2で出力される動画のタイトルである。「動画コンテンツ」は動画コンテンツそのものである。動画コンテンツは、通常、ストリームデータである。動画コンテンツは、例えば、MPEG形式のデータであるが、データ構造等は問わないことは言うまでもない。
【0196】
また、ボタン情報格納部112には、図11に示すボタン情報管理表が格納されている。ボタン情報管理表は、ボタン情報を管理する表である。ボタン情報管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「ボタン情報」を有する1または2以上のレコードを有する。「動画コンテンツ識別子」は、端末装置2で出力されるボタンのボタン情報に対応する動画コンテンツを識別する情報である。「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」は、端末装置2で出力されるボタンのボタン情報に対応する動画コンテンツと部分コンテンツとを識別する情報である。「ボタン情報」は、「ボタン識別子」「文字列」「形状」「色」等を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「文字列」はボタンの上に配置される文字列、「形状」はボタンの形状、「色」はボタンの通常時の色である。なお、「部分コンテンツ識別子」の値がNULL「-」である場合、ボタン情報は「動画コンテンツ識別子」にのみ対応付いていることを示す。
【0197】
図11の「ID=1」のレコードにおいて、ボタン情報は、動画コンテンツ識別子のみに対応付いている。つまり、動画コンテンツ識別子「C1」の動画コンテンツの再生中に出力されるボタンは同じである。また、「ID=2」のレコードにおいて、ボタン情報は、動画コンテンツ識別子および部分コンテンツ識別子に対応付いている。つまり、動画コンテンツ識別子「C2」の動画コンテンツの再生中に出力されるボタンは動画コンテンツの部分に応じて変化する。なお、「ID=2」のレコードにおいて、部分コンテンツ識別子「P21」「P22」は、例えば、一フィールドを特定するフィールド識別子でも良いし、複数のフィールドを特定する識別子でも良い。また、部分コンテンツ識別子「P21」「P22」がフィールド識別子であり、連続していないフィールドのフィールド識別子である場合、フィールド識別子「P21」から「P22」の直前のフィールドの出力中は、ボタン識別子「B21」「B22」で識別される2つのボタンが端末装置2で出力され、フィールド識別子「P22」で識別されるフィールド以降の出力中は、ボタン識別子「B23」「B24」「B25」で識別される3つのボタンが端末装置2で出力されることを示す。
【0198】
また、ボタン押下情報格納部113には、図12に示す構造を有するボタン押下情報管理表が格納されている。ボタン押下情報管理表は、ボタン押下情報を管理する表である。ボタン押下情報管理表は、「ID」「動画コンテンツ識別子」「部分コンテンツ識別子」「タイミング情報」「ボタン識別子」「端末識別子」「日時情報」を有する1または2以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「動画コンテンツ識別子」は、ボタンが指示された際に端末装置2で出力されていた動画コンテンツを識別する情報である。「部分コンテンツ識別子」は、ボタンが指示された際に端末装置2で出力されていた部分コンテンツを識別する情報である。「タイミング情報」は、ボタンが指示された際に出力されていた動画コンテンツ中の時点を特定する情報であり、ここでは、画面識別子(ここでは、フィールド識別子と同意義)である、とする。「ボタン識別子」は視聴者により指示されたボタンの識別子である。「端末識別子」はボタン押下情報を送信した端末装置2の識別子である。「日時情報」は、情報処理装置1がボタン押下情報を受信した日時を特定する情報、または端末装置2からボタン押下情報が送信された日時を特定する情報である。
【0199】
そして、図12において、端末識別子「T01」「T02」等で識別される端末装置2の視聴者が、動画コンテンツ識別子「C1」「C2」等で識別される動画コンテンツを閲覧中に、ボタンを指示して、端末装置2から送信されたボタン押下情報に基づいて、多数のボタン押下情報がボタン押下情報管理表に蓄積された、とする。かかる蓄積処理については、上述したので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0200】
さらに、格納部11には、図13に示す画面情報の雛形が格納されている、とする。画面情報の雛形とは、画面情報の元になる情報である。画面情報は、動画コンテンツを出力するための画面であり、1以上の選択可能なボタンが表示される画面を構成する情報である。図13において、1301は、動画コンテンツが出力される領域である。1302は、1以上のボタンが出力される領域である。
【0201】
かかる状況において、視聴者Aは、端末装置2に対して、動画コンテンツ識別子「C1」により識別される動画コンテンツを指定して、動作開始要求を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、動画コンテンツ識別子「C1」を有する動作開始要求を受け付ける。そして、端末処理部23は、当該端末格納部21の端末識別子「T05」を読み出し、当該端末識別子「T05」と受け付けられた動作開始要求が有する動画コンテンツ識別子「C1」とを有する動作開始指示を構成する。次に、端末送信部24は、構成された動作開始要求を情報処理装置1に送信する。
【0202】
次に、情報処理装置1の受信部12は、端末装置2から、動画コンテンツ識別子「C1」、端末識別子「T05」を有する動作開始要求を受信する。
【0203】
次に、処理部13は、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子「C1」と対になる1以上のボタン情報をボタン情報管理表(図11)から取得する。なお、かかる1以上のボタン情報は、ボタン識別子「B11」「B12」「B13」「B14」「B15」「B16」で識別される6つのボタン情報である。次に、処理部13は、6つのボタン情報を用いて、ボタンの画像である6つのボタン画像を構成する。次に、処理部13は、6つのボタン画像を図13の画像情報の雛形の1302に貼り付け、送信する画面情報を構成する。次に、ボタン情報送信部142は、端末識別子「T05」で識別される端末装置2に、構成した画面情報を送信する。
【0204】
次に、当該端末装置2の端末受信部25は、画面情報を受信する。次に、端末処理部23は、受信された画面情報を用いて、画面を構成する。また、端末処理部23は、受信された画面情報を端末ボタン情報格納部211に蓄積する。次に、端末出力部26は、構成された画面を出力する。かかる画面例は、図14である。図14において、図13における1302の領域に6つのボタン(1401)が表出している。
【0205】
次に、処理部13は、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの最初の部分コンテンツとコンテンツ名「オンライン会社説明会」とを動画コンテンツ格納部111から取得する。そして、動画配信部141は、取得された部分コンテンツを、当該端末装置2に送信する。
【0206】
次に、端末装置2の端末受信部25は、最初の部分コンテンツを受信する。そして、端末動画コンテンツ出力部261は、画面の中の予め決められた1301の領域に受信された部分コンテンツを出力する。かかる出力例は、図15である。図15において、動画コンテンツ1501がコンテンツ名「オンライン会社説明会」(1502)と共に出力されている。
【0207】
以上の処理を繰り返し、動画コンテンツ識別子「C1」の部分コンテンツが、順次、情報処理装置1から端末装置2に送信され、端末装置2は、順次、部分コンテンツを受信し、出力する。
【0208】
以後の処理について、以下の3つの具体例について説明する。3つの各具体例の違いは、フィードバック情報が違うことによる、端末装置2でのボタンの表示態様が異なる点である。
【0209】
具体例1は、一のボタン押下情報が一のフィードバック情報に対応し、いずれか1以上の視聴者が指示したボタンが概ね指示したタイミングで、他の視聴者の端末装置2において当該ボタンが強調表示される場合である。そして、具体例1は、一人以上の視聴者が指示したボタンが強調表示される。
【0210】
具体例2は、端末装置2におけるボタンの強調表示が時間的に変化する場合である。つまり、例えば、フィードバック情報が時間的に変化する2以上のボタン画像を含み、当該2以上のボタン画像が端末装置2において、順次、出力される場合である。
【0211】
具体例3は、2以上の視聴者の感情が重ね合わせられ、かつ時間的にボタンの表示が変化する場合である。つまり、例えば、フィードバック情報が、複数の視聴者からのボタンへの指示に基づいて構成された時間的に変化する2以上のボタン画像を含み、当該2以上のボタン画像が端末装置2において、順次、出力される場合である。
【0212】
(具体例1)
上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「0128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、128番目の部分コンテンツ(ここでは、フィールド)に対応するフィードバック情報(ここでは、ボタン識別子「B11」)を、図12のボタン押下情報管理表から取得する。なお、ここでは、フィードバック情報は、ボタン押下情報の一部であり、「ボタン識別子」を有する、とする。また、ここでは、処理部13は、タイミング情報「0128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した。
【0213】
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報「B11」を、当該端末装置2に送信する。
【0214】
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、フィードバック情報「B11」を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報「B11」から強調表示されるボタン情報を構成する。つまり、端末処理部23は、図16の1601を構成する。そして、端末ボタン出力部262は、ボタン識別子「B11」が配置されている領域に、構成されたボタン1601を出力する。以上より、図15の画面の1503の「へえ!」のボタンの色がグレーから赤に変わる。つまり、図15の画面の1503の「へえ!」のボタンが図16の1602から1601の強調表示されたボタンに変わる。
【0215】
なお、具体例1において、ボタン押下情報の一部であるフィードバック情報「B11」に基づいて、端末装置2が強調表示されるボタン画像を構成したが、ボタン画像の構成は、情報処理装置1が行い、当該ボタン画像を含むフィードバック情報を端末装置2に送信し、端末装置2では、当該ボタン画像を受信し、出力しても良い。
【0216】
また、端末装置2は、一度、変更したボタン画像は、継続して、予め決められた時間(例えば、3秒、60フレーム等)、出力することは好適である。
【0217】
以上、具体例1において、視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、感情が発生した旨を、他の視聴者の端末装置2の画面上に表現できる。これにより、他の視聴者にボタンへの指示を促すことができる。
【0218】
(具体例2)
具体例1と同様に、上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「0128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「0128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。
【0219】
次に、構成部132は、ボタン押下情報「B11」と対になるボタンの属性値(文字列「へえ!」、矩形の形状、色「グレー」等)を図11の表から取得し、当該ボタンの属性値を用いて、図17の通常時のボタン画像1701を構成する。次に、構成部132は、通常時のボタン画像1701を最も強調した色の色情報(Co1)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co1)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、最も強調したボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図17の1702である。次に、構成部132は、1702のボタン画像より、少し強調の度合を少なくした色の色情報(Co2)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co2)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタンは図17の1703である。次に、1703のボタン画像より、少し強調の度合を少なくした色の色情報(Co3)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(Co3)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタンは図17の1704である。さらに、構成部132は、通常時のボタン画像1705を取得する。そして、構成部132は、ボタン画像1702、1703、1704、1705が順に出力されるように、フィードバック情報を構成する。フィードバック情報は、例えば、ボタン画像1702、1703、1704、1705と、各画像を表示しておく時間情報(例えば、5秒等)と、ボタン識別子「B11」とを有する。
【0220】
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報を、当該端末装置2に送信する。
【0221】
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、ボタン画像1702、1703、1704、1705を含むフィードバック情報を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報に含まれるボタン識別子「B11」から強調表示されるボタンの位置を特定する。
【0222】
次に、端末ボタン出力部262は、かかるボタンの位置に、ボタン画像1702、1703、1704、1705を、受信された時間情報が示す時間(例えば、5秒等)ごとに切り替えて、出力する。そして、最後には、ボタン画像1705のグレーのボタンが表示されることとなる。
【0223】
なお、具体例2において、ボタン押下情報に基づいて、ボタン画像を含むフィードバック情報が情報処理装置1で構成された。しかし、フィードバック情報がボタン識別子「B11」を含み、ボタン画像を含まない場合、端末装置2が、ボタン識別子「B11」に基づいて、ボタン画像1702、1703、1704、1705を生成し、順次、出力しても良い。
【0224】
また、具体例2において、受信された時間情報を用いて、ボタン画像1702、1703、1704、1705の各々が出力されている時間が決定された。しかし、時間情報が受信されなくとも、端末装置2が予め決められた時間、ボタン画像1702、1703、1704、1705の各々を出力しても良い。つまり、端末ボタン出力部262は、段階的に変化するボタン画像1702、1703、1704、1705を、順に出力すれば良く、出力の時間、出力の方法等は問わない。また、段階的な変化は、例えば、強調の度合いが弱まる変化である。
【0225】
以上、具体例2において、視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、感情が発生、および感情の変化を、他の視聴者の端末装置2の画面上に表現できる。これにより、他の視聴者にボタンへの指示を適切に促すことができる。
【0226】
(具体例3)
具体例1と同様に、上記で説明した処理以降に、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「128」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「128」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。なお、かかる情報の取得は、図12の表の「ID=100」に対応する。
【0227】
そして、構成部132は、「ID=100」のレコードを用いて、タイミング情報「128」で特定されるタイミングで、1つのボタン押下情報に対応する最大のスコア「3」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「129」で特定されるタイミングでスコア「2」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「130」で特定されるタイミングでスコア「1」を得る。さらに、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「131」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。なお、ボタン押下情報が存在するタイミングに与えるスコア「3」、および1つタイミングが進む毎にスコアが1、減ることを示す情報は格納部11に格納されている、とする。
【0228】
また、情報処理装置1が、動画コンテンツ識別子「C1」、タイミング情報「129」で識別されるフィールドを端末装置2に送信する際に、処理部13は、例えば、タイミング情報「129」と対になるボタン識別子「B11」を取得した、とする。なお、かかる情報の取得は、図12の表の「ID=101」に対応する。
【0229】
そして、構成部132は、「ID=101」のレコードを用いて、タイミング情報「129」で特定されるタイミングで、1つのボタン押下情報に対応する最大のスコア「3」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「130」で特定されるタイミングでスコア「2」を得る。また、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「131」で特定されるタイミングでスコア「1」を得る。さらに、構成部132は、次の時点のタイミング情報である「132」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。
【0230】
次に、構成部132は、「ID=100」「ID=101」の2つのコードに基づくスコアを合算し、タイミング情報「128」で特定されるタイミングでスコア「3」、タイミング情報「129」で特定されるタイミングでスコア「5」、タイミング情報「130」で特定されるタイミングでスコア「3」、タイミング情報「131」で特定されるタイミングでスコア「1」、タイミング情報「132」で特定されるタイミングでスコア「0」を得る。
【0231】
次に、構成部132は、スコア「3」に対応する色情報(CoA)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoA)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「128」と破線で繋がっているボタン画像である。また、スコア「5」に対応する色情報(CoB)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoB)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「129」と破線で繋がっているボタン画像である。また、スコア「3」に対応する色情報(CoA)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoA)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「130」と破線で繋がっているボタン画像である。また、構成部132は、スコア「1」に対応する色情報(CoC)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(CoC)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「131」と破線で繋がっているボタン画像である。さらに、構成部132は、スコア「0」に対応する色情報(グレー)を格納部11から取得する。そして、構成部132は、取得した色情報(グレー)、文字列「へえ!」、矩形の形状等の属性値を用いて、ボタン画像を構成する。かかるボタン画像は図18のタイミング情報「132」と破線で繋がっているボタン画像である。
【0232】
次に、構成部132は、図18の右列の5つのボタン画像が順に出力されるように、フィードバック情報を構成する。フィードバック情報は、例えば、5つのボタン画像と、ボタン識別子「B11」とを有する。
【0233】
次に、フィードバック情報送信部143は、取得されたフィードバック情報を、当該端末装置2に送信する。
【0234】
次に、端末装置2の端末フィードバック情報受信部251は、5つのボタン画像を含むフィードバック情報を受信する。そして、端末処理部23は、受信されたフィードバック情報に含まれるボタン識別子「B11」から強調表示されるボタンの位置を特定する。
【0235】
次に、端末ボタン出力部262は、かかるボタンの位置に、5つのボタン画像を、順に、切り替えながら出力する。そして、最後には、グレーのボタン画像が表示されることとなる。
【0236】
なお、具体例3において、ボタン押下情報に基づいて、5つのボタン画像を含むフィードバック情報が情報処理装置1で構成された。しかし、フィードバック情報がタイミングごとのスコアとボタン識別子「B11」を含み、ボタン画像を含まない場合、端末装置2が、タイミングごとのスコアとボタン識別子「B11」とに基づいて、5つのボタン画像を生成し、順次、出力しても良い。
【0237】
また、具体例2と同様、端末ボタン出力部262は、段階的に変化する複数のボタン画像を、順に出力すれば良く、出力の時間、出力の方法等は問わない。また、段階的な変化は、例えば、強調の度合いが弱まる変化である。
【0238】
以上、具体例3において、複数の視聴者からの動画コンテンツに対する感情(例えば、動画コンテンツに対する共感)が発生した場合に、それぞれの感情の状況を重ね合わせ、その結果を他の視聴者の端末装置2の画面上に表現する。これにより、たくさんの感情が同時に発生していることを、他の視聴者に伝達することが可能となり、ボタンへの指示を促進できる。
【0239】
以上、本実施の形態によれば、視聴者のボタンの指示を促進することにより、視聴者の感情を把握し易くできる。
【0240】
また、本実施の形態によれば、視聴者が指示したボタンを強調表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示を促進できる。
【0241】
また、本実施の形態によれば、指示した視聴者の人数に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0242】
また、本実施の形態によれば、指示した視聴者の感情の時間的変化に応じたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0243】
また、本実施の形態によれば、複数の視聴者の感情を重ね合わせたボタンを表示することにより、他の視聴者のボタンへの指示をより促進できる。
【0244】
また、本実施の形態によれば、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
【0245】
また、本実施の形態によれば、2以上の端末装置で非同期に同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、動画コンテンツとフィードバック情報との同期を容易に取ることができる。
【0246】
また、本実施の形態によれば、ボタンを指示した人数を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【0247】
また、本実施の形態によれば、視聴者の感情の時間的な変化を直感的に把握できることにより、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【0248】
また、本実施の形態によれば、複数の視聴者の感情を直感的に把握でき、視聴者のボタンの指示をより促進できる。
【0249】
なお、本実施の形態において、上述したように、情報処理装置1は、動画コンテンツの配信、ボタン情報や画面情報の送信を行わなくても良い。かかる場合の情報処理装置1ブロック図は、図19である。かかる情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。また、格納部11は、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。受信部12は、ボタン押下情報受信部121を備える。処理部13は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部132を備える。送信部14は、フィードバック情報送信部143を備える。
【0250】
そして、かかる情報処理装置1は、動画コンテンツと当該動画コンテンツに対する視聴者の感情を特定する1以上のボタンとが出力される2以上の端末装置と通信可能な情報処理装置であって、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を前記端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部とを具備する装置である。
【0251】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、
少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0252】
また、本実施の形態における端末装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、視聴者の感情を特定するボタンに関する1以上のボタン情報が格納される端末ボタン情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、情報処理装置からフィードバック情報を受信する端末フィードバック情報受信部と、前記ボタン情報格納部の1以上のボタン情報を用いて、通常時の1以上のボタンを出力し、かつ前記フィードバック情報受信部が受信したフィードバック情報を用いて、前記通常時のボタンとは視覚的に異なるボタンを出力する端末ボタン出力部と、受信された動画コンテンツまたは格納している動画コンテンツを出力する端末動画コンテンツ出力部と、前記ボタン出力部が出力しているボタンに対する指示を受け付ける端末指示受付部と、前記指示に対するボタンを識別するボタン識別子を有するボタン押下情報を構成する端末ボタン押下情報構成部と、前記ボタン押下情報構成部が構成したボタン押下情報を送信する端末ボタン押下情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0253】
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1との相違点は、2以上の視聴者が同一の動画コンテンツを同時視聴していることを前提にしている点である。つまり、本実施の形態において、一の視聴者が端末装置2に対してボタン指示を入力した場合に、当該入力が、他の視聴者の端末装置2に反映される。
【0254】
本実施の形態における情報システムBの概念図は、符号を除いて、図1と同様である。情報システムBは、情報処理装置3、および2以上の端末装置2を備える。また、情報処理装置3と、2以上の各端末装置2とは、インターネット、専用回線等のネットワークを経由して、通信可能である。また、情報処理装置3は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。
【0255】
図20は、本実施の形態における情報システムBを構成する情報処理装置3のブロック図である。情報処理装置3は、格納部11、受信部12、処理部33、および送信部34を備える。
【0256】
処理部33は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部332を備える。送信部34は、動画配信部141、ボタン情報送信部142、およびフィードバック情報送信部343を備える。
【0257】
情報処理装置3を構成する処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ボタン押下情報蓄積部131、構成部332等が行う処理である。各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に対応する動画コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得し、当該動画コンテンツの配信の準備を行うことである。また、各種の処理とは、例えば、受信された動作開始要求に含まれる端末識別子を端末識別子格納部114に蓄積する処理である。
【0258】
処理部33は、例えば、端末装置2で出力される画面を構成するための画面情報を構成する。さらに詳細には、処理部33は、例えば、受信された動作開始要求に含まれる動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。そして、処理部33は、取得した1以上のボタン情報を用いて、当該1以上のボタン情報に対応する1以上のボタンが表出した画面であり、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。つまり、画面情報の構造や実現手段等は問わない。また、処理部33が画面情報を構成する処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0259】
構成部332は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、ボタン押下情報受信部121がボタン押下情報を受信したことに応じて、フィードバック情報を構成する。
【0260】
構成部332は、フィードバック情報を構成するタイミングの違いを除いて、上述した構成部132と同様の処理を行っても良い。
【0261】
構成部332は、ボタン押下情報受信部121が受信したボタン押下情報を用いて、ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが指示されたタイミングで出力されている動画コンテンツと同期して、ボタン識別子で識別されるボタンが指示されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する。
【0262】
構成部332は、例えば、予め決められた条件を満たす期間において、ボタン押下情報受信部121が受信した一のボタンに対応するボタン押下情報の数により異なるフィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、強調の度合いが大きいボタン画像となるように、フィードバック情報を構成する。構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、濃い目立つ色の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きい輝度の属性値を有するフィードバック情報を構成する。また、構成部332は、例えば、当該ボタン押下情報の数が多いほど、大きいサイズの属性値を有するフィードバック情報を構成する。
【0263】
構成部332は、例えば、ボタンを押下した時からのボタンを押下した視聴者の感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
【0264】
構成部332は、例えば、2以上の各他端末装置2の視聴者の感情を重ね合わせた感情の変化を示す2以上のフィードバック情報であり、1以上の他端末装置において、ボタン識別子で識別されるボタンの表示が一の強調表示から徐々に通常時の表示に戻すための2以上のフィードバック情報を構成する。
【0265】
送信部34は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、動画コンテンツ、ボタン情報、フィードバック情報である。なお、情報処理装置3は、動画コンテンツ、ボタン情報を送信しなくても良い。つまり、動画コンテンツ、ボタン情報の送信は、情報処理装置3とは異なる装置が行っても良い。また、ボタン情報は、送信されず、端末装置2が予め保持していても良い。かかる場合、動画配信部141、ボタン情報送信部142は不要である。
【0266】
フィードバック情報送信部343は、少なくともボタン押下情報を送信した端末装置以外の端末装置2である1以上の他端末装置に、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、フィードバック情報を送信する。
【0267】
フィードバック情報送信部343は、構成部332が構成した2以上の各フィードバック情報を、順次、1以上の他端末装置に送信する。
【0268】
処理部33、および構成部332は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部33等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0269】
送信部34、およびフィードバック情報送信部343は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0270】
次に、情報システムBを構成する情報処理装置3の動作例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
【0271】
(ステップS2101)処理部33は、動作を開始するか否かを判断する。動作を開始する場合はステップS2102に行き、動作を開始しない場合はステップS2101に戻る。
【0272】
(ステップS2102)処理部33は、端末装置2で出力される動画コンテンツの動画コンテンツ識別子と対になる1以上のボタン情報をボタン情報格納部112から取得する。
【0273】
(ステップS2103)処理部13は、ステップS2102で取得した1以上のボタン情報を用いて、動画コンテンツが出力される画面を構成するための画面情報を構成する。なお、画面情報は、通常、1以上のボタン情報を含む。
【0274】
(ステップS2104)ボタン情報送信部142は、コンテンツを同時視聴する2以上の端末装置2に、ステップS2103で構成した画面情報を送信する。
【0275】
(ステップS2105)処理部33は、カウンタiに1を代入する。
【0276】
(ステップS2106)処理部33は、動画コンテンツ識別子で識別される動画コンテンツの一部分のコンテンツである部分コンテンツであり、2以上の各端末装置2に配信すべきi番目の部分コンテンツが存在するか否かを判断する。i番目の部分コンテンツが存在する場合はステップS2107に行き、i番目の部分コンテンツが存在しない場合はステップS2101に戻る。なお、部分コンテンツは、例えば、1フィールドと当該フィールドに対応する音声情報である。また、部分コンテンツは、例えば、予め決められた期間の連続する複数フィールドと当該複数フィールドに対応する音声情報である。なお、部分コンテンツの量は問わない。
【0277】
(ステップS2107)処理部33は、i番目の部分コンテンツを動画コンテンツ格納部111から取得する。
【0278】
(ステップS2108)動画配信部141は、ステップS2107で取得されたi番目の部分コンテンツを、2以上の各端末装置2に送信する。なお、かかる2以上の各端末装置2の端末識別子は、端末識別子格納部114に格納されていても良い。そして、動画配信部141は、端末識別子格納部114の2以上の各端末識別子を用いて、i番目の部分コンテンツを2以上の各端末装置2に送信しても良い。
【0279】
(ステップS2109)処理部13は、1または2以上の端末装置2からボタン押下情報を受信したか否かを判断する。ボタン押下情報を受信した場合にはステップS2110に行き、ボタン押下情報を受信しなかった場合にはステップS2106に戻る。
【0280】
(ステップS2110)構成部332は、1以上の端末装置2から受信されたボタン押下情報を用いて、フィードバック情報を構成する。なお、フィードバック情報を構成する処理について、図7図8のフローチャートと同様の処理により実現可能である。
【0281】
(ステップS2111)処理部33は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2106に戻る。
【0282】
なお、図21のフローチャートにおいて、画面情報の取得、送信の処理は、情報処理装置3が行うのではなく、他の装置が行っても良いし、端末装置2で画面情報が予め格納されていても良い。
【0283】
また、図21のフローチャートにおいて、動画コンテンツの配信処理は、他の装置が行っても良いし、端末装置2で動画コンテンツが予め格納されていても良い。
【0284】
かかる場合の情報処理装置3のブロック図は、図22である。かかる場合、情報処理装置3は、格納部11、受信部12、処理部33、および送信部34を備える。そして、格納部11は、ボタン押下情報格納部113、および端末識別子格納部114を備える。また、受信部12は、およびボタン押下情報受信部121を備える。また、処理部33は、ボタン押下情報蓄積部131、および構成部332を備える。さらに、送信部34は、フィードバック情報送信部343を備える。
【0285】
さらに、図21のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0286】
本実施の形態における情報システムBの具体的な動作については説明を省略する。上述した通り、情報処理装置3において、フィードバック情報を構成し、送信するタイミングが、情報処理装置1と異なるだけである。
【0287】
以上、本実施の形態によれば、2以上の端末装置2で同じタイミングで同じ動画コンテンツが視聴された場合でも、端末装置2において出力されている動画コンテンツに対して遅れが少なく、フィードバック情報を他の端末装置2に送信できる。
【0288】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上のボタンと動画コンテンツとが出力されている端末装置に対して、視聴者が前記動画コンテンツの視聴中に指示したボタンを識別するボタン識別子を含むボタン押下情報を端末装置から受信するボタン押下情報受信部と、前記ボタン押下情報受信部が受信したボタン押下情報を用いて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが押下された 前記ボタン識別子で識別されるボタンが押下されたことを視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する構成部と、少なくとも前記ボタン押下情報を送信した前記端末装置以外の端末装置である1以上の他端末装置に、前記1以上のボタンと前記動画コンテンツとが出力されている1以上の他端末装置に、前記フィードバック情報を送信するフィードバック情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0289】
また、上記プログラムは、前記構成部は、前記ボタン押下情報受信部が前記ボタン押下情報を受信したことに応じて、当該ボタン押下情報が有するボタン識別子で識別されるボタンが押下されたことを他の視聴者に知らせるための情報であるフィードバック情報を構成する、ものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
【0290】
また、図23は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1、端末装置2、情報処理装置3を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図23は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図24は、システム300のブロック図である。なお、図23図24は、エンゲージメントシステムを実現するコンピュータの外観等を示す図である。なお、端末装置2は、通常、図示しないマイクを具備する。
【0291】
図23において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0292】
図24において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0293】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0294】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0295】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0296】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0297】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0298】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0299】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0300】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、視聴者のボタンの指示を促進することにより、視聴者の感情を把握し易くできるという効果を有し、サーバ装置等として有用である。
【符号の説明】
【0301】
1、3 情報処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受信部
13、33 処理部
14、34 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 動画コンテンツ格納部
112 ボタン情報格納部
113 ボタン押下情報格納部
114 端末識別子格納部
121 ボタン押下情報受信部
131 ボタン押下情報蓄積部
132、332 構成部
141 動画配信部
142 ボタン情報送信部
143、343 フィードバック情報送信部
211 端末ボタン情報格納部
231 端末ボタン押下情報構成部
241 端末ボタン押下情報送信部
251 端末フィードバック情報受信部
261 端末動画コンテンツ出力部
262 端末ボタン出力部
図1
図2
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図4
図5
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図8
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