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特許7293396フィーディングシステム及び該フィーディングシステムを備えるガラス製造装置
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  • 特許-フィーディングシステム及び該フィーディングシステムを備えるガラス製造装置 図1
  • 特許-フィーディングシステム及び該フィーディングシステムを備えるガラス製造装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-09
(45)【発行日】2023-06-19
(54)【発明の名称】フィーディングシステム及び該フィーディングシステムを備えるガラス製造装置
(51)【国際特許分類】
   C03B 3/00 20060101AFI20230612BHJP
   F04D 25/16 20060101ALI20230612BHJP
【FI】
C03B3/00
F04D25/16
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021560133
(86)(22)【出願日】2019-05-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-15
(86)【国際出願番号】 CN2019087240
(87)【国際公開番号】W WO2020191898
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-11-24
(31)【優先権主張番号】201910228876.4
(32)【優先日】2019-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519319819
【氏名又は名称】トンシュー テクノロジー グループ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TUNGHSU TECHNOLOGY GROUP CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1112,Floor 11,101,Floor 1 to Floor 17,Building 4,Yard 2,Sihezhuang Road,Fengtai District Beijing China
(73)【特許権者】
【識別番号】518369475
【氏名又は名称】トンシュー グループ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TUNGHSU GROUP CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 369 Zhujiang Road, New & Hi-Tech Industrial Development Zone, Shijiazhuang, Hebei, China
(73)【特許権者】
【識別番号】521438489
【氏名又は名称】シージャーヂュアン シュシン オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002620
【氏名又は名称】弁理士法人大谷特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ キン
(72)【発明者】
【氏名】リ ヘラン
(72)【発明者】
【氏名】グオ ヤンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン シャオビン
(72)【発明者】
【氏名】ジェン クアン
(72)【発明者】
【氏名】ジン リタオ
(72)【発明者】
【氏名】リ ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ビン
【審査官】須藤 英輝
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第202912190(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第108274616(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第101333061(CN,A)
【文献】中国実用新案第205347187(CN,U)
【文献】中国実用新案第206735278(CN,U)
【文献】中国実用新案第205109265(CN,U)
【文献】特開2015-163580(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03B 1/00-40/04
F04D 1/00-35/00
B08B 5/00-5/04
B08B 15/00-15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ、排気口が設けられる複数の原料タンク(20)と、
吸気口が複数の前記原料タンク(20)の排気口に一対一に対応して連通する複数の送風機(30)と、
吸気口が設けられる除塵装置と、
第1端部が前記除塵装置の吸気口に連通し、第2端部が第1接続位置と第2接続位置との間に移動可能に設置され、前記第1接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの1つの送風機の排気口(312)に接続し、前記第2接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの他方の送風機の排気口(312)に接続する接続管(10)と、を備えることを特徴とするフィーディングシステム(1)。
【請求項2】
前記接続管(10)は、
第1端部が前記除塵装置の吸気口に連通する第1接続セグメント(110)と、
伸縮可能に設置され、第1端部が前記第1接続セグメント(110)の第2端部に接続される伸縮セグメント(120)と、
第1端部が前記伸縮セグメント(120)の第2端部に接続され、第2端部が前記第1接続位置と前記第2接続位置との間に移動可能に設置される第2接続セグメント(130)であって、前記第1接続位置に位置する前記第2接続セグメント(130)の第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの1つの送風機の排気口(312)に接続され、前記第2接続位置に位置する前記第2接続セグメント(130)の第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの他方の送風機の排気口(312)に接続される第2接続セグメント(130)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項3】
前記第1接続セグメント(110)は、
竪直的に設置され、第1端部が前記除塵装置の吸気口に接続される第1接続サブセグメント(111)と
第2端部が前記伸縮セグメント(120)の第1端部に接続され、第1端部が竪直的に設置され、第1端部が前記第1接続サブセグメント(111)の第2端部に回転可能に接続され、かつ第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸しており、90度のエルボーパイプである第2接続サブセグメント(112)と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項4】
前記伸縮セグメント(120)は、
水平的に設置され、第1端部が前記第1接続セグメント(110)の第2端部に接続される第1サブセグメント(121)と、
水平的に設置され、第2端部が前記第2接続セグメント(130)の第1端部に接続され、第1端部が前記第1サブセグメント(121)の第2端部に対して前記第1サブセグメント(121)の第2端部に回転可能に接続され、かつ第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸している第2サブセグメント(122)と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項5】
前記伸縮セグメント(120)は、第3接続サブセグメント(123)と第4接続サブセグメント(124)をさらに含み、前記第3接続サブセグメント(123)の第1端部が前記第1サブセグメント(121)の第2端部に接続され、前記第4接続サブセグメント(124)の第2端部が前記第2サブセグメント(122)の第1端部に接続され、前記第3接続サブセグメント(123)の第2端部が竪直的に設置され、前記第4接続サブセグメント(124)の第1端部が竪直的に設置され、前記第4接続サブセグメント(124)の第1端部が前記第3接続サブセグメント(123)の第2端部に対して前記第3接続サブセグメント(123)の第2端部に回転可能に接続され、前記第4接続サブセグメント(124)の第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸していることを特徴とする請求項4に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項6】
前記第2接続セグメント(130)は、回転可能に設置され、前記第2接続セグメント(130)の回転軸線が水平方向に沿って延伸しており、前記第2接続セグメント(130)の第1端部は、前記伸縮セグメント(120)の第2端部に回転可能に接続され、前記第2接続セグメント(130)の第1端部の回転軸線は水平方向に沿って延伸していることを特徴とする請求項2に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項7】
前記第2接続セグメント(130)は、第5接続サブセグメント(132)と第6接続サブセグメント(133)を含み、前記第5接続サブセグメント(132)の第1端部が前記伸縮セグメント(120)の第2端部に接続され、前記第6接続サブセグメント(133)の第2端部が前記第1接続位置と前記第2接続位置との間に移動可能に設置され、前記第5接続サブセグメント(132)の第2端部が竪直的に設置され、前記第6接続サブセグメント(133)の第1端部が竪直的に設置され、前記第6接続サブセグメント(133)の第1端部が前記第5接続サブセグメント(132)の第2端部に回転可能に接続され、前記第6接続サブセグメント(133)の第1端部の回転軸線が竪直方向に延伸しており、前記第5接続サブセグメント(132)及び前記第6接続サブセグメント(133)は、共に90度のエルボーパイプであることを特徴とする請求項2に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項8】
前記接続管(10)の第2端部が水平的に設置され、各前記送風機(30)の渦巻きケーシング(310)が、水平に設置される排気部(311)を有し、前記排気部(311)の自由端部(3111)が前記送風機(30)の排気口(312)を限定し、前記第1接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの1つの送風機の前記自由端部(3111)に接続され、前記第2接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機(30)のうちの他方の送風機の前記自由端部(3111)に接続されることを特徴とする請求項1に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項9】
前記接続管(10)の第2端部に第3フランジ(430)が設けられ、前記排気部(311)に第4フランジ(440)が設けられ、前記接続管(10)が接続クリップ(70)をさらに含み、前記接続クリップ(70)は、
前記接続管(10)の第2端部にヒンジ接続される操作部(710)と、
第1端部が前記操作部(710)に接続されるフック部(720)と、を備え、
前記接続管(10)の第2端部が前記第1接続位置及び前記第2接続位置に位置する時に、前記第3フランジ(430)が対応する前記送風機(30)における前記第4フランジ(440)と配合し、前記フック部(720)の第2端部が前記第4フランジ(440)に引っ掛けて、前記第4フランジ(440)を前記第3フランジ(430)に押し付けることを特徴とする請求項8に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項10】
前記第2接続サブセグメント(112)の第1端部に第1フランジ(410)が設けられ、前記第1接続サブセグメント(111)の第2端部に第2フランジ(420)が設けられ、前記第1フランジ(410)と前記第2フランジ(420)との間に第1スペーサー(510)が設けられ、前記接続管(10)がロックカバー(60)をさらに含み、前記ロックカバー(60)が前記第1フランジ(410)及び前記第2フランジ(420)に套設され、前記ロックカバー(60)と前記第1フランジ(410)との間に第2スペーサー(520)が設けられ、前記ロックカバー(60)が第1サブカバー(610)と第2サブカバー(620)を含み、前記第1サブカバー(610)及び前記第2サブカバー(620)は、締付部材を介して接続されることを特徴とする請求項3に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項11】
前記第4接続サブセグメント(124)の第1端部に第1フランジ(410)が設けられ、前記第3接続サブセグメント(123)の第2端部に第2フランジ(420)が設けられ、前記第1フランジ(410)と前記第2フランジ(420)との間に第1スペーサー(510)が設けられ、前記接続管(10)はロックカバー(60)をさらに含み、前記ロックカバー(60)は、前記第1フランジ(410)及び前記第2フランジ(420)に套設され、前記ロックカバー(60)と前記第1フランジ(410)及び前記第2フランジ(420)の少なくとも1つとの間に第2スペーサー(520)が設けられ、前記ロックカバー(60)は第1サブカバー(610)と第2サブカバー(620)を含み、前記第1サブカバー(610)及び前記第2サブカバー(620)は、締付部材を介して接続されることを特徴とする請求項5に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項12】
前記第2接続セグメント(130)の第1端部に第1フランジ(410)が設けられ、前記伸縮セグメント(120)の第2端部に第2フランジ(420)が設けられ、前記第1フランジ(410)と前記第2フランジ(420)との間に第1スペーサー(510)が設けられ、前記接続管(10)はロックカバー(60)をさらに含み、前記ロックカバー(60)は前記第1フランジ(410)及び前記第2フランジ(420)に套設され、前記ロックカバー(60)と前記第1フランジ(410)との間に第2スペーサー(520)が設けられ、前記ロックカバー(60)は第1サブカバー(610)と第2サブカバー(620)を含み、前記第1サブカバー(610)及び前記第2サブカバー(620)は、締付部材を介して接続されることを特徴とする請求項6に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項13】
前記第6接続サブセグメント(133)の第1端部に第1フランジ(410)が設けられ、前記第5接続サブセグメント(132)の第2端部に第2フランジ(420)が設けられ、前記第1フランジ(410)と前記第2フランジ(420)との間に第1スペーサー(510)が設けられ、前記接続管(10)は、ロックカバー(60)をさらに含み、前記ロックカバー(60)は、前記第1フランジ(410)及び前記第2フランジ(420)に套設され、前記ロックカバー(60)と前記第1フランジ(410)との間に第2スペーサー(520)が設けられ、前記ロックカバー(60)は、第1サブカバー(610)と第2サブカバー(620)を含み、前記第1サブカバー(610)及び前記第2サブカバー(620)は、締付部材を介して接続されることを特徴とする請求項7に記載のフィーディングシステム(1)。
【請求項14】
請求項1~13のいずれか一項に記載のフィーディングシステム(1)と、
供給口が前記フィーディングシステム(1)の各原料タンク(20)の排出口に連通する原料混合タンク(20)と、
供給口が前記原料混合タンク(20)の排出口に連通するキルンと、を備えることを特徴とするガラス製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィーディングシステムに関し、該フィーディングシステムを有するガラス製造装置にも関する。
【背景技術】
【0002】
ガラス製造などの産業では、生産方法に基づいて大量の各種の粉末状の原料を複数の原料タンクに添加し、複数の原料タンクにおける粉末状の原料を一定の割合で原料混合タンクに添加する。粉末状の原料を原料タンクに添加するとき、原料タンクにおける気流の乱れなので原料の添加が不順調になり、また噴き返すことを防止するために、原料タンクに取り付けられた送風機により外へ気流を排出し、原料タンクに負圧を維持する。
【0003】
しかしながら、送風機から排出する空気は、大量の粉塵を含み、大量の粉塵を含む空気を原料調製室に排出すると、極大に作業環境及び作業者の身体健康を損害する。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、従来技術の問題を克服し、フィーディングシステム及び該フィーディングシステムを備えるガラス製造装置を提供することを目的としている。
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の第1態様は、それぞれ、排気口が設けられる複数の原料タンクと、吸気口が複数の前記原料タンクの排気口に一対一に対応して連通する複数の送風機と、吸気口が設けられる除塵装置と、第1端部が前記除塵装置の吸気口に連通し、第2端部が第1接続位置と第2接続位置との間に移動可能に設置され、前記第1接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機のうちの1つの送風機の排気口に接続し、前記第2接続位置に位置する前記第2端部が前記送風機のうちの他方の送風機の排気口に接続する接続管と、を備えるフィーディングシステムを提供する。
【0006】
本発明の実施例に係るフィーディングシステムは、構成が簡単で、粉塵を漏れないメリットを有する。
【0007】
好ましくは、前記接続管は、第1端部が前記除塵装置の吸気口に連通する第1接続セグメントと、伸縮可能に設置され、第1端部が前記第1接続セグメントの第2端部に接続される伸縮セグメントと、第1端部が前記伸縮セグメントの第2端部に接続され、第2端部が前記第1接続位置と前記第2接続位置との間に移動可能に設置され、前記第1接続位置に位置する前記第2接続セグメントの第2端部が複数の前記送風機のうちの1つの送風機の排気口に接続され、前記第2接続位置に位置する前記第2接続セグメントの第2端部が複数の前記送風機のうちの他方の送風機の排気口に接続される第2接続セグメントとを備える。
【0008】
好ましくは、前記第1接続セグメントは、竪直的に設置され、第1端部が前記除塵装置の吸気口に接続される第1接続サブセグメントと、第2端部が前記伸縮セグメントの第1端部に接続され、第1端部が竪直的に設置され、第1端部が前記第1接続サブセグメントの第2端部に回転可能に接続され、かつ第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸している第2接続サブセグメントと、を備える。好ましくは、前記第2接続サブセグメントは、エルボーパイプであり、より好ましくは、前記第2接続サブセグメントは、90度のエルボーパイプである。好ましくは、前記第2接続サブセグメントの第1端部に第1フランジが設けられ、前記第1接続サブセグメントの第2端部に第2フランジが設けられ、前記第1フランジと前記第2フランジとの間に第1スペーサーが設けられ、前記接続管がロックカバーをさらに含み、前記ロックカバーが前記第1フランジ及び前記第2フランジに套設され、前記ロックカバーと前記第1フランジとの間に第2スペーサーが設けられ、前記ロックカバーは、第1サブカバーと第2サブカバーを含み、前記第1サブカバー及び前記第2サブカバーは、締付部材を介して接続される。
【0009】
好ましくは、前記伸縮セグメントは、水平的に設置され、第1端部が前記第1接続セグメントの第2端部に接続される第1サブセグメントと、水平的に設置され、第2端部が前記第2接続セグメントの第1端部に接続され、第1端部が前記第1サブセグメントの第2端部に対して前記第1サブセグメントの第2端部に回転可能に接続され、かつ第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸している第2サブセグメントとを、備える。
【0010】
好ましくは、前記伸縮セグメントは、第3接続サブセグメントと第4接続サブセグメントをさらに含み、前記第3接続サブセグメントの第1端部が前記第1サブセグメントの第2端部に接続され、前記第4接続サブセグメントの第2端部が前記第2サブセグメントの第1端部に接続され、前記第3接続サブセグメントの第2端部が竪直的に設置され、前記第4接続サブセグメントの第1端部が竪直的に設置され、前記第4接続サブセグメントの第1端部が前記第3接続サブセグメントの第2端部に対して前記第3接続サブセグメントの第2端部に回転可能に接続され、前記第4接続サブセグメントの第1端部の回転軸線が竪直方向に沿って延伸している。好ましくは、前記第3接続サブセグメント及び前記第4接続サブセグメントは、共にエルボーパイプであり、より好ましくは、前記第3接続サブセグメント及び前記第4接続サブセグメントは、共に90度のエルボーパイプである。好ましくは、前記第4接続サブセグメントの第1端部に第1フランジが設けられ、前記第3接続サブセグメントの第2端部に第2フランジが設けられ、前記第1フランジと前記第2フランジとの間に第1スペーサーが設けられ、前記接続管はロックカバーをさらに含み、前記ロックカバーが前記第1フランジ及び前記第2フランジに套設され、前記ロックカバーと前記第1フランジ及び前記第2フランジの少なくとも1つとの間に第2スペーサーが設けられ、前記ロックカバーは、第1サブカバーと第2サブカバーを含み、前記第1サブカバー及び前記第2サブカバーは、締付部材を介して接続される。
【0011】
好ましくは、前記第2接続セグメントは、回転可能に設置され、前記第2接続セグメントの回転軸線が水平方向に沿って延伸している。好ましくは、前記第2接続セグメントの第1端部は、前記伸縮セグメントの第2端部に回転可能に接続され、前記第2接続セグメントの第1端部の回転軸線は水平方向に沿って延伸している。好ましくは、前記第2接続セグメントの第1端部に第1フランジが設けられ、前記伸縮セグメントの第2端部に第2フランジが設けられ、前記第1フランジと前記第2フランジとの間に第1スペーサーが設けられ、前記接続管はロックカバーをさらに含み、前記ロックカバーが前記第1フランジ及び前記第2フランジに套設され、前記ロックカバーと前記第1フランジとの間に第2スペーサーが設けられ、前記ロックカバーは、第1サブカバーと第2サブカバーを含み、前記第1サブカバー及び前記第2サブカバーは、締付部材を介して接続される。
【0012】
好ましくは、前記第2接続セグメントは、第5接続サブセグメントと第6接続サブセグメントを含み、前記第5接続サブセグメントの第1端部が前記伸縮セグメントの第2端部に接続され、前記第6接続サブセグメントの第2端部が前記第1接続位置と前記第2接続位置との間に移動可能に設置され、前記第5接続サブセグメントの第2端部が竪直的に設置され、前記第6接続サブセグメントの第1端部が竪直的に設置され、前記第6接続サブセグメントの第1端部が前記第5接続サブセグメントの第2端部に回転可能に接続され、前記第6接続サブセグメントの第1端部の回転軸線が竪直方向に延伸している。好ましくは、前記第5接続サブセグメント及び前記第6接続サブセグメントは、共にエルボーパイプであり、より好ましくは、前記第5接続サブセグメント及び前記第6接続サブセグメントは、共に90度のエルボーパイプである。好ましくは、前記第6接続サブセグメントの第1端部に第1フランジが設けられ、前記第5接続サブセグメントの第2端部に第2フランジが設けられ、前記第1フランジと前記第2フランジとの間に第1スペーサーが設けられ、前記接続管はロックカバーをさらに含み、前記ロックカバーが前記第1フランジ及び前記第2フランジに套設され、前記ロックカバーと前記第1フランジとの間に第2スペーサーが設けられ、前記ロックカバーは、第1サブカバーと第2サブカバーを含み、前記第1サブカバー及び前記第2サブカバーは、締付部材を介して接続される。
【0013】
好ましくは、前記接続管の第2端部は、水平的に設置され、各前記送風機の渦巻きケーシングが、水平に設置される排気部を有し、前記排気部の自由端部が前記送風機の排気口を限定し、前記第1接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機のうちの1つの送風機の前記自由端部に接続され、前記第2接続位置に位置する前記第2端部が複数の前記送風機のうちの他方の送風機の前記自由端部に接続される。
【0014】
好ましくは、前記接続管の第2端部に第3フランジが設けられ、前記排気部に第4フランジが設けられ、前記接続管が接続クリップをさらに含み、前記接続クリップは、前記接続管の第2端部にヒンジ接続される操作部と、第1端部が前記操作部に接続されるフック部と、を備え、前記接続管の第2端部が前記第1接続位置及び前記第2接続位置に位置する時に、前記第3フランジが対応する前記送風機における前記第4フランジと配合し、前記フック部の第2端部が前記第4フランジに引っ掛けて、前記第4フランジを前記第3フランジに押し付ける。
【0015】
本発明の第2形態は、ガラス製造装置を提供し、前記ガラス製造装置は、本発明の第1態様に記載のフィーディングシステムと、供給口が前記フィーディングシステムの各原料タンクの排出口に連通する原料混合タンクと、供給口が前記原料混合タンクの排出口に連通するキルンと、を備える。
【0016】
本発明の実施例に係るガラス製造装置は、構成が簡単で、粉塵を漏れないメリットを有する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例に係るフィーディングシステムの構成模式図である。
図2】本発明の実施例に係るフィーディングシステムの一部構成模式図である。
図3】本発明の実施例に係るフィーディングシステムの一部構成模式図である。
図4】本発明の実施例に係るフィーディングシステムの一部構成模式図である。
図5】本発明の実施例に係るフィーディングシステムの一部構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を詳しく説明し、上記実施形態の例示は、図示される。以下、図面を参照しながら説明する実施形態は、例示的なものであり、本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定しない。
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係るフィーディングシステム1を説明する。図1図5に示すように、本発明の実施形態に係るフィーディングシステム1は、複数の原料タンク20、複数の送風機30、除塵装置及び接続管10を含む。
【0020】
それぞれの原料タンク20は、排気口を有し、該除塵装置は、吸気口を有する。複数の送風機30の吸気口は、複数の原料タンク20の排気口に一対一に対応して連通する。つまり、送風機30の数量は、原料タンク20の数量と等しくてもよく、それぞれの送風機30の吸気口は、1つの原料タンク20の排気口に連通している。
【0021】
接続管10の第1端部は、該除塵装置の吸気口に連通し、接続管10の第2端部140は、第1接続位置と第2接続位置との間に移動可能に設置される。ここで、該第1接続位置に位置する接続管10の第2端部140は、複数の送風機30のうちの1つの送風機の排気口312に接続され、該第2接続位置に位置する接続管10の第2端部140は、複数の送風機30のうちの他方の送風機の排気口312に接続される。言い換えれば、接続管10の第2端部140は、複数の送風機30のいずれかに切り替え可能に接続される。
【0022】
以下、図1図5を参照しながら、本発明の実施例に係るフィーディングシステム1の作動過程を簡単に説明する。1つの原料タンク20に粉末状の原料を添加するとき、まず、接続管10の第2端部140を該原料タンク20の排気口に連通する送風機30の排気口312に接続させる。該原料タンク20に粉末状の原料を添加するとき、送風機30をオンして該原料タンク20内に負圧を維持する。送風機30から排出する気流は、大量の粉塵を含む。送風機30から排出する気流は、接続管10を介して該除塵装置に進入することができる。
【0023】
該原料タンク20に粉末状の原料を添加した後に、他の原料タンク20に粉末状の原料を添加するとき、まず、接続管10の第2端部140を該他の原料タンク20の排気口に連通する送風機30の排気口312に接続させる。該他の原料タンク20に粉末状の原料を添加するとき、送風機30をオンして該他の原料タンク20に負圧を維持する。送風機30から排出する気流は、大量の粉塵を含む。送風機30から排出する気流は、接続管10を介して該除塵装置に進入することができる。
【0024】
つまり、ある原料タンク20に粉末状の原料を添加すると、接続管10の第2端部140は、この原料タンク20の排気口に連通する送風機30の排気口312に接続され、それにより、送風機30から排出する粉塵を含む気流が接続管10を介して該除塵装置に進入することができる。このようにして、接続管10は、複数の原料タンク20及び複数の送風機30と配合することにより、複数の送風機30が接続管10を共用することができる。
【0025】
それにより、フィーディングシステム1の構成を簡易化することができ、即ち、それぞれの送風機30に対して該除塵装置を接続するための専門の接続管10が配置される必要がなく、それにより、フィーディングシステム1が位置する作動空間(原料調製室)が比較的に狭くても、粉塵を含む空気を排出する必要がある送風機30を接続管10に接続させ、粉塵を原料調製室に排出することを回避する。つまり、フィーディングシステム1が占める空間を減少することができる。
【0026】
本発明の実施例に係るフィーディングシステム1は、接続管10の第2端部140が該第1接続位置と該第2接続位置との間に移動可能に設置されることにより、複数の送風機30が接続管10を共用することができ、送風機30から排出する粉塵を含む空気が接続管10を介して該除塵装置に進入することができる。
【0027】
従って、本発明の実施例に係るフィーディングシステム1は、構成が簡単で、粉塵を漏れないメリットを有する。
【0028】
図1図5に示すように、本発明のいくつかの実施例では、フィーディングシステム1は、原料タンク20、送風機30、接続管10及び該除塵装置を含む。接続管10は、第1接続セグメント110、伸縮セグメント120及び第2接続セグメント130を含む。
【0029】
第1接続セグメント110の第1端部は、該除塵装置の吸気口に連通している。伸縮セグメント120は、伸縮可能に設置され、伸縮セグメント120の第1端部は、第1接続セグメント110の第2端部に接続される。第2接続セグメント130の第1端部131は、伸縮セグメント120の第2端部125に接続され、第2接続セグメント130の第2端部は、該第1接続位置と該第2接続位置との間に移動可能に設置される。ここで、該第1接続位置に位置する第2接続セグメント130の第2端部134は、複数の送風機30のうちの1つの送風機の排気口312に接続され、該第2接続位置に位置する第2接続セグメント130の第2端部134は、複数の送風機30のうちの他方の送風機の排気口312に接続される。
【0030】
接続管10は伸縮セグメント120を含むので、接続管10も伸縮可能に設置される。それにより、接続管10の第2端部140をより便利で、より容易に該除塵装置と異なるピッチを有する送風機30に接続され、それにより、より多くの送風機30は、接続管10を共用でき、フィーディングシステム1の構成をさらに簡易化し、フィーディングシステム1が占める空間をさらに減少する。
【0031】
図1及び図2に示すように、第1接続セグメント110は、第1接続サブセグメント111と第2接続サブセグメント112を含むことができる。第1接続サブセグメント111は、竪直的に設置され、即ち、第1接続サブセグメント111は、竪直方向に沿って延伸することができ、第1接続サブセグメント111の第1端部が該除塵装置の吸気口に接続される。第2接続サブセグメント112の第2端部は伸縮セグメント120の第1端部に接続される。
【0032】
第2接続サブセグメント112の第1端部1121は、竪直的に設置され、即ち、第2接続サブセグメント112の第1端部1121は、竪直方向に沿って延伸することができる。第2接続サブセグメント112の第1端部1121は、第1接続サブセグメント111の第2端部1111に回転可能に接続され、第2接続サブセグメント112の第1端部1121の回転軸線は、竪直方向に沿って延伸している。
【0033】
従って、第2接続サブセグメント112は、伸縮セグメント120が第2接続サブセグメント112の第1端部1121の回転軸線周りに回転(回動)するように駆動して、伸縮セグメント120及び接続管10の移動範囲をさらに広げる。それにより、接続管10の第2端部140をより便利で、より容易に該除塵装置と異なるピッチを有する送風機30に接続され、それにより、より多くの送風機30は、接続管10を共用でき、フィーディングシステム1の構成をさらに簡易化し、フィーディングシステム1が占める空間をさらに減少する。
【0034】
図3及び図4に示すように、本発明の一実施例では、第2接続サブセグメント112の第1端部1121に第1フランジ410が設けられ、第1接続サブセグメント111の第2端部1111に第2フランジ420が設けられ、第1フランジ410と第2フランジ420との間に第1スペーサー510が設けられている。接続管10は、ロックカバー60をさらに含み、ロックカバー60が第1フランジ410及び第2フランジ420に套設され、ロックカバー60と第1フランジ410との間に第2スペーサー520が設けられている。従って、ロックカバー60は、第2フランジ420と第2スペーサー520に当接(押し付け)でき、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第1スペーサー510に当接でき、第1フランジ410は第2スペーサー520にも当接できる。
【0035】
ここで、ロックカバー60は、第1サブカバー610と第2サブカバー620を含み、第1サブカバー610及び第2サブカバー620が締付部材(図示せず)を介して接続される。それにより、該締付部材を介してロックカバー60の仮締め力を調節して、ロックカバー60、第1フランジ410、第2フランジ420、第1スペーサー510及び第2スペーサー520のうちのお互いに当接する2つの間の摩擦力を調節することができる。該締付部材は、ボルトであってもよい。
【0036】
図3及び図4に示すように、本発明の1つの具体的な例示では、第1サブカバー610と第2サブカバー620は、それぞれ第1押付部611、第2押付部612及び接続部613を含む。第1押付部611は、第2スペーサー520に当接される(押し付けさせる)ことにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、第1押付部611と第1フランジ410とは第2スペーサー520を挟み込む。第2押付部612は、第2フランジ420に当接されることにより、第1フランジ410と第2フランジ420とは第1スペーサー510を挟み込む。接続部613は、第1押付部611及び第2押付部612のそれぞれに接続される。接続部613は、第1フランジ410及び第2フランジ420の外側に位置することができ、即ち、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第1接続サブセグメント111の径方向に第1接続サブセグメント111と接続部613との間に位置している。
【0037】
接続管10は、押付リング150をさらに含むことができ、ロックカバー60(第1押付部611)は、押付リング150に当接でき、押付リング150は、第2スペーサー520に当接でき、それにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、押付リング150と第1フランジ410は第2スペーサー520を挟み込む。
【0038】
好ましくは、第2接続サブセグメント112は、エルボーパイプである。より好ましくは、第2接続サブセグメント112は、90度のエルボーパイプである。
【0039】
図1及び図2に示すように、本発明の一例示では、伸縮セグメント120は、第1サブセグメント121と第2サブセグメント122を含む。第1サブセグメント121は、水平的に設置され、第2サブセグメント122は、水平的に設置され、即ち、第1サブセグメント121及び第2サブセグメント122は、共に水平方向に沿って延伸することができる。第1サブセグメント121の第1端部は、第1接続セグメント110の第2端部に接続され、第2サブセグメント122の第2端部は、第2接続セグメント130の第1端部に接続される。ここで、第2サブセグメント122の第1端部は、第1サブセグメント121の第2端部に対して第1サブセグメント121の第2端部に回転可能に接続され、第2サブセグメント122の第1端部の回転軸線は、竪直方向に沿って延伸している。
【0040】
このようにして、第1サブセグメント121及び第2サブセグメント122のうちの少なくとも1つは、第2サブセグメント122の第1端部の回転軸線周りに回転(回動)ことにより、伸縮セグメント120は、より容易で、より便利に伸縮できる。
【0041】
図1及び図2に示すように、伸縮セグメント120は、第3接続サブセグメント123及び第4接続サブセグメント124をさらに含み、第3接続サブセグメント123の第1端部は、第1サブセグメント121の第2端部に接続され、第4接続サブセグメント124の第2端部は、第2サブセグメント122の第1端部に接続される。
【0042】
第3接続サブセグメント123の第2端部1231は、竪直的に設置され、第4接続サブセグメント124の第1端部1241は、竪直的に設置される。つまり、第3接続サブセグメント123の第2端部1231は、竪直方向に延伸することができ、第4接続サブセグメント124の第1端部1241は、竪直方向に延伸することができる。第4接続サブセグメント124の第1端部1241は、第3接続サブセグメント123の第2端部1231に対して第3接続サブセグメント123の第2端部1231に回転可能に接続され、第4接続サブセグメント124の第1端部1241の回転軸線は、竪直方向に沿って延伸している。
【0043】
図3及び図4に示すように、第4接続サブセグメント124の第1端部1241に第1フランジ410が設けられ、第3接続サブセグメント123の第2端部1231に第2フランジ420が設けられ、第1フランジ410と第2フランジ420との間に第1スペーサー510が設けられている。接続管10は、ロックカバー60をさらに含み、ロックカバー60が第1フランジ410及び第2フランジ420に套設され、ロックカバー60と第1フランジ410及び第2フランジ420の少なくとも1つとの間に第2スペーサー520が設けられている。
【0044】
このように、ロックカバー60は、第2スペーサー520に当接でき、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第1スペーサー510に当接でき、第1フランジ410は、第2スペーサー520にも当接できる。ロックカバー60と第2フランジ420との間に第2スペーサー520を設置しないとき、ロックカバー60は、第2フランジ420に直接的に当接できる。
【0045】
ここで、ロックカバー60は、第1サブカバー610と第2サブカバー620を含み、第1サブカバー610及び第2サブカバー620が締付部材(図示せず)を介して接続される。それにより、該締付部材を介してロックカバー60の仮締め力を調節して、ロックカバー60、第1フランジ410、第2フランジ420、第1スペーサー510及び第2スペーサー520のうちのお互いに当接する2つの間の摩擦力を調節することができる。
【0046】
図3及び図4に示すように、本発明の1つの具体的な例示では、第1サブカバー610と第2サブカバー620は、それぞれ第1押付部611、第2押付部612及び接続部613を含む。第1押付部611は、第2スペーサー520に当接される(押し付けさせる)ことにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、第1押付部611と第1フランジ410とは第2スペーサー520を挟み込む。第2押付部612は、第2フランジ420に当接されることにより、第1フランジ410と第2フランジ420とは第1スペーサー510を挟み込む。接続部613は、第1押付部611及び第2押付部612のそれぞれに接続される。接続部613は、第1フランジ410及び第2フランジ420の外側に位置することができ、即ち、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第4接続サブセグメント124の第1端部1241の径方向(第3接続サブセグメント123の第2端部1231の径方向)に第4接続サブセグメント124の第1端部1241(第3接続サブセグメント123の第2端部1231)と接続部613との間に位置している。
【0047】
接続管10は、押付リング150をさらに含むことができ、ロックカバー60(第1押付部611)は、押付リング150に当接でき、押付リング150は、第2スペーサー520に当接でき、それにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、押付リング150と第1フランジ410は第2スペーサー520を挟み込む。
【0048】
好ましくは、第3接続サブセグメント123及び第4接続サブセグメント124は、共にエルボーパイプであり、より好ましくは、第3接続サブセグメント123及び第4接続サブセグメント124は、共に90度のエルボーパイプである。
【0049】
本発明のいくつかの例示では、第2接続セグメント130は、回転可能に設置され、第2接続セグメント130の回転軸線は水平方向に沿って延伸している。従って、第2接続セグメント130を水平方向に沿って延伸する回転軸線周りに回転させることにより、接続管10の第2端部140(第2接続セグメント130の第2端部134)を上下方向に移動させることができる。上下方向は、図1及び図5における矢印Aに示される。
【0050】
接続管10の第2端部140が該第1接続位置から該第2接続位置までに移動する時又は該第2接続位置から該第1接続位置までに移動する時に、まず、接続管10の第2端部140を送風機30の排気口312から外れ、次に、第2接続セグメント130を水平方向に沿って延伸する回転軸線周りに回転させることにより、接続管10の第2端部140を上へ移動させる。
【0051】
次に、他の送風機30の排気口312に近接する方向へ接続管10の第2端部140を移動する。接続管10の第2端部140が他の送風機30の排気口312に近接するとき、第2接続セグメント130を水平方向に沿って延伸する回転軸線周りに回転させることにより、接続管10の第2端部140を下へ移動させることができる。最後、接続管10の第2端部140を他の送風機30の排気口312に接続する。
【0052】
第2接続セグメント130を水平方向に沿って延伸する回転軸線周りに回転させることにより、接続管10の第2端部140を移動するとき、原料タンク20及び送風機30が接続管10の第2端部140と干渉することを防止し、より便利で、より容易に接続管10の第2端部140を移動することができる。
【0053】
具体的に、第2接続セグメント130の第1端部131は、伸縮セグメント120の第2端部125に回転可能に接続され、第2接続セグメント130の第1端部131の回転軸線は水平方向に沿って延伸している。このようにして接続管10及びフィーディングシステム1の構成をより合理にする。
【0054】
図1及び図2に示すように、第2接続セグメント130は、第5接続サブセグメント132及び第6接続サブセグメント133をさらに含み、第5接続サブセグメント132の第1端部1321は、伸縮セグメント120の第2端部125に接続され、第6接続サブセグメント133の第2端部1332は、該第1接続位置と該第2接続位置との間に移動可能に設置される。該第1接続位置に位置する第6接続サブセグメント133の第2端部1332は、複数の送風機30のうちの1つの送風機の排気口312に接続され、該第2接続位置に位置する第6接続サブセグメント133の第2端部1332は、複数の送風機30のうちの他方の送風機の排気口312に接続される。
【0055】
ここで、第5接続サブセグメント132の第2端部1322は、竪直的に設置され、第6接続サブセグメント133の第1端部1331は、竪直的に設置され、即ち、第5接続サブセグメント132の第2端部1322は、竪直方向に延伸することができ、第6接続サブセグメント133の第1端部1331は、竪直方向に延伸することができる。第6接続サブセグメント133の第1端部1331は、第5接続サブセグメント132の第2端部1322に回転可能に接続され、第6接続サブセグメント133の第1端部1331の回転軸線は、竪直方向に沿って延伸している。
【0056】
第6接続サブセグメント133の第2端部1332が該第1接続位置から該第2接続位置までに移動する時又は該第2接続位置から該第1接続位置までに移動する時に、まず、第6接続サブセグメント133の第2端部1332を送風機30の排気口312を外れ、次に、第6接続サブセグメント133の第2端部1332を竪直方向に沿って延伸する回転軸線周りに回転させることにより、第2接続セグメント130を回転する時に第6接続サブセグメント133の第2端部1332が送風機30に衝突することを回避する。
【0057】
第6接続サブセグメント133の第2端部1332が他の送風機30の排気口312に近接するとき、まず、第2接続セグメント130を回転させて接続管10の第2端部140を下へ移動させ、次に、第6接続サブセグメント133の第2端部1332を竪直方向に延伸する回転軸線周りに回転させることにより、第6接続サブセグメント133の第2端部1332の位置を正確的に調節し、より便利で、より容易に第6接続サブセグメント133の第2端部1332と他の送風機30の排気口312とを接続させる。
【0058】
図3及び図4に示すように、第6接続サブセグメント133の第1端部1331に第1フランジ410が設けられ、第5接続サブセグメント132の第2端部1322に第2フランジ420が設けられ、第1フランジ410と第2フランジ420との間に第1スペーサー510が設けられている。接続管10は、ロックカバー60をさらに含み、ロックカバー60が第1フランジ410及び第2フランジ420に套設され、ロックカバー60と第1フランジ410との間に第2スペーサー520が設けられている。従って、ロックカバー60は、第2フランジ420及び第2スペーサー520に当接(押し付け)でき、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第1スペーサー510に当接でき、第1フランジ410は、第2スペーサー520にも当接できる。
【0059】
ここで、ロックカバー60は、第1サブカバー610と第2サブカバー620を含み、第1サブカバー610及び第2サブカバー620が締付部材(図示せず)を介して接続される。それにより、該締付部材を介してロックカバー60の仮締め力を調節して、ロックカバー60、第1フランジ410、第2フランジ420、第1スペーサー510及び第2スペーサー520のうちのお互いに当接する2つの間の摩擦力を調節することができる。
【0060】
図3及び図4に示すように、本発明の1つの具体的な例示では、第1サブカバー610と第2サブカバー620は、それぞれ第1押付部611、第2押付部612及び接続部613を含む。第1押付部611は、第2スペーサー520に当接される(押し付けさせる)ことにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、第1押付部611と第1フランジ410とは第2スペーサー520を挟み込む。第2押付部612は、第2フランジ420に当接されることにより、第1フランジ410と第2フランジ420とは第1スペーサー510を挟み込む。接続部613は、第1押付部611及び第2押付部612のそれぞれに接続される。接続部613は、第1フランジ410及び第2フランジ420の外側に位置することができ、即ち、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第6接続サブセグメント133の第1端部1331の径方向(第5接続サブセグメント132の第2端部1322の径方向)に第6接続サブセグメント133の第1端部1331(第5接続サブセグメント132の第2端部1322)と接続部613との間に位置している。
【0061】
接続管10は、押付リング150をさらに含むことができ、ロックカバー60(第1押付部611)は、押付リング150に当接でき、押付リング150は、第2スペーサー520に当接でき、それにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、押付リング150と第1フランジ410は第2スペーサー520を挟み込む。
【0062】
好ましくは、第5接続サブセグメント132及び第6接続サブセグメント133は、共にエルボーパイプである。より好ましくは、第5接続サブセグメント132及び第6接続サブセグメント133は、共に90度のエルボーパイプである。
【0063】
図3及び図4に示すように、第2接続セグメント130の第1端部131(第5接続サブセグメント132の第1端部1321)に第1フランジ410が設けられ、伸縮セグメント120の第2端部125(第2サブセグメント122の第2端部1221)に第2フランジ420が設けられ、第1フランジ410と第2フランジ420との間に第1スペーサー510が設けられている。接続管10は、ロックカバー60をさらに含み、ロックカバー60が第1フランジ410及び第2フランジ420に套設され、ロックカバー60と第1フランジ410との間に第2スペーサー520が設けられている。従って、ロックカバー60は、第2フランジ420及び第2スペーサー520に当接(押し付け)でき、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第1スペーサー510に当接でき、第1フランジ410は、第2スペーサー520にも当接できる。
【0064】
ここで、ロックカバー60は、第1サブカバー610と第2サブカバー620を含み、第1サブカバー610及び第2サブカバー620が締付部材(図示せず)を介して接続される。それにより、該締付部材を介してロックカバー60の仮締め力を調節して、ロックカバー60、第1フランジ410、第2フランジ420、第1スペーサー510及び第2スペーサー520のうちのお互いに当接する2つの間の摩擦力を調節することができる。
【0065】
図3及び図4に示すように、本発明の1つの具体的な例示では、第1サブカバー610と第2サブカバー620は、それぞれ第1押付部611、第2押付部612及び接続部613を含む。第1押付部611は、第2スペーサー520に当接される(押し付けさせる)ことにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、第1押付部611と第1フランジ410とは第2スペーサー520を挟み込む。第2押付部612は、第2フランジ420に当接されることにより、第1フランジ410と第2フランジ420とは第1スペーサー510を挟み込む。接続部613は、第1押付部611及び第2押付部612のそれぞれに接続される。接続部613は、第1フランジ410及び第2フランジ420の外側に位置することができ、即ち、第1フランジ410及び第2フランジ420は、第2接続セグメント130の第1端部131の径方向(伸縮セグメント120の第2端部125の径方向)に第2接続セグメント130の第1端部131(伸縮セグメント120の第2端部125)と接続部613との間に位置している。
【0066】
接続管10は、押付リング150をさらに含むことができ、ロックカバー60(第1押付部611)は、押付リング150に当接でき、押付リング150は、第2スペーサー520に当接でき、それにより、第2スペーサー520を第1フランジ410に押し付け、即ち、押付リング150と第1フランジ410は第2スペーサー520を挟み込む。
【0067】
図1及び図5に示すように、接続管10の第2端部140(第6接続サブセグメント133の第2端部1332)は、水平的に設置され、各送風機30の渦巻きケーシング310は、水平に配置される排気部311を有し、即ち、接続管10の第2端部140が水平方向に沿って延伸でき、排気部311が水平方向に沿って延伸できる。排気部311の自由端部3111は送風機30の排気口312を限定する。該第1接続位置に位置する接続管10の第2端部140は、複数の送風機30のうちの1つの送風機の自由端部3111に接続され、該第2接続位置に位置する接続管10の第2端部140は、複数の送風機30のうちの他方の送風機の自由端部3111に接続される。
【0068】
図1及び図5に示すように、接続管10の第2端部140に第3フランジ430が設けられ、排気部311に第4フランジ440が設けられる。接続管10は、接続クリップ70をさらに含み、接続クリップ70は、操作部710とフック部720を含む。操作部710は、接続管10の第2端部140にヒンジ接続され、フック部720の第1端部721は、操作部710に接続される。
【0069】
ここで、接続管10の第2端部140が該第1接続位置及び該第2接続位置に位置するとき、第3フランジ430は、相応する送風機30における第4フランジ440と配合し(直接的に接触し、或いは第3スペーサー530を介して間接的に接触する)、フック部720の第2端部722が第4フランジ440に引っ掛けて、第4フランジ440を第3フランジ430に押し付ける。
【0070】
接続クリップ70は、複数であってもよく、複数の接続クリップ70は、接続管10の第2端部140の周方向に間隔を隔て設置してもよい。以下、図5において上方に位置する接続クリップ70を例とし、本出願の技術案をさらに説明する。
【0071】
操作部710の下端部は、接続管10の第2端部140にヒンジ接続されることができる。操作部710が時計回り方向に回転するとき、フック部720の第2端部722は、第3フランジ430へ近接する方向へ移動し、これにより、第4フランジ440を第3フランジ430に押し付ける。操作部710が反時計回り方向に回転するとき、フック部720の第2端部722は、第3フランジ430から離れる方向へ移動し、第3フランジ430を第4フランジ440から離せる。
【0072】
第3フランジ430と第4フランジ440との間の第3スペーサー530は、ゴムにより製造されることができ、第3フランジ430と第4フランジ440とをより緊密に接続させ、それにより粉塵を含むガスは、第3フランジ430と第4フランジ440との間に漏れることを防止することができる。
【0073】
図2に示すように、フィーディングシステム1は、第1支持フレーム810と第2支持フレーム820をさらに含むことができる。原料タンク20に粉末状の原料を添加しないとき、接続管10を取り戻すことができる。第1サブセグメント121は、第1支持フレーム810に支持してもよく、第2サブセグメント122は、第2支持フレーム820に支持してもよい。
【0074】
本発明は、ガラス製造装置をさらに提供する。本発明の実施例に係るガラス製造装置は、キルン(図示せず)と、原料混合タンク20と、本発明の上記実施例に係るフィーディングシステム1と、を含む。原料混合タンク20の供給口は、フィーディングシステム1の各原料タンク20の排出口に連通し、該キルンの供給口は、原料混合タンク20の排出口に連通している。
【0075】
従って、本発明の実施例に係るガラス製造装置は、構成が簡単で、粉塵を漏れないなどのメリットを有する。
【0076】
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「竪直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語が示す方向及び位置関係は、図示される方向及び位置関係に基づくものであり、本発明を便利に説明して、説明を簡易化させるもののみであり、その装置又は素子は、必ず特定の方向を有し、特定の方向で構成して操作することを指示し、或いは暗示しなく、本発明の制限として理解すべきではない。
【0077】
また、「第1」、「第2」とう用語は、説明のためのもののみであり、その相対的な重要性を指示し或いは暗示しなく、或いは示す技術的特徴の数量を暗示しない。従って、「第1」、「第2」として限定される特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的又は暗に含むことができる。本発明の説明において、明確に具体限定しない限り、「複数」とは、少なくとも2つであり、例えば、2つ、3つなどであってもよい。
【0078】
本発明では、明確に規定して限定しない限り、「装着」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、広義的に理解すべきであり、例えば、固定接続してもよく、取り外し可能に接続してもよく、一体に接続してもよい。機械的に接続してもよく、電気接続し又はお互いに通信可能に接続してもよい。直接に接続されてもよく、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、2つの素子内部の連通や、2つの素子の相互作用関係である。当業者にとって、具体的な情況に応じて、上記用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0079】
本発明では、明確に規定して限定しない限りに、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあるのは、第1特徴及び第2特徴は直接的に接触してもよく、第1特徴と第2特徴は中間媒体を介して間接的に接触してもよい。かつ、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあるのは、第1特徴が第2特徴の真上又は斜上方であってもよく、第1特徴の水平高度が第2特徴より高いことのみを示すことができる。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」に位置するのは、第1特徴が第2特徴の真下、斜下方であってもよく、第1特徴の水平高度が第2特徴よりも低いことのみを示すことができる。
【0080】
本発明の説明では、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「例示」、「具体的な例示」、或いは「いくつかの例示」などの参照用語は、該実施形態や例示に説明した具体的な特徴、構成、材料又は特徴を組み合わせて本発明の少なくとも1つの実施形態や例示に含むことを意味する。本明細書では、上記用語の例示的な表現は、必ず、同じ実施形態や例示に対するものではない。かつ、説明した具体的な特徴や、構成、材料、特徴は、いずれかの1つまたは複数の実施形態や例示において適当的な方式で組み合わせることができる。また、矛盾しない限り、当業者は、本明細書に説明した異なる実施形態や例示、及び異なる実施形態や例示の特徴を組み合わせてもよい。
【0081】
以上、本発明の実施形態を例示して説明したが、上記実施形態は、例示的なものであり、本発明を限定しない。当業者は、本発明の範囲に上記実施形態に対して、変更、修正、置換及び変形を行うことができる。
図1
図2
図3
図4
図5