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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-12
(45)【発行日】2023-06-20
(54)【発明の名称】電子装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/14 20060101AFI20230613BHJP
   H01R 4/64 20060101ALI20230613BHJP
   H01R 12/51 20110101ALI20230613BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
H05K7/14 B
H01R4/64 A
H05K7/14 F
H05K7/14 C
H01R12/51
H05K1/02 N
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019100943
(22)【出願日】2019-05-30
(65)【公開番号】P2020194934
(43)【公開日】2020-12-03
【審査請求日】2022-05-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109380
【弁理士】
【氏名又は名称】小西 恵
(74)【代理人】
【識別番号】100109036
【弁理士】
【氏名又は名称】永岡 重幸
(72)【発明者】
【氏名】矢野 宏樹
(72)【発明者】
【氏名】三浦 祥太
【審査官】五貫 昭一
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-187729(JP,A)
【文献】特開2017-98512(JP,A)
【文献】実開昭58-195484(JP,U)
【文献】特開2016-174079(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/14
H01R 4/64
H01R 12/51
H05K 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地されるフレームと、
電子部品が搭載された基板と、
前記フレームに固定されて前記基板を支持した導電性の支持部と、
前記基板を前記支持部にねじ止めしたねじと、
一端が前記ねじの箇所で前記支持部と電気的に接続され、他端が前記基板上の前記電子部品と電気的に接続され、前記基板上の配線パターンとは別に設けられた導線と、
を備えたことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記支持部は、前記フレームから突出して先端に前記基板がねじ止めされることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記支持部の両端を除いた側面を覆う絶縁性のカバーを更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記フレームから突出した方向に複数段が連結されたものであり、
前記複数段が互いに連結された箇所に支持された他の基板も備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記導線は、一端が前記ねじで前記基板と共にねじ止めされ、当該一端に対する他端が前記電子部品にねじ止めされていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を備えた電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭用、産業用など様々な分野で電子装置が普及している。電子装置は、一般的に基板を備えている。また、電子装置では、金属製などのフレームを接地してグランドとして用いる構造が多く採用されている。グランドとして用いられるフレームのことを以下ではフレームグランドと称する。基板上に搭載された電子部品は、ノイズ対策などを目的としてフレームグランドと接続されることが多い。
【0003】
例えば特許文献1には、プリント基板のビス孔の周辺に設けられた配線パターンからなるグランド接地面が、プリント基板と支持フレームとのビス留めによって支持フレームと接触する構造が示されている。この構造により、プリント基板上の電子部品がフレームグランドに接続される。
【0004】
また、例えば特許文献2には、ポータブル機器の筐体が金属製である場合、車両のグランドと連通するアース部とポータブル機器の筐体とを接触させる接地構造が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】実開昭62-042294号公報
【文献】特開2010-62724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、基板上に形成された配線パターンを介したフレームグランドとの接続は、電子部品とフレームグランドとの接続が後から必要になった場合に、配線パターンの形成をやり直した新たな基板が必要となる。
【0007】
そこで、本発明は、基板の配線パターンが形成された後でも電子部品とフレームグランドとの接続を追加することができる電子装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する電子装置の一態様は、接地されるフレームと、電子部品が搭載された基板と、上記フレームに固定されて上記基板を支持した導電性の支持部と、上記基板を上記支持部にねじ止めしたねじと、一端が上記ねじの箇所で上記支持部と電気的に接続され、他端が上記基板上の上記電子部品と電気的に接続され、上記基板上の配線パターンとは別に設けられた導線と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この電子装置によれば、基板の配線パターンが形成された後でも上記導線を介して電子部品とフレームグランドとの接続を追加することができる。また、導線が基板を迂回してフレームまで伸びる構造と比較すると導線の長さが短くできるので、接続抵抗が小さく、外部ノイズの影響も小さい。
【0010】
上記電子装置において、上記支持部は、上記フレームから突出して先端に上記基板がねじ止めされてもよい。フレームから突出した支持部は基板をフレームから離れた位置で支持することができるため、組立性やメンテナンス性に優れている。また、基板とフレームとの間に他の基板を設けることなどで電子装置内の空間利用を効率化することもできる。
【0011】
フレームから突出した支持部を備えた場合、上記支持部の両端を除いた側面を覆う絶縁性のカバーを更に備えることが望ましい。このカバーにより、例えば組立などの際に基板上の回路や配線パターンなどと支持部とが誤ってショートする危険を回避することができる。
【0012】
また、フレームから突出した支持部を備えた場合、上記支持部が、上記フレームから突出した方向に複数段が連結されたものであり、上記複数段が互いに連結された箇所に支持された他の基板も備えてもよい。支持部の先端にねじ止めされて支持された基板の電子部品とフレームグランドとの接続が確保されると共に、他の基板が支持部の途中で支持されて空間の利用効率が増す。
【0013】
また、上記電子装置において、上記導線は、一端が上記ねじで上記基板と共にねじ止めされ、当該一端に対する他端が上記電子部品にねじ止めされることが好適である。このようなねじ止めにより、組立性やメンテナンス性に優れる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の電子装置によれば、基板の配線パターンが形成された後でも電子部品とフレームグランドとの接続を追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る電子装置が組み込まれる電動パワーステアリング装置の基本構造を示す図である。
図2】コントローラの分解斜視図である。
図3】第2の回路基板におけるグランド接地構造を模式的に示す図である。
図4】変形例におけるグランド接地構造を模式的に示す図である。
図5】絶縁カバーが設けられた変形例を示す図である。
図6】取付けポストが複数段の基板を支持する変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電子装置が組み込まれる電動パワーステアリング装置の基本構造を示す図である。
【0017】
図1の電動パワーステアリング装置100において、操向ハンドル1のコラム軸2は、減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイトロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ7が設けられており、操向ハンドル1の操舵力を補助する電動モータ8が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。
【0018】
電動パワーステアリング装置100を制御するコントローラ10には、バッテリー(図示せず)から電力が供給される。コントローラ10は、トルクセンサ7で検出された操舵トルクTsと車速センサ9で検出された車速Vとに基づいて、操舵の補助量を表した操舵補助指令値の演算を行い、演算された操舵補助指令値に基づいて電動モータ8に供給する電流を制御する。
【0019】
コントローラ10は、主としてマイクロコンピュータで構成され、操舵補助指令値を演算する制御演算部11と、FETのブリッジ構成を有して電動モータ8に電流を供給するモータ駆動部13とを備える。
【0020】
図2は、図1に示すコントローラ10の分解斜視図であり、コントローラ10は、ケース20と、第1の回路基板30と、第2の回路基板40と、3相出力用コネクタ60と、カバー70とを備えている。
【0021】
ケース20は、略矩形状に形成され、第1の回路基板30を載置するための平板状の基板載置部21と、基板載置部21の長手方向端部に設けられた、信号用コネクタ(図示せず)などを実装するための信号用コネクタ実装部22と、基板載置部21の幅方向端部に設けられた、3相出力用コネクタ60を実装するための3相出力用コネクタ実装部23とを備えている。このケース20はグランドに接地されたフレームグランドとなっている。
【0022】
基板載置部21には、第1の回路基板30を取り付けるための取付けねじ38がねじ込まれる複数のねじ孔21aが形成されている。また、基板載置部21および信号用コネクタ実装部22には、第2の回路基板40を取り付けるための複数の取付けポスト(スタッドとも称される)24が、ケース20から図の上方へと突き出すように設けられている。各取付けポスト24は柱状の形状を有し、柱の先端には、制御回路基板40を取り付けるための取付けねじ41がねじ込まれるねじ孔24aが形成されている。更に、3相出力用コネクタ実装部23には、3相出力用コネクタ60を取り付けるための取付けねじ61がねじ込まれる複数のねじ孔23aが形成されている。
【0023】
第1の回路基板30および第2の回路基板40には、前述した制御演算部11やモータ駆動部13となる電子回路が組み立てられ、そのような電子回路を構成する電子部品42、32が搭載されている。第1の回路基板30には、第1の回路基板30を取り付けるための取付けねじ38が挿通する複数の貫通孔31aが設けられている。
【0024】
第2の回路基板40は、第1の回路基板30を基板載置部21上に取り付けた後、第1の回路基板30の上方から取付けポスト24上に複数の取付けねじ41により取り付けられる。第2の回路基板40には、取付けねじ41が挿通する複数の貫通孔40aが形成されている。
【0025】
3相出用コネクタ60は、基板載置部21の幅方向端部に設けられた3相出力用コネクタ実装部23に複数の取付けねじ61により取り付けられる。3相出力コネクタ60には、取付けねじ61が挿通する複数の貫通孔60aが形成されている。
【0026】
更に、カバー70は、第1の回路基板30、第2の回路基板40、及び3相出力用コネクタ60が取り付けられたケース20に対し、第2の回路基板40の上方から当該第2の回路基板40を覆うように取り付けられる。
【0027】
このように組み立てられるコントローラ10の第1の回路基板30および第2の回路基板40におけるグランド接地構造について以下説明する。以下では、第2の回路基板40を例として説明するが、第1の回路基板30においては同様のグランド接地構造が採用されている。なお、本発明の電子装置においては、以下説明するグランド接地構造が少なくとも1つの基板で採用されていればよい。
図3は、第2の回路基板40におけるグランド接地構造を模式的に示す図である。
【0028】
上述したようにケース20はグランドに接地されたフレームグランドとなっている。取付けポスト24は例えば金属製であり導電性を有する。ケース20が例えばアルミ合金である場合には、取付けポスト24は例えば亜鉛メッキが施されていると電食が回避されるので好ましい。取付けポスト24はケース20に固定され、第2の回路基板40を支持する。なお、図3では、取付けポスト24の付近は断面で示されている。
第2の回路基板40には電子部品42が搭載されている。第2の回路基板40は例えば金属製の取付けねじ41により取付けポスト24の先端にねじ止めされている。
【0029】
第2の回路基板40に搭載された電子部品42は、第2の回路基板40上の配線パターンとは別に設けられた接続線43を介して取付けねじ41と電気的に接続される。接続線43の一端は、取付けねじ41の箇所で取付けポスト24に電気的に接続され、接続線43の他端は、第2の回路基板40上の電子部品42に電気的に接続されている。このような接続により、接続線43および取付けポスト24を介して電子部品42がフレームグランドに接地される。
【0030】
接続線43を介した接地により、基板の配線パターンが形成された後でも第2の回路基板40における配線パターンを変更すること無く電子部品42とフレームグランドとの接続を追加することができる。また、接続線43は、第2の回路基板40を迂回せずに電子部品42を取付けポスト24と接続するので、短い距離で電子部品42がフレームグランドに接地される。この結果、接続抵抗が小さく、外部ノイズの影響も受けにくい。
【0031】
なお、第1の回路基板30における接地構造も第2の回路基板40における接地構造と同様であるが、第1の回路基板30の場合は、ケース20の基板載置部21が、ケース20に固定された導電性の支持部となっている。取付けポスト24のようにケース20から突出して先端に基板がねじ止めされる支持部の場合には、ケース20と基板(例えば第2の回路基板40)との間の空間に他の基板(例えば第1の回路基板30)を載置するなど、空間が有効に利用できる。また、取付けポスト24のようにケース20から突出した支持部の場合には、基板(例えば第2の回路基板40)がケース20から離れた位置で支持されるため、組立やメンテナンスが容易である。
ここで、接続線43の一端および他端における電気的な接続の詳細について説明する。
【0032】
電気的な接続の具体例としては、例えば半田やねじ止めによる固定的な接続と、クリップやコネクタなどによる着脱可能な接続が考えられる。電動パワーステアリング装置100のコントローラ10では、振動に対する安全性の確保や省スペース化などの観点から、着脱可能な接続に較べて固定的な接続の方が好ましい。また、半田による接続に較べ、ねじ止めによるによる接続の方が組立性やメンテナンス性に優れている。つまり、接続線43は、一端が取付けねじ41で第2の回路基板40と共にねじ止めされ、当該一端に対する他端が電子部品42にねじ止めされていることが好ましい。
ここで、ねじ止めによる接続の具体的な構造について説明する。接続線43は例えば線材の両端に丸端子が取付けられた構造となっている。
【0033】
接続線43の両端のうち取付けポスト24側の一端では、丸端子の穴部に取付けねじ41が通され、取付けねじ41によるねじ止めによって接続線43の一端が第2の回路基板40とともに取付けポスト24に固定される。このような固定によって接続線43と取付けねじ41が圧接されるとともに、取付けねじ41が取付けポスト24と結合する。この結果、接続線43が取付けねじ41および取付けポスト24を介してフレームグランドに接地される。
【0034】
また、接続線43の両端のうち他端(即ち、電子部品42側の端部)では、丸端子の穴部に固定ねじ44が通されて電子部品42にねじ止めされる。このような接続線43のねじ止めによって電子部品42と接続線43が接続され、その結果、電子部品42はフレームグランドに接地される。
【0035】
取付けねじ41の箇所における接続線43と取付けポスト24との電気的な接続については、接続線43と取付けポスト24との接触などによる直接的な接続と、取付けねじ41を介した間接的な接続が考えられる。図3に示す例では、取付けねじ41の頭部と取付けポスト24の先端との間に接続線43の端部および第2の回路基板40が挟み込まれて固定されており、接続線43と取付けポスト24とが取付けねじ41を介して間接的に接続された構造となっている。
次に、接続線43と取付けポスト24とが直接に接続した構造を有する変形例について説明する。
図4は、変形例におけるグランド接地構造を模式的に示す図である。
図4でも、取付けポスト24の付近は断面で示されている。
【0036】
図4に示す変形例の場合は、取付けポスト24の先端の一部が第2の回路基板40を貫通しており、取付けねじ41のねじ止めにより、接続線43の端部が取付けポスト24に圧接される。また、第2の回路基板40は、取付けポスト24と接続線43の端部とに挟まれた状態で取付けねじ41によってねじ止めされて固定される。
【0037】
このような変形例でも、接続線43が取付けポスト24に電気的に接続される。この結果、電子部品42は接続線43と取付けポスト24とを介してフレームグランド(即ちケース20)に接地される。
次に、取付けポストに絶縁カバーが設けられた変形例について説明する。
図5は、取付けポストに絶縁カバーが設けられた変形例を示す図である。
【0038】
図5に示す変形例では、取付けポスト24の周囲を絶縁性のカバー25が覆っている。より詳細には、カバー25は、取付けポスト24の、取付けねじ41がねじ込まれる先端およびケース20に固定された後端を除いた側面を覆っている。図5に示す変形例では、このカバー25により、例えば組立などの際に第2の回路基板40上の電子部品42や配線パターンなどと取付けポスト24とが誤ってショートする危険が回避される。
次に、取付けポスト24が複数段の基板を支持する変形例について説明する。
図6は、取付けポスト24が複数段の基板を支持する変形例を示す図である。
【0039】
図6に示す変形例の場合、取付けポスト24は、ケース20から突出した方向に複数段(図6の例では2段)が連結された構造を有する。取付けポスト24の各段24bは例えば金属製で導電性を有し、各段24bが連結された取付けポスト24全体としても導電性を有する。各段24bは例えば連結部にねじが形成され、そのねじによって互いに連結される。
【0040】
図6に示す変形例では、取付けポスト24の段24bが互いに連結された箇所に支持された他の回路基板50も備えられている。他の回路基板50における接地構造は、第2の回路基板40における接地構造と同様であってもよいし、別の接地構造であってもよい。
【0041】
複数段24bが連結された取付けポスト24の場合にも、先端に第2の回路基板40が取付けねじ41によってねじ止めされて固定される。そして、第2の回路基板40に搭載された電子部品42は接続線43と取付けポスト24とを介してフレームグランド(即ちケース20)に接地される。このように、取付けポスト24の途中に他の回路基板50が支持される場合であっても、取付けポスト24が複数段24bの連結構造となることで、取付けポスト24を介した接地構造が実現される。また、取付けポスト24の途中に他の回路基板50が支持されるので空間の利用効率が高い。
【0042】
他の回路基板50における接地構造が第2の回路基板40における接地構造と同様である場合には、ケース20側に位置する段24bが、他の回路基板50を支持する支持部として機能し、先端側に位置する段24bが取付けねじとして機能する。
図6に示す例では、更に、取付けポスト24の各段24bについて、側面が絶縁性のカバー25で覆われており、上述したショートの危険が回避される。
【0043】
なお、上述した各例の説明では、取付けポスト24とケース20とが別体である例が示されているが、取付けポスト24はケース20と一体に形成されてもよい。
【0044】
また、上記説明では、本発明の電子装置の例として、電動パワーステアリング装置100のコントローラ10が示されているが、本発明の電子装置は、他の車載装置であってもよいし、車載装置以外の他の装置であってもよい。
【符号の説明】
【0045】
100…電動パワーステアリング装置、10…コントローラ、11…制御演算部、13…モータ駆動部、20…ケース、21…基板載置部、21a…ねじ孔、22…信号用コネクタ実装部、23…3相出力用コネクタ実装部、23a…ねじ孔、24…取付けポスト、24a…ねじ孔、30…第1の回路基板、31a…貫通孔、38…取付けねじ、40…第2の回路基板、40a…貫通孔、41…取付けねじ、60…3相出力用コネクタ、61…取付けねじ、70…カバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6