(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-12
(45)【発行日】2023-06-20
(54)【発明の名称】水中電動ポンプ
(51)【国際特許分類】
F04D 13/00 20060101AFI20230613BHJP
F04D 13/08 20060101ALI20230613BHJP
F04D 29/70 20060101ALI20230613BHJP
F04D 29/62 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
F04D13/00 C
F04D13/08 R
F04D13/08 Q
F04D29/70 D
F04D29/62 A
(21)【出願番号】P 2019228574
(22)【出願日】2019-12-18
【審査請求日】2022-06-28
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 刊行物名 it’s new 配布日 令和1年12月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】000150844
【氏名又は名称】株式会社鶴見製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】木村 啓久
【審査官】丹治 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開平01-151796(JP,A)
【文献】特開2015-017534(JP,A)
【文献】実開昭51-039202(JP,U)
【文献】特開2002-005070(JP,A)
【文献】実公昭39-029208(JP,Y1)
【文献】特開2009-197669(JP,A)
【文献】特開2000-230496(JP,A)
【文献】実開昭60-120300(JP,U)
【文献】実開昭52-114361(JP,U)
【文献】特開平11-287194(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 1/00-13/16;
17/00-19/02;
21/00-25/16;
29/00-35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、前記モータにより駆動される羽根車が内部に配置され、吸込口を有するポンプケーシングと、を含むポンプ本体と、
前記モータに対して前記ポンプケーシングと反対側に設けられ、前記ポンプケーシングから送液される液体を吐出する吐出管と、
前記吐出管を取り囲むように筒形状に形成された第1部分と、前記第1部分に接続され、前記ポンプ本体の側面部の一部を覆う第2部分と、を含むフロートと、を備え
、
前記フロートの前記第1部分は、前記モータの駆動により回転する回転軸の延びる方向に沿った、前記吐出管が延びる方向において、前記モータの長さよりも大きい長さを有するように形成されている、水中電動ポンプ。
【請求項2】
前記フロートの前記第1部分は、前記第2部分の体積よりも大きい体積を有するように形成されている、請求項1に記載の水中電動ポンプ。
【請求項3】
前記フロートの前記第2部分は、前記ポンプ本体の側面部の周方向における一部を覆うように形成されている、請求項1または2に記載の水中電動ポンプ。
【請求項4】
前記ポンプ本体は、前記ポンプケーシングから前記吐出管に液体を導くとともに、前記モータの側方の一部に設けられた流路を含み、
前記第2部分は、前記ポンプ本体の前記流路が設けられた側の側面部を覆うように配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項5】
前記フロートの前記第1部分は、前記吐出管が延びる方向において、前記ポンプ本体の長さの1/2以上の長さを有するように形成されている、請求項1~
4のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項6】
前記ポンプケーシング内に異物が侵入しないよう、前記吸込口の周囲を覆うストレーナをさらに備える、請求項1~
5のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項7】
前記フロートの前記第2部分は、前記ストレーナを覆わないように形成されている、請求項
6に記載の水中電動ポンプ。
【請求項8】
前記フロートの前記第1部分は、前記ポンプ本体から外部に延びるケーブルに干渉しないように、外周部から内側に凹む第1凹部が設けられている、請求項1~
7のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項9】
前記ポンプ本体を挟むように一対設けられた第1車輪を含み、前記ポンプ本体を支持する台車をさらに備える、請求項1~
8のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項10】
前記フロートの前記第2部分は、前記第1車輪に干渉しないように、前記台車とは反対側に凹む第2凹部が設けられている、請求項
9に記載の水中電動ポンプ。
【請求項11】
前記台車は、前記ポンプ本体に対して前記フロートの前記第2部分とは反対側の側面部に配置されている、請求項
9または
10に記載の水中電動ポンプ。
【請求項12】
前記台車は、前記第1車輪に対して前記吐出管側に設けられた一対の第2車輪をさらに含み、
前記第1車輪は、前記第2車輪の直径よりも大きい直径を有する、請求項
9~11のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項13】
前記台車は、前記ポンプ本体に対して着脱可能に取り付けられている、請求項
9~12のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項14】
前記フロートを前記台車に対して締め付けて固定する帯状の固定部材をさらに備える、請求項
9~13のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【請求項15】
前記フロートが前記吐出管から抜けないように前記吐出管に設けられ、前記フロートの前記第1部分の端部に当接する抜け止め部材をさらに備える、請求項1~
14のいずれか1項に記載の水中電動ポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中電動ポンプに関し、特に、フロートを備える水中電動ポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、フロートを備える水中電動ポンプが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、モータおよびポンプケーシングを含むポンプ本体と、フロートとを備える、排水ポンプ(水中電動ポンプ)が開示されている。この特許文献1の排水ポンプでは、フロートは吸い込み口の周囲に設けられ、ポンプ本体を水面上に浮かせるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の排水ポンプでは、フロートは、ポンプ本体を水面上に浮かせるように構成されている。このため、ポンプ本体を水面上に浮かせるために大きな浮力が必要となるために、フロートの体積を大きくする必要がある。その結果、排水ポンプを保管する場合や、運搬する際および使用する際に、載置するのに必要な空間が大きくなるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、水中電動ポンプを保管する場合や、運搬する際に、載置するのに必要な空間が大きくなるのを抑制することが可能な水中電動ポンプを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における水中電動ポンプは、モータと、モータにより駆動される羽根車が内部に配置され、吸込口を有するポンプケーシングと、を含むポンプ本体と、モータに対してポンプケーシングと反対側に設けられ、ポンプケーシングから送液される液体を吐出する吐出管と、吐出管を取り囲むように筒形状に形成された第1部分と、第1部分に接続され、ポンプ本体の側面部の一部を覆う第2部分と、を含むフロートと、を備え、フロートの第1部分は、モータの駆動により回転する回転軸の延びる方向に沿った、吐出管が延びる方向において、モータの長さよりも大きい長さを有するように形成されている。
【0008】
この発明の一の局面による水中電動ポンプでは、上記のように、吐出管を取り囲むように筒形状に形成された第1部分と、第1部分に接続され、ポンプ本体の側面部の一部を覆う第2部分と、を含むフロートを設ける。これにより、ポンプ本体の側面部の一部を覆う第2部分、および、モータに対して吸込口とは反対側に設けられた吐出管を取り囲む第1部分を水中に入れることにより、水中電動ポンプを液中に浮かせることができる。その結果、モータを含むポンプ本体を水面上に浮かせる場合と比べて、フロートにより発生させる必要がある浮力を小さくすることができるので、フロートの体積が大きくなるのを抑制することができる。その結果、フロートを含む水中電動ポンプ全体の体積が大きくなるのを抑制することができるので、水中電動ポンプを保管する場合や、運搬する際および使用する際に、載置するのに必要な空間が大きくなるのを抑制することができる。
【0009】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、フロートの第1部分は、第2部分の体積よりも大きい体積を有するように形成されている。このように構成すれば、吐出管を取り囲む第1部分により大きな浮力を発生させることができるので、液中において吐出管を上方に配置するとともに、モータに対して吐出管とは反対側に設けられた吸込口を下方に配置することができる。これにより、吸込口を確実に液中に配置することができるので、吸込口から空気を吸い込むことを抑制することができる。また、水中電動ポンプを液中に配置した際に、吐出管を確実に上方に向けることができる。
【0010】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、フロートの第2部分は、ポンプ本体の側面部の周方向における一部を覆うように形成されている。このように構成すれば、第2部分がポンプ本体の側面部の周方向全体を覆う場合と比べて、第2部分の幅方向の大きさを小さくすることができるので、第2部分の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制することができる。
【0011】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、ポンプ本体は、ポンプケーシングから吐出管に液体を導くとともに、モータの側方の一部に設けられた流路を含み、第2部分は、ポンプ本体の流路が設けられた側の側面部を覆うように配置されている。このように構成すれば、ポンプ本体の流路側の側面部を覆う第2部分により、ポンプ本体の流路側に作用する浮力を大きくすることができるので、流路とは反対側に設けられたモータを流路よりも下方に配置することができる。これにより、水中電動ポンプを液中に配置した際に、モータを確実に液面よりも下に配置することができるので、モータを効果的に冷却することができる。
【0012】
上記一の局面による水中電動ポンプでは、フロートの第1部分は、吐出管が延びる方向において、モータの長さよりも大きい長さを有するように形成されている。これにより、第1部分の吐出管が延びる方向における長さをモータの長さよりも大きくすることができるので、第1部分の幅方向の大きさを抑制しながら、第1部分の体積を大きくすることができる。これにより、第1部分の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制しながら、第1部分により作用させる浮力を大きくすることができる。
【0013】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、フロートの第1部分は、吐出管が延びる方向において、ポンプ本体の長さの1/2以上の長さを有するように形成されている。このように構成すれば、第1部分の吐出管が延びる方向における長さをポンプ本体の長さの1/2以上に大きくすることができるので、第1部分の幅方向の大きさを抑制しながら、第1部分の体積を大きくすることができる。これにより、第1部分の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制しながら、第1部分により作用させる浮力を大きくすることができる。
【0014】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、ポンプケーシング内に異物が侵入しないよう、吸込口の周囲を覆うストレーナをさらに備える。このように構成すれば、ポンプ本体を液中に浮かせた状態において、吸込口近傍を漂う異物が吸込口からポンプケーシング内に侵入するのを抑制することができる。
【0015】
この場合、好ましくは、フロートの第2部分は、ストレーナを覆わないように形成されている。このように構成すれば、ストレーナから吸込口への吸水を第2部分により阻害するのを抑制しつつ、ストレーナを覆わない程度に第2部分によりポンプ本体の側面部を覆ってポンプ本体に大きい浮力を作用させることができる。
【0016】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、フロートの第1部分は、ポンプ本体から外部に延びるケーブルに干渉しないように、外周部から内側に凹む第1凹部が設けられている。このように構成すれば、ケーブルを第1部分の第1凹部を通して外部の電源や制御装置に接続することができるとともに、第1部分により吐出管全周を覆うことができる。
【0017】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、ポンプ本体を挟むように一対設けられた第1車輪を含み、ポンプ本体を支持する台車をさらに備える。このように構成すれば、水中電動ポンプを使用位置まで容易に運搬することができる。
【0018】
この場合、好ましくは、フロートの第2部分は、第1車輪に干渉しないように、台車とは反対側に凹む第2凹部が設けられている。このように構成すれば、第1車輪が第2部分に干渉して回転しなくなるのを抑制しつつ、第1車輪に干渉しない程度に第2部分によりポンプ本体の側面部を覆ってポンプ本体に大きい浮力を作用させることができる。
【0019】
上記台車を備える構成において、好ましくは、台車は、ポンプ本体に対してフロートの第2部分とは反対側の側面部に配置されている。このように構成すれば、ポンプ本体に対して第2部分とは反対側に設けられた台車を、液中において下方に配置することができるので、第1車輪を転がしながら水中電動ポンプを液中に配置する場合や、液中から引き上げる場合に、台車を下にした状態のままで、液中と陸上とで水中電動ポンプの姿勢を大きく変えることなく、水中電動ポンプの搬送作業を行うことができる。
【0020】
上記台車を備える構成において、好ましくは、台車は、第1車輪に対して吐出管側に設けられた一対の第2車輪をさらに含み、第1車輪は、第2車輪の直径よりも大きい直径を有する。このように構成すれば、大きな直径を有する一対の第1車輪のみを接地させて転がしながら台車を走行させることにより、凹凸があるような場所でも容易に走行することができる。また、小さな直径を有する第2車輪を補助輪として用いることにより、合計4つの車輪により、台車の姿勢を安定させることができる。
【0021】
上記台車を備える構成において、好ましくは、台車は、ポンプ本体に対して着脱可能に取り付けられている。このように構成すれば、ポンプ本体から台車を取り外すことができるので、ポンプ本体および台車に対して個別にメンテナンスや交換などの作業を容易に行うことができる。
【0022】
上記台車を備える構成において、好ましくは、フロートを台車に対して締め付けて固定する帯状の固定部材をさらに備える。このように構成すれば、フロートを台車に対して締め付けて確実に固定することができる。
【0023】
上記一の局面による水中電動ポンプにおいて、好ましくは、フロートが吐出管から抜けないように吐出管に設けられ、フロートの第1部分の端部に当接する抜け止め部材をさらに備える。このように構成すれば、フロートの第1部分に吐出管に挿入した状態で、フロートをポンプ本体に対して固定することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、上記のように、水中電動ポンプを保管する場合や、運搬する際に、載置するのに必要な空間が大きくなるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態による水中電動ポンプを示した斜視図である。
【
図2】本発明の一実施形態による水中電動ポンプを示した側面図である。
【
図3】本発明の一実施形態による水中電動ポンプを液中に配置した状態を示した断面図である。
【
図4】本発明の一実施形態による水中電動ポンプを示した分解斜視図である。
【
図5】本発明の一実施形態による水中電動ポンプのフロートの取り付けを説明するための図である。
【
図6】本発明の一実施形態による水中電動ポンプの運搬を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
(水中電動ポンプの構成)
図1~
図6を参照して、本発明の一実施形態による水中電動ポンプ100について説明する。水中電動ポンプ100は、河川、市街地、駅の構内、アンダーパス、ビルの地下、地下街などに溜まった液体(水)を排水するために用いられる。つまり、水中電動ポンプ100は、車に乗せられて目的地(排水場所)に移動されて、排水場所に設置されることにより排水を行うための排水ポンプである。水中電動ポンプ100は、たとえば、水害が起きた場所の水を排水するために用いられる。
【0028】
水中電動ポンプ100は、
図1および
図2に示すように、ポンプ本体10と、吐出管20と、台車30と、フロート40と、を備えている。また、水中電動ポンプ100の吐出管20には、ホース50が接続されている。また、ポンプ本体10には、ケーブル60が接続されている。
【0029】
ポンプ本体10は、
図3に示すように、モータ11と、回転軸12と、ポンプケーシング13と、オイル室14と、羽根車15と、ストレーナ16と、流路17と、を備えている。
【0030】
モータ11は、外部からの水が浸入しないように、密閉されている。また、モータ11は、回転軸12を介して羽根車15を回転駆動させるように構成されている。また、モータ11は、固定子111と回転子112とを含んでいる。固定子111は、コイルを有しており、モータ11の外周部に配置されている。また、固定子111は、ケーブル60から電力が供給されることにより、磁界を発生させるように構成されている。回転子112は、回転軸12に取り付けられ、固定子111と対向するようにモータ11の内側に配置されている。また、回転子112は、固定子111からの磁界により回転するように構成されている。
【0031】
回転軸12は、モータ11の駆動により回転するように構成されている。また、回転軸12は、モータ11の駆動力を羽根車15に伝えるように構成されている。また、回転軸12(羽根車15)は、上方から見た場合(吐出管20側から見た場合)に、時計回りに回転するように構成されている。また、回転軸12は、ベアリング121および122により回転可能に支持されている。また、回転軸12は、モータ11からオイル室14を貫通してポンプケーシング13内まで延びるように配置されている。また、回転軸12のモータ11側の端部とは逆側の端部には、羽根車15が取り付けられている。
【0032】
ポンプケーシング13は、モータ11により駆動される羽根車15が内部に配置されている。ポンプケーシング13には、液体を吸い込む吸込口131が設けられている。ポンプケーシング13では、吸込口131から液体を吸い込み、羽根車15の駆動により圧力を作用させて、流路17に液体を吐出させる。羽根車15は、回転することにより、水中電動ポンプ100が配置された領域の液体(水)を吸込口131から吸い込むとともに、吸い込んだ液体が流路17、吐出管20を介してホース50に送られるように構成されている。
【0033】
オイル室14は、モータ11およびポンプケーシング13の間に配置されており、オイル室14は、オイルが充填されている。また、オイル室14内には、メカニカルシール141が設けられている。メカニカルシール141は、負荷側(ポンプケーシング13側)および反負荷側(ポンプケーシング13に対して反対側、つまり、モータ11側)に、それぞれ、摺動部(図示せず)を有している。負荷側の摺動部は、ポンプケーシング13内の圧力水がオイル室14に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。また、反負荷側の摺動部は、オイル室14のオイルを含む流体がモータ11側に流入するのを防止(抑制)する機能を有している。なお、摺動部は、オイル室14に充填されたオイルによって、潤滑されるとともに、焼きつかないように冷却される。
【0034】
羽根車15は、回転軸12を介してモータ11に接続されている。また、羽根車15は、ポンプケーシング13内に配置されている。
【0035】
ストレーナ16は、ポンプケーシング13内に異物が侵入しないよう、吸込口131の周囲を覆っている。ストレーナ16は、円筒形状に形成されている。また、ストレーナ16は、側面部および底面部から液体を吸い込むように構成されている。また、ストレーナ16は水中電動ポンプ100を地面に立てて設置および保管する際にスタンドとして機能するように構成されている。具体的には、水中電動ポンプ100を立てた場合に、
図2に示すように、ストレーナ16の端部は、第1車輪31の端部よりもわずかに下方または略面一となる。
【0036】
流路17は、ポンプケーシング13から吐出管20に液体を導くように構成されている。流路17は、一方の端部がポンプケーシング13に接続され、他方の端部が吐出管20に接続されている。また、流路17は、モータ11の側方の一部に設けられている。つまり、流路17は、モータ11の周方向の一部を覆う外ケーシング内に設けられている。水中電動ポンプ100は、半内装型の水中ポンプである。モータ11は、流路17を流れる液体、水中電動ポンプ100が配置される周囲の液体により冷却される。
【0037】
吐出管20は、モータ11に対してポンプケーシング13と反対側に設けられ、ポンプケーシング13から送液される液体を吐出するように構成されている。吐出管20は、先端に設けられた吐出口21から、吐出管20に接続されたホース50に液体を吐出するように構成されている。
【0038】
台車30は、ポンプ本体10を支持するように構成されている。また、台車30は、
図4に示すように、第1車輪31と、第2車輪32と、フレーム33と、支持部34と、固定部材35と、ハンドル36と、係合部37とを含んでいる。
【0039】
第1車輪31は、幅方向においてポンプ本体10を挟み込むように一対設けられている。第2車輪32は、幅方向においてポンプ本体10を挟み込むように一対設けられている。また、第2車輪32は、第1車輪31に対して吐出管20側に設けられている。つまり、第1車輪31は、吸水側(吸込口131側)に配置され、第2車輪32は、吐出側(吐出口21)側に配置されている。また、第1車輪31は、第2車輪32の直径よりも大きい直径を有している。第1車輪31および第2車輪32は、車軸を介してフレーム33に回転可能に取り付けられている。
【0040】
支持部34は、ポンプ本体10に当接して、ポンプ本体10を支持している。支持部34は、プレート状に形成されている。また、支持部34は、ポンプ本体10の回転軸12が延びる方向に沿って一対設けられている。支持部34には、ポンプ本体10を受ける凹部341が形成されている。凹部341は、当接するポンプ本体10の形状に沿って凹むように形成されている。
【0041】
固定部材35は、ポンプ本体10を台車30に固定するように構成されている。固定部材35は、ポンプ本体10の側面に沿って設けられ、フレーム33に固定されるように構成されている。台車30は、ポンプ本体10に対して着脱可能に取り付けられている。つまり、固定部材35をフレーム33から外すことにより、ポンプ本体10を台車30から取り外すことが可能である。
【0042】
ハンドル36は、第2車輪32が設けられる側のフレーム33の端部に設けられている。ハンドル36は、水中電動ポンプ100を移動させる際や、水中電動ポンプ100の姿勢を変更させる場合に、作業者により把持されて用いられる。また、ハンドル36は台車30から取り外し可能に構成されている。
【0043】
係合部37は、第2車輪32が設けられる側のフレーム33の端部に設けられている。係合部37は、
図6に示すように、ワイヤ371を取り付け可能に構成されている。具体的には、係合部37にシャックル372を係合させて、ワイヤ371が取り付けられる。
【0044】
フロート40は、水中電動ポンプ100を、液面に浮かせるために設けられている。ここで、水中電動ポンプ100を、水害地域の排水に用いる場合、ごみなどの固形物が底にたまるため、液面付近から吸水を行う方が好ましい。そのため、水中電動ポンプ100をフロート40により液面に浮かせる。
【0045】
フロート40は、
図1に示すように、第1部分41と、第2部分42とを含んでいる。第1部分41は、
図2に示すように、貫通孔411と、第1凹部412と、傾斜部413とを有している。第2部分42は、
図2~
図4に示すように、内部空間421と、第2凹部422とを有している。
【0046】
ここで、本実施形態では、
図1に示すように、第1部分41は、吐出管20を取り囲むように筒形状に形成されている。具体的には、
図2に示すように、第1部分41の貫通孔411に、吐出管20が挿入されている。第1部分41の貫通孔411の内径は、吐出管20の吐出口21部分の外径よりもわずかに大きく形成されている。また、第2部分42は、第1部分41に接続され、ポンプ本体10の側面部の一部を覆うように形成されている。具体的には、第2部分42の内部空間421内に、ポンプ本体10が配置されている。内部空間421は、台車30側が開放されている。
【0047】
フロート40は、たとえば、発泡スチロールにより形成されている。フロート40の第1部分41は、第2部分42の体積よりも大きい体積を有するように形成されている。つまり、第1部分41により発生する浮力は、第2部分42により発生する浮力よりも大きい。
【0048】
フロート40の第2部分42は、ポンプ本体10の側面部の周方向における一部を覆うように形成されている。具体的には、第2部分42は、ポンプ本体10の流路17が設けられた側の側面部を覆うように配置されている。つまり、第2部分42は、ポンプ本体10の流路17が設けられた側と反対側の側面以外の側面を覆うように形成されている。ポンプ本体10の第2部分42から露出した側の側面(モータ11が存在する側の面)には台車30が配置されている。つまり、台車30は、ポンプ本体10に対してフロート40の第2部分42とは反対側の側面部に配置されている。
【0049】
図1に示すように、吐出管20には、フロート40が吐出管20から抜けないように、フロート40の第1部分41の端部に当接する抜け止め部材22が設けられている。抜け止め部材22は、
図4に示すように、一対の半円形の部材を吐出管20を挟むように組み合わせることにより、吐出管20に取り付けられる。また、
図1および
図2に示すように、フロート40を台車30に対して締め付けて固定する帯状の固定部材43が設けられている。固定部材43は、第2部分42の側面の外周に沿って設けられている。
【0050】
図3に示すように、第1部分41は、吐出管20が延びる方向において、L1の長さを有している。また、モータ11は、吐出管20が延びる方向において、L2の長さを有している。また、ポンプ本体10は、吐出管20が延びる方向において、L3の長さを有している。そして、フロート40の第1部分41は、吐出管20が延びる方向において、モータ11の長さL2よりも大きい長さL1を有するように形成されている。また、フロート40の第1部分41は、吐出管20が延びる方向において、ポンプ本体10の長さの1/2以上の長さを有するように形成されている。
【0051】
図2および
図3に示すように、第1凹部412は、ポンプ本体10から外部に延びるケーブル60に干渉しないように外周部から内側に凹むように形成されている。ケーブル60は、ポンプ本体10の台車30側の上面から外部に延びるように設けられている。第1凹部412は、ケーブル60に対応するように、第1部分41の台車30側に設けられている。
【0052】
傾斜部413は、
図2に示すように、台車30のハンドル36が干渉しないように、第1部分41の台車30側に傾斜するように形成されている。
【0053】
フロート40の第2部分42は、ストレーナ16を覆わないように形成されている。フロート40の第2凹部422は、第1車輪31に干渉しないように、台車30とは反対側に凹むように形成されている。
【0054】
ホース50は、吐出管20に接続されている。また、ホース50は、たとえば、サニーホースが用いられる。
【0055】
図5を参照して、水中電動ポンプ100のフロート40の取り付けを説明する。
図5に示すように、台車30にポンプ本体10が取り付けられた状態で、ポンプ本体10にフロート40が取り付けられる。具体的には、吐出管20に対して、フロート40の第1部分41の貫通孔411を位置合わせして、吐出管20が第1部分41に挿入される。また、第2部分42の内部空間421内にポンプ本体10が収められる。これにより、ポンプ本体10は、フロート40により3次元的に覆われる。そして、吐出管20に抜け止め部材22が取り付けられる。また、固定部材43によりフロート40が台車30に対して固定される。また、ハンドル36が台車30のフレーム33に取り付けられる。
【0056】
図6に示すように、水中電動ポンプ100は、液中に搬送される場合に、ストレーナ16側(吸込口131側)を下方(先頭)にして移動される。これにより、吸込口131を確実に液中に入れることが可能である。また、ホース50、ケーブル60を後側にすることができるので、水中電動ポンプ100の進行にホース50およびケーブル60が干渉するのを抑制することが可能である。また、水中電動ポンプ100は、液中から搬出される場合は、吐出管20側(吐出口21側)を上方(先頭)にして移動される。また、
図6に示す例では、第1車輪31および第2車輪32の両方を接地させて水中電動ポンプ100を搬送している。なお、第2車輪32を浮かせた状態で、第1車輪31のみを接地させて水中電動ポンプ100を搬送してもよい。
【0057】
なお、
図6の搬送形態はあくまで一例であり、係合部37にシャックル372を係合させてワイヤ371を取り付け、クレーン等により水中電動ポンプ100を吊下げた状態にて液中へ搬送してもよいし、ハンドル36を把持して牽引したり、ポンプケーシング13側から押してもよい。
【0058】
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0059】
本実施形態では、上記のように、吐出管20を取り囲むように筒形状に形成された第1部分41と、第1部分41に接続され、ポンプ本体10の側面部の一部を覆う第2部分42と、を含むフロート40を設ける。これにより、ポンプ本体10の側面部の一部を覆う第2部分42、および、モータ11に対して吸込口131とは反対側に設けられた吐出管20を取り囲む第1部分41を水中に入れることにより、水中電動ポンプ100を液中に浮かせることができる。その結果、モータ11を含むポンプ本体10を水面上に浮かせる場合と比べて、フロート40により発生させる必要がある浮力を小さくすることができるので、フロート40の体積が大きくなるのを抑制することができる。その結果、フロート40を含む水中電動ポンプ100全体の体積が大きくなるのを抑制することができるので、水中電動ポンプ100を保管する場合や、運搬する際および使用する際に、載置するのに必要な空間が大きくなるのを抑制することができる。
【0060】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第1部分41を、第2部分42の体積よりも大きい体積を有するように形成する。これにより、吐出管20を取り囲む第1部分41により大きな浮力を発生させることができるので、液中において吐出管20を上方に配置するとともに、モータ11に対して吐出管20とは反対側に設けられた吸込口131を下方に配置することができる。これにより、吸込口131を確実に液中に配置することができるので、吸込口131から空気を吸い込むことを抑制することができる。また、水中電動ポンプ100を液中に配置した際に、吐出管20を確実に上方に向けることができる。
【0061】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第2部分42を、ポンプ本体10の側面部の周方向における一部を覆うように形成する。これにより、第2部分42がポンプ本体10の側面部の周方向全体を覆う場合と比べて、第2部分42の幅方向の大きさを小さくすることができるので、第2部分42の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制することができる。
【0062】
また、本実施形態では、上記のように、ポンプ本体10に、ポンプケーシング13から吐出管20に液体を導くとともに、モータ11の側方の一部に設けられた流路17を設ける。また、第2部分42を、ポンプ本体10の流路17が設けられた側の側面部を覆うように配置する。これにより、ポンプ本体10の流路17側の側面部を覆う第2部分42により、ポンプ本体10の流路17側に作用する浮力を大きくすることができるので、流路17とは反対側に設けられたモータ11を流路17よりも下方に配置することができる。これにより、水中電動ポンプ100を液中に配置した際に、モータ11を確実に液面より下に配置することができるので、モータ11を効果的に冷却することができる。
【0063】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第1部分41を、吐出管20が延びる方向において、モータ11の長さよりも大きい長さを有するように形成する。これにより、第1部分41の吐出管20が延びる方向における長さをモータ11の長さよりも大きくすることができるので、第1部分41の幅方向の大きさを抑制しながら、第1部分41の体積を大きくすることができる。これにより、第1部分41の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制しながら、第1部分41により作用させる浮力を大きくすることができる。
【0064】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第1部分41を、吐出管20が延びる方向において、ポンプ本体10の長さの1/2以上の長さを有するように形成する。これにより、第1部分41の吐出管20が延びる方向における長さをポンプ本体10の長さの1/2以上に大きくすることができるので、第1部分41の幅方向の大きさを抑制しながら、第1部分41の体積を大きくすることができる。これにより、第1部分41の幅方向の大きさが大きくなるのを抑制しながら、第1部分41により作用させる浮力を大きくすることができる。
【0065】
また、本実施形態では、上記のように、ポンプケーシング13内に異物が侵入しないよう、吸込口131の周囲を覆うストレーナ16を設ける。これにより、ポンプ本体10を液中に浮かせた状態において、吸込口131近傍を漂う異物が吸込口131からポンプケーシング13内に侵入するのを抑制することができる。
【0066】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第2部分42を、ストレーナ16を覆わないように形成する。これにより、ストレーナ16から吸込口131への吸水を第2部分42により阻害するのを抑制しつつ、ストレーナ16を覆わない程度に第2部分42によりポンプ本体10の側面部を覆ってポンプ本体10に大きい浮力を作用させることができる。
【0067】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第1部分41に、ポンプ本体10から外部に延びるケーブル60に干渉しないように、外周部から内側に凹む第1凹部412を設ける。これにより、ケーブル60を第1部分41の第1凹部412を通して外部の電源や制御装置に接続することができるとともに、第1部分41により吐出管20全周を覆うことができる。
【0068】
また、本実施形態では、上記のように、ポンプ本体10を挟むように一対設けられた第1車輪31を含み、ポンプ本体10を支持する台車30を設ける。これにより、水中電動ポンプ100を使用位置まで容易に運搬することができる。
【0069】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40の第2部分42に、第1車輪31に干渉しないように、台車30とは反対側に凹む第2凹部422を設ける。これにより、第1車輪31が第2部分42に干渉して回転しなくなるのを抑制しつつ、第1車輪31に干渉しない程度に第2部分42によりポンプ本体10の側面部を覆ってポンプ本体10に大きい浮力を作用させることができる。
【0070】
また、本実施形態では、上記のように、台車30を、ポンプ本体10に対してフロート40の第2部分42とは反対側の側面部に配置する。これにより、ポンプ本体10に対して第2部分42とは反対側に設けられた台車30を、液中において下方に配置することができるので、第1車輪31を転がしながら水中電動ポンプ100を液中に配置する場合や、液中から引き上げる場合に、台車30を下にした状態のままで、液中と陸上とで水中電動ポンプ100の姿勢を大きく変えることなく、水中電動ポンプ100の搬送作業を行うことができる。
【0071】
また、本実施形態では、上記のように、台車30に、第1車輪31に対して吐出管20側に設けられた一対の第2車輪32を設ける。また、第1車輪31は、第2車輪32の直径よりも大きい直径を有する。これにより、大きな直径を有する一対の第1車輪31のみを接地させて転がしながら台車30を走行させることにより、凹凸があるような場所でも容易に走行することができる。また、小さな直径を有する第2車輪32を補助輪として用いることにより、合計4つの車輪により、台車30の姿勢を安定させることができる。
【0072】
また、本実施形態では、上記のように、台車30は、ポンプ本体10に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、ポンプ本体10から台車30を取り外すことができるので、ポンプ本体10および台車30に対して個別にメンテナンスや交換などの作業を容易に行うことができる。
【0073】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40を台車30に対して締め付けて固定する帯状の固定部材43を設ける。これにより、フロート40を台車30に対して締め付けて確実に固定することができる。
【0074】
また、本実施形態では、上記のように、フロート40が吐出管20から抜けないように、フロート40の第1部分41の端部に当接する抜け止め部材22を吐出管20に設ける。これにより、フロート40の第1部分41に吐出管20に挿入した状態で、フロート40をポンプ本体10に対して固定することができる。
【0075】
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0076】
たとえば、上記一実施形態では、水中電動ポンプに台車を設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、水中電動ポンプに台車を設けなくてもよい。
【0077】
また、上記一実施形態では、水中電動ポンプが半内装側の水中ポンプである構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、水中電動ポンプは、流路がモータを取り囲むように設けられた内装型の水中ポンプであってもよいし、流路がモータと離れている外装型の水中ポンプであってもよい。
【0078】
また、上記一実施形態では、ストレーナが側面部および底面部から液体を吸い込むように構成されている例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ストレーナは側面部のみから液体を吸い込むように構成してもよい。
【0079】
また、上記一実施形態では、フロートが発泡スチロールにより形成されている例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、フロートを発泡スチロール以外の水より比重が小さい材料により形成してもよい。
【0080】
また、上記一実施形態では、台車に一対の大径の第1車輪および一対の小径の第2車輪が設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、台車に第1車輪のみを設けて第2車輪を設けなくてもよい。また、台車の車輪の数は4つに限らず、台車に1~3つ、5つ以上車輪が設けられていてもよい。また、複数の車輪の大きさは互いに同じであってもよい。
【0081】
また、上記一実施形態では、台車にハンドルが設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、台車にハンドルを設けなくてもよい。この場合、フロートの第1部分にハンドルを避けるための傾斜部を設けなくてもよい。
【0082】
また、上記一実施形態では、吐出管を台車とは反対側に設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、吐出管を台車側に設けてもよい。
【0083】
また、上記一実施形態では、第1部分と第2部分との接続部分において段差が設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、第1部分と第2部分との接続部分において段差が設けられていなくてもよい。つまり、第1部分の幅と第2部分の幅とが略同じであってもよい。
【符号の説明】
【0084】
10 ポンプ本体
11 モータ
13 ポンプケーシング
15 羽根車
16 ストレーナ
17 流路
20 吐出管
22 抜け止め部材
30 台車
31 第1車輪
32 第2車輪
40 フロート
41 第1部分
42 第2部分
43 固定部材
60 ケーブル
100 水中電動ポンプ
131 吸込口
412 第1凹部
422 第2凹部