(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-12
(45)【発行日】2023-06-20
(54)【発明の名称】表示装置、ナビゲーションシステム、表示方法、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
G01C 21/36 20060101AFI20230613BHJP
G08G 1/0969 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
G01C21/36
G08G1/0969
(21)【出願番号】P 2021551062
(86)(22)【出願日】2019-10-10
(86)【国際出願番号】 JP2019040123
(87)【国際公開番号】W WO2021070349
(87)【国際公開日】2021-04-15
【審査請求日】2022-05-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】北田 智之
【審査官】高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-242198(JP,A)
【文献】特開2002-296069(JP,A)
【文献】国際公開第2015/118780(WO,A1)
【文献】特開2019-158413(JP,A)
【文献】特開2013-064686(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00-21/36
G08G 1/00-99/00
G09B 29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示する表示装置であって、
表示部と、
前記表示部における表示を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、
前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、
前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、
前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、
を実行する、
表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記車両が前記中継地点に到達した場合に、
前記中継地点における充電後の前記バッテリの残量を受け付けるバッテリ残量受付処理を実行する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記バッテリ残量受付処理は、
前記中継地点における充電後の前記バッテリの残量の入力をユーザから受け付けるバッテリ残量受付画面を前記表示部に表示させる処理である、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記バッテリ残量受付処理において
前記中継地点における充電後の前記バッテリの残量を受け付けた場合に、受け付けられた前記バッテリの残量に基づいて探索された、前記中継地点から前記目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる第2経路情報表示処理を実行する、
請求項2又は請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記経路情報は、前記バッテリの残量が所定値以上で前記車両が走行する経路を示す第1経路情報と、前記バッテリの残量が所定値未満で前記車両が走行する経路を示す第2経路情報とを含み、
前記第1経路情報及び前記第2経路情報は、互いに区別可能な表示形式によって表示される、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記車両が前記中継地点に到達した場合に、前記中継地点の周辺に存在する施設を示す施設情報を含む中継地点到達画面を前記表示部に表示させる中継地点到達画面表示処理を実行する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するためのナビゲーションシステムであって、
サーバ装置と、
前記サーバ装置と通信可能な表示装置と、
を備え、
前記サーバ装置は、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路を、前記出発地点における前記バッテリの残量に基づいて探索し、
前記表示装置は、
表示部と、
前記表示部における表示を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、
前記サーバ装置によって探索された、前記出発地点から前記目的地までの前記経路の経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、
前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、
前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、
前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、
を実行する、
ナビゲーションシステム。
【請求項8】
走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示装置が表示する表示方法であって、
前記表示装置が、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を表示するステップと、
前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記表示装置が、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、
前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記表示装置が、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を表示するステップと、
前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記表示装置が、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、
を含む、
表示方法。
【請求項9】
走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示するためのコンピュータプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体であって、
表示部を備えるコンピュータに、
前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、
前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、
前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、
前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、
を実行させる、
コンピュータプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置、ナビゲーションシステム、表示方法、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車用のナビゲーション装置が開示されている。特許文献1に開示されているナビゲーション装置は、目的地までの経路探索を行った後、電気自動車が目的地まで走行可能か否かを判断し、走行不可能と判断された場合に、目的地までの経路中に、目的地に到着する前にバッテリを充電可能なバッテリ充電可能地点である到着前充電可能地点を追加し、追加された到着前充電可能地点を含むように、目的地までの経路の再探索を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様に係る表示装置は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示する表示装置であって、表示部と、前記表示部における表示を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行する。
【0005】
本開示の一態様に係るナビゲーションシステムは、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するためのナビゲーションシステムであって、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な表示装置と、を備え、前記サーバ装置は、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路を、前記出発地点における前記バッテリの残量に基づいて探索し、前記表示装置は、表示部と、前記表示部における表示を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記サーバ装置によって探索された、前記出発地点から前記目的地までの前記経路の経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行する。
【0006】
本開示の一態様に係る表示方法は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示装置が表示する表示方法であって、前記表示装置が、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を表示するステップと、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記表示装置が、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記表示装置が、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を表示するステップと、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記表示装置が、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、を含む。
【0007】
本開示の一態様に係る記録媒体は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示するためのコンピュータプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体であって、表示部を備えるコンピュータに、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行させる、コンピュータプログラムを記録する。
【0008】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備える表示装置として実現することができるだけでなく、表示装置における特徴的な処理をステップとする表示方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体として実現したりすることができる。さらに、表示装置の一部を半導体集積回路として実現したり、表示装置を含むナビゲーションシステムとして実現したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施形態に係るナビゲーションシステムの構成の一例を示す模式図である。
【
図2】実施形態に係るサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】実施形態に係る携帯端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】実施形態に係るサーバ装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【
図5】実施形態に係る携帯端末装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【
図10】バッテリ残量受付画面の一例を示す図である。
【
図13】実施形態に係るサーバ装置の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図14A】実施形態に係る携帯端末装置の動作の流れの前半部分の一例を示すフローチャートである。
【
図14B】実施形態に係る携帯端末装置の動作の流れの後半部分の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示が解決しようとする課題>
ガソリンの補給に比べて車載バッテリの充電には長時間を要する。このため、車載バッテリを充電している間に、乗員は例えば付近の施設で食事をしたり買い物をしたりして効率的に時間を活用する。このように乗員が長時間車両から離れる車載バッテリの充電中には、車両の電源がオフにされ、ナビゲーション装置による経路の案内が中止されることが考えられる。この場合、再度経路案内を開始するためには、ユーザが目的地を再設定し、案内の開始を指示する必要がある。
【0011】
<本開示の効果>
本開示によれば、中継地点である充電設備において車載バッテリの充電が行われた場合に、目的地を再設定することなく、案内を再開することができる。
【0012】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
【0013】
(1) 本実施形態に係る表示装置は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示する表示装置であって、表示部と、前記表示部における表示を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行する。これにより、中継地点である充電設備においてバッテリの充電が行われた場合に、ユーザが車両の走行の再開を通知するための入力を行う。したがって、ユーザが目的地を再設定しなくても案内を再開することができる。
【0014】
(2) 本実施形態に係る表示装置において、前記制御部は、前記車両が前記中継地点に到達した場合に、前記バッテリの残量を受け付けるバッテリ残量受付処理を実行してもよい。これにより、表示装置が、走行再開前のバッテリの残量を把握することができる。
【0015】
(3) 本実施形態に係る表示装置において、前記バッテリ残量受付処理は、前記バッテリの残量の入力をユーザから受け付けるバッテリ残量受付画面を前記表示部に表示させる処理であってもよい。これにより、ユーザがバッテリの残量を表示装置に入力することができる。
【0016】
(4) 本実施形態に係る表示装置において、前記制御部は、前記バッテリ残量受付処理において前記バッテリの残量を受け付けた場合に、受け付けられた前記バッテリの残量に基づいて探索された、前記中継地点から前記目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる第2経路情報表示処理を実行してもよい。これにより、中継地点におけるバッテリの残量に基づいて、中継地点から目的地までの経路を探索することができる。
【0017】
(5) 本実施形態に係る表示装置において、前記経路情報は、前記バッテリの残量が所定値以上で前記車両が走行する経路を示す第1経路情報と、前記バッテリの残量が所定値未満で前記車両が走行する経路を示す第2経路情報とを含み、前記第1経路情報及び前記第2経路情報は、互いに区別可能な表示形式によって表示されてもよい。これにより、バッテリの残量が十分な走行経路と、バッテリの残量が少ない走行経路とをユーザが区別することができる。
【0018】
(6) 本実施形態に係る表示装置において、前記制御部は、前記車両が前記中継地点に到達した場合に、前記中継地点の周辺に存在する施設を示す施設情報を含む中継地点到達画面を前記表示部に表示させる中継地点到達画面表示処理を実行してもよい。これにより、充電設備においてバッテリを充電している間に、ユーザが立ち寄ることができる施設の情報をユーザに提供することができる。
【0019】
(7) 本実施形態に係るナビゲーションシステムは、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するためのナビゲーションシステムであって、サーバ装置と、前記サーバ装置と通信可能な表示装置と、を備え、前記サーバ装置は、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路を、前記出発地点における前記バッテリの残量に基づいて探索し、前記表示装置は、表示部と、前記表示部における表示を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記サーバ装置によって探索された、前記出発地点から前記目的地までの前記経路の経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行する。これにより、中継地点である充電設備においてバッテリの充電が行われた場合に、ユーザが車両の走行の再開を通知するための入力を行う。したがって、ユーザが目的地を再設定しなくても案内を再開することができる。
【0020】
(8) 本実施形態に係る表示方法は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示装置が表示する表示方法であって、前記表示装置が、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を表示するステップと、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記表示装置が、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記表示装置が、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を表示するステップと、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記表示装置が、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を表示するステップと、を含む。これにより、中継地点である充電設備においてバッテリの充電が行われた場合に、ユーザが車両の走行の再開を通知するための入力を行う。したがって、ユーザが目的地を再設定しなくても案内を再開することができる。
【0021】
(9) 本実施形態に係る記録媒体は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内するための情報を表示するためのコンピュータプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な非一過性の記録媒体であって、表示部を備えるコンピュータに、前記バッテリの残量に基づいて探索された、充電設備を中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路情報を前記表示部に表示させる経路情報表示処理と、前記車両が前記出発地点において走行を開始した場合に、前記出発地点から前記中継地点への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第1案内情報表示処理と、前記車両が前記中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、前記車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面を前記表示部に表示させる通知入力画面表示処理と、前記入力画面において前記通知するための入力が受け付けられた場合に、前記中継地点から前記目的地への前記車両の走行を案内するための案内情報を前記表示部に表示させる第2案内情報表示処理と、を実行させる、コンピュータプログラムを記録する。これにより、中継地点である充電設備においてバッテリの充電が行われた場合に、ユーザが車両の走行の再開を通知するための入力を行う。したがって、ユーザが目的地を再設定しなくても案内を再開することができる。
【0022】
<本開示の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0023】
[1.ナビゲーションシステムの構成]
図1は、本実施形態に係るナビゲーションシステム10の構成の一例を示す模式図である。
図1に示されるナビゲーションシステム10は、サーバ装置100と、表示装置である携帯端末装置200とを備える。1台のサーバ装置100に対して、複数の携帯端末装置200がインターネット等のネットワーク500を介して通信可能に接続される。携帯端末装置200は、車両20の乗員であるユーザ30によって使用される。サーバ装置100は、ユーザ30に提供する、出発地点から目的地までの経路を探索し、探索された経路を案内するための情報を携帯端末装置200へ送信する。携帯端末装置200は、ユーザ30の操作に応じて、サーバ装置100から受信された情報を表示する。
【0024】
[2.サーバ装置の構成]
図2は、本実施形態に係るサーバ装置100の構成の一例を示すブロック図である。サーバ装置100は、プロセッサ101と、非一過性メモリ102と、一過性メモリ103と、通信インタフェース104とを備える。
【0025】
一過性メモリ103は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。非一過性メモリ102は、例えばフラッシュメモリ、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリである。非一過性メモリ102には、コンピュータプログラムであるサーバプログラム105及びサーバプログラム105の実行に使用されるデータが格納される。サーバ装置100は、コンピュータを備えて構成され、サーバ装置100の各機能は、前記コンピュータの記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムであるサーバプログラム105がCPUであるプロセッサ101によって実行されることで発揮される。サーバプログラム105は、フラッシュメモリ、ROM、CD-ROMなどの記録媒体に記憶させることができる。プロセッサ101は、サーバプログラム105を実行し、後述するような処理を行う。
【0026】
なお、プロセッサ101は、CPUに限られない。プロセッサ101は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアロジック回路であってもよい。この場合、ハードウェアロジック回路は、サーバプログラム105と同様の処理を実行可能に構成される。
【0027】
非一過性メモリ102には、地図データ106が記憶される。地図データ106は、経路案内サービス提供地域の地図データである。地図データ106には、各地点の緯度及び経度の情報が含まれる。さらに非一過性メモリ102には、充電ステーションデータベース107及び施設データベース108が設けられる。以下、「データベース」を「DB」という。充電ステーションは、車両20のバッテリを充電可能な充電設備である。充電ステーションDB107は、経路案内サービス提供地域に存在する充電ステーションの名称と緯度・経度とが対応付けて記憶される。施設DB108には、施設の名称と緯度・経度とが対応付けて記憶される。施設には、レストラン、カフェ、ブティック、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア等の商業施設が含まれる。
【0028】
通信インタフェース104は例えばイーサネット(登録商標)のインタフェースであり、ネットワーク500に接続される。サーバ装置100は、ネットワーク500を介して他の装置、例えば、携帯端末装置200及び車両20の車載装置と通信することができる。
【0029】
[3.携帯端末装置の構成]
図3は、本実施形態に係る携帯端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。携帯端末装置200は、表示部210と、制御部220と、入力部230と、無線通信部240と、位置センサ250とを備える。表示部210は、液晶又は有機エレクトロルミネッセンスによって構成される表示パネルを有する。入力部230は、例えば表示部210と一体的に構成されたタッチセンサであり、ユーザ30からの入力を受け付けることができる。無線通信部240は、無線通信が可能であり、ネットワーク500を介してサーバ装置100と通信することができる。
【0030】
制御部220は、プロセッサ221と、非一過性メモリ222と、一過性メモリ223と、入出力インタフェース224とを備える。
【0031】
一過性メモリ223は、例えばSRAM、DRAM等の揮発性メモリである。非一過性メモリ222は、例えばフラッシュメモリ、ハードディスク、ROM等の不揮発性メモリである。非一過性メモリ222には、コンピュータプログラムであるクライアントプログラム225及びクライアントプログラム225の実行に使用されるデータが格納される。携帯端末装置200は、コンピュータを備えて構成され、携帯端末装置200の各機能は、前記コンピュータの記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムであるクライアントプログラム225がCPUであるプロセッサ221によって実行されることで発揮される。クライアントプログラム225は、フラッシュメモリ、ROM、CD-ROMなどの記録媒体に記憶させることができる。プロセッサ221は、クライアントプログラム225を実行し、後述するような処理を行う。
【0032】
なお、プロセッサ221は、CPUに限られない。プロセッサ221は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアロジック回路であってもよい。この場合、ハードウェアロジック回路は、クライアントプログラム225と同様の処理を実行可能に構成される。
【0033】
入出力インタフェース224は、制御部220と、携帯端末装置200内の他のユニットとの間でデータの入出力を行う。入出力インタフェース224は、表示部210、入力部230、無線通信部240、及び位置センサ250のそれぞれに接続される。
【0034】
位置センサ250は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機であり、車両20の現在位置情報を取得する。取得された位置情報は、ナビゲーションにおける経路案内に利用される。
【0035】
[4.ナビゲーションシステムの機能]
図4は、本実施形態に係るサーバ装置100の機能の一例を示す機能ブロック図であり、
図5は、本実施形態に係る携帯端末装置200の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【0036】
図4を参照する。サーバ装置100は、受信部111、第1経路探索部112、第2経路探索部113、及び送信部114の各機能を有する。
【0037】
図5を参照する。携帯端末装置200は、初期入力画面表示部231、経路情報表示部232、第1案内情報表示部233、中継地点到達画面表示部234、バッテリ残量受付部235、通知入力画面表示部236、第2案内情報表示部237、及び目的地到達画面表示部238の各機能を有する。
【0038】
初期入力画面表示部231は、初期入力画面を表示する。
図6は、初期入力画面の一例を示す図である。初期入力画面410は、出発地点と、目的地と、バッテリ残量の一例であるSOC(State Of Charge)とをユーザ30が入力するための画面である。初期入力画面410は、出発地点を入力するための入力エリア411と、目的地を入力するための入力エリア412と、バッテリの残量を入力するための入力エリア413と、スタートを指示するためのボタン414とを含む。初期入力画面表示部231は、プロセッサ221と、表示部210と、入力部230と、無線通信部240とによって実現される。
【0039】
ユーザ30は、入力エリア411を選択し、出発地点を文字情報で入力することができる。さらに、例えば、入力エリア411を選択することによって表示される別の画面において、ユーザ30が現在地点を出発地点に指定したり、地図から出発地点を指定したりしてもよい。
【0040】
ユーザ30は、入力エリア412を選択し、目的地を文字情報で入力することができる。さらに、例えば、入力エリア412を選択することによって表示される別の画面において、ユーザ30が地図から目的地を指定してもよい。
【0041】
ユーザ30は、入力エリア413を選択し、現在のSOCを入力することができる。例えば、入力エリア413には、バッテリのSOCレベルを複数段階で入力するためのボタン又はスライダが表示され、ユーザ30が画面へのタッチ操作を行うことで現在のSOCを入力することができる。
【0042】
なお、SOCは車両20に設けられた車載装置から与えられてもよい。例えば、バッテリを管理する車載装置が記憶している現在のSOCを、無線通信によって携帯端末装置200が受信してもよい。
【0043】
ユーザ30は、出発地点、目的地、及び現在のSOCを入力した後、ボタン414を選択することによって、ナビゲーションの開始を要求することができる。ボタン414が選択されると、初期入力画面410に入力された出発地点、目的地、及びSOCが、サーバ装置100へ送信される。
【0044】
再び
図4を参照する。受信部111は、携帯端末装置200から、出発地点、目的地、及びSOCのデータを受信する。受信部111は、通信インタフェース104によって実現される。
【0045】
第1経路探索部112は、受信部111によって受信された出発地点から目的地までの経路を探索する。第1経路探索部112は、車両20の現在のSOC(受信部111によって受信されたSOC)に基づいて、車両20の中継地点である充電ステーションを決定し、中継地点を含む、出発地点から目的地までの経路を探索する。充電ステーションは、SOCが所定値(例えば、25%)以上で車両20が到達できる範囲内で決定される。すなわち、第1経路探索部112は、SOCが所定値以上で車両20が走行可能な距離を推定し、出発地点から推定された距離以内に存在する充電ステーションから、出発地点と目的地とを結ぶ経路に近い1つ又は複数の充電ステーションを中継地点として決定する。さらに、第1経路探索部112は、出発地点と目的地とを結び、且つ、中継地点を通る経路を探索する。
【0046】
第1経路探索部112によって中継地点として決定される充電ステーションは、1つとは限られず、複数の場合もある。つまり、複数回バッテリを充電しなければ、出発地点から目的地に到達できない場合は、第1経路探索部112は、複数の充電ステーションを中継地点として決定し、各充電ステーションを経由する経路を探索する。第1経路探索部112は、さらに、探索された経路を車両20が走行した場合における目的地への到着時刻を推定する。第1経路探索部112は、さらに、探索された経路とは異なる代替経路を探索してもよい。
【0047】
「経路情報」は、車両20が走行するための、出発地点から目的地までの経路を示す情報であり、例えば地図上の線として表される。第1経路探索部112は、SOCが所定値以上で車両20が走行する経路を示す第1経路情報と、SOCが所定値未満で車両20が走行する経路を示す第2経路情報とを生成する。つまり、第1経路探索部112は、SOCが所定値以上で車両20が走行可能な距離を推定し、探索経路のうち、出発地点からの距離が推定距離以内の経路を示す情報を第1経路情報とし、出発地点からの距離が推定距離よりも大きい経路を示す情報を第2経路情報として生成する。第1経路探索部112によって生成された第1経路情報及び第2経路情報を含む経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報は、地図データと共に送信部114によって携帯端末装置200へ送信される。
【0048】
再び
図5を参照する。経路情報表示部232は、サーバ装置100から受信された経路情報及び地図を含む第1経路画面を表示する。
図7は、第1経路画面の一例を示す図である。第1経路画面420は、経路情報表示エリア421と、現在地点情報表示エリア422と、目的地情報表示エリア423と、到着予定時刻表示エリア424とを含む。経路情報表示部232は、プロセッサ221と、表示部210と、入力部230とによって実現される。
【0049】
経路情報表示エリア421には、探索された経路情報が地図に重畳して表示される。経路情報表示エリア421に表示される経路情報425において、SOCが所定値以上で車両20が走行する経路を示す第1経路情報425aと、SOCが所定値未満で車両20が走行する経路を示す第2経路情報425bとは区別可能な表示形式によって表示される。具体的な一例では、第1経路情報425aは実線であり、第2経路情報425bは破線である。なお、表示形式は実線及び破線に限られず、例えば第1経路情報425a及び第2経路情報425bの経路の色を異ならせてもよい。
【0050】
経路情報表示エリア421には、代替経路情報425cが表示されてもよい。この場合、代替経路情報425cは、第1経路情報425a及び第2経路情報425bと異なる表示形式(例えば、線種、線の色、線の太さ)で表示される。
【0051】
到着予定時刻表示エリア424には、到着予定時刻(ETA:Estimated time of Arrival)424a及び目的地までの推定走行距離424bが表示される。さらに到着予定時刻表示エリア424には、走行開始通知ボタン426が含まれる。ユーザ30は、車両20の走行を開始する場合に、走行開始通知ボタン426を選択する。これにより、車両20の走行開始を通知するための入力が携帯端末装置200に与えられ、携帯端末装置200が車両20の走行開始タイミングを把握する。
【0052】
ユーザ30によって走行開始通知ボタン426が選択され、車両20走行開始を通知するための入力が携帯端末装置200に与えられると、第1案内情報表示部233が経路案内画面を表示する。
【0053】
第1案内情報表示部233は、車両20が出発地点において走行を開始した場合に、案内情報を含む経路案内画面を表示する。「案内情報」は、出発地点から中継地点への車両20の走行を案内するための情報であり、例えば、車両20が次に進むべき方向を示す文字情報、音声情報、又は矢印等の記号であり、他の例では、車両20が走行すべき通りの名称を示す文字情報である。
図8は、経路案内画面の一例を示す図である。経路案内画面430は、案内地図表示エリア431と、案内文字情報表示エリア432と、残り時間表示エリア433とを含む。第1案内情報表示部233は、プロセッサ221と、表示部210とによって実現される。
【0054】
案内地図表示エリア431は、車両20の現在位置周辺の拡大地図と、当該拡大地図に重畳された、車両20の現在位置を示すマーク431aと、経路情報431bとを含む。マーク431aには車両20の走行方向を示す矢印が含まれる。案内文字情報表示エリア432には、車両20が走行すべき経路を案内する文字情報、例えば、走行する道路名、走行方向(直進、右折、又は左折)が表示される。案内地図表示エリア431及び案内文字情報表示エリア432に表示される情報は、車両20の位置に合わせてリアルタイムに更新される。
【0055】
残り時間表示エリア433は、目的地への到着予定時刻までの残り時間433aと、目的地までの推定走行距離433bと、目的地への到着予定時刻433cとを含む。残り時間433aは、現在時刻に応じてリアルタイムに更新される。さらに、到着予定時刻433cは、車両20の速度に応じてリアルタイムに更新されてもよく、推定走行距離433bは、車両20が経路から外れた場合にリアルタイムに更新されてもよい。
【0056】
車両20が中継地点に到達すると、中継地点到達画面表示部234が、中継地点到達画面を表示する。
図9は、中継地点到達画面の一例を示す図である。中継地点到達画面440は、地図表示エリア441と、到達通知エリア442と、ユーザ支援情報表示エリア443とを含む。中継地点到達画面表示部234は、プロセッサ221と、表示部210と、入力部230とによって実現される。
【0057】
地図表示エリア441は、車両20の現在位置周辺の拡大地図を含む。到達通知エリア442は、ユーザ30に中継地点への到達を通知するための文字情報、例えば、「You’ve reached relay point」を含む。これにより、ユーザ30に中継地点への到達が通知される。
【0058】
ユーザ支援情報表示エリア443は、車両20のバッテリへの充電が完了したことを通知するための充電完了ボタン443aと、別の充電ステーションの検索を要求するための検索要求ボタン443bと、経由地点の周辺に存在する施設を示す施設情報を表示する施設情報表示エリア444とを含む。
【0059】
ユーザ30は、中継地点である充電ステーションにおいて車両20のバッテリを充電した場合、充電完了ボタン443aを選択する。これにより、後述するバッテリ残量受付部235がバッテリ残量受付画面を表示する。
【0060】
例えば、中継地点である充電ステーションの全てが使用中である場合、ユーザ30は、検索要求ボタン443bを選択することができる。検索要求ボタン443bが選択されると、サーバ装置100へ充電ステーションの検索要求が送信される。サーバ装置100は、中継地点に距離が近い充電ステーションを充電ステーションDB107から検索し、検索結果を携帯端末装置200へ送信する。この場合、携帯端末装置200は、検索された新たな充電ステーションまでユーザ30を案内するための情報を表示する。
【0061】
施設情報表示エリア444は、1又は複数の施設情報を含む。携帯端末装置200は、中継地点到達画面440を表示する際、サーバ装置100へ周辺施設の情報を要求する。サーバ装置100は、中継地点に距離が近い施設を施設DB108から検索し、検索結果を携帯端末装置200へ送信する。施設情報表示エリア444には、サーバ装置100から受信された施設情報が表示される。施設情報表示エリア444に表示される施設情報は、例えば施設のロゴマーク、又は施設の種類(レストラン、カフェ、ブティック、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア等)を示すアイコンである。施設情報は、さらに、車両20の現在位置からの距離、施設名、住所、営業時間等を含んでもよい。例えば、携帯端末装置200の表示画面が小さい場合、ユーザ30の操作に応じてユーザ支援情報表示エリア443を拡大表示し、拡大されたユーザ支援情報表示エリアにおいて、車両20の現在位置からの距離、施設名、住所、営業時間等を含む施設情報を表示してもよい。
【0062】
ユーザ30が充電完了ボタン443aを選択すると、バッテリ残量受付部235がバッテリ残量受付画面を表示する。
図10は、バッテリ残量受付画面の一例を示す図である。バッテリ残量受付画面450は、中継地点の充電ステーションにおいて充電された後のバッテリのSOCをユーザ30が入力するための画面である。バッテリ残量受付画面450は、バッテリの残量を入力するための入力エリア451と、ナビゲーションの再開を要求するためのボタン452とを含む。バッテリ残量受付部235は、プロセッサ221と、表示部210と、入力部230と、無線通信部240とによって実現される。
【0063】
ユーザ30は、入力エリア451を選択し、現在のSOCを入力することができる。例えば、入力エリア451には、バッテリのSOCレベルを複数段階で入力するためのボタン又はスライダが表示され、ユーザ30が画面へのタッチ操作を行うことで現在のSOCを入力することができる。
【0064】
なお、SOCは車両20に設けられた車載装置から与えられてもよい。例えば、バッテリを管理する車載装置が記憶している現在のSOCを、無線通信によって携帯端末装置200が受信してもよい。
【0065】
ユーザ30は、現在のSOCを入力した後、ボタン452を選択することによって、ナビゲーションの再開を要求することができる。ボタン452が選択されると、バッテリ残量受付画面450に入力されたSOC(並びに、中継地点及び目的地)のデータが、サーバ装置100へ送信される。
【0066】
再び
図4を参照する。受信部111は、携帯端末装置200から、SOC(並びに、中継地点及び目的地)のデータを受信する。
【0067】
第2経路探索部113は、中継地点から目的地までの経路を探索する。すなわち、第1経路探索部112による探索結果は破棄され、中継地点から目的地までの経路が新たに探索される。第2経路探索部113は、車両20の現在のSOC(受信部111によって受信されたSOC)に基づいて、中継地点(車両20の現在地点)から目的地までの経路を探索する。このとき、第2経路探索部113は、車両20が目的地に到達したときのSOCを推定し、推定されたSOCが所定値未満である場合、車両20の中継地点である充電ステーションをさらに決定し、新たな中継地点を含む、現在地点から目的地までの経路を探索する。充電ステーションは、SOCが所定値(例えば、25%)以上で車両20が到達できる範囲内で決定される。すなわち、第2経路探索部113は、SOCが所定値以上で車両20が走行可能な距離を推定し、出発地点から推定された距離以内に存在する充電ステーションから、現在地点と目的地とを結ぶ経路に近い1つ又は複数の充電ステーションを新たな中継地点として決定する。さらに、第2経路探索部113は、現在地点と目的地とを結び、且つ、新たな中継地点を通る経路を探索する。
【0068】
第2経路探索部113によって新たな中継地点として決定される充電ステーションは、1つとは限られず、複数の場合もある。つまり、複数回バッテリを充電しなければ、現在地点から目的地に到達できない場合は、第2経路探索部113は、複数の充電ステーションを新たな中継地点として決定し、各充電ステーションを経由する経路を探索する。第2経路探索部113は、さらに、探索された経路を車両20が走行した場合における目的地への到着時刻を再度推定する。第2経路探索部113は、さらに、探索された経路とは異なる代替経路を探索してもよい。
【0069】
第2経路探索部113は、SOCが所定値以上で車両20が走行する経路を示す第1経路情報と、SOCが所定値未満で車両20が走行する経路を示す第2経路情報とを生成する。つまり、SOCが所定値以上で車両20が走行可能な距離を推定し、探索経路のうち、現在地点からの距離が推定距離以内の経路を示す情報を第1経路情報とし、現在地点からの距離が推定距離よりも大きい経路を示す情報を第2経路情報として生成する。第2経路探索部113により生成された第1経路情報及び第2経路情報を含む経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報は、地図データと共に送信部114によって携帯端末装置200へ送信される。
【0070】
再び
図5を参照する。通知入力画面表示部236は、サーバ装置100から受信された経路情報及び地図を含む第2経路画面を表示する。
図11は、第2経路画面の一例を示す図である。第2経路画面460は、経路情報表示エリア461と、到着予定時刻表示エリア462とを含む。通知入力画面表示部236は、プロセッサ221と、表示部210と、入力部230とによって実現される。
【0071】
経路情報表示エリア461には、探索された経路情報が地図に重畳して表示される。経路情報表示エリア461に表示される経路情報465において、SOCが所定値以上で車両20が走行する経路を示す第1経路情報と、SOCが所定値未満で車両20が走行する経路を示す第2経路情報とは区別可能な表示形式によって表示されてもよい。
図11の例では、地図の縮尺が大きいため経路の一部(第1経路情報のみ)しか表示されていない。具体的な一例では、第1経路情報は実線であり、第2経路情報は破線である。なお、表示形式は実線及び破線に限られず、例えば第1経路情報及び第2経路情報の経路の色を異ならせてもよい。
【0072】
経路情報表示エリア461には、代替経路情報が表示されてもよい。この場合、代替経路情報は、第1経路情報及び第2経路情報と異なる表示形式(例えば、線種、線の色、線の太さ)で表示される。
【0073】
到着予定時刻表示エリア462には、到着予定時刻464a及び目的地までの推定走行距離464bが表示される。さらに到着予定時刻表示エリア462には、走行再開通知ボタン466が含まれる。すなわち、第2経路画面460は、車両の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける入力画面の一例である。ユーザ30は、車両20の走行を再開する場合に、走行再開通知ボタン466を選択する。これにより、車両20の走行再開を通知するための入力が携帯端末装置200に与えられ、携帯端末装置200が車両20の走行再開タイミングを把握する。
【0074】
ユーザ30によって走行再開通知ボタン466が選択され、車両20走行再開を通知するための入力が携帯端末装置200に与えられると、第2案内情報表示部237が経路案内画面を表示する。
【0075】
第2案内情報表示部237は、車両20が中継地点において走行を再開した場合に、中継地点から目的地(又は次の中継地点)への車両20の走行を案内するための案内情報を含む経路案内画面を表示する。第2案内情報表示部237が表示する経路案内画面は、第1案内情報表示部233が表示する経路案内画面と同様の構成であるので、説明を省略する。第2案内情報表示部237は、プロセッサ221と、表示部210とによって実現される。
【0076】
車両20が目的地に到達すると、目的地到達画面表示部238が、目的地到達画面を表示する。
図12は、目的地到達画面の一例を示す図である。目的地到達画面470は、地図表示エリア471と、到達通知エリア472とを含む。目的地到達画面表示部238は、プロセッサ221と、表示部210とによって実現される。
【0077】
地図表示エリア471は、車両20の現在位置周辺の拡大地図を含む。到達通知エリア472は、ユーザ30に目的地への到達を通知するための文字情報、例えば、「You’ve reached destination」を含む。これにより、ユーザ30に目的地への到達が通知される。
【0078】
[5.ナビゲーションシステムの動作]
図13は、本実施形態に係るサーバ装置100の動作の流れの一例を示すフローチャートであり、
図14A及び
図14Bは、本実施形態に係る携帯端末装置200の動作の流れの一例を示すフローチャートである。携帯端末装置200のプロセッサ221がクライアントプログラム225を実行し、サーバ装置100のプロセッサ101がサーバプログラム105を実行することで、ナビゲーションシステムの機能が実現される。
【0079】
図14Aを参照する。ユーザ30が車両20による目的地まで移動に、ナビゲーションシステム10によるナビゲーションサービスを利用する場合、ユーザ30は、クライアントプログラム225を起動する。クライアントプログラム225が起動されると、プロセッサ221が初期入力画面410(
図6参照)を表示部210に表示させる(ステップS201)。
【0080】
ユーザ30は、初期入力画面410の入力エリア411に出発地点を、入力エリア412に目的地を、入力エリア413に現在のSOCを入力する。さらに、ユーザ30は、ボタン414を選択することによってナビゲーション開始を要求する。プロセッサ221は、出発地点、目的地、及びSOCの入力並びにナビゲーション開始要求を受け付ける(ステップS202)。携帯端末装置200は、出発地点、目的地、及びSOCのデータをサーバ装置100へ送信する(ステップS203)。
【0081】
図13を参照する。サーバ装置100は、出発地点、目的地、及びSOCのデータを受信する(ステップS101)。サーバ装置100のプロセッサ101は、第1経路探索処理を実行する(ステップS102)。プロセッサ101は、第1経路探索処理において、受信された現在のSOCに基づいて、車両20の中継地点である充電ステーションを決定し、中継地点を含む、出発地点から目的地までの経路を探索する。さらに、プロセッサ101は、第1経路探索処理において、到着時刻の推定、及び代替経路の探索も行う。サーバ装置100は、第1経路探索処理によって得られた経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報を地図データと共に携帯端末装置200へ送信する(ステップS103)。
【0082】
再び
図14Aを参照する。携帯端末装置200は、経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報並びに地図データを受信する(ステップS204)。携帯端末装置200のプロセッサ221は、第1経路画面420(
図7参照)に表示部210の表示を切り替える(ステップS205)。
【0083】
ユーザ30は、車両20の走行を開始する場合に、第1経路画面420の走行開始通知ボタン426を選択する。これにより、プロセッサ221は、車両20の走行開始を通知するための入力を受け付ける(ステップS206)。
【0084】
次にプロセッサ221は、第1経路画面420から経路案内画面430へと表示部210の表示を切り替える(ステップS207)。これにより、車両20の中継地点までの走行が案内される。
【0085】
プロセッサ221は、位置センサ250によって得られる位置情報に基づいて、車両20が中継地点に到達したか否かを判定する(ステップS208)。車両20が中継地点に到達したと判定されない場合(ステップS208においてNO)、経路案内画面430の表示が継続される。車両20が中継地点に到達したと判定された場合(ステップS208においてYES)、プロセッサ221は経路案内画面430から中継地点到達画面440に表示部210の表示を切り替える(ステップS209)。
【0086】
ユーザ30は、中継地点である充電ステーションにおいて車両20のバッテリを充電した場合、充電完了ボタン443aを選択する。充電完了ボタン443aが選択されると、プロセッサ221は、中継地点到達画面440からバッテリ残量受付画面450に表示部210の表示を切り替える(ステップS210)。
【0087】
ユーザ30は、バッテリ残量受付画面450の入力エリア451を選択することで、現在のSOCを入力する。さらに、ユーザ30は、ボタン452を選択することによってナビゲーションの再開を要求する。プロセッサ221は、SOCの入力及びナビゲーション再開要求を受け付ける(ステップS211)。携帯端末装置200は、SOCのデータをサーバ装置100へ送信する(ステップS212)。
【0088】
再び
図13を参照する。サーバ装置100は、SOCのデータを受信する(ステップS104)。サーバ装置100のプロセッサ101は、第2経路探索処理を実行する(ステップS105)。プロセッサ101は、第2経路探索処理において、受信された現在のSOCに基づいて、車両20の現在地点(中継地点)である充電ステーションから目的地までの経路を探索する。このとき、プロセッサ101は、車両20が目的地に到達したときのSOCを推定し、推定されたSOCが所定値未満である場合、車両20の中継地点である充電ステーションをさらに決定し、新たな中継地点を含む、現在地点から目的地までの経路を探索する。さらに、プロセッサ101は、第2経路探索処理において、到着時刻の推定、及び代替経路の探索も行う。サーバ装置100は、第2経路探索処理によって得られた経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報を地図データと共に携帯端末装置200へ送信する(ステップS106)。
【0089】
再び
図14Bを参照する。携帯端末装置200は、経路情報、到着予定時刻、及び代替経路情報並びに地図データを受信する(ステップS213)。携帯端末装置200のプロセッサ221は、第2経路画面460(
図11参照)に表示部210の表示を切り替える(ステップS214)。
【0090】
ユーザ30は、車両20の走行を再開する場合に、第2経路画面460の走行再開通知ボタン466を選択する。これにより、プロセッサ221は、車両20の走行再開を通知するための入力を受け付ける(ステップS215)。
【0091】
次にプロセッサ221は、第2経路画面460から経路案内画面430へと表示部210の表示を切り替える(ステップS216)。これにより、車両20の目的地又は次の中継地点までの走行が案内される。
【0092】
プロセッサ221は、次の行き先が目的地であるか中継地点であるかを判定する(ステップS217)。次の行き先が中継地点である場合(ステップS217においてNO)、プロセッサ221は、ステップS208へ処理を移す。
【0093】
他方、次の行き先が目的地である場合(ステップS217においてYES)、プロセッサ221は、位置センサ250によって得られる位置情報に基づいて、車両20が目的地に到達したか否かを判定する(ステップS218)。車両20が目的地に到達したと判定されない場合(ステップS218においてNO)、経路案内画面430の表示が継続される。車両20が目的地に到達したと判定された場合(ステップS218においてYES)、プロセッサ221は経路案内画面430から目的地到達画面470に表示部210の表示を切り替える(ステップS219)。プロセッサ221は、目的地到達画面470を表示部210に表示させると、ナビゲーションの終了通知をサーバ装置100へ送信する(ステップS220)。
【0094】
再び
図13を参照する。サーバ装置100のプロセッサ101は、携帯端末装置200からナビゲーションの終了通知を受信したか否かを判定する(ステップS107)。サーバ装置100が終了通知を受信していない場合(ステップS107においてNO)、プロセッサ101は、ステップS104へ処理を戻す。これにより、中継地点が複数存在する場合に、車両20が各中継地点に到達する都度、第2経路探索処理が実行される。他方、サーバ装置100が終了通知を受信した場合(ステップS107においてYES)、プロセッサ101は、処理を終了する。以上で、ナビゲーションシステムの動作が終了する。
【0095】
[6.変形例]
上記の実施形態では、携帯端末装置200をナビゲーションシステムのクライアントとし、携帯端末装置200の表示部210に経路情報及び走行案内情報を表示する構成について述べたが、これに限定されない。例えば、車両20に搭載される車載型の表示装置に経路情報及び走行案内情報を表示してもよい。この場合、表示装置をサーバ装置100に対するクライアントとしてもよいし、サーバ装置100の機能及びクライアントの機能を含むスタンドアロン型のナビゲーションシステムとしてもよい。
【0096】
[7.効果]
以上のように、実施形態に係るナビゲーションシステム10は、走行用のバッテリを搭載する車両の目的地までの走行を案内する。ナビゲーションシステム10は、サーバ装置100と、サーバ装置100と通信可能な表示装置である携帯端末装置200とを備える。サーバ装置100は、充電ステーションを中継地点として含む、出発地点から目的地までの経路を、出発地点におけるバッテリの残量に基づいて探索する。携帯端末装置200は、表示部210と、表示部210における表示を制御する制御部220と、を含む。制御部220は、経路情報表示処理と、第1案内情報表示処理と、通知入力画面表示処理と、第2案内情報表示処理と、を実行する。経路情報表示処理は、サーバ装置100によって探索された、出発地点から目的地までの経路情報を表示部210に表示させる処理である。第1案内情報表示処理は、車両20が出発地点において走行を開始した場合に、出発地点から中継地点への車両20の走行を案内するための案内情報を表示部210に表示させる処理である。通知入力画面表示処理は、車両20が中継地点に到達した後、走行を再開する場合に、車両20の走行の再開を通知するための入力をユーザから受け付ける第2経路画面460を表示部210に表示させる処理である。第2案内情報表示処理は、第2経路画面460において車両20の走行の再開を通知するための入力が受け付けられた場合に、中継地点から目的地への車両20の走行を案内するための案内情報を表示部210に表示させる処理である。これにより、中継地点である充電ステーションにおいてバッテリの充電が行われた場合に、ユーザ30が車両20の走行の再開を通知するための入力を行う。したがって、ユーザが目的地を再設定しなくても案内を再開することができる。
【0097】
携帯端末装置200において、制御部220は、車両20が中継地点に到達した場合に、バッテリの残量を受け付けるバッテリ残量受付処理を実行してもよい。これにより、携帯端末装置200が、走行再開前のバッテリの残量を把握することができる。
【0098】
バッテリ残量受付処理は、バッテリの残量の入力をユーザ30から受け付けるバッテリ残量受付画面450を表示部210に表示させる処理であってもよい。これにより、ユーザ30がバッテリの残量を携帯端末装置200に入力することができる。
【0099】
制御部220は、バッテリ残量受付処理においてバッテリの残量を受け付けた場合に、受け付けられたバッテリの残量に基づいて探索された、中継地点から目的地までの経路情報を表示部210に表示させる第2経路情報表示処理を実行してもよい。これにより、中継地点におけるバッテリの残量に基づいて、中継地点から目的地までの経路を探索することができる。
【0100】
経路情報は、バッテリの残量が所定値以上で車両20が走行する経路を示す第1経路情報425aと、バッテリの残量が所定値未満で車両20が走行する経路を示す第2経路情報425bとを含んでもよい。第1経路情報425a及び第2経路情報425bは、互いに区別可能な表示形式によって表示されてもよい。これにより、バッテリの残量が十分な走行経路と、バッテリの残量が少ない走行経路とをユーザ30が区別することができる。
【0101】
制御部220は、車両20が中継地点に到達した場合に、中継地点の周辺に存在する施設を示す施設情報を含む中継地点到達画面440を表示部210に表示させる中継地点到達画面表示処理を実行してもよい。これにより、充電ステーションにおいてバッテリを充電している間に、ユーザ30が立ち寄ることができる施設の情報をユーザに提供することができる。
【0102】
[8.補記]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的ではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及びその範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0103】
10 ナビゲーションシステム
20 車両
30 ユーザ
100 サーバ装置
101 プロセッサ
102 非一過性メモリ
103 一過性メモリ
104 通信インタフェース
105 サーバプログラム
106 地図データ
107 充電ステーションデータベース
108 施設データベース
111 受信部
112 第1経路探索部
113 第2経路探索部
114 送信部
200 携帯端末装置
210 表示部
220 制御部
221 プロセッサ
222 非一過性メモリ
223 一過性メモリ
224 入出力インタフェース
225 クライアントプログラム
230 入力部
231 初期入力画面表示部
232 経路情報表示部
233 第1案内情報表示部
234 中継地点到達画面表示部
235 バッテリ残量受付部
236 通知入力画面表示部
237 第2案内情報表示部
238 目的地到達画面表示部
240 無線通信部
250 位置センサ
410 初期入力画面
411~413 入力エリア
414 ボタン
420 第1経路画面
421 経路情報表示エリア
422 現在地点情報表示エリア
423 目的地情報表示エリア
424 到着予定時刻表示エリア
424a 到着予定時刻
424b 推定走行距離
425 経路情報
425a 第1経路情報
425b 第2経路情報
425c 代替経路情報
426 走行開始通知ボタン
430 経路案内画面
431 案内地図表示エリア
431a マーク
431b 経路情報
432 案内文字情報表示エリア
433 残り時間表示エリア
433a 残り時間
433b 推定走行距離
433c 到着予定時刻
440 中継地点到達画面
441 地図表示エリア
442 到達通知エリア
443 ユーザ支援情報表示エリア
443a 充電完了ボタン
443b 検索要求ボタン
444 施設情報表示エリア
450 バッテリ残量受付画面
451 入力エリア
452 ボタン
460 第2経路画面
461 経路情報表示エリア
462 到着予定時刻表示エリア
464a 到着予定時刻
464b 推定走行距離
465 経路情報
466 走行再開通知ボタン
470 目的地到達画面
471 地図表示エリア
472 到達通知エリア
500 ネットワーク