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特許7295108ビンジウォッチング一時停止位置推奨を提供するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-12
(45)【発行日】2023-06-20
(54)【発明の名称】ビンジウォッチング一時停止位置推奨を提供するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/488 20110101AFI20230613BHJP
【FI】
H04N21/488
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020526893
(86)(22)【出願日】2018-11-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-12
(86)【国際出願番号】 US2018059804
(87)【国際公開番号】W WO2019099275
(87)【国際公開日】2019-05-23
【審査請求日】2021-10-28
(31)【優先権主張番号】15/815,345
(32)【優先日】2017-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】アガルワル, ヴィニート
(72)【発明者】
【氏名】サバーカー, アビジット サッチダナンド
(72)【発明者】
【氏名】シディク, アブバカル
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-175862(JP,A)
【文献】特表2017-529638(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0289241(US,A1)
【文献】米国特許第09591050(US,B1)
【文献】国際公開第2006/064752(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/058213(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの連続的消費の疑いがあることに関する通知を提供されるようにするコンピュータ実装方法であって、前記方法は、
シリーズの複数のコンテンツエピソードのうちのエピソードに関する要求を受信することと、
制御回路を使用して、前記エピソードのための連続的消費値を計算することであって、前記連続的消費値は、前記シリーズの前記複数のコンテンツエピソードのうちのその後のエピソードを連続的に消費する可能性を示す、ことと、
制御回路を使用して、前記エピソードの前記連続的消費値を分析し、前記エピソードの消費が前記シリーズの前記複数のコンテンツエピソードのうちの前記その後のエピソードの連続的消費を引き起こす可能性が高いかどうかを決定することと、
前記分析することに基づいて、前記複数のコンテンツエピソードのうちの前記エピソードの消費が連続的消費を引き起こす可能性が高いことを決定することに応答して、かつ、前記要求を受信することに応答して、前記通知が提供されるようにすることと
を含み、
前記エピソードのための前記連続的消費値を計算することは、前記エピソードの消費に続く連続的消費挙動の履歴パターンを分析し、平均消費率を計算することを含み、
連続的消費挙動の履歴パターンを分析することは、複数のユーザデバイスに関して、前記シリーズの前記複数のコンテンツエピソードのうちの前記その後のエピソードのそれぞれの消費率を決定することを含む、方法。
【請求項2】
前記エピソードのための前記連続的消費値を計算することは、
前記エピソードを複数の異なるコンテンツエピソードのうちの異なるエピソードと比較することであって、前記複数の異なるコンテンツエピソードは、類似性閾値を満たす、ことと、
前記比較に基づいて、前記エピソードの前記連続的消費値を決定することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記エピソードのある部分のための第2の連続消費値を計算することをさらに含み、前記通知が表示されるようにすることは、前記部分が表示されるようにされる前に前記通知が表示されるようにすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記連続消費値を分析することは、前記連続消費値を推奨閾値に対して比較することを含み、前記方法は、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に一時停止することを決定することと、
前記複数のユーザが前記シリーズの前記次のエピソードの前に一時停止することを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記シリーズのエピソードの現在の消費率を計算することと、
連続的消費閾値を計算することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記連続的消費閾値を計算することは、ユーザプロファイル、視聴履歴、およびカレンダーデータの群から選択される少なくとも1つに基づいて、前記連続的消費閾値を計算することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
コンテンツの連続的消費の疑いがあることに関する通知を提供されるようにするためのシステムであって、前記システムは、請求項1-のいずれかに記載の方法を実行するように構成された制御回路を備えている、システム。
【請求項8】
コンテンツの連続的消費の疑いがあることに関する通知を提供されるようにするための非一過性コンピュータ読み取り可能な命令でエンコードされた非一過性コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記命令は、制御回路によって実行されると、請求項1-のいずれかに記載の方法を実施することを前記制御回路に行わせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ビンジウォッチングは、ユーザのためにテレビまたはメディア鑑賞体験に悪影響を及ぼし得る深刻な問題である。ビンジウォッチングは、テレビシリーズの複数の連続的なエピソードがオンデマンド視聴のために利用可能であるとき、特に懸念される。そのような場合において、ユーザは、多くの場合、シリーズの次のエピソードを繰り返し要求するが、多くの場合、時間が経つことを忘れ、テレビを鑑賞することに費やすことを意図したよりもはるかに多くの時間を潜在的に費やすであろう。いくつかのテレビシステムまたはメディア消費システムは、ユーザがテレビを鑑賞することに過度に多くの時間を費やすとき、または同じ番組の過度に多くのエピソードを鑑賞するとき、警告を提供し得る。しかしながら、そのような警告は、多くの場合、シリーズの各エピソードがビンジウォッチングを引き起こす可能性の程度、または長引かせる可能性の程度をユーザが考慮することができないので、非効率的である。加えて、そのような警告は、特定のエピソードを鑑賞した後に他のユーザが挙動した方法に基づかない。したがって、既存のシステムによって提供される警告は、多くの場合、計画外のビンジウォッチングの危険性がないときにユーザに警告し、計画外のビンジウォッチングの危険性が高いときにユーザに警告できないであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
この目的および他の目的のために、改良されたビンジウォッチング警告を提供することによって、ユーザのためにメディア消費体験を改良するシステムおよび方法が、提供される。特に、警告が、シリーズの各エピソードがビンジウォッチング挙動を引き起こす可能性の程度を評価することに基づいて、提供され得る。例えば、複数のユーザの消費パターンが、各エピソードがビンジウォッチング挙動を引き起こす可能性の程度を確立するために追跡されることができる。データが、平均的ユーザが特定のエピソードを鑑賞した後に追加のエピソードを鑑賞する傾向を示すまでの時間に関して、収集され得る。その結果として、ユーザがシリーズをビンジウォッチしている場合、再生を一時停止するプロンプトが、ユーザがさらなるビンジウォッチングを引き起こす可能性が特に高いエピソードに遭遇するときに、または遭遇しようとしているとき、提供され得る。そのような目的に合わせた警告は、ユーザが計画外のビンジウォッチングを特に起こしやすくあり得る主要な時間、シリーズの鑑賞を一時停止するプロンプトを提供することによって、既存のメディア消費システムにかなりの改良を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0003】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットシリーズをユーザデバイスに提供し、シリーズは、複数の連続的なエピソードを備えている。例えば、メディアガイドアプリケーションは、シリーズが、7つの連続的なエピソード、例えば、「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」を有する「Game of Thrones」テレビシリーズを提供し得る。いくつかの実施形態において、任意の数の連続的なエピソードを有する任意のシリーズが、提供され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがビンジウォッチングに引き込まれていることを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが閾値率よりも速い率で連続的なエピソードを鑑賞していることを決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが4時間以下で3つを上回るエピソードを鑑賞するとき、ユーザがビンジウォッチングに引き込まれていることを決定し得る。
【0004】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、「Game of Thrones」テレビシリーズの「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」の各々のためのスコアを決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、平均的ユーザがそのエピソードを鑑賞した後に鑑賞した追加の連続的なエピソードの数に基づいて、各エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、「エピソード1」を鑑賞した後、平均的ユーザが、ある期間内にさらに2つの連続的なエピソード(例えば、「エピソード2」および「エピソード3」)も続けて鑑賞した場合、メディアガイドアプリケーションは、ビンジ衝動スコアを「2」の値に設定し得る。別の例において、「エピソード3」を鑑賞した後、平均的ユーザが、短い期間内にさらに3つの連続的なエピソード(例えば、「エピソード4」、「エピソード5」、および「エピソード6」)も続けて鑑賞した場合、メディアガイドアプリケーションは、ビンジ衝動スコアを「3」の値に設定し得る。
【0005】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次のエピソードのビンジ衝動スコアが閾値に対応していることを決定し得る。例えば、連続して4つを上回るエピソードを鑑賞することは、ユーザのために有害と見なされ得、閾値は、エピソードを鑑賞し、その後に続いて、ある期間内に3つの追加のエピソードを鑑賞するという期待挙動に対応するであろう「3」に設定され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、次のエピソードのビンジ衝動スコアを閾値と比較し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションが、閾値期間において「エピソード1」および「エピソード2」をすでに再生した後に「エピソード3」を再生し始めようとしている場合、メディアガイドアプリケーションは、「エピソード3」のビンジ衝動スコアが同様に「3」である閾値に対応する(例えば、等しいか、または超える)「3」であることを決定し得る。
【0006】
いくつかの実施形態において、次のエピソードのビンジ衝動スコアが閾値に対応していることを決定することに応答して、メディアガイドアプリケーションは、次のエピソードが開始する前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、テキスト「大多数のユーザが、「エピソード3」を鑑賞した後にさらに3つのエピソードを続けて鑑賞しています。「エピソード3」を明日鑑賞することを検討して下さい。」を含むプロンプトを生成し得る。
【0007】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨する方法を実施し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、シリーズが、7つの連続的なエピソード、例えば、「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」を有する「Game of Thrones」テレビシリーズを提供することに関連する一時停止位置推奨を提供し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが最初に意図したよりも多くのテレビシリーズのエピソードを鑑賞する可能性が高いことを予想し、一時停止位置を推奨し、そのようなシナリオを防止し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エピソード、すなわち、「エピソード1」「エピソード2」・・・「エピソード7」の各々のためのビンジ衝動スコアを作成し得る。
【0008】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間におけるシリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することによって、各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成し得る。例えば、所定の期間は、4時間であり得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、最初のエピソードの完結に続いて平均的ユーザによって消費された4時間の時間窓内の連続的なエピソードの数を分析し得る。
【0009】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのために、追加のエピソードの平均消費率に対応するスコアを計算し得る。例えば、ビンジ衝動スコアは、追加のエピソードの平均消費率に等しいように設定され得る。別の例において、メディアガイドアプリケーションは、ビンジ衝動スコアを別の要因、例えば、そのエピソードの長さ、メディアの人気、または任意の他の要因に基づいてスケーリングされた平均消費率に設定し得る。別の例において、ビンジ衝動スコアは、1-10(または任意の他の範囲)スケールの尺度から選択され得る。例えば、「1」のスコアは、エピソードがビンジ衝動を引き起こしそうにないことを示し得る一方、「10」のスコアは、エピソードがビンジ衝動を引き起す可能性が極めて高いことを示し得る。例えば、4時間あたり4つのエピソードの追加の連続的なエピソードの平均消費率を伴うエピソードが、「10」の衝動スコアに対応し得る一方、4時間あたり0.5エピソードの追加の連続的なエピソードの平均消費率を伴うエピソードは、「1」の衝動スコアに対応し得る。
【0010】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、シリーズのエピソードをユーザデバイスに提供し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのテレビまたはコンピュータ画面上での表示のためにテレビシリーズを提供し得る。いくつかの実施形態において、テレビ番組シリーズは、複数の連続的なエピソードを含み得る。例えば、シリーズは、「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」と標識されるエピソードを含み得る。エピソードは、連続的に視聴されることを意図し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、「エピソード1」からシリーズを提供し始め得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが選択する任意のエピソード(例えば、ユーザがアクセスした最後のエピソードに続くエピソード)から始まって、シリーズを提供し得る。
【0011】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていることを決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが連続して過度に多くのエピソードを鑑賞していること、またはエピソードを過度に急速に鑑賞していることを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが閾値期間(例えば、4時間)内に連続して4つのエピソードを鑑賞しているので、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていることを決定し得る。
【0012】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、エピソードのユーザの現在の消費率を決定することによって、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていることを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、事前設定または動的時間窓にわたってユーザの消費を追跡し、その期間中に消費されたエピソードの数を識別し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、連続4時間窓(または任意の他の長さの窓)におけるユーザのエピソードの消費を追跡し得る。連続窓は、ユーザプロファイルに基づいて、または他の情報に基づいて、事前設定もしくは調節され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが時間窓中に消費したエピソードの数を計数し、その数を連続窓の長さで除算し得る。例えば、ユーザが4時間の時間窓中に3つのエピソードを鑑賞した場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが「4時間あたり3つのエピソード」の率でシリーズを鑑賞していることを決定し得る。
【0013】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの消費率がビンジウォッチング閾値に対応するかどうかを決定し得る。例えば、ビンジウォッチング閾値は、エピソードの長さに基づいて設定され得、例えば、より短いエピソード(例えば、30分のエピソード)に関して、より高い閾値が設定され得る一方、より長いエピソード(例えば、1時間のエピソード)に関して、より高い閾値が設定され得る。いくつかの実施形態において、閾値は、ユーザのプロファイルに基づいて、または任意の他の要因に基づいて、設定され得る。例えば、ビンジウォッチング閾値は、「4時間あたり3つのエピソード」の値に設定され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの消費率がビンジウォッチング閾値に対応する場合、ユーザがビンジウォッチングに引き込まれていることを決定し得る。例えば、ユーザの消費率が「4時間あたり3.5エピソード」である一方、閾値が「4時間あたり3つのエピソード」である場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていることを決定し得る。
【0014】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、一連のステップを実施し得る。いくつかの実施形態において、一連のステップは、次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定することを含み得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザデバイスに提供されようとしている次のエピソードのビンジ衝動スコアが、事前設定または動的推奨閾値以上であるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションがシリーズの「エピソード4」を提供することを始めようとしている場合、メディアガイドアプリケーションは、「エピソード4」のビンジ衝動スコア(例えば、「4時間あたり3.5エピソード」)を閾値(例えば、「4時間あたり3つのエピソード」)と比較し、ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応する(例えば、等しいか、または超える)ことを決定し得る。
【0015】
いくつかの実施形態において、次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、メディアガイドアプリケーションは、次のエピソードが提供される前、シリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、テキスト「次のエピソードを鑑賞することが、4つの追加のエピソードを鑑賞させる可能性が高いので、一時停止を検討して下さい。」を含むプロンプトを生成し得るか、または、テキスト「次のエピソードは、ビンジウォッチングを引き起こす可能性が極めて高いので、別の時間にそれを鑑賞することを検討して下さい。」を含み得る。
【0016】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、エピソードの最中にビンジウォッチングを生成し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エピソードのある部分が結末を明かす部分を含むことを決定し得る。この例において、現在のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応する場合、メディアガイドアプリケーションは、結末が明かされる前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。別の例において、メディアガイドアプリケーションは、エピソードのある部分が全体としてのエピソードよりも高いビンジ衝動スコアを含むことを決定し得る。この例において、現在のエピソードの一部のビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応する場合、メディアガイドアプリケーションは、その一部が提供される前にエピソードを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。
【0017】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから確認を受信し得る(例えば、ユーザが推奨プロンプトを確認する)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、次のエピソードが提供される前、シリーズの提供を一時停止し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションが、「エピソード4」を再生することに先立って、推奨プロンプトを生成した場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがプロンプトを確認した場合、「エピソード4」が再生される前にシリーズの提供を一時停止し得る。
【0018】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、確認の一部としてパスワードまたはPINコードを入力することをユーザに求め得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、シリーズの提供を再開する前、パスワードまたはPINコードの入力を要求し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、あるクールダウン期間にわたってシリーズの提供を「ハード」ロックし得る。例えば、ユーザは、24時間にわたってシリーズの再生を再開することができないこともある。
【0019】
いくつかの実施形態において、各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成するために、メディアガイドアプリケーションは、シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供し得る。例えば、「エピソード1」のビンジ衝動スコアを決定するために、メディアガイドアプリケーションは、「エピソード1」を複数のユーザデバイスに提供し得る。メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数のユーザの各々のために、最初のエピソード(例えば、「エピソード1」)が消費された後、所定の期間(例えば、4時間)において消費されたシリーズの追加のエピソードの数を決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、その期間において各ユーザによって消費された連続的なエピソードの数を決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、消費されたエピソードの数を期間の長さで除算し得る。例えば、複数のユーザのうちの特定のユーザは、「エピソード1」を消費した後、4時間の期間内でさらに3つのエピソードを鑑賞していることもある。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、そのユーザに関する追加の順次メディアの消費率を所定の期間の長さ(4時間)で除算された3(鑑賞された追加のエピソードの数)として計算し得る。この例において、メディアガイドアプリケーションは、追加の連続的なエピソードの消費率が、そのユーザに関して「4時間あたり3つのエピソード」または「1時間あたり0.75エピソード」であることを決定し得る。
【0020】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、複数のユーザに関してそれぞれの消費率の平均を計算し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、複数のユーザに関して追加の連続的なエピソードの消費率の平均を計算し、シリーズの各エピソードのための追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定し得る。例えば、1人のユーザが、「4時間あたり3つのエピソード」の率で追加のエピソードを消費した一方、別のユーザが、「4時間あたり2つのエピソード」の率で追加のエピソードを消費した場合、平均消費率は、「4時間あたり2.5エピソード」であると計算され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、任意の数のユーザ(例えば、数百または数千人のユーザ)に関して消費率を平均し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのそれに類似する人口統計プロファイルを有する複数のユーザを選択し得る。
【0021】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、各エピソードのためのビンジ衝動スコアを経験的に決定することができないこともある。いくつかの実施形態において、代わりに、メディアガイドアプリケーションは、評価されているそれに類似する異なるエピソードのビンジ衝動スコアを使用することによって、各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ジャンルメタデータ、レビュースコアメタデータデータ、または任意の他のメタデータを比較し、類似性スコアを計算し得る。いくつかの実施形態において、メタデータが良好に合致するほど、類似性スコアが高くあり得る。
【0022】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定し得る。例えば、類似性スコアが閾値を上回る場合、メディアガイドアプリケーションは、エピソードおよび異なるエピソードが十分に類似することを決定し得る。例えば、「Game of Thrones」のエピソードは、「the Tudors」のエピソードに十分に類似することが見出され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出し、異なるエピソードのビンジ衝動スコアに基づいて、エピソードのためのビンジ衝動スコアを設定し得る。例えば、異なるエピソードが「4時間あたり3.5エピソード」のビンジ衝動スコアを有する場合、メディアガイドアプリケーションは、エピソードのためのビンジ衝動スコアを同様に「4時間あたり3.5エピソード」であるように設定し得る。
【0023】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、エピソードと十分に類似する複数の異なるエピソードを識別し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、エピソードのためのビンジ衝動スコアを類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定し得る。
【0024】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を選択することによって、エピソードのユーザの現在の消費率を決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの年齢に基づいて、ビンジウォッチング時間窓の長さを決定し得る。例えば、14歳未満の子供は、成人のためのビンジウォッチング時間窓(例えば、4時間)より短い時間窓(例えば、2.5時間)を有し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、既存のペアレンタルコントロール設定に基づいて、ビンジウォッチング時間窓を決定し得る。
【0025】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがビンジウォッチング時間窓中に鑑賞したシリーズのエピソードの数を決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、4時間窓中に鑑賞されたエピソードの数を決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、エピソードの数をビンジウォッチング時間窓の長さで除算し得る。例えば、3つのエピソードが鑑賞された場合、メディアガイドアプリケーションは、「3」の値(3つのエピソード)を値「4」(4時間)で除算することによって、エピソードのユーザの現在の消費率を決定し得る。
【0026】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、さらに、ユーザプロファイルにアクセスし、最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスし、ユーザカレンダーデータにアクセスし得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、およびユーザカレンダーデータ、またはそれらの任意の組み合わせのうちのいずれか1つに基づいて、ビンジウォッチング閾値を決定し得る。
【0027】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルからのユーザの年齢を使用し、ビンジウォッチング閾値を決定し得る。若年ユーザに関して、ビンジウォッチング閾値は、より年長のユーザのためのビンジウォッチング閾値よりも低く設定され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、最近のユーザ鑑賞履歴を使用し、ビンジウォッチング閾値を設定し得る。例えば、ユーザがビンジウォッチングに最近携わった場合、ビンジウォッチング閾値は、より低く設定され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのカレンダーデータを使用し、ビンジウォッチング閾値を設定し得る。例えば、ユーザが差し迫った予約を有する場合、メディアガイドアプリケーションは、ビンジウォッチング閾値を減少させ得る。
【0028】
いくつかの実施形態において、メディアガイドは、複数のユーザがシリーズの次のエピソードの前にシリーズを典型的に一時停止したことを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、不釣り合いに多数のユーザが「エピソード4」の前にシリーズを鑑賞することを止めたことを決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、推奨閾値を調節し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、複数の他のユーザがシリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止した場合、「エピソード4」の前に一時停止プロンプトを生成する可能性がより高くあり得る。
【0029】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信し得る。例えば、そのような指示は、ユーザデバイスが最初に設定されるときに受信され得る。例えば、ユーザは、「ビンジウォッチングプロンプトを許可する」と書いてあるチェックボックスをチェックし得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ビンジウォッチングプロンプトが許可されるという指示を受信することに応答してのみ、次のエピソードが提供される前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。
【0030】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、後の時間にシリーズを再開するためのリマインダを生成し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次のエピソードが提供される前にシリーズの提供を一時停止することに応答して、ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの人口統計情報を使用し、クールダウン期間を設定し得る。例えば、14歳未満のユーザに関して、クールダウン期間は、2日に設定され得る一方、より年長のユーザに関して、クールダウン期間は、1日に設定され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがクールダウン期間後、シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成し得る。例えば、1日後、メディアガイドアプリケーションが生成し得るメッセージは、「以前に一時停止されたシリーズの鑑賞を再開しますか?」である。
【0031】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次のエピソードが提供される前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを生成し、プロンプトは、平均的ユーザが現在のエピソードを鑑賞した後に鑑賞したエピソードの数の指示を含み得る。例えば、プロンプトは、テキスト「平均的ユーザは、本エピソードを鑑賞した後にさらに3つのエピソードを続けて鑑賞しています。」を含み得る。
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
ビンジウォッチングセッション中に一時停止位置を推奨する方法であって、前記方法は、
シリーズをユーザデバイスに提供することであって、前記シリーズは、複数の連続的なエピソードを備えている、ことと、
前記ユーザが前記シリーズのビンジウォッチングに引き込まれていることを決定することに応答して、
前記複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定することであって、前記ビンジ衝動スコアは、平均的ユーザがそのエピソードを鑑賞した後に鑑賞した追加の連続的なエピソードの数に基づく、ことと、
次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが開始する前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成することと
を含む、方法。
(項目2)
複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨する方法であって、前記方法は、
前記シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成することであって、前記作成することは、
そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することと、
前記平均消費率に対応するスコアを計算することと
による、ことと、
前記シリーズをユーザデバイスに提供することと、
ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することであって、前記決定することは、
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定することと、
前記ユーザの前記消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定することと
による、ことと、
前記ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、
次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定することと、
前記次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが前記推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成することと、
前記ユーザから確認を受信することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズの提供を一時停止することと
を含む、方法。
(項目3)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成することは、
前記シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供することと、
前記複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、前記エピソードが提供された後の前記所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定することと、
前記それぞれの消費率の平均を計算することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成することは、
前記シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算することと、
前記類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、
前記異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出すことと、
前記異なるエピソードの前記ビンジ衝動スコアに基づいて、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを設定することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアは、前記類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定することは、
ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定することと、
前記ユーザが前記ビンジウォッチング時間窓中に鑑賞した前記シリーズのエピソードの数を決定することと、
前記エピソードの数を前記ビンジウォッチング時間窓の長さで除算することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目7)
ユーザプロファイルにアクセスすることと、
最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスすることと、
ユーザカレンダーデータにアクセスすることと、
前記ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、および前記ユーザカレンダーデータに基づいて、前記ビンジウォッチング閾値を決定することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目8)
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することと、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目9)
ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信することと、
ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの前記指示を受信することに応答してのみ、前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトを表示のために生成することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目10)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズの提供を一時停止することに応答して、
ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算することと、
前記クールダウン期間後、前記ユーザが前記シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目11)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトは、前記次のエピソードを鑑賞した後の前記平均的ユーザが鑑賞したエピソードの数の指示を備えている、項目2に記載の方法。
(項目12)
複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨するためのシステムであって、前記方法は、制御回路を備え、
前記制御回路は、
前記シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成することであって、前記作成することは、
そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することと、
前記平均消費率に対応するスコアを計算することと
による、ことと、
前記シリーズをユーザデバイスに提供することと、
ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することであって、前記決定することは、
前記エピソードのユーザの現在の消費率を決定することと、
前記ユーザの前記消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定することと
による、ことと、
前記ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定することと、
前記次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが前記推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成することと、
前記ユーザから確認を受信することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズの提供を一時停止することと
を行うように構成されている、システム。
(項目13)
前記制御回路は、各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成するように構成され、前記作成することは、
前記シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供することと、
前記複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、前記エピソードが提供された後の前記所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定することと、
前記それぞれの消費率の平均を計算することと
による、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記制御回路は、各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成するように構成され、前記作成することは、
前記シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算することと、
前記類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、
前記異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出すことと、
前記異なるエピソードの前記ビンジ衝動スコアに基づいて、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを設定することと
による、項目12に記載のシステム。
(項目15)
前記制御回路は、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを前記類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定するように構成されている、項目14に記載のシステム。
(項目16)
前記制御回路は、前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定するように構成され、前記決定することは、
ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定することと、
前記ユーザが前記ビンジウォッチング時間窓中に鑑賞した前記シリーズのエピソードの数を決定することと、
前記エピソードの数を前記ビンジウォッチング時間窓の長さで除算することと
による、項目12に記載のシステム。
(項目17)
前記制御回路は、
ユーザプロファイルにアクセスすることと、
最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスすることと、
ユーザカレンダーデータにアクセスすることと、
前記ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、および前記ユーザカレンダーデータに基づいて、前記ビンジウォッチング閾値を決定することと
を行うように構成されている、項目12に記載のシステム。
(項目18)
前記制御回路は、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することと、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節することと
を行うように構成されている、項目12に記載のシステム。
(項目19)
前記制御回路は、
ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信することと、
ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの前記指示を受信することに応答してのみ、前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトを表示のために生成することと
を行うように構成されている、項目12に記載のシステム。
(項目20)
前記制御回路は、
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズの提供を一時停止することに応答して、
ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算することと、
前記クールダウン期間後、前記ユーザが前記シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成することと
を行うように構成されている、項目12に記載のシステム。
(項目21)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトは、前記次のエピソードを鑑賞した後の前記平均的ユーザが鑑賞したエピソードの数の指示を備えている、項目12に記載のシステム。
(項目22)
複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨するための装置であって、前記装置は、
前記シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成する手段であって、前記作成することは、
そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することと、
前記平均消費率に対応するスコアを計算することと
による、手段と、
前記シリーズをユーザデバイスに提供する手段と、
ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定する手段であって、前記決定することは、
前記エピソードのユーザの現在の消費率を決定することと、
前記ユーザの前記消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定することと
による、手段と、
前記ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、
次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定する手段と、
前記次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが前記推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成する手段と、
前記ユーザから確認を受信することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズの提供を一時停止する手段と
を備えている、装置。
(項目23)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成することは、
前記シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供することと、
前記複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、前記エピソードが提供された後の前記所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定することと、
前記それぞれの消費率の平均を計算することと
を含む、項目22に記載の装置。
(項目24)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成する手段は、
前記シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算する手段と、
前記類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、
前記異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出すことと、
前記異なるエピソードの前記ビンジ衝動スコアに基づいて、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを設定することと
を行う手段と
を備えている、項目22に記載の装置。
(項目25)
前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアは、前記類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定される、項目24に記載の装置。
(項目26)
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定する手段は、
ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定する手段と、
前記ユーザが前記ビンジウォッチング時間窓中に鑑賞した前記シリーズのエピソードの数を決定する手段と、
前記エピソードの数を前記ビンジウォッチング時間窓の長さで除算する手段と
を備えている、項目22に記載の装置。
(項目27)
ユーザプロファイルにアクセスする手段と、
最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスする手段と、
ユーザカレンダーデータにアクセスする手段と、
前記ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、および前記ユーザカレンダーデータに基づいて、前記ビンジウォッチング閾値を決定する手段と
をさらに備えている、項目22に記載の装置。
(項目28)
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定する手段と、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節する手段と
をさらに備えている、項目22に記載の装置。
(項目29)
ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信する手段と、
ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの前記指示を受信することに応答してのみ、前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトを表示のために生成する手段と
をさらに備えている、項目22に記載の装置。
(項目30)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズの提供を一時停止することに応答して、
ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算する手段と、
前記クールダウン期間後、前記ユーザが前記シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成する手段と
をさらに備えている、項目22に記載の装置。
(項目31)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトは、前記次のエピソードを鑑賞した後の前記平均的ユーザが鑑賞したエピソードの数の指示を備えている、項目22に記載の装置。
(項目32)
複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨するための非一過性のコンピュータ読み取り可能な命令でエンコードされた非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記非一過性のコンピュータ読み取り可能な命令は、
前記シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成するための命令であって、前記作成することは、
そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することと、
前記平均消費率に対応するスコアを計算することと
による、命令と、
前記シリーズをユーザデバイスに提供するための命令と、
ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定するための命令であって、前記決定することは、
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定することと、
前記ユーザの前記消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定することと
による、命令と、
前記ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、
次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定するための命令と、
前記次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが前記推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成するための命令と、
前記ユーザから確認を受信することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズの提供を一時停止するための命令と
を備えている、非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目33)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成するための前記命令は、
前記シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供するための命令と、
前記複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、前記エピソードが提供された後の前記所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定するための命令と、
前記それぞれの消費率の平均を計算するための命令と
を備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目34)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成するための前記命令は、
前記シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算するための命令と、
前記類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、
前記異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出すことと、
前記異なるエピソードの前記ビンジ衝動スコアに基づいて、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを設定することと
を行う命令と
を備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目35)
前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアは、前記類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定される、項目34に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目36)
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定するための前記命令は、
ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定するための命令と、
前記ユーザが前記ビンジウォッチング時間窓中に鑑賞した前記シリーズのエピソードの数を決定するための命令と、
前記エピソードの数を前記ビンジウォッチング時間窓の長さで除算するための命令と
を備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目37)
ユーザプロファイルにアクセスするための命令と、
最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスするための命令と、
ユーザカレンダーデータにアクセスするための命令と、
前記ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、および前記ユーザカレンダーデータに基づいて、前記ビンジウォッチング閾値を決定するための命令と
をさらに備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目38)
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定するための命令と、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節するための命令と
をさらに備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目39)
ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信するための命令と、
ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの前記指示を受信することに応答してのみ、前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトを表示のために生成するための命令と
をさらに備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目40)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズの提供を一時停止することに応答して、
ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算するための命令と、
前記クールダウン期間後、前記ユーザが前記シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成するための命令と
をさらに備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目41)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトは、前記次のエピソードを鑑賞した後の前記平均的ユーザが鑑賞したエピソードの数の指示を備えている、項目32に記載の非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
(項目42)
複数の連続的なエピソードを備えているシリーズのビンジウォッチング中に一時停止位置を推奨する方法であって、前記方法は、
前記シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成することであって、前記作成することは、
そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定することと、
前記平均消費率に対応するスコアを計算することと
による、ことと、
前記シリーズをユーザデバイスに提供することと、
ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することであって、前記決定することは、
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定することと、
前記ユーザの前記消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定することと
による、ことと、
前記ユーザが前記シリーズをビンジウォッチしていることを決定することに応答して、次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しているかどうかを決定することと、
前記次のエピソードの前記ビンジ衝動スコアが前記推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成することと、
前記ユーザから確認を受信することに応答して、前記次のエピソードが提供される前、前記シリーズの提供を一時停止することと
を含む、方法。
(項目43)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成することは、
前記シリーズのエピソードを複数のユーザデバイスに提供することと、
前記複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、前記エピソードが提供された後の前記所定の期間における前記シリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定することと、
前記それぞれの消費率の平均を計算することと
を含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
各エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを作成することは、
前記シリーズのエピソードのメタデータを異なるシリーズの異なるエピソードのメタデータと比較することによって、類似性スコアを計算することと、
前記類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、
前記異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出すことと、
前記異なるエピソードの前記ビンジ衝動スコアに基づいて、前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアを設定することと
を含む、項目42-43のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
前記エピソードのための前記ビンジ衝動スコアは、前記類似性閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定される、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記エピソードの前記ユーザの現在の消費率を決定することは、
ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定することと、
前記ユーザが前記ビンジウォッチング時間窓中に鑑賞した前記シリーズのエピソードの数を決定することと、
前記エピソードの数を前記ビンジウォッチング時間窓の長さで除算することと
を含む、項目42-45のいずれか1項に記載の方法。
(項目47)
ユーザプロファイルにアクセスすることと、
最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスすることと、
ユーザカレンダーデータにアクセスすることと、
前記ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、および前記ユーザカレンダーデータに基づいて、前記ビンジウォッチング閾値を決定することと
をさらに含む、項目42-46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することと、
複数のユーザが前記シリーズの次のエピソードの前に典型的に一時停止したことを決定することに応答して、前記推奨閾値を調節することと
をさらに含む、項目42-47のいずれか1項に記載の方法。
(項目49)
ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信することと、
ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの前記指示を受信することに応答してのみ、前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトを表示のために生成することと
をさらに含む、項目42-48のいずれか1項に記載の方法。
(項目50)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズの提供を一時停止することに応答して、
ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算することと、
前記クールダウン期間後、前記ユーザが前記シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成することと
をさらに含む、項目42-49のいずれか1項に記載の方法。
(項目51)
前記次のエピソードが提供される前に前記シリーズを一時停止することを前記ユーザに推奨する前記プロンプトは、前記次のエピソードを鑑賞した後の前記平均的ユーザが鑑賞したエピソードの数の指示を備えている、項目42-50のいずれか1項に記載の方法
【図面の簡単な説明】
【0032】
本開示の上記および他の目的および利点は、同様の参照文字が全体を通して同様の部分を指す、添付の図面と併せて考慮される以下の発明を実施するための形態の検討から明白となるであろう。
【0033】
図1図1は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング一時停止推奨プロンプトを生成するための改良された機能性を提供し得る例証的メディアガイドインターフェースを示す。
【0034】
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態によるビデオを動的に含むか、または除外し得る別の例証的メディアガイドインターフェースを示す。
【0035】
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態によるビデオを動的に含むか、または除外し得るさらに別の例証的メディアガイドインターフェースを示す。
【0036】
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による例証的ユーザ機器デバイスのブロック図である。
【0037】
図5図5は、本開示のいくつかの実施形態による例証的メディアシステムのブロック図である。
【0038】
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング一時停止推奨プロンプトを生成するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0039】
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング一時停止推奨プロンプトを生成するプロセスの別の例証的フロー図を描写する。
【0040】
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態による平均消費率を計算するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0041】
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジ衝動スコアを設定するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0042】
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態によるエピソードのユーザの現在の消費率を決定するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0043】
図11図11は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング閾値を決定するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0044】
図12図12は、本開示のいくつかの実施形態による推奨閾値を調節するプロセスの例証的フロー図を描写する。
【0045】
図13図13は、本開示のいくつかの実施形態による推奨プロンプトを表示のために生成するプロセスの別の例証的フロー図を描写する。
【0046】
図14図14は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザがシリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成するプロセスの別の例証的フロー図を描写する。
【発明を実施するための形態】
【0047】
知的一時停止推奨を提供し、ユーザによるシリーズの意図的でないビンジウォッチングを軽減するために、システムおよび方法が、本明細書において開示される。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズをビンジウォッチングしているときを決定し、次いで、次のエピソードが提供される前に次のエピソードを評価し得る。評価は、次のエピソードに関連付けられた統計に基づいて決定されるビンジ衝動スコアを決定することを含み得る。特に、統計は、現在のエピソードを鑑賞した直後における(またはその後の短い時間窓内での)平均的な視聴者が鑑賞したエピソードの数を含み得る。より多数のエピソードは、そのエピソードがビンジウォッチングを引き起こす可能性がより高いことを示す。この情報は、次いで、ビンジウォッチングを引き起こす可能性が高いエピソードの前、シリーズの鑑賞を一時停止するためのユーザへのプロンプトまたは警告を生成するために、使用される。そのような技法は、快適なユーザ体験を提供するメディア消費システムの能力を改良する。特に、警告は、(ユーザを煩わせないように)ビンジウォッチングが継続しそうにないとき、提供されない。加えて、警告は、ユーザがビンジウォッチングに携わる可能性が極めて高いとき、提供され得る。
【0048】
本明細書で参照されるように、用語「シリーズ」または「メディアアセットシリーズ」は、互いに別個に鑑賞され得る異なる連続的なエピソードを含む任意の種類のメディア(例えば、ビデオ、オーディオ、またはマルチメディア)コンテンツを指す。例えば、テレビシリーズ「Game of Thrones」は、連続的なエピソード「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」を含み得る。シリーズは、テレビ、コンピュータ、または任意の他のユーザデバイスを介して、エピソード番号に従って連続的な順序で提供されることを意図し得る。いくつかの実施形態において、用語「シリーズ」は、任意の順序で互いに別個に鑑賞され得るメディアの相互接続された組に関し得る。例えば、「Americas Funniest Home Videos」のエピソードの集合は、ユーザがそのようなエピソードをどんな特定の順序で鑑賞することも予期されていない場合でさえ、シリーズと見なされ得る。例えば、ユーザは、「エピソード7」、「エピソード2」・・・「エピソード5」等の任意の順序で、シリーズ「Americas Funniest Home Videos」のエピソードを鑑賞することができる。
【0049】
本明細書で参照されるように、用語「エピソード」は、シリーズの異なる部分を形成する任意の種類のメディア(例えば、ビデオ、オーディオ、またはマルチメディア)コンテンツを指す。各エピソードは、シリーズの他のエピソードと別個に鑑賞されることができる。エピソードは、典型的に、1つのエピソードのコンテンツが前のエピソードのコンテンツに続くように、番号によって連続的に配列され得る。
【0050】
本明細書で参照されるように、用語「ビンジウォッチング」は、比較的に短い期間内のシリーズのエピソードの任意の種類の急速な消費を指す。いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングは、連続していくつか(例えば、3つ)のエピソードを鑑賞することを指し得る。いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングは、短い期間(例えば、4時間)内にいくつか(例えば、3つ)のエピソードを鑑賞することを指し得る。いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングは、急速な率で、例えば、4時間あたり3つのエピソードを超える率でシリーズのエピソードを鑑賞することを指し得る。
【0051】
本明細書で参照されるように、語句「ビンジ衝動スコア」は、ビンジウォッチング挙動を引き起こすシリーズのエピソードの能力を査定する、またはそれを示す任意のメトリックもしくはスコアを指す。いくつかの実施形態において、「ビンジ衝動スコア」は、ユーザが特定のエピソードを消費した後、追加のエピソードを履歴的に消費した率を指し得る。いくつかの実施形態において、「ビンジ衝動スコア」は、数値スコア(例えば、1~10の範囲内のスコア)を指し得、より高いスコアは、エピソードがビンジウォッチングを引き起こす可能性が比較的に高いことを示し、より低いスコアは、ビンジウォッチングを引き起こす比較的に低い能力を示す。
【0052】
任意の所与のコンテンツ配信システムにおいてユーザに利用可能なコンテンツの量は、膨大であり得る。その結果、多くのユーザは、ユーザがコンテンツの選択を効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にするインターフェースを通したメディアガイドの形態を所望している。そのようなガイドを提供するアプリケーションは、本明細書において、双方向メディアガイドアプリケーションと称されるが、時として、メディアガイドアプリケーションまたはガイドアプリケーションと称されることもある。
【0053】
双方向メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとり得る。1つの典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(時として、電子番組ガイドと称される)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを見つけることを可能にする周知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定し、選択することを可能にするグラフィカルユーザインターフェース画面を生成し得る。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」は、テレビ番組のみならず、有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生リスト項目、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または、任意の他のメディアもしくはマルチメディア、および/または、それらの組み合わせ等の電子的に消費可能なユーザアセットを意味すると理解されたい。ガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを見つけることも可能にする。本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」は、上で説明される少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用するコンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされ得るが、ライブパーフォーマンスの一部であることもできる。
【0054】
本明細書に議論される実施形態のいずれかを実施するためのメディアガイドアプリケーションおよび/または、任意の命令は、コンピュータ読み取り可能な媒体上にエンコードされ得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、データを記憶することが可能な任意の媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体は、限定ではないが、電気もしくは電磁信号の伝搬を含む一過性であり得るか、または、限定ではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、USBドライブ、DVD、CD、メディアカード、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等の揮発性および不揮発性コンピュータメモリもしくは記憶デバイスを含む非一過性であり得る。
【0055】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来は使用しなかったユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU-RAY(登録商標)プレーヤ、BLU-RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、もしくは無線デバイス、および/または、それらの組み合わせ等の上で説明されるコンテンツにアクセスするための任意のデバイスを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態において、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有し得る。いくつかの実施形態において、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または、裏面カメラを有し得る。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同じコンテンツ間をナビゲートし、それを見つけることが可能であり得る。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であり得る。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のもののみを通して利用可能なコンテンツ、もしくはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであり得る。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)として、または独立型アプリケーションもしくはクライアントとして提供され得る。メディアガイドアプリケーションを実装し得る種々のデバイスおよびプラットフォームは、下でより詳細に説明される。
【0056】
メディアガイドアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータもしくはガイドアプリケーションを動作させることにおいて使用されるデータを意味すると理解されたい。例えば、ガイドデータは、番組情報、ガイドアプリケーション設定値、ユーザ選好、ユーザプロファイル情報、メディアリスト項目、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツ選択間をナビゲートし、それを見つけるために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを含み得る。
【0057】
図1は、本開示の種々の実施形態によるビデオの再生を再開するための改良された機能性を提供し得る表示画面上の例証的メディアガイドインターフェースを示す。表示100は、ビデオ提示、ユーザインターフェース提示、および随意のタイムライン提示のためのメディアガイドインターフェースを示す。いくつかの実施形態において、表示100は、メディアガイドアプリケーションによって提供されるメディアコンテンツを表示し得る。例えば、表示100は、画像102を表示し得る。画像102は、メディアガイドアプリケーションによって提供されるメディアコンテンツの一部であり得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションによって提供されるメディアコンテンツは、複数の連続的なエピソードを含むシリーズを含む。
【0058】
いくつかの実施形態において、表示100は、随意に、シリーズのエピソード104、106、108、および110の提示を追跡するタイムライン112を含み得る。いくつかの実施形態において、タイムライン112は、任意の数のエピソードを有し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、現在提供されているエピソードをハイライトし得る。例えば、画像102がエピソード106からである場合、エピソード106は、タイムライン112上でハイライトされ得る。
【0059】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、複数の連続的なエピソード104、106、108、および110のうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、平均的ユーザがエピソード108を鑑賞した後に鑑賞した追加の連続的なエピソードの数に基づいて、エピソード108のためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、平均的ユーザがエピソード108を鑑賞した後にさらに3つのエピソードを続けて鑑賞した場合、エピソード108のためのビンジ衝動スコアは、「3」に設定され得る。
【0060】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがシリーズを現在ビンジウォッチしていることを決定し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ある時間窓においてユーザによって鑑賞されるエピソードの数を追跡し得る。例えば、ユーザが2時間未満でエピソード104および106を鑑賞した場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがビンジウォッチングに引き込まれていることを決定し得る。
【0061】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、次のエピソードのビンジ衝動スコアを監視し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エピソード108を表示しようとし得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、次いで、推奨閾値に対してエピソード108のビンジ衝動スコアを比較し得る。例えば、エピソード108のビンジ衝動スコアは、平均的ユーザが、エピソード108を鑑賞した後、シリーズのさらに3つのエピソードを続けて鑑賞したことを示す「3」であり得る。閾値は、任意の値に(例えば、「2.5」の値に)設定され得る。この例において、メディアガイドアプリケーションは、エピソード108のビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応する(例えば、等しいか、または超える)ことを決定し得る。この場合、メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアガイドアプリケーションが(例えば、ユーザが連続してシリーズのある数のエピソードをすでに鑑賞したので)ユーザがビンジウォッチングにすでに引き込まれていることを前もって決定した場合、ビンジウォッチングプロンプト114を表示し得る。
【0062】
いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングプロンプト114は、次のエピソードが示される前、シリーズの再生を一時停止するようにユーザにプロンプトするテキストを含み得る。例えば、ビンジウォッチングプロンプト114は、テキスト「大多数のユーザが次のエピソードの後にさらに3つのエピソードを鑑賞しているので、一時停止を検討して下さい。」を含み得る。
【0063】
いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングプロンプト114は、ビンジウォッチングユーザインターフェース(UI)116を含み得る。例えば、ビンジウォッチングUI 116は、「はい」および「いいえ」ボタンを含み得る。いくつかの実施形態において、「はい」ボタンがユーザによって押される場合、メディアガイドアプリケーションは、シリーズの再生を一時停止し得る。いくつかの実施形態において、ビンジウォッチングUI 116は、クールダウン期間後にシリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを設定するためのインターフェース等の他の特徴を含み得る。
【0064】
図2-3は、メディアガイドデータを提供するために使用され得る例証的表示画面を示す。図2-3に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装され得る。図2-3の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらは、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にもオーバーレイされ得る。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、リスト項目オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、またはリモートコントロールもしくは他のユーザ入力インターフェースまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押すことによって、コンテンツ情報にアクセスする要望を示し得る。ユーザの指示に応答して、メディアガイドアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャネル別、時間別、チャネル別、ソース別、コンテンツタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、もしくは他の編成基準等のいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されたメディアガイドデータを表示画面に提供し得る。
【0065】
図2は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする時間およびチャネル別に配列された番組リスト項目表示200の例証的グリッドを示す。表示200は、以下を伴うグリッド202を含み得る:(1)各チャネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャネルまたはコンテンツのタイプを識別するチャネル/コンテンツタイプ識別子204の列、および、(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する時間識別子206の行。グリッド202は、番組リスト項目208等の番組リスト項目のセルも含み、各リスト項目は、リスト項目の関連チャネルおよび時間の上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域210を移動させることによって番組リスト項目を選択することができる。ハイライト領域210によって選択される番組リスト項目に関する情報が、番組情報領域212内に提供され得る。領域212は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含み得る。
【0066】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジュールされ、スケジュールに従って提供されるコンテンツ)にアクセスを提供することに加えて、メディアガイドアプリケーションは、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であり、スケジュールに従って提供されないコンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルで記憶されたコンテンツ(例えば、上で説明される任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む異なるコンテンツソースからのコンテンツを含み得る。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される映画または任意の他のコンテンツを含み得る。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L. P. et al.によって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office,Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、もしくはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含み得る。
【0067】
グリッド202は、オンデマンドリスト項目214、録画コンテンツリスト項目216、およびインターネットコンテンツリスト項目218を含む非線形番組のメディアガイドデータを提供し得る。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、時として、「混合メディア」表示と称されることもある。表示200とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送リスト項目のみの表示、オンデマンドおよび放送リスト項目のみの表示等)。例証されるように、リスト項目214、216、および218は、これらのリスト項目の選択が、それぞれ、オンデマンドリスト項目、録画リスト項目、またはインターネットリスト項目専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド202内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態において、これらのコンテンツタイプのリスト項目は、グリッド202に直接含まれ得る。ユーザがナビゲーションアイコン220のうちの1つを選択することに応答して、追加のメディアガイドデータが表示され得る(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すことは、ナビゲーションアイコン220を選択することと同様に表示に影響を及ぼし得る)。
【0068】
表示200は、ビデオ領域222およびオプション領域226も含み得る。ビデオ領域222は、ユーザが、ユーザに現在利用可能である番組、今後利用可能となる番組、もしくは利用可能であった番組を視聴および/または、プレビューすることを可能にし得る。ビデオ領域222のコンテンツは、グリッド202に表示されるリスト項目のうちの1つに対応するか、または、それから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、時として、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能性は、2003年5月13日に発行されたSatterfield et al.の米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日に発行されたYuen et al.の米国特許第6,239,794号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれ得る。
【0069】
オプション領域226は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/または、メディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にし得る。オプション領域226は、表示200(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であり得るか、または、画面上のオプションを選択すること、もしくはユーザ入力デバイス上の専用または割り当て可能ボタンを押すことによって、ユーザによって呼び出され得る。オプション領域226内の選択可能オプションは、グリッド202内の番組リスト項目に関連する特徴に関し得るか、または、メインメニュー表示から利用可能なオプションを含み得る。番組リスト項目に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/または、チャネルをお気に入りとして設定、番組の購入、もしくは他の特徴を含み得る。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするオプション、プレミアムサービスをサブスクライブするオプション、ユーザのプロファイルを編集するオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするオプション、または他のオプションを含み得る。
【0070】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションを用いて個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力することを可能にすることによって、および/または、種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザアクティビティを監視することによって、生成され得る。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、それらの個人化されたガイドアプリケーションにアクセスし得る。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成され得る。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツリスト項目の側面(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャネル、チャネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更することを含み得る。
【0071】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にし得るか、または、ユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルし得る。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/または、ユーザがガイドアプリケーションと行い得る他の相互作用を監視し得る。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.Tivo.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/または、メディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザについての情報を取得し得る。結果として、ユーザは、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験を提供されることができる。このタイプのユーザ体験は、図5に関連して下でより詳細に説明される。追加の個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2005/0251827号、2007年1月16日に発行されたBoyer et al.の米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2002/0174430号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。
【0072】
メディアガイドを提供するための別の表示配列が、図3に示されている。ビデオモザイク表示300は、コンテンツのタイプ、ジャンル、および/または、他の編成基準に基づいて編成されたコンテンツ情報のための選択可能オプション302を含む。表示300において、テレビリスト項目オプション304が、選択され、したがって、リスト項目306、308、310、および312を放送番組リスト項目として提供する。表示300において、リスト項目は、カバーアート、コンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、コンテンツからのライブビデオ、またはリスト項目中のメディアガイドデータによって記述されているコンテンツをユーザに示す他のタイプのコンテンツを含むグラフィック画像を提供し得る。グラフィックリスト項目の各々は、リスト項目に関連付けられたコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストも伴い得る。例えば、リスト項目308は、メディア部分314およびテキスト部分316を含む2つ以上の部分を含み得る。メディア部分314および/または、テキスト部分316は、コンテンツをフル画面で視聴するために、またはメディア部分314に表示されるコンテンツに関連する情報を閲覧するために(例えば、ビデオが表示されるチャネルのリスト項目を閲覧するために)、選択可能であり得る。
【0073】
表示300内のリスト項目は、異なるサイズである(すなわち、リスト項目306は、リスト項目308、310、および312より大きい)が、所望に応じて、全てのリスト項目が同じサイズであり得る。リスト項目は、コンテンツプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザの関心の程度を示すように、またはあるコンテンツを強調するために、異なるサイズであるか、またはグラフィック的に強調され得る。コンテンツリスト項目をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2009年11月12日に出願されたYatesの米国特許出願公開第2010/0153885号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0074】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(および、上および下で説明されるその表示画面)にアクセスし得る。図4は、例証的ユーザ機器デバイス400の汎用実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、図5に関連して下で議論される。ユーザ機器デバイス400は、入出力(以下「I/O」)パス402を介して、コンテンツおよびデータを受信し得る。I/Oパス402は、処理回路406および記憶装置408を含む制御回路404に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または、他のコンテンツ)およびデータを提供し得る。制御回路404は、I/Oパス402を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用され得る。I/Oパス402は、制御回路404(具体的には、処理回路406)を1つ以上の通信パス(下で説明される)に接続し得る。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供され得るが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、図4では単一パスとして示されている。
【0075】
制御回路404は、処理回路406等の任意の好適な処理回路に基づき得る。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含み得る。いくつかの実施形態において、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同じタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、メモリ(すなわち、記憶装置408)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路404は、メディアガイドアプリケーションによって、上および下で議論される機能を果たすように命令され得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路404に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供し得る。いくつかの実装において、制御回路404によって実施される任意のアクションは、メディアガイドアプリケーションから受信される命令に基づき得る。
【0076】
クライアントサーバベースの実施形態において、制御回路404は、ガイドアプリケーションサーバまたは他のネットワークもしくはサーバと通信するための好適な通信回路を含み得る。上で述べられる機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶され得る。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタルサブスクライバ回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用の無線モデム、もしくは任意の他の好適な通信回路を含み得る。そのような通信は、インターネットまたは任意の他の好適な通信ネットワークもしくはパスを伴い得る(図5に関連してより詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または互いに遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含み得る(下でより詳細に説明される)。
【0077】
メモリは、制御回路404の一部である記憶装置408として提供される電子記憶デバイスであり得る。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標) 3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR、または時として、パーソナルビデオレコーダもしくはPVRと呼ばれる)、ソリッドステートデバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、または任意の他の好適な固定もしくはリムーバブル記憶デバイス、および/または、それらの任意の組み合わせ等の電子データ、コンピュータソフトウェア、もしくはファームウェアを記憶するための任意のデバイスを意味すると理解されたい。記憶装置408は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、および上で説明されるメディアガイドデータを記憶するために使用され得る。不揮発性メモリも、(例えば、ブートアップルーチンおよび他の命令を起動するために)使用され得る。図5に関連して説明されるクラウドベースの記憶装置が、記憶装置408を補完するために使用されるか、または、記憶装置408の代わりに使用され得る。
【0078】
制御回路404は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG-2デコーダ、もしくは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調もしくはビデオ回路、またはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含み得る。(例えば、記憶するために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するための)エンコード回路も、提供され得る。制御回路404は、コンテンツをユーザ機器400の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーリング回路も含み得る。回路404は、デジタル信号とアナログ信号との間で変換するためのデジタル/アナログ変換回路およびアナログ/デジタル変換回路を含み得る。同調およびエンコード回路は、コンテンツを受信して表示するために、再生するために、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用され得る。同調およびエンコード回路は、ガイドデータを受信するために使用され得る。例えば、同調、ビデオ生成、エンコード、デコード、暗号化、解読、スケーリング、およびアナログ/デジタル回路を含む本明細書に説明される回路は、1つ以上の汎用もしくは特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装され得る。複数のチューナが、同時同調機能(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)に対処するように提供され得る。記憶装置408が、ユーザ機器400とは別のデバイスとして提供される場合、同調およびエンコード回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置408に関連付けられ得る。
【0079】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース410を使用して、命令を制御回路404に送信し得る。ユーザ入力インターフェース410は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等の任意の好適なユーザインターフェースであり得る。ディスプレイ412は、独立型デバイスとして提供されるか、または、ユーザ機器デバイス400の他の要素と統合され得る。例えば、ディスプレイ412は、タッチスクリーンまたはタッチセンサ式ディスプレイであり得る。そのような状況において、ユーザ入力インターフェース410は、ディスプレイ412と統合されるか、または組み合わせられ得る。ディスプレイ412は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶ディスプレイ(LCD)、非晶質シリコンディスプレイ、低温ポリシリコンディスプレイ、電子インクディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、アクティブマトリクスディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、電気流体ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、プラズマディスプレイパネル、高性能アドレッシングディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、レーザテレビ、カーボンナノチューブ、量子ドットディスプレイ、干渉変調器ディスプレイ、もしくは視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上のものであり得る。いくつかの実施形態において、ディスプレイ412は、HDTV対応型であり得る。いくつかの実施形態において、ディスプレイ412は、3Dディスプレイであり得、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示され得る。ビデオカードまたはグラフィックカードは、ディスプレイ412への出力を生成し得る。ビデオカードは、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG-2/MPEG-4デコード、TV出力、または複数のモニタを接続する能力等の種々の機能を提供し得る。ビデオカードは、制御回路404に関連する上で説明される任意の処理回路であり得る。ビデオカードは、制御回路404と統合され得る。スピーカ414は、ユーザ機器デバイス400の他の要素と統合されたものとして提供され得るか、または、独立型ユニットであり得る。ディスプレイ412上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカ414を通して再生され得る。いくつかの実施形態において、オーディオは、スピーカ414を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配布され得る。
【0080】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装され得る。例えば、それは、ユーザ機器デバイス400上で完全に実装された独立型アプリケーションであり得る。そのようなアプローチにおいて、アプリケーションの命令は、ローカルで(例えば、記憶装置408内に)記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。制御回路404は、記憶装置408からアプリケーションの命令を読み出し、本明細書で議論される表示のうちのいずれかを生成するための命令を処理し得る。処理された命令に基づいて、制御回路404は、入力が入力インターフェース410から受信されると、実施すべきアクションを決定し得る。例えば、表示上のカーソルの上/下への移動は、入力インターフェース410が上/下ボタンが選択されたことを示すとき、処理された命令によって示され得る。
【0081】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス400上に実装されたシックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス400の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一例において、制御回路404は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈するウェブブラウザを起動する。例えば、遠隔サーバは、記憶デバイスにアプリケーションのための命令を記憶し得る。遠隔サーバは、回路(例えば、制御回路404)を使用して、記憶された命令を処理し、上および下で議論される表示を生成し得る。クライアントデバイスは、遠隔サーバによって生成される表示を受信し得、表示のコンテンツを機器デバイス400上にローカルで表示し得る。このように、命令の処理が、サーバによって遠隔で実施される一方、結果として生じる表示は、機器デバイス400上にローカルで提供される。機器デバイス400は、入力インターフェース410を介して、ユーザからの入力を受信し、対応する表示を処理および生成するために、それらの入力を遠隔サーバに伝送し得る。例えば、機器デバイス400は、上/下ボタンが入力インターフェース410を介して選択されたことを示す通信を遠隔サーバに伝送し得る。遠隔サーバは、その入力に従って命令を処理し、入力に対応するアプリケーションの表示を生成し得る(例えば、カーソルを上/下に移動させる表示)。生成された表示は、次いで、ユーザへの提示のために、機器デバイス400に伝送される。
【0082】
いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路404によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態において、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)でエンコードされ、好適なフィードの一部として制御回路404によって受信され、制御回路404上で起動するユーザエージェントによって解釈され得る。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであり得る。いくつかの実施形態において、ガイドアプリケーションは、制御回路404によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および起動される一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義され得る。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディアエンコードスキームを採用するもの)において、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいてエンコードおよび伝送され得る。
【0083】
図4のユーザ機器デバイス400は、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506、または非ポータブルゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、図5のシステム500に実装されることができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称され得、上で説明されるユーザ機器デバイスに実質的に類似し得る。メディアガイドアプリケーションが実装され得るユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能し得るか、または、デバイスのネットワークの一部であり得る。デバイスの種々のネットワーク構成が実装され得、下でより詳細に議論される。
【0084】
図4に関連して上で説明されるシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用するユーザ機器デバイスは、単に、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、または無線ユーザ通信デバイス506として分類されないこともある。例えば、ユーザテレビ機器502は、いくつかのユーザコンピュータ機器504のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方、ユーザコンピュータ機器504は、あるテレビ機器502のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含み得る。メディアガイドアプリケーションは、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有し得るか、または、ユーザ機器の表示能力に合わせられ得る。例えば、ユーザコンピュータ機器504上において、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供され得る。別の例において、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス506のために縮小され得る。
【0085】
システム500において、典型的に、各タイプのユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、各々のために1つのみが図5に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器デバイスを利用し、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの2つ以上のものも利用し得る。
【0086】
いくつかの実施形態において、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506)は、「第2の画面デバイス」と称され得る。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完し得る。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する任意の好適なコンテンツであり得る。いくつかの実施形態において、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態において、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用するために、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同じ部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが同じ家または建物内に、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0087】
ユーザは、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定し得る。設定は、本明細書に説明されるそれらのみならず、お気に入りのチャネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定も含む。例えば、ユーザが、そのオフィスのパーソナルコンピュータ上で、例えば、ウェブサイトwww.Tivo.comの上で、チャネルをお気に入りとして設定した場合、同じチャネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)上で、および、所望に応じて、ユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示されるであろう。したがって、同一または異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。加えて、行われる変更は、ユーザによって入力される設定、およびガイドアプリケーションによって監視されるユーザアクティビティに基づき得る。
【0088】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514に結合され得る。すなわち、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506は、それぞれ、通信パス508、510、および512を介して、通信ネットワーク514に結合される。通信ネットワーク514は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク)、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、もしくは通信ネットワークの組み合わせを含む1つ以上のネットワークであり得る。パス508、510、および512は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、もしくは任意の他の好適な有線または無線通信パス、もしくはそのようなパスの組み合わせ等の1つ以上の通信パスを含み得る。パス512は、図5に示される例示的実施形態において、無線パスであることを示すために破線で描かれ、パス508および510は、有線パスであることを示すために実線として描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであり得る)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供され得るが、図5において、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、単一パスとして示されている。
【0089】
通信パスは、ユーザ機器デバイス間に描かれていないが、これらのデバイスは、パス508、510、および512に関連して上で説明されるそれらのみならず、USBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802-11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、もしくは有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスも介して、互いに直接通信し得る。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth(登録商標) SIG,INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514を介した間接パスを通して、互いに直接通信し得る。
【0090】
システム500は、通信パス520および522を介して、通信ネットワーク514にそれぞれ結合されたコンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518を含む。パス520および522は、パス508、510、および512に関連して上で説明される通信パスのうちのいずれかを含み得る。コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518との通信は、1つ以上の通信パスを介して交信され得るが、図5において、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、単一パスとして示される。加えて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518の各々が2つ以上存在し得るが、図5において、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、各々のために1つのみが示されている。(異なるタイプのこれらのソースの各々が下で議論される)。所望に応じて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518は、1つのソースデバイスとして統合され得る。ソース516および518と、ユーザ機器デバイス502、504、および506との間の通信は、通信ネットワーク514を通したものとして示されるが、いくつかの実施形態において、ソース516および518は、パス508、510、および512に関連して上で説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス502、504、および506と直接通信し得る。
【0091】
システム500は、通信パス526を介して通信ネットワーク514に結合される広告ソース524も含み得る。パス526は、パス508、510、および512に関連して上で説明される通信パスのうちのいずれかを含み得る。広告ソース524は、特定のユーザに伝送する広告およびその状況を決定するための広告論理を含み得る。例えば、ケーブルオペレータは、特定のチャネル上の特定のタイムスロット中に広告を挿入する権利を有し得る。したがって、広告ソース524は、これらのタイムスロット中に広告をユーザに伝送し得る。別の例として、広告ソースは、特定の番組を視聴することが把握されているユーザの人口統計(例えば、リアリティ番組を視聴する10代の若者)に基づいて、広告を標的化し得る。さらに別の例として、広告ソースは、メディアアセットを視聴するユーザ機器の場所(例えば、東海岸または西海岸)に応じて、異なる広告を提供し得る。
【0092】
いくつかの実施形態において、広告ソース524は、標的化された広告を提供するために、ユーザに関連付けられた広告好適性スコアを含むユーザ情報を維持するように構成され得る。加えて、または代替として、広告ソース524に関連付けられたサーバは、広告好適性スコアを導出するために使用され得る未加工情報を記憶するように構成され得る。いくつかの実施形態において、広告ソース524は、未加工情報に関して要求を別のデバイスに伝送し、広告好適性スコアを計算し得る。広告ソース524は、特定のユーザ(例えば、ユーザの第1のサブセット、第2のサブセット、または第3のサブセット)のための広告好適性スコアを更新し、標的製品の広告を適切なユーザに伝送し得る。
【0093】
コンテンツソース516は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/または、サーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む1つ以上のタイプのコンテンツ配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Company,Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company,INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office,Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース516は、コンテンツの発信元であることも(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、コンテンツの発信元でないこともある(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース516は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含み得る。コンテンツソース516は、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される遠隔メディアサーバも含み得る。コンテンツの遠隔記憶のためのシステムおよび方法、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのそれらは、2010年7月20日に発行されたEllis et al.の米国特許第7,761,892号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に関連して、より詳細に議論されている。
【0094】
メディアガイドデータソース518は、上で説明されるメディアガイドデータ等のメディアガイドデータを提供し得る。メディアガイドデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供され得る。いくつかの実施形態において、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する独立型双方向テレビ番組ガイドであり得る。番組スケジュールデータおよび他のガイドデータは、テレビチャネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のメディアガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャネル上でユーザ機器に提供され得る。
【0095】
いくつかの実施形態において、メディアガイドデータソース518からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルし得るか、または、サーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュし得る。いくつかの実施形態において、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが古くなっているとき、または、ユーザ機器デバイスがデータを受信する要求をユーザから受信するとき、ソース518とセッションを開始し、ガイドデータを取得し得る。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ規定期間で、システム規定期間で、ユーザ機器からの要求に応答して等)ユーザ機器に提供され得る。メディアガイドデータソース518は、ユーザ機器デバイス502、504、および506に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供し得る。
【0096】
いくつかの実施形態において、メディアガイドデータは、視聴者データを含み得る。例えば、視聴者データは、現在および/または、履歴ユーザアクティビティ情報(例えば、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツ、ユーザがコンテンツを鑑賞する時刻、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用するかどうか、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用し、情報をポストする時間、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツのタイプ(例えば、有料TVまたは無料TV)、気分、脳の活動情報等)を含み得る。メディアガイドデータは、サブスクリプションデータも含み得る。例えば、サブスクリプションデータは、所与のユーザがサブスクライブするソースもしくはサービスおよび/または、所与のユーザが以前にサブスクライブしていたが、後にアクセスを打ち切ったソースもしくはサービス(例えば、ユーザがプレミアムチャネルをサブスクライブしているかどうか、ユーザがプレミアムレベルのサービスを追加したかどうか、ユーザがインターネット速度を加速させたかどうか)を識別し得る。いくつかの実施形態において、視聴者データおよび/または、サブスクリプションデータは、1年を上回る期間の間の所与のユーザのパターンを識別し得る。メディアガイドデータは、所与のユーザがサービス/ソースへのアクセスを打ち切るであろう可能性を示すスコアを生成するために使用されるモデル(例えば、残存者モデル)を含み得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、所与のユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろうかどうかの可能性を示す値またはスコアを生成するためのモデルを使用して、サブスクリプションデータとともに視聴者データを処理し得る。特に、より高いスコアは、ユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろう、より高いレベルの信頼性を示し得る。スコアに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスを打ち切る可能性が高いであろうものとしてスコアによって示される特定のサービスまたはソースをユーザが維持するように勧誘する宣伝を生成し得る。
【0097】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであり得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶装置408に記憶され、ユーザ機器デバイス400の制御回路404によって実行され得るソフトウェアまたは実行可能命令の組として実装され得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、クライアント-サーバアプリケーションであり得、その場合、クライアントアプリケーションのみが、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的にユーザ機器デバイス400の制御回路404上のクライアントアプリケーションとして、および遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーション(例えば、メディアガイドデータソース518)として部分的に遠隔サーバ上で実装され得る。遠隔サーバの制御回路(メディアガイドデータソース518等)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令し得る。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース518の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令し得る。クライアントアプリケーションは、受信するユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令し得る。
【0098】
ユーザ機器デバイス502、504、および506に配信されるコンテンツおよび/または、メディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであり得る。OTTコンテンツ配信は、上で説明される任意のユーザ機器デバイスを含むインターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加えて、上で説明される任意のコンテンツを含むインターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配布する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配布に責任がない場合があり、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみを転送し得る。OTTコンテンツプロバイダの例は、IPパケットを介してオーディオおよびビデオを提供するYOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、ならびにHULUを含む。YOUTUBE(登録商標)は、Google Inc.によって所有される商標であり、Netflixは、Netflix,Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu,LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、上で説明されるメディアガイドデータを提供し得る。コンテンツおよび/または、メディアガイドデータに加えて、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配布することができるか、または、コンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されたメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0099】
メディアガイドシステム500は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、それによって、ユーザ機器デバイス、コンテンツ、およびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的のために、互いに通信し得る。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチのうちのいずれか1つまたは一部において、または、コンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用され得る。以下の4つのアプローチは、図5の汎用例の具体的例証を提供する。
【0100】
あるアプローチにおいて、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で互いに通信し得る。ユーザ機器デバイスは、上で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、または通信ネットワーク514を介して、互いに直接通信することができる。1つの家庭内の複数の個人の各々が、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを動作させ得る。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で通信されることが望ましくあり得る。例えば、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許公開第2005/0251827号でより詳細に説明されるように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくあり得る。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスも、互いに通信し、コンテンツを伝送し得る。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器からポータブルビデオプレーヤまたはポータブル音楽プレーヤにコンテンツを伝送し得る。
【0101】
第2のアプローチにおいて、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有し得、それによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされるホームネットワークを有し得る。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御し得る。例えば、ユーザは、そのオフィスのパーソナルコンピュータ、またはPDA、またはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスし得る。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御し得る。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御し得る。ユーザ機器デバイスが互いに遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、Ellis et al.の2011年10月25日に発行された米国特許第8,046,801号(その全体を参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0102】
第3のアプローチにおいて、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース516と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内において、ユーザテレビ機器502およびユーザコンピュータ機器504のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを見つけ得る。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス506を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを見つけ得る。
【0103】
第4のアプローチにおいて、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で動作し、クラウドサービスにアクセスし得る。クラウドコンピューティング環境において、コンテンツ共有、記憶、または配布のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称されるネットワークアクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、通信ネットワーク514を介したインターネット等のネットワークを介して接続される種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービスを提供する中央または分散場所に位置し得るサーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つ以上のコンテンツソース516および1つ以上のメディアガイドデータソース518を含み得る。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506等の他のユーザ機器デバイスを含み得る。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供し得る。そのような実施形態において、ユーザ機器デバイスは、中央サーバと通信することなく、ピアツーピア様式で動作し得る。
【0104】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、他の例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービス等のサービスへのアクセス、および上で説明される任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それらを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上で他者によって視聴するために配布される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルで記憶し、ローカルで記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にし得る。
【0105】
ユーザは、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイス等の種々のコンテンツ捕捉デバイスを使用して、コンテンツを録画し得る。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器504から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する無線ユーザ通信デバイス506からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザコンピュータ機器504等のユーザ機器デバイスに転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードする。いくつかの実施形態において、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであり、他のユーザ機器デバイスは、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0106】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/または、それらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされ得る。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠するクラウドクライアントであり得るか、または、ユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスすることなく、ある機能性を有し得る。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由してサービスとして配信されるアプリケーションであり得る一方、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動され得る。いくつかの実施形態において、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信し得る。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的なダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態において、ユーザ機器デバイスは、図4に関連して説明される処理回路によって実施される処理動作等の処理動作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0107】
本明細書で参照されるように、用語「~に応答して」は、「~の結果として開始される」ことを指す。例えば、第2のアクションに応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含み得る。本明細書で参照されるように、用語「~に直接応答して」は、「~によって引き起こされる」ことを指す。例えば、第2のアクションに直接応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含まないこともある。
【0108】
図6-14の詳細な説明が、下記に提供される。プロセス600-1400またはその任意のステップが、図4-5に示されるデバイス、またはそれに関して説明されるデバイスのうちのいずれかにおいて実施されるか、または、それによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス600またはプロセス700のいずれかは、ユーザ機器502、504、および/または、506(図5)上で実装されたメディアガイドアプリケーションによって命令されるように制御回路404(図4)によって実行され得る。加えて、プロセス600および700の1つ以上のステップが、任意の他のプロセスもしくは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれるか、または、それと組み合わせられ得る。
【0109】
図6は、本開示の実施形態によるビンジウォッチング一時停止推奨プロンプトを生成するためのプロセス600の例証的フロー図を描写する。プロセス600は、(例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で)制御回路404によって実行され得る。制御回路404は、ユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または、無線通信デバイス506)、または通信ネットワーク514を介してユーザ機器から離れた遠隔サーバの一部であり得る。
【0110】
プロセス600は、602から開始し、制御回路404が、シリーズをユーザデバイスに提供し、シリーズは、複数の連続的なエピソード(例えば、図1のエピソード104、106、108、110)を含む。例えば、制御回路404上で起動するメディアガイドアプリケーションは、ユーザテレビ機器502のディスプレイ412上での表示のためにシリーズを生成し得る。メディアコンテンツは、ビデオを再生するための明示的ユーザ選択を介して、ユーザ機器が電源を入れられたことの結果として、または任意の他のトリガイベントによって、表示のために生成され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、所定の順序で連続的にシリーズのエピソードを提供し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、動的順序、無作為順序、またはユーザによって規定された順序で、関連エピソード(例えば、互いに関係するエピソードの群のうちのエピソード)を提供し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、人気の順序に、またはユーザによる次のエピソードの選択に応答して、「America Funniest Home Videos」の組のうちのエピソードを提示し得る。
【0111】
プロセス600は、604に続き、制御回路404は、ユーザがシリーズのビンジウォッチングに引き込まれていることを決定する。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザがシリーズのエピソードを消費する率に基づいて、この決定を行い得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザが連続してある数を上回るエピソードを鑑賞することに基づいて、この決定を行い得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザがある期間内に互いに関係するエピソードの組のうちのある数を上回るエピソードを鑑賞することに基づいて、この決定を行い得る。例えば、制御回路404は、これらのエピソードが鑑賞された順序にかかわらず、ユーザがある期間(例えば、3.5時間)内に「American Funniest Home Videos」の4つ以上のエピソードを鑑賞した場合、ユーザがビンジウォッチングに引き込まれていることを決定し得る。ユーザがシリーズのビンジウォッチングに引き込まれていることを決定することに応答して、制御回路404は、ステップ606に進み得る。
【0112】
プロセス600は、606に続き、制御回路404は、複数の連続的または互いに関係するエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、制御回路404は、各エピソードがビンジウォッチングを引き起こす可能性の程度を決定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、平均的ユーザが特定のエピソードを鑑賞することに続くビンジ挙動の履歴パターンを追跡し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、平均的ユーザがそのエピソードを鑑賞した後に鑑賞した追加の連続的なエピソードの数に基づいて、エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、エピソードを鑑賞した後、平均的ユーザが、短い期間(例えば、4時間)内にさらに3つのエピソードを続けて鑑賞した場合、制御回路404は、ビンジ衝動スコアを「3」の値に設定し得る。いくつかの実施形態において、期間は、事前設定され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザプロファイル、時刻、シリーズのメタデータ、または任意の他の要因のうちの少なくとも1つに基づいて、期間を動的に決定または調節し得る。
【0113】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、平均的ユーザがそのエピソードを鑑賞した後に鑑賞した互いに関係するエピソードの組からの追加のエピソードの数に基づいて、エピソードのためのビンジ衝動スコアを決定し得る。例えば、エピソードを鑑賞した後、平均的ユーザが短い期間(例えば、4時間)内にさらに3つの互いに関係するエピソードを続けて鑑賞した場合、制御回路404は、ビンジ衝動スコアを「3」の値に設定し得る。いくつかの実施形態において、期間は、事前設定され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザプロファイル、時刻、シリーズのメタデータ、または任意の他の要因のうちの少なくとも1つに基づいて、期間を動的に決定または調節し得る。
【0114】
プロセス600は、608に続き、制御回路404は、次のエピソード(またはユーザによって選択される次のエピソード)のビンジ衝動スコアが閾値に対応していることを決定することに応答して、次のエピソードが開始する前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る。例えば、制御回路404は、「2.5」の値に閾値を設定し得、それは、次のエピソード(例えば、表示されようとしているエピソード)が、ユーザに平均でさらに2.5個の連続的または互いに関係するエピソードを鑑賞させることが予期され得るとき、警告が生成されるべきであることを示す。いくつかの実施形態において、制御回路404が、次のエピソードのスコア(例えば、「3」)が閾値(例えば、「2.5」)を超えることを決定する場合には、制御回路404は、プロンプト(例えば、ビンジウォッチングプロンプト114)(図1)を表示のために生成し得る。いくつかの実施形態において、プロンプトは、次のエピソードが開始する前にシリーズを一時停止するためのユーザへの推奨を含み得る。例えば、プロンプトは、テキスト「次のエピソードが大多数のユーザにさらに3つのエピソードを鑑賞させているので、このエピソードを明日鑑賞することを検討して下さい。」を含み得る。
【0115】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、停止プロンプト以外のプロンプトを生成し得る。例えば、制御回路404は、加えて、または代替として、異なるアクティビティをユーザに提案するプロンプトを生成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザがシリーズを鑑賞すること以外の異なるアクティビティに携わるべきであることをユーザに提案するプロンプトを生成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザが散歩またはジョギング等の身体的アクティビティに携わるべきであることをユーザに提案するプロンプトを生成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、シリーズに無関係の異なるメディアコンテンツの提示を提案するプロンプトを生成し得る。例えば、プロンプトは、異なるメディアコンテンツへのハイパーリンクを含み得る。いくつかの実施形態において、異なるメディアコンテンツは、低いビンジ衝動スコアを有し得る。
【0116】
いくつかの実施形態において、シリーズが互いに関係するエピソードの組を備えているとき、制御回路404は、次に来る予定だったエピソードの代わりに、シリーズの異なるエピソードを鑑賞することを提案するプロンプトを生成し得る。例えば、ユーザが「America Funniest Home Videos」シリーズを鑑賞している場合、制御回路404は、ユーザによって選択される次のエピソードが閾値に対応するビンジ衝動スコアを有することを決定していることもある。いくつかの実施形態において、制御回路404は、次いで、ユーザが、閾値よりも低いビンジ衝動スコアを有する「America Funniest Home Videos」シリーズの異なるエピソードを選択すべきであることを提案するプロンプトを生成し得る。
【0117】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、次のエピソードのビンジ衝動スコアが閾値に対応していることを決定することに応答して、休止をユーザに提案するプロンプトを表示のために生成し得る。例えば、制御回路404は、プロンプト「30分の休止を検討して下さい。」を含むプロンプトを生成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザがそのような休止をとることを意図することを示すことに応答して、提案された休止の持続時間にわたってシリーズの再生を無効にし得る。
【0118】
図7は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング一時停止推奨プロンプトを生成するためのプロセス700の例証的フロー図を描写する。プロセス700は、(例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で)制御回路404によって実行され得る。制御回路404は、ユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または、無線通信デバイス506)、または通信ネットワーク514を介してユーザ機器から離れた遠隔サーバの一部であり得る。
【0119】
プロセス700は、702から開始し、制御回路404は、シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成する。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ビンジ衝動スコアを作成する代わりに、遠隔ソースから、例えば、メディアガイドデータソース518またはメディアコンテンツソース516から、シリーズの複数の連続的なエピソードのうちの各エピソードのためのビンジ衝動スコアを読み出し得る。いくつかの実施形態において、ステップ702-706は、次いで、例えば、通信ネットワーク514を介して、ビンジ衝動スコアを制御回路404に提供し得る遠隔デバイス(例えば、メディアガイドデータソース518)によって実施され得る。
【0120】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、いくつか(例えば、7つ)のエピソード、例えば、「エピソード1」、「エピソード2」・・・「エピソード7」を含むシリーズ(例えば、「Game of Thrones」)の各エピソードのためのビンジ衝動スコアを作成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、随意に、ステップ704および706を実施し、ビンジ衝動スコアを生成し得る。
【0121】
プロセス700は、702に続き得、制御回路404は、そのエピソードを鑑賞した平均的ユーザに関して、そのエピソードの鑑賞の後に続く所定の期間におけるシリーズの追加の連続的なエピソードの平均消費率を決定し得る。例えば、制御回路404は、4時間であるように所定の期間を設定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、次いで、所与のエピソードに関して、平均的ユーザによる所定の期間中の追加のエピソードの消費率を決定し得る。例えば、平均的ユーザが、所与のエピソードの完結に続いて、4時間の期間中にさらに3つのエピソードを消費する場合、制御回路404は、そのエピソードに関する追加の連続的なエピソードの平均消費率を「4時間あたり3つのエピソード」に等しいように設定し得る。
【0122】
プロセス700は、702に続き得、制御回路404は、追加のエピソードの平均消費率に対応するスコアを計算し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、エピソードのためのビンジ衝動スコアをそのエピソードに関する追加の連続的なエピソードの平均消費率に等しいように設定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、随意に、エピソードの長さ、エピソードの人気、またはそれらの任意の組み合わせ等の要因に基づいて、ビンジ衝動スコアを調節し得る。例えば、短いエピソードに関して、制御回路404は、平均消費率を縮小することによってスコアを計算し得る。別の例において、1~10(または任意の他の範囲)スケール上のスコアが、選択され得る。例えば、1のスコアは、エピソードがビンジ衝動を引き起こしそうにないことを示し得る一方、「10」のスコアは、エピソードがビンジ衝動を引き起す可能性が極めて高いことを示し得、ビンジ衝動の可能性は、平均消費率に基づく。
【0123】
プロセス700は、708において続き、制御回路404は、シリーズの次のエピソードをユーザデバイスに提供し、シリーズが、複数の連続的なエピソード(例えば、図1のエピソード104、106、108、110)を含む。例えば、制御回路404上で起動するメディアガイドアプリケーションは、ユーザテレビ機器502のディスプレイ412上での表示のためにシリーズを生成し得る。メディアコンテンツは、ビデオを再生するための明示的ユーザ選択を介して、ユーザ機器が電源を入れられたことの結果として、または、任意の他のトリガイベントによって、表示のために生成され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、所定の順序で連続的にシリーズのエピソードを提供し得る。例えば、制御回路404は、ユーザがシリーズを新たに見始める場合、「エピソード1」からシリーズを提供し始め得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、いくつかのエピソードがすでに鑑賞された場合、シリーズにおける次のエピソードを提供し得る。例えば、ユーザが「エピソード1」および「エピソード2」をすでに鑑賞している場合、制御回路404は、「エピソード3」を提供し得る。
【0124】
プロセス700は、710において続き、制御回路404は、ユーザがシリーズのビンジウォッチングをしているかどうかを決定し得る。例えば、制御回路404は、ユーザが連続してある数を上回るエピソードを鑑賞したことを決定し得る。別の実施形態において、制御回路404は、エピソードのユーザの消費率に基づいて、ユーザがシリーズをビンジウォッチしているかどうかを決定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、随意に、ステップ712および713を実施し、ユーザがシリーズをビンジウォッチしているかどうかを決定し得る。
【0125】
プロセス700は、随意に、712において継続し得、制御回路404は、エピソードのユーザの現在の消費率を決定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、連続時間窓(例えば、3時間窓)におけるユーザのエピソードのユーザの消費率を決定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザが3時間で2つのエピソードを鑑賞し、したがって、ユーザの消費率が「3時間あたり2つのエピソード」であることを決定し得る。
【0126】
プロセス700は、随意に、713において継続し得、制御回路404は、ユーザの消費率がビンジウォッチング閾値に対応していることを決定し得る。いくつかの実施形態において、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの消費率をビンジウォッチング閾値と比較し得る。例えば、制御回路404は、ビンジウォッチング挙動を示す事前設定された閾値を維持し得る。例えば、3時間あたり2つを上回るエピソードを消費することは、ビンジウォッチングとして分類され得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、閾値に対してエピソードのユーザの消費率を比較し得る。例えば、エピソードのユーザの消費率が「3時間あたり2.5エピソード」である一方、閾値が「3時間あたり2つのエピソード」である場合、制御回路404は、ユーザの消費率がビンジウォッチング閾値に対応する(例えば、等しいか、または超える)ことを決定し得る。
【0127】
プロセス700は、714において継続し、制御回路404は、ユーザがシリーズをビンジウォッチしているかどうかに応じて、異なるブロックに進み得る。いくつかの実施形態において、ユーザがシリーズをビンジウォッチしていない場合、制御回路404は、708に戻り、シリーズをユーザデバイスに提供し続け得る。いくつかの実施形態において、ユーザがシリーズをビンジウォッチしている場合、制御回路404は、716に進み得る。
【0128】
プロセス700は、716において継続し、制御回路404は、次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応するどうかを決定し得る。例えば、制御回路404は、次のエピソード(例えば、再生しようとしているエピソード)のビンジ衝動スコアを推奨閾値と比較し得る。いくつかの実施形態において、推奨閾値は、ある値(例えば、「4時間あたり3つのエピソード」)に事前設定され得る。いくつかの実施形態において、推奨閾値は、制御回路404によって動的に調節され得る。一例において、制御回路404は、次のエピソード(例えば、図8のエピソード108)のビンジ衝動スコア(例えば、「4時間あたり3.5エピソード」)を推奨閾値(例えば、「4時間あたり3つのエピソード」)と比較し得る。この例において、制御回路404は、値「4時間あたり3.5エピソード」が、閾値「4時間あたり3つのエピソード」を超えるので、次のエピソードの衝動スコアが推奨閾値に対応していることを決定するであろう。いくつかの実施形態において、次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応する場合、制御回路404は、718に進み得る。いくつかの実施形態において、次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応しない場合、制御回路404は、708に進み、シリーズを提供し続け得る。
【0129】
プロセス700は、718において継続し、制御回路404は、次のエピソードが提供される前、シリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプト(例えば、ビンジウォッチングプロンプト114)を表示のために生成し得る。いくつかの実施形態において、プロンプトは、716において次のエピソードのビンジ衝動スコアが推奨閾値に対応していることを決定することに応答して、生成される。いくつかの実施形態において、プロンプトは、ディスプレイ412上に表示され得る。いくつかの実施形態において、プロンプトは、平均的ユーザが次のエピソードを鑑賞した後に鑑賞したエピソードの数の指示(例えば、テキスト)を備え得る。
【0130】
プロセス700は、720において継続し、制御回路404は、ユーザから確認を受信することに応答して、次のエピソードが提供される前、シリーズの提供を一時停止し得る。例えば、ユーザは、ユーザインターフェース入力410を使用して、「はい」一時停止ボタンを押し、確認を送信し得る。別の例において、ユーザは、ビンジウォッチングUI 116を使用して、確認を提供し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、確認が受信されたとき、シリーズの再生を一時停止し得る。
【0131】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による平均消費率を計算するためのプロセス800の例証的フロー図を描写する。プロセス800は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス800は、ブロック702の一部として実行される。
【0132】
プロセス800は、802から開始し、制御回路404は、シリーズのエピソード(例えば、図1のエピソード104)を複数のユーザデバイスに提供する。例えば、制御回路404上で起動するメディアガイドアプリケーションは、複数のユーザの複数のディスプレイ上での表示のためにメディアコンテンツを生成し得る。いくつかの実施形態において、エピソードは、異なる時間において異なるユーザに提供され得る。例えば、エピソードは、シリーズのエピソードを再生するための明示的ユーザ選択を介して、各ユーザに表示のために生成され得る。
【0133】
プロセス800は、804において継続し、制御回路404は、複数のユーザデバイスのうちの各デバイスのために、エピソードが提供された後の所定の期間におけるシリーズの追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を決定する。例えば、1人のユーザが、4時間窓内でエピソードを鑑賞した後に続けて3つの追加のエピソードを鑑賞し得る一方、別のユーザは、4時間窓内でエピソードを鑑賞した後に続けて2つの追加のエピソードを鑑賞し得る。この例において、制御回路404は、追加の連続的なエピソードのそれぞれの消費率を1人のユーザに関して「4時間あたり3つのエピソード」および別のユーザに関して「4時間あたり2つのエピソード」であると決定し得る。
【0134】
プロセス800は、806において継続し、制御回路404は、それぞれの消費率の平均を計算する。例えば、前述の例において、制御回路404は、平均を「4時間あたり2.5エピソード」であると計算し得る。
【0135】
図9は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジ衝動スコアを設定するためのプロセス900の例証的フロー図を描写する。プロセス900は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス900は、ブロック702の一部として実行される。
【0136】
プロセス900は、902から開始し、制御回路404は、シリーズのエピソードのメタデータを異なるエピソードのメタデータと比較する。例えば、制御回路404は、ジャンル、ソーシャルメディア上の人気、俳優、監督、または任意の他のメタデータ等のメタデータを比較し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、比較に基づいて類似性スコアを作成し得る。例えば、メタデータのより良好な合致が、より高い類似性スコアをもたらすであろう。
【0137】
プロセス900は、904において継続し、制御回路404は、類似性スコアが類似性閾値に対応していることを決定することに応答して、異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出す。例えば、類似性スコアが十分に高い場合、制御回路404は、通信ネットワーク514を介して、メディアガイドデータソース518から異なるエピソードのビンジ衝動スコアを読み出し得る。
【0138】
プロセス900は、906において継続し、制御回路404は、異なるエピソードのビンジ衝動スコアに基づいて、エピソードのためのビンジ衝動スコアを設定し得る。例えば、異なるエピソードのビンジ衝動スコアが「4時間あたり3.5エピソード」である場合、制御回路404は、エピソードのためのビンジ衝動スコアも「4時間あたり3.5エピソード」であるように設定し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、いくつかの異なるエピソードが類似性閾値を超える類似性スコアを有することを決定し得る。これらの実施形態において、制御回路404は、エピソードのためのビンジ衝動スコアを閾値を超える類似性スコアを有する複数の異なるエピソードのビンジ衝動スコアの平均に等しいように設定し得る。
【0139】
図10は、本開示のいくつかの実施形態によるエピソードのユーザの現在の消費率を決定するためのプロセス1000の例証的フロー図を描写する。プロセス1000は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス1000は、ブロック712の一部として実行される。
【0140】
プロセス1000は、1002から開始し、制御回路404は、ユーザのプロファイルに基づいてビンジウォッチング時間窓を決定する。例えば、制御回路404は、ユーザの年齢に基づいて、時間窓を決定し得る。例えば、14歳未満のユーザに関して、制御回路404は、ビンジウォッチング窓を「2時間」に設定し得る。別の例において、14歳以上のユーザに関して、制御回路404は、ビンジウォッチング窓を「3時間」に設定し得る。いくつかの実施形態において、ユーザプロファイルからの任意の他の情報が、ビンジウォッチング時間窓を設定または調節するために使用され得る。
【0141】
プロセス1000は、1004において継続し、制御回路404は、ユーザがビンジウォッチング時間窓中に鑑賞したシリーズのエピソードの数を決定し得る。例えば、ビンジウォッチング窓が「2時間」に設定された場合、制御回路404は、2時間窓中に鑑賞されたエピソードの数を決定し得る。
【0142】
プロセス1000は、1004において継続し、制御回路404は、ステップ1004において決定されたエピソードの数をビンジウォッチング時間窓の長さで除算し得る。例えば、ビンジウォッチング窓が「2時間」であった一方、ユーザがビンジウォッチング時間窓中に鑑賞したシリーズのエピソードの数が「1.5」であった場合、制御回路404は、1.5を2で除算し、エピソードのユーザの現在の消費率を決定し得る。
【0143】
図11は、本開示のいくつかの実施形態によるビンジウォッチング閾値を決定するためのプロセス1100の例証的フロー図を描写する。プロセス1100は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス1100は、ブロック713の一部として実行される。
【0144】
プロセス1100は、制御回路404によって連続的または同時に実施され得るステップ1102、1104、および1106を含む。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ステップ1102、1104、および1106のうちの1つまたは2つのみを実施し得る。
【0145】
プロセス1100は、随意に、ステップ1102を含み得、制御回路404は、ユーザプロファイルにアクセスする。例えば、ユーザプロファイルは、記憶装置408、またはメディアガイドデータソース518から読み出され得る。いくつかの実施形態において、ユーザプロファイルは、ユーザの人口統計情報、選好、サブスクリプション情報、またはユーザに関連する任意の他のデータを含み得る。
【0146】
プロセス1100は、随意に、ステップ1104を含み得、制御回路404は、最近のユーザ鑑賞履歴にアクセスする。例えば、ユーザ鑑賞履歴は、記憶装置408、またはメディアガイドデータソース518から読み出され得る。いくつかの実施形態において、ユーザ鑑賞履歴は、ビンジウォッチングのユーザの履歴に関する情報を含み得る。例えば、ユーザ鑑賞履歴は、ユーザがある最近の期間内(例えば、先週)にビンジウォッチングに携わった頻度の指示を含み得る。
【0147】
プロセス1100は、随意に、ステップ1106を含み得、制御回路404は、ユーザカレンダーデータにアクセスする。例えば、ユーザカレンダーデータは、記憶装置408、メディアガイドデータソース518、またはユーザコンピュータ機器504から読み出され得る。いくつかの実施形態において、ユーザカレンダーデータは、ユーザの今後の約束または予約に関する情報を含み得る。例えば、ユーザカレンダーデータは、ユーザが今日の後ほどいくつかの会議を有しているという指示を含み得る。
【0148】
プロセス1100は、1108に続き得、制御回路404は、ユーザプロファイル、最近のユーザ鑑賞履歴、およびユーザカレンダーデータのうちの少なくとも1つに基づいて、ビンジウォッチング閾値を決定し得る。例えば、ビンジウォッチング閾値は、ユーザプロファイルに含まれるユーザの年齢に基づいて、設定または調節され得る。例えば、ユーザが14歳未満である場合、制御回路404は、(例えば、「1時間あたり0.5エピソード」だけ)推奨閾値を下げ得る。例えば、デフォルトビンジウォッチング閾値が「4時間あたり3つのエピソード」である場合、制御回路404は、ビンジウォッチング閾値を「4時間あたり2.5エピソード」まで下げ得る。
【0149】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、最近のユーザ鑑賞履歴に基づいて、ビンジウォッチング閾値を設定または調節し得る。例えば、制御回路404は、ユーザがある期間内にある量のビンジウォッチングに携わった(例えば、1週間にわたるビンジウォッチングの2つの事例)場合、(例えば、「1時間あたり1つのエピソード」だけ)ビンジウォッチング閾値を下げ得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザカレンダーデータに基づいて、ビンジウォッチング閾値を設定または調節し得る。例えば、制御回路404が、次のある期間内に(例えば、次の4時間に)ユーザが今後の予約または会議を有していることを決定する場合、制御回路404は、(例えば、「1時間あたり1.5エピソード」だけ)ビンジウォッチング閾値を下げ得る。
【0150】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、ステップ1102、1104、1106においてアクセスされるデータにも基づいて、推奨閾値を調節し得る。例えば、推奨閾値は、ユーザの年齢、以前のビンジウォッチング挙動、および今後の予約、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つに基づいて、調節され得る。
【0151】
いくつかの実施形態において、制御回路404は、ペアレンタルコントロール設定にも基づいて、ビンジウォッチング閾値を設定または調節し得る。例えば、制御回路404は、親がユーザ入力インターフェース410を介してビンジウォッチング閾値を明示的に設定することを可能にし得る。いくつかの実施形態において、ビンジウォッチング閾値は、子供によって実施されるアクティビティに基づいて、設定または調節され得る。例えば、子供が、多くのスケジュールされた未完了のアクティビティ(例えば、宿題)を有する場合、ビンジウォッチング閾値は、制御回路404によって下げられ得る。
【0152】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による推奨閾値を調節するためのプロセス1200の例証的フロー図を描写する。プロセス1200は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス1200は、ブロック716の一部として実行される。
【0153】
プロセス1200は、1202から開始し、制御回路404は、複数のユーザが、典型的に、シリーズの次のエピソードの前に一時停止したことを決定する。例えば、制御回路404は、ある割合(例えば、25%)を上回るユーザが次のエピソードの再生の前にシリーズを一時停止したことを決定し得る。
【0154】
プロセス1200は、1204において継続し、制御回路404は、複数のユーザが、典型的に、シリーズの次のエピソードの前に一時停止したことを決定することに応答して、推奨閾値を調節し得る。例えば、制御回路404は、他のユーザが、典型的に、次のエピソードが再生される前にシリーズを一時停止した場合、(例えば、「4時間あたり1つのエピソード」)だけ推奨閾値を下げ得る。
【0155】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による推奨プロンプトを表示のために生成するためのプロセス1300の例証的フロー図を描写する。プロセス1300は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス1300は、ブロック718の一部として実行される。
【0156】
プロセス1300は、1302から開始し、制御回路404は、ユーザから、ビンジウォッチングプロンプトが許可されたことの指示を受信し得る。例えば、ユーザテレビ機器502の初期設定中、ユーザは、ビンジウォッチング一時停止推奨を受信するオプションを選択し得る。例えば、ユーザは、ユーザ入力インターフェース410を使用して、このオプションを選択し得る。
【0157】
プロセス1300は、制御回路404が、ビンジウォッチングプロンプトが許可されるという指示を受信することに応答してのみ、次のエピソードが提供される前にシリーズを一時停止することをユーザに推奨するプロンプトを表示のために生成し得る1304において継続する。これは、ビンジウォッチングについて警告されることを所望しないユーザに迷惑または不便を掛けないために、行われ得る。
【0158】
図14は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザがシリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成するためのプロセス1400の例証的フロー図を描写する。プロセス1400は、例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で、制御回路404によって実行され得る。いくつかの実施形態において、プロセス1300は、ブロック718の一部として実行される。
【0159】
プロセス1400は、1402から開始し、制御回路404は、ユーザプロファイルに基づいて、クールダウン期間の長さを計算し得る。いくつかの実施形態において、これは、次のエピソードが提供される前にシリーズの提供を一時停止することに応答して、行われる。いくつかの実施形態において、制御回路404は、ユーザプロファイルに含まれるユーザの人口統計情報(例えば、年齢)に基づいて、クールダウン期間を決定し得る。例えば、14歳未満のユーザに関して、クールダウン期間は、2日に設定され得る一方、他のユーザに関して、クールダウン期間は、1日に設定される。
【0160】
プロセス1400は、1404において継続し、制御回路404は、クールダウン期間後、ユーザがシリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを表示のために生成し得る。例えば、制御回路404は、クールダウン期間(例えば、2日)を経過させ、次いで、シリーズの鑑賞を再開するためのリマインダを(例えば、表示100上に)表示のために生成し得る。いくつかの実施形態において、制御回路404は、クールダウン期間が満了する前、シリーズをユーザに提供することを妨げ得る。
【0161】
図6-14のそれぞれのステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と共に使用され得ることが考慮される。図6-14に関連して説明されるいくつかのステップおよび説明は、随意であり得、いくつかの実施形態では省略され得ることが考慮される。加えて、図6-14に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われ得る。例えば、これらのステップの各々は、システムまたは方法の遅延を低減させるために、もしくは速度を増加させるために、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に実施され得る。さらに、図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかが図6-14のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0162】
本開示に関与する方法は、コンピュータ使用可能および/または、読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品で具現化され得ることが、当業者に明白であろう。例えば、そのようなコンピュータ使用可能媒体は、CD-ROMディスクもしくは従来のROMデバイス等の読み取り専用メモリデバイス、または記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するハードドライブデバイスもしくはコンピュータディスケット等のランダムアクセスメモリから成り得る。本開示に関与する方法、技法、およびプロセスが処理回路を使用して実行され得ることも理解されたい。処理回路は、例えば、ユーザ機器400、メディアコンテンツソース516、またはメディアガイドデータソース518内の汎用プロセッサ、カスタマイズされた集積回路(例えば、ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であり得る。
【0163】
図6-14において上で議論されるプロセスは、限定的ではなく例証的であることを意図している。当業者は、本明細書に議論される図6-14内のプロセスのステップが、本開示の範囲から逸脱することなく、省略され、修正され、組み合わせられ、および/または、再配列され得、任意の追加のステップが、実施され得ることを理解するであろう。より一般的に、上記開示は、例示的であり、限定を意図するものではない。続く請求項のみが、本発明が含むものに関する境界を設定することが意図される。さらに、いずれか1つの実施形態で説明される特徴および限定は、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは例は、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられ得ること、異なる順序で行われ得ること、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書で説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで実施され得る。上で説明されるシステムおよび/または、方法が他のシステムおよび/または、方法に適用され得るか、または、それらに従って使用され得ることにも留意されたい。
【0164】
本開示のいくつかの部分は、「慣例」を参照し得るが、任意のそのような参照は、文脈を本開示の発明に提供する目的のためにすぎず、最先端技術を構成するものに関していずれの承認も形成しない。
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14