(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-12
(45)【発行日】2023-06-20
(54)【発明の名称】情報伝送方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 56/00 20090101AFI20230613BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20230613BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20230613BHJP
【FI】
H04W56/00 130
H04W16/14
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2021564320
(86)(22)【出願日】2019-04-29
(86)【国際出願番号】 CN2019085037
(87)【国際公開番号】W WO2020220214
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2021-10-28
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 洋
【審査官】石原 由晴
(56)【参考文献】
【文献】vivo,Discussion on enhancements to initial access procedure[online],3GPP TSG RAN WG1 #96bis R1-1904066,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1904066.zip>,2019年03月30日
【文献】Qualcomm Incorporated,Initial access and mobility procedures for NR unlicensed[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #96bis R1-1905000,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1905000.zip>,2019年03月30日
【文献】Samsung,Enhancements to Initial Access Procedure for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #96bis R1-1904407,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1904407.zip>,2019年03月29日
【文献】Motorola Mobility, Lenovo,Initial access procedure for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG1#96bis R1-1905685,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1905685.zip>,2019年04月09日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
アクセスネットワークデバイスは構成情報を生成するステップであって、前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置であるステップと、
前記アクセスネットワークデバイスがSSBを送信するステップであって、前記同期信号ブロックの物理ブロードキャストチャネルPBCHには前記構成情報が携帯されているステップと、を含
み、
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、
前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である、
ことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項2】
前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
情報伝送方法であって、
端末はアクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信するステップであって、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在ことを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置であるステップと、
受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得するステップと、
端末は前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定するステップと、を含
み、
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、
前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である、
ことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項5】
前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される、
ことを特徴とする請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である、
ことを特徴とする請求項
4に記載の方法。
【請求項7】
前記端末は前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップと、
前記端末は決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項
4に記載の方法。
【請求項8】
前記端末は前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、
前記端末はすべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定するステップ、
または、
前記端末は前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップであって、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置であるステップ、を含む、
ことを特徴とする請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記端末は前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、
前記端末は前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するステップであって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応するステップと、
前記端末は第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
任意の前記SSB候補位
置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するステップと、
前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項
7に記載の方法。
【請求項11】
アクセスネットワークデバイスに適用される情報伝送装置であって、
構成情報を生成するように構成される生成モジュールであって、前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である生成モジュールと、
SSBを送信するように構成される送信モジュールであって、前記同期信号ブロックの物理ブロードキャストチャネルPBCHには前記構成情報が携帯されている送信モジュールと、を含
み、
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、
前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項12】
前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される、
ことを特徴とする請求項
11に記載の装置。
【請求項13】
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である、
ことを特徴とする請求項
11に記載の装置。
【請求項14】
端末に適用される情報伝送装置であって、
アクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信するように構成される受信モジュールであって、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在ことを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である受信モジュールと、
受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得するように構成される取得モジュールと、
前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定するように構成される決定モジュールと、を含
み、
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、
前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項15】
前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される、
ことを特徴とする請求項
14に記載の装置。
【請求項16】
前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である、
ことを特徴とする請求項
14に記載の装置。
【請求項17】
前記決定モジュールは、さらに、前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成され、
前記装置は、決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するように構成される検出モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項
14に記載の装置。
【請求項18】
前記決定モジュールは、すべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定するように構成され、
または、
前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成され、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置である、
ことを特徴とする請求項
17に記載の装置。
【請求項19】
前記決定モジュールは、
前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するように構成される第1の決定サブモジュールであって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応する第1の決定サブモジュールと、
第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するように構成される第2の決定サブモジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項
18に記載の装置。
【請求項20】
前記決定モジュールは、さらに、任意の前記SSB候補位
置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するように構成され、
前記取得モジュールは、さらに、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するように構成される、
ことを特徴とする請求項
14に記載の装置。
【請求項21】
情報伝送装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~4のいずれかに記載の情報伝送方法または請求項6~
10のいずれかに記載の情報伝送方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項22】
コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令はプロセッサによって実行される場合、請求項1~5のいずれかに記載の方法または請求項6~
10のいずれかに記載の情報伝送方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術分野に関し、特に情報伝送方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
新無線(New Radio、NR)システムでは、デバイスが免許不要帯域(unlicensed spectrum)で信号伝送を行うことは許可されている。
【0003】
免許不要帯域で信号伝送を行う前に、デバイスはリッスンビフォアトーク(listen-before-talk、LBT)原則に従う必要があり、すなわちデバイスは先にクリアチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)を実行して免許不要帯域のチャネルが占用されているか否かを決定し、占用されていないと決定した場合、当該免許不要帯域のチャネルによって信号を送信する。
【0004】
LBT原則に従う必要があるため、アクセスネットワークデバイスが各周期内に同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)を送信する位置は固定されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は情報伝送方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、端末の信号検出回数を減少させることができ、これによって端末の電力消費を低減する。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例の第1の様態によれば、情報伝送方法を提供し、前記方法は、アクセスネットワークデバイスが構成情報を生成するステップであって、前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置であるステップと、前記アクセスネットワークデバイスがSSBを送信するステップであって、前記SSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHには前記構成情報が携帯されているステップと、を含み、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0007】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0011】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0014】
本開示の実施例の第2の様態によれば、情報伝送方法を提供し、前記方法は、アクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信するステップであって、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置であるステップと、受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得するステップと、前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定するステップと、を含み、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0015】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0019】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0022】
選択可能に、前記方法は、前記端末が前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップと、決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するステップと、を含む。
【0023】
選択可能に、前記端末が前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、すべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定するステップ、または、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップであって、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置であるステップを含む。
【0024】
選択可能に、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するステップであって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応するステップと、第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するステップと、を含む。
【0026】
選択可能に、前記方法は、決定された各前記SSB候補位置で順次SSBを検出するステップと、任意の前記SSB候補位置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するステップと、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するステップと、を含む。
【0027】
本開示の実施例の第3様態によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、構成情報を生成するように構成される生成モジュールであって、前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である生成モジュールと、SSBを送信するように構成される送信モジュールであって、前記同期信号ブロックの物理ブロードキャストチャネルPBCHには前記構成情報が携帯されている送信モジュールと、を含み、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0028】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCS示すビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0031】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0034】
本開示の実施例の第4様態によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、アクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信するように構成される受信モジュールであって、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である受信モジュールと、受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得するように構成される取得モジュールと、前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定するように構成される決定モジュールと、を含み、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示し、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0035】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0038】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータを指示する値は第1の集合または第2の集合から選択され、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0041】
選択可能に、前記決定モジュールは、さらに、前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成される。前記装置は、決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するように構成される検出モジュールをさらに含む。
【0042】
選択可能に、前記決定モジュールは、すべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定し、または、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成され、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置である。
【0043】
選択可能に、前記決定モジュールは、前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するように構成される第1の決定サブモジュールであって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応する第1の決定サブモジュールと、第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するように構成される第2の決定サブモジュールと、を含む。
【0045】
選択可能に、前記決定モジュールは、さらに、任意の前記SSB候補位置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するように構成される。前記取得モジュールは、さらに、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するように構成される。
【0046】
本開示の実施例の第5様態によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリとを含む。前記プロセッサは第1の様態の任意の前記の情報伝送方法を実行するように構成される。
【0047】
本開示の実施例の第6様態によれば、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令はプロセッサによって実行される場合、第1の様態に記載のいずれか一項の前記方法を実現する。
【0048】
本開示の実施例の第7様態によれば、情報伝送装置を提供し、前記装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含む。前記プロセッサは第2の様態に記載のいずれか一項の前記情報伝送方法を実行するように構成される。
【0049】
本開示の実施例の第8様態によれば、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令はプロセッサによって実行される場合、第2の様態に記載のいずれか一項の前記方法を実現する。
【発明の効果】
【0050】
本開示の実施例によって提供される技術案は以下の有益な効果を含むことができる。
【0051】
本開示の実施例では、SSBには、1つのタイムスロットにおいて1つの同期信号ブロックSSB候補位置を指示し、または前記指示情報が1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示する構成情報が携帯されていることにより、端末はSSBを受信し、且つ受信されたSSBに基づいてアクセスネットワークデバイスと同期した後、当該構成情報に基づいてSSB候補位置分布を決定することができ、すなわち信号検出位置を決定することができ、後続の周期では対応する信号検出位置でSSBを検出するだけでSSBを受信することができ、各周期ではいずれも二種類のSSB候補位置分布のうち数がより多いSSB候補位置に従って信号検出を行う必要があるのと比べて、端末検出の回数、端末の電力消費を効果的に低減することができる。
【0052】
上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
【
図1】例示的な実施例によって示される通信システムのアーキテクチャ概略図である。
【
図2】例示的な実施例によって示されるSSB候補位置分布の概略図である。
【
図3】例示的な実施例によって示されるSSB候補位置分布の概略図である。
【
図4】例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
【
図5】例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
【
図6】例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
【
図7】例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
【
図8】例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
【
図9】例示的な実施例によって示される情報伝送装置の概略構成図である。
【
図10】例示的な実施例によって示される情報伝送装置の概略構成図である。
【
図11】例示的な実施例によって示される情報伝送装置のブロック図である。
【
図12】例示的な実施例によって示される情報伝送装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
ここで、例示的な実施形態を詳細に説明し、その例を図に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されたように、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0055】
本明細書で言及される「複数」とは、2つ以上であることを指す。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、A及び/又はBのような3つの関係が存在することを表し、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。文字の「/」は、一般的に前後の関連対象は「又は」という関係を表す。本出願の明細書及び請求項で使用される「第1」、「第2」及び同様の語句は、任意の順序、数量または重要性を表すのではなく、異なる構成部分を区別するためにのみ使用される。
【0056】
図1を参照すると、本出願の一実施例によって提供される移動通信システムの概略構成図を示す。当該移動通信システムは、アクセスネットワークデバイス10と端末20を含むことができる。
【0057】
アクセスネットワークデバイス10は、無線アクセスネットワークにおいて、端末20のために無線アクセス機能を提供するように構成される。アクセスネットワークデバイスは、基地局(Base Station、BS)であってもよい。アクセスネットワークデバイス10は、1つ以上のアンテナを介して端末20と無線通信することができる。アクセスネットワークデバイス10は、その所在地の地理的領域における通信を可能にすることができる。前記基地局は、マクロセル、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどの異なるタイプを含むことができる。いくつかの実施例では、基地局は、当業者に基地局トランシーバ、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、ノードB(NodeB)、進化型ノードB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)、または他の適切な用語と呼ばれることができる。例示的には、5Gシステムにおいて、基地局はgNBと呼ばれる。説明を容易にするために、本出願の実施例では、上記端末20のために無線通信機能を提供する装置をアクセスネットワークデバイスと総称する。
【0058】
端末20は、移動体通信システム全体にわたって散布することができ、各端末20は、静止したものであってもよいし、移動するものであってもよい。端末20はまた、当業者に、モバイルステーション、ユーザステーション、モバイルユニット、ユーザユニット、無線ユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ユーザデバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、リモートデバイス、モバイルユーザステーション、アクセス端末、モバイル端末、無線端末、リモート端末、ハンドヘルドデバイス、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアントまたは他の適切な用語と呼ばれることもできる。端末20は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーションなどであってもよい。端末20は、移動体通信システムにおけるアクセスネットワークデバイス10と通信することができる。
【0059】
アクセスネットワークデバイス10と端末20の間でエアーインタフェース技術によって互いに通信し、例えばセルラー技術によって互いに通信してもよい。アクセスネットワークデバイス10と端末20の間の通信リンクは、アクセスネットワークデバイス10から端末20へのダウンリンク(down link、DL)伝送、および/または、端末20からアクセスネットワークデバイス10へのアップリンク(up link、UP)伝送を含むことができる。ダウンリンク伝送は、順方向リンク伝送と呼ばれ、アップリンク伝送は逆方向リンク伝送と呼ばれることができる。いくつかの例では、ダウンリンク伝送は、参照信号及び/又は同期信号を含むことができる発見信号の伝送を含むことができる。
【0060】
上記
図1に示される移動通信システムは、長期的進化(Long Term Evolution、LTE)システムであってもよく、LTEシステムに基づく次世代進化システムであってもよく、例えば、LTE-A(LTE-Advanced)システムや第5世代(5th Generation、5G)システム(NRシステムとも呼ばれる)など、5Gシステムに基づく次世代進化システムなどであってもよい。本出願の実施例では、「システム」と「ネットワーク」という用語は常に互換的に使用されるが、当業者はその意味を理解することができる。
【0061】
本開示の実施例で説明される通信システム及びビジネスシーンは、本開示の実施例の技術案をより明確に説明するためであり、本開示の実施例によって提供される技術案を限定するものではない。当業者は、通信システムの進化と新たなビジネスシーンの出現につれて、類似する技術的課題に対して本開示の実施例によって提供される技術案が同様に適用されることを知ることができる。
【0062】
従来のLTEシステムでは、アクセスネットワークデバイス10と端末20との間で、ライセンススペクトルによってデータ伝送が行われる。業務量の増加に伴い、特に一部の都市地区では、ライセンススペクトルがビジネス量のニーズを満たしにくい可能性がある。ライセンスアシストアクセス(Licensed-assisted access、LAA)技術を導入することにより、アクセスネットワークデバイス10と端末20の間で免許不要帯域によってデータ伝送が行われるようにし、より大きなビジネス量のニーズを満たすことができる。
【0063】
免許不要帯域は、国と地域によって分割された、無線装置通信のために使用できるスペクトルであり、当該スペクトルは、通常、共有スペクトルだと考えられる。すなわち、異なる通信システムにおける通信デバイスは、国または地域によって設定された当該スペクトル上の法規要求を満たす限り、当該スペクトルを使用することができ、政府に専有のスペクトル許可を申請する必要がない。免許不要帯域は、当業者によってアンライセンススペクトル、共有スペクトル、アンライセンス周波数帯、ライセンス不要周波数帯、共有周波数帯、許可不要スペクトル、許可不要周波数帯、または他の適切な用語と呼ぶことができる。
【0064】
第3世代パートナシップ計画(Third Generation Partnership Project、3GPP)は、免許不要帯域でNR技術を使用するために、NR unlicensed技術を議論している。NR unlicensed技術に対して、同じように、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)を送信する必要がある。SSBは、ノンスタンドアローン(non standalone)モードでは、端末20の同期及び測定に使用されてもよく、スタンドアローン(standalone)モードでは、端末20の初期アクセスにも使用されてもよい。
【0065】
時間領域では、1つのSSBは4つの符号を占有し(すなわち直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボル)、1つのシンボルのプライマリ同期信号(Primary Synchronized Signal、PSS)、1つのシンボルのセカンダリ同期信号(Secondary Synchronized Signal、SSS)と2つのシンボルの物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)を含む。SSB内では、シンボルは0から3までの順で番号が付けられる。周波数領域で、1つのSSBは、24の連続するリソースブロック(Resource Block、RB)を占用する。各RBは12つのサブキャリアを含み、上記24つのRBにおけるサブキャリアは0から287までの順で番号が付けられ、最も小さい番号のRBから開始する。PSSとSSSに対して、リソースは中間127番目のサブキャリアにマッピングされる。PBCHに対して、リソースはマ288つのサブキャリアにマッピングされる。PSS、SSS、PBCHは同じサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、CP)長さとサブキャリア間隔を有する。サブキャリア間隔は15kHz、30kHz、120kHzと240kHzに設定することができる。
【0066】
アクセスネットワークデバイスは全方向ビームを使用して信号を送信してもよく、複数の指向性ビームを使用して信号を送信してもよい。すなわち、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量は1つまたは複数であってもよい。現在NRUの周波数帯では、アクセスネットワークデバイス多くとも8つの指向性ビームを使用し、且つ一般的に偶数の指向性ビームを使用し、そのため、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量は一般的に1、2、4、8である。数量が1である場合、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビームは全方向ビームであり、360度の範囲をカバーし、または実際の環境に応じて決定された360度より小さい範囲をカバーする。数量が複数である場合、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビームは指向性ビームであり、すべてのビームは共に360度の範囲をカバーし、各ビームは360/nの範囲をカバーし、nはビーム数量である。例えば、ビーム数量が4である場合、各ビームは90度をカバーする。
【0067】
NRUが使用する周波数帯がより高いため、信号は指向性のビームを使用して送信されることが多い。アクセスネットワークデバイスが指向性のビームを使用して信号を送信する時、アクセスネットワークデバイス上で配置されたすべてのセルをカバーするために、アクセスネットワークデバイスは複数の異なる方向のビームを順次使用して同一情報を送信する必要があり、このプロセスはビームスキャンと呼ばれることができる。
【0068】
ビームスキャンをサポートするために、SSBは一連のパルス列(burst)に組織され、周期的に送信される。マルチビームスキャンの場合に対して、各SSB周期内で、アクセスネットワークデバイスは各ビームを使用してSSBを交互に送信し、各SSB周期内で送信される複数のSSBは、1つのBurstを構成し、この複数のSSBは、0から昇順で番号付けすることができる。1つのBurstにおけるSSBの数量はアクセスネットワークデバイスによって使用されたビームの数量と同じであってもよく、1つのBurstにおけるSSBはそれぞれ異なるビームを使用して送信される。
【0069】
各SSB周期内では、複数のSSB候補位置が存在し、SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。これらのSSB候補位置は0から昇順で番号付けすることができる。
図2は例示的にSSB候補位置分布の概略図を示す。
図2に示すように、30KHzのサブキャリア間隔を例として、半フレーム(5ms)内には20つのSSB候補位置がある。1msは2つのタイムスロット(slot)を含み、各タイムスロットは2つのSSB候補位置を含み、これによって5ms内には20つのSSB候補位置が含まれ、それぞれはSSB候補位置0~19である。
図3は例示的に別のSSB候補位置分布の概略図を示す。
図3に示すように、依然として30KHzのサブキャリア間隔を例として、半フレーム(5ms)内には10つのSSB候補位置があり、1msは2つのタイムスロットを含み、各タイムスロットは1つのSSB候補位置を含み、これによって5ms内には10つのSSB候補位置が含まれ、この10つのSSB候補位置は0から昇順で偶数の番号が付けられ、すなわち、この10つのSSB候補位置は2nであり、nの取り得る値は0~9である。
【0070】
1つのSSB周期内のすべてのSSB候補位置は順序に従って、基地局によって使用されたビームに対応する。例えば、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が2であり、SSB候補位置の数量が20であると仮定すると、第1のSSB候補位置は第1のビームに対応し、第2のSSB候補位置は第2のビームに対応し、第3のSSB候補位置は第1のビームに対応し、第4のSSB候補位置は第2のビームに対応し、このように類推する。ここで、SSB候補位置はビームに対応することは、当該ビームが対応するSSB候補位置でSSBを送信でき、当該ビーム以外の他のビームが当該SSB候補位置でSSB送信できないことを指す。
【0071】
SSB候補位置の数量は一般的にアクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量より多くいため、1つのSSB周期では、各ビームは対応する複数のSSB候補位置のうちの1つのSSB候補位置でSSBを送信する可能性がある。ここで、同一ビームに対応する複数のSSB候補位置は当該ビームのSSB候補位置集合を構成する。当該SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは、ビーム関連パラメータと一定の演算を行った結果と等しく、これによって端末はSSB候補位置のインデックスとビーム関連パラメータの取り得る値に基づいて複数のSSB候補位置集合を分割することができる。例示的には、SSB候補位置のインデックスと準同一位置(Quasi Co-Located、QCL)パラメータの取り得る値に対してモジュロ演算を実行することができる。モジュロ演算は、SSB候補位置のインデックスをQCLパラメータの取り得る値で割ることを指し、得られた剰余はモジュロ演算の結果である。
【0072】
本開示の実施例では、QCLパラメータの取り得る値はアクセスネットワークデバイスが使用し得るQCLパラメータの取り得る値に一対一で対応することができる。例えばQCLパラメータの取り得る値はビーム数量に等しくてもよいため、当該指示情報はビーム数量を指示してもよく、すなわち、当該QCLパラメータの取り得る値はビーム数量を指示し、またはビーム数量に関連する。同一ビームを使用して伝送された信号はQCL関係を有するため、本開示の実施例では、QCLパラメータの取り得る値を使用してSSB候補位置に対して区分する。
【0073】
例示的には、クセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が4であり、対応するQCLパラメータの取り得る値も4であると仮定すると、4つのビームはそれぞれビーム1~4であり、ビーム1~4は時計回りまたは反時計回りに順次隣接している。SSB候補位置の数量が20とすると、この20のSSB候補位置は0から昇順で番号付けされ、この20のSSB候補位置のインデックスがそれぞれSSB候補位置0~19であることを得る。
【0074】
SSB候補位置0~19から、4(QCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行して剰余が0であるSSB候補位置をインデックスして、ビーム1に対応する第1のSSB候補位置集合におけるSSB候補位置とし、それぞれはSSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12、SSB候補位置16である。SSB候補位置0~19から、4(QCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行して剰余が1であるSSB候補位置をインデックスして、ビーム2に対応する第2のSSB候補位置集合におけるSSB候補位置とし、それぞれはSSB候補位置1、SSB候補位置5、SSB候補位置9、SSB候補位置13とSSB候補位置17である。SSB候補位置0~19から、4(QCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行して剰余が2であるSSB候補位置をインデックスして、ビーム3に対応する第3のSSB候補位置集合におけるSSB候補位置とし、それぞれはSSB候補位置2、SSB候補位置6、SSB候補位置10、SSB候補位置14とSSB候補位置18である。SSB候補位置0~19から、4(QCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行して剰余が3であるSSB候補位置をインデックスして、ビーム4に対応する第3のSSB候補位置集合におけるSSB候補位置とし、それぞれはSSB候補位置3、SSB候補位置7、SSB候補位置11、SSB候補位置15とSSB候補位置19である。
【0075】
免許不要帯域で信号伝送を行う前に、設備はリッスンビフォアトーク(listen-before-talk、LBT)原則に従う必要があり、すなわち設備は先にチャネル傍受を実行する必要があり、例えばクリアチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)を実行して免許不要帯域のチャネルが占用されるか否か(すなわちアイドル)を決定し、占用されていないと決定した場合、当該免許不要帯域のチャネルによって信号を送信する。そのため、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する前にも、チャネルに対して傍受を行う必要がある。チャネルが占用されていない場合、現在SSB候補位置でSSBを送信することができ、チャネルが占用されている場合、一定の規則に従って再選択して他のSSB候補位置でSSBを送信する必要がある。そのため、各SSB周期におけるBurstの送信位置は固定していない。
【0076】
初期アクセスプロセスにおいて、端末は、SSBを受信した後、SSBによって残存最小システム情報(Remaining minimum system information、RMSI)に関連する物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)を取得してから、当該PDCCHに対応する物理下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)を取得し、PDSCHデータからRMSIを解析し、RMSがより大きいため、RMSIに対する解析が一回で成功できない場合も存在する可能性があり、この場合では、次の周期内で引き続きSSBを検出する必要があり、RMSI解析に成功するまで、検出されたSSBに基づいて再度RMSIを取得する。ここでの検出は、SSBを受信及すること及び/又はエネルギー検出によってSSBの受信位置を決定する(すなわちSSBを送信するSSB候補位置)ことを含むが、これに限定されない。
【0077】
関連技術では、端末が初期アクセスプロセスにおいて、ブラインド検出によってSSBを受信し、受信されたSSBに基づいてアップリンク同期化を完成した後、SSB候補位置、すなわちアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある位置を決定することができ、アクセスネットワークデバイスが各周期内で送信されるSSBの位置が固定していないため、端末は必要な信号を得る(例えばRMSI関連するPDCCH)ために、各SSB候補位置で検出を行う必要がある。上記2つのSSB候補位置分布が存在する場合で、端末は現在アクセスネットワークデバイスがどのSSB候補位置分布を使用しているかを知らない場合、
図2に示されるSSB候補位置に従って検出を行い、この時、アクセスネットワークデバイスが
図3に示されるSSB候補位置を使用する場合、端末には、必要のない検出や電力消費が存在する。
【0078】
図4は、例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。当該方法は、
図1のアクセスネットワークデバイスによって実行することができ、
図4を参照すると、当該方法は以下のステップを含む。
【0079】
ステップ401において、アクセスネットワークデバイスは構成情報を生成する。
【0080】
前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。
【0081】
ステップ402において、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信し、前記同期信号ブロックには前記構成情報が携帯されている。
【0082】
選択可能に、前記構成情報はNR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0083】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示する。
【0084】
選択可能に、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0085】
選択可能に、前記第1の選択可能な値の集合は{1、2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は1、2、4、8のうちの任意の3つである。または、前記第1の選択可能な値の集合は{2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は2、4、8のうちの任意の2つである。
【0086】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0087】
選択可能に、前記第1の集合は{8}であり、前記第2の集合は{1、2、4}である。または、前記第1の集合は{4、8}であり、前記第2の集合は{1、2}である。
【0088】
選択可能に、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0089】
なお、前記ステップ401~402は上記選択可能なステップと任意に組み合わせることができる。
【0090】
図5は、例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。当該方法は
図1における端末によって実行することができ、
図5を参照すると、当該方法は以下のステップを含む。
【0091】
ステップ501において、アクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信し、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在ことを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。
【0092】
ステップ502において、受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得する。
【0093】
ステップ503において、前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定する。
【0094】
選択可能に、前記構成情報はNR技術のPBCHにおけるRMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0095】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値または前記指示情報を指示する。
【0096】
選択可能に、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0097】
選択可能に、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されたQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合は{1、2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は1、2、4、8のうちの任意の3つである。または、前記第1の選択可能な値の集合は{2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は2、4、8のうちの任意の2つである。
【0098】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0099】
選択可能に、前記第1の集合は{8}であり、前記第2の集合は{1、2、4}である。または、前記第1の集合は{4、8}であり、前記第2の集合は{1、2}である。
【0100】
選択可能に、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0101】
選択可能に、前記方法は、前記端末が前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップと、決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するステップをさらに含む。
【0102】
選択可能に、前記端末が前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、すべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定するステップ、または、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップであって、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置であるステップを含む。
【0103】
選択可能に、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するステップは、前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するステップであって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応するステップと、第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するステップと、を含む。
【0104】
選択可能に、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは8に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{4、8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは1に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0105】
選択可能に、前記方法は、任意の前記SSB候補位置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するステップと、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するステップと、をさらに含む。
【0106】
なお、前記ステップ501~503は上記選択可能なステップと任意に組み合わせることができる。
【0107】
図6は、例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
図6を参照すると、当該方法は以下のステップを含む。
【0108】
ステップ601aにおいて、アクセスネットワークデバイスは構成情報を生成する。
【0109】
前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。
【0110】
ステップ602aにおいて、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する。
【0111】
当該SSBにはステップ601aにおいて生成された構成情報が携帯されている。
【0112】
選択可能に、前記構成情報はNR技術のPBCHにおけるRMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0113】
NR技術では、PBCHにはRMSI SCSを指示する1つのBitがある。NRU技術に対して、RMSI及とSSBとのサブキャリア間隔が同じであるため、端末はSSBのサブキャリア間隔を知ればRMSIのサブキャリア間隔を知ることができるため、bitを使用してRMSI SCSを指示する必要がない。以上により、NR技術におけるRMSI SCSを示すbitを使用して当該構成情報を表示することができ、すなわちSSBの構造を変えず、既存のアイドルbitを使用して新しい情報を指示する。PBCHでは、連続するnのbitは2のn乗の種類の組み合わせがあり得る。例えば、4つのbitは16種類の組み合わせがあり得る。これらの組み合わせの一部は特定の意味を表示するために使用され、その他の部分はまだ使用されていない。ここで、予約ビットは使用されていないこの部分の組み合わせを指す。
【0114】
ステップ603aにおいて、端末は第1の周期内でアクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信する。
【0115】
端末は、あるセルに滞在していない又はアクセスしてない時、例えば起動したばかりの時、SSBを受信することができる。当該第1の周期は端末を起動した後に信号を受信し始める第1の周期であってもよい。この時、端末は、SSBを受信するまで、ブラインド検出を行う必要がある。
【0116】
SSBを受信した後、端末は、当該SSBを解析することができ、SSBにおけるPSSとSSSによって、時間及び周波数をアクセスネットワークデバイスの時間及び周波数と同期させ、その後、SSBにおいけるDMRSを使用してPBCHを復号して、PBCHにロードされるシステム情報を取得し、当該システム情報は端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なシステム情報である。端末とアクセスネットワークデバイスとが同期化された後、端末はSSBを受信するSSB候補位置のインデックスを決定することができる。
【0117】
ステップ604aにおいて、端末は受信されたSSBから構成情報を取得する。
【0118】
当該構成情報の関連説明はステップ601aを参照されたい。構成情報を取得した後、端末はSSB候補位置が各周期における分布を決定することができ、すなわちすべてのSSB候補位置を決定し、
図2または
図3に示される分布であってもよい。
【0119】
ステップ605aにおいて、端末は受信されたSSBに基づいて、RMSIを取得する。
【0120】
PBCHの容量が限られているため、SSBに含まれるシステム情報は端末がランダムにアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の一部のみであり、当該部分はメイン情報ブロック(Master Information Block、MIB)を含むことができ、端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の他の部分が残存最小システム情報RMSIには含まれ、RMSIはアクセスネットワークデバイスによって周期的に送信され、RMSIはPDSCHによって伝送される。そのため、初期アクセスを実現できるために、端末は、さらに、SSBにおける位置指示情報に基づいてPDSCHにおけるRMSIを取得する必要がある。端末はSSBにおけるシステム情報及びRMSIを取得した後、SSBにおけるシステムの当該情報及びRMSIに基づいてネットワークにアクセスすることができる。
【0121】
しかしながら、RMSIの解析は一回だけで成功できない可能性があり、解析に失敗する場合が存在するため、解析に失敗した場合では、RMSIを保存し、ステップ606bを実行する必要がある。
【0122】
ステップ606aにおいて、端末は得られた構成情報に基づいて、第2の周期内の信号検出位置を決定する。
【0123】
当該ステップ606aにおいて、得られた構成情報に基づいて、SSB候補位置分布を決定し、すべてのSSB候補位置を第2の周期内の信号検出位置とする。
【0124】
ステップ607aにおいて、前記端末は決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出する。
【0125】
すなわち、端末は第2の周期で信号検出位置とされるSSB候補位置で順次SSBを検出する。
【0126】
選択可能に、RMSIには、SSB周期内でアクセスネットワークデバイスが送信したSSBの関連情報、例えば数量などをさらに含むことができる。例示的には、NR技術ではRMSIにおけるビットマップ(bitmap)を使用して当該数量を表示することができる。bitmapは複数のbitを含み、この一連のbitのうち連続して1である数量はSSBの個数である。SSBの数量がビームの数量に等しいため、SSBの数量もQCLパラメータの取り得る値に等しい。例えば、この一連のbitは11110000でるということは、NR技術ではアクセスネットワークデバイスがSSB0-3を送信したがSSB4-7を送信していないことを表示し、本開示の実施例では、アクセスネットワークデバイスが4つのSSBを送信したことを表示し、すなわちQCLパラメータの取り得る値は4である。RMSIに含まれるSSB周期内でアクセスネットワークデバイスが送信したSSBの数量により、端末は、RMSIを受信した後、SSB周期内で、アクセスネットワークデバイスが送信したSSBの数量を知ることができ、その数量に基づいてレートマッチングなどを行う。
【0127】
ステップ608aにおいて、端末が、任意のSSB候補位置でSSBを検出した場合、第2の周期内で検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定する。
【0128】
RMSIに関連するPDCCHとSSBとの時間領域位置の間に関連関係が存在し、すなわちRMSIに関連するPDCCHが位置するCORESETの時間領域位置は第2の周期内で検出されたSSBが位置するSSB候補位置と同じであるため、SSBを解析しなくても、RMSIに関連するPDCCHが位置する制御リソース集合0(COntrol REsource SET#0、CORESET#0)の時間領域位置を決定することができ、CORESET0において検索してRMSIに関連するPDCCHを取得する。ここで、RMSIに関連するPDCCHはRMSI制御情報がロードされているPDCCHを指す。
【0129】
選択可能に、RMSIに関連するPDCCHを取得するステップは、ステップ508aにおいて取得されたPDCCHとステップ505aにおいて取得されたPDCCHとを結合して復号するステップを含む。選択可能に、結合はソフトウェアで結合するなどの方式を用いることができ、本開示はこれに対して限定しない。結合して複号する方式を使用することにより、チャネルの品質が良くない場合、PDCCHにおける制御情報を取得する効率を向上させることができる。
【0130】
選択可能に、結合して復号する前に、当該方法は、
第2の周期内で取得されたPDCCHに対して独立した復号を行うステップであって、復号に失敗した場合、結合して復号するというステップを実行し、復号に成功した場合、結合して復号するステップを実行する必要がないステップをさらに含む。
【0131】
なお、当該ステップ508aにおいて依然としてPDCCHの復号に失敗した場合、第2の周期内の、信号検出位置が同じであるSSB候補位置を第3の周期内の信号検出位置とし、第3の周期内でステップ507aと508aを繰り返し、第3の周期内でPDCCHの復号に成功した場合、ステップ509aを実行することができる。
【0132】
ステップ609aにおいて、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得する。
【0133】
PDCCHにはRMSIのあるPDSCHを指示する制御情報がロードされ、そのため、当該ステップ509aは、PDCCHからPDCCHにおける制御情報を取得し、制御情報によって対応するPDSCHからRMSIを取得するステップを含む。
【0134】
本開示の実施例では、SSBには、1つのタイムスロットにおいて1つの同期信号ブロックSSB候補位置を指示し、または前記構成情報が1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示する構成情報が携帯されていることにより、端末はSSBを受信し、且つ受信されたSSBに基づいてアクセスネットワークデバイスと同期した後、当該構成情報に基づいてSSB候補位置分布を決定することができ、すなわち信号検出位置を決定することができ、後続の周期では対応する信号検出位置でSSBを検出するだけでSSBを受信することができ、各周期ではいずれも二種類のSSB候補位置分布のうち数がより多いSSB候補位置に従って信号検出を行う必要があるのと比べて、端末検出の回数、端末の電力消費を効果的に減少させることができる。
【0135】
図7は、例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
図7を参照すると、当該方法は以下のステップを含む。
【0136】
ステップ601bにおいて、アクセスネットワークデバイスは構成情報を生成する。
【0137】
前記構成情報は1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。
【0138】
ステップ602bにおいて、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する。
【0139】
当該SSBのPBCHにはステップ601bにおいて生成された構成情報が携帯されている。
【0140】
構成情報の関連説明はステップ602aを参照されたい。
【0141】
選択可能に、当該SSBのPBCHには、さらに指示情報が携帯されてもよい。当該指示情報は準同一位置(Quasi Co-Located、QCL)パラメータを指示する。
【0142】
本開示の実施例では、QCLパラメータの取り得る値はアクセスネットワークデバイス可能によって使用されたQCLパラメータの取り得る値と一対一で対応することができ、例えば、QCLの取り得る値はビーム数量に等しくてもよいため、当該指示情報はビーム数量を指示することもでき、すなわち、当該QCLパラメータの取り得る値はビーム数量を指示し、またはビーム数量に関連する。例示的には、アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値(すなわちQCLパラメータの取り得る値)は1、2、4または8であってもよく、或いは、2、4または8であってもよい。
【0143】
1つの可能な実施形態では、当該指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示する。選択可能に、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されるQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値は第2の選択可能な値の集合から選択される。ここで、第1の選択可能な値の集合はアクセスネットワークデバイスが使用できるQCLパラメータの取り得る値を示し、第2の選択可能な値の集合は指示情報が指示できるQCLパラメータの取り得る値を限定する。前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。例えば、前記第1の選択可能な値の集合は{1、2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は1、2、4、8のうちの任意の3つである。または、前記第1の選択可能な値の集合は{2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は2、4、8のうちの任意の2つである。
【0144】
当該実施形態では、前記構成情報はNR技術PBCHにおいてRMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示されることができる。PBCHでは、連続するnのbitは2のn乗の種類の組み合わせがあってもよい。例えば、4つのbitは16種類の組み合わせがあってもよい、これらの組み合わせの一部は特定の意味を表示するために使用され、他の部分はまだ使用されていない。ここで、予約ビットは使用されていないこの部分の組み合わせを指す。
【0145】
別の可能な実現形態では、当該指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0146】
当該実施形態では、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されることを指示するということは、第1の指示情報と呼ぶことができ、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第2の集合から選択されることを指示するということは、第2の指示情報と呼ぶことができる。それに対応して、当該方法は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択される場合、第1の指示情報を生成するステップ、または、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第2の集合から選択される場合、第2の指示情報を生成するステップをさらに含み、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空である。
【0147】
例示的には、第1の指示情報と第2の指示情報は1つのbitで表示されてもよい。すなわち1つのbitは異なる値を取って異なる指示情報を表示し、例えば、0は第1の指示情報を表示し、1は第2の指示情報を表示する。または、1は第1の指示情報を表示し、0は第2の指示情報を表示する。
【0148】
選択可能に、前記構成情報はNR技術PBCHにおいてRMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示されることができる。または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示され、前記指示情報は、NR技術PBCHにおいてRMSI SCSを指示するビットを用いて表示されてもよい。
【0149】
1つの可能な実施形態では、前記第1の集合は{8}であり、前記第2の集合は{1、2、4}である。
【0150】
アクセスネットワークデバイスが1つの周期内で送信されたSSBの数量は使用されたビーム数量と同じである。そのため、アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が1である場合、送信されたSSB数量は1である。アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が2である場合、送信されたSSB数量は2である。アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が4である場合、送信されたSSB数量は4である。アクセスネットワークデバイスによって使用されたビーム数量が8である場合、送信されたSSB数量は8である。
【0151】
例示的には、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する位置はアクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値及び/又はビーム数量に関連してもよく、すなわち異なるビームに対応するSSB候補位置は異なる。ここで、1つのビームに対応するSSB候補位置を1つのSSB候補位置集合とする。当該SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは、指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値に対して一定の演算を実行した後の結果と等しい。例示的には、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が含まれる時、SSB候補位置のインデックス、及び指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値に対してモジュロ演算を実行することができる。1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が含まれる時、SSB候補位置のインデックスの1/2、及び指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値に対してモジュロ演算を実行することができる。モジュロ演算は、SSB候補位置のインデックスをQCLパラメータの取り得る値で割ることを指し、得られた剰余はモジュロ演算の結果である。
【0152】
例示的には、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が含まれる時、例示的には、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{8}である場合、同じSSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは、8(すなわち第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、同じSSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは、4(すなわち第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0153】
例示的には、当該ステップ602aは、前記アクセスネットワークデバイスが1つのSSB周期内で、監視してチャネルがアイドルであることを知った時、第1のビームを介して第1のSSB候補位置でSSBを送信するステップであって、前記第1のビームは前記アクセスネットワークデバイスによって使用された少なくとも1つのビームのうちの1つであり、各前記ビームは異なるSSB候補位置集合に対応し、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各ビームは対応するSSB候補位置集合におけるSSB候補位置でSSBを送信するステップを含むことができる。
【0154】
選択可能に、当該ステップ602aは、前記SSB周期内で、監視してチャネルが占用されていると知った時、前記アクセスネットワークデバイスがn-1のSSB候補位置を置いてからSSBを再度送信してみるステップであって、nは前記指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値に等しいステップ、または、前記SSB周期内で、監視してチャネルが占用されていると知った時、前記アクセスネットワークデバイスが次の1つのSSB候補位置でSSB再度送信してみるステップをさらに含むことができる。
【0155】
つまり、1つのSSB周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSB送信に成功するまで、SSB候補位置0からSSBを送信してみる。SSB候補位置でSSBを送信してみるということは、先にチャネル傍受を実行し、チャネルが占用されていない場合(すなわちチャネルがアイドルである)、当該SSB候補位置で当該SSB候補位置対応するビームを使用してSSBを送信し、チャネルが占用されている場合、次のSSB候補位置または設定数量のSSB候補位置だけ隔てられたSSB候補位置が到来する前に、チャネル傍受を再度実行し、チャネルが占用されていない場合、当該次のSSB候補位で当該SSB候補位置対応するビームを使用してSSBを送信することを指す。当該設定数量はn-1であってもよく、nは前記指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値に等しい。
【0156】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が4または8である場合、1つのSSB周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSB送信に成功するまで、連続する複数のSSB候補位置で順次SSBを送信してみる。すなわち、監視してチャネルが占用されていることを知ると、次のSSB候補位置でSSBを送信してみる。
【0157】
例えば、
図2を参照すると、30KHz SCSを例として、5ms内には20のSSB候補位置があり、この20のSSB候補位置は0から昇順で番号付けされる。
【0158】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が8である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、……、SSB候補位置7でSSB7の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置1でSSB1を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、SSB候補位置2でSSB2の送信に成功し、……、SSB候補位置8でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置2でSSB2送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0159】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が4である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、……、SSB候補位置3でSSB3の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置1でSSB1を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、SSB候補位置2でSSB2の送信に成功し、……SSB候補位置4でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置2でSSB2送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0160】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、すなわちアクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第2の集合から選択される場合、この時、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報は第2の指示情報であり、すなわち前記第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値は4であり、それによって、1つのSSB周期内で、アクセスネットワークデバイスは3つの候補位置を間隔として、SSB送信に成功するまで、順次複数のSSB候補位置でSSBを送信してみる。
【0161】
依然として30KHz SCSを例として、5ms内には20のSSB候補位置がある。この20のSSB候補位置は0から昇順で番号付けされる。
【0162】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が2である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置4でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置4でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置5でSSB1の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置8でSSB0を送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。以上から分かるように、SSB0を送信するSSB候補位置はそれぞれSSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12及びSSB候補位置16であり、SSB候補位置0とSSB候補位置4との間に3つのSSB候補位置が置かれており、SSB候補位置4とSSB候補位置8との間に3つのSSB候補位置が置かれている。
【0163】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置4でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置4でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置8でSSB0を送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。以上から分かるように、SSB0を送信するSSB候補位置はそれぞれSSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12及びSSB候補位置16であり、SSB候補位置0とSSB候補位置4との間に3つのSSB候補位置が置かれており、SSB候補位置4とSSB候補位置8との間に3つのSSB候補位置が置かれている。
【0164】
関連技術では、アクセスネットワークデバイスは、使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、1つのSSB候補位置でSSBの送信に失敗した場合、次のSSB候補位置でSSBを送信してみる。以上から分かるように、関連技術に比べて、本開示の実施例では、アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、現在チャネルが占用されている際に、3つのSSB候補位置を置いてSSBを再度送信してみる。
【0165】
なお、別の可能な実施形態では、アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、1つの周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSBの送信に成功するまで、連続する複数のSSB候補位置で順次SSBを送信してもよく、すなわち関連技術における同じ方法を使用する。
【0166】
例示的には、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が含まれる時、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{8}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスの1/2倍は8(すなわち第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスの1/2倍は4(すなわち第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0167】
なお、本開示の実施例では、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が含まれる場合、SSBnはn-1番目によって送信されたSSBを示し、例えば、SSB0は1番目のビームによって送信されたSSBを示し、SSB1は2番目のビームによって送信されたSSBを示し、……、このように類推する。1つの隙間には1つのSSB候補位置が含まれる場合、SSB2nはn-1番目のビームによって送信されたSSBを示し、例えば、SSB0は1番目のビームによって送信されたSSBを示し、SSB2は2番目のビームによって送信されたSSBを示し、……、このように類推する。
【0168】
ステップ603bにおいて、端末は第1の周期内でアクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信する。
【0169】
前記同期信号ブロックには構成情報と指示情報が携帯されており、前記指示情報はQCLパラメータを指示する。
【0170】
端末は、あるセルに滞在していない又はアクセスしてない時、例えば起動したばかりの時、SSBを受信することができる。当該第1の周期は端末を起動した後に信号を受信し始める第1の周期であってもよい。この時、端末は、SSBを受信するまで、ブラインド検出を行う必要がある。ここで、第1の周期は、端末が最初に設定した、基準信号を発見する送信周期を指す。
【0171】
SSBを受信した後、端末は、当該SSBを解析することができ、SSBにおけるPSSとSSSによって、時間及び周波数をアクセスネットワークデバイスの時間及び周波数と同期させ、その後、SSBにおいけるDMRSを使用してPBCHを復号して、PBCHにロードされるシステム情報を取得し、当該システム情報は端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なシステム情報である。端末とアクセスネットワークデバイスとが同期化された後、端末はSSBを受信するSSB候補位置のインデックスを決定することができる。
【0172】
ステップ604bにおいて、端末は受信されたSSBから構成情報と指示情報を取得する。
【0173】
当該構成情報と指示情報の関連説明はステップ601aを参照されたい。構成情報を取得した後、端末はSSB候補位置の分布、即ちSSB候補位置に対応する時間領域位置を決定することができる。
【0174】
ステップ605bにおいて、端末は受信されたSSBに基づいて、RMSIを取得する。
【0175】
PBCHの容量が限られているため、SSBに含まれるシステム情報は端末がランダムにアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の一部のみであり、当該部分はメイン情報ブロック(Master Information Block、MIB)を含むことができ、端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の他の部分が残存最小システム情報RMSIには含まれ、RMSIはアクセスネットワークデバイスによって周期的に送信され、RMSIはPDSCHによって伝送される。そのため、初期アクセスを実現できるために、端末は、さらに、SSB対応する時間領域位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHが存在するCORESETの時間領域位置を決定し、当該CORESETにおいてRMSIに関連するPDCCHを検索し、検索されたPDCCHにおける制御情報によってPDSCHにおけるRMSIを取得する必要がある。端末はSSBにおけるシステム情報及びRMSIを取得した後、SSBにおけるシステムの当該情報及びRMSIによってネットワークにアクセスすることができる。ここで、RMSIに関連するPDCCHはRMSI制御情報をロードするPDCCHを指す。
【0176】
選択可能に、PDCCHを取得した後、PDCCHにおけるRMSIの制御情報を解析できない可能性があり、この時、解析されたRMSIの制御情報を保存する必要があり、且つ606bを実行する。
【0177】
ステップ606bにおいて、端末は、得られた構成情報と、指示情報と、SSBを受信したSSB候補位置のインデックスとに基づいて、第2の周期内の信号検出位置を決定する。
【0178】
当該ステップ606bは以下のステップを含むことができる。
【0179】
ステップ1、得られた構成情報に基づいて、SSB候補位置を決定する。
【0180】
ステップ2、指示情報とSSB候補位置に基づいて、ビーム数量に関連するSSB候補位置集合を決定し、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含む。
【0181】
ステップ3、SSBを受信したSSB候補位置のインデックスが属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、第2の周期内の信号検出位置として決定する。
【0182】
構成情報が、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第1の集合が{8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは8に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しく、このように複数のSSB候補位置集合を得ることができ、その後、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を第2の周期内の信号検出位置として決定する。例えば、第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置0、SSB候補位置8、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置1である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置1、SSB候補位置9、及びSSB候補位置17である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置8である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置0、SSB候補位置8、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置5である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置5及びSSB候補位置13である。1つの信号検出位置端末は1回の検出を実行し、指示情報が第1の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を2~3回行うだけでよい。
【0183】
構成情報が、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しく、このように複数のSSB候補位置集合を得ることができ、その後、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を第2の周期内の信号検出位置として決定する。例えば、第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置は、SSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12とSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置8である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置1、SSB候補位置8とSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置5である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置5とSSB候補位置13である。1つの信号検出位置端末は1回の検出を実行し、指示情報が第2の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を5~6回行うだけでよい。
【0184】
既存の技術ではすべてのSSB候補位置で検出すること(すなわち20のSSB候補位置は20回検出する必要がある)に比べて、上記2つの場合はいずれも端末の検出回数を明らかに減少させることができる。
【0185】
構成情報が、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第1の集合が{8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスの1/2は8に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しく、このように複数のSSB候補位置集合を得ることができ、その後、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を第2の周期内の信号検出位置として決定する。例えば、第1の周期内のSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置0とSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置2である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置2とSSB候補位置17である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置4である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置4である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置6である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置6であり、このように類推する。1つの信号検出位置端末は1回の検出を実行し、構成情報は1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、指示情報が第1の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を1~2回行うだけでよい。
【0186】
構成情報が、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスの1/2は4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しく、このように複数のSSB候補位置集合を得ることができ、その後、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を第2の周期内の信号検出位置として決定する。例えば、第1の周期内のSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置0、SSB候補位置8、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置2である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置2、SSB候補位置10、及びSSB候補位置18である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置4である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置4とSSB候補位置12である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置6である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置6とSSB候補位置14である。1つの信号検出位置端末は1回の検出を実行し、構成情報は1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、指示情報が第2の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を2~3回行うだけでよい。
【0187】
既存の技術ではすべてのSSB候補位置で検出すること(すなわち10のSSB候補位置は10回検出する必要がある)に比べて、上記2つの場合はいずれも端末の検出回数を明らかに減少させることができる。
【0188】
なお、指示情報は基地局によって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合または第2の集合から選択される場合、決定されたSSB候補位置集合の区分方式は2種類(第1の集合が1種類、第2の集合が1種類)があることを指示する。指示情報が基地局によって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示する場合、端末によって決定されたSSB候補位置集合の区分方式は、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量に等しくてもよい。端末がSSB候補位置集合を決定するプロセスは前記プロセスと同じであり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0189】
ステップ607bにおいて、端末は前記信号検出位置でターゲット信号を順次検出する。
【0190】
すなわち、信号検出位置として決定されたSSB候補位置のインデックスの昇順に従って、各SSB候補位置でSSBを順次検出する。
【0191】
同じSSB候補位置集合におけるSSB候補位置で受信される信号はQCLの信号であり、ここで、QCLの信号は同じ大規模特性を有す信号を指す。大規模特性は、タイムラグ拡張、ドップラー拡張、ドップラーシフト、平均チャネル利得、および平均タイムラグなどを含むが、これらに限定されない。
【0192】
選択可能に、RMSIには、各周期内でアクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBの関連情報、例えば数量などを含むことができる。例示的には、NR技術ではRMSIにおけるビットマップ(bitmap)を使用して当該数量を表示することができる。bitmapは複数のbitを含み、この一連のbitのうち連続して1である数量はSSBの個数である。SSBの数量がビームの数量に等しいため、SSBの数量もQCLパラメータの取り得る値に等しい。例えば、この一連のbitは11110000であるということは、NR技術ではアクセスネットワークデバイスがSSB0-3を送信したがSSB4-7を送信していないことを表示し、本開示の実施例では、アクセスネットワークデバイスが4つのSSBを送信したことを表示し、すなわちQCLパラメータの取り得る値は4である。RMSIに含まれるSSB周期内でアクセスネットワークデバイスが送信したSSBの数量により、端末は、RMSIを受信した後、SSB周期内で、アクセスネットワークデバイスが送信したSSBの数量を知ることができ、その数量に基づいてレートマッチングなどを行う。
【0193】
ステップ608bにおいて、端末が、任意のSSB候補位置でSSBを検出した場合、第2の周期内で検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定する。
【0194】
RMSIに関連するPDCCHとSSBとの時間領域位置の間に関連関係が存在し、すなわちRMSIに関連するPDCCHが位置するCORESETの時間領域位置は第2の周期内で検出されたSSBが位置するSSB候補位置と同じであるため、SSBを解析しなくても、RMSIに関連するPDCCHが位置するCORESET0の時間領域位置を決定することができ、CORESET0において検索してRMSIに関連するPDCCHを取得する。ここで、RMSIに関連するPDCCHはRMSI制御情報をロードがされているPDCCHを指す。
【0195】
選択可能に、RMSIに関連するPDCCHを取得するステップは、ステップ608bにおいて取得されたPDCCHとステップ605bにおいて取得されたPDCCHとを結合して復号するステップを含む。選択可能に、結合はソフトウェアで結合するなどの方式を用いることができ、本開示はこれに対して限定しない。結合して複号する方式を使用することにより、チャネルの品質が良くない場合、PDCCHにおける制御情報を取得する効率を向上させることができる。
【0196】
選択可能に、結合して復号する前に、当該方法は、
第2の周期内で取得されたPDCCHに対して独立した復号を行うステップであって、復号に失敗した場合、結合して復号するというステップを実行し、復号に成功した場合、結合して復号するステップを実行する必要がないステップをさらに含む。
【0197】
なお、当該ステップ608aにおいて依然としてPDCCHの復号に失敗した場合、第2の周期内の、信号検出位置が同じであるSSB候補位置を第3の周期内の信号検出位置とし、第3の周期内でステップ607aと608aを繰り返し、第3の周期内でPDCCHの復号に成功した場合、ステップ609aを実行することができる
【0198】
ステップ609aにおいて、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得する。
【0199】
当該ステップの実現は前記ステップ609aを参照されたい。
【0200】
本開示の実施例では、SSBには、1つのタイムスロットにおいて1つの同期信号ブロックSSB候補位置を指示し、または前記指示情報が1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示する構成情報が携帯されていることにより、端末はSSBを受信し、且つ受信されたSSBに基づいてアクセスネットワークデバイスと同期した後、当該構成情報に基づいてSSB候補位置分布を決定することができ、すなわち信号検出位置を決定することができ、後続の周期では対応する信号検出位置でSSBを検出するだけでSSBを受信することができ、各周期ではいずれも二種類のSSB候補位置分布のうち数がより多いSSB候補位置に従って信号検出を行う必要があるのと比べて、端末検出回数を効果的に減少させることができる。
【0201】
また、本開示の実施例は、SSBに指示情報が携帯されていることにより、端末がアクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの状況を知ることができるようにする。当該指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値と端末が第1の回でSSBを受信したSSB候補位置に基づいて、端末は次の周期内の信号検出位置を決定することができ、これによって次の周期内で一部のSSB候補位置でSSBを検出する必要があり、端末の検出回数をさらに減少させることができる。
【0202】
NR技術におけるPBCHの既存のビットを多重化して指示情報を携帯することにより、PBCHの負荷を増やすことなく、NR技術との互換性が良い。
【0203】
図8は、例示的な実施例によって示される情報伝送方法のフローチャートである。
図8を参照すると、当該方法は以下のステップを含む。
【0204】
ステップ601cにおいて、アクセスネットワークデバイスは構成情報を生成する。
【0205】
構成情報の関連説明はステップ601bを参照されたい。
【0206】
ステップ602cにおいて、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する。
【0207】
当該SSBのPBCHには当該構成情報と指示情報が携帯されており、当該指示情報はQCLパラメータを指示する。
【0208】
構成情報の関連説明はステップ602aを参照されたい。
【0209】
当該実施例では、当該指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0210】
前記第1の集合は{4、8}であり、前記第2の集合は{1、2}であり、前記第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値は4であり、前記第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値は1である。つまり、第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値はアクセスネットワークデバイスによって実際に使用されたQCLパラメータの取り得る値に等しくない可能性があり、第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値はアクセスネットワークデバイスによって実際に使用されたQCLパラメータの取り得る値に等しくない可能性がある。
【0211】
例示的には、当該ステップ602cは、前記アクセスネットワークデバイスが1つのSSB周期内で、監視してチャネルがアイドルであることを知った時、第1のビームを介して第1のSSB候補位置でSSBを送信するステップであって、前記第1のビームは前記アクセスネットワークデバイスによって使用された少なくとも1つのビームのうちの1つであり、各前記ビームは異なるSSB候補位置集合に対応し、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各ビームは対応するSSB候補位置集合におけるSSB候補位置でSSBを送信するステップを含むことができる。
【0212】
例示的には、当該ステップ602cは、前記SSB周期内で、監視してチャネルが占用されていることを知った場合、前記アクセスネットワークデバイスは次の1つのSSB候補位置でSSB再度送信してみるステップをさらに含むことができる。
【0213】
例示的には、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が含まれる時、例示的には、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{4、8}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは4(すなわち第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスは1(すなわち第2の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対しいてモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0214】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が4または8である場合、1つの周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSB送信に成功するまで、複数の連続するSSB候補位置で順次SSBを送信してみる。ここで、SSB候補位置でSSBを送信してみるということは、先にチャネル傍受を実行し、チャネルが占用されていない場合(すなわちチャネルがアイドル)、当該SSB候補位置で当該SSB候補位置に対応するビームを使用してSSBを送信し、チャネルが占用されている場合、次のSSB候補位置が到来する前に、チャネル傍受を再度実行し、チャネルが占用されていない場合、当該次のSSB候補位で当該SSB候補位置対応するビームを使用してSSBを送信する。
【0215】
例えば、
図2を参照すると、30KHz SCSを例として、5ms内には20のSSB候補位置がある、この20のSSB候補位置は0から昇順で番号付けられる。
【0216】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が8である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、……、SSB候補位置7でSSB7の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置1でSSB1を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、SSB候補位置2でSSB2の送信に成功し、……、SSB候補位置8でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置2でSSB2送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0217】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が4である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、……、SSB候補位置3でSSB3の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置1でSSB1を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功し、SSB候補位置2でSSB2の送信に成功し、……SSB候補位置4でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置2でSSB2送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0218】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、1つの周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSBの送信に成功するまで、所定の間隔で複数のSSB候補位置で順次SSBを送信してみる。ここで、SSB候補位置でSSBを送信してみるということは、先にチャネル傍受を実行し、チャネルが占用されていない場合、当該SSB候補位置でSSBを送信し、チャネルが占用されている場合、所定の間隔(3つのSSB候補位置)が置かれたSSB候補位置が到来する前に、チャネル傍受を再度実行し、チャネルが占用されていない場合、当該次の第2のSSB候補位置でSSBを送信する。
【0219】
依然として30KHz SCSを例として、5ms内には20のSSB候補位置がある。この20のSSB候補位置は0から昇順で番号付けされる。
【0220】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が2である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置1でSSB1の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置4でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置4でSSB0の送信に成功し、SSB候補位置5でSSB1の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置8でSSB0を送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。以上から分かるように、SSB0を送信するSSB候補位置はそれぞれSSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12及びSSB候補位置16であり、SSB候補位置0とSSB候補位置4との間に3つのSSB候補位置が置かれており、SSB候補位置4とSSB候補位置8との間に3つのSSB候補位置が置かれている。
【0221】
アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1である場合、アクセスネットワークデバイスは最初にSSB候補位置0でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置0でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置4でSSB0を送信してみて、チャネルが占用されていない場合、SSB候補位置4でSSB0の送信に成功する。チャネルが占用されている場合、SSB候補位置8でSSB0を送信してみて、後続のプロセスは前文のプロセスと同様であり、ここでは説明を省略する。以上から分かるように、SSB0を送信するSSB候補位置はそれぞれSSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12及びSSB候補位置16であり、SSB候補位置0とSSB候補位置4との間に3つのSSB候補位置が置かれており、SSB候補位置4とSSB候補位置8との間に3つのSSB候補位置が置かれている。
【0222】
関連技術では、アクセスネットワークデバイスは、使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、1つのSSB候補位置でSSBの送信に失敗した場合、次のSSB候補位置でSSBを送信してみる。以上から分かるように、関連技術に比べて、本開示の実施例では、アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、現在チャネルが占用されている際に、3つのSSB候補位置を置いてSSBを再度送信してみて、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信する回数は減少する。
【0223】
なお、別の可能な実施形態では、アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が1または2である場合、1つの周期内で、アクセスネットワークデバイスは、SSBの送信に成功するまで、連続する複数のSSB候補位置で順次SSBを送信してもよい。
【0224】
例示的には、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が含まれる時、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{8}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスの1/2倍は8に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、同一SSB候補位置集合におけるSSB候補位置のインデックスの1/2倍は4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0225】
ステップ603cにおいて、端末は第1の周期内でSSBを受信する。
【0226】
端末は、あるセルに滞在していない又はアクセスしてない時、例えば起動したばかりの時、SSBを受信することができる。当該第1の周期は端末を起動した後に信号を受信し始める第1の周期であってもよい。この時、端末は、SSBを受信するまで、ブラインド検出を行う必要がある。
【0227】
SSBを受信した後、端末は、当該SSBを解析することができ、SSBにおけるPSSとSSSによって、時間及び周波数をアクセスネットワークデバイスの時間及び周波数と同期させ、その後、SSBにおいけるDMRSを使用してPBCHを復号して、PBCHにロードされるシステム情報を取得し、当該システム情報は端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なシステム情報である。端末とアクセスネットワークデバイスとが同期化された後、端末はSSBを受信するSSB候補位置のインデックスを決定することができる。
【0228】
ここで、第1の周期は、端末が最初に設定した、基準信号を発見する送信周期を指す。
【0229】
ステップ604cにおいて、端末は受信されたSSBから構成情報と指示情報を取得する。
【0230】
当該構成情報と指示情報の関連説明はステップ601aを参照されたい。構成情報を取得した後、端末はSSB候補位置の分布を決定することができる。
【0231】
ステップ605cにおいて、端末は受信されたSSBに基づいて、RMSIを取得する。
【0232】
PBCHの容量が限られているため、SSBに含まれるシステム情報は端末がランダムにアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の一部のみであり、当該部分はメイン情報ブロック(Master Information Block、MIB)を含むことができ、端末がアクセスネットワークデバイスにアクセスすることに必要なすべてのシステム情報の他の部分が残存最小システム情報RMSIには含まれ、RMSIはアクセスネットワークデバイスによって周期的に送信され、RMSIはPDSCHによって伝送される。そのため、初期アクセスを実現できるために、端末は、さらに、SSBに対応する時間領域位置に基づいてRMSIに関連するPDCCHが存在するCORESETの時間領域位置を決定し、当該CORESETにおいてRMSIに関連するPDCCHを検索し、検索されたPDCCHにおける制御情報によってPDSCHにおけるRMSIを取得する必要がある。端末はSSBにおけるシステム情報及びRMSIを取得した後、SSBにおけるシステムの当該情報及びRMSIに基づいてネットワークにアクセスすることができる。ここで、RMSIに関連するPDCCHはRMSI制御情報をロードするPDCCHを指す。
【0233】
選択可能に、PDCCHを取得した後、PDCCHにおけるRMSIの制御情報を解析できない可能性があり、この時、解析されたRMSIの制御情報を保存する必要があり、且つステップ606cを実行する。
【0234】
ステップ606cにおいて、端末は、得られた構成情報と、指示情報と、SSBを受信したSSB候補位置のインデックスとに基づいて、第2の周期内の信号検出位置を決定する。
【0235】
当該ステップ606cは以下のステップを含むことができる。
【0236】
ステップ1、得られた構成情報に基づいて、SSB候補位置分布を決定する。
【0237】
ステップ2、指示情報とSSB候補位置分布に基づいて、ビーム数量に関連するSSB候補位置集合を決定し、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含む。
【0238】
ステップ3、SSBを受信したSSB候補位置のインデックスが属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、第2の周期内の信号検出位置として決定する。
【0239】
構成情報が、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第1の集合が{4、8}である場合、前記SSB候補位置集にぉけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4(前記第1の指示情報によって指示されるQCLパラメータの取り得る値)に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。例えば、第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置は、SSB候補位置0、SSB候補位置4、SSB候補位置8、SSB候補位置12、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置8である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置1、SSB候補位置8、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置5である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置5とSSB候補位置13である。1つの信号検出位置端末は1回の検出を実行し、指示情報が第1の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を5~6回行うだけでよい。
【0240】
構成情報が、1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、第2の周期内ですべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定する。
【0241】
既存の技術ではすべてのSSB候補位置で検出すること(すなわち20のSSB候補位置は20回検出する必要がある)に比べて、この場合はいずれも端末の検出回数を減少させることができる。
【0242】
構成情報が、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第1の集合が{4、8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスの1/2は4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。例えば、第1の周期内のSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置0である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置0、SSB候補位置8、及びSSB候補位置16である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置2である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置2、SSB候補位置10、及びSSB候補位置18である。第1の周期内でSSBを受信した第2のSSB候補位置がSSB候補位置4である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置4及びSSB候補位置12である。第1の周期内でSSBを受信した第1のSSB候補位置がSSB候補位置6である場合、第2の周期内の信号検出位置はSSB候補位置6及びSSB候補位置14であり、このように類推する。1つの信号検出位置端末が1回の検出を実行すれば、構成情報で1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在することを指示し、指示情報が第1の指示情報である場合、端末は次の周期内で検出を2~3回行うだけでよい。
【0243】
構成情報が、1つのタイムスロットに1つのSSB候補位置が存在することを指示し、且つ前記第の集合が{1、2}である場合、第2の周期内のすべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定する。
【0244】
従来技術ではすべてのSSB候補位置で検出すること(すなわち10のSSB候補位置は10回検出する必要がある)に比べて、上記2つの場合はいずれも端末の検出回数を明らかに低減することができる。
【0245】
ステップ607cにおいて、端末は前記信号検出位置でターゲット信号を順次検出する。
【0246】
ステップ608cにおいて、端末が、任意のSSB候補位置でSSBを検出した場合、第2の周期内で検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定する。
【0247】
ステップ609cにおいて、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得する。
【0248】
当該ステップ607c~609cの実現プロセスは前記ステップ607b~609bを参照されたい。ここでは詳細な説明を省略する。
【0249】
本開示の実施例では、SSBには、1つのタイムスロットにおいて1つの同期信号ブロックSSB候補位置を指示し、または前記構成情報が1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示する構成情報が携帯されていることにより、端末はSSBを受信し、且つ受信されたSSBに基づいてアクセスネットワークデバイスと同期した後、当該構成情報に基づいてSSB候補位置分布を決定することができ、すなわち信号検出位置を決定することができ、後続の周期では対応する信号検出位置でSSBを検出するだけでSSBを受信することができ、各周期ではいずれも二種類のSSB候補位置分布のうち数がより多いSSB候補位置に従って信号検出を行う必要があるのと比べて、端末検出回数を効果的に減少させることができる。
【0250】
本開示の実施例は、SSBに指示情報が携帯されていることにより、端末がアクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を知ることができる。当該指示情報と端末が第1の回でSSBを受信したSSB候補位置に基づいて、端末は次の周期内の信号検出位置を決定することができ、これによって次の周期内で一部のSSB候補位置でSSBを検出する必要があり、端末の検出回数を減少させることができる。
【0251】
NR技術におけるPBCHの既存のビットを多重化して指示情報を携帯することにより、PBCHの負荷を増やすことなく、NR技術との互換性が良い。
【0252】
また、
図8に示される実施例では、アクセスネットワークデバイスがSSBを送信してみる位置は変化しなく、アクセスネットワークデバイスに対する変更を減少させ、実現しやすい。
【0253】
以下は本出願の装置の実施例であり、装置の実施例で詳細に説明されていない詳細については、上記方法の実施例を参照されたい。
【0254】
図9は、例示的な実施例によって示される情報伝送装置の概略構成図であり、前記装置は、上記方法の例を実現する機能を有し、前記機能はハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行して実現されてもよい。
図9を参照すると、情報伝送装置は、生成モジュール701と送信モジュール702を含む。
【0255】
生成モジュール701は構成情報を生成するように構成され、前記構成情報は1つのタイムスロットには1つの同期信号ブロックSSB候補位置が存在することを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。送信モジュール702がSSBを送信するように構成され、前記同期信号ブロックの物理ブロードキャストチャネルPBCHには前記構成情報が携帯されている。
【0256】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0257】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示する。
【0258】
選択可能に、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されるQCLパラメータの値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0259】
選択可能に、前記第1の選択可能な値の集合は{1、2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は1、2、4、8のうちの任意の3つである。たは、前記第1の選択可能な値の集合は{2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は2、4、8のうちの任意の2つである。
【0260】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0261】
選択可能に、前記第1の集合は{8}であり、前記第2の集合は{1、2、4}である。または、前記第1の集合は{4、8}であり、前記第2の集合は{1、2}である。
【0262】
選択可能に、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0263】
図10は、例示的な実施例によって示される情報伝送装置の概略構成図であり、前記装置は、上記方法の例を実現する機能を有し、前記機能はハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することで実現されてもよい。
図8を参照すると、情報伝送装置は、受信モジュール801、取得モジュール802、及び決定モジュール803を含む。
【0264】
受信モジュール801はアクセスネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信するように構成され、前記SSBには構成情報が携帯されており、前記構成情報は、1つのタイムスロットには1つのSSB候補位置が存在ことを指示し、または前記構成情報は1つのタイムスロットには2つのSSB候補位置が存在することを指示し、前記SSB候補位置はアクセスネットワークデバイスがSSBを送信する可能性がある時間領域位置である。取得モジュール802は受信されたSSBの物理ブロードキャストチャネルPBCHから前記構成情報を取得するように構成される。決定モジュール403は前記構成情報に基づいてSSB候補位置を決定するように構成される。
【0265】
選択可能に、前記構成情報は新無線NR技術のPBCHにおける残存最小情報サブキャリア間隔RMSI SCSを指示するビットを用いて表示され、または、前記構成情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0266】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値を指示する。
【0267】
選択可能に、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値は第1の選択可能な値の集合から選択され、前記指示情報によって指示されるQCLパラメータの値は第2の選択可能な値の集合から選択され、前記第1の選択可能な値の集合における要素数量はnであり、nは2以上であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素数量はn-1であり、且つ前記第2の選択可能な値の集合は前記第1の選択可能な値の集合の部分集合である。
【0268】
選択可能に、前記第1の選択可能な値の集合は{1、2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は1、2、4、8のうちの任意の3つである。または、前記第1の選択可能な値の集合は{2、4、8}であり、前記第2の選択可能な値の集合における要素は2、4、8のうちの任意の2つである。
【0269】
選択可能に、前記SSBのPBCHには指示情報も携帯されており、前記指示情報は前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値が第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合である。
【0270】
選択可能に、前記第1の集合は{8}であり、前記第2の集合は{1、2、4}である。または、前記第1の集合は{4、8}であり、前記第2の集合は{1、2}である。
【0271】
選択可能に、前記指示情報はPBCHにおける予約ビットを用いて表示される。
【0272】
選択可能に、前記決定モジュール803は、さらに前記SSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成される。
【0273】
前記装置は、決定された信号検出位置に基づいて、第2の周期内でSSBを検出するように構成される検出モジュール804をさらに含む。
【0274】
選択可能に、前記決定モジュール803は、すべてのSSB候補位置を信号検出位置として決定するように構成され、または、前記SSB候補位置、指示情報、及び第1のSSB候補位置に基づいて、信号検出位置を決定するように構成され、前記指示情報は、前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータの取り得る値、または前記アクセスネットワークデバイスによって使用されたQCLパラメータが第1の集合から選択されるか第2の集合から選択されるかを指示し、前記第1の集合と前記第2の集合との共通集合は空集合であり、前記第1のSSB候補位置は前記SSBを受信したSSB候補位置である。
【0275】
選択可能に、前記決定モジュール803は、
前記指示情報と前記SSB候補位置に基づいて、前記第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合を決定するように構成される第1の決定サブモジュール831であって、各SSB候補位置集合は少なくとも1つのSSB候補位置を含み、各SSB候補位置集合におけるSSB候補位置は同じビームに対応する第1の決定サブモジュール831と、
第1のSSB候補位置が属するSSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置を、信号検出位置として決定するように構成される第2の決定サブモジュール832と、を含む。
【0276】
選択可能に、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは8に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2、4}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第1の指示情報であり、且つ前記第1の集合が{4、8}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは4に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。または、前記指示情報が第2の指示情報であり、且つ前記第2の集合が{1、2}である場合、前記SSB候補位置集合におけるすべてのSSB候補位置のインデックスは1に対してモジュロ演算を実行した後の結果に等しい。
【0277】
選択可能に、前記決定モジュール803は、さらに、任意の前記SSB候補位置でSSBを検出した場合、検出されたSSBが位置するSSB候補位置に基づいて、RMSIに関連するPDCCHを決定するように構成される。前記取得モジュール802は、さらに、前記PDCCHに基づいてRMSIを取得するように構成される。
【0278】
図11は、例示的な実施例によって示される報伝送装置900のブロック図であり、当該装置900は、前記の端末であってもよい。
図11を参照すると、情報伝送装置900は、処理コンポーネント902、メモリ904、電源コンポーネント906、マルチメディアコンポーネント908、オーディオコンポーネント910、入力/出力(I/O)のインターフェース912、センサコンポーネント914、および通信コンポーネント916、1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0279】
処理コンポーネント902は、通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、および記録操作に関連する操作のような装置900の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント902は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサ920を含むことができる。また、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、処理コンポーネント902は、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント902は、マルチメディアコンポーネント908と処理コンポーネント902とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0280】
メモリ904は、情報伝送装置900上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、情報伝送装置900上で操作するための任意のアプリケーションまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ904は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0281】
電気コンポーネント906は、情報伝送装置900の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電源コンポーネント906は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の情報伝送装置900のために電力を生成し、管理し、割り当てることに関連するコンポーネントを含むことができる。
【0282】
マルチメディアコンポーネント908は、前記情報伝送装置900とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するために、スクリーンはタッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するために、1つ以上のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出する。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント908は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。情報伝送装置900が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。
【0283】
各フロントカメラおよびバックカメラは、固定の光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離および光学ズーム能力を備えてもよい。オーディオコンポーネント910は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント910は、情報伝送装置900が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような動作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成される1つのマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ904に記憶されてもよく、または通信コンポーネント916を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント910は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0284】
I/Oインターフェース912は、処理コンポーネント902と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。
【0285】
これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。センサコンポーネント914は、情報伝送装置900のために様々な態様の状態評価を提供するために、1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント914は、情報伝送装置900のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば、前記コンポーネントは情報伝送装置900のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント914は、情報伝送装置900または情報伝送装置900の1つのコンポーネントの位置変更、ユーザが情報伝送装置900との接触が存在または存在しないか、情報伝送装置900の方位または加速/減速および情報伝送装置900の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント914は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント914は、イメージングアプリケーションで使用するためのCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント914はまた、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含むことができる。
【0286】
通信コンポーネント916は、情報伝送装置900と他の装置との間の無線方式の通信を容易にするように構成される。本開示の実施例では、前記通信コンポーネント916は、2 G、3 G、4 G、または5 G、またはこれらの組み合わせなどの通信規格に基づくワイヤレスネットワークにアクセスし、ランダムアクセスを実現することができる。例示的な実施例では、通信コンポーネント916は、ブロードキャストチャネルを介して外部放送管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。選択可能に、前記通信コンポーネント916は、NFCモジュールも含む。
【0287】
例示的な実施例では、情報伝送装置900は、上記情報伝送方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0288】
例示的な実施例では、命令を含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ904、も提供され、上記命令は、上記情報伝送方法を実行するために、情報伝送装置900のプロセッサ920によって実行されてもよい。例えば、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であっても良い。
【0289】
図12は、例示的な実施例によって示されるアクセスネットワークデバイス1000のブロック図である。
図12を参照すると、アクセスネットワークデバイス1000は、処理コンポーネント1002、メモリ1004、電源コンポーネント1006、入力/出力(I/O)のインターフェース1012、および通信コンポーネント1016、1つ又は複数のコンポーネントを含むことができる。
【0290】
処理コンポーネント1002は、通常、アクセスネットワークデバイスの全体的な操作を制御する。処理コンポーネント1002は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサ1020を含むことができる。また、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、処理コンポーネント1002は、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。
【0291】
メモリ1004は、アクセスネットワークデバイス1000上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、デバイス1000上で操作する任意のアプリケーションまたは方法の命令を含む。メモリ1004は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0292】
電源コンポーネント1006は、アクセスデバイス1000の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電源コンポーネント1006は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他のアクセスネットワークデバイス1000のために電力を生成し、管理し、割り当てるに関連するコンポーネントを含むことができる。
【0293】
I/Oインターフェース1012は、処理コンポーネント1002と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0294】
通信コンポーネント1016は、アクセスネットワーク装置と他の装置との間の無線方式の通信を容易にするように構成される。本開示の実施例では、前記通信コンポーネント1016は、2G、3G、4G、または5G、またはこれらの組み合わせのような通信規格に基づくウェアレスネットワークを提供し、これによって端末装置と接続することができる。
【0295】
例示的な実施例では、アクセスネットワーク1000は、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0296】
本開示の例示的な一実施例は、アクセスネットワークデバイスと端末を含む情報伝送システムをさらに提供する。前記端末は、
図11に示される実施例によって提供される情報伝送装置である。前記アクセスネットワークデバイスは、
図12に示される実施例によって提供される情報伝送装置である。
【0297】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0298】
本開示は、上で説明され、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更を行うことができることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって制限される。