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特許7295448情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-13
(45)【発行日】2023-06-21
(54)【発明の名称】情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20230614BHJP
【FI】
G06Q50/34
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021153090
(22)【出願日】2021-09-21
(62)【分割の表示】P 2017154424の分割
【原出願日】2017-08-09
(65)【公開番号】P2021192310
(43)【公開日】2021-12-16
【審査請求日】2021-10-19
(73)【特許権者】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(72)【発明者】
【氏名】菅野 匡信
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-157381(JP,A)
【文献】特開2007-102432(JP,A)
【文献】特開2010-176298(JP,A)
【文献】特開2011-158933(JP,A)
【文献】特許第4122373(JP,B1)
【文献】国際公開第2011/065563(WO,A1)
【文献】特開2012-194787(JP,A)
【文献】特開2017-083976(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが投票可能な第1の投票対象と第2の投票対象を含む複数の投票対象を示す複数のオブジェクトの少なくとも一のオブジェクトをディスプレイで移動するよう表示させる表示制御部を、備え、
前記表示制御部は、前記第1の投票対象を示す第1オブジェクトと前記第2の投票対象を示す第2オブジェクトが第1位置関係にある場合に、前記第2の投票対象が前記第1の投票対象に対して優位な情報を表示させる、情報処理装置。
【請求項2】
前記複数のオブジェクトのうちユーザが所定の操作を行ったオブジェクトが示す投票対象への投票を受け付ける受付部をさらに備える、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトが前記第1位置関係と異なる第2位置関係にある場合に、前記優位な情報を表示させない、請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第1の投票対象に設定される人気を表す数値と前記第2の投票対象に設定される人気を表す数値とに基づいて、前記優位な情報を表示させる、請求項1から請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1オブジェクトと前記第2オブジェクトが第1位置関係にある場合に、前記第1オブジェクトに設定される前記数値と前記第2オブジェクトに設定される前記数値の比較に基づいて前記第1位置関係から他の位置関係に変化させる、請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータが、ユーザが投票可能な第1の投票対象と第2の投票対象を含む複数の投票対象を示す複数のオブジェクトの少なくとも一のオブジェクトをディスプレイで移動するよう表示させ、
コンピュータが、前記第1の投票対象を示す第1オブジェクトと前記第2の投票対象を示す第2オブジェクトが第1位置関係にある場合に、前記第2の投票対象が前記第1の投票対象に対して優位な情報を表示させる、情報処理方法。
【請求項7】
ユーザが投票可能な第1の投票対象と第2の投票対象を含む複数の投票対象を示す複数のオブジェクトの少なくとも一のオブジェクトをディスプレイで移動するよう表示させるステップと、
前記第1の投票対象を示す第1オブジェクトと前記第2の投票対象を示す第2オブジェクトが第1位置関係にある場合に、前記第2の投票対象が前記第1の投票対象に対して優位な情報を表示させるステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、3以上の競争体による競争競技に対する投票券の購入を、携帯端末を介して可能とするシステムの開発が進んでいる。この競争競技とは、例えば、競馬、競輪、競艇、又はオートレース等である。
【0003】
このような競争競技では複数の競争体が出場するため、投票券を購入するユーザに対して競争体に関する情報を把握させるシステムが開発されている。
【0004】
例えば特許文献1には、迅速に出走馬の状態を確認することができる情報を提供する情報提供システムが開示されている。特許文献1に開示されている情報提供システムは、出走馬が撮像された動画像データを取得し、取得された動画像データから出走馬の複数の静止画データを抽出し、ユーザ端末が静止画データを取得し表示するためのリンクが設定された馬名を表示する出馬表を生成し、ユーザ端末へ配信するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開第2011/065563号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている情報提供システムでは、ユーザ端末のディスプレイに表示される出馬表に、レースが開催される日時及び競馬場等を示す情報と、レースに出走する出走馬の枠番、馬番、馬名、性齢、毛色、馬体重、騎手名、馬主等が表示される。しかしながら、この表示は情報の羅列であり、娯楽性に乏しく、ユーザは情報を直感的に把握することが難しい。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、競争競技に参加する複数の競争体の情報を、ユーザがより娯楽性を感じかつ直感的に把握できる情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムは以下の手段を採用する。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「携帯端末」は、3以上の競争体による競争競技に出場する前記競争体の情報をディスプレイに表示する情報処理端末であって、前記競争体毎に対応し、かつ前記競争体毎の情報が含まれるオブジェクトを前記ディスプレイに表示する画像表示制御手段と、前記オブジェクトを前記ディスプレイの所定表示領域内で移動させるオブジェクト移動制御手段と、を備える。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報表示方法」は、3以上の競争体による競争競技に出場する前記競争体の情報をディスプレイに表示する情報表示方法であって、前記競争体毎に対応し、かつ前記競争体毎の情報が含まれるオブジェクトを前記ディスプレイに表示する第1工程と、前記オブジェクトを前記ディスプレイの所定表示領域内で移動させる第2工程と、を有する。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報表示プログラム」は、3以上の競争体による競争競技に出場する前記競争体の情報をディスプレイに表示する情報処理端末が備えるコンピュータを、前記競争体毎に対応し、かつ前記競争体毎の情報が含まれるオブジェクトを前記ディスプレイに表示する画像表示制御手段と、前記オブジェクトを前記ディスプレイの所定表示領域内で移動させるオブジェクト移動制御手段と、して機能させる。
【0012】
上記「携帯端末」には、以下に例示するように、種々の技術的限定を加えてもよい。また、同趣旨の技術的限定を、「情報表示方法」が実行する処理ステップや「情報表示プログラム」の機能に加えてもよい。
【0013】
前記画像表示制御手段は、相対的に人気が高い前記競争体に対応する前記オブジェクトほど相対的に大きく前記ディスプレイに表示する。
【0014】
前記画像表示制御手段は、他の前記オブジェクトと接触した前記オブジェクトを強調表示する。
【0015】
前記オブジェクト移動制御手段は、相対的に人気が高い前記競争体に対応する前記オブジェクトほど所定方向へ移動させる。
【0016】
前記オブジェクト移動制御手段は、前記オブジェクト同士が接触した場合、互いが反発し合うように前記オブジェクトを移動させる。
【0017】
前記オブジェクト移動制御手段は、前記オブジェクトに対応する前記競争体に関するパラメータに基づいて反発状態を変化させる。
【0018】
前記オブジェクト移動制御手段は、前記パラメータが相対的に悪い前記オブジェクトほどユーザの注意を惹くように反発状態を変化させる。
【0019】
前記画像表示制御手段は、前記オブジェクト同士が接触した場合、接触した前記オブジェクトに対応する前記競争体に関連する情報を付加的に表示する。
【0020】
前記情報は、接触した前記競争体同士が関係し合う情報である。
【0021】
前記画像表示制御手段は、前記競争体の着順予想をユーザが入力する入力領域を表示し、
ユーザが着順予想を入力する場合、ユーザは投票する前記競争体に対応する前記オブジェクトを前記入力領域へ移動させる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、競争競技に参加する複数の競争体の情報を、ユーザがより娯楽性を感じかつ直感的に把握できる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態に係る情報表示システムの構成図である。
図2】本発明の実施形態に係るサーバの電気的構成を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係るサーバの投票券購入機能に関する機能ブロック図である。
図4】本発明の実施形態に係る携帯端末の外観図である。
図5】本発明の実施形態に係る携帯端末の電気的構成を示すブロック図である。
図6】本発明の実施形態に係る携帯端末の情報ビジュアライズ画像表示機能に関する機能ブロック図である。
図7】本発明の実施形態に係る情報ビジュアライズ画像の模式図である。
図8】本発明の実施形態に係るオブジェクトの移動に関する模式図である。
図9】本発明の実施形態に係る関連情報の表示に関する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、本発明に係る情報処理端末、情報表示方法、及び情報表示プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0025】
[1.情報表示システムの構成]
図1は、本実施形態に係る情報表示システム1の概略構成図である。情報表示システム1は、通信回線2、サーバ3、及び携帯端末4を含む。
【0026】
通信回線2は、コンピュータネットワークを形成するものであり、例えば、電気事業者によって提供される広域通信回線である。
【0027】
サーバ3は、通信回線2を介して、3以上の競争体による競争競技(以下「レース」ともいう。)に出場する競争体の情報を携帯端末4へ送信したり、競争競技に対する投票券の購入を受け付ける機能(以下「投票券購入機能」という。)を有する情報処理装置である。なお、本実施形態に係る競争競技は、一例として競馬であり、競争体は競走馬、投票券はいわゆる馬券である。なお、3以上の競争体による競争競技は、競馬に限らず、競輪、競艇、又はオートレース等や、陸上競技、自動車レース等であってもよい。
【0028】
サーバ3は、レースに関する情報、例えば競走馬や騎手、馬場の情報等を必要に応じて他の情報処理装置から受信してもよい。また、サーバ3は、携帯端末4を介してユーザが入力した情報、例えばユーザが購入した投票券に関する情報やユーザID(identification)等を必要に応じて他の情報処理装置へ送信してもよい。
【0029】
携帯端末4は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン等の情報処理端末である。携帯端末4は、サーバ3から送信されるレースの情報をディスプレイ10に表示したり、サーバ3を介してユーザが投票券を購入するために、一例として、専用のアプリケーションソフトウエア(以下「アプリ」という。)がインストールされる。そして、ユーザは、このアプリを携帯端末4で起動させることによって、携帯端末4をサーバ3へアクセスさせる。携帯端末4がサーバ3にアクセスする場合には、予め登録されているユーザIDの入力が求められる。
【0030】
携帯端末4にインストールされたアプリを起動させると、携帯端末4のディスプレイ10には情報ビジュアライズ画像70(図4及び図7参照)が表示される。ユーザは、情報ビジュアライズ画像70に表示される競争体の情報を参照してレースの着順予想を行い、情報ビジュアライズ画像70に所定の入力を行うことによって、携帯端末4を介して投票券の購入を行う。
【0031】
そして、ユーザは、購入した投票券がレース結果に的中した場合に、配当倍率(「オッズ」ともいう。)に基づいた配当を受け取る。なお、投票券の購入は有償であり、配当は一例として金銭で行われる。このため、ユーザIDには、決済を行うための、例えばユーザのクレジットカードの番号や銀行口座の番号等が関連付けられる。
【0032】
[2.サーバの電気的構成]
図2は、本実施形態に係るサーバ3の電気的構成を示すブロック図である。
【0033】
本実施形態に係るサーバ3は、サーバ3全体の動作を司る主制御部であるCPU(Central Processing Unit)20、各種プログラム及び各種データ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)22、CPU20による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)24、各種プログラム及び各種データを記憶する記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)26を備えている。
【0034】
HDD26は、レースに関する各種情報、ユーザが携帯端末4を介して購入した投票券の情報や登録されているユーザID等を記憶する。なお、記憶手段は、HDD26に限らず、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の他の記憶媒体であってもよい。
【0035】
さらに、サーバ3は、キーボード及びマウス等で構成されて各種操作の入力を受け付ける操作入力部28、各種画像を表示する例えば液晶ディスプレイ装置等のモニタ30、通信回線2を介して携帯端末4等の他の情報処理装置等と接続され、他の情報処理装置等との間で各種データの送受信を行う外部インタフェース32を備えている。
【0036】
これらCPU20、ROM22、RAM24、HDD26、操作入力部28、モニタ30、及び外部インタフェース32は、システムバス34を介して相互に電気的に接続されている。従って、CPU20は、ROM22、RAM24、及びHDD26へのアクセス、操作入力部28に対する操作状態の把握、モニタ30に対する画像の表示、並びに外部インタフェース32を介した他の情報処理装置等との各種データの送受信等を各々行なうことができる。
【0037】
[3.サーバの投票券購入機能]
図3は、本実施形態に係るサーバ3の投票券購入機能に関する機能ブロック図である。
【0038】
サーバ3が備えるCPU20は、端末表示制御部36及び投票券購入受付部38を備える。CPU20が備える各機能は、HDD26に記憶されているプログラムによって実現される。
【0039】
端末表示制御部36は、レースや競争体に関する各種情報を、外部インタフェース32を介して携帯端末4に配信し、携帯端末4のディスプレイ10に情報ビジュアライズ画像70として表示させる。配信される各種情報は、例えば、競走馬の番号、競走馬の情報(馬体重や年齢)、騎手の情報(体重や年齢)、競走馬の配当倍率、及び競走馬や騎手の過去の戦績等である。
【0040】
投票券購入受付部38は、携帯端末4を介して入力された情報に基づいて、投票券の購入を受け付ける投票券購入処理を行う。投票券購入処理は、投票券を購入したユーザのユーザID、購入した投票券の種類、数、購入したタイミング(レース開始からの経過時間)における配当倍率、及び購入したタイミング等を関連付けてサーバ3のHDD26に記憶する処理や、ユーザが購入した投票券に対する決済処理である。
【0041】
[4.携帯端末の構成及び情報ビジュアライズ画像の概要]
図4は、本実施形態に係る携帯端末4の外観図である。なお、図4では、ディスプレイ10に表示される情報ビジュアライズ画像70と携帯端末4とを区別するために、模式的に携帯端末4の外縁を破線で示している。
【0042】
本実施形態に係る携帯端末4は、正面4A、左右の側面4B、上面4C、下面4D、及び背面4Eで構成される。
【0043】
携帯端末4の正面4Aには、画像を表示する画像表示手段であるディスプレイ10が備えられる。ディスプレイ10は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)及びタッチセンサを備えるタッチパネルディスプレイである。LCDは、各種画像を表示し、タッチセンサは、指、スタイラス、又はペン等の指示体を用いて行われる各種入力操作を受け付ける。
【0044】
また、携帯端末4の正面4Aには、音が入力されるマイク40、音を出力するスピーカ42、及び被写体を撮像するカメラ44が備えられる。カメラ44は、携帯端末4の正面4Aだけでなく携帯端末4の背面4Eにも備えられる。さらに、携帯端末4の側面4Bには、携帯端末4を起動又は停止させるための電源ボタンやスピーカ42が出力する音のボリューム調整ボタン等の操作ボタン46が備えられる。
【0045】
ディスプレイ10には情報ビジュアライズ画像70が表示される。情報ビジュアライズ画像70は、競争体毎に対応し、かつ競争体毎の情報(以下「競争体情報」という。)が含まれるオブジェクト72を含むものであり、オブジェクト72はディスプレイ10の所定表示領域(以下「オブジェクト移動領域」という。)74内で移動する。
【0046】
本実施形態に係るオブジェクト72は一例として円形であり、競争体情報として競走馬の画像、競争体の番号、競走馬の名称、そのレースにおける単勝の配当倍率等がその内側に表示される。
【0047】
また、情報ビジュアライズ画像70には、競争体の着順予想をユーザが入力する着順予想入力領域76が含まれる。ユーザが着順予想を入力する場合、ユーザが競争体に対応するオブジェクト72をオブジェクト移動領域74から着順予想入力領域76へ移動させる。
【0048】
図4の例では、着順予想入力領域76は、情報ビジュアライズ画像70の右側に設けられているが、これに限られない。また、着順予想入力領域76は、オブジェクト移動領域74には含まれないため、オブジェクト72が移動してくることはない。
【0049】
[5.携帯端末の電気的構成]
図5は、携帯端末4の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【0050】
携帯端末4は、図4に示される構成に加え、主制御部48、主記憶部50、補助記憶部52、及び通信部54を備える。
【0051】
主制御部48は、例えば、CPU、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、携帯端末4の全体の動作を制御する。
【0052】
主記憶部50は、例えば、RAMやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、主制御部48による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0053】
補助記憶部52は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、画像等の各種データ及び主制御部48の処理に利用されるプログラム等を保存する。補助記憶部52に記憶されるプログラムは、例えば、携帯端末4の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェア制御するためのドライバ、電子メールやウェブブラウジング、その他各種機能を実現するためのプログラム等である。また、補助記憶部52には、情報ビジュアライズ画像70をディスプレイ10に表示させるためのアプリが予め記憶されている。
【0054】
通信部54は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線2に接続する機能を有する。なお、通信部54は、NICに代えて又はNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等を可能とする機能を有してもよい。
【0055】
これら主制御部48、主記憶部50、補助記憶部52、通信部54、ディスプレイ10、マイク40、スピーカ42、カメラ44、及び操作ボタン46は、システムバス56を介して相互に電気的に接続されている。従って、主制御部48は、主記憶部50及び補助記憶部52へのアクセス、ディスプレイ10に対する画像の表示、ユーザによるディスプレイ10や操作ボタン46に対する操作状態の把握、マイク40への音の入力、スピーカ42からの音の出力、カメラ44に対する制御、及び通信部54を介した各種通信網や他の情報処理装置へのアクセス等を行える。
【0056】
[6.携帯端末の情報ビジュアライズ画像表示機能]
図6は、本実施形態に係る携帯端末4の情報ビジュアライズ画像表示機能に関する機能ブロック図である。
【0057】
携帯端末4が備える主制御部48は、画像表示制御部60、オブジェクト移動制御部62、関連情報表示制御部64、及び着順予想受付部66を備える。主制御部48が備える各機能、すなわち各機能によって実行される処理は、補助記憶部52に記憶されているアプリ(プログラム)によって実現される。
【0058】
画像表示制御部60は、サーバ3から送信される競争体情報に基づいて情報ビジュアライズ画像70をディスプレイ10に表示させる。また、画像表示制御部60は、相対的に人気が高い競争体に対応するオブジェクト72ほど相対的に大きくディスプレイ10に表示させたり、他のオブジェクト72と接触したオブジェクト72を強調表示する。このように、画像表示制御部60は、情報ビジュアライズ画像70に含まれるオブジェクト72に対する各種表示制御を行う。
【0059】
競争体の人気の高低は、一例として、競争体の配当倍率の高低によって判定される。すなわち、配当倍率が低い競争体ほど人気が高く、配当倍率が高い競争体ほど人気が低いとされる。
【0060】
オブジェクト移動制御部62は、オブジェクト72をオブジェクト移動領域74内で移動させる。また、オブジェクト移動制御部62は、相対的に人気が高い競争体に対応するオブジェクト72ほど所定方向へ移動させ、オブジェクト72同士が接触した場合、互いが反発し合うようにオブジェクト72を移動させる。このように、オブジェクト移動制御部62は、情報ビジュアライズ画像70に含まれるオブジェクト72に対する各種移動制御を行う。
【0061】
関連情報表示制御部64は、例えばオブジェクト同士が接触した場合等に、オブジェクト72に対応する競争体に関連する情報(以下「関連情報」という。)をディスプレイ10に表示させる。
【0062】
関連情報は、オブジェクト72内に表示される競争体情報とは異なる情報であり、例えば、競争体の体重(馬体重)、競争体の年齢、及び競争体の過去の戦績、騎手の各種情報等である。
【0063】
着順予想受付部66は、ユーザが着順予想入力領域76に移動させたオブジェクト72をユーザの着順予想として受け付け、通信部54を介してサーバ3に送信する。
【0064】
[7.情報ビジュアライズ画像の詳細]
図7~9を参照して、情報ビジュアライズ画像70の詳細、換言すると情報ビジュアライズ画像表示機能の詳細について説明する。
【0065】
[7-1.オブジェクトの移動]
図7は、情報ビジュアライズ画像70を模式的に表した図である。図7(A)に示されるように、オブジェクト72は円形であり、相対的に人気が高い競争体に対応するオブジェクト72ほど相対的に大きくディスプレイ10に表示される。なお、相対的に人気が高い競争体とは、一例として、配当倍率の低い競争体であるが、競争体の人気の高低は配当倍率を指標とするだけでなく、他の指標を用いて判定されてもよい。
【0066】
なお、オブジェクト72の大きさ(サイズ)は、例えば、最低サイズと最大サイズが定められており、最低サイズと最大サイズとの間で配当倍率に逆比例したサイズに決定される。
【0067】
このように、情報ビジュアライズ画像表示機能は、人気が高い競争体に対応するオブジェクト72ほど相対的に大きく表示するので、レースに参加する複数の競争体情報をユーザが直感的に把握できるようになる。
【0068】
また、オブジェクト72は、オブジェクト移動領域74内で移動するが、相対的に人気が高い競争体に対応するオブジェクト72、換言するとサイズの大きいオブジェクト72ほど所定方向へ移動する。本実施形態に係る所定方向は、一例として上方向である。すなわち、本実施形態に係るオブジェクト72は、泡(バブル)を模したものであり、大きいサイズほど上方向へ移動する。なお、携帯端末4の上下方向は、携帯端末4が備える加速度センサ等によって検知される。
【0069】
なお、オブジェクト72は、例えば、オブジェクト72のサイズが大きいほど速く上方向へ移動し、オブジェクト72のサイズが小さいほど遅く上方向へ移動する。
【0070】
また、オブジェクト72は一例として、左右方向にはランダムに移動するが、これに限らず、オブジェクト72は左右方向の移動に対して規則性を有してもよい。
【0071】
このように、情報ビジュアライズ画像表示機能は、人気が高い競争体に対応するオブジェクト72を上方向へ移動させることによって、レースに参加する複数の競争体情報を、ユーザが娯楽性を感じかつ直感的に把握できるようになる。
【0072】
なお、本実施形態に係るオブジェクト72は、オブジェクト移動領域74内で停止することはなく、少なくとも予め設定した最低速度で移動し続けるが、これに限らず、オブジェクト72は移動した距離に応じて減速し、停止してもよい。オブジェクト72が停止した場合には、例えば、ユーザが携帯端末4を振ることによって、携帯端末4が備えるセンサで検知された加速度に応じた速度でオブジェクト72は再び移動を開始する。
【0073】
[7-2.オブジェクト同士の接触]
オブジェクト72は、オブジェクト移動領域74を移動するので、オブジェクト72同士が接触(衝突)する場合がある。
【0074】
このような場合、図7(A)に示されるように他のオブジェクト72に接触したオブジェクト72は、所定時間(例えば1秒)の間、強調表示される。図7(B)の例では、オブジェクト72A,72B同士が接触しているので、オブジェクト72A,72Bに対して強調表示(エフェクト表示)がなされる。本実施形態に係る強調表示は、例えば、オブジェクト72の輪郭を光らせることであるが、これに限らず、オブジェクト72の輪郭に波紋状の画像を表示する、オブジェクト72同士が接触した場合にのみ現れる画像を表示する等、他の強調表示が行われてもよい。
【0075】
また、オブジェクト72は、図8(A)に示されるように、オブジェクト72同士が接触した場合、互いが反発し合うように移動する。例えば、オブジェクト72Aは、オブジェクト72Bと接触した方向(矢印A1方向)に対して180°反対方向(矢印B1方向、以下「反発方向」という。)へ移動(反射)する。また、オブジェクト72Bは、オブジェクト72Aと接触した方向(矢印A2方向)に対して180°反対方向(矢印B2方向)へ移動(反射)する。
【0076】
なお、オブジェクト72同士が接触した場合、各オブジェクト72に対応する競争体に関するパラメータ(以下「競争体パラメータ」という。)に基づいて反発状態を変化させてもよい。
【0077】
競争体パラメータとは、他の競争体と比較可能な競争体情報であり、例えば数値で示される情報である。より具体的には、競争体パラメータは、例えば人気順位、体重、年齢、及び競争体同士の対戦成績等である。また、反発状態とは、他のオブジェクト72と接触したオブジェクト72の反発方向や反発力等である。反発力を強くすると、反発した場合のオブジェクト72の移動距離が長くなる。一方、反発力を小さくすると、反発した場合のオブジェクト72の移動距離が短くなる。また、反発力が大きいほど移動速度を大きくしてもよい。
【0078】
より具体的には、情報ビジュアライズ画像表示機能は、接触したオブジェクト72同士の競争体パラメータを比較し、その値を比較した結果に応じて反射方向や反発力を変化させる。比較する競争体パラメータは、予め設定されてもよいし、ランダムに決定されてもよいし、複数の競争体パラメータの総合値であってもよい。
【0079】
また、情報ビジュアライズ画像表示機能は、競争体パラメータが相対的に悪いオブジェクト72ほどユーザの注意を惹くように反発状態を変化させてもよい。情報ビジュアライズ画像表示機能は、例えば、競争体パラメータが良いオブジェクト72をオブジェクト72のサイズにかかわらず優先的に上方向へ移動させてもよいし、競争体パラメータが良いオブジェクト72の反発力を強くすることでオブジェクト移動領域74外に吹き飛ばす様に移動させてもよい。なお、オブジェクト移動領域74外に移動したオブジェクト72は、例えば、所定時間(例えば1秒後)に元の位置に戻る。
【0080】
すなわち、オブジェクト72同士が接触した場合、競争体パラメータが良いオブジェクト72、換言すると人気の高い競争体ほど移動し、競争体パラメータが悪いオブジェクト72、換言すると人気の低い競争体ほど移動しないことになり、移動しない競争体は強いという印象をユーザに与えることになる。これにより、ユーザはより人気の低い競争体を意識することになるので、情報ビジュアライズ画像表示機能は、ユーザに対して、より人気の低い競争体に対する投票券の購入を促すことができる。
【0081】
また、これに限らず、情報ビジュアライズ画像表示機能は、競争体パラメータが相対的に悪い値のオブジェクト72の反発力を強くすることで、オブジェクト移動領域74の端まで移動させたり、競争体パラメータが相対的に悪いオブジェクト72の反発方向を、180°反対方向からずれた方向としてもよい。なお、反発力や反射方向は、接触したオブジェクト72同士の競争体パラメータの差が大きいほど、競争体パラメータが悪い値のオブジェクト72の反発力や反射方向のずれが大きくなってもよい。
【0082】
このように、情報ビジュアライズ画像表示機能は、オブジェクト72同士が接触した場合、互いが反発し合うようにオブジェクト72を移動させたり、オブジェクト72に対応する競争体パラメータに基づいて反発状態を変化させるので、レースに参加する複数の競争体情報を、ユーザがより娯楽性を感じかつ直感的に把握できるようになる。
【0083】
[7-3.オブジェクト移動領域の端部へのオブジェクトの接触]
情報ビジュアライズ画像表示機能は、図8(B)に示されるように、オブジェクト72がオブジェクト移動領域74の端辺74Aに接触すると、オブジェクト72を反射角方向
(矢印C方向から矢印D方向)へ移動させる。このときの反発力は、オブジェクト72が端辺74Aに接触したときの速度に応じた反発力であってもよいし、この速度よりも小さい又は大きい速度に応じた反発力であってもよい。
【0084】
[7-4.競争体情報の表示]
次に、オブジェクト72と共に表示される競争体情報等について説明する。
【0085】
情報ビジュアライズ画像表示機能は、オブジェクト72内に表示する競争体情報を、より重要な情報ほど大きく表示する。例えば、競争体に対する配当倍率が最も大きく表示され、競争体の名称等はそれよりも小さく表示される。なお、オブジェクト72内に表示する競争体情報の種類や、重要とする競争体情報の種類等は、ユーザによって予め設定可能とされる。
【0086】
また、情報ビジュアライズ画像表示機能は、オブジェクト72同士が接触した場合、オブジェクト72に対応する競争体の関連情報を付加的に表示(以下「付加表示」という。)する。付加表示とは、オブジェクト72の関連情報を、オブジェクト72外に表示することである。付加表示の一例は、図9に示されるように、ポップアップ78による表示である。また、付加表示は、例えば、オブジェクト72同士が接触してから所定時間(例えば10秒)経過後に消える。また、付加表示はオブジェクト72と共に移動する。
【0087】
付加表示される関連情報は、オブジェクト72内に表示される競争体情報とは異なる情報であり、例えば、接触した競争体同士が関係し合う情報、すなわち競走体同士の対戦成績や騎手同士の対戦成績等、競争体同士で比較可能な情報である。
【0088】
なお、付加表示は、オブジェクト72同士が接触した場合に常に表示されなくてもよく、例えば、接触した2つのオブジェクト72に対応する競争体の人気の高低と関連情報の高低が逆転している場合に限り表示されてもよい。また、接触した2つのオブジェクト72に対応する競争体の高低と関係が逆転している関連情報が優先的に付加表示されてもよい。また、接触した2つのオブジェクト72に対応する競争体の接触位置が特定の位置(例えばオブジェクト移動領域74の中心領域)であった場合に関連情報が付加表示されてもよい。さらに、その接触位置が特定方向寄り(例えばオブジェクト移動領域74の上方向)である場合に複数種類の関連情報が付加表示されてもよい。
【0089】
[7-5.着順予想の入力]
ユーザが着順予想を入力する場合、すなわち投票券を購入する場合、図7(B)に示されるように、ユーザは投票する競争体に対応するオブジェクト72をオブジェクト移動領域74から着順予想入力領域76へ移動させる。オブジェクト72を移動させるとは、オブジェクト移動領域74内のオブジェクト72をユーザが選択し、選択した状態のままオブジェクト72を着順予想入力領域76へずらすこと(ドラッグ&ドロップ)である。なお、これに限らず、ユーザがオブジェクト72を選択した後に、オブジェクト72を着順予想入力領域76の方向へフリックすることでオブジェクト72をオブジェクト移動領域74から着順予想入力領域76へ移動させてもよい。
【0090】
本実施形態に係る着順予想入力領域76には、オブジェクト72を受け付ける3つの受付領域76A,76B,76Cが設けられる。ユーザが単勝の投票券を購入する場合には、最も上側の受付領域76Aにオブジェクト72を移動させる。また、ユーザが複勝の投票券を購入する場合には、受付領域76A,76B,76Cに各々異なるオブジェクト72を移動させる。なお、3連単の予想を受け付ける場合は、受付領域76A,76B,76Cの順が1着、2着、3着の順となる。そして、例えば、単勝予想、3連単予想、3連複予想に応じたボタン及び投票券の購入枚数を選択するボタンがディスプレイ10に表示され、これらのボタンをユーザが操作する。これにより、情報ビジュアライズ画像表示機能は、ユーザの着順予想を示す情報(以下「着順予想情報」という。)を携帯端末4からサーバ3へ送信する。
【0091】
なお、着順予想入力領域76に移動したオブジェクト72は、所定時間(例えば1秒)の間、強調表示される。また、着順予想された競争体に対応するオブジェクト72への強調表示は、着順予想を行ったユーザの携帯端末4でのみ行われるのではなく、他のユーザの携帯端末4に表示されるオブジェクト72に対して行われてもよい。これにより、ユーザは、他のユーザによって投票券が購入された競争体をリアルタイムに直感的に知ることができる。
【0092】
さらに、予め登録されている異なるユーザが各々着順予想入力領域76にオブジェクト72を移動させることで、異なるユーザ同士で一つの着順予想を行うこと、すなわち複勝の投票券を複数のユーザで共同購入することを可能としてもよい。
【0093】
例えば、ユーザAが自身の携帯端末4に表示されている受付領域76Aにオブジェクト72を移動させると、他のユーザB,Cの携帯端末4に表示されている受付領域76Aにオブジェクト72が表示される。そして、ユーザBが自身の携帯端末4に表示されている受付領域76Bにオブジェクト72を移動させると、他のユーザA,Cの携帯端末4に表示されている受付領域76Bにオブジェクト72が表示される。ユーザCが自身の携帯端末4に表示されている受付領域76Cにオブジェクト72を移動させると、他のユーザA,Bの携帯端末4に表示されている受付領域76Cにオブジェクト72が表示される。そして、例えば、ユーザAが代表して、着順予想情報をサーバ3へ送信する。
【0094】
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末4(情報ビジュアライズ画像表示機能)は、競争体毎に対応し、かつ競争体情報が含まれるオブジェクト72を含む情報ビジュアライズ画像70をディスプレイ10に表示させ、オブジェクト72をオブジェクト移動領域74内で移動させる。このように競争体毎に競争体情報が含まれるオブジェクト72が表示され、このオブジェクト72がオブジェクト移動領域74内で移動するので、本実施形態に係る携帯端末4は、レースに参加する複数の競争体情報を、ユーザに娯楽性を感じかつ直感的に把握させられる。
【0095】
[8.他の実施形態]
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0096】
例えば、上記実施形態では、オブジェクト72の形状を円形とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、オブジェクト72の形状を円形以外の形状、例えば、多角形や星形等としてもよいし、様々な形状のオブジェクト72が混在してもよい。
【0097】
また、上記実施形態では、サイズの大きいオブジェクト72ほど上方向に移動する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、オブジェクト72の大きさにかかわらず、オブジェクト72は上下左右方向にランダムに移動する形態、オブジェクト移動領域74の中心に集まる形態等としてもよい。
【0098】
また、上記実施形態において携帯端末4が行う処理の一部をサーバ3が行う形態としてもよい。例えば、オブジェクト72同士が接触した場合における競争体パラメータの比較をサーバ3で行い、その比較結果を携帯端末4へ送信し、携帯端末4は受信した比較結果に基づいてオブジェクト72の反発状態を変化させる。
【符号の説明】
【0099】
3 サーバ(情報処理装置)
4 携帯端末(情報処理端末)
10 ディスプレイ
60 画像表示制御部(画像表示制御手段)
62 オブジェクト移動制御部(オブジェクト移動制御手段)
72 オブジェクト
76 着順予想入力領域(入力領域)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9