(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-13
(45)【発行日】2023-06-21
(54)【発明の名称】ガスタービン燃焼室
(51)【国際特許分類】
F23R 3/26 20060101AFI20230614BHJP
F23R 3/10 20060101ALI20230614BHJP
【FI】
F23R3/26 Z
F23R3/10
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019165461
(22)【出願日】2019-09-11
【審査請求日】2022-03-14
(31)【優先権主張番号】10 2018 125 698.1
(32)【優先日】2018-10-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】510153962
【氏名又は名称】マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー
【氏名又は名称原語表記】MAN ENERGY SOLUTIONS SE
【住所又は居所原語表記】Stadtbachstr.1 86153 Augsburg,GERMANY
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャマン・エル・マサルメ
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン・クラウス
(72)【発明者】
【氏名】ヤン-ニクラス・ブレイル
【審査官】松浦 久夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-195564(JP,A)
【文献】特開2004-060623(JP,A)
【文献】特開平05-187636(JP,A)
【文献】米国特許第05353587(US,A)
【文献】特開昭56-168040(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0292743(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23R 3/26- 3/28
F23R 3/10- 3/12
F23R 3/42- 3/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービン燃焼室(10)であって、
燃焼室ハウジング(11)を有し、
少なくとも部分的に前記燃焼室ハウジング(11)内に配置されたバーナー(12)を有し、
前記ガスタービン燃焼室(10)の主要燃焼領域(16)を含む、前記燃焼室ハウジング(11)内に配置された火炎管(15)を有し、
前記火炎管(15)の上流端には、火炎管カバー(17)が配置され、
前記火炎管カバー(17)の領域には、前記火炎管カバー(17)に半径方向内側に隣接して、前記バーナー(12)の混合管(19)が延在しており、前記混合管(19)は、少なくとも部分的に前記ガスタービン燃焼室(10)の予主要燃焼領域(21)を画定し、
前記バーナー(12)の前記混合管(19)と前記火炎管カバー(17)との間には、軸線方向空気流路(20)が形成されており、前記軸線方向空気流路(20)を介して、前記混合管(19)を冷却するために、空気を、前記混合管(19)
の径方向外側に沿って軸線方向
に誘導でき、
半径方向空気流路(22)が
前記火炎管カバー(17)に設けられており、前記半径方向空気流路(22)を介して、前記軸線方向空気流路(20)に続いて、空気を、前記火炎管カバー(17)を冷却するために前記火炎管カバー(17)の半径方向に誘導できることを特徴とするガスタービン燃焼室。
【請求項2】
前記火炎管カバー(17)の半径方向内側側面(23)上に、前記半径方向空気流路(22)の入口開口部(24)が形成されており、
前記入口開口部(24)を介して、前記軸線方向空気流路(20)からの空気が、前記半径方向空気流路(22)に移動することを特徴とする請求項1に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項3】
前記主要燃焼領域(16)に面する前記火炎管カバー(17)の軸線方向表面(18)に、前記半径方向空気流路(22)の出口開口部が形成されており、
前記出口開口部を介して、空気が、前記半径方向空気流路(22)から出て、前記主要燃焼領域(16)に入ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項4】
前記半径方向空気流路(22)の前記出口開口部は、前記火炎管カバー(17)の前記軸線方向表面(18)の半径方向外側部分に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項5】
前記半径方向空気流路(22)は、前記火炎管カバー(17)の範囲内で、前記半径方向空気流路(22)の半径方向内側入口開口部(24)と、前記半径方向空気流路(22)の半径方向外側出口開口部と、の間に延在することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項6】
前記半径方向空気流路(22)は、前記半径方向空気流路(22)の半径方向内側入口開口部(24)と、前記半径方向空気流路(22)の半径方向外側出口開口部との間に限られていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項7】
前記半径方向空気流路(22)の半径方向内側入口開口部(24)と、前記半径方向空気流路(22)の半径方向外側出口開口部との間の前記半径方向空気流路(22)は、湾曲経路またはらせん状の経路をたどることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項8】
前記バーナー(12)は、入口リング(26)を備えており、
前記入口リング(26)を介して、空気が、前記バーナー(12)の前記混合管(19)と前記火炎管カバー(17)との間に形成された前記軸線方向空気流路(20)に入ることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項9】
前記入口リング(26)は、半径方向開口部(27)を有しており、
前記半径方向開口部(27)を介して、空気が、半径方向において、前記軸線方向空気流路(20)に入ることを特徴とする請求項8に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項10】
前記混合管(19)と前記火炎管カバー(17)との間において前記軸線方向空気流路(20)の下流端には、シール(28)が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【請求項11】
前記火炎管カバー(17)は、ジェネレーティブ製造法を用いて、すなわち3D印刷によって生成されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のガスタービン燃焼室。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービン燃焼室に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1から、燃焼室ハウジングを有し、少なくとも部分的に燃焼室ハウジング内に配置されたバーナーを有し、かつ燃焼室ハウジング内に配置された火炎管を有するガスタービン燃焼室が公知となっている。バーナーのうち、いわゆる渦流発生器が公知となっており、当該渦流発生器を介して、燃料と空気とが、燃料と空気との混合物を火炎管に供給するために混合できる。火炎管の上流端には、いわゆる火炎管カバーが配置される。火炎管カバーの領域には、半径方向内側において火炎管カバーに隣接してバーナーの混合管が延在しており、バーナーの混合管は、少なくとも部分的にガスタービン燃焼室の予主要燃焼領域を画定する。ガスタービン燃焼室のこの予主要燃焼領域の後には、ガスタービン燃焼室のうち、火炎管によって画定される主要燃焼領域が続く。
【0003】
特許文献1から公知のガスタービン燃焼室において、燃焼室ハウジングは、複数の開口部を有するいわゆるバッフルグリッドを形成し、圧縮空気が、当該バッフルグリッドを通って流れ、冷却のために火炎管に衝突する。火炎管のこうした冷却によって、ガスタービン燃焼室の耐用期間が延びる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】独国特許出願公開第10 2006 042 124号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ガスタービン燃焼室の耐用期間をさらに延ばすために、ガスタービン燃焼室のアセンブリの冷却を改善することが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これから出発して、本発明の目的は、新しいタイプのガスタービン燃焼室を作り出すことに基づいている。この目的は、請求項1に記載のガスタービン燃焼室によって達成される。本発明に基づくガスタービン燃焼室は、燃焼室ハウジングと、少なくとも部分的に燃焼室ハウジング内に配置されるバーナーと、燃焼室ハウジング内に配置される火炎管とを備えており、火炎管は、ガスタービン燃焼室の主要燃焼領域を画定する。火炎管の上流端には、火炎管カバーが配置される。火炎管カバーに半径方向内側に隣接して、バーナーの混合管が、火炎管カバーの領域内に延在しており、当該混合管は、少なくとも部分的にガスタービン燃焼室の予主要燃焼領域を画定する。バーナーの混合管と火炎管カバーとの間には、軸線方向空気流路が形成され、軸線方向空気流路を介して、混合管を冷却するための空気を、混合管に沿って軸線方向外側に誘導できる。火炎管カバーには、半径方向空気流路が導入されており、半径方向空気流路を介して、軸線方向空気流路を進んだ空気を、火炎管カバーを冷却するために火炎管カバーの半径方向に誘導できる。
【0007】
ガスタービン燃焼室は、全体的に新しいタイプの冷却コンセプトを有する。少なくとも部分的にガスタービン燃焼室の予主要燃焼領域を画定するバーナーの混合管と、火炎管カバーのうち混合管の周りにおいて少なくとも部分的に半径方向外側に延在する部分と、の間において、軸線方向空気流路が形成される。混合管を冷却するため、空気は、この軸線方向空気流路を介して、混合管に沿って軸線方向外側に流れる。半径方向空気流路が、火炎管カバーに導入されている。軸線方向空気流路を介して流れる空気は、火炎管カバーを冷却するために火炎管カバーを通って半径方向に誘導されるべく、火炎管カバーを冷却するための軸線方向空気流路に続いて半径方向空気流路に入る。これによって、混合管と火炎管との効果的な冷却を保証できるだけでなく、冷却に必要な空気量も少なくなる。
【0008】
優先的には、半径方向空気流路の入口開口部は、火炎管カバーの半径方向内側側面に形成されており、当該入口開口部を介して、空気が、軸線方向空気流路から半径方向空気流路へ移動する。主要燃焼領域に面する火炎管カバーの軸線方向表面において、当該軸線方向表面の半径方向外側部分に半径方向空気流路の出口開口部が形成されており、当該出口開口部を介して、空気が、半径方向空気流路を出て、主要燃焼領域に入る。半径方向空気流路は、火炎管カバー内で、半径方向空気流路の半径方向内側入口開口部と、半径方向空気流路の半径方向外側出口開口部と、の間に延在する。この構成は有利である。火炎管カバーの内側側面に形成された、すなわち、火炎管カバーのうち混合管周りで半径方向外側に延在する特定の部分の半径方向内側側面に形成された、半径方向空気流路の入口開口部を用いることで、軸線方向空気流路から放出された空気は、規定の様式で半径方向空気流路に入ることができる。火炎管カバーの軸線方向表面に形成された出口開口部を用いることで、加熱された空気は、最終的に、火炎管によって画定されるガスタービン燃焼室の主要燃焼領域、すなわち、炎から距離を置いた領域に入り、その結果、CO排出量を削減できる。半径方向空気流路は、半径方向において入口開口部と出口開口部との間に延在しており、火炎管カバーの半径方向の広がりを介して、火炎管カバーの効果的な冷却を可能にする。
【0009】
優先的には、混合管と火炎管カバーとの間の軸線方向空気流路の下流端に、シールが配置される。シールを用いることで、軸線方向空気流路を介して誘導された空気が、半径方向空気流路を介して誘導されるが、軸線方向空気流路から放出された空気が主要燃焼領域に直接移動しないことが保証される。
【0010】
有利なさらなる展開例によれば、バーナーは、入口リングを備えており、当該入口リングを介して、空気は、バーナーの混合管と火炎管カバーとの間に形成された軸線方向空気流路に入る、すなわち、空気は、入口リングの半径方向の開口部を介して半径方向に流れる。これによって、空気を規定の様式で軸線方向空気流路に供給できる。
【0011】
本発明の好ましいさらなる展開例は、従属請求項および以下の説明から得られる。本発明の例示的な実施形態は、図面を用いてより詳細に説明されるが、これに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明に基づくガスタービン燃焼室の抜粋を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明に基づくガスタービン燃焼室10の抜粋による概略断面図を示す。
【0014】
ガスタービン燃焼室10は、燃焼室ハウジング11を備えており、燃焼室ハウジング11は、バッフルグリッドを含むこともできる。燃焼室ハウジング11内には、バーナー12が少なくとも部分的に配置されており、バーナー12のうち、バーナー蓋13と渦流発生器14とが図示されている。渦流発生器14では、燃料と空気との混合物Gを提供するために、空気と燃料とが混合される。
【0015】
燃焼室ハウジング11内には、火炎管15がさらに配置される。火炎管15は、燃焼室10の主要燃焼領域16を画定する。火炎管15の上流端には、火炎管カバー17が配置される。火炎管カバー17は、本質的に、2つの部分17a、17bを備える。
【0016】
部分17aは、主要燃焼領域16に面する軸線方向表面18を有する板状部分である。部分17bは、管状部分であり、その内側をバーナー12の混合管19が延在する。火炎管カバー17の部分17bは、少なくとも部分的に半径方向外側においてバーナー12の混合管19を包囲する。
【0017】
混合管19と火炎管カバー17の部分17bとの間には、軸線方向空気流路20が形成されており、混合管19を冷却するため、空気Lが、軸線方向空気流路20を通って混合管19に沿って軸線方向に誘導される。この軸線方向空気流路20内に延びる矢印は、混合管19に沿って外側で軸線方向空気流路20を通る軸線方向の空気Lの流れを示す。
【0018】
バーナー12の混合管19は、少なくとも部分的に、ガスタービン燃焼室10のいわゆる予主要燃焼領域21を画定しており、予主要燃焼領域21は、ガスタービン燃焼室10の主要燃焼領域16の上流に配置される。
【0019】
火炎管カバー17には、すなわち火炎管カバー17の部分17aには、半径方向空気流路22が導入される。混合管19を冷却するために軸線方向空気流路20を介して流れる空気Lは、軸線方向空気流路20に続いて、火炎管カバー17を冷却するために、すなわち火炎管カバー17の部分17aを冷却するために、半径方向空気流路22を介して火炎管カバー17を通るよう半径方向に流れ、半径方向空気流路22は、火炎管カバー17の半径方向内側部分から始まり、火炎管カバー17の半径方向外側部分の方向に延在する、すなわち
図2によれば、優先的に湾曲つまり曲がるようにあるいはらせん状に、延在する。
【0020】
図1から明らかなように、半径方向空気流路22の入口開口部24は、火炎管カバー17の半径方向内側側面23に、すなわち火炎管カバー17の部分17bに形成されており、入口開口部24を介して、空気Lが、軸線方向空気流路20から半径方向空気流路22に移動する。主要燃焼領域16に面する火炎管カバー17の軸線方向表面18、すなわち火炎管カバー17の部分17aには、半径方向空気流路22の出口開口部が形成されている(
図1および
図2では視認できない)。これら出口開口部を介して、半径方向空気流路22を介して誘導された空気Lは、半径方向空気流路22を出て、燃焼室10の主要燃焼領域16に入り、
図1においては矢印が、半径方向空気流路22の出口開口部から出た空気Lを示す。したがって、空気は、半径方向外側で火炎管15に隣接する火炎管カバー17から、すなわち主要燃焼領域16のうち炎から距離を置いた領域に流出する。これは、CO排出量に有益な影響を与える。CO排出量を削減できる。
【0021】
半径方向空気流路22は、軸線方向空気流路20から始まって、出口開口部の方向に延在し、火炎管カバー17の部分17a内で広がり、かつ半径方向内側入口開口部24と半径方向外側出口開口部との間で完了する(それら開口部の間に限られている)よう設計されている。すでに説明したように、
図2によれば、半径方向空気流路22は、優先的に、曲がった経路またはらせん状の経路をたどる。空気は、まず混合管19と火炎管17の部分17bとの間の軸線方向空気流路20を介して流れ、続いて火炎管カバー17の部分17aの半径方向空気流路22を介して流れ、バーナー12の入口リング26を介して軸線方向空気流路20に入る。
【0022】
入口リング26は、半径方向開口部27を有しており、空気Lは、入口リング26の半径方向開口部27を介して、
図1で見られる矢印の方向において、軸線方向空気流路20に入る。これは、軸線方向空気流路20の上流端に存在する。
【0023】
軸線方向空気流路20の下流端には、シール28が配置されており、当該シール28によって軸線方向空気流路20はその下流端でシールされる。これによって、最初に軸線方向空気流路20を介して導かれる空気が、特に空気が軸線方向空気流路20に続いて半径方向空気流路22を介して流れる場合だけでなく、半径方向空気流路22に入るが主要燃焼領域16に直接流入しないことが保証される。
【0024】
シール28は、優先的には、ピストンリングシールである。
【0025】
図2は、火炎管カバー17を通る、すなわち火炎管カバー17の部分17aを通る断面II-IIを示しており、
図2において、この断面は、半径方向空気流路22を通り、かつシール28と混合管19の隣接部分とを通って延在する。半径方向空気流路22の曲がった経路は、
図2から明らかであり、火炎管カバー17の部分17aを介して半径方向内側から半径方向外側に延在する。火炎管カバー17の部分17aには、半径方向空気流路22に半径方向外側において隣接するフランジ部25が形成され、フランジ部25を介して、火炎管カバー17を火炎管15にねじ留め可能である。
【0026】
火炎管カバー17は、優先的には、ジェネレーティブ製造法を用いて、すなわち3D印刷によって生成された構成要素である。ジェネレーティブ製造法では、例えばレーザーベースのパウダーベッド融合法、レーザービーム溶融法(LBM)、または選択的レーザー溶融(SLM)を使用できる。
【0027】
したがって、本発明によって、混合管19の冷却に役立つ空気を、混合管19に続いて火炎管カバー17も冷却するために、火炎管カバー17を通るよう誘導できる。それゆえ、混合管19および火炎管カバー17を冷却するためにまったく同一の空気が利用される。これによって、比較的少量の空気で効果的な冷却を確実にすることができる。加えて、バーナーへの空気が多くなると、NOxが削減される。
【0028】
規定された空気の誘導によって、CO排出量を削減できる。軸線方向空気流路20および半径方向空気流路22を介して誘導された空気は、火炎管カバー17の半径方向外側部分に流入し、そして火炎管カバー17の半径方向外側部分から流出し、その結果、半径方向外側部分においてすなわち炎から離れて主要燃焼領域16に流入し、その結果、CO排出量が削減できる。
【符号の説明】
【0029】
10 ガスタービン燃焼室
11 燃焼室ハウジング
12 バーナー
13 バーナー蓋
14 渦流発生器
15 火炎管
16 主要燃焼領域
17 火炎管カバー
17a 部分
17b 部分
18 軸線方向表面
19 混合管
20 軸線方向空気流路
21 補助的な主要燃焼領域
22 半径方向空気流路
23 側面
24 入口開口部
25 フランジ部
26 入口リング
27 開口部
28 シール