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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-14
(45)【発行日】2023-06-22
(54)【発明の名称】発光ダイオード及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 33/04 20100101AFI20230615BHJP
   H01L 33/32 20100101ALI20230615BHJP
   H01L 33/42 20100101ALI20230615BHJP
【FI】
H01L33/04
H01L33/32
H01L33/42
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2021560150
(86)(22)【出願日】2020-06-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-02
(86)【国際出願番号】 CN2020095308
(87)【国際公開番号】W WO2021174716
(87)【国際公開日】2021-09-10
【審査請求日】2021-09-22
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/077588
(32)【優先日】2020-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521438180
【氏名又は名称】東莞市中麒光電技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HCP TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No. 17, Sang Yuan Industrial Road, Dongcheng Street Dongguan, Guangdong 523000, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002664
【氏名又は名称】弁理士法人相原国際知財事務所
(72)【発明者】
【氏名】庄文栄
(72)【発明者】
【氏名】孫明
(72)【発明者】
【氏名】付小朝
(72)【発明者】
【氏名】盧敬権
【審査官】淺見 一喜
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-131041(JP,A)
【文献】国際公開第2019/027820(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/071362(WO,A1)
【文献】中国実用新案第203250777(CN,U)
【文献】特開2007-123731(JP,A)
【文献】特開2015-023293(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0236979(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102130257(CN,A)
【文献】特表2020-529729(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 33/00-33/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層と、前記第1型の層の上に位置し、量子ドットを含む発光層と、前記発光層の上に位置し、酸化インジウムスズITOを含む第2型の層と、前記第2型の層の上に位置する電極層と、前記第1型の層と前記第2型の層との間に位置し、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウを含むブラックマトリクスと、を有し、前記発光層は、前記第1のウィンドウ内に形成される、発光ダイオード。
【請求項2】
前記第2型の層の厚さの範囲は、20nm~300nmである、請求項1に記載の発光ダイオード。
【請求項3】
前記発光層は、単層量子ドット層を含む、請求項1に記載の発光ダイオード。
【請求項4】
前記単層量子ドット層は、赤色光、緑色光及び青色光のうちの少なくとも1つの種類を発光する、請求項3に記載の発光ダイオード。
【請求項5】
前記発光層は、超格子量子井戸層及び量子ドット層の複合構造を含む、請求項1に記載の発光ダイオード。
【請求項6】
前記超格子量子井戸層は、青色光を発光し、前記量子ドット層は、赤色光及び緑色光のうちの少なくとも1つの種類を発光する、請求項5に記載の発光ダイオード。
【請求項7】
前記量子ドット層の厚さの範囲は、2nm~20μmである、請求項3又は5に記載の発光ダイオード。
【請求項8】
前記電極層は、ITOを含む、請求項1に記載の発光ダイオード。
【請求項9】
前記電極層の上面、前記電極層の側面及び前記第2型の層の側面を被覆する絶縁層をさらに含む、請求項1に記載の発光ダイオード。
【請求項10】
前記絶縁層は、第2のウィンドウを含み、前記ブラックマトリクスは、第3のウィンドウを含み、前記発光ダイオードは、前記第2のウィンドウ内に位置する第1の電極と、前記第3のウィンドウ内に位置する第2の電極とをさらに含む、請求項9に記載の発光ダイオード。
【請求項11】
第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層を含むか、又は基板及び前記第1型の層を含む、第1型のベース板を提供することと、前記第1型のベース板の第1型の層の上に量子ドットを含む発光層を形成することと、前記発光層の上に酸化インジウムスズITOを含む第2型の層を形成することと、前記第2型の層の上に電極層を形成することとを含み、前記第1型のベース板の第1型の層の上に発光層を形成する前に、前記第1型のベース板の上にブラックマトリクスを形成することをさらに含み、前記ブラックマトリクスは、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウを含み、前記発光層は、前記第1のウィンドウ内に形成される、発光ダイオードの製造方法。
【請求項12】
前記発光層は、単層量子ドット層を含み、前記第1型のベース板の第1型の層の上に発光層を形成するプロセスは、スピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスによって前記単層量子ドット層を前記第1型の層の上に形成することを含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項13】
前記発光層は、超格子量子井戸層及び量子ドット層の複合構造を含み、前記第1型のベース板の第1型の層の上に発光層を形成するプロセスは、金属有機化合物化学気相堆積MOCVDプロセスによって、前記超格子量子井戸層を前記第1型の層の上に形成することと、スピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスによって前記量子ドット層を前記超格子量子井戸層に形成することとを含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項14】
前記スピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスの実行回数は少なくとも1回である、請求項12又は13に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項15】
前記第1型のベース板の上にブラックマトリクスを形成するプロセスは、プラズマ増強化学気相堆積PECVDプロセスによって、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素を含む材料を前記第1型のベース板の上に形成し、ブラックマトリクス材料層を形成することと、フォトリソグラフィプロセスによって前記ブラックマトリクス材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウを形成することにより、前記ブラックマトリクスを形成することとを含むか、又は、スパッタリングプロセス又は蒸着プロセスによって単層Cr、Cr及びCrO からなる多層構造、CrO 及びCrN からなる多層構造又はSiとSiO からなる多層構造を含む材料を前記第1型のベース板の上に形成し、ブラックマトリクス材料層を形成することと、フォトリソグラフィプロセスによって前記ブラックマトリクス材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウを形成することにより、ブラックマトリクスを形成することとを含むか、又は、スピンコートプロセス又はスプレーコートプロセスによって黒色樹脂を含む材料を前記第1型のベース板の上に形成し、ブラックマトリクス材料層を形成することと、フォトリソグラフィプロセスによって前記ブラックマトリクス材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウを形成することにより、ブラックマトリクスを形成することとを含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項16】
前記発光層の上に第2型の層を形成するプロセスは、プラズマ支援の分子線エピタキシーPAMBE、減圧化学気相堆積RPCVD、原子層堆積ALD、プラズマ増強原子層堆積PEALD、レーザ分子線エピタキシーLaser MBE、プラズマ増強金属有機化学気相堆積PEMOCVD、電子サイクロトロン共鳴-プラズマ増強金属有機化学気相堆積ECR-PEMOCVD、パルスレーザ堆積PLD又はマグネトロンスパッタリングを含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項17】
前記電極層は、ITOを含み、前記第2型の層の上に電極層を形成するプロセスは、マグネトロンスパッタリングプロセスを含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項18】
前記第2型の層の上に電極層を形成した後、前記電極層の上に前記電極層の上面、前記電極層の側面及び前記第2型の層の側面を被覆する絶縁層を形成することと、前記絶縁層の前記電極層に対応する位置にウィンドウを開設し、第2のウィンドウを形成し、前記ブラックマトリクスの第1型の層に対応する位置にウィンドウを開設し、第3のウィンドウを形成することと、前記第2のウィンドウ内に第1の電極を形成し、かつ前記第3のウィンドウ内に第2の電極を形成し、発光ダイオードアレイマザーボードを形成することとをさらに含む、請求項11に記載の発光ダイオードの製造方法。
【請求項19】
前記第2のウィンドウ内に第1の電極を形成し、かつ前記第3のウィンドウ内に第2の電極を形成した後、第1型の層を薄くするか又は前記第1型のベース板における基板を除去し、前記発光ダイオードアレイマザーボードを切断し、独立した発光ダイオードを形成することをさらに含む、請求項18に記載の発光ダイオードの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の参照】
【0001】
本願は2020年3月3日に中国国家知識産権局に出願され、出願番号はPCT/CN2020/077588の国際特許出願の優先権を主張し、当該出願における全ての内容は引用により本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願の実施例は半導体の技術分野に関し、例えば発光ダイオード及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
表示技術の発展過程においては、常に以下の面での性能の向上、例えばサイズの大きさ、消費エネルギー、応答速度、色域、解像度、輝度及び信頼性等を追求している。関連する表示技術において、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)はサイズの優位性を有し、大規模に普及された。有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)は消費エネルギー、色域及び柔軟性の優位性を有するため、小さいサイズでの表示、例えば携帯電話、タブレットで、大規模に応用されているが、例えばテレビなどの大きいサイズでは、コスト及び信頼性の理由で大規模に普及していない。
【0004】
次世代の表示技術において、応用の見通しがよいものは、2つの発光デバイスを含み、1つはマイクロLED(Micro LED)であり、1つは量子ドット発光ダイオード(Quantum Dot Light Emitting Diodes,QLED)である。そのうち、Micro LEDは輝度、コントラスト、応答速度、色域、寿命、消費エネルギーなどの面で優位性を有する。しかし、エピタキシャル及びチッププロセスの影響を受け、Micro LEDは光学及び電気特性の面での一致性が悪い。量子ドットの狭い帯域幅放射のため、量子ドットを応用するエレクトロルミネセンスデバイス、特に大きいサイズの商用量子ドットのアクティブ表示も有望な表示技術である。そのうち、QLEDは量子ドットのアクティブ表示における最も基本的なユニットは、より良好な色彩品質及び効率を得るために、近年広く研究されており、全体的な性能はここ数年で着実に向上した。
【0005】
しかしながら、関連する量子ドット発光技術において、フォトルミネッセンスであっても、エレクトロルミネセンスであっても、いずれも水蒸気及び酸素が量子ドットの性能及び寿命に与える影響を回避するのは難しい。
【発明の概要】
【0006】
本願の実施例は、発光ダイオードの光学的及び電気的一致性を向上させ、また発光ダイオードが水蒸気及び酸素を遮断する能力を向上させる発光ダイオード及びその製造方法を提供する。
【0007】
第1の面では、本願の実施例は発光ダイオードを提供し、前記発光ダイオードは、
第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層と、
前記第1型の層の上に位置し、量子ドットを含む発光層と、
前記発光層の上に位置し、第2型の窒化ガリウムを含む第2型の層と、
前記第2型の層の上に位置する電極層とを含む。
【0008】
第2の面では、本願の実施例は、発光ダイオードの製造方法を提供し、前記発光ダイオードの製造方法は、
基板、及び第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層、を含む第1型のベース板を提供することと、
前記第1型のベース板の第1型の層の上に量子ドットを含む発光層を形成することと、
前記発光層の上に第2型の窒化ガリウムを含む第2型の層を形成することと、
前記第2型の層の上に電極層を形成することとを含む。
【0009】
第3の面では、本願の実施例は、発光ダイオードをさらに提供し、前記発光ダイオードは、
第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層と、
前記第1型の層の上に位置し、量子ドットを含む発光層と、
前記発光層の上に位置し、酸化インジウムスズを含む第2型の層と、
前記第2型の層の上に位置する電極層とを含む。
【0010】
第4の面では、本願の実施例は、発光ダイオードの製造方法をさらに提供し、前記発光ダイオードの製造方法は、
基板、及び第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層、を含む第1型のベース板を提供することと、
前記第1型のベース板の第1型の層の上に量子ドットを含む発光層を形成することと、
前記発光層の上に酸化インジウムスズを含む第2型の層を形成することと、
前記第2型の層の上に電極層を形成することとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本願の一実施例に係る発光ダイオードの構成模式図である。
図2】本願の一実施例に係るもう1つの発光ダイオードの構成模式図である。
図3】本願の一実施例に係る他の1つの発光ダイオードの構成模式図である。
図4】本願の一実施例に係る他の1つの発光ダイオードの構成模式図である。
図5】本願の一実施例に係る発光ダイオードの製造方法のフロー模式図である。
図6図5における発光ダイオードの製造方法の各ステップで形成された発光ダイオードの構成模式図である。
図7】本願の一実施例に係るもう1つの発光ダイオードの製造方法のフロー模式図である。
図8図7における発光ダイオードの製造方法の各ステップで形成された発光ダイオードの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願の実施例は、発光ダイオードを提供する。図1は本願の一実施例に係る発光ダイオードの構成模式図である。図1に示すように、当該発光ダイオードは、第1型の層101、発光層、第2型の層104及び電極層105を含む。第1型の層101は第1型の窒化ガリウムを含み、発光層は第1型の層101の上に位置し、発光層は量子ドット1031を含み、第2型の層104は発光層の上に位置し、第2型の層104は第2型の窒化ガリウム又は酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide,ITO)を含み、電極層105は第2型の層104の上に位置する。
【0013】
ここで、第1型の窒化ガリウムの形態は第1型の窒化ガリウム単結晶薄膜又は第1型の窒化ガリウム多結晶薄膜であってもよい。量子ドット1031は硫化亜鉛、セレン化亜鉛、テルル化亜鉛、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、テルル化カドミウム、硫化水銀、セレン化水銀、テルル化水銀又はそれらのコアシェルナノ構造を含む、又は、量子ドット1031はセレン化カドミウム-硫化亜鉛、硫化カドミウム-硫化亜鉛、セレン化カドミウム-セレン化亜鉛、硫化カドミウム-セレン化亜鉛又はグラフェン量子ドット1031などを含む。量子ドット1031の発光特性から分かるように、量子ドット1031の発光色は量子ドット1031の寸法によって決定される。第2型の層104における第2型の窒化ガリウム又はITOは低温堆積のプロセスを用いて形成されてもよく、量子ドット1031で形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。ITOはマグネトロンスパッタリングプロセスを用いて形成されてもよく、同様に量子ドット1031で形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。電極層105は例えば透明導電性酸化物(Transparent conductive oxide)例えばITO、AZO(アルミニウムドープ酸化亜鉛)、BZO(ホウ素ドープ酸化亜鉛)等を含んでもよい。発光ダイオードの光出射率を確保することに有利である。例示的に、電極層105は低温堆積のプロセスを用いて形成されてもよく、量子ドット1031で形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。
【0014】
これから分かるように、本願の実施例は第2型の層104を発光層の上に設置することによって、第2型の層104に発光層を被覆させることができる。このように、一方では、第2型の層104は量子ドット1031に対して良好なシール作用を果たし、水蒸気及び酸素の発光層へのエロージョンを回避することに有利で、量子ドット1031の寿命及び性能を向上させることに有利であり、他方では、第2型の層104における第2型の窒化ガリウム又はITOは低温堆積のプロセスを用いて形成してもよく、量子ドット1031によって形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。ちなみに、発光層の主体は量子ドット1031であり、発光層の発光波長は量子ドット1031のサイズのみによって決定され、発光ダイオードの光学的及び電気的一致性を向上させることに有利である。したがって、本願の実施例は発光ダイオードの光学的及び電気的一致性を向上させるだけでなく、水蒸気及び酸素の発光層へのエロージョン、高温環境の発光層への破壊を回避し、発光ダイオードの性能を向上させた。
【0015】
なお、図1では発光層が単層量子ドット層を含むことを例示的に示しているが、本願を限定するものではない。他の実施例において、図2に示すように、発光層を超格子量子井戸層201及び量子ドット層を含む複合構造にしてもよい。ここで、量子ドット層は超格子量子井戸層201及び第2型の層104との間に位置し、発光層が超格子量子井戸層201を含むようにすることは複数の色の光の混合に有利である。
【0016】
一実施例において、発光層は白色光又は単色光を発光してもよく、単色光は例えば赤色光、緑色光又は青色光であってもよい。
ここで、発光層が単層量子ドット層を含む場合、発光層の発光色は量子ドット層によって決定され、単層量子ドット層は赤色光、緑色光及び青色光のうちの少なくとも1つの種類を発光する。ここで、単層量子ドット層が赤色の量子ドットのみを含む場合、発光層は赤色光を発光し、単層量子ドット層が緑色の量子ドットのみを含む場合、発光層は緑色光を発光し、単層量子ドット層が青色の量子ドットのみを含む場合、発光層は青色光を発光し、単層量子ドット層が混合された赤色の量子ドット、緑色の量子ドット及び青色の量子ドットを含む場合、発光層は白色光を発光する。
【0017】
発光層が超格子量子井戸層201及び量子ドット層の複合構造を含む場合、発光層の発光色は超格子量子井戸層201及び量子ドット層によって共同で決定される。例示的には、超格子量子井戸層201は青色光を発光し、量子ドット層は赤色光及び緑色光のうちの少なくとも1つの種類を発光する。ここで、超格子量子井戸層201は青色光を発光し、量子ドット層が混合された赤色の量子ドット及び緑色の量子ドットを含む場合、発光層は白色光を発光する。
【0018】
一実施例において、第2型の層104の厚さの範囲は20nm~300nmである。このように、一方で、第2型の層104の厚さが薄く、第2型の層104が水蒸気及び酸素を遮断する効果に影響を与えることを回避し、他方で、第2型の層104の厚さが厚く、エピタキシャルが成長する時間を増加させることを回避し、つまり第2型の層104が水蒸気及び酸素を遮断することを確保した上で、生産効率を保証する。
【0019】
一実施例において、量子ドット層の厚さの範囲は2nm~20μmである。
上述の各実施例に基づいて、本願の実施例は他の構造の発光ダイオードをさらに提供する。図3は本願の一実施例に係る他の1つの発光ダイオードの構成模式図である。図3に示すように、本願の1つの実施例において、発光ダイオードはブラックマトリクス1021及び絶縁層106をさらに含む。ブラックマトリクス1021は第1型の層101と第2型の層104との間に位置し、ブラックマトリクス1021は第1のウィンドウを含み、発光層は第1のウィンドウ内に位置し、絶縁層106は電極層105の上面、電極層105の側面及び第2型の層104の側面を被覆する。
【0020】
ここで、ブラックマトリクス1021は遮光及びシールの役割を果たす。ブラックマトリクス1021における第1のウィンドウは発光層を収容するように設置され、当該第1のウィンドウは発光層を充填する予め設定された領域であり、第1のウィンドウは底部の第1型の層101を露出することにより、発光層と第1型の層101とを接触させる。一実施例において、ブラックマトリクス1021の厚さは発光層の厚さよりも大きく、発光層のシールに有利である。絶縁層106は絶縁機能を有する膜層であってもよく、絶縁機能と反射機能を兼ね備える膜層であってもよく、例示的には、絶縁層106は単層反射層又は分布ブラッグ反射層を含む。本願の実施例はこのように設置することにより、発光ダイオードのシール性能を向上させた。
【0021】
図3に示すように、一実施例において、発光ダイオードは第1の電極1071及び第2の電極1072をさらに含む。絶縁層106は第2のウィンドウを含み、ブラックマトリクス1021は第3のウィンドウを含み、第1の電極1071は第2のウィンドウ内に位置し、第2の電極1072は第3のウィンドウ内に位置する。ここで、第1の電極1071は陽極であってもよく、第2の電極1072は陰極であってもよく、第1の電極1071及び第2の電極1072は発光ダイオードに電圧及び電流を提供してもよく、2つの電極の材質及び構造は同じであってもよく、異なっていてもよい。例示的に、第1の電極1071と第2の電極1072は面一に配置され、つまり第1の電極1071と第2の電極1072の表面の高さが一致し、これにより発光ダイオードと駆動回路基板の溶接に有利で、これにより発光ダイオードの溶接難易度を低減させた。
【0022】
図4は本願の一実施例に係る他の1つの発光ダイオードの構成模式図である。図4に示すように、図3と異なることは、図4における発光層は超格子量子井戸層201及び量子ドット層の複合構造を含む。
【0023】
本願の実施例は、発光ダイオードの製造方法をさらに提供する。図5は本願の一実施例に係る発光ダイオードの製造方法のフロー模式図であり、図6図5における発光ダイオードの製造方法の各ステップで形成された発光ダイオードの構成模式図である。図5及び図6に示すように、当該発光ダイオードの製造方法は、ステップS110~ステップS190を含む。
【0024】
ステップS110において、第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層を含むか、又は基板及び第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層を含む、第1型のベース板を提供する。
【0025】
ここで、第1型の層の膜層の厚さが予め設定された値よりも大きい場合、第1型のベース板は第1型の層のみを含み、例示的に、第1型のベース板はHVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy,ハイドライド気相エピタキシー)方法によって製造された第1型の単結晶窒化ガリウム膜層であってもよく、第1型の層の膜層の厚さが予め設定された値以下である場合、第1型のベース板は基板と第1型の層を含み、基板は第1型の層を支持するように設置され、例示的に、第1型のベース板は基板と第1型の窒化ガリウム単結晶薄膜の複合構造を含んでもよく、又は第1型のベース板は基板と第1型の窒化ガリウム多結晶薄膜の複合構造を含んでもよい。基板は例えばガラス、サファイア、シリコン又は炭化ケイ素等を含んでもよく、当該基板は後続のステップで除去され、前記第1型の窒化ガリウム単結晶薄膜又は第1型の窒化ガリウム多結晶薄膜はMOCVD(Metal-organic Chemical Vapor Deposition,金属有機化合物化学気相堆積)によって堆積して形成してもよい。
【0026】
ステップS120において、第1型のベース板の上に間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウ1022を含むブラックマトリクスを形成する。
【0027】
ここで、ブラックマトリクス1021の材料は例えば二酸化ケイ素、窒化ケイ素、単層Cr、Cr及びCrOxからなる多層構造、CrOxNy及びCrNyからなる多層構造、Si及びSiOxからなる多層構造又は黒色樹脂であってもよい。ブラックマトリクス1021は遮光及びシールの役割を果たし、ブラックマトリクス1021における第1のウィンドウ1022は第1型の層101を露出し、第1のウィンドウ1022は発光層を収容するように設置される。例示的に、ブラックマトリクス1021を形成するプロセスは、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition,プラズマ増強化学気相堆積)プロセスによって、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素を含む材料を第1型のベース板の上に形成し、ブラックマトリクス1021材料層を形成してから、フォトリソグラフィプロセスによってブラックマトリクス1021材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウ1022を形成することにより、ブラックマトリクス1021を形成する。又は、ブラックマトリクス1021を形成するプロセスは、スパッタリングプロセス又は蒸着プロセスによって単層Cr、Cr及びCrOxからなる多層構造、CrOxNy及びCrNyからなる多層構造又はSiとSiOxからなる多層構造を含む材料を第1型のベース板に形成し、ブラックマトリクス1021材料層を形成してから、フォトリソグラフィプロセスによってブラックマトリクス1021材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウ1022を形成することにより、ブラックマトリクス1021を形成する。又は、ブラックマトリクス1021を形成するプロセスは、スピンコートプロセス又はスプレーコートプロセスによって黒色樹脂を含む材料を第1型のベース板に形成し、ブラックマトリクス1021材料層を形成し、フォトリソグラフィプロセスによってブラックマトリクス1021材料層をエッチングし、間隔を置いて配置された複数の第1のウィンドウ1022を形成することにより、ブラックマトリクス1021を形成する。
【0028】
ステップS130において、第1型のベース板の第1型の層の上に量子ドットを含む発光層を形成する。
ここで、発光層が形成される位置は第1のウィンドウ1022内であってもよく、このように、発光層の側面がブラックマトリクス1021に包まれ、発光層のシールに有利し、発光ダイオードのシール性能を向上させる。一実施例において、発光層の厚さはブラックマトリクス1021の厚さよりも小さく、発光層のシールに有利である。量子ドット1031の発光特性から分かるように、量子ドット1031の発光色は量子ドット1031の寸法によって決定される。例示的には、図6に示すように、発光層は単層量子ドット層を含み、発光層を形成するプロセスは例えば、赤色の量子ドット、緑色の量子ドット又は青色の量子ドットを提供し、少なくとも一回のスピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスによって単層量子ドット層を第1型の層101の上に形成してもよい。このように形成された発光層は単色光を発光する。又は、発光層を形成するプロセスは例えば、赤色の量子ドット、緑色の量子ドット及び青色の量子ドットを混合してから、少なくとも一回のスピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスによって単層量子ドット層を第1型の層101に形成してもよい。このように形成された発光層は白色光を発光する。
【0029】
ステップS140において、発光層の上に第2型の窒化ガリウム又はITOを含む第2型の層を形成する。
ここで、第2型の層104を形成するプロセスは低温堆積プロセスであってもよく、例示的にPAMBE(Plasma Assisted Molecular Beam Epitaxy,プラズマ支援の分子線エピタキシー)、RPCVD(Reduced Pressure Chemical Vapor Deposition,減圧化学気相堆積)、ALD(Atomic Layer Deposition,原子層堆積)、PEALD(Plasma Enhanced Atomic Layer Deposition,プラズマ増強原子層堆積)、Laser MBE(Molecular Beam Epitaxy Technology,レーザ分子線エピタキシー)、PEMOCVD(Plasma Enhanced Metal-Organic Chemical Vapour Deposition,プラズマ増強金属有機化学気相堆積)、ECR-PEMOCVD(Electron Cyclotron Resonance Plasma Enhanced Metal-Organic Chemical Vapour Deposition,電子サイクロトロン共鳴-プラズマ増強金属有機化学気相堆積)、PLD(Pulsed Laser Deposition,パルスレーザ堆積)又はマグネトロンスパッタリングなどを含む。第2型の層における第2型の窒化ガリウム又はITOは低温堆積のプロセスを用いて形成してもよく、量子ドット1031で形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。
【0030】
ステップS150において、第2型の層の上に電極層を形成する。
ここで、電極層105は例えば透明導電性酸化物(Transparent conductive oxide)例えばITO、AZO、BZO等を含んでもよく、発光ダイオードの光出射率を確保することに有利である。例示的に、電極層105を形成するプロセスは低温堆積プロセスであってもよく、例示的にはマグネトロンスパッタリングプロセス等を含み、かつ高温焼鈍過程を経過する必要がない。このように、電極層105は低温堆積のプロセスを用いてもよく、量子ドット1031で形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。
【0031】
ステップS160において、一部の電極層及び第2型の層を除去する。
ここで、保留された電極層105及び第2型の層104は発光層に対応し、つまり第2型の層104は発光層を被覆する。一部の電極層105を除去するプロセスは例えばウェットエッチングプロセスであってもよく、一部の第2型の層104を除去するプロセスは例えばドライエッチングプロセスであってもよい。
【0032】
ステップS170において、電極層の上に絶縁層を形成し、かつ絶縁層の電極層に対応する位置にウィンドウを開設し、第2のウィンドウを形成し、ブラックマトリクスの第1型の層に対応する位置にウィンドウを開設し、第3のウィンドウを形成する。
ここで、絶縁層106は電極層105の上面、電極層105の側面及び第2型の層104の側面を被覆することにより、発光層に対してシール及び絶縁を行う。絶縁層106は絶縁機能を有する膜層であってもよく、絶縁機能と反射機能を兼ね備える膜層であってもよく、例示的には、絶縁層106は単層反射層又は分布ブラッグ反射層を含む。例示的に、絶縁層106を形成するプロセスはスパッタリングプロセス、蒸着プロセス又はPECVDプロセスである。ウィンドウを開設して第2のウィンドウを形成するプロセスは例えばウェットエッチングプロセス又はドライエッチングプロセスであってもよく、電極層105を露出させ、ウィンドウを開設して第3のウィンドウを形成するプロセスは例えばウェットエッチングプロセス又はドライエッチングプロセスであってもよく、第1型の窒化ガリウムを露出させる。
【0033】
ステップS180において、第2のウィンドウ内に第1の電極を形成し、かつ第3のウィンドウ内に第2の電極を形成し、発光ダイオードアレイマザーボードを形成する。
ここで、第1の電極1071は陽極であってもよく、第2の電極1072は陰極であってもよく、第1の電極1071及び第2の電極1072は発光ダイオードに電圧及び電流を提供してもよく、2つの電極の材質及び構造は同じであってもよく、異なっていてもよい。例示的に、第1の電極1071と第2の電極1072は面一に配置され、つまり第1の電極1071と第2の電極1072の表面の高さが一致し、これにより発光ダイオードと駆動回路基板の溶接に有利で、これにより発光ダイオードの溶接難易度を低減させた。例示的に、第1の電極1071及び第2の電極1072を形成するプロセスは電子ビーム蒸着プロセス又は加熱蒸着プロセスを含む。
【0034】
ステップS190において、第1型の層を薄くするか又は第1型のベース板における基板を除去し、アレイマザーボードを切断し、独立した発光ダイオードを形成する。
ここで、第1型の層の膜層の厚さが予め設定された値よりも大きい場合、第1型の層を薄くし、第1型の層の膜層の厚さが予め設定された値以下である場合、第1型のベース板における基板を除去し、基板を除去するプロセスは、レーザによる基板の剥離、溶解による基板の除去などを含む。例示的に、レーザ剥離プロセスによって、サファイア基板を除去してもよく、酸又はアルカリのエッチングによってシリコン基板を除去してもよく、研磨ポリシングプロセスによって、全てのタイプの基板を除去してもよく。アレイマザーボードを切断するプロセスはレーザ切断プロセス又はICP(Inductively Coupled Plasma Etching,誘導結合プラズマエッチング)プロセスを含み、独立した発光ダイオードを形成する。なお、本願の実施例は第1型の層を薄くするか又は第1型のベース板における基板を除去するステップと、アレイマザーボードを切断するステップとの実行の順序を限定しない。
【0035】
本願の実施例は発光層の上に第2型の層104を形成することによって、第2型の層104に発光層を被覆させることができる。このように、一方で、第2型の層104は量子ドット1031に対して良好なシール作用を果たし、水蒸気及び酸素の発光層へのエロージョンを回避することに有利で、量子ドット1031の寿命及び性能を向上させることに有利であり、他方で、第2型の層104における第2型の窒化ガリウム又はITOは低温堆積のプロセスを用いて形成してもよく、量子ドット1031によって形成された発光層が高温で破壊されないことを保証することに有利である。ちなみに、発光層の主体は量子ドット1031であり、発光層の発光波長は量子ドット1031のサイズのみによって決定され、発光ダイオードの光学的及び電気的一致性を向上させることに有利である。したがって、本願の実施例は発光ダイオードの光学的及び電気的一致性を向上させるだけでなく、水蒸気及び酸素の発光層へのエロージョン、高温環境の発光層への破壊を回避したため、発光ダイオードの性能を向上させた。
【0036】
図7は本願の一実施例に係るもう1つの発光ダイオードの製造方法のフロー模式図であり、図8図7における発光ダイオードの製造方法の各ステップで形成された発光ダイオードの構成模式図である。図7及び図8に示すように、図5と異なることは、本願の実施例における発光層の構造は、超格子量子井戸層201及び量子ドット層の複合構造を含む。当該発光ダイオードの製造方法は、ステップS210~ステップS2A0を含む。
【0037】
ステップS210において、第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層を含むか、又は基板及び第1型の窒化ガリウムを含む第1型の層を含む、第1型のベース板を提供する。
【0038】
ステップS220において、第1型のベース板の第1型の層の上に超格子量子井戸層を形成する。
【0039】
ここで、超格子量子井戸層201は複数の色の光の混合に有利である。例示的に、超格子量子井戸層201を形成するプロセスはMOCVDを含み、そしてフォトリソグラフィプロセス又はドライエッチングプロセスによって、超格子量子井戸層201をブロック状構造にエッチングし、各ブロック構造が1つの発光ダイオードに対応する。
【0040】
ステップS230において、第1型のベース板の上にブロック構造の間に対応してブラックマトリクスを形成する。
ここで、ブロック構造に対応する位置はブラックマトリクス1021の第1のウィンドウ1022である。例示的に、ブラックマトリクス1021の厚さは超格子量子井戸層201の厚さよりも大きく、これにより第1のウィンドウ1022が量子ドット層を収容することに有利である。
【0041】
ステップS240において、超格子量子井戸層の上に量子ドット層を形成する。
ここで、量子ドット層を形成するプロセスはスピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセス等を含み、スピンコートプロセス、印刷プロセス、転写プロセス又は物理気相堆積プロセスの実行回数は少なくとも1回である。このように、ブラックマトリクス1021の第1のウィンドウ1022内に発光層が形成され、当該発光層は超格子量子井戸層201及び量子ドット層を含む。発光層の側面がブラックマトリクス1021に包まれ、発光層のシールに有利し、発光ダイオードのシール性能を向上させる。当該発光層の発光特性から分かるように、発光層の発光色は超格子量子井戸層201及び量子ドット層によって共同で決定される。例示的には、超格子量子井戸層201は青色光を発光し、量子ドット層は赤色光及び緑色光のうちの少なくとも1つの種類を発光する。超格子量子井戸層201は青色光を発光し、量子ドット層は混合された赤色の量子ドット及び緑色の量子ドットを含む場合、発光層は白色光を発光する。
【0042】
ステップS250において、発光層の上に第2型の窒化ガリウム又はITOを含む第2型の層を形成する。
【0043】
ステップS260において、第2型の層の上に電極層を形成する。
【0044】
ステップS270において、一部の電極層及び第2型の層を除去する。
【0045】
ステップS280において、電極層の上に絶縁層を形成し、かつ絶縁層の電極層に対応する位置にウィンドウを開設し、第2のウィンドウを形成し、ブラックマトリクスの第1型の層に対応する位置にウィンドウを開設し、第3のウィンドウを形成する。
【0046】
ステップS290において、第2のウィンドウ内に第1の電極を形成し、かつ第3のウィンドウ内に第2の電極を形成し、発光ダイオードアレイマザーボードを形成する。
【0047】
ステップS2A0において、第1型の層を薄くするか又は第1型のベース板における基板を除去し、アレイマザーボードを切断し、独立した発光ダイオードを形成する。
【0048】
第1型はn型又はp型であり、第2型はp型又はn型であり、第1型がn型である場合、第2型はp型であり、第1型がp型である場合、第2型はn型である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8