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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-14
(45)【発行日】2023-06-22
(54)【発明の名称】ディスプレイを含むエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/60 20200101AFI20230615BHJP
   A24F 40/50 20200101ALI20230615BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/50
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021569229
(86)(22)【出願日】2020-09-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-25
(86)【国際出願番号】 KR2020013181
(87)【国際公開番号】W WO2021066442
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2021-11-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0121742
(32)【優先日】2019-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 正浩
(72)【発明者】
【氏名】ユン,スンウク
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンファン
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンウォン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,デナム
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】特表2001-502542(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0140008(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0110520(US,A1)
【文献】特表2013-513865(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0153219(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/60
A24F 40/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの一側に形成された開口を通じてエアロゾル生成物品を収容するように構成された収容部と、
前記収容部の少なくとも一部を取り囲み、前記エアロゾル生成物品の物性をセンシングするように構成されたセンサと、
前記ハウジングの一面に配置されるディスプレイと、
前記センサによってセンシングされた前記エアロゾル生成物品の物性に基づいて、前記収容部に前記エアロゾル生成物品が収容されるか否かを検知し、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に収容されれば、前記ディスプレイを活性化させるように構成されたプロセッサと、を含
前記ディスプレイは、
カバーガラス;
エアロゾル生成装置のインジケータを出力し、前記カバーガラス上のユーザのタッチを検知するパネル;
前記ユーザのタッチに反応してフィードバック(feedback)信号を生成するように構成されたフィードバック回路を含むメタルシールド;を含み、
前記カバーガラス、前記パネル、及び前記メタルシールドは、前記エアロゾル生成装置のハウジングの内側に向かう方向に沿って順次に配置される、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に収容されるとき、前記ディスプレイが前記エアロゾル生成物品の挿入を示すインジケータ(indicator)を出力するように制御する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記ディスプレイが前記エアロゾル生成装置の外部の温度または湿度を示すインジケータを出力するように制御する、請求項1または請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
記プロセッサは、前記フィードバック信号によって前記エアロゾル生成装置が発光、オーディオ出力、振動、及び前記ディスプレイの所定のインジケータ出力のうち、少なくとも1つの動作を行うように制御し、
前記メタルシールドは、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータを含み、
前記エアロゾル生成装置は、前記触覚的フィードバックによって振動する、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ディスプレイは、前記ユーザのタッチ強度を測定する複数個の圧力センサをさらに含み、
前記複数個の圧力センサは、前記ユーザのタッチ強度を測定してタッチ強度によってユーザのタッチを区分し、
前記プロセッサは、区分された前記ユーザのタッチによって前記エアロゾル生成装置が互いに異なる動作を行うように制御する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
ハウジングの一側に形成された開口を通じてエアロゾル生成物品を収容するように構成された収容部と、
前記収容部に熱を伝達することで、前記エアロゾル生成物品を加熱するように構成されたヒータと、
前記ヒータに電力を供給するように構成されたバッテリと、
前記ハウジングの一面に位置し、エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力するように構成されたディスプレイと、
前記ヒータ、前記バッテリ、及び前記ディスプレイの動作を制御するプロセッサと、を含むが、
前記ディスプレイは、
カバーガラスと、
エアロゾル生成装置のインジケータを出力し、前記カバーガラス上のユーザのタッチを検知するように構成されたパネルと、
前記ユーザのタッチに反応してフィードバック(feedback)信号を生成するように構成されたフィードバック回路を含むメタルシールドと、を含
前記カバーガラス、前記パネル、及び前記メタルシールドは、前記エアロゾル生成装置のハウジングの内側に向かう方向に沿って順次に配置される、エアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記フィードバック信号によって前記エアロゾル生成装置が発光、オーディオ出力、振動、及び前記ディスプレイの所定のインジケータ出力のうち、少なくとも1つを行うように制御する、請求項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記メタルシールドは、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータを含み、
前記エアロゾル生成装置は、前記触覚的フィードバックによって振動する、請求項6又は7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記ディスプレイは、前記ユーザのタッチ強度を測定する複数個の圧力センサを含み、
前記複数個の圧力センサは、前記ユーザのタッチ強度を測定してタッチ強度によってユーザのタッチを区分し、
前記プロセッサは、区分された前記ユーザのタッチによって前記エアロゾル生成装置が互いに異なる動作を行うように制御する、請求項6乃至8のいずれか一項に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力するディスプレイを含むエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、シガレットまたはカートリッジ内のエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成する方法に係わる需要が増加している。これにより、加熱式シガレットまたは加熱式カートリッジに係わる研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ユーザがエアロゾル生成装置を作動するに当たって、エアロゾル生成装置の現在状態に係わる情報を把握することが必要である。エアロゾル生成装置の状態は、例えば、休息モード、加熱モード、掃除モードなどがあり、必要に応じてユーザによっても変更される。
【0004】
従来には、エアロゾル生成装置の状態を直観的に表示する構成が欠如しており、ユーザがエアロゾル生成装置の現在状態を把握するのに難点があった。
【0005】
したがって、エアロゾル生成装置の状態を直観的に表示し、ユーザが容易にエアロゾル生成装置の状態に係わる情報を把握可能にする構成がエアロゾル生成装置に含まれる必要がある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力するディスプレイを含むエアロゾル生成装置を提供することである。
【0007】
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施例からさらに他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ハウジング;前記ハウジングの一側に形成された開口を通じてエアロゾル生成物品を収容する収容部;前記収容部の少なくとも一部を取り囲み、前記エアロゾル生成物品の物性をセンシングするセンサ;前記ハウジングの一面に配置されるディスプレイ、前記センサ及び前記ディスプレイの動作を制御するプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、前記センサによってセンシングされた前記エアロゾル生成物品の物性に基づいて前記収容部に前記エアロゾル生成物品が収容されるか否かを検知し、前記ディスプレイをオフ状態からオン状態に変更させる。
【0009】
前記プロセッサは、前記エアロゾル生成物品が前記収容部に収容されるとき、前記ディスプレイが前記エアロゾル生成物品の挿入を示すインジケータ(indicator)を出力するように制御することができる。
【0010】
前記プロセッサは、前記ディスプレイが前記エアロゾル生成装置の外部の温度または湿度と連動されたインジケータを出力するように制御することができる。
【0011】
前記プロセッサは、前記センサによってセンシングされた前記エアロゾル生成物品の物性に基づいて前記エアロゾル生成物品の諸元を認識し、前記プロセッサは、前記ディスプレイが認識された前記エアロゾル生成物品の諸元を表示するインジケータを出力するように制御することができる。
【0012】
前記ディスプレイは、ユーザ身体の一部が接触するカバーガラス;エアロゾル生成装置のインジケータを出力し、ユーザのタッチを検知するパネル;及び前記ユーザのタッチに反応してフィードバック(feedback)信号を生成するフィードバック回路が配置されたメタルシールド;を含み、前記プロセッサは、前記フィードバック信号によって前記エアロゾル生成装置が発光、オーディオ出力、振動、及び前記ディスプレイの所定のインジケータ出力のうち、少なくとも1つの動作を行うように制御することができる。
【0013】
前記メタルシールドは、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータを含み、前記エアロゾル生成装置は、前記触覚的フィードバックによって振動することができる。
【0014】
前記ディスプレイは、前記ユーザのタッチ強度を測定する複数個の圧力センサが配列された圧力センサ部をさらに含んでもよい。
【0015】
前記圧力センサ部は、ユーザのタッチ強度を測定してタッチ強度によってユーザのタッチを区分し、前記プロセッサは、区分された前記ユーザのタッチによって前記エアロゾル生成装置が互いに異なる動作を行うように制御することができる。
【0016】
実施例に係わるエアロゾル生成装置は、ハウジングの一側に形成された開口を通じてエアロゾル生成物品を収容する収容部;前記収容部に熱を伝達することで、前記エアロゾル生成物品を加熱するヒータ;前記ヒータに電力を伝達するバッテリ;前記ハウジングの一面に位置し、エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力するディスプレイ;及び前記ヒータ、前記バッテリ、及び前記ディスプレイの動作を制御するプロセッサ;を含むが、前記ディスプレイは、ユーザ身体の一部が接触するカバーガラス;エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力してユーザのタッチを検知するパネル;及び前記ユーザのタッチに反応してフィードバック(feedback)信号を生成するフィードバック回路が配置されたメタルシールド;を含んでもよい。
【0017】
前記インジケータのうち、所定のインジケータがタッチされる場合、前記ディスプレイは、前記プロセッサに前記所定のインジケータと連動される作動信号を送信し、前記プロセッサは、前記エアロゾル生成装置が前記作動信号に対応する動作を行うように制御することができる。
【0018】
前記プロセッサは、前記フィードバック信号によって前記エアロゾル生成装置が発光、オーディオ出力、振動、及び前記ディスプレイの所定のインジケータ出力のうち、少なくとも1つの動作を行うように制御することができる。
【0019】
前記メタルシールドは、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータを含み、前記エアロゾル生成装置は、前記触覚的フィードバックによって振動するエアロゾル生成装置。
【0020】
前記ディスプレイは、前記ユーザのタッチ強度を測定する複数個の圧力センサが配列された圧力センサ部をさらに含んでもよい。
【0021】
前記圧力センサ部は、ユーザのタッチ強度を測定してタッチ強度によってユーザのタッチを区分し、前記プロセッサは、区分された前記ユーザのタッチによって前記エアロゾル生成装置が互いに異なる動作を行うように制御することができる。
【0022】
前記ディスプレイは、前記ハウジングの前記一面全体にわたってユーザに露出されうる。
【0023】
前記ハウジングは、第1表面積を有する第1対向側面と第2表面積を有する第2対向側面と、を含み、前記ディスプレイは、前記第1対向側面のうち、少なくとも1つに位置してもよい。
【0024】
前記第1対向側面の前記第1表面積の大きさは、前記第2対向側面の前記第2表面積よりも小さい。
【0025】
実施例に係わるエアロゾル生成装置は、ユーザが前記エアロゾル生成装置を把持するとき、ユーザの把持を検知して前記プロセッサに作動信号を送信するフォースタッチセンサ(force touch sensor)をさらに含んでもよい。
【0026】
前記フォースタッチセンサは、前記ハウジングの対向側面それぞれに配置されうる。
【0027】
エアロゾル生成装置は、ハウジングの一側に形成された開口を通じてエアロゾル生成物品を収容する収容部;前記収容部に熱を伝達することで、前記エアロゾル生成物品を加熱するヒータ;前記ヒータに電力を伝達するバッテリ;前記ハウジングの一面に位置し、エアロゾル生成装置のインジケータ(indicator)を出力するディスプレイ;及び前記ヒータ、前記バッテリ、及び前記ディスプレイの動作を制御するプロセッサ;を含む。
【発明の効果】
【0028】
本実施例に係わるエアロゾル生成装置は、ユーザが容易にエアロゾル生成装置の状態に係わる情報を把握することができるディスプレイを含む。エアロゾル生成装置のディスプレイは、インジケータ(indicator)を出力することができる。ユーザは、ディスプレイが出力するインジケータをタッチすることで、各インジケータと連動されたエアロゾル生成装置の情報を獲得することができる。
【0029】
ユーザは、エアロゾル生成装置の情報をインジケータを通じて直観的に把握し、これに基づいてエアロゾル生成装置の作動モードを容易に変更することができる。
【0030】
また、本実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイは、ユーザのタッチを圧力によって区分することができる。エアロゾル生成装置の作動も、ユーザのタッチ圧力によって区分されたタッチの種類に対応するように区分され、エアロゾル生成装置の使用便宜性が増大しうる。
【0031】
また、実施例は、エアロゾル生成装置のディスプレイは、ユーザのタッチによってフィードバック信号を生成し、プロセッサは、フィードバック信号に対応するフィードバックをユーザに伝達するようにエアロゾル生成装置を制御することができる。フィードバック信号に対応するフィードバックは、ユーザがエアロゾル生成装置をタッチしたとき、各タッチに係わる認識及び識別を可能にする。これにより、ユーザは、エアロゾル生成装置をさらに効率的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置及びエアロゾル生成物品の斜視図である。
図1B図1Aに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置のA-A’断面図である。
図2図1Aに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイの正面図である。
図3】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイのインジケータタッチによるエアロゾル生成装置の作動を概略的に示す図面である。
図4A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイの一例示的積層構造を示す図面である。
図4B】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイのメタルシールドの形状を示す図面である。
図5】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイの他の例示的積層構造を示す図面である。
図6】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイに印加されるタッチ圧力を示す図面である。
図7A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置の一様態及びエアロゾル生成物品の斜視図である。
図7B】一実施例に係わるエアロゾル生成装置の他の様態及びエアロゾル生成物品の斜視図である。
図8A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品挿入前のディスプレイの正面図である。
図8B】一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品挿入後のディスプレイの正面図である。
図9】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータの一例示的出力を示す図面である。
図10】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータの他の例示的出力を示す図面である。
図11A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータのさらに他の例示的出力を示す図面である。
図11B】一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータのさらに他の例示的出力を示す図面である。
図12】一実施例に係わるユーザの把持を認識するエアロゾル生成装置の例示的図面である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
実施例で使用される用語は、本実施例での機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本発明で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とに基づいて定義されねばならない。
【0034】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」または「含む。」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」という用語は、少なくとも1つの機能及び/または動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって具現されうる。
【0035】
本明細書で使用されたように、「少なくともいずれか1つの」のような表現が配列された構成要素の前に位置するとき、配列されたそれぞれの構成ではない、全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくともいずれか1つ」のような表現は、a、b、c、または、aとb、aとc、bとc、または、aとbとcを含むと解釈せねばならない。
【0036】
エレメントまたはレイヤが他のエレメントまたはレイヤに対して「越えて(over)」、「上方に(above)」、「上に(on)」、「連結された(connected to)」または「結合された(coupled to)」と言及された場合、それは、直上に「越えて(over)」、「上方に(above)」、上に(on)」、「連結された(connected to)」または「結合された(coupled to)」を意味するか、中間に他の要素または層が存在してもよい。逆に、「直接わたって(directly over)」、「直上に(directly on)」、「直接連結された(directly connected to)」、または「直接結合された(directly coupled to)」と言及された場合、それは、中間にエレメントまたはレイヤが存在しない。明細書全体において同じ参照番号は、同じエレメントを示す。
【0037】
一方、本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本実施例を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文言で特別に言及しない限り、複数形も含む。
【0038】
明細書全体において、構成要素の「長手方向」は、構成要素が構成要素の一方向軸に沿って延びる方向でもあり、この際、構成要素の一方向軸は、一方向軸を横切る他の方向軸よりも構成要素がさらに長く延びる方向を意味することができる。
【0039】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態にも具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0040】
図1Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100及びエアロゾル生成物品200の斜視図である。
【0041】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、ハウジング101の一側に形成された開口111を通じてエアロゾル生成物品200を収容する収容部110、収容部110に熱を伝達することで、エアロゾル生成物品200を加熱するヒータ120、ハウジング101の一面に位置し、エアロゾル生成装置100(図2参照)のインジケータ1400(indicator)を出力するディスプレイ140を含む。
【0042】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のハウジング101は、エアロゾル生成装置100の外面を形成し、ハウジング101の一側には、エアロゾル生成物品200が収容部110に挿入されるための開口111が形成されうる。エアロゾル生成物品200は、開口111を通じて収容部110に挿入されうる。収容部110の内部には、空洞が形成されることで、エアロゾル生成物品200を収容することができる。
【0043】
収容部110は、エアロゾル生成物品200を収容するようにエアロゾル生成物品200と対応する形状及び大きさを有することができる。例えば、エアロゾル生成物品200が円柱状を有するとき、収容部110もエアロゾル生成物品200を収容するように円柱状の空洞を有することができる。但し、エアロゾル生成物品200及び収容部110の形状は、それに制限されず、必要によって変更されうる。
【0044】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100には、エアロゾル生成物品200を加熱するヒータ120を含んでもよい。ヒータ120は、収容部110近傍に配置されうる。ヒータ120の熱は、収容部110に伝達されてエアロゾル生成物品200を加熱することができる。エアロゾル生成物品200は、ヒータ120を通じて加熱されてエアロゾルが生成され、生成されたエアロゾルは、以後ユーザによって吸入されうる。
【0045】
エアロゾル生成装置100のヒータ120は、例えば、電気抵抗性ヒータ120でもある。ヒータ120には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ120が加熱されうる。しかし、ヒータ120は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱可能なものであれば、制限なしに該当しうる。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置100に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されてもよい。
【0046】
他の例において、ヒータ120は、誘導加熱式でもある。具体的に、ヒータ120には、エアロゾル生成物品200を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、エアロゾル生成物品200は、誘導加熱式ヒータ120によって加熱されるサセプタを含んでもよい。
【0047】
ヒータ120は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素、または棒状加熱要素の加熱要素のうち、少なくとも1つを含み、加熱要素の形状によってエアロゾル生成物品200の内部または外部を加熱することができる。
【0048】
図1Bは、図1Aに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のA-A’方向断面図である。図1Bは、エアロゾル生成装置100の内部構成要素を詳細に説明するための図面である。
【0049】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、ヒータ120に電力を伝達するバッテリ130を含んでもよい。バッテリ130は、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力をエアロゾル生成装置100の構成要素に供給することができる。例えば、バッテリ130は、ヒータ120が加熱されるように電力を供給することができる。また、バッテリ130は、エアロゾル生成装置100内に設けられるディスプレイ140、センサなどの動作に必要な電力を供給することができる。
【0050】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、ハウジング101の一面に位置し、エアロゾル生成装置100のインジケータ1400(indicator)を出力するディスプレイ140とヒータ120、バッテリ130、ディスプレイ140の動作を制御するプロセッサ150を含んでもよい。
【0051】
プロセッサ150は、エアロゾル生成装置100の動作を全般的に制御することができる。例えば、プロセッサ150は、ヒータ120、バッテリ130及びディスプレイ140と電気的に連結されて動作を制御し、開示されていないエアロゾル生成装置100の他の構成の動作も制御することができる。また、プロセッサ150は、エアロゾル生成装置100の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
【0052】
プロセッサ150は、多数の論理ゲートのアレイとしても具現される。プロセッサ150は、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、プロセッサ150が、それに制限されず、他の形態のハードウェアによっても具現されるといことを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、自明に理解できるであろう。
【0053】
本明細書において図1A及び図1Bに図示された構成と同じ参照符号を有する構成は、図1A及び図1Bで説明した内容が同一に適用されうる。
【0054】
図2は、図1Aに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140の正面図である。図2は、エアロゾル生成装置100のディスプレイ140及びディスプレイ140が出力するインジケータ1400を詳細に説明するための図面である。
【0055】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、エアロゾル生成装置100のハウジング101の一面に位置してユーザに露出されうる。ディスプレイ140は、ハウジング101と共に、エアロゾル生成装置100の外面を形成することができる。
【0056】
この際、ディスプレイ140が出力するインジケータ1400は、システムまたは、プログラムでデータ入力や動作を制御するために使用する命令語または技法を意味する。
【0057】
エアロゾル生成装置100のインジケータ1400は、エアロゾル生成装置100の情報及び所定の作動と連動されうる。ユーザは、ディスプレイ140のインジケータ1400をタッチすることで、エアロゾル生成装置100を制御するか、作動させ、エアロゾル生成装置100に係わる情報を獲得することができる。
【0058】
エアロゾル生成装置100のインジケータ1400は、多様な形状を有し、それを通じてユーザをして直観的に情報を獲得させうる。
【0059】
一例示として、インジケータ1400は、エアロゾル生成装置100の外部の温度及び湿度を示すインジケータ1400a、1400bを含んでもよい。この際、外部の温度を示すインジケータ1400aは、温度計形状を表示し、湿度を示すインジケータ1400bは、水玉形状を表示することができる。インジケータ1400の形状、大きさ、配列などは、図面及び上述した開示に制限されず、必要によって変更されうる。インジケータ1400は、エアロゾル生成装置100に係わる情報(例えば、周囲温度及び/または湿度)を直接示すことができる。また、インジケータ1400は、選択可能なアイコンでもあり、ユーザがアイコンをタッチした場合、アイコンに相応する情報が獲得され、表示されうる。
【0060】
図3は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140のインジケータ1400のタッチによるエアロゾル生成装置100の作動を概略的に示す図面である。
【0061】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140においてインジケータ1400のうち、所定のインジケータ1400a、1400cがタッチされる場合、ディスプレイ140は、プロセッサ150に所定のインジケータ1400a、1400cと対応する作動信号を送信し、プロセッサ150は、前記エアロゾル生成装置100が作動信号に対応する動作を行うように制御することができる。
【0062】
すなわち、ユーザは、ディスプレイ140を通じて出力されるインジケータ1400のうち、所定のインジケータ1400a、1400cをタッチすることで、エアロゾル生成装置100が所定動作を行うように制御することができる。
【0063】
例示として、ディスプレイ140に出力される一インジケータ1400cは、ヒータ120を加熱させる動作を遂行する作動信号と連動されうる。ユーザがディスプレイ140に出力された一インジケータ1400cをタッチする場合、ヒータ120を加熱させる動作を遂行する作動信号がプロセッサ150に送信され、プロセッサ150は、作動信号を受信し、エアロゾル生成装置100の各構成要素を制御することができる。これにより、一インジケータ1400cの作動信号に対応する動作であるヒータ120加熱が遂行されうる。
【0064】
他の例示として、ディスプレイ140に出力される他のインジケータ1400aは、エアロゾル生成装置100の周辺の温度を測定してディスプレイ140に表示させる作動信号と連動されうる。ユーザが出力された他のインジケータ1400aをタッチする場合、温度を測定してディスプレイ140に出力させる作動信号がプロセッサ150に送信され、プロセッサ150は、作動信号を受信してエアロゾル生成装置100の各構成要素を制御することができる。これにより、他のインジケータ1400aの作動信号に対応する動作である周辺温度を測定してディスプレイ140に出力させる動作が遂行されうる。
【0065】
図4Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140の一例示的積層構造を示す図面である。図4Aを参照して、ディスプレイ140の一例示的積層構造がさらに詳細に分かる。
【0066】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、カバーガラス141、パネル142、メタルシールド143を含む。カバーガラス141は、ハウジング101と共に、エアロゾル生成装置100の外観を形成することができる。カバーガラス141は、ユーザ身体の一部が接触し、パネル142及びメタルシールド143を外部の衝撃から保護することができる。
【0067】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140のパネル142は、カバーガラス141の内側(inner side)に位置してもよい。
【0068】
パネル142は、例えば、液晶ディスプレイ(LDC)パネル、発光ダイオード(LED)ディスプレイパネル、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイパネル、またはマイクロ電子機械システム(MEMS)ディスプレイパネル、または電子紙ディスプレイパネルを含んでもよい。
【0069】
パネル142は、タッチセンサまたはタッチパネルを含み、タッチセンサまたはタッチパネルは、ディスプレイパネルと共に一体に形成されうる。パネル142がタッチセンサまたはタッチパネルを含むことにより、パネル142は、ユーザのタッチを検知することができる。
【0070】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140のメタルシールド143は、パネル142の内側(inner side)に位置してもよい。この際、カバーガラス141、パネル142、及びメタルシールド143は、順次に配置されて積層されうる。
【0071】
メタルシールド143には、ユーザのタッチに反応してフィードバック信号を生成するフィードバック回路が配置されうる。
【0072】
例えば、ユーザがディスプレイ140のカバーガラス141をタッチすれば、パネル142は、ユーザのタッチを認識し、ユーザのタッチが認識されることにより、メタルシールド143は、フィードバック信号を生成することができる。
【0073】
プロセッサは150は、ディスプレイ140のメタルシールド143で生成するフィードバック信号によってエアロゾル生成装置100が発光、オーディオ出力、振動、及び前記ディスプレイ140の所定インジケータ1400の出力のうち、少なくとも1つの動作を行うように制御することができる。
【0074】
例示として、ディスプレイ140に所定インジケータ1400が出力される動作が遂行されるように制御されるとき、ユーザが一インジケータ1400をタッチする場合、ディスプレイ140は、ユーザのタッチに対するフィードバックとして他のインジケータ1400を出力することができる。この際、ディスプレイ140が出力する他のインジケータ1400は、ユーザがタッチ如何を確認することができるインジケータでもあり、形状、大きさ、配列などは、デザイン的要素として必要によって変更されうる。
【0075】
図4Bは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140のメタルシールド143の形状を示す図面である。
【0076】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140のメタルシールド143は、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータ1431を含み、エアロゾル生成装置100は、触覚的フィードバックによって振動することができる。
【0077】
メタルシールド143は、触覚的フィードバックを生成するタップティック(taptic)モータ1431を含んでもよい。この際、タップティックモータ1431は複数個でもあり、互いに離隔して配置されうる。タップティックモータ1431によって生成された触覚的フィードバックによってエアロゾル生成装置100が振動することができる。
【0078】
図5は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140の他の例示的積層構造を示す図面である。図5を参照して、ディスプレイ140の他の例示的積層構造をさらに詳細に説明する。
【0079】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ユーザのタッチ強度を測定する複数個の圧力センサ1441が配列された圧力センサ部144をさらに含んでもよい。
【0080】
この際、圧力センサ部144は、パネル142とメタルシールド143との間に配置されうる。圧力センサ部144は、ユーザのタッチ強度(すなわち、圧力)を測定してタッチ強度によってユーザのタッチを区分し、プロセッサ150は、区分されたユーザのタッチによってエアロゾル生成装置100が互いに異なる動作を行うように制御することができる。
【0081】
図5に図示されたように、圧力センサ部144は、複数個の圧力センサ1441を含んでもよいが、複数個の圧力センサ1441は、互いに離隔されて圧力センサ部144内で並んで配置されうる。
【0082】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140に印加されるタッチ圧力を示す図面である図6を参照して、ユーザのタッチ強度によってユーザのタッチを区分する圧力センサ部144について詳細に説明する。
【0083】
図6は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置のディスプレイに印加されるタッチ圧力を示す図面である。図6の時間Tに図示された一例示として、ユーザは、所定のインジケータ1400を既設定の圧力以下にタッチすることができる。この際、圧力センサ部144は、ユーザのタッチ圧力が既設定の圧力以下であることを測定してユーザのタッチを第1タッチに区分し、以後所定のインジケータ1400の第1タッチに対応する作動信号がプロセッサ150に送信されうる。
【0084】
所定のインジケータの第1タッチに連動される作動信号を送信されたプロセッサ150は、上述した第1タッチに連動される作動信号に対応する動作を行うように制御されうる。この際、タッチを区分するための既設定の圧力は、タッチを区分するために設定された任意の圧力でもある。
【0085】
図6の時間Tに図示された他の例示として、ユーザは、所定のインジケータ1400を既設定の圧力以上にタッチすることができる。この際、圧力センサ部144は、ユーザのタッチ圧力が既設定の圧力以上であることを測定し、ユーザのタッチを第2タッチに区分し、以後所定のインジケータ1400の第2タッチに連動される作動信号がプロセッサ150に送信されうる。
【0086】
所定のインジケータ1400の第2タッチに連動される作動信号を送信されたプロセッサ150は、上述した第2タッチに連動される作動信号に対応する動作を行うように制御されうる。
【0087】
所定のインジケータ1400の第1タッチに連動される作動信号と第2タッチに連動される作動信号は、互いに異なっており、互いに異なる作動信号に対応するエアロゾル生成装置100の動作は、互いに異なって行われる。
【0088】
図7Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の一様態及びエアロゾル生成物品200の斜視図である。
【0089】
図7Aに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の一様態を見れば、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ハウジング101の一面全体にわたってユーザに露出されうる。すなわち、エアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ハウジング101の一面全体を覆うディスプレイ140でもある。
【0090】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のハウジング101は、第1表面積を有する第1対向側面と第2表面積を有する第2対向側面を含み、ディスプレイ140は、第1対向側面のうち、少なくとも1つに位置してもよい。
【0091】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の側面は、開口111が形成された上部面と交差する面でもあり、第1対向側面は、ハウジング101の側面のうち、互いに対向する面の1つの対を意味し、第2対向側面は、ハウジング101の側面のうち、互いに対向する面の他の対を意味する。
【0092】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、第1対向側面のうち、少なくとも1つに位置するが、この際、第1対向側面の第1表面積の大きさは、第2対向側面の第2表面積よりも小さい。すなわち、図7Aに図示されたようにエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ハウジング101の側面のうち、さらに小さい表面積を有する第1対向側面のうち、少なくとも1つの全体を覆う全面ディスプレイ140でもある。
【0093】
図7Bは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の他の様態及びエアロゾル生成物品200の斜視図である。
【0094】
図7Bに図示された一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の他の様態を見れば、ディスプレイ140は、第2対向側面のうち、少なくとも1つに位置してもよい。この際、第2対向側面の第2表面積の大きさは、第1対向側面の第1表面積より大きくもなる。すなわち、図7Bに図示されたようにエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ハウジング101の側面のうち、さらに大きい表面積を有する第2対向側面のうち、少なくとも1つの全体を覆う全面ディスプレイ140でもある。
【0095】
図8Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置にエアロゾル生成物品挿入前のディスプレイの正面図であり、図8Bは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100にエアロゾル生成物品200が挿入された後、ディスプレイの正面図である。
【0096】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、前記エアロゾル生成物品200の物性をセンシングするセンサ(図示せず)を含んでもよい。センサは、例えば、インダクタンスセンサでもあり、インダクタンスセンサは、エアロゾル生成物品200がエアロゾル生成装置100に挿入されるとき、収容部110内のインダクタンス変化量を検知することができる。
【0097】
プロセッサ150は、センサによって測定されたエアロゾル生成物品200の物性に基づいて収容部110にエアロゾル生成物品200が収容されるか否かを検知することができる。プロセッサ150は、エアロゾル生成物品200が収容部110に収容されれば、ディスプレイ140をオフ(off)状態からオン(on)状態(すなわち、ターンオンまたはディスプレイ140を活性化)に変更させうる。
【0098】
図8Aに図示されたように、エアロゾル生成物品200が一実施例に係わるエアロゾル生成装置100に収容される前、エアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、オフ(off)状態でもある(すなわち、ターンオフまたはスリープモード)。
【0099】
以後、図8Bに図示されたように、エアロゾル生成物品200が一実施例に係わるエアロゾル生成装置100に収容されれば、エアロゾル生成装置100のプロセッサ150は、エアロゾル生成物品200の収容を検知してディスプレイ140をオフ(off)状態からオン(on)状態に変更することができる。
【0100】
ディスプレイ140のオフ(off)状態は、ディスプレイ140に電力が供給されないか、微細に供給されてインジケータ1400を出力しないことを意味し、オン(on)状態は、ディスプレイ140に電力が供給されてインジケータ1400を出力することを意味する。ユーザは、ディスプレイ140が、オン(on)状態に変更された後、ディスプレイ140に出力されたインジケータ1400をタッチすることで、エアロゾル生成装置100を制御することができる。
【0101】
図9は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータの一例示的出力を示す図面である。
【0102】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のプロセッサ150は、エアロゾル生成物品200が収容されるとき、ディスプレイ140がエアロゾル生成物品200の挿入を表示するインジケータ1400を出力するように制御することができる。この際、インジケータ1400は、ユーザがエアロゾル生成物品200の挿入を認識することができる任意の表示でもあり、図面に図示されたところに制限されるものではない。
【0103】
例えば、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100にエアロゾル生成物品200が挿入されれば、プロセッサ150は、ディスプレイ140をオフ(off)状態からオン(on)状態に変更させうる。
【0104】
以後、図9に図示されたように、エアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、エアロゾル生成物品200の挿入を表示するインジケータ1400を出力することで、ユーザに挿入情報を知らせることができる。
【0105】
図10は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のインジケータ1400の他の例示的出力を示す図面である。
【0106】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、エアロゾル生成装置100の外部の温度または湿度と連動されたインジケータ1400を出力することができる。図10に図示されたように、エアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、エアロゾル生成装置100の外部の温度または湿度を測定した後、これと連動されたインジケータ1400を通じて温度または湿度に係わる情報をユーザに知らせることができる。
【0107】
また、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、外部の温度または湿度を測定した後、これを最適のエアロゾル生成のための参照因子として使用することができる。例えば、エアロゾル生成装置100の外部の温度が低いとき、エアロゾル生成装置100は、ヒータの温度を一般的加熱温度以上に上昇させる必要がある。エアロゾル生成装置100は、外部の温度を測定し、それを参照因子として使用してヒータ120の温度を一般的加熱温度以上に上昇させうる。これにより、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、最適の条件としてエアロゾルを生成することができる。
【0108】
図11Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータのさらに他の例示的出力を示す図面であり、図11Bは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置のインジケータのさらに他の例示的出力を示す図面である。
【0109】
実施例に係わるエアロゾル生成装置100のプロセッサ150は、センサによってセンシングされたエアロゾル生成物品200の物性に基づいてエアロゾル生成物品200の諸元を認識し、プロセッサ150は、ディスプレイ140が認識されたエアロゾル生成物品200の諸元を表示するインジケータ1400を出力するように制御することができる。
【0110】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物品200の物性をセンシングするセンサ(図示せず)を含んでもよい。センサは、例えば、エアロゾル生成装置100に挿入されたエアロゾル生成物品200に隣接して配置されうる。
【0111】
センサは、例えば、インダクタンスセンサ、圧力センサ、硬度測定センサ(プッシュプルゲージ、pushpullgage)、抵抗測定センサ、イメージセンサ、静電容量測定センサのうち、いずれか1つでもあり、エアロゾル生成物品200の対応する物性をそれぞれセンシングすることができる。
【0112】
エアロゾル生成物品200の各諸元による物性は、エアロゾル生成装置100のプロセッサ150のメモリ部(図示せず)に予め保存されうる。センサを通じて測定されたエアロゾル生成物品200の物性は、メモリ部に保存された物性と比較対応し、これにより、プロセッサ150は、センサによって測定されたエアロゾル生成物品200の物性に基づいてエアロゾル生成物品200の諸元を認識して区分することができる。
【0113】
プロセッサ150は、ディスプレイ140が認識されたエアロゾル生成物品200の諸元を表示するインジケータ1400を出力するように制御することができる。
【0114】
エアロゾル生成物品200の諸元を認識し、認識されたエアロゾル生成物品200の諸元を表示するディスプレイ140の例示として図11Aを参照すれば、互いに異なるエアロゾル生成物品200a、200bのうち、第1エアロゾル生成物品200aが一実施例に係わるエアロゾル生成装置100に挿入されうる。以後、エアロゾル生成装置100は、第1エアロゾル生成物品200aの諸元を認識し、第1エアロゾル生成物品200aの諸元を表示するインジケータ1400を出力することができる。
【0115】
また、図11Bを参照すれば、互いに異なるエアロゾル生成物品200a、200bのうち、第2エアロゾル生成物品200bが一実施例に係わるエアロゾル生成装置100に挿入されうる。以後、エアロゾル生成装置100は、第2エアロゾル生成物品200bの諸元を認識し、第2エアロゾル生成物品200bの諸元を表示するインジケータ1400を出力することができる。
【0116】
第1エアロゾル生成物品200aを表示するインジケータ1400と第2エアロゾル生成物品200bを表示するインジケータ1400は、互いに異なっており、各インジケータ1400は、ユーザがエアロゾル生成物品200(200a、200b)の諸元を区分するようにエアロゾル生成物品200(200a、200b)に対応する特徴を含んでもよい。
【0117】
図12は、ユーザの把持による他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の例示的図面である。
【0118】
他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、ユーザがエアロゾル生成装置100を把持するとき、ユーザの把持を検知してプロセッサ150に作動信号を送信するフォースタッチセンサ160(force touch sensor)をさらに含んでもよい。この際、フォースタッチセンサ160は、エアロゾル生成装置100のハウジング101の対向側面それぞれに配置されうる。
【0119】
フォースタッチセンサ160(force touch sensor)は、圧力の位置及び大きさに係わる情報を獲得することができるセンサを意味し、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100のフォースタッチセンサ160は、ユーザがエアロゾル生成装置100を把持するとき、それを検知することができる。
【0120】
他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100のフォースタッチセンサ160は、ユーザの把持を検知することで、プロセッサ150に作動信号を送信することができる。プロセッサ150は、作動信号を送信されて作動信号に対応する動作を遂行することができる。
【0121】
例えば、ユーザの把持が検知されるとき、フォースタッチセンサ160は、プロセッサ150にディスプレイ140をオフ(off)状態からオン(on)状態に変更させる作動信号を送信することができる。以後、プロセッサ150は、作動信号を送信されてディスプレイ140をオフ(off)状態からオン(on)状態に変更させうる。
【0122】
他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成装置100のハウジング101の対向側面にそれぞれ配置されうる。すなわち、フォースタッチセンサ160は、対にも形成される。フォースタッチセンサ160は、対向側面にそれぞれ配置されるが、エアロゾル生成装置100の側面は、エアロゾル生成物品200が挿入される面に交差する面でもあり、対向側面は、側面のうち、互いに対向する面の1つの対を意味することができる。フォースタッチセンサ160が対向側面にそれぞれ配置されることにより、ユーザの把持を正確に認識し、エラー発生率を減少させうる。
【0123】
実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、インジケータ1400を出力するディスプレイ140を含む。ユーザは、エアロゾル生成装置100の情報をインジケータ1400を通じて直観的に把握するだけではなく、それに基づいて、エアロゾル生成装置100の作動を容易に変更することができる。
【0124】
また、本実施例に係わるエアロゾル生成装置100のディスプレイ140は、ユーザのタッチを圧力によって区分することができる。エアロゾル生成装置100の作動もユーザタッチの圧力によって区分されたタッチの種類に対応するように区分され、エアロゾル生成装置100の使用便宜性が増加することができる。
【0125】
本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態として具現可能であるということが理解できるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11A
図11B
図12