(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-15
(45)【発行日】2023-06-23
(54)【発明の名称】表示方法
(51)【国際特許分類】
H05B 47/10 20200101AFI20230616BHJP
【FI】
H05B47/10
(21)【出願番号】P 2020030209
(22)【出願日】2020-02-26
【審査請求日】2022-11-21
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】中村 重雄
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 朝
(72)【発明者】
【氏名】橋本 智美
(72)【発明者】
【氏名】日高 佑図
(72)【発明者】
【氏名】菅原 洋
【審査官】安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-200908(JP,A)
【文献】特開2019-036400(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの操作を受け付ける操作受付部及び表示部を有する情報端末によって実行される表示方法であって、
設置済みの複数の照明器具のそれぞれの識別情報を取得する取得ステップと、
取得された複数の前記識別情報を選択するための複数のアイコン、及び、前記複数の照明器具の設置位置を示すマップ画像を前記表示部に表示する第一表示ステップと、
前記複数のアイコンの選択操作、及び、前記マップ画像内の照明器具の設置位置の選択操作を前記操作受付部が受け付ける受付ステップと、
受け付けられた選択操作に基づいて、選択された前記アイコンが示す前記識別情報を、選択された設置位置と対応付けて記憶する記憶ステップと、
前記複数のアイコンのうち、設置位置との対応付けが完了したアイコンの表示を解除する第一表示解除ステップと、
前記複数のアイコンの選択操作の後、前記設置位置の選択操作の前に、選択された前記アイコンの設置位置への対応付けを保留するための保留動作を検出する検出ステップと、
検出された保留動作に基づいて、前記複数のアイコンのうち、設置位置への対応付けが保留されたアイコンの表示を解除する第二表示解除ステップとを含む
表示方法。
【請求項2】
前記表示方法は、さらに、オブジェクトを前記表示部に表示する第二表示ステップを含み、
前記検出ステップにおいて、前記操作受付部は、前記オブジェクトへの操作を前記保留動作として検出する
請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記オブジェクトは、前記複数のアイコンの1つが長押し操作されることで表示される
請求項2に記載の表示方法。
【請求項4】
前記オブジェクトは、前記表示部に表示されたボタンが操作されることで表示される
請求項2に記載の表示方法。
【請求項5】
前記オブジェクトへの操作には、選択された前記アイコンを複数のグループに分けて保留するための分別操作が含まれる
請求項2~4のいずれか1項に記載の表示方法。
【請求項6】
前記分別操作は、前記オブジェクトに含まれる、選択された前記アイコンをどのグループに分別するかを切り替えるための切替アイコンへの操作である
請求項5に記載の表示方法。
【請求項7】
選択された前記アイコンの分別先のグループは、前記切替アイコンがタップ操作された回数に応じて切り替わる
請求項6に記載の表示方法。
【請求項8】
前記分別操作は、前記オブジェクトに含まれる、前記複数のグループに対応する複数のグループアイコンへの操作である
請求項5に記載の表示方法。
【請求項9】
選択された前記アイコンの分別先のグループは、前記複数のグループアイコンのうちタップ操作されたグループアイコンが示すグループに切り替わる
請求項8に記載の表示方法。
【請求項10】
前記オブジェクトは、前記複数のグループに対応して複数表示される
請求項5に記載の表示方法。
【請求項11】
前記分別操作は、複数の前記オブジェクトのうち1つのオブジェクトへのドラッグアンドドロップ操作である
請求項10に記載の表示方法。
【請求項12】
前記分別操作は、複数の前記オブジェクトのうち1つのオブジェクトへ向けてのスワイプ操作またはフリック操作である
請求項10に記載の表示方法。
【請求項13】
前記オブジェクトの表示は、前記オブジェクトが表示されてから一定期間が経過すると解除される
請求項2~12のいずれか1項に記載の表示方法。
【請求項14】
前記オブジェクトの表示は、前記表示部に表示されたボタンが操作されることで解除される
請求項2~12のいずれか1項に記載の表示方法。
【請求項15】
前記情報端末は、加速度センサを有し、
前記検出ステップにおいて、前記加速度センサは、前記情報端末を傾ける動作を前記保留動作として検出する
請求項1に記載の表示方法。
【請求項16】
前記情報端末は、加速度センサを有し、
前記検出ステップにおいて、前記加速度センサは、前記情報端末を動かす動作を前記保留動作として検出する
請求項1に記載の表示方法。
【請求項17】
前記情報端末は、カメラを有し、
前記検出ステップにおいては、前記ユーザが顔の向きを変更する動作が、前記カメラによって撮影された画像を用いて前記保留動作として検出される
請求項1に記載の表示方法。
【請求項18】
前記情報端末は、マイクロフォンを有し、
前記検出ステップにおいては、前記ユーザが所定の音声を発する動作が、前記マイクロフォンによって出力される音声信号を用いて前記保留動作として検出される
請求項1に記載の表示方法。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか1項に記載の表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明システムの初期設定等に用いられる表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
照明器具の識別情報とレイアウト情報との関連付けを行う技術が提案されている。特許文献1には、このような関連付けを、タブレットPCまたはスマートフォンなどの操作装置を用いて行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、照明器具の識別情報と設置位置との対応付け作業の効率化を支援することができる表示方法等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る表示方法は、ユーザの操作を受け付ける操作受付部及び表示部を有する情報端末によって実行される表示方法であって、設置済みの複数の照明器具のそれぞれの識別情報を取得する取得ステップと、取得された複数の前記識別情報を選択するための複数のアイコン、及び、前記複数の照明器具の設置位置を示すマップ画像を前記表示部に表示する第一表示ステップと、前記複数のアイコンの選択操作、及び、前記マップ画像内の照明器具の設置位置の選択操作を前記操作受付部が受け付ける受付ステップと、受け付けられた選択操作に基づいて、選択された前記アイコンが示す前記識別情報を、選択された設置位置と対応付けて記憶する記憶ステップと、前記複数のアイコンのうち、設置位置との対応付けが完了したアイコンの表示を解除する第一表示解除ステップと、前記複数のアイコンの選択操作の後、前記設置位置の選択操作の前に、選択された前記アイコンの設置位置への対応付けを保留するための保留動作を検出する検出ステップと、検出された保留動作に基づいて、前記複数のアイコンのうち、設置位置への対応付けが保留されたアイコンの表示を解除する第二表示解除ステップとを含む。
【0006】
本発明の一態様に係るプログラムは、前記表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の表示方法等は、照明器具の識別情報と設置位置との対応付け作業の効率化を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施の形態に係る照明システムの初期設定動作のシーケンス図である。
【
図3】
図3は、初期設定画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、保留操作用のウィンドウが重畳表示された初期設定画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、保留処理の例1のフローチャートである。
【
図7】
図7は、ボックス選択ボタンの表示名に方角の名称が採用されたウィンドウを示す図である。
【
図8】
図8は、切替ボタンを含むウィンドウを示す図である。
【
図9】
図9は、保留処理の例2のフローチャートである。
【
図10】
図10は、複数のウィンドウが重畳表示された初期設定画面の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、加速度が生じた向きと、ボックスとの対応関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0010】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0011】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る照明システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、照明システム100は、複数の照明器具10と、照明コントローラ20と、情報端末30とを備える。なお、照明システム100は、複数の照明コントローラ20を備えてもよい。
【0012】
まず、照明器具10について説明する。照明器具10は、室内空間の天井に設置されて当該室内空間を照明するベースライトなどであり、照明コントローラ20によって発光制御される。照明器具10と照明コントローラ20との間の通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。なお、照明器具10の態様は、特に限定されるものではなく、シーリングライト、ダウンライト、または、スポットライト等であってもよい。
【0013】
次に、照明コントローラ20について説明する。照明コントローラ20は、情報端末30に対して行われたユーザの操作に基づいて、複数の照明器具10の少なくとも一部に制御指令を送信することにより、複数の照明器具10の少なくとも一部の発光制御を行う。照明コントローラ20は、具体的には、情報端末30から受信した制御指示信号に基づいて複数の照明器具10の少なくとも一部の発光制御を行う。ここでの発光制御には、点灯制御、消灯制御、調光制御、及び、調色制御などが含まれる。照明コントローラ20及び照明器具10の間の通信は、例えば、無線通信(より具体的には、電波通信)である。
【0014】
次に、情報端末30の構成について説明する。情報端末30は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じて照明コントローラ20に制御指令を送信する。情報端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、またはPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末である。また、情報端末30は、照明システム100において用いられる専用のリモートコントローラであってもよい。情報端末30は、操作受付部31と、表示部32と、無線通信部33と、制御部34と、記憶部35と、加速度センサ36と、カメラ37と、マイクロフォン38とを備える。
【0015】
操作受付部31は、ユーザの操作を受け付ける。操作受付部31は、具体的には、タッチパネルなどによって実現される。
【0016】
表示部32は、制御部34の制御に基づいて画像を表示する表示装置である。表示部32は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルによって実現される。
【0017】
無線通信部33は、情報端末30が照明コントローラ20と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。無線通信部33は、例えば、照明コントローラ20に制御指示信号を送信する。
【0018】
制御部34は、操作受付部31によって受け付けられたユーザの操作に応じて無線通信部33に制御指示信号を送信させる。制御部34は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。
【0019】
記憶部35は、制御部34が実行する制御プログラム等が記憶される記憶装置である。記憶部35は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
【0020】
加速度センサ36は、情報端末30の傾き、及び、情報端末30の動きを検出するためのセンサである。加速度センサ36は、具体的には、3軸加速度センサなどである。なお、ここでの加速度センサ36は、広義の加速度センサを意味し、加速度に基づいて傾斜を計測する傾斜センサなども含まれる。
【0021】
カメラ37は、情報端末30を操作するユーザの画像を撮影する。カメラ37は、例えば、CMOSイメージセンサなどによって実現される。
【0022】
マイクロフォン38は、音声を取得し、取得した音声に応じて音声信号を出力する。マイクロフォン38は、具体的には、コンデンサマイク、ダイナミックマイク、または、MEMSマイクなどである。
【0023】
[初期設定動作]
次に、照明システム100の初期設定動作について説明する。
図2は、照明システム100の初期設定動作のシーケンス図である。
図2の初期設定動作は、例えば、設置者によって複数の照明器具10が天井に設置された後に行われる。設置者は、ユーザの一例である。
【0024】
まず、情報端末30の操作受付部31は、初期設定動作の開始を指示する開始操作を受け付ける(S11)。操作受付部31は、例えば、開始操作を設置者から受け付ける。
【0025】
制御部34は、操作受付部31によって受け付けられた開始操作に基づき、マップ画像を含む初期設定画面を表示部32に表示する(S12)。
図3は、初期設定画面の一例を示す図である。マップ画像32mは、複数の照明器具10が設置されたエリアの上面から見た図であり、
図3の例では照明器具の設置位置P1~P6が丸印で示されている。つまり、マップ画像32mは、複数の照明器具10の設置位置を示す画像である。なお、
図3の初期設定画面における複数のアイコン32aは、実際にはステップS12の時点では表示されず、後述のステップS17において表示される。
【0026】
また、制御部34は、操作受付部31によって受け付けられた開始操作に基づき、無線通信部33にMAC(Media Access Control)アドレスの要求を送信させる(S13)。MACアドレスの要求は、照明コントローラ20によって複数の照明器具10へブロードキャスト送信される(S14)。
【0027】
複数の照明器具10のそれぞれは、MACアドレスの要求を受信すると、この要求への応答として、当該照明器具のMACアドレスを送信する(S15)。MACアドレスは、照明コントローラ20によって中継され、無線通信部33によって取得される(S16)。取得されたMACアドレスは、記憶部35に記憶される。
【0028】
制御部34は、無線通信部33によって複数のMACアドレスが取得されると、初期設定画面に複数のMACアドレスに1対1で対応する複数のアイコン32aを表示部32に表示する(S17)。複数のアイコン32aは、複数のMACアドレスを設置者が選択するために、設置者の操作対象となるアイコンである。
【0029】
次に、操作受付部31は、複数のアイコン32aの選択操作を受け付ける(S18)。選択操作は、例えば、複数のアイコン32aのいずれかへのタップ操作である。制御部34は、操作受付部31によって受け付けられた選択操作に基づき、無線通信部33に点滅指令を送信させる(S19)。点滅指令においては、選択されたアイコン32aに対応するMACアドレスが指定されている。点滅指令は、複数の照明器具10のうち当該MACアドレスを有する照明器具10を選択的に点滅させるための信号である。点滅指令は、照明コントローラ20によって中継され、複数の照明器具10のそれぞれによって受信される(S20)。
【0030】
複数の照明器具10のうち、点滅指令で指定されたMACアドレスを有する照明器具10(つまり、点滅指令の対象となる照明器具10)は、点滅指令を受信すると、点滅する(S21)。
【0031】
情報端末30を操作している設置者は、点滅している照明器具10の実際の設置位置を目視で確認し(S22)、点滅している照明器具10のマップ画像32m上での設置位置(例えば、設置位置P1~P6のいずれか)を選択する。操作受付部31は、マップ画像32m内の照明器具10の設置位置の選択操作を設置者受け付ける(S23)。そうすると、制御部34は、ステップS18で選択されたアイコン32aが示すMACアドレスと、ステップS23で選択された設置位置とを対応付けて記憶部35に記憶する(S24)。また、制御部34は、対応付けが完了したアイコン32aの表示を解除する(S25)。つまり、ステップS17で表示された複数のアイコン32aの数が1つ減少する。
【0032】
ステップS18~ステップS25の処理は、全てのアイコン32a(MACアドレス)と、設置位置との対応付けが完了するまで繰り返される。この結果、記憶部35には、複数の照明器具10のMACアドレスと、その設置位置との対応関係を示す対応情報が記憶される。
図4は、対応情報の一例を示す図である。
【0033】
このように記憶部35に対応情報が記憶されれば、照明システム100は、情報端末30に表示されたマップ画像を通じて設置位置が指定されることにより、当該設置位置に設置された照明器具10を発光制御することができるようになる。
【0034】
[保留処理の例1]
上述のステップS22で説明したように、照明器具10の実際の設置位置と、マップ画像32m上の位置との照合は、設置者の目視によって行われる。そうすると、複数の照明器具10が数百~数千台あり、広大な空間に設置されているような場合、点滅中の照明器具10が設置者から遠く離れているなどの理由で、設置者が点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合がある。このような照明器具10に対応するアイコン32aは、設置位置との対応付けが行われないために初期設定画面内に残存し、アイコンの設置位置への対応付け作業の進捗がわかりづらくなってしまう。
【0035】
そこで、制御部34は、ステップS18において選択されたアイコン32aの設置位置への対応付けを保留するための保留操作(保留動作の一例)用のウィンドウ(オブジェクト)を初期設定画面に表示し、保留操作に基づいて、設置位置への対応付けが保留されたアイコン32aの表示を解除する。ウィンドウは、例えば、専用ボタン32bがタップ操作されることで表示されるが、アイコン32aが長押しされることで表示されてもよい。
図5は、保留操作用のウィンドウが重畳表示された初期設定画面の一例を示す図である。
図6は、アイコンの設置位置への対応付けが保留されるときに情報端末30が行う情報処理(以下、保留処理とも記載される)の例1のフローチャートである。
【0036】
図5に示されるように、保留操作用のウィンドウ32cは、ボックス選択ボタン32c1と、挿入ボタン32c2と、取出ボタン32c3とを含む。
図6に示されるように、設置者は、複数のアイコン32aの選択操作を行った後(S30)、点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合には、専用ボタン32bをタップ操作する(S31)。操作受付部31によってこのような操作が受け付けられると、制御部34は、ウィンドウ32cを初期設定画面に重畳表示する(S32)。設置者は、ボックス選択ボタン32c1をタップ操作し(S33)、続いて、挿入ボタン32c2をタップ操作する(S34)。操作受付部31によってこのような一連の操作が受け付けられる(言い換えれば、検出される)と、制御部34は、選択されたアイコン32aを選択されたボックスに格納する(S35)。その後、制御部34は、格納されたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストから消去する(S36)。つまり、格納されたアイコン32aの表示が解除される。
【0037】
一方、設置者は、ボックスに格納したアイコンを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させたい場合には、ボックス選択ボタン32c1をタップ操作し(S37)、続いて、取出ボタン32c3をタップ操作する(S38)。操作受付部31によってこのような一連の操作が受け付けられると、制御部34は、ボックスに格納されていたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させる(S39)。
【0038】
このように、設置位置への対応付けができないアイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することで、設置者が、一度対応付けができなかったアイコン32aを誤ってもう一度選択してしまうことが抑制される。つまり、設置者は、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の効率化を図ることができる。また、対応付け作業が完了したアイコン32a、及び、保留されたアイコン32aの両方が表示されなくなるため、設置者は、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の進捗を容易に把握することができる。
【0039】
また、アイコン32aは、単に保留扱いとされてもよいが、上述のように複数のボックスを用いてグループ分け(分別)されるとよい。つまり、上記ウィンドウ32cへの操作は、選択されたアイコン32aを複数のグループに分けて保留するための分別操作(具体的には、複数のボックス選択ボタン32c1へのタップ操作など)を含むといえる。
【0040】
例えば、設置者は、自身の現在位置から右側の遠くに位置する照明器具10のアイコン32aをボックス1に格納し、自身の現在位置から左側の遠くに位置する照明器具10のアイコン32aをボックス2に格納し、・・といったように目視で確認した照明器具10の設置位置に応じてグループ分けを行うことができる。そうすると、設置者は、現在位置から右側の遠くに移動した後にボックス1に格納されたアイコン32aを複数のアイコン32aの表示リストに復帰させることで、アイコン32aに対応する照明器具10の設置位置を把握しやすくなる。つまり、保留扱いのアイコン32aがグループ分けされる構成によれば、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の効率化を図ることができる。
【0041】
ところで、設置者は、ウィンドウ32cの表示を解除することもできる。ウィンドウ32cが表示されている状態で、操作受付部31が専用ボタン32bへのタップ操作を受け付けると、制御部34は、ウィンドウ32cの表示を解除する。なお、制御部34は、ウィンドウ32cが表示開始されてからの時間を計測し、ウィンドウ32cの表示は、ウィンドウ32cが表示開始されてから一定期間が経過すると解除されてもよい。
【0042】
[保留処理の例1におけるウィンドウの変形例]
上述のように、ボックスは、目視で確認した照明器具10の設置位置に応じたグループ分けに使用されることが想定される。そこで、ボックス選択ボタン32c1の表示名には、「北」「南」「西」のように方角の名称が採用されてもよい。
図7は、ボックス選択ボタン32c1の表示名に方角の名称が採用されたウィンドウ32dを示す図である。なお、ボックス選択ボタン32c1の名称は、設置者等によって任意に設定できてもよい。
【0043】
また、ウィンドウ32c(またはウィンドウ32d)においては、複数のグループに対応する複数のボックス選択ボタン32c1(複数のグループアイコンの一例)が一覧表示され、選択されたアイコン32aの分別先のグループは、複数のボックス選択ボタン32c1のうちタップ操作されたボックス選択ボタン32c1が示すグループに切り替わった。しかしながら、ボックス選択ボタン32c1が一覧表示されることは必須ではない。
【0044】
例えば、ウィンドウ32cには、選択されたアイコン32aをどのグループに分別するかを切り替えるための切替ボタン32e1が含まれてもよい。
図8は、切替ボタンを含むウィンドウ32eを示す図である。切替ボタン32e1への操作は、分別操作の別の一例である。切替ボタン32e1が操作されるごとに、ボックス名表示部32e2に表示される現在のボックスの名称が切り替わる。つまり、選択されたアイコン32aの分別先のグループは、切替ボタン32e1がタップ操作された回数に応じて切り替わる。
【0045】
[保留処理の例2]
次に、保留処理の例2について説明する。
図9は、保留処理の例2のフローチャートである。
図9に示されるように、設置者は、複数のアイコン32aの選択操作を行った後(S41)、点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合には、選択したアイコン32aを長押し操作する(S42)。操作受付部31によって長押し操作が受け付けられると、制御部34は、選択したアイコン32aの周辺(例えば、上及び下)に複数のウィンドウ32fを初期設定画面に重畳表示する(S43)。
図10は、複数のウィンドウ32fが重畳表示された初期設定画面の一例を示す図である。
【0046】
その後、設置者は、複数のウィンドウ32fのいずれかに対して、アイコン32aをドラッグアンドドロップ操作する(S44)。操作受付部31によってドラッグアンドドロップ操作が検出されると、制御部34は、選択されたアイコン32aをドロップ先のボックスに格納する(S45)。その後、制御部34は、格納されたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストから消去する(S46)。つまり、格納されたアイコン32aの表示が解除される。なお、ボックスに格納したアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させたい場合の処理、及び、ウィンドウ32fの表示を解除する場合の処理は、例えば、保留処理の例1と同様である。
【0047】
このように、ウィンドウ32fの表示は、アイコン32aへの長押し操作をトリガにして行われてもよく、分別操作は、ドラッグアンドドロップ操作であってもよい。なお、ステップS44においては、ドラッグアンドドロップ操作に代えて、複数のウィンドウ32fのいずれかへ向けてのスワイプ操作またはフリック操作が行われてもよい。つまり、分別操作は、スワイプ操作またはフリック操作であってもよい。
【0048】
[保留処理の例3]
次に、保留処理の例3について説明する。
図11は、保留処理の例3のフローチャートである。
図11に示されるように、設置者は、複数のアイコン32aの選択操作を行った後(S51)、点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合には、情報端末30を向かって左側または右側へ動かす。より具体的には、設置者は、情報端末30に加速度が生じるように強く左側または右側に振る。加速度センサ36によってこのような動き(加速度)が検出されると(S52)、制御部34は、選択されたアイコン32aを、加速度が生じた向きに対応するボックスに格納する(S53)。
図12は、加速度が生じた向きと、ボックスとの対応関係の一例を示す図であり、
図12の例では、左側から右側に向かう所定値以上の加速度が検出された場合には、選択されたアイコン32aはボックス1に格納され、右側から左側に向かう所定値以上の加速度が検出された場合には、選択されたアイコン32aはボックス2に格納される。
【0049】
その後、制御部34は、格納されたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストから消去する(S54)。つまり、格納されたアイコン32aの表示が解除される。なお、ボックスに格納したアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させたい場合の処理は、例えば、保留処理の例1と同様である。
【0050】
このように、保留動作は、情報端末30を動かす(情報端末30への加速度の付加)動作であってもよい。なお、情報端末30をどの向きに動かすと、どのボックスに格納されるかを設置者に知らせるために、ガイド表示が行われてもよい。例えば、
図11において表示部32の右側の端部にボックス1のウィンドウが重畳表示され、表示部32の左側の端部にボックス2のウィンドウが重畳表示されてもよい。
【0051】
また、ステップS52においては、情報端末30を動かす動作に代えて、情報端末30を傾ける動作が行われてもよい。つまり、保留動作は、情報端末30を傾ける動作であってもよい。例えば、
図11の状態において、情報端末30の左側よりも右側が下がるように情報端末30が所定角度以上傾けられたことが加速度センサ36によって検出された場合には、選択されたアイコン32aはボックス1に格納される。また、情報端末30の右側よりも左側が下がるように情報端末30が所定角度以上傾けられたことが加速度センサ36によって検出された場合には、選択されたアイコン32aはボックス2に格納される。
【0052】
[保留処理の例4]
次に、保留処理の例4について説明する。
図13は、保留処理の例4のフローチャートである。
図13に示されるように、設置者は、複数のアイコン32aの選択操作を行った後(S61)、点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合には、顔の向きを変更する。制御部34は、カメラ37によって撮影される画像に基づいて、設置者の顔の向きを検出し(S62)、設置者が顔の向きを変えたと判定すると、選択されたアイコン32aを、設置者の顔の向きに対応するボックスに格納する(S63)。顔の向きと、ボックスとの対応関係は、例えば、
図11と同様である。設置者が顔を右に向けた場合には、選択されたアイコン32aはボックス1に格納され、設置者が顔を左に向けた場合には、選択されたアイコン32aはボックス2に格納される。
【0053】
その後、制御部34は、格納されたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストから消去する(S64)。つまり、格納されたアイコン32aの表示が解除される。なお、ボックスに格納したアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させたい場合の処理は、例えば、保留処理の例1と同様である。
【0054】
このように、保留動作は、設置者が顔の向きを変更する動作であってもよい。なお、顔をどの向きに変更すると、どのボックスに格納されるかを設置者に知らせるために、ガイド表示が行われてもよい。例えば、
図12において表示部32の右側の端部にボックス1のウィンドウが重畳表示され、表示部32の左側の端部にボックス2のウィンドウが重畳表示されてもよい。
【0055】
[保留処理の例5]
次に、保留処理の例5について説明する。
図14は、保留処理の例5のフローチャートである。
図14に示されるように、設置者は、複数のアイコン32aの選択操作を行った後(S71)、点滅中の照明器具10の正確な設置位置を把握できない場合には、所定の音声を発する。制御部34は、マイクロフォン38によって出力される音声信号を用いて音声認識処理を行うことにより、設置者が所定の音声を発したことを検出すると(S72)、所定の音声に対応するボックスに格納する(S73)。例えば、設置者が「ボックス1」と発声したと判定されると、選択されたアイコン32aはボックス1に格納され、設置者が「ボックス2」と発声したと判定されると、選択されたアイコン32aはボックス2に格納される。
【0056】
その後、制御部34は、格納されたアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストから消去する(S74)。つまり、格納されたアイコン32aの表示が解除される。なお、ボックスに格納したアイコン32aを、複数のアイコン32aの表示リストに復帰させたい場合の処理は、例えば、保留処理の例1と同様である。
【0057】
このように、保留動作は、設置者が所定の音声を発する動作であってもよい。なお、どのような音声(単語)を発すると、どのボックスに格納されるかを設置者に知らせるために、ガイド表示が行われてもよい。
【0058】
[効果等]
以上説明したように、表示方法は、ユーザの操作を受け付ける操作受付部31及び表示部32を有する情報端末30によって実行される。表示方法は、設置済みの複数の照明器具10のそれぞれのMACアドレス(識別情報)を取得する取得ステップ(S16)と、取得された複数のMACアドレスを選択するための複数のアイコン32a、及び、複数の照明器具10の設置位置を示すマップ画像32mを表示部32に表示する第一表示ステップ(S12、S17)と、複数のアイコン32aの選択操作、及び、マップ画像32m内の照明器具10の設置位置の選択操作を操作受付部31が受け付ける受付ステップ(S18、S23)と、受け付けられた選択操作に基づいて、選択されたアイコン32aが示すMACアドレスを、選択された設置位置と対応付けて記憶する記憶ステップ(S24)と、複数のアイコン32aのうち、設置位置との対応付けが完了したアイコンの表示を解除する第一表示解除ステップ(S25)と、複数のアイコン32aの選択操作の後、設置位置の選択操作の前に、選択されたアイコン32aの設置位置への対応付けを保留するための保留動作を検出する検出ステップと、検出された保留動作に基づいて、複数のアイコン32aのうち、設置位置への対応付けが保留されたアイコン32aの表示を解除する第二表示解除ステップ(S36、S46、S54、S64、S74、S84)とを含む。MACアドレスは、識別情報の一例である。
【0059】
このような表示方法によれば、設置位置への対応付けができないアイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することで、設置者が、一度対応付けができなかったアイコン32aを誤ってもう一度選択してしまうことが抑制される。つまり、表示方法は、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の効率化を支援することができる。また、対応付け作業が完了したアイコン32a、及び、保留されたアイコン32aの両方が表示されなくなるため、ユーザは、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の進捗を容易に把握することができる。
【0060】
また、例えば、表示方法は、さらに、ウィンドウを表示部32に表示する第二表示ステップを含み、検出ステップ(S33~S34、S44)において、操作受付部31は、ウィンドウへの操作を保留動作として検出する。ウィンドウは、オブジェクトの一例であり、具体的には、ウィンドウ32c、32d、32e、32fなどである。
【0061】
このような表示方法は、ユーザのウィンドウへの操作に基づいて、アイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することができる。
【0062】
また、例えば、ウィンドウ32fは、複数のアイコン32aの1つが長押し操作されることで表示される。
【0063】
このような表示方法は、アイコン32aへの長押し操作に基づいて、ウィンドウ32fを表示することができる。
【0064】
また、例えば、ウィンドウ32cは、表示部32に表示された専用ボタン32bが操作されることで表示される。
【0065】
このような表示方法は、専用ボタン32bへの操作に基づいて、ウィンドウ32cを表示することができる。
【0066】
また、例えば、ウィンドウへの操作には、選択されたアイコン32aを複数のグループに分けて保留するための分別操作が含まれる。
【0067】
このような表示方法は、保留扱いにされるアイコン32aが設置位置に応じてグループ分けされることで、アイコン32aの設置位置への対応付け作業の効率化を支援することができる。
【0068】
また、例えば、分別操作は、ウィンドウ32dに含まれる、選択されたアイコン32aをどのグループに分別するかを切り替えるための切替ボタン32e1への操作である。選択されたアイコン32aの分別先のグループは、切替ボタン32e1がタップ操作された回数に応じて切り替わる。切替ボタン32e1は、切替アイコンの一例である。
【0069】
このような表示方法は、切替ボタン32e1への操作に基づいて、アイコン32aの分別先のグループを切り替えることができる。
【0070】
また、例えば、分別操作は、ウィンドウ32cに含まれる、複数のグループに対応する複数のボックス選択ボタン32c1への操作である。ボックス選択ボタン32c1は、グループアイコンの一例である。選択されたアイコン32aの分別先のグループは、複数のボックス選択ボタン32c1のうちタップ操作されたボックス選択ボタン32c1が示すグループに切り替わる。
【0071】
このような表示方法は、複数のボックス選択ボタン32c1への操作に基づいて、アイコン32aの分別先のグループを切り替えることができる。
【0072】
また、例えば、ウィンドウ32fは、複数のグループに対応して複数表示される。分別操作は、複数のウィンドウ32fのうち1つのウィンドウ32fへのドラッグアンドドロップ操作である。
【0073】
このような表示方法は、複数のウィンドウ32fのうち1つのウィンドウ32fへのドラッグアンドドロップ操作に基づいて、アイコン32aの分別先のグループを切り替えることができる。
【0074】
また、例えば、分別操作は、複数のウィンドウ32fのうち1つのオブジェクトへ向けてのスワイプ操作またはフリック操作である。
【0075】
このような表示方法は、複数のウィンドウ32fのうち1つのウィンドウ32fへのスワイプ操作またはフリック操作に基づいて、アイコン32aの分別先のグループを切り替えることができる。
【0076】
また、例えば、ウィンドウの表示は、ウィンドウが表示されてから一定期間が経過すると解除される。
【0077】
このような表示方法は、一定期間の経過を要件として、ウィンドウ32cの表示を解除することができる。
【0078】
また、例えば、ウィンドウの表示は、表示部32に表示された専用ボタン32bが操作されることで解除される。
【0079】
このような表示方法は、専用ボタン32bへの操作に基づいて、ウィンドウ32cの表示を解除することができる。
【0080】
また、例えば、情報端末30は、加速度センサ36を有し、検出ステップ(S52)において、加速度センサ36は、情報端末30を傾ける動作を保留動作として検出する。
【0081】
このような表示方法は、ユーザの情報端末30を傾ける動作に基づいて、アイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することができる。
【0082】
また、例えば、情報端末30は、加速度センサ36を有し、検出ステップ(S52)において、加速度センサは、前記情報端末を動かす動作を前記保留動作として検出する。
【0083】
このような表示方法は、ユーザの情報端末30を動かす動作に基づいて、アイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することができる。
【0084】
また、例えば、情報端末30は、カメラ37を有し、検出ステップ(S62)においては、ユーザが顔の向きを変更する動作が、カメラ37によって撮影された画像を用いて保留動作として検出される。
【0085】
このような表示方法は、ユーザが顔の向きを変更する動作に基づいて、アイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することができる。
【0086】
また、例えば、情報端末30は、マイクロフォン38を有し、検出ステップ(S72)においては、ユーザが所定の音声を発する動作が、マイクロフォン38によって出力される音声信号を用いて保留動作として検出される。
【0087】
このような表示方法は、ユーザが所定の音声を発する動作に基づいて、アイコン32aを保留扱いにして初期設定画面から消去することができる。
【0088】
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0089】
例えば、上記実施の形態では、識別情報としてMACアドレスが例示されたが、識別情報は、照明器具を一意に特定できるものであればよく、MACアドレスに限定されない。
【0090】
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間で行われる無線通信は、例えば、特定小電力無線、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、Wi-Fi(登録商標)などの通信規格を用いた無線通信などである。なお、無線通信は、具体的には、電波通信、または、赤外線通信などである。
【0091】
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
【0092】
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0093】
また、制御部などの構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部などの構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0094】
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、上記実施の形態の照明システムまたは情報端末として実現されてもよいし、表示方法を情報端末に実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。なお、このようなプログラムには、汎用の情報端末を上記実施の形態の情報端末として動作させるためのアプリケーションプログラムが含まれる。
【0095】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0096】
10 照明器具
30 情報端末
31 操作受付部
32 表示部
32a アイコン
32b 専用ボタン
32c、32d、32e、32f ウィンドウ(オブジェクト)
32c1 ボックス選択ボタン(グループアイコン)
32e1 切替ボタン(切替アイコン)
32m マップ画像
36 加速度センサ
37 カメラ
38 マイクロフォン