(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-19
(45)【発行日】2023-06-27
(54)【発明の名称】空気清浄機用フィルタ及び空気清浄機用フィルタ構造体
(51)【国際特許分類】
A61L 9/014 20060101AFI20230620BHJP
B01D 53/04 20060101ALI20230620BHJP
【FI】
A61L9/014
B01D53/04 110
(21)【出願番号】P 2019056914
(22)【出願日】2019-03-25
【審査請求日】2022-01-07
(73)【特許権者】
【識別番号】506179697
【氏名又は名称】株式会社エルゴジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100144048
【氏名又は名称】坂本 智弘
(72)【発明者】
【氏名】安田 光守
【審査官】山田 陸翠
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-252428(JP,A)
【文献】特開2005-052496(JP,A)
【文献】登録実用新案第3096810(JP,U)
【文献】特開平11-276839(JP,A)
【文献】実開昭63-069525(JP,U)
【文献】特開2004-008422(JP,A)
【文献】特開2013-034961(JP,A)
【文献】特開2006-288980(JP,A)
【文献】特開平05-015578(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0117202(US,A1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0405800(KR,Y1)
【文献】中国特許出願公開第106132510(CN,A)
【文献】実開平02-025015(JP,U)
【文献】特開2008-113935(JP,A)
【文献】特開2005-230078(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0056812(US,A1)
【文献】特開2005-177641(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61L 9/00- 9/22
B01D 39/00-41/04
B01D 46/00-46/90
B01D 53/02-53/12
B01J 8/00- 8/46
F24F 7/003
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気清浄機用フィルタであって、
前記フィルタの外枠を構成する外フレームと、
活性炭が内部に収容された小部屋を水平及び垂直方向にそれぞれ複数個形成し、表側及び裏側に配置される2つの内フレームと、
前記小部屋に収容された活性炭を閉じ込めるとともに、前記活性炭が外部に出ないよう微細な孔が多数形成されるシート部材と、を備え、
前記表側及び裏側に配置される2つの内フレームの一方は、前記外フレームと一体成形され、
前記表側及び裏側に配置される2つの内フレームの他方は、前記外フレームの内側に固定され、
前記外フレーム及び前記他方の内フレームは、前記垂直方向の一番上の小部屋を構成するフレーム部分に設けられ、前記垂直方向の一番上の小部屋に収納された活性炭の一部を前記フレーム部分内に収めることができる第1凹部が形成され、
前記一方の内フレームは、
前記水平方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切る第1フレーム部と、
前記垂直方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切らない第2フレーム部と、
を有し、
前記第1フレーム部は、それぞれの小部屋に収納された活性炭の一部を前記第1フレーム部内に収めることができる第2凹部が形成され、
前記垂直方向に形成された小部屋に収納された活性炭は、他の垂直方向に形成された小部屋に移動可能である、空気清浄機用フィルタ。
【請求項2】
前記シート部材は、
前記表側及び裏側に配置される2つの内フレームのそれぞれに接着又は溶着されている請求項1に記載の空気清浄機用フィルタ。
【請求項3】
空気清浄機用フィルタ構造体であって、
第1フィルタと、
前記第1フィルタに接続される第2フィルタと、を有し、
前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、請求項1又は請求項2に記載のフィルタである、空気清浄機用フィルタ構造体。
【請求項4】
前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、
前記垂直方向に位置する一方の端部に設けられる凹部と、
前記垂直方向に位置する他方の端部に設けられる凸部と、を備え、
前記第1フィルタの凹部と、前記第2フィルタの凸部を係合させて前記第1フィルタと前記第2フィルタが接続される、請求項3に記載の空気清浄機用フィルタ構造体。
【請求項5】
前記第2フィルタは、前記第1フィルタと接触する箇所に設けられる緩衝部材を有し、
前記緩衝部材は、前記外フレームのうち前記第1フィルタと接触する部分より前記第1フィルタ側に突出して設けられている、請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機用フィルタ構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気清浄機用フィルタ及び空気清浄機用フィルタ構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、性炭を用いた空気清浄機用フィルタが提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
【0003】
特許文献1のフィルタでは、ハニカム状芯材のセル内に活性炭等の吸着剤を収容し、ハニカム状芯材の両面に、不織布の表面に熱可塑性樹脂が付着した通気性シート材を熱可塑性樹脂により溶着することにより、経済的で製造が容易で、しかも通気性シート材とハニカム状芯材との接合強度が高いものを提供するというものである。
【0004】
特許文献2のフィルタは、集塵用フィルタとハニカム型活性炭セルとを空気流方向に並べてなる空気清浄用フィルタであって、ハニカム型活性炭セルは、活性炭を主原料とした材料をハニカム形状に型成形したものであり、その活性炭素量:60重量%以上、セル表面(空気流と直交する面)における開口部の占める面積割合:50~80%、セルサイズ:300セル/inch2以上のものが用いられる。これにより、集塵機能と大きな容量の脱臭脱ガス機能を併せ持つというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平10 -137529号公報
【文献】特開2000-325724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来よりも浄化能力が高いフィルタが望まれていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも浄化能力が高い空気清浄機用フィルタ及び空気清浄機用フィルタ構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、(1)本発明は、空気清浄機用のフィルタであって、前記フィルタの外枠を構成する外フレームと、活性炭が内部に収容された小部屋を水平及び垂直方向にそれぞれ複数個形成する内フレームと、前記小部屋に収容された活性炭を閉じ込めるとともに、前記活性炭が外部に出ないよう微細な孔が多数形成されるシート部材と、を備え、前記内フレームは、前記水平方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切る第1フレーム部と、前記垂直方向に形成された小部屋をそれぞれ仕切らない第2フレーム部と、を有し、前記垂直方向に形成された小部屋に収納された活性炭は、他の垂直方向に形成された小部屋に移動可能である。
【0009】
(2)上記(1)の構成において、前記外フレームは、前記垂直方向の一番上の小部屋を構成するフレーム部分に設けられ、前記垂直方向の一番上の小部屋に収納された活性炭の一部を前記フレーム部分内に収めることができる第1凹部が形成されている。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記第1フレーム部は、それぞれの小部屋に収納された活性炭の一部を前記第1フレーム部内に収めることができる第2凹部が形成されている。
【0011】
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載において、前記シート部材は、前記内フレームに接着又は溶着されている。
【0012】
(5)本発明は、空気清浄機用フィルタ構造体であって、第1フィルタと、前記第1フィルタに接続される第2フィルタと、を有し、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、上記(1)から(4)のいずれかに記載のフィルタである。
【0013】
(6)上記(5)の構成において、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、前記垂直方向に位置する一方の端部に設けられる凹部と、前記垂直方向に位置する他方の端部に設けられる凸部と、を備え、前記第1フィルタの凹部と、前記第2フィルタの凸部を係合させて前記第1フィルタと前記第2フィルタが接続される。
【0014】
(7)上記(5)又は(6)の構成において、前記第2フィルタは、前記第1フィルタと接触する箇所に設けられる緩衝部材を有し、前記緩衝部材は、前記外フレームのうち前記第1フィルタと接触する部分より前記第1フィルタ側に突出して設けられている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、従来よりも浄化能力が高い空気清浄機用フィルタ及び空気清浄機用フィルタ構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係る空気清浄機用フィルタ構造体の正面図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る空気清浄機用フィルタ構造体の右側面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの正面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの背面図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの平面図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの底面図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの右側面図である。
【
図10】
図8に示す第1フィルタに活性炭を入れた状態を示す図である。
【
図13】
図11に示す第1フィルタに活性炭を入れた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたものであり、これらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用フィルタ構造体の正面図である。
図2は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用フィルタ構造体の右側面図である。
なお、以下の図において、
図10及び
図13はフィルタ内に活性炭を入れた状態を示しているが、その他の図のフィルタは、内部の活性炭を図示せずに説明する。実際には、フィルタ内の小部屋にはフィルタが充填されている。
【0019】
図1及び
図2に示すように、本発明の実施形態に係る空気清浄機用フィルタ構造体1は、第1フィルタ10と、第1フィルタ10に接続される第2フィルタ20とによって構成されている。
第1フィルタ10と第2フィルタ20は、それぞれ単体で空気清浄機用フィルタとして用いることもできるし、第1フィルタ10と第2フィルタ20を接続して一つの空気清浄機用フィルタとして用いることもできる。
【0020】
図2に示すように、第1フィルタ10及び第2フィルタ20は、それぞれ、垂直方向に位置する一方の端部に設けられる凹部10a、20aと、垂直方向に位置する他方の端部に設けられる凸部10b、20bを備えている。
第1フィルタの凹部10aと、第2フィルタの凸部20bを係合させて第1フィルタ10と第2フィルタ20を接続することができる。
【0021】
第1フィルタ10及び第2フィルタ20は、相手方のフィルタと接触する箇所に設けられる緩衝部材10c、20cを有し、緩衝部材10c、20cは、相手方フィルタと接触する基部10d、20d部分より相手方フィルタ側に1mm~3mm程度突出して設けられている。
緩衝部材10c、20cは、ゴムやスポンジなどの弾性変形する材料で構成されている。
【0022】
次に、第1フィルタと第2フィルタは同じ構成であるため、第1フィルタについて説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの正面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの背面図である。
図5は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの平面図である。
図6は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの底面図である。
図7は、本発明の実施形態に係る空気清浄機用の第1フィルタの右側面図である。
【0023】
図3~
図7に示すように、第1フィルタ10は、外フレーム11と、内フレーム12、13と、シート部材14、18と、によって構成されている。
外フレーム11は、第1フィルタ10の外枠を構成するものであり、上フレーム11a、右フレーム11b、下フレーム11c及び左フレーム11dによって構成されている。上フレーム11a、右フレーム11b、下フレーム11c及び左フレーム11dは、一体成形されている。
【0024】
内フレーム(12、13)は、活性炭が内部に収容された小部屋16a~16pを水平及び垂直方向にそれぞれ複数個形成するものである。
内フレームは、表側内フレーム12と、裏側内フレーム13とから構成されており、本実施形態では、裏側内フレーム13は、外フレーム11と一体成形されている。裏側内フレーム13は、外フレーム11と別体であってもよいし、表側内フレーム12が外フレーム11と一体成形されていてもよい。
【0025】
表側内フレーム12は、
図3に示すように、縦方向に延びる第1フレーム部12f~12jと、横方向に延びる第2フレーム部12a~12eと、を有する。
裏側内フレーム13は、
図4に示すように、縦方向に延びる第1フレーム部13f~13jと、横方向に延びる第2フレーム部13a~13eとを有する。
【0026】
裏側内フレーム13は、縦方向に延びる第1フレーム部13f~13jのうち第1フレーム部13g~13iから、表側内フレームの第1フレーム部12g、12h、12iに向かって伸び、隣り合う小部屋を仕切るための壁部13g1、13h1、13i1が形成されている(後述の
図11で詳述する)。
一方、裏側内フレーム13は、横方向に延びる第2フレーム部13b~13dからは、表側内フレームの第2フレーム部12b、12c、12dに向かって延びる壁部は設けられていない(後述の
図8で詳述する)。これによって、縦方向に連続する4つの小部屋16a~16d、16e~16h、16i~16l、16m~16pは、連通しており、活性炭が縦方向に連続する小部屋16a~16dと、16e~16hと、16i~16l、16m~16pを移動することができるよう構成されている。
表側内フレーム12及び裏側内フレーム13は、接着剤や複数のネジ等によって固定されている。
【0027】
シート部材14、18は、小部屋に収容された活性炭を閉じ込めるとともに、活性炭が外部に出ないよう微細な孔が多数形成されている。
シート部材14は、表側内フレーム12の第1フレーム12f~12j及び第2フレーム12a~12eに、それぞれに接着又は溶着されている。また、シート部材18は、裏側内フレーム13の第1フレーム13f~13j及び第2フレーム13a~13eのそれぞれに接着又は溶着されている。
図3及び
図4に示す例では、シート部材14、18を接着剤により表側内フレーム12及び裏側内フレーム13に接着している例を示している。
【0028】
図2及び
図7に示すように、第1フィルタ10は、それぞれ、垂直方向に位置する一方の端部に設けられる凹部10aと、垂直方向に位置する他方の端部に設けられる凸部10bとを備えている。
第1フィルタ10の凹部10aと、第2フィルタ20の凸部20bを係合させて第1フィルタ10と第2フィルタ20を接続することができる。
【0029】
第1フィルタ10及び第2フィルタ20は、相手方のフィルタと接触する箇所に緩衝部材10c、20cが設けられており、この緩衝部材10c、20cは、外フレームのうち相手方フィルタと接触する部分より相手側フィルタ側に例えば0.5mm~5mm程度突出して設けられている。
これにより、緩衝部材10c、20cを介して第1フィルタ10と第2フィルタ20が接続された場合に、ガタつくことなく、安定して接続状態を維持することができる。
【0030】
図8は、
図3のA-A断面図である。
図9は、
図8のC-C部分の拡大図である。
図10は、
図8に示す第1フィルタに活性炭を入れた状態を示す図である。
図8に示すように、裏側内フレーム13は、横方向に延びる第2フレーム部13b~13dから、表側内フレーム12に向かって伸びる壁部は設けられていない。
このため、
図10に示すように、縦方向に連続する小部屋16a~16d、16e~16h、16i~16l、16m~16pは、連通しており、活性炭が縦方向に連続する小部屋16a~16d、16e~16h、16i~16l、16m~16pを移動することができるよう構成されている。
【0031】
また、
図10に示すように、外フレーム11の上フレーム11aは、垂直方向の一番上の小部屋16a、16e、16i、16mを構成するフレーム部分には、垂直方向の一番上の小部屋16a、16e、16i、16mに収納された活性炭の一部をフレーム部分内に収めることができる第1凹部17aが形成されている。
この第1凹部17aの位置に活性炭を十分に充填しておくことで、活性炭を各小部屋16a~16pに詰めた後に、フィルタ10を立てた状態にして、一部の活性炭が下の小部屋に移動しても、第1凹部17aの収められた活性炭が下に移動することはあっても、活性炭を通らずに通過する空気を無くすことができる。
【0032】
この第1凹部17aが無いと仮定すると、フィルタを立てた状態にしたときに、活性炭が下の小部屋に下がってしまうため、最上流の小部屋の一番上は、活性炭が無い領域ができてしまう。そうすると、活性炭を通らない空気がフィルタを通過してしまうこととなり、十分な空気清浄ができないこととなる。
【0033】
図11は、
図3のB-B断面図である。
図12は、
図11のD-D部分の拡大図である。
図13は、
図11に示す第1フィルタに活性炭を入れた状態を示す図である。
図11に示すように、裏側内フレーム13は、縦方向に延びる第1フレーム部13g、13h、13iから、この第1フレーム13g、13h、13iに沿って隣り合う小部屋を仕切るための壁部13g1、13h1、13i1が形成されている。
このため、
図13に示すように、横方向に連続する小部屋間16b、16f、16i、16nは、仕切られており、横方向で隣り合う小部屋16b、16f、16i間で活性炭が移動することはない。
【0034】
図12に示すように、第1フレーム部13f、13g、13h、13i、13jは、それぞれの小部屋16に収納された活性炭の一部を第1フレーム部13f、13g、13h、13i、13j内に収めることができる第2凹部19a、19b、19c等が形成されている。
図12では、3つの第2凹部19a、19b、19cについて示しているが、すべての小部屋に第2凹部が設けられている。
【0035】
この第2凹部19a、19b、19cの位置に活性炭を十分に充填しておくことで、活性炭を各小部屋16a~16pに詰めた後に、フィルタを立てた状態にして、一部の活性炭が下の小部屋に移動したときに、各小部屋内の活性炭が移動しても、活性炭を通らずに通過する空気を無くすことができる。
この第2凹部19a、19b、19cが無いと仮定した場合、フィルタを立てた状態にしたときに、活性炭が移動したときに、活性炭が無い領域ができてしまうため、活性炭を通らない空気がフィルタを通過してしまうこととなり、十分な空気清浄ができない。
本発明の実施形態によれば、従来よりも浄化能力が高い空気清浄機用フィルタ及び空気清浄機用フィルタ構造体を提供することができる。
【0036】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0037】
1 空気清浄機用フィルタ構造体
10 空気清浄機用フィルタ(第1フィルタ)
20 空気清浄機用フィルタ(第2フィルタ)
11 外フレーム
12、13 内フレーム
12f~12j、13f~13j 第1フレーム部
12a~12e、13a~13e 第2フレーム部
14、18 シート部材
16a~16p 小部屋
17a 第1凹部
19a、19b、19c 第2凹部
10a、20a 凹部
10b、20b 凸部
10c、20c 緩衝部材