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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-19
(45)【発行日】2023-06-27
(54)【発明の名称】電子機器及び電子ユニット
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/20 20060101AFI20230620BHJP
   H05K 7/14 20060101ALI20230620BHJP
   G06F 1/20 20060101ALI20230620BHJP
【FI】
H05K7/20 H
H05K7/20 G
H05K7/14 C
G06F1/20 B
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019074988
(22)【出願日】2019-04-10
(65)【公開番号】P2020174126
(43)【公開日】2020-10-22
【審査請求日】2022-01-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木下 哲博
(72)【発明者】
【氏名】浦井 隆司
【審査官】小林 大介
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-170514(JP,A)
【文献】特開2014-022398(JP,A)
【文献】特開2012-124265(JP,A)
【文献】実開平06-044173(JP,U)
【文献】特開2009-245977(JP,A)
【文献】特開2009-266852(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 1/14
H05K 7/14
H05K 7/20
G06F 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ユニット及び第二ユニットと、
前後方向の第一側に前記第一ユニットが収容される第一収容部を有し、前記前後方向の前記第一側と反対の第二側に前記第二ユニットが収容される第二収容部を有する電子装置と、
を備え、
前記第一ユニットは、
第一発熱体が搭載された第一基板と、
前記第一基板の前記第一側の端部に配置された第一コネクタと、
を有し、
前記第二ユニットは、
第二発熱体が搭載された第二基板と、
前記第二基板の前記第二側の端部に配置された第二コネクタと、
を有し、
前記電子装置は、
前記第一基板及び前記第二基板と離れて対向して配置される中継基板と、
前記中継基板の前記第一側の端部に配置され、前記第一コネクタと接続される第一中継コネクタと、
前記中継基板の前記第二側の端部に配置され、前記第二コネクタと接続される第二中継コネクタと、
前記中継基板に搭載され、前記前後方向の前記第一基板及び前記第二基板の間に位置し、前記電子装置の前記第一側から前記第二側へ風を送るように作動するファンと、
を有し、
前記中継基板の前記第一側の端部又は前記第一基板の前記第一側の端部には、前記ファンの作動に伴い風を前記第一発熱体に誘導する誘導面を有するダクトが配置されており
前記第一基板及び前記第二基板と前記中継基板との間は、前記ファンの作動に伴い前記風が通る流路であり、
前記第一発熱体は、前記第一コネクタに対する前記第二側に配置され、かつ、前記第一コネクタと幅方向の位置が揃っており、
前記ダクトは、前記第一コネクタと前記幅方向に並んで配置されている、
電子機器。
【請求項2】
前記中継基板における前記第一中継コネクタの幅方向両側又は前記第一基板における前記第一コネクタの前記幅方向両側には、一対の前記ダクトが配置されている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第一中継コネクタ又は前記第一コネクタは、コネクタケースを有し、
前記ダクトは、前記コネクタケースと一体に形成されている、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記電子装置は、底壁部及び天壁部を有する筐体を備え、
前記中継基板は、前記底壁部に沿って配置され、前記底壁部に固定されている、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の開示する技術は、電子機器及び電子ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器としては、第一ユニット及び第二ユニットと、この第一ユニット及び第二ユニットを前後に並べた状態で収容する電子装置とを備えるものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
この電子機器において、第一ユニットは、第一発熱体が搭載された第一基板を有し、第二ユニットは、第二発熱体が搭載された第二基板を有する。電子装置は、中継基板を有しており、第一基板及び第二基板と中継基板とはコネクタを介して接続される。電子装置は、ファンを有しており、このファンの作動に伴って生じる風によって第一発熱体及び第二発熱体が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-324292号公報
【文献】特開2006-202822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、上記構成の電子機器では、第一発熱体及び第二発熱体の冷却性を向上させることが要求される。
【0006】
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、第一発熱体及び第二発熱体の冷却性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願の開示する技術の一観点に係る電子機器は、第一ユニット及び第二ユニットと、電子装置とを備える。電子装置は、前後方向の第一側に第一ユニットが収容される第一収容部を有し、前後方向の第一側と反対の第二側に第二ユニットが収容される第二収容部を有する。第一ユニットは、第一発熱体が搭載された第一基板と、第一基板の第一側の端部に配置された第一コネクタとを有し、第二ユニットは、第二発熱体が搭載された第二基板と、第二基板の第二側の端部に配置された第二コネクタとを有する。電子装置は、中継基板と、第一中継コネクタと、第二中継コネクタと、ファンとを有する。中継基板は、第一基板及び第二基板と離れて対向して配置される。第一中継コネクタは、中継基板の第一側の端部に配置され、第一コネクタと接続される。第二中継コネクタは、中継基板の第二側の端部に配置され、第二コネクタと接続される。ファンは、中継基板に搭載され、第一基板及び第二基板の間に位置し、電子装置の第一側から第二側へ風を送るように作動する。中継基板の第一側の端部又は第一基板の第一側の端部には、ファンの作動に伴い風を第一発熱体に誘導する誘導面を有するダクトが配置されている。第一基板及び第二基板と中継基板との間は、ファンの作動に伴い風が通る流路である。第一発熱体は、第一コネクタに対する第二側に配置され、かつ、第一コネクタと幅方向の位置が揃っている。ダクトは、第一コネクタと幅方向に並んで配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本願の開示する技術によれば、第一発熱体及び第二発熱体の冷却性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係る電子機器を概略的に示す斜視図である。
図2図1の電子装置に第一ユニット及び第二ユニットを収容する前の状態を示す図である。
図3図1図2の第一ユニットの斜視図である。
図4図1図2の第二ユニットの斜視図である。
図5図1図2の電子装置の斜視図である。
図6図5の電子装置の前側の部分の斜視図である。
図7図6のコネクタ部材の三面図である。
図8図1の電子装置における風の流れを示す平面図である。
図9図1の電子装置における風の流れを示す側面断面図である。
図10図1の電子装置における風の流れを示す斜視図である。
図11】本実施形態の第一変形例に係る電子装置の前側半分の斜視図である。
図12図11のコネクタ部材の三面図である。
図13】本実施形態の第二変形例に係る第一ユニットの斜視図である。
図14】比較例に係る電子機器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
はじめに、本願の開示する技術の一実施形態に係る電子機器の構成について説明する。
【0011】
図1図2には、本実施形態に係る電子機器10が概略的に示されている。矢印FRは、電子機器10及びその構成要素の前後方向前側を示し、矢印UPは、電子機器10及びその構成要素の上下方向上側を示し、矢印LHは、電子機器10及びその構成要素の左右方向左側を示している。
【0012】
電子機器10は、例えば、サーバである。この電子機器10は、第一ユニット20と、第二ユニット40と、電子装置60とを備える。電子装置60は、直方体状の筐体62を有する。図1図2では、電子機器10の構成を容易に理解するために、筐体62が想像線で示されている。筐体62は、底壁部64、天壁部66、及び一対の側壁部68を有する。筐体62の前部62A及び後部62Bは、筐体62の前後方向に開放されている。
【0013】
筐体62の内部には、第一収容部70A及び第二収容部70Bが設けられている。第一収容部70Aは、電子装置60の前側に位置し、第二収容部70Bは、電子装置60の後側に位置する。電子装置60の前側は、「電子装置の第一側」の一例であり、電子装置60の後側は、「電子装置の第二側」の一例である。
【0014】
第一ユニット20は、「電子ユニット」の一例である。第一ユニット20は、筐体62の前側から第一収容部70Aに収容され、第二ユニット40は、筐体62の後側から第二収容部70Bに収容される。図1には、第一ユニット20及び第二ユニット40が第一収容部70A及び第二収容部70Bに収容された後の状態が示されており、図2には、第一ユニット20及び第二ユニット40が第一収容部70A及び第二収容部70Bに収容される前の状態が示されている。
【0015】
図1図2では、第一ユニット20及び第二ユニット40の構成を容易に理解するために、第一ユニット20の第一フレーム22及び第二ユニット40の第二フレーム42が想像線でそれぞれ示されている。
【0016】
図3には、図1図2の第一ユニット20が示されている。図3では、第一ユニット20が図1図2と上下逆に示されている。第一ユニット20は、第一フレーム22と、第一基板24と、一対の第一コネクタ26とを有する。
【0017】
第一フレーム22は、天壁部28と、前側カバー30とを有する。天壁部28は、第一基板24の上面24Aに沿って配置されており、前側カバー30は、天壁部28の前側の端部に配置されている。前側カバー30の前部30Aは、第一ユニット20の前後方向に開放されている。
【0018】
第一基板24は、第一ユニット20の上下方向を板厚方向として配置されている。この第一基板24は、例えば、マザーボードである。第一基板24の下面24Bには、一対の第一発熱体32と、複数の第一電子部品34が搭載されている。一例として、第一発熱体32は、CPU(Central Processing Unit)であり、第一電子部品34は、メモリである。一対の第一発熱体32は、第一ユニット20の左右方向に並んで配置されており、複数の第一電子部品34は、第一発熱体32の側方に配置されている。
【0019】
一対の第一コネクタ26は、第一基板24の下面24Bに搭載されている。この一対の第一コネクタ26は、第一基板24の前側の端部24Cに配置されている。第一基板24の前側の端部24Cは、「第一基板の第一側の端部」の一例である。一対の第一コネクタ26は、第一ユニット20の左右方向に並んで配置されている。
【0020】
この一対の第一コネクタ26は、第一発熱体32及び第一電子部品34よりも前側に配置されている。左側の第一コネクタ26は、第一ユニット20の前後方向に左側の第一発熱体32と並んで配置されており、右側の第一コネクタ26は、第一ユニット20の前後方向に右側の第一発熱体32と並んで配置されている。各第一コネクタ26は、第一ユニット20の左右方向を幅方向として配置されている。この各第一コネクタ26は、第一ユニット20の前側を向く複数の接続端子(不図示)を有する。
【0021】
図4には、図1図2の第二ユニット40が示されている。図4では、第二ユニット40が図1図2と上下逆かつ前後逆に示されている。第二ユニット40は、第二フレーム42と、第二基板44と、一対の第二コネクタ46とを有する。
【0022】
第二フレーム42は、天壁部48と、後部カバー50とを有する。天壁部48は、第二基板44の上面44Aに沿って配置されており、後部カバー50は、天壁部48の後側の端部に配置されている。後部カバー50の後部50Aは、第二ユニット40の前後方向に開放されている。
【0023】
第二基板44は、第二ユニット40の上下方向を板厚方向として配置されている。この第二基板44は、例えば、マザーボードである。第二基板44の下面44Bには、一対の第二発熱体52と、複数の第二電子部品54が搭載されている。一例として、第二発熱体52は、CPU(Central Processing Unit)であり、第二電子部品54は、メモリである。一対の第二発熱体52は、第二ユニット40の左右方向に並んで配置されており、複数の第二電子部品54は、第二発熱体52の側方に配置されている。
【0024】
一対の第二コネクタ46は、第二基板44の下面44Bに搭載されている。この一対の第二コネクタ46は、第二基板44の後側の端部44Cに配置されている。第二基板44の後側の端部44Cは、「第二基板の第二側の端部」の一例である。一対の第二コネクタ46は、第二ユニット40の左右方向に並んで配置されている。
【0025】
この一対の第二コネクタ46は、第二発熱体52及び第二電子部品54よりも後側に配置されている。左側の第二コネクタ46は、第二ユニット40の前後方向に左側の第二発熱体52と並んで配置されており、右側の第二コネクタ46は、第二ユニット40の前後方向に右側の第二発熱体52と並んで配置されている。各第二コネクタ46は、第一ユニット20の左右方向を幅方向として配置されている。この各第二コネクタ46は、第二ユニット40の後側を向く複数の接続端子(不図示)を有する。
【0026】
図5には、図1図2の電子装置60が示されている。電子装置60は、例えば、サーバ本体である。この電子装置60は、上述の筐体62に加えて、中継基板74と、一対の第一中継コネクタ76Aと、一対の第二中継コネクタ76Bと、複数のファン78と、複数のダクト80とを有する。
【0027】
中継基板74は、電子装置60の上下方向を板厚方向として配置されており、筐体62に収容されている。この中継基板74は、筐体62の底壁部64及び天壁部66のうち底壁部64側に位置しており、底壁部64に沿って水平に配置されている。中継基板74の下面74Aは、底壁部64側に位置し、中継基板74の上面74Bは、底壁部64と反対側に位置している。中継基板74の上面74Bには、一対の第一中継コネクタ76A、一対の第二中継コネクタ76B、複数のファン78、及び複数のダクト80が搭載されている。
【0028】
一対の第一中継コネクタ76Aは、中継基板74の前側の端部74C1に配置されている。中継基板74の前側の端部74C1は、「中継基板の第一側の端部」の一例である。一対の第一中継コネクタ76Aは、電子装置60の左右方向に並んで配置されている。この一対の第一中継コネクタ76Aは、ファン78よりも前側に配置されている。各第一中継コネクタ76Aは、電子装置60の左右方向を幅方向として配置されている。この各第一中継コネクタ76Aは、電子装置60の前側を向く複数の接続端子(不図示)を有する。
【0029】
一対の第二中継コネクタ76Bは、中継基板74の後側の端部74C2に配置されている。中継基板74の後側の端部74C2は、「中継基板の第二側の端部」の一例である。一対の第二中継コネクタ76Bは、電子装置60の左右方向に並んで配置されている。この一対の第二中継コネクタ76Bは、ファン78よりも後側に配置されている。各第二中継コネクタ76Bは、電子装置60の左右方向を幅方向として配置されている。この各第二中継コネクタ76Bは、電子装置60の後側を向く複数の接続端子(不図示)を有する。
【0030】
複数のファン78は、中継基板74の前後方向の中央部に配置されている。この複数のファン78は、電子装置60の左右方向に並んで配置されている。複数のファン78は、電子装置60の前側から後側へ風を送るように作動する構成とされている。
【0031】
図6には、図5の電子装置60の前側の部分が示されている。複数のダクト80は、中継基板74の前側の端部74C1に配置されている。各ダクト80は、電子装置60の左右方向に第一中継コネクタ76Aと並んで配置されている。この各ダクト80は、電子装置60の前後方向に貫通する筒状に形成されている。
【0032】
各第一中継コネクタ76Aは、複数の接続端子(不図示)を囲うコネクタケース82を有する。第一中継コネクタ76Aの幅方向両側に配置された一対のダクト80は、コネクタケース82と一体に形成されている。一対のダクト80及びコネクタケース82は、例えば、樹脂により形成される。この第一中継コネクタ76Aと一対のダクト80とは、一体化されたコネクタ部材84を形成している。
【0033】
図7には、図6のコネクタ部材84の三面図が示されている。コネクタ部材84に形成された一対のダクト80は、コネクタ部材84の左右方向に対称に形成されている。コネクタケース82及びダクト80は、それぞれ正面視で四角形状に形成されている。コネクタ部材84の前後方向、上下方向、及び左右方向は、上述の電子装置60(図5図6参照)の前後方向、上下方向、及び左右方向と同じである。
【0034】
ダクト80は、より具体的には、上壁部86、下壁部88、及び一対の側壁部90、92を有する。また、一対の側壁部90、92のうち第一中継コネクタ76Aと反対側に位置する側壁部90は、後側の側壁部90Aと前側の側壁部90Bとを有し、下壁部88は、後側の下壁部88Aと前側の下壁部88Bとを有する。上壁部86、前側の下壁部88B、前側の側壁部90B、及び側壁部92は、コネクタ部材84の前後方向に沿って延びている。
【0035】
一方、後側の側壁部90Aは、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。この後側の側壁部90Aは、平面視で直線状に形成されている。また、後側の下壁部88Aは、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の上側に向かうように側面視でコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。この後側の下壁部88Aは、側面視で直線状に形成されている。
【0036】
ダクト80の前部には、入口94が形成されており、後側の側壁部90Aの後端と側壁部92の後端との間には、出口96が形成されている。後側の側壁部90Aの内側面90A1と、後側の下壁部88Aの上面88A1とは、入口94からダクト80の内側に入り込んだ風を第一中継コネクタ76Aの後側かつ上側に誘導する誘導面98を形成している。
【0037】
図8図10には、図1の電子装置60における風Wの流れが示されている。上述のように、第一ユニット20は、筐体62の前側から第一収容部70Aに収容され、第二ユニット40は、筐体62の後側から第二収容部70Bに収容される。第一ユニット20が第一収容部70Aに収容されると、第一コネクタ26が第一中継コネクタ76Aに接続され、第二ユニット40が第二収容部70Bに収容されると、第二コネクタ46が第二中継コネクタ76Bに接続される。
【0038】
また、第一ユニット20が第一収容部70Aに収容され、第二ユニット40が第二収容部70Bに収容された状態では、第一基板24及び第二基板44が中継基板74と対向して配置される。この第一基板24及び第二基板44は、筐体62の天壁部66に沿って水平に配置され、ファン78は、第一基板24及び第二基板44の間に位置する。
【0039】
そして、ファン78が作動すると、電子装置60の前側から後側へ風Wが送られる。ここで、図8に示されるように、ダクト80は、平面視で第一発熱体32に対して電子装置60の左右方向にずれて配置される。しかしながら、このずれに対応して、ダクト80に形成された後側の側壁部90Aの内側面90A1は、平面視で電子装置60の前後方向に対して傾斜している。
【0040】
また、図9に示されるように、ダクト80は、側面視で第一発熱体32に対して電子装置60の上下方向にずれて配置される。しかしながら、このずれに対応して、ダクト80に形成された後側の下壁部88Aの上面88A1は、側面視で電子装置60の前後方向に対して傾斜している。この後側の側壁部90Aの内側面90A1と、後側の下壁部88Aの上面88A1とは、入口94からダクト80の内側に入り込んだ風Wを第一中継コネクタ76Aの後側かつ上側に誘導する誘導面98を形成している。
【0041】
そして、この誘導面98により、入口94からダクト80の内側に入り込んだ風Wが第一中継コネクタ76Aの後側かつ上側に位置する第一発熱体32に誘導され、この第一発熱体32に風Wが供給される(図10も参照)。また、中継基板74は、第一基板24及び第二基板44と対向して配置されているので、中継基板74が風Wの流れの妨げになることが回避され、第二発熱体52にも風Wが供給される。そして、このように第一発熱体32及び第二発熱体52に風Wが供給されることにより、第一発熱体32及び第二発熱体52が冷却される。
【0042】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
【0043】
先ず、本実施形態の作用及び効果を明確にするために、比較例について説明する。図14には、比較例に係る電子機器110の断面図が示されている。比較例に係る電子機器110は、第一ユニット120及び第二ユニット140と、この第一ユニット120及び第二ユニット140を前後に並べた状態で収容する電子装置160とを備える。
【0044】
第一ユニット120は、第一基板124と第一コネクタ126とを有し、第二ユニット140は、第二基板144と第二コネクタ146とを有する。第一基板124には、第一発熱体132が搭載され、第二基板144には、第二発熱体152が搭載されている。第一基板124及び第二基板144は、電子装置160の前後方向に沿って水平に配置される。第一コネクタ126は、第一基板124の後側の端部に配置され、第二コネクタ146は、第二基板144の前側の端部に配置されている。
【0045】
電子装置160は、第一中継基板174Aと、第二中継基板174Bと、第一中継コネクタ176Aと、第二中継コネクタ176Bと、ファン178とを有する。第一中継基板174A、第二中継基板174B、及びファン178は、第一基板124と第二基板144との間に配置される。第一中継基板174A及び第二中継基板174Bは、ファン178の前後にファン178と隣接して配置されている。この第一中継基板174A及び第二中継基板174Bは、電子装置160の上下方向に沿って垂直に配置されている。
【0046】
第一中継コネクタ176Aは、第一中継基板174Aの前面に配置され、第二中継コネクタ176Bは、第二中継基板174Bの後面に配置されている。第一中継コネクタ176Aは、第一コネクタ126と接続され、第二中継コネクタ176Bは、第二コネクタ146と接続される。そして、この比較例に係る電子機器110では、ファン178が作動すると、電子装置160の前側から後側へ風Wが送られる。第一中継基板174A及び第二中継基板174Bには、風Wを通すための通風孔180がそれぞれ形成されている。
【0047】
しかしながら、この比較例に係る電子機器110では、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bが電子装置160の上下方向に沿って垂直に配置されている。したがって、この第一中継基板174A及び第二中継基板174Bが風Wの流れの妨げになる。
【0048】
また、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bには、風Wを通すための通風孔180がそれぞれ形成されているが、この通風孔180は、第一発熱体132の上側に位置する。したがって、この通風孔180に向けて風Wが流れるので、第一発熱体132に供給される風Wの量が少なくなる可能性がある。
【0049】
また、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bに形成された配線や、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bに実装される部品等の影響により、通風孔180の大きさが制限される。したがって、通風孔180を通過する風Wの量が制限されるので、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bの後側に位置する第二発熱体152に供給される風Wの量が少なくなる可能性がある。
【0050】
さらに、第一中継基板174A及び第二中継基板174Bは、電子装置160の上下方向に沿って垂直に配置されており、しかも、この第一中継基板174A及び第二中継基板174Bは、ファン178に隣接して配置されている。したがって、ファン178の前後の領域の風通りが悪くなり、ファン178の性能が十分に発揮されない可能性があるので、このことによっても、第一発熱体132及び第二発熱体152に供給される風Wの量が少なくなる可能性がある。
【0051】
このように、比較例に係る電子機器110では、第一発熱体132及び第二発熱体152に供給される風Wの量が少なくなることにより、第一発熱体132及び第二発熱体152の冷却性が不十分となる虞がある。したがって、第一発熱体132及び第二発熱体152の冷却性を向上させることが望まれる。
【0052】
これに対し、図8図9図10も適宜参照)に示される本実施形態によれば、中継基板74の前側の端部には、ダクト80が配置されており、このダクト80は、ファン78の作動に伴い風Wを第一発熱体32に誘導する誘導面98を有する。したがって、風Wが誘導面98に誘導されることにより、第一発熱体32に風Wを供給することができる。
【0053】
また、中継基板74は、第一基板24及び第二基板44と対向して配置されている。つまり、中継基板74は、電子装置60の前後方向に沿って水平に配置されている。したがって、ファン78の作動時に、中継基板74が風Wの流れの妨げになることを回避できるので、第二発熱体52に風Wを供給することができる。
【0054】
しかも、第一コネクタ26及び第一中継コネクタ76Aは、第一基板24及び中継基板74の前側の端部に配置され、第二コネクタ46及び第二中継コネクタ76Bは、第二基板44及び中継基板74の後側の端部に配置されている。つまり、第一コネクタ26及び第一中継コネクタ76Aと、第二コネクタ46及び第二中継コネクタ76Bとは、第一基板24及び第二基板44の間に位置するファン78から離れた位置にそれぞれ配置されている。したがって、ファン78の前後の領域の風通りを良くすることができるので、ファン78の性能を十分に発揮することができる。
【0055】
以上より、第一発熱体32及び第二発熱体52に十分な量の風Wを供給できるので、比較例に比して、第一発熱体32及び第二発熱体52の冷却性を向上させることができる。
【0056】
また、図8に示されるように、各第一中継コネクタ76Aの幅方向両側には、各第一発熱体32に対応して、一対のダクト80が配置されている。したがって、第一発熱体32に供給される風Wの量を増加させることができるので、第一発熱体32の冷却性をより一層向上させることができる。
【0057】
また、図6に示されるように、第一中継コネクタ76Aは、コネクタケース82を有し、ダクト80は、コネクタケース82と一体に形成されている。したがって、ダクト80がコネクタケース82と独立している場合に比して、ダクト80及びコネクタケース82を有するコネクタ部材84を小型化できるので、中継基板74に部品をより高密度に実装することができる。
【0058】
また、電子装置60の筐体62は、底壁部64及び天壁部66を有しており、中継基板74は、底壁部64に沿って配置されている。したがって、例えば中継基板74が天壁部66に沿って配置されて天壁部66に固定される場合に比して、底壁部64が中継基板74を下側から支持する分、中継基板74を固定する固定部の構造を簡素化することができる。
【0059】
次に、本実施形態の変形例について説明する。
【0060】
(第一変形例)
図11には、本実施形態の第一変形例に係る電子装置60の前側半分が示されている。この第一変形例において、中継基板74の前側の端部74C1には、一つのコネクタ部材84が配置されている。図12には、図11のコネクタ部材84が示されている。コネクタ部材84の一対のダクト80は、コネクタ部材84の左右方向に対称に形成されている。
【0061】
各ダクト80において、上壁部86、下壁部88、及び側壁部92は、コネクタ部材84の前後方向に沿って延びている。一方、側壁部90は、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。側壁部90は、平面視で直線状に形成されている。
【0062】
ダクト80の前部には、入口94が形成されており、ダクト80の後部には、出口96が形成されている。側壁部90の内側面は、入口94からダクト80の内側に入り込んだ風Wを第一中継コネクタ76Aの後側に誘導する誘導面98を形成している。
【0063】
この第一変形例によれば、図11に示されるように、風Wが誘導面98に誘導されることにより、第一中継コネクタ76Aの後側の領域Aに風Wを供給することができる。したがって、第一中継コネクタ76Aの後側の領域Aに第一発熱体32(図10参照)が配置される場合には、この第一発熱体32に風Wを供給することができる。
【0064】
なお、上記第一変形例において、誘導面98を形成する側壁部90は、平面視で直線状に形成されてコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。しかしながら、この後側の側壁部90Aは、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材84の前後方向に対して湾曲していてもよい。
【0065】
(第二変形例)
図13には、本実施形態の第二変形例に係る第一ユニット20が示されている。この第二変形例において、第一基板24の前側の端部24Cには、複数のダクト80が配置されている。各ダクト80は、第一ユニット20の左右方向に第一コネクタ26と並んで配置されている。
【0066】
各第一コネクタ26は、複数の接続端子(不図示)を囲うコネクタケース102を有する。第一コネクタ26の幅方向両側に配置された一対のダクト80は、コネクタケース102と一体に形成されている。一対のダクト80及びコネクタケース102は、例えば、樹脂により形成される。この第一コネクタ26と一対のダクト80とは、コネクタ部材104を形成している。コネクタ部材104に形成された一対のダクト80は、コネクタ部材104の左右方向に対称に形成されている。
【0067】
各ダクト80において、上壁部86、下壁部88、及び側壁部92は、コネクタ部材104の前後方向に沿って延びている。一方、側壁部90は、コネクタ部材104の後側に向かうに従ってコネクタ部材104の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材104の前後方向に対して傾斜している。
【0068】
ダクト80の前部には、入口94が形成されており、ダクト80の後部には、出口が形成されている。側壁部90の内側面は、入口94からダクト80の内側に入り込んだ風Wを第一コネクタ26の後側に誘導する誘導面98を形成している。
【0069】
この第二変形例によれば、風Wが誘導面98に誘導されることにより、第一中継コネクタ76Aの後側の領域に配置された第一発熱体32に風Wを供給することができる。
【0070】
なお、上記第二変形例において、誘導面98を形成する側壁部90は、平面視で直線状に形成されてコネクタ部材104の前後方向に対して傾斜している。しかしながら、この後側の側壁部90Aは、コネクタ部材104の後側に向かうに従ってコネクタ部材104の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材104の前後方向に対して湾曲していてもよい。
【0071】
また、上記第二変形例において、ダクト80は、コネクタケース102と一体に形成されているが、コネクタケース102と別体でもよい。
【0072】
(その他の変形例)
図9に示されるように、上記実施形態において、第一ユニット20は、電子装置60の前側に収容され、第二ユニット40は、電子装置60の後側に収容される。しかしながら、第一ユニット20は、電子装置60の後側に収容され、第二ユニット40は、電子装置60の前側に収容されてもよい。また、これに対応して、複数のダクト80は、中継基板74の後側の端部に配置されると共に、ファン78は、電子装置60後側から前側へ風を送るように作動してもよい。この場合には、電子装置60の後側が「電子装置の第一側」の一例とされ、電子装置60の前側が「電子装置の第二側」の一例とされる。
【0073】
また、図7に示されるように、上記実施形態において、誘導面98を形成する後側の側壁部90Aは、平面視で直線状に形成されてコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。しかしながら、この後側の側壁部90Aは、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の左右方向の中央側に向かうように平面視でコネクタ部材84の前後方向に対して湾曲していてもよい。
【0074】
また、上記実施形態において、誘導面98を形成する後側の下壁部88Aは、側面視で直線状に形成されてコネクタ部材84の前後方向に対して傾斜している。しかしながら、この後側の下壁部88Aは、コネクタ部材84の後側に向かうに従ってコネクタ部材84の上側に向かうように側面視でコネクタ部材84の前後方向に対して湾曲していてもよい。
【0075】
また、上記実施形態において、誘導面98は、ファン78の作動に伴い風を第一発熱体32に誘導し得る形状であれば、どのような形状でもよい。
【0076】
また、上記実施形態において、ダクト80は、コネクタケース82と一体に形成されているが、コネクタケース82と別体でもよい。
【0077】
また、図8に示されるように、上記実施形態では、各第一発熱体32に対応して、一対のダクト80が設けられているが、各第一発熱体32に対応するダクト80の数は、いくつでもよい。
【0078】
また、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされてもよい。
【0079】
次に、本実施形態の実施例について説明する。
【0080】
本実施例では、上記実施形態(図1図10参照)について冷却シミュレーションを行った。本実施例に係る冷却シミュレーションでは、第一発熱体及び第二発熱体の発熱量を250Wに設定した。
【0081】
また、本実施例と比較するために、上述の比較例(図14参照)についても冷却シミュレーションを行った。本比較例に係る冷却シミュレーションでは、中継基板に形成された通風孔の開口率、すなわち、中継基板の平面積に対する通風孔の開口面積の割合を25%に設定し、第一発熱体及び第二発熱体の発熱量を250Wに設定した。本比較例に係る冷却シミュレーションにおいて、その他の条件は、本実施例に係る冷却シミュレーションと同じにした。
【0082】
表1には、両冷却シミュレーションの結果が示されている。この表1に示されるように、本実施例によれば、比較例に対して、風量を1.8倍(0.1m3/s増加)、圧損を35%低減(223Pa低減)、第一発熱体及び第二発熱体の温度を最大8.8℃低減でき、冷却の高効率化が可能であることを確認できた。
【0083】
【表1】
【0084】
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0085】
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0086】
(付記1)
第一ユニット及び第二ユニットと、
第一側に前記第一ユニットが収容される第一収容部を有し、前記第一側と反対の第二側に前記第二ユニットが収容される第二収容部を有する電子装置と、
を備え、
前記第一ユニットは、
第一発熱体が搭載された第一基板と、
前記第一基板の第一側の端部に配置された第一コネクタと、
を有し、
前記第二ユニットは、
第二発熱体が搭載された第二基板と、
前記第二基板の第二側の端部に配置された第二コネクタと、
を有し、
前記電子装置は、
前記第一基板及び前記第二基板と対向して配置される中継基板と、
前記中継基板の第一側の端部に配置され、前記第一コネクタと接続される第一中継コネクタと、
前記中継基板の第二側の端部に配置され、前記第二コネクタと接続される第二中継コネクタと、
前記中継基板に搭載され、前記第一基板及び前記第二基板の間に位置し、前記電子装置の第一側から第二側へ風を送るように作動するファンと、
を有し、
前記中継基板の第一側の端部又は前記第一基板の第一側の端部には、前記ファンの作動に伴い風を前記第一発熱体に誘導する誘導面を有するダクトが配置されている、
を有する電子機器。
(付記2)
前記中継基板における前記第一中継コネクタの幅方向両側又は前記第一基板における前記第一コネクタの幅方向両側には、一対の前記ダクトが配置されている、
付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記第一中継コネクタ又は前記第一コネクタは、コネクタケースを有し、
前記ダクトは、前記コネクタケースと一体に形成されている、
付記1又は付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記電子装置は、底壁部及び天壁部を有する筐体を備え、
前記中継基板は、前記底壁部に沿って配置され、前記底壁部に固定されている、
付記1~付記3のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記5)
前記電子装置の第一側は、前記電子装置の前側であり、
前記電子装置の第二側は、前記電子装置の後側であり、
前記ダクトは、平面視で前記第一発熱体に対して前記電子装置の左右方向にずれて配置され、
前記誘導面は、平面視で前記電子装置の前後方向に対して傾斜又は湾曲している、
付記1~付記4のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記6)
前記電子装置の第一側は、前記電子装置の前側であり、
前記電子装置の第二側は、前記電子装置の後側であり、
前記ダクトは、側面視で前記第一発熱体に対して前記電子装置の上下方向にずれて配置され、
前記誘導面は、側面視で前記電子装置の前後方向に対して傾斜又は湾曲している、
付記1~付記5のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記7)
第一側に第一収容部を有し、前記第一側と反対の第二側に第二収容部を有する電子装置の前記第一収容部に収容される電子ユニットであって、
第一発熱体が搭載された第一基板と、
前記第一基板の第一側の端部に配置された第一コネクタと、
前記第一基板の第一側の端部に配置され、前記電子装置のファンの作動に伴い風を前記第一発熱体に誘導する誘導面を有するダクトと、
を備える電子ユニット。
【符号の説明】
【0087】
10 電子機器
20 第一ユニット(電子ユニットの一例)
24 第一基板
26 第一コネクタ
32 第一発熱体
40 第二ユニット
44 第二基板
46 第二コネクタ
52 第二発熱体
60 電子装置
62 筐体
64 底壁部
66 天壁部
70A 第一収容部
70B 第二収容部
74 中継基板
76A 第一中継コネクタ
76B 第二中継コネクタ
78 ファン
80 ダクト
82 コネクタケース
98 誘導面
102 コネクタケース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14