IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ブラザー工業株式会社の特許一覧

特許7298311プログラム、情報処理装置、及び通信システム
<>
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図1
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図2
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図3
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図4
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図5
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図6
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図7
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図8
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図9
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図10
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図11
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図12
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図13
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図14
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図15
  • 特許-プログラム、情報処理装置、及び通信システム 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-19
(45)【発行日】2023-06-27
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、及び通信システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20230620BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20230620BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20230620BHJP
【FI】
G06F3/12 329
G06F3/12 303
G06F3/12 330
G06F3/12 334
G06F3/12 385
G06F3/12 331
G03G21/00 386
G03G21/00 396
H04L67/00
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019103849
(22)【出願日】2019-06-03
(65)【公開番号】P2020197930
(43)【公開日】2020-12-10
【審査請求日】2022-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117101
【弁理士】
【氏名又は名称】西木 信夫
(74)【代理人】
【識別番号】100120318
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 朋浩
(72)【発明者】
【氏名】西崎 孝志
【審査官】豊田 真弓
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-279714(JP,A)
【文献】特開2008-046708(JP,A)
【文献】特開2004-139572(JP,A)
【文献】特開2013-068987(JP,A)
【文献】特開2005-309893(JP,A)
【文献】特開2014-179022(JP,A)
【文献】特開2004-194284(JP,A)
【文献】特開2006-293978(JP,A)
【文献】特開2008-192130(JP,A)
【文献】特開2003-043868(JP,A)
【文献】特開2012-168610(JP,A)
【文献】特開2003-087424(JP,A)
【文献】特開2002-082792(JP,A)
【文献】特開2006-209571(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/12
G06F 13/00
G03G 21/00
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信インタフェース及びメモリを有する情報処理装置のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
プリンタを特定可能な特定情報、及び前記プリンタに設定する設定値を示す指定設定値の入力を受け付ける第1画面を示す第1画面データを前記通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第1送信処理と、
前記特定情報及び前記指定設定値を前記通信インタフェースを通じて受信する特定受信処理と、
受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する特定処理と、
特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた前記設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に変更する変更指示を受け付ける第2画面を示す第2画面データを、前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第2送信処理と、
前記変更指示を前記通信インタフェースを通じて受信する指示受信処理と、
前記変更指示及び前記特定識別情報を含む変更要求を前記通信インタフェースを通じて送信する要求送信処理と、
前記特定識別情報と、前記変更指示を実行したか否かを示す成否情報とを含む実行状況情報を取得する取得処理と、
取得した前記実行状況情報及び前記特定識別情報を含む第3画面を示す第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第3送信処理と、を前記コンピュータに実行させ
前記実行状況情報は、前記プリンタの前記設定値が変更されなかった原因を示す原因情報をさらに含み、
前記成否情報、前記特定識別情報、前記原因情報、及び受付オブジェクトを含む画面を示す前記第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する前記第3送信処理と、
前記受付オブジェクトが選択されたことを示す選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する選択受信処理と、
前記特定識別情報が示すプリンタであって、前記変更指示を実行していないことを示す前記成否情報と対応付けられた前記プリンタのステータス情報の履歴を示す履歴情報を取得する履歴取得処理と、
取得した前記履歴情報を含む第4画面を示す第4画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第4送信処理と、を前記コンピュータに実行させ、
前記成否情報は、
前記プリンタとの間に通信を確立できなかったことを示すオフライン情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更したことを示す肯定情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更しなかったことを示す否定情報とのいずれかの情報を含んでおり、
前記メモリは、前記プリンタとの間に通信を確立できた期間及び通信を確立できなかった期間を示す前記履歴情報であるオンライン履歴情報及びオフライン履歴情報と、前記プリンタに生じたエラーの履歴を示す前記履歴情報であるエラー履歴情報と、前記プリンタ識別情報と、を対応付けたデータベースを記憶しており、
前記履歴取得処理は、
前記成否情報が前記オフライン情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記オンライン履歴情報及び前記オフライン履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、
前記成否情報が前記否定情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記エラー履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、を含むプログラム。
【請求項2】
取得した複数の前記実行状況情報のうち、前記設定値の変更がされていない前記プリンタを示す前記特定識別情報のみを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する前記第3送信処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
記取得処理は、
前記成否情報が前記オフライン情報を含むことに基づいて、当該オフライン情報を前記原因情報に決定する処理と、
前記成否情報が前記否定情報を含むことに基づいて、当該否定情報に含まれるエラー情報を前記原因情報に決定する処理と、を含む請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第3送信処理の実行後、更新情報を前記通信インタフェースを通じて前記端末装置から受信する更新受信処理と、
前記変更指示及び前記設定値の変更がされていない前記プリンタを示す前記特定識別情報を前記更新情報が示すタイミングで前記通信インタフェースを通じて送信する処理と、前記変更指示、前記設定値の変更がされていない前記プリンタを示す前記特定識別情報、及び前記更新情報を前記通信インタフェースを通じて送信する処理と、のうちの一方の処理である再送信処理と、を前記コンピュータにさらに実行させる請求項1からのいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記特定情報及び、前記指定設定値の入力を受け付ける第5画面を示す第5画面データを前記通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第5送信処理と、
前記特定情報及び、前記指定設定値を前記通信インタフェースを通じて受信する処理と、
受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する処理と、
特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に維持する維持指示を受け付ける第6画面を示す第6画面データを、前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第6送信処理と、
前記維持指示を前記通信インタフェースを通じて受信する処理と、
前記プリンタの前記設定値を含むステータス情報を前記通信インタフェースを通じて受信する処理と、
受信した前記ステータス情報に含まれる前記設定値と、受信した前記指定設定値とが一致するか否かを判断する処理と、
前記設定値と前記指定設定値とが一致しないと判断したことに基づいて、一致しないと判断した前記指定設定値と対応付けられた前記特定識別情報、前記変更指示、及び当該指定設定値を含む変更要求を前記通信インタフェースを通じて送信する同期指示処理と、
前記同期指示処理の実行後に、前記取得処理及び前記第3送信処理と、を前記コンピュータに実行させる請求項1からのいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記設定値は、
前記プリンタに設定されるプリント設定に関する値と、
前記プリンタのコンピュータによって実行されるプリンタ制御プログラムのバージョンと、のうち少なくとも一方である請求項1からのいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
取得した前記成否情報に基づいて、前記変更指示を実行した前記プリンタの台数と、前記変更指示が実行されなかった前記プリンタの台数とを含む成否オブジェクトを含む第7画面を示す第7画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第7送信処理と、
前記成否オブジェクトを選択したことを示す成否選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、
前記成否選択情報を受信したことに応じて前記第3送信処理と、を前記コンピュータに実行させる請求項1からのいずれかに記載のプログラム。
【請求項8】
前記成否オブジェクトは、
前記変更指示を実行した前記プリンタの台数を示す第1サブオブジェクトと、
前記変更指示が実行されなかった前記プリンタの台数を含む第2サブオブジェクトと、を含んでおり、
前記受信処理は、
前記第1サブオブジェクトを選択したことを示す第1選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する処理と、
前記第2サブオブジェクトを選択したことを示す第2選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する処理と、を含んでおり、
前記第3送信処理は、
前記第1選択情報を受信したことに応じて、前記変更指示を実行した前記プリンタの前記特定識別情報を含む前記第3画面データを送信する処理と、
前記第2選択情報を受信したことに応じて前記変更指示が実行されなかった前記プリンタの前記特定識別情報を含む前記第3画面データを送信する処理と、を含む請求項に記載のプログラム。
【請求項9】
通信インタフェースコントローラ、及びメモリを備えており、
前記コントローラは、
プリンタを特定可能な特定情報、及び前記プリンタに設定する設定値である指定設定値の入力を受け付ける第1画面を示す第1画面データを前記通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第1送信処理と、
前記特定情報及び前記指定設定値を前記通信インタフェースを通じて受信する特定受信処理と、
受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する特定処理と、
特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に変更する変更指示を受け付ける第2画面を示す第2画面データを、前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第2送信処理と、
前記変更指示を前記通信インタフェースを通じて受信する指示受信処理と、
前記変更指示及び前記特定識別情報を含む変更要求を前記通信インタフェースを通じて送信する要求送信処理と、
前記特定識別情報と、前記変更指示が実行されたか否かを示す成否情報とを含む実行状況情報を取得する取得処理と、
取得した前記実行状況情報及び前記特定識別情報を含む第3画面を示す第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第3送信処理と、を実行し、
前記実行状況情報は、前記プリンタの前記設定値が変更されなかった原因を示す原因情報をさらに含み、
前記コントローラは、
前記成否情報、前記特定識別情報、前記原因情報、及び受付オブジェクトを含む画面を示す前記第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する前記第3送信処理と、
前記受付オブジェクトが選択されたことを示す選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する選択受信処理と、
前記特定識別情報が示すプリンタであって、前記変更指示を実行していないことを示す前記成否情報と対応付けられた前記プリンタのステータス情報の履歴を示す履歴情報を取得する履歴取得処理と、
取得した前記履歴情報を含む第4画面を示す第4画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第4送信処理と、を実行し、
前記成否情報は、
前記プリンタとの間に通信を確立できなかったことを示すオフライン情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更したことを示す肯定情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更しなかったことを示す否定情報とのいずれかの情報を含んでおり、
前記メモリは、前記プリンタとの間に通信を確立できた期間及び通信を確立できなかった期間を示す前記履歴情報であるオンライン履歴情報及びオフライン履歴情報と、前記プリンタに生じたエラーの履歴を示す前記履歴情報であるエラー履歴情報と、前記プリンタ識別情報と、を対応付けたデータベースを記憶しており、
前記履歴取得処理は、
前記成否情報が前記オフライン情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記オンライン履歴情報及び前記オフライン履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、
前記成否情報が前記否定情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記エラー履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、を含む情報処理装置。
【請求項10】
管理サーバ及び仲介装置を備えており、
前記管理サーバは、第1通信インタフェース第1コントローラ、及びメモリを有しており、
前記仲介装置は、第2通信インタフェース及び第2コントローラを有しており、
前記第1コントローラは、
プリンタを特定可能な特定情報、及び前記プリンタに設定を指示する指定設定値の入力を受け付ける第1画面を示す第1画面データを前記第1通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第1送信処理と、
前記特定情報及び前記指定設定値を前記第1通信インタフェースを通じて受信する特定受信処理と、
受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する特定処理と、
特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に変更する変更指示を受け付ける第2画面を示す第2画面データを、前記第1通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第2送信処理と、
前記変更指示を前記第1通信インタフェースを通じて受信する指示受信処理と、
前記変更指示及び前記特定識別情報を含む変更要求を前記第1通信インタフェースを通じて送信する要求送信処理と、
前記特定識別情報と、前記変更指示が実行されたか否かを示す成否情報とを含む実行状況情報を取得する取得処理と、
取得した前記実行状況情報及び前記特定識別情報を含む第3画面を示す第3画面データを前記第1通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第3送信処理と、を実行し、
前記第2コントローラは、
前記変更要求を前記第2通信インタフェースを通じて受信する処理と、
前記プリンタとの間に通信を確立する処理と、
受信した前記変更要求を前記第2通信インタフェースを通じて前記プリンタに送信する処理と、
前記プリンタが送信した肯定情報或いは否定情報を前記第2通信インタフェースを通じて受信する処理と、
前記肯定情報と、前記否定情報と、通信が確立できなかったことを示すオフライン情報とのうちのいずれかの情報を含む前記成否情報を前記第2通信インタフェースを通じて前記管理サーバに送信する処理と、を実行し、
前記実行状況情報は、前記プリンタの前記設定値が変更されなかった原因を示す原因情報をさらに含み、
前記第1コントローラは、
前記成否情報、前記特定識別情報、前記原因情報、及び受付オブジェクトを含む画面を示す前記第3画面データを前記第1通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する前記第3送信処理と、
前記受付オブジェクトが選択されたことを示す選択情報を前記第1通信インタフェースを通じて受信する選択受信処理と、
前記特定識別情報が示すプリンタであって、前記変更指示を実行していないことを示す前記成否情報と対応付けられた前記プリンタのステータス情報の履歴を示す履歴情報を取得する履歴取得処理と、
取得した前記履歴情報を含む第4画面を示す第4画面データを前記第1通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第4送信処理と、を実行し、
前記成否情報は、
前記プリンタとの間に通信を確立できなかったことを示すオフライン情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更したことを示す肯定情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更しなかったことを示す否定情報とのいずれかの情報を含んでおり、
前記メモリは、前記プリンタとの間に通信を確立できた期間及び通信を確立できなかった期間を示す前記履歴情報であるオンライン履歴情報及びオフライン履歴情報と、前記プリンタに生じたエラーの履歴を示す前記履歴情報であるエラー履歴情報と、前記プリンタ識別情報と、を対応付けたデータベースを記憶しており、
前記履歴取得処理は、
前記成否情報が前記オフライン情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記オンライン履歴情報及び前記オフライン履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、
前記成否情報が前記否定情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記エラー履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、を含む通信システム。
【請求項11】
通信インタフェース及びメモリを有する情報処理装置のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
プリンタを特定可能な特定情報、及び前記プリンタに設定する設定値を示す指定設定値の入力を受け付ける第1画面を示す第1画面データを前記通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第1送信処理と、
前記特定情報及び前記指定設定値を前記通信インタフェースを通じて受信する特定受信処理と、
受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する特定処理と、
特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた前記設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に維持する維持指示を受け付ける第2画面を示す第2画面データを、前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第2送信処理と、
前記維持指示を前記通信インタフェースを通じて受信する維持受信処理と、
前記プリンタの前記設定値を含むステータス情報を前記通信インタフェースを通じて受信する情報受信処理と、
受信した前記ステータス情報に含まれる前記設定値と、受信した前記指定設定値とが一致するか否かを判断する判断処理と、
前記設定値と前記指定設定値とが一致しないと判断したことに基づいて、一致しないと判断した前記指定設定値と対応付けられた前記特定識別情報と、当該設定値を当該指定設定値に変更する変更指示と、当該指定設定値と、を含む変更要求を前記通信インタフェースを通じて送信する同期指示処理と、
前記特定識別情報と、前記変更指示が実行されたか否かを示す成否情報とを含む実行状況情報を取得する取得処理と、
取得した前記実行状況情報及び前記特定識別情報を含む第3画面を示す第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第3送信処理と、を前記コンピュータに実行させ
前記実行状況情報は、前記プリンタの前記設定値が変更されなかった原因を示す原因情報をさらに含み、
前記成否情報、前記特定識別情報、前記原因情報、及び受付オブジェクトを含む画面を示す前記第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する前記第3送信処理と、
前記受付オブジェクトが選択されたことを示す選択情報を前記通信インタフェースを通じて受信する選択受信処理と、
前記特定識別情報が示すプリンタであって、前記変更指示を実行していないことを示す前記成否情報と対応付けられた前記プリンタのステータス情報の履歴を示す履歴情報を取得する履歴取得処理と、
取得した前記履歴情報を含む第4画面を示す第4画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第4送信処理と、を前記コンピュータに実行させ、
前記成否情報は、
前記プリンタとの間に通信を確立できなかったことを示すオフライン情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更したことを示す肯定情報と、
前記プリンタが前記設定値を前記指定設定値に変更しなかったことを示す否定情報とのいずれかの情報を含んでおり、
前記メモリは、前記プリンタとの間に通信を確立できた期間及び通信を確立できなかった期間を示す前記履歴情報であるオンライン履歴情報及びオフライン履歴情報と、前記プリンタに生じたエラーの履歴を示す前記履歴情報であるエラー履歴情報と、前記プリンタ識別情報と、を対応付けたデータベースを記憶しており、
前記履歴取得処理は、
前記成否情報が前記オフライン情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記オンライン履歴情報及び前記オフライン履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、
前記成否情報が前記否定情報を含むことに基づいて、前記特定識別情報と前記データベースにおいて対応付けられた前記エラー履歴情報を前記履歴情報として取得する処理と、を含むプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタの管理を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上の管理サーバが、携帯電話やタブレットなどのモバイルデバイスと通信を行って、モバイルデバイスの管理を行うモバイルデバイス管理(略して、MDM)システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。モバイルデバイスは、例えば、携帯電話やタブレットやノート型のパーソナルコンピュータやプリンタなどである。
【0003】
モバイルデバイスの管理者は、パーソナルコンピュータやタブレットなどの端末装置から管理サーバにアクセスし、モバイルデバイスのステータスの管理や、モバイルデバイスへの指示の入力などを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特表2017-536598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、管理者がモバイルデバイスに対して行った設定値の変更に対する結果を管理者に認識させる技術について、十分な開示がされていない。
【0006】
本発明は、管理者がプリンタに対して行った設定値の変更に対する結果を管理者に容易に認識させることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書では様々な開示を行う。開示例のプログラムは、通信インタフェースを有する情報処理装置のコンピュータによって実行される。開示例のプログラムは、プリンタを特定可能な特定情報、及び前記プリンタに設定する設定値を示す指定設定値の入力を受け付ける第1画面データを前記通信インタフェースを通じて端末装置に送信する第1送信処理と、前記特定情報及び前記指定設定値を前記通信インタフェースを通じて受信する特定受信処理と、受信した前記特定情報とデータベースにおいて対応付けられたプリンタ識別情報を、特定識別情報として特定する特定処理と、特定した前記特定識別情報、及び前記データベースにおいて前記特定識別情報と対応付けられた前記設定値を含み、当該設定値を前記指定設定値に変更する変更指示を受け付ける第2画面データを、前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第2送信処理と、前記変更指示を前記通信インタフェースを通じて受信する指示受信処理と、前記変更指示及び前記特定識別情報を含む変更要求を前記通信インタフェースを通じて送信する要求送信処理と、前記特定識別情報と、前記変更指示を実行したか否かを示す成否情報とを含む実行状況情報を取得する取得処理と、取得した前記実行状況情報及び前記特定識別情報を含む第3画面データを前記通信インタフェースを通じて前記端末装置に送信する第3送信処理と、を前記コンピュータに実行させる。
【0008】
開示例のプログラムは、設定値を変更するプリンタのプリンタ識別情報である特定識別情報を含む第2画面データを端末装置に送信し、かつ、実行状況情報及び特定識別情報を含む第3画面データを端末装置に送信する。すなわち、設定値の変更の実行前には、設定値を変更するプリンタのプリンタ識別情報が端末装置に表示され、設定値の変更の実行後には、プリンタのプリンタ識別情報、及び設定値を変更したか否かを示す成否情報が端末装置に表示される。したがって、開示例のプログラムは、管理者が端末装置において入力した特定情報によって特定されるプリンタの設定値が変更されたか否かを管理者に容易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本実施形態に係る通信システム10の模式的な構成図である。
図2図2(A)は、管理サーバ11の機能ブロック図であり、図2(B)は、第1対応テーブルを示す図であり、図2(C)は、第2対応テーブルを示す図である。
図3図3は、管理データベースを示す図である。
図4図4は、プリンタ14のステータス情報を定期的に取得して管理データベースに登録する際に管理サーバ11、外部仲介装置12、内部仲介装置13、及びプリンタ14の各プログラムが実行する処理を示す図である。
図5図5は、制御プログラム50のバージョンを変更する場合の管理者端末17のブラウザと管理サーバ11の第1プログラム69とが実行する処理の一部を示す図である。
図6図6は、図5の処理の続きを示す図である。
図7図7は、図6の処理の続きを示す図である。
図8図8は、実行処理の一部を示す図である。
図9図9は、図8の処理の続きを示す図である。
図10図10は、同期処理を説明する図である。
図11図11(A)は、第1表示画面を示す図であり、図11(B)は、第2表示画面を示す図である。
図12図12(A)は、第3表示画面を示す図であり、図12(B)は、第5表示画面を示す図である。
図13図13(A)は、第6表示画面を示す図であり、図13(B)は、第7表示画面を示す図である。
図14図14(A)は、第8表示画面を示す図であり、図14(B)は、第9表示画面を示す図である。
図15図15(A)は、第10表示画面を示す図であり、図15(B)は、第11表示画面を示す図である。
図16図16は、変形例4において管理者端末17のブラウザと管理サーバ11の第1プログラム69とが実行する処理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述の各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。或いは、後述の各処理は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜省略或いは変更することができる。
【0011】
本実施形態では、複数の支店を有する事業者であって、各支店において一乃至複数のプリンタ14(図1)をそれぞれ使用する事業者に対して、プリンタ14の管理を行うサービスを提供する通信システム10(図1)を一例として説明する。
【0012】
通信システム10は、携帯端末9やモバイルプリンタなどのモバイルデバイスの管理を行うサービスを上述の事業者に提供するMDMシステムを利用したシステムである。具体的には、通信システム10は、インターネット15を通じて他の機器と通信可能なモバイルデバイスを管理する管理サーバ11を利用したシステムである。通信システム10は、管理サーバ11がプリンタ14の管理を行えるように、管理サーバ11に加え、外部仲介装置12及び一乃至複数の内部仲介装置13を備える。詳しくは後述するが、プリンタ14は、インターネット15を通じて他の機器と通信を行う構成を備えていないモバイルデバイスである。すなわち、プリンタ14は、管理サーバ11だけでは管理を行えないモバイルデバイスである。通信システム10は、外部仲介装置12及び一乃至複数の内部仲介装置13を備えることにより、プリンタ14の管理を行うことが可能となる。管理サーバ11は、情報処理装置の一例である。外部仲介装置12及び内部仲介装置13は、仲介装置の一例である。
【0013】
まず、管理サーバ11、外部仲介装置12、内部仲介装置13、及びプリンタ14の通信ネットワークへの接続について説明する。
【0014】
管理サーバ11及び外部仲介装置12は、インターネット15を介して通信可能に接続されている。管理サーバ11及び外部仲介装置12は、グローバルIPアドレスをそれぞれ有しており、かつ、URLをインターネット15上にそれぞれ公開するサーバである。すなわち、管理サーバ11及び外部仲介装置12は、いわゆるウェブサーバである。
【0015】
内部仲介装置13は、各支店にそれぞれ構築されたローカルネットワーク16を介してプリンタ14と通信可能に接続されている。例えば、一の内部仲介装置13は、支店Aに設けられたローカルネットワーク16を介してプリンタ14と通信可能に接続されており、他の一の内部仲介装置13は、支店Bに設けられたローカルネットワーク16を介してプリンタ14と通信可能に接続されている。ローカルネットワーク16は、いわゆるイントラネットであり、例えば、有線LAN、無線LAN、WAN、或いはこれらの組み合わせである。ローカルネットワーク16は、ルータやブリッジなどであるゲートウェイ装置18を介してインターネット15と接続されている。ゲートウェイ装置18は、ローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13が送信したHTTPリクエストを、インターネット15を通じて送信する。そして、ゲートウェイ装置18は、送信したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスをインターネット15を通じて受信すると、受信したHTTPレスポンスを、ローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13に送信する。すなわち、ゲートウェイ装置18は、いわゆるファイアウォールを構築する。なお、図示例では、3つのローカルネットワーク16が構築され、各ローカルネットワーク16に、2乃至3台のプリンタ14が接続されているが、ローカルネットワーク16の数や、各ローカルネットワーク16にそれぞれ接続されるプリンタ14の数は、図示例に限られない。また、図1では、一のローカルネットワーク16に接続されるゲートウェイ装置18のみが示されており、他のローカルネットワーク16に接続されるゲートウェイ装置18は、図示を省略している。
【0016】
プリンタ14は、ローカルネットワーク16を介して内部仲介装置13と通信可能に接続される。例えば、支店Aに所属するプリンタ14は、支店Aに構築されたローカルネットワーク16を介して内部仲介装置13と通信可能に接続される。なお、プリンタ14の電源がオフにされている場合や、プリンタ14が支店から持ち出されている場合、プリンタ14は、ローカルネットワーク16とは接続されていない。プリンタ14は、例えば、支店内に設置され、ローカルネットワーク16に通信可能に接続され、電源がオンにされた場合に、利用可能となる。プリンタ14とローカルネットワーク16との接続は、有線接続であってもよいし、Wi-Fi(登録商標)やブルートゥース(登録商標)などの無線LAN接続であってもよい。
【0017】
以下、プリンタ14、管理サーバ11、外部仲介装置12、及び内部仲介装置13の構成について、図1及び図2(A)に示した機能ブロック図を用いて詳しく説明する。
【0018】
プリンタ14は、ラベルプリンタやモバイルプリンタなど、上述の事業者の社員であるユーザが携帯して使用するプリンタである。プリンタ14は、中央演算処理装置であるCPU41と、メモリ42と、通信I/F43と、記録部45と、通信バス46と、を備える。「I/F」は、「インタフェース」を省略した記載である。なお、プリンタ14は、ラベルプリンタに限られない。プリンタ14は、ユーザが携帯可能なプリンタであればよい。
【0019】
記録部45は、例えば、ラベルを搬送する搬送装置と、ラベルに画像の記録を行うヘッドと、画像が記録されたラベルを切断するカッターと、を備える。ヘッドは、いわゆる熱転写によってラベルに画像を記録するものや、インクを吐出してラベルに画像を記録するものなど、どのようなタイプのヘッドであってもよい。
【0020】
CPU41、メモリ42、通信I/F43、及び記録部45は、通信バス46を介して接続されている。すなわち、CPU41は、通信バス46を介して、通信I/F43、及び記録部45と接続されている。CPU41は、通信バス46を通じて、情報やデータやコマンドや駆動信号や制御信号等を通信I/F43、及び記録部45に入力する。例えば、CPU41は、情報やデータやコマンドを通信I/F43を通じてローカルネットワーク16に送信し、或いは情報やデータやコマンドを通信I/F43を通じてローカルネットワーク16から受信する。また、CPU41は、駆動信号や制御信号を記録部45に入力し、ラベルへの画像の記録を記録部45に行わせる。
【0021】
メモリ42は、ROM、RAM、EEPROM、HDD、USBメモリ等の可搬記憶媒体及び、CPU41が備えるバッファ等である。メモリ42は、プログラム記憶領域47及びデータ記憶領域48を有している。プログラム記憶領域47は、オペレーティングシステムであるOS49や制御プログラム50等のプログラムを記憶している。OS49及び制御プログラム50に記述された命令は、CPU41によって実行される。OS49及び制御プログラム50は、例えばマルチタスク処理により、並行して実行される。制御プログラム50は、プリンタ制御プログラムの一例である。
【0022】
制御プログラム50は、例えば、記録データを付加されたコマンドが通信I/F43を通じて入力されたことに応じて、記録データが示す画像をラベルに記録する駆動信号や制御信号を生成し、記録部45に入力する。制御プログラム50は、ステータス情報を送信することを要求するコマンドが通信I/F43を通じて入力されたことに応じて、メモリ42のデータ記憶領域48に記憶されたステータス情報を通信I/F43を通じて送信する。さらに、制御プログラム50は、プリント設定の設定値を付加されており、かつ当該設定値の変更を指示するコマンドが通信I/F43を通じて入力されたことに応じて、データ記憶領域48に記憶された設定値を、当該コマンドに付加された設定値に変更する。ステータス情報は、プリント設定の設定値や、ラベルへの記録回数や、エラー情報などの情報を含む情報である。
【0023】
管理サーバ11は、図2(A)に示されるように、CPU61と、メモリ62と、通信I/F63と、通信バス65とを備える。CPU61、メモリ62、通信I/F63、及び通信バス65の構成は、プリンタ14のCPU41、メモリ42、通信I/F43、通信バス46と同じであるので、再度の説明は省略する。CPU61は、コンピュータの一例である。CPU61及びメモリ62は、コントローラ及び第1コントローラの一例である。通信I/F63は、第1通信インタフェースの一例である。
【0024】
メモリ62は、プログラム記憶領域66及びデータ記憶領域67を有している。プログラム記憶領域66は、オペレーティングシステムであるOS68や第1プログラム69等のプログラムを記憶している。プログラム記憶領域66及びデータ記憶領域67の構成は、プリンタ14のプログラム記憶領域47及びデータ記憶領域48の構成と同じであるので、再度の説明は省略する。OS68は、例えば、MacOS(登録商標)、Windows(登録商標)、Linux(登録商標)、Android(登録商標)OS等である。
【0025】
第1プログラム69は、上述の管理者が使用するパーソナルコンピュータやタブレットなどである管理者端末17からの要求に応じて管理情報を管理者端末17に送信し、或いは、管理者端末17からの指示を受信するプログラムである。また、第1プログラム69は、管理者端末17から受信した指示にしたがって、外部仲介装置12に対して情報やデータやコマンドを送信するプログラムである。また、第1プログラム69は、外部仲介装置12から受信した情報やデータをメモリ62に記憶された管理データベース(図3)に登録するプログラムである。第1プログラム69は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。第1プログラム69が実行する処理の詳細については後述する。第1プログラム69は、プログラムの一例である。管理者端末17は、端末装置の一例である。
【0026】
データ記憶領域67は、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、データ記憶領域67は、図3に示される管理データベースを含む。管理データベースは、データベースの一例である。
【0027】
管理データベースは、複数の項目と、複数のレコードと、を有する。複数の項目は、項目「シリアル番号」、「モデル名」、「内部識別情報」、「支店名」、「Macアドレス」、「バージョン情報」、「プリント設定」、「エラー履歴情報」、「接続履歴情報」、「更新日時」などである。なお、管理データベースは、前述の項目以外の項目を有していてもよいし、前述の項目の一部を有していなくてもよい。
【0028】
項目「シリアル番号」は、プリンタ14に付与されたシリアル番号である。各レコードは、シリアル番号によって区別される。すなわち、「シリアル番号」は、管理データベースにおいて各レコードを識別する情報でもある。一のレコードが、一のプリンタ14を示す。シリアル番号は、プリンタ識別情報の一例である。プリンタ識別情報は、シリアル番号の他、Macアドレスや、ユニークなプリンタ名や、その他の識別情報であってもよい。
【0029】
項目「モデル名」は、プリンタ14のモデル名を示す。各レコードについて、項目「モデル名」と対応付けられた入力フィールドに、モデル名が入力される。図示例では、「シリアル番号」が「12345」であるレコードに対して、「A001」のモデル名が入力されている。
【0030】
項目「内部識別情報」は、内部仲介装置13に付与された識別情報である。内部識別情報は、例えば、管理サーバ11の第1プログラム69や外部仲介装置12の第2プログラム29が内部仲介装置13にそれぞれ付与するGUIDや支店名や支店番号などである。管理サーバ11の第1プログラム69や外部仲介装置12の第2プログラム29は、例えば、通信システム10の運用が開始される前に、各内部仲介装置13に対して内部識別情報をそれぞれ付与して管理データベースに登録する。内部識別情報は、各レコードが示すプリンタ14が、いずれの内部仲介装置13とローカルネットワーク16を通じて接続しているかを示す。例えば、「シリアル番号」が「12345」であるレコードが示すプリンタ14は、「ABCD」の内部識別情報で識別される内部仲介装置13と、ローカルネットワーク16を通じて接続されている。
【0031】
項目「支店名」は、プリンタ14が使用されている支店の名称を示す。項目「Macアドレス」は、プリンタ14に付与されたMacアドレスを示す。
【0032】
項目「バージョン情報」は、プリンタ14の制御プログラム50のバージョンを示す情報である。図示例では、「Ver.1.31」の制御プログラム50が、シリアル番号「12345」を付与されたプリンタ14に実装されている。
【0033】
項目「プリント設定」は、サブ項目「濃度」、「用紙タイプ」などの複数のサブ項目を有する。サブ項目「濃度」は、ラベルに記録する画像の濃度を示す。サブ項目「濃度」は、例えば、「1」から「5」までの5段階で示される。例えば、記録濃度「5」は、画像が最も濃くラベルに記録されることを示す。サブ項目「用紙タイプ」は、プリンタ14にセットされているシートの種別を示す。例えば、用紙タイプ「A」はダイカット紙を示し、用紙タイプ「B」は、無定長のラベルを示す。「濃度」は、プリント設定に関する値の一例である。
【0034】
項目「エラー履歴情報」は、プリンタ14に生じたエラーの履歴を示す。項目「エラー履歴」は、サブ項目「カバー開」などの一乃至複数のサブ項目を有する。サブ項目「カバー開」は、プリンタ14において、ラベルの入れ替えなどに用いられるカバーが開いているエラー状態が継続した期間(エラー履歴)が登録される項目である。なお、詳しくは後述するが、プリンタ14の制御プログラム50は、カバーが開かれるなどのエラー状態である場合、自己のバージョンを変更する処理を実行しない。サブ項目「カバー開」と対応する入力フィールドに入力される情報は、エラー履歴情報の一例である。
【0035】
項目「接続履歴情報」は、プリンタ14がローカルネットワーク16に接続されていた期間であるオンライン期間、及びプリンタ14がローカルネットワーク16に接続されていない期間であるオフライン期間を示す接続履歴情報が登録される項目である。以下では、プリンタ14がローカルネットワーク16に接続されている状態を「オンライン状態」と記載し、プリンタ14がローカルネットワーク16に接続されていない状態を「オフライン状態」と記載して説明する。
【0036】
更新日時は、プリンタ14が支店内にあって、管理データベースに登録される情報が更新された最終の日時を示す。
【0037】
また、データ記憶領域67は、不図示の第3対応テーブルを記憶する。第3対応テーブルは、管理者端末17から入力された指示と、その指示で対応するコマンドとの対応を示すテーブルである。第3対応テーブルにおいて、管理者の指示に対応したコマンドが特定される。詳しくは後述する。
【0038】
外部仲介装置12は、CPU21と、メモリ22と、通信I/F23と、通信バス25とを備える。CPU21、メモリ22、通信I/F23、及び通信バス25の構成は、プリンタ14のCPU41、メモリ42、通信I/F43、及び通信バス46の構成と同じであるので、説明は省略する。
【0039】
メモリ22は、プログラム記憶領域26及びデータ記憶領域27を有している。プログラム記憶領域26は、オペレーティングシステムであるOS28や第2プログラム29等のプログラムを記憶している。プログラム記憶領域26及びデータ記憶領域27の構成は、プリンタ14のプログラム記憶領域47及びデータ記憶領域48の構成と同じであり、OS28の構成は管理サーバ11のOS68と同じ構成であるので、説明は省略する。
【0040】
第2プログラム29は、管理サーバ11が送信した指示を受信し、受信した指示に応じたコマンドを内部仲介装置13に送信するプログラムである。また、第2プログラム29は、内部仲介装置13が送信した情報やデータを受信し、受信した情報やデータをデータ記憶領域27の管理データベースに登録するプログラムである。また、第2プログラム29は、内部仲介装置13が送信した情報やデータを受信し、受信した情報やデータを管理サーバ11に送信するプログラムである。第2プログラム29は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。第2プログラム29が実行する処理の詳細については後述する。
【0041】
データ記憶領域27は、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、データ記憶領域27は、上述の管理データベース(図3)を記憶する。なお、管理サーバ11のデータ記憶領域67が記憶する管理データベースと、外部仲介装置12のデータ記憶領域27が記憶する管理データベースとは、同一の構成であってもよいし、異なった構成であってもよい。例えば、管理サーバ11のデータ記憶領域67内に割り当てられた管理データベースは、項目「内部識別情報」を有していなくてもよい。
【0042】
また、データ記憶領域27は、不図示の第4対応テーブルを記憶する。第4対応テーブルは、管理サーバ11から入力する指示コマンドと、内部仲介装置13に送信するコマンドとの対応を示すテーブルである。
【0043】
内部仲介装置13は、CPU31と、メモリ32と、通信I/F33と、通信バス35とを備える。CPU31、メモリ32、通信I/F33、及び通信バス35の構成は、プリンタ14のCPU41、メモリ42、通信I/F43、及び通信バス46の構成と同じであるので、説明は省略する。内部仲介装置13の通信I/F33及び外部仲介装置12の通信I/F23は、第2通信インタフェースの一例である。内部仲介装置13のCPU31及びメモリ32と、外部仲介装置12のCPU21及びメモリ22とは、第2コントローラの一例である。
【0044】
メモリ32は、プログラム記憶領域36及びデータ記憶領域37を有している。プログラム記憶領域36は、オペレーティングシステムであるOS38や第3プログラム39等のプログラムを記憶している。プログラム記憶領域36及びデータ記憶領域37の構成は、管理サーバ11のプログラム記憶領域66及びデータ記憶領域67の構成と同じであり、OS38の構成は管理サーバ11のOS68と同じであるので、説明は省略する。
【0045】
第3プログラム39は、外部仲介装置12が送信した指示コマンドを受信し、受信した指示コマンドに応じた指示をプリンタ14に送信するプログラムである。また、第3プログラム39は、プリンタ14が送信したステータス情報を受信し、受信したステータス情報を外部仲介装置12に送信するプログラムである。第3プログラム39は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。第3プログラム39が実行する処理の詳細については後述する。
【0046】
データ記憶領域37は、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、データ記憶領域37は、図2(B)に示される第1対応テーブル及び図2(C)に示される第2対応テーブルを記憶する。第1対応テーブルは、プリンタ14のシリアル番号とプリンタ14のモデル名との対応を示すテーブルである。プリンタ14のシリアル番号は、内部仲介装置13が接続されたローカルネットワーク16に接続されたプリンタ14に付与されたシリアル番号である。すなわち、第1対応テーブルは、内部仲介装置13がローカルネットワーク16を通じて通信可能なプリンタ14のモデル名を示すテーブルである。
【0047】
第2対応テーブルは、プリンタ14のモデル名と、コマンドとを対応付けるテーブルである。同一の指示であっても、モデル名によって、コマンドが異なる場合がある。また、モデル名によって、入力できない指示がある。第2対応テーブルは、内部仲介装置13の第3プログラム39が、ローカルネットワーク16を通じてプリンタ14に送信するコマンドを生成するために用いられる。
【0048】
以下、管理サーバ11の第1プログラム69、外部仲介装置12の第2プログラム29、内部仲介装置13の第3プログラム39、及びプリンタ14の制御プログラム50が実行する処理を、図4から図15までを参照して説明する。
【0049】
まず、プリンタ14のメモリ42に記憶されたステータス情報が、管理サーバ11のメモリ62が記憶する管理データベースに定期的に登録される処理について、図4を参照して説明する。
【0050】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、定期的なステータス取得タイミングになったか否かを判断する(S11)。具体的には、第3プログラム39は、前回ステータス情報をプリンタ14から取得してからの経過期間がメモリ32に予め記憶された第1閾値期間に達したか否かを判断する。第1閾値期間は、例えば、数十分から数時間である。第3プログラム39は、定期的なステータス取得タイミングになったと判断するまで待機する(S11:No)。第3プログラム39は、定期的なステータス取得タイミングになったと判断すると(S11:Yes)、プリンタ14との間に通信を確立し、ステータス情報を送信することを要求するコマンドを、通信I/F33及びローカルネットワーク16を通じてプリンタ14に送信する(S12)。
【0051】
プリンタ14の制御プログラム50は、内部仲介装置13が送信したコマンドを通信I/F43を通じて受信する(S12)。制御プログラム50は、受信したコマンドにしたがって、メモリ42に記憶されたステータス情報を通信I/F43及びローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13に送信する(S13)。ステータス情報は、上述のバージョン情報やプリント設定などを含む。また、カバーが開かれている場合、ステータス情報は、「カバー開」のエラー情報を含む。
【0052】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、プリンタ14が送信したステータス情報を通信I/F33を通じて受信する(S13)。第3プログラム39は、プリンタ14との間で通信を確立してステータス情報を受信できたか否かを判断する(S14)。第3プログラム39は、プリンタ14との間で通信を確立してステータス情報を受信できたと判断すると(S14:Yes)、受信したステータス情報及びステータス情報を送信したプリンタ14のシリアル番号を含む通知情報を生成する(S15)。一方、第3プログラム39は、プリンタ14との間で通信を確立できなかったと判断すると(S14:No)、オフライン状態であることを示すオフライン情報、及び通信を確立できなかったプリンタ14のシリアル番号を含む通知情報を生成する(S16)。
【0053】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、通知情報を生成した後(S15、S16)、定期的な送信タイミングになったか否かを判断する(S17)。具体的には、第3プログラム39は、前回通知情報を外部仲介装置12に送信してからの経過期間がメモリ32に予め記憶された第2閾値期間に達したか否かを判断する。第2閾値期間は、例えば、数分から数十分である。第3プログラム39は、送信タイミングになったと判断すると(S17:Yes)、生成した通知情報を含むHTTPリクエストを通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S18)。
【0054】
外部仲介装置12の第2プログラム29は、内部仲介装置13が送信した通知情報を含むHTTPリクエストを通信I/F23を通じて受信する(S18)。そして、第2プログラム29は、通知情報を受信したことを示す肯定応答を含むHTTPレスポンスを通信I/F23及びインターネット15を通じて内部仲介装置13に送信する(S19)。なお、プリンタ14は、ローカルネットワーク16に接続している場合にステータス情報を送信することができるので、ステータス情報は、オンライン状態であることを示すオンライン情報でもある。第2プログラム29は、ステップS18で受信した通知情報に含まれるステータス情報及びオンライン情報、或いはオフライン情報を管理データベースに登録し、管理データベースを更新する(S20)。詳しく説明すると、第2プログラム29は、受信した通知情報に含まれるシリアル番号と一致するシリアル番号を有するレコードを管理データベース内に特定する。そして、第2プログラム29は、管理データベース内に特定したレコードの各項目に対応する入力フィールドに、通知情報に含まれるステータス情報やオンライン情報やオフライン情報等を登録する。
【0055】
また、外部仲介装置12の第2プログラム29は、受信したステータス情報或いはオフライン情報等を含む通知情報を、通信I/F23及びインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S21)。
【0056】
管理サーバ11の第1プログラム69は、外部仲介装置12が送信した通知情報を通信I/F63を通じて受信する(S21)。そして、通知情報を受信したことを示す肯定応答を通信I/F63及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S22)。また、第1プログラム69は、ステップS21で受信した通知情報に含まれるステータス情報及びオンライン情報、或いはオフライン情報等を管理データベースに登録し、管理データベースを更新する(S23)。第1プログラム69が、ステータス情報を含む通知情報を受信するステップS21の処理は、情報受信処理の一例である。
【0057】
次に、図5から図14を参照して、管理者がプリンタ14の制御プログラム50のバージョンを変更する場合に管理サーバ11の第1プログラム69や外部仲介装置12の第2プログラム29等が実行する処理について説明する。
【0058】
まず、図5に示されるように、管理者は、管理者端末17のマウスやキーボードを操作して、管理者端末17にインストールされたブラウザ19(図1)を起動させる(S31)。起動されたブラウザ19は、管理者の入力を受け付ける(S32)。具体的には、ブラウザ19は、管理サーバ11がインターネット15上に公開するURLの入力を受け付ける。入力を受け付けたブラウザ19は、管理画面データの要求を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S33)。
【0059】
管理サーバ11の第1プログラム69は、管理画面データの要求を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S33)、ウェブページである管理画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S34)。
【0060】
管理者端末17のブラウザ19は、管理画面データを受信し(S34)、受信した管理画面データが示す管理画面を管理者端末17のディスプレイ20(図1)に表示させる(S35)。そして、ブラウザ19は、管理者の入力を受け付ける(S36)。管理者の入力は、第1表示画面データを指定する入力や、ユーザアカウントの入力などである。ブラウザ19は、管理者の入力を受け付けたことに応じて、第1表示画面データの要求を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S37)。
【0061】
管理サーバ11の第1プログラム69は、第1表示画面データの要求を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S37)、第1表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S38)。
【0062】
管理者端末17のブラウザ19は、第1表示画面データを受信し(S38)、受信した第1表示画面データが示す第1表示画面をディスプレイ20に表示させる(S39)。図11は、第1表示画面を示す。第1表示画面は、「管理情報」アイコン71、「ファームウエアの更新」アイコン72、「ファームウエアの同期」アイコン73、「プリント設定の変更」アイコン74、及び「その他の設定値の変更」アイコン75など、複数のアイコンを有する。
【0063】
「管理情報」アイコン71は、上述の管理データベースの閲覧を指示するアイコンである。「ファームウエアの更新」アイコン72は、プリンタ14の制御プログラム50のバージョンの変更を指示するアイコンである。「ファームウエアの同期」アイコン73は、複数のプリンタ14において、制御プログラム50をバージョンを同一に維持することを指示するアイコンである。「プリント設定の変更」アイコン74は、上述の「濃度」など、プリント設定の変更を指示するアイコンである。「その他の設定値の変更」アイコン75は、プリント設定以外の設定値の変更を指示するアイコンである。
【0064】
管理者端末17のブラウザ19は、図5に示されるように、第1表示画面において、アイコンを選択する管理者の入力を受け付ける(S40)。以下では、管理者が「ファームウエアの更新」アイコン72を選択した場合について説明する。ブラウザ19は、「ファームウエアの更新」アイコン72が選択されたことに応じて、第2表示画面データの要求を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S41)。
【0065】
管理サーバ11の第1プログラム69は、第2表示画面データの要求を含むHTTPリクエストを受信する(S41)。そして、第1プログラム69は、上述したユーザアカウントに基づいて、管理データベースを特定し、特定した管理データベースに登録されたモデル名や支店名などを取得する。そして、第1プログラム69は、読み出したモデル名や支店名を後述のプルダウンメニュー82、84に含む第2表示画面データを生成し(S42)、生成した第2表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S43)。第1プログラム69が、第2表示画面データを管理者端末17に送信するステップS43の処理は、第1送信処理の一例である。第2表示画面データは、第1画面データの一例である。
【0066】
管理者端末17のブラウザ19は、第2表示画面データを受信し(S43)、受信した第2表示画面データが示す第2表示画面をディスプレイ20に表示させる(S44)。第2表示画面データは、図11(B)に示される第2表示画面を示す。第2表示画面は、「ファームウエアの更新」の文字と、「フィルタリング設定」の文字と、第1ラジオボタン81と、「モデル名」の文字と、プルダウンメニュー82と、第2ラジオボタン83と、「支店名」の文字と、プルダウンメニュー84と、第3ラジオボタン85と、「その他」の文字と、テキストボックス86と、「ファームVer.」の文字と、テキストボックス87と、「OK」アイコン88と、「戻る」アイコン89と、を有する。第2表示画面は、第1画面の一例である。
【0067】
プルダウンメニュー82は、モデル名を指定するためのメニューである。プルダウンメニュー82が選択されると、管理データベースに登録されたモデル名の一覧が表示される。プルダウンメニュー84は、支店名を指定するためのメニューである。プルダウンメニュー84が選択されると、管理データベースに登録された支店名の一覧が表示される。テキストボックス86は、その他の条件が入力されるテキストボックスである。テキストボックス87は、ファームウエアである制御プログラム50のバージョンが入力されるテキストボックスである。管理者は、例えば、モデル名「A001」のプリンタ14の制御プログラム50のバージョンを変更したい場合、マウスやキーボードなどを用いて第1ラジオボタン81を選択し、プルダウンメニュー82においてモデル名「A001」を選択する。また、管理者は、A支店のプリンタ14の制御プログラム50のバージョンを変更したい場合、さらに第2ラジオボタン83を選択し、プルダウンメニュー84において支店名「A支店」を選択する。或いは、管理者は、シリアル番号「ABCD」のプリンタ14の制御プログラム50のバージョンを変更したい場合、第3ラジオボタン85を選択し、テキストボックスに「ABCD」を入力する。そして、管理者は、「OK」アイコン88を選択する。なお、以下では、管理者がマウスやキーボードを用いてアイコンを選択することを、単に「選択する」と記載して説明する。
【0068】
管理者端末17のブラウザ19は、図5に示されるように、プルダウンメニュー82によるモデル名の指定や、プルダウンメニュー84による支店名の入力や、テキストボックス87へのバージョン情報の入力や、「OK」アイコン88などの選択を受け付ける(S45)。ブラウザ19は、受け付けた指定(以下、フィルタリング情報とも記載する)を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する。
【0069】
管理サーバ11の第1プログラム69は、フィルタリング情報を含むHTTPリクエストを通信I/F63を通じて受信する(S46)。第1プログラム69が、モデル名や支店名を含むフィルタリング情報を受信するステップS46の処理は、特定受信処理の一例である。
【0070】
第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに含まれるフィルタリング情報に基づいて、第3表示画面データを生成する(S47)。詳しく説明すると、第1プログラム69は、フィルタリング情報にモデル名が含まれることに応じて、当該モデル名と一致するモデル名を有するレコードを管理データベースにおいて特定する。或いは、第1プログラム69は、フィルタリング情報に支店名が含まれることに応じて、当該支店名と一致する支店名を有するレコードを管理データベースにおいて特定する。或いは、第1プログラム69は、フィルタリング情報にモデル名及び支店名が含まれることに応じて、当該モデル名及び支店名と一致するモデル名及び支店名を有するレコードを管理データベースにおいて特定する。さらに、第1プログラム69は、フィルタリング情報にシリアル番号が含まれることに応じて、当該シリアル番号と一致するシリアル番号を有するレコードを管理データベースにおいて特定する。モデル名や支店名やシリアル番号などのフィルタリング情報は、特定情報の一例である。バージョン情報は、指定設定値の一例である。第1プログラム69が特定したレコードから取得したシリアル番号は、特定識別情報の一例である。第1プログラム69が、特定したレコードから取得したシリアル番号を第3表示画面データに含ませるシリアル番号として特定するステップS47の処理は、特定処理の一例である。以下では、ステップS47において第1プログラム69が特定したレコードを、特定レコードと記載して説明する。
【0071】
第1プログラム69は、特定レコードに登録された「モデル名」、「シリアル番号」、「バージョン情報」等を、特定レコードごとに読み出して取得する。第1プログラム69は、取得した情報を含む第3表示画面データを生成し、生成した第3表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S48)。第3表示画面データは、第2画面データの一例である。第3表示画面データが示す第3表示画面は、第2画面の一例である。第1プログラム69が、第3表示画面データを管理者端末17に送信するステップS48の処理は、第2送信処理の一例である。
【0072】
管理者端末17のブラウザ19は、第3表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信すると(S48)、第3表示画面データが示す第3表示画面をディスプレイ20に表示させる(S49)。図12(A)は、第3表示画面を示す。第3表示画面は、「モデル名」の文字と、「モデル名」の文字の下に配置された特定レコードのモデル名と、「シリアル番号」の文字と、「シリアル番号」の文字の下に配置された特定レコードのシリアル番号と、「ファームVer.」の文字と、「ファームVer.」の文字の下に配置されたバージョン情報と、「Macアドレス」の文字と、「Macアドレス」の文字の下に配置されたMacアドレスと、「実行」アイコン76と、「戻る」アイコン77と、を有する。管理者は、ディスプレイ20に表示されたモデル名やシリアル番号やバージョン情報等を確認した後、「実行」アイコン76を選択する。
【0073】
管理者端末17のブラウザ19は、図5に示されるように、「実行」アイコン76の選択を受け付けると(S50)、実行指示を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S51)。
【0074】
管理サーバ11の第1プログラム69は、実行指示を含むHTTPリクエストを通信I/F63を通じて受信すると(S51)、図6に示されるように、第4表示画面データを生成する(S52)。そして、第1プログラム69は、第4表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S53)。第1プログラム69が、実行指示を含むHTTPリクエストを受信するステップS51の処理は、変更指示を受信する指示受信処理の一例である。実行指示は、変更指示の一例である。
【0075】
管理者端末17のブラウザ19は、第4表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信すると、第4表示画面データが示す第4表示画面をディスプレイ20に表示させる(S56)。第4表示画面は、例えば、「ファームウエアの更新を実行中」の文字と、「OK」アイコンとを有する。ブラウザ19は、第4表示画面において「OK」アイコンの選択を受け付ける(S57)。そして、ブラウザ19は、「OK」アイコンの選択を受け付けると、制御プログラム50のバージョンの更新結果の要求を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S58)。
【0076】
フローチャートには示されていないが、管理サーバ11の第1プログラム69は、制御プログラム50のバージョンの更新結果の要求を含むHTTPリクエストを受信すると、制御プログラム50のバージョンの変更が終了したか否かを判断し、制御プログラム50のバージョンの変更が終了していないことに応じて、第4表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に再度送信する。
【0077】
管理サーバ11の第1プログラム69は、実行指示を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S51)、プリンタ14の制御プログラム50のバージョンを変更する実行処理を実行する(S54)。実行処理について、図8及び図9を参照して詳しく説明する。
【0078】
管理サーバ11の第1プログラム69は、図8に示されるように、第1指示コマンドを生成する(S91)。詳しく説明すると、第1プログラム69は、指示「ファームウエアのバージョンの変更」に対応するコマンドを上述の第3対応テーブルにおいて特定し、特定したコマンドに、特定レコードに登録されたシリアル番号、及びダウンロード情報を含ませて第1指示コマンドを生成する。ダウンロード情報は、例えば、バージョン情報「2.20」の制御プログラム50のプログラムファイルをダウンロード可能なURLなどであって、管理サーバ11のメモリ62に記憶されている。第1プログラム69は、生成した第1指示コマンドを、通信I/F63及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S92)。第1プログラム69が第1指示コマンドを外部仲介装置12に送信するステップS92の処理は、変更要求を送信する要求送信処理の一例である。第1指示コマンドは、変更要求の一例である。
【0079】
なお、フローチャートには示されていないが、管理サーバ11の第1プログラム69は、管理データベースにおいてバージョン情報「2.20」が登録されており、バージョンの変更が不要なプリンタ14のシリアル番号を、生成する第1指示コマンドに含ませない。すなわち、第1指示コマンドは、特定レコードに登録されたシリアル番号のうち、バージョン情報が「2.20」でない特定レコードのシリアル番号を付加する。
【0080】
外部仲介装置12の第2プログラム29は、通信I/F23を通じて第1指示コマンドを受信する(S92)。第2プログラム29は、第1指示コマンドを受信したことに応じて、第1指示コマンドを受信したことを示す肯定応答を通信I/F23及びインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S93)。また、第2プログラム29は、受信した第1指示コマンドに含まれるシリアル番号と一致するシリアル番号を有するレコードを管理データベース(図3)において特定する(S94)。そして、第2プログラム29は、特定したレコードに登録された内部識別情報を特定する(S95)。すなわち、第2プログラム29は、コマンドを送信すべき内部仲介装置13を特定する。なお、第1指示コマンドに内部識別情報が付加されている場合、第2プログラム29は、第1指示コマンドに付加された内部識別情報を取得する。管理サーバ11の第1プログラム69は、特定レコードに登録された内部識別情報を第1指示コマンドに付加させる。
【0081】
次に、外部仲介装置12の第2プログラム29は、第1指示コマンドに付加されたダウンロード情報に基づいて、バージョン情報「2.20」の制御プログラム50のプログラムファイルを取得する(S96)。そして、第2プログラム29は、受信した第1指示コマンドに対応するコマンドを上述の第4対応テーブルにおいて特定し、特定したコマンドにシリアル番号、及びプログラムファイルを付加させて第2指示コマンドを生成する(S97)。そして、第2プログラム29は、ステップS95で特定した内部識別情報を付与された内部仲介装置13が送信したHTTPリクエストを受信するまで待機する。
【0082】
各内部仲介装置13は、HTTPリクエストを外部仲介装置12に定期的に送信するポーリング処理を行う。具体的には、内部仲介装置13の第3プログラム39は、前回HTTPリクエストを外部仲介装置12に送信した後、カウントダウンタイマによる計時を開始させ、当該カウントダウンタイマがタイムアップしたか否か、すなわち、送信タイミングになったか否かを判断する(S98)。カウントダウンタイマの初期値は、メモリ32に予め記憶されており、例えば、数分から数十分である。第3プログラム39は、送信タイミングになるまで待機する(S98:No)。第3プログラム39は、送信タイミングになったと判断すると(S98:Yes)、自己に付与された内部識別情報を含むHTTPリクエストを、通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S99)。
【0083】
外部仲介装置12の第2プログラム29は、内部仲介装置13が送信したHTTPリクエストを通信I/F23を通じて受信する(S99)。フローチャートに示されていないが、第2プログラム29は、受信したHTTPリクエストに含まれる内部識別情報が、ステップS95で特定した内部識別情報と一致するか否かを判断する。すなわち、第2プログラム29は、受信したHTTPリクエストを送信した内部仲介装置13が、第2指示コマンドを送信すべき内部仲介装置13であるか否かを判断する。第2プログラム29は、受信したHTTPリクエストに含まれる内部識別情報が、ステップS95で特定した内部識別情報と一致しないと判断すると、第2指示コマンドを含まないHTTPレスポンスを、通信I/F23及びインターネット15を通じて内部仲介装置13に送信する。第2プログラム29は、受信したHTTPリクエストに含まれる内部識別情報が、ステップS95で特定した内部識別情報と一致すると判断すると、第2指示コマンドを含むHTTPレスポンスを、通信I/F23及びインターネット15を通じて内部仲介装置13に送信する(S100)。
【0084】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、外部仲介装置12が送信したHTTPレスポンスを通信I/F33を通じて受信する(S100)。そして、第3プログラム39は、受信したHTTPレスポンスに第2指示コマンドが含まれているか否かを判断する。第3プログラム39は、受信したHTTPレスポンスに第2指示コマンドが含まれていないと判断すると、次の送信タイミングになるまで待機する。第3プログラム39は、受信したHTTPレスポンスに第2指示コマンドが含まれていると判断すると、第2指示コマンドを受信したことを示す通知を含むHTTPリクエストを、通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する。
【0085】
また、内部仲介装置13の第3プログラム39は、受信した第2指示コマンドに付加されたシリアル番号と一致するモデル名を第1対応テーブルにおいて特定する。次いで、第3プログラム39は、第2指示コマンドが示す指示と、特定したモデル名とに対応するコマンドを第2対応テーブルにおいて特定する。そして、第3プログラム39は、特定したコマンドに、第2指示コマンドに付加されていたプログラムファイルを付加させて第3指示コマンドを生成する(S101)。第3指示コマンドは、追加されたプログラムファイルが示す制御プログラム50を実装することをプリンタ14に指示するコマンドである。
【0086】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、第2指示コマンドが含むシリアル番号に対応するプリンタ14との間で通信を確立する(S102)。そして、第3プログラム39は、通信が確立されたか否かを判断する(S103)。第3プログラム39は、通信を確立できなかったと判断すると(S103:No)、オフライン情報及び通信を確立できなかったプリンタ14のシリアル番号を含むHTTPリクエストを通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S104)。第3プログラム39は、通信を確立できたと判断すると(S103:Yes)、第3指示コマンドを通信I/F33及びローカルネットワーク16を通じてプリンタ14に送信する(S105)。
【0087】
プリンタ14の制御プログラム50は、第3指示コマンドを通信I/F43を通じて受信する(S105)。そして、制御プログラム50は、図9に示されるように、受信した第3指示コマンドに含まれるプログラムファイルを記憶し、記憶したプログラムファイルに更新される(S106)。制御プログラム50は、更新されたか否かを判断する(107)。例えば、第3指示コマンドに含まれるプログラムファイルが破壊されているなどして適正でない場合、制御プログラム50は、更新されなかったと判断する(S107:No)。さらに例えば、制御プログラム50は、カバーが開かれていて、更新する処理が実行されない場合に、更新されなかったと判断する(S107:No)。
【0088】
プリンタ14の制御プログラム50は、更新されなかったと判断すると(S107:No)、更新されなかった原因を示すエラー情報を含む更新不可通知を通信I/F43及びローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13に送信する(S108)。エラー情報は、カバーが開かれていたことを示す「カバー開」や、プログラムファイルが適正でないことを示す「不適正」などである。
【0089】
プリンタ14の制御プログラム50は、更新されたと判断すると(S107:Yes)、更新されたことを示す更新通知を通信I/F43及びローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13に送信する(S109)。
【0090】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、更新不可通知を受信したことに応じて(S108)、更新不可通知及び更新不可通知を送信したプリンタ14のシリアル番号を含むHTTPリクエストを生成し(S110)、生成したHTTPリクエストを、通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S111)。一方、第3プログラム39は、更新通知を受信したことに応じて(S109)、ステータス情報を送信することを要求するコマンドを、通信I/F33及びローカルネットワーク16を通じてプリンタ14に送信する(S112)。
【0091】
プリンタ14の制御プログラム50は、内部仲介装置13が送信したコマンドを通信I/F43を通じて受信する(S112)。制御プログラム50は、受信したコマンドにしたがって、メモリ42に記憶されたステータス情報を通信I/F43及びローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13に送信する(S113)。
【0092】
内部仲介装置13の第3プログラム39は、プリンタ14が送信したステータス情報を通信I/F33を通じて受信する(S113)。第3プログラム39は、受信したステータス情報及びステータス情報を送信したプリンタ14のシリアル番号を含むHTTPリクエストを生成する(S114)。第3プログラム39は、生成したHTTPリクエストを、通信I/F33及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S115)。
【0093】
外部仲介装置12の第2プログラム29は、内部仲介装置13が送信したステータス情報を含むHTTPリクエストを通信I/F23を通じて受信する(S115)。そして、ステータス情報を受信したことを示す肯定応答を含むHTTPレスポンスを通信I/F23及びインターネット15を通じて内部仲介装置13に送信する(S116)。
【0094】
外部仲介装置12の第2プログラム29は、ステップS104で受信したオフライン情報、ステップS111で受信した更新不可通知、或いはステップS115で受信したHTTPリクエストに含まれるステータス情報を管理データベースに登録し、管理データベースを更新する(S117)。第2プログラム29は、オフライン情報、更新不可通知、或いはステータス情報を、通信I/F23及びインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S118)。
【0095】
管理サーバ11の第1プログラム69は、外部仲介装置12が送信したオフライン情報、更新不可通知、或いはステータス情報を通信I/F63を通じて受信する(S118)。第1プログラム69は、オフライン情報を受信したことを示す肯定応答を通信I/F63及びインターネット15を通じて外部仲介装置12に送信する(S119)。管理サーバ11の第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに含まれるオフライン情報、更新不可通知、或いはステータス情報を管理データベースに登録し、管理データベースを更新し(S120)、ステップS54(図6)の実行処理を終了する。オフライン情報、更新不可通知、ステータス情報は、成否情報及び実行状況情報の一例である。第1プログラム69が、オフライン情報、更新不可通知、或いはステータス情報を受信するステップS118の処理は、取得処理の一例である。
【0096】
管理サーバ11の第1プログラム69は、図6に示されるように、ステップS54の実行処理の終了後、制御プログラム50の更新の結果を示す第5表示画面データを生成する(S55)。第5表示画面データは、図12(B)に示される第5表示画面を示すデータである。第5表示画面は、「ファームウエアの更新結果」の文字と、表示を切り替える「未更新のみ表示」アイコン91と、「モデル名」の文字と、「シリアル番号」の文字と、「ファームVer.」の文字と、「更新」の文字と、「原因」の文字と、複数のレコード枠アイコン92と、「終了」アイコン93と、を有する。
【0097】
各レコードを示すレコード枠アイコン92は、モデル名を示す「A001」の文字と、シリアル番号を示す「23456」などの文字と、バージョン情報を示す「1.21」や「2.20」などの文字と、更新結果を示す「未」や「済」や「-」の文字と、更新できなかった原因を示す「オフライン」や「カバー開」の文字と、をそれぞれ有する。図示例では、シリアル番号「23456」を有するレコード枠アイコン92は、モデル名を示す「A001」の文字と、ファームVer.を示す「1.21」の文字と、制御プログラム50が更新されなかったことを示す「未」の文字と、制御プログラム50が更新されなかった原因を示す「オフライン」の文字とを有する。
【0098】
管理サーバ11の第1プログラム69が、第5表示画面を示す第5表示画面データを生成する処理について、詳しく説明する。第1プログラム69は、データ記憶領域67の管理データベースにおいて、第1指示コマンドに含まれたシリアル番号と同一のシリアル番号を有するレコードを特定する。そして、第1プログラム69は、特定したレコードのうち、バージョン情報が「2.20」でないレコードと、更新結果「未」とを対応付ける。また、第1プログラム69は、特定したレコードのうち、バージョン情報が「2.20」であるレコードと、更新結果「済」とを対応付ける。そして、第1プログラム69は、特定したレコードの項目のうち、予め決められた特定項目の登録情報を取得し、取得した特定項目の登録情報、及び上述の更新結果とに基づいて、第5表示画面データを生成する。特定項目は、項目「モデル名」、「シリアル番号」、「バージョン情報」の他、更新不可通知に含まれる上述の「カバー開」などのエラー情報、及びオフライン情報である。
【0099】
管理サーバ11の第1プログラム69は、図6に示されるように、第5表示画面データを生成した後、上述の更新結果の要求を含むHTTPリクエストを受信(S58)するまで待機する。すなわち、第1プログラム69は、第4表示画面において管理者が「OK」アイコンを選択するまで待機する。第1プログラム69は、更新結果の要求を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S58)、第5表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S59)。
【0100】
管理者端末17のブラウザ19は、第5表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S59)、受信した第5表示画面データが示す第5表示画面(図12(B))をディスプレイ20に表示させる(S60)。そして、ブラウザ19は、管理者による「未更新のみ表示」アイコン91や、レコード枠アイコン92や、「終了」アイコン93の選択を受け付ける(S61)。ブラウザ19は、「未更新のみ表示」アイコン91の選択を受け付けると、表示切替指示を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S62)。
【0101】
管理サーバ11の第1プログラム69は、表示切替指示を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S62)、上述の特定レコードのうち、更新結果「未」と対応付けられたレコードの特定項目を含む第6表示画面データを生成する(S63)。そして、第1プログラム69は、生成した第6表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S64)。第6表示画面データ及び上述の第5表示画面データは、第3画面データの一例である。第1プログラム69が、第6表示画面データを管理者端末17に送信するステップS64の処理、及び第5表示画面データを管理者端末17に送信する上述のステップS59の処理は、第3送信処理の一例である。第5表示画面及び第6表示画面は、第3画面の一例である。第5表示画面及び第6表示画面においてディスプレイ20に表示される「オフライン」や「カバー開」の文字は、原因情報の一例である。「オフライン」の文字は、オフライン情報の一例である。「カバー開」の文字は、エラー情報の一例である。第5表示画面においてディスプレイ20に表示される「済」の文字は、肯定情報の一例である。第5表示画面及び第6表示画面においてディスプレイ20に表示される「未」の文字は、否定情報の一例である。
【0102】
管理者端末17のブラウザ19は、第6表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S64)、受信した第6表示画面データが示す第6表示画面をディスプレイ20に表示させる(S65)。図13(A)は、第6表示画面を示す。第6表示画面は、上述のレコード枠アイコン92のうち、更新結果「未」を有するレコード枠アイコン92のみを有する。また、第6表示画面は、「未更新のみ表示」アイコン91に代えて、「全て表示」アイコン94を有する。また、第6表示画面は、第5表示画面と同様に、「終了」アイコン93を有する。
【0103】
なお、図6に示されるフローチャートには示されていないが、第6表示画面において「全て表示」アイコン94が選択されると、上述のステップS62からS64の処理と同様の処理が実行され、第5表示画面がディスプレイ20に再度表示される。
【0104】
管理者端末17のブラウザ19は、第5表示画面或いは第6表示画面において、レコード枠アイコン92が選択されたことに応じて(S66)、管理者が選択したレコード枠アイコン92に表示されたシリアル番号である指定シリアル番号及び原因情報を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S67)。原因情報は、第5表示画面データ或いは第6表示画面データに含まれる「オンライン」や「カバー開」などである。レコード枠アイコン92は、受付オブジェクトの一例である。
【0105】
管理サーバ11の第1プログラム69は、指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを通信I/F63を通じて受信する(S67)。管理者が選択したレコード枠アイコン92が示す指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを第1プログラム69が受信するステップS67の処理は、選択受信処理の一例である。指定シリアル番号は、選択情報の一例である。
【0106】
第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに含まれる指定シリアル番号を一致するシリアル番号を有するレコードを管理データベースにおいて特定する(S68)。また、第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに含まれる原因情報に対応する履歴情報を特定する(S69)。具体的には、第1プログラム69は、原因情報が「オフライン」である場合、管理データベースの項目「接続履歴情報」を、取得する履歴情報として特定する。また、第1プログラム69は、原因情報が「カバー開」である場合、管理データベースの項目「エラー履歴情報」のサブ項目「カバー開」を、取得する履歴情報として特定する。第1プログラム69は、ステップS68で特定したレコードの履歴情報のうち、ステップS69で特定した履歴情報に基づいて、第7表示画面データを生成する(S70)。そして、第1プログラム69は、生成した第7表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S71)。以下では、ステップS68において、シリアル番号「23456」を有するレコードが特定され、ステップS69において、「接続履歴情報」が特定された例を説明する。第1プログラム69が、管理データベースから特定した履歴情報を取得して第7表示画面データを生成するステップS70の処理は、履歴取得処理の一例である。第1プログラム69が、生成した第7表示画面データを管理者端末17に送信するステップS71の処理は、第4送信処理の一例である。第7表示画面データは、第4画面データの一例である。第7表示画面データが示す第7表示画面は、第4画面の一例である。
【0107】
管理者端末17のブラウザ19は、第7表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S71)、第7表示画面データが示す第7表示画面をディスプレイ20に表示させる(S72)。図13(B)は、第7表示画面を示す。第7表示画面は、「モデル名:A001」の文字と、「シリアル番号:23456」の文字と、「オンライン情報」の文字と、オンライン状態である期間及びオフライン状態である期間を示す1週間分の接続履歴情報と、「戻る」アイコン78と、「更新タイミング設定」アイコン79と、を有する。接続履歴情報は、月曜日を示す「Mon」の文字と、月曜日における接続履歴情報と、火曜日を示す「Tue」の文字と、火曜日における接続履歴情報と、水曜日を示す「Wed」の文字と、水曜日における接続履歴情報と、木曜日を示す「Thu」の文字と、木曜日における接続履歴情報と、金曜日を示す「Fri」の文字と、金曜日における接続履歴情報と、土曜日を示す「Sat」の文字と、土曜日における接続履歴情報と、日曜日を示す「Sun」の文字と、日曜日における接続履歴情報と、を有する。各曜日における接続履歴情報は、時刻を示す「9」、「12」、「15」、「18」の文字をそれぞれ有する。そして、接続履歴情報は、オンライン状態である期間を示す塗りつぶされた矩形のバー101を有する。図示例では、バー101は、月曜日の9時から12時までと、木曜日の9時から12までとがオンライン状態であることを示している。オンライン期間は、プリンタ14との間に通信を確立できた期間の一例である。オフライン期間は、プリンタとの間に通信を確立できなかった期間の一例である。接続履歴情報は、オンライン履歴情報及びオフライン履歴情報の一例である。
【0108】
第7表示画面に表示された接続履歴情報は、シリアル番号「23456」を付与されたプリンタ14が、月曜日の9時から12時までの期間と、木曜日の9時から12までの期間とがオンライン状態であって、当該期間に制御プログラム50の更新を実行すれば、制御プログラム50の更新が適切に実行される可能性が高いことを管理者に認識させる。第7表示画面を視認した管理者は、上述の期間に制御プログラム50の更新の実行を指示するため、「更新タイミング設定」アイコン79を選択する。
【0109】
管理者端末17のブラウザ19は、「更新タイミング設定」アイコン79の選択を受け付けると(S73)、図7に示されるように、第8表示画面データの要求及び上述の指定シリアル番号を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S74)。
【0110】
管理サーバ11の第1プログラム69は、第8表示画面データの要求及び指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを、通信I/F63を通じて受信する(S74)。そして、第1プログラム69は、指定シリアル番号及び指定シリアル番号が示すプリンタ14のモデル名を含む第8表示画面データを生成し(S75)、生成した第8表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S76)。
【0111】
管理者端末17のブラウザ19は、第8表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S76)、第8画面表示画面データが示す第8表示画面をディスプレイ20に表示させる(S77)。図14(A)は、第8表示画面を示す。第8表示画面は、「更新タイミング設定」の文字と、「モデル名:A001」と、「シリアル番号23456」の文字と、「更新日」の文字と、更新日の入力を受け付けるコンテキストメニュー102と、「更新時刻」の文字と、更新時刻の入力を受け付けるプルダウンメニュー103、104と、「OK」アイコン105と、を有する。上述の第8表示画面を視認した管理者は、次の月曜日である「2019.05.20」をコンテキストメニュー102において指定し、「9時30分」をプルダウンメニュー103、104において指定する。そして、管理者は、「OK」アイコン105を選択する。
【0112】
管理者端末17のブラウザ19は、図7に示されるように、更新日「2019.05.20」及び更新時刻「9時30分」の入力及び「OK」アイコン105の選択を受け付けると(S77)、更新日、更新時刻、及び上述の指定シリアル番号を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S78)。
【0113】
管理サーバ11の第1プログラム69は、更新日、更新時刻、及び指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを通信I/F63を通じて受信したことに応じて(S78)、受付確認画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて送信する(S79)。第1プログラム69が、更新日、更新時刻、及び指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを受信するステップS78の処理は、更新受信処理の一例である。更新日、更新時刻、及び指定シリアル番号は、更新情報の一例である。
【0114】
管理者端末17のブラウザ19は、受付確認画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S79)、受付確認画面データが示す不図示の受付確認画面をディスプレイ20に表示させる(S80)。
【0115】
一方、管理サーバ11の第1プログラム69は、更新日、更新時刻、及び指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて(S78)、指定シリアル番号と一致するレコードを管理データベースにおいて特定し、特定したレコードの不図示の項目「更新予定日」に対応する入力フィールドに、受信した更新日及び更新時刻を入力する(S81)。そして、第1プログラム69は、管理データベースに登録した更新日及び更新時刻になるまで待機する(S82:No)。第1プログラム69は、管理データベースに登録した更新日及び更新時刻になったと判断すると(S82:Yes)、上述のステップS54と同様の実行処理を実行する(S83)。そして、第1プログラム69は、管理者端末17が送信したHTTPリクエストであって、更新結果の要求を含むHTTPリクエストを受信するまで待機する。ステップS83の実行処理において第1プログラム69が第1指示コマンドを外部仲介装置12に送信するステップS92の処理は、再送信処理の一例である。
【0116】
一方、管理者は、設定した更新日及び更新時刻が過ぎた後、管理者端末17のブラウザ19を起動させて、更新結果の要求や上述のユーザアカウントの入力を行う(S84)。ブラウザ19は、更新結果の要求やユーザアカウントの入力を受け付けたことに応じて(S84)、更新結果の要求及びユーザアカウントを含むHTTPリクエストを、インターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S85)。
【0117】
管理サーバ11の第1プログラム69は、更新結果の要求を含むHTTPリクエストを通信I/F63及びインターネット15を通じて受信したことに応じて(S85)、上述のステップS55(第5表示画面データの生成)と同様にして、更新結果画面データを生成する(S86)。そして、第1プログラム69は、生成した更新結果画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S87)。
【0118】
管理者端末17のブラウザ19は、更新結果画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S87)、更新結果画面データが示す更新結果画面をディスプレイ20に表示させる(S88)。
【0119】
次に、管理サーバ11の第1プログラム69等が、複数のプリンタ14の制御プログラム50を同一のバージョンに維持する同期処理について、図10図14(B)、及び図15(A)を参照して説明する。
【0120】
図10に示されるように、管理者端末17のブラウザ19は、上述のステップS31からS39の処理を実行し、第1表示画面(図11(A))をディスプレイ20に表示させる。ブラウザ19は、第1表示画面において、「ファームウエアの同期」アイコン73の選択を受け付ける(S121)。ブラウザ19は、「ファームウエアの同期」アイコン73の選択を受け付けたことに応じて、同期指示要求を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S122)。
【0121】
管理サーバ11の第1プログラム69は、同期指示要求を含むHTTPリクエストを通信I/F63を通じて受信する(S122)。そして、第1プログラム69は、上述の第2表示画面データと同様にして第9表示画面データを生成し、生成した第9表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて送信する(S123)。第9表示画面データが示す第9表示画面は、図14(B)に示されるように、第2表示画面における「ファームウエアの更新」の文字に代えて「ファームウエアの同期」の文字を有する画面である。第9表示画面データは、第5画面データの一例である。第9表示画面は、第5画面の一例である。第1プログラム69が、第9表示画面データを管理者端末17に送信するステップS123の処理は、第5送信処理の一例である。
【0122】
管理者端末17のブラウザ19は、図10に示されるように、第9表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S123)、第9表示画面データが示す第9表示画面をディスプレイ20に表示させる(S124)。そして、上述の第2表示画面と同様にして、フィルタリング情報の入力及び「OK」アイコン88の選択を受け付ける(S125)。ブラウザ19は、受け付けたフィルタリング情報を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S126)。
【0123】
管理サーバ11の第1プログラム69は、フィルタリング情報を含むHTTPリクエストを、通信I/F63及びインターネット15を通じて受信する(S126)。そして、第1プログラム69は、受信したフィルタリング情報に基づいて、上述のステップS47と同様にして、第3表示画面データを生成し(S127)、生成した第3表示画面データを含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S128)。第3表示画面データは、第6画面データ及び第2画面データの一例である。第3表示画面は、第6画面及び第2画面の一例である。第1プログラム69が、第3表示画面データを管理者端末17に送信するステップS128の処理は、第6送信処理の一例である。
【0124】
管理者端末17のブラウザ19は、第3表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S128)、第3表示画面データが示す第3表示画面をディスプレイ20に表示させる(S1285)。そして、ブラウザ19は、第3表示画面において、「実行」アイコン76の選択を受け付ける(S129)。ブラウザ19は、「実行」アイコン76の選択を受け付けたことに応じて、同期の実行指示を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S130)。
【0125】
管理サーバ11の第1プログラム69は、同期の実行指示及び上述の指定シリアル番号を含むHTTPリクエストを通信I/F63及びインターネット15を通じて受信する(S130)。同期の実行指示は、維持指示の一例である。第1プログラム69が、同期の実行指示を含むHTTPリクエストを受信するステップS130の処理は、維持受信処理の一例である。
【0126】
第1プログラム69は、同期指示を含むHTTPリクエストを受信したことに応じて、当該指定シリアル番号と同一のシリアル番号を有するレコードを管理データベースにおいて特定する。そして、特定したレコードにおいて、不図示の項目「同期」と対応する入力フィールドに、管理者が指定したバージョン情報「2.20」を入力する(S131)。そして、第1プログラム69は、外部仲介装置12が送信したステータス情報を受信したことに応じて(図4、S21参照)、管理データベースを更新したか否かを判断する(S132)。そして、第1プログラム69は、管理データベースを更新したと判断すると(S132:Yes)、更新したレコードについて、項目「同期」にバージョン情報が登録されているか否かを判断する。そして、第1プログラム69は、更新したレコードについて、項目「同期」にバージョン情報が登録されていると判断すると、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致するか否かを判断する(S133)。第1プログラム69が、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致するか否かを判断するステップS133の処理は、判断処理の一例である。
【0127】
なお、管理サーバ11の第1プログラム69は、ステータス情報を取得して管理データベースが更新されたときではなく、例えば、毎日の定刻に、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致するか否かを判断してもよい。
【0128】
管理サーバ11の第1プログラム69は、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致すると判断すると(S133:Yes)、ステップS134の実行処理をスキップする。一方、第1プログラム69は、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致しないと判断すると(S133:No)、ステップS54と同様の処理である実行処理を実行する(S134)。なお、ステップS134において実行される実行処理においては、第1プログラム69は、ステップS91において生成する第1指示コマンドに、バージョン情報が一致しないレコードが有するシリアル番号を付加する。ステップS134が実行されたことにより、管理者が指定したバージョン情報とは異なるバージョンの制御プログラム50が更新される。ステップS134の実行処理において第1プログラム69が第1指示コマンドを外部仲介装置12に送信するステップS92の処理は、同期指示処理の一例である。外部仲介装置12に送信される第1指示コマンドは、変更要求及び変更指示の一例である。
【0129】
一方、管理者は、同期の状態を確認するため、管理者端末17のブラウザ19を起動させ、同期の状態の確認指示を入力する。ブラウザ19は、同期の状態の確認指示の入力を受け付けると(S135)、当該確認指示を含むHTTPリクエストをインターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S136)。
【0130】
管理サーバ11の第1プログラム69は、確認指示を含むHTTPリクエストを通信I/F63及びインターネット15を通じて受信すると(S136)、管理データベースにおいて、項目「同期」にバージョン情報が登録されているレコードを特定する。そして、第1プログラム69は、特定したレコードについて、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致するか否かを判断する。第1プログラム69は、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致するレコードについて、同期情報「ON」を対応付ける。一方、第1プログラム69は、項目「同期」に登録されたバージョン情報と、項目「バージョン情報」に登録されたバージョン情報とが一致しないレコードについて、同期情報「NG」を対応付ける。そして、第1プログラム69は、特定したレコードのモデル名や、シリアル番号や、バージョン情報や、更新日時や、対応付けた同期情報を含む第10表示画面データを生成する(S137)。
【0131】
図15(A)は、第10表示画面データが示す第10表示画面を示す。第10表示画面は、「同期確認」の文字と、表示を切り替える「非同期のみ表示」アイコン106と、「モデル名」の文字と、「シリアル番号」の文字と、「ファームVer.」の文字と、「同期」の文字と、「確認日時」の文字と、「OK」アイコン107と、を有する。
【0132】
「モデル名」の文字の下には、特定した各レコードのモデル名が表示される。「シリアル番号」の文字の下には、特定した各レコードのシリアル番号が表示される。「ファームVer.」の文字の下には、特定した各レコードのバージョン情報が表示される。「同期」の文字の下には、同期情報「ON」又は「NG」が表示される。「確認日時」の文字の下には、特定した各レコードの更新日時が表示される。
【0133】
「非同期のみ表示」アイコン106は、同期情報「NG」と対応付けられたシリアル番号のレコードのみをディスプレイ20に表示させる管理者の指示を受け付けるアイコンである。管理者によって「非同期のみ表示」アイコン106が選択されると、「未更新のみ表示」アイコン91が選択された場合と同様の処理をブラウザ19及び第1プログラム69が実行する。その結果、同期情報「NG」と対応付けられたシリアル番号のレコードのみがディスプレイ20に表示される。
【0134】
管理者端末17のブラウザ19は、「OK」アイコン107の選択を受け付けると、例えば、ステップS33、S34、S35の処理を実行して、管理画面をディスプレイ20に表示させて、処理を終了する。
【0135】
[実施形態の作用効果]
第1プログラム69は、制御プログラム50の更新を実行する前には、制御プログラム50の更新を実行するプリンタ14のシリアル番号を管理者端末17のディスプレイ20に表示させ(第3表示画面)、制御プログラム50の更新を実行した後には、シリアル番号、及び「未」や「済」の更新結果をディスプレイ20に表示させる(第5表示画面)。したがって、第1プログラム69は、管理者が指定したプリンタ14の制御プログラム50が更新されたか否かを管理者に容易に認識させることができる。
【0136】
また、第1プログラム69は、制御プログラム50の更新を実行していないプリンタ14のシリアル番号のみを管理者端末17のディスプレイ20に表示させることができる(第6表示画面)。したがって、第1プログラム69は、制御プログラム50の更新を実行していないプリンタ14のみを管理者に認識させることができる。
【0137】
また、第1プログラム69は、第5表示画面(図12(B))及び第6表示画面(図13(A))において、「オフライン」や「カバー開」などの原因情報を管理者端末17のディスプレイ20に表示させる。したがって、第1プログラム69は、制御プログラム50が更新されなかった原因を管理者に認識させることができる。
【0138】
また、第1プログラム69は、第5表示画面或いは第6表示画面において管理者がレコード枠アイコン92を選択すると、プリンタ14が制御プログラム50の更新が実行されなかった原因に対応する履歴情報を管理者端末17のディスプレイ20に表示させる。すなわち、第1プログラム69は、プリンタ14が制御プログラム50の更新が実行されなかった原因に対応する履歴情報をディスプレイ20に表示させるか否かを管理者に選択させることができ、かつ、プリンタ14が制御プログラム50の更新が実行されなかった原因に対応する履歴情報を管理者に認識させることができる。その結果、第1プログラム69は、管理者が管理データベースを閲覧して制御プログラム50の更新が実行されなかった原因に対応する履歴情報を調べる手間を低減することができる。
【0139】
また、第1プログラム69は、第7表示画面(図13(B))において、プリンタ14が制御プログラム50の更新が実行されなかった原因に対応する履歴情報とともに、制御プログラム50の更新の日時を設定するための「更新タイミング設定」アイコン79を管理者端末17のディスプレイ20に表示させる。したがって、第1プログラム69は、制御プログラム50の更新が適正に実行される確率が高い日時を管理者に指定させて、指定された日時に制御プログラム50の更新を実行することができる。
【0140】
また、第1プログラム69は、第8表示画面を管理者端末17のディスプレイ20に表示させて、制御プログラム50の更新が実行されなかったプリンタ14の再更新の予定を受け付ける。したがって、第1プログラム69は、第1表示画面において「ファームウエアの更新」アイコン72を選択し、第2表示画面においてモデル名又はシリアル番号の入力を行い、「OK」アイコン88や「実行」アイコン76を選択する管理者の手間を低減することができる。
【0141】
また、第1プログラム69は、図10に示された同期処理を実行する。したがって、第1プログラム69は、管理者が指定したプリンタ14の制御プログラム50のバージョンを、管理者が指定した同一のバージョンに維持することができる。
【0142】
[変形例1]
上述の実施形態では、管理サーバ11の第1プログラム69が、第1画面データ等の種々の画面データを管理者端末17に送信して、制御プログラム50のバージョンの更新の指示やプリント設定等の設定値の変更の指示を受け付ける例を説明した。しかしながら、管理データベースは、外部仲介装置12のメモリ22にも記憶されており、かつ、外部仲介装置12は、インターネット15上にURLを公開するウェブサーバである。すなわち、外部仲介装置12の第2プログラム29も、第1プログラム69と同様の処理を実行可能である。外部仲介装置12の第2プログラム29は、第1プログラム69に代わって、図5から図7に示される処理を実行してもよい。その場合、外部仲介装置12は、情報処理装置の一例であり、第2プログラム29は、プログラムの一例である。
【0143】
第2プログラム29が、図5から図7に示される処理を実行しても、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0144】
なお、変形例1及び以下で説明する変形例2から変形例5において、各変形例で説明する構成以外の構成は、実施形態で説明した構成と同じである。
【0145】
[変形例2]
上述の実施形態では、管理サーバ11の第1プログラム69が、第1画面データの種々の画面データを管理者端末17に送信して、制御プログラム50のバージョンの更新の指示やプリント設定等の設定値の変更の指示を受け付ける例を説明した。しかしながら、内部仲介装置13の第3プログラム39が、第1プログラム69に代わって、図5から図7に示される処理を実行してもよい。
【0146】
詳しく説明すると、内部仲介装置13のメモリ32は、図3に示される管理データベースを記憶する。但し、メモリ32が記憶する管理データベースは、ローカルネットワーク16を通じて内部仲介装置13と接続されたプリンタ14のレコードのみを含む。内部仲介装置13の第3プログラム39は、プリンタ14が送信したステータス情報を受信したことに応じて(S30)、受信したステータス情報を、メモリ32に記憶された管理データベースに登録する。
【0147】
また、内部仲介装置13、ローカルネットワーク16を介して管理者端末17と接続されている。すなわち、内部仲介装置13と管理者端末17とは、ローカルネットワーク16を通じて相互に通信可能である。
【0148】
内部仲介装置13の第3プログラム39及び管理者端末17は、ローカルネットワーク16を通じて相互に通信を行い、図5から図7に示された処理を実行する。
【0149】
本変形例においても、上述の実施携帯と同様の作用効果を得ることができる。
【0150】
本変形例において、内部仲介装置13は、情報処理装置の一例であり、第3プログラム39は、プログラムの一例である。
【0151】
なお、本変形例において、管理者端末装置17と内部仲介装置13とは、同一の端末装置であってもよい。
【0152】
[変形例3]
上述の実施形態では、管理サーバ11のメモリ62に管理データベースが記憶され、管理サーバ11の第1プログラム69が、管理データベースを用いて第1表示画面や第2表示画面等の種々の表示画面データを生成する例を説明した。しかしながら、第1プログラム69は、表示画面データの生成を、管理データベースを有する外部仲介装置12に指示してもよい。外部仲介装置12の第2プログラム29は、当該指示にしたがって表示画面データを生成し、生成した表示画面データを管理サーバ11に送信する。この場合、管理サーバ11及び外部仲介装置12は、情報処理装置の一例であり、第1プログラム69及び第2プログラム29は、プログラムの一例である。
【0153】
[変形例4]
本変形例では、図16に示されるように、ステップS58とステップS61との間に、ステップS141からステップS148の処理が実行される例を説明する。具体的には、第5表示画面が管理者端末17のディスプレイ20に表示される前に、第11表示画面(図15(B))がディスプレイ20に表示される例を説明する。
【0154】
管理サーバ11の第1プログラム69は、図16に示されるように、更新結果の要求を含むHTTPリクエストを通信I/F63及びインターネット15を通じて受信したことに応じて(S58)、第11表示画面データを生成する(S141)。具体的には、第1プログラム69は、上述の特定レコードのうち、更新結果「済」と対応付けられた特定レコードの数である第1値と、更新結果「未」と対応付けられた特定レコードの数である第2値とを算出する。そして、算出した第1値及び第2値を含む第11表示画面データを生成する。第11表示画面データは、図15(B)に示される第11表示画面を示す。
【0155】
第11表示画面データは、半円の第1アイコン111と、半円の第2アイコン112と、を有する。第1アイコン111と第2アイコン112とは、略円形のオブジェクトを形成する。第1アイコン111は、「更新済」の文字と、第1値である「12台」の文字とを有する。第2アイコン112は、「未更新」の文字と、第2値である「5台」の文字とを有する。第1アイコン111は、制御プログラム50を更新したプリンタ14の台数が12台であることを管理者に認識させる。第2アイコン112は、制御プログラム50を更新されなかったプリンタ14の台数が5台であることを管理者に認識させる。第1アイコン111及び第2アイコン112は、成否オブジェクトの一例である。第1アイコン111は、第1サブオブジェクトの一例である。第2アイコン112は、第2サブオブジェクトの一例である。第11表示画面データは、第7画面データの一例である。第11表示画面は、第7画面の一例である。
【0156】
管理サーバ11の第1プログラム69は、図16に示されるように、生成した第11表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S142)。第1プログラム69が、第11表示画面データを含むHTTPレスポンスを管理者端末17に送信するステップS142の処理は、第7送信処理の一例である。
【0157】
管理者端末17のブラウザ19は、第11表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S142)、受信した第11表示画面データが示す第11表示画面を管理者端末17のディスプレイ20に表示させる(S143)。そして、ブラウザ19は、第1アイコン111の選択と、第2アイコン112の選択とを受け付ける(S144)。ブラウザ19は、第1アイコン111が選択されことを示す第1選択情報、或いは第2アイコン112が選択されたことを示す第2選択情報を含むHTTPリクエストを、インターネット15を通じて管理サーバ11に送信する(S145)。
【0158】
管理サーバ11の第1プログラム69は、第1選択情報或いは第2選択情報を含むHTTPリクエストを、通信I/F63及びインターネット15を通じて受信する(S145)。第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに第1選択情報が含まれていることに応じて、不図示の第12表示画面を示す第12表示画面データを生成する(S146)。第1プログラム69は、受信したHTTPリクエストに第2選択情報が含まれていることに応じて、上述の第5表示画面を示す第5表示画面データを生成する(S146)。そして、第1プログラム69は、生成した第12表示画面データを含むHTTPレスポンス、或いは生成した第5表示画面データを含むHTTPレスポンスを、通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する(S147)。第12表示画面は、更新結果「済」と対応付けられたレコードのシリアル番号やモデル名を有する画面である。第5表示画面(図12(B))は、更新結果「未」と対応付けられたレコードのシリアル番号やモデル名を有する画面である。第12表示画面は、第3画面の一例である。第1選択情報及び第2選択情報は、成否選択情報の一例である。第1プログラム69が、第1選択情報或いは第2選択情報を含むHTTPリクエストを受信するステップS145の処理は、受信処理の一例である。
【0159】
管理者端末17のブラウザ19は、第12表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S147)、第12表示画面データが示す第12表示画面を管理者端末17のディスプレイ20に表示させ、第5表示画面データを含むHTTPレスポンスを受信したことに応じて(S147)、第5表示画面データが示す第5表示画面を管理者端末17のディスプレイ20に表示させる(S148)。そして、管理者端末17のブラウザ19及び管理サーバ11の第1プログラム69は、実施形態と同様にステップS61以降の処理を実行する。
【0160】
本変形例では、第1プログラム69は、制御プログラム50のバージョンが更新されたプリンタ14の台数と、制御プログラム50のバージョンが更新されなかったプリンタ14の台数とを、管理者に容易に認識させることができる。
【0161】
また、第1プログラム69は、制御プログラム50のバージョンが更新されたプリンタ14の台数と、制御プログラム50のバージョンが更新されなかったプリンタ14の台数とを管理者に認識させた後、制御プログラム50のバージョンが更新されなかったプリンタ14のシリアル番号やモデル名と、バージョンが更新されなかった原因とを、管理者に認識させることができる。
【0162】
[変形例5]
上述の実施形態では、第1プログラム69が、更新予定日時を管理データベースに登録した後、更新予定日時になったことに応じて(S82:Yes)、実行処理を実行する(S83)例を説明した。しかしながら、第1プログラム69は、更新予定日時を管理データベースに登録した後、更新予定日時になる前に、実行処理を実行してもよい。その場合、第1プログラム69は、管理データベースに登録された更新予定日時を第1指示コマンドに付加する。外部仲介装置12の第2プログラム29は、第1指示コマンドに付加された更新予定日時になったことに応じて、生成した第2指示コマンドを内部仲介装置13に送信する。或いは、外部仲介装置12の第2プログラム29は、第2指示コマンドに更新予定日時を付加して内部仲介装置13に送信する。この場合、内部仲介装置13の第3プログラム39は、第2指示コマンドに付加された更新予定日時になったことに応じて、生成した第3指示コマンドをプリンタ14に送信する。
【0163】
[その他の変形例]
上述の実施形態では、第1プログラム69が、プリンタ14の制御プログラム50のバージョンの更新を受け付ける場合の例を説明した。しかしながら、第1プログラム69は、第1表示画面において管理者が「プリント設定」アイコン74を選択してプリント設定における「濃度」などの種々の設定値の設定を受け付ける場合や、第1表示画面において管理者が「その他の設定値の変更」アイコン75を選択して他の設定値の設定を受け付ける場合等にも、上述の第2表示画面から第12表示画面と同様の表示画面を管理者端末17のディスプレイ20に表示させてもよい。この場合においても、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。プリント設定の「濃度」などの設定値及び上述の他の設定は、設定値の一例である。
【0164】
上述のように、管理データベースは、外部仲介装置12のメモリ22にも記憶されており、かつ、外部仲介装置12は、インターネット15上にURLを公開するウェブサーバである。すなわち、外部仲介装置12の第2プログラム29も、第1プログラム69と同様の処理を実行可能である。したがって、管理サーバ11の機能を外部仲介装置12に持たせて、管理サーバ11を通信システム10から省くことができる。或いは、外部仲介装置12の機能を管理サーバ11に持たせて、通信システム10から外部仲介装置12を省くことができる。
【0165】
上述の実施形態では、管理サーバ11の第1プログラム69は、最初に第5表示画面データを管理者端末17に送信し、管理者が第5表示画面において「未更新のみ表示」アイコン91を選択したことに応じて、未更新のプリンタ14についての情報を有する第6表示画面を示す第6表示画面データを管理者端末17に送信する例を説明した。しかしながら、第1プログラム69は、第5表示画面データを管理者端末17に送信せずに、第6表示画面データを管理者端末17に送信してもよい。
【0166】
上述の実施形態では、第6表示画面が、更新結果「未」の文字を有する例を説明した。しかしながら、第6表示画面が有するシリアル番号は、制御プログラム50のバージョンが更新されていないプリンタ14を示しているので、「更新」の文字、及び更新結果「未」の文字は、省略されてもよい。その場合、プリンタシリアル番号は、成否情報及び否定情報の一例である。
【0167】
上述の実施形態では、レコード枠アイコン92により、第5表示画面及び第6表示画面に表示された複数のシリアル番号のうちの一のシリアル番号を管理者に選択させる例を説明した。しかしながら、レコード枠アイコン92に代えて、或いはレコード枠アイコン92とともに、制御プログラム50のバージョンが更新されなかった全てのプリンタ14のシリアル番号の選択を受け付けるアイコンが第5表示画面及び第6表示画面に表示されてもよい。管理サーバ11の第1プログラム69は、当該アイコンが選択されたことを示すHTTPリクエストを管理者端末17から受信すると、制御プログラム50のバージョンが更新されなかった全てのプリンタ14について履歴情報を管理データベースから取得する。そして、第1プログラム69は、取得した全ての履歴情報を含むHTTPレスポンスを通信I/F63及びインターネット15を通じて管理者端末17に送信する。
【0168】
上述の実施形態では、管理サーバ11の第1プログラム69は、原因情報に対応する履歴情報を特定し(S69)、特定した履歴情報を管理者端末17に送信する例を説明した。しかしながら、第1プログラム69は、履歴情報を特定するステップS69の処理を省略し、特定レコードに登録された全ての履歴情報を管理者端末17に送信してもよい。
【0169】
上述の実施形態では、第7表示画面において、1週間分の接続履歴情報が表示される例を説明した。しかしながら、第7表示画面において、2週間分や1月分や3月分等の接続履歴情報が表示されてもよい。
【符号の説明】
【0170】
10・・・通信システム
11・・・管理サーバ
12・・・外部仲介装置
13・・・内部仲介装置
14・・・プリンタ
17・・・管理者端末
21・・・CPU
22・・・メモリ
23・・・通信I/F
29・・・第2プログラム
31・・・CPU
32・・・メモリ
33・・・通信I/F
39・・・第3プログラム
61・・・CPU
62・・・メモリ
63・・・通信I/F
69・・・第1プログラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16