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特許7299571無線通信システムにおいて設定された上りリンクグラントのバンドルのためのDRXタイマを取り扱うための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-20
(45)【発行日】2023-06-28
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて設定された上りリンクグラントのバンドルのためのDRXタイマを取り扱うための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20230621BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20230621BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20230621BHJP
【FI】
H04W52/02 110
H04W72/1268
H04W28/04 110
【請求項の数】 18
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021112115
(22)【出願日】2021-07-06
(65)【公開番号】P2022017197
(43)【公開日】2022-01-25
【審査請求日】2021-07-06
(31)【優先権主張番号】63/051,205
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/051,214
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/051,228
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/051,236
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511066595
【氏名又は名称】華碩電脳股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100081961
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 光春
(74)【代理人】
【識別番号】100112564
【弁理士】
【氏名又は名称】大熊 考一
(74)【代理人】
【識別番号】100163500
【弁理士】
【氏名又は名称】片桐 貞典
(74)【代理人】
【識別番号】230115598
【弁護士】
【氏名又は名称】木内 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】▲ホアン▼ 苡▲フスアン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ツェン▼ 立至
(72)【発明者】
【氏名】歐 孟暉
【審査官】田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0332608(US,A1)
【文献】特開2018-007252(JP,A)
【文献】特開2019-197938(JP,A)
【文献】特開2020-065289(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第03273633(EP,A2)
【文献】国際公開第2019/027285(WO,A1)
【文献】特表2020-530233(JP,A)
【文献】特表2019-534607(JP,A)
【文献】Ericsson, Nokia,Corrections of NR operating with shared spectrum channel access in 38.321 [online],3GPP TSG-RAN2 #110_e R2-2005853, [検索日: 2022年7月14日],インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_110-e/Docs/R2-2005853.zip>,2020年06月19日
【文献】ASUSTeK,DRX with bundle transmission of configured uplink grant [online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #111 electronic R2-2007725, [検索日:2022年7月15日],インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_111-e/Docs/R2-2007725.zip>,2020年08月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バンドルされた送信が設定されたユーザ機器(UE)の方法であって、
設定された上りリンクグラントを初期化するステップと、
前記設定された上りリンクグラントを使用して、媒体アクセス制御プロトコルデータ装置(MAC PDU)のバンドル内で複数の送信を実行するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの第1の送信に応答して、間欠受信(DRX)タイマを停止するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの第1の送信に応答して、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ラウンドトリップタイム(RTT)タイマを開始するステップと、
前記HARQ RTTタイマの時間切れに応答して、前記DRXタイマを開始するステップと
記バンドル内の前記複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して、前記DRXタイマを停止ない、ステップと、
前記DRXタイマが作動しているとき、再送信のための上りリンクグラントのために下りリンク制御チャネルを監視するステップと、
を含み、
前記DRXタイマはDRX再送信タイマである、方法。
【請求項2】
前記第1の送信は、前記バンドル内の最初の送信である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上の第2の送信は、前記第1の送信のうちの1つ以上の再送信である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記DRXタイマを停止する前記ステップは、前記第1の送信において実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記HARQ RTTタイマの持続時間は、UL HARQ再送信グラントが予想される前の最小持続時間に対応する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の第2の送信のうちの送信が実行される前に、前記DRXタイマを開始するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記DRXタイマの持続時間は、UL再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記DRXタイマは、drx-RetransmissionTimerULである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記UEは、リッスンビフォアトーク(LBT)失敗表示を受信しない、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
バンドルされた送信が設定されたユーザ機器(UE)であって、
制御回路と、
前記制御回路内に設置されたプロセッサと、
前記制御回路内に設置され、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリと、
を備え、
前記プロセッサは、動作を実行するために前記メモリ内に記憶されたプログラムコードを実行するように構成され、
前記動作は、
設定された上りリンクグラントを初期化するステップと、
前記設定された上りリンクグラントを使用して、媒体アクセス制御プロトコルデータ装置(MAC PDU)のバンドル内で複数の送信を実行するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの第1の送信に応答して、間欠受信(DRX)タイマを停止するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの前記第1の送信に応答して、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ラウンドトリップタイム(RTT)タイマを開始するステップと、
前記HARQ RTTタイマの時間切れに応答して、前記DRXタイマを開始するステップと、
記バンドル内の前記複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して、前記DRXタイマを停止ない、ステップと、
前記DRXタイマが作動しているとき、再送信のための上りリンクグラントのために下りリンク制御チャネルを監視するステップと、
を含み、
前記DRXタイマはDRX再送信タイマである、ユーザ機器。
【請求項11】
前記第1の送信は、前記バンドル内の最初の送信である、請求項1に記載のUE。
【請求項12】
前記1つ以上の第2の送信は、前記第1の送信のうちの1つ以上の再送信である、請求項1に記載のUE。
【請求項13】
前記DRXタイマを停止する前記ステップは、前記第1の送信において実行される、請求項1に記載のUE。
【請求項14】
前記HARQ RTTタイマの持続時間は、UL HARQ再送信グラントが予想される前の最小持続時間に対応する、請求項1に記載のUE。
【請求項15】
前記動作は、前記1つ以上の第2の送信のうちの送信が実行される前に、前記DRXタイマを開始するステップを含む、請求項1に記載のUE。
【請求項16】
前記DRXタイマの持続時間は、UL再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間に対応する、請求項1に記載のUE。
【請求項17】
前記DRXタイマは、drx-RetransmissionTimerULである、請求項1に記載のUE。
【請求項18】
バンドルされた送信が設定されたユーザ機器(UE)によって実行されたときに動作のパフォーマンスを生じさせるプロセッサ実行可能命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記動作は、
設定された上りリンクグラントを初期化するステップと、
前記設定された上りリンクグラントを使用して、媒体アクセス制御プロトコルデータ装置(MAC PDU)のバンドル内で複数の送信を実行するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの第1の送信に応答して、間欠受信(DRX)タイマを停止するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの前記第1の送信に応答して、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ラウンドトリップタイム(RTT)タイマを開始するステップと、
前記HARQ RTTタイマの時間切れに応答して、前記DRXタイマを開始するステップと、
前記バンドル内の前記複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して、前記DRXタイマを停止ない、ステップと、
前記DRXタイマが作動しているとき、再送信のための上りリンクグラントのために下りリンク制御チャネルを監視するステップと、
を含み、
前記DRXタイマはDRX再送信タイマである、非一時的なコンピュータ記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線通信ネットワークに関し、より詳細には設定された上りリンクグラントのバンドルのための間欠受信(DRX)タイマを無線通信システムにおいて取り扱うための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信装置と通信して大量のデータをやりとりする需要が急速に高まるにつれて、従来の移動音声通信ネットワークは、インターネットプロトコル(IP)データパケットと通信するネットワークへと発展してきている。そのようなIPデータパケット通信は、移動通信装置のユーザにボイスオーバーIP、マルチメディア、マルチキャスト、およびオンデマンド通信サービスを提供することができる。
【0003】
例示的なネットワーク構造は、発展型ユニバーサル地上波無線ネットワーク(E-UTRAN)である。E-UTRANシステムは、上記で注記したボイスオーバーIPおよびマルチメディアサービスを実現するために高いデータ処理能力を提供することができる。現在、次世代(たとえば5G)のための新規の無線技術が、3GPP標準機関によって論じられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、3GPP標準を発展させ、最終化するために、3GPP標準の現在の体系に対する変更が、提出され考えられている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、1つ以上の装置および/または方法が、提供される。バンドルされた送信が設定されるユーザ機器(UE)の観点からの一例では、UEは、設定された上りリンクグラントを初期化する。UEは、設定された上りリンクグラントを使用して、媒体アクセス制御プロトコルデータ装置(MAC PDU)のバンドル内の複数の送信を実行する。UEは、複数の送信のうちの第1の送信に応答して、間欠受信(DRX)タイマを停止し、この場合DRXタイマは、複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して停止されない。DRXタイマが作動しているとき、UEは、再送信のための上りリンクグラントのために下りリンク制御チャネルを監視する。
【発明の効果】
【0006】
上記に基づいて、装置間の通信の効率性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】1つの例示的な実施形態による無線通信システムの図である。
【0008】
図2】1つの例示的な実施形態による(アクセスネットワークとしても知られている)送信機システムおよび(ユーザ機器またはUEとしても知られている)受信機システムのブロック図である。
【0009】
図3】1つの例示的な実施形態による通信システムの機能ブロック図である。
【0010】
図4】1つの例示的な実施形態による図3のプログラムコードの機能ブロック図である。
【0011】
図5】1つの例示的な実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す図である。
【0012】
図6】1つの例示的な実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す図である。
【0013】
図7】1つの例示的な実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す図である。
【0014】
図8】1つの例示的な実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す図である。
【0015】
図9】1つの例示的な実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す図である。
【0016】
図10】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0017】
図11】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0018】
図12】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0019】
図13】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0020】
図14】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0021】
図15】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【0022】
図16】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下で説明する例示的な無線通信システムおよび装置は、無線通信システムを採用し、ブロードキャストサービスを支援する。無線通信システムは、音声、データなどのさまざまなタイプの通信を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時間分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)LTE(ロングタームエボリューション)無線アクセス、3GPP LTE-AまたはLTEアドバンスト(ロングタームエボリューションアドバンスト)、3GPP2 UMB(ウルトラモバイルブロードバンド)、WiMax、5G用の3GPP NR(New Radio)無線アクセス、または何らかの他の変調技術に基づいてもよい。
【0024】
特に、以下に説明する例示的な無線通信システム装置は、3GPP TS 38.331 V16.0.0、「NR、RRCプロトコル仕様」;3GPP TS 38.321 V16.0.0、「NR、MACプロトコル仕様」;3GPP TS 38.214 V16.1.0、「NR、データ用の物理レイヤ手順(Physical layer procedures for data)」;RP-193238、「能力低減型NR装置の支援における新しいSID(New SID on support of reduced capability NR devices)」;R2-2003875、「38.321の共有スペクトラムチャネルアクセスと共に作動するNRの補正(Corrections of NR operating with shared spectrum channel access in 38.321)」を含む、本明細書では3GPPと称される、「第3世代パートナーシッププロジェクト」と呼ばれる国際協会によって提供される標準などの1つ以上の標準を支援するように設計されてもよい。上記であげた標準および文献は、全体的に参照によって本明細書に明示的に組み込まれる。
【0025】
図1は、本開示の1つ以上の実施形態による多重アクセス無線通信システムを提示する。アクセスネットワーク100(AN)は、複数のアンテナグループ、すなわち104および106を含む1つと、108および110を含む別のものと、112および114を含む追加のものとを含む。図1では、各アンテナグループに対して2つのみが示されているが、各アンテナグループにこれより多くのまたは少ないアンテナが利用されてもよい。アクセス端末(AT)116は、アンテナ112および114と通信状態にあり、この場合アンテナ112および114は、順方向リンク120を介してアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118を介してアクセス端末116から情報を受信する。AT122は、アンテナ106および108と通信状態にあり、この場合アンテナ106および108は、順方向リンク126を介してAT122に情報を送信し、逆方向リンク124を介してAT122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124、および126は、異なる周波数を通信に使用してもよい。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるものとは異なる周波数を使用してもよい。
【0026】
アンテナおよび/またはアンテナが通信するように設計された領域の各グループは、しばしばアクセスネットワークのセクタと称される。この実施形態では、アンテナグループそれぞれは、アクセスネットワーク100が対象とする領域のセクタ内のアクセス端末と通信するように設計されてもよい。
【0027】
順方向リンク120および126を介する通信では、アクセスネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122のための順方向リンクの信号対ノイズ比を改善するために、ビームフォーミングを利用してもよい。また、ネットワークの対象範囲内にランダムに分散されたアクセス端末に送信するためにビームフォーミングを使用するアクセスネットワークは通常、単一アンテナを介してそのアクセス端末に送信するアクセスネットワークよりも、隣り合うセル内のアクセス端末に対する干渉を少なくし得る。
【0028】
アクセスネットワーク(AN)は、端末と通信するために使用される固定局または基地局であってもよく、アクセスポイント、ノードB、ベースステーション、拡張型基地局、eNodeB(eNB)、次世代ノードB(gNB)、または何らかの他の専門用語で称されてもよい。アクセス端末(AT)はまた、ユーザ機器(UE)、無線通信装置、端末、アクセス端末、または何らかの他の専門用語で呼ばれてもよい。
【0029】
図2は、多重入力および多重出力(MIMO)システム200における(アクセスネットワークとしても知られている)送信機システム210および(アクセス端末(AT)またはユーザ機器(UE)とも知られている)受信機システム250の実施形態を提示する。送信機システム210において、いくつかのデータストリーム用のトラフィックデータが、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214に提供されてもよい。
【0030】
1つの実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、符合化されたデータを提供するために、データストリームごとにトラフィックデータを、そのデータストリームに対して選択された特定の符合化スキームに基づいてフォーマット化し、符合化し、インターリーブする。
【0031】
各データストリームに対する符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を使用してパイロットデータと多重化されてもよい。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理される、知られているデータパターンであってもよく、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されてもよい。各データストリームの多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、次いで、変調シンボルを提供するために、そのデータストリームに対して選択された特定の変調スキーム(たとえば、2位相偏移変調(binary phase shift keying)(BPSK)、4位相偏移変調(quadrature phase shift keying)(QPSK)、M-ary位相偏移変調(M-ary phase shift keying)(M-PSK)またはM-ary直交振幅変調(M-ary quadrature amplitude modulation)(M-QAM))に基づいて変調(すなわちシンボルマッピング)されてもよい。各データストリームについてのデータ速度、符合化、および/または変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定されてもよい。
【0032】
データストリームに対する変調シンボルが、次いで、TX MIMOプロセッサ220に提供され、TX MIMOプロセッサは、変調シンボルを(たとえばOFDMに合わせて)さらに処理してもよい。TX MIMOプロセッサ220は、次いで、N個の変調シンボルストリームをN個の送信機(TMTR)222aから222tに提供する。特定の実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、ビームフォーミング重みをデータストリームのシンボルおよびシンボルがそこから送信されるアンテナに適用してもよい。
【0033】
各送信機222は、1つ以上のアナログ信号を提供するためにそれぞれのシンボルストリームを受信し処理し、MIMOチャネルを介する送信に適した変調された信号を提供するようにアナログ信号をさらに調節する(たとえば、増幅、フィルタリング、および/またはアップコンバートする)。送信機222aから222tからのN個の変調された信号はそれぞれ、次いで、N個のアンテナ224aから224tから送信されてもよい。
【0034】
受信機システム250において、送信された、変調された信号は、N個のアンテナ252aから252rによって受信され、各アンテナ252からの受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)254aから254rに提供されてもよい。各受信機254は、それぞれの受信された信号を調節し(たとえばフィルタリング、増幅、およびアップコンバートし)、サンプルを提供するために調節された信号をデジタル化し、および/または対応する「受信された」シンボルストリームを提供するようにサンプルをさらに処理してもよい。
【0035】
RXデータプロセッサ260は、次いで、N個の「検出された」シンボルストリームを提供するために、特定の受信機処理技術に基づいて、N個の受信機254からのN個の受信されたシンボルストリームを受信および/または処理する。RXデータプロセッサ260は、次いで、データストリーム用のトラフィックデータを回復するために、各検出されたシンボルストリームを復調、デインタリーブ(deinterleave)、および/または復号してもよい。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210においてTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行されるものと相補的であってもよい。
【0036】
プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定してもよい(以下で論じる)。プロセッサ270は、行列インデックス部分と、ランク値部分とを含む逆方向リンクメッセージを定式化する。
【0037】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータストリームに関するさまざまなタイプの情報を含んでもよい。逆方向リンクメッセージは、次いで、これもまたいくつかのデータストリーム用のトラフィックデータをデータソース236から受信してもよいTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254aから254rによって調節され、および/または送信機システム210に送信されて戻されてもよい。
【0038】
送信機システム210において、受信機システム250からの変調された信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調節され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。プロセッサ230は、次いで、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定してもよく、次いで、抽出されたメッセージを処理してもよい。
【0039】
図3は、開示する主題の1つの実施形態による、通信装置の代替の簡易化された機能ブロック図を提示する。図3に示すように、無線通信システムにおける通信装置300を、図1のUE(またはAT)116および122または図1の基地局(またはAN)100を実現するために利用することができ、無線通信システムは、LTEシステムまたはNRシステムであってもよい。通信装置300は、入力装置302と、出力装置304と、制御回路306と、中央処理装置(CPU)308と、メモリ310と、プログラムコード312と、送受信機314とを含んでもよい。制御回路306は、メモリ310内のプログラムコード312をCPU308を介して実行し、それによって通信装置300の作動を制御する。通信装置300は、キーボードまたはキーパッドなどの入力装置302を介してユーザによって入力された信号を受信することができ、モニタまたはスピーカなどの出力装置304を介して画像および音を出力することができる。送受信機314は、無線信号を受信し、送信するために使用されて、受信された信号を制御回路306に伝達し、制御回路306によって生成された信号を無線で出力する。無線通信システムにおける通信装置300はまた、図1のAN100を実現するために使用することもできる。
【0040】
図4は、開示する主題の1つの実施形態による、図3に示すプログラムコード312の簡易化されたブロック図である。この実施形態では、プログラムコード312は、アプリケーションレイヤ400と、レイヤ3部分402と、レイヤ2部分404とを含み、レイヤ1部分406に結合される。レイヤ3部分402は、無線リソース制御(Radio Resource Control)を実行してもよい。レイヤ2部分404は、リンク制御を実行してもよい。レイヤ1部分406は、物理的接続を実行および/または実装してもよい。
【0041】
バンドルされた送信を含む、設定された上りリンクグラントの設定は、以下にその一部または複数の部分を引用する、3GPP TS 38.331 V16.0.0において明記されるような無線リソース制御(RRC)によって提供されてもよい。
-ConfiguredGrantConfig
IE ConfiguredGrantConfigは、2つの可能なスキームにしたがって、動的グラント無しの上りリンク送信を設定するために使用される。実際の上りリンクグラントは、RRC(タイプ1)を介して設定されても、または(CS-RNTIにアドレス指定された)PDCCH(タイプ2)を介して提供されてもよい。複数の設定されたグラント設定が、サービングセルの1つのBWP内に設定されてもよい。
ConfiguredGrantConfigの情報要素
-- ASN1START
-- TAG-CONFIGUREDGRANTCONFIG-START

ConfiguredGrantConfig ::= SEQUENCE {
frequencyHopping ENUMERATED {intraSlot, interSlot} OPTIONAL, -- Need S
cg-DMRS-Configuration DMRS-UplinkConfig,
mcs-Table ENUMERATED {qam256, qam64LowSE} OPTIONAL, -- Need S
mcs-TableTransformPrecoder ENUMERATED {qam256, qam64LowSE} OPTIONAL, -- Need S
uci-OnPUSCH SetupRelease { CG-UCI-OnPUSCH } OPTIONAL, -- Need M
resourceAllocation ENUMERATED { resourceAllocationType0, resourceAllocationType1, dynamicSwitch },
rbg-Size ENUMERATED {config2} OPTIONAL, -- Need S
powerControlLoopToUse ENUMERATED {n0, n1},
p0-PUSCH-Alpha P0-PUSCH-AlphaSetId,
transformPrecoder ENUMERATED {enabled, disabled} OPTIONAL, -- Need S
nrofHARQ-Processes INTEGER(1..16),
repK ENUMERATED {n1, n2, n4, n8},
repK-RV ENUMERATED {s1-0231, s2-0303, s3-0000} OPTIONAL, -- Need R
periodicity ENUMERATED {
sym2, sym7, sym1x14, sym2x14, sym4x14, sym5x14, sym8x14, sym10x14, sym16x14, sym20x14,
sym32x14, sym40x14, sym64x14, sym80x14, sym128x14, sym160x14, sym256x14, sym320x14, sym512x14,
sym640x14, sym1024x14, sym1280x14, sym2560x14, sym5120x14,
sym6, sym1x12, sym2x12, sym4x12, sym5x12, sym8x12, sym10x12, sym16x12, sym20x12, sym32x12,
sym40x12, sym64x12, sym80x12, sym128x12, sym160x12, sym256x12, sym320x12, sym512x12, sym640x12,
sym1280x12, sym2560x12
},
configuredGrantTimer INTEGER (1..64) OPTIONAL, -- Need R
rrc-ConfiguredUplinkGrant SEQUENCE {
timeDomainOffset INTEGER (0..5119),
timeDomainAllocation INTEGER (0..15),
frequencyDomainAllocation BIT STRING (SIZE(18)),
antennaPort INTEGER (0..31),
dmrs-SeqInitialization INTEGER (0..1) OPTIONAL, -- Need R
precodingAndNumberOfLayers INTEGER (0..63),
srs-ResourceIndicator INTEGER (0..15) OPTIONAL, -- Need R
mcsAndTBS INTEGER (0..31),
frequencyHoppingOffset INTEGER (1.. maxNrofPhysicalResourceBlocks-1) OPTIONAL, -- Need R
pathlossReferenceIndex INTEGER (0..maxNrofPUSCH-PathlossReferenceRSs-1),
...,
[[
pusch-RepTypeIndicator-r16 ENUMERATED {pusch-RepTypeA,pusch-RepTypeB} OPTIONAL, -- Need M
frequencyHoppingPUSCH-RepTypeB-r16 ENUMERATED {interRepetition, interSlot} OPTIONAL, -- Cond RepTypeB
timeReferenceSFN-r16 ENUMERATED {sfn512} OPTIONAL -- Need R
]]
} OPTIONAL, -- Need R
...,
[[
cg-RetransmissionTimer-r16 INTEGER (1..64) OPTIONAL, -- Need R
cg-minDFI-Delay-r16 INTEGER (1..ffsValue) OPTIONAL, -- Need R Upper limit 7 FFS
cg-nrofPUSCH-InSlot-r16 INTEGER (1..ffsValue) OPTIONAL, -- Need R
cg-nrofSlots-r16 INTEGER (1..ffsValue) OPTIONAL, -- Need R
cg-StartingFullBW-InsideCOT-r16 ENUMERATED {ffs} OPTIONAL, -- Need R
cg-StartingFullBW-OutsideCOT-r16 ENUMERATED {ffs} OPTIONAL, -- Need R
cg-StartingPartialBW-InsideCOT-r16 ENUMERATED {ffs} OPTIONAL, -- Need R
cg-StartingPartialBW-OutsideCOT-r16 ENUMERATED {ffs} OPTIONAL, -- Need R
cg-UCI-Multiplexing ENUMERATED {enabled} OPTIONAL, -- Need R
cg-COT-SharingOffset-r16 INTEGER (1..ffsValue) OPTIONAL, -- Need R
betaOffsetCG-UCI-r16 INTEGER (1..ffsValue) OPTIONAL, -- Need R
cg-COT-SharingList-r16 SEQUENCE (SIZE (1..ffsValue)) OF CG-COT-Sharing-r16 OPTIONAL, -- Need R
harq-ProcID-Offset-r16 INTEGER (0..15) OPTIONAL, -- Need M
harq-ProcID-Offset2-r16 INTEGER (0..15) OPTIONAL, -- Need M
configuredGrantConfigIndex-r16 ConfiguredGrantConfigIndex-r16 OPTIONAL, -- Need M
configuredGrantConfigIndexMAC-r16 ConfiguredGrantConfigIndexMAC-r16 OPTIONAL, -- Need M
periodicityExt-r16 INTEGER (1..5120) OPTIONAL, -- Need M
startingFromRV0-r16 ENUMERATED {on, off} OPTIONAL, -- Need M
phy-PriorityIndex-r16 ENUMERATED {p0, p1} OPTIONAL, -- Need M
autonomousReTx-r16 ENUMERATED {enabled} OPTIONAL -- Cond LCH-BasedPrioritization
]]
}


-- TAG-CONFIGUREDGRANTCONFIG-STOP
-- ASN1STOP

【表1】
【表2】

-PUSCH-TimeDomainResourceAllocationListNew
IE PUSCH-TimeDomainResourceAllocationListNewは、DCIフォーマット01/0-2についてPDCCHとPUSCHとの間の時間ドメイン関係を設定するために使用される。PUSCH-TimeDomainResourceAllocationListNewは、そのようなPUSCH-TimeDomainResourceAllocationNewの1つ以上を含む。ネットワークは、ULグラント内に、設定された時間ドメイン割り振りのどれをUEがそのULグラントに適用すべきかを示す。UEは、PUSCH-TimeDomainResourceAllocationListNew内の入力回数に基づいて、DCIフィールドのビット幅を決定する。DCIフィールド内の値0は、このリスト内の第1の要素を指し、DCIフィールド内の値1は、このリスト内の第2の要素を指し、同じように続く。
PUSCH-TimeDomainResourceAllocationNew情報要素

-- ASN1START
-- TAG-PUSCH-TIMEDOMAINRESOURCEALLOCATIONLISTNEW-START

PUSCH-TimeDomainResourceAllocationListNew-r16 ::= SEQUENCE (SIZE(1..maxNrofUL-Allocations-r16)) OF PUSCH-TimeDomainResourceAllocationNew-r16

PUSCH-TimeDomainResourceAllocationNew-r16 ::= SEQUENCE {

numberOfRepetitions-r16 ENUMERATED {n1, n2, n4, n7, n12, n16},
...
}

-- TAG-PUSCH-TIMEDOMAINRESOURCEALLOCATIONLISTNEW-STOP
-- ASN1STOP
【表3】
【0042】
上りリンク送信手順が、3GPP TS 38.321 V16.0.0において明記されており、その1つ以上の部分を以下に引用する。
5.4 UL-SCHデータ伝送
5.4.1 ULグラント受信
上りリンクグラントは、RRCによって半永続的に設定されて、ランダムアクセス応答においてPDCCH上に動的に受信されるか、または条項5.1.2aで明記されるようにMSGAのPUSCHリソースに関連付けられるように決定される。MACエンティティは、UL-SCH上で送信するための上りリンクグラントを有するものとする。要求された送信を実行するために、MACレイヤは、下位レイヤからHARQ情報を受信する。NDI=0の状態でCS-RNTIにアドレス指定された上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントと考えられる。NDI=1の状態でCS-RNTIにアドレス指定された上りリンクグラントは、動的上りリンクグラントと考えられる。
MACエンティティがC-RNTI、Temporary C-RNTI、またはCS-RNTIを有する場合、MACエンティティは、各PDCCH機会について、また作動しているtimeAlignmentTimerを有するTAGに属する各サービングセルについて、またこのPDCCH機会のために受信された各グラントについて、
...
1>そうではなく、このPDCCH機会のための上りリンクグラントが、このサービングセルに関して、MACエンティティのCS-RNTIに対してPDCCH上に受信される場合:
2>受信されたHARQ情報内のNDIが1である場合:
3>対応するHARQプロセスのためのNDIが切り替えられていないと考え、
3>設定される場合、対応するHARQプロセスのためのconfiguredGrantTimerを開始または再開し、
3>作動している場合、対応するHARQプロセスのためのcg-RetransmissionTimerを停止し、
3>上りリンクグラントおよび関連するHARQ情報をHARQエンティティに伝達するものとする。
2>そうではなく、受信されたHARQ情報内のNDIが0である場合:
3>PDCCHコンテンツが設定されたグラントタイプ2の非活性化を示す場合:
4>設定された上りリンクグラント確認を切り替え、
3>そうではなく、PDCCHコンテンツが設定されたグラントタイプ2の活性化を示す場合:
4>設定された上りリンクグラント確認を切り替え、
4>このサービングセルのための上りリンクグラントおよび関連するHARQ情報を設定された上りリンクグラントとして記憶し、
4>関連するPUSCH持続時間内で開始し、条項5.8.2内の規則にしたがって再発させるために、このサービングセルのための設定された上りリンクグラントを初期化または再初期化し、
4>作動している場合、対応するHARQプロセスのためのconfiguredGrantTimerを停止し、
4>作動している場合、対応するHARQプロセスのためのcg-RetransmissionTimerを停止するものとする。
各サービングセルおよび各設定された上りリンクグラントについて、設定され活性化される場合、MACエンティティは:
1>MACエンティティにlch-basedPrioritizationが設定される場合、または
1>設定された上りリンクグラントのPUSCH持続時間が、PDCCH上にまたはこのサービングセルのためのランダムアクセス応答において受信された上りリンクグラントのPUSCH持続時間と、またはMSGAペイロードの送信と重複しない場合:
2>このPUSCH持続時間に関連するHARQプロセスIDにHARQプロセスIDをセットし、
2>対応するHARQプロセスについて、configuredGrantTimerが作動しておらず、cg-RetransmissionTimerが設定されない(すなわち新しい送信の)場合:
3>対応するHARQプロセスのNDIビットが切り替えられていると考え、
3>設定された上りリンクグラントおよびその関連するHARQ情報をHARQエンティティに伝達するものとする。
2>そうではなく、対応するHARQプロセスのためのcg-RetransmissionTimerが設定され、作動していない場合、対応するHARQプロセスについて:
3>configuredGrantTimerが作動しておらず、HARQプロセスが保留中ではない(すなわち新しい送信である)場合:
4>NDIビットが切り替えられていると考え、
4>設定された上りリンクグラントおよびその関連するHARQ情報をHARQエンティティに伝達するものとする。
3>そうではなく、同じHARQプロセスのHARQエンティティに送られた前回の上りリンクグラントが、設定された上りリンクグラント(すなわち設定されたグラント上の再送信)であった場合:
4>設定された上りリンクグラントおよびその関連するHARQ情報をHARQエンティティに伝達するものとする。
編集者注記:SR/データの優先順位付けをデータ/データ優先順位付けとは別個の設定可能なパラメータにできるかどうかはFFSである。
harq-ProcID-Offset2またはcg-RetransmissionTimerが設定されていない、設定された上りリンクグラントについて、UL送信の第1のシンボルに関連するHARQプロセスIDは、以下の式から導き出される:
HARQプロセスID=[floor(CURRENT_symbol/periodicity)]モジュロnrofHARQ-Processes
harq-ProcID-Offset2を有する設定された上りリンクグラントについて、UL送信の第1のシンボルに関連するHARQプロセスIDは、以下の式から導き出される:
HARQプロセスID=[floor(CURRENT_symbol/periodicity)]モジュロnrofHARQ-Processes+harq-ProcID-Offset2
式中、CURRENT_symbolは、(SFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot+フレーム内のスロット数×numberOfSymbolsPerSlot+スロット内のシンボル数)であり、numberOfSymbolsPerSlotは、フレームごとの連続するスロットの数およびスロットごとの連続するシンボルの数を指し、これはそれぞれ、TS 38.211[8]内に明記される。
cg-RetransmissionTimerが設定された、設定された上りリンクグラントについて、UE実装は、HARQプロセスIDの中から、設定されたグラント設定に利用可能なHARQプロセスIDを選択する。UEは、初期送信の前の再送信を優先させるものとする。UEは、新しい送信のためにCG-UCI内のNDIを切り替え、再送信においてはCG-UCI内のNDIを切り替えない。
注記1:CURRENT_symbolは、行われる反復バンドルの第1の送信機会のシンボルインデックスを指す。
注記2:HARQ processは、設定された上りリンクグラントに合わせて設定され、この場合、設定された上りリンクグラントが活性化され、関連するHARQプロセスIDがnrofHARQ-Processesより小さい場合、harq-ProcID-Offset2は、設定されない。HARQプロセスは、設定された上りリンクグラントに合わせて構成され、この場合、設定された上りリンクグラントが活性化され、関連するHARQプロセスIDが、harq-ProcID-Offset2以上であり、かつharq-ProcID-Offset2および設定されたグラント設定のためのnrofHARQ-Processesの合計未満である場合、harq-ProcID-Offset2は、設定される。
注記3:MACエンティティがランダムアクセス応答(すなわちMAC RARまたはfallbackRAR)においてグラントを受信するか、またはMSGAペイロードについて条項5.1.2aに明記されるようにグラントを決定する場合、また、MACエンティティがさらに、C-RNTIまたはCS-RNTIのための重複グラントを受信して、SpCell上に同時送信を要求する場合、MACエンティティは、そのRA-RNTI/MSGB-RNTI/MSGAペイロード送信のためのグラントまたはそのC-RNTIまたはCS-RNTIのためのグラントで継続するように選択してもよい。
注記4:セルグループ内で搬送波にわたってSFNが整列されない(unaligned)場合、関係するサービングセルのSFNは、設定された上りリンクグラントに使用されるHARQプロセスIDを算出するために使用される。
注記5:HARQプロセスは、異なる設定されたグラント設定間では共有されない。
lch-basedPrioritizationが設定されたMACエンティティについて、上りリンクグラントの優先度は、条項5.4.3.1.2において説明されるようなマッピング制限にしたがって、MAC PDU内で多重化するか、または多重化することができる、利用可能なデータを有する論理チャネルの優先度の中の最高の優先度によって決定される。
編集者注記:MAC CEを考慮する優先度決定は、FFSである。
MACエンティティにlch-basedPrioritizationが設定される場合、事前に優先度が下げられていない上りリンクグラントである各上りリンクグラントについて:
1>この上りリンクが、NDI=1であるCS-RNTIか、またはC-RNTIにアドレス指定される場合:
2>上りリンクグラントの優先度よりも高い優先度を有する、同じBWP内の設定された上りリンクグラントのPUSCH持続時間の重複が無い場合、そして
2>SRを始動させたロジカルチャネルの優先度が上りリンクグラントの優先度より高いSR送信を有するPUCCHリソースの重複が無い場合:
3>この上りリンクグラントは、優先付けされた上りリンクグラントであり、
3>存在する場合他の重複する上りリンクは、優先度が下げられた上りリンクグラントである。
1>そうではなく、この上りリンクグラントが設定された上りリンクグラントである場合:
2>上りリンクグラントの優先度よりも高い優先度を有する、同じBWP内の別の設定された上りリンクグラントのPUSCH持続時間の重複が無い場合、そして
2>上りリンクグラントの優先度より高い、またはこれと等しい優先度を有する、同じBWP内の、ND=1の状態のCS-RNTIまたはC-RNTIにアドレス指定された上りリンクグラントのPUSCH持続時間の重複が無い場合、そして
2>SRを始動させたロジカルチャネルの優先度が上りリンクグラントの優先度より高いSR送信を有するPUCCHリソースの重複が無い場合:
3>この上りリンクグラントは、優先付けられた上りリンクグラントであり、
3>存在する場合の他の重複する上りリンクは、優先度が下げられた上りリンクグラントである。
注記6;優先度が等しい少なくとも2つの設定された上りリンクグラントのPUSCH持続時間の重複がある場合、優先される上りリンクグラントは、UE実装によって決定される。
5.4.2 HARQ動作
5.4.2.1 HARQエンティティ
MACエンティティは、(supplementaryUplinkが設定されたケースを含む)設定された上りリンクを有する各サービングセルについてHARQエンティティを含み、HARQエンティティは、いくつかの並行するHARQプロセスを維持する。
HARQエンティティごとの平行UL HARQプロセスの数は、TS 38.214[7]に明記される。
各HARQは、1つのTBを支援する。
各HARQプロセスは、HARQプロセス識別子に関連付けられる。RA応答内のULグラントによるUL送信について、またはMSGAペイロードのためのUL送信について、HARQプロセス識別子0が、使用される。
注記:単一のDCIが複数のPUSCHをスケジューリングするのに使用される場合、UEは、LBTの失敗の場合に、内部で生成されたTBを異なるHARQプロセスにマッピングすることが可能にされ、すなわち、UEは、同じTBSを有するグラント内の任意のHARQプロセスにおいて新しいTB、同じRVを送信してもよく、NDIは、新しい送信を示す。
動的グラントまたは設定されたグラントのバンドル内のTBの送信の回数は、以下の通りにREPETITION_NUMBERによって与えられる。
- 動的グラントについて、REPETITION_NUMBERは、TS 38.214[7]の条項6.1.2.1において明記されるように、下位レイヤによって提供された値にセットされる。
- 設定されたグラントについて、REPETITION_NUMBERは、TS 38.214[7]の条項6.1.2.3において明記されるように、下位レイヤによって提供された値にセットされる。
初期送信後にREPETITION_NUMBER>1である場合、REPETITION_NUMBER-1 HARQ再送信が、バンドル内で続く。動的グラントおよび設定された上りリンクグラントの両方について、バンドル動作は、同じバンドルの一部である各送信に対して同じHARQプロセスを呼び出すために、HARQエンティティを利用する。バンドル内で、HARQ再送信は、動的グラントまたは設定された上りリンクグラントのREPETITION_NUMBERにしたがって、前回の送信からのフィードバックを待たずに始動される。バンドル内の各送信は、バンドル内の上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後の別個の上りリンクグラントである。
動的グラントのバンドル内の各送信について、冗長度バージョンのシーケンスが、TS 38.214[7]の条項6.1.2.1にしたがって決定される。設定された上りリンクグラントのバンドル内の各送信について、冗長度バージョンのシーケンスは、TS 38.214[7]の条項6.1.2.3にしたがって決定される。
cg-RetransmissionTimerが設定された、設定された上りリンクグラントについて、冗長度バージョンゼロが初期送信に使用され、UE実施は、再送信のための冗長度バージョンを選択する。
各上りリンクグラントについて、HARQエンティティは:
1>このグラントに関連するHARQプロセスを特定し、各特定されたHARQプロセスについて:
2>受信されたグラントがPDCCH上のTemporary C-RNTIにアドレス指定されず、関連するHARQ情報に提供されたNDIが、このHARQプロセスのこのTBの前回の送信における値と比較して切り替えられていた場合、または
...
2>上りリンクグラントが、設定された上りリンクグラントのバンドルの一部であり、TS 38.214[7]の条項6.1.2.3にしたがって初期送信に使用されてもよく、このバンドルのためのMAC PDUが得られていない場合:
3>MSGAバッファ内にMAC PDUが存在し、MSGAペイロードの送信について条項5.1.2a内に明記されたように決定された上りリンクグラントが、選択された場合:
4>MAC PDUを得てMsgAバッファから送信するものとする。
3>そうではなく、Msg3バッファ内にMAC PDUが存在し、上りリンクグラントがfallbackRAR内に受信された場合:
4>MAC PDUを得てMsg3バッファから送信するものとする。
3>そうではなくMsg3バッファ内にMAC PDUが存在し、上りリンクグラントがMAC RAR内に受信された場合、または
3>Msg3バッファ内にMAC PDUが存在し、上りリンクグラントが、ra-ResponseWindowにおいてC-RNTIについてPDCCH上に受信され、このPDCCHが、ビーム失敗回復のために開始されたランダムアクセス手順を首尾良く完了した場合:
4>MAC PDUを得てMsg3バッファから送信するものとする。
4>上りリンクグラントサイズが、得られたMAC PDUのサイズと合致しない場合、そして
4>ランダムアクセス手順が上りリンクグラントの受信時に首尾よく完了した場合:
5>多重化および組み立てエンティティに対して、その後の上りリンク送信内に、得られたMAC PDUからMAC SDUを搬送するMAC サブPDUを含むことを示し、
5>MAC PDUを得て多重化および組み立てエンティティから送信するものとする。
3>そうではなく、この上りリンクグラントが、優先される上りリンクグラントである設定されたグラントである場合、そして
3>設定されたグラントにautonomousReTxが設定される場合、そして
3>このHARQプロセスの前回の設定された上りリンクグラントの優先度が下げられた場合、そして
3>このHARQプロセスのためのMAC PDUがすでに得られている場合、そして
3>得られたMAC PDUの送信が実行されていない場合:
4>MAC PDUが得られていると考えるものとする。
3>そうではなく、MACエンティティにlch-basedPrioritizationが設定されない場合、または
3>この上りリンクグラントが優先される上りリンクグラントである場合:
4>存在する場合、MAC PDUを得て多重化および組み立てエンティティから送信するものとし、
3>送信するMAC PDUが得られていた場合:
4>MAC PDUおよび上りリンクグラントおよびTBのHARQ情報を特定されたHARQプロセスに伝達し、
4>新しい送信を始動させるように特定されたHARQプロセスに命令し、
4>上りリンクグラントが設定された上りリンクグラントである場合:
5>送信が実行されたときに対応するHARQプロセスのための、設定される場合configuredGrantTimerを開始または再開し、
5>送信が実行されたときに対応するHARQプロセスのための、設定される場合cg-RetransmissionTimerを開始または再開するものとする。
...
2>そうではない場合(すなわち再送信):
3>そうではない場合:
4>上りリンクグラントおよびTBのHARQ情報(冗長度バージョン)を特定されたHARQプロセスに伝達し、
4>再送信始動させるように特定されたHARQプロセスに命令し、
4>上りリンクグラントがCS-RNTIにアドレス指定される場合、または
4>上りリンクグラントがC-RNTIにアドレス指定され、特定されたHARQプロセスが、設定された上りリンクグラントに合わせて設定される場合、
5>送信が実行されたときに対応するHARQプロセスのための、設定される場合configuredGrantTimerを開始または再開するものとする。
4>上りリンクグラントが設定された上りリンクグラントである場合:
5>特定されたHARQプロセスが保留中である場合:
6>送信が実行されるときの対応するHARQプロセスのための、configuredGrantTimerを開始または再開し、
5>送信が実行されたときの対応するHARQプロセスのための、設定される場合cg-RetransmissionTimerを開始または再開するものとする。
4>特定されたHARQプロセスが保留中であり、送信が実行される場合:
5>特定されたHARQプロセスを保留中ではないと考えるものとする。
NDIが前回の送信における値と比較して切り替えられているかどうかを決定する際、MACエンティティは、その一時的C-RNTIのためにPDCCH上のすべての上りリンクグラント内に受信されたNDIを無視するものとする。
編集者の注記:「自動(再)送信の優先度が再度下げられるときにHARQバッファが書き出されること」を修正する方法は、FFSである。
5.4.2.2 HARQプロセス
各HARQプロセスは、HARQバッファに関連付けられる。
...cg-RetransmissionTimerが設定され、HARQエンティティが送信するためのMAC PDUを得るとき、対応するHARQプロセスは、保留中であると考えられる。保留中のHARQプロセスは、送信がそのHARQプロセス上で実行されるまで、またはHARQプロセスが書き出されるまで保留中である。
HARQエンティティがTBのための再送信を要求する場合、HARQプロセスは:
1>関連するHARQバッファ内にMAC PDUを記憶し、
1>HARQエンティティから受信された上りリンクグラントを記憶し、
1>以下で説明するような送信を生成するものとする。
HARQエンティティがTBのための再送信を要求する場合、HARQプロセスは:
1>HARQエンティティから受信された上りリンクグラントを記憶し、
1>以下で説明するような送信を生成するものとする。
TBのための送信を生成するために、HARQプロセスは:
1>MAC PDUがMsg3バッファから得られた場合、または
1>MAC PDUがMSGAバッファから得られた場合、または
1>送信時に測定空白が存在せず、再送信の場合、再送信が、Msg3バッファまたはMSGAバッファから得られたMAC PDUのための送信と衝突しない場合:
...
3>記憶された上りリンクグラントにしたがって、送信を生成するように物理レイヤに命令するものとする。
HARQプロセスが下りリンクフィードバック情報を受信する場合、HARQプロセスは:
1>作動している場合、cg-RetransmissionTimerを停止し、
1>肯定応答(ackowledgement)が示される場合:
2>作動している場合、configuredGrantTimerを停止するものとする。
configuredGrantTimerがHARQプロセスに対して時間切れとなる場合、HARQプロセスは:
1>作動している場合、cg-RetransmissionTimerを停止するものとする。
5.8.2 上りリンク
動的グラントを有さない送信には3つのタイプが存在する。
- 上りリンクグラントがRRCによって提供され、設定された上りリンクグラントとして記憶される、設定されたグラントタイプ1、
- 上りリンクグラントがPDCCHによって提供され、設定された上りリンクグラントの活性化または非活性化を示すL1シグナリングに基づいて、設定された上りリンクグラントとして記憶されるか、または除去される、設定されたグラントタイプ2、
- cg-RetransmissionTimerが設定された、タイプ1またはタイプ2の記憶された、設定された上りリンクグラント上の再送信。
タイプ1およびタイプ2は、サービングセルごとおよびBWPごとにRRCによって設定される。複数の設定が、同じBWP内で同時に活性であることができる。タイプ2について、活性化および非活性化は、サービングセルの中で独立している。同じBWPについて、MACエンティティには、タイプ1およびタイプ2の両方を設定することができる。
RRCは、設定されたグラントタイプ1が設定される場合に以下のパラメータを設定する:
- cs-RNTI:再送信用のCS-RNTI
- 周期性:設定されたグラントタイプ1の周期性
- timeDomainOffset:SFN=時間ドメイン内のtimeReferenceSFNに関するリソースのオフセット
- timeDomainAllocation:startSymbolAndLength(すなわちTS 38.214[7]におけるSLIV)を含む時間ドメイン内の設定された上りリンクグラントの割り振り
- nrofHARQ-Processes:設定されたグラントに対するHARQプロセスの数
- harq-ProcID-Offset:共有されたスペクトラムチャネルアクセスによる動作のための設定されたグラントに対するHARQプロセスのオフセット
- harq-ProcID-Offset2:設定されたグラントに対するHARQプロセスのオフセット
- timeReferenceSFN:時間ドメイン内のリソースのオフセットの決定のために使用されるSFN。UEは、設定されたグラント設定の受信の前の、示された番号を有する最も近いSFNを使用する。
RRCは、設定されたグラントタイプ2が設定されるときに以下のパラメータを設定する。
- cs-RNTI:活性化、非活性化、および再送信のためのCS-RNTI
- 周期性:設定されたグラントタイプ2の周期性
- nrofHARQ-Processes:設定されたグラントに対するHARQプロセスの数
- harq-ProcID-Offset:共有されたスペクトラムチャネルアクセスによる動作のための設定されたグラントに対するHARQプロセスのオフセット
- harq-ProcID-Offset2:設定されたグラントに対するHARQプロセスのオフセット
RRCは、設定された上りリンクグラント上の再送信が設定されるときに以下のパラメータを設定する:
- cg-RetransmissionTimer:UEがHARQプロセスを自動的に再送信しない場合のこのHARQプロセスの設定されたグラント(再)送信後の持続時間
上位レイヤによって、サービングセルのための設定されたグラントタイプ1を設定するとき、MACエンティティは:
1>上位レイヤによって提供された上りリンクグラントを、示されたサービングセルに対する設定された上りリンクグラントとして記憶し、
1>timeDomainOffsetおよび(TS 38.214[7]において明記されるようにSLIVから導かれた)Sにしたがってシンボル内で開始するために、また周期性を有して再発させるために、設定された上りリンクグラントを初期化し、または再初期化するものとする。
上りリンクグラントが設定されたグラントタイプ1に合わせて設定された後、MACエンティティは、N番目の上りリンクグラントが以下のシンボル内で発生すると連鎖的に考えるものとする:
[(SFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)+(フレーム内のスロット数×numberOfSymbolsPerSlot)+スロット内のシンボル数]=
(timeReferenceSFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot+timeDomainOffset×numberOfSymbolsPerSlot+S+N×periodicity)モジュロ(1024×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)
編集者注記:最も近いNを決定するステップを加える必要がある。
上りリンクグラントが設定されたグラントタイプ2に合わせて設定された後、MACエンティティは、N番目の上りリンクグラントが以下のシンボル内で発生すると連鎖的に考えるものとする。
[(SFN×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)+(フレーム内のスロット数×numberOfSymbolsPerSlot)+スロット内のシンボル数]=
[(SFNstart time×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot+slotstart time×numberOfSymbolsPerSlot+symbolstart time)+N×periodicity]モジュロ(1024×numberOfSlotsPerFrame×numberOfSymbolsPerSlot)。
式中、SFNstart time、slotstart time、およびsymbolstart timeは、設定された上りリンクグラントが(再)初期化された場合のPUSCHの第1の送信機会のSFN、スロット、およびシンボルそれぞれである。
注記:セルグループ内で搬送波にわたってSFNが整列されない場合、対象となるサービングセルのSFNは、設定された上りリンクグラントの発生を算出するために使用される。
設定された上りリンクグラントが上位レイヤによって解放されるとき、対応するすべての設定は解放され、すべての対応する上りリンクグラントは除去されるものとする。
MACエンティティは:
1>少なくとも1つの設定された上りリンクグラント確認が始動されており、取り消しされない場合、そして
1>MACエンティティが新しい送信に割り振られたULリソースを有する場合:
2>MACエンティティにconfiguredGrantConfigListが設定される場合:
3>条項6.1.3.31に規定するように、多重入力の設定されたグラント確認(Multiple Entry Configured Grant Confirmation)MAC CEを生成するように多重化および組み立て手順に命令するものとする。
2>そうではない場合:
3>条項6.1.3.7に規定するように、設定されたグラント確認(Configured Grant Confirmation)MAC CEを生成するように多重化および組み立て手順に命令するものとする。
2>始動された、設定された上りリンクグラント確認を取り消すものとする。
設定されたグラントタイプ2について、MACエンティティは、設定されたグラント確認MAC CEまたは設定された上りリンクグラント非活性化を確認する多重入力の設定されたグラント確認MAC CEの第1の送信直後に、設定された上りリンクグラントを除去するものとする。
再送信は:
- 設定された上りリンクグラントの反復によって、または
- CS-RNTIにアドレス指定された上りリンクグラントを受信することによって、または
- 設定された上りリンクグラント上の再送信によって行われる。
【0043】
設定された上りリンクグラントのバンドルの反復回数、および冗長度バージョン(RV)によって示された(たとえば、決定された)設定された上りリンクグラントのバンドル内の1つ以上の可能な初期送信機会は、3GPP TS 38.214 V16.1.0において明記されており、その1つ以上の部分を以下に引用する。
6.1.2.3 設定されたグラントによる上りリンク送信のためのリソース割り振り
...タイプ1またはタイプ2の設定されたグラントによるPUSCH送信について、送信されたトランスポートブロックに適用される(公称の)反復Kの回数は、numberofrepetitionsが時間ドメインリソース割り振り表内に存在する場合にその表内のインデックス付き列によって提供される。別の場合、Kは、より高いレイヤの設定されたパラメータrepKによって提供される。
...
6.1.2.3.1 設定されたグラントによるPUSCH反復タイプAの上りリンク送信のためのトランスポートブロック反復
この条項で説明する手順は、タイプ1またはタイプ2の設定されたグラントによるPUSCH反復タイプAのPUSCH送信に適用する。
より高いレイヤのパラメータrepK-RVは、反復に適用される冗長度バージョンパターンを規定する。パラメータrepK-RVがconfiguredGrantConfig内に提供されない場合、設定されたグラントによる上りリンク送信のための冗長度バージョンは、0にセットされるものとする。別の場合、n=1、2…Kである、K回反復中のn番目の送信機会について、これは、設定されたRVシーケンス内の(mod(n-1,4)+1)番目の値に関連付けられる。設定されたグラント設定に「off」にセットされたConfiguredgrantconfig-StartingfromRV0が設定される場合、トランスポートブロックの初期送信は、K回反復のうちの第1の送信機会においてのみ開始してもよい。別の場合、トランスポートブロックの初期送信は:
- 設定されたRVシーケンスが{0,2,3,1}である場合、K回反復のうちの第1の送信機会
- 設定されたRVシーケンスが{0,3,0,3}である場合、RV=0に関連付けられたK回反復のうちの送信機会のいずれか、
- K≧8の場合の最後の送信機会を除いて、設定されたRVシーケンスが{0,0,0,0}である場合のK回反復の送信機会のいずれかにおいて開始してもよい。
いずれのRVシーケンスについても、反復は、K回の反復を送信した後、または周期PにおけるK回反復の中の最後の送信機会において、または0_0,0_1または0_2のいずれか最初に到達するDCIフォーマットによってスケジューリングされた同じHARQプロセスを有するPUSCHと重複する反復の開始シンボルから終了するものとする。加えて、UEは、DFIフラグが提供されるDCIフォーマット0_1を受信し、「1」にセットする場合、そしてこのDCIにおいて、UEがトランスポートブロックに対応するHARQプロセスのためのACKを検出する場合、PUSCH送信内のこのトランスポートブロックの反復を終了するものとする。
UEに、周期性Pによって導かれた持続時間より長い、K回反復の送信の持続時間が設定されることは予想されない。UEが、送信機会について、スロット内のPUSCH送信に利用可能なシンボル数が送信持続時間Lより小さいことを決定する場合、UEは、その送信の機会においてPUSCHを送信しない。
設定されたグラントによるタイプ1およびタイプ2のPUSCH送信のいずれについても、K>1である場合、UEは、各スロット内の同じシンボル割り振りを適用するKの連続するスロットにわたってTBを反復するものとするが、UEにより高いレイヤのパラメータcg-nrofSlots-r16およびcg-nrofPUSCH-InSlot-r16が提供される場合は除き、この場合、UEは、同じ設定内でrepKの最初の連続する送信機会候補においてTBを反復する。スロット内の設定されたグラントによるタイプ1またはタイプ2のPUSCH送信は、[6,TS38.213]の条項11.1における条件にしたがって省略される。
【0044】
間欠受信(DRX)動作のための設定は、以下にその一部または複数の部分を引用する、3GPP TS 38.331 V16.0.0に明記されるようなRCCによって
- DRX-Config
IE DRX-Configは、DRX関連パラメータを設定するために使用される。
DRX-Config 情報要素

-- ASN1START
-- TAG-DRX-CONFIG-START

DRX-Config ::= SEQUENCE {

drx-HARQ-RTT-TimerUL INTEGER (0..56),
drx-RetransmissionTimerDL ENUMERATED {
sl0, sl1, sl2, sl4, sl6, sl8, sl16, sl24, sl33, sl40, sl64, sl80, sl96, sl112, sl128,
sl160, sl320, spare15, spare14, spare13, spare12, spare11, spare10, spare9,
spare8, spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1},
drx-RetransmissionTimerUL ENUMERATED {
sl0, sl1, sl2, sl4, sl6, sl8, sl16, sl24, sl33, sl40, sl64, sl80, sl96, sl112, sl128,
sl160, sl320, spare15, spare14, spare13, spare12, spare11, spare10, spare9,
spare8, spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1 },

}

-- TAG-DRX-CONFIG-STOP
-- ASN1STOP
【表4】
【0045】
DRX動作は、3GPP TS 38.321 V16.0.0において明記され、その1つ以上の部分を以下で引用する。
5.7 間欠受信(DRX)
MACエンティティには、MACエンティティのC-RNTI、CI-RNTI、CS-RNTI、INT-RNTI、SFI-RNTI、SP-CSI-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、およびTPC-SRS-RNTIについてのUEのPDCCH監視活動を制御するDRX機能が、RRCによって設定されてもよい。DRX動作を使用する際、MACエンティティはまた、本明細書の他の条項に見出される要求事項にしたがってPDCCHを監視するものとする。RRC_CONNECTEDにあるとき、DRXが、活性化されたサービングセルすべてに合わせて設定される場合、MACエンティティは、この条項に明記されたDRX動作を使用してPDCCHを不連続に監視してもよい。別の場合、MACエンティティは、TS 38.213[6]に明記するようにPDCCHを監視するものとする。
RRCは、以下のパラメータを設定することによってDRX動作を制御する:
- drx-onDurationTimer:DRXサイクルの開始時の持続時間
- drx-SlotOffset:drx-onDurationTimerを開始するまでの遅延
- drx-InactivityTimer:PDCCHがMACエンティティのための新しいULまたはDL送信を示すPDCCH機会後の持続時間
- (ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごとの)drx-RetransmissionTimerDL:DL再送信が受信されるまでの最大持続時間
- (UL HARQプロセスごとの)drx-RetransmissionTimerUL:UL再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間
- drx-LongCycleStartOffset:長いDRXサイクルおよび長いおよび短いDRXサイクルが開始する場合のサブフレームを規定するdrx-StartOffset
- drx-ShortCycle(任意選択):短いDRXサイクル
- drx-ShortCycleTimer(任意選択):UEが短いDRXサイクルを辿る持続時間
- (ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごとの)drx-HARQ-RTT-TimerDL:HARQ再送信のためのDL割り当てが、MACエンティティによって予想されるまでの最小持続時間
- (UL HARQプロセスごとの)drx-HARQ-RTT-TimerUL:UL HARQ再送信グラントがMACエンティティによって予想されるまでの最小持続時間
...DRXサイクルが設定される場合、活性時間は、以下が作動している間の時間を含む:
- (条項5.15に説明するように)drx-onDurationTimer or drx-InactivityTimerもしくはdrx-RetransmissionTimerDLもしくはdrx-RetransmissionTimerULもしくはra-ContentionResolutionTimerが作動している間、または
- スケジューリング要求が、PUCCH上に送信され、(条項5.4.4に説明するように)保留中である間、または
- (条項5.1.4に説明するように)競合に基づくランダムアクセスプリアンブル(Random Access Preamble)の中でMACエンティティによって選択されなかったランダムアクセスプリアンブルのためのランダムアクセス応答を首尾良く受信した後、MACエンティティのC-RNTIにアドレス指定された新しい送信を示すPDCCHが受信されていない間。
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
...
>1MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合:
>2対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
...
1>drx-HARQ-RTT-TimerULが時間切れになる場合、
>2drx-HARQ-RTT-TimerULの時間切れ後に第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを開始するものとする。
1>RX命令MAC CEまたは長いDRX命令MAC CEが受信される場合:
2>drx-onDurationTimerを停止し、
2>drx-InactivityTimerを停止するものとする。
1>drx-InactivityTimerが時間切れになるか、またはDRX命令MAC CEが受信される場合:
2>短いDRXサイクルが設定される場合:
3>drx-InactivityTimerの時間切れ後に第1のシンボルにおいて、またはDRX命令MAC CE受信の終了後に第1のシンボルにおいてdrx-ShortCycleTimerを開始または再開し、
3>短いDRXサイクルを使用するものとする。
2>そうではない場合:
3>長いDRXサイクルを使用するものとする。
1>drx-ShortCycleTimerが時間切れになる場合:
2>長いDRXサイクルを使用するものとする。
1>長いDRX命令MAC CEが受信される場合:
2>drx-ShortCycleTimerを停止し、
2>長いDRXサイクルを使用するものとする。
1>短いDRXサイクルが使用され、[(SFN×10)+サブフレーム数]モジュロ((drx-ShortCycle)=(drx-StartOffset)モジュロ(drx-ShortCycle)である場合:
2>drx-SlotOffset後、サブフレームの開始からdrx-onDurationTimerを開始するものとする。
1>長いDRXサイクルが使用され、[(SFN×10)+サブフレーム数]モジュロ(drx-LongCycle)=drx-StartOffsetである場合:
...
2>その他の場合:
3>drx-SlotOffset後、サブフレームの開始からdrx-onDurationTimerを開始するものとする。
注記:セルグループ内で搬送波にわたってSFNが整列されない場合、SpCellのSFNは、DRX持続時間を算出するために使用される。
1>MACエンティティが活性時間内にある場合:
2>TS 38.213[6]に明記するようにPDCCHを監視するものとする。
...
2>PDCCHがUL送信を示す場合:
3>下位レイヤからのLBT失敗表示に関係なく、対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後に第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
3>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止する。
2>PDCCHが新しい送信(DLまたはUL)を示す場合:
3>PDCCH受信の終了後に第1のシンボルにおいてdrx-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
...
MACエンティティがPDCCHを開始しているか否かに関係なく、MACエンティティは、HARQフィードバック、PUSCH上の非周期CSI、およびそのように予想される場合にTS 38.214[7]に規定する非周期SRSを送信する。
MACエンティティは、PDCCHが完全なPDCCH機会でない(たとえば、活性時間がPDCCH機会の中間において開始または終了する)場合、PDCCHを開始する必要はない。
【0046】
セカンダリセル(SCell)非活性化タイマおよび帯域幅部分(BWP)不活性タイマを含むサービングセルの設定が、以下にその一部または複数の部分を引用する、3GPP TS 38.331 V16.0.0に明記するようなRRCによって提供されてもよい:
- ServingCellConfig
IE ServingCellConfigは、MCGまたはSCGのSpCellまたはSCellであってもよいサービングセルをUEに設定する(付加するまたは変更を加える)ために使用される。本明細書のパラメータは、ほとんどがUE特有であるが、(たとえば、付加的に設定された帯域幅部分内において)部分的にセル特有でもある。PUCCHとPUCCHless SCellとの間の再設定は、Scell解放および付加を使用してのみ支援される。
ServingCellConfig情報要素
-- ASN1START
-- TAG-SERVINGCELLCONFIG-START

ServingCellConfig ::= SEQUENCE {
tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated TDD-UL-DL-ConfigDedicated OPTIONAL, -- Cond TDD
initialDownlinkBWP BWP-DownlinkDedicated OPTIONAL, -- Need M
downlinkBWP-ToReleaseList SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofBWPs)) OF BWP-Id OPTIONAL, -- Need N
downlinkBWP-ToAddModList SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofBWPs)) OF BWP-Downlink OPTIONAL, -- Need N
firstActiveDownlinkBWP-Id BWP-Id OPTIONAL, -- Cond SyncAndCellAdd
bwp-InactivityTimer ENUMERATED {ms2, ms3, ms4, ms5, ms6, ms8, ms10, ms20, ms30,
ms40,ms50, ms60, ms80,ms100, ms200,ms300, ms500,
ms750, ms1280, ms1920, ms2560, spare10, spare9, spare8,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3, spare2, spare1 } OPTIONAL, --Need R

sCellDeactivationTimer ENUMERATED {ms20, ms40, ms80, ms160, ms200, ms240,
ms320, ms400, ms480, ms520, ms640, ms720,
ms840, ms1280, spare2,spare1} OPTIONAL, -- Cond ServingCellWithoutPUCCH


-- TAG-SERVINGCELLCONFIG-STOP
-- ASN1STOP
【表5】
【0047】
SCellの活性化および非活性化の動作は、3GPP TS 38.321 V16.0.0において明記され、その1つ以上の部分を以下に引用する。
5.9 SCellの活性化/非活性化
MACエンティティに1つ以上のSCellが設定される場合、ネットワークは、設定されたSCellを活性化し、非活性化する。SCellの設定時、SCellは、パラメータsCellStateがRRCReconfigurationメッセージ内でSCellのために活性化されるようにセットされない限り、非活性化される。
設定されたSCellは、:
- 条項6.1.3.10で説明するSCell Activation/Deactivation MAC CEを受信し、
- 設定されたSCellごとに(存在する場合PUCCHが設定されたSCellを除いて)sCellDeactivationTimerタイマを設定することによって活性化され非活性化される。関連するSCellは、sCellDeactivationTimerタイマの時間切れ時に非活性化される。
MACエンティティは、設定された各SCellについて:
1>sCellStateが設定されたSCellが、SCell設定時に活性化にセットされるか、またはSCell活性化/非活性化MAC CEが受信され、SCellを活性化する場合、
2>firstActiveDownlinkが休止状態BWPにセットされない場合:
3>TS 38.213 [6]に規定されるタイミングにしたがってSCellを活性化し、すなわち、以下を含む通常のSCell動作を適用するものとする:
4>SCell上でのSRS送信、
4>SCellについてのCSI報告、
4>SCell上でのPDCCH監視、
4>SCellのためのPDCCH監視、
4>設定される場合、SCell上のPUCCH送信。
3>SCellがこのSCell活性化/非活性化MAC CEの受信前に非活性化された場合:
4>firstActiveDownlink BWP-IdおよびfirstActivUplinkBWP-Idそれぞれによって示されたDL BWPおよびUL BWPを活性化し、
3>TS 38.213[6]に規定されるタイミングにしたがって、SCellに関連するsCellDeactivationTimerを開始または再開し、
3>存在する場合、記憶された設定にしたがってこのSCellに関連する設定されたグラントタイプ1の、一時停止された設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを(再)初期化し、条項5.8.2の規則にしたがってシンボルにおいて開始し、
3>条項5.4.6にしたがってPHR始動させるものとする。
2>そうではなく、firstActiveDownlinkBWP-Idが休止状態BWPにセットされる場合、
3>作動している場合、このサービングセルのbwp-InactivityTimerを停止し、
3>BWP上でPDCCHを監視せず、
3>BWPのためにPDCCHを監視せず、
3>BWP上でDL-SCHを受信せず、
3>設定される場合、BWPについてのCSI測定を実行し、
3>すべてのUL挙動を停止し、すなわちUL送信がある場合そのすべてを停止し、SCellに関連する設定された上りリンクグラントタイプ1がある場合そのすべてを一時停止し、SCellに関連する設定されたグラントタイプ2の設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを除去し、
3>設定される場合、ビーム失敗検出およびビーム失敗が検出される場合のSCellのためのビーム失敗回復を実行し、
3>SCellがこのSCell活性化/非活性化MAC CEを受信する前に非活性化された場合:
4>firstActiveDownlinkBWP-IdおよびfirstActiveUplinkBWP-Idそれぞれによって示されたDL BWPおよびUL BWPを活性化し、
3>そうではなく、sCellStateが設定されたSCellが、SCell設定時に活性化にセットされる場合:
4>firstActiveDownlinkBWP-IdおよびfirstActiveuplinkBWP-Idそれぞれによって示されたDL BWPおよびUL BWPを活性化し、
3>TS 38.213[6]に規定されたタイミングにしたがって、SCellに関連するsCellDeactivationTimerを開始または再開するものとする。
>1そうではなく、SCell活性化/非活性化MAC CEが受信され、SCellを非活性化する場合、または
>1活性化されたSCellに関連するsCellDeactivationTimerが時間切れになる場合:
2>TS 38.213[6]に規定されたタイミングにしたがって、SCellを非活性化し、
2>SCellに関連するsCellDeactivationTimerを停止し、
2>Scellに関連するbwp-InactivityTimerを停止し、
2>SCellに関連する活性BWPがある場合そのすべてを非活性化し、
2>SCellに関連する設定された下りリンク割り当てがある場合そのすべておよび設定された上りリンクグラントタイプ2がある場合そのすべてをそれぞれ除去し、
2>SCellに関連する半永続的CSI報告についてのPUSCHリソースがある場合そのすべてを除去し、
2>SCellに関連する設定された上りリンクグラントタイプ1がある場合そのすべてを一時停止し、
2>このServing Cellに対するすべての始動されたBFR(条項5.17を参照)を取り消し、
2>SCellに関連するすべてのHARQバッファを書き出し、
2>存在する場合、SCellに対する始動された一貫性のあるLBT失敗を取り消すものとする。
1>活性化されたSCell上のPDCCHが、上りリンクまたは下りリンク割り当てを示す場合、または
1>活性化されたSCellをスケジューリングするサービングセル上のPDCCHが、活性化されたSCellのための上りリンクグラントまたは下りリンク割り当てを示す場合、または
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラント内に送信されるか、または設定された下りリンク割り当て内に受信される場合:
2>SCellに関連するsCellDeactivationTimerを再開するものとする。
【0048】
上りリンクBWP動作が、3GPP TS 38.321 V16.0.0において明記され、その一部または複数の部分を以下に引用する。
5.15 帯域幅部分(BWP)動作
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
TS 38.213[6]の条項12に加えて、本条項は、BWP動作に対する要求事項を明記する。
サービングセルには、1つ以上のBWPが設定されてもよく、サービングセルごとの最大数は、TS 38.213[6]において明記される。
サービングセルのためのBWP切り替えは、一度に不活性BWPを活性化し、活性BWPを非活性化するために使用される。BWP切り替えは、下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示すPDCCHによって、bwp-InactivityTimerによって、RRCシグナリングによって、またはランダムアクセス手順の開始時もしくはSpCell上の一貫したLBT失敗の検出時にMACエンティティそれ自体によって制御される。SpCellに対するfirstActiveDownlinkBWP-Idおよび/またはfirstActiveUplinkBWP-IdのRRCによる(再)設定時、またはSCellの活性化時、(TS 38.331[5]に明記されるように)firstActiveDownlinkBWP-Idおよび/またはfirstActiveUplinkBWP-Idそれぞれによって示されるDL BWPおよび/またはUL BWPは、下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示すPDCCHを受信せずに、活性状態となる。サービングセルのための活性BWPは、(TS 38.213[6]に明記されるように)RRCまたはPDCCHによって示される。ペアリングされていないスペクトラムの場合、DL BWPは、ULBWPとペアリングされ、BWP切り替えは、ULとDLの両方に共通である。
...
BWPが設定された活性化された各サービングセルについて、MACエンティティは:
1>BWPが活性化され、休止状態BWPでない場合:
2>BWP上のUL-SCH上で送信し、
2>PRACH機会が設定される場合、BWP上のRACH上で送信し、
2>BWP上でPDCCHを監視し、
2>設定される場合、BWP上でPUCCHを送信し、
2>BWPについてCSIを報告し、
2>設定される場合、BWP上でSRSを送信し、
2>BWP上にDL-SCHを受信し、
2>存在する場合、記憶された構成にしたがって、活性BWP上の設定されたグラントタイプ1の一時停止された、設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを(再)初期化し、条項5.8.2の規則にしたがってそのシンボルにおいて開始し、
2>一貫したLBT失敗回復が設定される場合:
3>作動している場合、lbt-FailureDetectionTimerを停止し、
3>LBT_COUNTERを0にセットし、
3>条項5.21.2に明記するように、下位レイヤからLBT失敗表示を監視するものとする。
1>BWPが活性化され、このBWPがSCellのための休止状態BWPである場合:
2>作動している場合、このサービングセルのbwp-InactivityTimerを停止し、
2>BWP上でPDCCHを監視せず、
2>BWPのためにPDCCHを監視せず、
2>BWP上にDL-SCHを受信せず、
2>設定される場合、BWPについてCSI測定を実行し、
2>すべてのUL挙動を停止し、すなわちUL送信がある場合そのすべてを停止し、SCellに関連する設定された上りリンクグラントタイプ1がある場合そのすべてを一時停止し、SCellに関連する設定されたグラントタイプ2の設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを除去し、
2>設定される場合、ビーム失敗検出、そしてビーム失敗が検出された場合にSCellのためのビーム失敗回復を実行するものとする。
1>BWPが非活性化される場合:
2>BWP上のUL-SCH上で送信せず、
2>BWP上のRACH上で送信せず、
2>BWP上でPDCCHを監視せず、
2>BWP上でPUCCHを送信せず、
2>BWPについてCSIを報告せず、
2>BWP上でSRSを送信せず、
2>BWP上にDL-SCHを受信せず、
2>BWP上の設定されたグラントタイプ2の設定された下りリンク割り当ておよび設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを除去し、
2>不活性BWP上の設定されたグラントタイプ1の設定された上りリンクグラントがある場合そのすべてを一時停止するものとする。
サービングセル上のランダムアクセス手順の開始時、条項5.1.1に明記するようなランダムアクセス手順を実行するための搬送波の選択後、MACエンティティは、このサービングセルの選択された搬送波について:
...
1>作動している場合、このサービングセルの活性DL BWPに関連するbwp-InactivityTimerを停止するものとする。
1>サービングセルがSCellである場合、
2>作動している場合、SpCellの活性DL BWPに関連するbwp-InactivityTimerを停止するものとする。
1>SpCellの活性DL BWPおよびこのサービングセルの活性UL BWP上でランダムアクセス手順を実行するものとする。
...
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerが設定された活性化された各サービングセルについて、
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性DL BWPがdefaultDownlinkBWP-Idによって示されたBWPではなく、活性DL BWPが、設定される場合にdormantDownlinkBWP-Idによって示されたBWPでない場合、または、
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性DL BWPがinitialDownlinkBWPではなく、活性DL BWPが、設定される場合にdormantDownlinkBWP-Idによって示されたBWPではない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHが、活性BWP上に受信される場合、または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHが、活性BWPに対して受信される場合、または
2>MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおいて送信されるか、または設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルに関連するランダムアクセス手順が進行していない場合に、または
3>このサービングセルに関連する進行しているランダムアクセス手順が、(条項5.1.4、5.1.4aおよび5.1.5に明記するように)C-RNTIにアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾良く完了される場合に、
4>活性DL BWPに関連するbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
2>活性DL BWPに関連するbwp-InactivityTimerが時間切れになる場合:
3>defaultDownlinkBWP-Idが設定される場合:
4>defaultDownlinkBWP-Idによって示されたBWPへのBWP切り替えを実行するものとする。
3>そうではない場合:
4>initialDownlinkBWPへのBWP切り替えを実行するものとする。
注記:ランダムアクセス手順がSCell上で開始される場合、このSCellとSpCellの両方は、このランダムアクセス手順に関連付けられる。
1>BWP切り替えのためのPDCCHが受信され、MACエンティティが活性DL BWPを切り替える場合:
2>defaultDownlink-Idが設定され、MAC エンティティが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されず、かつ設定される場合にdormantDownlinkBWP-Idによって示されないDL BWPに切り替わる場合、または
2>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、MACエンティティが、initialDownlinkBWPではなく、設定される場合にdormantDownlink BWP-Idによって示されないDL BWPに切り替わる場合:
3>活性DL BWPに関連するbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
【0049】
ネットワーク(NW)は、(3GPP TS 38.331 V16.0.0において論じられるような)UEのための上りリンク(UL)グラントを半永続的に設定してもよい。いくつかの例では、設定されたグラントタイプ1について、UEは、タイプ1の設定された上りリンクグラントの設定の受信に応答して(および/または受信時に)、タイプ1の設定された上りリンクグラントを初期化および/または再初期化し、この場合、設定は、無線リソース制御(RRC)設定である。UEは、タイプ1の設定された上りリンクグラントの設定の受信に応答して(および/または受信時に)、タイプ1の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。あるいは、および/またはさらに、UEは、タイプ1の設定された上りリンクグラントの初期化(および/または再初期化)に応答して(および/または初期化(および/または再初期化)時に)、タイプ1の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。UEは、タイプ1の設定された上りリンクグラントの設定の受信後、周期性を有するタイプ1の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。あるいは、および/またはさらに、UEは、タイプ1の設定された上りリンクグラントを初期化した後、周期性を有するタイプ1の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。あるいは、および/またはさらに、設定されたグラントタイプ2について、UEは、タイプ2の設定された上りリンクグラントの活性化のための信号を受信するとき(および/またはその後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを初期化および/または再初期化する。UEは、UEがタイプ2の設定された上りリンクグラントの活性化のための信号を受信するとき(および/またはその後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。あるいは、および/またはさらに、UEは、UEがタイプ2の設定された上りリンクグラントを初期化および/または再初期化するとき(および/またはその後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。UEは、UEがタイプ2の設定された上りリンクグラントの活性化のための信号を受信した後、UEが非活性化の信号を受信するまで、周期性を有するタイプ2の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。あるいは、および/またはさらに、UEは、UEがタイプ2の設定された上りリンクグラントを初期化および/または再初期化するとき(および/またはその後)、UEが非活性化のための信号を受信するまで、周期性を有するタイプ2の設定された上りリンクグラントを使用してもよい。タイプ2の設定された上りリンクグラントのための活性化および/または非活性化のための信号は、(3GPP TS 38.321 V16.0.0に論じられるような)ネットワークから物理的下りリンク制御チャネル(PDCCH)上に受信されてもよい。タイプ1および/またはタイプ2の設定された上りリンクグラントは、サービングセルごとおよび/またはUEの帯域幅部分(BWP)ごとに設定されてもよい。
【0050】
設定されたグラントタイプ1について、UEがタイプ1の設定された上りリンクグラント設定を(および/またはUEがタイプ1の設定された上りリンクグラント設定を受信することに応答して)受信する場合、UEは、(たとえばタイプ1の設定された上りリンクグラント設定の)上りリンクグラントを、設定された上りリンクグラント(たとえば初期上りリンクグラント)として記憶する。設定されたグラントタイプ2について、UEがタイプ2の設定されたグラントの活性化を示す上りリンクグラントを(および/またはUEがタイプ2の設定されたグラントの活性化を示す上りリンクグラント受信することに応答して)(たとえば、スケジューリング無線ネットワーク一時的識別子(CS-RNTI)のためのPDCCH上に)受信するとき、UEは、上りリンクグラントおよび関連する(たとえば上りリンクグラントに関連する)ハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報を設定された上りリンクグラント(たとえば初期上りリンクグラント)として記憶する。UE(たとえばUEのMACエンティティ)の媒体アクセス制御(MAC)は、設定された上りリンクグラント(たとえばタイプ1の設定された上りリンクグラントの上りリンクグラントおよび/またはタイプ2の設定されたグラントの活性化を示す上りリンクグラント)を(たとえば、UEの)HARQエンティティに送ってもよく、および/またはタイプ1の設定された上りリンクグラントおよび/またはタイプ2の設定された上りリンクグラントのための設定された周期性(たとえば1つ以上の設定されたグラント周期性)を有する関連する物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)持続時間において(および/またはこれに基づいて)、上りリンク送信を実行してもよい(この場合、HARQエンティティに伝達される設定された上りリンクグラントは、初期上りリンクグラントであってもよい)。本開示を通じて、「タイプ1の設定された上りリンクグラント」は、「設定された上りリンクグラントタイプ1」に対応してもよく、「設定された上りリンクグラントタイプ1」で補足されてもよく、および/または「設定された上りリンクグラントタイプ1」によって置き換えられてもよい。本開示を通じて、「タイプ2の設定された上りリンクグラント」は、「設定された上りリンクグラントタイプ2」に対応してもよく、「設定された上りリンクグラントタイプ2」で補足されてもよく、および/または「設定された上りリンクグラントタイプ2」によって置き換えられてもよい。
【0051】
あるいは、および/またはさらに、UEは、(3GPP TS 38.321 V16.0.0に論じるような)ネットワークによって提供された設定に基づいて、同じHARQプロセス上のバンドル(たとえばバンドルされた送信)において同じトランスポートブロック(TB)(および/またはMACプトロコルデータ装置(MAC PDU))のために複数の送信を実行してもよい。設定された上りリンクグラントのバンドル内のTBの送信回数は、(3GPP TS 38.331 V16.0.0において論じられるような)ネットワークによって提供された(3GPP TS 38.214 V16.1.0において論じられるような)パラメータ(たとえば、numberofrepetitionsおよび/またはrepK)によって示されてもよい。設定された上りリンクグラントのバンドルのための送信回数は、バンドル内の送信機会の回数を示してもよい(たとえば、バンドル内の送信機会の回数は、設定された上りリンクグラントのバンドルのための送信回数に基づいて決定されてもよい)。一例では、設定された上りリンクグラントのバンドルのためのTBの送信回数が、1より大きい(たとえば、2、3、4などの)場合、そのバンドル内のHARQ再送信は、バンドル内の初期送信の後に続く(たとえば、バンドル内の初期送信を実行した後、HARQ再送信は、初期送信に関連するフィードバックなどのフィードバックを待機せずに、バンドル内で実行されてもよい)。本明細書において使用する用語「初期送信」は、(たとえばTBおよび/またはMAC PDU)の新しい送信である送信、(たとえば、TBおよび/またはMAC PDU)の再送信ではない送信、および/または(たとえば、TBおよび/またはMAC PDU)の再送信である送信に対応してもよい。初期送信は、バンドル(たとえばバンドルされた送信)の第1の送信(たとえば初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)であってもよい。あるいは、および/またはさらに、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内のTB(および/またはMAC PDU)の第1の送信(たとえば、初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)であってもよい。あるいは、および/またはさらに、初期送信は、バンドル内の送信機会の第1の送信機会(たとえば、初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)に対応してもよい(たとえば、初期送信は、送信機会の最初の送信機会にあってもよい)。バンドルされた送信の初期送信以外の他の送信は、HARQ再送信であってもよい。HARQ再送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内のTB(および/またはMAC PDU)の送信であってもよい(たとえば、HARQ再送信は、バンドルの初期送信のTBおよび/またはMAC PDUの送信であってもよい)。たとえば、UEにrepK=4が設定される場合、UEは、一バンドル内で4回の送信を実行してもよく、この場合4回の送信は、1回の(TBおよび/またはMAC PDUの)初期送信、および最大3回の(TBおよび/またはMAC PDUの)再送信を含んでもよい。
【0052】
3GPP TS 38.321 V16.0.0によれば、バンドル内の各送信は、設定された上りリンクグラント(たとえば初期上りリンクグラント)がUEのHARQエンティティに送られた後の別個の上りリンクグラントである(および/または別個の上りリンクグラントにおいておよび/または別個の上りリンクグラントを使用して実行されてもよい)。初期送信は、送信のためのデータが利用可能である場合に、バンドルの設定された上りリンクグラントの設定されたグラント(たとえば1つの設定されたグラント)において発生してもよい(および/またはこの設定されたグラントにおいて実行されてもよく、および/またはこの設定されたグラントを使用して実行されてもよい)。あるいは、および/またはさらに、初期送信は、(たとえば設定されたグラント)の冗長度バージョン(RV)が(設定されたグラントが初期送信を支援し、および/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合に)初期装置を可能にする場合、バンドルの設定された上りリンクグラントの設定されたグラント(たとえば1つの設定されたグラント)において発生してもよい(および/またはこの設定されたグラントにおいて実行されてもよく、および/またはこの設定されたグラントを使用して実行されてもよい)。あるいは、および/またはさらに、初期送信後に再送信がバンドルのその後の設定された上りリンクグラントにおいて(および/またはその後の設定された上りリンクグラントを使用して)実行されてもよい(たとえば、その後の設定された上りリンクグラントは、初期送信後である送信機会に対応する設定された上りリンクグラントに対応してもよい)。
【0053】
あるいは、および/またはさらに、ネットワークは、(3GPP TS 38.331 V16.0.0に論じられるような)UEのための間欠受信(DRX)機能を設定することができる。UEにDRX機能が設定される場合、UEは、(3GPP TS 38.321 V16.0.0に論じられるような)RRC_CONNECTEDにおいてDRX動作を使用して間欠的にPDCCHを監視してもよい。DRX再送信タイマおよび/またはDRX HARQラウンドトリップタイム(RTT)タイマなどのDRXタイマは、PDCCHを(たとえば再送信のために)監視すべきかどうかを決定するためにUEによって使用されてもよい。3GPP TS 38.321 V16.0.0によれば、下りリンク(DL)送信および/または上りリンク送信が(および/または下りリンク送信および/または上りリンク送信の発生に応答して、および/または発生時に)発生するとき、UEは、DRX再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerDLおよび/またはdrx-RetransmissionTimerUL)を停止してもよく、対応するHARQプロセスのための下りリンク送信および/または上りリンク送信のためにDRX HARQ RTTタイマ(たとえば、drx-HARQ-RTT-TimerDLおよび/またはdrx-HARQ-RTT-TimerUL)を開始してもよい。いくつかの例では、DRX HARQ RTTタイマの持続時間は、DRX HARQ RTTタイマが開始される時間と、再送信のための下りリンク割り当ておよび/または上りリンクグラントをネットワークから受信するのに予想される最も早い時間との間の持続時間に対応する(この持続時間に等しく、および/または基づく)。たとえば、DRX HARQ RTTタイマの持続時間は、UEがネットワークから、再送信のための下りリンク割り当ておよび/または上りリンクグラントを受信するまでの最小持続時間(たとえば、DRX HARQ RTTタイマが開始される時間と、UEがネットワークから、再送信のための下りリンク割り当ておよび/または上りリンクグラントを受信する時間との間の最小持続時間)であってもよい。DRX HARQ RTTタイマが時間切れになるとき(および/またはDRX HARQ RTTタイマの満了(たとえば時間切れ)に応答しておよび/または満了時に)、UEは、下りリンク送信および/または上りリンク送信のためのDRX再送信タイマを開始してもよい。いくつかの例では、DRX再送信の持続時間は、DRX再送信タイマが開始される時間と、下りリンク再送信および/または上りリンク再送信のためのグラントの受信の予想される最も遅い時間との間の持続時間に対応する(たとえばこの持続時間に等しく、および/またはこの持続時間に基づく)。たとえば、DRX再送信の持続時間は、下りリンク再送信および/または上りリンク再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間(たとえば、DRX再送信タイマが開始される時間と、UEが下りリンク再送信および/または上りリンク再送信のためのグラントを受信する時間との間の最大持続時間)であってもよい。UEは、DRX再送信タイマが作動しているとき、下りリンク送信および/または上りリンク送信の再送信のためにPDCCHを監視してもよい。
【0054】
UEが、(たとえば、設定された上りリンクグラントの)バンドルされた送信を実行する場合、DRX機能に(たとえばUEにDRX機能が設定され、および/またはUEがDRX機能を使用する場合)問題が発生することがある。(3GPP TS 38.321 V16.0.0に論じられるような)現在のNR MAC仕様によれば、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば、初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の終了後に第1のシンボル(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)において、DRX HARQ RTTタイマを開始することがあり、UEは、DRX再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerUL)を停止することがある。ネットワークは、設定された上りリンクグラントのバンドルのための多重送信を設定することができるため、設定された上りリンクグラントのバンドルの多重送信機会が存在し得る。したがって、UEは、MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて送信されるたびに応答して、上記の挙動を実行し得る(たとえば、drx-HARQ-RTT-TimerULを開始する、および/またはdrx-RetransmissionTimerULを停止する)。したがって、DRX HARQ RTTタイマ(たとえば、drx-HARQ-RTT-TimerUL)は、対応するPUSCH送信の第1の反復後に開始し得り(しかし、対応するPUSCH送信の他の反復においては開始することはできず)、DRX再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerUL)は、設定された上りリンクグラントのバンドルの各反復において停止され得る。
【0055】
問題の一例が、図5に示される。この例では、バンドルは、機会1、機会2、機会3、および機会4を含む4回の送信機会を有する。図5に示す例示的なケース1~4の各場合について、初期送信は、機会1において発生し、この場合、機会1は、第1の送信機会(初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)であってもよい。ケース1~3は、UEがバンドルのためにPDCCHを監視しない問題のあるシナリオを示し、ケース4は、UEがバンドルのためにPDCCHを監視するシナリオを示す。
【0056】
ケース1~4の各場合について、RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)が、(機会1における)初期送信後(および/または初期送信の完了に応答して)開始され得る。ケース1~4の各場合について、RTTタイマが時間切れになるとき、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)が、開始され得る(ならびに/または再送信タイマは、RTTタイマの満了時に、満了後におよび/または満了に応答して開始され得る)。
【0057】
ケース1~3では、UEは、バンドルに関連する対応するPUSCH送信(たとえば、対応するPUSCH送信は、初期送信によって送信されるPUSCH送信であってもよい)の第1の反復(たとえば、初期および/最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の終了後に、第1のシンボル(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)においてRTTタイマを開始し、この場合、第1の反復は、機会1に対応してもよい。RTTタイマの持続時間は、ケース1では4つのシンボル、ケース2では16のシンボル、およびケース3では24のシンボルである。RTTタイマは時間切れになり、再送信タイマがケース1では機会2の前、ケース2では機会3の前、およびケース3では機会4の前など、第1の反復に続く送信機会の前に開始する。RTTタイマの満了後の1つ以上の送信機会において(この場合1つ以上の送信機会は、たとえば、ケース1では機会2、機会3、および機会4、ケース2では機会3および機会4、ケース3では機会4を含む)、UEは、RTTタイマを開始しない(および/または再開しない)。UEは、RTTタイマの満了後の送信機会において(および/または送信機会前に)再送信タイマを停止する。たとえば、UEは、ケース1では機会2において(および/またはその前に)、ケース2では機会3において(および/またはその前に)、およびケース3では機会4において(および/またはその前に)再送信タイマを停止する。再送信タイマを停止した後、UEは、バンドルの送信のためにPDCCHを監視しない。たとえば、UEは、再送信タイマが作動していないとき、PDCCHを監視しない。
【0058】
ケース4では、UEは、バンドルに関連する対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば、初期および/最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の終了後に、第1のシンボル(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)においてRTTタイマを開始し、この場合、第1の反復は、機会1に対応してもよい。RTTタイマの持続時間は、40シンボルである。機会4が始まった後にRTTタイマは時間切れになり、再送信タイマが開始する(たとえば、再送信タイマは、RTTタイマの満了に応答して(および/または満了時に)開始してもよい)。UEは、バンドルの送信のためにPDCCHを監視する。たとえば、UEは、再送信タイマが作動しているとき、バンドルの送信のためにPDCCHを監視する。
【0059】
したがって、図5の例に示すように、RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)が、開始され、設定された上りリンクグラントのバンドルの最後の送信機会の前に時間切れになる(たとえば、再送信タイマが開始する)場合、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、バンドル内の設定された上りリンクグラントによって停止され得る。UEは、(再送信タイマが作動していないことなどにより)再送信のための上りリンクをPDCCH上で監視および/または受信することはできない。バンドルの第1の送信機会(たとえば、初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)の後のその後の送信機会(たとえば、図5では、その後の送信機会は、機会2、機会3、および/または機会4に対応してもよい)において初期送信が発生する例では、同じ問題が発生し得る(たとえば、UEは、再送信のための上りリンクグラントをPDCCH上で監視および/または受信することはできない)。RTTタイマが開始され、設定された上りリンクグラントのバンドルの最後の送信機会の前に期限切れになる(そして、たとえば再送信タイマが開始する)場合、再送信タイマは、バンドル内の設定された上りリンクグラントによって停止される。UEは、再送信のための上りリンクグラントをPDCCH上で監視および/または受信することはできない。いくつかの例では、バンドルの送信機会は、多くても、(3GPP TS 38.331 V16.0.0に論じられるような)16などの送信機会の最大回数となり得る。バンドル内の反復が多いほど、(バンドルの最後の送信機会(たとえば反復)の前にRTTタイマが時間切れになり、および/または再送信タイマが開始する可能性が高くなることなどにより)問題が生じる可能性が高くなる。
【0060】
本明細書において、(UEが設定された上りリンクグラントのバンドルの送信のためにPDCCHを監視しないことなどの)前述の問題の1つ以上を解決するための1つ以上の技術および/または装置が、提供される。
【0061】
一例では、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、バンドル内の初期送信のために再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX 再送信タイマ)を停止してもよい。あるいは、および/またはさらに、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、バンドル内の、初期送信以外の1つ以上の他の送信のために再送信タイマを停止することはできない(たとえば、1つ以上の他の送信は、初期送信の1つ以上の再送信に対応してもよい)。初期送信は、バンドル内の第1の送信(たとえば、初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)であってもよい。たとえば、初期送信は、バンドルの初期送信以外のすべての送信などの、バンドルの1つ以上の他の送信の前であってもよい。初期送信の1つ以上の再送信は、バンドル内の1つ以上の他の送信であってもよい。
【0062】
図6は、1つ以上の実施形態による、バンドルされた送信に関連する例示的なケースを示す。図6の例示的なケースでは、バンドルは、機会1、機会2、機会3、および機会4を含む4回の送信機会を有する。図6に示す例示的なケース1~3の各場合について、初期送信は、機会1において発生し、この場合機会1は、バンドルの第1の送信機会(たとえば初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)であってもよい。
【0063】
ケース1~3の各場合では、RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)は、(機会1における)初期送信後に(および/または初期送信の完了に応答して)開始されてもよい。ケース1~3の各場合では、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、RTTタイマが時間切れになるときに開始されてもよい(ならびに/または再送信タイマは、RTTタイマの時間切れ時、時間切れ後、および/または時間切れに応答して開始されてもよい)。
【0064】
ケース1~3では、UEは、バンドルに関連する対応するPUSCH送信(たとえば、対応するPUSCH送信は、初期送信によって送信されるPUSCH送信であってもよい)の第1の反復(たとえば、初期および/最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の終了後に、第1のシンボル(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)においてRTTタイマを開始し、この場合、第1の反復は、機会1に対応してもよい。RTTタイマの持続時間は、ケース1では4つのシンボル、ケース2では16のシンボル、およびケース3では24のシンボルである。RTTタイマは、ケース1では機会2の前、ケース2では機会3の前、およびケース3では機会4の前などの機会1に続く送信機会の前に時間切れになる。RTTタイマの満了後の送信機会(たとえば、機会2,機会3、および/または機会4)において、UEは、RTTタイマを開始(および/または再開)しない。再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、RTTタイマが時間切れになるときに開始されてもよい(および/または再送信タイマは、RTTタイマの満了時、満了後、および/または満了に応答して開始されてもよい)。UEは、バンドルの送信機会の前および/または送信機会中、再送信タイマを停止しない(および/またはUEは、バンドルの再送信機会が終了する前に再送信タイマを停止しない)。たとえば、UEは、再送信タイマが作動しているときにPDCCHを監視し、ならびに/またはUEは、バンドルの送信のためにPDCCHを監視してもよい。
【0065】
図6に関して、設定された上りリンクグラントのバンドルについて、RTタイマ(たとえば、drx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)の持続時間に関係なく、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、初期送信以外のバンドルの送信(たとえばバンドルの再送信)によって停止することはできない。したがって、再送信タイマは、(たとえば、初期送信によって開始された)RTTタイマの満了後に作動する。こうして、UEは、バンドルされた送信の再送信のための上りリンクグラントをPDCCH上で監視および/または受信してもよい。たとえば、UEは、バンドルされた送信の再送信に基づいて再送信を停止しないため、再送信タイマは、作動し続けてもよく、ならびに/またはUEは、再送信タイマが作動しているときにPDCCHを監視してもよく、再送信表示(たとえば、バンドルの送信を再送信するための表示)のために上りリンクグラントを、PDCCHを介して監視および/または受信できてもよい。バンドルの第1の送信機会(たとえば、初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)後のその後の送信機会において初期送信が発生する例では、再送信タイマは、(たとえばRTTタイマの持続時間に関係なく)バンドルの初期送信以外のバンドルの送信(たとえばバンドルの再送信)によって停止することはできず、したがって、UEは、バンドルされた送信の再送信のための上りリンクグラントをPDCCH上で監視および/または受信してもよい(たとえば、初期送信機会は、機会1に対応してもよく、ならびに/またはその後の送信機会は、図6の機会2、機会3,または機会4に対応してもよい)。再送信タイマは、初期送信に基づいて(たとえば初期送信時、初期送信後、および/または初期送信に応答して)、開始されたRTTタイマの満了後に作動していてもよい。したがって、UEは、PDCCH上で、バンドルされた送信の再送信表示のために上りリンクグラントを監視および/または受信してもよい。
【0066】
いくつかの例では、UEは、初期送信がMAC PDUの再送信ではない場合、および/または初期送信がMAC PDUの第1の送信(たとえば、初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)である場合など、設定された上りリンクグラントが(たとえばMAC PDUの)初期送信に使用される場合、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信されることに基づいて(たとえば送信されたとき、送信された後および/または送信されることに応答して)、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止してもよい。UEは、設定された上りリンクグラントが(たとえばMAC PDUの)初期送信の再送信に使用される場合、ならびに/または初期送信がMAC PDUの第1の送信(初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)である場合など、上りリンクグラントが(たとえば、MAC PDU)の初期送信に使用されない場合、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信されることに基づいて(たとえば、送信されたとき、送信された後、および/または送信されることに応答して)、再送信タイマを停止することはできない。初期送信は、MAC PDUが利用可能であり(たとえばMAC PDUが送信に利用可能であり)、設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば、設定された上りリンクグラントが初期送信を支援するおよび/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合)、発生してもよい(たとえば、実行されてもよい)。初期送信の1つ以上の再送信は、初期送信後、バンドルの1つ以上のその後の設定された上りリンクグラント(たとえば、1つ以上のその後の設定された上りリンクグラントは、初期送信に使用される設定された上りリンクグラントに続く、および/またはその後である1つ以上の設定された上りリンクグラントに対応してもよい)において発生してもよい(たとえば、実行されてもよい)。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントであってもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントであってもよい。
【0067】
いくつかの例では、UEは、MAC PDUの送信が、MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて送信される最初の回である場合、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおける送信を介して送信されることに基づいて(たとえば、送信されたとき、送信された後、および/または送信されることに応答して)、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止してもよい。UEは、MAC PDUの送信が、MAC PDUが、設定された上りリンクバンドルにおいて送信される最初の回でない場合(たとえば、MAC PDUの送信が、MAC PDUがバンドル内で送信される2回目、3回目などの1つである場合など)、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおける送信を介して送信されることに基づいて(たとえば、送信されたとき、送信された後、および/または送信されることに応答して)、再送信タイマを停止することはできない。いくつかの例では、MAC PDUは、MAC PDUが利用可能であり(たとえばMAC PDUが送信に利用可能であり)、設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが(たとえば、設定された上りリンクグラントが初期送信を支援するおよび/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合)初期送信を可能にする場合、設定された上りリンクグラントにおいて最初に送信されてもよい。MAC PDUの1つ以上の再送信は、バンドル内のMAC PDUの初期送信後、バンドルの1つ以上のその後の設定された上りリンクグラント(たとえば、1つ以上のその後の設定された上りリンクグラントは、MAC PDUの初期送信に使用される設定された上りリンクグラントに続く1つ以上の設定された上りリンクグラントに対応してもよい)において、発生してもよい(たとえば、実行されてもよい)。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントであってもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントであってもよい。
【0068】
いくつかの例では、UEは、MAC PDUの送信が、対応するPUSCH送信(たとえば、対応するPUSCH送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の初期反復および/または1つ以上の他の反復を介して送信されるPUSCH送信であってもよい)の第1の反復(たとえば、初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)である場合、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおける送信を介して送信されることに基づいて(たとえば、送信されたとき、送信された後、および/または送信されることに応答して)、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止してもよい。第1の反復は、対応するPUSCH送信の第1の送信(たとえば、初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)に対応してもよい。UEは、MAC PDUの送信が、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば第1の送信)後である場合など、MAC PDUの送信が、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば、第1の送信)でない場合、MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおける送信を介して送信されることに基づいて(たとえば、送信されたとき、送信された後、および/または送信されることに応答して)、再送信タイマを停止することはできない。いくつかの例では、MAC PDU送信は、MAC PDUが利用可能であり(たとえば、MAC PDUが送信に利用可能であり)、MAC PDU送信に対応する設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが、(たとえば、設定された上りリンクグラントが初期送信を支援するおよび/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合に)初期送信を可能にする場合、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば第1の送信)であってもよい。対応するPUSCHの第1の反復以外の、対応するPUSCH送信の1つ以上の反復(たとえば送信)は、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば第1の送信)後であってもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントであってもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントであってもよい。
【0069】
いくつかの例では、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおけるPUSCH送信を介して送信される場合、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば、初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の第1のシンボル(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)において、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止してもよい。UEは、PUSCH送信の第1の反復ではないPUSCH送信の反復のシンボルにおいて再送信タイマを停止することはできない。PUSCH送信は、MAC PDUが利用可能であり(たとえばMAC PDUが送信に利用可能であり)、設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが(たとえば、設定された上りリンクグラントが初期送信を支援するおよび/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合に)初期送信を可能にする場合、設定された上りリンクグラントの第1の反復であってもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントであってもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントであってもよい。
【0070】
いくつかの例では、MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおけるPUSCH送信を介して送信される場合、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば、初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)において再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止してもよい。第1の反復は、PUSCH送信の第1の送信(たとえば、初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)に対応してもよい。UEは、対応するPUSCH送信の第1の反復ではないPUSCH送信の反復において再送信タイマを停止することはできない。PUSCH送信は、MAC PDUが利用可能であり(たとえばMAC PDUが送信に利用可能であり)、設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが(たとえば、設定された上りリンクグラントが初期送信を支援するおよび/または初期送信に適用されることを冗長度バージョンが示す場合に)初期送信を可能にする場合、設定された上りリンクグラントの第1の反復(たとえば第1の送信)であってもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントであってもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントであってもよい。
【0071】
いくつかの例では、再送信タイマ(たとえば、drx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)の持続時間は、再送信タイマが開始される時間と、上りリンク再送信のためのグラントの受信の予想される最も遅い時間との間の持続時間に対応する(たとえば、この持続時間に等しく、および/またはこの持続時間に基づく)。たとえば、再送信タイマの持続時間は、上りリンク再送信のためのグラントが受信される、および/または予想されるまでの最大の持続時間(たとえば、再送信タイマが開始される時間と、UEが上りリンク再送信のためのグラントを受信および/または予想する時間との間の最大持続時間)であってもよい。いくつかの例では、再送信タイマは、RTTタイマ(たとえば、drx-HARQ-RTT-TimerULなどのHARQ RTTタイマ)が時間切れになるときに開始される(ならびに/またはDRX再送信タイマは、HARQ RTTタイマの満了時、満了後、および/または満了に応答して開始される)。いくつかの例では、RTTタイマの持続時間は、RTTタイマが開始される時間と、ネットワークから再送信のための上りリンクグラントおよび/または上りリンクHARQ再送信グラントを受信するのに予想される最も早い時間との間の持続時間に対応する(たとえば、この持続時間に等しく、および/またはこの持続時間に基づく)。たとえば、RTTタイマの持続時間は、UEがネットワークから、再送信のための上りリンクグラントおよび/または上りリンクHARQ再送信グラントを受信する(および/または予想する)までの最小持続時間(たとえば、RTTタイマが開始される時間と、UEがネットワークから、再送信のための上りリンクグラントおよび/または上りリンクHARQ再送信グラントを予想および/または受信する時間との間の最初持続時間)であってもよい。UEは、再送信タイマが作動しているとき、再送信のためにPDCCHを監視する。
【0072】
UEは、設定された上りリンクグラントに関する1つ以上の設定(たとえばConfiguredGrantConfig)を受信してもよく、この場合1つ以上の設定は、ネットワークによって提供される。UEは、バンドルされた送信に関する1つ以上の設定(たとえば、repKおよび/またはnumberOfRepetition)を受信してもよく、この場合、1つ以上の設定は、ネットワークによって提供される。たとえば、設定されたrepK またはnumberOfRepetitionの値が1より大きい場合、バンドルされた送信がUEに設定されてもよい。UEは、DRX動作に関する1つ以上の設定(たとえばDRX-Config)を受信してもよく、この場合、1つ以上の設定は、ネットワークによって提供される。
【0073】
用語「UE」は、UEおよび/またはUEのMACエンティティを指してもよい。
【0074】
UEは、NR装置であってもよい。UEは、(RP-193238に論じられような)NRライト装置であってもよい。UEは、(RP-193238に論じられるような)能力低減型装置であってもよい。UEは、携帯電話であってもよい。UEは、ウェアラブル装置であってもよい。UEは、センサであってもよい。UEは、固定式装置であってもよい。
【0075】
ネットワークは、ネットワークノードであってもよい。ネットワークは、基地局であってもよい。ネットワークは、アクセスポイントであってもよい。ネットワークは、eNBであってもよい。ネットワークは、gNBであってもよい。
【0076】
本明細書のいくつかの実施形態によって無線通信のための3GPP MAC仕様を拡張するために、拡張1~11が、本明細書において提供される。拡張1~11は、本明細書のいくつかの実施形態による実施を反映するものであり、3GPP TS 38.321 V16.0.0および/またはR2-2003875における変更要求書(CR)の1つ以上の部分を含む元のバージョンに対する付記を含む。拡張1~11のいずれの付記も有さない元のバージョンを以下に引用する。
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が、下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0077】
拡張1では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記1が元のバージョンに加えられる。拡張1の付記1は、太字であり、用語「付記1の開始(ADDITION 1 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記1の終了(ADDITION 1 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記1を区別する。
【0078】
拡張1
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DLHARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、(付記1の開始:)設定された上りリンクグラントが初期送信に使用され(付記1の終了)、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0079】
拡張2では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記2が元のバージョンに加えられる。拡張2の付記2は、太字であり、用語「付記2の開始(ADDITION 2 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記2の終了(ADDITION 2 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記2を区別する。
【0080】
拡張2:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが、設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合、
2>DLHARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が、下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>(付記2の開始:)設定された上りリンクグラントが初期送信に使用される場合:
3>(付記2の終了)対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0081】
拡張3では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記3が元のバージョンに加えられる。拡張3の付記3は、太字であり、用語「付記3の開始(ADDITION 3 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記3の終了(ADDITION 3 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記3を区別する。
【0082】
拡張3:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが、設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合、
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、(付記3の開始:)MAC PDU送信が、設定された上りリンクグラントのバンドルの第1の送信であり(付記3の終了)、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0083】
拡張4では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記4が元のバージョンに加えられる。拡張4の付記4は、太字であり、用語「付記4の開始(ADDITION 4 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記4の終了(ADDITION 4 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記4を区別する。
【0084】
拡張4:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合、
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>(付記4の開始:)MAC PDU送信が、設定された上りリンクグラントのバンドルの第1の送信である場合:
3>(付記4の終了)対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0085】
拡張5では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記5が元のバージョンに加えられる。拡張5の付記5は、太字であり、用語「付記5の開始(ADDITION 5 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記5の終了(ADDITION 5 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記5を区別する。
【0086】
拡張5:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定される場合、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、(付記5の開始:)MAC PDU送信が対応するPUSCH送信の第1の反復であり(付記5の終了)、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを開始するものとする。
[...]
【0087】
拡張6では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記6が元のバージョンに加えられる。拡張6の付記6は、太字であり、用語「付記6の開始(ADDITION 6 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記6の終了(ADDITION 6 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記6を区別する。
【0088】
拡張6:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>(付記6の開始:)MAC PDU送信が対応するPUSCH送信の第1の反復である場合:
3>(付記6の終了)対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0089】
拡張7では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記7が元のバージョンに加えられる。拡張7の付記7は、太字であり、用語「付記7の開始(ADDITION 7 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記7の終了(ADDITION 7 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記7を区別する。
【0090】
拡張7:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>(付記7の開始:)対応するPUSCH送信の第1の反復の第1のシンボルにおいて(付記7の終了)対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0091】
拡張8では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記8が元のバージョンに加えられる。拡張8の付記8は、太字であり、用語「付記8の開始(ADDITION 8 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記8の終了(ADDITION 8 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記8を区別する。
【0092】
拡張8:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>(付記8の開始:)対応するPUSCH送信の第1の反復において(付記8の終了)対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0093】
設定された上りリンクグラントのバンドルのための送信回数は、バンドルのための送信機会回数(たとえばバンドルのための送信機会回数は、設定された上りリンクグラントのバンドルの送信回数に基づいて決定することができる)を示すことができる。初期送信は、第1の送信機会(たとえば初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)(たとえば設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会)、および/または1つ以上の他の(たとえば後続の)送信機会(たとえば設定された上りリンクグラントのバンドルの一部について)において発生することができる。設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会において、送信のためのデータが利用可能である(たとえば送信に利用可能である)場合、初期送信は、設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会において発生することができる。設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会において送信のためのデータが利用可能でなく、送信のためのデータが、設定された上りリンクグラントのバンドル内の(設定された上りリンクグラントと異なる)上りリンクグラントのための1つ以上の他の送信機会において利用可能である(たとえば送信に利用可能である)場合、初期送信は、(たとえば冗長度バージョンが初期送信を可能にするとき、)設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において発生することができ、いくつかの例では、初期送信を可能にする冗長度バージョンは、初期送信が発生する設定された上りリンクグラントのバンドルの一部と関連付けることができる。
【0094】
いくつかの例では、設定された上りリンクグラントのバンドルは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの中間における上りリンクグラントとする(および/またはこれを含む)ことができ(たとえば、上りリンクグラントは、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに続くおよび/もしくはこの後ろにあることができ、ならびに/または第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに先行するおよび/もしくはこの前にあることができ)、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドルは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの一部とすることができ、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドルは、(UEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば、設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)の後ろの第2のバンドルの複数の上りリンクグラントの一部とすることができ、第2のバンドルは上記バンドルと同じであるかまたは異なる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)を含まない場合がある。設定された上りリンクグラントのバンドルは、バンドルの第1の反復について、第2の設定された上りリンクグラントを含まない場合があり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0095】
UEが(たとえば設定された上りリンクグラントの)バンドルされた送信を行い、初期送信がバンドルの一部(たとえばバンドルの中間)において発生する場合、問題が発生する場合がある。
【0096】
(3GPP TS 38.321 V16.0.0において論じられているものなどの)現行のNR MAC仕様によれば、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止することができ、UEは、対応するPUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)の終了後、第1のシンボル(たとえば初期および/または最初のシンボルなどの経時的および/または一時的な第1のシンボル)においてRRTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)を開始することができる。たとえば、対応するPUSCH送信は、設定された上りリンクグラントのバンドルにおける初期送信および/または1つもしくは複数の他の送信を介して送信されるPUSCH送信とすることができる。したがって、図7のケース2(以下で論じられる)に示すように、UEは、MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドル内で送信されるときにRRTタイマを開始しない場合がある。あるいは、および/またはさらに、RTTタイマは、設定された上りリンクグラント内の上りリンクグラントにおいて開始されない場合がある。したがって、再送信タイマは、開始されない場合があり、UEは、(DRX再送信タイマが作動していないことなどに起因して)PDCCHにおける再送信のための上りリンクグラントを監視および/または受信することができない場合がある。あるいは、および/またはさらに、初期送信が設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において発生する場合、再送信タイマは停止されない場合がある。たとえばUEは、ネットワークが再送信を示さない(および/または示すように予期および/または設定されない)時間周期にわたる最後の送信の再送信のためにPDCCHを監視する電力を消費(たとえば浪費)することができる。
【0097】
一例が図7に示される。この例では、バンドルは、機会1、機会2、機会3および機会4を含む4つの送信機会を有する。図7のケース1は、初期送信が、バンドルの第1の送信機会(たとえば初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)において発生するシナリオを示し、および/またはケース2は、初期送信が第1の送信機会以外の送信機会において発生する問題のあるシナリオを示す。
【0098】
一例では、図7のケース1において、データは、設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会(たとえば第1の送信機会は機会1に対応する)において利用可能である(たとえば送信に利用可能である)。初期送信は、第1の送信機会(たとえば機会1)において発生する。たとえば、UEは、データを取得し、および/または第1の送信機会において初期送信を実行する。再送信は、第2の送信機会(たとえば機会2)、第3の送信機会(たとえば機会3)、および/または第4の送信機会(たとえば機会4)において続く。いくつかの例では、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、初期送信の開始時および/または第1の送信機会(たとえば機会1)の開始時などの初期送信(たとえば機会1)において停止することができる。RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)は、(機会1における)初期送信後に(および/または初期送信の完了に応答して)開始することができる。あるいは、および/またはさらに、初期送信において(および/または初期送信時、初期送信後、および/または初期送信に応答して)、UEは、再送信タイマを停止し、および/またはRTTタイマを開始することができる。送信タイマを停止し、および/またはRTTタイマを開始した後、RRTタイマが時間切れになるときに再送信タイマを開始することができる(および/または、再送信タイマは、RRTタイマの時間切れ時に、時間切れ後、および/または時間切れに応答して開始することができる)。UEは、再送信タイマが実行しているときにPDCCHを監視することができる。
【0099】
図7のケース2では、データは、第1の送信機会(たとえば機会1)において利用可能でない(たとえば送信に利用可能でない)。データは、(たとえば設定された上りリンクグラントのバンドル内の)上りリンクグラントのための第2の送信機会(たとえば機会2)において利用可能(たとえば送信に利用可能)であり、第2の送信機会と関連付けられた冗長度バージョンが初期送信を可能にする。初期送信は第2の送信機会において発生する。たとえば、UEは、データを取得し、および/または第2の送信機会において初期送信を実行する。いくつかの例では、(初期送信の)再送信は、第3の送信機会(たとえば機会3)および第4の送信機会(たとえば機会4)において続く。いくつかの例では、ケース2において、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、第2の送信機会において停止されない。あるいは、および/またはさらに、RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)は、(機会2における)初期送信後に(および/または初期送信の完了に応答して)(たとえばバンドルの送信機会を含む時間周期内で)開始されない場合がある。たとえば再送信タイマは、(たとえばバンドルの送信機会を含む時間周期内で)RRTタイマが開始していないおよび/またはRRTタイマが時間切れになっていないため、開始されない場合がある。たとえば再送信タイマは、RRTタイマの時間切れに基づいて(たとえば時間切れ時、時間切れ後、および/または時間切れに応答して)再送信タイマを開始するようにUEが設定されていることに起因して、再送信タイマが時間切れになった後に開始されない場合がある。UEは、再送信タイマが作動していないときにPDCCHを監視しない場合がある(たとえば、UEは、再送信タイマが時間切れになった後に再送信タイマが開始されないことに起因して、再送信タイマが時間切れになった後にPDCCHを監視しない場合がある)。
【0100】
本明細書において、上述した問題(UEが設定された上りリンクグラントのバンドルの送信のためにPDCCHを監視しないことなど)のうちの1つ以上を解決するために、1つ以上の技術および/または装置が提供される。
【0101】
一例では、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内で上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信される場合、RRTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)を開始することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内で上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信される場合、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止することができる。あるいは、および/またはさらに、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)は、RRTタイマの時間切れに基づいて(たとえば時間切れ時、時間切れ後、および/または時間切れに応答して)開始することができ、UEは、再送信タイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX再送信タイマ)が作動しているとき、PDCCHを監視する(たとえば1つ以上の上りリンクグラントのためにPDCCHを監視する)ことができる。
【0102】
いくつかの例では、(たとえばMAC PDUの)初期送信のために上りリンクグラントが用いられる場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、RRTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)を開始することができる。(たとえばMAC PDUの)初期送信のために上りリンクグラントが用いられる場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラント(および/または1つ以上の他の上りリンクグラント)においてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0103】
いくつかの例では、MAC PDUの送信が、(設定された上りリンクグラントのバンドルの)MAC PDUが送信される最初の回である場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおける送信を介してMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、RRTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerULなどのDRX HARQ RTTタイマ)を開始することができる。MAC PDUの送信が、(設定された上りリンクグラントのバンドルの)MAC PDUが送信される最初の回である場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおける送信を介してMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerULなどのDRX再送信タイマ)を停止することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラント(および/または1つ以上の他の上りリンクグラント)においてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0104】
拡張9では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記9が元のバージョン(3GPP TS 38.321 V16.0.0および/またはR2-2003875における変更要求(CR)の1つ以上の部分を含む)加えられる。拡張9の付記9は、太字であり、用語「付記9の開始(ADDITION 9 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記9の終了(ADDITION 9 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記9を区別する。
【0105】
拡張9:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合(付記9の開始:);または
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、上りリンクグラントが初期送信のために用いられ、LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合:(付記9の終了)
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0106】
拡張10では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記10~12が元のバージョンに加えられる。拡張10の付記10は、太字であり、用語「付記10の開始(ADDITION 10 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記10の終了(ADDITION 10 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記10を区別する。拡張10の付記11は、太字であり、用語「付記11の開始(ADDITION 11 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記11の終了(ADDITION 11 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記11を区別する。拡張10の付記12は、太字であり、用語「付記12の開始(ADDITION 12 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記12の終了(ADDITION 12 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記12を区別する。
【0107】
拡張10:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて(付記10の開始:)または設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において(付記10の終了)送信され;
(付記11の開始:)
1>(付記11の終了)LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合(付記12の開始:);かつ
1>MAC PDUがバンドルについて初めて送信される場合:(付記12の終了)
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0108】
明確にするために、拡張10のバージョンは、付記10~12の開始および終了を示すことなく提供される。
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいてまたは設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され;
1>LBT失敗表示が下位レイヤから受信されない場合;かつ
1>MAC PDUがバンドルについて初めて送信される場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止する。
[...]
【0109】
拡張11では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記13~15が元のバージョンに加えられる。拡張11の付記13は、太字であり、用語「付記13の開始(ADDITION 13 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記13の終了(ADDITION 13 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記13を区別する。拡張11の付記14は、太字であり、用語「付記14の開始(ADDITION 14 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記14の終了(ADDITION 14 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記14を区別する。拡張11の付記15は、太字であり、用語「付記15の開始(ADDITION 15 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記15の終了(ADDITION 15 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記15を区別する。
【0110】
拡張11:
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて(付記13の開始:)、または設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において(付記13の終了)送信され、
(付記14の開始:)
1>(付記14の終了)LBT失敗表示が下位レイヤから受信さていない場合(付記15の開始:);かつ
1>以前にバンドルについてMAC PDUが送信されていない場合:(付記15の終了)
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止するものとする。
[...]
【0111】
明確にするために、拡張11のバージョンは、付記13~15の開始および終了を示すことなく提供される。
5.7 間欠受信(DRX)
[...]
DRXが設定されるとき、MACエンティティは:
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>DL HARQフィードバックを搬送する対応する送信の終了後、第1のシンボルにおける対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerDLを停止するものとする。
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいてまたは設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、
1>LBT失敗表示が下位レイヤから受信されていない場合;かつ
1>以前にバンドルについてMAC PDUが送信されていない場合:
2>対応するPUSCH送信の第1の反復の終了後、第1のシンボルにおいて対応するHARQプロセスのためのdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し、
2>対応するHARQプロセスのためのdrx-RetransmissionTimerULを停止する。
[...]
【0112】
いくつかの例では、ネットワークは、UEに対し、1つ以上のセカンダリセルl(SCell)を設定することができる(たとえばネットワークは、UEに1つ以上のSCellを設定することができる)。UEは、ネットワークからMAC CEを受信することによって、1つ以上のSCellを活性化および/または非活性化することができる(たとえばUEは、ネットワークから受信したMAC CEに基づいて1つ以上のSCellを活性化および/または非活性化することができる)。ネットワークは、1つ以上のSCellの各SCellに対し(および/または各SCellのために)、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を(たとえば物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)なしで)設定することができる。UEは、関連付けられたsCellDeactivationTimer(たとえば関連付けられたsCellDeactivationTimerは、SCellに対しておよび/またはSCellのために設定されたsCellDeactivationTimerに対応することができ)の時間切れに応答して(および/または時間切れ時に)SCellを非活性化する。いくつかの例では、SCellは、時間周期(たとえば時間周期は、SCellが非活性化される時間に対応することができ、時間周期の持続時間は、sCellDeactivationTimerの持続時間に等しくするおよび/またはこれに基づくことができる)のためにスケジュールされない(および/またはSCellに対するスケジューリングが存在しない)。いくつかの例では、sCellDeactivationTimerの持続時間は、sCellDeactivationTimerが開始される時間と、SCell(たとえばsCellDeactivationTimerと関連付けられたSCell)において送信が発生する最後の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこの持続時間に等しいおよび/または基づく)。たとえば第1のタイマの持続時間は、SCellにおいて送信が発生するまでの最大持続時間とすることができる(たとえばsCellDeactivationTimerの持続時間は、sCellDeactivationTimerが開始する時間と、SCellにおいて送信が発生する時間との間の最大持続時間とすることができる)。いくつかの例では、UEは、(sCellDeactivationTimerと関連付けられた)SCellの活性化に応答して(および/または活性化時に)sCellDeactivationTimerを開始および/または再開する。あるいは、および/またはさらに、UEは、(たとえばSCellにおける)(たとえば任意の)送信が存在する場合、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、PDCCHがSCellに対する上りリンクグラントおよび/または下りリンク割り当てを示すとき、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、PDCCHがSCellに対する上りリンクグラントおよび/または下りリンク割り当てを示すことに応答して(および/または示す際)、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、PDCCHがSCellをスケジューリングするサービングセルに対する上りリンクグラントおよび/または下りリンク割り当てを示すとき、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、PDCCHがSCellをスケジューリングするサービングセルに対する上りリンクグラントおよび/または下りリンク割り当てを示すことに応答して(および/または示す際)、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、MAC PDUが、SCellに対する、設定された上りリンクグラントにおいて送信されおよび/または設定された下りリンク割り当てにおいて受信されるとき、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、MAC PDUが、SCellに対する、設定された上りリンクグラントにおいて送信されおよび/または設定された下りリンク割り当てにおいて受信されることに応答して(および/またはその際)、sCellDeactivationTimerを開始および/または再開することができる。
【0113】
UEが(たとえば設定された上りリンクグラントの)バンドルされた送信を行い、初期送信がバンドルの一部(たとえばバンドルの中間)において発生する場合、問題が発生する場合がある。
【0114】
(3GPP TS 38.321 V16.0.0において論じられているものなどの)現行のNR MAC仕様によれば、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、sCellDeactivationTimerを再開することができる。しかしながら、MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信されるとき、UEは、sCellDeactivationTimerを再開しない場合がある。設定された上りリンクグラントにおいて、送信のためのデータ(たとえばMAC PDU)が(たとえば送信に)利用可能でなく、送信のためのデータが、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて(たとえば送信に)利用可能である場合、データ(たとえばMAC PDU)の初期送信は、(たとえば冗長度バージョンが初期送信を可能にするとき、)設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において発生することができ、いくつかの例では、初期送信を可能にする冗長度バージョンは、初期送信が発生する設定された上りリンクグラントのバンドルの一部と関連付けることができる。したがって、sCellDeactivationTimerは、設定された上りリンクグラントのバンドルの一部における(たとえば任意の)送信において再開されない場合があり、(以下で論じられる、図8のケース2などに示すように)設定された上りリンクグラントのバンドルの送信中に時間切れになる場合がある。SCellは、SCellにおける送信(たとえばスケジューリングされた送信)が存在する場合であっても、(たとえばsCellDeactivationTimerの時間切れに応答して)非活性化される場合がある。いくつかの例では、UEがSCellを非活性化するとき(および/またはUEがSCellを非活性化するのに応答して)、UEは、設定された上りリンクグラントタイプ2をクリアし、設定された上りリンクグラントタイプ1を中断し、および/またはSCellと関連付けられたHARQバッファ(たとえばすべてのHARQバッファ)をフラッシュする。いくつかの例では、SCellが非活性化される場合、UEは、SCellにおいて送信せず、SCellにおいておよび/またはSCellのためにPDCCHを監視しない。
【0115】
一例が図8に示される。この例では、バンドルは、機会1、機会2、機会3および機会4を含む4つの送信機会を有する。図8のケース1は、初期送信が、バンドルの第1の送信機会(たとえば初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)において発生するシナリオを示し、および/またはケース2は、初期送信が第1の送信機会以外の送信機会において発生する問題のあるシナリオを示す。
【0116】
一例では、図8のケース1において、初期送信は、設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会(たとえば機会1)において発生し、UEは、第1の送信機会において(たとえば第1の送信機会の開始時に)SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を開始および/または再開する。UEは、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)が作動しているとき、バンドルの上りリンク送信中にSCellを非活性化しない。
【0117】
図8のケース2において、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントのための第2の送信機会(たとえば機会2)において発生する。UEは、第1の送信機会(たとえば機会1)において、および/または第1の送信機会に続く送信機会において、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を再開しない。UEは、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)が時間切れになったとき、SCellを非活性化する。たとえばUEは、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)の時間切れに応答して(および/または時間切れ時に)SCellを非活性化することができる。たとえばSCellは、第2の送信機会(たとえば機会2)、第3の送信機会(たとえば機会3)、および第4の送信機会(たとえば機会4)の一部分の間、非活性化される場合がある。いくつかの例では、SCellが非活性化されるとき、UEは、SCellにおいて送信せず、SCellにおいておよび/またはSCellのためにPDCCHを監視しない。
【0118】
本明細書において、(バンドルの1つ以上の送信機会を含む時間周期中にSCellにおいておよび/またはSCellのためにUEがSCellを非活性化することおよび/またはUEがPDCCHを監視しないことなどの)上述した問題のうちの1つ以上を解決するための1つ以上の技術および/または装置が提供される。
【0119】
一例では、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内で上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信される場合、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を再開することができる。
【0120】
いくつかの例では、(たとえばMAC PDUの)初期送信のために上りリンクグラントが用いられる場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を再開することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドルにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0121】
いくつかの例では、MAC PDUの送信が、(設定された上りリンクグラントのバンドルの)MAC PDUが送信される最初の回である場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおける送信を介してMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)を再開することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドルにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0122】
UEは、設定された上りリンクグラントに関係する1つ以上の設定を受信することができ、1つ以上の設定はネットワークによって提供される。UEは、1つ以上のサービングセル設定に関係する1つ以上の設定を受信することができ、1つ以上の設定はネットワークによって提供される。
【0123】
UEは、タイマが作動していない場合、タイマを開始することができる。UEは、タイマが既に作動している場合、タイマを再開することができる。
【0124】
本明細書におけるいくつかの実施形態によって無線通信のための3GPP MAC仕様を拡張するために、本明細書において拡張12~14が提供される。拡張12~14は、本明細書におけるいくつかの実施形態による実施を反映し、3GPP TS 38.321 V16.0.0.の1つ以上の部分を含む、元のバージョンに対する付記を含む。拡張12~14の付記がされていない元のバージョンが以下に引用される。
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおいて送信されるか、または設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0125】
拡張12では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記16~17が元のバージョンに加えられる。拡張12の付記16は、太字であり、用語「付記16の開始(ADDITION 16 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記16の終了(ADDITION 16 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記16を区別する。拡張12の付記17は、太字であり、用語「付記17の開始(ADDITION 17 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記17の終了(ADDITION 17 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記17を区別する。
【0126】
拡張12:
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記16の開始:);(付記16の終了)または
(付記17の開始:)
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、上りリンクグラントが初期送信のために用いられる場合:または
1>MAC PDUが(付記17の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0127】
明確にするために、拡張12のバージョンは、付記16~17の開始および終了を示すことなく提供される。
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、上りリンクグラントが初期送信のために用いられる場合;または
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
【0128】
拡張13では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記18~19が元のバージョンに加えられる。拡張13の付記18は、太字であり、用語「付記18の開始(ADDITION 18 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記18の終了(ADDITION 18 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記18を区別する。拡張13の付記19は、太字であり、用語「付記19の開始(ADDITION 19 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記19の終了(ADDITION 19 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記19を区別する。
【0129】
拡張13:
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記18の開始:);(付記18の終了)または
(付記19の開始:)
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルにおいて初めて送信される場合;または
1>MAC PDUが(付記19の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0130】
明確にするために、拡張13のバージョンは、付記18~19の開始および終了を示すことなく提供される。
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルにおいて初めて送信される場合;または
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0131】
拡張14では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記20~21が元のバージョンに加えられる。拡張14の付記20は、太字であり、用語「付記20の開始(ADDITION 20 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記20の終了(ADDITION 20 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記20を区別する。拡張14の付記21は、太字であり、用語「付記21の開始(ADDITION 21 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記21の終了(ADDITION 21 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記21を区別する。
【0132】
拡張14:
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記20の開始:);(付記20の終了)または
(付記21の開始:)
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルについて以前に送信されていない場合;または
1>MAC PDUが(付記21の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0133】
明確にするために、拡張14のバージョンは、付記20~21の開始および終了を示すことなく提供される。
5.9 SCellの活性化/非活性化
[...]
MACエンティティは、各設定されたSCellについて:
[...]
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
1>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルについて以前に送信されていない場合;または
1>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
2>SCellと関連付けられたsCellDeactivationTimerを再開するものとする
[...]
【0134】
いくつかの例では、ネットワークは、UEのサービングセルに対し、1つ以上のBWPを設定することができる(たとえばネットワークは、UEのサービングセルに1つ以上のBWPを設定することができる)。BWP切り替え時(たとえばBWPを切り替えるとき)、UEは、活性状態のBWPを非活性化し、不活性状態のBWPを活性化することができる。BWP切り替えは1つ以上のネットワーク信号、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)、および/またはランダムアクセス手順によって制御される(たとえばこれに基づいて実行される)。いくつかの例では、BWPが活性化され、BWPは休止状態BWPではなく、UEは送信を実行し、PDCCHを監視する。あるいは、および/またはさらに、BWPが非活性化される場合、UEは送信を実行しない場合があり、PDCCHを監視しない場合がある。いくつかの例では、BWPが非活性化されていることに応答して(および/またはBWPが非活性化される場合)、UEは設定された上りリンクグラントタイプ2をクリアし、設定された上りリンクグラントタイプ1を中断する。
【0135】
いくつかの例では、時間周期(たとえばbwp-InactivityTimerの持続時間)にわたって現行BWPのデータ送信がないとき、UEは、(たとえば電力を節減するために、)デフォルトBWPおよび/または初期BWPに切り替える。いくつかの例では、bwp-InactivityTimerの持続時間は、bwp-InactivityTimerが開始される時間と、BWPにおいて送信が発生する最後の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこの持続時間に等しいおよび/または基づく)。たとえば、bwp-InactivityTimerの持続時間は、BWPにおいて送信が発生するまでの最大持続時間とすることができる(たとえばbwp-InactivityTimerの持続時間は、bwp-InactivityTimerが開始する時間と、BWPにおいて送信が発生する時間との間の最大持続時間とすることができる)。いくつかの例では、UEは、PDCCHを受信し、デフォルト、初期および/または休止状態のBWPでないBWPに切り替えるとき、bwp-InactivityTimerを開始および/または再開する。あるいは、および/またはさらに、UEは、PDCCHを受信し、デフォルト、初期および/または休止状態のBWPでないBWPに切り替えることに応答して(および/または切り替え時)、bwp-InactivityTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、活性状態のBWPに対するおよび/または活性状態のBWPのための上りリンクグラントおよび/または下りリンク割り当てを示すPDCCHを受信するとき(および/または受信に応答して、もしくは受信時)、bwp-InactivityTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信され、および/または設定された下りリンク割り当てにおいて受信されるとき、bwp-InactivityTimerを開始および/または再開することができる。あるいは、および/またはさらに、UEは、MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおいて送信され、および/または設定された下りリンク割り当てにおいて受信されることに応答して(および/またはこの際)、bwp-InactivityTimerを開始および/または再開することができる。
【0136】
UEが(たとえば設定された上りリンクグラントの)バンドルされた送信を行い、初期送信がバンドルの一部(たとえばバンドルの中間)において発生する場合、問題が発生する場合がある。
【0137】
(3GPP TS 38.321 V16.0.0において論じられているものなどの)現行のNR MAC仕様によれば、MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合、UEは、bwp-InactivityTimerを再開することができる。しかしながら、MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信されるとき、UEは、bwp-InactivityTimerを再開しない場合がある。送信のためのデータ(たとえばMAC PDU)が、設定された上りリンクグラントにおいて(たとえば送信に)利用可能でなく、送信のためのデータが、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて(たとえば送信に)利用可能である場合、データ(たとえばMAC PDU)の初期送信は、(たとえば冗長度バージョンが初期送信を可能にするとき、)設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において発生することができ、いくつかの例では、初期送信を可能にする冗長度バージョンは、初期送信が発生する設定された上りリンクグラントのバンドルの一部と関連付けることができる。したがって、bwp-InactivityTimerは、設定された上りリンクグラントのバンドルの一部における(たとえば任意の)送信において再開されない場合があり、(以下で論じられる、図9のケース2などに示すように)設定された上りリンクグラントのバンドルの送信中に時間切れになる場合がある。UEは、(bwp-InactivityTimerの時間切れなどに応答して)活性状態のBWPをデフォルトBWPおよび/または初期BWPに切り替えることができる。活性状態のBWPは、活性状態のBWPにおける進行中の送信が存在する場合であっても、(たとえばbwp-InactivityTimerの時間切れに応答して)非活性化される場合がある。したがって、UEは、活性状態のBWPを用いてデータを受信および/または送信することができない場合がある(たとえばデータ欠落が生じる場合がある)。
【0138】
一例が図9に示される。この例では、バンドルは、機会1、機会2、機会3および機会4を含む4つの送信機会を有する。図9のケース1は、初期送信が、バンドルの第1の送信機会(たとえば初期および/または最初の送信機会などの経時的および/または一時的な第1の送信機会)において発生するシナリオを示し、および/または、ケース2は、初期送信が第1の送信機会以外の送信機会において発生する問題のあるシナリオを示す。
【0139】
一例では、図9のケース1において、初期送信は、設定された上りリンクグラントのための第1の送信機会(たとえば機会1)において発生し、UEは、第1の送信機会において(たとえば第1の送信機会の開始時に)BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)を開始および/または再開する。UEは、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)が作動しているとき、バンドルの上りリンク送信中にBWPを非活性化しない。
【0140】
図9のケース2において、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントのための第2の送信機会(たとえば機会2)において発生する。UEは、第1の送信機会(たとえば機会1)において、および/または第1の送信機会に続く送信機会においてBWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)を再開しない。UEは、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)が時間切れになったとき、BWPを非活性化する。たとえばUEは、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)の時間切れに応答して(および/または時間切れ時に)BWPを非活性化することができる。たとえばBWPは、第2の送信機会(たとえば機会2)、第3の送信機会(たとえば機会3)、および第4の送信機会(たとえば機会4)の一部分の間、非活性化される。いくつかの例では、BWPが非活性化されている場合、UEは送信を実行しない場合があり、PDCCHを監視しない場合がある。
【0141】
1つ以上の技術および/または装置は、本明細書において、(バンドルの1つ以上の送信機会を含む時間周期中にUEがBWPを非活性化することおよび/またはUEがPDCCHを監視しないことなどの)上述した問題のうちの1つ以上を解決するために提供される。
【0142】
一例では、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内で上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信される場合、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)を再開することができる。
【0143】
いくつかの例では、(たとえばMAC PDUの)初期送信のために上りリンクグラントが用いられる場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)を再開することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドルにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、初期送信は、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて発生することができる(たとえば実行することができる)。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0144】
いくつかの例では、MAC PDUの送信が、(設定された上りリンクグラントのバンドルの)MAC PDUが送信される最初の回である場合、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおける送信を介してMAC PDUが送信されることに基づいて(たとえば送信時、送信後、および/または送信に応答して)、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)を再開することができる。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能でなく、設定された上りリンクグラントのバンドルにおいてMAC PDUが(たとえば送信に)利用可能である場合(および/またはとき)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にする場合(たとえば冗長度バージョンが、上りリンクグラントが初期送信をサポートすることを示す場合)、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいて初めて送信されてもよい。いくつかの例では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントとすることができる。あるいは、および/またはさらに、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントとすることができる。設定された上りリンクグラントのバンドルは、HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラント(たとえば設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる第2の設定された上りリンクグラント)に続く(および/またはその後とする)ことができる(たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドルは、初期上りリンクグラントがHARQエンティティに伝達された後とすることができる)。
【0145】
UEは、設定された上りリンクグラントに関係する1つ以上の設定を受信することができ、1つ以上の設定はネットワークによって提供される。UEは、1つ以上のBWP設定に関係する1つ以上の設定を受信することができ、1つ以上の設定はネットワークによって提供される。
【0146】
本明細書におけるいくつかの実施形態による無線通信について3GPP MAC仕様を拡張するために、本明細書において拡張15~17が提供される。拡張15~17は、本明細書におけるいくつかの実施形態による実施態様を反映し、3GPP TS 38.321 V16.0.0.の1つ以上の部分を含む、元のバージョンに対する付記を含む。拡張15~17の付記がされていない元のバージョンが以下に引用される。
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが、設定された上りリンクグラントにおいて送信されるか、または設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
【0147】
拡張15では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記22~23が元のバージョンに加えられる。拡張15の付記22は、太字であり、用語「付記22の開始(ADDITION 22 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記22の終了(ADDITION 22 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記22を区別する。拡張15の付記23は、太字であり、用語「付記23の開始(ADDITION 23 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記23の終了(ADDITION 23 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記23を区別する。
【0148】
拡張15:
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記22の開始:);(付記22の終了)または
(付記23の開始:)
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、上りリンクグラントが初期送信のために用いられる場合;または
2>MAC PDUが(付記23の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
[...]
【0149】
明確にするために、拡張15のバージョンは、付記22~23の開始および終了を示すことなく提供される。
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、上りリンクグラントが初期送信のために用いられる場合;または
2>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
[...]
【0150】
拡張16では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記24~25が元のバージョンに加えられる。拡張16の付記24は、太字であり、用語「付記24の開始(ADDITION 24 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記24の終了(ADDITION 24 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記24を区別する。拡張16の付記25は、太字であり、用語「付記25の開始(ADDITION 25 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記25の終了(ADDITION 25 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記25を区別する。
【0151】
拡張16:
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記24の開始:);(付記24の終了)または
(付記25の開始:)
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルにおいて初めて送信される場合;または
2>MAC PDUが(付記25の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
[...]
【0152】
明確にするために、拡張16のバージョンは、付記24~25の開始および終了を示すことなく提供される。
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルにおいて初めて送信される場合;または
2>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
【0153】
拡張17では、本開示のいくつかの実施形態にしたがって、付記26~27が元のバージョンに加えられる。拡張17の付記26は、太字であり、用語「付記26の開始(ADDITION 26 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記26の終了(ADDITION 26 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記26を区別する。拡張17の付記27は、太字であり、用語「付記27の開始(ADDITION 27 STARTS):」が前に付され、その後用語「付記27の終了(ADDITION 27 ENDS)」が続いて、元のバージョン内に元から含まれるものから付記27を区別する。
【0154】
拡張17:
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合(付記26の開始:);(付記26の終了)または
(付記27の開始:)
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルについて以前に送信されていない場合;または
2>MAC PDUが(付記27の終了)設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
[...]
【0155】
明確にするために、拡張17のバージョンは、付記26~27の開始および終了を示すことなく提供される。
5.15.1 下りリンクおよび上りリンク
[...]
MACエンティティは、bwp-InactivityTimerを設定された、活性化されたサービングセルの各々について:
[...]
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定され、活性状態のDL BWPが、defaultDownlinkBWP-Idによって示されるBWPでない場合;または
1>defaultDownlinkBWP-Idが設定されず、活性状態のDL BWPが、initialDownlinkBWPでない場合:
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPにおいて受信される場合;または
2>下りリンク割り当てまたは上りリンクグラントを示す、C-RNTIまたはCS-RNTIに対しアドレス指定されたPDCCHが活性状態のBWPについて受信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントにおいて送信される場合;または
2>MAC PDUが設定された上りリンクグラントのバンドルの一部において送信され、MAC PDUがバンドルについて以前に送信されていない場合;または
2>MAC PDUが設定された下りリンク割り当てにおいて受信される場合:
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が存在しない場合;または
3>このサービングセルと関連付けられた進行中のランダムアクセス手順が、(条項5.1.4および5.1.5に指定されているように)C-RNTIに対しアドレス指定されたこのPDCCHの受信時に首尾よく完了する場合:
4>活性状態のDL BWPと関連付けられたbwp-InactivityTimerを開始または再開するものとする。
[...]
【0156】
いくつかの実施形態によれば、1つ、いくつかおよび/もしくはすべての拡張1~17、ならびに/または1つ、いくつかおよび/もしくはすべての拡張1~17の一部を実施することができる。
【0157】
1つ、いくつかおよび/またはすべての上記の技術および/または実施形態を新たな実施形態に対し形成することができる。
【0158】
いくつかの例では、本明細書に記載の実施形態は、独立しておよび/または別個に実施することができる。あるいは、および/またはさらに、本明細書に記載の実施形態の組み合わせを実施することができる。あるいは、および/またはさらに、本明細書に記載の実施形態の組み合わせは、並行しておよび/または同時に実施することができる。
【0159】
本開示の様々な技術は、互いに独立しておよび/または別個に実行することができる。あるいは、および/またはさらに、本開示の様々な技術は、単一のシステムを用いて組み合わせ、および/または実施することができる。あるいは、および/またはさらに、本開示の様々な技術は、並行しておよび/または同時に実施することができる。
【0160】
図10は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1000である。ステップ1005において、UEは、1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信する。ステップ1010において、UEは、バンドルされた送信に関する設定を受信する。ステップ1015において、UEは、設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信する。ステップ1020において、UEは、MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを停止する。
【0161】
1つの実施形態では、UEは、設定された上りリンクグラントが、(たとえばMAC PDUの)初期送信のために用いられる場合、MAC PDUの送信に応答して第1のタイマを停止する。
【0162】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDU送信がPUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)(たとえばバンドル内のPUSCH送信の第1の反復)である場合、MAC PDUの送信に応答して第1のタイマを停止する。
【0163】
1つの実施形態では、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)において第1のタイマを停止する。
【0164】
1つの実施形態では、UEは、(たとえば再送信ではない)初期送信が、設定された上りリンクグラントを用いて実行されていない場合など、設定された上りリンクグラントが初期送信のために用いられない場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第1のタイマを停止しない。
【0165】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDU送信がPUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)でない場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第1のタイマを停止しない。
【0166】
1つの実施形態では、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)以外の(後の)反復において、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第1のタイマを停止しない。
【0167】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDUの送信に応答して第2のタイマを開始する。
【0168】
1つの実施形態では、第2のタイマの持続時間は、第2のタイマが開始される時間と、上りリンクHARQ再送信グラントの最も早い受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば第2のタイマの持続時間は、上りリンクHARQ再送信グラントが予期されるまでの最小持続時間とすることができる)。
【0169】
1つの実施形態では、第2のタイマはDRX HARQ RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerUL)である。
【0170】
1つの実施形態では、UEは、設定された上りリンクグラントが、初期送信(たとえばMAC PDUの初期送信)のために用いられる場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第2のタイマを開始する。
【0171】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDU送信がPUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)である場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第2のタイマを開始する。
【0172】
1つの実施形態では、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)において第2のタイマを開始する。
【0173】
1つの実施形態では、UEは、設定された上りリンクグラントがMAC PDUの再送信のために用いられる場合など、設定された上りリンクグラントが初期送信(たとえばMAC PDUの初期送信)のために用いられない場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第2のタイマを開始しない。
【0174】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDU送信がPUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)でない場合、(たとえばMAC PDUの送信に応答して)第2のタイマを開始しない。
【0175】
1つの実施形態では、UEは、PUSCH送信の第1の反復(たとえば初期および/または最初の反復などの経時的および/または一時的な第1の反復)以外の反復(PUSCH送信の第1の反復の後のPUSCH送信の反復など)において第2のタイマを開始しない。
【0176】
1つの実施形態では、MAC PDU送信は、設定された上りリンクグラントのバンドルの第1の送信(たとえば初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)である。
【0177】
1つの実施形態では、MAC PDU送信は、設定された上りリンクグラントのPUSCH送信の第1の送信(たとえば初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信)である。
【0178】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、MAC PDUが(たとえば送信のために)利用可能である場合(および/またはとき)、初期送信のために用いられる。
【0179】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントの冗長度バージョンが初期送信を可能にするとき(たとえば冗長度バージョンが、設定された上りリンクグラントが初期送信をサポートするおよび/または初期送信に適用されることを示す場合)、初期送信のために用いられる。
【0180】
1つの実施形態では、第1のタイマが作動しているとき、UEはPDCCHを監視する(たとえばUEがPDCCH上を監視する)。
【0181】
1つの実施形態では、第1のタイマが作動しているとき、UEは、PDCCH上で動的上りリンクグラントを受信する。
【0182】
1つの実施形態では、UEは、(PDCCHにおいて受信された)動的上りリンクグラントに基づいてMAC PDUを再送信する。
【0183】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは第2の設定された上りリンクグラントのバンドルの一部である。
【0184】
1つの実施形態では、第2の設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて1つ以上の第2の設定された上りリンクグラントが存在する。
【0185】
1つの実施形態では、バンドルの送信数は、ネットワークからのパラメータ(たとえばnumberofrepetitionsおよび/またはrepK)によって示される(および/またはこれに基づく)。
【0186】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントである。
【0187】
1つの実施形態では、タイプ1の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0188】
1つの実施形態では、UEは、(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する)設定を受信した後、タイプ1の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0189】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントである。
【0190】
1つの実施形態では、タイプ2の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0191】
1つの実施形態では、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)活性化のための信号を受信したとき(および/または後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用い、および/または、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)非活性化のための信号を受信するまで、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0192】
1つの実施形態では、第1のタイマの持続時間は、第1のタイマが開始される時間と、上りリンク再送信のためのグラントの最も遅い受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば、第1のタイマの持続時間は、上りリンク再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間とすることができる)。
【0193】
1つの実施形態では、第1のタイマは、DRX再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerUL)である。
【0194】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定は、ConfiguredGrantConfigを含む。
【0195】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、repKを含む。
【0196】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、numberOfRepetitionsを含む。
【0197】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信し、(ii)バンドルされた送信に関する設定を受信し、(iii)設定された上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信し、(iv)MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを停止することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0198】
図11は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1100である。ステップ1105において、UEは、1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信する。ステップ1110において、UEは、バンドルされた送信に関する設定を受信する。ステップ1115において、UEは、バンドル内の設定された上りリンクグラントにおいて第1のMAC PDUを送信する。ステップ1120において、UEは、第1のMAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを停止する。ステップ1125において、UEは、バンドル内の1つ以上の後続の設定された上りリンクグラントにおいて、第1のMAC PDUの1つ以上の第1の再送信を実行し、UEは、1つ以上の第1の再送信の周期(たとえば1つ以上の第1の再送信を含む時間周期)中に第1のタイマを停止しない。たとえば、第1のMAC PDUの1つ以上の第1の再送信は、設定された上りリンクグラントにおいて第1のMAC PDUを送信した後に実行することができ、および/または1つ以上の後続の設定された上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントに後続することができる。ステップ1130において、UEは、第1のMAC PDUの1つ以上の第2の再送信を実行するために、PDCCHにおいて動的グラントを受信する(たとえば動的グラントを用いて、第1のMAC PDUの1つ以上の第2の再送信を実行することができる)。たとえばUEは、第1のタイマが作動している間にPDCCHを監視することによって、PDCCHにおいて動的グラントを受信することができる。
【0199】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信し、(ii)バンドルされた送信に関する設定を受信し、(iii)バンドル内の設定された上りリンクグラントにおいて第1のMAC PDUを送信し、(iv)第1のMAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを停止し、(v)バンドル内の1つ以上の後続の設定された上りリンクグラントにおいて、第1のMAC PDUの1つ以上の第1の再送信を実行し、UEは、1つ以上の第1の再送信の周期(たとえば1つ以上の再送信を含む時間周期)中に第1のタイマを停止せず、(vi)第1のMAC PDUの1つ以上の第2の再送信を実行するためにPDCCHにおいて動的グラントを受信することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0200】
図12は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1200である。ステップ1205において、UEは、1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信する。ステップ1210において、UEは、バンドルされた送信に関する設定を受信する。ステップ1215において、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信する。ステップ1220において、UEは、MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを開始する。
【0201】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第2のタイマを停止する。
【0202】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定は、ConfiguredGrantConfigを含む。
【0203】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、repKを含む。
【0204】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、numberOfRepetitionsを含む。
【0205】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信し、(ii)バンドルされた送信に関する設定を受信し、(iii)設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信し、(iv)MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを開始することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0206】
図13は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1300である。ステップ1305において、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信する。ステップ1310において、UEは、MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第2のタイマを停止する。
【0207】
1つの実施形態では、UEは、MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第1のタイマを開始する。
【0208】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信し、(ii)MAC PDUの送信に応答して、DRXに関する第2のタイマを停止することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0209】
図12図13に関して、1つの実施形態では、上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドルの初期送信のために用いられる。
【0210】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、初めて送信される。たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおけるMAC PDUの送信は、MAC PDUがUEによって送信される最初の回とすることができる(および/または送信は、MAC PDUの初期送信とすることができる)。
【0211】
1つの実施形態では、MAC PDUは、バンドルの第1の送信機会において利用可能でない。
【0212】
1つの実施形態では、MAC PDUは、初期上りリンクグラントが(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達されるときに利用可能でない。
【0213】
1つの実施形態では、MAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントのために利用可能である。
【0214】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの中間にあり(たとえば上りリンクグラントは、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに続きおよび/もしくはこの後ろにあり、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに先行しおよび/またはこの前にあり)、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0215】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0216】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントに続くおよび/またはこの後ろの第2のバンドルにおける複数の上りリンクグラントの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なる。たとえば複数上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントを含む。
【0217】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントを含まない。
【0218】
1つの実施形態では、初期上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントである。
【0219】
1つの実施形態では、バンドルの送信数は、ネットワークからのパラメータ(たとえばnumberofrepetitionsおよび/またはrepK)によって示される(および/またはこれに基づいて決定される)(たとえばUEは、ネットワークからパラメータを受信することができる)。
【0220】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントである。
【0221】
1つの実施形態では、タイプ1の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0222】
1つの実施形態では、UEは、(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する)設定を受信した後、タイプ1の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0223】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントである。
【0224】
1つの実施形態では、タイプ2の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0225】
1つの実施形態では、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)活性化のための信号を受信したとき(および/または後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用い、および/または、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)非活性化のための信号を受信するまで、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0226】
1つの実施形態では、第1のタイマの持続時間は、第1のタイマが開始される時間と、上りリンクHARQ再送信グラントの最も早い受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば第1のタイマの持続時間は、上りリンクHARQ再送信グラントが予期されるまでの最小持続時間とすることができる)。
【0227】
1つの実施形態では、第1のタイマはDRX HARQ RTTタイマ(たとえばdrx-HARQ-RTT-TimerUL)である。
【0228】
1つの実施形態では、第2のタイマの持続時間は、第2のタイマが開始される時間と、上りリンク再送信のためのグラントの最も遅い受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば第2のタイマの持続時間は、上りリンク再送信のためのグラントが受信されるまでの最大持続時間とすることができる)。
【0229】
1つの実施形態では、第2のタイマは、DRX再送信タイマ(たとえばdrx-RetransmissionTimerUL)である。
【0230】
1つの実施形態では、第2のタイマが作動しているとき、UEはPDCCHを監視する(たとえばUEがPDCCH上を監視する)。
【0231】
1つの実施形態では、第2のタイマが作動しているとき、UEは、PDCCH上で動的上りリンクグラントを受信する。
【0232】
1つの実施形態では、UEは、(PDCCHにおいて受信された)動的上りリンクグラントに基づいてMAC PDUを再送信する。
【0233】
図14は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1400である。ステップ1405において、UEは、1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信する。ステップ1410において、UEは、バンドルされた送信に関する設定を受信する。ステップ1415において、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信する。ステップ1420において、UEは、MAC PDUの送信に応答して、SCellに関する第1のタイマを開始する。
【0234】
1つの実施形態では、上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドルの初期送信のために用いられる。
【0235】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、初めて送信される。たとえば設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおけるMAC PDUの送信は、MAC PDUがUEによって送信される最初の回とすることができる(および/または送信は、MAC PDUの初期送信とすることができる)。
【0236】
1つの実施形態では、MAC PDUは、バンドルの第1の送信機会において利用可能でない。
【0237】
1つの実施形態では、MAC PDUは、初期上りリンクグラントが(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達されるときに利用可能でない。
【0238】
1つの実施形態では、MAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントのために利用可能である。
【0239】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの中間にあり(たとえば上りリンクグラントは、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに続きおよび/もしくはこの後ろにあり、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに先行しおよび/またはこの前にあり)、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0240】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0241】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントに続くおよび/またはこの後ろの第2のバンドルにおける複数の上りリンクグラントの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なる。たとえば複数上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントを含む。
【0242】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントを含まない。
【0243】
1つの実施形態では、初期上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントである。
【0244】
1つの実施形態では、バンドルの送信数は、ネットワークからのパラメータ(たとえばnumberofrepetitionsおよび/またはrepK)によって示される(および/またはこれに基づいて決定される)(たとえばUEは、ネットワークからパラメータを受信することができる)。
【0245】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントである。
【0246】
1つの実施形態では、タイプ1の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0247】
1つの実施形態では、UEは、(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する)設定を受信した後、タイプ1の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0248】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントである。
【0249】
1つの実施形態では、タイプ2の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0250】
1つの実施形態では、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)活性化のための信号を受信したとき(および/または受信後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用い、および/または、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)非活性化のための信号を受信するまで、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0251】
1つの実施形態では、第1のタイマの持続時間は、第1のタイマが開始される時間と、SCellにおいて送信が発生する最も遅い予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば第1のタイマの持続時間は、SCellにおいて送信が発生するまでの最大持続時間とすることができる)。
【0252】
1つの実施形態では、第1のタイマは、SCell非活性化タイマ(たとえばsCellDeactivationTimer)である。
【0253】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定は、ConfiguredGrantConfigを含む。
【0254】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、repKを含む。
【0255】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、numberOfRepetitionsを含む。
【0256】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信し、(ii)バンドルされた送信に関する設定を受信し、(iii)設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信し、(iv)MAC PDUの送信に応答して、SCellに関する第1のタイマを再開することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0257】
図15は、UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1500である。ステップ1505において、UEは、1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信する。ステップ1510において、UEは、バンドルされた送信に関する設定を受信する。ステップ1515において、UEは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信する。ステップ1520において、UEは、MAC PDUの送信に応答して、BWPに関する第1のタイマを再開する。
【0258】
1つの実施形態では、上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドルの初期送信のために用いられる。
【0259】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドルのMAC PDUは、初めて送信される。たとえば、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおけるMAC PDUの送信は、MAC PDUがUEによって送信される最初の回とすることができる(および/または送信は、MAC PDUの初期送信とすることができる)。
【0260】
1つの実施形態では、MAC PDUは、バンドルの第1の送信機会において利用可能でない。
【0261】
1つの実施形態では、MAC PDUは、初期上りリンクグラントが(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達されるときに利用可能でない。
【0262】
1つの実施形態では、MAC PDUは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントのために利用可能である。
【0263】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの中間にあり(たとえば上りリンクグラントは、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに続きおよび/もしくはこの後ろにあり、第2のバンドルの1つ以上の上りリンクグラントに先行しおよび/またはこの前にあり)、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0264】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントの第2のバンドルの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なり、第2の設定された上りリンクグラントは、上記設定された上りリンクグラントと同じであるかまたは異なる。
【0265】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントに続くおよび/またはこの後ろの第2のバンドルにおける複数の上りリンクグラントの一部であり、第2のバンドルは、上記バンドルと同じであるかまたは異なる。たとえば複数の上りリンクグラントは、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントを含む。
【0266】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントは、(たとえばUEの)HARQエンティティに伝達される初期上りリンクグラントを含まない。
【0267】
1つの実施形態では、初期上りリンクグラントは、第2の設定された上りリンクグラントである。
【0268】
1つの実施形態では、バンドルの送信数は、ネットワークからのパラメータ(たとえばnumberofrepetitionsおよび/またはrepK)によって示される(および/またはこれに基づいて決定される)(たとえばUEは、ネットワークからパラメータを受信することができる)。
【0269】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ1の設定された上りリンクグラントである。
【0270】
1つの実施形態では、タイプ1の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0271】
1つの実施形態では、UEは、(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する)設定を受信した後、タイプ1の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0272】
1つの実施形態では、設定された上りリンクグラントは、タイプ2の設定された上りリンクグラントである。
【0273】
1つの実施形態では、タイプ2の設定された上りリンクグラントは、ネットワークによって(たとえば1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を介して)設定される。
【0274】
1つの実施形態では、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)活性化のための信号を受信したとき(および/または受信後)、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用い、および/または、UEは、(たとえばタイプ2の設定された上りリンクグラントの)非活性化のための信号を受信するまで、タイプ2の設定された上りリンクグラントを用いる。
【0275】
1つの実施形態では、第1のタイマの持続時間は、第1のタイマが開始される時間と、BWPにおいて送信が発生する最も遅い予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえば第1のタイマの持続時間は、BWPにおいて送信が発生するまでの最大持続時間とすることができる)。
【0276】
1つの実施形態では、第1のタイマは、BWP不活性タイマ(たとえばbwp-InactivityTimer)である。
【0277】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定は、ConfiguredGrantConfigを含む。
【0278】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、repKを含む。
【0279】
1つの実施形態では、(3GPP TS 38.331 V16.0.0などで論じられているように、)バンドルされた送信に関する設定は、numberOfRepetitionsを含む。
【0280】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)1つ以上の設定された上りリンクグラントに関する設定を受信し、(ii)バンドルされた送信に関する設定を受信し、(iii)設定された上りリンクグラントのバンドル内の上りリンクグラントにおいてMAC PDUを送信し、(iv)MAC PDUの送信に応答して、BWPに関する第1のタイマを再開することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0281】
図16は、バンドルされた送信を設定されたUEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート1600である。ステップ1605において、UEは、設定された上りリンクグラントを初期化する。ステップ1610において、UEは、設定された上りリンクグラントを用いて、MAC PDUのバンドル内の複数の送信を実行する。ステップ1615において、UEは、複数の送信のうちの第1の送信に応答してDRXタイマを停止し、DRXタイマは、複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して停止されない。ステップ1620において、DRXタイマが作動しているとき、UEは、再送信(たとえばMAC PDUの再送信)のために、上りリンクグラントのための下りリンク制御チャネルを監視する。
【0282】
1つの実施形態では、1つ以上の第2の送信は、第1の送信以外の複数の送信および/またはバンドルの送信を含む(たとえば1つ以上の第2の送信は、第1の送信以外の複数の送信および/またはバンドルのすべての送信を含むことができる)。
【0283】
1つの実施形態では、第1の送信は、バンドル内の最も早い送信である(たとえば第1の送信は、複数の送信および/またはバンドルの初期および/または最初の送信などの経時的および/または一時的な第1の送信である)。
【0284】
1つの実施形態では、1つ以上の第2の送信は、第1の送信のうちの1つ以上の再送信である。
【0285】
1つの実施形態では、DRXタイマは、第1の送信において停止される(たとえばDRXタイマは、第1の送信の開始時および/または第1の送信中に停止される)。
【0286】
1つの実施形態では、UEは、第1の送信(および/またはその完了)に応答してHARQ RTTタイマを開始し、UEは、HARQ RTTタイマの時間切れ(たとえばHARQ RTTタイマ時間切れ)に応答してDRXタイマを開始する。
【0287】
1つの実施形態では、HARQ RTTタイマの持続時間は、HARQ RTTタイマが開始される時間と、上りリンクHARQ再送信グラントの最も早い受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばこれに等しいおよび/またはこれに基づく)(たとえばHARQ RTTタイマの持続時間は、上りリンクHARQ再送信グラントが予期されるまでの最小持続時間とすることができおよび/またはこれに対応することができる)。1つの例では、HARQ RTTタイマの持続時間は、HARQ RTTタイマの開始と、HARQ RTTタイマの時間切れとの間にHARQ RTTタイマが作動する持続時間である。
【0288】
1つの実施形態では、DRXタイマは、1つ以上の第2の送信のうちの1つの送信が実行される前に開始される。一例では、DRXタイマは、1つ以上の第2の送信の多重送信が実行される前に開始することができる。
【0289】
1つの実施形態では、DRXタイマの持続時間は、DRXタイマが開始される時間と、再送信のための上りリンクグラントの最後の受信の予想時間との間の持続時間に対応する(たとえばDRXタイマは、再送信のための上りリンクグラントが受信されるまでの最大持続時間とする/これに対応することができる)。
【0290】
1つの実施形態では、DRXタイマは、drx-RetransmissionTimerULである。
【0291】
1つの実施形態では、UEは、リッスンビフォートーク(LBT)失敗表示を受信しない(たとえばLBT失敗表示がUEによって受信されない)。たとえば、UEは、設定された上りリンクグラントを初期化した後、ならびに/または複数の送信が実行されるおよび/もしくは完了する前に、LBT失敗表示を受信しない場合がある(たとえばUEによってLBT失敗表示が受信されない場合がある)。
【0292】
1つの実施形態では、UEは、設定された上りリンクグラントの設定の受信に応答して(および/または受信したとき、受信後、および/または受信時に)設定された上りリンクグラントを初期化する。
【0293】
1つの実施形態では、UEは、設定された上りリンクグラントの活性化のための信号の受信に応答して(および/または受信したとき、受信後、および/または受信時に)設定された上りリンクグラントを初期化する。
【0294】
図3および図4に戻って参照すると、UEの1つの例示的な実施形態において、装置300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、UEが、(i)設定された上りリンクグラントを初期化し、(ii)設定された上りリンクグラントを用いてMAC PDUのバンドル内の複数の送信を実行し、(iii)複数の送信のうちの第1の送信に応答してDRXタイマを停止し、DRXタイマは、複数の送信のうちの1つ以上の第2の送信に応答して停止されず、(iv)DRXタイマが作動しているとき、再送信のための上りリンクグラントのための下りリンク制御チャネルを監視することを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0295】
通信装置(たとえばUE、基地局、ネットワークノードなど)を提供することができ、通信装置は、制御回路、制御回路内に設置されたプロセッサ、および/または制御回路内に設置され、プロセッサに結合されたメモリを備えることができる。プロセッサは、図10図16に示す方法ステップを実行するためにメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定することができる。さらに、プロセッサは、プログラムコードを実行して、上記のアクションのうちの1つ、いくつかおよび/またはすべて、ならびに本明細書に記載のステップおよび/または他のものを実行することができる。
【0296】
コンピュータ可読媒体を提供することができる。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体は、フラッシュメモリ装置、ハードディスクドライブ、ディスク(たとえばデジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)などのうちの少なくとも1つなどの磁気ディスクおよび/または光ディスク)、および/または、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのうちの少なくとも1つなどのメモリ半導体を備えることができる。コンピュータ可読媒体は、実行されると、図10図16に示される1つ、いくつか、および/もしくはすべての方法ステップ、ならびに/または1つ、いくつか、および/もしくはすべての上述した動作およびステップ、ならびに/または本明細書に記載の他のものの実行を引き起こすプロセッサ実行可能命令を備えることができる。
【0297】
本明細書に提示される技術のうちの1つ以上を適用する結果として、限定ではないが、UEがバンドルされた送信を設定される場合など、装置(たとえばUEおよび/またはネットワーク)間の通信の効率性の増大を含む1つ以上の利点が生じることができることを理解されたい。効率性の増大は、データが設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて送信されるときにUEがPDCCHを監視することを可能にすること、データが設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて送信されているSCellを非活性化することをUEが回避することを可能にすること、データが設定された上りリンクグラントのバンドルにおいて送信されている活性状態のBWPを非活性化することをUEが回避することを可能にすることなどのうちの少なくとも1つの結果とすることができる。したがって、UEは、本明細書の技術の1つ以上を用いることなく他の方法で受信することができない場合がある情報(たとえば再送信のためのHARQ情報および/または上りリンクグラント)を受信することができる。
【0298】
上記で本開示の様々な態様が説明された。本明細書における教示は、多岐にわたる形態で具現化することができること、および本明細書に開示される任意の特定の構造、機能または双方が単に代表的なものであることを理解するべきである。本明細書における教示に基づいて、当業者は、本明細書に開示される態様を、任意の他の態様と独立して実施することができること、およびこれらの態様のうちの2つ以上を様々な方式で組み合わせることができることを理解するべきである。たとえば、本明細書に示す任意の数の態様を用いて装置を実施することができるかまたは方法を実行することができる。加えて、本明細書に示す1つ以上の態様に加えて、またはそれ以外に、他の構造、機能性、または構造および機能性を用いて、そのような装置を実施することができるか、またはそのような方法を実行することができる。上記の概念のうちのいくつかの例として、いくつかの態様において、パルス反復周波数に基づいて同時チャネルを確立することができる。いくつかの態様では、同時チャネルは、パルス位置またはオフセットに基づいて確立することができる。いくつかの態様では、同時チャネルは、時間ホッピングシーケンスに基づいて確立することができる。いくつかの態様では、同時チャネルは、パルス反復周波数、パルス位置またはオフセット、および時間ホッピングシーケンスに基づいて確立することができる。
【0299】
当業者は、情報および信号を、多岐にわたる異なる技術および技法のうちの任意のものを用いて表すことができることを理解するであろう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
【0300】
当業者であれば、本明細書に開示された態様に関連して説明された、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップを、電子ハードウェア(たとえばデジタル実施、アナログ実施、またはソース符号化もしくは何らかの他の技術を用いて設計することができる2つの組み合わせ)、(本明細書において、便宜上、「ソフトウェア」、または「ソフトウェアモジュール」と呼ばれる)命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード、あるいはその双方の組み合わせとして実施することができることを更に理解されたい。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップが、上記で概ねその機能性の観点で説明された。そのような機能性がハードウェアとして実施されるか、またはソフトウェアとして実施されるかは、システム全体に課される特定のアプリケーションおよび設計の制約に依拠する。当業者は、説明された機能性を、各特定の用途のために様々な方式で実施することができるが、そのような実施の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきでない。
【0301】
加えて、本明細書に開示される態様と関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイント内で実施されてもよく、またはそれらよって実行されてもよい。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気コンポーネント、光学コンポーネント、機械コンポーネント、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組み合わせを含むことができ、IC内部、IC外部、またはその双方に存在するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替形態では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態マシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティング装置の組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組み合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような設定として実装されてもよい。
【0302】
任意の開示されたプロセスにおけるステップの任意の特定の順序または階レイヤは、サンプル手法の一例であることが理解される。設計の好みに基づいて、本開示の範囲内にとどまりつつ、プロセスのステップの特定の順序または階レイヤは再編成され得ることが理解される。添付の方法の請求項は、あるサンプル順序で様々なステップの要素を提示しており、提示された特定の順序または階レイヤに限定されることを意味していない。
【0303】
本明細書において開示される態様に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接的にハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または2つの組み合わせにおいて具現化することができる。ソフトウェアモジュール(たとえば実行可能な命令および関連データを含む)および他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当該技術分野で既知の任意の他の形態のコンピュータ可読記憶媒体などのデータメモリ内に存在することができる。サンプルの記憶媒体は、たとえばコンピュータ/プロセッサ(ここでは、便宜上、「プロセッサ」と呼ばれる場合がある)などのマシンに結合することができ、そのようなプロセッサは、情報(たとえばコード)を記憶媒体から読み込み、または情報を記憶媒体に書き込むことができる。サンプルの記憶媒体はプロセッサと一体にしてもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在してもよい。ASICはユーザ機器内に存在してもよい。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ機器内のディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。あるいは、および/またはさらに、いくつかの態様では、任意の適切なコンピュータプログラム製品は、本開示の態様のうちの1つ以上に関連するコードを含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、包材を含んでもよい。
【0304】
開示される主題は様々な態様に関連して説明されてきたが、開示される主題は更なる修正が可能であることは理解されるであろう。本出願は、開示される主題の原理に一般的に従う開示される主題の任意の変形、使用、または適合であって、本開示からのそのような逸脱を、開示される主題が関連する技術分野における周知慣用の範囲内に収めるように包含するものをカバーするように意図されている。
【産業上の利用可能性】
【0305】
設定された上りリンクグラントのバンドルのためのDRXタイマを取り扱うための方法および装置は、通信の効率性を増大させるための第5世代通信システムにおいて適用することができる。
【符号の説明】
【0306】
100:アクセスネットワーク
104、106、108、110、112、114、224a、224t、252a、252r:アンテナ
116、122:アクセス端末
118、124:逆方向リンク
120、126:順方向リンク
210:送信機システム
212、236:データソース
214:TXデータプロセッサ
220:TX MIMOプロセッサ
222a、222t:送信機
230、270:プロセッサ
232、272、310:メモリ
238:TXデータプロセッサ
240:復調器
242、260:RXデータプロセッサ
250:受信機システム
254a、254r:受信機
280:変調器
300:通信装置
302:入力装置
304:出力装置
306:制御回路
308:CPU
312:プログラムコード
314:送受信機
400:アプリケーションレイヤ
402:レイヤ3部分
404:レイヤ2部分
406:レイヤ1部分
1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600:フローチャート
1105、1110、1115、1120、1125、1130、1205、1215、1220、1305、1310、1405、1415、1420、1505、1510、1515、1520、1605、1610、1615、1625:ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16