(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-21
(45)【発行日】2023-06-29
(54)【発明の名称】格子面材の連結構造及び組立式ケージ
(51)【国際特許分類】
A01M 23/20 20060101AFI20230622BHJP
【FI】
A01M23/20
(21)【出願番号】P 2020176632
(22)【出願日】2020-10-21
【審査請求日】2022-06-06
(73)【特許権者】
【識別番号】390019323
【氏名又は名称】小岩金網株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】阿部 剛
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-184670(JP,A)
【文献】登録実用新案第3014393(JP,U)
【文献】特開2006-000078(JP,A)
【文献】特開平07-003801(JP,A)
【文献】特開2016-152792(JP,A)
【文献】特開平10-306422(JP,A)
【文献】特開2003-341668(JP,A)
【文献】特開2009-091006(JP,A)
【文献】実公昭38-016669(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 1/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の格子面材を直方体形状に組んでなる組立式ケージにおいて、直交する2枚の前記格子面材同士を側辺で連結する、格子面材の連結構造であって、
前記2枚の格子面材がそれぞれ、並列配置した複数の第1線材であって、前記2枚の格子面材において相互に平行する方向に延在する複数の第1線材と、並列配置した複数の第2線材であって、前記2枚の格子面材において相互に直交する方向に延在する複数の第2線材と、を格子状に連結してなり、
前記2枚の格子面材がそれぞれ、前記複数の第2線材の内少なくとも一部が、他の前記格子面材と近接する側の端部を、前記他の格子面材から離れる方向に
略L字状に曲折してなる、係止端を有し、
前記2枚の格子面材における前記係止端同士が重合し、重合した前記係止端内に前記第1線材の延在方向に連通する挿通路が構成され、
前記挿通路内に棒状の閂部材が延在し、
一の前記格子面材における前記係止端の曲折部を、他の前記格子面材における最外側の前記第1線材と、前記閂部材とで、挟み込み、
前記他の格子面材における前記係止端の曲折部を、前記一の格子面材における最外側の前記第1線材と、前記閂部材とで、挟み込んだことを特徴とする、
格子面材の連結構造。
【請求項2】
複数の格子面材を直方体形状に組んでなる組立式ケージであって、
直交する2枚の前記格子面材同士を、請求項1に記載の連結構造によって連結したことを特徴とする、
組立式ケージ。
【請求項3】
前記複数の格子面材の内少なくとも1枚が、特定の前記第2線材間のピッチを他の前記第2線材間のピッチより狭く構成した規制部を有し、前記規制部において隣り合う2本の第2線材の端部が、隣り合う他の前記格子面材における隣り合う2本の第2線材の間に挟まれることで、隣り合う2枚の前記格子面材の、前記第1線材の延在方向への相対的な摺動を規制可能に構成したことを特徴とする、請求項2に記載の組立式ケージ。
【請求項4】
前記閂部材が、線状部と、前記線状部の少なくとも一端に設けた保持部であって、前記線状部の前記挿通路内からの抜け出しを規制する保持部を有することを特徴とする、請求項2又は3に記載の組立式ケージ。
【請求項5】
複数の前記閂部材の内少なくとも1本が、前記線状部の両端に保持部を有することを特徴とする、請求項4に記載の組立式ケージ。
【請求項6】
前記格子面材を有さない1面にスライド扉を付設し、動物用の捕獲ケージとして構成したことを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の組立式ケージ。
【請求項7】
地盤への設置時に底面となる前記格子面材において、前記係止端を、他の前記格子面材における係止端より長く延ばしてなる貫入部を有し、地盤への設置時に、前記貫入部を地盤に貫入可能に構成したことを特徴とする、請求項6に記載の組立式ケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、格子面材の連結構造及び組立式ケージに関し、特に、組立式ケージと、この組立式ケージの組み立てにおいて直交する2枚の格子面材同士を連結する連結構造に関する。
【背景技術】
【0002】
動物用の捕獲檻等において、溶接金網からなる格子面材を直方体形状に組んでなるケージが存在する。
特許文献1には、鋼材を直方体形状に組み上げて溶接してなる動物捕獲用のケージが開示されている。特許文献2及び3には、面状の平金網を直方体形状に組み、平金網の端部同士を連結コイルで一体に連結して構成した動物捕獲用のケージが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-52005号公報
【文献】特開2017-63673号公報
【文献】登録実用新案第3147701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術には次のような欠点があった。
<1>特許文献1のケージは、各面材同士を溶接してなる一体構造であり、設置場所での組み立て・分解ができないため、工場から設置場所へ、完成した状態で搬送しなければならない。このため、搬送時及び保管時に場所を広く占有すると共に、搬送コストが嵩む。
<2>特許文献2及び3のケージは、各面材とコイルとに分解した状態で搬送できるが、面材の格子内にコイルを螺入して面材同士を連結する作業には手間と時間がかかる。また、コイルのピッチと面材の網目のピッチがずれると、コイルが網目に拘束されて回転しなくなり、コイルを螺入するのに大きな力が必要となる。このため、作業員の肉体的負担が大きい。
<3>コイル連結の場合、各面がコイルを中心に回動するため、組み立ての過程において面材同士の接続角度を固定することができない。例えば底面と側面をコイル連結した場合、側面が底面に対して回動自在であるため、底面の上に側面を自立させることができない。このため、常に手や治具で各面を支持しながら組み立てる必要があり、組み立てが難しい。
【0005】
本発明の目的は、以上のような問題点を解決できる格子面材の連結構造及び組立式ケージを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の格子面材の連結構造は、2枚の格子面材がそれぞれ、並列配置した複数の第1線材であって、2枚の格子面材において相互に平行する方向に延在する複数の第1線材と、並列配置した複数の第2線材であって、2枚の格子面材において相互に直交する方向に延在する複数の第2線材と、を格子状に連結してなり、2枚の格子面材がそれぞれ、複数の第2線材の内少なくとも一部が、他の格子面材と近接する側の端部を、他の格子面材から離れる方向に曲折してなる、係止端を有し、2枚の格子面材における係止端同士が重合し、重合した係止端内に第1線材の延在方向に連通する挿通路が構成され、挿通路内に棒状の閂部材が延在し、一の格子面材における係止端の曲折部を、他の格子面材における最外側の第1線材と、閂部材とで、挟み込み、他の格子面材における係止端の曲折部を、一の格子面材における最外側の第1線材と、閂部材とで、挟み込んだことを特徴とする。
【0007】
本発明の組立式ケージは、直交する2枚の格子面材同士を、連結構造によって連結したことを特徴とする。
【0008】
本発明の組立式ケージは、複数の格子面材の内少なくとも1枚が、特定の第2線材間のピッチを他の第2線材間のピッチより狭く構成した規制部を有し、規制部において隣り合う2本の第2線材の端部が、隣り合う他の格子面材における隣り合う2本の第2線材の間に挟まれることで、隣り合う2枚の格子面材の、第1線材の延在方向への相対的な摺動を規制可能に構成してもよい。
【0009】
本発明の組立式ケージは、閂部材が、線状部と、線状部の少なくとも一端に設けた保持部であって、線状部の挿通路内からの抜け出しを規制する保持部を有していてもよい。
【0010】
本発明の組立式ケージは、複数の閂部材の内少なくとも1本が、線状部の両端に保持部を有していてもよい。
【0011】
本発明の組立式ケージは、格子面材を有さない1面にスライド扉を付設し、動物用の捕獲ケージとして構成してもよい。
【0012】
本発明の組立式ケージは、地盤への設置時に底面となる格子面材において、係止端を、他の格子面材における係止端より長く延ばしてなる貫入部を有し、地盤への設置時に、貫入部を地盤に貫入可能に構成してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の格子面材の連結構造及び組立式ケージは以上の構成を備えるため、次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>格子面材を重ねた平坦な荷姿で設置場所まで搬送できるため、搬送時に嵩張らず、搬送コストを大幅に節減できる。
<2>分解した状態から、係止端内に閂部材を挿通する容易な手順によって、短時間で組み立てることができる。また、分解も同様に極めて容易である。
<3>閂部材と線材とで隣り合う格子面材の係止端を挟み込む構造であるため、格子面材の連結と同時に格子面材同士の回動を規制することできる。このため、組み立ての過程において格子面材の連結角度を固定するための手による支持や治具が必要なく、組み立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本発明の格子面材の連結構造及び組立式ケージについて詳細に説明する。
なお、格子面材の連結構造については、組立式ケージの実施例の記載においてあわせて説明する。
また、説明における「上」「下」「左」「右」「前」「後」「奥」等の方向は、地盤に配置した組立式ケージを開放面側から見た各方位、すなわち
図1の斜視図における各方位を意味する。
図4Bでは、組立式ケージを背面側から表示している。
【実施例1】
【0016】
[組立式ケージ]
<1>全体の構成(
図1)。
本発明の組立式ケージ1は、複数の格子面材10を直方体形状に組んでなる函体である。
詳細には、組立式ケージ1は、複数の格子面材10を閂部材20によって相互に連結してなる。
本例では、上面、底面、左側面、右側面、背面の合計5枚の格子面材10を使用し、上面と左側面、上面と右側面、上面と背面、底面と左側面、底面と右側面、をそれぞれ閂部材20によって接続する。
ただし格子面材10の枚数や、閂部材20による接続位置はこれに限らず、用途に応じて適宜の枚数と接続位置を選択することができる。
本例では組立式ケージ1を、動物用の捕獲ケージに用いる場合について説明するが、組立式ケージ1の用途はこれに限らず、組み立て及び解体が容易である特徴を活用して、例えば工事現場における廃棄物容器や、移動動物園における飼育用の檻等としても使用することができる。
本発明の組立式ケージ1は、格子面材10の係止端12と閂部材20の組合せによって、複数の格子面材10を、容易かつ確実に連結可能な連結構造に一つの特徴を有する。
【0017】
<2>格子面材(
図2)。
格子面材10は、組立式ケージ1の各面を構成する部材である。
格子面材10は、線材11を格子パネル状に組んでなる。
詳細には、並列配置した複数の第1線材11aと、並列配置した複数の第2線材11bと、を格子状に組んで、交点で連結してなる。
ここで、本発明において、第1線材11aとは、直交して接続する2枚の格子面材10において相互に平行する方向に延在する線材11を意味し、第2線材11bとは、直交して接続する2枚の格子面材10において相互に直交する方向に延在する線材11を意味する。
なおここでいう「第1」「第2」は接続する他の格子面材10との位置によって相対的に決まる説明の便宜上の名称であり、例えば側面の格子面材10との関係において第1線材11aとなる、上面の格子面材10の線材11が、背面の格子面材10との関係においては第2線材11bになることがありうる。
【0018】
<2.1>係止端。
係止端12は、後述する閂部材20を介して、直交する2枚の格子面材10同士を連結する部位である。
係止端12は、複数の第2線材11bの端部を、格子面材10における表面方向に曲折してなる。ここで「表面」とは組立式ケージ1の組み立て後における組立式ケージ1の表面である。
本例では、複数の第2線材11bの端部を、90度曲折して係止端12を形成する。ただし係止端12の角度は90度に限らず、組み立て時に後述する閂部材20を保持できる程度の角度であればよい。
係止端12は、他の格子面材10と接続する接続辺のみに設ければよく、また、接続辺における全ての第2線材11bに設ける必要はない。
本例では、係止端12を、上面の格子面材10における側面側と背面側、底面の格子面材10における側面側と背面側、側面の格子面材10における上面側と底面側、背面の格子面材10における上面側と底面側、にそれぞれ設ける。
直交する2枚の格子面材10の係止端12同士を重合させると、対向する係止端12の内面によって、閂部材20を挿通するための挿通路Sが構成される。
【0019】
<2.2>規制部(
図3)。
規制部13は、接続した2枚の格子面材10の相対的な摺動を規制する部位である。
規制部13は、格子面材10における2本の第2線材11bのピッチを、他の第2線材11bのピッチより狭くすることによって構成する。
接続した2枚の格子面材10における第2線材11bのピッチが全て同一の場合、2枚の格子面材10は、第2線材11bのピッチの幅だけ、閂部材20に沿って相対的に摺動してしまう。
これに対し、本例のように少なくとも一方の格子面材10に、ピッチの狭い規制部13を設けることで、規制部13における2本の第2線材11bを、他の格子面材10の2本の第2線材11bの内側に入れて、第2線材11b間に拘束する。これによって、2枚の格子面材10の相対的な摺動を防止できる。
なお、番線や結束帯による結束等の方法で格子面材10の摺動を規制できるのであれば、必ずしも規制部13を設ける必要はない。
【0020】
<3>閂部材。
閂部材20は、2枚の格子面材10をピン連結する部材である。
閂部材20は、線状部21と、線状部21の一端又は両端に設けた保持部22と、からなる。
本例では閂部材20として、鋼線からなる線状部21の端部を鉤状に折り返して保持部22を形成した線材を採用する。
閂部材20は、後述するように、対向する係止端12で構成した挿通路S内に、第1線材11aに沿って差し入れて使用する他、予め一方の格子面材10の係止端12に閂部材20をセットしておき、他方の格子面材10の係止端12を先端側から差し入れて使用することもできる。
挿通路S内に差し入れて使用する場合には、線状部21の一端を保持部22ではなく突端としておく必要があるが、予め係止端12にセットしておく場合には、線状部21の両端を保持部22としてもよい。
よって本例では、線状部21の一端に保持部22を設けた閂部材20と、線状部21の両端に保持部22を設けた閂部材20とを併用する。
【0021】
<4>組み立て方法。
本発明の組立式ケージ1の組み立て方法について以下に説明する。
なお、以下は組み立て方法の一例にすぎず、作業手順や連結の位置は必要に応じて変更し得る。
【0022】
<4.1>側面の格子面材の連結(
図4A)。
底面の格子面材10を設置面上に設置する。この際、係止端12の突出方向を外側、すなわち下方に向ける。
底面の格子面材10の左側辺上に、左側面の格子面材10を合わせる。詳細には、縦向きに立て、係止端12を左側に向けた左側面の格子面材10を、底面の格子面材10の左側辺に当接させる。
すると、左側面の格子面材10の最下列の第1線材11aが、底面の格子面材10の第2線材11b上に乗り、底面の格子面材10の係止端12と左側面の格子面材10の係止端12の間に、ループ状の挿通路Sが構成される。
閂部材20を挿通路Sに差し入れて、底面の格子面材10と左底面の格子面材10とを連結する。
同様にして、底面の格子面材10と右側面の格子面材10とを連結する。
側面の格子面材10を連結すると、側面の格子面材10の第2線材11bの先端が、底面の格子面材10の外側の第1線材11aと閂部材20に挟まれることで、側面の格子面材10の、閂部材20を中心とした内側又は外側への回動が制限される。
これによって、側面の格子面材10が底面の格子面材10上に自立するため、後続する組み立て作業が容易となる。
【0023】
<4.2>上面の格子面材の連結。
右側面及び左側面の格子面材10の上部に、上面の格子面材10を載せる。
この際、自立する右側面及び左側面の格子面材10を、やや内側方向に倒しておくと、上面の格子面材10を側面の格子面材10上に載せやすい。
右側面及び左側面の格子面材10の係止端12を、上面の格子面材10両側の係止端12と重合させて挿通路Sを構成し、閂部材20を挿通路S内に挿通する。
これによって、上面の格子面材10を、右側面及び左側面の格子面材10と連結し、底面、上面、及び両側面からなる、角筒体が構築される。
しかしこの角筒体は、従来技術のコイル連結と異なり、各格子面材10の連結部において格子面材10の回動が規制されているため、側面の格子面材10が自立して角筒形状が維持される。
【0024】
<4.3>背面の格子面材の連結(
図4B)。
底面の格子面材10における最も背面側の第1線材11aに、背面の格子面材10の下方の係止端12を引っ掛けて、背面の格子面材10の上部を、閂部材20を中心に上面の格子面材10方向に回動させる。
背面の格子面材10の上方の係止端12と、上面の格子面材10の背面側の係止端12とを重合させて挿通路Sを構成し、挿通路S内に閂部材20を挿入する。
以上によって、5枚の格子面材10をそれぞれ、上面と左側面、上面と右側面、上面と背面、底面と左側面、底面と右側面、において閂部材20で接続し、組立式ケージ1が完成する。
なお、本例では背面の格子面材10と、底面の格子面材10とを、閂部材20を使わず係止端12aで直接連結したが、これを閂部材20による連結としてもよい。
閂部材20の内、一端を突端とした閂部材20は、そのままでは挿通路Sから抜けてしまうおそれがあるため、保持部22の固定、線状部21の結束、突端の折り曲げ、等の適宜の手段によって閂部材20の抜け出しを防止する。
【実施例2】
【0025】
[捕獲ケージへの適用例]
本発明の組立式ケージ1は、例えば動物用の捕獲ケージとして使用することができる(
図5)。
捕獲する動物には、例えば獣害駆除の対象となっている猪や鹿などがある。
本例では、組立式ケージ1の6面の内、格子面材10のない開放面に、落下式のスライド扉Aを付設する。
スライド扉Aは組立式ケージ1の奥に設置したトリガーに連動して落下し、動物を閉じ込めるように設計されている。このスライド扉Aの構造は公知なのでここでは詳述しない。
また、本例では、底面となる格子面材10において、下方に突起した係止端12を他の格子面材10の係止端12より長く延ばした、貫入部12aを設けている。
本例では、捕獲ケージの組立時、底面の格子面材10を地盤に配置してから上から踏むことで、複数の貫入部12aを地盤に貫入して、確実に据え付けることができる。
【符号の説明】
【0026】
1 組立式ケージ
10 格子面材
11 線材
11a 第1線材
11b 第2線材
12 係止端
12a 貫入部
13 規制部
20 閂部材
21 線状部
22 保持部
S 挿通路
A スライド扉