(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-21
(45)【発行日】2023-06-29
(54)【発明の名称】室外機用架台及びこの室外機用架台を備えた住宅
(51)【国際特許分類】
F24F 13/20 20060101AFI20230622BHJP
E04F 19/00 20060101ALI20230622BHJP
E04F 13/08 20060101ALI20230622BHJP
【FI】
F24F1/0007 401D
E04F19/00 Z
E04F13/08 H
(21)【出願番号】P 2019044697
(22)【出願日】2019-03-12
【審査請求日】2022-01-28
(73)【特許権者】
【識別番号】502025473
【氏名又は名称】エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094156
【氏名又は名称】稲葉 民安
(72)【発明者】
【氏名】萩原 浩
【審査官】佐藤 正浩
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-039097(JP,A)
【文献】特開平08-075269(JP,A)
【文献】特開2005-249268(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 13/20
E04F 19/00
E04F 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部には
住宅の室外に設置される室外機が支持される支持部を備え
、地表や地盤には支持されていない室外機用架台であって、
上記支持部は
、少なくとも上記住宅の一階の床上よりも上方に位置してなるとともに、
該支持部は、
上記住宅から最も離間した左前角部及び右前角部と該住宅に接近した左後角部及び右後角部との計4つの角部が形成された枠体上において、上記住宅に形成された外壁に向かって左右両側に移動可能で且つ着脱可能に取り付けられてなり、
上記枠体
を構成する上記左前角部の下端には左前支柱の上端が、上記右前角部の下端には右前支柱の上端が、上記左後角部の下端には左後支柱の上端が、また、上記右後角部の下端には右後支柱の上端が固定されてなるとともに、
上記左後支柱と上記住宅の基礎部とは左ブラケットにより、また、上記右後支柱と上記住宅の基礎部とは右ブラケットにより互いに連結されてな
り、
上記左ブラケットと右ブラケットとは、それぞれ上記左後支柱又は上記右後支柱に固定される架台側固定板部と、上記住宅の基礎部に固定される基礎側固定板部とから構成され、これらの架台側固定板部及び基礎側固定板部は何れも上記基礎部の高さ方向に長さを有してなることを特徴とする室外機用架台。
【請求項2】
前記
左前支柱は垂直方向に長さを有する左垂直部と、この左垂直部の上端側中途部から下方に亘って徐々に住宅の壁面方向に接近するように傾斜してなる左傾斜部とを備え、前記右前支柱は垂直方向に長さを有する右垂直部と、この右垂直部の上端側中途部から下方に亘って徐々に住宅の壁面方向に接近するように傾斜してなる右傾斜部とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の室外機用架台。
【請求項3】
前記請求項1又は2記載の何れかの室外機用架台を備えてなることを特徴とする住宅。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機(暖冷房機)又は給湯機に接続され室外に設置される室外機が洪水等の際に破損することを防止するために採用される室外機用架台及びこの室外機用架台を備えた住宅に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、台風による大雨や集中豪雨等により洪水が発生し、住宅に大きな被害が発生する場合が多いが、こうした洪水等の発生に伴って、室外に設置された室外機が浸水すると、該室外機が破損し、空気調和機(暖冷房機)又は給湯機は使用することができない。
【0003】
そして、従来ではこうした室外機への浸水を防止することを一つの目的として、室外機内に配置され、内部に回路基板などを収容・支持する電装物アセイ部を電装ケース内に収容し、また、この電装ケースの固定位置を比較的上方とするとともに、該電装ケースの開口部を所定のカバーで覆う等とした技術が開示されている(特許文献1参照)。そして、この特許文献1には、上記構成により、雨天のときに浸透、浸水される雨水の貯溜による電気的な合線を未然に防止できると説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示された構造は、室外機自体の内部構造を改良したものであるばかりか、雨天の際における雨水によって発生する電気的な合線を未然に防止するものであって、集中豪雨等による洪水等の発生により、例えば室外機全体が水没した場合には何ら機能するものではない。また、上記特許文献1に開示されたものでは、洪水や津波等が発生した場合には、その濁流によって、室外機自体が架台等と共に流されてしまい以後全く使用することができない。
【0006】
そこで、本発明は、上述したように、集中豪雨等による洪水等が発生した場合であっても、通常の高さで設置された室外機が水没することなく、また、濁流等により流されてしまうことがなく、空気調和機(暖冷房機)又は給湯機を通常通り使用することができる室外機用架台及びこの室外機用架台を備えた住宅を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、室外機用架台に係るものであって、上部には住宅の室外に設置される室外機が支持される支持部を備え、地表や地盤には支持されていない室外機用架台であって、上記支持部は、少なくとも上記住宅の一階の床上よりも上方に位置してなるとともに、該支持部は、上記住宅から最も離間した左前角部及び右前角部と該住宅に接近した左後角部及び右後角部との計4つの角部が形成された枠体上において、上記住宅に形成された外壁に向かって左右両側に移動可能で且つ着脱可能に取り付けられてなり、上記枠体を構成する上記左前角部の下端には左前支柱の上端が、上記右前角部の下端には右前支柱の上端が、上記左後角部の下端には左後支柱の上端が、また、上記右後角部の下端には右後支柱の上端が固定されてなるとともに、上記左後支柱と上記住宅の基礎部とは左ブラケットにより、また、上記右後支柱と上記住宅の基礎部とは右ブラケットにより互いに連結されてなり、上記左ブラケットと右ブラケットとは、それぞれ上記左後支柱又は上記右後支柱に固定される架台側固定板部と、上記住宅の基礎部に固定される基礎側固定板部とから構成され、これらの架台側固定板部及び基礎側固定板部は何れも上記基礎部の高さ方向に長さを有してなることを特徴とするものである。
【0008】
上記第1の発明に係る室外機用架台は、室外機を支持する支持部が地表から少なくとも上記住宅の一階の床上よりも上方に位置してなるものであり、この支持部の高さ位置は、上記住宅の一階の床上よりもさらに上方、例えば、該一階に形成された窓の下端や、更にはその上方であっても良い。また、この第1の発明に係る室外機用架台では、上記支持部は、4つの角部が形成された枠体上において、上記住宅に形成された外壁に向かって左右両側に移動可能で且つ着脱可能に取り付けられている。したがって、室外機の取付位置を、その室外機の形状や大きさ等によって適宜変更することができる。
【0009】
また、さらに、この室外機用架台を構成する支柱の何れかの支柱と、上記住宅の基礎部とは、支柱ブラケットにより互いに連結されており、地表や地盤には支持されていない。したがって、この第1の発明に係る室外機用架台によれば、洪水や津波等が発生した場合には、室外機が水没することを防止することができるばかりではなく、その濁流によって、室外機自体が架台等と共に流されてしまい、以後全く使用することができないと言う事態を有効に防止することができ、さらには、寒冷地等における積雪により、雪に埋まってしまうことを防止することができ、更に、該寒冷地における地盤の凍結により地表が膨出して架台全体が傾倒する自体を防止することができる。なお、この室外機用架台は、上記住宅の基礎部に固定されたものであって、住宅の外壁に固定したものではないことから、室外機の駆動に伴う微振動が室内に響き、これが不快音となる事態も防止することができる。
【0010】
このように、上記第1の発明に係る室外機用架台によれば、集中豪雨等による洪水等が発生した場合であっても、また、洪水により流されてしまうことを防止することができ、空気調和機(暖冷房機)又は給湯機を通常通り使用することができる。
【0011】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記左前支柱3は垂直方向に長さを有する左垂直部と、この左垂直部の上端側中途部から下方に亘って徐々に住宅の壁面方向に接近するように傾斜してなる左傾斜部とを備え、前記右前支柱は垂直方向に長さを有する右垂直部と、この右垂直部の上端側中途部から下方に亘って徐々に住宅の壁面方向に接近するように傾斜してなる右傾斜部とを備えてなることを特徴とするものである。
【0013】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、住宅に係るものであり、上記第1又は第2の発明の何れかの室外機用架台を備えてなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る室外機用架台や第3の発明(請求項3記載の発明)に係る住宅によれば、集中豪雨等による洪水等が発生した場合であっても、通常の高さで設置された室外機が水没することなく、空気調和機(暖冷房機)又は給湯機が通常通り使用することができる。
【0015】
特に、この発明に係る室外機用架台では、上記支持部は、4つの角部が形成された枠体上において、上記住宅に形成された外壁に向かって左右両側に移動可能で且つ着脱可能に取り付けられている。したがって、室外機の取付位置を、その室外機の形状や大きさ等によって適宜変更することができる。さらに、この第1の発明に係る室外機用架台によれば、室外機が水没することを防止することができるばかりではなく、その濁流によって、室外機自体が架台等と共に流されてしまい、以後全く使用することができないと言う事態を有効に防止することができ、さらには、寒冷地等における積雪により、雪に埋まってしまうことを防止することができ、更にまた、該寒冷地における地盤の凍結により地表が膨出して架台全体が傾倒する自体を防止することができる。なお、この室外機用架台は、上記住宅の基礎部に固定されたものであって、住宅の外壁に固定したものではないことから、室外機の駆動に伴う微振動が室内に響き、これが不快音となる事態も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図2】第1の実施の形態に係る室外機用架台を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
この室外機用架台1は、図示しない室外機を支持・固定するものであり、洪水等の予想される被害高さにも因るが、その上端の高さは地表から、例えば0.5~5.0mとするのが好ましい。また、この室外機用架台1は、
図1に示すように、左右方向に長さを有する長方形状の枠体2と、
図2に示すように、この枠体2の正面の左側に形成された左前角部に上端が固定された左前支柱3と、
図3又は
図4に示すように、上記枠体2の正面の右側に形成された右前角部に上端が固定された右前支柱4と、図上記枠体2の背面の左側に形成された左後角部に上端が固定された左後支柱5と、上記枠体2の背面の右側に形成された右後角部2dに上端が固定された右後支柱6と、を備えている。
【0019】
そして、上記枠体2は、
図1に示すように、それぞれL字状に成形された金属板であって正面に位置する正面側トップバー21と、この正面側トップバー21と同一形状に成形され該正面側トップバー21と平行となされた背面側トップバー22と、前端は上記正面側トップバー21の左端に固定され後端は上記背面側トップバー22に固定された左側トップバー23と、この左側トップバー23と同一形状に成形され該左側トップバー23と平行となされ右側トップバー24とから構成されている。そして、上記正面側トップバー21の左側中途部と右側中途部には、それぞれ該正面側トップバー21の長さ方向と同じ方向に長さを有する第1の長孔21aと第2の長孔21bとがそれぞれ形成されている。また、上記背面側トップバー22の左側中途部と右側中途部には、それぞれ該背面側トップバー22の長さ方向と同じ方向に長さを有する第3の長孔22aと第4の長孔22bとがそれぞれ形成されている。
【0020】
そして、上記枠体2上には、
図1又は
図2に示すように、左ホールド部材8と、この左ホールド部材8と平行に固定される右ホールド部材9とがそれぞれ配置されている。これら左ホールド部材8と右ホールド部材9とは、それぞれ後述する室外機の脚部を支持・固定するものであり、上記左側トップバー23や右側トップバー24の長さよりもやや長尺に成形されている。そして、上記左ホールド部材8は、天板部81と、この天板部81の左端から折曲された左側板部82と、正面側板部83と、この正面板部83と対向する背面側板部84(
図4参照)と、上記正面側板部83の下端から折曲され下面は上記正面側トップバー21の上面に載置される図示しない正面側底板部と、上記背面側板部84の下端から折曲され下面は上記背面側トップバー22の上面に載置される背面側底板部86と、を備えている。そして、
図1に示すように、上記天板部81の正面側中途部には第5の長孔81aが形成され、該天板部81の背面側中途部には、第6の長孔81bが形成されている。すなわち、上記第5の長孔81aと上記第1の長孔21aとは互いに直交する方向に長さを有し、また、第6の長孔81bと上記第2の長孔21bとは互いに直交方向に長さを有している。
【0021】
また、上記右ホールド部材9は、
図1に示す天板部91と、この天板部91の右端から折曲された右側板部92と、正面側板部93と、この正面板部93と対向する背面側板部94と、上記正面側板部93の下端から折曲され下面は上記正面側トップバー21の上面に載置される図示しない正面側底板部と、上記背面側板部94の下端から折曲され下面は上記背面側トップバー22の上面に載置される背面側底板部96(
図4参照)と、を備えている。そして、上記天板部91の正面側中途部には、第7の長孔91aが形成され、該天板部91の背面側中途部には、第8の長孔91bが形成されている。すなわち、上記第7の長孔91aと上記第3の長孔22aとは互いに直交する方向に長さを有し、また、第8の長孔91bと上記第4の長孔22bとは互いに直交する方向に長さを有している。なお、上記正面側トップバー21及び背面側トップバー22は、それぞれ本発明を構成する支持部である。したがって、本発明を構成する上記支持部である上記正面側トップバー21及び背面側トップバー22は、住宅の壁面に向かって左右方向に移動可能とされてなるとともに、上記第5の長孔81a、第6の長孔81b、第7の長孔91a及び第8の長孔91bにより、該正面側トップバー21及び背面側トップバー22に支持される室外機の固定位置は、住宅に向いて左右両側及びこの室外機用架台1の正面側及び背面側の任意の位置にて固定することができる。
【0022】
また、上記左前支柱3は、
図2に示すように、上記枠体2の正面の左側に形成された左前角部に上端が固定され垂直方向に長さを有する左垂直部3aと、この左垂直部3aの上端側中途部から下方に亘って徐々に後方(住宅の壁面方向)に接近するように傾斜してなる左傾斜部3bと、この左傾斜部3bの下端から後方に折曲され上記左側トップバー23と平行となされた図示しない左下水平部とを備えている。また、
図3に示すように、上記右前支柱4は、上記枠体2の正面の右側に形成された右前角部に上端が固定され垂直方向に長さを有する右垂直部4aと、この右垂直部4aの上端側中途部から下方に亘って徐々に後方(住宅の壁面方向)に接近するように傾斜してなる右傾斜部4bと、この右傾斜部4bの下端から後方に折曲され上記右側トップバー24と平行となされた右下水平部4cとを備えている。そして、
図2に示すように、上記左前支柱3と右前支柱4とは、それぞれ図示しないボルトとナットにより、第1ないし第3のフロントバー11,12,13により互いに連結されている。なお、上記第1のフロントバー11は、左端が上記左前支柱3に形成された左傾斜部3bの上端に固定され、右端は上記右前支柱4に形成された右傾斜部4bの上端に固定されたものであり、上記第2のフロントバー12は、左端が上記左傾斜部3bの中途部に固定され、右端は上記右傾斜部4bの中途部に固定されたものである。また、上記第3のフロントバー13は、左端が上記左傾斜部3bの下端に固定され、右端は上記右傾斜部4bの下端に固定されたものである。
【0023】
また、上記左後支柱5と右後支柱6とは、
図4に示すように、それぞれ平面形状がL字状に成形されてなるものであり、この室外機用架台1が固定される住宅の壁面に対向する対向板部5a,6aと、この対向板部5a,6aの左端又は右端から起立し互いに対向してなる起立板部5b,6bとから構成されている。なお、上記各起立板部5b,6bには、ボルトの軸部が挿通される複数のボルト挿通穴(符号は省略する。)が穿設されている。なお、上記左後支柱5を構成する起立板部5bの下端側には、上記左前支柱3に形成された図示しない左下水平部の先端が図示しないボルト及びナットにより固定され、また、上記右後支柱6を構成する起立板部6bの下端側には、上記右前支柱4に形成された右下水平部4cの先端が図示しないボルト及びナットにより固定されている。また、上記左後支柱5と右後支柱6とは、それぞれの両端が上記対向板部5a,6aの背面に図示しないボルト及びナットにより固定され、中途部において互いに交差してなるクロスバー15,16により連結されている。
【0024】
また、上記左後支柱5の起立板部5bの下端側は、後述する工程又は作業により、図示しないボルトとナットにより、この室外機用架台1を住宅の基礎部に連結・固定する左ブラケット18が固定される部位であり、上記右後支柱6の起立板部6bの下端側は、後述する工程又は作業により、図示しないボルトとナットにより、この室外機用架台1を住宅の基礎部に連結・固定する右ブラケット19が固定される部位である。これら左ブラケット18及び右ブラケット19は、それぞれ上記左後支柱5の起立板部5b又は右後支柱6の起立板部6bに固定される架台側固定板部18a,19aと、この架台側固定板部18a,19aの後端から右側又は左側に折曲され背面は住宅の基礎部に固定される基礎側固定板部18b,19bとから構成されている。なお、上記架台側固定板部18a,19a及び基礎側固定板部18b,19bのそれぞれには、上記左後支柱5の起立板部5b又は右後支柱6の起立板部6bと左ブラケット18又は右ブラケット19とを固定し、又は該左ブラケット18又は右ブラケット19と住宅の基礎部とを固定する図示しないボルトの軸部が挿通される挿通穴(符号は省略する。)が穿設されている。すなわち、上記第1の実施の形態に係る室外機用架台1は、上記左ブラケット18及び右ブラケット19により住宅の基礎部に支持・固定されている。
【0025】
したがって、上記室外機用架台1によれば、洪水や津波等が発生した場合には、室外機が水没することを防止することができるばかりではなく、その濁流によって、室外機自体が架台等と共に流されてしまい、以後全く使用することができないと言う事態を有効に防止することができ、さらには、寒冷地等における積雪により、雪に埋まってしまうことを防止することができ、更に、該寒冷地における地盤の凍結により地表が膨出して架台全体が傾倒する自体を防止することができる。なお、この室外機用架台は、上記住宅の基礎部に固定されたものであって、住宅の外壁に固定したものではないことから、室外機の駆動に伴う微振動が室内に響き、これが不快音となる事態も防止することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 室外機用架台
2 枠体
3 左前支柱
4 右前支柱
5 左後支柱
6 右後支柱
8 左ホールド部材
9 右ホールド部材
18 左ブラケット
19 右ブラケット