(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-22
(45)【発行日】2023-06-30
(54)【発明の名称】省エネルギーハブ
(51)【国際特許分類】
G06F 1/26 20060101AFI20230623BHJP
G06F 1/3209 20190101ALI20230623BHJP
【FI】
G06F1/26 306
G06F1/3209
(21)【出願番号】P 2019017548
(22)【出願日】2019-02-04
【審査請求日】2022-02-01
(32)【優先日】2018-02-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517271588
【氏名又は名称】宸定科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SIM Power Technology Inc.
【住所又は居所原語表記】9F.-1,No.461,Sec.6,Nanjing E.Rd.,Neihu Dist.,Taipei City,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100185694
【氏名又は名称】山下 隆志
(72)【発明者】
【氏名】李東昇
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-146062(JP,A)
【文献】特開2012-059178(JP,A)
【文献】登録実用新案第3065058(JP,U)
【文献】特開2013-050760(JP,A)
【文献】特開2013-109461(JP,A)
【文献】特開平11-305880(JP,A)
【文献】特開2010-134508(JP,A)
【文献】特表2017-527231(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/26- 1/3296
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
省エネルギーハブの外部に位置する電子装置、交流電源及びモバイル装置を電気的に接続することに適用される、省エネルギーハブであって、前記省エネルギーハブは、
前記交流電源に接続することに用いられる給電インタフェースと、
前記給電インタフェースに接続される電源モジュールと、
前記電源モジュールに電気的に接続される上流接続端と、
前記電源モジュールに電気的に接続される下流接続端と、
前記電源モジュール及び前記上流接続端に電気的に接続される主制御回路と、
前記上流接続端、前記電源モジュール及び前記主制御回路に電気的に接続される上流検出器と、
前記下流接続端、前記電源モジュール及び前記主制御回路に電気的に接続される下流検出器と、を含み、
前記上流接続端が前記電子
装置に接続される時、前記上流検出器は、上流装置接続信号を前記主制御回路に送信し、
前記主制御回路が前記上流装置接続信号を受信する時、前記主制御回路がウェイクアップ信号
をシステム回路に送信し、
前記下流接続端がモバイル装置に接続される時、前記下流検出器は、下流装置接続信号を前記主制御回路に送信し、
前記主制御回路が前記下流装置接続信号を受信する時、前記主制御回路は、前記ウェイクアップ信号を前記システム回路に送信し、
前記システム回路が前記ウェイクアップ信号を受信する時、前記システム回路は
、スリープモードからアウェイクモードに移行
し、
前記システム回路がスリープモードからアウェイクモードに移行する前、前記電源モジュールは、前記主制御回路及び前記システム回路に間歇給電モードで電力を供給し、
前記電源モジュールが供給する電力が設定値を超える時、前記電源モジュールは、前記間歇給電モードを停止する、省エネルギーハブ。
【請求項2】
前記上流接続端が前記電子装置に接続される時、前記上流検出器はCCリンク信号を前記主制御回路に送信する請求項1に記載の省エネルギーハブ。
【請求項3】
前記上流接続端は、USBタイプCコネクタであり、
前記下流接続端は、USBタイプA又はUSBタイプCコネクタである請求項1に記載の省エネルギーハブ。
【請求項4】
前記下流接続端は、USBタイプAコネクタである請求項3に記載の省エネルギーハブ。
【請求項5】
前記設定値が電流値である場合、前記設定値は10mA~100mAである請求項1に記載の省エネルギーハブ。
【請求項6】
前記主制御回路は、間歇ウェイクアップモードを含み、
前記間歇ウェイクアップモードは、前記ウェイクアップ信号を前記システム回路に間歇的に送信し、且つ前記上流接続端が前記電子
装置に接続されるか、前記下流接続端が前記モバイル装置に接続される時、前記主制御回路は、前記間歇ウェイクアップモードを停止する請求項1に記載の省エネルギーハブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、省エネルギーハブに関し、特に、電力損失が低い待機状態を有する省エネルギーハブに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、例えば、欧州連合のエネルギー製品エコデザイン指令(Energy-Related Products Directive, ErP)又は米国エネルギー部門(Department of Energy, DOE)等の交流電源関連製品のエネルギー法規において、往々にして複数組出力の電源供給器が無負荷の状況で0.3W又はそれ以下の電力損失を達成することが要求されている。しかしながら、デジタル電子製品と交流電源を接続する1つのハブにおいて、基本的な機能動作を維持するために、その静的電力損失は通常上述のエネルギー法規の標準を満たすことができず、従来のハブは、そのエネルギー法規が属する地域で販売することができなくなっている。従って、従来のハブは、より低い電力損失の待機状態を達成するために、ハブ内の回路素子をスリープモードに入らせることによって、電力消費を低減できる。しかしながら、該回路素子は、一旦スリープ状態に入ると、アウェイクモードに戻ることが容易ではなく、従来のハブは直ちに通常の動作状態になることができない。
【0003】
従って、スリープ中の回路素子を如何にウェイクアップし、又はブを直ちに通常の動作状態にさせるかは、当業者が検討するに値するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の目的は、省エネルギーハブの回路素子がスリープモードとアウェイクモードとの間で迅速に切り替わることができ、且つ省エネルギーハブを直ちに通常の動作状態にさせる省エネルギーハブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の省エネルギーハブは、省エネルギーハブの外部に位置する電子機器、交流電源及び少なくとも1つのモバイル装置に電気的に接続することに適用され、省エネルギーハブは、給電インタフェース、電源モジュール、上流接続端、下流接続端、主制御回路及びシステム回路を含む。そのうち、給電インタフェースは、交流電源に接続することに用いられ、電源モジュールは、給電インタフェースに接続され、上流接続端は、該電源モジュールに電気的に接続され、下流接続端は、給電モジュールに電気的に接続され、主制御回路は、電源モジュール及び上流接続端に電気的に接続される。また、システム回路は、上流接続端、下流接続端及び主制御回路に電気的に接続され、且つシステム回路は、スリープモードに維持される。上流接続端が電子機器に接続される時、主制御回路は、ウェイクアップ信号を該システム回路に送信し、システム回路が該ウェイクアップ信号を受信する時、システム回路は、スリープモードからアウェイクモードに移行する。
【0006】
上記の省エネルギーハブにおいて、上流接続端は、USBタイプCコネクタであり、下流接続端は、USBタイプAコネクタである。
【0007】
上記の省エネルギーハブにおいて、上流接続端が電子機器に接続される時、該上流接続端は、CCリンク信号を主制御回路に送信する。
【0008】
本発明の他の実施例の省エネルギーハブは、省エネルギーハブの外部に位置する接続される電子機器、交流電源及びモバイル装置に電気的に接続することに適用され、省エネルギーハブは、給電インタフェース、電源モジュール、上流接続端、下流接続端、主制御回路、システム回路、上流検出器及び下流検出器を含む。給電インタフェースは、交流電源に接続することに用いられ、電源モジュールは、給電インタフェースに接続され、上流接続端は、電子機器を接続することに用いられ、下流接続端は、該モバイル装置を接続することに用いられ、主制御回路は、電源モジュールに電気的に接続される。また、システム回路は、上流接続端、下流接続端及び主制御回路に電気的に接続され、且つシステム回路は、スリープモードに維持され、また、上流検出器は、上流接続端、電源モジュール及び主制御回路に電気的に接続され、下流検出器は、下流接続端、電源モジュール及び主制御回路に電気的に接続されている。主制御回路は、スリープモードに移行せず、且つ上流接続端が電子機器に接続される時、上流検出器は、上流装置接続信号を主制御回路に送信し、主制御回路が上流装置接続信号を受信する時、主制御回路は、ウェイクアップ信号を該システム回路に送信し、該システム回路がウェイクアップ信号を受信する時、システム回路は、該スリープモードからアウェイクモードに移行する。
【0009】
上記の省エネルギーハブにおいて、下流接続端がモバイル装置に接続される時、下流検出器は、下流装置接続信号を該主制御回路に送信する。その後、該主制御回路が下流装置接続信号を受信する時、該主制御回路は、該ウェイクアップ信号を該システム回路に送信する。
【0010】
上記の省エネルギーハブにおいて、上流接続端は、USBタイプCコネクタであり、該下流接続端は、USBタイプA又はUSBタイプCコネクタである。
【0011】
上記の省エネルギーハブにおいて、USBタイプAコネクタがモバイル装置に接続される時、下流検出器は、下流接続端の電圧又は出力電流の変化を検出する時、下流装置接続信号を主制御回路に送信する。
【0012】
上記の省エネルギーハブにおいて、USBタイプCコネクタがモバイル装置又は電子機器に接続される時、CCリンク信号を主制御回路に送信する。
【0013】
上記の省エネルギーハブにおいて、該システム回路がスリープモードからアウェイクモードに移行する前に、電源モジュールは、該主制御回路及び該システム回路に間歇給電モードで電力を供給する。
【0014】
上記の省エネルギーハブにおいて、該電源モジュールが供給する電力が設定値を超える時、該電源モジュールは、該間歇給電モードを停止する。
【0015】
上記の省エネルギーハブにおいて、該設定値が電流値である場合、該設定値は、10mA~100mAである。
【0016】
上記の省エネルギーハブにおいて、下流検出器は、下流接続端外殻の電圧変化を検出でき、該電圧は、3.3Vから0Vへ降下するか、又は5Vから0Vへ降下する。
【0017】
上記の省エネルギーハブにおいて、主制御回路は、間歇ウェイクアップモードを含み、間歇ウェイクアップモードは、該ウェイクアップ信号を該システム回路に間歇的に送信し、且つ該上流接続端が電子機器に接続されるか、又は下流接続端が該モバイル装置に接続される時、主制御回路は、該間歇ウェイクアップモードを停止する。
【発明の効果】
【0018】
本発明の省エネルギーハブは、省エネルギーハブの回路素子がスリープモードとアウェイクモードとの間で迅速に切り替わることができ、且つ直ちに通常の動作状態になることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】第1実施例の省エネルギーハブ10が電子機器7、交流電源6及びモバイル装置8に接続されることを示す説明図である。
【
図2】第2実施例の省エネルギーハブ20が外部装置に接続されることを示す説明図である。
【
図3】第3実施例の省エネルギーハブ30が外部装置に接続されることを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1を参照し、
図1は、第1実施例の省エネルギーハブ10が電子機器7、交流電源6及びモバイル装置8に接続することを示す説明図である。省エネルギーハブ10は、省エネルギーハブ10外部の電子機器7、交流電源6及び少なくとも1つのモバイル装置8に電気接続することに適用され、電子機器7は、例えば、ノート型パソコン又はデスクトップ型パソコンであり、モバイル装置8は、例えば、スマートフォン、タブレットPC又はノート型パソコンである。
【0021】
省エネルギーハブ10は、給電インタフェース11、電源モジュール12、上流接続端13、下流接続端14、主制御回路15及びシステム回路16を含み、給電インタフェース11は、主に交流電源6に接続することに用いられ、上流接続端13は、主に電子設備7に接続することに用いられ、上流接続端13は、例えば、USBタイプCコネクタであり、従って、電子機器7が上流接続端13に接続する時、上流接続端13は、CCリンク信号を発することができ、CCリンク信号とは、USBタイプCコネクタのCCピン(CC pin)から伝送される信号を指す。また、下流接続端14は、モバイル装置8に接続することに用いられ、下流接続端14は、例えば、USBタイプAコネクタであり、従って、下流接続端14は、CCリンク信号を送り出すことはできない。電源モジュール12は、給電インタフェース11、上流接続端13、下流接続端14及び主制御回路15に電気接続され、交流電源6は、給電インタフェース11を介して電源モジュール12に電力を供給し、上流接続端13は、電源モジュール12、制御回路15及びシステム回路16に電気的に接続され、下流接続端13は、電源モジュール12及びシステム回路16に電気的に接続され、主制御回路15は、システム回路16に電気的に接続される。システム回路16は、例えば、デジタル信号変換回路、ハブ回路、ブリッジ回路等である。また、省エネルギーハブ10が交流電源6に接続され、如何なる外部機器(例えば、電子機器7及び携帯機器8)にも接続されていない場合、本実施例のシステム回路16は、引き続きスリープモードに維持され、低エネルギー損失のスリープモード(待機モードとも称される)は、システム回路16の処理能力はオフにし、少量のエネルギーのみを使用して最も基本的な動作状態を維持し、ウェイクアップ動作がサポートされ、システム回路16のウェイクアップは、通常即時であり、従って、省エネルギーハブ10は、無負荷の状況で、0.3W以下のエネルギー損失を達成でき、欧州連合のエネルギー製品エコデザイン指令(ErP)及び米国エネルギー部門(DOE)の交流電源製品に対する規定に符合する。
【0022】
再び
図1を参照して、電子機器7が上流接続端13に接続される時、上流接続端13は直ちに該CCリンク信号を主制御回路15に送信する。その後、主制御回路15が該CCリンク信号を受信する時、主制御回路15は、直ちにウェイクアップ信号をシステム回路16に送信する。その後、システム回路16がウェイクアップ信号を受信する時、システム回路16は、元のスリープモードからアウェイクモードに移行するので、省エネルギーハブ10は、直ちに通常の動作状態になり、電子機器7とデータ変換、送信又は電力伝送を行うことができる。
【0023】
従って、従来のハブと比較して、第1実施例の省エネルギーハブ10は、スリープモードとアウェイクモードとの間を迅速に切り替え、省エネルギーハブ10を直ちに通常の動作状態にさせることができる。上記の省エネルギーハブ10において、主制御回路15及びシステム回路16は、2つの異なる領域に区分されている。しかし、当業者であれば分かるように、主制御回路15及びシステム回路16は、シングルチップのマイクロコントローラ(MCU)として製造することができる。
【0024】
図2を参照すると、
図2は、第2実施例の省エネルギーハブ20が外部装置に接続された概略図であり、省エネルギーハブ20の省エネルギーハブ10との差異は、以下である。省エネルギーハブ20は、上流検出器23D及び下流検出器24Dを更に含み、且つ省エネルギーハブ20の上流検出器23は、USBタイプCコネクタを主とする。そのうち、上流検出器23Dは、上流接続端23,電源モジュール12及び主制御回路15に電気的に接続され、下流検出器24Dは、下流接続端14、電源モジュール12及び主制御回路15に電気的に接続される。また、上流検出器23Dと下流検出器24Dは共に検出回路であり、上流検出器23Dは、上流接続端23の電圧又は電流に対して検出することに用いられ、下流検出器24Dは、下流接続端14の電圧又は電流を検出することに用いられ、外部機器(例えば、電子機器7及びモバイル装置8)が省エネルギーハブ20に接続されているか否かを判断する。また、省エネルギーハブ20のシステム回路16は、同様にスリープモードに維持されるため、省エネルギーハブ20は、無負荷状態で0.3W以下のエネルギー損失を達成することができ、同様に欧州連合のエネルギー製品エコデザイン指令(ErP)及び米国エネルギー部門(DOE)のAC電源製品に対する規定に符合することができる。
【0025】
再び
図2を参照して、電子機器7が上流接続端23に接続される時、上流検出器23Dは、上流接続端23が電子機器7によって挿入されたことを検出し、上流検出器23Dを直ちに上流装置接続信号を主制御回路15に送信する。その後、主制御回路15が該上流装置接続信号を受信する時、主制御回路15は、直ちに該ウェイクアップ信号をシステム回路16に送信する。その後、システム回路16が該ウェイクアップ信号を受信する時、システム回路16は、元のスリープモードからアウェイクモードに移行するので、省エネルギーハブ20は、同様に直ちに通常の動作状態になることができる。
【0026】
また、モバイル装置8が下流接続端14に接続される時、下流検出器24Dは、接続端外殻の電圧変化(例えば、高電位から低電位への変化)又は出力電流の変化を検出することにより、下流接続端が電子機器7に接続されたことを検出し、従って、下流検出器24Dは直ちに下流装置接続信号を主制御回路15に送信する。その後、主制御回路15は、該下流装置接続信号を受信する時、直ちにウェイクアップ信号をシステム回路16に送信する。その後、システム回路16がウェイクアップ信号を受信する時、システム回路16も元のスリープモードからアウェイクモードに移行するので、省エネルギーハブ20も同様に直ちに通常の動作状態になることができる。従って、従来のハブと比較して、第2実施例の省エネルギーハブ20も同様にスリープモードとアウェイクモードとの間で迅速に切り替えることができ、省エネルギーハブ20を直ちに通常の動作状態にすることができる。
【0027】
上記第2実施例において、省エネルギーハブ20に低電力損失の待機状態を達成させるため、システム回路16がアウェイクモードに移行する前に、電源モジュール12が間歇給電モードにより主制御回路15、システム回路16及び接続されている外部装置(電子機器7又はモバイル装置8)に電力を供給する。このようにして、省エネルギーハブ20は、無負荷の状況において、電力損失を低くすることができる。ただし、電源モジュール12から供給される電力が設定値を超える時、電源モジュール12は、直ちに間歇給電モードを停止する。詳細には、電源モジュール12の間歇給電モードは、電力の要求量が低い外部装置に用いることに適し、電力の要求量が高い外部装置には適していない。従って、電源モジュール12が提供を必要とする電力が該設定値を超える(該設定値が電流値である時、該設定値は、例えば10mA~100mAである)時、電源モジュール12は、主制御回路15、システム回路16及び外部機器に電力を供給し続け、該外部装置に十分な電力を受け取らせなければならない。上記において、該設定値は、電流値である。しかしながら、当業者であれば分かるように、該設定値は、電圧値であることもできる。
【0028】
第2実施例において、同様に、省エネルギーハブ20が電力損失と動作性能とのバランスをとることを可能にするために、主制御回路15は、間歇ウェイクアップモードを更に含み、該間歇ウェイクアップモードは、間歇的にシステム回路16にウェイクアップ信号を送信し、システム回路16を基本的動作及び判断を行うように、絶えずウェイクアップさせ、従って、システム回路16は、スリープ状態とアウェイク状態の間を行き来する。しかしながら、上流接続端23が電子機器7に接続されるか、又は下流接続端14がモバイル装置8に接続される時、主制御回路15は、同様に、該間歇ウェイクアップモードを停止し、システム回路16をアウェイクモードに維持させる。このようにして、省エネルギーハブ20は、通常の作業状態を確保することができる。
【0029】
図3を参照し、
図3は、第3実施例の省エネルギーハブ30が外部装置に接続された概略図であり、省エネルギーハブ30及び省エネルギーハブ20の差異は、以下である。省エネルギーハブ30は、ビデオ接続端37及び他の接続端を更に含む。そのうち、ビデオ接続端37及びその他の接続端38は、何れもシステム回路16に電気的に接続される。このようにして、省エネルギーハブ30は、ビデオ接続端37を介して外部のビデオ装置9に接続することができる。
【符号の説明】
【0030】
6 交流電源
7 電子機器
8 モバイル装置
10 省エネルギーハブ
11 給電インタフェース
12 電源モジュール
13 上流接続端
14 下流接続端
15 主制御回路
16 システム回路
20 省エネルギーハブ
23 上流接続端
23D 上流検出器
24D 下流検出器
30 省エネルギーハブ
37 ビデオ接続端
38 その他の接続端
9 ビデオ機器