(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-22
(45)【発行日】2023-06-30
(54)【発明の名称】ファンの防滴構造
(51)【国際特許分類】
F04D 29/46 20060101AFI20230623BHJP
F04D 29/56 20060101ALI20230623BHJP
【FI】
F04D29/46 E
F04D29/56 B
(21)【出願番号】P 2022527921
(86)(22)【出願日】2021-08-19
(86)【国際出願番号】 JP2021030367
【審査請求日】2022-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】501137636
【氏名又は名称】東芝三菱電機産業システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【氏名又は名称】梶井 良訓
(74)【代理人】
【識別番号】100196689
【氏名又は名称】鎌田 康一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100207192
【氏名又は名称】佐々木 健一
(72)【発明者】
【氏名】蓮実 智
【審査官】中村 大輔
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-12613(JP,A)
【文献】特開平11-281095(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/46
F04D 29/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファンを収容し、下面に吸込口が形成されているとともに下面と交差する側面に吹出口が形成された筐体と、
前記吹出口を前記ファンの送風の風力に応じて開閉する少なくとも1つの開閉部材と、
前記開閉部材による前記吹出口の開放度合いを規制する規制部材と
を備え、
前記開閉部材は、前記風力に応じて鉛直方向に対応する前記筐体の上下方向に交差する方向に平行な回転軸線の周りに回転することによって前記吹出口を開閉され、
前記規制部材は、前記回転軸線に沿って設けられた棒体である
ファンの防滴構造。
【請求項3】
前記開閉部材は、前記風力に応じて弾性変形することによって前記吹出口を開閉する
請求項1に記載のファンの防滴構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ファンの防滴構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器を収容する筐体の内部にファンを備える電力制御装置がある。ファンは、筐体の吸気口を介して外部から内部に導入する空気によって電子機器を冷却する。ファンは、電子機器を冷却した空気を筐体の排気口を介して内部から外部に排出する。
しかしながら、筐体に形成されている通気口が外部に露出している場合、水滴等の異物が通気口を介して筐体の内部に侵入すると、筐体の内部の電子機器で短絡等の異常が生じる可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-44949号公報
【文献】特開2020-150671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、ファンの筐体の内部への異物の侵入を抑制することができるファンの防滴構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のファンの防滴構造は、筐体と、少なくとも1つの開閉部材と、規制部材とを備える。筐体は、ファンを収容し、下面に吸込口が形成されているとともに下面と交差する側面に吹出口が形成されている。少なくとも1つの開閉部材は、吹出口をファンの送風の風力に応じて開閉する。規制部材は、開閉部材による吹出口の開放度合いを規制する。開閉部材は、風力に応じて鉛直方向に対応する筐体の上下方向に交差する方向に平行な回転軸線の周りに回転することによって吹出口を開閉する。規制部材は、回転軸線に沿って設けられた棒体である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】実施形態のファンの防滴構造を備える電気機器ユニットの構成を示す斜視図。
【
図2】実施形態のファンの防滴構造を備える電気機器ユニットでの通風状態の一例を示す分解斜視図。
【
図3】実施形態のファンの防滴構造をX-Z平面に平行な断面で破断して示す断面図であって、閉状態と開状態との間の遷移を示す図。
【
図4】実施形態のファンの防滴構造での動作の一例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態のファンの防滴構造を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のファンの防滴構造10を備える電気機器ユニット1の構成を示す斜視図である。
図2は、実施形態のファンの防滴構造10を備える電気機器ユニット1での通風状態の一例を示す分解斜視図である。
【0008】
以下、3次元空間で互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の各軸方向は、各軸に平行な方向である。例えば、電気機器ユニット1の左右方向は、X軸方向に平行である。電気機器ユニット1の前後方向は、Y軸方向に平行である。電気機器ユニット1の上下方向及び鉛直方向は、Z軸方向に平行である。Z軸方向の正方向は、電気機器ユニット1の下部から上部に向かう方向である。
【0009】
図1及び
図2に示すように、実施形態の電気機器ユニット1は、例えば、電気設備等に備えられる盤である。盤は、電力変換装置、電源装置及びモータ駆動装置等を構成する配電盤、分電盤及び制御盤等である。
電気機器ユニット1は、各種の電気機器を内部に収容するユニット筐体2を備える。各種の電気機器は、例えば、インバーター等の電力変換器及び制御装置等である。各種の電気機器は、例えば、半導体素子、導体、ヒューズ、コンデンサ、トランス、開閉器、遮断器及び計測機器等の各種の回路構成要素を備える。
【0010】
ユニット筐体2の外形は、例えば箱型である。ユニット筐体2には外部と内部とを通じさせる複数の吸気口3及び複数の排気口4が形成されている。複数の吸気口3は、例えば、ユニット筐体2の前部2Fに形成されている。複数の排気口4は、例えば、ユニット筐体2の上部2Uに形成されている。複数の吸気口3及び複数の排気口4は、ユニット筐体2の内部を流通する冷却用の空気を換気する。
【0011】
ユニット筐体2は、例えば、複数の吸気口3の各々を覆うエアフィルター5を備える。エアフィルター5の外形は、例えば、複数の貫通孔が形成された網状である。エアフィルター5は、複数の貫通孔を通過することによって吸気口3からユニット筐体2の内部に流入する空気から塵埃等の異物を分離して捕集する。
【0012】
電気機器ユニット1は、ユニット筐体2の上部2Uに配置される複数のファン6を備える。複数のファン6の個数は、例えば、ユニット筐体2に形成される複数の排気口4の個数と同一である。ファン6は、例えば、遠心ファンである。ファン6は、ファン6の吸込口(図示略)をZ軸方向でユニット筐体2の排気口4に臨ませるように配置されている。
【0013】
ファン6は、ユニット筐体2の複数の吸気口3からユニット筐体2の外部の空気を内部に吸入するとともに、ユニット筐体2の複数の排気口4からユニット筐体2の内部の空気を外部に排出する。ファン6は、ユニット筐体2の内部を流れる空気によって各種の電気機器を冷却する。
【0014】
電気機器ユニット1は、複数のファン6の各々に設けられるファンの防滴構造10を備える。
図3は、実施形態のファンの防滴構造10をX-Z平面に平行な断面で破断して示す断面図であって、閉状態と開状態との間の遷移を示す図である。
図3に示すように、ファンの防滴構造10は、ファン筐体11と、複数の開閉部材12と、複数の規制部材13とを備える。
【0015】
図1及び
図2に示すように、ファン筐体11の外形は、例えば下部11Bに開口が形成された箱型である。ファン筐体11はユニット筐体2の上部2Uに固定されている。ファン筐体11の下部11Bは、ユニット筐体2の排気口4を取り囲むように、排気口4の周縁部でユニット筐体2の上部2Uに接している。ファン筐体11は、ファン6を内部に収容する。
【0016】
ファン筐体11には外部と内部とを通じさせる複数の吹出口21が形成されている。複数の吹出口21は、例えば、ファン筐体11の左右方向の両端部(つまり左右の側部)11RS,11LSと、後部11Rとの各々に形成されている。各吹出口21は、例えばY方向に長い矩形の開口である。複数の吹出口21は、ファン6の送風によりユニット筐体2の内部からファン筐体11の内部に導入された空気を外部に排出する。
【0017】
図3に示すように、複数の開閉部材12の各々は、例えば、軸部12aと、板状部12bとを備える。
軸部12aは、ファン筐体11の各吹出口21の周縁部22に支持されている。軸部12aは、中心軸線Cを回転軸として回転する。軸部12aの中心軸線Cは、ファン筐体11の上下方向に直交する方向に平行である。例えば、ファン筐体11の左右の両端部(つまり左右の側部)11RS,11LSでの各々の吹出口21に配置される各開閉部材12の場合、各軸部12aの中心軸線Cは前後方向に平行である。例えば、ファン筐体11の後部11Rの吹出口21に配置される開閉部材12の場合、軸部12aの中心軸線Cは左右方向に平行である。
【0018】
板状部12bの外形は、吹出口21の形状に対応するように、例えばY方向に長い矩形板状である。板状部12bは軸部12aと一体である。例えば、板状部12bの厚さ方向に直交する長手方向及び短手方向のうち長手方向は軸部12aの中心軸線Cに平行である。板状部12bの短手方向の一端は軸部12aの周面に接続されている。板状部12bは、軸部12aとともに軸部12aの中心軸線Cの周りに回転する。
【0019】
複数の開閉部材12は、上下方向に並んで配置されている。複数の開閉部材12は、互いに上下方向に直交する方向(例えばY方向)に平行である。開閉部材12は、自重によって閉状態となる。上下方向で隣り合う任意の2つの開閉部材12は、例えば、閉状態で互いの一部が重なり合うように配置されている。
【0020】
複数の開閉部材12は、ファン6の送風の風力に応じて吹出口21を開閉する。各開閉部材12の板状部12bは、ファン6の送風によりファン筐体11の吹出口21を介して内部から外部に向かう空気Fの風力を受ける。各板状部12bは、所定以上の大きさの風力を受けることによって、吹出口21を開状態にするように軸部12aの中心軸線Cの周りに回転する。所定以上の大きさの風力は、板状部12bの重さ及び軸部12aの摩擦等に抗って板状部12bを中心軸線Cの周りに回転させる力である。
各板状部12bは、所定未満の大きさの風力を受ける場合には、自らの重さによって吹出口21を閉状態にする姿勢となる。
【0021】
複数の規制部材13の各々の外形は、例えばY方向に長い棒状である。複数の規制部材13の個数は、複数の開閉部材12の個数と同一である。各規制部材13は、例えば、各開閉部材12よりも吹出口21の外側で周縁部22に固定されている。各規制部材13は、各開閉部材12の軸部12aに平行である。
【0022】
各規制部材13は、各開閉部材12による吹出口21の開放度合いを規制する。例えば、各規制部材13は、上下方向下方に対する各開閉部材12の板状部12bの傾斜角度θが所定角度未満である場合、板状部12bには接触せずに、板状部12bの中心軸線Cの周りでの回転を許容する。各規制部材13は、板状部12bの傾斜角度θが所定角度である場合、板状部12bに接触することによって傾斜角度θの増大を禁止する。
【0023】
各規制部材13は、傾斜角度θが所定角度よりも小さくなるような板状部12bの回転は許容し、傾斜角度θが所定角度よりも大きくなるような板状部12bの回転は禁止する。所定角度は、所望の防滴性能を確保するために必要な角度であって、例えば60°等である。
【0024】
以下、実施形態のファンの防滴構造10での動作について説明する。
図2に示すように、各ファン6が作動すると、先ず、冷却用の空気Fはユニット筐体2の外部から複数の吸気口3を通過して内部に流れ込む。次に、空気Fはユニット筐体2の内部を流れて各種の電気機器を冷却した後に複数の排気口4から外部に流れ出る。
【0025】
次に、空気Fはファン筐体11の下部11Bの開口(図示略)を通過してファン筐体11の内部に流れ込む。次に、空気Fはファン6の吸込口(図示略)を通過してファン6の内部に吸い込まれた後に吐出口(図示略)から外部に吐き出される。
【0026】
次に、空気Fはファン筐体11の各吹出口21に向かって流れて各開閉部材12の板状部12bに風圧を作用させる。空気Fは所定以上の大きさの風力で各開閉部材12の板状部12bを回転させることによって各吹出口21を開状態にする。次に、空気Fは各吹出口21を通過してファン筐体11の外部に流れ出る。
【0027】
図4は、実施形態のファンの防滴構造10での動作の一例を示す斜視図である。
図4に示すように、複数のファン6のうち一部のファン6のみが作動すると、作動中のファン6のファン筐体11では複数の開閉部材12が開状態になることに対して、停止中のファン6のファン筐体11では複数の開閉部材12が閉状態に維持される。
【0028】
停止中のファン6のファン筐体11では、各吹出口21は閉じられているので、例えば各吹出口21を介して外部から内部に逆流的に空気が流れ込むことは禁止される。例えば、停止中のファン6のファン筐体11から吸い込まれる空気がユニット筐体2を介して作動中のファン6のファン筐体11から吐き出されるような循環的な空気の流れが形成されることは禁止される。
【0029】
ここで、開状態の開閉部材12(板状部12b)は、規制部材13によって所望の防滴性能を確保するために必要な角度よりも大きく回転しないように規制されている。このため、複数の開閉部材12が開状態に維持されても水滴W等の異物が各吹出口21を介してファン筐体11内に侵入してしまうことが抑制される。
【0030】
以上説明した実施形態によれば、ファンの防滴構造10は、ファン筐体11に形成された吹出口21をファン6の送風の風力に応じて開閉する開閉部材12を備えることにより、ファン筐体11の内部への水滴W等の異物の侵入を抑制することができる。ファンの防滴構造10は、開閉部材12による吹出口21の開放度合いを規制する規制部材13を備えることにより、所望の防滴及び防塵性能を確保することができる。
【0031】
ファンの防滴構造10は、ファン6の送風の風力又は自らの重さによって回転することで吹出口21を開閉する複数の開閉部材12を備えることにより、構成が複雑になること及び構成が大きくなることを抑制しながら、所望の防滴及び防塵性能を確保することができる。例えば、ファン筐体11に防滴用のカバー及び空気の逆流防止用のシャッター等の構成を追加する場合に比べて、構成の増大及び複雑化を抑制することができる。
ファン6の停止中に閉状態となる複数の開閉部材12を備えることにより、停止中のファン6のファン筐体11と、作動中のファン6のファン筐体11との間で逆流的な空気の流れが生じることを防ぐことができる。
【0032】
以下、変形例について説明する。
上述した実施形態では、電気機器ユニット1は、複数のファン6の各々に設けられるファンの防滴構造10を備えるとしたが、これに限定されない。電気機器ユニット1は、単一のファン6及び単一のファン6に設けられるファンの防滴構造10を備えてもよい。
上述した実施形態では、ファン筐体11の外形は箱型であるとしたが、これに限定されず、例えば円筒型等の適宜の形状であってもよい。
【0033】
上述した実施形態では、複数の開閉部材12の各々は、ファン筐体11に支持される軸部12aと、軸部12aと一体の板状部12bとを備えるとしたが、これに限定されない。例えば、各開閉部材12は、ファン筐体11に固定される軸部12aと、軸部12aに支持される板状部12bとを備えてもよい。この場合の軸部12aは回転せず、板状部12bのみが軸部12aの中心軸線Cの周りに回転する。
【0034】
上述した実施形態では、複数の規制部材13はファン筐体11に設けられるとしたが、これに限定されず、例えば各規制部材13は各開閉部材12に設けられてもよい。この場合、例えば、各開閉部材12の規制部材は、各開閉部材12の開状態で吹出口21の周縁部22に接触することによって傾斜角度θの増大を禁止する。
上述した実施形態では、各規制部材13の外形を棒状としたが、これに限定されず、適宜の形状であってもよい。
【0035】
上述した実施形態では、複数の開閉部材12の各々は、中心軸線Cの周りの回転によって吹出口21を開閉するとしたが、これに限定されない。例えば、各開閉部材12の板状部12bは、弾性材料によって形成され、ファン6の送風の風力に応じて弾性変形することによって吹出口21を開閉してもよい。
【0036】
上述した実施形態では、ファン筐体11には複数の吹出口21が形成されるとしたが、これに限定されず、単一の吹出口21のみが形成されてもよい。
上述した実施形態では、ファン筐体11の左右方向の両端部11RS,11LS及び後部11Rの各々に吹出口21が形成されるとしたが、これに限定されず、ファン筐体11の適宜の部位に吹出口21が形成されてもよい。
【0037】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ファンの防滴構造10は、ファン筐体11に形成された吹出口21をファン6の送風の風力に応じて開閉する開閉部材12を備えることにより、ファン筐体11の内部への水滴W等の異物の侵入を抑制することができる。ファンの防滴構造10は、開閉部材12による吹出口21の開放度合いを規制する規制部材13を備えることにより、所望の防滴及び防塵性能を確保することができる。
【0038】
ファンの防滴構造10は、ファン6の送風の風力又は自らの重さによって回転することで吹出口21を開閉する複数の開閉部材12を備えることにより、構成が複雑になること及び構成が大きくなることを抑制しながら、所望の防滴及び防塵性能を確保することができる。例えば、ファン筐体11に防滴用のカバー及び空気の逆流防止用のシャッター等の構成を追加する場合に比べて、構成の増大及び複雑化を抑制することができる。
ファン6の停止中に閉状態となる複数の開閉部材12を備えることにより、停止中のファン6のファン筐体11と、作動中のファン6のファン筐体11との間で逆流的な空気の流れが生じることを防ぐことができる。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0040】
1…電気機器ユニット、2…ユニット筐体、3…吸気口、4…排気口、6…ファン、10…ファンの防滴構造、11…ファン筐体、12…開閉部材、12a…軸部、12b…板状部、13…規制部材、21…吹出口、22…周縁部
【要約】
実施形態のファンの防滴構造は、筐体と、少なくとも1つの開閉部材と、規制部材とを備える。筐体はファンを収容する。少なくとも1つの開閉部材は、筐体に形成された通気口をファンの送風の風力に応じて開閉する。規制部材は、開閉部材による通気口の開放度合いを規制する。