(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-23
(45)【発行日】2023-07-03
(54)【発明の名称】自動卓球練習装置
(51)【国際特許分類】
A63B 69/00 20060101AFI20230626BHJP
A63B 69/40 20060101ALI20230626BHJP
A63B 71/06 20060101ALI20230626BHJP
A63B 47/02 20060101ALI20230626BHJP
A63B 67/04 20060101ALI20230626BHJP
【FI】
A63B69/00 506
A63B69/40 511A
A63B69/40 511E
A63B71/06 E
A63B71/06 R
A63B47/02 Z
A63B69/40 501B
A63B67/04 A
(21)【出願番号】P 2021560282
(86)(22)【出願日】2020-03-03
(86)【国際出願番号】 KR2020003025
(87)【国際公開番号】W WO2020197117
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-10-04
(31)【優先権主張番号】10-2019-0035378
(32)【優先日】2019-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0024617
(32)【優先日】2020-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521440057
【氏名又は名称】ウ、ボク ヨン
【氏名又は名称原語表記】WOO,Bok-yeon
【住所又は居所原語表記】(Buam-dong,SeomyeonDongIlParkSuite1Cha),1801ho,104dong,14,Dongpyeong-ro 150beon-gil Busanjin-gu Busan 47183,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ウ、ボク ヨン
【審査官】右田 純生
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-037936(JP,A)
【文献】特開2008-246174(JP,A)
【文献】特開昭58-206774(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1864393(KR,B1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0259358(KR,Y1)
【文献】登録実用新案第3114187(JP,U)
【文献】特開平08-107953(JP,A)
【文献】実開昭60-049875(JP,U)
【文献】特開平11-089990(JP,A)
【文献】特開2007-000346(JP,A)
【文献】特開2006-102223(JP,A)
【文献】登録実用新案第3168985(JP,U)
【文献】特開平11-089987(JP,A)
【文献】登録実用新案第3017687(JP,U)
【文献】中国実用新案第206867632(CN,U)
【文献】中国実用新案第201453997(CN,U)
【文献】米国特許第04875678(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00
A63B 69/40
A63B 47/02
A63B 67/04
A63B 71/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅方向に沿って垂直に設置されているネット(101)を基準にして一側の第1のコート(102)及び他側の第2のコート(103)に区分され、下端を支持する支えにより高さが形成される長方形の卓球台(100)と;
前記第1のコート(102)の末端部に設置されて順次供給される卓球ボールを前記第2のコート(103)に向かって複数の回転ホイールが相互離隔されるように配置されてホイールそれぞれの回転速度を制御して発射される卓球ボールの回転速度と回転方向を変化させて発射するピッチングマシン(110)と;
前記第1のコート(102)の末端部側に卓球ボールが進入する進入口(113)が下部に形成され、進入された卓球ボールが上方に移送される移送路と移送装置が内部に設置されて、移送または落下する卓球ボールを収集して前記ピッチングマシン(110)に供給する収集台(120)と;
地面に水平に設置される下部ガイド(131)と前記下部ガイド(131)の上方に設置される網(132)で構成され、ネット(101)を基準にして一側の第1のコート(102)及び他側の第2のコート(103)に区分されて下端を支持する支えにより高さが形成される長方形の卓球台(100)が内入される空間を形成して、卓球ボールが離脱される範囲を制限して地面に落下した卓球ボールの移動方向を誘導するフェンス部(130)と;
前記下部ガイド(131)の長さ方向の左右両側には、中央の一字溝(134)に向けて左右から下がる向きに傾斜する一対の案内板(135)を備え、前記案内板(135)の前記第2のコート(103)側の側面部(137)は、中央の一字溝(134)の内部に卓球ボールが進入するように、左右から前記第1のコート(102)側に向けて傾斜して設置され、
前記下部ガイド(131)の一側末端部に移動した卓球ボールを吸引して前記収集台(120)に移送する移送部(150)と;を含
む構成において、
前記卓球台(100)の下方に設置された送風部(140)が、地面に落下した卓球ボールに送風し、前記中央の一字溝(134)に向けて卓球ボールを移動すると共に、
第2のコート(103)の卓球台下部面に設置した送風ファン(142)が、中央の一字溝(134)に進入した卓球ボールを移送部(150)に向けて移動する
ことを特徴とする、自動卓球練習装置。
【請求項2】
前記移送部(150)は、
前記下部ガイド(131)の一側末端部に移動した卓球ボールを感知する1つ以上の感知センサーと;
一側末端の流入口が前記下部ガイド(131)の一側末端部に向かって設置され、他側末端の排出口が前記収集台(120)の一側に形成された貫通孔(122)を貫通したり、貫通孔(122)に嵌め込まれる移送ホース(151)と;
前記感知センサーで卓球ボールが感知されると、前記移送ホース(151)の内部と外部の圧力差を形成する吸引装置と;を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動卓球練習装置。
【請求項3】
前記自動卓球練習装置は、
前記ピッチングマシン(110)から卓球ボールが発射された後、ユーザーが打球した卓球ボールと前記第1のコート(102)の上端面の最初の衝突地点を感知する感知部(160)と;
感知された最初の衝突地点に基づいてユーザーの打球スコアを計算する計算部と;
前記の計算部で計算されたユーザーの打球スコアをリアルタイムで画面に表示する表示装置(105)と;を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の自動卓球練習装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動卓球練習装置に関し、より詳細には、地面に落下した卓球ボールが自動的に収集された後、ピッチングマシンに供給される循環式構造で構成されて練習中四方に散らばった卓球ボールをいちいち回収する必要なく、一人でも効果的な卓球の練習を行うことができるようにする装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、卓球は多くの人々に長く愛されてきたスポーツ種目の一つであり、アクセスコストが低く、狭い場所でも可能であり、少人数でも可能であり、運動効果が高いなどの理由から観るだけでなく、直接運動に参加する参加人口が多い普及球技である。
【0003】
但し、一定の規格のテーブルを挟んでラケットにボールを打撃して、やりとりするように構成されて、少なくとも2人以上の人員が必要な種目の特徴により、一人では競技を進めることができず、練習にも限界があり、練習時、自分が打撃したボールをいちいち回収しなければならず、運動の楽しさではなく、疲れ感が誘発される問題が発生する。
【0004】
従って、一人でも卓球を楽しむことができる環境を提供する装置に関する発明が要求され、これと関連する従来の発明では、大韓民国登録特許公報第10-1564191号の「卓球練習装置」と大韓民国登録特許公報第10-1622889号の「球技練習装置」が提案されて公開されている。
【0005】
前記大韓民国登録特許公報第10-1564191号の「卓球練習装置」には、卓球台のエンドライン側に設置されたロボットから卓球ボールが発射されるように構成され、床に落ちた卓球ボールを誘導溝に誘導した後、ロボットに供給するように構成されて、一人でも練習が可能で、ボールを回収する不便を解消することができる装置に関する発明が提案され、前記大韓民国登録特許公報第10-1622889号の「球技練習装置」には、球場に傾斜を形成して練習ボールが自動に収集されるようにして、自動的に収集された練習ボール回収された後、配給機に供給するようにして、一人でも足球などの球技種目を練習できるようにする装置に関する発明が提案された。
【0006】
また、相手とのフィードバックが不可能な状態でも、より効果的で興味を誘発できるようにスコアを測定して提供することができる装置またはシステム等に関する発明が要求され、これに関連する従来の発明では、大韓民国登録特許公報第10-1602065号の「卓球スコア自動表示システム及び方法」と大韓民国登録特許公報第10-1945935号の「卓球サービス練習装置」が提案されて公開されたことがある。
【0007】
前記大韓民国登録特許公報第10-1602065号の「卓球スコア自動表示システム及び方法」には、卓球ボールによる卓球台の振動値と振動が発生した領域を感知して、それによるスコアを計算して、計算されたスコアが無線で送信された後、ディスプレイされるようにして、正確かつ容易なスコア測定ができるようにするシステム及び方法に関する発明が提案されて、前記大韓民国登録特許公報第10-1945935号の「卓球サービス練習装置」には、卓球台の各区域を分割してセンシングする複数のセンサのうちいずれか一つを活性化させた状態で、ユーザーが打撃した卓球ボールが卓球台の上にバウンドされる位置及び振動を感知して、ユーザーによる打球の精度を把握できるようにする装置に関する発明が提案された。
【0008】
従って、近年、前記のような発明を改善して一人でも練習を行うことができることはもちろん、ユーザーに利便性を提供するなど、より向上した練習の効果を得ることができる卓球練習装置に関する発明が求められていると言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】韓国登録特許公報第10-1564191号
【文献】韓国登録特許公報第10-1622889号
【文献】韓国登録特許公報第10-1602065号
【文献】韓国登録特許公報第10-1945935号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明による自動卓球練習装置は、
スムーズな卓球競技や練習の進行のためには、少なくとも2人以上の人員が必要であるため、一人では実施可能な練習の種類に限界がある問題があり、
練習時に自分が打撃したボールをいちいち回収しなければならず疲れ感が誘発される問題があり、
【0011】
ユーザーに興味を誘発することができて、従来の装置に比べて改善された練習の効果を得ることができるようにする装置に関する必要性が提起されたため、これに対する解決策を提示することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明による自動卓球練習装置は、前記のような目的を実現しようと、
【0013】
幅方向に沿って垂直に設置されているネットを基準にして一側の第1のコートと他側の第2のコートで区分され、下端を支持する支えにより高さが形成される長方形の卓球台と;前記第1のコートの末端部に設置されて順次供給される卓球ボールを前記第2のコートに向かって発射するピッチングマシンと;前記第1のコートの末端部側に設置され、移送または落下する卓球ボールを収集して前記ピッチングマシンに供給する収集台と;地面に水平に設置される下部ガイドと前記下部ガイドの上方に設置されている網で構成され、前記卓球台が内入される空間を形成して、卓球ボールが離脱される範囲を制限し、地面に落下した卓球ボールの移動方向を誘導するフェンス部と;を含む自動卓球練習装置において、
【0014】
前記卓球台下部の地面に落下した卓球ボールを送風して前記卓球の下方に設置された前記下部ガイドの一側末端部に移動させる送風部、及び前記下部ガイドの一側末端部に移送された卓球ボールを吸引して前記収集台に移送する移送部で構成されて、落下された卓球ボールを収集台に供給してピッチングマシンによって一人で行うことができる自動卓球練習装置に関する。
【0015】
また、前記卓球台100の下部に設置されて、床に落ちた卓球ボール(A)をピッチングマシン110に供給するために、後方に駆動モータ240が構成され、前方と上・下部に第1、2チェーン230、231が設置できるように上・下部スプロケットが構成されたハウジングと、前記チェーン230に一定の間隔で設置され、内部に安着空間222を形成し、前方に案内溝136に集められた卓球ボール(A)を救い上げることができるようフォーク223が構成され、背面に排出板224が形成されたトレー220からなる卓球ボール移送装置200と前記卓球ボール移送装置200で救い上げられた卓球ボール(A)を卓球ボール移送装置200の上部一側方で収集台120まで傾斜するように両側壁がある通路を形成して、卓球ボール(A)を収集台120に供給する供給通路300を含んで構成されることを特徴とする自動卓球練習装置を提示する。
【発明の効果】
【0016】
本発明による自動卓球練習装置は、
自動的に卓球ボールを発射可能で、発射速度、発射角度などを調整可能なピッチングマシンを備えて、一人でも様々な練習を行うことができ、練習の効果を向上させることができる効果が発生し、
【0017】
地面に落下した卓球ボールが自動的に収集され、ピッチングマシンに供給できるようにフェンス部、送風部、移送部及び収集台を備えて練習中四方に散らばった卓球ボールをいちいち回収する必要がない効果が発生し、
ユーザーの打球に関するスコアが提供できるよう感知部と計算部を備えて、ユーザーに興味を誘発できる効果が発生する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明による自動卓球練習装置の斜視図である。
【
図2】本発明による自動卓球練習装置の一実施形態に係るピッチングマシンを示す例示図である。
【
図3】本発明による自動卓球練習装置の一実施形態に係る下部ガイドの形状を示す例示図である。
【
図4】本発明による自動卓球練習装置の送風部により卓球ボールの移動する様子を示した例示図である。
【
図5】本発明による自動卓球練習装置の移送部を示す例示図である。
【
図6】本発明による自動卓球練習装置の入力装置及び表示装置を示す例示図である。
【
図7】本発明による自動卓球練習装置の感知部が設置された様子を示した例示図である。
【
図8】自動卓球練習装置に卓球ボール移送装置を設置した状態を示した図である。
【
図9】本発明による自動卓球練習装置の実施形態に係る収集台の形状を示す例示図である。
【
図10】本発明で提供する卓球ボール移送装置の図である。
【
図11】本発明で提供する卓球ボール移送装置の側断面図である。
【
図12】チェーンにトレーが結合された状態を示した図である。
【
図17】トレーの別の実施例を示した側断面図である。
【
図18】トレーのさらに別の実施例を示した図である。
【
図19】トレーのさらに別の実施例を示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、自動卓球練習装置に関するものであり、
【0020】
幅方向に沿って垂直に設置されているネット101を基準にして一側の第1のコート102及び他側の第2のコート103に区分され、下端を支持する支えにより高さが形成される長方形の卓球台100と;前記第1のコート102の末端部に設置されて順次供給される卓球ボールを前記第2のコート103に向かって発射するピッチングマシン110と;前記第1のコート102の末端部側に設置され、移送または落下する卓球ボールを収集して前記ピッチングマシン110に供給する収集台120と;地面に水平に設置される下部ガイド131と前記下部ガイド131の上方に設置される網132で構成されて、前記卓球台100が内入される空間を形成して、卓球ボールが離脱される範囲を制限して、地面に落下した卓球ボールの移動方向を誘導するフェンス部130と;地面に落下した卓球ボールを送風して前記卓球台100の下方に設置された前記下部ガイド131の一側末端部に移動させる送風部140と;前記下部ガイド131の一側末端部に移動した卓球ボールを吸引して前記収集台120に移送する移送部150と;を含んで構成されていることを特徴とする自動卓球練習装置に関する。
以下では、添付した図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0021】
まず、前記卓球台100は、実際の卓球競技に使用されるテーブルの形状の物品であり、国際卓球連盟の公認された規定に基づいて横152.5cm、縦274cm、高さ76cmの規格で構成されるのが好ましいが、必ずしもこれに限定されない。
【0022】
図1(a)及び
図1(b)に示すように、前記卓球台100の上端は、幅(横)方向に沿って垂直に設置されているネット101を基準にして一側の第1のコート102と他側の第2のコート103に区分されることができ、本発明を利用して練習を実施しようとするユーザーは、前記第2のコート103側に位置する状態で、前記第1のコート102側に向けて卓球ボールを打球することができる。
【0023】
この時、前記第1のコート102の末端部には、自動的に卓球ボールの供給を受けて発射する装置であるピッチングマシン110が設置されて、前記第2のコート103に向けて卓球ボールを発射するように構成され、前記ピッチングマシン110での卓球ボールの発射地点は15.25cmである、前記ネット101の高さと実戦での平均的な打点の高さを考慮して、発射された卓球ボールの軌跡が斜線方向に形成されることができるよう15.25乃至40cmの範囲内に形成されることが好ましいが、必ずしもこれに限定されない。
【0024】
また、前記ピッチングマシン110は、前記第1のコート102末端の中心部側に取り付けられことが好ましいが、移動不可能に固定設置されるべきではなく、前記卓球台100の幅方向に設置されたレールに沿って左右に移動し卓球ボールを発射するように構成することができ、発射地点の高さを一定の範囲内で上下に調整し、発射角度を一定の範囲内で上下左右に調整して発射された卓球ボールの着地点を調節することができるよう構成されることができる。
【0025】
但し、本発明の構成上、前記ピッチングマシン110がレールに沿って左右に移動し卓球ボールを発射するように構成される場合でも、ピッチングマシン110への卓球ボールの供給は、ピッチングマシン110が、前記第1のコート102の末端部側に位置する状態でのみ可能である。
【0026】
より具体的には、前記ピッチングマシン110は、複数の回転ホイールが相互離隔されるように配置されて卓球ボール投入される投入孔を形成するように構成され、前記回転ホイールの回転により前記投入孔に投入された卓球ボールを発射するピッチング部111、卓球ボールが進入する進入口113が下部に形成され、進入された卓球ボールが上方に移送される移送路が形成され、卓球ボールを上方に移送する移送装置が内部に備えられて、前記投入孔の卓球ボールを供給する供給部112及び前記複数の回転ホイールのそれぞれの回転速度を制御して発射される卓球ボールの回転速度及び回転方向を変化させるピッチング制御部を含んで構成されることができる。
【0027】
従って、前記のピッチング部111は、2つの回転ホイールが相互離隔されるように水平に配置されて投入孔を形成することができ、3つの回転ホイールが相互離隔されるようにY字型に配置されて投入孔を形成することができて、
図2に示すように、4つの回転ホイールが相互離隔されるようにX字型に配置されて投入孔を形成することができるが、発射された卓球ボールが、様々な経路で、様々な軌跡を実現できるように、3つまたは4つの回転ホイール構成されていることが好ましい。
【0028】
前記ピッチング部111が、3つの回転ホイールで構成されている場合に、それぞれの回転ホイールは、前記投入孔を基準に下方に垂直に配置される第1の回転ホイール、左側上方に垂直に配置される第2の回転ホイール及び右側上方に垂直に配置される第3の回転ホイールで構成されることができ、ピッチング部111が4つの回転ホイールで構成される場合には、それぞれが回転ホイールが投入孔を基準に左側下方に傾斜して配置される第1の回転ホイール、右側下方に傾斜して配置される第2の回転ホイール、左側上方に傾斜して配置される第3の回転ホイール及び右側上方に傾斜して配置される第4の回転ホイールに区分されることができ、前記第1~第4の回転ホイールのそれぞれの中心は、駆動モータの回転軸が連結されて駆動モータの駆動によって回転する構成である。
【0029】
従って、前記のピッチング部111を構成する各回転ホイールの回転速度に応じて発射される卓球ボールの速度と軌跡が多様に形成されることができ、これに関する本発明の一実施形態として、前記ピッチング部111が4つの回転ホイール構成された状態で、前記第1~第4の回転ホイールが共に同じ速度で回転する場合、発射された卓球ボールは直線軌跡を形成するようになるが、第1の回転ホイール及び第2の回転ホイールの回転速度が第3の回転ホイールと第4の回転ホイールの回転速度よりも速く設定されている場合には、発射された卓球ボールが下降軌道を形成するようになり、第3の回転ホイール及び第4の回転ホイールの回転速度が第1の回転ホイール及び第2回転ホイールの回転速度よりも速く設定されている場合には、発射された卓球ボールが上昇軌道を形成するようになる。
【0030】
また、第1の回転ホイール及び第2の回転ホイールの回転速度が、第3の回転ホイール及び第4の回転ホイールの回転速度よりも速く設定されて発射された卓球ボールが下降軌道を形成する場合でも、第1の回転ホイール及び第2の回転ホイールの各回転速度が異なるように構成して、第3の回転ホイール及び第4の回転ホイールの各回転速度を異なるように構成するなどの方法で卓球ボールの軌跡をより多様化することができる。
【0031】
従って、前記自動卓球練習装置を利用して練習中のユーザーは、発射される卓球ボールの回転速度などを自分の実力に合わせて調節することにより、練習の難易度を調節することができ、ユーザーが位置する第2のコート103側には前記ピッチング制御部を制御して前記ピッチングマシン110から卓球ボールが発射されるようにして、発射される卓球ボールの回転速度と発射軌跡などを調整可能な入力装置104が備えられている。
【0032】
具体的には、前記入力装置104には、前記のピッチングマシン110を駆動して卓球ボールが発射されるようにするボタンなどの入力手段が備えられることができ、発射される卓球ボールの速度を調節する入力手段が備えられることがてき、発射される卓球ボールの軌跡を調節する入力手段が備えられることができ、卓球ボールが発射される高さを調節する入力手段が備えられることができる。
【0033】
また、前記入力装置104には、卓球ボールの発射角度を調節する入力手段が備えられることができ、卓球ボールの発射間隔を調節する入力手段が備えられることができ、前記レールに沿って前記ピッチングマシン110を左右に移動させるための入力手段が備えられることができる。
【0034】
従って、前記入力手段を介して入力された信号は、前記ピッチング制御部に送信されて、前記複数の回転ホイールのそれぞれの回転速度などが制御される構成であるが、これらの入力手段が必ずしも別個に構成する必要があるわけではなく、1つの入力手段が複数の調整機能を実行するように構成されることができる。
【0035】
また、前記入力装置104は、ユーザーによって入力された複数の入力を順次前記ピッチング制御部側に出力して、前記ピッチングマシン110でそれぞれ異なる速度などで卓球ボールが発射されるようにすることができ、それぞれ異なる速度などで卓球ボールが発射されるように既入力されたコースの実行が可能である。
【0036】
従って、本発明を利用して訓練しようとするユーザーは、前記入力装置104を介して卓球ボールの発射を毎回入力する必要がなく、練習前の複数の入力を既入力して指定された回数で卓球ボールが発射されるようにすることができ、指定した時間の間卓球ボールが発射されるようにすることができ、発射される卓球ボールの速度、方向などを調整することができ、既入力されたコースで練習するなど、自由に様々な方法で便利に練習を進めることができる。
【0037】
また、
図1(a)に示したように、第1のコート102の末端部側には、底面が中心に向けて傾斜するように形成される収集溝121が上部に形成され、上端と下端を貫通する貫通ホール122が一側に形成される収集台120が前記卓球台100の上端と水平に設置されて、前記卓球台100を離脱した後、収集された卓球ボールが前記ピッチングマシン110にスムーズに供給されるようにする。
【0038】
即ち、前記の収集台120の上端に形成された収集溝121に収集され、前記ピッチングマシン110の進入口113に進入する卓球ボールは、ユーザーが直接前記収集溝121に供給したものであってもよいが、ユーザーによる最初の供給以後には、本発明を利用した卓球の練習中地面に落下したものであることが好ましい。
【0039】
具体的には、前記収集台120の一側に形成される貫通孔122は、練習中の地面に落下した卓球ボールが収集台120を通過して上端の収集溝121に移送されるようにして、床面が中心部に向けて傾斜するように形成された収集溝121の構造は、前記貫通孔122を通過して収集溝121に移送された卓球ボールが重力によって収集台120の中心部にスムーズに移動して前記ピッチングマシン110の進入口113に進入するようにする。
【0040】
また、前記自動卓球練習装置を利用した練習中地面に落下した卓球ボールは、紛失が防止されて、前記収集台120に容易に収集できるように移動可能な範囲が制限されるのが好ましく、これに対する解決策として、本発明は、
図1(b)に示すように地面に水平に設置される下部ガイド131と前記下部ガイド131の上方に設置される網132で構成されて、前記卓球台100が内入される空間を形成して、卓球ボールが離脱される範囲を制限して、地面に落下した卓球ボールの移動方向を誘導するフェンス部130を含んで構成されることを特徴とする。
【0041】
具体的には、前記下部ガイド131は、相互離間されて並んで設置される一対の側面ガイドと前記一対の側面ガイドのそれぞれの一側末端と他側末端を連結する一対の末端ガイドを含んで構成されことができ、これら一対の側面ガイドと一対の末端ガイドによって形成される四角形状の底は、前記卓球台100が内入される空間と、ユーザーが活動する空間として活用される構成である。
【0042】
この時、前記一対の側面ガイドのそれぞれの中段には、一対の斜線ガイドまたは一対の曲線ガイドが内部に向けて連結されて地面に落下した後、前記卓球台100の下方に移動した卓球ボール一定地点に集まるようにすることができ、前記一対の斜線ガイドまたは前記一対の曲線ガイドのそれぞれの一側末端には一対の補助ガイドがそれぞれ相互並んで連結されて卓球ボールが移動する移動路を形成することができる。
【0043】
また、
図3に示すように、前記卓球台100の下部の床面は、下部ガイド131の長さ方向に沿って両側面が中央の真ん中方向に傾斜する一対の案内板135を形成して落下した卓球ボールが真ん中に移動できるようにして、移動された打球ボールが集まることができるよう、前記案内板135の中央には、卓球ボールの直径よりも大きい一字溝134を形成して卓球ボールを集めて移動することができるようにして、第2のコート103の後方に落下した卓球ボールは、送風部140によって一字溝134に移動することができるように、前記案内板135の側面部137が中央の一字溝134方向に第2のコート103で第1のコート102方向に傾斜して設置して、送風部の風によって卓球ボールが一字溝134の内部に進入するように構成され、一字溝134に進入された卓球ボールを移送部方向に進入できるように、第2のコート103卓球台下部面に送風ファン142を設置して卓球ボールの移動方向を強制することができる。
【0044】
また、前記網132は、卓球ボールが掛かることができるように構成され、前記ピッチングマシン110から発射されたり、ユーザーによる打球後、地面に落下した卓球ボールが前記フェンス部130の内部にのみ配置されるようにし、網の形状で構成されている前記網132に代わって、透明材料の板などが代わりに設置されることができる。
【0045】
また、
図1(a)及び
図1(b)に示すように、前記フェンス部130の内部には、前記卓球台100の下方に設置された前記下部ガイド131の一側末端部側に送風して地面に落下した卓球ボールを移動させる送風部140が備えられ、前記送風部140によって移動する卓球ボールは、前記下部ガイド131の構造により卓球台100の下方で密集されるように構成される。
【0046】
具体的には、前記送風部140は、前記下部ガイド131の他側端部側に設置されて、逆方向である一側末端部側に送風するエア噴射ライン141を含んで構成されることができ、
図4に示されたように、前記エア噴射ライン141は、地面に沿って水平方向にエアを噴射して卓球ボールが前記卓球台100側に向けて移動できるようにする。
【0047】
また、前記送風部140は、前記卓球台100の下方に設置されて、前記エア噴射ライン141と同じ方向に送風する一つ以上の送風ファン142をさらに含んで構成されることができ、前記送風ファン142は、卓球ボールを移動させるための目的で設置されるエア噴射ライン141を機能を補助する。
【0048】
この時、前記エア噴射ライン141は、地面に届くほど低い高さで地面と水平方向にエアを噴射することにより、前記自動卓球練習装置を利用して練習中のユーザーが噴射されるエアにより妨害を受けないようにして、前記送風ファン142は、前記卓球台100の下方に設置されることで練習中のユーザーの妨げにならないようにする。
【0049】
また、前記エア噴射ライン141は、地面に届くほど低い高さで地面と水平方向にエアを噴射するが、前記下部ガイド131の側方に向けてエアを噴射することができるように構成されることにより、エアによって移動する卓球ボールが下部ガイド131の側面に沿って移送するようにして、練習中のユーザーが移送される卓球ボールを踏んで倒れるなどの事故を防止するように構成されることができ、前記送風ファン142は、一定の角度で繰り返し軸回転できるように構成することができる。
【0050】
また、前記フェンス部130の一側には開閉式のドアが備えられ、ユーザーが自由に出入り可能するが、練習中には卓球ボールの外部離脱を防止するようにすることができる。
【0051】
また、
図5に示すように、第1のコート102の卓球台100の底面に一字溝134の一端部には、圧力差による吸入方式で卓球ボールを吸引することができる移送部150が備えられて、卓球台100の下方に密集された卓球ボールが前記収集台120に向けて移送できるように構成されている。
【0052】
具体的には、前記移送部150は、前記下部ガイド131の一側末端部に移動した卓球ボールを感知する1つ以上の感知センサー、一側末端の流入口が前記下部ガイド131の一側末端部に向けて設置され、他側末端の排出口が前記収集台120の一側に形成された貫通孔122を貫通したり、貫通孔122に嵌め込まれる移送ホース151及び前記感知センサーで卓球ボールが感知されると、前記移送ホース151の内部と外部の圧力差を形成する吸引装置を含んで構成されることを特徴とし、このような構成により、移送部150は、前記感知センサーによって卓球ボールが感知された場合にのみ作動して卓球ボールを移送することができるように構成されることができる。
【0053】
この時、前記感知センサーは、物体の動きや位置を感知することができる動作検知センサー、物体との距離を感知することができる超音波センサ等で構成されることができるが、前記下部ガイド131の一側末端部に移送された卓球ボールの感知が可能であれば、どのような種類のセンサーで構成されても構わない。
【0054】
一方、前記移送部150によって、前記収集台120に移送される卓球ボールは、圧力差による吸引方式を利用する移送部150の特徴により、前記貫通孔122を通過した後にも、一定の高さに上昇することができ、これにより、収集台120の外部に離脱される可能性があり、落下後にも収集台120または他の卓球ボールの衝突によって外部に離脱する可能性があるので、
図6に示すように、収集台120の全体または一部の上方には、卓球ボールが収集台120の上端に形成された収集溝121に安着されるように離脱を防止する補助フェンス部123が設置されることができる。
【0055】
また、
図7に示すように、本発明による自動卓球練習装置は、前記ピッチングマシン110から卓球ボールが発射された後、ユーザーが打球した卓球ボール前記第1のコート102の上端面の最初の衝突地点を感知する感知部160及び感知された最初の衝突地点に基づいてユーザーの打球スコアを計算する計算部を含む構成されることを特徴とし、前記計算部で計算されたユーザーの打球スコアは、練習中のユーザーがリアルタイムで確認できるように、
図8に示すように、前記卓球台100の一側又は前記フェンス部130の一側などフェンス部130内のいずれか一か所に設置される表示装置105の画面に表示されることができる。
【0056】
まず、本発明の一実施例として、前記感知部160は、前記第1のコート102の卓球台左右両側端部(X方向)と前後両側端部(Y方向)の一側末端部または両側端部にそれぞれレーザーセンサーで複数個が一定距離離隔設置され、第1のコート102のX方向とY方向のそれぞれの両側端部のいずれかの一側端面部にレーザーセンサー部を設置したり、第1のコート102のX方向とY方向のそれぞれの両側端部のいずれにレーザーセンサーを一定距離離隔されるように、複数個で構成される感知部160をXY方向に構成されることができる。
【0057】
この時、前記第1のレーザーセンサー部及び前記第2のレーザーセンサー部が、前記第1のコート102の卓球台の表面から離間される距離は、約40mmの卓球ボールの直径を考慮して、50~60mmで構成されることが好ましく、各レーザーセンサー間の距離は約3cmで構成されることができ、ユーザーが打球した卓球ボールの速度を測定する測定器をさらに含んで構成されることができる。
【0058】
このような構成によって、前記の計算部は、前記第1のレーザーセンサー部及び前記第2のレーザーセンサー部でそれぞれ感知された値により、卓球ボールが前記第1のコート102の上端面に最初に衝突する正確な地点を感知することができ、感知された最初の衝突地点に基づいてユーザーの打球スコアを計算することができ、このような打球スコアの計算には、前記ピッチングマシン110から発射された卓球ボールの発射速度、発射方向または発射角度のいずれか一つ以上の情報がさらに反映されることができる。
【0059】
また、本発明の他の一実施例として、前記感知部160は、卓球台100の前方または後方などX軸方向で卓球ボールの方向を撮影する第1のカメラ及び卓球台100の両側方中いずれか一つの側方であるY軸方向で卓球ボールが前記第1のコート102の上端面に最初衝突する映像を撮影する第2カメラを含んで構成されることができ、ユーザーが打球した卓球ボールの速度を測定する測定器をさらに含んで構成されることができる。
【0060】
この時、卓球ボールが前記第1のコート102の上端面に最初衝突する映像を撮影する前記第2のカメラのように、前記第1のカメラも前記卓球台100の上端の高さと同じ高さで卓球ボールが衝突映像を撮影するように構成されるのが好ましいが、卓球台100の前方または後方などX軸方向では、前記ピッチングマシン110、前記補助フェンス部123及びユーザー等により撮影が妨害されるので、前記第1のカメラは、卓球台100の上端の高さよりも高い位置に設置されて、卓球ボールの方向だけを撮影するように構成されている。
【0061】
このような構成によって、前記の計算部は、前記第1のカメラと前記第2のカメラでそれぞれ撮影された映像により、卓球ボールが前記第1のコート102の上端面に最初に衝突する正確な地点を感知することができ、感知された最初の衝突地点に基づいてユーザーの打球スコアを計算することができ、このような打球スコアの計算には、前記ピッチングマシン110から発射された卓球ボールの発射速度、発射方向または発射角度のいずれか一つ以上の情報がさらに反映されることができる。
【0062】
また、前記の計算部による打球スコアの計算には、前記ピッチングマシン110から卓球ボールが発射された後、前記第1のコート102の上端面に最初に衝突するまでの時間が反映されることができ、ユーザーが打球した卓球ボールの速度、方向、角度が反映されることができ、このような卓球ボールの速度、方向、角度などは、撮影された映像により分析可能である。
【0063】
また、前記表示装置105には、前記の計算部で計算されて提供されるユーザーの打球スコアが累積表示されることができ、10回または20回など、指定した回数の間計算された平均スコアが表示されることができ、前記ピッチングマシン110から発射された卓球ボールの発射速度、発射角度または軌跡のいずれか一つ以上の情報が表示されることができ、ユーザーの練習時間、練習の難易度などの情報が表示されることができ、その他の全般的な入力または選択内容が表示されることができる。
【0064】
また、前記第2のコート103側にも前記感知部160と同じまたは類似の構成で設置され、ユーザーによる打球点を感知する補助感知部が備えられ、前記の計算部は感知された最初の衝突地点に基づいてユーザーのレシーブスコアを計算することができ、このような打球スコアの計算には、前記ピッチングマシン110から発射された卓球ボールの発射速度、発射方向または発射角度のいずれか一つ以上の情報がさらに反映されることができる。
[87]
【0065】
また、前記表示装置105は、音声または音を出力可能な出力機能を含むように構成されるか、音声や音を出力可能な出力デバイスが連結でき、これらの表示装置105または出力装置は、前記計算部で計算されるユーザーの打球スコアまたはレシーブスコアに応じて、音声や効果音などを出力することができる。
【0066】
また、本発明による自動卓球練習装置は、本発明を利用して練習を実施しようとするユーザーの間で同じの条件で競争ができるように一つ以上の競争モードを提供することを特徴とし、ユーザーは、前記入力装置104を介して一つ以上の競争モードのいずれかを選択して、各モードにおける自分のスコアが集計されるようにすることができる。
【0067】
但し、前記競争モードで競争するユーザー全てに同じ条件を提供するために卓球ボールが順次発射される位置、方向、角度、速度などの変化が常に同じように構成されているわけではなく、順序が異なる構成されてもよく、一定の難易度を維持して毎回異なるように構成することができる。
【0068】
この時、前記表示装置105には、現在練習を実施中のユーザーのスコアが表示されることができ、午前0時から午後23時59分まで集計されている一日の最高スコアが表示されることができ、月曜日から日曜日まで、または日曜日から土曜日まで集計される週間の最高スコア表示されることができ、1日から末日まで集計される月間最高スコアが表示されることができ、1月1日から12月31日まで集計されている年間の最高スコアが表示されることができ、歴代最高得点が表示されることができる。
【0069】
また、本発明による自動卓球練習装置は、本発明を利用して練習を実施しようとするユーザーに1つ以上のゲームモードを提供することを特徴とし、ユーザーは、前記入力装置104を介して一つ以上のゲームモードのいずれかを選択して自分のスコアが集計されるようにすることができる。
【0070】
前記のゲームモードに関する本発明の一実施例として、ゲームモードを選択したユーザーには、1分間非常に易しい難易度で卓球ボールが発射されることができ、次の1分間は易しい難易度で卓球ボールが発射されることができ、次の1分間、通常の難易度に卓球ボールが発射されることができ、次の1分間は難しい難易度で卓球ボールが発射されることができ、次の1分間は非常に難しい難易度で卓球ボールが発射されることができる。
【0071】
この時、前記ゲームモードは、ユーザーのスコアに関係なく、時間の経過によってのみ難易度が変更されて、卓球ボールが発射されるように構成されることができるが、ユーザーが各難易度ごとに基準スコア以上を獲得する場合のみ、次の難易度を提供するように構成されることができ、各段階の間には、数秒間の休憩時間が提供されることができ、休憩時間中に指定されたコメントが出力されることができる。
さらに別の卓球ボール(A)移送装置による自動卓球練習装置10であって、
【0072】
幅方向に沿って垂直に設置されているネット101を基準にして一側の第1のコート102及び他側の第2のコート103に区分され、下端を支持する支えにより高さが形成される長方形の卓球台100と;前記第1のコート102の末端部に設置されて順次供給される卓球ボールを前記第2のコート103に向けて発射するピッチングマシン110と;前記第1のコート102の末端部側に設置され、移送または落下する卓球ボールを収集して前記ピッチングマシン110に供給する収集台120と;地面に水平に設置される下部ガイド131と前記下部ガイド131の上方に設置されている網132で構成されて、前記卓球台100が内入される空間を形成して卓球ボール(A)が離脱されている範囲を制限し、地面に落下した卓球ボール(A)を移動方向に誘導するフェンス部130と;前記第1のコート102の下部に設置されて床に落ちた卓球ボール(A)をピッチングマシン110に供給する卓球ボール移送装置200と;前記卓球ボール移送装置200に救い上げられた卓球ボール(A)を収集台120まで供給する供給通路300と;を含んで構成されることを特徴とする自動卓球練習装置10に関する。
【0073】
前記卓球台100の上端は、幅(横)方向に沿って垂直に設置されているネット101を基準にして一側の第1のコート102及び他側の第2のコート103に区分されることができ、本発明を利用して練習を実施しようとするユーザーは、前記第2のコート103側に位置する状態で、前記第1のコート102側に向けて卓球ボール(A)を打球することができる。
【0074】
この時、前記第1のコート102の末端部には、自動的に卓球ボール(A)の供給を受けて発射する装置であるピッチングマシン110が設置され、前記第2のコート103に向けて卓球ボール(A)を発射するように構成されている。
【0075】
より具体的には、前記ピッチングマシン110は、複数の回転ホイールが相互離隔されるように配置されて卓球ボール(A)が投入される投入孔を形成するように構成され、前記回転ホイールの回転により前記投入孔に投入された卓球ボール(A)を発射するピッチング部111が備えられ、前記ピッチング部111に卓球ボール(A)を供給するために進入口113が下部に形成され、進入された卓球ボール(A)が上方に移送される移送路が形成され、卓球ボール(A)を上方に移送する移送装置が内部に備えられて前記投入孔の卓球ボール(A)を供給する供給部112及び前記複数の回転ホイールのそれぞれの回転速度を制御して発射される卓球ボール(A)の回転速度及び回転方向を変化させるピッチング制御部を含んで構成されることができる。
【0076】
前記第1のコート102の末端部側には、底面が中心に向けて傾斜するように形成される収集溝121が形成され、供給通路300と連結して卓球ボール(A)が収集溝121に供給されるように供給ホール122が前方の中央に形成された収集台120が設置されて、前記卓球台100の前方を離脱した後、収集された卓球ボール(A)が、前記ピッチングマシン110にスムーズに供給されるようにする。
【0077】
練習中の地面に落下した卓球ボール(A)を収集台120に容易に収集することができるように、地面に水平に設置される下部ガイド131と前記下部ガイド131の上方に設置されている網132で構成され、前記卓球台100が内入される空間を形成して卓球ボール(A)が離脱される範囲を制限して、地面に落下した卓球ボール(A)を移動方向に誘導するフェンス部130を完備して、フェンス部の外に卓球ボール移動できる範囲を制限した。
【0078】
図9と10に示すように、第1のコート102の左右側に落下される卓球ボール(A)を卓球ボール移送装置200方向に卓球ボール(A)が集まることができるよう、前記第1のコート102の下部底面を第1のコート102で第2のコート103方向に傾斜するように、第1案内板135を設置して卓球ボール(A)が案内溝136に進入するように備えられる
【0079】
また、前記第1のコート102の左右側に落下された卓球ボール(A)を卓球ボール移送装置100で収集する際に卓球台100の下部にある移送装置の後方側等に分散されて案内溝136に収集されることが円滑でないことを防止することができるように卓球台100の左右両側面にガイド板190を形成することができ、このガイド板190は、第1案内板135の末端まで形成されているが、必要に応じては、第2のコート103に延長させて形成することもできる。
【0080】
図10に示すように、前記卓球台100の下部の底面には、第1のコート102で第2のコート103方向に傾斜するように、第1案内板135を形成して、第1のコート102の左右側に落下された卓球ボール(A)が卓球ボール移送装置200方向に移動することができるようにして、移動された卓球ボール(A)が集まることができるよう、前記第1案内板135の前方中央には案内溝136を形成して卓球ボール(A)を集めて卓球ボール移送装置200を利用して収集台120側に移動できるようにする。
【0081】
前記第2のコート103側に落下した卓球ボール(A)は、案内溝136に移動することができるように第2のコート103で第1のコート102方向に傾斜するように、第2の案内板138を設置して卓球ボール(A)が案内溝136に進入するように構成されている。
【0082】
前記第1のコート102で第2のコート103方向に傾斜するように形成した第1案内板135の末端が前記第2のコート103で第1のコート102方向に傾斜するように形成した第2の案内板138の末端より高く側面部137を形成する。
前記側面部137は、卓球ボール(A)が案内溝136に容易に進入することができるように、下部ガイド131から案内溝136方向に斜めに形成する。
【0083】
前記卓球ボール移送装置200は、前記案内溝136の一側面に設置されて床に落ちた卓球ボール(A)をピッチングマシン110に供給するもので、卓球ボール移送装置200の設置位置は、卓球台下部床面に設置して、第1のコート102と第2のコート103との間のどこに設置してもよいし、後方に駆動モータ240が構成され、前方と上・下部にチェーン230、231が設置されるように上・下部スプロケットが構成されたハウジングと、前記チェーン211に設置されたトレー220で構成されている。
【0084】
前記ハウジング210は、後方に駆動モータ240が備えられ、前記駆動モータ240の軸に設置された第1のスプロケット211と前方下部の第2のスプロケット212とは、第1のチェーン230に連結され、前方下部の第3のスプロケット213と上部の第4のスプロケット214とは、第2のチェーン231に連結されて駆動モータ240によって無限軌道で回転される。
前記第2のチェーン231は、卓球ボール(A)がピッチングマシン110側に移送されるように、トレー220が一定の間隔で設置される。
【0085】
前記トレー220は、卓球ボール(A)が安定的に定着された状態で、上部に移送されるように「U」形状に形成され、両側と内側中央に案内突出部221を形成し、内部に一定の間隔で卓球ボール(A)が安着されるように安着空間222を形成し、前方に自動卓球練習装置10の案内溝136に集められた卓球ボール(A)を救い上げて安着空間222に誘導することができるようにフォーク223が構成され、背面に排出板224が形成される。
【0086】
卓球ボール(A)が集められた前記案内溝136には、トレー220のフォーク223が内側に内入された状態で通ることができて、集められた卓球ボール(A)とフォーク223の端部が当接した後、トレー220の内部に誘導されるように案内溝136を形成する。
【0087】
尚、前記トレー220は、
図8のように、第2のチェーン231に結合される時、第2のチェーン231の中心から所定の角度(D)に一側に傾斜するように設置して、前記トレー220の安着空間222に安着された卓球ボール(A)以外の他の卓球ボール(A)は、案内溝136側に落ちるようにして、複数の卓球ボール(A)が移送される問題を解決することができる。
【0088】
前記フォーク223は、端部を第2のチェーン231側に内向き折り曲げられるように形成して、前記トレー220が前記第3スプロケット213に近接するほどフォーク223の端部が案内溝136の底面と当接させ、前記第3のスプロケット213と案内溝136の底面にできるだけ近接された位置からは、フォーク223の端部が徐々に上に持ち上げられながら、卓球ボール(A)がトレー220の内部に転がって入った後、前記トレー220の定着空間222に卓球ボール(A)が安着される。
【0089】
前記排出板224は、ピッチングマシン110と連結構成された供給通路300に卓球ボール(A)を排出する時にトレー220の外部に落ちずに、供給通路300側に案内されるように、両側に離脱防止誘導板224aを形成する。
図16は、トレーの別の実施例を示した図を図示してもので、
図11は、トレーの別の実施例を示した側断面図を図示したものである。
図16は、トレーの別の実施例であり、
【0090】
前記トレー220は、側面上のアーチ形状の板に形成され、内部に卓球ボール(A)が安着されるように、下方に陥没したり、穴があいた形で一つ以上の安着空間222を形成し、前方に卓球ボール(A)を安着空間222に案内するように端部を第2のチェーン231側に内向き折り曲げられるように形成したフォーク223が構成されている。
図18は、トレーのさらに別の実施例を示した図を図示してもので、
図19は、トレーのさらに別の実施例を示した側断面図を図示したものである。
図18は、トレーのさらに別の実施例であり、
【0091】
前記トレー220は、バケット形状に形成し、内部に下方に陥没したり、穴があいた形で卓球ボール(A)が安着されるようにした一つ以上の安着空間222を形成し、前方に卓球ボール(A)を安着空間222に案内するように端部を第2のチェーン231側に内向き折り曲げられるように形成したフォーク223が構成されると、本発明は完成される。
【0092】
このように構成された自動卓球練習装置10は、第1、2案内板135、138に落ちた卓球ボール(A)をピッチングマシン110側に供給されるようして、卓球ボール移送装置200をさらに付加したもので、第2のチェーン231に結合された数個のトレー220に卓球ボール(A)が移送されるため、外部に放出される騒音がなく、これにより、卓球の練習に集中することができ、卓球能力も向上させることができ、長時間卓球の練習をしても退屈せずに興味をもって卓球の練習をすることができる。
【0093】
本発明は、トレー220に案内突出部221を形成して、卓球ボール(A)がトレー220の内部に入ってきた後、案内突出部221によって卓球ボール(A)が安着空間222に誘導されて定着されるため、トレー220の内部で卓球ボール(A)が固定されない問題を解決することができる。
【0094】
本発明は、トレー220が第2チェーン231に結合される時に、第2のチェーン231の中心から所定の角度(D)で一側に傾斜するように設置して安着空間222に安着された卓球ボール(A)以外の卓球ボール(A)が2つの安着空間の中他の安着空間222に効率的に載置できるようである。
【0095】
本発明は、離脱防止誘導板224aによってトレー220に移送された卓球ボール(A)が、供給通路300に排出される時に離脱したり、外部の床に落ちずにスムーズに供給通路300に排出することができる。
【0096】
前記供給通路300は、卓球ボール移送装置200の上部一側方から収集台20まで傾斜するように両側の壁が通路を形成して卓球ボール(A)を収集台に供給される。
【0097】
前記供給通路300の卓球ボール移送装置200側の端部は、前記卓球ボール移送装置200のハウジング210の上部に位置する第4のスプロケット314と連結されて回転される第2のチェーン231に形成されたトレー220のフォーク222が通過するように空間部310を形成している。
【0098】
前記紹介した実施例は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に本発明の技術的思想が十分に伝達できるようにするために、例として提供されるものであり、本発明は、上述した実施例に限定されず、別の形態で具体化されることもできる。
【0099】
本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は図面では省略し、図面において、構成要素の幅、長さ、厚さなどは、便宜のために誇張または縮小されて表現されることができる。
また、明細書全体にわたって同じ参照番号は同じ構成要素を示す。