IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エイエルアイ グループ ソチエタ ア レスポンサビリタ リミタータ カルピジャーニの特許一覧

特許7301599液状または半液状の食品製品を製造するための機械
<>
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図1
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図2
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図3
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図4
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図5
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図6
  • 特許-液状または半液状の食品製品を製造するための機械 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-23
(45)【発行日】2023-07-03
(54)【発明の名称】液状または半液状の食品製品を製造するための機械
(51)【国際特許分類】
   A23G 9/12 20060101AFI20230626BHJP
【FI】
A23G9/12
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019091033
(22)【出願日】2019-05-14
(65)【公開番号】P2019198323
(43)【公開日】2019-11-21
【審査請求日】2022-02-04
(31)【優先権主張番号】102018000005330
(32)【優先日】2018-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】518089540
【氏名又は名称】エイエルアイ グループ ソチエタ ア レスポンサビリタ リミタータ カルピジャーニ
【氏名又は名称原語表記】ALI GROUP S.r.l.CARPIGIANI
【住所又は居所原語表記】Via Gobetti 2/A,20063 CERNUSCO SUL NAVIGLIO (MILANO),Italy
(74)【代理人】
【識別番号】100159905
【弁理士】
【氏名又は名称】宮垣 丈晴
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100158610
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 新吾
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【弁理士】
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】アンドレア コッキ
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト ラッザリーニ
【審査官】関根 崇
(56)【参考文献】
【文献】英国特許出願公告第00479251(GB,A)
【文献】特開昭59-125848(JP,A)
【文献】特開2017-110900(JP,A)
【文献】特表2016-534725(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02524603(EP,A1)
【文献】米国特許第04357112(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0245635(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23G
B01F29/
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状または半液状の食品製品を製造するための機械であって、
- フレーム(2)と、
- 前記フレーム(2)に取り付けられた製品処理ユニット(3)であって、その中心軸(5a)を中心に回転し、その内部に製品処理チャンバ(6)を画定する第1の容器(5)を備える処理ユニット(3)と、前記処理ユニット(3)を駆動するための制御ユニット(35)と、前記処理チャンバ(6)内に取り付けられたへら(25)を備えた攪拌機(7)と、前記攪拌機(7)を移動させるための運動ユニット(26)とを備え、
前記攪拌機(7)を移動させるための前記運動ユニット(26)は、前記第1の容器(5)の底部に向かう方向および当該底部から離れる方向の第1の運動と、前記第1の容器(5)の内壁に向かう方向および当該内壁から離れる方向の第2の運動とを前記へら(25)に与え、前記第1および第2の運動は互いに独立しており
前記運動ユニット(26)が、前記制御ユニット(35)によって駆動される第1の線形アクチュエータ(27)および第2の線形アクチュエータ(28)を含み、前記第1および第2の運動が、それぞれ、前記第1の線形アクチュエータ(27)および前記第2の線形アクチュエータ(28)によって与えられる、機械。
【請求項2】
前記第1の運動および前記第2の運動は、従動ロッド(24)を介して前記へら(25)に与えられ、前記へら(25)は、前記従動ロッド(24)の下端に固定され、そこから偏心的に延びる、請求項に記載の機械。
【請求項3】
前記第1の運動は、前記第1の線形アクチュエータ(27)によって与えられ、前記従動ロッド(24)をその中心軸(24a)に沿って並進させる垂直方向の直線運動である、請求項に記載の機械。
【請求項4】
前記第2の運動は、前記第2の線形アクチュエータ(28)によって与えられ、前記従動ロッド(24)をその中心軸(24a)を中心に振動させる偏心振動運動である、請求項またはに記載の機械。
【請求項5】
前記第1の容器(5)は、速度が前記制御ユニット(35)によって制御されるブラシレスギアモータ(11)によってその中心軸(5a)を中心に回転駆動される、請求項1からのいずれか1項に記載の機械。
【請求項6】
前記製品が処理されている間に前記処理ユニット(3)と関連して熱交換するサーマルユニット(4)をさらに含み、前記処理ユニット(3)は、前記フレーム(2)に固定され、その内部に前記第1の回転容器(5)を収容する収容チャンバ(9)を画定する第2の容器(8)をさらに含み、前記第1の容器(5)は、前記第2の容器(8)内に取り外し可能に収容され、その外壁(13)と前記第2の容器(8)の内壁(14)との間に熱交換流体バスを含む間隙(15)を画定し、前記熱交換流体バスは、前記第2の容器(8)の前記内壁(14)を介して前記サーマルユニット(4)と熱交換する、請求項1からのいずれか1項に記載の機械。
【請求項7】
前記間隙(15)が、二方向ポンプ(38)が取り付けられているダクト(37)を介して補助タンク(36)と流体連通している、請求項に記載の機械。
【請求項8】
前記間隙(15)内、具体的には前記第2の容器(8)の前記内壁(14)の異なる高さに取り付けられ、前記制御ユニット(35)に接続されて、前記熱交換流体バスの液面を示す一連のセンサ(39)を備える、請求項に記載の機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品製品(好ましくは液状または半液状)、特にアイスクリーム(ジェラート、シャーベット、ソフトアイスクリームなど)、ベーカリーおよび菓子類(カスタードおよびチョコレートクリームなど)またはケイタリング(セイボリースープなど)の分野の食品製品を製造するための機械に関する。
【背景技術】
【0002】
以下では、説明の便宜上および一般性を失うことなく、アイスクリームの分野について言及するが、そこでは非常に短い時間に顧客の要求を満たすことができる様々な種類および味で少量の職人製品を製造することができる必要性が強く感じられている。
【0003】
この必要性は、伝統に根ざした最先端のツールを提供し、伝統的な職人業のものと同様の結果を得ることができるという観点で、様々な製品をその原料の観点から交互に製造することを意図した単純で多用途の機械の設計を含む。
【0004】
したがって、特に強く感じられる第一の必要性は、原料組成に従っておよび/または製造される製品の種類(ジェラート、シャーベット、ソフトアイスクリームなど)に従って原料を処理するための特定のサイクルを設定することを可能にする機械に対する必要性である。
【0005】
同時に、この業界で感じられるもう1つの必要性は、容易で低コストの保守と高品質のアイスクリーム製造の保証とを両立することができる機械に対する必要性である。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、原料組成に従って、すなわち製造される製品に従って処理サイクルを容易かつ効果的に最適化することを可能にする液状または半液状の食品製品を製造するための機械を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、容易で低コストの保守を可能にし、かつ、製造される製品の品質および食品の安全性を保証することができる液状または半液状の食品製品を製造するための機械を提供することである。
【0008】
本発明によれば、これらの目的は、液状または半液状の食品製品を製造するための、添付の特許請求の範囲の1つまたは複数に記載されている技術的特徴を含む機械によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の技術的特徴および利点は、好ましい非限定的な実施形態を示す添付の図面を参照しながら、以下の詳細な説明からより明らかになろう。
図1】本発明に係る液状または半液状の食品製品を製造するための機械を示す。
図2図1の機械のサーマルユニットを概略的に示す図である。
図3図1の機械の構成部品の一部を部分的に断面図で、かつ部分的に概略的に示す。
図4】明瞭さのために一部の部品が切り取られている図1の機械の詳細を示す。
図5】明瞭さのために一部の部品が切り取られている図1の機械の上部を示す。
図6】動作位置における図1の機械の詳細を示している。
図7】動作位置における図1の機械の詳細を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1の数字1は、全体として、高温と低温の両方で提供される液状または半液状の食品製品を製造するための機械を示す。
【0011】
より具体的には、機械1は、アイスクリーム業界に関するジェラート、シャーベット、ソフトアイスクリームなど、ベーカリーと菓子類業界に関するカスタードクリーム、チョコレートクリームなど、ケイタリング業界に関するセイボリースープなどを製造することができる。
【0012】
機械1はフレーム2を含み、フレーム2上に製品を処理するためのユニット3が取り付けられ、フレーム2は熱力学的サイクルに基づくサーマルユニット4を収容する(図2)。
【0013】
より詳細に見ると、サーマルユニット4は、換気口を備えた平行六面体形状のガード2aに囲まれたフレーム2の底部に収容されている。
【0014】
図3により詳細に示されているように、処理ユニット3は、その内部に製品処理チャンバ6を画定する第1の容器5と、使用時に少なくとも部分的にチャンバ6内に取り付けられる攪拌機7と、その内部に第1の容器5を収容するための収容チャンバ9を画定する第2の容器8と、を備える。
【0015】
処理チャンバ6と収容チャンバ9は共に略円筒形である。
【0016】
容器5は、ガード2a内でフレーム2に固定して取り付けられている容器8内に同軸にかつ取り外し可能に収容されている。
【0017】
また、容器5は、容器8内に回転可能に収容されており、ブラシレスモータ(ギアモータ)11の駆動シャフト10aによってその中心軸5aを中心に回転駆動される。
【0018】
シャフト10aは、容器5の底部からその装填縁部を越えて軸5aに沿って延びる容器5の中央ロッド10bと軸方向に一列に並んで連結されている。
【0019】
シャフト10aとロッド10bとの間の連結は、好ましくはクイックディスコネクトタイプ(quick disconnect type)の連結部材12によって固定される。
【0020】
容器5、シャフト10a及びロッド10bに共通の回転軸5aは垂直方向に配置されている。
【0021】
ギアモータ11はフレーム2の上部に取り付けられ、補助的なキャップ形状のガード2b内に囲まれている。
【0022】
使用時、すなわち容器5が容器8の内側に収容されると、熱交換流体を含む間隙15が容器5の外壁13と容器8の内壁14との間に画定される。
【0023】
必須ではないが好ましくは、熱交換流体はグリコールまたはグリコール混合物である。
【0024】
容器5の外壁13には、スパイラルチャネル16(図2)が設けられており、その目的は、熱交換流体から処理チャンバ6への熱伝達を改善することである。
【0025】
あるいは、容器5の底部には、熱交換を改善する乱流状態を生じさせることを目的とする1つまたは複数のブレードが設けられている。
【0026】
言い換えれば、一態様によれば、1つまたは複数のブレードは、(容器5と8との間の)熱交換流体内に熱交換を改善することができる乱流状態を生成するために、容器5と一体的に回転駆動される(必須ではないが、好ましくは容器5に結合される)。
【0027】
実際には、容器5がギアモータ11によって回転させられると、チャネル16は間隙15内の熱交換流体に螺旋状の撹拌運動を与え、それによって熱交換効率を高める。
【0028】
熱交換流体は、容器8の内壁14を介してサーマルユニット4によって冷却または加熱され、容器8の内壁14は、サーマルユニット4の流体コイル17によって冷却または加熱される。
【0029】
コイル17は、必須ではないが、好ましくは容器8の側壁に埋め込まれたスパイラルチャネルによって画定され、熱交換流体によって横断される(図2)。
【0030】
したがって、容器5内の製品の冷却または加熱は、2つの流体、すなわち間隙15内の液体バス(liquid bath)を構成する(第1の)熱交換流体(グリコール)、および容器8の壁を介して第1の熱交換流体と熱交換する(第2の)熱交換流体によって達成されることに留意されたい。
【0031】
コイル17の他に、サーマルユニット4は、好ましくは、圧縮機18、熱交換器19、および熱交換流体の圧力を低下させるための減圧要素20を備える。
【0032】
サーマルユニット4はまた、熱交換流体が圧縮機18とコイル17との間を循環して熱力学的な高温ガスサイクルを生成することを可能にするように設計されたバイパス分岐21を備える。
【0033】
このサイクルでは、熱交換流体が圧縮機18内で加熱されてコイル17に熱を伝達し、それによって間隙15内に含まれる熱交換流体、したがって容器5の処理チャンバ6内に含まれる製品を加熱する。
【0034】
サーマルユニット4は、1つまたは複数の弁を備え、例えば、圧縮機18の出口を以下のA)、B)にそれぞれ交互に接続するように構成されたスイッチ22をさらに含むことができる。
A)バイパス分岐21(および、したがってコイル17の入口)。
B)熱交換器19および減圧要素20によって影響を受ける分岐23。
【0035】
したがって、A構成では、熱交換流体(グリコール)を、したがって処理中の製品を加熱することを可能にするために高温ガス熱力学サイクルが実行され、B構成では、熱力学冷凍サイクルが実行され、その間、コイル17内の熱交換流体が膨張し、この場合、コイル17は蒸発器として作用し、したがって容器5内の製品を冷却することを可能にする。
【0036】
サーマルユニット4は、任意選択的であるバイパス分岐21およびスイッチ22を含んでも含まなくてもよいことに留意されたい。
【0037】
前記攪拌機7は、従動ロッド24と、従動ロッド24の下端に固定されたへら25とを備えている。
【0038】
従動ロッド24は、その中心軸24aが軸5aから所定の距離Dに配置された状態で、シャフト10aとロッド10bとからなるアセンブリと平行に延びている。
【0039】
へら25は、従動ロッド24の下端から偏心して延びている。
【0040】
ロッド24の上端は、互いに独立した2つの運動、具体的には容器5の底部に向かう方向および容器5の底部から離れる方向への第1の運動、ならびに容器5の内壁に向かう方向および当該内壁から離れる方向への第2の運動をへら25に与える運動ユニット26に連結される。
【0041】
第1の運動は、軸24aに沿った従動ロッド24の並進によって与えられる垂直方向の直線運動である。
【0042】
第2の運動は、軸24aを中心とする従動ロッド24の振動によって与えられる偏心振動運動である。
【0043】
従動ロッド24の軸24aに沿った並進は、運動ユニット26の第1の線形アクチュエータ27によって与えられる。
【0044】
好ましくは、軸24aに沿った従動ロッド24の並進は、第1の線形アクチュエータ27によって直接与えられ、その駆動端は、従動ロッド24の上端を押圧するボールジョイントを有する。
【0045】
第1の線形アクチュエータ27は、ギアモータ11の近傍のガード2b内に収容されている。
【0046】
軸24aを中心とする従動ロッド24の振動は、運動ユニット26の第2の線形アクチュエータ28によって与えられる。
【0047】
第2の線形アクチュエータ28もガード2bに収容されている。
【0048】
好ましくは、図4により詳細に示されるように、軸24aを中心とする従動ロッド24の振動は、クランクトランスミッション29を介して第2の線形アクチュエータ28によって与えられる。
【0049】
トランスミッション29は、従動ロッド24と一体のクランク30と、一方の側で第2の線形アクチュエータ28の駆動端にヒンジ状に連結され、他方の側でヒンジ32を介してクランク30にヒンジ状に連結されたコネクティングロッド31とを備える。
【0050】
ヒンジ32はロッド33と一体に取り付けられ、それに沿ってクランク30が軸24aと平行に摺動状(slider-like fashion)に移動することができる。
【0051】
より具体的には、ロッド33は平坦であり、ロッド33に沿って摺動するクランク30の端部は平坦な摺動路34を有する。
【0052】
第2の線形アクチュエータ28によって付与されるへら25の運動は、この業界の用語では「リフト」および「スプレッド」として知られている。
【0053】
実際には、へら25が容器5の内壁に対してとる位置に応じて、処理されている製品を壁から削り取る(「リフト」機能)またはそれを広げる(「スプレッド」機能)ことができる。
【0054】
へら25の2つの独立した運動と同じく独立して制御される容器5の回転速度のおかげで、多くの異なる製品プロセスを得ることが可能である。
【0055】
例えば、アイスクリームからなる製品の「ハーフサイズ(half load)」として知られるサイクルでは、へら5の垂直方向の運動は容器5の底部に制限されてもよい。
【0056】
一方、スラッシュ飲料からなる製品を処理するためのサイクルでは、乳化を避けるために「リフト」工程中に容器5の角速度を遅くすることができ、「スプレッド」工程中に容器5の角速度を上昇させることができ、これによって遠心加速度が容器5の内壁に製品を「広げ」、したがって熱交換を増大させる。
【0057】
ギアモータ11および線形アクチュエータ27および28は、図3にブロックとして概略的に表されている制御ユニット35によって制御される。
【0058】
好ましくは、制御ユニット35はガード2b内に収容されている。
【0059】
制御ユニット35は、図示していないが、サーマルユニット4も制御することが好ましい。
【0060】
好ましくは、制御ユニットは、複数の「レシピ」に従って、すなわち処理される製品の種類に従って、ギアモータ11および線形アクチュエータ27および28を制御する。
【0061】
本発明のさらなる有利な態様によれば、図3に示すように、間隙15は、二方向ポンプ38が取り付けられているダクト37を介して補助タンク36と連通している。
【0062】
このようにして、容器5を迅速かつ経済的に(例えば、1つのアイスクリームフレーバーから別のフレーバーに切り替える場合に)洗浄し、熱交換流体(グリコール)の熱慣性により洗浄水が凍結するのを防ぐことができる。
【0063】
実際には、ポンプ38を使用して、間隙15内のバスからタンク36に熱交換流体を流体の温度(典型的には-25℃)を変えることなく移送するが、これはエネルギー節約の点で明らかな利点である。
【0064】
洗浄が終了すると、熱交換流体はタンク36から容器8のバスに戻され、別の製造サイクルを直ちに開始することができる。
【0065】
ポンプ38およびタンク36の使用はまた、制御ユニット35を使用して調節可能である、同じ温度で熱交換流体を用いて容器5の(高さにおける)冷却(または加熱)を部分化することを可能にする。したがって、混合物の量を減らす(通常は半分の量(half loads))ために有用である。
【0066】
容器8内の熱交換流体バスの液面を測定するために、一連のセンサ39が設けられ、当該一連のセンサは間隙15内、具体的には第2の容器8の内壁14の異なる高さに取り付けられ、制御ユニット35に接続されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7