(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-23
(45)【発行日】2023-07-03
(54)【発明の名称】チェックアウトシステム、決済装置、プログラム及び方法
(51)【国際特許分類】
G07G 1/12 20060101AFI20230626BHJP
G07G 1/00 20060101ALI20230626BHJP
【FI】
G07G1/12 321A
G07G1/00 331A
G07G1/12 321K
(21)【出願番号】P 2021131187
(22)【出願日】2021-08-11
(62)【分割の表示】P 2016228943の分割
【原出願日】2016-11-25
【審査請求日】2021-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】五反田 剛
(72)【発明者】
【氏名】中島 隆司
(72)【発明者】
【氏名】杉田 延裕
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 純
(72)【発明者】
【氏名】大谷 優奈
(72)【発明者】
【氏名】後藤 幾
(72)【発明者】
【氏名】須崎 晃子
【審査官】平野 貴也
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-041155(JP,A)
【文献】特開2016-162118(JP,A)
【文献】特開2011-248659(JP,A)
【文献】特開2005-047558(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00 - 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取引の内容を登録する登録装置と、前記登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置と、を含むチェックアウトシステムであって、
前記登録装置は、
金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段と、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に
前記決済装置が現金の投入を受け付けるオブジェクトであって、前記決済装置で現金を投入することを宣言するためのオブジェクトを、前記登録装置のタッチパネルに表示する表示手段と、を備え
前記決済装置は、
前記登録装置に表示された前記オブジェクトが操作されなかった場合、前記オブジェクトを前記決済装置のタッチパネルに表示する表示手段と、
投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段と、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記登録装置に表示された前記オブジェクト又は前記決済装置に表示された前記オブジェクトが操作された場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、
を具備するチェックアウトシステム。
【請求項2】
前記登録装置が備える表示手段は、前記オブジェクトを前記登録装置の客用タッチパネルに表示する、請求項1に記載のチェックアウトシステム。
【請求項3】
金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段と、取引の内容を登録する登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に
決済装置が現金の投入を受け付けるオブジェクトであって、前記決済装置で現金を投入することを宣言するためのオブジェクトを、前記登録装置のタッチパネルに表示する表示手段とを備えた、前記登録装置とともにチェックアウトシステムを構成する、前記決済金額を決済する決済装置であって、
前記登録装置に表示された前記オブジェクトが操作されなかった場合、前記オブジェクトを前記決済装置のタッチパネルに表示する表示手段と、
投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段と、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ登録装置に表示された前記オブジェクト又は決済装置に表示された前記オブジェクトが操作された場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、を具備する決済装置。
【請求項4】
金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段と、取引の内容を登録する登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に
決済装置が現金の投入を受け付けるオブジェクトであって、前記決済装置で現金を投入することを宣言するためのオブジェクトを、前記登録装置のタッチパネルに表示する表示手段とを備えた、前記登録装置とともにチェックアウトシステムを構成し、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段を備えた、前記決済金額を決済する決済装置が備えるコンピューターを、 前記登録装置に表示された前記オブジェクトが操作されなかった場合、前記オブジェクトを前記決済装置のタッチパネルに表示する表示手段と、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ登録装置に表示された前記オブジェクト又は決済装置に表示された前記オブジェクトが操作された場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、して機能させるためのプログラム。
【請求項5】
取引の内容を登録する登録装置と、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段を備えた、前記登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置と、を具備するチェックアウトシステムにおける方法であって、
前記登録装置が、金券で支払う金額の入力を受け付けることと、
前記登録装置が、前記決済金額よりも入力を受け付けた金額が大きい場合に
前記決済装置が現金の投入を受け付けるオブジェクトであって、前記決済装置で現金を投入することを宣言するためのオブジェクトを、前記登録装置のタッチパネルに表示することと、
前記決済装置が、前記登録装置に表示された前記オブジェクトが操作されなかった場合、前記オブジェクトを前記決済装置のタッチパネルに表示することと、
前記決済装置が、前記決済金額よりも入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記登録装置に表示された前記オブジェクト又は前記決済装置に表示された前記オブジェクトが操作された場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御することと、 前記決済装置が、操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と入力を受け付けた金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出すことと、
を具備する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、チェックアウトシステム、決済装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品を登録する登録装置を店員が操作し、登録された商品の代金を決済する決済装置を買物客が操作する、セミセルフ方式のチェックアウトシステムが知られている。セミセルフ方式のチェックアウトシステムには、商品券などの金券を決済に用いる場合に、金券の金額の入力を登録装置にて行うようにしたものがある。そしてこの種のチェックアウトシステムでは、金券が、金券の金額よりも決済金額が小さい場合には釣銭を払い出すことを取り決めたものである場合は、決済装置にて釣銭を払い出している。そしてこの場合、決済装置においては、現金の追加投入を受け付けていない。
このため、金券の金額から決済金額を差し引いた金額が端数を含んでいる場合には、その端数を含んだままの釣銭が払い出される。
このような事情から、上記のような状況において払い出される釣銭の端数を決済者が任意に調整できることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、商品券などの金券が決済に用いられた場合であっても、釣銭の端数を決済者が任意に調整することができるチェックアウトシステム、決済装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のチェックアウトシステムは、取引の内容を登録する登録装置、登録装置で登録された取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置、入力手段、入金手段、制御手段及び払出手段を含む。入力手段は、登録装置に備えられ、金券で支払う金額の入力を受け付ける。入金手段は、決済装置に備えられ、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する。制御手段は、決済装置に備えられ、決済金額よりも入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に、現金の収納を可能とするように入金手段を制御する。払出手段は、決済装置に備えられ、操作者による決済指示がなされるまでの間に入金手段により計数された投入金額と入力手段で入力された金額との和から、決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】実施形態に係るチェックアウトシステムに含まれる装置のそれぞれの要部回路構成を示すブロック図。
【
図2】
図1中の登録装置のCPUによる制御処理のフローチャート。
【
図3】
図1中の決済装置のCPUによる制御処理のフローチャート。
【
図4】
図1中のタッチパネルの画面に表示される画像の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に係るチェックアウトシステムについて図面を用いて説明する
図1は、実施形態に係るチェックアウトシステム1に含まれる装置のそれぞれの要部回路構成を示すブロック図である。チェックアウトシステム1は、登録装置10及び決済装置20を含む。チェックアウトシステム1は、商品を登録する登録装置10を主に店員が操作し、登録された商品の代金を決済する決済装置20を買物客が操作する、セミセルフ方式のチェックアウトシステムである。登録装置10及び決済装置20は、ネットワークNWに接続されている。ネットワークNWは、典型的にはLAN(local area network)である。ネットワークNWは、無線回線でも良いし有線回線でも良い。また、無線回線と有線回線とが混在していても良い。なお、
図1は、1台の登録装置10及び2台の決済装置20を示している。しかしながら、登録装置10及び決済装置20の台数はこれらに限定されるものではなく、登録装置10及び決済装置20のそれぞれが任意の台数、店舗に設置されていて良い。また、
図1では、1台の決済装置20の要部回路構成についてのみ示し、他の決済装置20の要部回路構成の図示は省略している。
【0008】
登録装置10は、CPU(central processing unit)11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インターフェース14、店員側タッチパネル15、客側タッチパネル16、スキャナー17及びバス18を含む。
【0009】
CPU11は、登録装置10の動作に必要な処理及び制御を行うコンピューターの中枢部分に相当する。CPU11は、メインメモリ12に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、登録装置10の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0010】
メインメモリ12は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メインメモリ12は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらに、メインメモリ12は、CPU11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0011】
補助記憶デバイス13は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)又はSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス13は、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU11での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス13は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションなどのプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス13は、買上商品として登録された商品のリストである商品リストも記憶する。あるいは、メインメモリ12が、上記商品リストを記憶しても良い。さらに、補助記憶デバイス13は、店舗で販売されている商品についての商品コード、商品名及び金額などの各種情報を含む商品データベースも記憶する。
【0012】
メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されるプログラムは、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例として登録装置10は、制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で、登録装置10の管理者などへと譲渡される。しかしながら、登録装置10は、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されない状態で管理者などに譲渡されても良い。また、登録装置10は、別の制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムが別途に管理者などへと譲渡され、管理者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ12又は補助記憶デバイス13へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
【0013】
通信インターフェース14は、登録装置10がネットワークを介して通信するためのインターフェースである。
【0014】
店員側タッチパネル15は、登録装置10の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、店員側タッチパネル15は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
【0015】
客側タッチパネル16は、登録装置10の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、客側タッチパネル16は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。なお、前述したように登録装置10の操作者は主に店員であるが、客側タッチパネル16については、買物客が操作者となって操作する。
【0016】
スキャナー17は、商品などに表示されたバーコードを読取って、このバーコードが表した商品コードを出力する。スキャナー17は、手で持って使用するタイプでも良いし、レジ台などに固定するタイプでも良い。
【0017】
バス18は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、登録装置10の各部で授受される信号を伝送する。
【0018】
決済装置20は、CPU21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インターフェース24、タッチパネル25、プリンター26、釣銭ユニット27、計数ユニット28及びバス29を含む。
【0019】
CPU21は、決済装置20の動作に必要な処理及び制御を行うコンピューターの中枢部分に相当する。CPU21は、メインメモリ22に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、決済装置20の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0020】
メインメモリ22は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。また、メインメモリ22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらに、メインメモリ22は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0021】
補助記憶デバイス23は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。補助記憶デバイス23は、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU21での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス23は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションなどのプログラムを記憶する場合もある。
【0022】
メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶されるプログラムは、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例として決済装置20は、制御プログラムがメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された状態で、決済装置20の管理者などへと譲渡される。しかしながら、決済装置20は、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムがメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶されない状態で管理者などに譲渡されても良い。また、決済装置20は、別の制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムが別途に管理者などへと譲渡され、管理者など又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ22又は補助記憶デバイス23へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
【0023】
通信インターフェース24は、決済装置20がネットワークを介して通信するためのインターフェースである。
【0024】
タッチパネル25は、決済装置20の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル25は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
【0025】
プリンター26は、レシートなどを印刷する。プリンター26は、ドットインパクトプリンター、インクジェットプリンター、サーマルプリンター、レーザープリンター又はその他のプリンターなど、種々の方式を用いることができる。
釣銭ユニット27は、釣銭金額に応じて、決済装置20の内部に収納された硬貨及び紙幣を釣銭として払い出す。
計数ユニット28は、計数ユニット28内に投入された現金を計数し、収納する。したがって、計数ユニット28は、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段として動作する。また、計数ユニット28は、シャッターなどを備える。計数ユニット28は、当該シャッターを開くことで計数ユニット28内に現金が投入できるようにする機能を有する。また、計数ユニット28は、当該シャッターを閉じることによって計数ユニット28内に現金が投入できないようにする機能を有する。あるいは、計数ユニット28は、ベルトコンベアーを備えていても良い。この場合、計数ユニット28はベルトコンベアーを動作させることで、計数ユニット28内に現金が投入できるようにする機能を有する。また、計数ユニット28はベルトコンベアーを停止させることで、計数ユニット28内に現金が投入できないようにする機能を有する。また、計数ユニット28は、その他の方法を用いることで、現金が投入できるようにする機能及び現金が投入できないようにする機能を有しても良い。
【0026】
バス29は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、決済装置20の各部で授受される信号を伝送する。
【0027】
以下、実施形態に係るチェックアウトシステム1の動作を
図2~
図4に基づいて説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
【0028】
図2は、登録装置10のCPU11による制御処理のフローチャートである。CPU11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。なお、CPU11は、
図2に示す制御処理を開始するとき、変数a1及び変数Fをメインメモリ12に割り当てる。
図3は、決済装置20のCPU21による制御処理のフローチャートである。CPU21は、メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。なお、CPU21は、
図2に示す制御処理を開始するとき、変数a2をメインメモリ22に割り当てる。
【0029】
図2のAct1において登録装置10のCPU11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された商品リストをリセットする。すなわち、CPU11は、商品リストに商品が記憶されていない状態にするようにメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に対して指示する。
Act2においてCPU11は、変数a1及び変数Fを初期化するために、変数a1及び変数Fのそれぞれの値を0にする。
【0030】
Act3においてCPU11は、商品コードが入力されたか否かを確認する。なお、商品コードは、一例として以下に示すようにCPU11に入力される。登録装置10の操作者は、商品に付されたバーコードをスキャナー17に読み込ませる。これにより、当該バーコードに記録された商品コードがCPU11に入力される。CPU11は、商品コードが入力されないならば、Act3においてNoと判定してAct4へと進む。
【0031】
Act4においてCPU11は、商品の登録を完了するための操作が行われたか否かを確認する。すなわちCPU11は、店員側タッチパネル15に表示された小計ボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。なお、登録完了を指示する操作は、商品を1つ以上登録してから行うことを操作上のルールとしておく。商品が登録されていない状態での登録完了を指示する操作がなされた場合のCPU11の動作は、CPU11の制御プログラムの設計者により定められて良い。例えば、CPU11は、登録完了を指示する操作を無視する。あるいは、CPU11は、商品が登録されていない状態では、登録完了を指示する操作自体ができないようにしても良い。CPU11は、登録完了を指示する操作が行われないならば、Act4においてNoと判定してAct3へと戻る。かくして、CPU11は、商品コードが入力されるか登録完了を指示する操作が行われるまでAct3及びAct4を繰り返す。
【0032】
店員は、決済対象の商品に付されたバーコードをスキャナー17により読み込むなどして商品コードを入力する。
CPU11は、Act3及びAct4の待受状態にあるときに商品コードが入力されたならば、Act3においてYesと判定してAct5へと進む。
Act5においてCPU11は、Act3で読み込みを確認した商品コードを、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された商品リストに追加する。
【0033】
店員は、一取引分の決済対象の商品の登録が完了したならば、商品の登録完了を指示する操作を行う。
CPU11は、Act3及びAct4の待受状態にあるときに登録完了を指示する操作が行われたならば、Act4においてYesと判定してAct6へと進む。
Act6においてCPU11は、商品券での支払いを指示する操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、店員側タッチパネル15に表示された、商品券での支払いを指示するボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、商品券での支払いを指示する操作が行われないならば、Act6においてNoと判定してAct7へと進む。
【0034】
Act7においてCPU11は、商品リストに登録された商品についての決済を決済装置20が行うために必要な情報である決済情報の送信を指示する操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、店員側タッチパネル15に表示された転送ボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、決済情報の送信を指示する操作が行われないならば、Act7においてNoと判定してAct6へと戻る。かくして、CPU11は、商品券での支払いを指示する操作が行われるか、決済情報の送信を指示する操作が行われるまでAct6及びAct7を繰り返す。
【0035】
店員は、買物客が商品券を使いたいと申し出たならば、商品券での支払いを指示する操作を行う。
CPU11は、Act6及びAct7の待受状態にあるときに商品券での支払いを指示する操作が行われたならば、Act6においてYesと判定してAct8へと進む。
Act8においてCPU11は、商品券の種類及び金額が入力されるのを待ち受ける。なお、商品券の種類及び金額は、たとえば以下に示すようにしてCPU11に入力される。店員は、買物客から商品券を受け取り、受け取った商品券の種類及び金額を図示しないボタンなどを操作することによって登録装置10に入力する。あるいは、店員は、商品券に印刷されたバーコードをスキャナー17によって読み込むことで、当該バーコードに記憶された商品券の種類及び金額を登録装置10に入力する。したがって、Act8の処理を行うことで、CPU11を中枢とするコンピューターは、金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段として機能する。CPU11は、商品券の種類及び金額が入力されたならば、Act8においてYesと判定してAct9へと進む。
【0036】
Act9においてCPU11は、変数a1に、直近にAct8で入力された金額を加算する。なお、変数a1の値が初期化されるまでの間にAct8は複数回処理される場合がある。したがって、この処理が行われることにより、変数a1の値は、Act8で入力された商品券の金額の合計を表すこととなる。
【0037】
Act10においてCPU11は、変数a1の値が決済金額未満であるか否かを確認する。CPU11は、変数a1の値が決済金額未満であるならば、Act10においてYesと判定してAct6へと戻る。一方、変数a1の値が決済金額以上であるならば、Act10においてNoと判定してAct11へと進む。
【0038】
Act11においてCPU11は、釣銭が発生するか否かを確認する。ところで、商品券には、釣銭を払い出すことを取り決めたものとそうでないものがある。CPU11は、Act8において入力された商品券の中に、釣銭を払い出すことを取り決めたものが含まれるならば釣銭が発生すると判定する。ただしこの場合でも、CPU11は、決済金額が変数a1の値と等しい場合には釣銭は発生しないと判定する。CPU11は、釣銭が発生しないと判定したならば、Act11においてNoと判定してAct12へと進む。
Act12においてCPU11は、変数Fの値を1にする。変数Fは、値が1の場合、釣銭が発生しないことを示す。CPU11は、Act12の処理の後、Act13へと進む。また、CPU11は、釣銭が発生するならば、Act11においてYesと判定してAct13へと進む。
Act13においてCPU11は、Act7と同様にして、決済情報の送信を指示する操作が行われるのを待ち受ける。
【0039】
なお、CPU11は、Act6及びAct7の待受状態にあるときに決済情報の送信を指示する操作が行われたならば、Act7においてYesと判定してAct14へと進む。また、CPU11は、Act13の待受状態において決済情報の送信を指示する操作が行われたならば、Act13においてYesと判定してAct14へと進む。
Act14においてCPU11は、決済情報を生成する。なお、CPU11は、決済金額、変数a1の値及び変数Fの値を含むように決済情報を生成する。
【0040】
Act15においてCPU11は、Act14で生成した決済情報を決済装置20に送信するように通信インターフェース14に対して指示する。この指示を受けて通信インターフェース14は、当該決済情報を決済装置20に送信する。このときCPU11は、決済装置20が店舗に複数設置されている場合には、例えば、複数の決済装置20のうちの予め定められた決済装置20を、当該決済情報の送信先とする。送信された当該決済情報は、決済装置20の通信インターフェース24によって受信される。
【0041】
一方、
図3のAct21において決済装置20のCPU21は、通信インターフェース24によって決済情報が受信されるのを待ち受けている。CPU21は、決済情報が受信されたならば、Act21においてYesと判定してAct22へと進む。
Act22においてCPU21は、変数a2に、決済情報に含まれる変数a1の値を代入する。
【0042】
Act23においてCPU21は、決済情報に含まれる変数Fの値が1であるか否かを確認する。CPU21は、変数Fの値が1であるならば、Act23においてYesと判定してAct24へと進む。
Act24においてCPU21は、決済の完了を指示する操作が行われるのを待ち受ける。すなわち、CPU21は、タッチパネル25に表示された精算ボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われるのを待ち受ける。
【0043】
一方、CPU21は、決済情報に含まれる変数Fの値が1でないならば、Act23においてNoと判定してAct25へと進む。
Act25においてCPU21は、現金を決済装置20に投入することができるようにする。このために、CPU21は、一例としてシャッターを開くように計数ユニット28に対して指示する。この指示を受けて計数ユニット28は、シャッターを開く。
【0044】
Act26においてCPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額未満であるか否かを確認する。CPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額未満であるならば、Act26においてYesと判定してAct27へと進む。
【0045】
Act27においてCPU21は、支払いを待ち受けるための画面に対応した画像を生成する。そして、CPU21は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル25に対して指示する。この指示を受けてタッチパネル25は、当該画面を表示する。当該画面は、支払いを行うように買物客に対して指示する旨を示す文字列、決済金額、変数a2の値などを含む。
【0046】
Act28においてCPU11は、決済装置20に現金が投入されるなどの支払いが行われるのを待ち受ける。CPU11は、支払いが行われたならば、Act28においてYesと判定してAct29へと進む。
【0047】
Act29においてCPU21は、変数a2に、直前の処理において支払われた金額を加える。なお、直前の処理とは、Act28又は後述するAct32の処理である。この処理により、変数a2の値は、金券で支払う金額として登録装置10において入力された金額と、決済装置20において投入された金額との和を表すものとなる。
Act30においてCPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額以上であるか否かを確認する。CPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額未満であるならば、Act30においてNoと判定してAct27へと戻る。なお、CPU21は、Act27の処理を再度行うことになるが、この処理によって画面内の変数a2の値などが更新される。
【0048】
一方、CPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額以上であるならば、Act30においてYesと判定してAct31へと進む。また、CPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額以上であるならば、Act26においてNoと判定してAct31へと進む。
Act31においてCPU21は、
図4に示すような決済画面SC1に対応した画像を生成する。そして、CPU21は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル25に対して指示する。この指示を受けてタッチパネル25は、決済画面SC1を表示する。
【0049】
図4は、決済画面SC1の一例を示す図である。決済画面SC1は、文字列S11、領域A11~領域A13及び精算ボタンB11を含む。文字列S11は、「現金を入金してください」のように、現金を入金できることを示す。あるいは、文字列S11は、「端数の入金が可能です」のように、端数を入金できることを示しても良い。また、文字列S11は、「よろしければ[精算]ボタンを押してください」のように、決済の完了を指示する場合には精算ボタンを押すことも示す。領域A11は、決済金額が表示される。領域A12は、変数a2の値が表示される。領域A13は、変数a2の値から決済金額引いた釣銭の金額が表示される。精算ボタンB11は、決済装置20の操作者である買物客が、決済の完了を決済装置20に指示する場合に操作する。
【0050】
Act32においてCPU21は、決済装置20に現金が投入されるなどの支払いが行われるのを待ち受ける。Act26においてNoと判定された場合のAct32の処理において、CPU21が待ち受ける支払いは、決済金額よりも金券によって支払われる金額の方が大きい場合の支払いである。また、決済装置20は、Act25の処理でシャッターがCPU21の制御のもとに開かれることにより、Act32において現金の投入が可能な状態となる。したがって、Act25、Act26及びAct32の処理を行うことで、CPU21を中枢とするコンピューターは、決済金額よりも入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に、現金の収納を可能とするように入金手段を制御する制御手段として機能する。CPU21は、支払いが行われないならば、Act32においてNoと判定してAct33へと進む。
【0051】
Act33においてCPU21は、決済の完了を指示する操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU21は、決済画面SC1に表示された精算ボタンB11をタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU21は、決済の完了を指示する操作が行われないならば、Act33においてNoと判定してAct32へと戻る。かくして、CPU21は、支払いが行われるか、決済の完了を指示する操作が行われるまでAct32及びAct33を繰り返す。CPU21は、Act32及びAct33の待受状態にあるときに支払いが行われたならば、Act32においてYesと判定してAct29へと戻る。なお、Act32においてYesと判定した場合においてCPU21は、Act30では必ずYesと判定することになる。したがって、CPU21は、Act30の処理をスキップしてAct31へと進んでも良い。またこの場合において、CPU21は、Act31の処理を再度行うことになるが、この処理によって決済画面SC1の領域A12及び領域A13の表示内容が更新される。
【0052】
そして、CPU21は、Act32及びAct33の待受状態にあるときに決済の完了を指示する操作が行われたならば、Act33においてYesと判定してAct34へと進む。
Act34においてCPU21は、現金を決済装置20に投入することができないようにする。このために、CPU21は、一例としてシャッターを閉じるように計数ユニット28に対して指示する。この指示を受けて計数ユニット28は、シャッターを閉じる。
【0053】
CPU21は、Act34の処理の後、Act35へと進む。また、CPU21は、Act24の待受状態にあるときに決済の完了を指示する操作が行われたならば、Act24においてYesと判定してAct35へと進む。
Act35においてCPU21は、決済処理を行う。決済処理については、周知の方法を用いることができるので説明を省略する。
【0054】
Act36においてCPU21は、釣銭を払い出すように釣銭ユニット27に対して指示する。この指示を受けて、釣銭ユニット27は、釣銭を払い出す。ただし、CPU21は、釣銭の金額が0円の場合には、この指示を行わない。なお、決済情報に含まれる変数Fの値が1の場合も釣銭の金額は0円である。また、以上の処理において、CPU21は、変数a2の値から、決済情報に含まれる決済金額を引いた値を釣銭の金額として決定する。上述したように、変数a2の値は、金券で支払う金額として登録装置10において入力された金額と、決済装置20において投入された金額との和を表す。したがって、Act36の処理を行うことで、CPU21を中枢とするコンピューターは、投入金額と入力手段で入力された金額との和から、決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段として機能する。
Act37においてCPU21は、Act35で決済した取引についてのレシートを発行するようにプリンター26に対して指示する。この指示を受けてプリンター26は、当該レシートを発行する。CPU21は、Act37の処理の後、Act21へと戻る。
【0055】
実施形態のチェックアウトシステム1によれば、決済装置20は、決済金額よりも金券によって支払う金額の方が大きい場合にも、現金の追加投入を受け付ける。したがって、買物客は、金券によって決済金額よりも大きい金額を支払った場合でも、現金を追加投入することで、釣銭の金額を任意に調整することができる。これにより、買物客は、釣銭の金額をきりの良い数字にすることもできる。
【0056】
また、実施形態のチェックアウトシステム1によれば、決済装置20は、文字列S11を表示する。文字列S11は、現金を入金できること又は端数を入金できることを示す。したがって、買物客は、文字列S11を見ることで、現金を追加投入することが可能であることが分かりやすい。
【0057】
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
金券だけで決済を済ませようとしている買物客は、移動先の決済装置20が上記実施形態のようにさらなる入金を求める状態となっていると、混乱する恐れがある。そこで登録装置10は、店員側タッチパネル15又は客側タッチパネル16に、現金を追加投入することを宣言するためのボタンを表示しても良い。この場合、決済装置20は、決済金額よりも金券によって支払う金額の方が大きい場合には、当該ボタンが操作された場合にのみ現金の追加投入を受け付ける。このようにすれば、登録装置10における操作が必要にはなるものの、上記のような不具合を回避できる。また、客側タッチパネル16に表示されたボタンは、買物客が操作者である。このため、買物客は、現金を追加投入したい旨を店員に伝えなくても、当該ボタンを操作することで、現金の追加投入を可能とするように決済装置20に対して指示することができる。なお、登録装置10に表示されたボタンは、オブジェクトの一例である。したがって、登録装置10に表示されたボタンに対する操作を受け付けることで、CPU11を中枢とするコンピューターは、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段として動作する。
また上記の登録装置10に表示されたボタンが操作されなかった場合において、決済装置20は、登録装置10と同様に、現金を追加投入することを宣言するためのボタンを表示しても良い。決済装置20は、登録装置10に表示された上記ボタンが操作されなかった場合でも、決済装置20に表示された上記ボタンが操作されたならば、決済金額よりも金券によって支払う金額の方が大きい場合でも現金の追加投入を受け付ける。このようにすれば、現金の追加投入の前にボタン操作が必要になるものの、金券だけで決済を済ませようとしている買物客に対して現金の追加投入を求める状況にはならないため、上記のような不具合を回避できる。しかも、買物客が、決済装置20に移動したのちに、釣り銭額を調整したいと思った場合にも、現金の追加投入に対応が可能である。なお、決済装置20に表示されたボタンは、オブジェクトの一例である。したがって、決済装置20に表示されたボタンに対する操作を受け付けることで、CPU21を中枢とするコンピューターは、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段として動作する。
なお、登録装置10又は決済装置20は、登録装置10に表示されたボタン又は決済装置20に表示されたボタンと同様の働きをする物理ボタンなどのハードウェア要素を備えていても良い。この場合、当該ハードウェア要素は、オブジェクトの一例である。
【0058】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0059】
1…チェックアウトシステム、10…登録装置、11,21…CPU、12,22…メインメモリ、13,23…補助記憶デバイス、14,24…通信インターフェース、15…店員側タッチパネル、16…客側タッチパネル、17…スキャナー、18,29…バス、20…決済装置、25…タッチパネル、26…プリンター、27…釣銭ユニット、28…計数ユニット