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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-23
(45)【発行日】2023-07-03
(54)【発明の名称】電子装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/087 20230101AFI20230626BHJP
【FI】
G06Q10/087
【請求項の数】 13
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021183461
(22)【出願日】2021-11-10
(62)【分割の表示】P 2020133123の分割
【原出願日】2020-08-05
(65)【公開番号】P2022017557
(43)【公開日】2022-01-25
【審査請求日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】10-2020-0019089
(32)【優先日】2020-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】スン・ヨン・ホン
(72)【発明者】
【氏名】サン・ミン・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ソ・ヒ・キム
(72)【発明者】
【氏名】ミュン・ス・ソン
(72)【発明者】
【氏名】セ・ファン・チュン
【審査官】山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-065909(JP,A)
【文献】特開2019-082787(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109064086(CN,A)
【文献】特開平03-278173(JP,A)
【文献】特開2011-076385(JP,A)
【文献】特開2018-097475(JP,A)
【文献】特許第6633234(JP,B1)
【文献】特開2016-143266(JP,A)
【文献】石川 和幸,エンジニアが学ぶ物流システムの「知識」と「技術」,第2版,株式会社翔泳社,2019年02月15日,p.90-113
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
在庫管理(stock management)のための電子装置の動作方法であって、
処分(disposal)対象に分類され第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品(item)の属性情報を認識する段階であって、前記物品の属性情報が、前記物品の管理類型情報、前記物品の消費期限関連情報、前記物品の鮮度(freshness)関連情報、および前記物品の損傷(damage)関連情報のうち少なくとも1つを含む、段階と、
前記物品の属性情報に基づいて、複数の処分類型のうち前記物品の処分類型を認識する段階であって、前記複数の処分類型は、リキデーション(liquidation)処理、廃棄処理、または再梱包処理を含み、
前記物品が鮮度管理物品である場合、前記物品をリキデーション処理対象と認識する段階、
前記物品が消費期限管理物品であり、前記物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内である場合、前記物品を廃棄処理対象と認識する段階、
前記物品が製造日付管理物品であり、前記物品が既設定された種類の物品に該当する場合、前記物品を廃棄処理対象と認識する段階、
前記物品の損傷関連情報に基づいて、前記物品を廃棄処理対象と認識する段階、または
前記物品の損傷関連情報に基づいて、前記物品を再梱包処理対象と認識する段階、
を含む、段階と、
前記処分類型によって前記物品が処理されるときに随伴する前記物品の処理情報を獲得する段階と、
前記物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートする段階と、を含み、
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち前記処分類型による処理のための第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、動作方法。
【請求項2】
前記複数の処分類型は、再陳列処理、および自家消費(self-consumption)をさらに含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項3】
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうちリキデーション処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項4】
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち廃棄処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項5】
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち廃棄処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項6】
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち廃棄処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品のイメージ情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項7】
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち再梱包処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項8】
前記物品の処分類型を認識する段階は、
作業者の入力に基づいて前記物品の処分類型を認識する段階を含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項9】
前記物品の処分類型を認識する段階は、
作業者の入力に基づいて、前記物品を再陳列処理対象と認識する段階を含み、
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち再陳列処理のための前記第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、前記物品の数量に関する消費期限関連情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、請求項に記載の動作方法。
【請求項10】
前記物品の処理情報を獲得する段階は、
前記物品の処分類型に関する情報を端末(terminal)に伝送する段階と、
前記端末から前記物品の処理情報を受信する段階と、を含み、
前記端末は、
前記物品の処理類型に関する情報を作業者に提供し、前記作業者からGUI(Graphical User Interface)を介して前記物品の処理情報の入力を受ける、請求項1に記載の動作方法。
【請求項11】
前記物品の処理情報を提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の動作方法。
【請求項12】
請求項1に記載の動作方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【請求項13】
在庫管理(stock management)のための電子装置であって、
少なくとも1つの命令語(instruction)を保存するメモリ(memory)と、
前記少なくとも1つの命令語を実行して、
処分(disposal)対象に分類され第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品(item)の属性情報を認識し、前記物品の属性情報が、前記物品の管理類型情報、前記物品の消費期限関連情報、前記物品の鮮度(freshness)関連情報、または前記物品の損傷(damage)関連情報のうち少なくとも1つを含み、
前記物品の属性情報に基づいて、複数の処分類型のうち前記物品の処分類型を認識し、前記複数の処分類型は、リキデーション(liquidation)処理、廃棄処理、および再梱包処理を含み、
前記物品が鮮度管理物品である場合、前記物品をリキデーション処理対象と認識し、
前記物品が消費期限管理物品であり、前記物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内である場合、前記物品を廃棄処理対象と認識し、
前記物品が製造日付管理物品であり、前記物品が既設定された種類の物品に該当する場合、前記物品を廃棄処理対象と認識し、
前記物品の損傷関連情報に基づいて、前記物品を廃棄処理対象と認識し、または
前記物品の損傷関連情報に基づいて、前記物品を再梱包処理対象と認識し、
前記処分類型によって前記物品が処理されるときに随伴する前記物品の処理情報を獲得し、
前記物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートするプロセッサー(processor)と、を含み、
前記物品の処理情報は、
前記第1貯蔵ユニットに貯蔵された前記物品の全体数量のうち前記処分類型による処理のための第2貯蔵ユニットに移される前記物品の数量に関する情報、および前記第2貯蔵ユニットの識別情報を含む、電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、在庫管理のための電子装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
注文時に顧客に運送されるための多数の物品が在庫として物流センターに貯蔵され得る。在庫の移動によって物品の位置が変更されたり、廃棄またはリキデーション(liquidation)のような物品の処分によって在庫内物品の数量が変動し得るところ、在庫をより正確かつ効率的に管理する必要性が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
開示された実施形態は、電子装置およびその動作方法を開示しようとする。本実施形態が達成しようとする技術的課題は、前述したような技術的課題に限定されず、以下の実施形態からさらに他の技術的課題が類推され得る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1実施形態によって、電子装置の動作方法は、処分(disposal)対象に分類される物品(item)の属性情報を認識する段階と、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を認識する段階と、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得する段階と、物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートする段階とを含むことができる。
【0005】
第2実施形態によって、在庫管理のための端末の動作方法は、処分(disposal)対象に分類される物品(item)の識別情報を獲得する段階と、物品の識別情報に対応する物品の処分類型に関する情報を認識する段階と、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得する段階と、物品の処理情報を提供する段階とを含むことができる。
【0006】
第3実施形態によって、在庫管理のための電子装置は、少なくとも1つの命令語を保存するメモリと、前記少なくとも1つの命令語を実行して、処分(disposal)対象に分類される物品(item)の属性情報を認識し、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を認識し、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得し、物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートするプロセッサーとを含むことができる。
【0007】
第4実施形態によって、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、上述した方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録した非一時的な記録媒体を含む。
【0008】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電子装置は、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を決定し、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を用いて、在庫に関する情報をアップデートするところ、より正確かつ効率的な物品処分のためのシステムを具現することができる。
【0010】
発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求範囲の記載から当該技術分野における通常の技術者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態に係る在庫管理のためのシステムを示す。
図2】電子装置の動作方法の一実施形態を示す。
図3】電子装置が物品の処分類型を認識する一実施形態を示す。
図4】電子装置が物品の処分類型を認識する他の実施形態を示す。
図5】電子装置および端末が動作する一実施形態を示す。
図6】端末が物品の識別情報を獲得する実施形態を示す。
図7】端末が物品の処理情報を獲得する第1実施形態を示す。
図8】端末が物品の処理情報を獲得する第2実施形態を示す。
図9】端末が物品の処理情報を獲得する第3実施形態を示す。
図10】端末が物品の処理情報を獲得する第4実施形態を示す。
図11】端末が物品の処理情報を獲得する第5実施形態を示す。
図12】端末が物品の処理情報を獲得する第6実施形態を示す。
図13】電子装置が在庫に関する情報を表示する実施形態を示す。
図14】電子装置のブロック図を示す。
図15】端末が動作する方法の一実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
実施形態において使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、できるだけ現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現等によって変わり得る。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示において使用される用語は、単純な用語の名称でなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。
【0013】
明細書全体において或る部分が何らかの構成要素を「含む」というとき、これは、特に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。または、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」等の用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアで具現されたり、ハードウェアまたはソフトウェアの結合で具現され得る。
【0014】
明細書全体において記載された「a、b、およびcのうち少なくとも1つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、c全部」を包括することができる。
【0015】
以下で言及される「端末」は、ネットワークを介してサーバーや他の端末に接続できるコンピュータや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)等を含み、携帯用端末は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPC等のようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0016】
以下では、添付の図面を参照して本開示の実施形態について本開示に属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかしながら、本開示は、様々な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0017】
以下では、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、一実施形態に係る在庫管理のためのシステムを示す。
【0019】
図1を参照すると、在庫管理(stock management)のためのシステム1は、電子装置100および端末200を含むことができる。図1に示されたシステム1は、本実施形態に関連する構成要素のみが示されている。したがって、図1に示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを本実施形態に関連する技術分野における通常の知識を有する者なら理解することができる。
【0020】
電子装置100および端末200は、ネットワーク内で互いに通信できる。ネットワークは、近距離通信網(Local Area Network;LAN)、広域通信網(Wide Area Network;WAN)、付加価値通信網(Value Added Network;VAN)、移動通信網(mobile radio communication network)、衛星通信網およびこれらの相互組合せを含み、各ネットワーク構成の主体が互いに円滑に通信ができるようにする包括的な意味のデータ通信網であり、有線インターネット、無線インターネットおよびモバイル無線通信網を含むことができる。無線通信は、例えば、無線LAN(Wi-Fi)、ブルートゥース(登録手票)、ブルートゥース低エネルギー(Bluetooth low energy)、ジグビー、WFD(Wi-Fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線通信(IrDA,infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がありえるが、これに限定されるものではない。
【0021】
電子装置100は、物流センターの在庫を管理することができる。具体的に、注文時に顧客に運送されるための物品(item)が在庫として物流センターに貯蔵され得、電子装置100は、このような在庫に関する情報をデータベースに保存することができる。例えば、電子装置100は、各物品の位置、状態、または数量に関する情報をデータベースに保存することができる。また、電子装置100は、在庫に関する情報をモニターリングすることができ、在庫で変動が発生する場合、在庫に関する情報をアップデートすることができる。例えば、電子装置100は、在庫移動によって物品の位置が変更されたり、物品の廃棄処理によって物品の数量が変更される場合、在庫に関する情報をアップデートすることができる。一実施形態によって、電子装置100は、倉庫管理システム(warehouse management system)に含まれ得る。
【0022】
電子装置100は、在庫に関する作業命令を端末200に伝送することができる。例えば、電子装置100は、特定物品の位置移動に関する作業命令、特定物品の除去に関する作業命令、または特定物品の処分(disposal)に関する作業命令を端末200に伝送することができる。また、電子装置100は、端末200から作業結果を受信することができ、作業結果を基礎として在庫に関する情報をアップデートすることができる。端末200は、作業者が所持する端末でありうる。
【0023】
電子装置100は、物品の処分類型を認識することができ、処分類型によって物品を処理することを示す作業命令を端末200に伝送することができる。例えば、電子装置100は、物品の属性情報を基礎として物品をリキデーション(liquidation)処理対象または廃棄処理対象と認識することができ、リキデーション(liquidation)処理または廃棄処理によって物品を処理することを示す作業命令を端末200に伝送することができる。また、電子装置100は、処分類型による物品の処理情報を端末200から受信することができ、処理情報を基礎として在庫に関する情報をアップデートすることができる。
【0024】
電子装置100は、在庫管理サービスのためのプラットホームを提供することができる。具体的に、電子装置100は、在庫管理サービスのためのアプリケーションを端末200に提供することができ、電子装置100は、アプリケーションを実行して電子装置100に接続された端末200を介して在庫管理サービスを提供することができる。例えば、電子装置100は、在庫管理サービスを提供するサーバーに含まれ得る。
【0025】
図2は、電子装置の動作方法の一実施形態を示す。
【0026】
段階S210において、電子装置100は、処分対象に分類される物品の属性情報を認識することができる。
【0027】
物品は、処分対象に分類され得、貯蔵ユニットに貯蔵され得る。貯蔵ユニットは、1つ以上の物理的な棚(shelving)、本棚(bookshelf)、箱(box)、トート(tote)、冷蔵庫(refrigerator)、冷凍庫(freezer)、および冷蔵室(cold store)を含むことができ、これに制限されない。一例によって、作業者は、消費期限が迫っていたり消費期限の過ぎた物品を確認することができ、確認された物品を処分対象に分類して任意のトート(tote)に移し入れることができる。他の例によって、作業者は、破損した物品を確認することができ、破損した物品を処分対象に分類して任意のトートに移し入れることができる。
【0028】
電子装置100は、物品の識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。一実施形態によって、電子装置100は、外部端末から物品の識別情報を受信することができ、このような識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。例えば、電子装置100は、物品のSKU(Stock Keeping Unit)IDに基づいて物品の属性情報を認識することができる。
【0029】
物品の属性情報は、物品の管理類型情報、物品の消費期限関連情報、物品の鮮度(freshness)関連情報、および物品の損傷(damage)関連情報のうち少なくとも1つを含むことができる。物品の管理類型情報は、物品が消費期限管理商品であるか否かに関する情報、または物品が製造日付管理商品であるか否かに関する情報を含むことができる。物品の消費期限関連情報は、物品の消費期限の日付または物品の製造日付に関する情報を含むことができる。物品の鮮度関連情報は、物品が鮮度管理物品であるか否かに関する情報を含むことができる。例えば、物品は、野菜または魚肉のような鮮度管理物品でありうる。物品の損傷関連情報は、物品が損傷したか否かに関する情報、または物品の損傷程度に関する情報を含むことができる。
【0030】
本開示において、物品は、単一物品を意味したり、同一種類の物品セットを意味し得る。また、物品は、同じ在庫保管単位(SKU)に該当する所定数量の物品を意味し得る。例えば、特定のSKU IDを有する物品は、所定数量の物品を示すことができる。
【0031】
段階S220において、電子装置100は段階S210で認識された物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を認識することができる。物品の処分類型は、リキデーション処理、廃棄処理、自家消費処理、再梱包処理、および再陳列処理のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0032】
電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品をリキデーション処理対象と認識することができる。リキデーション処理は、顧客に正常な販売が不可能な物品をリキデータ(liquidator)に伝送処理することを意味する。例えば、リキデーション処理を通じて、物品がリキデータに定価より低い価格で販売処理され得る。電子装置100は、物品の鮮度関連情報に基づいて、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。例えば、電子装置100は、物品が鮮度管理物品である場合、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。電子装置100は、物品の損傷関連情報に基づいて、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。電子装置100は、物品の破損程度が低い場合、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。
【0033】
電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品を廃棄処理対象と認識することができる。電子装置100は、物品の管理類型情報および物品の消費期限関連情報に基づいて物品を廃棄処理対象と認識することができる。一例によって、電子装置100は、物品が消費期限管理物品であり、物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内である場合、物品を廃棄処理対象と認識することができる。電子装置100は、物品が既設定された種類の物品に該当する場合、物品を廃棄処理対象と認識することができる。例えば、電子装置100は、物品がおむつ、粉ミルク、およびウェットティッシュのうち少なくとも1つに該当する場合、物品を廃棄処理対象と認識することができる。既設定された種類の物品に関する情報は、アップデートされ得る。電子装置100は、物品の損傷関連情報に基づいて物品を廃棄処理対象と認識することができる。例えば、電子装置100は、物品が完全に破損した場合、物品を廃棄処理対象と認識することができる。
【0034】
電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品を再梱包処理対象と認識することができる。電子装置100は、物品の損傷関連情報に基づいて物品を再梱包処理対象と認識することができる。例えば、電子装置100は、物品の損傷程度が低い場合、物品を再梱包処理対象と認識することができる。
【0035】
電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品を自家消費処理対象と認識することができる。自家消費処理は、物品を販売せず、物流センター内部で消費することを意味する。電子装置100は、物品が既設定された種類の物品に該当する場合、物品を自家消費処理対象と認識することができる。
【0036】
電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品を再陳列処理対象と認識することができる。再陳列処理は、処分対象に間違って分類された物品が出庫のために保管場所に再び配置されることを意味する。例えば、再陳列処理によって、物品は、廃棄ゾーン(zone)からピッキングゾーンに移され得る。電子装置100は、物品の消費期限関連情報に基づいて物品を再陳列処理対象と認識することができる。
【0037】
電子装置100は、ユーザ入力を基礎として物品の処分類型を認識することができる。換言すれば、ユーザにより物品の処分類型が決定され得る。一例によって、電子装置100は、作業者の入力を基礎として物品をリキデーション処理対象と認識することができる。他の例によって、電子装置100は、作業者の入力を基礎として物品を再陳列処理対象と認識することができる。さらに他の例によって、電子装置100は、作業者の入力を基礎として物品を再梱包処理対象と認識することができる。さらに他の例によって、電子装置100は、作業者の入力を基礎として物品を自家消費処理対象と認識することができる。
【0038】
段階S230において、電子装置100はS220で認識された処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得することができる。物品の処理情報は、第1貯蔵ユニットに既貯蔵された物品の全体数量のうち処分類型による処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に対する消費期限関連情報、第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関するイメージ情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報のうち少なくとも1つを含むことができる。第2貯蔵ユニットの識別情報は、第2貯蔵ユニットに付着したバーコード情報を含むことができる。
【0039】
一実施形態によって、電子装置100は、物品の処分類型に関する情報を端末に伝送することができ、端末から物品の処理情報を獲得することができる。具体的に、作業者は、物品の処分類型によって物品を処理することができ、物品の処理結果である物品の処理情報を端末に入力することができる。また、端末に入力された物品の処理情報は、電子装置100に伝送され得る。
【0040】
電子装置100は、物品の処分類型を廃棄処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち廃棄処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。また、電子装置100は、第1貯蔵ユニットから第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関するイメージ情報をさらに獲得することができる。例えば、第1貯蔵ユニットから第2貯蔵ユニットに移される物品が3個の場合、電子装置100は、3個の物品それぞれに対するイメージ情報を獲得することができる。
【0041】
電子装置100は、物品の処分類型を再陳列処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち再陳列処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。また、電子装置100は、第1貯蔵ユニットから第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に対する消費期限関連情報をさらに獲得することができる。物品の数量が1個の場合、物品の数量に対する消費期限関連情報は、1個の物品の消費期限の日付または製造日付を含むことができる。物品の数量が複数であり、物品が消費期限管理物品である場合、物品の数量に対する消費期限関連情報は、複数の物品の消費期限の日付のうち最も早い消費期限の日付を含むことができる。同様に、物品の数量が複数であり、物品が製造日付管理物品である場合、物品の数量に対する消費期限関連情報は、複数の物品の製造日付のうち最も早い製造日付を含むことができる。
【0042】
電子装置100は、物品の処分類型を再梱包処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち再梱包処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0043】
電子装置100は、物品の処分類型を自家消費処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち自家消費処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0044】
電子装置100は、物品の処分類型をリキデーション処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうちリキデーション処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0045】
段階S240において、電子装置100は物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートすることができる。換言すれば、電子装置100は、物品の処理情報に基づいて、物品が処分類型によって処理された結果である物品の処理情報に基づいて、在庫に関する情報をアップデートすることができる。具体的に、電子装置100は、物品の処理情報に基づいて、在庫内で物品の処分現況をアップデートすることができる。例えば、電子装置100は、第1数量の物品が廃棄処理対象である場合、物品の処理情報に基づいて、第1数量の物品のうち廃棄処理のための貯蔵ユニットに移された第2数量の物品に関する情報をアップデートすることができる。
【0046】
電子装置100は、物品の処理情報に基づいて、処分対象である物品の電算数量に関する情報をアップデートすることができる。例えば、電子装置100は、物品の処理情報に基づいて、処分対象である物品の電算数量が実物数量と一致するか否かを判断することができ、一致しない場合、実物数量を基準として電算数量を調整することができる。
【0047】
電子装置100は、物品の処理情報に基づいて、再陳列処理される物品に対する消費期限関連情報をアップデートすることができる。例えば、電子装置100は、再陳列処理のために貯蔵ユニットに移される物品の第1数量に対する消費期限関連情報に基づいて、再陳列処理される第1数量の物品のLPN(License Plate Number)情報をアップデートすることができる。
【0048】
電子装置100は、物品の処理情報を提供することができる。例えば、電子装置100は、ディスプレイを介して物品の処理情報を表示することができる。
【0049】
したがって、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を決定し、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を用いて在庫に関する情報をアップデートするところ、より正確かつ効率的な物品処分のためのシステムを具現することができる。
【0050】
また、電子装置100は、物品が処分処理されるたびに物品の処理情報を獲得できるところ、物品の処分内訳をより容易に把握することができる。例えば、処分処理によって物品が在庫から差し引かれる場合、電子装置100は、物品の処理情報を用いて、物品の処分類型および処分処理された物品の数量等に関する情報をより容易に追跡することができる。
【0051】
図3は、電子装置が物品の処分類型を認識する一実施形態を示す。
【0052】
段階S310において、電子装置100は、物品の属性情報を認識することができる。電子装置100は、物品の識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。
【0053】
段階S320において、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が鮮度管理物品であるか否かを判断することができる。換言すれば、電子装置100は、物品の鮮度関連情報に基づいて物品が鮮度管理物品であるか否かを判断することができる。例えば、特定の物流センターに入庫される物品は、鮮度管理物品と指定され得るところ、電子装置100は、物品が特定物流センターで扱われる物品と確認される場合、物品を鮮度管理物品と認識することができる。
【0054】
S320の判断結果、物品が鮮度管理物品である場合、段階S370において、電子装置100は、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。
【0055】
S320の判断結果、物品が鮮度管理物品でない場合、段階S330において、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が消費期限管理物品であるか否かを判断することができる。換言すれば、電子装置100は、物品の管理類型情報に基づいて、物品が消費期限管理物品であるか、製造日付管理物品であるか否かを判断することができる。物品が消費期限管理物品である場合、物品は、消費期限の日付および品質寿命(shelf life)に基づいて管理され得る。物品が製造日付管理物品である場合、物品は、製造日付および品質寿命に基づいて管理され得る。
【0056】
S330の判断結果、物品が消費期限管理物品である場合、段階S340において、電子装置100は、物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内であるか否かを判断することができる。例えば、電子装置100は、物品の消費期限の日付が現在の日付から15日以内であるか否かを判断することができる。
【0057】
S340の判断結果、物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内である場合、段階S380において、電子装置100は、物品を廃棄処理対象と認識することができる。
【0058】
S330の判断結果、物品が消費期限管理物品でないか、S340の判断結果、物品の消費期限の日付が現在の日付に対して所定の期間以内でない場合、段階S350において、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が既設定された種類の物品に該当するか否かを判断することができる。例えば、電子装置100は、物品がPL(Private Label)商品に該当するか否かを判断することができる。
【0059】
S350の判断結果、物品が既設定された種類の物品に該当する場合、段階S380において、電子装置100は、物品を廃棄処理対象と認識することができる。
【0060】
S350の判断結果、物品が既設定された種類の物品に該当しない場合、段階S360において、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が破損した物品であるか否かを判断することができる。一実施形態によって、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が破損した物品であるか否かを判断することができる。他の実施形態によって、電子装置100は、作業者の入力に基づいて物品が破損した物品であるか否かを判断することができる。例えば、電子装置100は、作業者が目視で確認した物品の破損有無に関する情報を獲得することができる。
【0061】
S360の判断結果、物品が破損した物品である場合、段階S380において、電子装置100は、物品を廃棄処理対象と認識することができる。S360の判断結果、物品が破損した物品でない場合、段階S370において、電子装置100は、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。
【0062】
図4は、電子装置が物品の処分類型を認識する他の実施形態を示す。
【0063】
段階S410において、電子装置100は、物品の属性情報を認識することができる。電子装置100は、物品の識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。
【0064】
段階S420において、電子装置100は、物品が梱包箱に対してのみ破損したか否かを判断することができる。一実施形態によって、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品の梱包箱のみが破損したか否かを判断することができる。他の実施形態によって、電子装置100は、作業者の入力に基づいて物品の梱包箱のみが破損したか否かを判断することができる。例えば、作業者は、目視で確認された物品の破損程度に関する情報を端末に入力することができ、電子装置100は、端末から獲得された情報に基づいて、物品の梱包箱のみが破損したか否かを判断することができる。
【0065】
S420の判断結果、物品の梱包箱のみが破損した場合、段階S440において、電子装置100は、物品を再梱包処理対象と認識することができる。
【0066】
S420の判断結果、物品の梱包箱のみが破損していない場合、段階S430において、電子装置100は、物品が破損して廃棄される対象であるか否かを判断することができる。一実施形態によって、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品が破損して廃棄される対象であるか否かを判断することができる。他の実施形態によって、電子装置100は、作業者の入力に基づいて物品が破損して廃棄される対象であるか否かを判断することができる。例えば、作業者は、目視で確認された物品の破損程度に関する情報を端末に入力することができ、電子装置100は、端末から獲得された情報に基づいて、物品が破損して廃棄される対象であるか否かを判断することができる。
【0067】
S430の判断結果、物品が破損して廃棄される対象である場合、段階S450において、電子装置100は、物品を廃棄処理対象と認識することができる。
【0068】
S430の判断結果、物品が破損して廃棄される対象でない場合、段階S460において、電子装置100は、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。
【0069】
一実施形態によって、電子装置100は、物品の属性情報に基づいて物品を自家消費処理対象と認識することができる。他の実施形態によって、電子装置100は、作業者の入力に基づいて物品を自家消費処理対象と認識することができる。
【0070】
図5は、電子装置および端末が動作する一実施形態を示す。
【0071】
段階S502において、端末550は、処分対象に分類される物品の識別情報を獲得することができる。具体的に、作業者は、処分対象に分類される貯蔵ユニット内物品を確認することができ、端末550を介して確認された物品のバーコードをスキャンすることができる。その結果、端末550は、物品の識別情報を獲得することができる。
【0072】
図6は、端末が物品の識別情報を獲得する実施形態を示す。
【0073】
端末600は、作業者にトートバーコード(tote barcode)をスキャンすることを要請するイメージ610をディスプレイを介して表示することができる。端末600は、トートバーコードスキャンを通じてトートの識別情報を獲得することができ、トートの識別情報を通じてトートが処分対象に分類される物品を貯蔵するトートであることを認識することができる。例えば、端末600は、トートの識別情報を電子装置に伝送することができ、電子装置は、トートの識別情報を認識してトートが処分対象に分類される物品を貯蔵するトートであることを認識することができる。次いで、端末600は、電子装置から認識されたトートに関する情報を受信することができる。
【0074】
作業者が端末600のスキャナを用いてトートバーコードをスキャンする場合、端末600は、トートの識別情報622を含み、作業者にトートに貯蔵された物品のバーコードをスキャンすることを要請するイメージ620をディスプレイを介して表示することができる。
【0075】
作業者が端末600を介して物品のバーコードをスキャンすることによって、端末600は、物品の識別情報を獲得することができる。
【0076】
端末600は、物品のバーコードスキャンに関連した問題の発生を報告できるメニューを作業者に提供することができる。作業者は、メニューを選択して、物品のバーコードが損傷したり、トートに入れられた物品でないという問題点を端末600に入力することができる。また、端末600に入力された問題点に関する情報は、電子装置に伝送され得る。
【0077】
さらに図5を参照すると、段階S504において、端末550は段階S502で獲得された物品の識別情報を電子装置500に伝送することができる。
【0078】
段階S506において、電子装置500は、物品の識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。段階S506は、図2の段階S210の内容を含むところ、重複する内容については説明を省略する。
【0079】
段階S508において、電子装置500は、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を認識することができる。段階S508は、図2の段階S220の内容を含むところ、重複する内容については説明を省略する。
【0080】
段階S510において、電子装置500は、段階S508で認識された物品の処分類型に関する情報を伝送することができる。
【0081】
段階S512において、端末550は、物品の処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得することができる。
【0082】
端末550は、物品の処分類型に関する情報および物品の処理類型による処理のためのガイド(guide)を作業者に提供することができ、作業者から物品の処理情報の入力を受けることができる。例えば、端末550は、GUI(Graphical User Interface)を介して物品の処分類型に関する情報および物品の処理類型による処理のためのガイドを作業者に提供することができ、作業者から物品の処理情報の入力を受けることができる。例えば、端末550は、タッチスクリーンを介して作業者から物品の処理情報の入力を受けることができる。
【0083】
図7は、端末が物品の処理情報を獲得する第1実施形態を示す。
【0084】
端末700は、物品の識別情報を獲得することに対応して物品の処理類型を認識することができる。例えば、端末700は、物品の識別情報を獲得することに対応して物品の処理類型が廃棄処理であることを認識することができ、物品が廃棄処理されるように作業者に案内することができる。
【0085】
端末700は、廃棄処理される物品を貯蔵するための貯蔵ユニットの識別情報を作業者に要請することができる。具体的に、端末700は、第1貯蔵ユニットに既貯蔵された物品を廃棄処理するために移し入れる第2貯蔵ユニットのバーコードをスキャンすることを要請することができる。例えば、端末700は、廃棄処理のための貯蔵ユニットのバーコードをスキャンすることを要請するイメージ710を表示することができる。作業者は、端末700のスキャナを用いて廃棄処理のための貯蔵ユニットのバーコードをスキャンすることができ、当該スキャン結果、端末700は、貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0086】
端末700は、トートバーコードのスキャンに関連した問題の発生を報告できるメニューを作業者に提供することができる。作業者は、メニューを選択して、トートバーコードが損傷したり、有効でないバーコードであるという問題点を端末700に入力することができる。また、端末700に入力された問題点に関する情報は、電子装置に伝送され得る。
【0087】
端末700は、廃棄処理される物品の数量に関する情報を作業者に要請することができる。端末700は、作業者の入力に基づいて、廃棄処理のための貯蔵ユニットの識別情報722および廃棄処理される物品の数量に関する情報724を表示することができる。
【0088】
端末700は、物品に対する廃棄処理情報を含むイメージ730を表示することができる。具体的に、端末700は、メニュー726を介して廃棄処理の指示を入力された場合、廃棄処理のための物品の貯蔵位置変更事項および廃棄処理される物品の数量に関する情報を含むイメージ730を表示することができる。
【0089】
端末700は、電算上で未処理在庫に関する情報を含むイメージ740を表示することができる。例えば、電算上で処分対象に分類される第1数量の物品のうち、第1数量より少ない第2数量の物品に対する廃棄処理情報が端末700に入力される場合、端末700は、第1数量および第2数量の差異に該当する数量の物品については、未処理在庫として問題ゾーン(problem zone)への移動可否を作業者に問い合わせすることができる。すなわち、端末700は、未処理在庫を問題ゾーンの在庫として割り当てるか否かを作業者に問い合わせすることができる。
【0090】
図8は、端末が物品の処理情報を獲得する第2実施形態を示す。
【0091】
端末800は、物品の処分類型を再陳列処理と認識することができる。例えば、物品が消費期限間近によって廃棄処理対象と認識されても、作業者の確認結果、消費期限が迫っていない場合、作業者の入力に基づいて端末800は、物品の処分類型を再陳列処理と認識することができる。例えば、作業者は、端末800により表示される再陳列メニューを選択入力することができる。
【0092】
端末800は、再陳列処理対象である物品に関する消費期限関連情報を要請するイメージ810を表示することができる。
【0093】
端末800は、作業者が再陳列処理対象である物品の消費期限関連情報を入力できるGUIを具現することができる。例えば、端末800は、イメージ820のように作業者により消費期限関連情報を入力できるタッチスクリーンを具現することができる。作業者は、再陳列処理対象である物品の数量が2個以上の場合、物品の消費期限の日付のうち最も早い日付を端末800に入力することができる。例えば、作業者は、イメージ820内の日付選択メニュー822を介して物品の消費期限の日付のうち最も早い日付を端末800に入力することができる。
【0094】
端末800は、日付選択メニュー822を介して入力される消費期限の日付が誤った日付である場合、消費期限の日付に対する再入力を要請することができる。例えば、作業者により入力された消費期限の日付が既に設定された消費期限の日付と同じであるか、早い場合、端末800は、消費期限の日付に対する再入力を要請することができる。
【0095】
端末800は、作業者の入力に基づいて、再陳列処理対象である物品の消費期限関連情報832を含むイメージ830を表示することができ、再陳列処理対象である物品を貯蔵するトートのバーコードをスキャンすることを要請するイメージ830を表示することができる。
【0096】
端末800は、作業者から再陳列処理のためのトートに関する識別情報842および再陳列処理される物品の数量情報844の入力を受けることができ、識別情報842および数量情報844を含むイメージ840を表示することができる。
【0097】
図9は、端末が物品の処理情報を獲得する第3実施形態を示す。
【0098】
端末900は、作業者により消費期限関連情報を入力できるGUIを具現することができる。
【0099】
端末900は、再陳列処理対象である物品に関する消費期限関連情報を入力することを要請するイメージ910を表示することができ、ここで、消費期限関連情報は、物品の製造日付から計算することができる。例えば、作業者は、物品の数量が2個以上の場合、物品の製造日付のうち最も早い製造日付を端末900に入力することができ、最も早い製造日付を始点として有する所定の期間に関する情報を端末900に入力することができる。例えば、作業者は、イメージ920の製造日付選択メニュー922および期間選択メニュー924を介して最も早い製造日付、および最も早い製造日付を有する物品の消費推奨期間を端末900に入力することができる。
【0100】
端末900は、作業者の入力に基づいて、再陳列処理対象である物品の消費期限関連情報932を含むイメージ930を表示することができ、再陳列処理対象である物品を貯蔵するトートのバーコードをスキャンすることを要請するイメージ930を表示することができる。物品の消費期限関連情報932は、作業者から端末900に入力された最も早い製造日付および所定期間に基づいて計算することができる。
【0101】
端末900は、作業者から再陳列処理のためのトートに関する識別情報942および再陳列処理される物品の数量情報944の入力を受けることができ、識別情報942および数量情報944を含むイメージ940を表示することができる。
【0102】
図10は、端末が物品の処理情報を獲得する第4実施形態を示す。
【0103】
端末1000は、作業者により消費期限関連情報を入力できるGUIを具現することができる。具体的に、端末1000は、再陳列処理対象である物品の製造日付に関する情報を入力することを要請するメッセージを含むイメージ1010を表示することができる。作業者は、物品の数量が2個以上の場合、物品の製造日付のうち最も早い製造日付を端末1000に入力することができる。例えば、作業者は、イメージ1020の製造日付選択メニュー1022を介して最も早い製造日付である2018年12月30日に関する情報を端末1000に入力することができる。
【0104】
端末1000は、作業者の入力に基づいて、再陳列処理対象である物品の消費期限関連情報1032を含むイメージ1030を表示することができ、再陳列処理対象である物品を貯蔵するトートのバーコードをスキャンすることを要請するイメージ1030を表示することができる。また、端末1000は、作業者から再陳列処理のためのトートに関する識別情報および再陳列処理される物品の数量情報の入力を受けることができ、識別情報および数量情報を含むイメージを表示することができる。
【0105】
図11は、端末が物品の処理情報を獲得する第5実施形態を示す。
【0106】
端末1100は、作業者の入力に基づいて物品の処理類型を認識することができる。例えば、端末1100は、物品の破損程度を選択できるメニュー1110を表示することができる。作業者がメニュー1110のうち第1メニュー1113を選択する場合、端末1100は、物品の処理類型をリキデーション処理と認識することができ、作業者がメニュー1110のうち第2メニュー1114を選択する場合、端末1100は、物品の処理類型を廃棄処理と認識することができる。
【0107】
端末1100は、物品の処理類型をリキデーション処理と認識する場合、リキデーション処理される物品を貯蔵するための貯蔵ユニットの識別情報を作業者に要請することができる。例えば、端末1100は、リキデーション処理のための貯蔵ユニットのバーコードをスキャンすることを要請するイメージ1120を表示することができる。
【0108】
端末1100は、リキデーション処理される物品の数量に関する情報を作業者に要請することができる。端末1100は、作業者の入力に基づいて、リキデーション処理のための貯蔵ユニットの識別情報1132およびリキデーション処理される物品の数量に関する情報1134を含むイメージ1130を表示することができる。
【0109】
端末1100は、物品に対するリキデーション処理情報を含むイメージ1140を表示することができる。具体的に、端末1100は、メニュー1136を介してリキデーション処理の指示を入力された場合、リキデーション処理のための物品の貯蔵位置変更事項およびリキデーション処理される物品の数量に関する情報を含むイメージ1140を表示することができる。
【0110】
図12は、端末が物品の処理情報を獲得する第6実施形態を示す。
【0111】
端末1200は、物品の破損関連情報に基づいて物品の処理類型を廃棄処理と認識することができ、物品が廃棄処理されるように作業者に案内することができる。
【0112】
端末1200は、廃棄処理のための貯蔵ユニットの位置に関する情報および廃棄処理される物品の数量に関する情報を要請するイメージ1210を表示することができる。
【0113】
端末1200は、廃棄処理される物品のイメージ情報を要請するイメージ1220を表示することができる。具体的に、作業者が破損を理由に物品を廃棄処理する場合、作業者は、物品に関するイメージ情報を端末1200に入力することができる。例えば、作業者は、端末1200のカメラを介して廃棄処理される物品に関するイメージ情報を端末1200に入力することができる。廃棄処理される物品が複数の場合、作業者は、物品それぞれに関するイメージ情報を端末1200に入力することができる。端末1200は、廃棄処理される物品のイメージ情報を獲得することができるところ、作業者が不正な目的で廃棄処理される物品を取るのを防止することができる。
【0114】
端末1200は、作業者の入力に基づいて廃棄処理される物品のイメージ情報1232を含むイメージ1230を表示することができる。
【0115】
端末1200は、物品に対する廃棄処理情報を含むイメージ1240を表示することができる。具体的に、端末1200は、メニュー1234を介して廃棄処理の指示を入力された場合、廃棄処理のための物品の貯蔵位置変更事項および廃棄処理される物品の数量に関する情報を含むイメージ1240を表示することができる。
【0116】
さらに図5を参照すると、段階S514において、端末550は段階S512で獲得された物品の処理情報を電子装置500に伝送することができる。
【0117】
段階S516において、電子装置500は、端末550から伝送された物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートすることができる。段階S516は、図2の段階S240の内容を含むところ、重複する内容については説明を省略する。
【0118】
図5では、一実施形態によって段階S502~S516を行う主体が電子装置500と端末550に区分されて示されたが、これに制限されない。例えば、段階S502~S516を行う主体は、電子装置500になり得るか、段階S502~S516を行う主体は、端末550になり得る。
【0119】
図13は、電子装置が在庫に関する情報を表示する実施形態を示す。
【0120】
電子装置100は、ディスプレイを介して在庫に関する情報1300を表示することができる。在庫に関する情報1300は、物品の処理情報に基づいてアップデートされ得る。
【0121】
在庫に関する情報1300は、処分対象に分類された物品を貯蔵するトートそれぞれの識別情報1302を含むことができる。例えば、トートそれぞれは、消費期限間近によって処分対象に分類された物品を含むトート、および破損によって処分対象に分類された物品を含むトートなどに区分され得る。
【0122】
在庫に関する情報1300は、トートそれぞれに含まれた物品の数量情報1304を含むことができる。例えば、トートバーコードが「14-RCRT0-9-4」であるトートは、1個の数量の物品を含むことができる。
【0123】
在庫に関する情報1300は、処分類型によって物品を処理する作業者に関する識別情報1306を含むことができる。例えば、作業者に関する識別情報は、作業者が所持する端末の識別情報を含むことができる。
【0124】
在庫に関する情報1300は、各トート内物品の全体数量のうち廃棄処理のためのトートに移された物品の数量情報1308、各トート内物品の全体数量のうち再陳列処理のためのトートに移された物品の数量情報1312、および電算上で未処理在庫によって問題ゾーンに割り当てられた物品の数量情報1310を含むことができる。物品の数量情報1308、1310、1312は、物品の処理情報に基づいてアップデートされ得る。
【0125】
在庫に関する情報1300は、処分類型によって物品が処理された時間情報1314を含むことができる。
【0126】
図14は、電子装置のブロック図を示す。
【0127】
電子装置1400は、一実施形態によって、メモリ(memory)1410およびプロセッサー(processor)1420を含むことができる。図14に示された電子装置1400は、本実施形態と関連した構成要素のみが示されている。したがって、図14に示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることを本実施形態と関連した技術分野における通常の知識を有する者なら理解することができる。電子装置1400は、電子装置100、500に関する内容を含むことができるところ、重複する内容については説明を省略する。
【0128】
メモリ1410は、電子装置1400内で処理される各種データを保存するハードウェアであって、例えば、メモリ1410は、電子装置1400で処理されたデータおよび処理されるデータを保存することができる。メモリ1410は、プロセッサー1420の動作のための少なくとも1つの命令語(instruction)を保存することができる。また、メモリ1410は、電子装置1400により駆動されるプログラムまたはアプリケーション等を保存することができる。メモリ1410は、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static random access memory)等のようなRAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、CD-ROM、ブルーレイまたは他の光学ディスクストレージ、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、またはフラッシュメモリを含むことができる。
【0129】
プロセッサー1420は、電子装置1400の全般的な動作を制御し、データおよび信号を処理することができる。プロセッサー1420は、メモリ1410に保存された少なくとも1つの命令語または少なくとも1つのプログラムを実行することによって、電子装置1400を全般的に制御することができる。プロセッサー1420は、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、AP(application processor)等で具現され得るが、これに制限されない。
【0130】
プロセッサー1420は、処分対象に分類される物品の属性情報を認識することができる。プロセッサー1420は、物品の識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。一実施形態によって、プロセッサー1420は、電子装置1400の通信デバイスを介して外部端末から物品の識別情報を受信することができ、このような識別情報に基づいて物品の属性情報を認識することができる。
【0131】
プロセッサー1420は、物品の属性情報に基づいて物品の処分類型を認識することができる。
【0132】
プロセッサー1420は、物品の鮮度関連情報に基づいて、物品をリキデーション処理対象と認識することができる。プロセッサー1420は、物品の管理類型情報および物品の消費期限関連情報に基づいて物品を廃棄処理対象と認識することができる。プロセッサー1420は、物品の損傷関連情報に基づいて物品を再梱包処理対象と認識することができる。プロセッサー1420は、物品の属性情報に基づいて物品を自家消費処理対象と認識することができる。プロセッサー1420は、物品の属性情報に基づいて物品を再陳列処理対象と認識することができる。プロセッサー1420は、ユーザ入力を基礎として物品の処分類型を認識することができる。
【0133】
プロセッサー1420は、物品の処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得することができる。
【0134】
一実施形態によって、プロセッサー1420は、電子装置1400の通信デバイスを介して物品の処分類型に関する情報を端末に伝送することができ、端末から物品の処理情報を獲得することができる。他の実施形態によって、プロセッサー1420は、電子装置1400の入力デバイスを介して物品の処理情報を獲得することができる。
【0135】
プロセッサー1420は、物品の処分類型を廃棄処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち廃棄処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得できる。
【0136】
プロセッサー1420は、物品の処分類型を再陳列処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち再陳列処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。また、プロセッサー1420は、第1貯蔵ユニットから第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に対する消費期限関連情報をさらに獲得することができる。
【0137】
プロセッサー1420は、物品の処分類型を再梱包処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち再梱包処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0138】
プロセッサー1420は、物品の処分類型を自家消費処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうち自家消費処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0139】
プロセッサー1420は、物品の処分類型をリキデーション処理と認識した場合、第1貯蔵ユニットに貯蔵された物品の全体数量のうちリキデーション処理のための第2貯蔵ユニットに移される物品の数量に関する情報、および第2貯蔵ユニットの識別情報を獲得することができる。
【0140】
プロセッサー1420は、物品の処理情報に基づいて在庫に関する情報をアップデートすることができる。
【0141】
プロセッサー1420は、物品の処理情報を提供することができる。例えば、プロセッサー1420は、ディスプレイを介して物品の処理情報を表示することができる。
【0142】
図15は、端末が動作する方法の一実施形態を示す。
【0143】
段階S1510において、端末200は、処分対象に分類される物品の識別情報を獲得することができる。例えば、端末200は、イメージセンサーを含むことができるところ、端末200のイメージセンサーを介して物品の識別情報を獲得することができる。また、端末200は、制御部を含むことができるところ、端末200の制御部は、イメージセンサーを制御して物品の識別情報を獲得することができる。
【0144】
段階S1520において、端末200は、物品の識別情報に対応する物品の処分類型に関する情報を認識することができる。端末200は、通信デバイスを含むことができるところ、通信デバイスを介して物品の識別情報を外部電子装置に伝送することができ、外部電子装置から物品の識別情報に対応する物品の処分類型に関する情報を獲得することができる。また、端末200は、制御部を含むことができるところ、端末200の制御部は、通信デバイスを制御して物品の処分類型に関する情報を獲得することができる。
【0145】
段階S1530において、端末200は、処分類型によって物品が処理される時に随伴する物品の処理情報を獲得することができる。端末200は、入力デバイスを含むことができるところ、入力デバイスを介して物品の処理情報を獲得することができる。また、端末200は、制御部を含むことができるところ、端末200の制御部は、入力デバイスを制御して物品の処理情報を獲得することができる。
【0146】
段階S1540において、端末200は、物品の処理情報を提供することができる。一実施形態によって、端末200は、ディスプレイを含むことができるところ、ディスプレイを介して物品の処理情報を表示することができる。他の実施形態によって、端末200は、通信デバイスを含むことができるところ、通信デバイスを介して物品の処理情報を外部電子装置に伝送することができる。また、端末200は、制御部を含むことができるところ、端末200の制御部は、ディスプレイまたは通信デバイスを制御して物品の処理情報を提供することができる。
【0147】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサー、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタン等のようなユーザインタフェース装置等を含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、前記プロセッサー上で実行可能なコンピュータで読み取り可能なコードまたはプログラム命令にてコンピュータで読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体として、磁気記憶媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスク等)および光学的読み取り媒体(例えば、シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散して、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサーで実行され得る。
【0148】
本実施形態は、機能的なブロック構成および多様な処理段階で示される。このような機能ブロックは、特定の機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は、1つ以上のマイクロプロセッサーの制御または他の制御装置により多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)等のような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得ることと同様に、本実施形態は、データ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組合せで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)等のようなプログラミングまたはスクリプティング言語で具現され得る。機能的な側面は、1つ以上のプロセッサーで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は、電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理等のために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は、広く使用され得、機械的かつ物理的な構成に限定されるものではない。前記用語は、プロセッサー等と連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0149】
前述した実施形態は、1つの例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
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