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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-23
(45)【発行日】2023-07-03
(54)【発明の名称】搬送機、及び薬剤監査支援システム
(51)【国際特許分類】
   A61J 3/00 20060101AFI20230626BHJP
   B65B 1/30 20060101ALI20230626BHJP
【FI】
A61J3/00 310F
B65B1/30 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021545239
(86)(22)【出願日】2020-09-01
(86)【国際出願番号】 JP2020033045
(87)【国際公開番号】W WO2021049373
(87)【国際公開日】2021-03-18
【審査請求日】2022-04-06
(31)【優先権主張番号】P 2019164628
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000149837
【氏名又は名称】富士フイルム富山化学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083116
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲三
(74)【代理人】
【識別番号】100170069
【弁理士】
【氏名又は名称】大原 一樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128635
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100140992
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲政
(72)【発明者】
【氏名】奥津 浩一
(72)【発明者】
【氏名】吉田 智久
【審査官】小野田 達志
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/155788(WO,A1)
【文献】特開2009-100910(JP,A)
【文献】特開平10-162116(JP,A)
【文献】特開昭57-051446(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0025476(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61J 3/00
B65B 1/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分包機により、ヒートシール部とミシン目とにより1包ごとに区分けされ、前記分包機から縦方向の姿勢で連続的に排出される分包袋を、監査機に搬送する搬送機であって、
前記分包袋の縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更する姿勢変更装置と、
前記分包袋の姿勢を変更した際にミシン目に沿って前記分包袋に発生する切れ目を検出する検出装置と、
を備える搬送機。
【請求項2】
前記検出装置が、前記姿勢変更装置の上流の側に配置される、
請求項1に記載の搬送機。
【請求項3】
前記検出装置が、発光素子と受光素子とが離間して対向配置されたフォトセンサと、前記分包袋との接触に対応して前記フォトセンサの光路遮断、及び光路開放のいずれかの状態を決定するアクチュエータと、を備える、
請求項1又は2に記載の搬送機。
【請求項4】
前記アクチュエータは、前記分包袋との接触に対応して前記フォトセンサの光路開放を決定する、請求項3に記載の搬送機。
【請求項5】
前記姿勢変更装置は、前記分包袋の搬送方向に直交する方向で、かつ水平方向に配置された第1ローラである、請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送機。
【請求項6】
前記第1ローラに対向配置され、前記第1ローラとで前記分包袋を挟圧する第2ローラを備える、請求項5に記載の搬送機。
【請求項7】
前記姿勢変更装置は、ガイドである請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送機。
【請求項8】
前記姿勢変更装置を通過した前記分包袋を鉛直上方向、及び水平方向に誘導する、第3ローラを備える、請求項5から7のいずれか一項に記載の搬送機。
【請求項9】
処方データに基づいて薬剤を分包し、ヒートシール部とミシン目とにより1包ごとに区分けされた分包袋を連続的に縦方向の姿勢で排出する分包機と、
前記分包機から排出される前記分包袋を搬送する請求項1から8のいずれか一項に記載の搬送機と、
前記搬送機から送りだされた連続する前記分包袋を受け入れ、前記処方データに基づいて前記分包袋に分包された前記薬剤を監査する監査機と、
を備える薬剤監査支援システム。
【請求項10】
前記分包機、前記搬送機、及び前記監査機を制御する制御機を備え、
前記制御機は、前記搬送機の前記検出装置の結果に対応して、薬剤監査支援システムの動作を停止し、及び/又は警報を発信する、請求項9に記載の薬剤監査支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送機、及び薬剤監査支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、病院や薬局等では、分包機、及び監査機が導入されている。処方データに基づいて薬剤を分包袋に収納する分包作業が分包機により自動化されている。また、分包袋に処方データの通りに薬剤が収納されているかを検査する監査作業が監査機により自動化されている。また、分包機から排出される分包された分包袋を監査機に送り出すための搬送機が種々提案されている。
【0003】
分包機では分包袋は縦方向の姿勢で搬送され、一方で監査機では分包袋は横方向の姿勢で搬送される。特許文献1及び2の搬送機は、分包袋の姿勢を縦方向から横方向に変更する姿勢変更機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2002-019712号公報
【文献】特許第6388049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、分包袋には、分包袋毎に切り離すためのミシン目が、分包機により形成されている。そのため、搬送機において、分包袋の姿勢を変更した際、意図しない力が分包袋に加わり、ミシン目に沿って分包袋に切れ目が発生する場合がある。
【0006】
切れ目が発生した状態で分包袋が搬送機、及び監査機を通過すると、搬送経路中で分包袋が詰まり、搬送機、及び監査機が正常に動作しない状態になり得る。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、分包袋の切れ目を検出できる搬送機、及び薬剤監査支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様の搬送機は、分包機により、ヒートシール部とミシン目とにより1包ごとに区分けされ、分包機から縦方向の姿勢で連続的に排出される分包袋を、監査機に搬送する搬送機であって、分包袋の縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更する姿勢変更装置と、分包袋の切れ目を検出する検出装置と、を備える。第1態様によれば、分包袋の切れ目を検出できる。
【0009】
第2態様の搬送機において、検出装置が、姿勢変更装置の上流の側に配置される。第2態様によれば、分包袋に切れ目の発生しやすい姿勢変更装置の上流の側に検出装置が設けられる。
【0010】
第3態様の搬送機において、検出装置が、発光素子と受光素子とが離間して対向配置されたフォトセンサと、分包袋との接触に対応してフォトセンサの光路遮断、及び光路開放のいずれかの状態を決定するアクチュエータと、を備える。
【0011】
第4態様の搬送機において、アクチュエータは、分包袋との接触に対応してフォトセンサの光路開放を決定する。
【0012】
第3及び第4態様によれば、アクチュエータフォトセンサの光路遮断、及び光路開放のいずれかの状態を決定するので、切れ目の検知をより確実にできる。
【0013】
第5態様の搬送機において、姿勢変更装置は、分包袋の搬送方向に直交する方向で、かつ水平方向に配置された第1ローラである。第5態様によれば、分包袋の姿勢を容易に変更できる。
【0014】
第6態様の搬送機において、第1ローラに対向配置され、第1ローラとで分包袋を挟圧する第2ローラを備える。第6態様によれば、分包袋にシワ等が発生することを抑制できる。
【0015】
第7態様の搬送機において、姿勢変更装置はガイドである。第7態様によれば、分包袋の姿勢を容易に変更できる。
【0016】
第8態様の搬送機において、姿勢変更装置を通過した分包袋を鉛直上方向、及び水平方向に誘導する、第3ローラを備える。第8態様によれば監査機の導入口の位置に分包袋を案内できる。
【0017】
第9態様の薬剤監査支援システムは、処方データに基づいて薬剤を分包し、ヒートシール部とミシン目とにより1包ごとに区分けされた分包袋を連続的に縦方向の姿勢で排出する分包機と、分包機から排出される分包袋を搬送する上記搬送機と、搬送機から送りだされた連続する分包袋を受け入れ、処方データに基づいて分包袋に分包された薬剤を監査する監査機と、を備える。第9態様によれば、分包袋の切れ目を検出できる。
【0018】
第10態様の薬剤監査支援システムにおいて、分包機、搬送機、及び監査機を制御する制御機を備え、制御機は、搬送機の検出装置の結果に対応して、薬剤監査支援システムの動作を停止し、及び/又は警報を発信する。第10態様によれば、分包袋の切れ目の発生に対し、迅速に対応可能になる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、分包袋の切れ目を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、実施形態の薬剤監査支援システムの構成を示す概略図である。
図2図2は、薬剤監査支援システムの構成を示すブロック図である。
図3図3は、分包機に備えられる包装機構の拡大図である。
図4図4は、分包袋に切れ目が発生していない状態の分包機と搬送機の拡大図である。
図5図5は、分包袋に切れ目が発生していない状態の分包機と搬送機の部分斜視図である。
図6図6は、分包袋に切れ目が発生している状態の分包機と搬送機の部分拡大図である。
図7図7は、分包袋に切れ目が発生している状態の分包機と搬送機の部分斜視図である。
図8図8は、検出装置の動作をまとめた表である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面にしたがって本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明は以下の好ましい実施形態により説明される。本発明の範囲を逸脱すること無く、多くの手法により変更を行うことができ、本実施形態以外の他の実施形態を利用することができる。したがって、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。
【0022】
ここで、図中、同一の記号で示される部分は、同様の機能を有する同様の要素である。また、本明細書中で、数値範囲を“ ~ ”を用いて表す場合は、“ ~ ”で示される上限、下限の数値も数値範囲に含むものとする。
【0023】
病院や薬局などで行われる薬剤処方作業は、大別して、処方データ入力作業と、ピッキング作業と、自動分包作業と、調剤監査作業と、服薬指導及び処方作業とを含む。服薬指導及び処方作業では、薬剤師は、調剤監査後に患者に対する服薬指導、並びに分包された薬剤の処方を行う。
【0024】
処方データ入力作業では、処方箋に記載されている処方データを、薬剤師がレセプトコンピュータ(不図示)に入力する。処方データの例として、患者の氏名、年齢、薬剤の薬種、若しくは薬剤の名称、薬剤の分量、薬剤の用法、又は薬剤の用量などが挙げられる。本明細書における、薬剤の薬種の用語は、薬剤の種別、又は薬剤の種類と同義である。
【0025】
次いで、薬剤師は、レセプトコンピュータを操作して、レセプトコンピュータに接続しているプリンタから処方データを印刷する。
【0026】
ピッキング作業では、プリンタから出力された印刷物に記載の処方データに基づき、薬剤師が薬剤棚から処方データに対応する薬剤をピッキングする。薬剤の例として、錠剤、及びカプセル剤等が挙げられる。なお、ピッキング作業には、例えば、レセプトコンピュータに入力された処方データに基づき薬剤を自動的にピッキングする自動ピッキング装置を用いてもよい。
【0027】
図1は薬剤監査支援システムの概略構成図である。図1に示されるように、薬剤監査支援システム10は、分包機100と、搬送機200と、監査機300と、分包機100、搬送機200、及び監査機300を制御する制御機500と、を備えている。
【0028】
本明細書において、方向を表す「上」「下」とは薬剤監査支援システムを通常使用される状態で設置した場合の「上」「下」を意味する。「縦」「横」とは、鉛直(V)の方向が「縦」を意味し、鉛直は略鉛直を含み、例えば、鉛直の方向を0°とした場合、±20°の範囲が含まれる。水平(H)の方向が「横」を意味し、水平は略水平を含み、例えば、水平の方向を0°とした場合、±20°の範囲が含まれる。「縦方向の姿勢」及び「横方向の姿勢」は、連続する分包袋の短手方向(又は幅方向ともいう)を基準に「縦」「横」を判断する。「上流」、及び「下流」とは、分包紙、又は分包袋の搬送方向に関連して、ある基準に対して搬送方向の側が「下流」を、搬送方向と反対の側が「上流」を意味する。
【0029】
<制御機>
制御機500として、例えば、パーソナルコンピュータを挙げることができる。制御機500には、レセプトコンピュータからオンラインで処方データが入力される。制御機500は、例えば、ディスプレイ装置で構成される表示部502と、キーボードで構成される操作部504と、を備える。
【0030】
図2は、薬剤監査支援システム10の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、制御機500は、分包機100と、搬送機200と、監査機300と、表示部502と、操作部504とに電気的に接続される。制御機500は、各種制御を行う処理部506と、各種データを記憶する記憶部508と、外部ネットワークとの間のデータ通信を行う通信インタフェース510を備える。制御機500は通信インタフェース510を介してレセプトコンピュータと接続される。
【0031】
<分包機>
図1に示されるように、分包機100は筐体102を有する。分包機100は、複数の薬剤を保管するための複数のフィーダ104を備える。複数のフィーダ104は、縦と横に配置される。複数のフィーダ104は正面から見て奥側にも複数のフィーダ104を配置できる。フィーダ104は、保管されている薬剤を下側に一錠ずつ落下できる。
【0032】
制御機500は、処方データに基づいて、必要なフィーダ104を選択し、保管された薬剤をフィーダ104から下側に落下できる。一包分の薬剤が下側に落下される。フィーダ104は、薬剤を収容するカセットと、カセットから薬剤を下側に案内するシュータ等で構成できる。
【0033】
分包機100は、フィーダ104の下側に、ホッパー106を備える。ホッパー106は、上側に広く開口を有し、下側に上側より狭い開口を有する筒状の部材である。ホッパー106は、上側のフィーダ104から落下する薬剤を収集し、下側で薬剤を一か所に集める。ホッパー106の下側に、投入管108を備える。
【0034】
分包機100は、投入管108の下側に、包装機構110を備える。ホッパー106で集められた錠剤は、投入管108により包装機構110に案内される。投入管108は、上下に貫通する筒形状の部材である。投入管108は、断面が円形状であっても、楕円形状であってもよい。また、投入管108は、円筒形状でも、錐台形状であってもよい。包装機構110に錠剤を案内できれば、投入管108の形状は特に限定されない。
【0035】
図3に示されるように、包装機構110は、分包紙112を送り出す供給機構114と、分包紙112を熱融着するヒートシール機構116と、を備える。分包紙112は、熱融着性の素材で構成される。分包紙112は、長尺のシートを短手方向に二つ折りにした状態でロール状に巻かれた状態である。
【0036】
ヒートシール機構116は、例えば、縦配置された縦熱ヘッド116Aと横配置された横熱ヘッド116Bとを有する。ヒートシール機構116は搬送される分包紙112に縦シール部118Aと横シール部118Bとを形成できる。
【0037】
供給機構114は、例えば、ロール状の分包紙112を保持する軸と、軸を回転する駆動モーター等により構成される。制御機500は駆動モーターを間欠的に、又連続的に回転駆動できる。
【0038】
分包紙112は、二つ折りの部分を下側に位置された縦方向の姿勢で搬送される。例えば、ヒートシール機構116の縦熱ヘッド116Aにより縦シール部118Aが分包紙112に形成される。ヒートシール機構116の縦熱ヘッド116Aに、ミシン目形成機(不図示)が設けられている。ミシン目形成機は、例えば、分包紙112を貫通できる複数の刃等を備える。縦熱ヘッド116Aが分包紙112を両側から熱融着する際、ミシン目形成機により縦シール部118Aにミシン目118Cが形成される。分包紙112は半閉じの状態になる。
【0039】
次いで、半閉じの分包紙112が投入管108を通過する。一包分の薬剤が、投入管108から半閉じの分包紙112に供給される。次いで、ヒートシール機構116の横熱ヘッド116Bにより横シール部118Bが形成される。
【0040】
分包紙112が、ヒートシール部(縦シール部118Aと横シール部118B)とミシン目118Cにより、1包ごとに区分けされた分包袋118とされる。
【0041】
分包機100は、排出口120から、連続する分包袋118を縦方向の姿勢で排出する。連続する分包袋118の短手方向が縦方向に沿った姿勢になる。
【0042】
なお、ミシン目118Cに沿って連続する分包袋118を切り離すことにより、連続する分包袋118は個別の分包袋118に分離される。
【0043】
包装機構110は、プリントヘッド122を備えることができる。プリントヘッド122は、分包紙112において、ヒートシール機構116の通過後に分包袋になる領域に印字を行う。印字される情報は、例えば、患者名、薬剤の名称、及び用法などを含む。
【0044】
<監査機>
監査機300は、筐体301を有する。筐体301は、連続する分包袋118を受け入れる導入口302と、連続する分包袋118を排出する排出口334を備える。監査機300は、上流の一対の第1搬送ローラ304と、下流の一対の第2搬送ローラ306とを備える。第1搬送ローラ304、及び第2搬送ローラ306は、連続する分包袋118を上下方向から、かつ横シール部118Bを挟持する。横シール部118Bを挟持することにより、薬剤が第1搬送ローラ304及び第2搬送ローラ306に挟み込まれて損傷を受けることを回避できる。
【0045】
第1搬送ローラ304と第2搬送ローラ306との間の搬送路に撮像領域が設けられる。撮像領域において、搬送路の上側に第1カメラ308が配置され、搬送路の下側に第2カメラ310が配置される。第1カメラ308及び第2カメラ310は、例えば、デジタルカメラである。
【0046】
複数の光源312が、搬送路の上側と下側とに配置される。搬送路の上側には4つの光源312が、第1カメラ308の撮像光軸を中心に同一円周上に、等間隔に配置される。同様に、搬送路の下側には4つの光源312が、第2カメラ310の撮像光軸を中心に同一円周上に、等間隔に配置される。
【0047】
搬送路の撮像領域は、透明部材で構成される。第1カメラ308と第2カメラ310とは、搬送される分包袋118の分包されている薬剤を、上下方向から撮像する。撮像領域では、分包袋118は、後述する搬送機200により、分包機100から排出された縦方向の姿勢から横方向の姿勢に姿勢変更されている。分包袋118は、水平状態になる。分包袋118の縦シール部118A、横シール部118B、及び二つ折り部分で囲まれた面が水平状態とされる。
【0048】
撮像領域には、散開機構(不図示)を設けることが好ましい。散開機構は、分包袋118の中での薬剤同士の重なり合いを解消する。散開機構を動作させることにより、第1カメラ308及び第2カメラ310は、分包袋118の中の薬剤を正確に撮像できる。
【0049】
撮像領域の下流にはガイド314が配置される。ガイド314は分包袋118を下側の搬送路に案内する。
【0050】
監査機300は、ラベルプリンター機構316を備える。搬送路を挟んでラベルプリンター機構316に対向する位置に第3カメラ330が配置される。第3カメラ330は、分包袋118の縦シール部118Aに形成されたミシン目118Cを撮像し、位置を検出する。ミシン目118Cの検出位置を基準に、ラベルを貼り付け位置が調整される。
【0051】
ラベルプリンター機構316は、ラベル付きの台紙318を送り出す供給機構320と、ラベルプリンター322と、ラベル剥離機構324と、台紙を巻き取る巻取機構326とを備える。供給機構320は、例えば、ロール状のラベル付きの台紙318を保持する軸と、軸を回転する駆動モーター等により構成される。ラベルプリンター322は、例えば、サーマルヘッドプリンターで構成される。巻取機構326は、ラベルなしの台紙318を巻き取る軸と、軸を回転する駆動モーター等により構成される。ラベル付きの台紙318を折り曲げることにより、印字済のラベル先端が台紙から剥離される。剥離された印字済のラベルを一対のベルト搬送機構の間を通過させることにより、印字済のラベルが分包袋118に向けて搬送される。印字済のラベルが分包袋118に貼り付けられる。
【0052】
包装機構110のプリントヘッド122と、監査機300のラベルプリンター機構316とは、併用することも、いずれか一方のみ使用できる。
【0053】
ラベルプリンター機構316の下流に一対の第3搬送ローラ332が配置される。第3搬送ローラ332は、ラベルを貼り付けた連続する分包袋118を、排出口334から排出する。排出口334から排出された分包袋118は、収容ボックス400に収容される。実施形態では、収容ボックス400を示したが、収容ボックス400に代えて、巻取り装置を配置してもよい。巻取り装置は、巻取り軸と、巻取り軸を駆動する駆動モーター等で構成される。
【0054】
<搬送機>
図1に示されるように、搬送機200は、筐体201を有する。筐体201は、連続する分包袋118を受け入れる導入口202と、連続する分包袋118を排出する排出口204を備える。搬送機200は、上流から下流側に向けて、一対のローラ部206と、一対のローラ部208とを備える。実施形態では、一対のローラ部206の上流の側に分包袋118の切れ目を検出する検出装置210が配置される。検出装置210は、搬送機200に設けられている限り、特に配置される位置は限定されない。なお、理解を容易にするため、搬送機200は拡大して表示されている。
【0055】
次に、図4から図7に基づいて、搬送機200の動作について説明する。図4及び図5は、分包袋118に切れ目が発生していな状態での動作を説明するための図である。図6及び図7は、分包袋118に切れ目が発生している状態での動作を説明するための図である。
【0056】
図4及び図5に示されるように、分包機100の排出口120の上流の側に一対のローラ部124が鉛直方向に沿って配置される。一対のローラ部124は、分包袋118を挟んで対向配置され、分包袋118を挟圧する。一対のローラ部124は、分包袋118の姿勢を縦方向に調整する。一対のローラ部124は、2つのローラ124A及び124Bにより構成される。例えば、ローラ124A及び124Bのいずれか一方が駆動ローラであり、他方が従動ローラで構成される。駆動ローラは、駆動源に連結され、自身で回転する。従動ローラは、駆動源に連結されず、回転自在に軸支される。駆動ローラに接すると、従動ローラは、駆動ローラの回転により回転する。
【0057】
ローラ124A及び124Bは、スポンジローラSRと、スポンジローラSRの両端部にゴムローラGRとを備える。横シール部118Bは薬剤が存在しないので、横シール部118Bの側に配置される2つのゴムローラGRは横シール部118Bを強く挟圧できる。分包袋118を搬送方向に送り出すことができる。
【0058】
横シール部118Bを挟圧するゴムローラGRとは反対位置の2つのゴムローラGRは、分包袋118より外側で接し、分包袋118を挟圧していない。ローラ124A及び124Bが、それぞれの両端にゴムローラGRを有するので、駆動力が駆動ローラから従動ローラに伝達できる。
【0059】
スポンジローラSRはゴムローラGRより柔らかい。ローラ124A及び124Bにより分包袋118を挟んだ場合でも、スポンジローラSRは分包された薬剤が損傷を受けることを防止できる。
【0060】
実施形態では、ローラ124A及び124BのいずれもがゴムローラGRとスポンジローラSRとを備える構成を示している。この構成に限定されず、ローラ124A及び124Bのいずれか一方がゴムローラGRとスポンジローラSRとを備え、他方がスポンジローラSRを備えないゴムローラGRのみを備える構成にできる。
【0061】
排出口120から排出された分包袋118は、搬送機200の導入口202を通過し、一対のローラ部206に向けて搬送される。一対のローラ部206は、第1ローラ206Aと第2ローラ206Bとにより構成される。第1ローラ206Aは搬送方向Fに直交し、かつ水平方向に配置される。第2ローラ206Bは、第1ローラ206Aに対向配置され、第1ローラ206Aとで分包袋118を挟圧する。
【0062】
一対のローラ部206を通過した分包袋118が、一対のローラ部208に向けて搬送される。一対のローラ部208は第3ローラ208Aと第4ローラ208Bとを備える。第3ローラ208Aは、第1ローラ206Aに対して鉛直方向の上方で、かつ水平方向に配置され、第1ローラ206Aとは平行の位置関係にある。第4ローラ208Bは、第3ローラ208Aに対向配置される。第3ローラ208Aと第4ローラ208Bとにより分包袋118が挟圧される。
【0063】
一対のローラ部124と同様に、一対のローラ206部を構成する第1ローラ206A及び第2ローラ206Bは、スポンジローラSRと、スポンジローラSRの両端部にゴムローラGRとを備えことができる。また、一対のローラ部208を構成する第3ローラ208A及び第4ローラ208Bは、スポンジローラSRと、スポンジローラSRの両端部にゴムローラGRとを備えことができる。一対のローラ部206及び一対のローラ部208において、一方がゴムローラGRとスポンジローラSRとを備え、他方がスポンジローラSRを備えないゴムローラGRのみを備える構成にできる。
【0064】
搬送機200は、一対のローラ部124と同様の鉛直方向に沿って配置される一対のローラ部(不図示)を、導入口202と一対のローラ部206との間に配置できる。
【0065】
実施形態では、第1ローラ206Aが分包袋118の縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更する姿勢変更装置として機能する。分包袋118が第1ローラ206Aに巻き掛けられ、第1ローラ206Aから張力が付与される。分包袋118が約90°ねじられ、縦方向の姿勢から横方向の姿勢に変更される。連続する分包袋118の短手方向が横方向に沿った姿勢になる。図5に示されるように、搬送方向Fとは反対方向から見て、分包袋118において、二つ折りの下側の部分が時計回りに捻られる。分包袋118は反時計回りに捻ることもできる。
【0066】
実施形態では、第3ローラ208Aにより、搬送される分包袋118が鉛直上方向、及び水平方向に誘導される。第3ローラ208Aは、分包袋118を横方向の姿勢に維持する。分包袋118が、横方向の姿勢の状態で排出口204から監査機300に送り出される。
【0067】
搬送機200は検出装置210を備える。図5に示されるように、検出装置210は、分包袋118の二つ折りの下側の部分が移動する側に配置される。検出装置210は、フォトセンサ210Aとアクチュエータ210Bとを備える。フォトセンサ210Aは発光素子Lと受光素子Pdとが離間して対向配置される。発光素子Lと受光素子Pdとの間に光路が形成される。検出装置210は、光路が搬送方向Fに直交し、かつ水平方向となる位置関係を形成する状態で、配置される。フォトセンサ210Aは、光路遮断と光路開放の状態に対応して出力が変化する。発光素子Lの構成は、特に限定されず、発光ダイオード等を適用できる。受光素子Pdの構成は、特に限定されず、フォトダイオード、フォトIC(integrated circuit)等を適用できる。なお、検出装置210は、分包袋118のミシン目の切れやすい特性を考慮して配置すればよく、検出装置210の配置は二つ折りの下側の部分の位置に限定されない。また、複数の検出装置210を配置してもよい。
【0068】
アクチュエータ210Bは、光路に沿う回転軸(不図示)を中心に、回転自在にフォトセンサ210Aに設けられる。アクチュエータ210Bは、分包袋118との接触に対応して回転軸を中心に回転移動する。アクチュエータ210Bは、回転移動に伴い、フォトセンサ210Aの光路遮断、及び光路開放のいずれかの状態を決定する。フォトセンサ210Aは、光路遮断、及び光路開放に対応する信号を出力する。フォトセンサ210Aは、例えば、光路遮断でLowを出力し、光路開放でHighを出力する場合、または、光路遮断でHighを出力し、光路開放でLowを出力する場合の態様を取り得る。
【0069】
図5に示されるように、分包袋118は、切れ目が発生してない状態である。分包袋118に切れ目の発生していない状態では、検出装置210のアクチュエータ210Bは、分包袋118に非接触である。実施形態では、アクチュエータ210Bは、分包袋118との非接触に対応して、初期状態に位置する。初期状態のアクチュエータ210Bは光路を遮断する。フォトセンサ210Aは光路遮断に対応してLowを出力する。検出装置210からの出力信号は制御機500に入力される。
【0070】
図6及び図7に示されるように、分包袋118にはミシン目118Cに沿って、意図しない切れ目118Dが発生している。分包袋118を縦方向の姿勢から横方向の姿勢に変換する際に、分包袋118に張力が付与されるため、分包袋118の特にミシン目118Cに沿って切れ目118Dが発生しやすくなる。切れ目118Dは、分包袋118の切り離しにまで至らない、分包袋118の一部切断である。
【0071】
搬送時における、切れ目118Dが発生した場合の二つ折りの下端の移動軌跡が、切れ目118Dが発生する前の二つ折りの下端の移動軌跡(正常位置と称する)とは異なってくる。切れ目118Dが発生した場合、二つ折りの下端の移動軌跡は、正常位置と比較すると、鉛直方向の上方の側に位置する。
【0072】
その結果、実施形態では、分包袋118がアクチュエータ210Bと接触し、アクチュエータ210Bが回転軸を中心に、初期状態から回転する。アクチュエータ210Bが初期状態を基準にして規定された角度以上に回転すると、アクチュエータ210Bは、フォトセンサ210Aの光路を開放する。実施形態では、フォトセンサ210Aは光路開放に対応してHighを出力する。検出装置210からの出力信号は制御機500に入力される。
【0073】
制御機500は、切れ目118Dのない分包袋118と切れ目118Dのある分包袋118との出力の差から、分包袋118の切れ目118Dの発生の有無を判定する。制御機500は、切れ目118Dの発生が有ると判定した場合、例えば、薬剤監査支援システム10の動作を停止し、及び/又はブザー、ランプ等を動作させて警報を発信し、作業者に知らせることができる。制御機500は検出装置210の検出結果(切れ目118Dの発生有り)に対応して、薬剤監査支援システム10の動作を停止し、及び/又は警報を発信できる。分包袋118の切れ目118Dの発生に対し、迅速に対応可能になる。
【0074】
図8は実施形態の動作をまとめた表である。分包袋118に切れ目118Dが発生していない場合、分包袋118と検出装置210のアクチュエータ210Bとは接触しない。アクチュエータ210Bはフォトセンサ210Aの光路を遮断し、フォトセンサ210AはLowの信号を出力する。一方、分包袋118に切れ目118Dが発生している場合、分包袋118と検出装置210のアクチュエータ210Bとは接触する。アクチュエータ210Bはフォトセンサ210Aの光路を開放し、フォトセンサ210AはHighの信号を出力する。分包袋118の切れ目118Dの発生の有無に対応して、検出装置210から異なる信号が出力される限り、アクチュエータ及びフォトセンサの動作は限定されない。
【0075】
実施形態では、姿勢変更装置として第1ローラ206Aを例示したが、ガイドにより縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更できる。分包袋118は、ガイドに沿って搬送され、縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更される。例えば、ガイドは分包袋118の横シール部118Bを支持する。ガイドは所定の長さを有し、搬送方向Fの方向に沿って下側、かつ搬送方向Fを斜めに横切るように延びる。姿勢変更装置の構成は特に限定されない。
【0076】
また、検出装置210としてフォトセンサ210Aとアクチュエータ210Bとを備える構成を例示したが、透過型フォトセンサ、反射型フォトセンサ等を適用できる。
【0077】
透過型フォトセンサは、発光素子と受光素子とが対向配置され、発光素子と受光素子との間に光路が形成される。透過型フォトセンサが、切れ目の発生していない状態では分包袋が光路を横切り、かつ切れ目の発生している状態では、分包袋が光路を横切らない位置に配置される。分包袋が透明の場合では、切れ目の発生していない状態でも、切れ目の発生している状態でも、透過型フォトセンサは何らかの信号を出力する。一方で、切れ目の発生していない状態と、切れ目の発生している状態とでは、透過型フォトセンサからの出力の大きさが異なる。出力の大きさを判定することにより、切れ目の発生の有無が検出できる。
【0078】
反射型フォトセンサは、発光素子と受光素子とが同一の方向を向く位置に並んで配置される。反射型フォトセンサが、切れ目の発生していない状態では分包袋で反射された発光素子の光を受光素子で受け、かつ切れ目の発生している状態では、発光素子の光を受光素子で受けない位置に配置される。切れ目の発生していない状態と、切れ目の発生している状態とでは、反射型フォトセンサからの出力の大きさが異なる。出力の大きさを判定することにより、切れ目の発生の有無が検出できる。
【0079】
実施形態に係る制御機500を実現するハードウエアは、各種のプロセッサ(processor)で構成できる。各種プロセッサには、プログラムを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device;PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。画像表示装置を構成する1つの処理部は、上記各種プロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサで構成されてもよい。例えば、1つの処理部は、複数のFPGA、あるいは、CPUとFPGAの組み合わせによって構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip;SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウエア的な構造として、上記各種プロセッサを1つ以上用いて構成される。さらに、これらの各種のプロセッサのハードウエア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
【0080】
実施形態の薬剤監査支援システム10の動作を説明する(図1から図7参照)。複数のフィーダ104に薬剤が準備され、分包紙112が供給機構114に準備される。制御機500は処方データに基づいてフィーダ104を制御し、フィーダ104は一包分の薬剤を包装機構110に供給する。制御機500は包装機構110を制御する。供給機構114から分包紙112が間欠的に搬送され、ヒートシール機構116は分包紙112に縦シール部118Aを形成し、かつミシン目118Cを形成する。投入管108から分包紙112に薬剤が供給される。分包紙112が間欠的に搬送され、ヒートシール機構116が分包紙112に横シール部118Bを形成する。分包機100は分包袋118を縦方向の姿勢で排出する。
【0081】
搬送機200は縦方向の姿勢の分包袋118を導入口202から受け入れる。分包袋118は、姿勢変更装置である第1ローラ206Aを含む一対のローラ部206を通過することにより、横方向の姿勢に変更される。分包袋118は、第3ローラ208Aを含む一対のローラ部208を通過することにより、横方向の姿勢で、監査機300に送り出す。検出装置210が分包袋118の切れ目118Dを検出すると、制御機500は薬剤監査支援システム10の動作を停止する。
【0082】
監査機300は、横方向の姿勢の分包袋118を導入口302から受け入れる。制御機500は、第1搬送ローラ304及び第2搬送ローラ306を制御し、分包袋118を撮像領域に搬送する。制御機500は、光源312、第1カメラ308及び第2カメラ310を制御し、横方向の姿勢の分包袋118の薬剤を上下方向から撮像し薬剤画像を取得する。
【0083】
制御機500は、処方データから画像を含む薬剤データを取得する。制御機500は、薬剤データと薬剤画像とから、監査対象薬剤が処方データに示す薬剤と同一であるか否かを判定し、監査結果の情報を出力する。制御機500は、ラベルプリンター機構316を制御し、処方データ、及び監査結果の情報を印字したラベルを分包袋118に貼り付ける。制御機500は、第3搬送ローラ332を制御する。第3搬送ローラ332は、ラベル付きの分包袋118を、排出口334を介して収容ボックス400に排出する。
【0084】
上述したように、搬送機200が、分包袋118の縦方向の姿勢を横方向の姿勢に変更し、かつ分包袋118の切れ目118Dを検出する。
【0085】
上述の実施形態では、分包機100、搬送機200、及び監査機300が、それぞれ別の筐体を有する場合を説明した。しかしこれに限定されず、分包機100、搬送機200、及び監査機300が一つの筐体内に収容される場合でもよい。
【符号の説明】
【0086】
10 薬剤監査支援システム
100 分包機
102 筐体
104 フィーダ
106 ホッパー
108 投入管
110 包装機構
112 分包紙
114 供給機構
116 ヒートシール機構
116A 縦熱ヘッド
116B 横熱ヘッド
118 分包袋
118A 縦シール部
118B 横シール部
118C ミシン目
118D 切れ目
120 排出口
122 プリントヘッド
124 一対のローラ部
124A ローラ
124B ローラ
200 搬送機
201 筐体
202 導入口
204 排出口
206 一対のローラ部
206A 第1ローラ
206B 第2ローラ
208 一対のローラ部
208A 第3ローラ
208B 第4ローラ
210 検出装置
210A フォトセンサ
210B アクチュエータ
300 監査機
301 筐体
302 導入口
304 第1搬送ローラ
306 第2搬送ローラ
308 第1カメラ
310 第2カメラ
312 光源
314 ガイド
316 ラベルプリンター機構
318 台紙
320 供給機構
322 ラベルプリンター
324 ラベル剥離機構
326 巻取機構
330 第3カメラ
332 第3搬送ローラ
334 排出口
400 収容ボックス
500 制御機
502 表示部
504 操作部
506 処理部
508 記憶部
510 通信インタフェース
F 搬送方向
L 発光素子
Pd 受光素子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8