(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-26
(45)【発行日】2023-07-04
(54)【発明の名称】エレベーターの遠隔点検装置
(51)【国際特許分類】
B66B 5/00 20060101AFI20230627BHJP
【FI】
B66B5/00 G
(21)【出願番号】P 2023503326
(86)(22)【出願日】2021-03-05
(86)【国際出願番号】 JP2021008741
(87)【国際公開番号】W WO2022185537
(87)【国際公開日】2022-09-09
【審査請求日】2023-04-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】引地 剛樹
【審査官】吉川 直也
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-94137(JP,A)
【文献】特開2013-177212(JP,A)
【文献】特開2019-151475(JP,A)
【文献】特開2016-216198(JP,A)
【文献】特開2009-215023(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110155845(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00-3/02;
5/00-5/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベーターに設けられた監視装置から前記エレベーターの運転情報を設定されたタイミングに取得する遠隔点検動作を行う遠隔点検部と、
災害情報に基づいて前記エレベーターが設置された地域および前記監視装置との通信を仲介する通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると判定する災害判定部と、
前記遠隔点検部が前記遠隔点検動作を行うタイミングになったときに前記エレベーターが設置された地域および前記通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると前記災害判定部が判定した場合、前記遠隔点検部に前記遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングへ延期させる点検延期部と、
を備え、
前記遠隔点検部は、前記エレベーターが設置された地域および前記通信基地局が設置された地域のいずれにおいても災害が発生していないと前記災害判定部が判定した場合に、前記監視装置に対してリトライ回数を上限として前記遠隔点検動作を開始する指令を送信し、
前記点検延期部は、前記遠隔点検部が前記遠隔点検動作を行うタイミングになったときに前記エレベーターが設置された地域および前記通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると前記災害判定部が判定した場合、前記リトライ回数よりも少ない規定の回数だけ前記監視装置から前記運転情報を取得する確認動作を前記遠隔点検部に行わせ、前記確認動作において前記監視装置から前記運転情報を取得できなかった場合に、前記遠隔点検部に前記遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングへ延期させ
るエレベーターの遠隔点検装置。
【請求項2】
前記エレベーターが停電したときに前記監視装置から停電通知を受信し、前記停電通知を受信してから前記監視装置から復旧通知を受信していない場合に、前記エレベーターが停電状態であると判定する停電判定部、
を備え、
前記点検延期部は、前記遠隔点検部が前記遠隔点検動作を行うタイミングになったときに前記エレベーターが停電状態であると前記停電判定部が判定した場合、前記遠隔点検部に対して前記遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングに延期させる請求項
1に記載のエレベーターの遠隔点検装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベーターの遠隔点検装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、エレベーターの遠隔点検装置を開示する。当該遠隔点検装置によれば、エレベーターに対して定期的に遠隔点検運転を実行させ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の遠隔点検装置において、予め設定されている時間が到来すると、遠隔点検装置は、遠隔点検運転を実行させる信号を送信する。このような信号は、エレベーターが当該信号を受信するまで複数回送信される。このため、災害が発生した場合に通信回線に負荷がかかる。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、災害が発生した場合に通信回線に負荷がかかることを抑制できるエレベーターの遠隔点検装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエレベーターの遠隔点検装置は、エレベーターに設けられた監視装置からエレベーターの運転情報を設定されたタイミングに取得する遠隔点検動作を行う遠隔点検部と、災害情報に基づいてエレベーターが設置された地域および監視装置との通信を仲介する通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると判定する災害判定部と、遠隔点検部が遠隔点検動作を行うタイミングになったときにエレベーターが設置された地域および通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると災害判定部が判定した場合、遠隔点検部に遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングへ延期させる点検延期部と、を備え、遠隔点検部は、エレベーターが設置された地域および通信基地局が設置された地域のいずれにおいても災害が発生していないと災害判定部が判定した場合に、監視装置に対してリトライ回数を上限として遠隔点検動作を開始する指令を送信し、点検延期部は、遠隔点検部が遠隔点検動作を行うタイミングになったときにエレベーターが設置された地域および通信基地局が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると災害判定部が判定した場合、リトライ回数よりも少ない規定の回数だけ監視装置から運転情報を取得する確認動作を遠隔点検部に行わせ、確認動作において監視装置から運転情報を取得できなかった場合に、遠隔点検部に遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングへ延期させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、遠隔点検装置は、災害が発生していると判定した場合、遠隔点検動作を行うタイミングを別のタイミングに延期する。このため、災害が発生した場合に通信回線に負荷がかかることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置が適用される遠隔監視システムの概要を示すブロック図である。
【
図2】実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置の処理の概要を説明するためのフローチャートである。
【
図3】実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
【0010】
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置が適用される遠隔監視システムの概要を示すブロック図である。
【0011】
図1に示される遠隔監視システムにおいて、エレベーター1は、図示されない建築物に設けられる。エレベーター1は、制御盤2を備える。制御盤2は、エレベーター1と同じ建築物に設けられる。制御盤2は、エレベーター1の全体の動作を制御し得るよう設けられる。
【0012】
監視装置3は、エレベーター1と同じ建築物に設けられる。監視装置3は、制御盤2と電気的に接続される。監視装置3は、制御盤2からエレベーター1の運転情報を収集し得るよう設けられる。監視装置3は、当該運転情報を蓄積し得るよう設けられる。監視装置3は、エレベーター1が設置された建築物において停電が発生した場合、停電通知を発信し得るよう設けられる。監視装置3は、当該停電が復旧した場合、復旧通知を発信し得るよう設けられる。
【0013】
通信基地局4は、エレベーター1が設けられた建築物とは別の場所に設けられる。通信基地局4は、通信を仲介する。
【0014】
遠隔点検装置5は、エレベーター1が設けられた建築物とは別の建築物に設けられる。例えば、遠隔点検装置5は、エレベーター1の保守会社の建築物に設けられる。遠隔点検装置5は、優先の電話回線、無線通信回線、等の既存の通信システムを利用することで監視装置3と通信し得る。この際、遠隔点検装置5は、通信基地局4を介して監視装置3と通信し得る。
【0015】
遠隔点検装置5は、外部機関から通信を介して災害情報を取得し得るよう設けられる。具体的には、遠隔点検装置5は、外部機関から特定の地域に関する大雨、台風、地震、等の災害に関する災害情報を取得し得る。遠隔点検装置5は、外部機関から特定の地域で発生した停電の情報を災害情報として取得し得る。
【0016】
遠隔点検装置5は、遠隔点検部6と情報処理部7と災害判定部8と停電判定部9と点検延期部10とを備える。
【0017】
遠隔点検部6は、設定されたタイミングとして定期的な日時に監視装置3から蓄積されたエレベーター1の運転情報を取得する遠隔点検動作を行う。具体的には、例えば、遠隔点検部6は、毎月設定された日時に遠隔点検動作を行う。遠隔点検部6は、遠隔点検動作において、監視装置3へ遠隔点検動作を行う指令を送信する。その後、遠隔点検部6は、監視装置3から応答の信号を受信した場合に、監視装置3から運転情報を取得する動作を行う。
【0018】
遠隔点検部6は、遠隔点検動作を開始する指令を送信した後に監視装置3から応答の信号を受信しない場合、設定されたリトライ回数を上限として監視装置3へ遠隔点検動作を行う指令を送信する。具体的には、遠隔点検部6は、20回のリトライ回数を上限として監視装置3へ遠隔点検動作を開始する指令を送信する。
【0019】
遠隔点検部6は、設定された日時になったときに遠隔点検動作を別の日時に延期させる指令を受信した場合、規定の期間だけ遠隔点検動作を行う日時を延期する。具体的には、例えば、遠隔点検部6は、当該指令を受信した場合、6時間だけ遠隔点検動作を行う日時を延期する。
【0020】
情報処理部7は、遠隔点検部6が取得した運転情報を用いてエレベーター1の故障診断を行う。情報処理部7は、遠隔点検部6が取得した運転情報を用いてエレベーター1の所有者に向けた報告書情報を作成する。
【0021】
災害判定部8は、外部機関から災害情報を取得する。遠隔点検部6が遠隔点検を行う日時になったとき、災害判定部8は、災害情報に基づいてエレベーター1が設置された地域および通信基地局4が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生しているか否かを判定する。例えば、エレベーター1が設置された地域を対象とした大雨警報が発令されている場合、災害判定部8は、当該大雨警報の災害情報に基づいて当該地域に災害が発生していると判定する。
【0022】
停電判定部9は、監視装置3が発信した停電通知を受信する。停電判定部9は、監視装置3が発信した復旧通知を受信する。停電判定部9は、停電通知を受信した後に復旧通知を受信していない場合、エレベーター1が停電状態であると判定する。
【0023】
遠隔点検部6が遠隔点検を行う日時になったときに、エレベーター1が設置された地域および通信基地局4が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると災害判定部8が判定した場合、点検延期部10は、遠隔点検部6に対して遠隔点検動作を別の日時に延期させる指令を送信する。
【0024】
遠隔点検部6が遠隔点検を行う日時になったときに、エレベーター1が停電状態であると停電判定部9が判定している場合、点検延期部10は、遠隔点検部6に対して遠隔点検動作を別の日時に延期させる指令を送信する。
【0025】
次に、
図2を用いて、遠隔点検装置5が行う処理を説明する。
図2は実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置の処理の概要を説明するためのフローチャートである。
【0026】
図2に示されるように、ステップS001において、遠隔点検装置5は、遠隔点検動作を行う日時であるか否かを判定する。
【0027】
ステップS001で、遠隔点検動作を行う日時でないと判定した場合、遠隔点検装置5は、ステップS001の動作を繰り返す。
【0028】
ステップS001で、遠隔点検動作を行う日時であると判定した場合、遠隔点検装置5は、ステップS002の動作を行う。ステップS002において、遠隔点検装置5は、エレベーター1が設置された地域および通信基地局4が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生しているか否かを判定する。
【0029】
ステップS002で、いずれの地域にも災害が発生していないと判定した場合、遠隔点検装置5は、ステップS003の動作を行う。ステップS003において、遠隔点検装置5は、エレベーター1が停電状態であるか否かを判定する。
【0030】
ステップS003で、エレベーター1が停電状態でないと判定した場合、遠隔点検装置5は、ステップS004の動作を行う。ステップS004において、遠隔点検装置5は、遠隔点検動作を行う。
【0031】
その後、遠隔点検装置5は、処理を終了する。
【0032】
ステップS002でエレベーター1が設置された地域および通信基地局4が設置された地域の少なくとも一方に災害が発生していると判定した場合、またはステップS003でエレベーター1が停電状態であると判定した場合、遠隔点検装置5は、ステップS005の動作を行う。ステップS005において、遠隔点検装置5は、遠隔点検動作を規定の期間だけ延期する。具体的には、ステップS005において、遠隔点検装置5は、規定の期間だけ待機する。その後、遠隔点検装置5は、ステップS002以降の動作を行う。
【0033】
以上で説明した実施の形態1によれば、遠隔点検装置5は、遠隔点検部6と災害判定部8と点検延期部10とを備える。点検延期部10は、指令を送信することで遠隔点検部6に遠隔点検動作を別の日時に延期させる。このため、災害の発生によって監視装置3と通信ができない場合に、遠隔点検装置5は、当該監視装置3に関する遠隔点検動作を行うことを回避することができる。具体的には、遠隔点検装置5は、リトライ回数だけ監視装置3へ遠隔点検動作を行う指令を送信することを抑制できる。その結果、災害が発生した場合に通信回線に負荷がかかることを抑制することができる。
【0034】
なお、点検延期部10は、遠隔点検動作を別の日時に延期させる指令を送信する前に、遠隔点検部6に対して確認指令を送信してもよい。遠隔点検部6は、確認指令を受信した場合、監視装置3に対して運転情報を送信させる指令をリトライ回数よりも少ない規定の回数だけ送信する確認動作を行ってもよい。リトライ回数は、災害が認識されていない場合に監視装置3に対して指令を送信する上限の回数である。一方、当該規定の回数は、災害が認識されている場合に監視装置3に対して指令を送信する回数である。具体的には、遠隔点検部6は、2回だけ当該指令を送信する確認動作を行ってもよい。確認動作において遠隔点検部6が運転情報を取得できなかった場合に、点検延期部10は、遠隔点検動作を別の日時に延期させる指令を送信してもよい。このため、災害から復旧しているにも関わらず対象の地域の災害情報が復旧した状態に更新されていない場合に、遠隔点検装置5は、監視装置3から運転情報を取得することができる。また、当該規定の回数は、リトライ回数よりも少ない。このため、監視装置3と通信ができない場合でも、災害が発生した場合に通信回線に負担がかかることを抑制することができる。
【0035】
また、遠隔点検装置5は、遠隔点検動作を行う日時になったときにエレベーター1が停電していると判定した場合、遠隔点検動作を行う日時を別の日時に延期する。このため、災害が発生した後、エレベーター1が停電から復旧していない場合に、遠隔点検装置5は、リトライ回数だけ監視装置3へ遠隔点検動作を行う指令を送信することを抑制できる。その結果、通信回線に負荷がかかることを抑制することができる。
【0036】
なお、遠隔点検装置5は、設定された日時になった場合だけでなく、設定された条件が満たされた場合に設定されたタイミングになったとして遠隔点検動作を行ってもよい。この場合、遠隔点検装置5は、規定の期間だけ遠隔点検動作を行うタイミングを延期してもよい。また、遠隔点検装置5は、遠隔点検動作を行うタイミングを規定の条件が満たされた場合に行うという別のタイミングに延期してもよい。
【0037】
なお、災害判定部8は、保守会社のオペレーターからの操作に基づいて災害が発生した状態が解消したことを検知してもよい。
【0038】
次に、
図3を用いて、遠隔点検装置5を構成するハードウェアの例を説明する。
図3は実施の形態1におけるエレベーターの遠隔点検装置のハードウェア構成図である。
【0039】
遠隔点検装置5の各機能は、処理回路により実現し得る。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア200を備える。
【0040】
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える場合、遠隔点検装置5の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ100bに格納される。少なくとも1つのプロセッサ100aは、少なくとも1つのメモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、遠隔点検装置5の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ100aは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ100bは、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
【0041】
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。例えば、遠隔点検装置5の各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、遠隔点検装置5の各機能は、まとめて処理回路で実現される。
【0042】
遠隔点検装置5の各機能について、一部を専用のハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、運転情報を用いてエレベーター1の故障診断を行う機能については専用のハードウェア200としての処理回路で実現し、運転情報を用いてエレベーター1の故障診断を行う機能以外の機能については少なくとも1つのプロセッサ100aが少なくとも1つのメモリ100bに格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
【0043】
このように、処理回路は、ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで遠隔点検装置5の各機能を実現する。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、本開示に係るエレベーターの遠隔点検装置は、エレベーターの遠隔診断を行うシステムに利用できる。
【符号の説明】
【0045】
1 エレベーター、 2 制御盤、 3 監視装置、 4 通信基地局、 5 遠隔点検装置、 6 遠隔点検部、 7 情報処理部、 8 災害判定部、 9 停電判定部、 10 点検延期部、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 ハードウェア