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特許7302835発信者情報取得システム、発信者情報取得システムの制御方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-26
(45)【発行日】2023-07-04
(54)【発明の名称】発信者情報取得システム、発信者情報取得システムの制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20230627BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023015063
(22)【出願日】2023-02-03
【審査請求日】2023-02-06
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521500111
【氏名又は名称】大田 敏
(74)【代理人】
【識別番号】100226997
【弁理士】
【氏名又は名称】辻 知英
(72)【発明者】
【氏名】大田敏
【審査官】松野 広一
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/061668(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0213119(US,A1)
【文献】特開2018-037076(JP,A)
【文献】特開2014-194684(JP,A)
【文献】特開2014-026614(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムであって、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる表示制御部と、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる記憶処理部と、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する受信部と、を備え、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記受信部が前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記ユーザ端末に通知をする通知部と、をさらに備え
前記第1カテゴリ情報は、前記発信者の発信媒体に関する第1発信媒体情報を少なくとも含み、
前記第2カテゴリ情報は、前記新規に投稿した発信者の発信媒体に関する第2発信媒体情報を少なくとも含む、発信者情報取得システム。
【請求項2】
請求項に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1発信媒体情報は、前記発信者が利用するSNSに関する情報、当該発信者が利用するブログに関する情報、及び当該発信者が独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有し、
前記第2発信媒体情報は、前記新規に投稿した発信者が利用するSNSに関する情報、当該発信者が利用するブログに関する情報、及び当該発信者が独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有する、発信者情報取得システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1カテゴリ情報には、前記管理用画面内での前記発信者の投稿に関する投稿情報が紐づいており、
前記投稿情報は、前記第1カテゴリ情報に関連しており、
前記表示制御部は、前記ユーザ端末に紐づけて記憶された前記第1カテゴリ情報に紐づく前記投稿情報を、前記ユーザ向け画面に表示させる、発信者情報取得システム。
【請求項4】
請求項に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記投稿情報に対して前記ユーザがコメントをすることができ、
前記コメントは、前記コメントをした当該ユーザ以外のユーザから閲覧することができず、
前記発信者端末に表示された前記管理用画面からの入力により、前記コメントに対して前記発信者が返信することができる、発信者情報取得システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1カテゴリ情報は、前記ユーザ端末に紐づけて記憶されることが制限されているものを含み、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記ユーザの課金に関する課金情報を取得する課金情報取得部をさらに備え、
前記課金情報取得部は、前記課金情報を用いて、前記第1カテゴリ情報が前記ユーザ端末に紐づけて記憶されることの制限を解除する、発信者情報取得システム。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記新規投稿情報には、前記発信者が発信したコンテンツにアクセスできるコンテンツアクセス情報が含まれている、発信者情報取得システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記通知部は、前記発信者が新規に投稿した旨をプッシュ通知により前記ユーザ端末に通知させる、発信者情報取得システム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記記憶処理部は、複数の前記第1カテゴリ情報を前記ユーザ端末に紐づけて記憶させる、発信者情報取得システム。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の発信情通知システムにおいて、
前記発信者端末に表示された前記管理用画面からの入力により、前記第1カテゴリ情報を新規に追加することができる、発信者情報取得システム。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記表示制御部は、ID及びパスワードの少なくとも一方の入力を前記ユーザ端末から受け付けることなく、所定のキーワードの入力を前記ユーザ端末から受け付けることで、前記ユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させる、発信者情報取得システム。
【請求項11】
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータが、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させ、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させ、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信し、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定し、
特定された前記ユーザ端末に通知
前記第1カテゴリ情報は、前記発信者の発信媒体に関する第1発信媒体情報を少なくとも含み、
前記第2カテゴリ情報は、前記新規に投稿した発信者の発信媒体に関する第2発信媒体情報を少なくとも含む、発信者情報取得システムの制御方法。
【請求項12】
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータに、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる手順、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる手順、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する情報であって、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれている新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する手順、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する手順、を実行させるためのプログラムであって、
前記第1カテゴリ情報は、前記発信者の発信媒体に関する第1発信媒体情報を少なくとも含み、
前記第2カテゴリ情報は、前記新規に投稿した発信者の発信媒体に関する第2発信媒体情報を少なくとも含む、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発信者情報取得システム、発信者情報取得システムの制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インフルエンサーなどの消費者や、商品サービスの得意客(ファン)からリアルな口コミ、紹介などが生まれるきっかけを作り、口コミから商品サービスが直接売れる発信者装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022―142939号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のように、影響力のある発信者(インフルエンサー)が利用する端末を用いるシステムがある。
【0005】
影響力のある発信者が、近年増加している。当該発信者は、SNS(Social Networking Service)などの様々な発信媒体で、自身のコンテンツ(情報)を発信している。
【0006】
そのため、ユーザが、自身の興味のある発信者の発信する情報を取得したい場合、当該発信者の複数のSNS、及び発信者のその他の発信媒体などにおける情報をそれぞれキャッチアップしなければいけない。そして、ユーザが、自身の興味のある発信者が発信する情報を、例えば各発信媒体ごとに取得することは非常に煩わしい。
【0007】
本発明が解決しようとする課題としては、ユーザが興味を持つ発信者が発信する情報を効果的に取得することが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムであって、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる表示制御部と、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる記憶処理部と、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する受信部と、を備え、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記受信部が前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記ユーザ端末に通知をする通知部と、をさらに備える、発信者情報取得システムである。
【0009】
請求項12に記載の発明は、
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータが、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させ、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させ、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信し、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定し、
特定された前記ユーザ端末に通知をする、発信者情報取得システムの制御方法である。
【0010】
請求項13に記載の発明は、
ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータに、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる手順、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる手順、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する情報であって、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれている新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する手順、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する手順、を実行させるためのプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】発信者情報取得システムの概略を示すブロック図である。
図2】アクセス画面の一例を示す図である。
図3】ユーザ向け画面の一例を示す図である。
図4】カテゴリ画面の一例を示す図である。
図5】購読登録画面の一例を示す図である。
図6】ユーザ端末に紐づけて記憶部に記憶された第1カテゴリ情報を含むデータベースの一例を示す図である。
図7】購読登録画面の別の例を示す図である。
図8】管理用画面の一例を示す図である。
図9】カテゴリ追加画面の一例を示す図である。
図10】新規投稿画面の一例を示す図である。
図11】ユーザ端末に表示される通知部による通知の一例を示す図である。
図12】コメント一覧画面の一例を示す図である。
図13】投稿スレッド画面の一例を示す図である。
図14】サーバのハードウエア構成例を示す図である。
図15】実施形態の記憶処理部が第1カテゴリ情報をユーザ端末に紐づけて記憶部に記憶する際のフロー図である。
図16】実施形態の通知部がユーザ端末に通知をするまでのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0013】
なお、以下に示す説明において、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
【0014】
[実施形態]
(発信者情報取得システム100)
図1は、発信者情報取得システム100の概略を示すブロック図である。図1を用いて、発信者情報取得システム100について説明する。発信者情報取得システム100は、ユーザが発信者の情報を効果的に取得できるようにするために用いられる。
【0015】
発信者情報取得システム100には、少なくともサーバ1と、ユーザ端末2と、発信者端末3とが用いられる。実施形態において、発信者情報取得システム100には、複数のユーザ端末2(図1のユーザ端末2aからユーザ端末2nを参照)と、複数の発信者端末3(図1の発信者端末3aからユーザ端末3nを参照)とが用いられる。
【0016】
ユーザ端末2は、ユーザが利用(又は操作、管理)する端末である。ユーザは、発信者情報取得システム100を利用する者である。ユーザ端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット、及びPC(パーソナルコンピューター)の少なくともいずれか1つを含んでいる。実施形態において、ユーザ端末2には、発信者情報取得システム100に用いられる、ユーザ用のアプリケーションプログラムがインストールされる。
【0017】
ユーザ端末2は、通信ネットワーク101を介して、サーバ1と通信可能な構成となっている。通信ネットワーク101は例えば、4G又は5G回線での通信を含む。ユーザ端末2は、通信ネットワーク101を構成するための通信部(図示しない)を含んで構成されている。
【0018】
発信者端末3は、発信者が利用(又は管理、操作)する端末である。発信者は、所定の情報を発信する者である。所定の情報は、発信者の考え、及びコンテンツの少なくとも一方を含む。実施形態において、発信者はいわゆるインフルエンサーであり、多数のユーザに対して、大きな影響力を持つ者である。インフルエンサーは、例えば、所定のSNS(例えば、Instagram(登録商標)、Twitter(登録商標)、及びYouTube(登録商標)など)で1万人以上のフォロワーを有する者であるがこれに限られない。
【0019】
発信者端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット、及びPC(パーソナルコンピューター)の少なくともいずれか1つを含んでいる。実施形態において、発信者端末3には、発信者情報取得システム100に用いられる、発信者用のアプリケーションプログラムがインストールされる。実施形態において、発信者端末3は、ユーザ端末2よりも数が少ない。
【0020】
発信者端末3は、通信ネットワーク101を介して、サーバ1と通信可能な構成となっている。発信者端末3は、通信ネットワーク101を構成するための通信部(図示しない)を含んで構成されている。
【0021】
(サーバ1)
実施形態において、サーバ1は、いわゆるクラウドサーバであってもよい。サーバ1は、通信ネットワーク101を介して、複数のユーザ端末2、及び複数の発信者端末3のそれぞれと通信可能な構成となっている。サーバ1は、通信ネットワーク101を構成するための通信部(図示しない)を含んで構成されている。サーバ1は、データを記憶する記憶部4に接続されている。記憶部4は、サーバ1の外部にあってもよいし、サーバ1の内部にあってもよい。
【0022】
(表示制御部10)
サーバ1は、表示制御部10を備えている。表示制御部10は、上記ユーザ用のアプリケーションプログラムによりユーザ端末2上で実現されるアプリケーションに関する画面(ページ)を、ユーザ端末2のディスプレイに表示させる。表示制御部10は、ユーザ端末2上で実現される当該アプリケーションに関する情報を、ユーザ端末2に出力させる。
【0023】
上記ユーザ用のアプリケーションに関する画面(ページ)は、アクセス画面70及びユーザ向け画面80を含む。アクセス画面70及びユーザ向け画面80については後述する。ユーザは、ユーザ端末2のディスプレイに表示されるアクセス画面70及びユーザ向け画面80などの画面(=UI(User Interface))を介して、当該ユーザ用のアプリケーションを操作する。
【0024】
(アクセス画面70)
図2は、アクセス画面70の一例を示す図である。実施形態において、ユーザがユーザ端末2からユーザ用のアプリケーションを起動すると、表示制御部10は、アクセス画面70をユーザ端末2のディスプレイに表示させる。アクセス画面70は、後述するユーザ向け画面80にユーザがアクセスするための画面である。
【0025】
アクセス画面70は、入力部71、及び決定部72を含んでいる。ユーザからの操作(入力)により、入力部71には、ユーザ向け画面80にアクセスするための、所定のキーワードが入力される。キーワードは、例えば、発信者のニックネーム(あだ名)、発信者の特徴を表すワード、及び発信者を想起させるワードの少なくとも1つを含む。当該キーワードは、図1に示す記憶部4に予め記憶されている。実施形態において、キーワードは、例えば、「合い言葉」と表現されてもよく、入力部71に「合い言葉を入力してください」と表記されていてもよい。
【0026】
ユーザが入力部71に所定のキーワードを入力し、決定部72を選択することにより、所定のキーワードに関するキーワード情報が、ユーザ端末2からサーバ1に送信される。表示制御部10は、当該所定のキーワード(キーワード情報)が記憶部4に予め記憶されたキーワードと一致するか否か(入力された所定のキーワードが、記憶部4に予め記憶されたキーワードに含まれるか否か)を判断する。当該所定のキーワードと記憶部4に予め記憶されたキーワードとが一致する場合、当該所定のキーワードに紐づくユーザ向け画面80(後述する)を表示制御部10が特定する。そして、表示制御部10は、ユーザ向け画面80をユーザ端末2に表示させる。
【0027】
実施形態において、ユーザは、ID及びパスワードの少なくとも一方を入力せずとも、所定のキーワードを入力することにより、ユーザ向け画面80にアクセスすることができる。表示制御部10は、ID及びパスワードの少なくとも一方の入力をユーザ端末2から受け付けるのではなく、所定のキーワードの入力をユーザ端末2から受け付けることで、ユーザ向け画面80をユーザ端末2に表示させる。これにより、ユーザがID及びパスワードを登録するステップを省略することができる。そのため、ユーザの、発信者情報取得システム100からの離脱率を抑制することができる。
【0028】
(ユーザ向け画面80)
図3は、ユーザ向け画面80の一例を示す図である。表示制御部10は、ユーザ向け画面80(ユーザ向けページ)を、ユーザ端末2に表示させる。ユーザ向け画面80とは、ユーザが閲覧・操作する用の画面である。ユーザ向け画面80とは、インフルエンサー(発信者)のそれぞれに割り当てられた画面(ページ)である。ユーザ向け画面80は、後述する管理用画面90(インフルエンサーのそれぞれに割り当てられている)と連動しており、管理用画面90で更新した内容が、ユーザ向け画面80に反映される。ユーザ向け画面80は、カスタマイズ可能であってもよく、例えば、インフルエンサーごとに背景の色が違っていてもよいし、フォントやUIが異なっていてもよい。図3の例では、「xxx」という名称のインフルエンサーに割り当てられた画面を例示している。
【0029】
ユーザ向け画面80は、トップ画面81を少なくとも含んでいる。図3の例は、ユーザ向け画面80のうちトップ画面81の一例である。トップ画面81は、ユーザ向け画面80の一部である。トップ画面81は、ユーザがアクセス画面70からユーザ向け画面80にアクセスしたとき、一番はじめに表示される画面である。トップ画面81では、後述する第1カテゴリ情報及び投稿情報が表示されている。実施形態において、インフルエンサーの名称(「xxx」)は、トップ画面81の上部に表示されてもよい(図3のBを参照)。これにより、ユーザがどのインフルエンサーに紐づくユーザ向け画面80にアクセスしているかがわかりやすくなる。
【0030】
(第1カテゴリ情報)
図4は、カテゴリ画面82の一例を示す図である。カテゴリ画面82は、ユーザ向け画面80の一部である。トップ画面81上の所定のボタン(例えば、図3のカテゴリ一覧ボタン81a)を押下することで、カテゴリ画面82に遷移する。カテゴリ画面82は、インフルエンサーの第1カテゴリ情報11の一覧を表示する画面である。図4では、インフルエンサー「xxx」の第1カテゴリ情報11の一覧を示している。第1カテゴリ情報11は、発信者(図4の場合、インフルエンサー「xxx」)が発信するコンテンツのカテゴリに関する情報である。
【0031】
なお、当該インフルエンサーの発信は、発信者端末3にインストールされたアプリケーションの外での発信でもよく、発信者端末3にインストールされたアプリケーションの中(管理用画面90)での発信でもよい。
【0032】
コンテンツとは、テレビ、新聞、及びラジオなどのメディア(媒体)、又はインターネットを通して伝えられる情報内容のことである。コンテンツは、文章、写真、映像、図、及びデザインなどを組み合わせて作成される。
【0033】
コンテンツのカテゴリとは、コンテンツの種類(タイプ)のことでもあり、コンテンツの属性のことでもある。例えば、コンテンツのカテゴリは、当該コンテンツが発信されている発信媒体が何であるか(YouTube(登録商標)など)、当該コンテンツが有料であるか無料であるか、及び当該コンテンツのターゲットが誰であるか(男性向け、若者向けなど)、当該コンテンツのジャンルが何であるか(格闘技、音楽、ゲーム配信、及びインフルエンサーのプライベート情報など)の少なくとも1つを含む。
【0034】
図4の例では、第1カテゴリ情報11は、YouTube(登録商標)、Twitter(登録商標)、20代男性向けコンテンツ、有料コンテンツ、オンラインサロン限定のコンテンツ、インフルエンサー「xxx」のプライベートショット、格闘技、インフルエンサー「xxx」の飼っているペット、動画撮影したときにボツになったシーン、ボイスパーカッション、ブログ、アプリ内限定コンテンツに関する情報を含む。
【0035】
(第1発信媒体情報)
第1カテゴリ情報は、第1発信媒体情報を少なくとも含む。第1発信媒体情報は、インフルエンサーの発信媒体に関する情報である。インフルエンサーの発信媒体とは、インフルエンサーが発信する情報の媒体(メディア)のことである。第1発信媒体情報は、インフルエンサーが利用するSNS(Social Networking Service)に関する情報、インフルエンサーが利用するブログに関する情報、及びその他インフルエンサーが独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有する。
【0036】
インフルエンサーが独自に利用する発信媒体とは、インフルエンサー独自のプラットフォーム、及びオンラインサロンなどを有する。インフルエンサーが利用するSNSは、例えば、YouTube(登録商標)、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)、Facebook(登録商標)、及びTikTok(登録商標)の少なくとも1つを含む。
【0037】
ユーザは、カテゴリ画面82から、任意の第1カテゴリ情報11を選択することにより、任意の第1カテゴリ情報11を購読登録(フォロー)することができる。「購読登録」は、ユーザの興味を持つインフルエンサーが発信するコンテンツであって、当該コンテンツの中の特に興味のあるコンテンツに関する情報を受け取りやすくするために行われる。購読登録すると、当該第1カテゴリ情報11に係る情報が発信されたときに、当該情報を受け取りやすくなる(後述する通知部50により通知がある)。
【0038】
実施形態において、ユーザが、インフルエンサー「xxx」に紐づく第1カテゴリ情報11を選択して購読登録すると(購読登録の詳細は後述する)、図3に示すトップ画面81の領域Aに、購読登録した第1カテゴリ情報11が反映される。図3の例では、ユーザは、インフルエンサー「xxx」の第1カテゴリ情報11として、YouTube(登録商標)、Twitter(登録商標)、及びブログを購読登録(フォロー)していることになる。
【0039】
なお、図3に示すトップ画面81の領域Aには、お知らせ、ニュース、及び広告など、インフルエンサー「xxx」に関係のない、他のインフルエンサー全員にも共通する情報が表示されていてもよい。例えば、「ニュース」が表示されている場合、システムの運営側がユーザに知って欲しい情報を表示してもよい。例えば、「広告」が表示されている場合、システムの運営側がユーザに知って欲しい商品・サービスに関する情報を表示してもよい。
【0040】
図5は、購読登録画面83の一例を示す図である。購読登録画面83は、第1カテゴリ情報11を購読登録(フォロー)するための画面である。購読登録画面83は、ユーザ向け画面80の一部である。カテゴリ画面82上の所定のボタン(例えば、第1カテゴリ情報11が記載されている部分)を押下することで、購読登録画面83に遷移する。
【0041】
図5の例は、インフルエンサー「xxx」のYouTube(登録商標)カテゴリの購読登録画面83である。購読登録画面83は、購読登録部83aを含んでいる。購読登録部83aからの入力(ボタンを押下)により、インフルエンサー「xxx」のYouTube(登録商標)のコンテンツに関する情報(第1カテゴリ情報)を購読登録することができる。購読登録画面83は、料金表示部83bを含んでいる。料金表示部83bには、第1カテゴリ情報11が有料か無料かに関する情報を含んでいる。図5の例では、第1カテゴリ情報11(YouTube(登録商標)カテゴリ)が無料であることを示している。
【0042】
(購読登録の処理)
図1に示すサーバ1は、記憶処理部20をさらに備えている。記憶処理部20は、ユーザ端末2に表示されたユーザ向け画面80(=購読登録画面83)からの入力により、第1カテゴリ情報11を当該ユーザ端末2に紐づけて記憶部4に記憶させる。記憶処理部20は、複数の第1カテゴリ情報11をユーザ端末2に紐づけて記憶部4に記憶させてもよい。すなわち、ユーザは、複数の第1カテゴリ情報11を購読登録することができる。
【0043】
図6は、ユーザ端末2に紐づけて記憶部4に記憶された第1カテゴリ情報11を含むデータベースの一例を示す図である。第1カテゴリ情報11は、ユーザ端末2のユーザ端末情報に紐づけて記憶部4に記憶される。ユーザ端末情報は、ユーザ端末2のOSの種類、及びユーザ端末2の端末識別IDの少なくとも一方を含む。
【0044】
また、インフルエンサーに関する第1発信者情報もユーザ端末情報(及び第1カテゴリ情報)に紐づけて記憶部4に記憶される。第1発信者情報は、インフルエンサーそれぞれに割り当てられた識別IDに関する情報を含んでいる。第1発信者情報は、ユーザがアクセスしているユーザ向け画面80により、特定される。第1発信者情報は、アクセス画面70に入力したキーワードに紐づくインフルエンサーに関する情報から取得されてもよい。
【0045】
図6のNo.001の例では、例えば、あるユーザaのユーザ端末Aから、インフルエンサー「xxx」のYouTubeカテゴリを購読登録した場合、YouTubeカテゴリに係る第1カテゴリ情報11は、ユーザ端末Aに係るユーザ端末情報(ユーザ端末AのOSに関する情報、ユーザaの識別IDに関する情報)及び第1発信者情報(例えば、インフルエンサーごとの識別ID「xxx」など)に紐づけて、記憶部4(データベース)に記憶される。
【0046】
なお、ユーザは複数のインフルエンサーの第1カテゴリ情報11を購読登録することもできる。この場合、ユーザは、各インフルエンサーごとに割り当てられたユーザ向け画面80にアクセスして、各ユーザ向け画面80内で、それぞれ購読登録することができる。図6のNo.002に示すように、ユーザaは、インフルエンサー「xxx」の第1カテゴリ情報11としてのYouTubeと、インフルエンサー「yyy」の第1カテゴリ情報11としてのオンラインサロン限定コンテンツとの両方を購読登録している。
【0047】
図7は、購読登録画面83の別の例を示す図である。サーバ1は、課金情報取得部60をさらに備えている。課金情報取得部60は、ユーザ端末2に表示されたユーザ向け画面80(=購読登録画面83)からの入力により、ユーザの課金に関する課金情報を取得する。
【0048】
図7の例は、オンラインサロン限定のコンテンツの購読登録画面83である。購読登録部83aからの入力(ボタンを押下)により、ユーザは、インフルエンサー「xxx」のオンラインサロン限定のコンテンツ(オンラインサロン限定のコンテンツは、アプリ外のコンテンツでもよい)に関する情報(第1カテゴリ情報11)を購読登録することができる。図7の例では、料金表示部83bは、第1カテゴリ情報11(オンラインサロン限定のコンテンツ)が有料であることを示している(例えば、月額150円)。購読登録部83aを押下して、購読登録手続きが完了すると(ユーザ端末2と、ユーザ端末2のOsに関連したサーバとの通信により課金処理が実行される)、課金情報取得部60は、課金情報を取得する。
【0049】
第1カテゴリ情報11は、ユーザ端末2に紐づけて記憶されることが制限されているものを含む。課金情報取得部60は、課金情報を用いて、第1カテゴリ情報11がユーザ端末2に紐づけて記憶されることの制限を解除する。実施形態において、購読登録部83aを押下して、購読登録手続きが完了すると、当該第1カテゴリ情報11(図7の例では、オンラインサロン限定のコンテンツ)をユーザ端末2に紐づけて記憶できるようになる。すなわち、トップ画面81の領域A部分に、オンラインサロン限定のコンテンツのカテゴリが追加されることになる。
【0050】
このように、課金の機能を導入することにより(コンテンツ販売の仕組みを導入することにより)、インフルエンサー(又はシステム管理者)の収益を向上させることができる。
【0051】
(投稿情報)
図3に示すように第1カテゴリ情報11には、管理用画面90内(後述する)での発信者の投稿に関する投稿情報15が紐づいている。投稿情報15は、第1カテゴリ情報11に関連している。図3の例では、YouTubeのカテゴリに関連する投稿情報15が表示されている。実施形態において、投稿情報15は、各第1カテゴリ情報11ごとにトップ画面81に表示される(例えば、図3のTwitterの第1カテゴリ情報11が選択されている場合、Twitterの第1カテゴリ情報11に紐づく投稿情報15が表示される)。
【0052】
図3の投稿情報15の例としては、例えば、インフルエンサー「xxx」は、インフルエンサー「xxx」がYouTubeプラットフォームで発信したコンテンツに関する情報を、インフルエンサー「xxx」が投稿情報15として、アプリケーション内で投稿している。YouTubeプラットフォームで発信したコンテンツに関する情報とは、例えば、インフルエンサー「xxx」がYouTubeプラットフォームで、現在話題になっているゲームのゲーム実況に関するコンテンツを発信した場合、「今話題のゲームのゲーム実況をYouTubeでやってみました(又は「YouTubeを更新しました」)」などのようにアプリケーション内で投稿した際の投稿内容に関する情報のことである。
【0053】
表示制御部10は、ユーザ端末2に紐づけて記憶された第1カテゴリ情報11に紐づく投稿情報15を、ユーザ向け画面80(トップ画面81)に表示させる。
【0054】
これにより、例えば、わざわざYouTubeプラットフォームにアクセスして毎回見にいかなくても、インフルエンサー「xxx」が発信したコンテンツに関する情報(YouTubeの更新に関する情報など)をアプリ内で取得することができる。そのため、ユーザが興味のあるインフルエンサーに関する情報(コンテンツ)を効果的に取得することができる。
【0055】
さらに、インフルエンサー「xxx」が過去に投稿した情報も残っていくので、第1カテゴリ情報11に関する過去の投稿を一覧で確認することができる。そのため、インフルエンサー「xxx」が過去に発信したコンテンツに関する情報をキャッチアップしやすくなる。
【0056】
(管理用画面90)
図8は、管理用画面90の一例を示す図である。図1に示す表示制御部10は、発信者用のアプリケーションプログラムにより発信者端末3上で実現されるアプリケーションに関する画面(ページ)を、発信者端末3のディスプレイに表示させる。発信者は、発信者端末3のディスプレイに表示される画面(=UI(User Interface))を介して、当該発信者用のアプリケーションを操作する。
【0057】
当該発信者用のアプリケーションに関する画面(ページ)は、発信者ログイン画面及び管理用画面90を少なくとも含む。発信者ログイン画面(図示しない)は、管理用画面90にログインするための画面である。各インフルエンサーに割り当てられたID及びパスワード(割り当てる方法は任意である)を当該発信者ログイン画面に入力すると、各インフルエンサーに割り当てられた管理用画面90にログインすることができる。
【0058】
表示制御部10は、管理用画面90(管理用ページ)を、発信者端末3に表示させる。管理用画面90は、インフルエンサーが、上記発信者用のアプリケーション内で、自身が情報(コンテンツ)を投稿したり、自身が投稿する情報を管理したりするための画面(ページである)。管理用画面90は、インフルエンサー(発信者)のそれぞれに割り当てられた画面(ページ)である。管理用画面90は、ユーザ向け画面80と連動しており、管理用画面90で更新した内容が、ユーザ向け画面80に反映される。
【0059】
管理用画面90は、トップ画面91を少なくとも含んでいる。図8の例は、管理用画面90のうちトップ画面91の一例である。トップ画面91は、管理用画面90の一部である。トップ画面91は、インフルエンサーが発信者ログイン画面(図示しない)から管理用画面90にログインしたとき、一番はじめに表示される画面である。
【0060】
トップ画面91では、ユーザ向け画面80と同じく、第1カテゴリ情報11及び投稿情報15が表示されている。図8の投稿情報15は、インフルエンサーが過去に投稿した情報である。ユーザ向け画面80と同じく、投稿情報15は、各第1カテゴリ情報11と紐づいている(図8の例では、YouTubeカテゴリに紐づいた投稿情報15が表示されている)。また、ユーザ向け画面80と異なり、図8の領域Cには、インフルエンサーが、自身で設定している第1カテゴリ情報11が表示される。
【0061】
図8の例では、インフルエンサー「xxx」がログイン画面からインフルエンサー「xxx」に割り当てられたID及びパスワードを入力すると、表示制御部10は、インフルエンサー「xxx」に割り当てられた管理用画面90(トップ画面91)を、発信者端末3(インフルエンサー「xxx」の端末)に表示させる。
【0062】
図9は、カテゴリ追加画面93の一例を示す図である。カテゴリ追加画面93は、第1カテゴリ情報11を新規に追加するための画面である。カテゴリ追加画面93は、管理用画面90の一部である。トップ画面91上の所定のボタンを押下することで、カテゴリ追加画面93に遷移する。図9の例では、インフルエンサー「xxx」の現在のコンテンツのカテゴリ(第1カテゴリ情報11)の一覧が表示されている。
【0063】
実施形態において、第1カテゴリ情報11は、発信者端末3からの操作(入力)により、自由に追加することができる。カテゴリ追加画面93は、追加部93aを含む。インフルエンサーが追加部93aを押下して所定の操作を行うことにより、第1カテゴリ情報11を新規に追加することができる。
【0064】
実施形態において、カテゴリ追加画面93から第1カテゴリ情報11を新規に追加すると、図4に示すカテゴリ画面82に、追加カテゴリの分が反映される。このように、カテゴリ追加画面93に表示されている第1カテゴリ情報11と、カテゴリ画面82に表示されている第1カテゴリ情報11は連動している。換言すると、カテゴリ追加画面93に表示されている第1カテゴリ情報11が、カテゴリ画面82に表示される。
【0065】
インフルエンサーは、発信者端末3のディスプレイに表示された管理用画面90(カテゴリ追加画面93)からの入力により、第1カテゴリ情報11を新規に追加することができる。インフルエンサーによって、自身が追加したいカテゴリは各々異なる。各インフルエンサーが自由に第1カテゴリ情報11を追加できることにより、各インフルエンサーのコンテンツのカテゴリ設定の自由度が向上する。そのため、ユーザの満足度が向上する。
【0066】
図10は、新規投稿画面92の一例を示す図である。新規投稿画面92は、管理用画面90の一部である。トップ画面91上の所定のボタン(例えば、新規投稿ボタン91a)を押下することで、新規投稿画面92に遷移する。新規投稿画面92は、インフルエンサーがアプリケーション内で、新規投稿情報12を入力するための画面である。
【0067】
(新規投稿情報12)
新規投稿情報12は、管理用画面90内(アプリケーション内)での、インフルエンサーの新規の投稿に関する情報である。ここでいう投稿とは、アプリ内で、インフルエンサーがユーザに向けてインフルエンサーの文章・画像・動画・音声などを公開することである。
【0068】
インフルエンサーの新規の投稿は、例えば、SNSを更新した旨をユーザにお知らせするための投稿を含む。インフルエンサーの新規の投稿は、例えば、動画、画像、音声、及びテキストの少なくとも1つを含むコンテンツを含んでいてもよい。インフルエンサーは、アプリケーション内専用のコンテンツを新規投稿情報12として投稿することができる。
【0069】
(第2カテゴリ情報13)
新規投稿情報12には、第2カテゴリ情報13が含まれている。第2カテゴリ情報13は、新規に投稿したインフルエンサーが発信したコンテンツのカテゴリに関する情報である。例えば、新規投稿画面92で、インフルエンサー「xxx」が、第2カテゴリ情報13として、「YouTube」カテゴリを選択して、「YouTubeを更新しました」と投稿した場合、新規投稿情報12には、第2カテゴリ情報13としての「YouTube」カテゴリが含まれている。なお、「コンテンツ」、及び「カテゴリ」の定義は第1カテゴリ情報11で説明したものと同じである。第2カテゴリ情報13は、アプリ内でインフルエンサーが新規に投稿をする場合、当該インフルエンサーが新規に投稿する内容(コンテンツ)が、第1カテゴリ情報11のうちのどのカテゴリに属するか(含まれるか)を特定するための情報である。
【0070】
(第2発信媒体情報)
第2カテゴリ情報13は、第2発信媒体情報を少なくとも含む。第2発信媒体情報は、新規に投稿したインフルエンサーの発信媒体に関する情報である。インフルエンサーの発信媒体とは、インフルエンサーが発信する情報の媒体(メディア)のことである。第2発信媒体情報は、新規に投稿したインフルエンサーが利用するSNSに関する情報、当該インフルエンサーが利用するブログに関する情報、及びその他当該インフルエンサーが独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有する。インフルエンサーが独自に利用する発信媒体及びインフルエンサーが利用するSNSは、第1発信媒体情報で説明したものと同様である。
【0071】
第2カテゴリ情報13に係るボタンを押下すると、図10に示すように、第1カテゴリ情報11がプルダウン表示される。プルダウン表示された第1カテゴリ情報11は、カテゴリ画面82及びカテゴリ追加画面93に表示されている第1カテゴリ情報11と同じものである。
【0072】
新規投稿情報12には、さらに、コンテンツアクセス情報14が含まれていてもよい。コンテンツアクセス情報14は、インフルエンサーが発信したコンテンツにアクセスできる情報である。コンテンツアクセス情報14は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)などを含む。これにより、インフルエンサーがアプリの外部で発信したコンテンツに簡易にアクセスすることができる。
【0073】
新規投稿情報12には、サムネイル、タイトル、及びキャプションを入力する欄が設けられていてもよい。これにより、インフルエンサーが新規に投稿した内容がどんな内容かがユーザにわかりやすくなる。
【0074】
新規投稿情報12には、インフルエンサーに関する第2発信者情報(図示しない)が含まれていてもよい。第2発信者情報は、インフルエンサーそれぞれに割り当てられた識別IDに関する情報を含んでいる。第2発信者情報は、インフルエンサーがアクセスしている管理用画面90により、特定される。第2発信者情報は、発信者ログイン画面に入力したID及びパスワードを用いて、取得されてもよい。
【0075】
(受信部30、特定部40、及び通知部50)
新規投稿画面92は、送信部92aを含む。インフルエンサーが送信部92aを押下することにより、新規投稿画面92に入力された新規投稿情報12が、サーバ1(受信部30)に送信される。
【0076】
図1に示すようにサーバ1は、受信部30、特定部40、及び通知部50をさらに備えている。受信部30は、新規投稿情報12を、新規投稿したインフルエンサーの発信者端末3から受信する。特定部40は、受信部30が新規投稿情報12を受信した際に、第2カテゴリ情報13を含む(記憶部4に記憶された)第1カテゴリ情報11を特定しつつ、当該第1カテゴリ情報11に紐づくユーザ端末2を特定する。特定部40の機能の詳細は後述する。そして、通知部50は、特定部40により特定されたユーザ端末2に通知をする。
【0077】
図11は、ユーザ端末2に表示される通知部50による通知の一例を示す図である。実施形態において、通知部50は、インフルエンサーがアプリ内で新規に投稿した旨をプッシュ通知によりユーザ端末2に通知させる。例えば、通知部50は、「インフルエンサー「xxx」がYouTubeを更新しました」のようにユーザ端末2にプッシュ通知により通知させる。プッシュ通知機能を備えることにより、インフルエンサーがアプリ内で新規に投稿した旨をユーザに確実に知らせることができる。これにより、ユーザは、インフルエンサーが新規に発信したコンテンツに関する情報(ブログ・YouTubeを更新した、アプリ内で限定コンテンツを投稿した、オンラインサロン内でコンテンツを追加したなど)を素早く取得することができる。
【0078】
(コメント機能)
図12は、コメント一覧画面94の一例を示す図である。コメント一覧画面94は、管理用画面90の一部である。トップ画面91上の所定のボタンを押下することで、コメント一覧画面94に遷移する。コメント一覧画面94は、図3に示す投稿情報15に対してコメントしたユーザの一覧が表示される画面である。ユーザは、例えば、投稿アイコン15aを押下した後に表示されるコメント画面(図示しない)から、その投稿情報15に対して、インフルエンサー宛にコメントすることができる。図12の領域Dは、ある投稿情報15に対してコメントしたユーザとインフルエンサーとのクローズなスレッドを表している。
【0079】
図13は、投稿スレッド画面95の一例を示す図である。投稿スレッド画面95は、管理用画面90の一部である。コメント一覧画面94上の所定のボタン(例えば、図12の領域D)を押下することで、投稿スレッド画面95に遷移する。投稿スレッド画面95は、投稿情報15に対して、ユーザとインフルエンサーとのコメントのやりとりが表示される画面である。
【0080】
発信者情報取得システム100において、インフルエンサーのアプリ内での投稿に対して、ユーザは、コメントすることができる。例えば、ユーザは、図3に示された投稿情報15に該当する場所(投稿アイコン15a)を押下すると、コメントを投稿できる画面に遷移する。なお、当該コメントのやりとりは、当事者(インフルエンサーと、コメントをしたユーザ)しか閲覧できない。換言すると、ユーザは、クローズな空間で、インフルエンサーとのコメントのやりとりをすることができる。
【0081】
このように、ユーザ端末2に表示されたユーザ向け画面80からの入力により、投稿情報15に対してユーザがコメントをすることができる。そして、コメントは、コメントをした当該ユーザ以外のユーザから閲覧することができない。また、発信者端末3に表示された管理用画面90(投稿スレッド画面95)からの入力により、ユーザのコメントに対してインフルエンサーが返信することができる。これにより、ユーザとインフルエンサーがクローズな空間でコミュニケーションをすることができる。そのため、ユーザの満足度を向上させることができる。
【0082】
(ハードウエア構成例)
図14は、サーバ1のハードウエア構成例を示す図である。サーバ1は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
【0083】
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0084】
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
【0085】
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
【0086】
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどのリムーバブルメディア、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置であり、記録媒体を有している。ストレージデバイス1040の記録媒体はサーバ1の各機能(例えば、表示制御部10、記憶処理部20、受信部30、特定部40及び通知部50)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は記憶部4としても機能してもよい。
【0087】
入出力インタフェース1050は、サーバ1と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。
【0088】
ネットワークインタフェース1060は、サーバ1をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。サーバ1は、ネットワークインタフェース1060を介してユーザ端末2及び発信者端末3と通信してもよい。
【0089】
なお、ユーザ端末2及び発信者端末3のハードウエア構成についても、サーバ1と同様でもよい。
【0090】
(動作例1)
図15は、実施形態の記憶処理部20が第1カテゴリ情報をユーザ端末2に紐づけて記憶部4に記憶する際のフロー図である。ステップS10では、図5(又は図7)に示すユーザ向け画面80(=購読登録画面83)からの入力(購読登録部83aを押下)により、ユーザ端末2が、ユーザ端末情報、第1発信者情報、及び第1カテゴリ情報を取得する。
【0091】
ステップS20では、ユーザ端末2がユーザ端末情報、第1発信者情報、及び第1カテゴリ情報をサーバ1に送信する。図4及び図5の例を用いて説明すると、ユーザが、インフルエンサー「xxx」のYouTubeのコンテンツに関する情報が欲しい場合、図4のカテゴリ画面82からYouTubeのカテゴリを選択して、図5の購読登録画面83から購読登録すると(購読登録部83aを押下)、当該ユーザ端末2は、当該ユーザ端末2のユーザ端末情報、インフルエンサー「xxx」の第1発信者情報、及びYouTubeカテゴリの第1カテゴリ情報をサーバ1に送信する。
【0092】
図15に戻り、ステップS30では、サーバ1(記憶処理部20)は当該ユーザ端末2から当該ユーザ端末情報、当該第1発信者情報、及び当該第1カテゴリ情報を受信する。そして、記憶処理部20は、図6のNo1に示すように、当該第1カテゴリ情報(図6の「YouTube」カテゴリ)及び当該第1発信者情報(図6の識別ID「xxx」)をユーザ端末2(当該ユーザ端末情報(図6の「ユーザ端末A」))に紐づけて記憶部4に記憶させる。
【0093】
(動作例2)
図16は、実施形態の通知部50がユーザ端末2に通知をするまでのフロー図である。インフルエンサーが、図10に示す新規投稿画面92に所定事項(第2カテゴリ情報13を少なくとも含む)を入力し、送信部92aを押下すると、ステップS40では、発信者端末3は、管理用画面90(新規投稿画面92)からの新規投稿情報12の入力(送信部92aを押下)に関する情報を取得する。
【0094】
ステップS50では、当該発信者端末3は、第2カテゴリ情報13、及び第2発信者情報を含む新規投稿情報12をサーバ1(受信部30)に送信する。そして、サーバ1(受信部30)は、発信者端末3から当該新規投稿情報12を受信する。具体的には、例えば、インフルエンサー「xxx」が、自身の発信者端末3の新規投稿画面92(図10)から、第2カテゴリ情報13として「アプリ内限定」を選択して、アプリ内で限定の動画コンテンツを投稿した(送信部92aを押下)とする。この場合、ステップS50では、発信者端末3は、アプリ限定の動画に係る第2カテゴリ情報13、及びインフルエンサー「xxx」に係る第2発信者情報を含む新規投稿情報12をサーバ1に送信する。
【0095】
ステップS60では、特定部40(サーバ1)は、当該第2カテゴリ情報13(アプリ内限定)を含む第1カテゴリ情報11(及び第2発信者情報(インフルエンサー「xxx」)を含む第1発信者情報)を記憶部4から特定し、当該第1カテゴリ情報11(及び第1発信者情報)に紐づくユーザ端末2を特定する。具体的には、特定部40は、記憶部4に記憶された第1カテゴリ情報11及び第1発信者情報の組み合わせの中から(図6参照)、新規投稿情報12に含まれる第2カテゴリ情報13及び第2発信者情報と一致するものを特定する。
【0096】
例えば、インフルエンサー「xxx」が、新規投稿画面92から、第2カテゴリ情報13として「アプリ内限定」を選択して、アプリ内で動画コンテンツを投稿した場合、特定部40は、当該「アプリ内限定」に係る第2カテゴリ情報13、及びインフルエンサー「xxx」に係る第2発信者情報(識別ID「xxx」とする)を取得し、「アプリ内限定」に係る第2カテゴリ情報13及び第2発信者情報(「xxx」)と一致する、記憶部4に記憶された第1カテゴリ情報11及び第1発信者情報の組み合わせを特定する。
【0097】
図6の例では、第1カテゴリ情報11が「アプリ内限定」を含み、かつ、第1発信者情報が「xxx」を含んでいるデータは、No.003とNo.006のデータであると特定部40は特定する。そして、特定部40は、No.003とNo.006のデータに紐づくユーザ端末2を特定する(ユーザ端末Bとユーザ端末D)。なお、特定部40は、当該第2カテゴリ情報13及び当該第2発信者情報と双方一致する第1カテゴリ情報11及び第1発信者情報に紐づくユーザ端末2を、少なくとも1つ特定する。
【0098】
図16に戻り、ステップS70では、サーバ1(通知部50)は、特定したユーザ端末2(ユーザ端末Bとユーザ端末D)に、インフルエンサー「xxx」が新規投稿した旨をプッシュ通知により通知させる(図11参照)。具体的には、通知部50は、ユーザ端末2(ユーザ端末Bとユーザ端末D)にプッシュ通知をさせる旨の指令(プッシュ通知情報)を送信する。
【0099】
ステップS80では、ユーザ端末2(端末Bと端末D)は、プッシュ通知をさせる旨の指令を受信する。そして、ユーザ端末2は、プッシュ通知をそれぞれのユーザ端末2(ユーザ端末Bとユーザ端末D)のディスプレイに表示させる。
【0100】
以上、実施形態の発信者情報取得システム100によれば、表示制御部10と記憶処理部20と受信部30と特定部40と通知部50とを備えている。
【0101】
インフルエンサーは多岐にわたる発信媒体(SNS、ブログ、及びオンラインサロンなど)で、情報発信している。ユーザは、自身が興味を持つインフルエンサーが発信する情報(コンテンツ)を効果的に取得したいが、複数の発信媒体(SNS、ブログ、及びオンラインサロンなど)の情報を都度キャッチアップしていくのは非常に煩わしい。
【0102】
しかし、実施形態の発信者情報取得システム100を用いることで、ユーザは、自身が興味を持つインフルエンサーが発信する情報(コンテンツ)を効果的に取得することができる。具体的には、ユーザは、システム(アプリ)内で、インフルエンサーが発信するコンテンツのカテゴリ(インフルエンサーが任意に設定するもの)を任意に購読登録することができる。そして、購読登録したカテゴリに係る投稿が、インフルエンサーからシステム(アプリ)内でなされたとき、ユーザは通知を受け取ることができる。これにより、ユーザは、自身が興味を持つカテゴリの情報を、アプリ内でのインフルエンサーからの新規の投稿を通じて、受け取ることができる。
【0103】
そのため、例えば、インフルエンサーがYouTubeを更新した旨をアプリ内で投稿したとき、ユーザは、YouTubeプラットフォームをみなくても、発信者情報取得システム100内で、インフルエンサーがYouTubeを更新したことを知ることができる。ゆえに、ユーザは、自身が興味を持つインフルエンサーの任意のカテゴリに関する情報を効果的に受け取ることができる。したがって、ユーザが興味を持つ発信者が発信する情報を効果的に取得することができる。
【0104】
さらに、第1カテゴリ情報は、インフルエンサーの発信媒体に関する第1発信媒体情報を少なくとも含み、第2カテゴリ情報は、新規に投稿したインフルエンサーの発信媒体に関する第2発信媒体情報を少なくとも含む。これにより、ユーザが興味を持つインフルエンサーのSNSやブログの情報を効果的に取得することができる。
【0105】
第1発信媒体情報は、インフルエンサーが利用するSNSに関する情報、当該インフルエンサーが利用するブログに関する情報、及びインフルエンサーが独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有し、第2発信媒体情報は、新規に投稿したインフルエンサーが利用するSNSに関する情報、当該インフルエンサーが利用するブログに関する情報、及び当該インフルエンサーが独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有する。これにより、ユーザが興味を持つインフルエンサーのSNS、ブログ、及びその他の発信媒体の情報を効果的に取得することができる。
【0106】
図6に示すように、記憶処理部20は、複数の第1カテゴリ情報11をユーザ端末2に紐づけて記憶部4に記憶させる。換言すると、ユーザは、複数の第1カテゴリ情報11を購読登録することができる。これにより、ユーザは、自身が興味を持つインフルエンサーの複数の発信媒体で発信されている情報(コンテンツ)を、1つのアプリ内で、効果的に取得することができる。
【0107】
以上、図面を参照して実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0108】
1以上のコンピュータ(ユーザ端末2、発信者端末3、及びサーバ1など)が、発信者情報取得システム100を実現する。
【0109】
なお、実施形態において、サーバ1が、表示制御部10、記憶処理部20、受信部30、特定部40及び通知部50を備えている構成について、述べてきたが、表示制御部10、記憶処理部20、受信部30、特定部40及び通知部50の機能のうち少なくとも一部の機能が、ユーザ端末2及び発信者端末3に搭載されていてもよい(例えば、表示制御部10の機能のうち一部がサーバ1、一部がユーザ端末2、一部が発信者端末3に搭載されていてもよい)。
【0110】
以下、参考形態の例を付記する。
1. ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムであって、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる表示制御部と、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる記憶処理部と、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する受信部と、を備え、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記受信部が前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記ユーザ端末に通知をする通知部と、をさらに備える、発信者情報取得システム。
2. 1.に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1カテゴリ情報は、前記発信者の発信媒体に関する第1発信媒体情報を少なくとも含み、
前記第2カテゴリ情報は、前記新規に投稿した発信者の発信媒体に関する第2発信媒体情報を少なくとも含む、発信者情報取得システム。
3. 2.に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1発信媒体情報は、前記発信者が利用するSNSに関する情報、当該発信者が利用するブログに関する情報、及び当該発信者が独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有し、
前記第2発信媒体情報は、前記新規に投稿した発信者が利用するSNSに関する情報、当該発信者が利用するブログに関する情報、及び当該発信者が独自に利用する発信媒体に関する情報の少なくとも1つを有する、発信者情報取得システム。
4. 1.から3.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1カテゴリ情報には、前記管理用画面内での前記発信者の投稿に関する投稿情報が紐づいており、
前記投稿情報は、前記第1カテゴリ情報に関連しており、
前記表示制御部は、前記ユーザ端末に紐づけて記憶された前記第1カテゴリ情報に紐づく前記投稿情報を、前記ユーザ向け画面に表示させる、発信者情報取得システム。
5. 4.に記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記投稿情報に対して前記ユーザがコメントをすることができ、
前記コメントは、前記コメントをした当該ユーザ以外のユーザから閲覧することができず、
前記発信者端末に表示された前記管理用画面からの入力により、前記コメントに対して前記発信者が返信することができる、発信者情報取得システム。
6. 1.から5.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記第1カテゴリ情報は、前記ユーザ端末に紐づけて記憶されることが制限されているものを含み、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記ユーザの課金に関する課金情報を取得する課金情報取得部をさらに備え、
前記課金情報取得部は、前記課金情報を用いて、前記第1カテゴリ情報が前記ユーザ端末に紐づけて記憶されることの制限を解除する、発信者情報取得システム。
7. 1.から6.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記新規投稿情報には、前記発信者が発信したコンテンツにアクセスできるコンテンツアクセス情報(URLなど)が含まれている、発信者情報取得システム。
8. 1.から7.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記通知部は、前記発信者が新規に投稿した旨をプッシュ通知により前記ユーザ端末に通知させる、発信者情報取得システム。
9. 1.から8.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記記憶処理部は、複数の前記第1カテゴリ情報を前記ユーザ端末に紐づけて記憶させる、発信者情報取得システム。
10. 1.から9.のいずれか1つに記載の発信情通知システムにおいて、
前記発信者端末に表示された前記管理用画面からの入力により、前記第1カテゴリ情報を新規に追加することができる、発信者情報取得システム。
11. 1.から10.のいずれか1つに記載の発信者情報取得システムにおいて、
前記表示制御部は、ID及びパスワードの少なくとも一方の入力を前記ユーザ端末から受け付けることなく、所定のキーワードの入力を前記ユーザ端末から受け付けることで、前記ユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させる、発信者情報取得システム。
12. ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータが、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させ、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させ、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信し、
前記新規投稿情報には、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれており、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定し、
特定された前記ユーザ端末に通知をする、発信者情報取得システムの制御方法。
13. ユーザのユーザ端末と、発信者の発信者端末と、サーバとが用いられる発信者情報取得システムを実現する1以上のコンピュータに、
前記発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面を前記ユーザ端末に表示させ、かつ、前記発信者の管理用画面を前記発信者端末に表示させる手順、
前記ユーザ端末に表示された前記ユーザ向け画面からの入力により、前記発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末に紐づけて記憶させる手順、
前記管理用画面内での前記発信者の新規の投稿に関する情報であって、新規に投稿した前記発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれている新規投稿情報を、当該発信者の当該発信者端末から受信する手順、
前記新規投稿情報を受信した際に、前記第2カテゴリ情報を含む前記第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末を特定する手順、を実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0111】
1 サーバ
2 ユーザ端末
3 発信者端末
4 記憶部
10 表示制御部
20 記憶処理部
30 受信部
40 特定部
50 通知部
60 課金情報取得部
70 アクセス画面
71 入力部
72 決定部
80 ユーザ向け画面
81 トップ画面
82 購読登録画面
83 投稿画面
90 管理用画面
100 発信者情報取得システム
101 通信ネットワーク
1010 バス
1020 プロセッサ
1030 メモリ
1040 ストレージデバイス
1050 入出力インタフェース
1060 ネットワークインタフェース
【要約】
【課題】 ユーザが興味を持つ発信者が発信する情報を効果的に取得する。
【解決手段】
発信者情報取得システム100は、ユーザ端末2と発信者端末3とサーバ1とが用いられる。表示制御部10は、発信者のそれぞれに割り当てられたユーザ向け画面をユーザ端末2に表示させ、管理用画面90を発信者端末3に表示させる。記憶処理部20は、ユーザ向け画面80からの入力により、発信者が発信するコンテンツのカテゴリに関する第1カテゴリ情報を当該ユーザ端末2に紐づけて記憶させる。受信部30は、管理用画面90内での発信者の新規の投稿に関する新規投稿情報を受信する。新規投稿情報には、新規に投稿した発信者が発信したコンテンツのカテゴリに関する第2カテゴリ情報が含まれている。特定部40は、第2カテゴリ情報を含む第1カテゴリ情報を特定しつつ当該第1カテゴリ情報に紐づくユーザ端末2を特定する。通知部50は、当該ユーザ端末2に通知をする。
【選択図】図1
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