(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-26
(45)【発行日】2023-07-04
(54)【発明の名称】圧雪装置、及びこれを備えた車両
(51)【国際特許分類】
E01H 5/09 20060101AFI20230627BHJP
E01H 8/02 20060101ALI20230627BHJP
B30B 9/28 20060101ALI20230627BHJP
B65G 33/14 20060101ALI20230627BHJP
B65G 65/46 20060101ALI20230627BHJP
【FI】
E01H5/09 A
E01H8/02
B30B9/28 K
B30B9/28 B
B65G33/14
B65G65/46 C
(21)【出願番号】P 2019160457
(22)【出願日】2019-09-03
【審査請求日】2022-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】503132257
【氏名又は名称】新潟トランシス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100072718
【氏名又は名称】古谷 史旺
(74)【代理人】
【識別番号】100097319
【氏名又は名称】狩野 彰
(74)【代理人】
【識別番号】100151002
【氏名又は名称】大橋 剛之
(74)【代理人】
【識別番号】100201673
【氏名又は名称】河田 良夫
(72)【発明者】
【氏名】白樫 純
(72)【発明者】
【氏名】榎本 規利
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-041336(JP,A)
【文献】特開2006-326674(JP,A)
【文献】特開2019-064807(JP,A)
【文献】特開平11-254193(JP,A)
【文献】特開2003-268739(JP,A)
【文献】実公平05-019365(JP,Y2)
【文献】特開平11-255315(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01H 1/00-15/00
B30B 9/28
B65G 33/00-33/38
B65G 65/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
雪を取り入れるホッパーと、
前記ホッパーの送出口に対応し前記ホッパーに取り入れた雪を一方向に移動させる第1のコンベヤ部と、前記第1のコンベヤ部により前記一方向に移動される雪を圧縮しながら移動させる前記第1のコンベヤ部よりも短い第2のコンベヤ部とを有するスクリューコンベヤと、
前記ホッパーの下方に位置して前記スクリューコンベヤを収納するとともに、前記スクリューコンベヤの回転により前記スクリューコンベヤにより送り出される雪を排出する排出口を有する筒部材と、
前記スクリューコンベヤを回転駆動する駆動装置と、
を備え、
前記スクリューコンベヤは、少なくとも前記第2のコンベヤ部において、前記排出口に向けてスクリュー羽根のピッチが狭くなる可変スクリュー羽根を有することを特徴とする圧雪装置。
【請求項2】
雪を取り入れるホッパーと、
前記ホッパーの送出口に対応し前記ホッパーに取り入れた雪を一方向に移動させる第1のコンベヤ部と、前記第1のコンベヤ部により前記一方向に移動される雪を圧縮しながら移動させる
前記第1のコンベヤ部よりも短い第2のコンベヤ部とを有するスクリューコンベヤと、
前記ホッパーの下方に位置して前記スクリューコンベヤを収納するとともに、前記スクリューコンベヤの回転により前記スクリューコンベヤにより送り出される雪を排出する排出口を有する筒部材と、
前記スクリューコンベヤを回転駆動する駆動装置と、
前記スクリューコンベヤの内部に設けられ、前記スクリューコンベヤの内部の雪を加熱するヒータと、
を備えることを特徴とする圧雪装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の圧雪装置において、
前記スクリューコンベヤの前記第1のコンベヤ部は、前記第2のコンベヤ部におけるスクリュー羽根のピッチよりも広いピッチを有するスクリュー羽根を有することを特徴とする圧雪装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の圧雪装置を有することを特徴とする車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧雪装置、及びこれを備えた車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、道路や線路における除雪作業においては、車両(自動車の他、鉄道車両も含む)の前方に排雪板を装着し、車両の進行方向の片側又は両側に雪を掻き分けるラッセル車や、車両の前方に設置した回転羽根の回転により雪を掻き集め、掻き集めた雪を道路脇や線路脇に吹き飛ばすロータリ除雪車などの除雪車両が用いられる。このような除雪車両を用いた除雪作業により、道路や線路上の降雪は、道路や線路の脇に堆積される。豪雪地帯では除雪作業を頻繁に行う必要があることから、道路や線路の脇に堆積された雪が大きな壁になる。その結果、道路を走行する車両の運転者や線路上を走行する鉄道車両を運転する運転者の視界が遮られ、危険である。
【0003】
例えば、除雪作業を行う車両として、例えば除雪される雪を取り入れるホッパーと、ホッパーから取り入れた雪を油圧シリンダ等により駆動される押圧板により圧縮する圧縮機と、圧縮した雪を一定長さでカットする切断機と、切断した雪を後続する運搬車に積み込むためのベルトコンベアとを備えた排雪運搬車が提案される(特許文献1参照)。特許文献1に開示される排雪運搬車では、油圧シリンダにより一方向から押して雪を圧縮するため、圧縮時に非常に大きな力が必要となる。また、作業が順番に進行するので、連続処理が難しい。
【0004】
したがって、圧縮時に非常に大きな力を必要せずに圧縮する装置として、例えば回転方向が異なるスクリュー対を複数配置し、取り入れた雪を複数のスクリュー対の回転により一方向に送り出しながら反力板に押し付けて送り出す雪を圧縮していき、スクリュー対を回転させるモータのトルクが閾値を超える毎に反力板を有する移動トレイを後退させていくことで、移動トレイ上に雪ブロックを形成し、さらに形成した雪ブロックを一定の長さで切断し、切断したブロック単体を積み重ねて保管する圧縮装置も提案される(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平9-41336号公報
【文献】特開2006-326674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に開示される装置は、スクリュー対により送り込んだ雪を反力板に向けて送り出しながら圧縮する構成であることから、油圧シリンダにより一方向から押して雪を圧縮する装置に比べて簡易な構成で雪を圧縮することが可能となる。しかしながら、このような圧縮装置は、装置自体が大掛かりになり、また、除雪作業を頻繁に行う地域では、圧縮装置を用いた除雪作業に莫大な費用が掛かり、財政を圧迫するものである。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、簡易な構成で除雪作業を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の圧雪装置は、雪を取り入れるホッパーと、前記ホッパーの送出口に対応し前記ホッパーに取り入れた雪を一方向に移動させる第1のコンベヤ部と、前記第1のコンベヤ部により前記一方向に移動される雪を圧縮しながら移動させる前記第1のコンベヤ部よりも短い第2のコンベヤ部とを有するスクリューコンベヤと、前記ホッパーの下方に位置して前記スクリューコンベヤを収納するとともに、前記スクリューコンベヤの回転により前記スクリューコンベヤにより送り出される雪を排出する排出口を有する筒部材と、前記スクリューコンベヤを回転駆動する駆動装置と、を備える。また、前記スクリューコンベヤは、少なくとも前記第2のコンベヤ部において、前記排出口に向けてスクリュー羽根のピッチが狭くなる可変スクリュー羽根を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の圧雪装置は、雪を取り入れるホッパーと、前記ホッパーの送出口に対応し前記ホッパーに取り入れた雪を一方向に移動させる第1のコンベヤ部と、前記第1のコンベヤ部により前記一方向に移動される雪を圧縮しながら移動させる前記第1のコンベヤ部よりも短い第2のコンベヤ部とを有するスクリューコンベヤと、前記ホッパーの下方に位置して前記スクリューコンベヤを収納するとともに、前記スクリューコンベヤの回転により前記スクリューコンベヤにより送り出される雪を排出する排出口を有する筒部材と、前記スクリューコンベヤを回転駆動する駆動装置と、前記スクリューコンベヤの内部に設けられ、前記スクリューコンベヤの内部の雪を加熱するヒータと、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、前記スクリューコンベヤの前記第1のコンベヤ部は、前記第2のコンベヤ部におけるスクリュー羽根のピッチよりも広いピッチを有するスクリュー羽根を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の車両は、上述した圧雪装置を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、簡易な構成で、除雪する雪を投入し続けたときに連続で圧縮することができ、また、道路や線路の脇に堆積する雪を圧縮することで、視界を確保できる期間を長くすることができ、その結果、除雪作業に係る費用を削減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本実施形態の圧雪装置を有する除雪車両の一例を示す側面図である。
【
図2】(a)は圧雪装置の上面図、(b)は(a)におけるA-A断面図である。
【
図3】(a)、(b)は除雪作業における雪の流れを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本実施形態の圧雪装置を搭載した除雪車両について説明する。なお、本実施形態では、自動車が通行する道路又は道路脇に堆積した雪を除雪する際に用いる圧雪装置を有する除雪車両を一例として取り上げるが、鉄道の線路又は線路脇に堆積した雪を除雪する際に用いる圧雪装置を有する除雪用の鉄道車両であってもよい。
【0015】
図1及び
図2に示すように、除雪車両10は、シャシー15の前端上部に配置されるキャビン16と、キャビン16の後方に配置される架台17とを含む。架台17は、圧雪装置20を設置する。
【0016】
圧雪装置20は、ホッパー21、排出筒(請求項に記載の筒部材に相当)22、スクリューコンベヤ23、駆動モータ(請求項に記載の駆動装置に相当)24を有する。
【0017】
ホッパー21は、上面と下面とが各々開口され、上下方向に直交する断面積が上面から下面に向けて小さくなる筒状の部材である。つまり、
図2(a)に示すホッパー21の上面視において、ホッパー21の4つの側板25a,25b,25c,25dは、ホッパー21の中心Q側に下り傾斜している。ホッパー21は、側板25aの下面に支持板26a,26bを固着し、側板25bの下面に支持板26c,26dを固着する。また、ホッパー21は、側板25cの下面に支持板26eを、側板25dの下面に支持板26fを固着する。ここで、支持板26a,26b,26c,26d,26e,26fは、ホッパー21を架台17に固定した際に、ホッパー21を下方から支持する部材である。
【0018】
上述したように、ホッパー21の上面及び下面は各々開口される。ホッパー21の上面の開口21aは、雪を取り入れる投入口として機能する。また、ホッパー21の下面の開口21bは、ホッパー21の内部に投入された雪をスクリューコンベヤ23に送り出す送出口として機能する。以下、投入口に対して符号21aを、送出口に対して符号21bを付して説明する。
【0019】
排出筒22は、例えば長手方向の一端が閉口された円筒状の部材である。排出筒22は、外周面の一部がホッパー21の送出口21bに沿って開口される。以下、排出筒22が有する開口22aを送込口22aと称する。排出筒22は、送込口22aとホッパー21の送出口21bとを連通した状態となるようにホッパー21の下部に固着される。なお、ホッパー21の上面視において、送出口21bと送込口22aとの位置が一致していればよいので、排出筒22をホッパー21に固着せずに、個別に架台17に固定してもよい。
【0020】
排出筒22は、長手方向(軸方向)における両端のうち、駆動モータ24側の一端が閉口され、該一端とは反対側となる他端が開口される。排出筒22の長手方向における他端の開口部分(
図2(b)中、符号22b)は、スクリューコンベヤ23の回転により移動する雪が送り出される排出口として機能する。なお、符号28a、28b,28c,28dは、排出筒22を架台17に固定したときに支持する支持板である。
【0021】
スクリューコンベヤ23は、排出筒22の内部に設けられ、その回転時に、ホッパー21の送出口21b、排出筒22の送込口22aを介して、排出筒22の内部に送り込まれた雪を排出筒22の排出口22bに向けて押圧する。
【0022】
スクリューコンベヤ23は、コンベヤ軸23aと、コンベヤ軸23aの外周面に設けられるスクリュー羽根23bとを有する。コンベヤ軸23aは、軸方向における一端が排出筒22の長手方向の一端の閉口部分に設けた挿通孔(図示省略)を介して外部に突出される。なお、排出筒22の外部に突出したコンベヤ軸23aの一端は、カップリング30を介して、駆動機構35の従動側スプロケット(図示省略)を固着した回転軸に連結される。
【0023】
スクリュー羽根23bは、スクリューコンベヤ23を
図2(a)中R方向に回転させたときに、排出筒22に送り込まれた雪を排出筒22の軸方向に沿って一方向(
図2(a)中S方向)に移動させる。また、スクリュー羽根23bは、雪を一方向に移動させる過程で圧縮して、排出筒22の排出口22bから送り出す。ここで、スクリュー羽根23bは、ホッパー21の送出口21bに対応する位置(図中範囲C1)に設けられた羽根部のピッチがP1で、排出筒22の排出口22bに近づくにつれて、ピッチP2(P2<P1)、ピッチP3(P3<P2)となるように、言い換えればスクリュー羽根23bのピッチが排出筒22の排出口22bに向けて徐々に狭くなるように形成される。排出筒22の排出口22bの近傍におけるスクリュー羽根23bのピッチP3は、一例としてP3=P1/2である。スクリュー羽根23bのピッチが排出筒22の排出口22bに向けて徐々に狭くなることで、排出筒22に送り込まれた雪は、スクリューコンベヤ23の回転により排出筒22の排出口22bに向けて移動しながら圧縮される。つまり、スクリュー羽根23bのうち、
図2(b)中範囲C1に位置する部分(請求項に記載の第1のコンベヤ部に相当)が雪を排出筒22の排出口22bに向けて移動させる機能を有し、
図2(b)中範囲C2に位置する部分(請求項に記載の第2のコンベヤ部に相当)が、雪を排出筒22の排出口22bに向けて移動させながら雪を圧縮する機能を有する。
【0024】
なお、本実施形態では、スクリューコンベヤ23のスクリュー羽根23bにおいて、
図2(b)中範囲C1の部分におけるピッチを同一ピッチとし、
図2(b)中範囲C2のピッチを、排出筒22の排出口22bに向けて徐々に狭くなるように形成しているが、範囲C1においても、スクリューコンベヤのスクリュー羽根のピッチを、排出筒22の排出口22bに向けて徐々に狭くなるように形成してもよい。
【0025】
また、本実施形態では、範囲C2におけるスクリュー羽根23bのピッチを、ピッチP2及びピッチP3としているが、範囲C2におけるスクリュー羽根23bを、さらに多段階に設定することも可能である。
【0026】
駆動モータ24は、図示を省略したドライブチェーン及び2つのスプロケットを含む駆動機構35を介して、駆動モータ24の駆動力をスクリューコンベヤ23に伝達する。なお、駆動機構35が有する2つのスプロケットのうちの一方のスプロケットは、駆動モータ24の回転軸に固定され、他方のスプロケットは、カップリング30に連結される回転軸に固定される。ここで、駆動モータ24は、図示を省略した操作ボタンの操作により、駆動又は駆動停止される。
【0027】
本実施形態においては、スクリューコンベヤ23におけるスクリュー羽根23bの巻き方向を左巻きとしているため、スクリューコンベヤ23を
図2(a)中R方向に回転させて、雪を排出筒22の排出口22bに向けて(
図2(a)中S方向に)送り出している。しかしながら、スクリューコンベヤにおけるスクリュー羽根の巻き方向が右巻きの場合には、スクリューコンベヤをスクリューコンベヤ23を設置した時とは逆方向(
図2(a)中R方向とは反対方向)に回転させて、雪を排出口に向けて送り出せばよい。
【0028】
次に、本実施形態における圧雪装置を用いた圧雪作業について説明する。
図3(a)に示すように、雪は、ラッセル車などによりホッパー21に取り入れられる。ホッパー21に取り入れられた雪のうち、最下端の雪は、ホッパー21の送出口21b、排出筒22の送込口22aを介して排出筒22の内部に送り込まれる。操作ボタンを操作して駆動モータ24を駆動させると、スクリューコンベヤ23が
図3中(b)中R方向に回転する。スクリューコンベヤ23のR方向への回転により、雪は、スクリュー羽根23bに押圧されて排出筒22の排出口22bに向けて(
図3(a)中S方向に)移動する。上述したように、スクリュー羽根23bは、排出口22bに向けてピッチが狭くなるように形成される。したがって、雪は、排出筒22の内部をスクリュー羽根23bに押圧されながら、
図3(a)又は
図3(b)中S方向に移動する過程で、雪はスクリュー羽根23bの間で圧縮される。そして、圧縮された雪は、排出筒22の排出口22bから排出される。なお、排出筒22の排出口22bから排出される圧縮された雪は、例えば道路の脇に集積、又は台車などに集積されて空き地などに排雪される。ここで、排出筒22の排出口22bから排出される雪は、圧縮された状態であることから、堆積されても、その堆積量はラッセル車等の除雪車両を用いた除雪作業時の堆積量よりも少なくなる。したがって、道路を走行する車両の運転者の視界が遮られることを防止することができる。
【0029】
本実施形態では、ホッパー21に取り入れられた雪を一方向に移動させながら圧縮するスクリューコンベヤ23について例示しているが、例えばスクリューコンベヤ23のコンベヤ軸23aの内部にヒータなどの加熱手段を設置し、ホッパー21に取り込まれた雪をスクリューコンベヤにて圧縮しながら移動させる際に、雪の一部を溶かすようにしてもよい。
【0030】
本実施形態では、同一ピッチからなる羽根部と、排出口に向けてピッチが狭くなる羽根部とを有する1つのスクリュー羽根有するスクリューコンベヤを例に挙げているが、同一ピッチからなるスクリュー羽根を有するスクリューコンベヤと、一方向に向けてピッチが狭くなる羽根部とを有する1つのスクリュー羽根を有するスクリューコンベヤとを、同軸となるように配置した圧雪装置であってもよい。
【0031】
また、この他に、複数のスクリューコンベヤを排出筒の内部に並置して、雪を圧縮しながら排出する圧雪装置であってもよい。この場合、各スクリューコンベヤにより、雪を移動しながら圧縮した状態で排出口から排出できればよいので、各スクリューコンベヤにおけるスクリュー羽根の巻き方向は、左方向であってもよいし、右方向であってもよい。
【符号の説明】
【0032】
10…除雪車両、20…圧雪装置、21…ホッパー、22…排出筒、22b…排出口、23…スクリューコンベヤ、23a…コンベヤ軸、23b…スクリュー羽根、24…駆動モータ