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特許7303875ディスプレイ管理装置、ディスプレイ管理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-27
(45)【発行日】2023-07-05
(54)【発明の名称】ディスプレイ管理装置、ディスプレイ管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20230628BHJP
   G06Q 30/0241 20230101ALI20230628BHJP
【FI】
G06Q10/02
G06Q30/0241
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2021522632
(86)(22)【出願日】2020-02-07
(86)【国際出願番号】 JP2020004778
(87)【国際公開番号】W WO2020240938
(87)【国際公開日】2020-12-03
【審査請求日】2021-07-05
(31)【優先権主張番号】PCT/JP2019/020913
(32)【優先日】2019-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】300016765
【氏名又は名称】シャープNECディスプレイソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(72)【発明者】
【氏名】根津 英風
【審査官】松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-198052(JP,A)
【文献】特開2011-109564(JP,A)
【文献】特開2018-055276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの位置を示す情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、当該時間帯で同時に表示することを予約できる前記ディスプレイのうち位置的に連続しているディスプレイの数を示す情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項2】
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの設置環境に基づいた係数を用いてスコアを前記時間帯ごとに算出し、前記スコアを前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項3】
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記データ処理手段は、
選択された位置を示す位置情報を取得し、
当該位置情報、道路の位置を含む地図データ、並びに前記ディスプレイの位置及び画面の向きを示す情報を用いて、前記位置情報が示す位置から視認可能な前記ディスプレイを選択し、
選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
【請求項4】
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイかつ時間帯別に、前記コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を記憶しているとともに、前記予約があった場合に当該予約を行った依頼者の属性情報を記憶しており、
前記データ処理手段は、予約されていた前記ディスプレイが存在した場合、当該ディスプレイの予約を行った前記依頼者の前記属性情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項5】
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記データ処理手段は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記データ処理手段は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に空き日時を特定する情報を記憶しており、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイ情報記憶手段を用いて、時間帯別の前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
【請求項8】
請求項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの属性情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記コンテンツを表示すべき前記ディスプレイが満たすべき前記属性情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記占有依頼情報が含む前記属性情報に対応する前記ディスプレイを選択し、選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
【請求項9】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は時間帯別の前記空き情報を記憶しているディスプレイ管理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方が基準を満たす時間帯を選択して前記空き時間表示データに含ませるディスプレイ管理装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段が前記空き時間表示データを送信した後、選択された時間帯を特定する時間帯選択情報を受信すると、前記ディスプレイ情報記憶手段を更新し、前記時間帯選択情報が示す時間帯について、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイがない状態に変更するディスプレイ情報更新手段をさらに備えるディスプレイ管理装置。
【請求項12】
請求項11に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報更新手段は、コンテンツの表示予定がない状態からある状態に更新した前記ディスプレイについて、コンテンツの表示スケジュールを取得して記憶手段に記憶させる、ディスプレイ管理装置。
【請求項13】
請求項12に記載のディスプレイ管理装置において、
前記記憶手段が記憶している前記複数のディスプレイの表示スケジュールは、前記複数のディスプレイのうち、一定以上の割合の前記ディスプレイに、同じタイミングで同一のコンテンツを表示することを示している、ディスプレイ管理装置。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に、当該ディスプレイの位置を示す位置情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記第1の地域を特定する地域特定情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイ情報記憶手段が記憶している前記位置情報を用いて、前記占有依頼情報に含まれる前記地域特定情報に対応する前記複数のディスプレイを選択する、ディスプレイ管理装置。
【請求項15】
請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、複数の前記ディスプレイからなるディスプレイの組を特定する情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイの組に含まれる前記ディスプレイのすべてにおいて、当該時間帯でコンテンツの表示予定が無い場合には、そのことを示す情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
【請求項16】
請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの位置を地図上で表示するための地図データを、前記第1端末に送信するディスプレイ管理装置。
【請求項17】
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、
を備えるディスプレイ管理装置。
【請求項18】
コンピュータが、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信し、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記空き時間表示データを前記第1端末に送信することは、コンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含める
ことを含むディスプレイ管理方法。
【請求項19】
コンピュータが、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する、ディスプレイ管理方法。
【請求項20】
コンピュータに、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、を持たせ、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含める
ことを含むプログラム。
【請求項21】
コンピュータに、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、
を持たせるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ管理装置、ディスプレイ管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年は公共スペースの様々な場所にディスプレイが配置されている。これらのディスプレイは、通行人などに様々なコンテンツ、例えば広告を提供する。
【0003】
一般的に、上記した複数のディスプレイの管理者は互いに異なることが多い。この場合、これら複数のディスプレイにコンテンツを表示させたい人、すなわちコンテンツ提供者は、各管理者と交渉する必要がある。
【0004】
これに対して特許文献1には、広告管理装置が、広告コンテンツの依頼者の要望に沿った広告媒体を選択し、選択した広告媒体に広告コンテンツを配信することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-160069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コンテンツ提供者は、コンテンツの提供効果を高めるために、ある時間帯において、特定の地域の中にあるディスプレイを一定以上の割合で占有することを希望する場合がある。
【0007】
本発明の目的の一例は、特定の地域の中にあるディスプレイを一定以上の割合で占有しやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの位置を示す情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、当該時間帯で同時に表示することを予約できる前記ディスプレイのうち位置的に連続しているディスプレイの数を示す情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置が提供される。
また、本発明によれば、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの設置環境に基づいた係数を用いてスコアを前記時間帯ごとに算出し、前記スコアを前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置が提供される。
本発明によれば、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記データ処理手段は、
選択された位置を示す位置情報を取得し、
当該位置情報、道路の位置を含む地図データ、並びに前記ディスプレイの位置及び画面の向きを示す情報を用いて、前記位置情報が示す位置から視認可能な前記ディスプレイを選択し、
選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置が提供される。
本発明によれば、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイかつ時間帯別に、前記コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を記憶しているとともに、前記予約があった場合に当該予約を行った依頼者の属性情報を記憶しており、
前記データ処理手段は、予約されていた前記ディスプレイが存在した場合、当該ディスプレイの予約を行った前記依頼者の前記属性情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置が提供される。
本発明によれば、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、を有し、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記データ処理手段は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置が影響される。
【0009】
本発明によれば、第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、
を備えるディスプレイ管理装置が提供される。
【0010】
本発明によれば、コンピュータが、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信し、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記空き時間表示データを前記第1端末に送信することは、コンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含める
ことを含むディスプレイ管理方法が提供される。
【0011】
本発明によれば、コンピュータが、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する、ディスプレイ管理方法が提供される。
【0012】
本発明によれば、コンピュータに、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、を持たせ、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含める
ことを含むプログラムが提供される。
【0013】
本発明によれば、コンピュータに、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、
を持たせるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特定の地域の中にあるディスプレイを一定以上の割合で占有しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
【0016】
図1】第1実施形態に係るディスプレイ管理装置及び第1端末の機能構成を示す図である。
図2】ディスプレイ情報記憶部が記憶している情報の第1例を示す図である。
図3図2に示した予約情報の第1例を示す図である。
図4】ディスプレイ情報記憶部が記憶している情報の第2例を示す図である。
図5】ディスプレイ管理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図6】ディスプレイ管理装置及び第1端末の動作の一例を示すフローチャートである。
図7】ステップS60において第1端末が表示する画面の一例を示す図である。
図8】ディスプレイの組を説明するための図である。
図9】第2実施形態において第1端末に表示される空き時間表示データの一例を示す図である。
図10】第1端末に表示される地図の一例を示している。
図11】第3実施形態におけるデータ処理部の処理の一例を説明するための図である。
図12】第4実施形態に係るディスプレイ情報記憶部が記憶している予約情報の詳細を説明するための図である。
図13】第4実施形態において第1端末に表示される空き時間表示データの一例を示す図である。
図14】第5実施形態において第1端末に表示される空き時間表示データの一例を示す図である。
図15】第6実施形態において第1端末に表示される空き時間表示データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0018】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るディスプレイ管理装置10及び第1端末20の機能構成を示す図である。ディスプレイ管理装置10は、複数のディスプレイ、例えば複数のデジタルサイネージの空き時間を管理する装置である。複数のディスプレイは、例えば公共スペースや店舗の中など、様々な場所に配置されており、通行人や店舗に入った人に提供すべきコンテンツ、例えば広告を表示する。そしてこれら複数のディスプレイの少なくとも一部にコンテンツを表示することを希望する人(以下、コンテンツ提供者と記載)は、ディスプレイ管理装置10を用いて複数のディスプレイの空き時間を検索する。
【0019】
コンテンツ提供者は、ある時間帯において、特定の地域の中にあるディスプレイを一定以上の割合で占有することを希望する場合がある。このような場合、コンテンツ提供者がディスプレイの空き時間をディスプレイ毎に検索すると、ディスプレイ管理装置10の負荷が大きくなってしまう。
【0020】
これに対し、本実施形態に係るディスプレイ管理装置10は、取得部110及びデータ処理部120を備えている。
【0021】
取得部110は、占有依頼情報を第1端末20から取得する。第1端末20はコンテンツ提供者が操作する端末である。占有依頼情報は、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示している。
【0022】
データ処理部120は、取得部110が占有依頼情報を取得すると、ディスプレイ情報記憶部130を用いて、空き時間表示データを生成して第1端末20に送信する。ディスプレイ情報記憶部130は、第1の地域の中に位置する複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶している。空き時間表示データは、それら複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するためのデータである。一例として、空き時間表示データは、当該時間帯の少なくとも一部においてコンテンツの表示予定が埋まっておらず、コンテンツの表示予定に空きがある(すなわち同時に表示することを予約できる)ディスプレイの数及び占有率の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するためのデータである。空いているディスプレイの割合(以下、占有率と記載)は、例えば、第1の地域に位置しているディスプレイの数に対する、第1の地域に位置していて空いているディスプレイの数の割合である。
【0023】
なお、「コンテンツの表示予定に空きがあるディスプレイ」とは、例えば以下の状態があり得る。
1)所定の時間帯(例えば19~20時)に、コンテンツを表示する予定が全くないディスプレイ
2)所定の時間帯(例えば19~20時)といった時間帯に、少なくとも1つのコンテンツを表示する予定はあるが、さらに他のコンテンツもシェアにより表示することが可能なディスプレイ
【0024】
本図に示す例において、ディスプレイ情報記憶部130はディスプレイ管理装置10の一部である。ただし、ディスプレイ情報記憶部130は10の外部のストレージであってもよい。また、ディスプレイ情報記憶部130は、様々な地域のディスプレイに関する情報を記憶している。ディスプレイ情報記憶部130が記憶している情報の一例については、図2を用いて後述する。
【0025】
第1端末20は、例えばコンテンツ提供者が操作する端末であり、入力部210及び表示処理部220を有している。第1端末20は固定端末であってもよいし、携帯型の端末であってもよい。
【0026】
入力部210は、上記した占有依頼情報を取得する。例えば入力部210は、第1端末20のユーザ、例えばコンテンツ提供者によるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの入力デバイスへの入力を用いて、占有依頼情報が入力されたか否かを判断する。
【0027】
表示処理部220は、ディスプレイ管理装置10から空き時間表示データを受信すると、空いているディスプレイの数及び占有率の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示する。
【0028】
また、ディスプレイ管理装置10はディスプレイ情報更新部140を有している。ディスプレイ情報更新部140は、データ処理部120が第1端末20に空き時間表示データを送信した後、第1端末20のユーザが選択した時間帯を特定する時間帯選択情報を第1端末20から受信する。そしてディスプレイ情報更新部140は、ディスプレイ情報記憶部130を更新し、時間帯選択情報が示す時間帯について、空いているディスプレイがない状態に変更する。すなわちディスプレイ情報更新部140は、第1の地域に位置していて時間帯選択情報が示す時間帯が空いているディスプレイのすべてを、第1端末20のユーザに占有させるための処理を行う。上記したディスプレイ情報記憶部130の更新は、この処理の一例である。
【0029】
なお、この更新により、コンテンツ提供者は、同一の時間帯(例えば20時~21時)において、以下のようなコンテンツの表示形態を行うことができる。
(1)第1の地域の中にある複数のディスプレイのうち、一定以上の割合のディスプレイに、同じタイミングで同一のコンテンツを表示すること。
(2)第1の地域の中にある複数のディスプレイのうち、一定以上の割合のディスプレイに、ディスプレイ毎に異なるタイミングで、同一のコンテンツを表示すること。
(3)第1の地域の中にある複数のディスプレイのうち、一定以上の割合のディスプレイに、同じタイミングで、ディスプレイ毎に異なるコンテンツを表示すること。
【0030】
上記した表示形態のいずれかを実行させるためには、ディスプレイ管理装置10は、コンテンツのスケジュール管理部を有するか、又はこのスケジュール管理を行う装置と連動する必要がある。具体亭には、コンテンツ提供者は、ディスプレイ情報記憶部130の更新が行われた後、例えばディスプレイ情報更新部140を介して、いずれのタイミングでいずれのコンテンツを表示させるかを、占有したディスプレイのそれぞれに対して設定する。そしてディスプレイ情報更新部140は、ディスプレイ管理装置10が有するスケジュール記憶部又は10の外部のスケジュール記憶装置に、設定されたコンテンツの表示スケジュールをディスプレイ別に記憶させる。なお、ディスプレイ情報記憶部130がスケジュール管理部を兼ねていてもよい。
【0031】
図2は、ディスプレイ情報記憶部130が記憶している情報の第1例をテーブル形式で示す図である。ディスプレイ情報記憶部130は、ディスプレイ別に付与されたディスプレイ識別情報(ディスプレイID)に、そのディスプレイが位置している地域を特定する情報(地域特定情報)、そのディスプレイの管理者を特定する情報(管理者特定情報)、そのディスプレイの属性情報、及びそのディスプレイの空き日時を特定する予約情報を記憶している。予約情報は、上記した空き時間に関する情報の一例である。
【0032】
地域特定情報は、住所であってもよいし緯度経度情報であってもよい。管理者特定情報は、管理者に付与された識別情報(ID)であってもよいし、管理者の名前であってもよい。
【0033】
ディスプレイの属性情報は、例えば、設置場所が屋内であるか屋外であるかを示す情報、画面が面している道路の通行人の数(属性別の場合も含む)を示す情報、画面の大きさ(面積及びインチ数の少なくとも一方)、音声出力の可否(音声出力が可の場合は可聴範囲も含む)、画面の向き(例えば画面の法線の方向)、画面を視認できる立ち位置の範囲を特定する情報、ディスプレイの画面を視認しにくい時間帯(例えば逆光が原因の場合)、ディスプレイの近くの施設の情報、及び、ディスプレイの近くに位置していて人が集まりやすい地点を示す情報の少なくとも一つを含んでいる。施設の情報は、例えば、テーマパークやショッピングモールなどの集客施設の有無(その集客施設名、そこまでの距離、及び休業日を特定する情報を含んでいてもよい)、イベントの有無及びそのイベントが開催される場所を特定する情報、並びに最寄駅の時間帯別の乗降者数の少なくとも一つである。人が集まりやすい地点は、待ち合わせスポット、及び、屋根がある地点などの特定の天候時に人が集まると予想される地点であってもよい。
【0034】
また、ディスプレイの属性情報は、ディスプレイが配置されている地域の天気予報(時間帯別の天候や気温)を含んでいてもよい。この場合、ディスプレイ情報更新部140は、外部のサーバが記憶している天気予報に関する情報を用いて、属性情報を更新する。
【0035】
また、ディスプレイの属性情報は、ディスプレイの人気を示す情報を含んでいてもよい。人気を示す情報は、例えば過去のディスプレイの稼働率であってもよいし、占有依頼情報に基づいて予約が行われた回数であってもよい。
【0036】
図3は、図2に示した予約情報の第1例をテーブル形式で示す図である。ディスプレイ情報記憶部130は、予約情報として、日時別に、そのディスプレイにコンテンツ表示の予約が入っているか否かを示す情報を記憶している。このため、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、予約情報を用いることで、上記した空き情報、例えば空いているディスプレイの数及び占有率の双方を算出できる。
【0037】
図4は、ディスプレイ情報記憶部130が記憶している情報の第2例をテーブル形式で示す図である。ディスプレイ情報記憶部130は、地域別に、空いているディスプレイの占有率を日時別に示す情報を記憶している。これらの情報は、例えば図2に示した情報を用いて生成することができる。この場合、図2に示した情報は、ディスプレイ管理装置10の外部のストレージに記憶されていてもよい。
【0038】
図5は、ディスプレイ管理装置10のハードウエア構成を例示するブロック図である。ディスプレイ管理装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
【0039】
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0040】
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
【0041】
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
【0042】
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040はディスプレイ管理装置10の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。
【0043】
入出力インタフェース1050は、ディスプレイ管理装置10と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。
【0044】
ネットワークインタフェース1060は、ディスプレイ管理装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
【0045】
なお、第1端末20のハードウエア構成の一例も、図5に示した通りである。
【0046】
図6は、ディスプレイ管理装置10及び第1端末20の動作の一例を示すフローチャートである。本図に示す例において、第1端末20のユーザ(例えばコンテンツ提供者)は、第1端末20に、占有依頼情報の入力画面を表示させる(ステップS10)。この処理は、例えば、第1端末20に予めインストールされているソフトウェアを立ち上げることにより行われる。ただし、この処理は、第1端末20がディスプレイ管理装置10にアクセスし、ディスプレイ管理装置10から入力画面を表示するためのデータを取得することにより行われてもよい。
【0047】
次いで第1端末20のユーザは、第1端末20に、占有依頼情報を入力する(ステップS20)。占有依頼情報は、例えば、ユーザが占有を希望する地域を特定する情報(以下、希望地域特定情報と記載)及び日時を特定する情報(以下、希望日時特定情報と記載)が含まれる。希望日時特定情報が示す時間の幅は、ディスプレイ情報記憶部130によって管理されている時間帯の幅の整数倍(1倍の場合を含む)である。また占有依頼情報は、ディスプレイに求める属性情報を含んでいてもよい。この属性情報に含まれる情報は、例えば、図2を用いて説明した情報の少なくとも一つである。また、占有依頼情報は、希望する占有率の下限値を含んでいてもよい。
【0048】
次いで、第1端末20の入力部210は、入力された占有依頼情報をディスプレイ管理装置10に送信する(ステップS30)。
【0049】
ディスプレイ管理装置10の取得部110は、第1端末20から送信されてきた占有依頼情報を取得する。次いで、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、ディスプレイ情報記憶部130が記憶しているデータを用いて、空き時間表示データを生成する(ステップS40)。
【0050】
例えばディスプレイ情報記憶部130が図2及び図3に示したデータ構成を有していた場合、データ処理部120は、占有依頼情報に含まれる希望地域特定情報を満たす地域特定情報を有するディスプレイを選択し、選択したディスプレイの数を算出するとともに、選択したディスプレイのうち、希望日時情報に対応する日時が空いているディスプレイの数を算出する。そしてデータ処理部120は、空いているディスプレイの数を、選択したディスプレイの数で割ることにより、数に基づいた占有率を算出する。そしてデータ処理部120は、この占有率を表示するためのデータを、空き時間表示データとして生成する。ここでデータ処理部120は、占有率とともに、又は占有率に代えて、選択したディスプレイの数及び空いているディスプレイの数を空き時間表示データに含ませてもよい。
【0051】
なお、上記したように、ディスプレイ情報記憶部130が記憶している属性情報は、画面の大きさを含んでいる。そこでデータ処理部120は、画面の大きさに基づいた占有率を、ディスプレイの数に基づいた占有率に代えて又はこれと共に表示してもよい。この場合、データ処理部120は、選択したディスプレイそれぞれの画面の大きさをディスプレイ情報記憶部130から読み出し、読み出した画面の大きさを足し合わせる(第1の加算結果)。さらにデータ処理部120は、空いているディスプレイの画面の大きさを足し合わせる(第2の加算結果)。そしてデータ処理部120は、第2の加算結果を第2の加算結果で割ることにより、画面の大きさに基づいた占有率を算出する。
【0052】
ここで、占有依頼情報にディスプレイに求める属性情報が含まれていた場合、データ処理部120は、ディスプレイを選択する際に、属性情報が占有依頼情報を満たすディスプレイのみ選択する。
【0053】
例えば占有依頼情報に、画面の大きさの下限値が含まれていた場合、データ処理部120は、画面の大きさがこの下限値以上のディスプレイを選択して、占有率を算出する際の母集団を形成する。
【0054】
また、占有依頼情報に、天気予報が雨であること、かつ、雨天時に人が集まると予想されることが選択されていた場合、データ処理部120は、属性情報がこの条件を満たすディスプレイのみ選択する。
【0055】
また、ディスプレイ情報記憶部130が図4に示したデータ構成を有していた場合、データ処理部120は、ディスプレイ情報記憶部130から、占有依頼情報に含まれる希望地域特定情報及び希望日時特定情報に対応する占有率を読み出す。そしてデータ処理部120は、読み出した占有率を表示するためのデータを、空き時間表示データとして生成する。
【0056】
なお、占有依頼情報が、コンテンツ提供者が希望する占有率の下限値を含んでいた場合、データ処理部120は、希望日時情報に対応する日時のうち、占有率が下限値以上の時間帯を選択し、選択した時間帯についてのみ、占有率及び/または空いているディスプレイの数を空き時間表示データに含ませる。ここで、空いているディスプレイの数(すなわち占有率を算出する際の分子)と共に、ステップS40で選択されたディスプレイの数(すなわち占有率を算出する際の分母)を空き時間表示データに含ませてもよい。
【0057】
次いでデータ処理部120は、空き時間表示データを第1端末20に送信する(ステップS50)。
【0058】
第1端末20の表示処理部220は、空き時間表示データを受信すると、この空き時間表示データを用いて、時間帯別の占有率及び/または空いているディスプレイの数を表示する(ステップS60)。第1端末20のユーザは、希望する時間帯を選択するための入力を第1端末20に対して行う(ステップS70)。第1端末20の入力部210は、入力された時間帯を特定する情報、すなわち時間帯選択情報をディスプレイ管理装置10に送信する(ステップS80)。
【0059】
ディスプレイ管理装置10のディスプレイ情報更新部140は、時間帯選択情報を受信すると、時間帯選択情報が示す時間帯について、空いているディスプレイがない状態に変更する(ステップS90)。この際、ディスプレイ情報更新部140は、第1の地域に位置していて時間帯選択情報が示す時間帯が空いているディスプレイのすべてを、第1端末20のユーザに占有させるための処理を行う。この処理は、例えばディスプレイ別の表示スケジュールを更新する処理を含んでいる。
【0060】
図7は、ステップS60において第1端末20が表示する画面の一例を示す図である。本図に示す例において、第1端末20は、第1端末20のユーザが希望している地域及び日時とともに、時間帯別の占有率を表示している。また第1端末20は、時間帯を選択するためのボタン22も時間帯別に表示している。第1端末20は、マウス等でこの選択ボタンを選択することにより、時間帯選択情報を入力することができる。
【0061】
なお、空き時間表示データは、空いているディスプレイの位置を特定する情報(例えば緯度経度情報)を含んでいてもよい。この場合、第1端末20の表示処理部220は、ステップS10においてユーザが入力した希望地域情報を含む地域の地図を表示するとともに、この地図の中に、空いているディスプレイの位置を表示してもよい。この際、表示処理部220は、空いているディスプレイ別に、そのディスプレイの属性情報の少なくとも一部、例えば画面を視認できる立ち位置の範囲や、そのディスプレイの人気を示す情報を表示してもよい。表示される情報は、例えば空き時間表示データに含まれている。
【0062】
以上、本実施形態によれば、ディスプレイ管理装置10の取得部110が第1端末20から占有依頼情報を取得すると、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、占有依頼情報に含まれる条件を満たす複数のディスプレイを選択する。そしてデータ処理部120は、選択した複数のディスプレイのうち第1端末20のユーザが占有できるディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を、第1端末20に表示させる。このため、第1端末20のユーザすなわちコンテンツ提供者がディスプレイの占有を希望する場合において、ディスプレイ管理装置10と第1端末20の間の通信回数を少なくすることができる。その結果、ディスプレイ管理装置10の負荷を減らすことができる。また、コンテンツ提供者又はその代理人は、効率よく地域別かつ時間帯別のディスプレイの空き状況を検索できる。
【0063】
[第2実施形態]
本実施形態に係るディスプレイ管理装置10は、データ処理部120が第1端末20に送信する空き時間表示データの内容及びその生成方法を除いて、第1実施形態に係るディスプレイ管理装置10と同様の構成である。
【0064】
本実施形態において、ディスプレイ情報記憶部130は、第1実施形態に示した情報に加えて、ディスプレイの組32を特定するための情報を記憶している。ディスプレイの組32は、複数のディスプレイ30を一つの組としたものである。このディスプレイの組32は、例えば、一人の人が同時に見る可能性が高いことを基準として設定される。図8の左上に示すように、ディスプレイの組32は、例えば連続して配置されている2つ以上のディスプレイ30によって構成されている。ここで、ディスプレイの組32にあるディスプレイ30が含まれるための条件の一つに、「隣り合うディスプレイ30の相対距離が基準値以下である」が含まれるのが好ましい。また、図8の右側に示すように、ディスプレイの組32は、道を挟んで互いに対向している2つ以上のディスプレイ30によって構成されていてもよい。
【0065】
図9は、本実施形態において第1端末20に表示される空き時間表示データの一例、すなわち図6のステップS60における表示例を示している。本実施形態において、データ処理部120が第1端末20に送信する空き時間表示データは、図7に示した空き時間表示データに加えて、以下を含んでいる。データ処理部120はこれらのデータを生成している。
【0066】
まず、空き時間表示データは、ある時間帯において、ディスプレイの組32に含まれるディスプレイ30のすべてにおいてコンテンツの表示予定が無い場合には、そのことを示す情報を含んでいる。この情報は、ディスプレイの組32を構成するディスプレイ30を占有できるか否かを示す情報でもある。本図に示す例において、この情報は、対象となっている地域に含まれるディスプレイの組32の数と、占有することができるディスプレイの組32の数を含んでいる。
【0067】
なお、ディスプレイの組32を占有できるか否かを表示する理由は、ディスプレイの組32を占有できると広告の効果が高まると想定されるためである。
【0068】
また、空き時間表示データは、その時間帯で空いているディスプレイ30のうち、位置的に連続しているディスプレイ30の数(以下、連続数と記載)を含んでいる。例えば図8に示す例において、「位置的に連続しているディスプレイの数」は、左上のディスプレイの組32に含まれるディスプレイ30の数と同一である。ここで「連続している」と判断するための条件として、「隣のディスプレイ30からの距離が基準以下である」が含まれるのが好ましい。データ処理部120は、このデータを、ディスプレイ情報記憶部130が記憶しているディスプレイ30の位置情報を用いて生成する。
【0069】
なお、ディスプレイ30の連続数を表示する理由は、このディスプレイ30の数が多くなるにつれて広告の効果が高まると想定されるためである。
【0070】
また、本実施形態において、データ処理部120は、占有状況に基づいたスコアを時間帯ごとに算出し、このスコアを空き時間表示データに含めている。このスコアは、空いているディスプレイ30の設置環境に基づいた係数を用いて算出される。例えば、データ処理部120は、選択したディスプレイ30の数(N)の逆数(1/N)を算出する。そしてデータ処理部120は、空いているディスプレイ30毎にそのディスプレイ30の係数を特定する。そしてデータ処理部120は、係数を上記した逆数に乗ずる処理を係数毎に行い、これらの乗じた結果の和をスコアとする。このスコアも、第1端末20のユーザがコンテンツをディスプレイ30に表示させるか否かを判断するための材料になる。
【0071】
データ処理部120が用いる係数は、例えばディスプレイ30の属性情報としてディスプレイ情報記憶部130に記憶されている。係数の設定基準はさまざまである。例えばデータ処理部120は、ディスプレイの組32を占有できる場合、係数を大きくする。また、データ処理部120は、連続しているディスプレイの数が増えるにつれて係数を大きくする。また、データ処理部120は、空いているディスプレイ30の面積が大きくなるにつれて係数を大きくする。
【0072】
さらに本実施形態において、空き時間表示データに基づいて第1端末20に表示される画面は、地図を表示させるためのボタン24を含んでいる。ボタン24は、時間帯ごとに表示されている。そして、第1端末20においてボタン24が選択されると、第1端末20は、そのことを示す情報を、時間帯を特定するための情報と共にディスプレイ管理装置10に送信する。するとディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、その時間帯に空いているディスプレイ30の位置を地図データに含めたうえで、その地図データを第1端末20に送信する。第1端末20は、受信した地図データを表示する。本実施形態において、ディスプレイ情報記憶部130は、地図データも記憶している。
【0073】
図10は、第1端末20に表示される地図の一例を示している。本図に示す例において、地図データは、対象となっている地域の地図と、その地域に配置されているディスプレイ30の位置を含んでいる。ここでディスプレイ30の位置は、そのディスプレイ30が空いているか否かを視認可能な状態で表示される。例えば、空いているディスプレイ30と、予約済みのディスプレイ30は、模様、色、大きさ、及び形状の少なくとも一つが異なっている。これにより、第1端末20の管理者は、ディスプレイ30の占有状況を視覚的に把握することができる。
【0074】
なお、本実施形態において、データ処理部120は、図9に示した画面を第1端末20に表示させる前に、図8に示した地図を第1端末20に表示させてもよい。この場合、ディスプレイの組32を構成するディスプレイ30は選択可能になっている。そして第1端末20のユーザがディスプレイの組32に含まれるいずれかのディスプレイ30を選択すると、そのディスプレイの組32を特定する情報がディスプレイ管理装置10に送信されてもよい。この場合、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、選択されたディスプレイの組32の予約状態を示す情報を生成して第1端末20に表示させる。
【0075】
[第3実施形態]
本実施形態に係るディスプレイ管理装置10は、上記したいずれかの実施形態に示した機能に加えて、ディスプレイ30を見る人の位置が選択されると、占有率を算出する際の母集団となるディスプレイ30を、選択された位置に基づいて選択する機能も有している。
【0076】
図11は、本実施形態におけるデータ処理部120の処理の一例を説明するための図である。第1実施形態で示したように、ディスプレイ情報記憶部130が記憶しているディスプレイ30の属性情報には、画面の向きが含まれている。第1端末20のユーザは、第1端末20に、ディスプレイ30を見る人の位置を特定する情報を入力する。すると第1端末20は、この情報を、占有依頼情報の一部としてディスプレイ管理装置10に送信する。するとディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、第1端末20から受信した位置、並びにディスプレイ情報記憶部130が記憶している地図データ及びディスプレイ30の向きを用いて、その位置から視認可能なディスプレイ30を選択する。
【0077】
例えばデータ処理部120は、地図データに含まれる道路の位置と、第1端末20から受信した位置を用いて、当該位置が存在している道路を特定する。そしてデータ処理部120は、特定した道路の両サイドのうち、当該位置から視認可能な範囲を特定する。そしてデータ処理部120は、特定した範囲に含まれるディスプレイ30のうち画面が道路側を向いているディスプレイ30を選択する。図11に示す例において、第1端末20のユーザは丁字路の角を選択している。すると、データ処理部120は、その丁字路を構成する道路に面しているディスプレイ30のうち、選択された位置から基準距離以内のディスプレイ30を選択する。
【0078】
また、データ処理部120は、ディスプレイ30の位置と、ディスプレイ30を見る人の位置とを結ぶ直線と、ディスプレイ30の画面の向きとがなす角度を用いて、占有率を算出する際の母集団となるディスプレイ30を選択してもよい。例えばデータ処理部120は、上記した角度が基準値以下(例えば30°以下)となるディスプレイ30を選択してもよい。
【0079】
本実施形態によれば、さらに場所を限定して占有率を算出することができる。
【0080】
[第4実施形態]
本実施形態に係るディスプレイ管理装置10は、占有率が100%でなかった場合、すなわち母集団を構成する複数のディスプレイ30の少なくとも一つにすでに予約が入っている場合に、その予約を行った依頼者の属性情報、例えば業種を空き時間表示データに含める点を除いて、上記したいずれかの実施形態に係るディスプレイ管理装置10と同様である。
【0081】
図12は、本実施形態に係るディスプレイ情報記憶部130が記憶している予約情報の詳細を説明するための図である。本図に示す例において、予約情報はディスプレイ30別に記憶されている。そして予約情報は、時間帯別に、コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を有している。また予約があった場合、予約情報は、その予約を行った依頼者の属性情報を含んでいる。例えばディスプレイ情報記憶部130は、この属性情報を、予約が行われたときに取得する。
【0082】
図13は、本実施形態において第1端末20に表示される空き時間表示データの一例、すなわち図6に示したステップS60の表示例を示している。本図に示す例において、データ処理部120は、占有率が100%ではなかった場合、すでに予約されているディスプレイ30の依頼者の属性情報(例えば業種)を、ディスプレイ情報記憶部130から読み出す。そして読み出した属性情報を空き時間表示データに含め、この空き時間表示データを第1端末20に送信する。第1端末20は、空き時間表示データに従った表示を行う。この表示には、すでに予約されているディスプレイ30の依頼者の属性情報が含まれている。
【0083】
表示しようと思っているコンテンツが広告であった場合、その広告の周囲に表示される広告の内容によっては、広告の効果が落ちてしまう。本実施形態によれば、占有率が100%ではなかった場合、第1端末20のユーザは、すでに予約されているディスプレイ30の依頼者の属性情報を確認することができる。このため、コンテンツをディスプレイ30に表示させるか否かを判断するための材料が増える。
【0084】
[第5実施形態]
上記した各実施形態において、ディスプレイ管理装置10は、場所(希望地域特定情報)及び日時(希望日時特定情報)から占有率及び/又はディスプレイ30の数を算出している。これに対して本実施形態では、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、場所(希望地域特定情報)、並びに同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件(以下、占有率条件と記載)を第1端末20から取得すると、これらに合致する時間帯を特定し、当該特定した時間帯を示す情報を、空き時間表示データに含める。
【0085】
例えばデータ処理部120は、第1端末20から取得した希望地域特定情報に対応するデータをディスプレイ情報記憶部130から読み出して、占有率及び/又は空いているディスプレイ30の数を、時間帯ごとに算出する。そして、算出した占有率及び/又はディスプレイ30の数が占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯を示す情報のみを空き時間表示データに含める。ここで占有率条件が占有率によって示される場合、占有率条件は、100%であってもよいし、0超100%未満の値であってもよい。
【0086】
なお本実施形態において、第1端末20のユーザは、希望地域特定情報と共に又は希望地域特定情報に代えて、必ずコンテンツを表示したいディスプレイ30を特定する情報をディスプレイ管理装置10に送信してもよい。この場合、データ処理部120は、第1端末20から受信したディスプレイ30を特定する情報を用いて、母集団となるディスプレイ30を選択してもよい。例えばデータ処理部120は、第1端末20のユーザが選択したディスプレイ30及びそこから基準範囲内に位置するディスプレイ30を、母集団とする。
【0087】
図14は、本実施形態において第1端末20に表示される空き時間表示データの一例、すなわち図6に示したステップS60の表示例を示している。本図に示す例において、第1端末20のユーザは、場所(希望地域特定情報)及び希望する占有率の条件(例えば下限)に加えて、希望する時間帯も、第1端末20を介してディスプレイ管理装置10に送信している。そして第1端末20は、ユーザが希望した時間帯のうち、占有率の条件を満たす時間帯を選択可能に表示している。そして時間帯が選択されると、希望地域特定情報に対応する地域に関し、選択された時間帯に含まれるディスプレイ30のうち空いているディスプレイ30のすべてに対して、予約処理が行われる。
【0088】
本実施形態によっても、コンテンツ提供者がディスプレイの占有を希望する場合において、ディスプレイ管理装置10と第1端末20の間の通信回数を少なくすることができる。
【0089】
[第6実施形態]
本実施形態では、ディスプレイ管理装置10のデータ処理部120は、日時(希望日時特定情報)及び第5実施形態に示した占有率条件を第1端末20から取得すると、これらに合致する地域を選択し、空き時間表示データにおいて、選択した地域に関する情報を認識可能な状態にする。
【0090】
例えばデータ処理部120は、第1端末20から取得した希望日時特定情報(第1の時間帯)に対応するデータをディスプレイ情報記憶部130から読み出して、場所ごとの占有率及び/または空いているディスプレイ30の数を算出する。そして、算出した占有率及び/又はディスプレイ30の数が、第1端末20から取得した占有率条件を満たす地域を選択し、空き時間表示データにおいて、選択した地域に関する情報を認識可能な状態にする。例えば空き時間表示データは、選択した地域に関する情報のみを含んでいてもよい。
【0091】
図15は、本実施形態において第1端末20に表示される空き時間表示データの一例、すなわち図6に示したステップS60の表示例を示している。本図に示す例において、第1端末20のユーザは、日時(希望日時特定情報)及び希望する占有率の条件(例えば下限)に加えて、希望する地域も、第1端末20を介してディスプレイ管理装置10に送信している。そして第1端末20は、ユーザが希望した地域のうち、占有率の条件を満たす地域を選択可能に表示している。そして地域が選択されると、希望日時特定情報に対応する時間帯に関し、選択された地域に含まれるディスプレイ30のうち空いているディスプレイ30のすべてに対して、予約処理が行われる。
【0092】
本実施形態によっても、コンテンツ提供者がディスプレイの占有を希望する場合において、ディスプレイ管理装置10と第1端末20の間の通信回数を少なくすることができる。
【0093】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0094】
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
【0095】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、
を備えるディスプレイ管理装置。
2.上記1に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に空き日時を特定する情報を記憶しており、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイ情報記憶手段を用いて、時間帯別の前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
3.上記2に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの属性情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記コンテンツを表示すべき前記ディスプレイが満たすべき前記属性情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記占有依頼情報が含む前記属性情報に対応する前記ディスプレイを選択し、選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
4.上記1に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は時間帯別の前記空き情報を記憶しているディスプレイ管理装置。
5.上記1~4のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方が基準を満たす時間帯を選択して前記空き時間表示データに含ませるディスプレイ管理装置。
6.上記1~5のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段が前記空き時間表示データを送信した後、選択された時間帯を特定する時間帯選択情報を受信すると、前記ディスプレイ情報記憶手段を更新し、前記時間帯選択情報が示す時間帯について、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイがない状態に変更するディスプレイ情報更新手段をさらに備えるディスプレイ管理装置。
7.上記6に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報更新手段は、コンテンツの表示予定がない状態からある状態に更新した前記ディスプレイについて、コンテンツの表示スケジュールを取得して記憶手段に記憶させる、ディスプレイ管理装置。
8.上記7に記載のディスプレイ管理装置において、
前記記憶手段が記憶している前記複数のディスプレイの表示スケジュールは、前記複数のディスプレイのうち、一定以上の割合の前記ディスプレイに、同じタイミングで同一のコンテンツを表示することを示している、ディスプレイ管理装置。
9.上記1~8のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に、当該ディスプレイの位置を示す位置情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記第1の地域を特定する地域特定情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイ情報記憶手段が記憶している前記位置情報を用いて、前記占有依頼情報に含まれる前記地域特定情報に対応する前記複数のディスプレイを選択する、ディスプレイ管理装置。
10.上記1~9のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、複数の前記ディスプレイからなるディスプレイの組を特定する情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、前記ディスプレイの組に含まれる前記ディスプレイのすべてにおいて、当該時間帯でコンテンツの表示予定が無い場合には、そのことを示す情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
11.上記1~10のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの位置を示す情報を含んでおり、
前記データ処理手段は、当該時間帯で同時に表示することを予約できる前記ディスプレイのうち位置的に連続しているディスプレイ30の数を示す情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
12.上記1~11のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの設置環境に基づいた係数を用いてスコアを前記時間帯ごとに算出し、前記スコアを前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
13.上記1~12のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの位置を地図上で表示するための地図データを、前記第1端末に送信するディスプレイ管理装置。
14.上記1~13のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記データ処理手段は、
選択された位置を示す位置情報を取得し、
当該位置情報、道路の位置を含む地図データ、並びに前記ディスプレイの位置及び画面の向きを示す情報を用いて、前記位置情報が示す位置から視認可能な前記ディスプレイを選択し、
選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理装置。
15.上記1~14のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイかつ時間帯別に、前記コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を記憶しているとともに、前記予約があった場合に当該予約を行った依頼者の属性情報を記憶しており、
前記データ処理手段は、予約されていた前記ディスプレイが存在した場合、当該ディスプレイの予約を行った前記依頼者の前記属性情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
16.上記1~15のいずれか一項に記載のディスプレイ管理装置において、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記データ処理手段は、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理装置。
17.第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する取得手段と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信するデータ処理手段と、
を備えるディスプレイ管理装置。
18.コンピュータが、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する、ディスプレイ管理方法。
19.上記18に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に空き日時を特定する情報を記憶しており、
前記コンピュータは、前記ディスプレイ情報記憶手段を用いて、時間帯別の前記空き情報を生成するディスプレイ管理方法。
20.上記19に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの属性情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記コンテンツを表示すべき前記ディスプレイが満たすべき前記属性情報を含んでおり、
前記コンピュータは、前記占有依頼情報が含む前記属性情報に対応する前記ディスプレイを選択し、選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理方法。
21.上記18に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は時間帯別の前記空き情報を記憶しているディスプレイ管理方法。
22.上記18~21のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記コンピュータは、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方が基準を満たす時間帯を選択して前記空き時間表示データに含ませるディスプレイ管理方法。
23.上記18~22のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、前記コンピュータは、
前記空き時間表示データを送信した後、選択された時間帯を特定する時間帯選択情報を受信すると、前記ディスプレイ情報記憶手段を更新し、前記時間帯選択情報が示す時間帯について、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイがない状態に変更するディスプレイ管理方法。
24.上記23に記載のディスプレイ管理方法において、
前記コンピュータは、コンテンツの表示予定がない状態からある状態に更新した前記ディスプレイについて、コンテンツの表示スケジュールを取得して記憶手段に記憶させる、ディスプレイ管理方法。
25.上記24に記載のディスプレイ管理方法において、
前記記憶手段が記憶している前記複数のディスプレイの表示スケジュールは、前記複数のディスプレイのうち、一定以上の割合の前記ディスプレイに、同じタイミングで同一のコンテンツを表示することを示している、ディスプレイ管理方法。
26.上記18~25のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に、当該ディスプレイの位置を示す位置情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記第1の地域を特定する地域特定情報を含んでおり、
前記コンピュータは、前記ディスプレイ情報記憶手段が記憶している前記位置情報を用いて、前記占有依頼情報に含まれる前記地域特定情報に対応する前記複数のディスプレイを選択する、ディスプレイ管理方法。
27.上記18~26のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、複数の前記ディスプレイからなるディスプレイの組を特定する情報を含んでおり、
前記コンピュータは、前記ディスプレイの組に含まれる前記ディスプレイのすべてにおいて、当該時間帯でコンテンツの表示予定が無い場合には、そのことを示す情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理方法。
28.上記18~27のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの位置を示す情報を含んでおり、
前記コンピュータは、当該時間帯で同時に表示することを予約できる前記ディスプレイのうち位置的に連続しているディスプレイ30の数を示す情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理方法。
29.上記18~28のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記コンピュータは、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの設置環境に基づいた係数を用いてスコアを前記時間帯ごとに算出し、前記スコアを前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理方法。
30.上記18~29のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記コンピュータは、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの位置を地図上で表示するための地図データを、前記第1端末に送信するディスプレイ管理方法。
31.上記18~30のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記コンピュータは、
選択された位置を示す位置情報を取得し、
当該位置情報、道路の位置を含む地図データ、並びに前記ディスプレイの位置及び画面の向きを示す情報を用いて、前記位置情報が示す位置から視認可能な前記ディスプレイを選択し、
選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成するディスプレイ管理方法。
32.上記18~31のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイかつ時間帯別に、前記コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を記憶しているとともに、前記予約があった場合に当該予約を行った依頼者の属性情報を記憶しており、
前記コンピュータは、予約されていた前記ディスプレイが存在した場合、当該ディスプレイの予約を行った前記依頼者の前記属性情報を、前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理方法。
33.上記18~32のいずれか一項に記載のディスプレイ管理方法において、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記コンピュータは、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択し、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めるディスプレイ管理方法。
34.コンピュータが、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得し、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する、ディスプレイ管理方法。
35.コンピュータに、
第1の地域の中に位置する複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼する占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記複数のディスプレイのうち同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方を含む空き情報を時間帯別に示す画面を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、
を持たせるプログラム。
36.上記35に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に空き日時を特定する情報を記憶しており、
前記コンピュータに、前記ディスプレイ情報記憶手段を用いて、時間帯別の前記空き情報を生成させるプログラム。
37.上記36に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの属性情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記コンテンツを表示すべき前記ディスプレイが満たすべき前記属性情報を含んでおり、
前記コンピュータに、前記占有依頼情報が含む前記属性情報に対応する前記ディスプレイを選択し、選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成させるプログラム。
38.上記35に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は時間帯別の前記空き情報を記憶しているプログラム。
39.上記35~38のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の少なくとも一方が基準を満たす時間帯を選択して前記空き時間表示データに含ませる処理を行わせるプログラム。
40.上記35~39のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記コンピュータに、
前記空き時間表示データを送信した後、選択された時間帯を特定する時間帯選択情報を受信すると、前記ディスプレイ情報記憶手段を更新し、前記時間帯選択情報が示す時間帯について、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイがない状態に変更させるプログラム。
41.上記40に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、コンテンツの表示予定がない状態からある状態に更新した前記ディスプレイについて、コンテンツの表示スケジュールを取得して記憶手段に記憶させる処理を行わせる、プログラム。
42.上記41に記載のプログラムにおいて、
前記記憶手段が記憶している前記複数のディスプレイの表示スケジュールは、前記複数のディスプレイのうち、一定以上の割合の前記ディスプレイに、同じタイミングで同一のコンテンツを表示することを示している、プログラム。
43.上記35~42のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記複数のディスプレイ別に、当該ディスプレイの位置を示す位置情報を記憶しており、
前記占有依頼情報は、前記第1の地域を特定する地域特定情報を含んでおり、
前記コンピュータに、前記ディスプレイ情報記憶手段が記憶している前記位置情報を用いて、前記占有依頼情報に含まれる前記地域特定情報に対応する前記複数のディスプレイを選択させる、プログラム。
44.上記35~43のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、複数の前記ディスプレイからなるディスプレイの組を特定する情報を含んでおり、
前記コンピュータに、前記ディスプレイの組に含まれる前記ディスプレイのすべてにおいて、当該時間帯でコンテンツの表示予定が無い場合には、そのことを示す情報を前記空き時間表示データに含めさせるプログラム。
45.上記35~44のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイの位置を示す情報を含んでおり、
前記コンピュータに、当該時間帯で同時に表示することを予約できる前記ディスプレイのうち位置的に連続しているディスプレイ30の数を示す情報を、前記空き時間表示データに含めさせるプログラム。
46.上記35~45のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの設置環境に基づいた係数を用いてスコアを前記時間帯ごとに算出し、前記スコアを前記空き時間表示データに含めさせるプログラム。
47.上記35~46のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの位置を地図上で表示するための地図データを、前記第1端末に送信させるプログラム。
48.上記35~47のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
選択された位置を示す位置情報を取得させ、
当該位置情報、道路の位置を含む地図データ、並びに前記ディスプレイの位置及び画面の向きを示す情報を用いて、前記位置情報が示す位置から視認可能な前記ディスプレイを選択させ、
選択した前記ディスプレイを母集団として前記空き情報を生成させるプログラム。
49.上記35~48のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記ディスプレイ情報記憶手段は、前記ディスプレイかつ時間帯別に、前記コンテンツの表示の予約の有無を示す情報を記憶しているとともに、前記予約があった場合に当該予約を行った依頼者の属性情報を記憶しており、
前記コンピュータに、予約されていた前記ディスプレイが存在した場合、当該ディスプレイの予約を行った前記依頼者の前記属性情報を、前記空き時間表示データに含めさせるプログラム。
50.上記35~49のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記占有依頼情報は、さらに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含んでおり、
前記コンピュータに、さらにコンテンツの表示予定が無い前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす時間帯を選択させ、選択した時間帯の前記空き情報を前記空き時間表示データに含めさせるプログラム。
51.コンピュータに、
第1の時間帯に複数のディスプレイにコンテンツを表示することを依頼することを示すとともに、同時に表示できる前記ディスプレイの数および割合の少なくとも一方に関する条件である占有率条件を含む占有依頼情報を第1端末から取得する機能と、
前記占有依頼情報を取得すると、前記複数のディスプレイの設置場所及び空き時間に関する情報を記憶するディスプレイ情報記憶手段を用いて、前記第1の時間帯において同時に表示することを予約できる前記ディスプレイの数及び割合の前記少なくとも一方が前記占有率条件を満たす地域及び時間帯の組み合わせを選択し、選択した地域及び時間帯を表示するための空き時間表示データを生成し、前記空き時間表示データを前記第1端末に送信する機能と、
を持たせるプログラム。
【0096】
この出願は、2019年5月27日に出願された国際出願PCT/JP2019/020913号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0097】
10 ディスプレイ管理装置
20 第1端末
30 ディスプレイ
32 ディスプレイの組
110 取得部
120 データ処理部
130 ディスプレイ情報記憶部
140 ディスプレイ情報更新部
210 入力部
220 表示処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15