(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-28
(45)【発行日】2023-07-06
(54)【発明の名称】集魚灯(Apparatus for LED fishing gathering lamp)
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20230629BHJP
F21V 29/67 20150101ALI20230629BHJP
F21V 29/83 20150101ALI20230629BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20230629BHJP
F21V 21/00 20060101ALI20230629BHJP
F21V 31/00 20060101ALI20230629BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20230629BHJP
F21V 29/61 20150101ALI20230629BHJP
F21V 15/01 20060101ALI20230629BHJP
A01K 79/00 20060101ALI20230629BHJP
F21Y 107/30 20160101ALN20230629BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20230629BHJP
【FI】
F21S2/00 642
F21V29/67 100
F21V29/83
F21V29/503
F21V21/00 300
F21V31/00 100
F21V23/00 117
F21V29/61
F21V15/01 350
A01K79/00 H
F21Y107:30
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2019149742
(22)【出願日】2019-08-19
【審査請求日】2020-11-13
(31)【優先権主張番号】10-2019-0084217
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519300482
【氏名又は名称】呉 貞敬
(74)【代理人】
【識別番号】719005437
【氏名又は名称】金 鐘洙
(72)【発明者】
【氏名】呉 貞敬
(72)【発明者】
【氏名】崔 勝進
【審査官】竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3190753(JP,U)
【文献】登録実用新案第3154711(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 29/67
F21V 29/83
F21V 29/503
F21V 21/00
F21V 31/00
F21V 23/00
F21V 29/61
F21V 15/01
A01K 79/00
F21Y 107/30
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
漁船の周囲の部分、上・下部に上下方向に一定の間隔をおいて相互平行になるように設置された上・下部装着ワイヤ(10、20)に対して上部装着ワイヤ(10)に上端が固定設置され、下部装着ワイヤ(20)に下端が固定設置されている集魚灯(100)において、
円盤状で提供され、中央部分に両側に一定の間隔をおいて
六角ボルト締結用穴(113)が貫通形成される上部プレート(110)と;
上記上部プレート(110)の下部に一定の距離を離れて配置されるが、上記上部プレート(110)と対応する
円盤状で提供され、中央部分に一定の直径を持って上記上部プレート(110)との間のスペース内に、外部の冷たい空気が流入されるようにする吸気孔(121)が貫通形成され、上記吸気孔(121)の両側に
六角ボルト締結用穴(123)が貫通形成される下部プレート(120)と;
照明を映すため一面が円弧に突出形成されているバータイプで提供され、上記上部プレート(110)と下部プレート(120)との間の周方向に沿って多数個次々に配置されて
上端が上記上部プレート(110)の
下面に固定設置されて下端が上記下部プレート(120)の上面に固定設置される照明ユニット(130)と;
上記下部プレート(120)上の吸気孔(121)の上部に配置されて周囲の部分が、上記吸気孔(121)の上面の周囲の部分に固定設置されているモータファン(140);
下端の折り曲げた端部が上記上部プレート(110)の
六角ボルト締結用穴(113)を貫通して上記上部プレート(110)
の下面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、上部に上記上部装着ワイヤ(10)の断面1/2と対応するように、上部設置溝(153)が曲げ形成される上部固定片(151)が一対に対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置される上部固定ユニット(150);及び
上端が上記下部プレート(120)下側から上方貫通して接続部材を介して接続固定され、下部に上記下部装着ワイヤ(20)が挿入固定されるようにする下部固定ユニット(160)を含んでなる集魚灯。
【請求項2】
第1項において、
上記下部固定ユニット(160)は、上部が上記下部プレート(120)下側から上方貫通して接続部材を介して接続固定されて下部に上記下部装着ワイヤ(20)が挿入固定されるように、
上部の折り曲げた端部が上記下部プレート(120)の
六角ボルト締結用穴(123)を貫通して上記下部プレート(120)の上面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、
折り曲げた端部から下方垂直に一定長さ延長された下端から「┐」字状に水平、垂直方向に曲げ延長され、下側の垂直延長部分の中央に上記下部装着ワイヤ(20)の断面1/2と対応するように下部設置溝(163)が曲げ形成される下部固定片(161)が一対に対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置されることを特徴とする集魚灯。
【請求項3】
第2項において、
上記下部装着ワイヤ(20)は、断面が長方形を有するワイヤで適用される一方で、
上記下部固定片(161)の下部設置溝(163)は、断面が上記下部装着ワイヤ(20)の断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されることを特徴とする集魚灯。
【請求項4】
第1項において、
上記上部装着ワイヤ(10)は、断面が長方形を有するワイヤで適用される一方で、
上記上部固定片(151)の上部設置溝(153)は、断面が上記上部装着ワイヤ(10)の断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されることを特徴とする集魚灯。
【請求項5】
第1項において、
上記上部固定ユニット(150)を介して上記上部装着ワイヤ(10)を多数列適用して集魚灯装置(100)の上部を多数列固定できるように、
上記上部設置溝(153)は、上記上部固定片(151)の上部に上記上部装着ワイヤ(10)の断面1/2と対応するように曲げ形成される特徴の集魚灯。
【請求項6】
第1項において、
上記下部プレート(120)
に照明の光に誘引されて飛び込んだ後、円筒状の配置された上記照明ユニット(130)との間の隙間を介して内側に流入した昆虫の死骸が自然に排出されるようにすると同時に、照明ユニット(130)の内側に形成される空間に誘導された熱が迅速に放出されるようにするため多数の貫通孔(125)が形成され、
上記モータファン(140)の外側に該当する吸気孔(121)の内部には、外部の昆虫と異物がモータファン(140)に向かって流入されることを防止するためのフィルタネット(170)が装着されたことを特徴とする集魚灯。
【請求項7】
第1項において、
上記照明ユニット(130)は、回路基板(131)と、上記回路基板(131)に電気的に接続されるように実装された状態で、電流の印加に応じて点灯される多数のエルイーディ素子(132)と、上記回路基板(131)とエルイーディ素子(132)の外側に覆われている透明カバー(133)で構成されるが、
上記照明ユニット(130)を構成する回路基板(131)の一方の端部には、電線(W)が引き込まれる多数の電線引込孔(134)が貫通するように形成されて、
上記電線引込孔(134)には、電線(W)の外周面と電線引込孔(134)の内周面との間を密閉させて、水が流入しないようにする防水パッキン(135)が挟まれて結合されたことを特徴とする集魚灯。
【請求項8】
第7項において、
上記防水パッキン(135)は、長さ方向の中心線上に電線(W)が密着され、導入された内部密着孔(135a)が形成され、
上記内部密着孔(135a)の長さ方向の中央部内面から一旦内面に達するよう傾斜外向拡張されている折り畳み傾斜面(135b)が形成される一方、;
外面の長さ方向の中央部に、上記電線引込孔(134)の周囲の部分が密着されるように挿入される外部密着溝(135c)が内向き陥没するように形成されていることを特徴とする集魚灯。
【請求項9】
第8項において、
上記内部密着孔(135a)から斜めに外向きの拡張された上記折り畳み傾斜面(135b)の最大幅(t1)は、上記外部密着溝(135c)の陥没した底面から上記内部密着孔(135a)に至る長さ(t2)と同じか短い長さで形成されることを特徴とする集魚灯。
【請求項10】
第8項において、
上記折り畳み傾斜面(135b)の上記内部密着孔(135a)から斜めに外向拡張される方向の端部から折り曲げられて上記外部密着溝(135c)に至る角部はラウンドされるように、形成されたことを特徴とする集魚灯。
【請求項11】
第7項において、
上記した防水パッキン(135)は、シリコン材質、天然ゴム材質とポリウレタンゴム材質のいずれかの材質で射出成形を介して製作されることを特徴とする集魚灯。
【請求項12】
第7項において、
上記照明ユニット(130)を構成する回路基板(131)と、透明カバー(133)
に密着されている枠の部分を介して水分が浸透しないようにするために、回路基板(131)と、透明カバー(133)の相互密着されている枠の部分の間には、シーリング部材(136)が介在されていることを特徴とする集魚灯。
【請求項13】
第1項において、
上記上部プレート(110)と下部プレート(120)との間で固定されるように支持されている多数の照明ユニット(130)
裏の内側に形成される空間には、上記照明ユニット(130)の点灯状態とモータファン(140)の駆動を制御するコントロールパネル(180)が防水ケース(190)に収容された状態で設置されることを特徴とする集魚灯。
【請求項14】
第13項において、
上記防水ケース(190)
に収容されるように、内部が空いていて、下部面が開口され、上部面には電線(W)が挿入される多数の電線嵌め込み孔(191a)が形成されたケースのプラグと、
円筒状に上部と下部外周面にネジが形成されたケース本体(191)と、
上記ケース本体(191)の上部に上記ケース栓を媒介としてねじ結合される上部キャップ(192a)と、上記ケース本体(191)の
上部にケース栓にてネジ結合される上部キャップ(191b)とケース本体(191)の
下部内面に嵌められケース本体(191)の開口した下部を塞ぐケース栓(193)と、上記ケース栓(193)を介して、上記ケース本体(191)の下部にネジ結合される下部キャップ(191b)で構成されていることを特徴とする集魚灯。
【請求項15】
第13項において、
上記防水ケース(190)を構成する上記ケース本体(191)は、水の不浸透性シリコン、天然ゴムおよびポリウレタンゴムのいずれかの材質で射出成形され、
ケース本体(191)の上部面に位置する
ケース栓に多数個形成されている電線嵌め込み孔(191a)は、独自の弾性力により、電線嵌め込み孔(191a)にワイヤ(W)が挟まれた状態で、電線嵌め込み孔(191a)の内周面が電線(W)の外周面に密接に密着して、外部からの水分がケース本体(191)の内部に流入されなくなったことを特徴とする集魚灯。
【請求項16】
第14項において、
上記防水ケース(190)を構成する上記ケース取付部材(192)は、上部が広く下部が狭い漏斗形状で行われ、
上記ケース取付部材(192)の上端部外側には、上部プレート(110)の底面に面接触された状態で固定されているフランジ(192a)が形成されたことを特徴とする集魚灯。
【請求項17】
第14項において、
上記ケース本体(191)の上端部外周面には、ネジ部が形成され、上記ケース取付部材(192)の下端部内周面にもネジ部が形成され、それぞれ上部キャップ(192a)と下部キャップ(191b)によってねじ結合され、
上記上部キャップ(192a)と下部キャップ(191b)は、上記ケース本体(191)に結合時、それぞれのケース栓が中間に介入されて閉鎖された後に結合されたことを特徴とする集魚灯。
【請求項18】
第17項において、
上記ケース本体(191)のケース栓(193)を挟んで結合するとき、機密性を高めるために、上記ケース栓(193)の外周面には、Oリング(193a)が挟まれて結合されることを特徴とする集魚灯。
【請求項19】
第1項において、
上記照明ユニット(130)
裏に形成される空間部の所定の位置には、照明ユニット(130)の点灯時に発生する熱の温度を
電気信号
に発生させる温度センサー(200)が設置されており;
上記温度センサー(200)によって検出された温度が設定温度以上のとき、コントロールパネル(180)と電気的に接続されたモータファン(140)が駆動されるよう制御されることを特徴とする集魚灯。
【請求項20】
第1項において、
上記照明ユニット(130)を水平に横たえて設置された状態で使用できるようにするために、
上記上部プレート(110)の対向する両端と下部プレート(120)の対向する両端には、上部固定ユニット(150)と下部固定ユニット(160)の端部が結合されるようにするための固定ユニット結合片(30)が長さ方向に曲げれるように形成され、
上記固定ユニット結合片(30)の面上には、結合孔(31)が形成される一方、;
上記上部固定ユニット(150)と下部固定ユニット(160)を構成する上部固定片(151)と下部固定片(161)の端部は、上記結合孔(31)を介して挟まれた後、「┐」型に
折り曲げて固定ユニット結合片(30)の内側面に密着された状態で固定されるように設置されることを特徴とする集魚灯。
【請求項21】
第1項において、LEDから放射される光の角度を適用してLED集魚灯を6つの照明ユニットに形成し、6つの照明ユニットにLED集魚灯の形を六角形で構成製作し、LED集魚灯から放射される光を360度
均一に照らされることを特徴とする集魚灯。
【請求項22】
第1項において、
上記照明ユニットは、AC100~310Vの入力電圧を使用してスイッチモード電源(SMPS)を経て、DC電圧を獲得した後、取得されたDC電圧は、PCB上に独立して形成されたパターンによって直列接続された複数のLED素子に出力され、併せてDBモータファンも出力されることを特徴とし、上記複数のLED素子は、所定の数が互いに縛られていて区分されたことを
特徴とする集魚灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集魚灯に関するもので、より詳細な内容は、漁船に使用するLED集魚灯においてLEDから放射される光の角度を120度にし、集魚灯を6つの照明ユニットに形成し、6つの照明ユニットにLED集魚灯の形を六角形で構成製作し、LED集魚灯で放射される光を360度均一に照らすように構成し、上部プレート、下部プレート、照明ユニット、上部固定ユニットに、下部固定ユニットをさらに含むことにより、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定され、集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができるようにして、上端と共に下端部分の流動の発生を防止することにより、集魚のための照明が海水面側に安定的に照らすようし、照明ユニットで構成されている金属製カバーにそれぞれ1個の電線の引き出しのために形成された電線引き出し孔に防水のために構成された防水パッキンを構成して照明ユニットに電線を引き出した時、防水の機能が向上し、LED集魚灯で発生する熱を放熱させるため、モータファンを構成し、また、万が一のため、LED集魚灯の内部に温度センサーを設置し、過熱による漁船の火災を未然に防止し、LED集魚灯の内部に形成されている電源遮断装置の多数の電線を引き出すために形成された多数電線引き込み孔を通して電線を引き出しに当たり防水の機能が向上し、LED集魚灯の下部に構成されているモータファンの下部にフィルタネットを設置し、そこから虫の侵入を防止し、LED集魚灯の下部に構成されている下部プレートに貫通孔を形成してLED集魚灯の内部に侵入した虫が放出されるようした。スイッチモード電源(SMPS)で、LED集魚灯の点灯のために供給される高電圧を、降圧変圧器など、別途の降圧のための装置を使用することなく、電圧を低くできるようにし、低電圧の部品であるDCモータのファンなどの使用可能にすることを特徴とする集魚灯に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、海に住んでいる魚種のほとんどは走光性を持つ生物として、その走光性を持つ魚種の中には明るい光に向かって飛び込む正の走光性を有する魚種として、タチウオやメバル、イカ、イイダコなどが代表的である。
【0003】
上記のような正の走光性を持つ魚種を釣るために別途の集魚灯が使用されている。
これらの集魚灯と光で魚を集魚するための照明装置であって、海上で使用する水上集魚灯と水中に入れて使用する水中集魚灯がある。
【0004】
つまり、集魚灯のうち上記水上集魚灯は、船舶に直接設置して使用するものであり、上記水中集魚灯はロープや釣り糸を利用して、設置して使用するものである。
【0005】
併せて、上記水上集魚灯は、網を利用して、魚種を捕獲する目的で使用されるものであり、水中集魚灯は普遍的には、釣りを利用して捕獲する用途で使用されている。
【0006】
前述したような集魚灯のうち、水上集魚灯は、船舶に設置されて魚を集魚するためのもので、従来からのメタルハロゲンと白熱灯などを用いたものとLED(Light Emitting Diode)を利用したものがあり、最近では、高輝度で、消費電力が小さいLED集魚灯が多く使用されているのが実情である。
【0007】
上記のLED集魚灯は、船舶の両側に長く延長備えた装着ワイヤの上端部分に固定設置して使用されるもので、通常ヒートシンクと多数個のLEDを含む構成に適用されて装着ワイヤに一定の間隔で、多数個装着されている。
【0008】
しかし、前述したような従来技術によるLED集魚灯は、海からの強い風などに起因し、船舶の揺れにより、下端部分が流動するようになる問題があり、これらの下端部分の流動発生により集魚のための照明が海面側に安定的に照らさない現象が発生すると同時に、隣接する集魚灯との衝突によって集魚灯の破損を招くという問題がある。
【0009】
一方、最近では、多数個の長方形の照明ユニットを円筒状に配置して照明の光が全方向に照射されるようにすることで、集魚の効率を最大化するLED集魚灯装置が開発されているが、この場合長方形照明ユニットを円筒状の配置する過程で必然的に、それぞれの照明ユニットの間に隙間が形成され、照明の光に誘引されて飛び込んだヒトリなどの昆虫の死骸が上記照明ユニットとの隙間を通して、集魚灯装置の内部に流入されて蓄積され、回路の短絡を引き起こしたり、衛生上非常に不潔であったり、熱放出が正常に行われない問題がある。
【0010】
これにより、船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定されるようにして、集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができるようにして、上端と共に下端部分の流動の発生を防止することにより、集魚のための照明が海面側に安定的に照らすとともに、隣接する集魚灯との衝突や衝突による破損を防止する一方で、照明ユニット自体及び照明ユニットの点灯状態を制御するコントロールパネルの防水機能を一層強化させるようにして、照明の光に誘引され、飛び込んだヒトリなどの昆虫の死骸が下方に簡単に排出されるようにする集魚灯の研究と開発が要求される実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
(特許文献1)1.大韓民国登録特許第10-1277850号(2013/06/17登録)
(特許文献2)2.大韓民国公開特許第10-2014-0034570号(2014/03/20公開)
(特許文献3)3.大韓民国登録特許第10-1744852号(2017/06/01登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためのもので、その目的は、上部プレート、下部プレート、照明ユニット、上部固定ユニットに下部固定ユニットをさらに含むことにより、下部固定ユニットを通して船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定されるようにし、集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができるようにした下部固定構造を有する新しい集魚灯を提供するものである。
本発明の他の目的は、上端と共に下端部分の流動発生を防止して集魚のための照明が海面側に安定的に照らすとともに、隣接する集魚灯との衝突や衝突による破損を防止することができるようにした新たな集魚灯を提供するものである。
本発明のもう一つの目的は、照明ユニット自体及び照明ユニットの点灯状態を制御するコントロールパネルの防水機能をさらに強化させることができるようにした新たな集魚灯の提供するものである。
本発明のもう一つの目的は、照明の光に誘引されて飛び込んだヒトリなどの昆虫の死骸が下方に簡単に排出されるようにした新たな集魚灯を提供するものである。
本発明のもう一つの目的は、各々の照明ユニットから発生する熱がより迅速に強制的に排出するように単位時間当たりの熱の放出効率を最大化させることができるようにした新たな集魚灯を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明は、漁船の周囲部分、上・下部に上下方向に一定の間隔をおいて互いに平行になるように設置された上・下部装着ワイヤに対して上部装着ワイヤに上端が固定設置され、下部装着ワイヤに下端が固定設置されている集魚灯において、円盤状に提供され、中央部分に両側に一定の間隔をおいて六角ボルト締結用穴が貫通形成されている上部プレートと;上記、上部プレートの下部に一定の距離を離れて配置されるが、上記上部プレートと対応されている円盤状に提供され、中央部分に外部空気が流入されるようにするための一定の直径の吸気孔、貫通形成され、上記吸気孔の両側に六角ボルト締結用穴が貫通形成されている下部プレートと;照明を映すための一面が円弧に突出形成されているバータイプで提供され、上記上部プレートと下部プレートとの間の周方向に沿って多数個繋げて配置されて上端が上記上部プレートの下面に固定設置されて下端が上記下部プレートの上面に固定設置される照明ユニットと;上記下部プレートの吸気孔上部に配置されて周囲部分が、上記吸気孔上面の周囲部分に固定設置されているモータファンと;下端の折り曲げた端部が上記上部プレートの六角ボルト締結用穴を貫通して上記上部プレート下面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、上部に上記上部装着ワイヤの断面1/2と対応するように、上部取り付け溝が曲げ形成される上部固定片が一対で対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置される上部固定ユニットと;及び上端が上記下部プレートの下側から上方貫通して接続部材を通して接続固定され、下部に上部下部装着ワイヤが挿入固定されるようにする下部固定ユニットを含んで構成されている。
【発明の効果】
【0014】
本発明を適用すると、まず、上部プレート、下部プレート、照明ユニット、上部固定ユニットを含み、下部固定ユニットをさらに含むことにより、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と一緒に下端部分が安定的に固定できようにして集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができる。
【0015】
二つ目、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と一緒に下端部分が安定的に固定されるようにして集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することで、上端と一緒に下端部分の流動の発生を防止して集魚のための照明が海面側に安定的に照らすとともに、隣接する集魚灯との衝突及び衝突による破損を防止することができる。
【0016】
三つ目、上記下部プレートの面上に多数個の貫通孔が形成されるため、照明の光に誘引されて飛び込んだ後、円筒状に配置された照明ユニットとの隙間を通して内側に流入した昆虫の死骸が自然に排出されるに応じて故障を未然に防止することができ、照明ユニットの内側に形成される空間内に誘導された熱がモータファンによって流入した外部の冷たい空気によって冷却された後、貫通孔を通して迅速に放出され、単位時間当たりの熱の放出効率が最大化されるのはもちろん、上記モータファンの外側にフィルタネットが設置されるため、外部からの異物がモータファンに向かって流入しない仕組みをしていて、モータファンの故障を未然に防止することができる。
【0017】
四つ目、照明ユニット自体及び照明ユニットの点灯状態を制御するコントロールパネルの防水機能が著しく強化され、操業時、海水が照明ユニットやコントロールパネルに向かって全く流入されないため、操業時、照明ユニットが任意に消灯されないのはもちろん、漏電による感電事故を未然に防止することができるようになる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
上記の目的を達成するために、本発明は、漁船の周囲の部分、上・下部に上下方向に一定の間隔をおいて互いに平行になるように設置された上・下部装着ワイヤに対して、上部装着ワイヤに上端が固定設置され、下部装着ワイヤに下端が固定設置されている集魚灯において、円盤状に提供され、中央部分に両側に一定の間隔をおいて六角ボルト締結用穴が貫通形成されている上部プレートと;上記上部プレートの下部に一定距離を離れて配置されるが、上記上部プレートと対応する円盤状に提供され、中央部分に外部空気を流入するための一定の直径の吸気孔が貫通形成され、上記吸気孔の両側に六角ボルト締結用穴が貫通形成されている下部プレートと;照明を映すための一面が円弧に突出形成されているバータイプで提供され、上記上部プレートと下部プレートとの間の周方向に沿って多数個繋げて配置されて上端が上記上部プレートの下面に固定設置されて下端が上部下部プレートの上面に固定設置される照明ユニットと;上記下部プレートの吸気孔上部に配置されて周囲の部分が、上記吸気孔の上面の周囲の部分に固定設置されているモータファンと;下端の折り曲げた端部が上記上部プレートの六角ボルト締結用穴を貫通して上記上部プレート下面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、上部に上記上部装着ワイヤの断面 1/2と対応するように上部取り付けホームが曲げ形成される上部固定片が一対で対向し、密着した後、結合部材を通して密着設置される上部固定ユニットと;及び上端が上記下部プレートの下側から上方貫通して接続部材を通して接続固定され、下部に上記下部装着ワイヤが挿入固定されるようにする下部固定ユニットを含んで構成されている。
【0019】
本発明で上記下部固定ユニットは、上端が上記下部プレートの下側から上方貫通して接続部材を介して接続固定されて下部に上記下部装着ワイヤが挿入固定されるように、上端の折り曲げた端部が上記下部プレートの六角ボルト締結用穴を貫通して上記下部プレートの上面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、折り曲げた端部から下方垂直に一定の長さ延長される下端から「┐」字状に水平、垂直方向に曲げ延長され、下側の垂直延長部分の中央に上記下部装着ワイヤの断面1/2と対応するように下部設置溝が曲げ形成されている下部固定片が一対で対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置されることが望ましい。
【0020】
本発明で上記下部装着ワイヤは、断面が長方形を有するワイヤで適用される一方、上記下部固定片の下部設置溝は端面が上記下部装着ワイヤ断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されることが望ましいである。
【0021】
また、本発明において、上記上部装着ワイヤは、断面が長方形を有するワイヤで適用される一方、上記上部固定片の上部取り付け溝は断面が上記上部装着ワイヤ断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されていることが望ましい。
【0022】
また、上記上部固定ユニットを介して上記上部装着ワイヤを多数列に適用して集魚灯装置の上部を多数列に固定できるように、上記上部取り付け溝は、上記上部固定片の上部に上記上部装着ワイヤの断面1/2と対応するように曲げ形成され、上記上部固定片の上部から下方に一定の間隔をおいて複数の列に折り曲げ形成されていることが望ましい。
【0023】
本発明において、上記下部プレートに照明の光に誘引されて飛び込んだ後、円筒状に配置された照明ユニットとの隙間を介して内側に流入した昆虫の死骸が自然に排出されるようにするとともに、照明ユニットの内側に形成される空間に誘導された熱が迅速に放出されるようにするため多数個の貫通孔が形成されて、上記モータファンの外側に相当する吸気球の内部には、外部の異物がモータファンに向かって流入されることを防止するためのフィルタネットが装着されることが望ましい。
【0024】
本発明において、上記照明ユニットは、回路基板と、上記回路基板に電気的に接続されるように実装された状態で、電流の印加に応じて点灯される多数のエルイーディ素子と、上記回路基板とエルイーディ素子の外側に覆われている透明カバーで構成されるが、上記照明ユニットを構成する回路基板の一方の端部には、電線が引き込まれる多数の電線引込孔に貫通するように形成されて、上記電線引込孔に電線の外周面と電線引込孔の内周面との隙間を密閉させて、水が流入しないようにする防水パッキンを装着し、結合する特徴を有している。
【0025】
本発明では、上記防水パッキンは長さ方向の中心線上に電線が密着され、引き込まれる内部密着孔が形成されて、上記内部密着孔の長さ方向の中央部内面からテーパー形成され、外面の長さ方向の中央部に、上記電線の引込孔の周囲部分が密着されるように挿入される外部密着溝が内向き陥没するように形成されていることを特徴とする。
【0026】
本発明では、上記内部密着孔からテーパーの最大幅は、上記外部密着溝の陥没した底面から上記内部密着孔に至る長さが同じか短い長さで形成されることを特徴とする。
【0027】
本発明では、上記折り畳みテーパーの上記内部密着孔から傾斜外向拡張される方向の端部から折り曲げられて上記外部密着溝に至る角部はラウンド形成されたことを特徴とする。
【0028】
本発明では、上記した防水パッキンは、シリコン材質、天然ゴム材質とポリウレタンゴム材質のいずれかの材質で射出成形を介して製作されることを特徴とする。
【0029】
本発明では、上記の照明ユニットを構成する回路基板と透明カバーの密着される枠の部分を介して水分が浸透されないように、上記回路基板と透明カバーの相互密着される枠の部分の間には、シーリング部材が介在されていることを特徴とする。
【0030】
本発明では、上記上部プレートと下部プレートとの間で固定されるように支持されている多数の照明ユニット裏の内側に形成される空間には、上記の照明ユニットの点灯状態とモータファンの駆動を制御するコントロールパネルが防水ケースに収容された状態で設置されていることを特徴とする。
【0031】
本発明では、上記防水ケースに収容されるように、内部が空いていて、下部面が開口され、上部面には電線が挿入される多数の電線嵌孔が形成されたケース栓と、円筒状に上部と下部内側にネジが形成されたケース本体と、上記ケース本体の上部に上記ケース栓を媒介としてねじ結合される上部キャップと、上記ケース本体の下部に装着されて結合されてケース本体の開口された下部を防いでくれるケース栓と、上記ケース栓を媒介として上記ケース本体の下部にネジ結合される下部キャップで構成されていることを特徴とする。
【0032】
本発明では、上記防水ケースを構成する上記ケース本体は、水の不浸透性シリコン、天然ゴムおよびポリウレタンゴムのいずれかの材質で射出成形され、ケース本体の上部面に位置するケース栓に形成されている電線嵌め孔は、独自の弾性力によって中心に縮む特性により、外部からの水分がケース本体の内部に流入されない構造を特徴とする。
【0033】
本発明では、上記防水ケースを構成する上記ケース取付部材は、上部が広く下部が狭い形状で、上記ケース取付部材の上端部外側には、上部プレートの底面に面接触された状態で固定されているフランジが形成されたことを特徴とする。
【0034】
本発明では、上記ケース本体の上端部外周面には、ネジ部が形成され、上記ケース取付部材の下端部内周面にもネジ部が形成され、それぞれ上部キャップと下部キャップによってネジ結合され、上記上部キャップと下部キャップは、上記ケース本体に結合時、それぞれのケース栓が中間に入れて封鎖後に結合されたことを特徴とする。
【0035】
本発明では、上記ケース本体にケース栓を挟んで結合するとき、機密性を高めるために、上記のケース栓の外周面には、Oリングが装着されて結合されることを特徴とする。
【0036】
本発明では、上記照明ユニット裏の内側に形成される空間部の所定位置には、照明ユニットの点灯時に発生する熱の温度を感知して電気信号を発生させる温度センサーが設置され;上記温度センサーによって感知された温度が設定温度以上のとき、コントロールパネルと電気的に接続されたモータファンが駆動し、制御することを特徴とする。
【0037】
本発明では、上記の照明ユニットを水平に横たえた状態で使用できるように、上記上部プレートの対向する両端の端と下部プレートの対向する両端の端には、上部固定ユニットと下部固定ユニットの先端部分が結合されるようにするための固定ユニットの結合片が長さ方向に曲げれるように形成され、上記固定ユニット結合片の面上に結合孔が形成されており;上記上部固定ユニットと下部固定ユニットを構成する上部固定片と下部固定片の端は上記結合孔を介して挟まれた後、「┐」型で折り曲げられて固定ユニット結合片の内側面に密着された状態で固定されるように設置されていることを特徴とする。
【0038】
本発明では、LEDから放射される光の角度を適用してLED集魚灯を6つの照明ユニットに形成し、6つの照明ユニットにLED集魚灯の形を六角形で構成製作し、LED集魚灯で放射される光を360度均一に照らすことを特徴とする。
【0039】
本発明では、上記の照明ユニットは、AC 100~310Vの入力電圧を使用してスイッチモード電源(SMPS)を経て、DC電圧に変換後、得られたDC電圧をPCB上に独立して形成されたパターンによって直列接続された複数のLED素子にグループ化され、区切られた複数のLED素子にそれぞれ区分されて出力させることを特徴とする。
【符号の説明】
【0040】
以下、添付された図面によって本発明の望ましい実施例をより詳細に説明する。
図1~
図26を参照すると、本発明に係る集魚灯(100)は、漁船の周囲の部分、上・下部に上下方向に一定の間隔をおいて、互いに平行になるように設置された上・下部装着ワイヤ(10、20)について上部装着ワイヤ(10)に上端が固定設置され、下部装着ワイヤ(20)の下端が固定設置されていることで、大分類すると上部プレート(110)、下部プレート(120)、照明ユニット(130)、モータファン(140)、上部固定ユニット(150)及び下部固定ユニット(160)である。
【0041】
ここで、
図3に図示されたように、上記上部プレート(110)は、
円盤状で提供され、中央部分に両側に一定の間隔で
六角ボルト締結用穴(113)が貫通形成され、上記下部プレート(120)は、上記上部プレート(110)の下部に一定の距離を離れて配置されるが、上記上部プレート(110)と対応する
円盤状に提供される。
【0042】
上記下部プレート(120)は、特に、中央部分に一定の直径を持って上記上部プレート(110)との間の空間の内側に外部の空気が流入されるようにするための吸気孔(121)が貫通形成され、上記下部プレート(120)上の吸気孔(121)の両側には、六角ボルト締結用穴(123)が貫通形成されるように構成されている。
【0043】
一方、上記照明ユニット(130)は、照明を照らすためのものであり、一方の面が弧状に突出形成されているバー形態で、上記照明ユニット(130)は、上部プレート(110)と下部プレート(120)との間の周方向に沿って多数個互いにつながった配置状態で、上部には、上記上部プレート(110)の下面に固定設置され、下端は上記下部プレート(120)の上面に固定設置されるように構成されている。
【0044】
上記のような照明ユニット(130)は、
図14~
図18に図示したように、回路基板(131)と、上記回路基板(131)に電気的に接続されるように実装された状態で、電流の印加に応じて点灯される多数個のエルイーディ素子(132)と、上記回路基板(131)とエルイーディ素子(132)の外側に覆われている透明カバー(133)で構成されている。
【0045】
上記照明ユニット(130)を構成する回路基板(131)の一方の端部には、電線(W)が引き込まれる多数の電線引込孔(134)が貫通するように形成され、上記電線引込孔(134)には、電線(W)の外周面と電線引込孔(134)の内周面との間を密閉させて、水が流入しないようにする防水パッキン(135)が挟まれて結合されるが、上記電線(W)は、防水パッキン(135)の内部を介して挟まれた後、回路基板(131)に電気的に接続されるように構成されている。
【0046】
上記防水パッキン(135)は、長さ方向の中心線上に電線(W)が密着され、導入された内部密着孔(135a)が形成され、上記内部密着孔(135a)の長さ方向の中央部内面から一旦内面に達するよう傾斜外向拡張されている折り畳み傾斜面(135b)が形成される一方で、外面の長さ方向の中央部に、上記電線引込孔(134)の周囲の部分が密着されるように挿入される外部密着溝(135c)が内向き陥没するように形成された構造を有している。
【0047】
このような防水パッキン(135)の構造において、上記内部密着孔(135a)から斜めに外向きの拡張された上記折り畳み傾斜面(135b)の最大幅(t1)は、上記外部密着溝(135c)の陥没した底面から上記内部密着孔(135a)に至る長さ(t2)と同じか短い長さで提供される。
【0048】
また、上記折り畳み傾斜面(135b)の上記内部密着孔(135a)から斜めに外向拡張される方向の端部から折り曲げられて上記外部密着溝(135c)に至る角部はラウンドされるように形成される。
【0049】
一方、上記した防水パッキン(135)は、シリコン材質、天然ゴム材質とポリウレタンゴム材質のいずれかの材質で射出成形を介して製作されることができる。
上記の照明ユニット(130)を構成する回路基板(131)と、透明カバー(133)の密着される枠の部分を介して水分が浸透しないようにするために、回路基板(131)と、透明カバー(133)の相互密着されている枠の部分の間には、シーリング部材(136)が介在されるように構成されている。
【0050】
このとき、上記シーリング部材(136)では、例えば、Oリングなどで提供されることが好ましい。
【0051】
このように、上記透明カバー(133)は、一側縁が回路基板(131)の枠にシーリング部材(136)を介して密着された状態で、ボルトとナットで構成されている結合部材によって互いに結合さ固定されているものである。
【0052】
上記のような構成からなる照明ユニット(130)の上端と下端はそれぞれ上記上部プレート(110)の下面と上記下部プレート(120)の上面に固定設置されるが、ボルトなどの結合手段を介して固定設置さが望ましいまた、もちろん、溶接固定などの固定手段を介して固定設置されることもあるだろう。
【0053】
一方、上記モータファン(140)は、上記下部プレート(120)の吸気孔(121)の上部に配置されて周囲の部分が、上記吸気孔(121)の上面の周囲の部分に固定設置されるものである。
【0054】
本発明で上記上部固定ユニット(150)は、下端の折り曲げた端部が上記上部プレート(110)の六角ボルト締結用穴(113)を貫通して上記上部プレート(110)の下面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、上部に上記上部装着ワイヤ(10)の断面1/2と対応するように、上部設置溝(153)が曲げ形成される上部固定片(151)が一対に対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置されているものである。
【0055】
この時、上記連結部材と結合部材は、それぞれボルトとナットのペアで提供されることが望ましい。
【0056】
また、上記下部固定ユニット(160)は、上部が上記下部プレート(120)下側から上方貫通して接続部材を介して接続固定され、下部に上記下部装着ワイヤ(20)が挿入固定されるようにするものである。
【0057】
これらの下部固定ユニット(160)は、上部が上記下部プレート(120)下側から上方貫通して接続部材を介して接続固定されて下部に上記下部装着ワイヤ(20)が挿入固定されるようにすることが重要である。
【0058】
このため、上記下部固定ユニット(160)は、上部の折り曲げた端部が上記下部プレート(120)の六角ボルト締結用穴(123)を貫通して上記下部プレート(120)の上面に密着した状態で接続部材を介して接続固定され、折り曲げた端部から下方垂直に一定の長さ延長される下端から「┐」字状に水平、垂直方向に曲げ延長され、下側の垂直延長部分の中央に上記下部装着ワイヤ(20)の断面1/2と対応するように下部設置溝(163)が曲げ形成されている下部固定片(161)が一対に対向されて密着した後、結合部材を介して密着設置されることが望ましい。
【0059】
この時、上記連結部材と結合部材は、それぞれボルトとナットのペアで提供されることが望ましいだろう。
【0060】
さらに、前述したような構成からなる本発明に係る下部固定構造を有する集魚灯(100)の下部を固定設置するために適用される上記下部装着ワイヤ(20)は、断面が長方形を有するワイヤで適用されることが望ましいである。
【0061】
このような場合に、上記下部固定片(161)の下部設置溝(163)は、断面が上記下部装着ワイヤ(20)の断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されることが望ましいだろう。
【0062】
つまり、上記のような下部装着ワイヤ(20)が長方形の断面を有するワイヤで適用されると同時に、上記下部固定片(161)の下部設置溝(163)の断面が、上記下部装着ワイヤ(20)の断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されること、本発明に係る下部固定構造を有する集魚灯装置(100)の固定の設置時に下部固定部分の流動が堅牢で、より安定的に固定設置することができるものである。
【0063】
一方、前述のような構成からなる本発明に係る下部固定構造を有する集魚灯(100)で、特に上記上部装着ワイヤ(10)は、前述した下部装着ワイヤ(20)と同様に、断面が長方形を有するワイヤで適用されることが望ましい。
併せて、上記上部固定片(151)の上部設置溝(153)は、断面が上記上部装着ワイヤ(10)の断面の1/2と対応する長方形を有するように曲げ形成されることが望ましいだろう。
【0064】
つまり、上記のような上部装着ワイヤ(10)が長方形の断面を有するワイヤで適用されると同時に、上記上部固定片(151)の上部設置溝(153)の断面が、上記上部装着ワイヤ(10)の断面の1/2と対応する長方形を有するように折り曲げられて形成されること、本発明に係る下部固定構造を有する集魚灯装置(100)の固定の設置時に、上部固定部分の流動が堅牢で、より安定的に固定設置されるようにされる。
【0065】
さらに、前述したような構成からなる本発明に係る集魚灯(100)は、上記上部固定ユニット(150)を介して上記上部装着ワイヤ(10)を多数列に適用して集魚灯装置(100)の上部を多数列固定できるようにすることも重要である。
【0066】
このため、上記上部設置溝(153)は、上記上部固定片(151)の上部に上記上部装着ワイヤ(10)の断面1/2と対応するように曲げ形成され、上記上部固定片(151)に強度を上げるため複数の折り曲げ成形されることがより好ましいものである。
【0067】
すなわち、上記のように上部設置溝(153)が上部固定片(151)に強度を上げるため複数の折り曲げ成形されること、本発明に係る下部固定構造を有する集魚灯装置(100)の固定設置時上部固定部分に対して多数列に固定設置され、さらに堅牢で安定的に流動が防止されるように固定設置することができるものである。
【0068】
もちろん、図面に具体的に図示していないが、、前述したような下部設置溝(163)も下部固定片(161)の下側の垂直延長部分に長さ方向に一定の間隔をおいて2以上の列に、曲げ形成されることもあるだろう。
【0069】
本発明に係る集魚灯(100)は、
図4に示すように、垂直に立てられた状態で、上部プレート(110)の中心に設置された上部固定ユニット(150)を構成する上部固定片(151)上の上部設置溝(153)に上部装着ワイヤ(10)が挟まれて、下部プレート(120)の中心に設置された下部固定ユニット(160)を構成する下部固定片(161)上の下部設置溝(163)に下部装着ワイヤ(20)が挟まれて装着されるようにして使用することができる。
【0070】
また、本発明に係る集魚灯(100)は、
図5と
図6に示すように、水平に横たえて設置された状態で使用することができますが、このために、上記上部プレート(110)の対向する両端と下部プレート(120)の対向する両端には、上部固定ユニット(150)と下部固定ユニット(160)の端部が結合されるようにするための固定ユニットの結合片(30)が長さ方向に曲げれるように形成される。
【0071】
上記固定ユニット結合片(30)の面上には、結合孔(31)が形成される一方、上記上部固定ユニット(150)と下部固定ユニット(160)を構成する上部固定片(151)と下部固定片(161)の端部は、上記結合孔(31)を介して挟まれた後、「┐」型で折り曲げられて固定ユニット結合片(30)の内側面に密着された状態で、ボルトとナットの結合部材または溶接などによって固定されるように設置ことができる。
【0072】
上記の構造では、上記固定ユニット結合片(30)に対して上部固定ユニット(150)と下部固定ユニット(160)が直交されるように結合され、上部プレート(110)の中心に設置された上部固定ユニット(150)を構成するする上部固定片(151)上の上部設置溝(153)に上部装着ワイヤ(10)が挟まれて、下部プレート(120)の中心に設置された下部固定ユニット(160)を構成する下部固定片(161)上の下部設置溝(163)に下部装着ワイヤ(20)が挿入されて装着されて集魚灯(100)が水平に横たえた状態で使用することができるようになる。
【0073】
一方、
図7~
図13に示すように、本発明に係る集魚灯(100)を構成する上記下部プレート(120)
に照明の光に誘引されて飛び込んだ後、円筒状の配置された照明ユニット(130)との間の隙間を介して内側に流入した昆虫の死骸が自然に排出されるようにするとともに、照明ユニット(130)の内側に形成される空間の内部に誘導された熱が迅速に放出されるようにするため多数個の貫通孔(125)が形成されることができる。
【0074】
また、上記下部プレート(120)上のモータファン(140)の外側に該当する吸気孔(121)の内部には、外部の異物がモータファン(140)に向かって流入されることを防止するためのフィルタネット(170)が装着されることが望ましい。
【0075】
一方、
図19~
図26に示すように、上記上部プレート(110)と下部プレート(120)との間で固定されるように支持されている多数の照明ユニット(130)
裏の内側の空間には、上記照明ユニット(130)の点灯状態とモータファン(140)の駆動を制御する制御パネル(180)が防水ケース(190)に収容された状態で設置されるように構成されている。
【0076】
上記防水ケース(190)は、コントロールパネル(180)が収容されるように、内部が空いていて、下部面が開口され、上部面には電線(W)が挿入される多数の電線嵌め込み孔(191a)が形成されたケースのプラグと、円筒状に上部と下部外周面にネジが形成されたケース本体(191)と、上記ケース本体(191)の上部に上記ケース栓を媒介としてねじ結合される上部キャップ(192a)と、上記ケース本体(191)の下部に装着されて結合されてケース本体(191)の開口された下部を防いでくれるケース栓(193)と、上記ケース栓(193)を介して、上記ケース本体(191)の下部にネジ結合される下部キャップ(191b)で構成されている。
【0077】
上記防水ケース(190)を構成する上記ケース本体(191)は、水の不浸透性シリコン、天然ゴムおよびポリウレタンゴムのいずれかの材質で射出成形され、ケース本体(191)の上部面に位置するケース栓に多数個形成されている電線嵌め込み孔(191a)は、独自の弾性力によって中心に縮む特性により電線嵌め込み孔(191a)にワイヤ(W)が挟まれた状態では、電線嵌め込み孔(191a)の内周面この電線(W)の外周面に密接に密着して、外部からの水分がケース本体(191)の内部に流入されなくなる。
上記防水ケース(190)を構成する上記ケース取付部材(192)は、上部が広く下部が狭い漏斗形状で行われるが、ケース取付部材(192)の上端部外側には、上部プレート(110)の底面に面接触された状態で固定されているフランジ(192a)が形成されるように構成されている。
【0078】
また、上記ケース本体(191)の上端部外周面には、ネジ部が形成され、上記ケース取付部材(192)の下端部内周面にもネジ部が形成され、それぞれ上部キャップ(192a)と下部キャップ(191b)によってネジ結合される。上記上部キャップ(192a)と下部キャップ(191b)は、上記ケース本体(191)に結合時、それぞれのケース栓が中間に介入されて閉鎖された後に結合される。
【0079】
上記したケース本体(191)のケース栓(193)を挟んで結合するとき、機密性を高めるために、上記ケース栓(193)の外周面には、Oリング(193a)が挟まれて結合することができる。
【0080】
一方、上記照明ユニット(130)裏に形成される空間部の所定位置には、照明ユニット(130)の点灯時に発生する熱の温度を感知して電気信号を発生させる温度センサー(200)が設置され、上記温度センサー(200)によって検出された温度が設定温度以上のとき、コントロールパネル(180)と電気的に接続されたモータファン(140)が駆動され、外部の冷たい空気が照明ユニット(130)裏の空間に強制流入し放熱作用できるように構成されている。
【0081】
このような構成によれば、照明ユニット(130)が点灯され、発生する熱は、内側の空間に誘導された後、モータファン(140)(あるいはDCモータファン)の作用による吸気孔(121)と下部プレート(120)の面上に形成された貫通孔(125)を介して照明ユニット(130)との間の空間内に流入された外部の冷たい空気によって熱交換され、放熱が行われ、熱交換された熱は、再び貫通孔(125)を介して外部に排出される循環動作が繰り返されるため、単位時間当たりの熱の放出効率が最大化される。
【0082】
また、この過程で、上記照明ユニット(130)から発生される照明の光に誘引されて飛び込んだ後、照明ユニット(130)との間の隙間を介して内側に流入したヒトリなどの昆虫の死骸は上記下部プレート(120)上の貫通ボール(125)を介して排出され、上記モータファン(140)の駆動によって外部の空気が照明ユニット(130)との間の空間内に流入されるフィルタネット(170)によって外部の異物がモータファン(140)に向かって流入されないようにされて、モータファン(140)の故障発生を未然に防止することができるようになるだろう。
【0083】
一方、本発明に係る集魚灯に適用されるAC-DC変換およびDC電源のプロセスを示すスイッチモード電源(SMPS)と電圧降下手段を通じた電圧供給プロセスを概略的に説明する。
【0084】
上記LEDから放射される光の角度を適用してLED集魚灯を6つの照明ユニットに形成し、6つの照明ユニットにLED集魚灯の形を六角形で構成製作し、LED集魚灯から放射される光を360度均一に照らすことを特徴とする。
【0085】
図27を参照すると、LED PCB基板に定格DC 3VのLED素子を96個直列に構成して定格電圧をDC 288Vで点灯するように構成してスイッチモード電源(SMPS)2次側でDC 288VをLED素子96個で供給された電気中LED素子16ヶ所の回路でDC48V(3V x 16)を抽出して、別の装置なしDC電圧を降圧させる回路図である。
【0086】
図27で便宜上、スイッチモード電源(SMPS)2次側でDC 288Vで表示したが、入力電圧はDC 220VまたはDC 300Vであるか、DC 480Vであることもあり、その範囲はDC 220V~DC480Vで多様に出力されることができる。
【0087】
そして、上記スイッチモード電源(182)を通過した電圧が供給される手段は、PCB上に形成されたパターン(図示せず)であり、このPCBパターンを介して、既存の装置のようなトランス(TRANSFORMER)を使用しない仕様にした。上記スイッチモード電源(SMPS)2次側でDC480Vが出力される場合には、PCBのパターンは10種類のパターンで独立であり、分離された形のPCBパターンを構成することができ、この場合、独立したパターンのポート(図示せず)を介して、それぞれ48Vが出力され、合計480Vがそれぞれ48Vずつ区分されて出力されることができる。一方このように、トランスを使用することなくPCBパターンだけでDC出力を抽出し出して照明装置のLED素子に供給し、また、DBモータファン(48Vにより可動される)に供給されるようにすることができる。
【0088】
以上説明したような本発明に係る集魚灯によると、漁船に使用するLED集魚灯においてLEDから放射される光の角度が120度を適用して集魚灯を6つの照明ユニットに形成して、6つの照明ユニットにLED集魚灯の形を六角形で構成製作し、LED集魚灯から放射される光を360度均一に照らすようにした。
【0089】
また、上部プレート、下部プレート、照明ユニット、上部固定ユニットを含み、下部固定ユニットをさらに含むことにより、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定されるようにして集魚灯の上端はもちろん、下端の流動の発生を防止することができるようにして、上端と一緒に下端部分の流動の発生を防止することにより、集魚のための照明が海面側安定的に照らしようにした。
【0090】
また、照明ユニットで構成されている金属製のカバーにそれぞれ1個電線の引き出しのために形成された電線引き出し孔に防水のために構成された防水パッキンを構成して照明ユニットに電線を引き出しに当たり防水の機能が向上した。
【0091】
また、LED集魚灯で発生する熱を放熱させるためのモータファン(DCモータファン)を構成した。
【0092】
また、念のため、LED集魚灯の内部に温度センサーを取り付け過熱起こることができる漁船の火災を未然に防止した。
【0093】
また、LED集魚灯の内部に形成されている電源遮断装置の多数の電線を引き出すために形成された複数電線引き込み孔より電線を引き出しに当たり防水の機能が向上した。
【0094】
また、LED集魚灯の下部に構成されているモータファンの下部にフィルタネットを設置し虫の侵入を防止した。
【0095】
また、LED集魚灯の下部に構成されている下部プレートに貫通孔を形成してLED集魚灯の内部に侵入した虫が放出されるようにした。
【0096】
また、スイッチモード電源(SMPS)で、LED集魚灯の点灯のために供給される高電圧を降圧変圧器など、別途の装置なし電圧を低く抽出し、低電圧の部品であるDCモータファンなどを使用した。
【0097】
また、前述したような構成からなる本発明に係る集魚灯によれば、上部プレート、下部プレート、照明ユニット、上部固定ユニットに、下部固定ユニットをさらに含むことにより、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定されるようにして集魚灯の上端はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができる。
【0098】
併せて、下部固定ユニットを介して船舶の揺れにも上端と共に下端部分が安定的に固定されるようにして集魚灯の上部はもちろん、下端部分の流動の発生を防止することができるようにすることにより、上端と共に下端部分の流動の発生を防止して集魚のための照明が海面側に安定的に照らしようするとともに、隣接する集魚灯との衝突や衝突による破損を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【
図3】は、本発明に係る集魚灯を示すもので、上部と下部の一部を断面処理した正面例示図。
【
図4】は、本発明に係る集魚灯が漁船の周囲部分、上・下部に備えられた上・下部装着ワイヤに固定し、設置し使用する使用状態例示図。
【
図5】は、本発明に係る集魚灯が水平に設置し、使用する状態を示す平面図。
【
図6】は、本発明に係る集魚灯が水平に設置し、使用する状態を示す正面図。
【
図7】は、本発明に係る集魚灯を底面側から撮影した斜視写真。
【
図10】は、本発明に係る集魚灯の要部拡大分離斜視図。
【
図13】は、本発明に係る集魚灯を平面で撮影した斜視写真。
【
図14】は、本発明に係る集魚灯に適用する照明ユニットを示す斜視図。
【
図15】は、本発明に係る集魚灯に適用する照明ユニットの回路基板に防水パッキン及びシーリング部材が結合した状態を示す断面図。
【
図16】は、本発明に係る集魚灯に適用する照明ユニット上の防水パッキンに電線が挟まれた状態を示す分離断面図。
【
図17】は、本発明で、電線が挟んだ防水パッキンが照明ユニットを構成する回路基板上の電線引込孔に装着された初期状態を示す分離断面図。
【
図18】は、本発明で、電線が挟んだ防水パッキンが照明ユニットを構成する回路基板上の電線引込孔に装着完了した状態を示す分離断面図。
【
図19】は、本発明に係る集魚灯で、コントロールパネルが収容された防水ケースを示す分離斜視図。
【
図21】は、本発明に係る集魚灯で、照明ユニットの
裏の内側空間にコントロールパネルが収容された防水ケースが設置された状態を示す断面図。
【
図22】は、本発明で、コントロールパネルを収容した防水ケースが設置された状態を示す断面図。
【
図23】は、本発明に係る集魚灯で、照明ユニット
裏の内側空間に温度センサーが設置された状態を示す正面図。
【
図24】は、本発明に係る集魚灯に適用されるコントロールパネルを収容した防水ケースで、ケース本体とケース取付部材の結合状態を示す部分拡大断面図。
【
図25】は、本発明に係る集魚灯に適用される温度センサーを示す部分拡大図。
【
図26】は、本発明に係る集魚灯に適用されるコントロールパネルを収容した防水ケースで、ケース本体とケース栓の結合状態を示す部分拡大断面図。
【
図27】は、本発明に係る集魚灯に適用されるスイッチモード電源(SMPS)を通して、LED素子に電圧が供給される過程を概略的に示すブロック構成図。