(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-28
(45)【発行日】2023-07-06
(54)【発明の名称】星空投影ランプおよびその星雲生成方法
(51)【国際特許分類】
G09B 27/00 20060101AFI20230629BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20230629BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20230629BHJP
【FI】
G09B27/00 B
F21S2/00 340
F21Y115:30
(21)【出願番号】P 2022530204
(86)(22)【出願日】2021-12-07
(86)【国際出願番号】 CN2021136073
(87)【国際公開番号】W WO2022166368
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2022-07-25
(31)【優先権主張番号】202110156576.7
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522203204
【氏名又は名称】朗唯思科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】LANGWEISI TECHNOLOGY (SHENZHEN) CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 408, Building 1, Geya Science And Technology Building, Clock Base, Mashantou Community, Matian Street, Guangming District, Shenzhen City, Guangdong 518000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】李 学全
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-527026(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108613048(CN,A)
【文献】特開2005-201955(JP,A)
【文献】米国特許第04955714(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B27/00-27/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
星空投影ランプであって、
少なくとも1つのビーム生成器と、
星雲効果を発生させるための干渉シートであって、前記ビーム生成器は前記干渉シートの一側に配置され、前記ビーム生成器が生成したビームは入射光路に沿って前記干渉シートの一側面に照射されるものと、
反射鏡であって、前記反射鏡は前記干渉シートの他側に配置され、前記干渉シートは前記ビームによって照射された後、ビーム中の光線は前記干渉シートおよび前記反射鏡の作用で反射され、又は屈折した後に再び反射されて再び屈折し、又は屈折した後に複数回反射されて再屈折して前記干渉シートを通過するものと、
少なくとも一つの第1レンズであって、前記干渉シートの出射光路上に位置し、前記干渉シートから出射されたビームは、少なくとも1つの前記第1レンズを通過した後、
レイヤ付き星雲投影を形成するものと
、
前記干渉シートと前記反射鏡とを回転駆動し、前記レイヤ付き星雲投影における星雲を移動させる第1モータと、
を含むことを特徴とする星空投影ランプ。
【請求項2】
固定筒
をさらに含み、
前記干渉シートは前記固定筒の一端開口部に固定され、前記反射鏡は前記干渉シートと前記固定筒の溝底板との間に位置し、前記第1モータの動力出力軸は前記溝底板に接続され、前記第1モータが回転すると、前記固定筒の回転によって前記干渉シートと前記反射鏡を回転させることを特徴とする請求項1に記載の星空投影ランプ。
【請求項3】
連結軸
をさらに含み、
前記第1モータは前記連結軸を介して前記干渉シートに接続され、前記反射鏡は前記連結軸の一側に位置し、前記反射鏡の中軸線は前記連結軸と平行であり、前記第1モータが回転すると前記連結軸を介して前記干渉シートを回転させ、前記反射鏡は動かないことを特徴とする請求項1に記載の星空投影ランプ。
【請求項4】
第1モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットをさらに含み、前記モータ制御ユニットによって前記第1モータを制御して前記レイヤ付き星雲投影における星雲の移動速度を調整することを特徴とする請求項2または3に記載の星空投影ランプ。
【請求項5】
前記ビーム生成器は第1光源および集光カップを含み、
前記第1光源が発生した光線は、前記集光カップの集光作用でビームを生成し、前記ビームは入射光路に沿って前記干渉シートの一側面に照射されることを特徴とする請求項1または2または3に記載の星空投影ランプ。
【請求項6】
第1光源の光強度を制御するための第1光源制御ユニットをさらに含み、前記第1光源制御ユニットによって前記第1光源を制御して前記レイヤ付き星雲投影における星雲の明るさを調整することを特徴とする請求項5に記載の星空投影ランプ。
【請求項7】
前記集光カップの中軸線は少なくとも1つの前記第1レンズの中軸線に垂直であり、
前記反射鏡の中軸線は前記干渉シートの中軸線と平行でありまたは重なり、
前記干渉シートの中軸線と前記第1レンズの中軸線との夾角は30°~50°であり、入射光柱の投影は前記干渉シートの一側面の下部に位置し、出射光柱の投影は前記干渉シートの一側面の上部に位置し、少なくとも1つの前記第1レンズは前記出射光柱に位置することを特徴とする請求項5に記載の星空投影ランプ。
【請求項8】
星形効果を発生させるための星形投射器をさらに含み、
前記星形投射器によって発生した星形投影は、前記レイヤ付き星雲投影上に投射して星空投影を形成することを特徴とする請求項1または2または3に記載の星空投影ランプ。
【請求項9】
前記星形投射器はラスタシートおよびレーザダイオードを含み、
前記レーザダイオードによって発生したビームは、前記ラスタシート上に投射されて前記星形投影を発生させることを特徴とする請求項8に記載の星空投影ランプ。
【請求項10】
前記星形投射器は第2モータ、第1ラスタシート、第2ラスタシートおよびレーザダイオードを含み、
前記第2モータの動力出力端は、前記第2ラスタシートを回転駆動するために前記第2ラスタシートに接続され、前記レーザダイオードによって発したビームは、順に前記第1ラスタシートおよび回転する前記第2ラスタシートの一部を通過して、移動する前記星形投影を発生させることを特徴とする請求項9に記載の星空投影ランプ。
【請求項11】
前記第2モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットをさらに含み、前記モータ制御ユニットによって前記第2モータを制御して前記星形投影における星形の移動速度を調整することを特徴とする請求項10に記載の星空投影ランプ。
【請求項12】
前記レーザダイオードを制御するための第2光源制御ユニットをさらに含み、前記第2光源制御ユニットによって前記レーザダイオードを制御して前記星形投影における星形の明るさを調整することを特徴とする請求項10に記載の星空投影ランプ。
【請求項13】
前記星形投射器は第3モータ、孔状遮光シート、第3ラスタシート、第4ラスタシートおよびレーザダイオードを含み、
前記第3モータの動力出力端は前記孔状遮光シートに接続されて前記孔状遮光シートの回転を駆動し、前記レーザダイオードが発したビームは順に前記第3ラスタシートと回転する孔状遮光シート、前記第4ラスタシートを通過して瞬く前記星形投影を発生させることを特徴とする請求項9に記載の星空投影ランプ。
【請求項14】
第3モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットをさらに含み、前記モータ制御ユニットによって前記第3モータを制御して前記星形投影における星形の瞬き頻度を調整することを特徴とする請求項13に記載の星空投影ランプ。
【請求項15】
第4モータ
をさらに含み、
前記第4モータは前記第3ラスタシートおよび/または前記第4ラスタシートの回転を駆動し、前記レーザダイオードから発したビームは、順に回転する前記第3ラスタシートおよび回転する孔状遮光シート、前記第4ラスタシートを通過して瞬いて回転する前記星形投影が発生し、または前記レーザダイオードが発したビームは、順に前記第3ラスタシートおよび回転する孔状遮光シート、回転する前記第4ラスタシートを通過して瞬いて移動する前記星形投影が発生することを特徴とする請求項13に記載の星空投影ランプ。
【請求項16】
画像図を発生させるための画像投射器をさらに含み、
前記画像投射器によって発生した前記画像図は、星雲投影上または星空投影上に投射され、画像を有する前記星雲投影または画像を有する前記星空投影を形成することを特徴とする請求項1に記載の星空投影ランプ。
【請求項17】
前記画像投射器は画像図を発生させるためのランプシート、少なくとも1つの第2レンズ、集光レンズおよび第2光源を含み、前記第2光源が発生した光線は前記集光レンズの集光作用を経てビームを形成して前記ランプシートに照射され、少なくとも1つの前記第2レンズを介して拡大されて画像図を形成することを特徴とする請求項16に記載の星空投影ランプ。
【請求項18】
交流直流変換ユニットをさらに含み、前記交流直流変換ユニットはその整流回路によって整流された後にモータ制御ユニットおよび光源制御ユニットに給電することを特徴とする請求項1に記載の星空投影ランプ。
【請求項19】
少なくとも1つの第1レンズの焦点は、前記干渉シートの一側面上に位置することを特徴とする請求項1に記載の星空投影ランプ。
【請求項20】
星雲生成方法であって、請求項1~19のいずれか一項に記載の星空投影ランプに用いられ、
第1モータにより星雲効果を発生させるための干渉シートおよび反射鏡を回転させるS00と、
ビーム生成器が生成したビームは回転する干渉シートの一側面に照射され、前記干渉シートの一側面は前記ビームによって照射された後、ビーム中の光線は前記干渉シートおよび前記反射鏡の作用で反射され又は屈折した後に前記反射鏡によって一回反射されて再屈折し、又は屈折した後に前記反射鏡と前記干渉シートの他側面によって複数回反射されて再屈折した後に前記干渉シートの一側面を通過して出射するS10と、
前記干渉シートの一側面から出射されたビームは、少なくとも一つの前記第1レンズを通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成し、前記レイヤ付き星雲投影を被投射体に投射するS20とで実行されることを特徴とする星雲生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は投影ランプ分野に関し、特に星空投影ランプおよび上記星空投影ランプに用いられる星雲生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
星空投影ランプは、動的な星雲効果を生み出すことができる投影装置であり、住宅、自動車、娯楽施設などの雰囲気ランプとして使用されることが多い。星空投影ランプは、通常、回転する干渉ディスクにビームを照射することによって動的な星雲効果を生じ、ひいては、星の瞬きなどの動作をシミュレートすることができる。
【0003】
中国特許公開番号CN10126523Bは、少なくとも1つの非コヒーレント光源を用いてクラウドのような効果を発生させるための装置と、少なくとも1つのコヒーレント光源を用いて移動する星空を発生させるための装置と、電力を調整し供給するための装置とを含む、移動する星空およびクラウドのような効果を発生させるための投影装置を開示している。上記の少なくとも1つの非コヒーレント光源を用いてクラウドのような効果を発生させるための装置は、少なくとも1対の集光レンズと、少なくとも1対の集光レンズの間に配置された、モータによって回転させる干渉フィルタディスクとを含む。このコヒーレント光源を用いて移動する星空を発生させるための装置は、モータによって回転させるラスタシートディスクと、少なくとも1つのコヒーレント光源とラスタシートディスクとの間に配置される回折光学素子とを含む。中国特許文献公開番号CN108613048Aには、光源、フォーカスレンズ、パターンシート、ビーム分割ユニット、コリメータレンズおよび反射鏡アレイを光路に沿って順に含む星空投影ランプを開示している。前記ビーム分割ユニットは一束の光を複数束の伝播角度の異なるサブビームに分割することができ、異なるサブビームはコリメータレンズによってコリメータされた後に反射鏡アレイに入射し、同時に反射鏡アレイは複数の小さな反射鏡を含み、これにより反射鏡アレイに含まれる小さな反射鏡の数が限られた場合に、投影パターンの数を増やし、照明面積を拡大することができる。上記特許はいずれもビームが直接、回転する干渉ディスクを通過して動的な星雲効果を発生させ、光の強い部分が明るすぎて眩しくなりやすく、長時間に星雲の動的な変化を見るのに不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の欠陥を克服するために、本発明が解決する技術問題は、星空投影ランプを提供することであり、そのビームが複数回の屈折、反射を経て再び屈折した後にレンズによって拡大されて、生成した星空が過度に明るく眩しくないようにし、パターンの移行部のソフト感がより良く、星空のレイヤ付き感を効果的に増強する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、本発明は、以下の技術的解決手段を採用する。
本発明が提供する星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、
星雲効果を発生させるための干渉シートであって、前記ビーム生成器は前記干渉シートの一側に配置され、前記ビーム生成器が生成したビームは入射光路に沿って前記干渉シートの一側面に照射されるものと、
反射鏡であって、前記反射鏡は前記干渉シートの他側に配置され、前記干渉シートは前記ビームによって照射された後、ビーム中の光線は前記干渉シートおよび前記反射鏡によって反射され、又は屈折した後に一回反射されて再び屈折し、又は屈折した後に複数回反射されて再屈折して前記干渉シートを通過するものと、
少なくとも一つの第1レンズであって、前記干渉シートの出射光路上に位置し、前記干渉シートから出射されたビームは、少なくとも1つの第1レンズを通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成するものとを含む。
【0006】
本発明のさらなる態様によれば、固定筒および第1モータをさらに含み、前記干渉シートは前記固定筒の一端開口部に固定され、前記反射鏡は前記干渉シートと前記固定筒の溝底板との間に位置し、前記第1モータの動力出力軸は前記溝底板に接続され、前記第1モータが回転すると、前記固定筒の回転によって前記干渉シートと前記反射鏡を回転させる。
【0007】
本発明のさらなる態様によれば、接続軸と、第1モータとをさらに含み、前記第1モータは前記連結軸を介して前記干渉シートに接続され、前記反射鏡は前記連結軸の一側に位置し、前記反射鏡の中軸線は前記連結軸と平行であり、前記第1モータが回転すると前記連結軸を介して前記干渉シートを回転させ、前記反射鏡は動かない。
【0008】
本発明のさらなる態様によれば、第1モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットをさらに含み、前記モータ制御ユニットによって前記第1モータを制御して前記レイヤ付き星雲投影における星雲の移動速度を調整する。
【0009】
本発明のさらなる態様によれば、前記ビーム生成器は第1光源と集光カップとを含み、前記第1光源が発生した光線は、前記集光カップの集光作用を経てビームを生成し、前記ビームは入射光路に沿って前記干渉シートの一側面に照射される。
【0010】
本発明のさらなる態様によれば、第1光源の光強度を制御するための第1光源制御ユニットをさらに含み、前記第1光源制御ユニットによって前記第1光源を制御して前記レイヤ付き星雲投影における星雲の明るさを調整する。
【0011】
本発明のさらなる態様によれば、前記集光カップの中軸線は少なくとも1つの前記第1レンズの中軸線に垂直であり、前記反射鏡の中軸線は前記干渉シートの中軸線と平行でありまたは重なり、前記干渉シートの中軸線と前記第1レンズの中軸線との夾角は30°~50°であり、入射光柱の投影は前記干渉シートの一側面の下部に位置し、出射光柱の投影は前記干渉シートの一側面の上部に位置し、少なくとも1つの前記第1レンズは前記出射光柱に位置する。
【0012】
本発明のさらなる態様によれば、星形効果を発生させるための星形投射器をさらに含み、前記星形投射器によって発生した前記星形投影は、前記星雲投影上に投射して星空投影を形成する。
【0013】
本発明のさらなる態様によれば、前記星形投射器はラスタシートとレーザダイオードとを含み、前記レーザダイオードによって発生したビームは前記ラスタシート上に投射されて前記星形投影を発生させる。
【0014】
本発明のさらなる態様によれば、前記星形投射器は、第2モータ、第1ラスタシート、第2ラスタシートおよびレーザダイオードを含み、前記第2モータの動力出力端は、前記第2ラスタシートを回転駆動するために第2ラスタシートに接続され、前記レーザダイオードによって発したビームは、順に前記第1ラスタシートおよび回転する前記第2ラスタシートの一部を通過して、移動する前記星形投影を発生させる。
【0015】
本発明のさらなる態様によれば、前記第2モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットをさらに含み、前記モータ制御ユニットによって前記第2モータを制御して前記星形投影における星形の移動速度を調整する。
【0016】
本発明のさらなる態様によれば、レーザダイオードを制御するための第2光源制御ユニットをさらに含み、前記第2光源制御ユニットによって前記レーザダイオードを制御して前記星形投影における星形の明るさを調整する。
【0017】
本発明のさらなる態様によれば、前記星形投射器は、第3モータ、孔状遮光シート、第3ラスタシート、第4ラスタシートおよびレーザダイオードを含み、前記第3モータの動力出力端は前記孔状遮光シートに接続されて前記孔状遮光シートの回転を駆動し、前記レーザダイオードが発したビームは順に前記第3ラスタシート板と回転する孔状遮光シート、前記第4ラスタシートを通過して瞬く前記星形投影を発生させる。
【0018】
本発明のさらなる態様によれば、第3モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニットを含み、前記モータ制御ユニットによって前記第3モータを制御して前記星形投影における星形の瞬き頻度を調整する。
【0019】
本発明のさらなる態様によれば、第4モータをさらに含み、前記第4モータは前記第3ラスタシートおよび/または前記第4ラスタシートの回転を駆動し、前記レーザダイオードから発したビームは、順に回転する前記第3ラスタシートおよび回転する孔状遮光シート、前記第4ラスタシートを通過して瞬いて回転する前記星形投影が発生し、または前記レーザダイオードが発したビームは、順に前記第3ラスタシートおよび回転する孔状遮光シート、回転する前記第4ラスタシートを通過して瞬いて移動する前記星形投影が発生する。
【0020】
本発明のさらなる態様によれば、画像図を発生させるための画像投射器をさらに含み、前記星形投射器によって発生した前記画像図は、星雲投影上または星空投影上に投射され、画像を有する前記星雲投影または画像を有する前記星空投影を形成する。
【0021】
本発明のさらなる態様によれば、前記画像投射器は画像図を発生させるためのランプシート、少なくとも1つの第2レンズ、集光レンズおよび第2光源を含み、前記第2光源が発生した光線は前記集光レンズの集光作用を経てビームを形成して前記ランプシートに照射され、少なくとも1つの前記第2レンズを介して拡大されて画像図を形成する。
【0022】
本発明のさらなる態様によれば、交流直流変換ユニットをさらに含み、前記交流直流変換ユニットはその整流回路によって整流された後にモータ制御ユニットおよび光源制御ユニットに給電する。
【0023】
本発明のさらなる態様によれば、少なくとも1つの第1レンズの焦点は、前記干渉シートの一側面上に位置する。
【0024】
本発明は星空投影ランプに用いられる星雲生成方法をさらに提供し、
第1モータにより星雲効果を発生させるための干渉シートおよび反射鏡を回転させるS00と、
ビーム生成器が生成したビームは回転する干渉シートの一側面に照射され、前記干渉シートの一側面は前記ビームによって照射された後、ビーム中の光線は前記干渉シートおよび前記反射鏡の作用で反射又は屈折した後に前記反射鏡によって一回反射されて再屈折し、又は屈折した後に前記反射鏡と前記干渉シートの他側面によって複数回反射されて再屈折した後に前記干渉シートの一側面を通過して出射するS10と、
前記干渉シートの一側面から出射されたビームは、少なくとも一つの前記第1レンズを通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成し、前記レイヤ付き星雲投影を被投射体に投射するS20とで実行される。
【0025】
本発明の有益な効果は以下のとおりである:
本発明が提供する星空投影ランプは、そのビーム生成器が生成したビームが入射光路に沿って干渉シートの一側面に照射し、ビーム中の光線は干渉シートおよび反射鏡の作用で反射または屈折し後に反射鏡によって一回反射して屈折し、または屈折した後に反射鏡と干渉シートの他の側面によって複数回反射して屈折した後に干渉シートの一側面を通過して出射してレンズを介して拡大し、これにより、生成した星空が過度に明るく眩しくないようにし、パターンの移行部のソフト感がより良く、星空のレイヤ付き感を効果的に増強する。本発明が提供する星空投影ランプは入射ビームが干渉シートの大部分をカバーし、かつ入射光が出射光と垂直であるため、干渉シートに対する面積利用率がより高く、これは星空投影ランプのレイアウトがより合理的でかつ構造がよりコンパクトになることに有利であり、例えば公開番号CN10126523Bに開示された移動する星空とクラウドのような効果を発生させるための投影装置、特に光源、集光レンズ、干渉ディスクおよび拡大レンズはいずれも垂直分布を用いて、より大きな空間を占めることが明らかになり、その干渉ディスクの干渉ディスクの利用率がより低く、同じ面積のパターンを投射するにはより大きな干渉ディスクが必要である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の実施例1に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図2】本発明の実施例2に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図3】本発明の実施例3に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図4】本発明の実施例4に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図5】本発明の実施例5に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図6】本発明の実施例5に係る孔状遮光シートの上面図である。
【
図7】本発明の実施例6に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図8】本発明の実施例7に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図9】本発明の実施例8に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【
図10】本発明の実施例9に係る星空投影ランプの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施形態によって、本発明の技術的解決手段を具体的に説明する。
実施例1
【0028】
図1に示すように、本実施例に係る星形投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は干渉シート2の他側に配置され、干渉シート2は光ビームに照射されると、そのビーム中の一部の光線が干渉シート2の一側面に当たって直接反射され、他の一部の光線は、まず、初回目に干渉シート2を通過した後に反射鏡3に到達し、反射鏡3を介して反射された後に、ビームは2回目に干渉シート2を通過して出射され、もう一部の光線はまず、初回目に干渉シート2を通過した後に反射鏡3に到着し、かつ反射鏡3および干渉シート2の他側面により複数回反射された後にビームは2回目に干渉シート2を貫通して出射し、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路に位置し、干渉シート2の一側面から出射したビームは少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後に移動するレイヤ付き星雲投影を形成し、レイヤ付き星雲投影は普通の星雲投影よりさらに遠近の距離感があり、移動する星空にはおびただしい秘感を持たせ、ビーム生成器が生成したビームは反射または屈折した後に一回反射して再屈折し、または屈折後に複数回反射して屈折した後に光強度は適当に減衰し、その結果、生成した星空は従来技術における直射方式のように明るすぎて眩しくないようにし、パターン移行部のソフト感がより良くなり、もちろん、ビーム生成器の光強度が足りないことを避けるため、本実施例で提供される星空投影ランプは複数のビーム生成器を採用するか、またはビーム生成器の照明強度を適当に増大することができる。少なくとも1つの第1レンズ41の数は、一般的には2つであることが好ましく、少なくとも1つのビーム生成器の数は、一般的には1つであることが好ましく、少なくとも1つの第1レンズ41の焦点は、少なくとも1つの第1レンズ41と干渉シート2との距離を合理的に制御するために、干渉シート2の一側面上に位置することが好ましい。
【0029】
移動する星空を発生させるために、さらに、本実施例に係る星空投影ランプは、固定筒5と、第1モータ61とを含み、第1モータ61は、モータ制御ユニット7によって制御され、モータ制御ユニット7によって第1モータ61の回転速度および回転周期を制御し、レイヤ付き星雲投影における星雲の移動速度を調整するために、モータ制御ユニット7によって第1モータ61を制御する。干渉シート2は固定筒5の一端開口部に固定され、反射鏡3は干渉シート2と固定筒5の溝底板の間に位置し、第1モータ61の動力出力軸は溝底板に接続され、第1モータ61は回転すると、固定筒5の回転によって干渉シート2と反射鏡3を回転させる。反射鏡3の反射作用が光速の出射角度を変化させ、ビームの大部分が干渉シート2を少なくとも2回通過することができるので、ビーム生成器と少なくとも1つの第1レンズ41とがいずれも干渉シート2の同じ側に位置することができ、これにより、第1モータ61は、回転時にその回転軸がビーム生成器の光路に干渉しないようになり、従来技術で提供されている移動する星空およびクラウドのような効果を発生させるための投影装置は、明らかに、そのラスタディスクの小さな部分のみを動作パターンとして利用することができる。このように、本出願が提供する星空投影ランプを採用すると、干渉シート2の表面積に対する利用率が高くなり、装置の体積縮小に有利である。
【0030】
ビームを生成して投影するために、さらに、ビーム生成器は、第1光源12および集光カップ11を含み、第1光源12は、第1光源制御ユニット81によって制御され、第1光源制御ユニット81は、第1光源12の開閉および光強度を制御し、第1光源制御ユニット81によって第1光源12を制御してレイヤ付き星雲投影中の星雲の明るさを調整し、第1光源12は集光カップ11の一側に位置し、第1光源12の中軸線は集光カップ11の中軸線と同軸であり、第1光源12が発生した光線は集光カップ11の集光作用を経てビームが発生し、ビームは入射光路に沿って干渉シート2の一側面面に照射される。
【0031】
レイヤ付き星雲投影の星空投影像の形状をより規則的に形成するために、さらに、集光カップ11の中軸線は少なくとも一つの第1レンズ41の中軸線に垂直であり、反射鏡3の中軸線は干渉シート2の中軸線に平行であり、好ましくは、干渉シート2の中軸線と第1レンズ41の中軸線との夾角は30°~50°であり、さらに好ましくは、干渉シート2の中軸線と第1レンズ41の中軸線との夾角は40°であり、理論的には、干渉シート2と反射鏡3は45°作用の斜方分布を採用してレイヤ付き星雲投影の星空投影パターンをより規則的にすることができるが、干渉シート2の一側面または両側面が凹凸であるため、夾角は40°であることが好ましい。入射光柱の投影は干渉シート2の一側面の下部に位置し、出射光柱の投影は干渉シート2の一側面の上部に位置し、少なくとも一つの第1レンズ41は出射光柱に位置し、この設置方式は利用面積の増大、すなわち装置体積の縮小に有利である。
【0032】
本実施例に係る星空投影ランプに給電するために、本実施例に係る星空投影ランプは、交流直流変換ユニット9をさらに含み、交流直流変換ユニット9は、その整流回路によって整流されてから、モータ制御ユニット7および第1光源制御ユニット81に電力を供給して、その両方が制御機能を実行する。
実施例2
【0033】
図2に示すように、本実施例に係る星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は干渉シート2の他側に配置され、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路上に位置し、干渉シート2の一側面から出射された光ビームは、少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成する。本実施例に係る星空投影ランプはさらに連結軸10と第1モータ61を含み、第1モータ61はモータ制御ユニット7に制御され、モータ制御ユニット7によって第1モータ61の回転速度と回転周期を制御し、モータ制御ユニット7によって第1モータ61を制御してレイヤ付き星雲投影における星雲の移動速度を調整し、第1モータ61は連結軸10を介して干渉シート2に接続され、反射鏡3は連結軸10の一側に位置し、反射鏡3の中軸線は連結軸10に平行であり、第1モータ61が回転すると連結軸10を介して干渉シート2を回転させ、反射鏡3は動かない。実施例1と異なって、本実施例において、反射鏡3が動かず、かつ干渉シート2が一部しか利用しておらず、このようなレイアウト方式は、同様に反射、またはは屈折後に一回反射して屈折し、あるいは屈折後に複数回反射して屈折して干渉シート2を通過するという技術的効果を達成することができ、垂直方向の高い星空投影ランプに適用することができる。
実施例3
【0034】
図3に示すように、本実施例に係る星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は、干渉シート2の他側に配置され、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路上に位置し、干渉シート2の一側面から出射されたビームは、少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成する。本実施例に係る星空投影ランプは、星形効果を発生させるための星形投射器をさらに含み、星形投射器によって発生した星形投影は、星形投影に投射して星空投影を形成する。さらに好ましくは、星形投射器は、ラスタシート201およびレーザダイオード202を含み、ラスタシート201は、レーザダイオード202の出射光路上に位置し、レーザダイオード202は、第2光源制御ユニット82によって制御され、第2光源制御ユニット82は、レーザダイオード202を制御して星形投影における星形の明るさを調整し、レーザダイオード202によって発生したビームがラスタシート201上に投射された後、静止の星形投影を発生させる。
実施例4
【0035】
図4に示すように、本実施例に係る星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は、干渉シート2の他側に配置され、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路上に位置し、干渉シート2の一側面から出射されたビームは、少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成する。本実施例に係る星空投影ランプは、星形効果を発生させるための星形投射器をさらに含み、星形投射器によって発生した星形投影は、星形投影に投射して星空投影を形成する。さらに、星形投射器は第2モータ62、第1ラスタシート011、第2ラスタシート012およびレーザダイオード202を含み、第2モータ62の動力出力端は、第2ラスタシート012の回転を駆動するために第2ラスタシート012に接続され、レーザダイオード202によって発したビームは、順に第1ラスタシート011および回転する第2ラスタシート012の一部を通過して、移動する前記星形投影を発生させ、第2モータ62は、モータ制御ユニット7によって制御され、モータ制御ユニット7によって第2モータ62の回転速度および回転周期を制御し、星形投影における星形の移動速度を調整するために、モータ制御ユニット7によって第1モータ62を制御し、レーザダイオード202は第2光源制御ユニット82に制御され、第2光源制御ユニット82はレーザダイオード202を制御して星形投影における星形の明るさを調整し、レーザダイオード202が発生したビームは第1ラスタシート011に照射されて複数の大きな星形投影光柱を形成し、星形投影光柱は第2ラスタシート012の一部、すなわち第1格子片011と正対の一部に出射し、第2モータ62の駆動下で第2ラスタシート012が回転して動的な星形投影を形成する。
実施例5
【0036】
図5に示すように、本実施例に係る星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は干渉シート2の他側に配置され、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路上に位置し、干渉シート2の一側面から出射された光ビームは、少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成する。本実施例に係る星空投影ランプは第3モータ63、孔状遮光シート40、第3ラスタシート401、第4ラスタシート402およびレーザダイオード202をさらに含み、第3モータ63の動力出力端は孔状遮光シート40に接続されて孔状遮光シート40の回転を駆動し、孔状遮光シート40には複数の円孔403が設けられ、レーザダイオード202が発したビームは順に第3ラスタシート401を通過して複数の光柱を形成し、再び回転する孔状遮光シート40は複数の円孔403で一部の円孔403により遮蔽され、このように、第4ラスタシート402は、遮蔽されていない光柱を分光して星形投影を形成することしかできず、遮蔽されているため、第4ラスタシート402上に瞬く星形投影が形成される。さらに、第3モータの回転速度と回転周期を制御するためのモータ制御ユニット7を含み、モータ制御ユニット7によって第3モータ63を制御して星形投影における星形の瞬き頻度を調整する。さらに好ましくは、星空投影ランプは、第4モータをさらに含み、第4モータは、第3ラスタシート401および/または第4ラスタシート402の回転を駆動し、レーザダイオード202から発したビームは、回転する第3ラスタシート401および回転する孔状遮光シート40、第4ラスタシート402を順次通過して瞬いて回転する星形投影を生成し、またはレーザダイオード202から発したビームは、第3ラスタシート401および回転する孔状遮光シート40、回転する第4ラスタシート402を順次通過して瞬いて回転する星形投影を形成し、本実施例により提供される星空投影ランプは、孔状遮光シート40と回転するラスタシートとを同時に有するので、移動する星空投影における一部の星形が遮蔽され、最終的に瞬いて移動する星形投影が形成される。
実施例6
【0037】
図6に示すように、本実施例に係る星空投影ランプは、少なくとも1つのビーム生成器と、星雲効果を発生させるための干渉シート2と、反射鏡3と、少なくとも1つの第1レンズ41とを含み、ビーム生成器は干渉シート2の一側に配置され、ビーム生成器はビームを生成して入射光路に沿って干渉シート2の一側面に照射し、反射鏡3は干渉シート2の他側に配置され、少なくとも1つの第1レンズ41は、干渉シート2の出射光路上に位置し、干渉シート2の一側面から出射された光ビームは、少なくとも1つの第1レンズ41を通過した後、移動するレイヤ付き星雲投影を形成する。本実施例に係る星空投影ランプは画像図を発生させるための画像投射器をさらに含み、星形投射器によって発生した画像図は、星雲投影上または星空投影上に投射され、画像を有する星雲投影または画像を有する星空投影を形成する。さらに、星形投射器は、画像図を発生させるためのランプシート301と、少なくとも1つの第2レンズ302と、集光レンズ303と、第2光源13とを含み、第2光源13が発生した光線は、集光レンズ303を介して集光されてビームを形成してランプシート301に照射され、かつ少なくとも1つの第2レンズ302を介して拡大されて画像図を形成し、第2光源13は、光源制御ユニット8によって制御され、光源制御ユニット8は、第2光源13の開閉および光強度を制御し、少なくとも1つの第2レンズ302の焦点は、少なくとも1つの第2のレンズ302とランプシート301との間の距離を合理的に制御するために、ランプシート301の一側面上に位置することが好ましく、第2光源13が発生した光線は、集光レンズ303の集光作用を経てビームを形成し、ビームはランプシート301に照射され、画像図投影が形成される。ランプシート301における画像は、ユーザーがカスタマイズすることができ、例えば、月画像、嫦娥が月に駆ける画像、銀河画像などである。
実施例7、実施例8および実施例9
【0038】
実施例1、実施例3および実施例6を組み合わせて実施例7を形成することができ、実施例7はレイヤ付き星雲投影、静止星形投影および静止画像図を投射することができ、実施例1、実施例4および実施例6を組み合わせて実施例8を形成することができ、実施例7はレイヤ付き星雲投影、動的星形投影および静止画像図を投射することができ、実施例1、実施例5および実施例6を組み合わせて実施例9を形成することができ、実施例9はレイヤ付き星雲投影、瞬き星形投影および静止画像図を投射することができ、この3つの状況は上述の実施例によく見られる組み合わせシーンであり、実際に顧客のニーズに応じてカスタマイズして個性化組み合わせ方式を形成することができる。
実施例10
【0039】
実施例10に係る星空投影ランプに用いられる星雲生成方法は以下のステップで実施する:
S00:第1モータにより星雲効果を発生させるための干渉シート2および反射鏡3を回転させる。
S10:ビーム生成器が生成したビームは回転する干渉シート2の一側面に照射され、干渉シート2の一側面はビームによって照射された後、ビーム中の光線は干渉シート2および反射鏡の作用で反射又は屈折した後に反射鏡3によって一回反射されて再屈折し、又は屈折した後に反射鏡3と干渉シート2の他側面によって複数回反射されて再屈折した後に干渉シート2の一側面を通過して出射する。大部分の光線は、干渉シート2の一側面を介して直接反射するか、または反射鏡3の一回反射の下で干渉シート2を2回通過するか、または反射鏡3と干渉シート2との間で複数回反射して第1レンズ41に出射し、このようにして発生したレイヤ付き星雲投影は、普通の星雲投影に比べて、より遠近の距離感があり、また、発生した星空は過度に明るく眩しくしないようにし、パターン移行部のソフト感がより良く、星空のレイヤ付き感を効果的に増強する。
S20:干渉シート2の一側面から出射されたビームは、少なくとも一つの第1レンズ41を通過して移動するレイヤ付き星雲投影を形成し、且つ、レイヤ付き星雲投影を被投射体に投射し、立体感を有するレイヤ付き星雲投影を形成する。ここでは、被投射体は、壁体やカーテンなど、鮮明に投影可能な物体として構成されている。
【0040】
本発明は好ましい実施例によって説明されているが、当業者であれば、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、これらの特徴および実施例に様々な変更又は均等な置換を加えることができることを理解するであろう。本発明は、本明細書に開示された具体的な実施例に限定されるものではなく、本出願の特許請求の範囲内に入る他の実施例は、本発明の保護範囲内にあるものである。
【符号の説明】
【0041】
2 干渉シート
3 反射鏡
41 第1レンズ
5 固定筒
61 第1モータ
7 モータ制御ユニット
11 集光カップ
12 第1光源
81 第1光源制御ユニット
82 第2光源制御ユニット
9 交流直流変換ユニット
10 連結軸
62 第2モーター
201 ラスタシート
011 第1ラスタシート
012 第2ラスタシート
202 レーザーダイオード
63 第3モータ
40 孔状遮光シート
401 第3ラスタシート
402 第4ラスタシート
301 ランプシート
302 第2レンズ
303 集光レンズ
13 第2光源
403 円孔