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特許7304365拡張ワイヤレス・ネットワークにおいてユーザ・デバイスのモビリティを可能にするための装置及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-28
(45)【発行日】2023-07-06
(54)【発明の名称】拡張ワイヤレス・ネットワークにおいてユーザ・デバイスのモビリティを可能にするための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 40/36 20090101AFI20230629BHJP
   H04W 36/30 20090101ALI20230629BHJP
   H04W 80/10 20090101ALI20230629BHJP
【FI】
H04W40/36
H04W36/30
H04W80/10
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020556949
(86)(22)【出願日】2019-04-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-26
(86)【国際出願番号】 US2019027360
(87)【国際公開番号】W WO2019204166
(87)【国際公開日】2019-10-24
【審査請求日】2020-12-15
(31)【優先権主張番号】16/261,234
(32)【優先日】2019-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/658,465
(32)【優先日】2018-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520040566
【氏名又は名称】チャーター コミュニケーションズ オペレーティング、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャヤワルダネ、ディウェラワッテ
(72)【発明者】
【氏名】ジンダル、マニシュ
(72)【発明者】
【氏名】ダス、プラティク
【審査官】長谷川 未貴
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0245281(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0101291(US,A1)
【文献】特開2006-325206(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0013529(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント・デバイスのイントラネットワーク・モビリティを可能にするために現存するケーブル・システム・インフラストラクチャが使用されるように、無線周波数(RF)ネットワークを動作させる方法であって、前記方法は、
無線周波数(RF)ネットワークのコンピュータ化されネットワーク化された装置が、前記現存するケーブル・システム・インフラストラクチャの少なくとも一部分上でOFDM(直交周波数分割多重)波形を送信するステップと、
前記コンピュータ化されネットワーク化された装置が、構内に配設された構内デバイスを介して、前記送信されたOFDM波形の少なくとも一部分を受信するステップと、
前記コンピュータ化されネットワーク化された装置が、前記構内の外部の無線デバイスを介して、前記送信されたOFDM波形の少なくとも一部分を受信するステップと、
前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の無線周波数接続を確立するステップと、
前記確立された無線周波数接続が、(i)劣化している、又は(ii)最適化されない、のうちの少なくとも1つであると決定するステップであって、確立された前記無線周波数接続が、前記クライアント・デバイスにより要求された1つ又は複数のQoS(Quality of Service)要件又はQoE(Quality of Experience)要件を満たすのに不十分であると決定することを含む、前記決定するステップと、
少なくともある時間期間の間、前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の前記無線周波数接続を補足するように、前記決定するステップに基づいて、前記クライアント・デバイスと前記構内の外部の前記無線デバイスとの間の無線周波数接続の確立を引き起こすステップと
を含み、
前記確立された無線周波数接続が(i)劣化している、又は(ii)最適化されない、のうちの少なくとも1つであると決定する前記ステップは、少なくとも前記構内に配置されてから前記構内の外部に至るまでの前記クライアント・デバイスの動きに基づいており、
(i)前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の無線周波数接続、及び(ii)前記クライアント・デバイスと前記構内の外部の無線デバイスとの間の無線周波数接続の両方が、1つ又は複数の前記QoS要件又は前記QoE要件を満たすような、前記構内デバイスによって受信されたOFDM波形の少なくとも第1の部分及び前記構内の外部の無線デバイスによって受信されたOFDM波形の少なくとも第2の部分のそれぞれを、前記クライアント・デバイスへ配信するために使用され、
(i)前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の無線周波数接続、及び(ii)前記クライアント・デバイスと前記構内の外部の無線デバイスとの間の無線周波数接続に関連する各セッションが、現存するインフラストラクチャのヘッド・エンドに配置された共通の制御装置によって制御される、方法。
【請求項2】
前記現存するケーブル・システム・インフラストラクチャが、ハイブリッド・ファイバー同軸(HFC)インフラストラクチャを備え、
前記送信するステップは、少なくとも、前記現存するケーブル・システム・インフラストラクチャによって使用される現存する動作帯域よりも周波数が広い周波数帯域を使用して送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(i)前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の前記無線周波数接続、及び(ii)前記クライアント・デバイスと前記構内の外部の前記無線デバイスとの間の前記無線周波数接続のうちの少なくとも1つが、1Gbpsを超過するレートにおけるデータ配信のために構成され、
前記現存するインフラストラクチャによって使用される現存する動作帯域よりも周波数が広い前記周波数帯域は、総帯域幅が少なくとも1.6GHzの周波数帯域を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
総帯域幅が少なくとも1.6GHzの前記周波数帯域を2つ又はそれ以上のサブバンドに割り振るステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
(ii)前記クライアント・デバイスと前記構内デバイスとの間の前記無線周波数接続、及び(ii)前記クライアント・デバイスと前記構内の外部の前記無線デバイスとの間の前記無線周波数接続が、それぞれ、前記構内デバイスによって受信された前記OFDM波形の前記少なくとも第1の部分の、及び前記構内の外部の前記無線デバイスによって受信された前記OFDM波形の前記少なくとも第2の部分の、前記クライアント・デバイスへの少なくとも配信を行う、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記構内の外部の前記無線デバイスと前記クライアント・デバイスとの間の前記無線周波数接続が確立された後に、前記構内デバイスと前記クライアント・デバイスとの間の前記無線周波数接続を終了するステップと、
前記クライアント・デバイスに宛てられたすべてのOFDM波形が、前記構内の外部の前記無線デバイスに送信されることを引き起こすステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記構内デバイスを介して受信された前記OFDM波形の前記少なくとも第1の部分を、ユーザ周波数帯域にアップコンバートするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記構内の外部の前記無線デバイスを介して受信された前記OFDM波形の前記少なくとも第2の部分を、前記ユーザ周波数帯域にアップコンバートするステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記構内デバイスと前記クライアント・デバイスとの間の前記無線周波数接続の前記確立、及び前記構内の外部の前記無線デバイスと前記クライアント・デバイスとの間の前記無線周波数接続の前記確立が、各々、3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)ワイヤレス・プロトコルを介した確立を備え、前記ユーザ周波数帯域が、無許可の周波数スペクトルを使用する少なくとも1つの3GPP規格での使用のために指定された少なくとも1つの無認可周波数を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記無許可の周波数スペクトルを使用する前記少なくとも1つの3GPP規格が、(i)5G NR-U(新無線-無認可)規格、又は(ii)LTE(ロング・ターム・エボリューション)無認可規格のうちの少なくとも1つを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記現存するケーブル・インフラストラクチャの前記少なくとも一部分上でOFDM(直交周波数分割多重)波形を前記送信するステップが、少なくとも同軸ケーブル上で、及び前記同軸ケーブルに結合された複数の増幅器段を介して前記OFDM波形を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2018年4月16日に出願された、「APPARATUS AND METHODS FOR INTEGRATED HIGH-CAPACITY DATA AND WIRELESS NETWORK SERVICES」と題する米国仮特許出願第62/658,465号の優先権の利益を主張する。本出願はまた、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2019年1月29日に出願された、「APPARATUS AND METHODS FOR ENABLING MOBILITY OF A USER DEVICE IN AN ENHANCED WIRELESS NETWORK」と題する、米国特許出願第16/261,234号の優先権の利益を主張する。
【0002】
本開示は、一般に、データ・ネットワーク及びワイヤレス・デバイスの分野に関し、詳細には、例示的な一態様では、様々な異なるロケーション及び使用事例における高スピード・データ・サービスの提供を統合又は統一するアーキテクチャに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、データ通信サービスは、ユーザ構内(premise)(たとえば、家、オフィス、さらには車両)全体にわたって遍在する(ubiquitous)。そのようなデータ通信サービスは、管理された又は管理されないネットワークを介して提供され得る。たとえば、一般的な家は、ケーブル又は衛星ネットワークなど、管理されたネットワークを介して1つ又は複数のネットワーク・サービス・プロバイダによって提供されるサービスを有する。これらのサービスは、コンテンツ配信(たとえば、リニア・テレビジョン、オンデマンド・コンテンツ、パーソナル又はクラウドDVR、「スタート・オーバー(start over)」など)、並びにいわゆる「オーバー・ザ・トップ(over the top)」サード・パーティ・コンテンツを含み得る。同様に、インターネット及びテレフォニー・アクセスも一般に提供され、上述のコンテンツ配信機能とともにサブスクリプション・パッケージにバンドルされ得、サブスクリプション・パッケージは、それらの構築及びコンテンツにおいてますますよりユーザ固有又は構内固有になりつつある。そのようなサービスはまた、「どこでも、いつでも」のパラダイムを採用することをますます試みており、したがって、ユーザ(加入者)は、自分の家屋の異なる部屋において、移動しながら自分のモバイル・デバイス上でなど、いくつかの異なる受信及びレンダリング・プラットフォームを介して、所望のサービスにアクセスする(たとえば、映画を見る)ことができる。
【0004】
管理されたケーブル・ネットワーク
ネットワーク事業者は、様々な異なるデバイスを使用してデータ・サービス(たとえば、ブロードバンド)及びビデオ・プロダクトを顧客に配信し、それにより、そのユーザ又は加入者が、いくつかの異なるコンテキスト、固定(たとえば、その居住地において)とモバイル(移動しながら、又は家から離れてなど)の両方において、データ/コンテンツにアクセスすることを可能にする。図1及び図2は、そのようなデータ・サービスをそのユーザ及び加入者に提供するために使用される、一般的な従来技術の管理された(たとえば、ケーブル)コンテンツ配信ネットワーク・アーキテクチャを示す機能ブロック図である。
【0005】
データ/コンテンツ配信は、ビデオ・コンテンツが、ネットワーク事業者又はそれのプロキシによって取り込まれ、ネットワーク事業者のプロダクト又はサービスとしてネットワーク・ユーザ又は加入者に配信される場合など、ネットワーク事業者に固有であり得る。たとえば、ケーブル複数システム事業者(MSO:multiple systems operator)は、複数の異なるソース(たとえば、全国ネットワーク、コンテンツ・アグリゲータなど)からコンテンツを取り込み、取り込まれたコンテンツを処理し、そのコンテンツを、たとえば、ハイブリッド・ファイバー同軸(HFC:hybrid fiber coax)ケーブル/ファイバー・ネットワークを介して、加入者のセットトップ・ボックス又はDOCSISケーブル・モデムになど、MSO加入者に配信し得る。そのような取り込まれたコンテンツは、必要に応じて必要なフォーマット(たとえば、MPEG-2又はMPEG-4/AVC)にトランスコーディングされ、適切なメディア・コンテナ・フォーマットでフレーム化され、配置され(「パッケージングされ」)、たとえば、統計的多重化を介して送信されて、加入者RFチューナーによる受信のために6MHz無線周波数(RF:radio frequency)チャネル上でマルチ・プログラム・トランスポート・ストリーム(MPTS:multi-program transport stream)になり、多重化解除され、復号され、規定されたコーディング・フォーマットに従ってユーザのレンダリング・デバイス(たとえば、デジタルTV)上でレンダリングされる。
【0006】
ケーブル・プラント内で、コンテンツを提供し、シングル・プログラム・トランスポート・ストリーム(SPTS:single-program transport stream)配信モダリティを利用するために、VOD及びいわゆるスイッチド・デジタル・ビデオ(SDV:switched digital video)も使用され得る。たとえば米国ケーブル・システムでは、テレビ番組の送信のために使用されるダウンストリームRFチャネルは、6MHz幅であり、54MHzから860MHzの間の6MHzスペクトル・スロットを占有する。VODサービスの展開は、このスペクトルを、上記で説明されたものなど、すでに確立されたアナログ及びデジタル・ケーブル・テレビジョン・サービスと共有しなければならない。所与のケーブル・プラント内で、近隣を通る同じケーブル・フィードに電気的に接続されたすべての家は、同じダウンストリーム信号を受信することになる。たとえば、VODサービスを管理する目的で、これらの家は、一般にサービス・グループと呼ばれる論理グループにグループ化される。同じサービス・グループに属する家は、RFチャネルの同じセット上でそれらのVODサービスを受信する。
【0007】
VODサービスは、一般に、ケーブルにおける利用可能なスペクトルからの所与の数(たとえば、4つ)のRFチャネル上で与えられる。したがって、VODサービス・グループは、同じ4つのRFチャネル上でVOD信号を受信する家からなる。
【0008】
たいていのケーブル・ネットワークでは、MPEG(たとえば、MPEG-2)オーディオ/ビデオ圧縮を使用して、プログラムが送信される。ケーブル信号が、直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)方式を使用して送信されるので、HFCシステム上で使用される一般的な変調レート(QAM-256)についての利用可能なペイロード・ビットレートは、ほぼ38Mbpsである。たとえば、多くのVOD展開では、NTSCブロードキャスト信号と等価な解像度及び品質において1つのビデオ・プログラムを送るために、3.75Mbpsの一般的なレートが使用される。デジタル・テレビジョン用語では、これは、標準精細度(SD:Standard Definition)テレビジョン解像度と呼ばれる。したがって、MPEG-2及びQAM変調の使用は、1つのRFチャネル上の10個のSDセッションの搬送を可能にする(10×3.75=37.5Mbps<38Mbps)。一般的なサービス・グループが4つのRFチャネルからなるので、サービス・グループ内に40個の同時SD VODセッションが収まり得る。
【0009】
HD(高精細度(High Definition))信号のエンターテインメント品質送信は、SDの約4倍の帯域幅を必要とする。例示的なMPEG-2メイン・プロファイル-高レベル(MP@HL:Main Profile-High Level)ビデオ圧縮の場合、各HDプログラムは、約15Mbpsビットレートを必要とする。
【0010】
ワイヤレス
無線アクセス技術(「RAT:Radio Access Technology」)としても知られる、多数のワイヤレス・ネットワーキング技術は、無線ベース・通信ネットワークのための接続の基礎をなす手段をユーザ・デバイスに提供する。そのようなRATは、しばしば、認可無線周波数スペクトル(すなわち、委員会の規則のセクション2.106において成文化された、周波数割振りの表に従ってFCCによって割り振られた無線周波数スペクトル)を利用する。現在、9kHzから275GHzの間の周波数帯域のみが割り振られている(すなわち、1つ又は複数の地上波又は空間無線通信サービス、或いは特定の条件下の電波天文学サービスによる使用のために指定されている)。たとえば、一般的なセルラー・サービス・プロバイダは、以下の表1に示されているように、いわゆる「3G」(第3世代)及び「4G」(第4世代)ワイヤレス通信のためのスペクトルを利用し得る。
【表1】
【0011】
代替的に、いわゆるISM帯域内の無認可スペクトルなど、無認可スペクトルが利用され得る。ISM帯域は、ITU無線通信規則(Radio Regulations)(第5条)によって、無線通信規則の脚注5.138、5.150、及び5.280において定義される。米国では、ISM帯域の使用は、連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)規則のパート18によって支配されるが、パート15は、無認可通信デバイス、さらにISM周波数を共有する無認可通信デバイスについての規則を含んでいる。以下の表2は、一般的なISM周波数割振りを示す。
【表2】
【0012】
ISM帯域はまた、915MHz帯域と2.450GHz帯域とにおけるワイヤレス・センサー・ネットワーク、並びに915MHz帯域と2.450GHz帯域と5.800GHz帯域とにおけるワイヤレスLAN(たとえば、Wi-Fi)及びコードレス・フォンなど、(非ISM)認可フリー通信適用例と共有されている。
【0013】
さらに、5GHz帯域は、表3に示されているように、たとえば、WLAN機器による使用のために割り振られている。
【表3】
【0014】
5G新無線(NR:New Radio)及びNG-RAN(次世代無線エリア・ネットワーク(Next Generation Radio Area Network))
NG-RAN又は「NextGen RAN(無線エリア・ネットワーク)」は、3GPP「5G」次世代無線システムの一部である。3GPPは、現在、リリース15 NG-RANと、それの構成要素と、いわゆる「gNB」(次世代ノードB又はeNB)を含む関与するノードの間の対話とを指定している。NG-RANは、超高帯域幅、超低レイテンシ(たとえば、1ms又はそれ以下の「ラウンド・トリップ」程度)ワイヤレス通信を提供し、適用例に応じて、屋内「スポット」使用、都市「マクロ」(ラージ・セル)カバレージ、地方カバレージ、車両における使用、並びに「スマート」グリッド及び構造を含む、多種多様な展開シナリオにおいて、上記で説明されたタイプの認可スペクトルと無認可スペクトルの両方を効率的に利用することになる。NG-RANはまた、4G/4.5Gシステム及びインフラストラクチャと統合することになり、その上、新しいLTEエンティティが使用される(たとえば、EPC(発展型パケット・コア(Evolved Packet Core))とNR「NGC」(次世代コア(Next Generation Core))の両方への接続性をサポートする「発展型」LTE eNB又は「eLTE eNB」。
【0015】
いくつかの態様では、例示的なリリース15 NG-RANは、さらなる機能的発展及び能力のためのベースとして、(口語的に4G又は4.5Gと呼ばれる)現存するLTE/LTE-A技術の技術及び機能を活用する。たとえば、LTEベース・ネットワークでは、起動時に、eNB(基地局)は、eNBが実行することが予想されるコマンドをもつMME(モビリティ管理エンティティ(mobility management entity))に向けてS1-AP接続を確立する。あるeNBが、複数のセルを担当することができる(言い換えれば、複数のトラッキング・エリア・コードがE-UTRANセル・グローバル識別子に対応する)。eNBがサポートするセルのアクティブ化とともに、上述のS1-AP接続を確立するためにeNBによって使用されるプロシージャは、S1セットアップ・プロシージャと呼ばれ、とりわけ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN);S1 Application Protocol(S1AP)(Release 14)」と題する3GPP TS36.413 V14.4、2017年9月、を参照されたい。
【0016】
手短に言えば、及び図3を参照すると、(gNB-CUとしても知られる)CU304が、NGコア303と通信する、NRアーキテクチャ300内の論理ノードであり、ユーザ・データの転送、セッション管理、モビリティ制御、RAN共有、及び測位など、gNB機能を含むが、他の機能は、本明細書で後でより詳細に説明される様々な「スプリット」オプションごとに、もっぱら、(gNB-DUとしても知られる)(1つ又は複数の)DU306に割り振られる。CU304は、対応するフロントホール(Fs)ユーザ・プレーン及び制御プレーン・インターフェース308、310を介して、ユーザ・データを通信し、(1つ又は複数の)DU306の動作を制御する。
【0017】
したがって、Fsインターフェース308、310を実装するために、(規格化された)F1インターフェースが採用される。それは、NG-RAN内のgNB302のgNB-CU304とgNB-DU306とを相互接続するための機構、又はE-UTRAN内のen-gNBのgNB-CUとgNB-DUとを相互接続するための機構を提供する。F1アプリケーション・プロトコル(F1AP:F1 Application Protocol)は、3GPP TS38.473において定義されているプロシージャをシグナリングすることによって、F1インターフェースの機能をサポートする。
【0018】
そのようなアーキテクチャ300内で、gNB-DU306(又はngeNB-DU)は、単一のgNB-CU304の制御下にある。gNB-DUが始動される(電源投入を含む)とき、それは、とりわけ、たとえば、F1セットアップ要求メッセージ中の(各特定のセルの識別情報とともに)セルの数など、任意の数のパラメータを制御gNB-CUに知らせるために、(概して、LTEの上記で参照されたS1セットアップ・プロシージャにならってモデル化される)F1セットアップ・プロシージャを実行する。
【0019】
マルチRATデバイス及びモビリティ
データ接続性についての強い消費者需要に応答して、それが屋内であり、屋外の「出先(on the go)」であるかどうかにかかわらず、データ通信サービスは、現在、ユーザ構内(たとえば、家、オフィス、さらには車両)全体にわたって、並びにたいていの屋外エリアにおいて(たとえば、セルラー・タワー及びノードとの接続を可能にする「データ・プラン」を介して)遍在する。そのようなデータ通信サービスは、管理された又は管理されないネットワークを介して提供され得る。たとえば、一般的な家は、ケーブル又は衛星ネットワークなど、管理されたネットワークを介して1つ又は複数のネットワーク・サービス・プロバイダによって、並びにセルラー・サービス・プロバイダなどの(独立した)MNO又はMVNOによって、提供されるサービスを有する。MSOサービスは、たとえば、コンテンツ配信(たとえば、リニア・テレビジョン、オンデマンド・コンテンツ、パーソナル又はクラウドDVR、「スタート・オーバー」など)、並びにいわゆる「オーバーザトップ」サード・パーティ・コンテンツを含み得る。同様に、インターネット及びテレフォニー・アクセスも一般に提供され、上述のコンテンツ配信機能とともにサブスクリプション・パッケージにバンドルされ得、サブスクリプション・パッケージは、それらの構築及びコンテンツにおいてますますよりユーザ固有又は構内固有になりつつある。そのようなサービスはまた、「どこでも、いつでも」のパラダイムを採用することをますます試みており、したがって、ユーザ(加入者)は、自分の家屋の異なる部屋において、移動しながら自分のモバイル・デバイス上でなど、いくつかの異なる受信及びレンダリング・プラットフォームを介して、所望のサービスにアクセスする(たとえば、音楽を聴く、電子メール又はソーシャル・メディアなどのモバイル・アプリケーションを使用する、ビデオを見る)ことができる。
【0020】
ユーザ・クライアント・デバイス(たとえば、スマートフォン、タブレット、ファブレット、ラップトップ、スマートウォッチ、或いは他のワイヤレス対応デバイス、モバイルなど)は、概して、それらのデバイスが、互いに又はネットワーク(たとえば、インターネット、イントラネット、又はエクストラネット)に接続することを可能にし、しばしば、認可スペクトルと無認可スペクトルの両方に関連するRATを含む、複数のRATをサポートする。特に、クライアント・デバイスによる他のネットワークへのワイヤレス・アクセスは、サービス・プロバイダ・ネットワーク(たとえば、ケーブル・ネットワーク)のバックエンド又はバックホール部分によってサービスされる、ワイヤレス・アクセス・ポイント(「WAP」又は「AP」)、スモール・セル、フェムトセル又はセルラー・タワーなど、ネットワーク化されたハードウェアを利用するワイヤレス技術によって可能にされる。ユーザは、概して、ノード又は「ホットスポット」、ワイヤレス範囲内にあるモデム、ルータ、APなどに接続することによってユーザがアクセスを取得し得る物理的ロケーションにおいて、ネットワークにアクセスし得る。
【0021】
ユーザが(たとえば、ケーブル・ネットワーク事業者を通して提供されるサービスを介して)ワイヤレス通信に関与することを可能にする1つのそのような技術は、コンシューマー・エレクトロニクスにおけるワイヤレス・ネットワーキングのための遍在して容認された規格になったWi-Fi(登録商標)(IEEE Std.802.11)である。Wi-Fiは、クライアント・デバイスが1つ又は複数のアクセス・ポイントを介してネットワーク(たとえば、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN))への好都合な高スピード・アクセスを獲得することを可能にする。
【0022】
商業的に、Wi-Fiは、信用できる家又はビジネス環境内など、ベニュー内又は構内のユーザのグループ、或いは外側、たとえば、カフェ、ホテル、ビジネス・センター、レストラン、及び他の公共区域にサービスを提供することが可能である。一般的なWi-Fiネットワーク・セットアップは、バックエンドと通信しているAP(及び/又はAPに接続されたモデム)とワイヤレス通信しているユーザのクライアント・デバイスを含み得、ここで、クライアント・デバイスは、クライアント・デバイスがAPからの信号を検出し、APと通信を行うことを可能にする一定の範囲内になければならない。
【0023】
広く使用されている別のワイヤレス技術は、(口語的に、特に「LTE」、「4G」、「LTEアドバンスト」とも呼ばれる)ロングターム・エボリューション規格である。LTEネットワークは、発展型パケット・コア(「EPC」)、インターネット・プロトコル(IP:Internet Protocol)ベース・ネットワーク・アーキテクチャ及びeノードB、無線アクセス・ネットワーク(RAN:Radio Access Network)の一部である発展型ノードB又はE-UTRANノード、によって動かされ、広いカバレージ・エリアとともにユーザの多くのワイヤレス対応デバイスに高スピード・ワイヤレス・データ通信サービスを提供することが可能である。
【0024】
現在、たいていの消費者デバイスはマルチRAT能力を含み、たとえば、同時にであるのか、(デバイス上で稼働しているワイヤレス接続マネージャ・プロセスを介してなど)「フェイル・オーバー」様式であるのかにかかわらず、複数の異なるRATにアクセスする能力を含む。たとえば、スマートフォンは、LTEデータ・アクセスについて可能にされるが、利用不可能なときに、データ通信のために1つ又は複数のWi-Fi技術(たとえば、802.11g/n/ac)を利用し得る。
【0025】
(LTE及びWi-Fiなどの)異なるRATの能力は、所与のクライアント・デバイスへのワイヤレス・サービスの確立に関することを含め、まったく異なり得る。手短に言えば、LTE-Uは、データ送信のための追加の無線スペクトルを提供するために(たとえば、オーバーフロー・トラフィックを補償するために)無認可スペクトル(たとえば、5GHz)におけるLTEを介したデータ通信を可能にする。LTE-LAAは、無認可スペクトル(たとえば、5GHz)におけるLTEを認可帯域と組み合わせるためにキャリア・アグリゲーションを使用する。
【0026】
(上述の規格のワイヤレス・インターフェースのユーザであるのか、他のユーザであるのかにかかわらず)ユーザの増加する数は、いつも、干渉を含む、スペクトルの「混雑」につながる。また、太陽放射、電気機器、軍事使用など、非ユーザ・ソースからの干渉が存在し得る。事実上、スペクトルの所与の量は、それが提供することができる帯域幅の量に対する物理的限界を有し、より多くのユーザが並行して追加されるにつれて、各ユーザは、より多くの干渉及び性能の劣化を潜在的に経験する。
【0027】
その上、Wi-Fiなどの技術は、(それらの帯域において課せられた無認可スペクトル電力マスクに一部起因する)限られた範囲を有し、空間伝搬変動(特に、建築物などの構造内部)及び展開密度問題という欠点があり得る。Wi-Fiは、非常に遍在するようになったので、特に共同住宅、ホスピタリティ・ユニット(たとえば、ホテル)、企業、混雑したベニューなどの高密度シナリオでは、競合問題は、補償するために極めて多くのWi-Fi APが設置されても、扱いにくいことがある。またさらに、概してそのようなAP間に協調がなく、各APは、事実上、そのAPのバックホール上で帯域幅を求めて他のAPと競合する。
【0028】
最も重要なことには、たとえば、MNO/MVNOなどの管理されたネットワーク事業者によって提供される他のサービスとの統合の欠如が、一般に、Wi-Fiなどの無認可技術に関して存在する。Wi-Fiは、一般に、ネットワーク事業者/サービス・プロバイダによって不明瞭に搬送され(opaquely carried)る「データ・パイプ」として働く。このデータ・パイプは、LTE/LTE-AさらにはLTE-U又は-LAAなどのモバイル・ブロードバンド・サービスから論理的に隔離又はサイロ化され、実際、それらは、それぞれ、技術規格の2つの異なる調和されていない(non-harmonized)セット、すなわち、IEEE Std.802.11及び3GPP E-UTRAN/5G NRを利用する。
【0029】
必要とされるより良いソリューション
現存する4/4.5G(たとえば、LTE/LTE-A)及びWLAN(及び他の無認可)システムによってもたらされるワイヤレス・データ・レート、ロバストネス、及びカバレージにおける大きい進歩があっても、依然として、大きな障害が存在する。
【0030】
1つのそのような問題は、ブロードバンド・ユーザが屋内使用事例から屋外使用事例に移行するシナリオに関する。たとえば、自分の構内のWi-Fi APを利用するユーザが、構内構造及び他のファクタに応じて、場合によっては30.48m(100フィート)ほどのごく限られた範囲を経験し、その後、ユーザは劣化を経験し、最終的に信号の損失を経験する。上述のように、(i)互換性のない又は調和されていない技術規格、及び(ii)たとえば、WLANサービス・プロバイダ(MSO又はISP)とモバイル・サービス・プロバイダ(たとえば、MNO又はMVNO)との間に協調がないことにより、Wi-Fiなどの、より短い範囲の技術と、LTEなどの、より長い範囲のブロードバンド・セルラー・システムとの間にセッション継続性がない。詳細には、ユーザは、ユーザのWi-Fiセッションを終了し、新しいLTE(3GPP)セッションを使用することを継続しなければならない。
【0031】
そのような「無認可から認可への」(その逆も同様)スペクトル使用は、無認可システムがしばしばMNOシステムと統合するように構成されないという点で、スペクトル管理の観点から独特の課題を提示する(たとえば、WLAN APは、衝突を回避するか又はスペクトル割振りに干渉する限り、「無認可」3GPP eUTRAN、或いはLTE-U/LAA又はNR-Uなどの他のそのような規格に準拠するように構成されない)。
【0032】
その上、上記のソリューションが、概して、統合されないか又は論理的に統一されないので、上記のソリューションはまた、複数のサービス・プロバイダ技術及びインフラストラクチャのサブスクリプション及び使用を必要とする。たとえば、ユーザ構内の無認可WLAN APは、ケーブル又はファイバー又は衛星MSOによってバックホール化され得るが、セルラー・サービスは、認可セルラー・インフラストラクチャを使用して完全に別個のMNO又はMVNOによって提供される。
【0033】
MNO又は他の無線アクセス・ノード又は基地局が別のプロバイダによってバックホール化される事例(たとえば、無線機とワイヤレス・コア・ネットワーク要素との間のバックホールとしてHFC/DOCSISの周りで構築されるワイヤレス・ネットワーク)では、(i)2つの異なるネットワーク、すなわち、ワイヤード及びワイヤレスを維持するための別個のCAPEX(資本的支出)及びOPEX(事業運営費)「サイロ」、並びに(ii)たとえば、DOCSIS(バックホール)プロトコルを通してワイヤレス・データ・パケットをカプセル化することの追加のオーバーヘッドによる、より低いデータ・スループット効率及びより高いレイテンシを含む、いくつかの欠点に遭遇する。5Gの上述の超低レイテンシ要件(すなわち、エンドポイント・ノード間の1ms又はそれ以下のラウンドトリップ)のコンテキストでは、そのような、インフラストラクチャによって誘発されたレイテンシにより、これらの要件を満たすことができず、このアーキテクチャが5G適用例にとって潜在的に不適当になることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0034】
【文献】2015年11月10日に発行された、「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,185,341号
【文献】2016年3月29日に発行された、「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,300,445号
【文献】2016年6月15日に出願された「APPARATUS AND METHODS FOR MONITORING AND DIAGNOSING A WIRELESS NETWORK」と題する米国特許出願第15/183,159号
【文献】2018年12月11日に出願された米国出願第16/216,835号
【非特許文献】
【0035】
【文献】「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN);S1 Application Protocol(S1AP)(Release 14)」と題する3GPP TS36.413 V14.4、2017年9月
【文献】3GPP TS23.234 v13.1.0、「3GPP system to Wireless Local Area Network (WLAN) interworking;System description (Release 13)」
【文献】「Wi-Fi Peer-to-Peer(P2P) Specification」、
【文献】「Wi-Fi Agile Multiband Specification」、バージョン1.2、2018年12月31日
【文献】3GPP TR36.808、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Carrier Aggregation;Base Station (BS) radio transmission and reception」
【文献】3GPP TS32.300 V15.0.0(2018-06)、「Technical Specification-3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Telecommunication management;Configuration Management (CM);Name convention for managed objects (Release 15)」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0036】
したがって、とりわけ、超高データ・レート・サービス(ワイヤードとワイヤレスの両方)の最適化された配信を可能にするための、及び、現存するネットワーク・インフラストラクチャを活用し、また、そのようなサービスを提供しながら、ユーザのためのシームレスで地理的なイントラプラットフォーム及びクロスプラットフォーム(たとえば、相互RAT)モビリティをサポートし、IoTなどの出始めの適用例及び技術をサポートすることになる、改善された装置及び方法が必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0037】
本開示は、とりわけ、異なるRATにわたるものを含む、最適化されたユーザ・データ・モビリティを提供するための方法及び装置を提供することによって、上記の必要に対処する。
【0038】
本開示の第1の態様では、クライアント・デバイスのイントラネットワーク・モビリティを可能にするために現存するインフラストラクチャが使用されるように、無線周波数(RF)ネットワークを動作させる方法が開示される。一実施例では、本方法は、少なくとも、現存するインフラストラクチャの通常動作帯域よりも周波数が広い周波数帯域を使用して、現存するインフラストラクチャの少なくとも一部分上でOFDM(直交周波数分割多重)波形を送信するステップと、構内に配設された構内デバイスを介して、送信されたOFDM波形の少なくとも一部分を受信するステップと、構内の外部の無線デバイスを介して、送信されたOFDM波形の少なくとも一部分を受信するステップと、クライアント・デバイスと構内デバイスとの間の無線周波数接続の確立を可能にするステップと、確立された無線周波数接続が、(i)劣化している、又は(ii)最適化されない、のうちの少なくとも1つであると決定するステップと、少なくとも、決定するステップに基づいて、クライアント・デバイスと構内の外部の無線デバイスとの間の無線周波数接続の確立を引き起こすステップとを含む。
【0039】
一変形態では、現存するインフラストラクチャは、ハイブリッド・ファイバー同軸(HFC)インフラストラクチャを備え、(i)クライアント・デバイスと構内デバイスとの間の無線周波数接続、及び(ii)クライアント・デバイスと構内の外部の無線デバイスとの間の無線周波数接続のうちの少なくとも1つが、1Gbpsを超過するレートにおけるデータ配信のために構成される。一実装形態では、現存するインフラストラクチャの通常動作帯域よりも周波数が広い周波数帯域は、総帯域幅が少なくとも1.6GHzの周波数帯域を備え、本方法は、総帯域幅が少なくとも1.6GHzの周波数帯域を2つ又はそれ以上のサブバンドに割り振るステップをさらに含む。別の変形態では、(ii)クライアント・デバイスと構内デバイスとの間の無線周波数接続、及び(ii)クライアント・デバイスと構内の外部の無線デバイスとの間の無線周波数接続は、それぞれ、構内デバイスによって受信されたOFDM波形の少なくとも一部分の、及び構内の外部の無線デバイスによって受信されたOFDM波形の少なくとも一部分の、クライアント・デバイスへの少なくとも配信を可能にする。
【0040】
さらなる変形態では、本方法は、構内の外部の無線デバイスとクライアント・デバイスとの間の無線周波数接続が確立された後に、構内デバイスとクライアント・デバイスとの間の無線周波数接続を終了するステップと、クライアント・デバイスに宛てられたすべてのOFDM波形が、構内の外部の無線デバイスに送信されることを引き起こすステップとを含む。
【0041】
また別の変形態では、本方法は、構内デバイスを介して受信されたOFDM波形の少なくとも一部分を、ユーザ周波数帯域にアップコンバートするステップをさらに含む。また、構内の外部の無線デバイスを介して受信されたOFDM波形の少なくとも一部分の、ユーザ周波数帯域へのアップコンバージョンが実施され得る。
【0042】
一実装形態では、構内デバイスとクライアント・デバイスとの間の無線周波数接続の確立、及び構内の外部の無線デバイスとクライアント・デバイスとの間の無線周波数接続の確立は、各々、3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)ワイヤレス・プロトコルを介した確立を備え、ユーザ周波数帯域は、((i)5G NR-U(新無線-無認可)規格、又は(ii)LTE(ロング・ターム・エボリューション)無認可規格のうちの少なくとも1つなどの)少なくとも1つの3GPP無認可規格での使用のために指定された少なくとも1つの無認可周波数を備える。
【0043】
さらに別の変形態では、少なくとも、現存するインフラストラクチャの通常動作帯域よりも周波数が広い周波数帯域を使用して、現存するインフラストラクチャの少なくとも一部分上でOFDM(直交周波数分割多重)波形を送信するステップは、少なくとも同軸ケーブル上で、及び同軸ケーブルに結合された複数の増幅器段を介してOFDM波形を送信するステップを含む。
【0044】
本開示の別の態様では、ワイヤレス・ユーザ・デバイスをサポートするように構成されたネットワーク・アーキテクチャが開示される。一実施例では、本アーキテクチャは、ネットワークのワイヤライン又は光媒体上に無線周波数(RF)波形を送信するように構成された分散ノードであって、RF波形が直交周波数分割多重(OFDM)変調される、分散ノードと、ワイヤライン又は光媒体とデータ通信しており、送信されたOFDM変調波形を受信するように構成された受信機装置を備える、少なくとも1つのユーザ・ノードと、分散ノードとデータ通信している少なくとも1つの無線ノードであって、少なくとも1つの無線ノードが、少なくとも1つのユーザ・ノードへの少なくとも補足データ通信を行うように構成された、少なくとも1つの無線ノードと、少なくとも1つのユーザ・ノード及び少なくとも1つの無線ノードとデータ通信しているコントローラ装置とを含む。
【0045】
一変形態では、コントローラ装置は、少なくとも、少なくとも1つのユーザ・ノードから少なくとも1つの無線ノードへの、ワイヤレス・ユーザ・デバイスのハンドオーバ、並びに/又はa)ワイヤレス・ユーザ・デバイスと少なくとも1つのユーザ・ノードとの間の、及びb)ワイヤレス・ユーザ・デバイスと少なくとも1つの無線ノードとの間の同時ワイヤレス接続の作成のうちの少なくとも1つを実現するように構成される。
【0046】
一実装形態では、コントローラ・ノードは3GPP 5G NR(新無線)準拠中央ユニット(CU:Central Unit)を備え、少なくとも1つの無線ノードは3GPP 5G NR(新無線)準拠分散型ユニット(DU:Distributed Unit)を備える。
【0047】
別の実装形態では、ネットワーク・アーキテクチャは、分散ノードとデータ通信している少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラであって、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラが、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノードと少なくとも1つの無線ノードとの間の1つ又は複数のワイヤレス・セッションのハンドオーバを実施するために分散ノードと協働するように構成された、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラをさらに含む。少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノードは、たとえば、第1の無認可周波数帯域内で動作し得、少なくとも1つの無線ノードは、第1の無認可帯域とは異なる第2の無認可周波数帯域内で動作し得る。
【0048】
本開示のさらなる態様では、コンテンツ分散ネットワークを動作させる方法が開示される。一実施例では、本方法は、コンテンツ分散ネットワークの少なくとも無線周波数媒体を介して、構内に配設された第1のノードに波形を配信するステップと、ワイヤレス・ユーザ・デバイスと第1のノードとの間の第1のワイヤレス通信セッションを可能にするステップであって、第1の無線通信セッションがワイヤレス・ユーザ・デバイスへの波形の配信を可能にする、ステップと、第1のノードからのワイヤレス・ユーザ・デバイスのハンドオーバを必要とする条件を決定するステップと、コンテンツ分散ネットワークの少なくとも無線周波数媒体を介して、構内の外部に配設された第2のノードに波形を配信するステップと、ワイヤレス・ユーザ・デバイスと第2のノードとの間のワイヤレス接続の作成を引き起こすステップと、第1のノードから第2のノードへの第1のワイヤレス通信セッションのハンドオーバを引き起こすステップと、ワイヤレス・ユーザ・デバイスと第2のノードとの間のワイヤレス接続を介した第1のワイヤレス通信セッションの動作を継続するステップであって、継続された動作が、ワイヤレス・ユーザ・デバイスへの波形の配信を継続するステップを含む、ステップとを含む。
【0049】
一変形態では、本方法は、複数の候補ノードから第2のノードを選択するステップであって、選択するステップが、(i)構内に対する空間又は物理的ロケーション、及び/或いは(ii)コンテンツ分散ノード内のトポロジー・ロケーションのうちの少なくとも1つに少なくとも基づく、ステップをさらに含む。
【0050】
本開示の別の態様では、ネットワーク・アーキテクチャが開示される。一実施例では、ネットワーク・アーキテクチャは、分散ノードとデータ通信している少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラであって、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラが、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノードと第1の複数のユーザ・ノードのうちの少なくとも1つとの間の1つ又は複数のワイヤレス・セッションのハンドオーバを実施するために分散ノードと協働するように構成された、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノード・コントローラを含む。
【0051】
少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノードは、たとえば、第1の無認可周波数帯域内で動作し得、第1の複数のユーザ・ノードのうちの少なくとも1つは第2の無認可周波数帯域内で動作する。たとえば、少なくとも1つのワイヤレス・ローカル・エリア・ノードは、IEEE-Std.802.11(Wi-Fi)プロトコルに従って動作し得、第1の複数のユーザ・ノードのうちの少なくとも1つは、3GPP 5G NR(第5世代、新無線)プロトコルに従って動作し得る。
【0052】
本開示の別の態様では、ハイブリッド・ファイバー/同軸ケーブル分散ネットワーク内での使用のためのコントローラ装置が、説明される。一実施例では、コントローラ装置は、無線周波数(RF)通信管理モジュールと、ネットワーク・コア・プロセスとのデータ通信のためにRF通信管理モジュールとデータ通信している第1のデータ・インターフェースと、ハイブリッド・ファイバー/同軸ケーブル分散ネットワークの第1のRF分散ノードとのデータ通信のためにRF通信管理モジュールとデータ通信している第2のデータ・インターフェースと、ハイブリッド・ファイバー/同軸ケーブル分散ネットワークの第2のRF分散ノードとのデータ通信のためにRF通信管理モジュールとデータ通信している第3のデータ・インターフェースとを含む。
【0053】
一変形態では、無線周波数(RF)通信管理モジュールは、第1のRF分散ノードと第2のRF分散ノードとのうちの少なくとも1つによって通常使用されるRF帯域の外側のRF帯域を用いた、第1のRF分散ノードと第2のRF分散ノードとのうちの少なくとも1つからのデジタル・データの少なくとも送信を可能にするためのコンピュータ化論理を含む。
【0054】
一実装形態では、無線周波数(RF)通信管理モジュールは、3GPP第5世代新無線(5G NR)gNB(gノードB)コントローラ・ユニット(CU:Controller Unit)を含み、ネットワーク・コア・プロセスとのデータ通信のための第1のデータ・インターフェースは、5GC(第5世代コア)との3GPP第5世代新無線(5G NR)Xインターフェースを含み、第2のデータ・インターフェースは、少なくともワイヤライン・データ・ベアラ媒体上で動作可能な3GPP第5世代新無線(5G NR)F1インターフェースを含み、第1のRF分散ノードは、3GPP第5世代新無線(5G NR)gNB(gノードB)分散型ユニット(DU)を含み、第3のデータ・インターフェースは、少なくとも高密度波分割多重化(DWDM:dense wave division multiplexed)光学データ・ベアラ上で動作可能な第5世代新無線(5G NR)F1インターフェースを含み、第2のRF分散ノードは、3GPP第5世代新無線(5G NR)gNB(gノードB)分散型ユニット(DU)を含む。
【0055】
一態様では、共通制御ノードを使用する異種メディアを伴うネットワークにおけるシームレス・モビリティのための方法及び装置が開示される。一実施例では、本方法は、異種メディア、たとえば、HFC及びワイヤレスを通して共通波形及びプロトコルを使用して接続された、屋内空間と屋外空間との間のシームレス・モビリティ・エクスペリエンスを提供するための、共通ネットワーク要素及びスプリットCU-DU基地局アーキテクチャの使用を含む。
【0056】
別の態様では、3GPPとWi-Fiとの間のデータ・スループット性能トリガ型モビリティ(data throughput performance-triggered mobility)のための方法及び装置が提供される。一実施例では、集中型Wi-Fiコントローラが利用され、Wi-Fiコントローラと3GPPモビリティ・コントローラとの間のデータ通信を介して、屋内空間と屋外空間の両方が、協調3GPP及びWi-Fiサービス・カバレージを提供される。
【0057】
本開示のまたさらなる態様では、デバイス・モビリティを提供するための方法が説明される。一実施例では、本方法は、HFCネットワークによってバックホール化されたワイヤレス対応CPEを介して屋内ワイヤレス・カバレージを提供するステップと、1つ又は複数の外部(たとえば、柱取り付け(pole mounted))アクセス・ノードを介して屋外ワイヤレス・カバレージを提供するステップとを含む。
【0058】
本開示の別の態様では、デバイス・モビリティを提供するための方法が説明される。一実施例では、本方法は、最初に、HFCネットワークによってバックホール化されたワイヤレス対応CPEを介して屋内/屋外構内ワイヤレス・カバレージを提供するステップと、その後、データ・セッション継続性を維持しながら、ハンドオーバを介して1つ又は複数の外部(たとえば、柱取り付け)アクセス・ノードを介して屋外ワイヤレス・カバレージを提供するステップとを含む。
【0059】
本開示のさらなる態様では、デバイスに高スピード・データ・サービスを提供するための方法が説明される。一実施例では、本方法は、HFCネットワークによってバックホール化されたワイヤレス対応CPEを介して屋内ワイヤレス・カバレージを提供するステップと、外部アンテナ装置を介してCPEと通信可能である1つ又は複数の外部(たとえば、柱取り付け)アクセス・ノードを介してその能力を補足するステップとを含む。一変形態では、外部アクセス・ノードは、同じHFCネットワークによってバックホール化され、ノード内モビリティが、MSO専用制御機能を使用して提供される(すなわち、MNOなどの外部エンティティとのインターフェースが必要とされない)。
【0060】
別の態様では、上記の態様のうちの1つ又は複数を実装するコンピュータ化デバイスが、開示及び説明される。一実施例では、デバイスは、パーソナル又はラップトップ・コンピュータを含む。別の実施例では、デバイスは、モバイル・デバイス(たとえば、タブレット又はスマートフォン)を含む。別の実施例では、デバイスは、コンピュータ化「スマート」テレビジョン又はレンダリング・デバイスを含む。
【0061】
別の態様では、上記の態様のうちの1つ又は複数を実装する集積回路(IC:integrated circuit)デバイスが、開示及び説明される。一実施例では、ICデバイスは、SoC(システム・オン・チップ(system on Chip))デバイスとして実施される。別の実施例では、ASIC(特定用途向けIC(application specific IC))がデバイスの基礎として使用される。また別の実施例では、チップ・セット(すなわち、協調様式で使用される複数のIC)が開示される。また別の実施例では、デバイスは、マルチ論理ブロックFPGAデバイスを含む。
【0062】
別の態様では、上記の態様のうちの1つ又は複数を実装するコンピュータ可読記憶装置が、開示及び説明される。一実施例では、コンピュータ可読装置は、プログラム・メモリ又はEEPROMを含む。別の実施例では、本装置は、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD:solid state drive)又は他の大容量ストレージ・デバイスを含む。別の実施例では、本装置は、USB又は他の「フラッシュ・ドライブ」又は他のそのようなポータブル・リムーバブル・ストレージ・デバイスを含む。また別の実施例では、本装置は、コンピュータ化ユーザ又はクライアント電子デバイスからリモートにあるが、それを介してアクセス可能である、「クラウド」(ネットワーク)ベース・ストレージ・デバイスを含む。また別の実施例では、本装置は、変動する近接度の複数のノードにわたって分散され、コンピュータ化ユーザ又はクライアント電子デバイスを介してアクセス可能である、「フォグ」(ネットワーク)ベース・ストレージ・デバイスを含む。
【0063】
これら及び他の態様は、本明細書で提供される開示に照らして考慮されると、明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0064】
図1】一般的な従来技術の管理された(たとえば、ケーブル)コンテンツ配信ネットワーク・アーキテクチャを示す機能ブロック図である。
図2】一般的な従来技術の管理された(たとえば、ケーブル)コンテンツ配信ネットワーク・アーキテクチャを示す機能ブロック図である。
図3】CUと複数のDUとを含む従来技術のgNBアーキテクチャの機能ブロック図である。
図4】本明細書で説明される様々な特徴を備える例示的なMSOネットワーク・アーキテクチャの機能ブロック図である。
図5a】本開示による、CUeと複数のDUeとを含むgNBアーキテクチャの例示的な一実施例の機能ブロック図である。
図5b】本開示による、複数のCUeと複数の対応するDUeとを含むgNBアーキテクチャの別の例示的な実施例の機能ブロック図である。
図5c】本開示による、複数の異なるコアに論理的に交差接続された複数のCUeを含むgNBアーキテクチャのまた別の例示的な実施例の機能ブロック図である。
図6a図5のHFCケーブル・プラント内の距離の関数としての、例示的なダウンストリーム(DS:downstream)データ・スループット又はレートを示す図である。
図6b図5のHFCケーブル・プラント内の距離の関数としての、例示的なアップストリーム(US:upstream)データ・スループット又はレートを示す図である。
図7】本開示による、ネットワーク・ノード装置の例示的な一般的構成を示す機能ブロック図である。
図7a】3GPP 4G及び5G能力のために構成された、本開示による、ネットワーク・ノード装置の例示的な実装形態を示す機能ブロック図である。
図8】本開示による、CPEe装置の例示的な一般的構成を示す機能ブロック図である。
図8a】3GPP 4G及び5G能力のために構成された、本開示による、CPEe装置の例示的な実装形態を示す機能ブロック図である。
図9a】本開示による、屋内拡張帯域幅能力をサポートする補足ワイヤレス・リンク・アーキテクチャの例示的な実施例を示すブロック図である。
図9b】NG/Xn及びN6インターフェースを介した、例示的な5GC/WiーFiコントローラ統合ハブ・アーキテクチャ及び通信を示すブロック図である。
図9c】本開示による、屋内/屋外モビリティ遷移をサポートする補足ワイヤレス・リンク・アーキテクチャの例示的な実施例を示すブロック図である。
図9d】本開示による、組み合わせられたセル・カバレージを介して屋外モビリティをサポートするワイヤレス・リンク・アーキテクチャの例示的な実施例を示すブロック図である。
図10】本開示による、たとえば、図4のアーキテクチャ400内の経路又はルート選択の方法の一実施例を示す論理流れ図である。
図11】たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる、一般化された方法の一実施例を示す論理流れ図である。
図12】たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる方法の別の実施例を示す論理流れ図である。
図13】たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる方法のまた別の実施例を示す論理流れ図である。
図14a】本開示による、変動する条件下で構内デバイスにサービスを提供する方法の様々な例示的な実装形態を示す論理流れ図である。
図14b】本開示による、変動する条件下で構内デバイスにサービスを提供する方法の様々な例示的な実装形態を示す論理流れ図である。
図14c】本開示による、変動する条件下で構内デバイスにサービスを提供する方法の様々な例示的な実装形態を示す論理流れ図である。
図14d】本開示による、変動する条件下で構内デバイスにサービスを提供する方法の様々な例示的な実装形態を示す論理流れ図である。すべての図(C)著作権、2017~2019年、Charter Communications Operating、LLC。著作権所有。
【発明を実施するための形態】
【0065】
次に、同様の数字が全体を通して同様の部分を指す図面を参照する。
【0066】
本明細書で使用される「アプリケーション」(又は「アプリ」)という用語は、概して、限定はしないが、ある機能性又はテーマを実装する実行可能ソフトウェアのユニットを指す。アプリケーションのテーマは、(オンデマンド・コンテンツ管理、eコマース・トランザクション、仲買トランザクション、家の娯楽、計算器などの)任意の数の規律及び機能にわたって広く変動し、1つのアプリケーションは2つ以上のテーマを有し得る。実行可能ソフトウェアのユニットは、概して、所定の環境において稼働し、たとえば、ユニットは、JavaTV(商標)環境内で稼働するダウンロード可能なJava Xlet(商標)を含むことができる。
【0067】
本明細書で使用される「中央ユニット」又は「CU」という用語は、限定はしないが、ワイヤレス・ネットワーク・インフラストラクチャ内の集中型論理ノードを指す。たとえば、CUは、5G/NR gNB中央ユニット(gNB-CU:gNB Central Unit)として実施され得、5G/NR gNB中央ユニットは、1つ又は複数のgNB-DUの動作を制御する、gNBのRRC、SDAP及びPDCPプロトコル、又はen-gNBのRRC及びPDCPプロトコルをホストする論理ノードであり、以下で定義される1つ又は複数のDU(たとえば、gNB-DU)と接続されたF1インターフェースを終端する。
【0068】
本明細書で使用される「クライアント・デバイス」又は「ユーザ・デバイス」又は「UE」という用語は、限定はしないが、セットトップ・ボックス(たとえば、DSTB)、ゲートウェイ、モデム、パーソナル・コンピュータ(PC:personal computer)、及びデスクトップであるのか、ラップトップであるのか、又はそれ以外であるのかにかかわらず、ミニコンピュータ、並びにハンドヘルド・コンピュータ、PDA、パーソナル・メディア・デバイス(PMD:personal media device)、タブレット、「ファブレット」、スマートフォン、及び車両テレマティックス、或いはインフォテインメント・システム又はそれらの部分などのモバイル・デバイスを含む。
【0069】
本明細書で使用される「コンピュータ・プログラム」又は「ソフトウェア」という用語は、機能を実施する、任意のシーケンス又は人間又は機械認識可能ステップを含むように意図される。そのようなプログラムは、たとえば、C/C++、Fortran、COBOL、PASCAL、アセンブリ言語、マークアップ言語(たとえば、HTML、SGML、XML、VoXML)などを含むほぼすべてのプログラミング言語又は環境、並びに共通オブジェクト・リクエスト・ブローカー・アーキテクチャ(CORBA:Common Object Request Broker Architecture)、(J2ME、Java Beansなどを含む)Java(商標)などのオブジェクト指向環境においてレンダリングされ得る。
【0070】
本明細書で使用される「分散型ユニット」又は「DU」という用語は、限定はしないが、ワイヤレス・ネットワーク・インフラストラクチャ内の分散型論理ノードを指す。たとえば、DUは、gNB又はen-gNBのRLC、MAC及びPHYレイヤをホストする論理ノードである5G/NR gNB分散型ユニット(gNB-DU:gNB Distributed Unit)として実施され得、それの動作は、(上記で参照された)gNB-CUによって部分的に制御される。1つのgNB-DUは1つ又は複数のセルをサポートするが、所与のセルは、1つのgNB-DUのみによってサポートされる。gNB-DUは、gNB-CUと接続されたF1インターフェースを終端する。
【0071】
本明細書で使用される「DOCSIS」という用語は、たとえば、DOCSISバージョン1.0、1.1、2.0、3.0及び3.1を含むデータ・オーバー・ケーブル・サービス・インターフェース仕様の既存の又は計画された変形態のいずれかを指す。
【0072】
本明細書で使用される「ヘッドエンド」又は「バックエンド」という用語は、概して、クライアント・デバイスを使用してMSO顧客層にプログラミングを分散するか、又は高スピード・データ配信及びバックホールなどの他のサービスを提供する事業者(たとえば、MSO)によって制御されるネットワーク化されたシステムを指す。
【0073】
本明細書で使用される「インターネット(Internet)」及び「インターネット(internet)」という用語は、限定はしないが、インターネット(Internet)を含むインターネットワークを指すために互換的に使用される。他の共通の実例は、限定はしないが、外部サーバのネットワーク、(デバイスにとってローカルでないメモリ又はストレージ、概してネットワーク接続を介して任意の時間においてアクセス可能なストレージなどの)「クラウド」エンティティ、サービス・ノード、アクセス・ポイント、コントローラ・デバイス、クライアント・デバイスなどを含む。
【0074】
本明細書で使用される「LTE」という用語は、限定はしないが、適用可能なとき、LTE-U(無認可スペクトルにおけるロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution in unlicensed spectrum))、LTE-LAA(ロング・ターム・エボリューション、ライセンス補助アクセス(Long Term Evolution, Licensed Assisted Access))、LTE-A(LTEアドバンスト(LTE Advanced))、4G LTE、WiMAX、VoLTE(ボイス・オーバーLTE(Voice over LTE))、及び他のワイヤレス・データ規格を含む、ロングターム・エボリューション・ワイヤレス通信規格の変形態又はリリースのいずれかを指す。
【0075】
本明細書で使用される「メモリ」という用語は、限定はしないが、ROM、PROM、EEPROM、DRAM、SDRAM、DDR/2 SDRAM、EDO/FPMS、RLDRAM、SRAM、「フラッシュ」メモリ(たとえば、NAND/NOR)、3Dメモリ、及びPSRAMを含む、デジタル・データを記憶するために適応された任意のタイプの集積回路又は他のストレージ・デバイスを含む。
【0076】
本明細書で使用される「マイクロプロセッサ」及び「プロセッサ」又は「デジタル・プロセッサ」という用語は、概して、限定はしないが、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、縮小命令セット・コンピュータ(RISC:reduced instruction set computer)、汎用(CISC)プロセッサ、マイクロプロセッサ、ゲート・アレイ(たとえば、FPGA)、PLD、再構成可能なコンピュータ・ファブリック(RCF:reconfigurable computer fabric)、アレイ・プロセッサ、セキュア・マイクロプロセッサ、及び特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)を含む、すべてのタイプのデジタル処理デバイスを含むように意図される。そのようなデジタル・プロセッサは、単一のユニタリーICダイ上に含まれるか、又は複数の構成要素にわたって分散され得る。
【0077】
本明細書で使用される「MSO」又は「複数システム事業者」という用語は、それらの媒体上でプログラミング及びデータを含むサービスを配信するために必要とされるインフラストラクチャを有する、ケーブル、衛星、又は地上波ネットワーク・プロバイダを指す。
【0078】
本明細書で使用される「MNO」又は「モバイル・ネットワーク事業者」という用語は、それらの媒体上で、限定はしないが、ボイス及びデータを含むサービスを配信するために必要とされるインフラストラクチャを有する、セルラー、衛星フォン、WMAN(たとえば、802.16)、又は他のネットワーク・サービス・プロバイダを指す。本明細書で使用される「MNO」という用語は、さらに、MVNO、MNVA、及びMVNEを含むものとする。
【0079】
本明細書で使用される「ネットワーク」及び「ベアラ・ネットワーク」という用語は、概して、限定はしないが、ハイブリッド・ファイバー同軸(HFC)ネットワーク、衛星ネットワーク、電話会社ネットワーク、及び(MAN、WAN、LAN、WLAN、インターネット、及びイントラネットを含む)データ・ネットワークを含む、任意のタイプの電気通信又はデータ・ネットワークを指す。そのようなネットワーク又はそれの部分は、任意の1つ又は複数の異なるトポロジー(たとえば、リング、バス、スター、ループなど)、送信媒体(たとえば、ワイヤード/RFケーブル、RFワイヤレス、ミリメートル波、光など)及び/或いは通信技術又はネットワーキング・プロトコル(たとえば、SONET、DOCSIS、IEEE Std.802.3、ATM、X.25、フレーム・リレー、3GPP、3GPP2、LTE/LTE-A/LTE-U/LTE-LAA、5GNR、WAP、SIP、UDP、FTP、RTP/RTCP、H.323など)を利用し得る。
【0080】
本明細書で使用される「5G」及び「新無線(NR)」という用語は、限定はしないが、3GPPリリース15、及び、認可であるのか無認可であるのかにかかわらず、新無線技術を対象とする、それの任意の修正、後続のリリース、或いは、補正又は補足に準拠する装置、方法又はシステムを指す。
【0081】
本明細書で使用される「QAM」という用語は、たとえば、ケーブル又は他のネットワーク上で信号を送るために使用される、変調方式を指す。そのような変調方式は、ネットワークの詳細に応じて任意のコンスタレーション・レベル(たとえば、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなど)を使用し得る。QAMはまた、それらの方式に従って変調される物理チャネルを指し得る。
【0082】
本明細書で使用される「サーバ」という用語は、形式にかかわらず、コンピュータ・ネットワーク上で1つ又は複数の他のデバイス又はエンティティにデータ、ファイル、アプリケーション、コンテンツ、又は他のサービスを提供するように適応された、任意のコンピュータ化構成要素、システム又はエンティティを指す。
【0083】
本明細書で使用される「ストレージ」という用語は、限定はしないが、コンピュータ・ハード・ドライブ、DVRデバイス、メモリ、RAIDデバイス又はアレイ、光媒体(たとえば、CD-ROM、レーザーディスク(登録商標)、Blu-Rayなど)、或いはコンテンツ又は他の情報を記憶することが可能な任意の他のデバイス又は媒体を指す。
【0084】
本明細書で使用されるデータを「送信する」及びデータの「送信」は、限定はしないが、ワイヤード様式であるのかワイヤレス様式であるのかにかかわらず、パケット化デジタル・データを送信することを含む。データのワイヤレス送信は、IEEE Std.802.11(たとえば、WLAN Wi-Fi)又は3GPPベース(たとえば、3G、4G LTE、LTE-U、LTE-LAA、LTE-A、4G/4.5G/5G)プロトコルを使用するインターフェースを介したものを含む、様々な手段を介して達成され得る。そのような送信は、クライアント・デバイス(たとえば、スマートフォン、ラップトップ、タブレット)が送信エンティティからデータをダウンロード又はストリーミングすることを可能にする。
【0085】
本明細書で使用される「Wi-Fi」という用語は、限定はしないが、適用可能なとき、IEEE Std.802.11、或いは802.11a/b/g/n/s/v/ac/ax、802.11-2012/2013又は802.11-2016を含む関係規格の変形態、並びに(とりわけ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる「Wi-Fi Peer-to-Peer(P2P) Specification」)を含む)Wi-Fi Directのいずれかを指す。
【0086】
概観
例示的な一態様では、本開示は、とりわけ、既存の管理されたネットワーク(たとえば、ケーブル・ネットワーク)インフラストラクチャを活用する、拡張超高データ・レート・サービスを提供するための改善されたアーキテクチャ、方法及び装置を提供する。開示されるアーキテクチャは、コンテンツが消費され、固定ブロードバンドとモバイル・ブロードバンドとを、又は上記とIoTとを区別する必要をなくす、環境(たとえば、屋内/屋外/モビリティ)にかかわらず高度に均一なユーザエクスペリエンスを可能にする。
【0087】
一実施例では、ハイブリッド・ファイバー同軸(HFC)プラント・インフラストラクチャ、並びに現存する3GPP LTE及び5G NRプロトコルは、共通サービス・プロバイダを介した規格準拠超低レイテンシ及び高データ・レート・サービス(たとえば、5G NRサービス)の提供のためのベースとして使用される。一変形態では、拡大された周波数帯域(総帯域幅が約1.6GHz)がHFCインフラストラクチャの同軸部分上で使用され、これは、2つ又はそれ以上のサブバンドに割り振られる。広帯域増幅器装置は、ネットワーク内の現存するHFCネットワーク・ノード(たとえば、ハブ又は分散点)への、及び最終的に構内デバイスへのサブバンドの配信をサポートするために使用される。HFCインフラストラクチャ上でUL送信及びDL送信に帯域幅を割り振ることにおける最大効率及びフレキシビリティを可能にするために、OFDM及びTDDベース・アクセス及び変調方式が使用される。
【0088】
5G対応構内デバイス(たとえば、CPE)は、現存する3GPPプロトコルを使用して、所与の構内における、及びそのあたりのユーザにサービスを提供するために上記のアーキテクチャ内で使用される。別の変形態では、ローカル・エリア(たとえば、「柱取り付け」)無線アクセス・ノードは、5G対応CPEと協働して、モビリティ・シナリオ中を含む、補足RFカバレージ、並びに屋内使用事例の場合の(すなわち、CPEが、構内へのHFC同軸ケーブル・ドロップのみが提供することができるものを超える追加の帯域幅を必要とするときの)CPEへの補足容量を提供するために使用され、それにより、10Gbps以上程度のデータ・レートを可能にする。
【0089】
有利には、例示的な実施例では、上記の拡張高データ・レート、高モビリティ、低レイテンシ・サービスは、(i)ユーザ・デバイス(たとえば、モバイルUE)の任意のモジュール又はカスタマイズされたアプリケーション・ソフトウェア又はプロトコルの必要、並びに(ii)新しいファイバーを敷設すること、及び/又は2つの(たとえば、MSO及びMNO)ネットワーク・インフラストラクチャを並行して維持することに関係するCAPEX/OPEXを消費する必要なしに提供される。
【0090】
その上、開示されるインフラストラクチャ内のレイテンシは、とりわけ、カプセル化と、たとえば、DOCSISベアラ及び機器(すなわち、MSOコア内のDOCSISモデム及びCMTS装置の使用を通して通常必要とされる他のネットワーク/トランスポート・プロトコルとを不要にすることによって低減される。
【0091】
また、エッジ・ヘビー・ソリューション(たとえば、フォグ・モデル)が、MSOインフラストラクチャのエッジにおける5Gプロトコル並びに高帯域幅及び拡張接続性の使用によってサポートされる。
【0092】
また、HFCを通して3GPPプロトコルを使用することは、3GPPがすでに3GPP 4G LTEの26億人以上のグローバル加入者のために開発した豊富な特徴セット、ベンダー・ダイバーシティ、及び動作信頼性に由来するブロードバンド・サービス利益を可能にする。
【0093】
改善されたアーキテクチャはまた、有利には、様々なターゲット・アプリケーション及び使用事例についての弁別されたサービス(及び、QoS/QoE)を提供することを含む、いわゆる「ネットワーク・スライシング」を容易にする。
【0094】
例示的な実施例の詳細な説明
次に、本開示の装置及び方法の例示的な実施例が、詳細に説明される。これらの例示的な実施例は、サービス・プロバイダ(たとえば、MSO)の管理されたネットワークに関連する、又はそのネットワークによって少なくとも部分的にサポートされる、前述のワイヤレス・アクセス・ノード(たとえば、gNB)のコンテキストにおいて説明されるが、他のタイプの無線アクセス技術(「RAT」)、デジタル・データ(たとえば、テキスト、画像、ゲーム、ソフトウェア・アプリケーション、ビデオ及び/又はオーディオ)を配信するように構成された他のタイプのネットワーク及びアーキテクチャが、本開示に従って使用され得る。そのような他のネットワーク又はアーキテクチャは、ブロードバンド、ナローバンド、又はそれ以外であり得、したがって、以下は、本質的に例にすぎない。
【0095】
概して、顧客又は消費者又はエンド・ユーザ又は加入者に(すなわち、規定されたサービス・エリア、ベニュー、又は他のタイプの構内で)サービスを提供するネットワークのコンテキストにおいて説明されるが、本開示は、たとえば、商業/小売、又は企業ドメイン(たとえば、ビジネス)、又は政府の使用をも含む、他のタイプの環境に容易に適応され得ることも諒解されよう。また他のアプリケーションが可能である。
【0096】
本開示の他の特徴及び利点が、以下で与えられる例示的な実施例の添付の図面及び詳細な説明を参照すると当業者によって直ちに認識されよう。
【0097】
サービス・プロバイダ・ネットワーク・アーキテクチャ
次に図4を参照すると、拡張サービス・プロバイダ・ネットワーク・アーキテクチャ400の一実施例が詳細に図示及び説明される。
【0098】
図示のように、アーキテクチャ400は、5G NRコア(5GC)403を含む、(たとえば、ネットワークのエッジ部分に近いのか、よりコアのほうにあるのかにかかわらず)MSOネットワーク内に1つ又は複数のハブ405を含む。ハブ405はWLANコントローラ・プロセス415を含み、1つ又は複数の「拡張」ノード401をサービスし、1つ又は複数の「拡張」ノード401は、各々、以下でより詳細に説明されるgNB CUe404とネットワーク無線ノード409とを含む。ノード401は、(拡張CPE又はCPEeを含む)様々なサービスされる構内413と、最終的に(1つ又は複数の)ユーザ・デバイス407(たとえば、3GPP対応UE)とにRF波形を配信するために、N方向タップ412を含むHFCインフラストラクチャを利用する。
【0099】
また、図示のように追加の構内をサービスする4G/4.5G/5G対応ネットワーク無線ノード409を含む1つ又は複数の非CUe対応ノード411が、ノード401によってサービスされる。
【0100】
図示の実施例では、ノード401、411は光ファイバーによってバックホール化されるが、これは、たとえば、高帯域幅ワイヤレスを含む他のタイプのバックホールが本開示に従って使用され得るので、例示にすぎない。
【0101】
同様に、1つ又は複数の柱取り付け無線ノード406a(及び、DUタイプ機能性について可能にされる、たとえば、別のノード又はクライアント・デバイスからデータを受信し、ユーザ・ドメイン周波数帯域に従って信号をブロードキャスト/受信することを許可される潜在的に他のモバイル・クライアント・デバイス)は、光ファイバー(又は他の媒体)を介して、MSOネットワークにバックホール化され、これらのノード406aは、とりわけ、以下でより詳細に説明されるように、屋内と屋外の両方(及びモビリティ)のシナリオのための補足容量/カバレージを提供する。
【0102】
例示的な一実施例では、無線ノード406aは、ネットワークの「エッジ」上に位置し(すなわち、構内に近接し、コアから離れたネットワーク・ノードとして機能しており)、以下でより詳細に説明されるように4G及び/又は5G通信について可能にされる。5Gカバレージを構内に提供する所与のDUは、それにより、CUe404によって超低レイテンシ及び高帯域幅サービスを補足する。その上、以下でさらに説明されるように、CUeは、一緒にgNBを構成するために論理的に及び機能的に1つ又は複数のDUe406aとともにグループ化され得る。
【0103】
一変形態では、上述のように、モバイル・デバイスは、中間ノード又は一時的「ジャンピング・ポイント(jumping point)」として機能し得る。そのようなデバイスは、ノードとしてそれらの対象となるデバイスの使用にオプト・インした(又はオプト・アウトしなかった)、管理されたネットワーク・サービスを提供するハブ又はコアの加入者によって所有されるデバイスであり得る。他の変形態では、異なるコアの加入者によって所有される(たとえば、異なるエンティティによって管理される)デバイスは、ノードのネットワーク中に含まれ得る。これとは別に、そのようなネットワーキング方式は、しばしば、概して、「フォグ・ネットワーキング」、非集中型コンピューティング・インフラストラクチャと呼ばれ、そこでは、より高度な集中型アーキテクチャとは対照的に、データ、算出、ストレージ、及びアプリケーションは、データ・ソースと宛先と(たとえば、「クラウド」サーバ、構内機器、エンド・ユーザ・デバイス)の間で効率的な様式で分散される。
【0104】
また、Wi-Fiルータ・デバイス417は、ハブ405においてコントローラ415とともにWLANカバレージを提供するために、サービスされる構内中に存在する。集中型Wi-Fiコントローラ415はまた、Wi-Fiルータが消費者構内機器(たとえば、拡張CPE又はCPEe)と統合されるか、又はそれに接続されるかのいずれかである、3GPPアクセス技術とWi-Fiアクセス技術との間の緊密なインターワーキング及びより良いモビリティのために例示的なアーキテクチャ400において利用される。様々な実施例では、CUe404とサービスされる構内との間に位置する1つ又は複数の中間ノード(たとえば、無線ノード406a)が、追加のカバレージ及び帯域幅を構内に提供するために利用される。次いで、任意のユーザのための3GPPチャネルとWi-Fiチャネルとの間のモビリティは、モバイル・デバイスにおいて測定されるWi-Fi受信信号強度インジケータ(RSSI:received signal strength indicator)だけでなく、(i)ユーザに向けたWi-FiチャネルのRF品質の推定、及び/又は(ii)Wi-Fiルータの輻輳の程度に基づいてなど、最良のデータ・スループットのためにトリガされ得、Wi-Fi RSSIは、ユーザによって取得され得るサービス品質を表さないことがある。
【0105】
例示的な構成では、コントローラ(たとえば、Wi-Fiコントローラ415)は、(カバレージ/カバレージ・エリアのみとは対照的に)性能に基づいてそれにとって利用可能な最良(最適)ワイヤレス接続を選定するように構成される。一般に、今日、アクセスの好ましい方法は、それの受信信号強度に基づいて、及び/又は好ましい手段としてあらかじめ決定される(たとえば、Wi-Fiは、モバイル・ワイヤレス・ネットワークをオフロードするためのアクセスの好ましい方法として定義され得る)。しかしながら、この方法は、エンド・ユーザ・エクスペリエンスを考慮することのない、技術への盲目的な「固執(stickiness)」という欠点がある。本明細書で説明されるアーキテクチャの例示的な実施例では、Wi-Fiアクセス技術と認可/無認可3GPPアクセス技術の両方が、両方ともネットワーク事業者(たとえば、MSO)によって制御されるとすれば、単にユーザのトラフィックをオフロードするためになど、アクセス方法を選好する必要がない。ユーザを所与のアクセス技術にオフロード又はステアリングするという判断は、たとえば、ユーザの知覚したレイテンシ、スループット、パケット・ロス、ジッタ、及びネットワークによって所与のレイヤ(たとえば、L1、L2又はL3)においてリアルタイムで測定されるビット/パケット/フレーム・エラー・レートなど、キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI:Key Performance Indicator)の選択されたセットなど、他の基準に基づくことができる。たとえば、一実装形態では、ターゲットKPIしきい値がトリガされると、ユーザの切替えが、(3GPPの場合)AMF機能又はWi-Fiコントローラのいずれかによってトリガされ得る。この切替えは、次いで、代替のアクセス媒体におけるセッション確立を、ユーザをその技術に転送するためにトリガし得る。これは、コントローラが、常に、カバレージ又は信号強度のみに基づいて判断を行うにすぎないことに対して、総体的に接続を最適化することを試みていることになるので、接続されるユーザのためのQoEを最適化するのを助ける。
【0106】
このアーキテクチャはまた、構内Wi-Fiとセルラーとの間の問題になる遷移を不要にし、それにより、たとえば、セルラー・ネットワークにおける新しいセッション確立による、QoEの低減、又は中断なしに、ユーザがモバイルである間のコンテンツ消費を可能にする。これは、CUe404がWi-Fiと3GPPの両方のチャネル・ステータス、性能及び利用可能性を認識しているままであり得るように、とりわけ、Wi-Fiコントローラ415とCUe404との間の通信によって達成され得る。有利には、例示的な実施例では、上記の拡張モビリティは、すべての通信セッションが(CPEeとUEとの間であるのか、補足無線アクセス・ノードとUEとの間であるのかにかかわらず)(i)共通システムによって制御され、(ii)現存する3GPP(たとえば、4G/4.5G/5G)プロトコル及びアーキテクチャ要素を利用する、の両方であるので、ユーザ・デバイス(たとえば、モバイルUE)のモジュール又はカスタマイズされたアプリケーション・ソフトウェア又はプロトコルの必要なしに提供される。一変形態では、GPRSトンネリング・プロトコル(GTP:GPRS Tunneling Protocol)は、異種RAN技術(たとえば、3GPPとIEEE Std.802.11との)間のセッション継続性の維持のために利用される。別の変形態では、PMIP(プロキシ・モバイルIP(Proxy Mobile IP))ベース手法は、セッション維持/ハンドオーバのために利用される。またさらなる変形態では、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS23.234 v13.1.0、「3GPP system to Wireless Local Area Network (WLAN) interworking;System description (Release 13)」に記載されている技法(別名「I-WLAN」)ベース手法が、これらの目的のために利用される。本開示が与えられれば当業者によって諒解されるように、上記の機構の組合せも(セッション維持/ハンドオフに関わる2つの異種技術を含む)特定のアプリケーションに応じて利用され得る。
【0107】
図4のMSOネットワーク・アーキテクチャ400は、本開示の様々な態様に従って、パケット化コンテンツ(たとえば、パケット又はフレーム構造又はプロトコル内で搬送される符号化されたデジタル・コンテンツ)の配信にとって特に有用である。オンデマンド及びブロードキャスト・コンテンツ(たとえば、ライブ・ビデオ・プログラミング)に加えて、図4のシステムは、インターネット・プロトコル(IP)及びTCPを介して(すなわち、5G無線ベアラ上で)インターネット・データ及びOTT(オーバーザトップ(over-the-top))サービスを(DUe406のエンド・ユーザを含む)エンド・ユーザに配信し得るが、他のプロトコル、及びデジタル通信技術においてよく知られているタイプのトランスポート機構が代用され得る。
【0108】
図4のアーキテクチャ400は、ワイヤライン・インターフェースとワイヤレス・インターフェースの両方の上でIPTVを用いた一貫した、シームレスなユーザ・エクスペリエンスをさらに提供する。さらに、IPパラダイムでは、ユニキャスト配信とマルチキャスト/ブロードキャストとの間の動的切替えが、たとえば、ローカル需要に基づいて使用される。たとえば、シングル・ユーザ(デバイス)がコンテンツを要求している場合、IPユニキャストが利用され得る。複数のデバイスについて(すなわち、たとえば、異なる構内など、複数の異なるIPアドレスの場合)、マルチキャストが利用され得る。この手法は、配信の効率的で敏感な切替えを提供し、他のより機器/CAPEX集約的な手法を不要にする。
【0109】
その上、アーキテクチャは、ブロードバンド・データ配信並びに「コンテンツ」(たとえば、ムービー・チャネル)の両方のために同時に使用され得、「帯域内」及びDOCSIS(及びOOB)トランスポートのための従来の別個のインフラストラクチャの大部分を不要にする。詳細には、DOCSIS(さらにFDX DOCSIS)の場合、帯域幅は、しばしばビデオQAMのために割り振られ、「スプリット」が、ダウンストリーム及びアップストリーム・データ・トラフィックのためにハード・コーディングされる。このハード・スプリットは、一般に、すべてのネットワーク要素、さらに増幅器にわたって実装される。対照的に、本明細書で開示されるアーキテクチャの例示的な構成の下で、アーキテクチャを横断する事実上すべてのトラフィックがIPベースであり、したがって、多くの場合、異なるプログラム又はデータ・ストリームのためにQAM及び周波数スプリットを割り振る必要がない。この「オールIP」手法は、すべてのアプリケーションについて、たとえば、所与の期間又は時点における各そのようなアプリケーションの需要に基づく、送信媒体上の利用可能帯域幅のフレキシブルな使用を動的に可能にする。
【0110】
いくつかの実施例では、サービス・プロバイダ・ネットワーク400はまた、本明細書で説明される例示的な配信モデルの下でのユーザへのサービスの提供の一部として、(とりわけ、そのような加入者又はアカウントに関連付けられた、特定のCUe又はDUe又はE-UTRAN eNB/フェムトセル・デバイスの相関を含む)加入者固有データ又はアカウント固有データのアグリゲーション及び/又は分析を有利に可能にする。単に一実例として、デバイス固有ID(たとえば、gNB ID、グローバルgNB識別子、NCGI、MACアドレスなど)が、特に、(i)MSOネットワークに対するユーザ/デバイス認証と、(ii)ロケーション固有又はターゲットコンテンツ又は広告の配信、或いは5G「スライシング」構成又は配信の場合など、特定の加入者能力、購買層、又は機器ロケーションに対する、サービスが提供されるエリア、構内又はベニューの態様の相関と、(iii)サブスクリプション・レベルの決定、したがって加入者特権、及び適用可能なときのいくつかのサービスへのアクセスとを可能にするか又は少なくとも容易にするように、たとえば、(1つ又は複数の)ネットワーク・ヘッド・エンド407において維持されるMSO加入者データに相互相関され得る。
【0111】
その上、特定のデバイス(たとえば、3GPP 5g NR及びWLAN対応UE、又はCPEe413及び任意の関連するアンテナ416など)についてのデバイス・プロファイルが、MSO(又はそれの自動プロキシ・プロセス)がワイヤレス又は他の能力についてそのデバイスをモデル化することができるように、MSOによって維持され得る。たとえば、1つの(補足されない)CPEe413は、X Gbpsの帯域幅能力を有するものとしてモデル化され得るが、別の構内の補足されたCPEeは、X+Y Gbpsの帯域幅能力を有するものとしてモデル化され得、したがって、後者は、前者にとって利用可能でないサービス又は「スライス」の対象となることがある。
【0112】
手短に言えば、5G技術は、以下を含むいくつかのネットワーク機能(NF:network function)を定義する。
1.アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management function)。NASシグナリングの終了と、NAS完全性保護及びサイファ化と、登録及び接続及びモビリティ管理と、アクセス認証及び許可と、セキュリティ・コンテキスト管理とを提供する。AMFは、従来の発展型パケット・コア(EPC)のMME機能性の部分に類似する機能を有する。
2.アプリケーション機能(AF:Application Function)。トラフィック・ルーティングに対するアプリケーション影響、NEFにアクセスすること、ポリシー制御のためのポリシー・フレームワークとの対話を管理する。NR AFは、EPCにおけるAFに相当する。
3.認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)。認証サーバ機能性を提供する。AUSFは、EPCからのHSSの部分と同様である。
4.ネットワーク露出機能(NEF:Network Exposure function)。能力及びイベントの露出、外部アプリケーションから3GPPネットワークへの情報のセキュアな提供、内部/外部情報の変換を管理する。NEFは、EPCと比較してまったく新しいエンティティである。
5.ネットワーク・スライス選択機能(NSSF:Network Slice Selection Function)。UEをサービスするためのネットワーク・スライス・インスタンスの選択、可能にされるNSSAIを決定すること、UEをサービスするために使用されるべきAMFセットを決定することを提供する。NSSFは、EPCと比較してまったく新しいエンティティである。
6.NFリポジトリ機能(NRF:NF Repository function)。サービス発見機能をサポートし、NFプロファイルと利用可能なNFインスタンスとを維持する。NRFは、EPCと比較してまったく新しいエンティティである。
7.ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Function)。統一されたポリシー・フレームワークを提供し、CP機能に対するポリシー・ルールと、UDRにおけるポリシー判断のためのアクセス・サブスクリプション情報とを提供する。PCFは、EPCからのPCRF機能性の部分を有する。
8.セッション管理機能(SMF:Session Management function)。セッション管理(セッション確立、修正、解放)、UEのためのIPアドレス割振り及び管理、DHCP機能、セッション管理に関係するNASシグナリングの終了、DLデータ通知、適切なトラフィック・ルーティングのためのUPFについてのトラフィック・ステアリング構成を提供する。SMFは、EPCからのMME及びPGW機能性の部分を含む。
9.統一データ管理(UDM:Unified Data Management)。認証及び鍵一致(AKA:Authentication and Key Agreement)証明の生成、ユーザ識別ハンドリング、アクセス許可、サブスクリプション管理をサポートする。これは、EPCからのHSS機能性の部分を備える。
10.ユーザ・プレーン機能(UPF:User plane function)。UPFは、パケット・ルーティング及びフォワーディング、パケット検査、QoSハンドリングを提供し、また、データ・ネットワーク(DN:Data Network)への相互接続の外部PDUセッション・ポイントとして働く。UPFはまた、RAT内モビリティとRAT間モビリティとのためのアンカー・ポイントとして働き得る。UPFは、EPCからの従来のSGW及びPGW機能性の一部を含む。
【0113】
5G NRアーキテクチャ内では、制御プレーン(CP:control plane)機能性及びユーザ・プレーン(UP:user plane)機能性は、コア・ネットワーク又はNGC(次世代コア)内で分割される。たとえば、上記の5G UPFはUPデータ処理をサポートするが、他のノードはCP機能をサポートする。この分割された手法は、有利には、とりわけ、CP機能とUP機能との独立したスケーリングを可能にする。さらに、ネットワーク・スライスは、たとえば、たとえばWLANと3GPP NRとの間のセッション・ハンドオーバ及びCPEeへの補足リンクに関して本明細書で説明されるサービスなど、異なるサービスをサポートするために調整され得る。
【0114】
上記で説明されたNFに加えて、NG-RANアーキテクチャでは、UEの識別子、及び他のネットワーク・エンティティについての識別子を含む、いくつかの異なる識別子が使用され、本明細書で説明される様々なエンティティに割り当てられ得る。詳細には、
- AMF識別子(AMF ID:AMF Identifier)は、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)を識別するために使用され、
- NRセル・グローバル識別子(NCGI:NR Cell Global Identifier)は、NRセルをグローバルに識別するために使用され、セルが属するPLMN識別情報とセルのNRセル識別情報(NCI:NR Cell Identity)とから構築され、
- gNB識別子(gNB ID:gNB Identifier)は、PLMN内のgNBを識別するために使用され、それのセルのNCI内に含まれ、
- gNBをグローバルに識別するために使用され、gNBが属するPLMN識別情報とgNB IDとから構築される、グローバルgNB ID、
- トラッキング・エリアを識別するために使用され、トラッキング・エリアが属するPLMN識別情報とトラッキング・エリアのTAC(トラッキング・エリア・コード(Tracking Area Code))とから構築される、トラッキング・エリア識別情報(TAI:Tracking Area identity)、
- ネットワーク・スライスを識別するために使用される、シングル・ネットワーク・スライス選択支援情報(S-NSSAI:Single Network Slice Selection Assistance information)。
したがって、どんなデータがMSO又はそれの顧客にとって有用であるかに応じて、上記の様々な部分は、特定のgNB「クライアント」、又は、MSOネットワークによってバックホール化されるそれらの構成要素に関連付けられ、記憶され得る。
【0115】
分散型gNBアーキテクチャ
図4のコンテキストでは、本明細書で説明されるDUeは、拡張CPE(CPEe)413及び無線ノード406a(たとえば、柱取り付け外部デバイス)に対して任意の数の形式及び機能を仮定し得る。概して、「DU」及び「CU」が3GPP規格化特徴及び機能を指すことを認識すると、これらの特徴及び機能は、図4のアーキテクチャ400においてサポートされる限り、無数のやり方及び/又はロケーションで実装され得る。その上、(本明細書でCUe及びDUeと呼ばれる)これらの構成要素の拡張及び/又は延長、並びに本開示によって提供されるそれらの機能は、同様に、アーキテクチャ400全体にわたる様々なノード及びロケーションにおいて分散され得、図示されたロケーション及び配置は例示的なものにすぎない。
【0116】
特に、「拡張」NRベースgNBアーキテクチャは、インフラストラクチャ内での信号伝搬のために使用される周波数スペクトル(たとえば、総帯域幅の1.6GHz)を拡大しながら、既存のインフラストラクチャ(たとえば、本出願の譲受人などのMSOによって制御される現存するHFCケーブリングの少なくとも一部分)を利用する。その上、ベニュー又は構内において設置されたアクセス・ポイント又はノード、特に「エッジ」ベース・ノード(少なくともそのうちのいくつかは、MSOによって制御、認可、設置、又はリースされ得る)は、5G NRコア(たとえば、403、523)の加入者に5Gベース・サービスを配信するために活用され得る。この活用されるインフラストラクチャを通して可能にされるフォグベース・ネットワーキングは、屋内であるのか屋外であるのかにかかわらず、実際、加入者がロケーションを変更している、たとえば、屋内から屋外に、屋外から屋内に、屋内での(たとえば、大きい家屋、オフィス又は集合住宅、或いはベニュー内での)サービング・ノード間で、及び屋外でのサービング・ノード間で動いている間でさえ、加入者が、5Gサービスにアクセスし、5Gサービスを受信し、維持することを可能にする。フォグ・ネットワークに参加することにオプト・インした(又はオプト・アウトしなかった)他の5G対応モバイル・デバイスを含む、他のノードが活用され得る。事実上、モバイル・デバイスの遍在性(ubiquity)は、超低レイテンシ(たとえば、1msピング)及び超高スピード(たとえば、10Gbps以上)接続性の分散及び配信のためにピアツーピア・ネットワークをもたらす。多くの場合、1つ又は複数の参加するピア・デバイスを利用することは、クラウド・タイプ・ネットワークのバックエンド部分に存在するセル・タワー、サーバ、又はゲートウェイに達する必要を不要にすることによって、より速いサービス(たとえば、大幅に低減されたピング)を生じる。
【0117】
特に、さらに以下で説明される原理は、加入者が、セッション間の信号欠落又は切断なしに、5Gサービス(又は任意の他の3GPP、又はIEEE802.11ベース接続性)を維持することを可能にする。すなわち、(ハンドオーバに似た)ノード間の接続性の「シームレス」転送が、ノードによって利用され得るワイヤレス・データ通信規格の少なくとも一部分の差にもかかわらず、可能にされる。たとえば、ネットワークの「エッジ」の近くに(すなわち、消費者構内の近くに)配設されたCPEe及びDUeが、各々、3GPPベース・プロトコルとIEEE802.11ベース・プロトコルのいずれか又は両方を介して、たとえば、モバイル・ユーザ・デバイスとデータを通信することが可能であり得る。しかしながら、加入者は、(たとえば、Wi-Fi APの範囲外にあるときにセルラー・データ・サービスへの接続を確立すること、又は構内に入るときにWi-Fi APに接続し直すこととは対照的に)異なる基地局又はモデムとの再接続プロセスを必要とせず、「シームレス」な感覚を生じさせ、さらにユーザ・エクスペリエンスを増加させるであろう。
【0118】
既存のインフラストラクチャにおいて使用される周波数スペクトルがアクセスされるやり方によって、そのような拡張gNBアーキテクチャは、それの加入者に、改善された接続性スピード(たとえば、データ・レート、応答時間、レイテンシ)、並びに上述の及び以下でさらに説明されるユーザ・デバイスのシームレス・モビリティなど、顕著な利点を提供し、したがって、現在利用可能なサービスに対するユーザ・エクスペリエンスを著しく改善する。さらに、そのようなアーキテクチャの事業者は、インフラストラクチャ自体をオーバーホールする必要を不要にすることによって、長距離にわたって新しいケーブル及びパイプを接続するコストを有利に節約し得る。
【0119】
したがって、次に図5a~図5cを参照すると、本開示による分散型(CUe/DUe)gNBアーキテクチャの様々な実施例が説明される。図5aに示されているように、第1のアーキテクチャ520が、拡張CU(CUe)524と複数の拡張DU(DUe)526とを有するgNB522を含む。本明細書で後でより詳細に説明されるように、これらの拡張エンティティは、自律的にであるのか、(gNBが通信するNGコア523又はその構成要素などの)別の論理エンティティの制御下であるのかにかかわらず、プロセス間シグナリング及び高データ・レート、低レイテンシ・サービス、並びに統一されたモビリティ及びIoTサービスを可能にすることを可能にされる。
【0120】
図5a中の個々のDUe526は、介在する物理通信インターフェース528と論理インターフェースとを介してデータ及びメッセージングをCUe524と通信する。前に説明されたように、そのようなインターフェースは、ユーザ・プレーンと制御プレーンとを含み、F1APなどの規定されたプロトコルにおいて実施され得る。各DUe及びCUeの動作は、本明細書で後でより詳細に説明されるが、本実施例では、1つのCUe524が1つ又は複数のDUe526に関連付けられるが、所与のDUeが単一のCUeに関連付けられるにすぎないことに留意されたい。同様に、単一のCUe524は、MSOによって動作させられるものなど、単一のNGコア523と通信可能である。各NGコア523は、それに関連付けられた(たとえば、図4に示されているタイプ404の)複数のgNB522を有し得る。
【0121】
他の実施例では、各gNB522は、gNBについての個別の機能及びタスクをハンドリングするように各々構成される、複数のCUe524を含み得る。たとえば、一変形態では、あるCUeは、(たとえば、クライアント・デバイス及び構内機器との)ダウンリンク通信をハンドリングし得、第1のCUeとデータ通信している別のCUeは、(たとえば、NGコア523との)アップリンク通信をハンドリングし得る。
【0122】
別の変形態では、各CUeは、算出負荷を複数のCUeにわたって分散するようにDUeの異なるグループを管理及び監督し得る。いくつかの実装形態では、DUeの各グループは、地理的エリア又はユーザ・サービス・グループ(SG:service group)に対応し得る。
【0123】
別の実装形態では、DUeのグループは、サービスの特定のティアに対応し得る(たとえば、特定のCUeは、5Gサービスを可能にしたクライアント・デバイス、それをオプト・アウトしなかったクライアント・デバイス、又はNGコアから支払い済みコンテンツを受信するためにサブスクライブしたクライアント・デバイスに限定されるDUeをハンドリングし得る)。
【0124】
さらなる実装形態では、DUeの異なるクラスが利用され得、各クラスは異なる能力、たとえば、ワイヤレス・サービスの異なる範囲、異なるデータ・レート、接続の異なる数を有する(ここで、たとえば、人口の多いエリア、たとえば、屋外モールに位置するDUeノードは、家をサービスし得るCPEeよりも多くの接続が可能であることを選好し得る)。
【0125】
また別の実装形態では、特定のCUeは、広告など、2次コンテンツの処理及び配信をハンドリングし得るが、別のCUeは、他のデジタル・コンテンツの処理をハンドリングし、それにより、各CUeが、どのくらい多くの帯域幅及び処理負荷を省くべきかを決定することを可能にする。一実装形態では、これらのCUe及び/又はDUeの異なるグループは、それらがどのカテゴリーに適格であるかに応じて重複し得、それらは、どの地理的エリア、サービス・レベル、コンテンツのタイプなどが適用可能であるかを記述したメタデータで「タグ付け」され得る。
【0126】
gNBの様々な機能は、gNBのCUe部分及びDUe部分の物理的分散性質に従って、同様にCUeとDUeとの間でスプリットされ得る。しかしながら、(1つ又は複数の)CUe及び(1つ又は複数の)DUeが、必ずしも1つの物理ノードに封入される必要があるとは限らないことを当業者は諒解されよう。以下で説明される機能的スプリット・オプションをも参照されたい。
【0127】
さらに、各CUeは、1つ又は複数のプロセッサ装置によって動作させられ得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、独立して動作可能であり、プロセッサ間のマスタ・スレーブ関係を必要とすることなしに専用動作を実施することが可能であり得る。
【0128】
コンテンツ処理のための同様の分散方式は、複数のCUeの代わりに複数のgNBにわたって実装され得る。たとえば、各gNB又はgNBのグループは、コンテンツ配信の一態様をハンドリングし得る。次に、複数のgNB実施例が、図5b及び図5cに関して説明される。
【0129】
図5bのアーキテクチャ540では、2つ又はそれ以上のgNB522a~nは、たとえば、Xnインターフェース527を介して互いと通信可能であり、したがって、少なくともCUe間データ転送及び通信を行うことができる。別個のNGコア523a~nが、ネットワークの制御プレーン及びユーザ・プレーン(並びに他の)機能のために使用される。手短に言えば、Xnインターフェースは、NG-RANアーキテクチャ内の2つのNG-RANノードの相互接続のためのインターフェースである。一実施例では、Xnインターフェース(「Xn-C」タイプ)は、CUe524a、524nを相互接続し得る。別の実施例では、Xnインターフェースは、論理又は仮想グループ化として様々なエンティティ、たとえば、DUe及びCUeを接続する複数のインターフェースを備え得る。別の実施例では、Xnインターフェースは、コアとgNBとを備えるネットワークのバックエンド部分を介してNGコア523a、523nを接続し得る。
【0130】
図5cのアーキテクチャ560では、2つ又はそれ以上のgNB522a~nは、たとえば、Xnインターフェース527を介して互いと通信可能であり、したがって、少なくともCUe間データ転送及び通信を行うことができる。その上、別個のNGコア523a~nは、1つのコアが、別のコアのインフラストラクチャを利用/制御することができ、その逆も同様であるように、1つ又は複数の他のNGコアのgNB522に論理的に「交差接続」される。これは、「デイジー・チェーン」様式におけるものであり得る(すなわち、1つのgNBは、それ自体以外の1つの他のNGコアと通信可能であり、そのNGコアは、さらに、それ自体以外の1つの追加のgNB522と通信可能であり、以下同様である)か、又はgNB522及びNGコア523は、複数のコア523が複数のgNB又は複数の異なるエンティティ(たとえば、サービス・プロバイダ)と通信している「メッシュ」トポロジーを形成し得る。本開示が与えられれば、また他のトポロジーが、当業者によって認識されるであろう。この交差接続手法は、とりわけ、2つのMSO間の、又はMNOとMSOとの間のインフラストラクチャの共有を有利に可能にし、これは、たとえば、異なるサービス・プロバイダの場合など、RANインフラストラクチャの複数のセットをサポートすることが可能でないことがある高密度展開環境において特に有用である。
【0131】
図4図5cに示されているように、ユニタリーgNB-CUeエンティティ又はデバイス404、524に関して主に説明されたが、本開示は、決してそのようなアーキテクチャに限定されないことも諒解されよう。たとえば、本明細書で説明される技法が、分散型又はディスアグリゲート又は分散型CUeエンティティの一部として実装され得(たとえば、CUeのユーザ・プレーン機能及び制御プレーン機能がCUe-C(制御)及びCUe-U(ユーザ)などの2つ又はそれ以上のエンティティにわたってディスアグリゲート又は分散されたもの)、及び/又は他の機能的分割が採用される。
【0132】
eNB又はフェムトセル(すなわち、E-UTRAN LTE/LTE-AノードB又は基地局)及びgNBの異種アーキテクチャが、図4図5cのアーキテクチャに従って利用され得ることにも留意されたい。たとえば、(以下の図7図7aに関してより詳細に説明される、サポートするノードの動作に加えて)所与のDUeは、(i)DUe(すなわち、5G NR PHYノード)としてのみ働き、E-UTRANマクロセルの外部で動作するか、又は(ii)eNB又はフェムトセルと物理的にコロケートされ、eNBマクロセル・カバレージ・エリアの一部分内のNRカバレージを提供するか、又は(iii)eNB又はフェムトセルと物理的にコロケートされないが、依然としてマクロセル・カバレージ・エリア内のNRカバレージを提供し得る。
【0133】
5G NRモデルによれば、(1つ又は複数の)DUe526は、機能的スプリット・オプションに応じて、gNB機能の変動するサブセットを各々含み得る論理ノードを備える。DUe動作は、CUe524によって(及び最終的にNGコア523によっていくつかの機能のために)制御される。本開示におけるDUeとCUeとの間のスプリット・オプションは、たとえば、
- オプション1(RRC/PCDPスプリット)
- オプション2(PDCP/RLCスプリット)
- オプション3(イントラRLCスプリット)
- オプション4(RLC-MACスプリット)
- オプション5(イントラMACスプリット)
- オプション6(MAC-PHYスプリット)
- オプション7(イントラPHYスプリット)
- オプション8(PHY-RFスプリット)
を含み得る。
【0134】
オプション1(RRC/PDCPスプリット)の下で、RRC(無線リソース制御(radio resource control))はCUe524中にあるが、PDCP(パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(packet data convergence protocol))、RLC(無線リンク制御(radio link control))、MAC、物理レイヤ(PHY:physical layer)及びRFは、DUe中に保持され、それにより、分散型ユニット中のユーザ・プレーン全体を維持する。
【0135】
オプション2(PDCP/RLCスプリット)の下で、(i)RRC、PDCPがCUe中に維持されるが、RLC、MAC、物理レイヤ及びRFが(1つ又は複数の)DU526中にあり、(ii)RRC、PDCPが(スプリットされたユーザ・プレーン・スタック及び制御プレーン・スタックをもつ)CUe中にあり、RLC、MAC、物理レイヤ及びRFがDUe526中にあるという2つの可能な変形態がある。
【0136】
オプション3(イントラRLCスプリット)の下で、2つのスプリット、(i)ARQに基づくスプリット、及び(ii)TX RLCとRX RLCとに基づくスプリットが可能である。
【0137】
オプション4(RLC-MACスプリット)の下で、RRC、PDCP、及びRLCはCUe524中に維持されるが、MAC、物理レイヤ、及びRFはDUe中に維持される。
【0138】
オプション5(イントラMACスプリット)の下で、RF、物理レイヤ、及びMACレイヤの下側部分(低いMAC)は、DUe526中にあるが、MACレイヤの上側部分(高いMAC)、RLC及びPDCPはCUe524中にある。
【0139】
オプション6(MAC-PHYスプリット)の下で、MAC及び上位レイヤはCUe中にあるが、PHYレイヤ及びRFは、DUe526中にある。CUeとDUeとの間のインターフェースは、データ、構成、及びスケジューリング関係情報(たとえば、変調及びコーディング方式、すなわちMCS、レイヤ・マッピング、ビームフォーミング及びアンテナ構成、無線及びリソース・ブロック割振りなど)、並びに測定値を搬送する。
【0140】
オプション7(イントラPHYスプリット)の下で、UL(アップリンク)及びDLダウンリンク)についての異なるサブオプションが、独立して行われ得る。たとえば、ULでは、FFT(高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform))及びCP除去がDUe526中に存在し得るが、残りの機能はCUe524中に存在する。DLでは、iFFT及びCP追加がDUe526中に存在し得るが、PHYの残りはCUe524中に存在する。
【0141】
最後に、オプション8(PHY-RFスプリット)の下で、RFとPHYレイヤとは、とりわけ、すべてのプロトコル・レイヤ・レベルにおけるプロセスの集中を可能にするために分離され、RANの高度の協調を生じ得る。これは、CoMP、MIMO、負荷分散、及びモビリティなど、機能の最適化されたサポートを可能にする。
【0142】
概して、上記のスプリット・オプションは、スケーラブルでコスト効果的なソリューション、並びに、たとえば、性能特徴、負荷管理、及びリアルタイム性能最適化のための協調を可能にするフレキシブル・ハードウェア実装形態を可能にすることが意図される。その上、構成可能な機能的スプリットは、様々な使用事例及び動作シナリオへの動的適応を可能にする。そのようなオプションをどのように/いつ実装すべきかを決定することにおいて考慮されるファクタは、(i)与えられたサービスのためのQoS要件(たとえば、5G RAN要件をサポートするための低レイテンシ、高スループット)、(ii)(RAN協調に影響を及ぼし得る)所与の地理的エリアごとのユーザ密度及び負荷需要についての要件のサポート、(iii)異なる性能レベルをもつトランスポート及びバックホール・ネットワークの利用可能性、(iv)アプリケーション・タイプ(たとえば、リアルタイム又は非リアルタイム)、(v)無線ネットワーク・レベルにおける特徴要件(たとえば、キャリア・アグリゲーション)を含むことができる。
【0143】
上記の様々なスプリット・オプションにおいて参照される「DU」機能性は、それ自体、ノード409(図7及び図7aを参照)及び/又はCPEe413のRF段など、DUe及びそれのダウンストリーム構成要素にわたってスプリットされ得ることにも留意されたい。したがって、本開示は、一般にDUe内に見つけられる機能性の一部がノード/CPEeに分散され得る実施例を企図する。
【0144】
また、ユーザ・プレーン・データ/トラフィックがルーティングされ、CUeから離れて配信され得ることをさらに認識されよう。(上記で説明された)一実装形態では、CUeは、RRC(制御プレーン)とPDCP(ユーザ・プレーン)の両方をホストするが、単に一代替実施例として、CUe-CPエンティティ(すなわち、CUe-制御プレーン)がRRC関係機能のみをホストし、CUe-UP(CUe-ユーザ・プレーン)がPDCP/SDAP(ユーザ・プレーン)機能のみをホストするように構成された、いわゆる「ディスアグリゲート」CUeが利用され得る。いくつかの実施例では、そのようなディスアグリゲート機能は、上述のように複数のそれぞれの独立して動作可能なプロセッサ装置を通して処理され得る。CUe-CP及びCUe-UPエンティティは、一変形態では、E1データ・インターフェースを介してデータ及びプロセス間通信をインターフェースすることができるが、通信のための他の手法が使用され得る。
【0145】
CUe-CP及びCUe-UPは、1つのサービス・プロバイダ又はネットワーク事業者が、CUe-UP上の認識/制御を維持し、別のサービス・プロバイダ又はネットワーク事業者がCUe-CP上の認識/制御を維持し、それら2つのサービス・プロバイダの動作が、1つ又は複数の規定された動作或いはサービス・ポリシー又はルールに従って協調させられるなど、異なるエンティティによって制御及び/又は動作させられ得ることも諒解されよう。
【0146】
再び図4を参照すると、DUe409の例示的な実施例は、((1つ又は複数の)ダウンストリーム無線チェーンとともにストランド取り付け又は埋込みDUeであり、後者は、ノードのPHY機能性の少なくとも部分(たとえば、アナログ・フロント・エンド、DAC/ADCなど)を含む1つ又は複数の部分的な又は完全なRRH(リモート・ラジオ・ヘッド(remote radio head))を含み得る。諒解され得るように、各DUe/ノードのロケーション及び構成は、人口密度、(たとえば、地方エリアにおける)利用可能な電力サービス、他の近接して位置するか又はコロケートされた無線機器の存在、地理的特徴などの動作要件に適するように改変され得る。
【0147】
以下で図7図7aに関して説明されるように、図4の実施例におけるノード409は、800MHz公称帯域幅の複数のOFDMベース送信機受信機チェーンを含むが、この構成は例にすぎない。動作中、ノードは、割り振られた帯域(たとえば、最高約1.6GHz)において送信される波形を生成するが、所望される場合、OFDM信号は、事実上、通常のケーブル・システム動作の場合など、800MHz未満の帯域において搬送される信号と並行して動作させられ得ることが諒解されよう。
【0148】
図4に示されているように、一実装形態では、各ノード(及びしたがってDUe)は、F1インターフェースを介してそれのサービングCUeと通信しており、CUeとコロケートされるか又はコロケートされないかのいずれかであり得る。たとえば、複数の構内(たとえば、示されている住宅顧客)が、上述のOFDM波形と現存するHFCプラントとを介してノード/DUeによってサービスされ得るように、ノード/DUeが、N方向タップ点412の前になど、現存するHFCトポロジー内の分散ノードに近接したMSO HFCインフラストラクチャ内に配置され得る。いくつかの実施例では、各ノード/DUe409、526は、1つ又は複数のベニュー又は居住地(たとえば、商業、企業、学術の目的のための建築物、部屋、又は広場、及び/或いはワイヤレス・アクセスに好適な任意の他の空間)をサービスするように、ネットワークのエッジにより近く位置する。たとえば、図5のコンテキストでは、ノードは、(各々、本明細書の他の場所で説明される)CPEe又は外部アクセス・ノードをも備え得る。各無線ノード506aは、それのカバレージ又はそれのRAT(たとえば、4G及び/又は5G NR)のための接続性範囲内のワイヤレス・ネットワーク・カバレージを提供するように構成される。たとえば、ベニューは、駐車場にいるものを含む見込み顧客が、とりわけ、見込み顧客のNR又はLTE対応車両、或いはそれの事業者のパーソナル・デバイスを介して、接続するための、ベニューの入口内に設置されたワイヤレスNRモデム(無線ノード)を有し得る。
【0149】
特に、DUe/ノード409、526の異なるクラスが利用され得る。たとえば、推定上の「クラスA」LTE eNBは最高X dbmで送信し得るが、「クラスB」LTE eNBは最高Y dbm(ここで、Y>X)で送信することができ、したがって、平均エリアは広く変動し得る。実際問題として、クラスAデバイスは、数百フィート程度の動作範囲(working range)を有し得るが、クラスBデバイスは、数千フィート以上にわたって動作し得、伝搬及び動作範囲が、RF又は他の干渉物の存在、ベニュー/エリアの物理的トポロジー、受信機のエネルギー検出又は感度などを含む、いくつかのファクタによって決められる。同様に、異なるタイプのNR対応ノード/DUe409、526が、単独であるのか、又はWLANなどの他のワイヤレスPHYとともにであるのかにかかわらず、これらのファクタに応じて使用され得る。
【0150】
信号減衰及び帯域幅
現存するネットワーク・インフラストラクチャ(たとえば、本明細書の図1及び図2を参照)上で、ある容量ターゲット(たとえば、10Gbps)を達成するために、インフラストラクチャのいくつかの部分において光ファイバーの使用増加が必要とされる。現在のHFCネットワーク設計の下では、サービスが、ユーザにそれらの構内への同軸ケーブル「ドロップ」を介して提供され、そのような構内のグループが、より大きいアーキテクチャ内の共通のタップオフ・ポイント又はノードによってサービスされる。個々の構内は、各ノードからケーブリング又は他のインフラストラクチャを「タップ・オフ(tap off)」し、それらの地理的配置及び他の考慮事項に応じて、システムにおいて(トポロジー的に)最も遠い構内への十分な信号強度を維持するために、いくつかの異なる増幅ユニットの利用を必要とし得る。
【0151】
たとえば、ソース・ノードと構内との間でいくつの増幅器段が使用されるかの一般的な記述は、「N+i」であり、ここで、i=ソース・ノードと構内との間の増幅器段の数である。たとえば、N=0は、増幅器が使用されない状況を指し、N+3は、3つの増幅器の使用を指す。動作中のいくつかの現存するケーブル/HFCシステムでは、iの値は、地方エリアに対するサービスの場合など、7程度まで高くなり、すなわち、N+7になり得る。
【0152】
予想され得るように、そのような増幅器段の使用は、そのようなシステムによって達成可能なデータ・レート又は帯域幅(ダウンストリーム、すなわち、クライアント構内に向けて、とアップストリーム、すなわち、クライアント構内から、の両方)に対するいくつかの制限をもたらす。事実上、そのようなシステムは、増幅器の設計に一部起因して、最大帯域幅/データ・レートにおいて制限され、たとえば、それらのシステムは、一般に、主にダウンストリーム方向においてサービスを提供するように設計される(いわゆる「OOB」又は帯域外(out-of band)RFチャネルを介するはるかに低いアップストリーム帯域幅が、極めて制限されたアップストリーム通信を提供する。ケーブル・モデム又はDOCSIS準拠システムは、インターネット・サービスの場合など、拡張アップストリーム帯域幅能力のためにDOCSIS QAM(RFチャネル)を利用するが、そのような技術さえ、能力が著しく制限され、その上、ダウンストリーム対アップストリーム帯域幅の割振り、特に動的に、において、制限されたフレキシビリティを有する。
【0153】
したがって、最も高いデータ・レートを達成するためにネットワーク全体にわたってN+0構成に至るまでを含め、光ファイバーなど、より高い帯域幅、低損失媒体との、そのような増幅器段(及びサポートする同軸ケーブリング)の交換が、極めて高いターゲット・データ・レートを達成するために必要である(「ファイバー・ディープ(fiber deep)」になることと呼ばれることがある)。しかしながら、光ファイバーなどとの、文字通り数万個の増幅器及び数千マイルのケーブリングの交換は、法外に費用がかかり、何年も要することがある。
【0154】
図6a及び図6bは、本開示の発明的HFCケーブル・プラント、たとえば、図4のHFCケーブル・プラント内の距離の関数としての、例示的なダウンストリーム(DS)及びアップストリーム(US)データ・スループット又はレートを示す。図示のように、10Gbps程度の総(DSとUSとを組み合わせた)帯域幅が、(本出願の譲受人によって行われるコンピュータ化シミュレーションに基づいて)2100フィート(640m)におけるノード+2において、及び1475フィート(450m)におけるノード+1において達成可能である。前述の10Gbpsの1つの例示的なスプリットは、非対称、たとえば、8Gbps DL/2Gbps ULであるが、これは、本明細書の他の場所で説明されるように、たとえば、TDD変動を使用して動的に変動させられ得る。
【0155】
特に、図4のアーキテクチャ400によって利用される、上記(図1及び図2)で説明された現存するHFCアーキテクチャの部分は、本質的にそれらの媒体及びアーキテクチャ(すなわち、エッジに向かう同軸ケーブルを伴う光ファイバー・トランスポート・リング)によって制限されず、同軸ケーブルは、ケーブル・システムにおいて一般に使用されるサブ1GHzよりも著しく高い周波数において、ただし減衰の著しい増加という代価で、動作することができる。知られているように、一般的な同軸ケーブルにおける減衰(A)の理論計算についての式は、導体による減衰+誘電体媒体による減衰を含む。
【数1】

ここで、
=総ライン抵抗オーム/304.8メートル(1000フィート)
【数2】

p=誘電体の電力ファクタ(power factor)
F=メガヘルツ(MHz)単位の周波数
【0156】
したがって、減衰は周波数の増加とともに増加し、したがって、動作帯域の上側周波数限界に対する実際的抑制がある。しかしながら、これらの抑制は、たとえば、最高2GHzの範囲では法外でなく、ここで、好適なケーブル及び増幅器製造及び設計を用いた場合、そのような同軸ケーブルは、過度の減衰なしにRF信号を適切に搬送することができる。特に、ほぼ800MHz幅の一般的なケーブルRF帯域の倍増(すなわち、1.6GHz幅への倍増)が、より高い周波数において過度の減衰を被ることなしに、極めて可能である。
【0157】
上記で説明された減衰は、とりわけ、同軸導体長さの関数であり、したがって、より高いレベルの「MHzごとの」減衰が、ケーブルのより短いランについて許容可能であり得ることも諒解されよう。言い方を変えれば、ケーブルのより短いランによってサービスされるノードは、より離れたノードと比較して、(たとえば、上述の例示的な1.6GHz帯域の上端にある)RFスペクトルのより上端の部分をより良く利用することが可能であり、後者は、より大きい又は不釣り合いな増幅を必要とし得る。したがって、本開示は、総ケーブル媒体ラン長さ又は同様のものの関数としての周波数スペクトル使用の選択的マッピングの使用を企図する。
【0158】
送信媒体性能の別のファクタは、(電磁又は無線周波数信号、光ファイバーにおける光パルス或いは銅線上の電圧の変化の)波面が送信媒体上で伝搬するスピードと、真空における光のスピード(c、約3E08m/s)との比として定義される、波伝搬スピード又は伝搬の速度(VoP:velocity of propagation)としても知られる速度ファクタ(VF:velocity factor)である。光信号の場合、速度ファクタは屈折率の逆数である。真空における無線周波数信号のスピードは光のスピードであり、したがって、真空における電波の速度ファクタは1、又は100%である。電気ケーブルでは、速度ファクタは、主に、(1つ又は複数の)電流搬送導体を絶縁するために使用される材料に依存する。速度ファクタは、同軸、CAT-5/6ケーブル、及び光ファイバーなどの通信媒体の重要な特性である。データ・ケーブル及びファイバーは、一般に、ほぼ0.40から0.8の間の(真空における光のスピードの40%から80%の)VFを有する。
【0159】
LTE(UL/DL)における達成可能なラウンドトリップ・レイテンシは、2ms程度であるが(「高速」ULアクセスの場合。スケジューリング要求及び個々のスケジューリング・グラントの必要をなくし、それによる、リリース15に従う、レイテンシの最小化、及びより短いTTI(送信時間間隔(Transmission Time Interval)))、5G NRの場合の達成可能なラウンドトリップ・レイテンシは、送信時間間隔周波数(たとえば、60kHz)に応じて1ms以下程度である。
【0160】
特に、消費者の間の接続性及びワイヤレス・スピードについての需要が(モバイル・ユーザ・デバイスの遍在性に一部起因して)増加するにつれて、レイテンシは、ボトルネックになり、ユーザ・エクスペリエンスを測定するための新しいインジケータになる。たとえば、ユーザ・エクスペリエンス研究は、ウェブページが数秒内にロードしない場合、ユーザがそのウェブページを出ることになることを示している。そのために、本明細書で説明される(1つ又は複数の)アーキテクチャの使用によってサーバからの応答レート(たとえば、より低いピング)とダウンロード・スピードとを大幅に改善することは、ユーザ・エクスペリエンスにおける有意な改善を達成する。
【0161】
特に、4G/4.5Gのトランスポート・レイテンシのかなりの部分が、サポートするインフラストラクチャのネットワーク・コア部分とトランスポート(すなわち、非エッジ)部分とに関する。
【0162】
したがって、公称0.7VF及び1msラウンドトリップ・レイテンシ要件を仮定すると、100km程度の推定上のサービス距離が可能であり、他の処理又はトランスポート・レイテンシがないことを仮定すると、以下のとおりである。
0.5E-03s(対称US/DSを仮定する)×(0.7×3E08m/s)×1km/1000m
=1.05E02km
【0163】
ネットワーク・ノード及びDUe装置
図7及び図7aは、本開示による、ネットワーク無線周波数ノード装置409の例示的な構成を示す。上記で参照されたように、これらのノード409は、とりわけ、現存するHFC(及び光)インフラストラクチャ、並びにCUe404などの他の4G/4.5G/5G構成要素との最も効率的な統合を容易にするように、(i)MSOの物理的にセキュアな空間などにおいて、他のMSO機器とコロケートされること、(ii)「ストランド」又は柱取り付け、(iii)表面取り付け、及び(iv)埋め込まれることを含む、任意の数のフォーム・ファクタをとることができる。
【0164】
図示のように、図7では、例示的なノード509は、一実施例では、概して、HFCネットワークDWDMシステム(図2を参照)に対する光インターフェース702、並びにHFC分散ネットワーク(すなわち、同軸)に対する「サウスバウンド」RFインターフェース704を含む。光インターフェース702は、介在する光ファイバーを介してDWDM信号を受信するために、SFPコネクタ・ケージ706と通信する。また、選択されたオプション・スプリットに基づいて、前に説明されたように5G DU機能性を提供するための5G NR DUe506が含まれる。MIMO/無線ユニット(RU:radio unit)段708は、図示のようにIF(中間周波数(intermediate frequency))段710による送信された波形のアップコンバージョンより前に、ベースバンドにおいて動作する。以下で説明されるように、例示的な実施例では、複数の並列段が、3GPP技術内のMIMO技術によってもたらされる複数の並列データ・ストリームを利用するために使用される。また、ダイプレクサ段714及びインピーダンス整合段716より前に、チルト(tilt)段712が利用される。詳細には、一実装形態では、この「チルト」段は、媒体(たとえば、同軸ケーブル)によって搬送される異なる周波数にわたる非線形性を補償するために使用される。たとえば、より高い周波数は、媒体上で進むとき、同じ媒体上で同じ距離を進む、より低い周波数と比較して、単位距離ごとのより高い損失を有し得る。高帯域幅信号(たとえば、50~1650MHz)が同軸ライン上で送信されるとき、周波数帯域幅全体にわたる高帯域幅信号の損失は線形でなく、(たとえば、ローパス・フィルタに似た)減衰曲線における傾斜(又は「チルト」)及び/又は屈曲又は「ニー(knee)」などの形状アーティファクトを含み得る。そのような非線形損失は、ノード・デバイスのRF段上の1つ又は複数のチルト補償装置712の使用によって、媒体上での最適性能を達成するために補償され得る。
【0165】
いくつかの実施例では、図7aに関して以下でより詳細に説明されるように、同期信号生成器718も使用される。
【0166】
図7aの例示的な実装形態では、4G gNB DUe707と5G gNB DUe406の両方も、それぞれ、4G通信及び5G通信のためにRFチェーンをサポートするために含まれる。以下でより詳細に説明されるように、スペクトルの5G部分は2つの帯域(上側及び下側)に分割されるが、4G部分は、異なる周波数範囲内で上側帯域と下側帯域とに分割される。例示的な実装形態では、OFDM変調が、時間ドメインにおいて複数のキャリアを生成するために適用される。たとえば、とりわけ、本明細書で説明されるノード409の様々な実施例で有用な例示的なリプログラマブルOFDMベース・スペクトル生成装置について、各々が、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人が所有する、同時係属の、2015年11月10日に発行された、「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,185,341号、及び2016年3月29日に発行された、同じく「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,300,445号を参照されたい。
【0167】
例示的な実施例では、ノード409によって生じた5G及びLTE OFDMキャリアは、利用可能なHFCベアラ帯域幅の1650MHzを利用し、この帯域幅は、たとえば、動作条件、サービスされる「N+0」加入者対サービスされる「N+i」加入者の比、及び他のパラメータに応じて、2つ又はそれ以上のサブバンドに区分される。一変形態では、各ノードは、それのアップストリーム・ノードからのRF電力を利用して、電力を導出し、さらに(同じ周波数においてであるのか、異なる周波数においてであるのかにかかわらず)RF信号を、広帯域増幅器を含むダウンストリーム・ノード及びデバイスに伝搬する。
【0168】
本実施例は、主に、TDD(時分割複信(time division duplex))時間多重とともに、OFDMベースPHY(たとえば、時間ドメインにおける複数のキャリアとともにIFFT及びFFTプロセスを使用するもの)のコンテキストにおいて説明されるが、たとえば、限定はしないが、FDD(周波数分割複信(frequency division duplexing))、直接シーケンス、又は他のスペクトル拡散、及びFDMA(たとえば、SC-FDMA又はNB FDMA)を含む、他のPHY/多元接続方式が、本開示の様々な態様に従って利用され得ることが諒解されよう。
【0169】
手短に言えば、消費者構内機器(CPEe:consumer premises equipment)413中の単一受信機チップセットと、MSOがそれらの加入者の構内にもたらす同軸ケーブル、又はより低コストの単入力単出力(SISO:single input single output)分散型アンテナ・システム(DAS:distributed antenna system)のために設置された単一同軸ケーブルなど、単一同軸フィーダ上での3GPP 5G NR波形とを使用して、高いスループットを達成するために、チップセットによってアグリゲートされ得る総キャリア帯域幅は、ある値、たとえば、800MHzに限定され、これは、3GPP 5G NR規格によってサポートされるスペクトル効率を前提として1つのデータ・ストリームのみを使用して、10Gbit/sなどの高いスループットに達するためには不十分である。
【0170】
3GPP 5G NR規格は、複数のアンテナ要素が使用されるとき、無線チャネルがもたらす空間ダイバーシティを活用するために、同じRF帯域幅のための多入力多出力(MIMO)チャネルの一部として複数の独立した並列データ・ストリームの送信をサポートするので、まさに第1世代の3GPP 5Gチップセットは、そのような並列MIMOデータ・ストリームをサポートすることになる。しかしながら、単一ケーブル上でこれらの並列ストリームを送信する試みは、概して、すべてのストリームが、同じRF帯域幅を占有し、それらの間の空間ダイバーシティの不足のために互いに干渉するであろうことから、逆効果であろう。
【0171】
したがって、本明細書で開示される様々な実施例(図7及び図7a)は、3GPP 5G NRによってサポートされる並列MIMOデータ・ストリームを活用し、並列MIMOデータ・ストリームは、単一同軸フィーダに注入される前に、トランシーバ・ノードにおいて周波数がシフトされ、したがって、3GPP 5G NRチップセットが並列データ・ストリームでサポートすることになる最大総キャリア帯域幅を達成するために、(所望される場合、CPEe及び/又は補足柱取り付け無線アクセス・ノードにおいて利用され得る、空間ダイバーシティの代わりに)周波数ダイバーシティが活用される。
【0172】
また、より高い周波数が、より低い周波数よりも同軸送信媒体上ではるかに減衰するので、一変形態では、中間周波数(IF)が媒体上で送信され、その後、RFキャリア周波数へのブロック・コンバージョンが、消費者構内機器(CPEe)413において、そのCPEeにおける3GPP 5G NRチップセットとの3GPP帯域準拠相互運用性のために採用される。このようにして、トポロジーにおける早期のコンバージョンによって通常ならば受けるであろう減衰は、有利に回避される。
【0173】
トランシーバ・ノードによって同軸フィーダ704に注入されるIFキャリアは、方向性結合器及び電力分割器又はタップを使用して共通バスとしてフィーダを共有する複数のCPEe413によって受信され得る。ノード409からCPEe413へのポイントツーマルチポイント(PtMP:Point-to-Multipoint)ダウンストリーム送信が、たとえば、周波数が分離された異なる3GPP 5G NR物理リソース・ブロック(PRB:physical resource block)上での異なるCPEeについてのペイロードをスケジュールすることによって、達成され得る。
【0174】
例示的な実施例では、同軸ケーブル・ベアラにおける大部分の帯域幅は、ダウンストリーム(DS)5G NR通信とアップストリーム(US)5G NR通信との間で切り替えるために、時分割複信(TDD)様式で使用される。複数のCPEe413からトランシーバ・ノードへのアップストリーム通信が、さらに/代替的に別個のPRB上で同時に行われ得る(周波数分離)。
【0175】
一変形態(図7aを参照)では、(より低い周波数はケーブル上での減衰がより少ないので)より低いスペクトルの小さい部分が、20MHz帯域幅の最高2つの並列ストリームを伴う3GPP 4G LTE MIMOキャリアに割り振られ、合計40MHzとなる。これは、3GPPリリース15が、5G NRがそれにより4G LTEキャリアと連携して動作しなければならない非スタンドアロン(NSA:Non-Standalone)モードでの5G NRをサポートするにすぎないので実施される。並列5Gストリームの場合とまさに同様に、2つの並列LTE MIMOストリームは、互いに干渉しないように周波数がオフセットされるべきであり、例示的な実施例では、TDDモードで動作するように構成される。
【0176】
これとは別に、5G NRは適応TDDデューティ・サイクルをサポートし、それにより、ダウンストリーム送信とアップストリーム送信とのために割り振られる時間の比率は、送信するネットワーク要素、すなわち、ノード、及び同軸バスをそのノードと共有するすべてのCPEe513の総セットからのトラフィックについての純需要に適応され得る。4G LTEは、そのような適応デューティ・サイクルをサポートしない。5Gデューティ・サイクルと4Gデューティ・サイクルとが異なる、起こり得るシナリオにおいて受信機ブロッキングを防ぐために、すべてのアクティブ・ネットワーク要素、すなわち、トランシーバ・ノード、インライン増幅器、及び4Gキャリアと5GキャリアとのためのCPEe513において、互いに干渉しない又は受信機ブロッキングを引き起こさないように、高除去フィルタ・コンバイナ(high-rejection filter combiner)714が使用される。図7aの例示的なダイプレクサでは、4Gと5Gの両方は、異なるデューティ・サイクルを可能にするために高除去フィルタによって対処される。
【0177】
一変形態では、同軸ケーブル上のより低いスペクトルの別の小さい部分が、2つのデジタル同期チャネル、すなわち5Gのためのデジタル同期チャネルと4Gのためのデジタル同期チャネルとの送信のためにダウンストリームにおいて一方向通信を採用し、2つのデジタル同期チャネルは、トランシーバ・ノード409の信号生成器718から、複数のインライン増幅器及び同軸バスを共有していることがあるCPEe413への上述の「小さい部分」内の1つのQPSKアナログ同期チャネル上にI-Q多重化される。これらの同期チャネルは、PRBのコヒーレント受信を助け、一変形態では、ネットワーク要素に、トランシーバ・ノード409によって設定されたTDDデューティ・サイクルに従ってダウンストリーム通信モードとアップストリーム通信モードとの間で切り替えるように指令する。例示的な構成では、5Gストリームと4Gストリームとが、異なるアップストリーム-ダウンストリーム比又はデューティ・サイクルを有し得るので、2つのデジタル同期チャネルが必要とされる。より低い周波数はケーブル上での減衰がより少ないので、同期チャネルは、一実装形態では、それが、あらゆるダウンストリーム・ネットワーク要素及びCPEeに達するようにケーブル上でスペクトルの下側部分上で送信される。
【0178】
トランシーバ・ノード409とノースバウンド・ネットワーク要素との間の接続性は、MSO DWDMプラントへの光ファイバー・リンク702を用いて達成される。トランシーバ・ノード409にフィードする(feed)ために必要とされるファイバー・チャネルの数を最小限に抑えるために、及びそれをファイバー・ストランドのペアに制限するために、一実施例では、(上記で説明された)3GPP 5G NR F1インターフェースは、F1インターフェースの低いオーバーヘッドを活用するためにファイバー・ペア上で実現される。3GPP 5G NR分散ユニット(DUe)機能性は、前に説明されたようにトランシーバ・ノード409に組み込まれ、これは、F1インターフェースが、中央ユニット(CU/CUe)とDU/DUeとの間に画定され、ここで、図示の実施例では、CUeとDUeとが、一緒に3GPP 5G NR基地局又はgNB(図5a~図5cを参照)を構成するからである。
【0179】
また、バックホールを4Gデータ経路と5Gデータ経路とに分割するために、図7aの実施例ではイーサネット・スイッチ705が光インターフェースにおいて設けられる(たとえば、受信されたアップストリーム4G信号とアップストリーム5G信号とは、それぞれ、スイッチ705に基づいて別様にルーティングされる)。
【0180】
例示的なノード409は、本開示の日付現在、DOCSISネットワーク要素によって使用されるHFC上の擬似矩形波低電圧電力供給技術(quasi-square wave low voltage power supply technology)の内部使用に適応するための電力コンバータ719をも含む。ノード409は、一変形態では、HFC出力ポート704を通して入力ポート701上で受信された擬似矩形波低電圧電力を、たとえば、HFCインフラストラクチャ上のノードのダウンストリームに設置され得る増幅器など、他のアクティブ・ネットワーク要素に受け渡すようにさらに構成される。
【0181】
いくつかの現存するソリューションと比較して、図4及び図7図7aの図示の実施例が、CPEe413にフィードするためにHFC対ツイスト・ペアを使用し、HFCは、ツイスト・ペアよりも低い損失及び広い帯域幅を有利に提供し、ツイスト・ペアは、5Gスループットをより遠い距離まで提供し、設置された同軸ケーブルの大きい既存のベースを活用するために利用されることに留意されたい。その上、上記のアーキテクチャは、一実装形態では、トランシーバ・ノードにおいて単一のインターフェースに接続する共通同軸バスにアタッチする(attach)ために方向性結合器及び電力分割器又はタップを使用して、複数のCPEe413をサービスするように構成される。(外部Wi-Fiアクセス・ポイント及び統合Wi-Fiルータをサービスするのに必要な)上述のイーサネット・サービスは、他の実装形態では、既存のソリューションとは対照的に、拡大された能力を提供するためにさらに追加される。
【0182】
CPEe装置
図8は、本開示によるCPEe装置413の例示的な構成を示す。図示のように、CPEe413は、概して、HFC分散ネットワーク(すなわち、構内における同軸ドロップ)へのRF入力インターフェース816。概して、前に説明されたノード409の送信機/受信機と対称の送信機/受信機アーキテクチャが使用され、すなわち、インピーダンス整合回路要素、ダイプレクサ、同期回路、チルトなどが、CPEe RFフロント・エンドの一部として使用される。ブロック・コンバータ810は、以下でより詳細に説明される、構内ドメインに対する同軸ケーブル・ドメイン帯域(ここで、50~850及び850~1650MHz)に及びそれからコンバートするために使用される。
【0183】
例示的なCPEe413は、CPEe内のUEの3GPP機能性を実装するための5G UEプロセス808と、3GPP(たとえば、5G/LTE)リピータ・モジュール809とをも含み、3GPPリピータ・モジュール809は、(1つ又は複数の)ユーザRF帯域内の屋内/構内カバレージのための1つ又は複数のアンテナ要素810を含む。したがって、示されているCPEe413は、事実上、(1つ又は複数の)ユーザ帯域内で動作する構内のユーザ・デバイスのための基地局として機能することができる。
【0184】
また、Wi-Fi APなどの構内WLANインフラストラクチャとのデータ交換をサポートするために、UEモジュール808と、内部10GbEスイッチ819)をもつ(随意の)WLANルータ417との間でインターフェースする10GbE WLANポート818が含まれる。
【0185】
また、外部アンテナ416接続(たとえば、図4に関して前に説明されたように補足データ・リンクの提供のために使用される(1つ又は複数の)屋上アンテナ要素)、ワイヤレス高帯域幅バックホール、又は他の機能のためのいくつかの外部ポート812、814が、図8の構成に示されている。
【0186】
図8aの例示的な実装形態では、4G gNBブロック・コンバータ832と5G gNBブロック・コンバータ830の両方が、それぞれ、4G通信及び5G通信のためのRFチェーンをサポートするために(すなわち、2GHz帯域においてなど、CPEe内の4G/4.5G/5Gインターフェース及びモデムの関連するRF周波数への、受信されたIF帯域信号のコンバージョンのために含まれる。ブロック・コンバータはまた、前に説明されたように同軸入力816を介して関連するIF帯域を介した分散ノード409とのアップストリーム通信を可能にする。
【0187】
特に、CPEe413は、4Gキャリア及び5Gキャリアが異なる周波数帯域上にあり得るので、4Gキャリア及び5Gキャリアのために別々にIFキャリア周波数とRFキャリア周波数との間のブロック・コンバージョンを適用する。CPEeは、一実装形態では、5G NR及び4G LTE対応ユーザ機器(UE)チップセット816を含む。2つの技術は、3GPP 5G NRの第1のリリースが、4Gと5Gとが非スタンドアロン(NSA)構成の一部として連携して動作することを必要とするので、この実施例ではサポートされる。
【0188】
(5Gと組み合わせられた4Gにおけるより低い周波数を示す)図8aの例示的な構成では、(図8のより一般化された手法とは対照的に)フィルタ・コンバイナが使用されることに留意されたい。
【0189】
また、図8aの特定の実装形態がRF-IFブロック・コンバータ830のうちの1つのみに関して前に説明されたように「チルト」補償を利用することに留意されたい。これは、不相応により高い周波数(すなわち、本実施例では最高1650MHz)において、言及される周波数帯域において動作させられる同軸ケーブルなどのいくつかの場合に)、そのような補償の必要が起こることに起因する。しかしながら、特定のアプリケーションに応じて、異なる補償構成が本開示に従って使用され得ることが諒解されよう。たとえば、一変形態では、上側帯域ブロック・コンバータ830は、より粒度の細かい周波数帯域に対して割り振られ、したがって、チルト/補償は、利用される周波数帯域の狭い領域において(たとえば、4つの%G RF-IFブロック・コンバータのうちの1つ又は2つ上で)のみ適用され得る。同様に、異なるタイプのチルト/補償が、異種様式で各ブロック・コンバータ(又はそれのサブセット)に適用され得る。また、本開示が与えられれば、上記の様々な異なる組合せが、当業者によって諒解されよう。
【0190】
RF周波数へのブロック・コンバージョンは、信号を3GPP帯域準拠にし、CPEe413におけるUEチップセットと相互運用可能にする。次いで、RFキャリアはまた、4G及び5Gのための含まれるリピータ809を通した増幅に適用でき、リピータ809は、CPEeに接続された着脱可能な外部アンテナ810を通して、RFキャリアを一般に屋内に放射することができる。スマートフォンなどのモバイル・デバイス、セルラー・モデムをもつタブレット、及びIoTデバイスは、次いで、4G及び5Gサービスのために放射信号からサービスすることができる(以下の図9a~図9cの説明を参照)。
【0191】
UEチップセット816及びリピータ809は、それぞれのTDDキャリアのダウンストリーム・モードとアップストリーム・モードとの間で切り替えるために、別個のデジタルI/Q同期信号、すなわち、4GのためのデジタルI/Q同期信号及び5GのためのデジタルI/Q同期信号を受信し、これは、それらが、異なるダウンストリーム-アップストリーム比又はデューティ・サイクルを有する可能性があるからである。これらの2つのデジタル同期信号は、ポート816を介してCPEe413にフィードする同軸ケーブル上で、より下位のスペクトルから受信されたI-Q変調されたアナログQPSK信号から受信される。
【0192】
述べられたように、例示的な実装形態では、OFDM変調が、分散ノード509において時間ドメインにおける複数のキャリアを生成するために適用され、したがって、IF信号を復調するためにCPEeにおいて、(とりわけ、FFTを介した)復調が使用される。たとえば、とりわけ、本明細書で説明されるCPEe413の様々な実施例で有用な例示的なリプログラマブルOFDMベース受信機/復調装置について、各々が、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人が所有する、同時係属の、2015年11月10日に発行された、「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,185,341号、及び2016年3月29日に発行された、同じく「Digital domain content processing and distribution apparatus and methods」と題する米国特許第9,300,445号を参照されたい。
【0193】
図8の実施例と同様に、サービスされる構内のLAN使用のためのものを含む、図8aのデバイスにおけるWLANルータ517の動作をサポートするために、10Gbeイーサネット・ポートも提供される。
【0194】
さらに、1次同軸ケーブル・リンクを通して利用可能な容量を越えてブロードバンド容量をブーストし、(中小企業、企業、教育機関などにとって重要であり得る)より高い信頼性のための冗長接続を追加するために、図8aのCPEe上の2つの追加のRFインターフェースが、CPEeを、屋外に、たとえば、中小企業、集合住宅ユニット(MDU:multi-dwelling unit)又は高層の企業の屋根上に設置される2ポート外部アンテナ416(図9aを参照)に接続するために含まれる。この外部アンテナは、消費者構内の近傍に設置される屋外無線機から補足信号を受信するために使用され得る。屋外無線機は、屋外モビリティのためにカバレージを提供するという主目的を有し得るが、それらからの信号は、さらに/代替的に、本明細書の他の場所で説明されるように、1次同軸リンクからの容量を補足し、冗長性を追加するために、固定ワイヤレス様式で使用され得ることが諒解されよう。
【0195】
補足リンク及びモビリティ拡張
アーキテクチャ400のさらなる実施例では、補足又は相補データ・リンク902が、図9aに示されているように、追加のデータ容量(及び機器又は他の障害の場合の1次リンクへの冗長性)を提供するために利用される。補足リンクは、一変形態では、柱取り付け又は他の外部無線アクセス・ノード406aと、(一実施例では、追加されたアンテナ能力416をもつCPEe413を含む、構内トランシーバとの間の5G NRワイヤレス・インターフェースを含む。本コンテキストで使用される「柱取り付け」及び「外部」という用語は、限定はしないが、たとえば、CPEeの補足アンテナ416(たとえば、屋上又は屋外アンテナ)との接続又はデータ接続性を確立することができる、任意の取り付け配置又はロケーションを指す。そのような取り付けは、屋外であるか、又は大きい構造(たとえば、スポーツ・スタジアム、大きい建築物集合体内であり得、いくつかの実装形態では、一時的又は半永続的であり得るにすぎない。
【0196】
図9aでは、(関連するCUe/Dueアーキテクチャ520、540及び/又は560の一部分を含む)アーキテクチャ400の例示的な一部分が示されている。一実施例では、構内(家屋、商業施設、屋外ロケーションなど)は、拡張消費者構内機器(CPEe)413を通してデータ・サービスを受信する。CPEe413は、同軸ケーブリングを介して、たとえば、現存するコンテンツ配信インフラストラクチャにおいて使用されるハイブリッド・ファイバー同軸(HFC)ケーブルを介してデータを受信し得る。CPEe413は、モデム、ゲートウェイ・デバイス、及び/又はルータを備える、ネットワーク・ノードである。CPEeは、したがって、データを管理し、そのデータを、受信データを消費する、近傍の、すなわち、サービス範囲内の、接続のために認証された、クライアント・デバイス又はエンドポイントに配信する。一変形態では、CPEeは、クライアント・デバイス407又はエンドポイントの前に受信データを別のCPEe413に配信する中間ノードを備える。これらのノードとエンドポイントとの間の接続は、たとえば、線形様式で「デイジーチェーン」されるか、又は1つのノードが1つ又は複数の他のノードをサービスする、分岐された様式で接続され得る。しかしながら、ピアツーピア接続のウェブを備える「フォグベース」5Gネットワーク内で、各デバイス又はノードは、「中間」ノードとして働き得、「中間」ノードは、データを維持し、さらに、別のデバイス又はノードがノードとしてオプト・インした(又はオプト・アウトしていない)場合、そのデバイス又はノードにデータを送信し得ることを諒解されよう。
【0197】
これとは別に、バッテリー使用量、データ使用量、又はプライバシーに関する懸念に対処するのを助けるために、消費者はまた、(以下でより詳細に説明されることになる)図9a~図9cに示されているアーキテクチャによって可能にされる超高データ・レートの見込みを与えられたときに参加することを奨励され得る。この構成では、21Gbps程度の総データ・レートが、本出願の譲受人によるモデリング、たとえば、17Gbps DS及び4Gbps USに基づいて達成され得る。実際には、1Gbpsのダウンストリーム・レートは、125メガバイト毎秒のダウンロード・スピードに等しく、したがって、21Gbpsのダウンストリーム・レートは、2.125ギガバイト毎秒のダウンロード・スピードに等しく、これは、たとえば、USB3.0を介して通常利用されるワイヤード・データ転送、或いは機械的又はソリッドステートのハード・ドライブ間のデータ転送に関連するデータ転送レートを大幅に超えることができる。
【0198】
明快のために、例示的な実施例は、CPEe413が、最終的にクライアント・デバイス407にデジタル・データを配信するデータ通信及びルーティング・デバイスであると仮定する。クライアント・デバイス407の実例は、限定はしないが、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、スマートウォッチ、スマート・ホーム・デバイス(たとえば、モノのインターネット(IoT)対応デバイス)、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、電子リーダー、ポータブル音楽プレーヤ、デジタル・カメラ、及びワイヤレス対応オフィス機器(たとえば、プリンタ)など、3GPP対応モバイル・デバイスを含む。クライアント・デバイスは、デスクトップPC、サーバ、他のCPEe413、及びCOTS/オフザシェルフ(off-the-shelf)或いはISP提供(ISP-provided)モデム又はルータ・デバイスなど、ワイヤード機器をも含み得る。
【0199】
例示的な実施例では、補足又は相補データ・リンク902は、追加のデータ容量(及び機器又は他の障害の場合の1次リンクへの冗長性)を提供するために利用される。補足リンクは、一変形態では、外部無線アクセス・ノード406aと、一実施例において、追加されたアンテナ能力(たとえば、屋外アンテナ416、又は図8及び図8aの4G LTE及び5G NRアンテナ・コネクタ812、814)をもつCPEe413を備える、構内トランシーバとの間の5G NRワイヤレス・インターフェースを備える。無線アクセス・ノード406aは、トポロジー配置に関して、5Gネットワークの「エッジ」上にあり、CPEe413との通信について可能にされるエンド・ユーザの構内又は1つ又は複数の他のノードに物理的に近接している。
【0200】
各無線アクセス・ノード406aは、(たとえば、3GPP 4G及び5Gプロトコルに従ってブロードキャストされる)そのサービスをブロードキャストし、データを受信し、送信することが可能なワイヤレス・アクセス・ポイントを備え得る。たとえば、DUeモジュールは、特定の一実装形態では、電信柱に取り付けられ、無線アクセス・ノード406aとして動作する。いくつかの変形態では、E-UTRANスモール・セル又はフェムト・セル・デバイスが、とりわけ、4Gサービスのための無線アクセス・ノードの一部として実装され得る。
【0201】
補足リンクを作成するためにどのエッジベース・ノード(たとえば、図示されていない、他の無線アクセス・ノードの中の無線アクセス・ノード406a)を使用すべきかを決定するファクタは、(限定はしないが)、(i)サービスされる構内機器(たとえば、屋外アンテナ416を介したCPEe)とノードとの間の距離、(ii)(たとえば、マルチパス伝搬、(1つ又は複数の)指定された帯域におけるRF干渉物の存在などに基づいて、距離に関係することも関係しないこともある)UL及び/又はDL方向における信号強度、(iii)そのノード406aについてのチャネル/帯域幅の利用可能な数、及び現在使用中の接続の数(すなわち、ノードが、割り振られていないチャネルに関して必須の容量を有するか)、(iv)能力(たとえば、構内機器が4G/4.5G/5G対応であるかどうか、構内機器が統合されたWLAN能力を有するかどうか、屋外アンテナ416がMIMO対応であるかどうかなど)、(v)参加するためのパーミッション、及び/又は中間ノードに結合されたバッテリー電力(たとえば、モバイル・クライアント・デバイス407が中間ノードとして使用される場合、以下の図10Aの説明を参照)、並びに(vi)任意のそのような中間ノードの能力(たとえば、(上述の)デバイスのアンテナ又はアンテナのアレイの数、処理能力、及び/又は「クラス」)を含む。
【0202】
1つの機能において、補足/相補データ・リンクは、構内に追加の帯域幅を提供する。詳細には、CPEe413(及び/又は上述の他の構内機器)は、データを複数のデータ・ソース/シンクと送受信することが可能であり、それにより、送受信されたデータをコンソリデートすることができる。例示的な実施例では、構内との補足リンク902は、規定された無認可及び/又は認可周波数帯域内の柱取り付け又は他の外部無線アクセス・ノード406aに接続する屋外アンテナ416を介して確立され得る。たとえば、一実装形態では、開示されるソリューションは、(たとえば、MNOなどの他の事業者又はキャリアが、規定されたエリア内の認可スペクトルを利用しているかどうか、及びそのような事業者がどの周波数帯域を使用しているかを含む)設置及びそれが設置される場所によって予想される(1つ又は複数の)特定のアプリケーションに応じて、3GPPによって定義されたNR及びNR-U帯域組合せの1つ又は複数の規定されたサブセットをサポートする。(たとえば米国における3.55~3.70GHz CBRS帯域内のものなどの)いわゆる「準認可(quasi-licensed)」スペクトルが、本明細書で説明される方法及び装置に従って利用され得ることも諒解されよう。
【0203】
別の実施例では、補足リンク902は、構内とCPEe413とについての帯域幅の唯一のソースであり得る。たとえば、ワイヤレス対応デバイスのみを装備した構内(たとえば、屋外エリア、又は同軸ケーブル・ドロップを有しない「現代的」家屋などの構内)は、外部アンテナ416を通して補足リンク902を介してデータを受信し得る。一変形態では、補足リンク902は、N方向タップとHFCケーブルとを介した1次配信経路が、理由は何であれ、機能しなくなる場合など、機器(たとえば、ゲートウェイ)又はリンク(たとえば、HFC)障害の場合にのみアクティブになり得る。
【0204】
別の実施例では、屋外アンテナ416は、複数の無線アクセス・ノード406aから、複数の補足リンク(すなわち、図9aに示されている補足リンク1及び2)を受信し得る。別の実施例では、構内は、1つ又は複数の無線アクセス・ノード406aからデータを各々受信する、複数の屋外アンテナ416を装備し得る(たとえば、図9a中の補足リンク3を参照)。さらなる実施例では、上記の様々な組合せが、たとえば、無線アクセス・ノード及び屋外アンテナの利用可能性に基づいて、データの最も効率的な受信を可能にするために使用され得、それらの各々は、様々なソースからデータを受信していることがあり、及び/又は異なるタイプのデータ(たとえば、1人又は複数のユーザのためのオーディオ、ビデオ、テキスト、ゲーミング・データ)を受信していることがある。
【0205】
また、(1次であるのか補足であるのかにかかわらず)各リンクに関連するRU送信/受信チャネルの各々が、たとえば、いくつかのタイプの規定されたデータを搬送する目的、搬送されたデータについてのQoS要件を維持する目的などのために、異なる5G NRネットワーク「スライス」に割り当てられ得ることも諒解されよう。
【0206】
図9aに示されているように、構内の屋内に位置するユーザ・デバイス(たとえば、UE)407が、前に説明された無認可「ユーザ帯域」を利用して5G/4Gプロトコルを介してCPEe413によってサービスされる。例示的なCPEeはまた、マルチRAT UE407などへの、CPEeのそれぞれの(1つ又は複数の)周波数帯域(たとえば、概して、2.4GHz及び5.0GHz)内のWLAN(802.11)ワイヤレス・アクセスを提供する。構内サイズ、構造の材料などに応じて、CPEeからの様々なWLAN及び4G/4.5G/5G信号は、いくつかの場合には、構内の屋外エリアの部分までを含む、変動する距離を伝搬することになる。しかしながら、この屋外カバレージ(存在する場合)は、一般に、距離とともに急速に低下することになり、たとえば、1/r拡散、減衰などによる「むら」があり得る。したがって、ユーザは、屋外にあるとき、図9aに示されている屋外無線ノード406aのうちの1つ又は複数との接続性及びセッション維持がなければ、CPEeからのWLANカバレージと5G/4Gカバレージの両方を完全に失い得る。
【0207】
表4は、図4及び図9aに示されているアーキテクチャ400についての例示的なソース/ターゲット技術組合せを以下にリストする。詳細には、(i)5G NR、(ii)4/4.5G LTE、及び(iii)WLAN(IEEE STd.802.11)RATの様々な置換は、データ・セッション転送又は移行の一部としてソース技術又は受信側技術のいずれかとして、アーキテクチャに従って使用され得る。前記のように、これらの移行の各々は、相互事業者転送又は相互ドメイン・セッション転送が行われないという点で、図4のアーキテクチャ400によって有利にサポートされ、MSO管理(MSO-managed)インフラストラクチャが、リストされたRATの各々間のイントラMSOセッション・ハンドオーバを可能にするように、(関連するWLANルータ417をもつCPEe413と、(1つ又は複数の)無線ノード406aと、CUe404と、5GC内のWLANコントローラ415とを含む)関連するノード/エンティティの各々間の通信を維持する。
【0208】
所望のハンドオーバがNRベース・デバイスと別の3GPPデバイスとの間のものであるインスタンスでは、(LTE/LTE-Aであるのか、NRであるのかにかかわらず)、モビリティ動作は、関連する3GPP規格において記載された機構によって統率され得、たとえば、ネイバー・セル測定が、たとえば、信号強度又は信号品質メトリックに基づいてトリガされ得、ハンドオーバは、(ms単位の)指定されたトリガ時間値を用いて別個のトリガしきい値及びヒステリシスによってトリガされ得る。
【0209】
所望のハンドオーバが3GPPベース技術とWi-Fiとの間のものであるインスタンスでは、Wi-FiからNRへの(及びその逆の)遷移は、一実施例では、本明細書の他の場所(図4を参照)で説明されるように、5Gコア(5GC)403とWi-Fiコントローラ415との「緊密な」統合を使用して実行される。詳細には、一実装形態では、認識しているMSO管理(たとえば、WLANコントローラ415)は、ユーザが屋内から屋外に動くとき、外部柱取り付け無線ノード406aへの、構内におけるWLANセッション(すなわち、UEとWi-Fiルータ417との間のものであり、後者は、構内WLAN APとして働く)のハンドオーバを確立するために、たとえば、図4に示されているようにXnインターフェースを介して別のMSO管理エンティティ(たとえば、CUe404)にシグナリングすることができる。たとえば、WLANコントローラ415は、3GPPベース・エンティティとWLANコントローラとの間のハンドオーバに関係するデータの通信のために3GPPベースプロトコルを利用するように構成され得る。言い方を変えれば、WLANコントローラ415は、3GPPプロトコル・スタックの追加を介してなど、(事実上、アーキテクチャのWLAN部分を、アーキテクチャの3GPPベース部分に対するeNB/gNBであるように見せる)ハンドオーバを実現するのに必要なデータ及びメッセージングの通信のために少なくとも必要な特徴及び機能に関して3GPP準拠であるように構成され得る。これはまた、(接続のための異なる技術の利用を調停又は制御し得る)UE上で稼働する接続マネージャ・エンティティ又はプロセスを使用せずに実現され得る。
【0210】
本発明のアーキテクチャの例示的な構成では、UEのIPアドレスは、常に5Gコア(5GC)においてアンカリングされ、5GC(及びWi-Fiコントローラ415)は、図9bに示されているように、現存するN6インターフェース422上でインターネットに接続し、NG/Xnインターフェース423を介してCUe装備5Gノードに接続する。Wi-Fiコントローラの機能は、5GC内で論理的に(さらには物理的に)統合され、それにより、2つの機能間の高速応答を保証し得る。
【0211】
別の実装形態では、この統合は、通信セッションのハンドオーバのために、詳細には、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「Wi-Fi Agile Multiband Specification」、バージョン1.2、2018年12月31日に記載されている、Wi-Fi Allianceによって開発されたいわゆる「アジャイル・マルチバンド(Agile Multiband)」特徴の利用を含む。手短に言えば、Wi-Fiアジャイル・マルチバンドを使用して、Wi-Fi AP(アクセス・ポイント)と(たとえば、Wi-Fi対応3GPP UEであり得る)「クライアント」とが、(もしあれば)それらのそれぞれのセルラー・データ・ネットワーク能力に関係するデータを交換することができる。詳細には、Wi-Fiアジャイル・マルチバンドに準拠するAPでは、MBO-OCE IE(情報要素(information element))は、MBO AP能力指示を含んでおり、属性は、そのAPが任意の関連する(たとえば、重複する)セルラー・データ・ネットワーク・カバレージを認知(aware)しているかどうかを示す。直接又は間接的にセルラー・カバレージを認知するアビリティは、APにとって随意の能力である。たとえば、直接認知(awareness)は、帯域走査を介してなど、APが(適切なRF検知装置/モデムを通して)セルラー波形から構成さることを含み得る。逆に、間接的認知は、セルラー・インフラストラクチャによる推定上のカバレージに関する別のエンティティ(たとえば、ネットワーク・エンティティ、コントローラ、eNB/gNBなど)からのデータを取得するアビリティを含み得る。一般に、APは、直接認知していない(検知していないか、又はセルラー・ネットワークとデータ通信していない)が、そうではなく、たとえば、インフラストラクチャ中の他の場所の情報へのアクセスを介した間接的認知を使用する。
【0212】
Wi-Fiクライアント・デバイスの場合、MBO-OCE IEは、クライアントがセルラー・データ接続能力を有するかどうかを示し、セルラー・データ接続能力を有する場合、クライアントが現在のセルラー・データ・ネットワーク接続を維持するかどうかを示す、同様の属性(セルラー・データ能力属性)を含んでいる。MBO-OCE IE中にセルラー・データ能力属性を含めることが、セルラー・データ(たとえば、3GPP)対応である任意のWi-Fiアジャイル・マルチバンド・クライアント・デバイスにとって必須であることに留意されたい。
【0213】
Wi-Fi AMはまた、セルラー・データ対応クライアントが、非選好チャネル報告(Non-preferred Channel Report)に類似する、WNM通知プロセスを使用して、それらのセルラー・データ・ネットワーク接続ステータスを更新することを指定する。APへのクライアントの関連付けより前に、及びクライアントが、候補APを識別するためにANQPベース・ネイバー報告機構を使用するとき、クライアントは、セルラー・データ・ネットワークに関する選好情報を取得したいという要望を示すデータを含むようにANQPクエリを構成する。セルラー認知APが、クライアントの、Wi-Fiネットワークに対するセルラー・ネットワークの使用に関するインフラストラクチャ選好を示すために、セルラー・データ接続選好サブタイプANQP要素を介して、クエリ内のこのデータに応答する。同様に、関連付け中に、セルラー対応クライアント及びセルラー認知APは、任意のBTMクエリ又は送信請求されないBTM要求及び応答中にセルラー・データ接続選好属性を含めることになる。
【0214】
開示されるネットワーク・アーキテクチャのアジャイル・マルチバンド・ベース実施例における1つの重要な利点は、5GCへのアジャイル・マルチバンド特徴の高レベルの統合であり、これは、とりわけ、ネットワーク事業者(たとえば、MSO)が、3GPPであろうとWi-Fiであろうと、アクセス技術の優先的扱いをトリガすることを、接続マネージャに依存することをなくすことを可能にする。事実上、そのような優先的扱い(及びそれに従って、ハンドオーバ)を実施するための論理は、ネットワークベースであり、したがって、MSOによって完全に制御される(及びMSOによって構成可能である)。
【表4】
【0215】
図9cは、本開示による、(図9aの場合のような外部アンテナ416を介したCPEe413の補足とは対照的に)モバイル・ユーザ・デバイスの「シームレス」モビリティをサポートする補足リンク902の使用を含む、ネットワーク・アーキテクチャ920の例示的な実施例を示す。
【0216】
図9cに示されているように、外部無線アクセス・ノード406a(たとえば、関連するE-UTRAN「スモール・セル」を伴う柱取り付け5G対応RRH)は、5Gネットワークの「エッジ」をサービスするDUe409aを介して、CUe404とデータ通信している。DUe-RRHインターフェースは、「フロントホール」として示されており、DUe-CUeインターフェースは、「バックホール」として示されているが、これらの用語は、説明のためのものにすぎず、必ずしも特定のアーキテクチャを示すとは限らない。CPEe413(構内側ゲートウェイ、モデム、ルータなど)は、サービスされる構内へのHFCケーブル・ドロップのフロントホール/バックホールに位置するDUe409bを介してCUe404とデータ通信している。いくつかの変形態では、DUe409a及び409bは、同じデバイス内に物理的に及び/又は論理的にコロケートされる。
【0217】
従来技術のネットワークでは、たとえば、1つのワイヤレス・エア・インターフェース・プロトコル(たとえば、WLAN)を介してインターネット・ウェブサイトに対するデータを送信及び受信するモバイル・デバイスが、それのAPのサービス範囲を出るときにそのAPから切断し、別のワイヤレス・エア・インターフェース・プロトコル(たとえば、4/4.5Gセル・サービス)を使用して新しい接続を確立し、次いで、ウェブサイトに関連するウェブ・サーバとの新しいセッションをインスタンス化しなければならなくなる。サービスのそのような中断、及びターゲット・サーバ又はリソースとの新しい上位レイヤ・セッションを確立する必要性は、一時的ではあるが、第1のワイヤレス・プロトコルを用いて最初に実施されるコンテンツの交換の中断を生じる。それは、新しい認証プロトコルが実行されること、ログイン証明/パスワードなどをさらに必要とし得る。
【0218】
しかしながら、本開示の一態様では、モバイル・クライアント・デバイス407は、1つのアクセス・ポイント(たとえば、CPEe413)によってサービスされる1つのロケーションからそのアクセス・ポイントのサービス範囲の外部の別のロケーションに動き、しかも、4G/4.5G/5G対応ノードを利用する共通MSOコア及びインフラストラクチャによって、上位レイヤの現存するデータ・セッションを維持することが可能である。詳細には、ベアラPHYは、現存する接続から別の現存する接続に移行させられ(別の現存する接続は、たとえば、移行が行われるべきであることを示すデータに応答して確立され得)、それにより、上位レイヤ・セッションの見地から見掛け上のPHY継続性を維持する。例示的な実施例では、既存の3GPPベース・モビリティ・プロトコルが、この動作において利用され、本明細書で前に言及されたように、信号強度又は信号品質のいずれかによってトリガされる。
【0219】
その上、図9c(及び図4)のアーキテクチャを使用して、データは、クライアント・デバイス407のロケーションに応じて、1つ又は複数のDUeユニット409a及び/又は409bを介した無線アクセス・ノード406a並びにCPEe413を介して、冗長的に又は別々に配信され、それにより、以下でさらに説明されるように、クライアント・デバイスが、サービング・ノード/デバイスの範囲内にあるとき、要求されたデータへの常時アクセスを有することを可能にし得る。たとえば、1つのシナリオでは、補足リンクは、モビリティなしでも同時に別個のデータ・セッション、すなわち、サービスAについてのPHY1を介した1つのセッション、及び(PHY1からPHY2へのサービスAのハンドオーバとは対照的に)サービスBについてのPHY2を介した別の同時セッションを維持するために使用される。一実装形態では、現存する3GPP LTE-Aマルチバンド・キャリア・アグリゲーション(CA:carrier aggregation)プロトコルが活用され、補足リンクは、家/建築物内からユーザを現在サービスしている1次セル又は「PCell」に対して2次セル又は「SCell」として働き、又はその逆も同様である(たとえば、補足リンクはPCellとして働くことができ、SCellは、その後、たとえば、構内ノードを介して追加される)。とりわけ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TR36.808、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Carrier Aggregation;Base Station (BS) radio transmission and reception」を参照されたい。
【0220】
有利には、アーキテクチャ400(図4)の例示的な実施例における、HFC及びワイヤレス上での共通波形及びプロトコルの使用は、本明細書の他の場所で説明されるように、基地局が中央ユニット(たとえば、CUe404)と分散ユニット(たとえば、DUe409a、409b)とにスプリットされるという条件で、集中型認証、許可、及びアカウンティング(AAA:authentication, authorization, and accounting)機能、パケット・ゲートウェイ及びモビリティ・コントローラ(MME)、並びにサービス・エリア内の屋内及び屋外エリアのための共通基地局など、共通ネットワーク要素の使用を可能にする。そのようなスプリット基地局アーキテクチャが、前に説明されたように、同様に3GPP 4G/4.5G LTE/Aに移植され得ることに留意されたい。
【0221】
図9cに示されているように、ネットワーク要素の共通化は、一部には、高いシグナリング容量とデータ・スループット容量とをもつマクロ・ネットワーク・グレード・ネットワーク要素が、サービスされる構内の屋内空間と屋外空間とを制御することから、その両方の空間の間のシームレス・モビリティ・エクスペリエンスを有利に可能にする。フォン及びIoTモデムなどのデバイスによるこれらの空間の間のモビリティは、多くの場合、図9c中で破線によって、及び概して図4に示されるように、モビリティが、共通中央ユニット(CUe404)に接続された分散ユニット(DUe406)間に制約されるので、「ノースバウンド」ネットワーク要素に向かう最小量のシグナリングをトリガする。
【0222】
その上、前に説明されたように、たとえば、マルチバンド・アライアンス(Multiband Alliance)を介したモビリティ、又は3GPPとWi-Fiとの間のデータ・スループット性能トリガ型モビリティが、屋内空間と屋外空間の両方をサービスする3GPPモビリティ・コントローラに接続された集中型Wi-Fiコントローラを使用して、Wi-Fiコントローラ415と協働するWi-Fiアクセス・ポイントを用いて提供される。
【0223】
別の変形態では、モビリティ・アクセス・ノードは、それらのバックホールのみとして柱取り付けデバイス406aのうちの1つ又は複数を使用する。すなわち、外部無線アクセス・ノード406aは、(たとえば、ユーザが自分の車に乗るか、又は自分の近隣にある街路を歩くとき)構内機器ではなく外部無線アクセス・ノード及びgNBにのみ依拠する、「出先」モバイル・デバイスにとって有用である、ユーザ・デバイス407のための単独の(1つ又は複数の)分散ユニットとして機能し得る。一実装形態では、アーキテクチャ400を介して、重複する4G/4.5G/5Gカバレージをモバイル・デバイス407に提供するために、十分な数の外部ノードが所与の地理的エリア内に展開される。
【0224】
一変形態では、モビリティ・アクセス・ノードは、概して同等の能力を有する、CPEe413の強化されたバージョンである。たとえば、一実装形態では、外部アクセス・ノードは、そのアクセス・ノードが、必要に応じて追加の容量のために柱取り付けデバイス406aと通信することができるように、MSOネットワークに対するバックホール(ファイバー又はHFC)、並びに補足リンク・アンテナの両方を含む。
【0225】
また、WLANノードは、QoSの提供を伴うことを含む、モビリティ・アクセス・ノードを通してバックホール化され得る。
【0226】
示されている共通MSOコア及びRANアーキテクチャは、MSOが、柱取り付又は他の構成DUeを使用して選択的にカバレージを補足することを可能にすることも諒解されよう。たとえば、新しい家又は近隣が構築された場合、MSOは、カバレージの所望のレベルを提供するために決定されたロケーションにおいて、1つ又は複数のそのようなDUeデバイスを単に追加することができ、これは、MNOベース・セルラー・カバレージとは対照的であり、新しい基地局の設置は、(i)MSOによって直接制御されないか、又は他のMSOサービスと統合され得ず、(ii)はるかにより労働及び資本集約的である。
【0227】
本開示が与えられれば、また他の組合せ及び修正が、当業者によって諒解されよう。
【0228】
例示的な動作
次に、ワイヤレス・ネットワークにおける共通波形及びプロトコルを使用する、サービスされる構内の屋内空間と屋外空間との間のモバイル・ユーザ・デバイスの「シームレス」モビリティの例示的な例が説明される。
【0229】
図9cに示されているように、モバイル・クライアント・デバイス407(たとえば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ポータブル・ゲーミング・コンソール)は、構内に位置するCPEeデバイス413からデータ・サービスを受信する。CPEeは、たとえば、Wi-Fi又はWLAN技術(IEEE Std.802.11)を介してモバイル・クライアント・デバイスにワイヤレス・データ・サービスを提供し得る。CPEeは、さらに追加又は代替として、3GPPベース・プロトコルを介してモバイル・クライアント・デバイスにワイヤレス・データ・サービスを提供し得、すなわち、CPEe又はそれの部分(たとえば、アンテナ)は、LTE-U又はNR-U帯域或いはまた他の帯域における(1つ又は複数の)セルラー無線機とともに「基地局」として動作するように構成され得る。この例では、そのような3GPPベース・データ通信は、本明細書では「4G/4.5G/5G」構成要素を介した「4G/4.5G/5G」通信と呼ばれる。しかしながら、GSM、UMTS、CDMA、VoLTE、及びXLTEなど、他のタイプのセルラー又は非セルラー技術並びに関連するインターフェース及び帯域が使用され得ることが諒解されよう。
【0230】
動作中、CPEe413は、ネットワークのそれのバックホール部分に位置する1つ又は複数のDUeデバイス409bからデータを受信する。この例示的なシナリオでは、バックホールは、現存するHFCインフラストラクチャによってサービスされる。図8図9aに関して述べられたように、構内は、CPEe413への/からのデータ配信のために追加のデータ容量を供給する1つ又は複数の4G/4.5G/5G RRHユニット又は基地局(たとえば、gNB又はDUeにリンクされた柱取り付けデバイス)間の補足又は相補リンク902を作成することが可能である1つ又は複数の屋外アンテナ416を装備し得る。
【0231】
モバイル・クライアント・デバイス407は、WLANインターフェースと4G/4.5G/5Gインターフェースのいずれか又は両方を介したデータ・リンクを通してデータを受信することが可能である。モバイル・クライアント・デバイス及びCPEe413は、モバイル・クライアント・デバイスのユーザによって、レンダリング可能なコンテンツ及び消費可能なもの(たとえば、ビデオ、オーディオ、ゲーミング・コンテンツ、テキスト、写真)などのデータを送信及び/又は受信するためのデータ・セッションを確立する。いくつかの変形態では、リンクのうちの1つが、CPEeによって割り当てられるか、又は「1次」リンク901になるようにモバイル・クライアント・デバイスによって要求される。本コンテキストで使用される「1次」という用語は、そのリンクを2次又は補足リンク902と弁別する1つ又は複数の属性を指す。たとえば、1次リンクは、(i)他のリンク(たとえば、Wi-Fiリンク903又は補足リンク902)よりも多くの帯域幅を与え、(ii)(時間的に)最初に確立された、(iii)デバイス又はサービスのあるクラスに関連する(たとえば、CPEeのみが1次リンクを有し得、及び/又はQoSのいくつかのレベルのみが1次リンクによってサポートされる)リンクであり得る。別の実装形態では、1次リンク(及びそれに割り当てられた帯域幅/サービスの量)は、(信号強度又は別のリンク品質パラメータにも相関され得る)CPEeからのモバイル・クライアント・デバイス407の物理的距離に基づいて決定される。一変形態では、CPEeは、たとえば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、同一出願人が所有する、2016年6月15日に出願された「APPARATUS AND METHODS FOR MONITORING AND DIAGNOSING A WIRELESS NETWORK」と題する米国特許出願第15/183,159号に記載されているように、「ハートビート」信号を送り、ラウンドトリップ送信(RTT:roundtrip transmission)時間を測定すること、又は近くのデバイスからの応答を発動するためにCPEeの監視モジュールを介して「ピング」などを発行し、次いで、戻り時間を測定することなど、監視技法を使用して、クライアント・デバイスまでの距離を決定することができる。
【0232】
他の実装形態では、1次リンクは、(単独であるのか、又は上記と組み合わせてであるのかにかかわらず、)ユーザ選好、時刻、CPEeによってサービスされているクライアント・デバイスの数、クライアント・デバイスが4G/4.5G/5G通信を可能にしたかどうかなど、1つ又は複数の他のファクタに基づいて割り当てられ得る。
【0233】
いくつかの場合には、インターフェース901とインターフェース902の両方が、全容量において利用され得るが、他の場合には、各インターフェースの利用率は、それぞれ、スライド制のスケール又は割合によって決定される。たとえば、モバイル・クライアント・デバイス407がCPEe413に物理的に近いとき、CPEe13は、Wi-Fi帯域幅の100%が(4G/4.5G/5Gの低い又は0%利用率で)使用されることを可能にし得る。モバイル・デバイスがそれのAP(たとえば、CPEe)から遠ざかるにつれて、CPEeは、モバイル・デバイスが構内を出つつあり、CPEeが家屋の反対側にあるとき、より多くの容量を4G/4.5G/5G使用にシフトし、たとえば、60% 5G及び40% Wi-Fiにシフトし得る。さらに、考慮事項の中でも、消費者は、高周波電磁放出が高出力無線機に近接している間、高周波電磁放出が制限されることを選好し得る。しかしながら、人間オペレータが散在するか又は不在である状況(たとえば、自動運転車両又は自動倉庫ドローンの間の通信)では、そのような考慮事項は必要でないことがある。
【0234】
同様に、複数のクライアント・デバイスが存在する構内(たとえば、複数の家族がいる家)では、CPEe413は、構内のWLAN及び4G/4.5G/5G信号の使用のバランスをとる決定を行う際に「クライアント」の各々の位置/属性を考慮し得る。
【0235】
図9cに示されているように、アーキテクチャ400についてのいくつかの別個の共通動作シナリオ、すなわち、(i)補足リンク902からの追加の容量による「1次」リンク901の補足(すなわち、既存のセッションを維持し、しかも、第2のエア・インターフェースを介してさらなる帯域幅容量を追加する)、及び(ii)ハンドオーバ又は移行(すなわち、UEとCPEe413との間のRRC接続状態などの所与の1次リンク901が存在し、柱取り付けデバイス406aなどの異なるデバイスとの別のRRC接続状態に移行させられる)が存在し、サポートされ得る。しかしながら、これらの2つのシナリオは、モバイル・デバイス407が1次リンク901と補足リンク902の両方を同時に(たとえば、各々の範囲内にあるときに)使用しており、次いで、一方の範囲外に動く場合などのいくつかの場合には、重複することがあることも認識されよう。この場合、(たとえば、CPEe413との)指定された「1次」リンクは、最終的に(たとえば、屋外RRH406aとの)新しい「1次」リンクのほうを優先してティアダウンされ、次いで、補足リンクは、1次リンクの役割を担い得る。
【0236】
一変形態では、モバイル・デバイス407とCPEeとの間のWLANリンク903の切断は、外部ノード406aの「セル」内のUEの走査及び検出のために発動される3GPPプロトコルを介してなど、外部ノード406aによるモバイル・デバイスの検出の後に行われる。別の変形態では、Wi-Fiリンクの切断は、モバイル・クライアント・デバイス及び外部ノード406aとの補足リンク902を確立した(たとえば、RRC接続状態を達成した)後に行われる。内側-外側遷移中にWLANリンクからいつ切断すべきかの評価は、CPEe413からのモバイル・クライアント・デバイスの距離及び/又はCPEeからのWLAN信号の対応する信号強度、近くの外部無線アクセス・ノード406aのカバレージ・エリア(すなわち、ノード406aは、モバイル・クライアント・デバイスが構内にある間、すでにそのモバイル・クライアント・デバイスに達することが可能であり得る)、ロケーション設定(たとえば、GPS/A-GPS(以下「GPS」)ロケーションに基づいて、たとえば、特定のアドレスにないときのみ、又は特定の選定されたロケーションにあるときのみ、屋外ノード・アクセスを可能にする)など、1つ又は複数のファクタに依存し得る。
【0237】
1つのシナリオでは、データを配信するために使用されている共通波形/プロトコルを利用することによって、モバイル・クライアント・デバイス407は、1次リンク901(たとえば、構内に最初に確立された1次リンク)と補足リンク902の両方を介して同じデータを受信することが可能である。有利には、モバイル・クライアント・デバイス702は、そのような共通プロトコル(たとえば、3GPP 5G NR-U)が両方のリンクのために使用されるとき、同時に柱取り付け外部無線アクセス・ノード406aとの別の4G/4.5G/5Gデータ・セッション中であり、外部ノード406aを通してサービスを受信する間、CPEeとの元の4G/4.5G/5Gセッションから切断する必要がない。1つの手法では、同じRF帯域幅についての多入力多出力(MIMO)チャネルの一部としての、複数の独立した並列データ・ストリームの送信の3GPP 5G NR規格のサポートが、この目的のために活用される。これは、複数のアンテナ要素が使用されるとき、ワイヤレス・チャネルがもたらす空間ダイバーシティの活用を可能にする。さらに、3GPPチップセットの以前の世代(たとえば、3G、4/4.5G)が、そのような並列MIMOデータ・ストリームをサポートし得る。したがって、本開示のコンテンツは、現存するインフラストラクチャにおいて実装されたとき、比較的あまりコストがかからなくなり、あまり時間がかからなくなり得る。
【0238】
図9cの例示的な実施例に戻ると、データは、CUe404を介してネットワークのコア(MSO)からモバイル・クライアント・デバイス407によって要求され得、1つ又は複数のDUe409a及び/又は409bを介して配信される。CUeと1つ又は複数のDUeとは、gNBとして論理的に定義され(破線矢印によって示される)、CUeと(1つ又は複数の)DUeとは、バックホール・ケーブル上で、又は(十分に近接していれば)ワイヤレスに通信し得る。とはいえ、DUeノードは、ネットワークのエッジの近くで、すなわち、構内の近くでデータの分散を可能にする。以下でさらに説明されるように、DUeは、エッジ・キャッシング及び一般的なストレージを可能にするために大きいデータ・ストレージ能力を装備し、並びにネットワークのエッジにある複数のノード(たとえば、外部無線アクセス・ノード406a、406n)への高スピード・トラフィックのフローを制御することが可能な1つ又は複数のプロセッサ装置を装備し得る。
【0239】
一実施例では、受信側プロセス(たとえば、UE407上で稼働するアプリケーション)への配信のために送信されるデータは、データ・ソース(たとえば、バックエンドに位置するサーバからソーシングされ得る、たとえば、CUe404)から異なるDUe409a、409bを介して別々に配信される2つの(又はそれ以上の)部分又はストリームにスプリットされる。それぞれの部分又はストリームは、外部無線アクセス・ノード406aを介した補足リンク902を通して、及びCPEe413を介した1次リンク901を通してターゲットUE407に配信される。そのような「スプリット」データは、ネットワークの個々の構成要素(たとえば、コア、CUe404、DUe609、ノード406a、CPEe413)のために必要とされる帯域幅及び処理能力などのネットワーク・リソース要件を低減するために使用され得、すなわち、スプリットは、過負荷のかかった又は限られた構成要素に対する負荷を低減するか、或いは厳しいレイテンシ要件を満たすことを可能にするために発動される。代替的に、スプリットは、異なるQoS要件をもつ異なるアプリケーション/サブ・アプリケーション又はプロセスなど、異なる5G NRスライスをサポートするために発動され得る。本開示が与えられれば、スプリットするためのまた他の理由(たとえば、異なるセキュリティ・レジーム、異なるコンテンツ・プロバイダとの関連付けなど)が、当業者によって諒解されよう。
【0240】
また別の実施例では、異なるリンクを介して配信されるデータは、少なくとも部分的に冗長であるか、又は複製される。冗長データは、データ及びファイルの完全な完全性を保証し、ドロップアウト又は他の喪失機構が存在し、再送信が(少なくとも十分に適時に)が可能でない場合、再構成を可能にし得る。
【0241】
別の実施例では、補足リンクを介して到着するデータは、外部無線アクセス・ノード406a(及び/又は別のDUe)とデータ通信している、何らかの他の外部無線アクセス・ノード406nから受信され得る。いくつかの場合には、他のノード406nは、中間ノードとして働くまた別のノード又は別のモバイル・クライアント・デバイスからデータを受信していることがある。諒解され得るように、例示的なフォグベース・ネットワーク環境では、データは、管理されたネットワークのバックエンドに位置するサーバ又は他のソースまで達する必要はない。実際、超低レイテンシ及び超高速データ・レートが、一部には、ピアツーピア接続のフォグ・ネットワークに参加する5G対応デバイスの参加のために、可能にされ得る。特に、このネットワークにおいて実装されるようなピアツーピア接続は、モバイル・クライアント・デバイス間の直接接続を備え、従来のクラウドベース実装形態において使用されるものなどの集中型サーバ・エンティティによる比較的より遅い接続の必要を不要にする。
【0242】
逆に、モバイル・クライアント・デバイスは、4G/4.5G/5Gリンク902、901との接続を確立することによって、構内に、すなわち、図9c中の位置Cから位置Aに「シームレスに」入り得る。より詳細には、モバイル・クライアント・デバイス407が、構内(たとえば、位置B)により近接して動くとき、外部無線アクセス・ノード406aは、RU406aとUE407との間の現存する1次リンク901に加えて、モバイル・クライアント・デバイス(たとえば、UE)との補足リンク902を確立し得る。一実施例では、補足リンク902は、事実上、同じ帯域幅、レイテンシ、範囲などをもつ、1次リンクと同様の別のリンクである。別の実施例では、補足リンク902は、より低い帯域幅、より低いデータ・レート、より大きい範囲(より低い周波数)などを有し得る。システムはまた、補足リンクの使用なしに、すなわち、UEとターゲット・アクセス・ポイント(たとえば、CPEe413)との間の1次リンクを確立し、次いで、無線ノード406aとの初期1次リンクをティアダウンすることによって、転送又はハンドオーバするように構成され得る。随意に、CPEe413は、WLANリンク903を、4G/4.5G/5G接続とともに、又はそれ自体で確立し得る(すなわち、他のリンクを切断する)。
【0243】
図9dは、1つのロケーションから別のロケーションに動くクライアント・デバイス、この場合、道路上の車両のシームレス・モビリティ及び接続維持の上記の説明を実装するネットワーク・アーキテクチャを示す。
【0244】
詳細には、5Gコア403と1つ又は複数のgノードB(gNB)とによってサポートされる5G対応ネットワークが示されている。gNBは、拡張コントローラ・ユニット(CUe)404と2つ又はそれ以上の拡張分散ユニット(DUe)409とを(必ずしも物理的にではないが)論理的に含み、それらは、上記で説明されたように、4G/4.5G/5G対応外部無線アクセス・ノード406a、406nにデータ及びコンテンツを中継する。述べられたように、DUe及び外部アクセス・ノード機能はまた、同様に、様々な程度で組み合わせられるか又は統合され得る(たとえば、各外部ノード406aは、それ自体、DUeであり得る)。モバイル・クライアント・デバイス(たとえば、1つ又は複数の5G無線機及びアンテナを装備したテレマティックス・システムをもつ車両)407は、4G/4.5G/5Gリンク910を介して第1の外部無線アクセス・ノード406aに接続し得る。このワイヤレス・リンクは、車両が、機能の中でも、データ、たとえば、ナビゲーションのための衛星データ、車両によるレンダリング又は消費のためのデジタル・データ(たとえば、マップの画像、オーディオ又はビデオ・ディスプレイのためのストリーミング・コンテンツ、ホットスポット機能性を介した車両内の他のモバイル・デバイスに分散すべきコンテンツ)、及び別の車とのオーディオ通信のためのボイス・オーバーIP(VoIP:Voice over IP)データを受信することを可能にする。
【0245】
図示の実施例では、複数の外部ノード406aは、共通HFCネットワーク部分によってサービスされるノードを備え、たとえば、それらのノードは、各々、HFC媒体から離れた異なる「タップ」に関連する(図4を参照)。有利には、そのような手法は、車両が運転される街路に近接して存在する単一のベアラ媒体(たとえば、同軸ケーブル)を利用することができる。特に、多くの既存の同軸ケーブル設置は、実際、(電柱又は他の電信柱に沿って張り巡らされるなどの「オーバーヘッド」設置においてであるのか、地下ケーブル・チェイス又はコンジットにおいてであるのかにかかわらず)少なくともいくらかの距離にわたって既存の街路と並行する。これは、しばしば、家屋又はアパートがしばしば同じ街路に沿って同様に並べられるという点で、それらがサービスする近隣のアーティファクトである。したがって、これらのケーブルは、所望の間隔又はロケーションにおいて外部無線ノード406aの設置を可能にするために、図示のように容易にタップ・オフされ得る。前記のように、外部ノードは、それら自体、柱取り付け、他のインフラストラクチャと共存するなど、多くの形式をとることができる。ノード406aは、信号伝搬目的のために地上のアンテナを有しなければならないが、ノードRRHフロント・エンド及び関連するバックホールは、地下を含む、又は街路に沿った構内でも、文字通りどこにでもあり得る(たとえば、MSO又は他のサービス・プロバイダが、住宅顧客への電力分散のための既存の逓降変圧器に似た、街路の近くの地上波ボックスを配置するために土地の地役権を利用するところなど)。
【0246】
代替的に、別の実施例では、外部無線アクセス・ノード406aは、前に説明されたタイプのピアツーピア・アーキテクチャにおいてなど、クライアント対応車両407とCUe404、DUe409又はさらに別のモバイル・クライアント・デバイス(たとえば、別の車両)との間の中間アクセス・ノードとして働く別の5G対応車両を備え得る。道路上の車両の数が増加するにつれて、参加するネットワーク・ノードの「フォグ」はより密になり、たとえば、過密トラフィックが、参加する5G対応車両の間で超低レイテンシ及び超高スピードでコンテンツを配信するために利用され得る。
【0247】
車両407が経路(たとえば、街路)に沿って動くにつれて、別の外部無線アクセス・ノード406nは、CUE/DUeからの通信を介してであるのか、直接(たとえば、車両/UE407による放出のための適用可能な帯域における走査を介して)であるのかにかかわらず、車両を検出する。車両が検出されると、他の外部無線アクセス・ノード406nは、(たとえば、前のノードとの現存する「1次」リンクと同時に)車両との別の4G/4.5G/5Gリンクを確立し得る。特に、現存する3GPPプロトコル(4G/4.5Gであるのか、5Gであるのかにかかわらず)は、動いているプラットフォーム内を含むモビリティを考慮し、したがって、異なるセル(すなわち、セルラー・コンテキストにおける)が遭遇されるアプリケーションにとって好適である。しかしながら、一般的な3GPPベース・モビリティは、様々なエンティティ間のかなりの量のシグナリングを必要とする、セル追加又は削除を含む、セル選択及び再選択プロシージャを伴う。対照的に、図9dに関して説明される例示的な実施例は、本明細書では、(概して、前に説明された3GPPにおいて定義されているモビリティの同じ原理を使用して)屋外に取り付けられたCPE間の信号レベル(強度)及び/又は品質ベース・モビリティを利用するが、一般的な3GPPベース・モビリティとは異なり、すべての屋外セルは、仮想的に、単一のセルを備えるか又は単一のセルとして働き、異なるセルIDがないことがある。この顕著な利点は、そのようなデバイスが各々、DUにおいて同じベースバンドに接続されるか、又は同じベースバンドと通信可能であり、それにより、シグナリング・ロバストネスに関する脆弱性をなくし、(事実上1つのアグリゲートされた又は仮想ラージ・セルのみがあるので)セル選択/再選択/追加/削除の上述の現存するプロシージャを簡略化することに起因する。様々な異なるデバイスのための統一された制御プレーンは、認識しているコントローラ(たとえば、構成に応じて、CUe又は5GCコア・エンティティ)が、個々のデバイスの各々のRANカバレージ・エリア間のハンドオーバをシームレスに管理し、述べられたように、セル選択などのためのシグナリングに関連するオーバーヘッドを不要にすることを可能にする。
【0248】
車両がハイウェイ・スピード(たとえば、80~128km(50~80マイル)毎時)において動いているシナリオでは、車両とノード406aとの間のワイヤレス・リンクを維持することは、データ配信における中断を最小限に抑えることに役立つことになり、「ハンドオーバ」が十分に速くない場合、ドロップアウト/セッション喪失及び得られた不十分なユーザ・エクスペリエンスが発生し得る。しかしながら、新しいリンク910cが確立されると、初期リンク910a又は910bは切断され得る。車両407とノード406a及び406nとによって使用される共通4G/4.5G/5Gプロトコルが与えられれば、車両は、同じgNB(ただ、異なる外部ノード)を介して、そのgNBによってサービスされる共通カバレージ・エリア925のエッジに達するまで、データを受信することを継続し得る。
【0249】
また、複数のリンク910a、910bとして図9dに示されているが、所与の外部ノード406aは、車両407がノードの範囲内にある間、車両407をサービスする際に複数のリンクを利用することも利用しないこともあることが諒解されよう。たとえば、1つの変形態(及び図示される)では、ノード406aは、車両407が外部ノード406aとの接続状態を、図示のように(そのように装備されたとき)外部ノードの異なるMIMO又は他のチェーンを介して維持することができるように、空間ダイバーシティ能力及びビームフォーミングを含む。
【0250】
別の変形態では、上述のように、他の外部無線アクセス・ノード406nは、(たとえば、5Gコア403によって提供されるサービスに登録又はサブスクライブされた)別の車両であり得る。一実装形態では、複数の車両が少なくとも時間期間の間同様のスピードにおいて動いている場合、ノード自体がモバイルになる。したがって、そのようなシナリオでは、上記で説明されたようなノード406aとノード406nとの間のハンドオーバは、必要でないことがある。別の車両との4G/4.5G/5Gリンクを介して接続された車両407は、たとえば、その別の車両とのリンクの信号強度又はチャネル品質(或いはそれの変化又は変化率)、その別の車両に対する近接度(及びそれらに基づいて計算される切断の恐れ、たとえば、その別の車両が遠いほど、切断が発生することになる可能性が高くなり、車両は、別のノードとのより良い接続を探すべきである)、5Gネットワークに参加する他の車両(たとえば、第3の車両)に対する近接度、別の非車両ノード406nに対する近接度又はそれの利用可能性などに基づいて、その別の車両を維持する又はその別の車両から切断する必要性を評価し得る。
【0251】
その上、道路又はエリアに沿った複数のDUeユニットを介して、所与のCUe404は、どのエリアが所与の時点において最も多くの車両を有するか、したがって、利用すべき外部ノードのうちの1つに近接している又はそれに接続された車両についての利用可能な接続の最大/最小数に関するデータを所有し得る。CUeは、リンクを確立するための1つ又は複数の最適ノード又は車両を識別するために、このデータを、第1の無線ノード406aとの現存する接続されたリンクを介して車両407に送信し得、及び/又は、たとえば、通知されたノードのうちの選択されたノードに、将来のある時間に車両との接続を誘発させるように、このデータを無線ノード406a~nに提供し得る。
【0252】
図9dに示されているように、MSOネットワークの所与の部分に関連するアグリゲートされた無線ノード406a~nの「組み合わせられた」セル・カバレージは、上記で説明されたようにシステムの統一された共通アーキテクチャにより、比較的大きく、WLAN APの下であるのか、(一実施例では、図4に示されている柱取り付けデバイス406a、及び/又はセルラー基地局サイトにおいてコロケートされたデバイスなどの他のデバイスを含み得る)4G/4.5G/5G外部アクセス・ノードの下であるのかにかかわらず、車両が、MSOによってサービスされる組み合わせられたセル・カバレージ・エリア中に残っている間、MSOからMNOへの(又はその逆の)ハンドオーバが必要とされない。詳細には、共通事業者(たとえば、MSO)及びインフラストラクチャによって、複数のモビリティ・アクセス・ノードが組み合わせられて、(たとえば、セル・エッジにおける)より高いスループットとより大きいカバレージの両方のために、単一のセルを形成し、それにより、イントラ・エンティティ・ハンドオーバをさらに低減するか又は不要にさえし得る。
【0253】
方法
以下の説明は、本開示による、ネットワーク「経路」又はルート決定を含む、ワイヤレス・データ・ネットワークにおける(たとえば、Std.802.11及び3PGGプロトコルによる)ワイヤレス対応クライアント・デバイスのシームレス・モビリティを可能にするための方法について説明する。
【0254】
次に図10を参照すると、たとえば、図4のアーキテクチャ400内の経路又はルート選択の方法1000の一実施例が、詳細に説明される。図示のように、本方法は、最初に、ステップ1002によれば、データ・サービスが提供されることになるターゲットCPEe413又は他のエンティティを識別するステップを含む。一変形態では、このステップは、デフォルトCUe404、たとえば、他の中から、ネットワーク内で方法1000を実装するために指定されたCUe404、又は他の規定された基準を満たすCUe404の論理によって実施される。
【0255】
ターゲット・デバイス又はCPEeの識別は、たとえば、MAC、IPアドレス、ワイヤレスID(たとえば、3GPPベース、又はWLANベースID)、或いはCPEe又はネットワーク中のそれの場所を一意に識別する他のデータを介して達成され得る。
【0256】
次に、ステップ1004によれば、ルート決定のために最適CUe及び/又は5GCエンティティが識別される。図4のアーキテクチャ400の一変形態では、複数のCUeがネットワーク内に存在し、各々は、それのDUe及び/又は外部ノード406a(並びにCPEe及びさらにUEなどのクライアント構内デバイス)に関連する、他のCUEe又は5GCによって所有されない、ローカル・ノード配置、サービス・グループ・メンバーシップ、特定のタップの配置などのデータを有し得る。同様に、5GCは、あらゆるCUeによって所有されるとは限らない(又はいずれのCUeによっても所有されない)関連するデータを有し得る。したがって、ステップ1004の論理の一実装形態は、ネットワーク内のトポロジー関係を介してなど、ターゲットCPEeに最も関連することについてCUeを(たとえば、ターゲットCPEeをサービスし得るすべて又は大部分のDUe/ノード406aにわたって認識しているものを)評価するためのアルゴリズムを含む。このコンテキストにおいて使用される「最適」という用語は、概して使用され、相対的であり、たとえば、最適CUeを選択することは、複数のCUeのうちの最も最適化されていない1つを選択することを含み得る。
【0257】
次に、ステップ1006によれば、ルート決定に関連するトポロジー及び他の利用可能なデータは、指定された(最適)CUe/5GC処理エンティティによってアクセスされる。このデータは、特定のCUe404及び/又は5GCによって、データベースにおいてなど、上述のように保持され得る。
【0258】
ステップ1008によれば、アクセスされたデータは、1つ又は複数のサービングCUeとターゲット・デバイス(たとえば、CPEe)との間のなど、1つ又は複数の候補経路ノードを決定するために使用される。1つ又は複数のサービングCUeは、ルート決定のための選択されたCUE及び/又はコアを含むことも含まないこともあることが諒解されよう。たとえば、1つのそのような場合には、決定するCUeは、ルート決定のための最も関連するデータを伴うneであるが、それは、データ配信経路内になく、これは、後者は、もっぱらネットワークのエッジに向けて、又は「フォグ」ノードを介してであるが、決定するCUeは、コアに対してさらに内側にある場合などである。
【0259】
諒解され得るように、ベアラ・ネットワーク(たとえば、管理されたHFCネットワーク)のネットワーク・トポロジーの複雑さが増加し、ユーザ又はサービスされる構内の数が増加するにつれて、データが送信され得る可能なルートの数は劇的に増加する。これは、ノード(たとえば、N方向タップ及びDU/DUeノード406a)の数がネットワーク内で増加するとき、特に当てはまり、ネットワークの異なるセグメントの異なる部分が、異なるやり方で組み合わせられて、依然として同じ「宛先」ノード又はターゲット・ユーザ・デバイス(たとえば、CPEe413)に到着し得るので、CUe404とCPEe413との間のデータ経路のためのオプションも指数関数的に増加する。
【0260】
したがって、本開示の一実施例では、ルート決定するCUe404は、ソース(たとえば、サーバ)から宛先(たとえば、CPEe、ゲートウェイ、ユーザ・デバイス)への最良又は最適データ・スループットを動的に決定するために、いくつかのネットワーク考慮事項を考慮に入れ得る。いくつかの変形態では、そのとき最適の経路又はルートは、本開示を与えられれば、当業者に明らかになるであろうファクタの中でも、(i)(たとえば、報告プロトコルを介してなど、各ノードから、CUe404又は5GC403などの意思決定エンティティにフィードバックされるデータによって確認され得る)各ノード上に存在する計算負荷及び/又はトラフィック負荷、(ii)各ノードにおけるソフトウェア又はハードウェア能力(たとえば、インバウンド/ダウンリンク及びアウトバウンド/アップリンク帯域幅利用可能性、各ノードが維持することができる、5G対応である同時接続の数)、(iii)保護又は暗号化されたデータに必要な任意の認証レベル、並びに/或いは(iv)各ノードによって可能にされるプライバシーのレベル及びアクセスのレベル(特に、5G対応ノードとしてオプトインしたモバイル・デバイスの場合)、並びに/或いは(v)各ノードにおけるコアとの(たとえば、MSO又はMNO AAAエンティティとの)任意の許可要件、のバランスをとることに基づいて決定され得る。
【0261】
ステップ1010によれば、複数の可能な候補ノードが存在する(したがって複数の可能なルートが存在する)場合、決定するCUeは、複数のルートを生成する(ステップ1012)。CUe404はまた、ステップ1014によれば、ルート(すなわち、異なる経路セグメントと、日和見的クライアント・デバイス407などの任意の介在リレー・デバイスとの組合せ)をランク付けするか又は優先度を付け得る。このランク付けは、障害又は不測の事態が途中で発生する(たとえば、モバイル・ノードが停止するか、又は範囲外に動く)場合、より優先度の低い経路をフォールバックとして指定することによってなど、時間又は他のパラメータの関数として実施され得、この手法は、有利には、ソース・データを取得し、そのような障害/不測の事態の発生時に(1つ又は複数の)決定を実施しなければならないことを不要にする。詳細には、一実装形態では、CUe404又はコア403エンティティは、規定された時間期間の間アクティブ(「フレッシュ」)のままである(たとえば、シーケンス中のルート内の各ノードのネットワーク・アドレス又は他の識別データによって指定された)ルートの優先リストを決定し、ノードが利用可能なサービス・エリアを出ることなどの不測の事態が発動すると、CUe404又はコア・エンティティは、次に高い優先度のルートにとって利用不可能なノードを利用しないルートを識別するためにすべての残りのフレッシュ・ルートを探索する。そのようなルートがフレッシュ・リスト中で利用可能でない場合、新しいリストがCUe/5GCエンティティによって生成され、実装される。
【0262】
一実装形態では、ルート識別/仕様のために使用されるノード識別/ネーミング規約は、現存する3GPP規約(たとえば、本明細書で前に説明されたタイプのDU/CU「スプリット」を用いるのか用いないのかにかかわらず、gNBについてのもの)に基づく。この手法は、(MSO部分と非MSO部分の両方を含む)3GPPアーキテクチャ全体にわたって規約の一貫性を維持するという利点を有し、それにより、ネットワーク境界における不整合を回避し、アドレス/ネーミング変換を不要にする。たとえば、3GPP TS32.300 V15.0.0(2018-06)、「Technical Specification-3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Telecommunication management;Configuration Management (CM);Name convention for managed objects (Release 15)」を参照されたい。その全体が参照により本明細書に組み込まれる。とはいえ、MSOは、AAA、課金などの内部MSOプロセスが、ワイヤレス・セッション管理の目的でルート識別と並列に動作することができるように、ルート・ネーミング/アドレス・データをMSO固有データに相関させる相関又は変換データ(たとえば、データベース又はネットワーク管理ソフトウェア環境内に維持される変換又は関連付け表)を維持し得る。たとえば、課金動作又はアクションは、選択されるルート(又はそれの部分)に応じて発動され得、MSOは、そのような課金の管理のために内部で3GPP命名法又はアドレス指定を利用しないことがある。
【0263】
一実施例では、可能なルートは、所与のDUとCPE(たとえば、CPEe)との間で測定されたタイミング・アドバンス(TA:timing advance)とリターン・ロス(RL:return loss)とに基づいて優先度を付けられる。詳細には、1つのシナリオでは、ルートは、RL大きさ及びTA安定性又は予測可能性の評価に基づいて優先度を付けられ/選択され、それに応じて等級をつけられる。たとえば、一実装形態では、最良又は最適なルートは、(i)RLの最小値と、(ii)ある時間期間にわたって規定された最小レベルの安定性を満たすTAとをもつルートである。しかしながら、たとえば、ネットワーク・インフラストラクチャ・ロケーション/属性(たとえば、インフラストラクチャのトポロジー内の位置)、ルートに対する制御を行うアビリティ(たとえば、動作中に除外されないか又は再割り振りされないであろうルート)、或いは本開示を与えられれば当業者によって認識されるであろう任意の数の他のファクタに基づく手法を含む、他の手法が、本開示に従って使用され得ることが諒解されよう。
【0264】
別の実装形態では、CUeは、少なくとも1つの他のCUe又は他のコントローラとこれらの最適経路を決定する負担を共有し得る。たとえば、2つ又はそれ以上のエンティティ(CUe及びCUe、CUe及び5GCなど)は、ネットワーク・トポロジー内の、実際の経路ノードにより近いそれらのエンティティが、表面上は、各ノードのステータス/利用可能性に関してより良いデータを有することになり、これはまた、そのようなデータが適切な決定エンティティにフォワーディングされるために被らなければならない「移動」の量を低減するので、経路決定の部分を、より近いエンティティに対してを含み、割り振り得る。したがって、一変形態では、各経路決定プロセスの一部として、1つ又は複数の処理エンティティが、最初に、要求側CPEe及び/又はデータ・ソースの初期知識に基づいて選択される(又はその逆も同様)。また、CUeが経路ノードの一部である限りにおいて、それは、優先的に選択され、事実上、その中にCUeをもつものを含む経路を計算し得る。
【0265】
さらに、経路決定を実施するCUe及び/又は1つ又は複数の5GCエンティティは、決定プロセスへの入力として実際の又は予定される密度データを利用し得ることを諒解されよう。たとえば、必要とされる経路が、主要な大都市エリアの近くの近郊エリアにおける分譲マンション団地内のユーザ構内に配設されたCPEe413を含む場合を考える。(たとえば、MSOコア内の集中型データベース中でMSOによって維持されるものなどの密度データへのアクセスを介して)MSOがその特定の団地/近郊エリア中で規定された数の動作可能な5G対応CPEe、オプト・インされた/非オプト・アウトされたUE、及び/又は柱取り付けノード406aを有することを知ると、それは、それの経路ノード選択基準のレベルを直ちに較正することができる。簡単に言えば、それは、いくつかの最適ではない候補ノードが、さもなければおそらく地方エリア経路決定における(すなわち、極めて低い人口密度を有する)経路中に含まれることになる場合など、それのノード選択プロセスにおいてより差別化可能であり、それにより、とりわけ、低減されたレイテンシ又は他の望ましい属性により、さらに先を見越してユーザ・エクスペリエンスを最適化することができる。
【0266】
その上、MSOが、あるデバイス(たとえば、その顧客に関連する特定のUE)の存在/不在に関する断定的データを維持しない場合でも、CPEeを使用するユーザが、たとえば、平均して、同じく、本明細書の他の場所で説明されるように活用され得るスマートフォン、タブレットなどのパーソナル・モバイル・デバイスをも有することになるので、CPEe及び柱又は同様のノード406aの設置されたMSO機器の基礎の密度の知識は、UE密度を推論するために使用され得る。
【0267】
ステップ1016によれば、最高ランクのルートが使用のために選択され、そのルートは、ステップ1018によれば、ターゲット・デバイス(たとえば、CPEe又はUE407)との接続を確立するために(たとえば、1つ又は複数のDUe及び外部ノード406aなどの関与するノード、或いはUE又は車両にオプト・インされたサードパーティなどの他のUEへのシグナリングを介して)確立される。一変形態では、そのようなシグナリングは、現存する3GPPプロトコルを介して実施される。
【0268】
1つの候補ノード(たとえば、現存する外部ノード又はDUeの近くの短いルート)のみがあるインスタンスでは、ステップ1011によれば、ルートは生成され、ステップ1018によれば、ルートは直接確立される。
【0269】
図11は、たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる、一般化された方法の一実施例を示す。図示のように、方法1100は、ステップ1102によれば、最初に、1つ又は複数の他のノード(たとえば、HFCタップ及び関連するサービングCUe/DUe)を介してなど、「端末」ノード(たとえば、CPEe413)へのサービスを確立することを含む。
【0270】
次に、ステップ1104によれば、外部ノード(たとえば、柱ノード406)へのサービスが確立され、その外部ノードは、図4に示されているのと同じノード又は1つ又は複数の他のノード(たとえば、別のサービングCUe/DUe)によってサービスされ得る。
【0271】
次に、ステップ1106によれば、RRC接続状態を達成するために、3GPPプロトコルを介してなど、CPEe413とクライアント(たとえば、UE)407との間にワイヤレス接続が確立される。
【0272】
ステップ1108において、クライアント・デバイス移動/位置が評価され、これは、本明細書で後で詳細に説明されるように、任意の数の異なる技法を使用して達成され得る。ステップ1110によれば、クライアント・デバイスが、移動したか又は移動していると決定された場合、ステップ1112によれば、1つ又は複数の外部ノード(たとえば、柱取り付けノード406a)とのワイヤレス接続が確立される。
【0273】
代替的に、移動が検出されていない/検出されない場合、方法1100は、(たとえば、規定された時間期間の満了、及び/又は1つ又は複数の他の基準が満たされた後に)移動の後続の決定のためにステップ1108に戻る。
【0274】
図12は、たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる方法の別の実施例を示す。図示のように、方法1200は、ステップ1202によれば、最初に、1つ又は複数の他のノード(たとえば、HFCタップ及び関連するサービングCUe/DUe)を介してなど、「端末」ノード(たとえば、CPEe413)へのサービスを確立することを含む。
【0275】
次に、ステップ1204によれば、外部ノード(たとえば、柱ノード406)へのサービスが確立され、その外部ノードは、図4に示されているのと同じノード又は1つ又は複数の他のノード(たとえば、別のサービングCUe/DUe)によってサービスされ得る。
【0276】
次に、ステップ1206によれば、RRC接続状態を達成するために、3GPPプロトコルを介してなど、CPEe413とクライアント(たとえば、UE)407との間にワイヤレス接続が確立される。
【0277】
ステップ1208において、クライアント・デバイス接続が評価され、これは、本明細書で後で詳細に説明されるように任意の数の異なる技法(たとえば、UE及び/又はCPEeによるRSSI又は他の信号測定、BER、PER、データ・スループットなど)を使用して達成され得る。チャネル/接続が(たとえば、1つ又は複数のパラメータが所望の値を超えるか又は下回ることによって決定されるように)十分に劣化したとき、方法1200は、次いで、ステップ1210によれば、1つ又は複数のハンドオーバ又は補足候補ノードを識別する。一変形態では、この識別は、これらの外部ノード及び他のノードのロケーションが事前に固定されるので、ターゲット・デバイス(たとえば、CPEe413)への知られているトポロジー近接度及び/又は空間近接度に基づく。代替的に(又は協働して)、車両、他のUEデバイスなどの可変位置又は移動するノードも、たとえば、十分な近接度の固定ノードのインベントリが限られているか又は存在しない、或いはそのような移動するデバイスの使用が何らかの他の利益(たとえば、特定の5G NRスライスのサポート)を提供するであろう場合などには、候補に含まれ得る。
【0278】
ステップ1212によれば、1つ又は複数の候補ノードが識別された場合、ステップ1214によれば、ワイヤレス接続が、クライアント・デバイスと最良の候補、たとえば、1つ又は複数の外部ノード(たとえば、柱取り付けノード406a)との間で確立され、ステップ1216によれば、既存の(劣化した)チャネルは終了される。
【0279】
代替的に、候補ノードが利用可能でない場合、CUeは、ステップ1213によれば、現存する接続を全(又は少なくともより高い)容量まで復元する試みにおいて、MCS(変調コーディング方式、空間ダイバーシティ、送信電力、選択された周波数など、それの動作チャネル・パラメータのうちの1つ又は複数を修正するために、CPEeにシグナリングする。
【0280】
図13は、たとえば、図9a~図9cのコンテキストにおいて図4のアーキテクチャ400を動作させる方法のまた別の実施例を示す。図示のように、方法1300は、ステップ1302によれば、最初に、1つ又は複数の他のノード(たとえば、HFCタップ及び関連するサービングCUe/DUe)を介してなど、「端末」ノード(たとえば、CPEe413)へのサービスを確立することを含む。
【0281】
次に、ステップ1304によれば、外部ノード(たとえば、柱ノード406)へのサービスが確立され、その外部ノードは、図4に示されているのと同じノード又は1つ又は複数の他のノード(たとえば、別のサービングCUe/DUe)によってサービスされ得る。
【0282】
次に、ステップ1306によれば、RRC接続状態を達成するために、3GPPプロトコルを介してなど、CPEe413とクライアント(たとえば、UE)407との間に1次ワイヤレス接続が確立される。
【0283】
ステップ1308において、補足接続の必要が評価され、これは、図12に関して上記で説明されたように、1次クライアント・デバイス接続の評価を含み得る。たとえば、(ユーザ周波数帯域ベース・ワイヤレス・リンクを介してCPEe413に結合された)UE407のユーザによって使用されるアプリケーションが、1次リンクが提供することができるものよりも高い帯域幅を必要とするか、或いはより厳しいQoS又はレイテンシ性能などを必要とするとき、補足リンクは、そのような要件を満たすために必要とされ得る。同様に、CPEe自体は、たとえば、1次リンクの能力を全体として超える、複数のUE407をサービスすることにより、補足リンクを必要とし得る。諒解されるように、本開示は、たとえば、CUE404、CPEe413、又は上記の組合せによってそのような評価が実施されることを企図する。サービングDUe409、さらには5GC内のエンティティを含む、他のエンティティも、補足リンクの必要を評価するために利用され得る。
【0284】
補足リンクの必要が決定されたとき、方法1300は、次いで、(たとえば、図12のステップ1210のプロセスによれば)1つ又は複数のハンドオーバ又は補足候補ノードを識別し、ステップ1312によれば、リンクを確立した。たとえば、補足リンクは、CPEe413の十分な範囲内にある、図9bに示されているものなどの外部ノード406であり得る。
【0285】
ステップ1314によれば、2つの(又はそれ以上の)リンクは、必要とされる性能がサポートされるように並列に動作させられる。これは、前に説明されたデータの「スプリット」、本明細書で前に説明された、特定のリンクへのスライスの割振り、いくつかのリンクへのいくつかのタイプのトラフィックの割振りなどを含み得る。
【0286】
図14a~図14dは、本開示による、変動する条件下で構内デバイスにサービスを提供する方法の様々な例示的な実装形態を示す。
【0287】
図14aは、ワイヤレス対応クライアント・デバイスが、たとえば、構内から同じ構内の外側に移動しながら、5G対応ネットワークからデータをシームレスに及び中断なしに受信することを可能にするための拡張ネットワーク・コントローラ(たとえば、上記で説明されたCUe404、又は論理エンティティとしてのgノードB)のための方法1400の一変形態を示す。
【0288】
ステップ1402において、コントローラは、第1のネットワーク・ノードと顧客構内機器との間のデータ接続の確立を引き起こす。例示的な一実施例では、第1のネットワーク・ノードは、現存するHFC(及び/又は光)インフラストラクチャにおいて設置された拡張分散ユニット(たとえば、上記で説明されたDUe409)を含む。DUeは、コア/CUeから、要求されたデータ・パケットを受信し、それらを1つ又は複数の構内に配信し、その逆も同様である、ネットワーク・ノードである。
【0289】
5Gトランスポート・ネットワークにおける「バックホール」と「フロントホール」とは融合されて、動的に再構成可能であり、様々なファクタに基づいてフレキシブルに実装される、機能的にスプリットされた「クロスホール(crosshaul)」になり得ることが諒解されよう。たとえば、そのスケールの一端において、5G対応ネットワークは、たとえば、旧来のクラウド・ネットワークにおいて使用されるバックホール及びレガシー・アクセス・ポイント又は基地局に適応し得る。他端において、「フォグ」ネットワークは、密に分散されたワイヤレス無線アクセス・ノード、たとえば、(DUeを含む)gNB、モバイル・デバイス、セル、及び構内機器を通してデータを交換するように構成され得る。これらの広く分散されたアクセス・ノードは、上述の超高データ・レート及び超低レイテンシを達成するために、アクセス・ノードの遍在性をもつ拡張通信プロトコルをさらに活用し得る。「クロスホール」は、バックホールとフロントホールの両方の性質を有し得、インフラストラクチャは、たとえば、バックエンド部分に配設された集中型サーバとのデータ交換、並びに様々な「エッジ」デバイスとのデータ交換をサポートする。たとえば、フォグ内に含まれていない新しいデータが、データを1つ又は複数のエッジ・デバイスに「シード(seed)」するDU/DUeに配信され得る。
【0290】
例示的な実施例に戻ると、一変形態では、DUeは、ネットワークのエッジにより近く、すなわち、ユーザ構内(たとえば、家屋)に近接して配設され得る。異なる変形態では、DUeは、バックエンドにより近く位置する。ユーザ構内により近いDUeは、とりわけ、多数のDUeモジュールをサポートすることができる既存のインフラストラクチャをすでに有する居住エリアを活用するために有利であり、これは、ユーザのクライアント・デバイスを介したネットワークへのより速いアクセスを可能にし得る。インフラストラクチャがないロケーションは、データが、バックエンドにより近く位置するDUeまでのより長いトリップに耐えることを必要とし得るが、そのようなネットワークは、ネットワーク事業者による「拡張」をほとんど必要としないことがある。ユーザは、依然として、4G/4.5G/5G接続性を介して、比較的改善されたエクスペリエンスを享受し得る。
【0291】
例示的な実施例では、コントローラ404は、たとえば、コア、又はネットワーク中の他の場所におけるサーバ・エンティティにおいてアクセスされるデータを管理し、それを1つ又は複数のDUeに配信する。各DUe409は、データを構内に配信するように構成される。いくつかの変形態では、所与のDUeは、サービス・グループ、加入者のグループ、又はコンテンツのタイプ(たとえば、ビデオ、オーディオ、ゲーミング・コンテンツ)を管理し得る。所与の構内は、4G/4.5G/5G対応拡張顧客構内機器(たとえば、上記で説明され、以下でさらに説明されるCPEe413)を介してDUeからデータを受信し得る。いくつかの変形態では、DUeは、構内中のルータ、又はHFCシステムのバックホール又はフロントホールに沿ったスプリッタに接続し得、ルータ又はスプリッタの各出力がCPEeに接続される。
【0292】
ステップ1404において、コントローラは、第2のネットワーク・ノードと外部ワイヤレス無線機との間のデータ接続の確立を引き起こす。例示的な実施例では、第2のネットワーク・ノードは、現存するHFCアーキテクチャでは、別の拡張分散ユニット(たとえば、DUe409)である。外部ワイヤレス無線機は、柱取り付け(又は他の構造取り付け、吊り下げ、航空機又は自律ドローンによる搬送などの)4G/4.5G/5G無線アクセス・ノード(たとえば、外部無線アクセス・ノード406a)であり得る。外部無線アクセス・ノードは、接続されたとき、DUeからデータ信号を受信し、クライアント・デバイス及び/又は他の無線アクセス・ノードにその信号を中継する。無線アクセス・ノードが多くの他のアップストリーム又はダウンストリーム・エンティティと対話し得るので、無線アクセス・ノードは、着信及び発信データを処理し、並びに以下でさらに説明されるように、メモリに記憶されたデータを管理するための、メモリ・ストレージ・モジュール又はバッファ並びにプロセッサ装置を含み得る。
【0293】
ステップ1406において、コントローラ404(又はCPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、クライアント・デバイス407が第1のロケーションにある(又はさもなければ、「近接度」基準を満たす)かどうかを決定する。第1のロケーションは、所定のエリアの限度、或いは別のネットワーク・エンティティからの相対距離、又は距離の範囲内のロケーションを指し得る。例示的な実施例では、第1のロケーションは、CPEeからの特定の距離範囲における構内にある(たとえば、図9bの位置A)。CPEeは、たとえば、クライアント・デバイスまでの距離を測定するために、本明細書の他の場所で説明される監視技法を使用し得る。別の実施例では、クライアント・デバイスは、(誤差内で)それの概算ロケーションを特定するために測位システム(たとえば、GPS)を使用し得る。この決定された位置はまた、確立された現実の境界又は人工境界に関するものであり得る。たとえば、クライアント・デバイスが、ストリート・アドレス(たとえば、本通り123)で指定されたエリアの限度内にある場合、クライアント・デバイスは、それ自体が指定された構内にあると見なし得る。1つの関係する実例では、指定されたエリアの外に(たとえば、裏庭エリアに)出るユーザは、クライアント・デバイスがもはや第1のエリア中にないことをユーザのサービングCPEeに指示し得る。
【0294】
いくつかの変形態では、クライアント・デバイスは、コア・ネットワーク/MSOから獲得されるソフトウェア(たとえば、モバイル・アプリケーション又はアプリ)を必要とし、及び/又はロケーション・データの送信を可能にし得る。他の場合には、クライアント・デバイスは、5Gネットワークによって提供されるサービスにサブスクライブされなければならない。クライアント・デバイスは、このロケーション情報を、CPEe、及び最終的にコントローラ404に送信し得る。
【0295】
また、特定のロケーションにおける存在は、UE上の加速度計及び/又は写真/光センサーを介してなど、コントローラ404(又はUE407自体)によって、他のソースから推論され得る。たとえば、(日中屋外にいることに一致する)比較的高いレベルの入射する光を伴う動いているUEは、比較的暗闇において動きがないこと(すなわち、ユーザが眠っていると推定される、或いはUEがユーザのコート又はポケットブック(pocketbook)内にある)など他の状態と弁別され得る。また、UE上でのいくつかのアプリ又は機能の使用は、そのような「コンテキスト」決定のための基礎として使用され得、すなわち、ユーザがあるロケーションへの歩行指示のためにマップ又は案内アプリを発動した場合、ユーザは、ユーザの構内の外側を歩いていると推論され得る。ユーザ・コンテキスト/位置を推論するための多数の他のそのような機構が、本開示を与えられたとき、当業者によって諒解されよう。
【0296】
一実施例では、コントローラ404(又は、CPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、周期的に、所定の間隔においてクライアント・デバイス407のロケーションを検査する。別の実施例では、ロケーションを検査する頻度は、動的に決定される。たとえば、一変形態では、頻度は、CPEeからのクライアント・デバイスの最後の決定された距離及び/又はトレンディングに基づく(たとえば、クライアント又はUE407がCPEe413から遠ざかっているという決定は、より高い頻度の決定を引き起こす)。1つの手法では、クライアント・デバイスがCPEeからより遠くに動くにつれて、クライアント・デバイスの距離は、以下でさらに説明されるように接続性を修正するためにより重要になる。
【0297】
別の変形態では、クライアント・デバイスとCPEeとの間の(1つ又は複数の)リンクの信号強度は、検査の頻度を決定するために使用される。一実装形態では、WLAN又は4G/4.5G/5Gリンクのいずれかの信号強度が、特定のしきい値を下回る場合、これは、クライアント・デバイスが構内を出る準備ができていることを、コントローラ404とCPEeとに指示し得る。別の実装形態では、WLAN接続のみの信号強度が考慮される。また別の実装形態では、信号強度の変化率は、クライアント・デバイスがCPEeのほうへ、又はそれから離れて動いているという推定をもたらすために使用され得る。コントローラは、それが、ある時間期間にわたって信号強度(又は距離)において一定のドロップを検出した場合、クライアント・デバイスのロケーションについて検査し得る。
【0298】
ステップ1408において、クライアント・デバイスが、ステップ1406において決定された第1のロケーションに/内にある場合、コントローラ(又はそれのプロキシとして働くノード)は、第1及び/又は第2のワイヤレス・エア・プロトコルを介したCPEe413とクライアント・デバイス407との間のデータ接続を確立する。例示的な実施例では、第1のワイヤレス・プロトコルは、WLANプロトコル(たとえば、Wi-Fi又は別のStd.802.11プロトコル)であり得る。第2のワイヤレス・プロトコルは、本明細書の他の場所で説明されるように4G/4.5G/5G接続性を可能にするための3GPPベース・プロトコルである。以下でさらに説明されるように、各CPEe及びクライアント・デバイスはこれらのプロトコルを介したデータの交換を可能にする1つ又は複数のネットワーク・インターフェース(RAT)を有する。コントローラは、それにより、データが、所望される場合、WLANプロトコルと4G/4.5G/5Gプロトコルのいずれか又は両方を使用してクライアント・デバイスに送信されることを可能にする。しかしながら、異なる実施例では、3GPP(4G/4.5G/5G)接続性又はWLAN接続性のいずれかのみが、UE407バッテリー条件又は他の基準に基づき得るなど、所与の時間において使用され得る。
【0299】
一実施例では、WLANと4G/4.5/5Gとを介したデータ送信は、同時であり得る。たとえば、UE407によって受信されている/UE407から送信されている、要求されたデータは、スプリットされ、両方のプロトコルを介して配信され得る。そのようなスプリットされたデータは、異なる時間周波数リソースをも使用して配信/送信され得る。
【0300】
別の実施例では、クライアント・デバイス407が、完全に屋内にあり、すなわち、図9b中のロケーションAにある間、WLAN接続性のみが利用される。この場合、4G/4.5/5Gリンクは、以下でステップ1410に関して説明されるように、クライアント・デバイスが十分に遠いか、又は他の基準が満たされる(たとえば、信号品質又はチャネル・パラメータの十分な劣化)ときのみ、インスタンス化され得る。
【0301】
ステップ1410において、コントローラ404(又はCPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、クライアント・デバイスが第2のロケーションに位置する(又はさもなければ、「近接度」基準を満たす)かどうかを決定する。上記の第1のロケーションと同様に、第2のロケーションは、所定のエリアの限度、或いは別のネットワーク・エンティティからの相対距離、又は距離の範囲内のロケーションを指し得る。例示的な実施例では、第2のロケーションは、構内の外側にあるが、依然として構内及び/又はCPEeに十分に近接している(たとえば、図9bの位置B)。一変形態では、コントローラは、上述の技法を使用して、CPEeからの範囲に基づいて、クライアント・デバイスが第2のロケーションにあると決定し得る。別の変形態では、コントローラは、クライアント・デバイスによってアクセス可能なGPSサービスを使用して、クライアントが、所定のエリアの外側にある(たとえば、ストリート・アドレスにない)、及び/又は別のエリア内に(たとえば、ある街路上に)あることに基づいて、クライアント・デバイスが第2のロケーションにあると決定し得、コントローラは、クライアント・デバイスにこのロケーション情報を要求し得る。信号強度、チャネル品質、又は上記で説明された推論方法を含む他のデータは、同様に、又は上記の代わりに、単独であるのか、又は様々な組合せであるのかにかかわらず使用され得る。
【0302】
クライアント・デバイスが第2のロケーションにない、すなわち、それが第1のロケーションから第2のロケーションに動いていない場合、コントローラは、それ以上進まず、むしろ待ち状態に入る。クライアント・デバイスは、WLAN接続性と4G/4.5G/5G接続性とを介して、CPEeからデータを受信する、及び/又はCPEeにデータを送信することを継続する。
【0303】
ステップ1412において、クライアント・デバイスが、ステップ1010において決定されたように第2のロケーションにある場合、コントローラは、第2のワイヤレス・プロトコルのみを介して(たとえば、4G/4.5G/5Gを介して)CPEeとクライアント・デバイスとの間のデータ接続を確立する。すなわち、コントローラは、CPEeに、第1のワイヤレス・プロトコルを介して確立された接続を切断させる。例示的な実施例では、WLAN接続は切り離され、クライアント・デバイスは、4G/4.5G/5G接続を介してデータを受信するにすぎない。
【0304】
さらに、ステップ1414において、コントローラは、第2のワイヤレス・プロトコル(たとえば、4G/4.5G/5G)を介して、(ステップ1404においてコントローラがDUeを接続した)外部ネットワーク・ノードと、クライアント・デバイスとの間の新しい接続を確立する。外部ノードとCPEeの両方を介した(いくつかの場合には、共通波形プロトコル、すなわち、4G/4.5G/5Gを介した)クライアント・デバイスへのコンカレント接続は、遷移の一部であり、実際、第1の位置から第2の位置への(及び以下の第3の位置への)遷移を可能にする。
【0305】
ステップ1416において、コントローラ(又はCPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、クライアント・デバイスが第3のロケーションにある(又はさもなければ、「近接度」基準を満たす)かどうかを決定する。様々な実施例では、第3のロケーションは、CPEeのサービス範囲外の、CPEeからの所定の又は動的に決定された範囲の外の(ただし依然としてサービス範囲内の)、及び/或いは外部無線アクセス・ノード(たとえば、406a)からの範囲内の、ロケーション(たとえば、図9bの位置C)を指すことがある。コントローラは外部ノードからの距離を、前述のように、たとえば、監視技法(たとえば、ハートビート信号を送る及び受信すること)を用いて、ノードによって獲得されるデータに基づいて認知し得る。また、GPSベース・ロケーション検出が、前に説明された例示的な推論技法、又はさらに他の技法であり得るように、クライアント・デバイスによって実施され得る。
【0306】
上記で説明されたCPEeに対する距離又は信号強度の決定と同様に、コントローラ404は、外部無線アクセス・ノード406aに対する距離又は信号強度、並びに(又はその代わりに)CPEe413に対する任意の測定値又はデータに基づいて、第3のロケーションについて検査し得る。
【0307】
ステップ1418において、コントローラは、外部ノードへの接続が確立された(たとえば、RRC接続状態が達成された)後に、CPEeからのクライアント・デバイスの切断を引き起こし、それにより、屋外無線アクセス・ノードへのハンドオーバを完了し、クライアントは、ステップ1014において作成された補足リンクを介して屋外無線アクセス・ノードに接続される。したがって、クライアント・デバイスは、屋外無線アクセス・ノードのみとの4G/4.5G/5G接続を介して、データをコア・ネットワークと交換し始める。屋内接続性から屋外接続性への遷移は、一変形態では、共通4G/4.5G/5Gワイヤレス・プロトコルを使用することによってシームレスにされる。さらに、クライアント・デバイスは、前のハンドオーバ方法を使用して他の屋外ノードに接続することを継続し得る。
【0308】
また、上記で言及された論理は置換され得、たとえば、第3のロケーションにおける存在の決定は、UE407と外部ノード406aとの間の接続の確立のための根拠であり得ることが諒解されよう。
【0309】
代替実施例では、ハンドオーバは、外部無線アクセス・ノードとの補足リンクが十分にロバストであると決定されたときのみ、行われ得る。たとえば、補足リンクは、規定されたしきい値を上回る、信号/チャネル品質、信号強度、ピング、及び/又はチャネルの利用可能な数を有しなければならない。
【0310】
コントローラは、さらに逆に進んで、次に図14bに関して説明されるように、クライアント・デバイスへのデータ配信のシームレスな屋外から屋内への遷移を達成し得る。
【0311】
図示のように、図14bは、ワイヤレス対応クライアント・デバイスが、構内の外側から構内の内側に動きながら、5G対応ネットワークからデータをシームレスに及び中断なしに受信することを可能にするための拡張ネットワーク・コントローラ(たとえば、上記で説明されたCUe404、又は論理エンティティとしてのgノードB)のための例示的な方法1420を示す。
【0312】
ステップ1422において、コントローラ404は、図14aに関して前に説明されたように、ステップ1402~1418の結果として、第2のワイヤレス・プロトコル(たとえば、4G/4.5G/5G接続性)を介して、外部無線アクセス・ノードとクライアント・デバイスとの間の接続を確立した。
【0313】
ステップ1424において、コントローラは、クライアント・デバイスが第1のロケーションに位置する(又はさもなければ「近接度」基準を満たす)かどうかを決定する。例示的な実施例では、第1のロケーションは、構内(たとえば、家屋)の外側にあり、構内に関連するCPEe、又は上記で説明された他の手段によって検出されるのに十分に、構内及び/又は構内に関連するCPEeに近接している。
【0314】
一実施例では、コントローラ404は、クライアント・デバイスが、(たとえば、たとえば、知られているAP又はeNB/gNB又はWLAN APとの関連付け、距離、郵便番号、割り当てられた性質境界、或いはさらに他の機構に基づいて)構内に近接した、又は構内に関連する5Gネットワークの「エッジ」におけるノードに接続されたか、又はそのノードによって検出されたとき、周期的に、又は動的間隔において、クライアント・デバイス407の存在について検査するようにとの命令をCPEe413に送り得る。そのようなエッジ・ノードは、コントローラ又は1つ又は複数のDUe409と通信している外部無線アクセス・ノード406a及び/又は別のクライアント・デバイス407nを含み得る。このコンテキストで使用される「近接」という用語は、空間又は地理的近接度に限定されないが、たとえば、トポロジー近接度(たとえば、同じSG内、ネットワーク上の極めて多くの「ホップ」内など)をも含み得る。構内に関連する近くのエッジ・ノードに近接したクライアント・デバイスの存在は、クライアント・デバイスがまた、(コントローラ404によってサービスされる他の構内とともに)構内の近くにあることをコントローラに指示し得る。
【0315】
別の実施例では、CPEeは、クライアント・デバイスが近くにあるかどうかの決定にかかわらず、クライアント・デバイスの存在について連続的に検査し得る。
【0316】
クライアント・デバイスが第1のロケーションにある、すなわち、クライアント・デバイスが構内の「外側」にとどまっているとコントローラが決定しなかった場合、コントローラ(又は、CPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、ステップ1424によれば、検査することを継続する。
【0317】
コントローラ404が、クライアント・デバイスが第1のロケーションにあると決定した場合、コントローラは、図14aのステップ1414に関して説明されたコンカレント接続と同様に、ステップ1426において、4G/4.5G/5Gインターフェースを介したCPEeとクライアント・デバイスとの間の接続を引き起こす。データは、冗長的に又は別々に、コントローラ又はコア・ネットワークによってクライアント・デバイスに送信され得る。外部ノードとCPEe413とによって使用される共通4G/4.5G/5Gプロトコルは、一実装形態では、UEが動いて構内に入る間、ユーザにとってシームレスである遷移プロセスをさらに容易にし、可能にする。
【0318】
次に、コントローラ(又は、CPEeなど、それのプロキシとして働くノード)は、ステップ1428において、クライアント・デバイスが第2のロケーションにあるかどうかを決定する。例示的な実施例では、第2のロケーションは、完全に構内にある。他の実施例では、第2のロケーションは、CPEeに関して、特定の距離、範囲、トポロジー近接度、又は信号強度内にあり得る。
【0319】
ステップ1430において、クライアント・デバイスが、第2のロケーション(たとえば、構内の内側)にあると決定されたか、又はさもなければ「近接度」基準を満たす場合、コントローラは、外部無線アクセス・ノードからCPEeへのハンドオーバを引き起こす。言い換えれば、外部ノードとの間の4G/4.5G/5Gリンクは切断されるが、ステップ1426において作成された4G/4.5G/5Gリンクは維持される。このハンドオーバ・プロセス中に、クライアントは、4G/4.5G/5Gリンクを介して、要求されたデータをCPEeと交換することを継続する。
【0320】
ステップ1432において、コントローラは、CPEeに、WLANを介したリンクを確立させる。別の実施例では、WLAN接続性は、クライアント・デバイスが完全に屋内にあるとき、もっぱら利用される。すなわち、4G/4.5G/5Gリンクは、クライアント・デバイスがCPEeに十分に近接しているか又はCPEeと接続されたとき、切断され得る。別の実施例では、4G/4.5G/5G接続性のみが利用され、すなわち、コントローラは、CPEeに、WLANインターフェースとのリンクを確立するように命令しない。これは、とりわけ、クライアント・デバイスがCPEeの範囲内及び範囲外に常に動いている場合に、たとえば、クライアント・デバイス(たとえば、車、ドローン)が比較的短い時間期間において遠い距離にあり得る、車両、自律型、又は工業実装形態において、有用であり得る。
【0321】
様々な他の実施例では、コントローラはまた、クライアント・デバイス407に、たとえば、CPEe413、外部無線アクセス・ノード406a、又はネットワーク・インフラストラクチャ内の他のエンティティ(たとえば、DUe409)を通して送られる命令を介して、上記で説明されたステップ及び機能の一部又は全部を実施させ得ることを当業者は諒解されよう。同様に、さらなる実施例では、コントローラはまた、外部無線アクセス・ノードに、上記で説明されたステップ及び機能の一部又は全部を実施させ得る。
【0322】
たとえば、一実施例では、クライアント・デバイスは、クライアント・デバイスのロケーションに応じてCPEe及び/又は外部無線アクセス・ノードとの第1及び第2のワイヤレス・データ接続を始動し、そのようなロケーションは、たとえば、1つ又は複数のネットワーク・ノード(たとえば、CPEe、外部無線アクセス・ノード)からのGPS信号又は信号強度に基づいて検出され得る。
【0323】
別の実施例では、外部無線アクセス・ノードは、クライアント・デバイスが構内の外側にあるとき、クライアント・デバイスへの補足接続を始動し得る。無線アクセス・ノードはまた、クライアント・デバイスが十分に遠い(たとえば、クライアント・デバイス、CPEe又はコントローラからの命令又は情報に基づいて、それの範囲の外側にある)とき、そのデバイスとのリンクを切断し得る。本開示が与えられれば、他の同様の実施例が明らかになろう。
【0324】
図14cは、ワイヤレス対応クライアント・デバイスが構内から構内の外側に動きながら5G対応ネットワークから無中断データをシームレスに受信することを可能にするためのユーザの構内に存在する消費者構内機器のための例示的な方法1440を示す。
【0325】
ステップ1442において、消費者構内機器は、CPEのサービス範囲内のモバイル・クライアント・デバイスとの1つ又は複数のワイヤレス・データ接続を始動する。例示的な一実施例では、CPEは、「拡張」構内機器(CPEe)413である。単に一実例として、CPEeは、WLAN(たとえば、Wi-Fi)及び3GPPベース・プロトコル(たとえば、4G、4.5G、5G)を介してを含む、様々なタイプのワイヤレス・エア・インターフェース上でワイヤレスに、デジタル・データ及びデジタル的にレンダリングされたコンテンツを受信、パケット化、及び送信するように構成されたモデム・デバイスであり得る。したがって、1つ又は複数のワイヤレス・データ接続の各々は、CPEに対するそれぞれの第1及び第2のワイヤレス・データ・インターフェースを介して行われ、これらのインターフェースの各々は、それぞれの第1及び第2のワイヤレス・エア・プロトコル(たとえば、WLAN及び4G/4.5G/5G)を介して動作するように構成され得る。
【0326】
CPEe413は、5G対応コア・ネットワークからデータを受信する。データは、たとえば、5Gネットワークのクロスホールに沿ってコントローラ・ユニット(たとえば、CUe404)によって配信されるが、ネットワーク内の他のノード(たとえば、DUe、他のクライアント・デバイス、外部無線アクセス・ノード、又は構造取り付けスモール・セル)は、それのソースからのデータのルーティングに寄与し得る。別の実施例では、CPEeは、屋外アンテナ416への補足入力リンクを介してデータを受信し得、屋外アンテナ416はまた、コア・ネットワークから(たとえば、外部無線アクセス・ノード406を介して)データを受信する。別の実施例では、複数のCPEe413が、ワイヤード又はワイヤレス手段によって互いにデータを中継する構内に存在し得る。(本明細書に前に組み込まれた、同一出願人が所有する、同時係属の、2018年12月11日に出願された米国出願第16/216,835号内で説明されるように)企業ロケーション及び建築物など、より大きい構内は、複数のノードを連結するためにDAS(分散型アンテナ・システム)を使用し得る。いくつかのそのような複数CPEe実施例では、各CPEeは、コスト考慮事項と、ロバストなカバレージ及び不測の冗長性(重要又は機密性の高いデータを交換するときの部分的な障害、停止などの場合)の必要の程度とに応じて、重複する又は重複しないサービス・エリアを有し得る。たとえば、本開示はまた、共有構成の下でなど、2つ又はそれ以上の近接した構内をカバーするための1つのCPEeの使用を企図する。
【0327】
ステップ1444において、CPEe413は、クライアント・デバイス407の位置を監視する。一実施例では、CPEeは、クライアント・デバイスにブロードキャストされた信号のラウンドトリップ送信時間を使用して位置を決定し得る。別の実施例では、クライアント・デバイスは、確立された接続の一方又は両方を介してCPEeにGPSベース・ロケーション・データを周期的に送り得る。(たとえば、推論機構を含む)本明細書で前に説明されたまた他の機構も使用され得る。一変形態では、クライアント・デバイスのロケーションを監視することによって、CPEe413(或いはDUe409又はCUE404などの指定された決定プロキシ)は、将来のロケーションを予測し、ハンドオーバ・プロシージャを発動するためになど、クライアント・デバイスの速度、加速度、及び/又は方向(たとえば、ベクトル)を決定し得る。CPEeは、ロケーションの変化を推論するために、1つ又は複数のデータ接続の信号強度とそれの変化率とをさらに決定し得る。
【0328】
CPEeは、さらに、クライアント・デバイスがCPEeの特定の範囲内にある第1のロケーション内に、又は定義されたロケーション内に(たとえば、ストリート・アドレスに指定された限度内に)あるか、或いはさもなければ「近接度」基準を満たすと決定し得る。この場合、CPEeは、それぞれの第1及び第2のワイヤレス・プロトコルを介してそれのデータ・リンクを維持する。
【0329】
ステップ1446において、CPEe413はまた、クライアント・デバイスが第1のロケーションに関連する範囲よりも大きい、CPEeからの異なる範囲内にある第2のロケーションのほうへ動いているかどうかを決定し得る。いくつかの変形態では、第2のロケーションは、あるロケーション(たとえば、ストリート・アドレス)に指定された、又は知られている機能的ポイントに対する、境界の範囲内にあるものとして決定され得る。たとえば、クライアント・デバイスが、(たとえば、GPSマッピング・データ又は他のそのような手段によって決定されたように)住居へのドアの十分な近接度内にある場合、CPEeは、クライアント・デバイスが構内の外に向かっていると推論し得る。一実装形態では、クライアント・デバイスの動きのベクトルも考慮に入れられ得、たとえば、クライアント・デバイスは、構内の境界に向かっており、また、境界又は指定された機能的ポイント(たとえば、ドア)から特定の距離内にある。
【0330】
ステップ1448において、CPEeが、クライアント・デバイスが第2のロケーションにあるとステップ1444によって決定するとき、CPEeは第1のリンクを切断する。例示的な実施例では、CPEeは、4G/4.5G/5G接続を介してクライアント・デバイスをそれに接続されたままにするように、WLANリンクを切断する。4G/4.5G/5Gリンクが、WLANよりも比較的大きい距離に及び得るだけでなく、4G/4.5G/5Gリンクを維持することは、クライアント・デバイスが、同じ4G/4.5G/5Gプロトコルを介して外部5G対応ワイヤレス・アクセス・ノードとの第3の補足データ・リンクを受信することを可能にする。
【0331】
ステップ1450において、CPEeは、クライアント・デバイスが第3のデータ・リンクを介して接続されるかどうかを決定する。例示的な実施例では、第3のデータ・リンクは、構内の外側に、たとば、街路上に位置する外部無線アクセス・ノードからの4G/4.5G/5G接続である。CPEe413及び外部ノードとのこの同時接続中に、クライアント・デバイスは、これらの接続の一方又は両方を介してコア・ネットワークからデータを受信する。いくつかの変形態では、データは、上記で説明されたように、冗長的に重複して配信されるか、又は部分で受信され得る。
【0332】
クライアント・デバイス407が別のノードとデータ通信していると決定するために、CPEeは、現在の接続と関係し、4G/4.5G/5Gリンクを介して(又は第3のデータ・リンクを通して)CPEe413に送信されるべき、接続性情報をクライアント・デバイスに要求し得る。一実施例では、情報は、クライアント・デバイス407にとってアクセス可能な他のノードの識別情報と接続ステータスとをリストするデータ構造を備え得る。たとえば、構造は、フィールド、タプルなどをもつIE(3GPP情報要素)を備え得、それらは、コア・ネットワークに対して認識される識別子、接続ステータス、ネットワーク・アドレス、信号強度、チャネルID、セルID(CID)、(たとえば、外部ノードに関するロケーション情報、アンテナのセクタ、たとえば、バイセクタ・アンテナ、トリセクタ・アンテナ、使用される(1つ又は複数の)アンテナのタイプ、たとえば、全方向性を識別する)セクタID、RNC-ID(無線ネットワーク・コントローラのID)を使用する。この情報はまた、少なくとも一部の(1つ又は複数の)CUe、(1つ又は複数の)DUe、(1つ又は複数の)CPEe、他の基地局又は外部ノード、5GCなどを含む、ネットワーク中のコア又は他のエンティティにおいて記憶された知られている情報に対して、随意に照合され得る。いくつかの変形態では、情報は、他のクライアント・デバイスに接続され得るクライアント・デバイスのプライバシーを維持するように、(AES、PGP又は他のアルゴリズムを使用して)暗号化され、及び/又は(MD5、SHA、SHA-2又は他のアルゴリズムを使用して)ハッシングされ得る。この保護された情報は、記憶されたハッシュ値と比較され、及び/又はクライアント・デバイスのユーザにとって利用可能な鍵を使用して解読され得る。
【0333】
別の実施例では、CPEe413は、ステップ1404に関して上記で説明されたものと同様の技法を使用してクライアント・デバイスのロケーションを決定する。
【0334】
ステップ1452において、CPEeは、クライアント・デバイスが(接続性情報が与えられれば、上記で説明されたステップ1408において決定される)第3のリンクを介してネットワークに接続されたと決定されたとき、4G/4.5G/5Gプロトコル上で第2のワイヤレス・リンクを切断する。別の実施例では、CPEeはまた、クライアント・デバイスのロケーションを考慮する。たとえば、CPEeが、クライアント・デバイスが、コア・ネットワークによって認識される外部ノードに接続しており、クライアント・デバイスが、(たとえば、GPSによって決定された)CPEeからの設定された範囲を越えた第3のロケーションにおけるロケーションにあると決定した場合、CPEeは、第2のリンク、すなわち、4G/4.5G/5Gリンクの切断を始動する。
【0335】
その結果、クライアント・デバイスは、今度は、外部無線アクセス・ノードに、それの4G/4.5G/5Gリンクを介して接続される。とはいえ、クライアント・デバイスは、異なるタイプのネットワーク又は同じタイプの異なる管理されたネットワークの間で(たとえば、WLAN接続からセルラー・ネットワークに)切り替える場合、従来の実装形態がそうするように異なるセッションを再開する必要なしに、共通4G/4.5G/5Gプロトコルを介した接続性によって無中断のデータを受信する。
【0336】
図14dは、ワイヤレス対応クライアント・デバイスが、構内の外側から構内の内側に動きながら、5G対応ネットワークからデータをシームレスに及び中断なしに受信することを可能にするための拡張CPEのための例示的な方法1460を示す。
【0337】
また、初めてであるのか、ユーザの住居に戻って(たとえば、図14aのステップ1402~1410の後に)であるのかにかかわらず、動いて構内に入ることを試みている、ネットワークの1つ又は複数の外部ノード(たとえば、別のクライアント・デバイス407n、柱取り付け無線アクセス・ノード406、又は他のもの)とデータ通信している5G「フォグ」ネットワークに参加するクライアント・デバイスは、構内の外側から屋内へのシームレス遷移を経験し得る。例示的な実施例では、接続は、クライアント・デバイスと外部ノードとに対する、4G/4.5G/5Gプロトコルを介したものである。
【0338】
ステップ1462において、CPEeは、第1のロケーションにあるクライアント・デバイスが、たとえば、上記で説明されたように構内の境界に近づくかどうかを検出する。この検出を達成するために、CPEeは、時々又は周期的にそれの周囲を監視して、たとえば、ピング、RTT、GPS監視などを使用して近くのクライアント・デバイスの距離を測定するか、又は上述のように他の手段を使用し得る。
【0339】
ステップ1464において、CPEeが、クライアント・デバイスが第1のロケーションにある(又はさもなければ「近接度」基準を満たす)と決定した場合、CPEeは、上記で説明されたワイヤレス・プロトコルのうちの1つを介してクライアント・デバイスとのデータ接続を始動する。例示的な実施例では、CPEeは、クライアント・デバイスが外部ノードとの関与しているデータの無中断交換を維持するように、4G/4.5G/5Gデータ接続を始動する。この4G/4.5G/5Gデータ接続は、外部ノードとの既存の4G/4.5G/5G接続と同時であり、それにより、両方のリンク上での同時データ転送を可能にする。
【0340】
ステップ1466において、CPEeは、クライアント・デバイスが第2のロケーションにあるかどうかを決定する。例示的な実施例では、第2のロケーションは構内にある。他の実施例では、このロケーションは、CPEeによってサービスされる他の指定されたエリアを含み得る。
【0341】
ステップ1468において、CPEeは、クライアント・デバイスに外部ノードとのリンクを切断させる。一変形態では、切断は、たとえば、コア・ネットワークからダウンロード可能なソフトウェア・アプリケーションを使用して、クライアント・デバイスによって可読であるCPEeからの命令によって引き起こされる。別の変形態では、CPEeは、コア・ネットワークのコントローラ・エンティティ(たとえば、CUe)に、切断するようにノードに命令することを要求し得る。別の変形態では、クライアント・デバイスは、接続が、外部ノードからあまりに遠いデバイスから自然に消滅することを可能にし得る。
【0342】
ステップ1470において、随意に、CPEeは、コンカレントにであるのか、新たに始動された4G/4.5G/5G接続(ステップ1128)とは別々にであるのかにかかわらず、別のワイヤレス通信プロトコル、たとえば、WLANへの接続を始動し得る。
【0343】
本開示のいくつかの態様が、方法のステップの特定のシーケンスに関して説明されたが、これらの説明は、本開示のより広い方法を示すにすぎず、特定のアプリケーションによって必要とされるように修正され得ることを認識されよう。いくつかのステップは、いくつかの状況では、不要又は随意にされ得る。さらに、いくつかのステップ又は機能性が、開示される実施例に追加され得るか、又は2つ又はそれ以上のステップの実施の順序が置換され得る。すべてのそのような変形形態は、本明細書で開示され、請求される、本開示内に包含されると見なされる。
【0344】
上記の詳細な説明は、様々な実施例に適用される本開示の新規の特徴を示し、説明し、指摘したが、示されたデバイス又はプロセスの形式及び詳細における様々な省略、代用、及び変更が、本開示から逸脱することなく当業者によって行われ得ることが理解されよう。この説明は、決して、限定するものではなく、むしろ、本開示の一般的な原理を示すものとしてとられるべきである。本開示の範囲は、特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。
【0345】
本明細書で説明される様々な方法及び装置のいくつかのステップ及び態様は、人間によって実施され得るが、開示される態様及び個々の方法及び装置は、概して、コンピュータ化/コンピュータ実装されることがさらに諒解されよう。コンピュータ化された装置及び方法は、限定はしないが、商業的実行可能性、実用性、さらには実現可能性を含む、任意の数の理由で、これらの態様を十分に実装するために必要である(すなわち、いくつかのステップ/プロセスは、単に、人間によって、実行可能な様式で実施され得ない)。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図5c
図6a
図6b
図7
図7a
図8
図8A
図9A
図9B
図9C
図9D
図10
図11
図12
図13
図14A-1】
図14A-2】
図14B
図14C
図14D