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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-29
(45)【発行日】2023-07-07
(54)【発明の名称】信号切替装置
(51)【国際特許分類】
   B64F 1/36 20170101AFI20230630BHJP
   A63H 30/04 20060101ALI20230630BHJP
【FI】
B64F1/36
A63H30/04 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021136552
(22)【出願日】2021-08-24
(65)【公開番号】P2023031070
(43)【公開日】2023-03-08
【審査請求日】2021-10-15
【審判番号】
【審判請求日】2022-05-20
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】304020292
【氏名又は名称】国立大学法人徳島大学
(73)【特許権者】
【識別番号】517286799
【氏名又は名称】株式会社MMラボ
(73)【特許権者】
【識別番号】517300017
【氏名又は名称】株式会社WorldLink & Company
(74)【代理人】
【識別番号】100195752
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 一正
(72)【発明者】
【氏名】三輪 昌史
(72)【発明者】
【氏名】三輪 靖
(72)【発明者】
【氏名】生田 朋広
【合議体】
【審判長】藤井 昇
【審判官】一ノ瀬 覚
【審判官】小岩 智明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/035932(WO,A1)
【文献】特開平3-79196(JP,A)
【文献】特公昭41-19266(JP,B1)
【文献】特開2008-278157(JP,A)
【文献】国際公開第2017/065106(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/159232(WO,A1)
【文献】特開2002-364223(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64C 13/20
A63H 17/39
A63H 27/133
A63H 30/04
H03J 9/00 - 9/06
H04Q 9/00 - 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の被切替信号のいずれかに切替える信号切替装置であって、
リクエスト信号が入力されるリクエスト信号インターフェース部と、前記リクエスト信号インターフェース部とは別の被切替信号インターフェース部とを有したインターフェース部を複数備え、さらに
前記リクエスト信号インターフェース部に入力された情報に基づいて、リクエストの有無を判別するリクエスト有無判別部と、
前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別した一のインターフェース部に入力された被切替信号を選択して出力する信号切替部と、を備え、
前記被切替信号インターフェース部は、前記リクエスト信号とは異なる被切替信号が入力され、
前記リクエスト信号は、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅又はパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有し、
前記リクエスト有無判別部は、前記第1パルス列及び前記第2パルス列が所定時間内に所定数含まれることで、リクエスト有と判別することを特徴とする信号切替装置。
【請求項2】
所定時間内に前記第1パルス列、前記第2パルス列、前記第1パルス列、前記第2パルス列の順に存在することで、前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別することを特徴とする請求項1に記載の信号切替装置。
【請求項3】
前記複数のインターフェース部のうち、いずれのインターフェース部の前記被切替信号に切替えたかを示す表示部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の信号切替装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のインターフェース部のうちいずれかのインターフェース部のリクエスト信号に基づいて信号を切替える信号切替装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無人で飛行するドローン、ヘリコプタ、飛行機、自動車、又は船舶等の無人移動体の操縦を地上から信号を送信して行うことが行われている。このとき、1台の送信機の通信範囲を超えて遠距離に移動させたい場合に、別の送信機に操縦を切替える必要がある。
【0003】
特許文献1には、2台の送信機からの操作信号を受信レベルに応じて切替えるラジオコントロール模型が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許文献1:特許第6438907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、受信レベルが低下してから信号を切替えるものであるため切替が遅れる恐れがあるとともに、送信機が3台以上の場合に1台の送信機からの受信レベルが低下した後、どの送信機に切替えるのか明確ではないという問題がある。
また、撮像装置等の附属装置が複数ある場合に、附属装置の切替え方法が明確ではないという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題点を解決して、一のインターフェース部に入力されたリクエスト信号に基づいて、当該インターフェース部が受信する被切替信号に切替えてそれを出力することで、複数のインターフェース部のうち該一のインターフェース部からの被切替信号に確実に切替えることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、複数の被切替信号のいずれかに切替える信号切替装置であって、
リクエスト信号が入力されるリクエスト信号インターフェース部と、前記リクエスト信号インターフェース部とは別の被切替信号インターフェース部とを有したインターフェース部を複数備え、さらに
前記リクエスト信号インターフェース部に入力された情報に基づいて、リクエストの有無を判別するリクエスト有無判別部と、
前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別した一のインターフェース部に入力された被切替信号を選択して出力する信号切替部と、を備え、
前記被切替信号インターフェース部は、前記リクエスト信号とは異なる被切替信号が入力され、
前記リクエスト信号は、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅又はパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有し、
前記リクエスト有無判別部は、前記第1パルス列及び前記第2パルス列が所定時間内に所定数含まれることで、リクエスト有と判別することを特徴とする信号切替装置を提供するものである。
【0008】
この構成により、一のインターフェース部に入力された第1パルス列及び第2パルス列を含むリクエスト信号に基づいて、当該インターフェース部に入力された被切替信号に切替えることで、複数のインターフェース部のうち一のインターフェース部からの被切替信号に確実に切替えることができる。
また、ノイズに影響されることなく、リクエスト有と判別する精度を向上させることができる。
【0011】
信号切替装置であって、所定時間内に前記第1パルス列、前記第2パルス列、前記第1パルス列、前記第2パルス列の順に存在することで、前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別する構成としてもよい。
【0012】
この構成により、ノイズに影響されることなく、リクエスト有と判別する精度をさらに向上させることができる。
【0013】
信号切替装置であって、前記複数のインターフェース部のうち、いずれのインターフェース部の前記被切替信号に切替えたかを示す表示部を備えた構成としてもよい。
【0014】
この構成により、いずれのインターフェース部の被切替信号を選択しているかを容易に識別することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の信号切替装置により、一のインターフェース部から入力されたリクエスト信号に基づいて、当該インターフェース部から入力された被切替信号に切替えることで、複数のインターフェース部のうち一のインターフェース部からの被切替信号に確実に切替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例1における無人移動体を説明する図である。
図2】本発明の実施例1の無人移動体における信号切替装置を説明する図である。
図3】本発明の実施例1におけるリクエスト信号を説明する図である。
図4】本発明の実施例1におけるリクエスト有無判別部の処理概要を説明するフロー図である。
図5】本発明の実施例1におけるリクエスト有無判別部の処理内容の詳細を説明するフロー図である。
図6】本発明の実施例1における無人移動体制御切替方法を説明する図である。
図7】本発明の実施例2の無人移動体における信号切替装置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0017】
(無人移動体)
本発明の実施例1における無人移動体について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1における無人移動体を説明する図である。実施例1における無人移動体はドローンであるが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、ヘリコプタ、飛行機、自動車、又は船舶であってもよい。
【0018】
実施例1におけるドローン1は、送信機2(2a、2b、2c、2d)から送信される操作信号に基づいて、回転翼や方向陀等を駆動して飛行を行う。すなわち、送信可能エリア3aにドローン1が飛行しているときは、送信機2aからの電波を受けて飛行を行う。また、ドローン1が送信機2aの送信可能エリア3aの外に出ると、送信機2aでの操作が不可能となる。その場合、他の送信機2が替わって操作信号を送信する必要がある。
【0019】
図1に示す場合は、送信可能エリア3bにおける送信機2bが替わって操作信号を送信することが求められる。送信機2bは、ドローン1が送信機2aからの操作信号を受信可能なうちに、つまり、送信可能エリア3aと送信可能エリア3bとの重複エリアにおいて、後述するリクエスト信号40をドローン1に送信する。また、送信機2cは、ドローン1が送信機2bからの操作信号を受信可能なうちに、リクエスト信号40をドローン1に送信し、送信機2dは、ドローン1が送信機2cからの操作信号を受信可能なうちに、リクエスト信号40をドローン1に送信する。
【0020】
ドローン1は、受信機18及び後述する信号切替装置10を搭載しており、送信機2から送信されたリクエスト信号40を受信機が受信して信号切替装置10に入力し、該リクエスト信号40を送信した送信機2からの操作信号に切替えて制御をすることができる。リクエスト信号40は、複数のパルス列からなり、詳述すると、第1パルス21を1以上含む第1パルス列20と、第1パルス21よりもパルス幅の長い第2パルス31を1以上含む第2パルス列30とを有している(図3参照)。第1パルス列20は、送信機2(2a、2b、2c、2d)におけるパルス列発生スイッチ81(図6参照)がオフのときに送信され、第2パルス列30は、送信機2(2a、2b、2c、2d)におけるパルス列発生スイッチ81がオンのときに送信される。
【0021】
ドローン1が送信機2aからの操作信号を受信機18aが受信可能なうちに、つまり、送信可能エリア3aと送信可能エリア3bとの重複エリアにおいて、信号切替装置10は、送信機2bからのリクエスト信号40を受信機18bが受信し、第1パルス列20及び第2パルス列30が所定時間内に所定数含まれることでリクエスト有と判断し、送信機2aからの操作信号を送信機2bからの信号に切替える。
【0022】
同様に、ドローン1が送信機2bからの操作信号を受信機18bが受信可能なうちに、つまり、送信可能エリア3bと送信可能エリア3cとの重複エリアにおいて、信号切替装置10は、送信機2cからのリクエスト信号40を受信機18cが受信し、第1パルス列20及び第2パルス列30が所定時間内に所定数含まれることでリクエスト有と判断し、送信機2bからの操作信号を送信機2cからの操作信号に切替える。また、ドローン1が送信機2cからの操作信号を受信機18cが受信可能なうちに、つまり、送信可能エリア3cと送信可能エリア3dとの重複エリアにおいて、信号切替装置10は、送信機2dからのリクエスト信号40を受信機18dが受信し、第1パルス列20及び第2パルス列30が所定時間内に所定数含まれることでリクエスト有と判断し、送信機2cからの操作信号を送信機2dからの操作信号に切替える。
【0023】
このようにして、ドローン1は制御される送信機2を切替えながら遠距離を飛行することができる。
【0024】
(信号切替装置)
次に、ドローン1に搭載される信号切替装置10について、図2図3を参照して説明する。図2は、本発明の実施例1の無人移動体における信号切替装置を説明する図である。図3は、本発明の実施例1におけるリクエスト信号を説明する図である。
【0025】
実施例1においては、ドローン1に搭載した受信機18が送信機2から送信された操作信号を信号切替装置10に入力して操作信号を切替える機能を有しているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、映像信号や音声信号の切替にも適用が可能である。この場合、操作信号の代わりに、映像信号や音声信号を信号切替装置に接続すればよい。また、切替える信号は操作信号であっても映像信号であっても音声信号であってもよく、任意の信号を切替えることができる。本願においては、上述の操作信号、映像信号、又は音声信号等の切替対象となる信号を被切替信号とも呼ぶ。
【0026】
実施例1における信号切替装置10は、リクエスト信号40が入力されるリクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)と、操作信号が入力される被切替信号インターフェース部13(13a、13b、13c、13d)とを有した4つのインターフェース部11(11a、11b、11c、11d)を備えている。すなわち、受信機18aが受信したリクエスト信号をリクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)に入力し、受信機18aが受信した操作信号を被切替信号インターフェース部13(13a、13b、13c、13d)に入力される。そして、入力されたリクエスト信号に基づいて、リクエストの有無を判別するリクエスト有無判別部14と、リクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別した一のインターフェース部11に入力された操作信号を選択して出力する信号切替部15と、いずれのインターフェース部11の信号に切替えたかを示す表示部16と、を備えている。
【0027】
リクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)にリクエスト信号が入力されると、デジタル信号に変換された情報に基づいてリクエスト有無判別部14がリクエスト有か無かを判別する。リクエスト信号40は、1以上のパルスからなるパルス列を複数有し、詳細には、第1パルス21を1以上含む第1パルス列20と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルス31を1以上含む第2パルス列30とを有している。リクエスト有無判別部14は、第1パルス列20及び前記第2パルス列30が所定時間内に所定数含まれるというリクエスト条件を満たすことで、リクエスト有と判別する。これにより、ノイズに影響されることなく、リクエスト有と判別する精度を向上させることができる。
【0028】
実施例1においては、所定時間内に第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30の順に存在することで、リクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別する。そして、実施例1における所定時間は、0.5秒としている。また、第1パルス21、及び第2パルス31は、デジタル信号であり、パルス高さは3.3V~3.5Vである。第1パルス21のパルス幅は約0.9m秒であり、第2パルス31のパルス幅は約2m秒である。
【0029】
なお、実施例1においては、インターフェース部を4つ備えた構成としているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、3つ以下でも5つ以上であってもよい。
【0030】
リクエスト有無判別部14の処理を図4図5を参照して詳しく説明する。図4は、本発明の実施例1におけるリクエスト有無判別部の処理概要を説明するフロー図である。図5は、本発明の実施例1におけるリクエスト有無判別部の処理内容の詳細を説明するフロー図である。
【0031】
実施例1におけるリクエスト有無判別処理50は、処理51にてリクエスト情報インターフェース部12aに入力された情報を解析しリクエスト有か無かを判別する。リクエスト有(YES)と判別したら処理55に進み、リクエスト無(NO)と判別したら処理52に進む。処理52ではリクエスト情報インターフェース部12bに入力された情報を解析しリクエスト有か無かを判別する。リクエスト有(YES)と判別したら処理56に進み、リクエスト無(NO)と判別したら処理53に進む。また、処理53ではリクエスト情報インターフェース部12cに入力された情報を解析しリクエスト有か無かを判別する。リクエスト有(YES)と判別したら処理57に進み、リクエスト無(NO)と判別したら処理54に進む。処理54ではリクエスト情報インターフェース部12dに入力された情報を解析しリクエスト有か無かを判別する。リクエスト有(YES)と判別したら処理58に進み、リクエスト無(NO)と判別したら処理51に戻る。
【0032】
処理55では、信号切替部15に指示を出して被切替信号インターフェース部13aに入力された操作信号を選択して信号切替部15から出力17に出力する。出力17は実施例1においては、ドローン1の図示しない制御装置フライトコントローラに接続されており、この選択された操作信号に切替えられてドローン1を制御する。なお、実施例1においては、信号切替部15から出力する信号はデジタル信号であるが、アナログ信号としてもよい。
【0033】
処理56では、被切替信号インターフェース部13bに入力された操作信号を選択して信号切替部15から出力17に出力する。また同様に、処理57では、被切替信号インターフェース部13cに入力された操作信号を選択して信号切替部15から出力17に出力し、処理58では、被切替信号インターフェース部13dに入力された操作信号を選択して信号切替部15から出力17に出力する。このように、リクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別した一のインターフェース部11の被切替信号インターフェース部13に入力された操作信号に信号切替部15が切替えて出力17に出力する。
【0034】
なお、実施例1においては、図4に示すように、処理51、処理52,処理53、処理54と順次リクエスト信号の有無を判別するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、マルチタスク構成とし、何らかの信号がリクエスト情報インターフェース部12に入力されれば、割り込みにより優先的に該当のリクエスト情報インターフェース部12に入力された信号についてリクエスト信号の有無を判別するようにしてもよい。
【0035】
処理51~54の詳細な処理内容について図5を参照して説明する。処理51では、リクエスト信号インターフェース部12aに入力されたリクエスト信号40がリクエスト条件を満たしているかどうかを判別する。また、処理52では、リクエスト信号インターフェース部12bに入力されたリクエスト信号40がリクエスト条件を満たしているかどうかを判別する。同様に、処理53では、リクエスト信号インターフェース部12cに入力されたリクエスト信号40がリクエスト条件を満たしているかどうかを判別し、処理54では、リクエスト信号インターフェース部12dに入力されたリクエスト信号40がリクエスト条件を満たしているかどうかを判別する。
【0036】
まず、処理59において、タイマーTをリセットし、処理60にてタイマーTのカウントを開始する。続いて、処理61では、パルス幅Wが予め定められた閾値よりも短いかどうかを判別する。実施例1における閾値は、1.6m秒である。パルス幅Wが閾値よりも短いなら(YES)処理62に進み、長いか同じなら処理61に戻って閾値よりも短いパルス幅Wを有するパルスを検出するまで判別を続ける。
【0037】
なお、実施例1においては、閾値よりも短いパルス幅、すなわち第1パルスのパルス幅は約0.9m秒に設定されており、閾値よりも長いパルス幅、すなわち第2パルスのパルス幅は約2m秒に設定されている。
【0038】
処理62では、パルス幅Wが閾値よりも長いか同じであるかどうかを判別する。パルス幅Wが閾値よりも長いか同じであるなら(YES)処理63に進み、短いなら処理62に戻って閾値よりも長いか同じであるパルス幅Wを有するパルスを検出するまで判別を続ける。同様に、処理63では、パルス幅Wが閾値よりも短いかどうかを判別する。パルス幅Wが閾値よりも短かければ(YES)処理64に進み、長いか同じなら処理63に戻って閾値よりも短いパルス幅Wを有するパルスを検出するまで判別を続け、処理64では、パルス幅Wが閾値よりも長いか同じであるかどうかを判別する。パルス幅Wが閾値よりも長いか同じであるなら(YES)処理65に進み、短ければ処理64に戻って閾値よりも短いパルス幅Wを有するパルスを検出するまで判別を続ける。
【0039】
処理65では、タイマーTが所定時間内かどうかを判断する。実施例1における所定時間は0.5秒である。そして、タイマーTが所定時間内であれば(YES)55、56、57、又は58に進み、所定時間を超えていれば(NO)、処理52、53、54、又は51に進む。なお、処理61~65のいずれかであってもタイマーTが所定時間を超えれば、処理59に戻る。
【0040】
このように、所定時間内に第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30の順に存在することで、リクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別し、リクエスト有と判別したインターフェース部11が受信した操作信号に信号切替部15が切替えて出力する。これにより、複数のインターフェース部のうち一のインターフェース部からの操作信号に確実に切替えることができる。
【0041】
なお、実施例1においては、所定時間内に第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30の順に存在することでリクエスト有と判別するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30、さらに第1パルス列20の順に存在することでリクエスト有と判別してもよいし、第2パルス列30、第1パルス列20の順に存在することでリクエスト有と判別してもよく、リクエスト信号が第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有することでリクエスト有と判別してよい。
【0042】
また、実施例1においては、複数のパルス列が存在する所定時間を0.5秒以内としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、0.4秒以内であってもよいし、1秒以内であってもよく、任意の時間を所定時間とすることができる。
【0043】
さらに、実施例1におけるパルス幅の閾値を1.6m秒としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、1.5m秒以下でもよいし、1.7m秒以上であってもよく、第1パルスのパルス幅と第1パルスよりも長い第2パルスのパルス幅を区別できれば任意の閾値であってよい。
【0044】
なお、実施例1においては、送信機からのリクエスト信号や操作信号を受信機が受信してインターフェース部に入力するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、映像信号や音声信号を有線でインターフェース部に入力するように構成してもよい。また、インターネットから入力するように構成してもよく、任意の媒体からリクエスト信号や被切替信号をインターフェース部に入力するように構成してよく、任意の信号を切替えることができる。
【0045】
また、実施例1においては、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルスを1以上含む第2パルス列を所定時間内に所定数有することでリクエスト有と判別したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列を所定時間内に所定数有することでリクエスト有と判別してもよい。
【0046】
実施例1における信号切替装置10には、いずれのインターフェース部の操作信号に切替えたかを示す表示部16が設けられている。表示部16は、LEDで構成され、インターフェース部11aに入力された操作信号に切替えた場合は赤色に表示される。また、インターフェース部11bに入力された操作信号に切替えた場合は青色に表示され、インターフェース部11cに入力された操作信号に切替えた場合は黄色に表示され、インターフェース部11dに入力された操作信号に切替えた場合は緑色に表示される。これにより、どのインターフェース部に入力された操作信号に切替えているかを瞬時に認識することができる。
【0047】
なお、実施例1においては、表示部16はインターフェース部11aに入力された操作信号に切替えた場合は赤色、インターフェース部11bに入力された操作信号に切替えた場合は青色、インターフェース部11cに入力された操作信号に切替えた場合は黄色、インターフェース部11dに入力された操作信号に切替えた場合は緑色に表示するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、インターフェース部11aに入力された操作信号に切替えた場合は青色、インターフェース部11bに入力された操作信号に切替えた場合は緑色、インターフェース部11cに入力された操作信号に切替えた場合は赤色、インターフェース部11dに入力された操作信号に切替えた場合は黄色に表示するようにしてもよく、任意の色に区別して表示してよい。
【0048】
また、表示部16に表示することに替えて、地上に設置された送信機以外の基地局等に表示情報を送信して表示するようにしてもよい。また、色別の表示に替えて、インターフェース部番号の数字表示にしてもよい。
【0049】
(無人移動体制御切替方法)
まず、送信機2(2a、2b、2c、2d)のいずれかにおいて、押ボタン式のパルス列発生スイッチ81を指Fで押してオフの状態からオン状態に操作し、さらにパルス列発生スイッチ81から指Fを放してオフ状態とし、次に再度押ボタン式のパルス列発生スイッチ81を指Fで押してオフの状態からオン状態に操作する操作を所定時間内に行い、第1パルス21を1以上含む第1パルス列20と第1パルス21よりもパルス幅の長い第2パルス31を1以上含む第2パルス列30とを繰り返すリクエスト信号をドローン1に対しアンテナ82から送信する(図6参照)。
【0050】
そして、ドローン1においては、送信機2(2a、2b、2c、2d)のいずれかからのリクエスト信号を受信機が受信して信号切替装置10が解析し、所定時間内に第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30の順に存在することでリクエスト有と判別して、送信機2(2a、2b、2c、2d)のいずれかからの操作信号に基づく制御に切替える。
【0051】
リクエスト信号40を送信した送信機2(2a、2b、2c、2d)においては、ドローン1に設けられた表示部16の発光色を確認して、どの送信機2(2a、2b、2c、2d)からのリクエスト信号40をドローン1が判別したことを確認することができる。実施例1においては、送信機2aが送信した操作信号に切替えた場合は表示部16が赤色に表示される。また、送信機2bが送信した操作信号に切替えた場合は表示部16が青色に表示され、送信機2cが送信した操作信号に切替えた場合は表示部16が黄色に表示され、送信機2d送信した操作信号に切替えた場合は表示部16が緑色に表示される。これにより、どの送信機の操作信号に切替えているかを瞬時に認識することができる。
【0052】
なお、実施例1においては、押ボタン式のパルス列発生スイッチ81を指Fで押してオフの状態からオン状態に操作するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、レバー式のスイッチを指Fで操作してオフの状態からオン状態に操作するようにしてもよく、押ボタン式又はレバー式のスイッチを一度操作するだけで、所定時間内に第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30の順に送信するようにしてもよい。
【0053】
これにより、複数の送信機のうちから一の送信機に確実に切替えて無人移動体を制御することができる。
【0054】
このように、実施例1においては、複数の被切替信号のいずれかに切替える信号切替装置であって、
リクエスト信号が入力されるリクエスト信号インターフェース部と、被切替信号が入力される被切替信号インターフェース部とを有した複数のインターフェース部と、
前記リクエスト信号インターフェース部に入力された情報に基づいて、リクエストの有無を判別するリクエスト有無判別部と、
前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別した一のインターフェース部に入力された被切替信号を選択して出力する信号切替部と、を備え、
前記リクエスト信号は、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅又はパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有することを特徴とする信号切替装置により、一のインターフェース部に入力されたリクエスト信号に基づいて、当該インターフェース部に入力された被切替信号に切替えることで、複数のインターフェース部のうち一のインターフェース部からの被切替信号に確実に切替えることができる。
【実施例2】
【0055】
本願の実施例2においては、被切替信号が映像信号である点で、実施例1と異なっている。実施例2について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施例2の無人移動体における信号切替装置を説明する図である。
【0056】
実施例2における無人移動体101は、受信機18(18a、18b、18c、18d)、操作信号を切替える信号切替装置10に加えて、受信機118(118a、118b、118c、118d)、撮像装置19(19a、19b、19c、19d)、映像信号を切替える信号切替装置10を備えていて、撮像装置19(19a、19b、19c、19d)からの映像信号のうち、いずれかの映像信号に切替えることができる。
【0057】
(無人移動体)
実施例2におけるドローン101は、送信機2(2a、2b、2c、2d)から送信される操作信号に基づいて、回転翼や方向陀等を駆動して飛行を行うとともに、送信機2(2a、2b、2c、2d)又は図示しない別の送信機から送信されるリクエスト信号に基づいて、ドローン101に搭載された複数の撮像装置19からの映像信号のいずれかに切替えることができる。
【0058】
実施例2におけるドローン101は、少なくとも4つの受信機118(118a、118b、118c、118d)と、撮像装置19(19a、19b、19c、19d)と、信号切替装置10と、映像送信機90とを備えている。撮像装置19(19a、19b、19c、19d)は、例えば、ドローン101の前方を撮像する撮像装置19a、後方を撮像する撮像装置19b、右側方を撮像する撮像装置19c、及び左側方を撮像する撮像装置19dである。
【0059】
ドローン101は、送信機2から送信されたリクエスト信号40を受信機118が受信して、一のインターフェース部11(11a、11b、11c、11d)におけるリクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)に入力される。そして、受信したリクエスト信号40に基づいて、リクエスト有無判別部14がリクエストの有無を判別し、一のインターフェース部11(11a、11b、11c、11d)における被切替信号インターフェース部13に入力された撮像装置19(19a、19b、19c、19d)からの映像信号に切替える。切替られた映像信号は、映像送信機90により、地上局に送信され映像がモニタTVに映し出される。
【0060】
リクエスト信号40は、複数のパルス列からなり、詳述すると、第1パルス21を1以上含む第1パルス列20と、第1パルス21よりもパルス幅の長い第2パルス31を1以上含む第2パルス列30とを有している(図3参照)。第1パルス列20は、送信機2(2a、2b、2c、2d)におけるパルス列発生スイッチ81(図6参照)がオフのときに送信され、第2パルス列30は、送信機2(2a、2b、2c、2d)におけるパルス列発生スイッチ81がオンのときに送信される。
【0061】
(信号切替装置)
次に、映像信号を切替える信号切替装置を中心に説明する。実施例2における信号切替装置10は、実施例1における信号切替装置10と同じものであるが、操作信号を切替える信号切替装置とは別のものである。そして、実施例1と同様に、リクエスト信号40が入力されるリクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)と、映像信号が入力される被切替信号インターフェース部13(13a、13b、13c、13d)とを有した4つのインターフェース部11(11a、11b、11c、11d)を備えている。
【0062】
すなわち、受信機118aが受信したリクエスト信号をリクエスト信号インターフェース部12aに入力し、撮像装置19aが撮像した映像信号を被切替信号インターフェース部13aに入力する。また、同様に、受信機118bが受信したリクエスト信号をリクエスト信号インターフェース部12bに入力し、撮像装置19bが撮像した映像信号を被切替信号インターフェース部13bに入力し、受信機118cが受信したリクエスト信号をリクエスト信号インターフェース部12cに入力し、撮像装置19cが撮像した映像信号を被切替信号インターフェース部13cに入力し、受信機118dが受信したリクエスト信号をリクエスト信号インターフェース部12dに入力し、撮像装置19dが撮像した映像信号を被切替信号インターフェース部13dに入力する。
【0063】
そして、入力されたリクエスト信号に基づいて、リクエスト有無判別部14がリクエストの有無を判別し、信号切替部15においてリクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別した一のインターフェース部11に入力された映像信号を選択して出力する。また、表示部16により、いずれのインターフェース部11の映像信号に切替えたかを示すことができる。
【0064】
リクエスト信号インターフェース部12(12a、12b、12c、12d)にリクエスト信号が入力されると、デジタル信号に変換された情報に基づいてリクエスト有無判別部14がリクエスト有か無かを判別する。リクエスト信号40は、1以上のパルスからなるパルス列を複数有し、詳細には、第1パルス21を1以上含む第1パルス列20と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルス31を1以上含む第2パルス列30とを有している。リクエスト有無判別部14は、第1パルス列20及び前記第2パルス列30が所定時間内に所定数含まれるというリクエスト条件を満たすことで、リクエスト有と判別する。これにより、ノイズに影響されることなく、リクエスト有と判別する精度を向上させることができる。
【0065】
実施例2においては、所定時間内に第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20の順に存在することで、リクエスト有無判別部14がリクエスト有と判別する。そして、実施例1における所定時間は、0.5秒としている。また、第1パルス21、及び第2パルス31は、デジタル信号であり、パルス高さは3.3V~3.5Vである。第1パルス21のパルス幅は約0.9m秒であり、第2パルス31のパルス幅は約2m秒である。
【0066】
なお、実施例2においては、所定時間内に第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20の順に存在することでリクエスト有と判別するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、第2パルス列30、第1パルス列20、第2パルス列30、第1パルス列20、さらに第2パルス列30の順に存在することでリクエスト有と判別してもよいし、第2パルス列30、第1パルス列20の次にさらにパルス幅の短い図示しないパルス列の順に存在することでリクエスト有と判別してもよく、リクエスト信号が第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有することでリクエスト有と判別してよい。
【0067】
なお、実施例2においては、インターフェース部を4つ備えた構成としているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、3つ以下でも5つ以上であってもよい。
【0068】
実施例2における信号切替装置10には、いずれのインターフェース部の映像信号に切替えたかを示す表示部16が設けられている。表示部16は、LEDで構成され、インターフェース部11aに入力された映像信号に切替えた場合は赤色に表示される。また、インターフェース部11bに入力された映像信号に切替えた場合は青色に表示され、インターフェース部11cに入力された映像信号に切替えた場合は黄色に表示され、インターフェース部11dに入力された映像信号に切替えた場合は緑色に表示される。これにより、どのインターフェース部に入力された映像信号に切替えているかを瞬時に認識することができる。
【0069】
なお、実施例2においては、表示部16はインターフェース部11aに入力された映像信号に切替えた場合は赤色、インターフェース部11bに入力された映像信号に切替えた場合は青色、インターフェース部11cに入力された映像信号に切替えた場合は黄色、インターフェース部11dに入力された映像信号に切替えた場合は緑色に表示するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、インターフェース部11aに入力された映像信号に切替えた場合は青色、インターフェース部11bに入力された映像信号に切替えた場合は緑色、インターフェース部11cに入力された映像信号に切替えた場合は赤色、インターフェース部11dに入力された映像信号に切替えた場合は黄色に表示するようにしてもよく、任意の色に区別して表示してよい。
【0070】
また、表示部16に表示することに替えて、地上に設置された送信機以外の基地局等に表示情報を送信して表示するようにしてもよい。また、色別の表示に替えて、インターフェース部番号の数字表示にしてもよい。
【0071】
なお、実施例2においては、操作信号を切替える信号切替装置及び映像信号を切替える信号切替装置を備えた構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、操作信号を切替える信号切替装置を備えず、映像信号を切替える信号切替装置を備えた構成としてもよい。
【0072】
また、実施例2においては、受信機118(118a、118b、118c、118d)を4つ備えて4台の撮像装置19(19a、19b、19c、19d)の映像信号を切替える構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、1つの受信機で4種類のリクエスト信号を受信して4台の撮像装置19(19a、19b、19c、19d)の映像信号を切替える構成としてもよい。
【0073】
また、実施例2においては、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅の長い第2パルスを1以上含む第2パルス列を所定時間内に所定数有することでリクエスト有と判別したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列を所定時間内に所定数有することでリクエスト有と判別してもよい。
【0074】
このように、実施例2においても、複数の被切替信号のいずれかに切替える信号切替装置であって、
リクエスト信号が入力されるリクエスト信号インターフェース部と、被切替信号が入力される被切替信号インターフェース部とを有した複数のインターフェース部と、
前記リクエスト信号インターフェース部に入力された情報に基づいて、リクエストの有無を判別するリクエスト有無判別部と、
前記リクエスト有無判別部がリクエスト有と判別した一のインターフェース部に入力された被切替信号を選択して出力する信号切替部と、を備え、
前記リクエスト信号は、第1パルスを1以上含む第1パルス列と、第1パルスよりもパルス幅又はパルス周期が長い第2パルスを1以上含む第2パルス列とを少なくとも有することを特徴とする信号切替装置により、一のインターフェース部に入力されたリクエスト信号に基づいて、当該インターフェース部に入力された被切替信号に切替えることで、複数のインターフェース部のうち一のインターフェース部からの被切替信号に確実に切替えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明の信号切替装置は、有線又は無線から入力される複数の信号を切替える信号切替の分野において広く利用することができる。
【符号の説明】
【0076】
1:無人移動体
2(2a、2b、2c、2d):送信機
3(3a、3b、3c):送信可能エリア
10:信号切替装置
11(11a、11b、11c、11d):インターフェース部
12(12a、12b、12c、12d):リクエスト信号インターフェース部
13(13a、13b、13c、13d):被切替信号インターフェース部
14:リクエスト有無判別部
15:信号切替部 16:表示部 17:出力
18(18a、18b、18c、18d):受信機
19(19a、19b、19c、19d):撮像装置
90:映像送信機
20:第1パルス列
21:第1パルス
30:第2パルス列
31:第2パルス
40:リクエスト信号
50:リクエスト有無判別処理
51~65:処理
81:パルス列発生スイッチ
82:アンテナ
101:無人移動体
118(118a、118b、118c、118d):受信機
F:指

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7