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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-30
(45)【発行日】2023-07-10
(54)【発明の名称】情報伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/14 20090101AFI20230703BHJP
【FI】
H04W48/14
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021051048
(22)【出願日】2021-03-25
(62)【分割の表示】P 2018556987の分割
【原出願日】2016-06-24
(65)【公開番号】P2021119661
(43)【公開日】2021-08-12
【審査請求日】2021-03-25
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】トウ、ハイ
【審査官】久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-504859(JP,A)
【文献】特表2018-536348(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第103856923(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0256995(US,A1)
【文献】Samsung,System Information Signalling Design in NR,3GPP TSG-RAN WG2#94 R2-163371,2016年05月27日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送装置であって、処理ユニットと送信ユニットを備え、ここで、
前記処理ユニットは第二の装置から送信された、前記第二の装置が必要とする第一のシステム情報をリクエストするための第一の物理層指示情報を取得するように構成され、
前記送信ユニットが前記第一の物理層指示情報に基づき、前記第一のシステム情報を送信するように構成され、
前記処理ユニットは、前記第一のシステム情報に対応する物理リソースブロックによって前記第二の装置から送信された前記第一の物理層指示情報を取得するように構成され
前記送信ユニットはさらに、
前記第二の装置から送信された前記第一の物理層指示情報を取得する前に、
ブロードキャスト又は専用シグナリングによって前記情報伝送装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を送信するように構成され、前記第一のシステム情報は、前記情報伝送装置で送信可能なシステム情報に属し、前記情報伝送装置で送信可能なシステム情報と前記物理リソースブロックとの対応関係は、1対1の関係または複数対1の関係であ、情報伝送装置。
【請求項2】
前記送信ユニットはさらに、
第二の物理層指示情報又は第二のMAC層指示情報又は第二のRRC層指示情報である前記第二の指示情報をブロードキャストするように構成され、
ここで、異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二の物理層指示情報を送信し、又は
RRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を搬送し、又は
MACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を搬送し、前記処理ユニットはさらに、前記第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を確定するように構成され、
前記送信ユニットはさらに、前記第二のシステム情報を送信するように構成され、
前記処理ユニットはさらに、
前記第一のシステム情報と同じシステム情報グループに属する他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定するように構成され、及び/又は、
前記第一のシステム情報を使用するサービスに使用される他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項3】
情報伝送装置であって、送信ユニットと処理ユニットを備え、ここで、
前記送信ユニットが前記情報伝送装置が必要とする第一のシステム情報をリクエストするための第一の物理層指示情報を第一の装置に送信するように構成され、
前記処理ユニットが前記第一の装置から送信された前記第一のシステム情報を取得するように構成され、
前記送信ユニットは、前記第一のシステム情報に対応する物理リソースブロックによって前記第一の物理層指示情報を送信するように構成され
前記送信ユニットが第一の物理層指示情報を第一の装置に送信する前に、前記処理ユニットはさらに、
前記第一の装置から送信された、前記第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を取得し、前記第二の指示情報に基づいて前記第一の装置へ前記第一の物理層指示情報を送信するように構成され、前記第一のシステム情報が前記第一の装置で送信可能なシステム情報に属し、前記第一の装置で送信可能なシステム情報と前記物理リソースブロックとの対応関係は、1対1の関係または複数対1の関係である、情報伝送装置。
【請求項4】
前記処理ユニットはさらに、
前記第一の装置がブロードキャスト又はマルチキャスト又はユニキャストによって送信した前記第一のシステム情報を取得するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項5】
前記第一の装置は端末装置であり、前記情報伝送装置は端末装置であり、又は、
前記第一の装置はネットワーク装置であり、前記情報伝送装置は端末装置であることを特徴とする
請求項又はに記載の装置。
【請求項6】
前記処理ユニットはさらに、
前記第一の装置から送信された第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報、又は第二のRRC層指示情報を取得するように構成され、前記処理ユニットはさらに、
異なる物理層チャネル、又は異なる物理層リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する前記第二の物理層指示情報を取得するように構成され、又は
RRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する前記第二のRRC層指示情報を取得するように構成され、又は
MACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を取得するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記処理ユニットはさらに、
前記第一の装置から送信された、前記第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を取得するように構成されることを特徴とする
請求項乃至のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記システム情報は、
セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
請求項乃至のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は通信分野に関し、且つより具体的には、情報伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の長期進化(LTE:Long Term Evolution)システムでは、端末は、サービングセルとダウンリンク同期情報を確立した後、サービングセルによってブロードキャストシグナリングを介して送信されたシステム情報を受信することにより、該サービングセルの関連情報を取得することができる。
【0003】
システム情報はブロードキャストによってセル内で周期的に送信される。このようなシステム情報の送信方式は送信効率が低く、シグナリングオーバーヘッドが大きく、リソース浪費が深刻である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は送信効率を向上させ、シグナリングオーバーヘッドを削減し、リソース浪費を回避することができる情報伝送方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様による情報伝送方法は、第一の装置が第二の装置から送信された、該第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を取得することと、該第一の装置が該第一の指示情報に基づき、該第一のシステム情報を送信することとを含む。
【0006】
したがって、ネットワークにおいて、装置がシステム情報を必要とし且つシステム情報のトリガリクエストを行う場合のみ、システム情報を送信し、これにより装置がシステム情報をタイムリーに取得できることを保証するとともに、システム情報の送信効率を向上させ、シグナリングオーバーヘッドを削減することができ、それによってリソースの利用率を向上させることができる。
【0007】
第一の態様と組み合わせ、第一の態様の第一の可能な実施形態では、該第一の装置が該第一の指示情報に基づき、該第一のシステム情報を送信することは、該第一の装置が該第一の指示情報に基づき、ブロードキャスト又はマルチキャストによって該第一のシステム情報を送信することを含む。
【0008】
したがって、第一の装置が第二の装置からのシステム情報に対するトリガリクエストを受信した後に、ブロードキャスト又はマルチキャストによってシステム情報を送信することにより、第二の装置がシステム情報をタイムリーに取得することができるだけでなく、他の装置がアイドル状態にある場合、システム情報を取得することもできることを保証することができ、他の装置がシステム情報を取得する必要がある時に、アイドル状態から接続状態に遷移し、システム情報を第一の装置にリクエストして電力消費と信号浪費を引き起こすことを回避する。
【0009】
選択可能に、該第一の装置が該第一の指示情報に基づき、該第一のシステム情報を送信することは、該第一の装置が該第一の指示情報に基づき、ユニキャストによって該第一のシステム情報を送信することを含む。
【0010】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第二の可能な実施形態では、該第一の装置は端末装置であり、該第二の装置は端末装置であり、又は、該第一の装置はネットワーク装置であり、第二の装置は端末装置である。
【0011】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第三の可能な実施形態では、該第一の装置が第二の装置から送信された第一の指示情報を取得することは、該第一の装置が該第二の装置から送信された、第一の物理層指示情報、又は第一のメディアアクセス制御(MAC)層指示情報、又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を取得することを含む。
【0012】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第四の可能な実施形態では、該第一の装置が該第二の装置から送信された該第一の指示情報を取得することは、該第一の装置が該第一のシステム情報に対応する物理層チャネル又は物理層リソースブロック又は物理層シーケンスから、該第二の装置からの該第一の物理層指示情報を取得すること、又は、該第一の装置が該第二の装置からのMAC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのMAC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のMAC層指示情報を取得し、又は、該第一の装置が該第二の装置からのRRC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのRRC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のRRC層指示情報を取得することを含む。
【0013】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第五の可能な実施形態では、該方法はさらに、該第一の装置が該第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を送信することを含む。
【0014】
選択可能に、第一の装置は該第二の指示情報をブロードキャストし、又は専用シグナリングによって該第二の指示情報を送信することができる。
【0015】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第六の可能な実施形態では、該第一の装置が第二の指示情報をブロードキャストすることは、該第一の装置が第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報又は第二のRRC層指示情報である該第二の指示情報をブロードキャストすることを含む。
【0016】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第七の可能な実施形態では、該第一の装置が該第二の指示情報をブロードキャストすることは、該第一の装置が異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二の物理層指示情報を送信すること、又は該第一の装置がRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を搬送すること、又は該第一の装置がMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を搬送することを含む。
【0017】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第八の可能な実施形態では、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0018】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第九の可能な実施形態では、該方法はさらに、該第一の装置が該第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を確定することと、該第一の装置が該第二のシステム情報を送信することとを含む。
【0019】
第一の態様又はその上記のいずれかの可能実施形態と組み合わせ、第一の態様の第十の可能な実施形態では、該第一の装置が第二のシステム情報を確定することは、該第一のシステム情報と同じシステム情報グループに属する他のシステム情報を該第二のシステム情報として確定すること、及び/又は、該第一のシステム情報を使用するサービスに使用される他のシステム情報を該第二のシステム情報として確定することを含む。
【0020】
第二の態様による情報伝送方法は、第一の装置が第一の指示情報を送信するためのリソースで信号を検出した場合、システム情報を送信する必要があることを確定し、該第一の指示情報が該システム情報をリクエストすることに用いられることと、該第一の装置が該システム情報を送信することとを含む。
【0021】
第二の態様と組み合わせ、第二の態様の第一の可能な実施形態では、該第一の装置が該システム情報を送信することは、該リソースを使用して該第一の指示情報を送信することができるように構成される端末装置を確定することを含み、該第一の装置が該システム情報を送信することは該端末装置へ該システム情報を送信することを含む。
【0022】
第二の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第二の態様の第二の可能な実施形態では、該リソースは物理チャネル又は物理リソースブロック又はアンテナポート又はコードワードシーケンスの一つ又は複数の組み合わせである。
【0023】
第三の態様による情報伝送方法は、第二の装置が該第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を第一の装置に送信することと、該第二の装置が該第一の装置から送信された該第一のシステム情報を取得することとを含む。
【0024】
第三の態様と組み合わせ、第三の態様の第一の可能な実施形態では、該第二の装置が該第一の装置から送信された該第一のシステム情報を取得することは、該第二の装置が該第一の装置がブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって送信した該第一のシステム情報を取得することを含む。
【0025】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第二の可能な実施形態では、該第一の装置は端末装置であり、該第二の装置は端末装置であり、又は、該第一の装置はネットワーク装置であり、該第二の装置は端末装置である。
【0026】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第三の可能な実施形態では、第二の装置が第一の装置へ第一の指示情報を送信することは、該第二の装置が該第一の装置へ第一の物理層指示情報、第一のメディアアクセス制御(MAC)層指示情報又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を送信することを含む。
【0027】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第四の可能な実施形態では、該第二の装置が該第一の装置へ該第一の指示情報を送信することは、該第二の装置が該第一のシステム情報に対応する物理チャネル、又は物理リソースブロック、又は物理層シーケンスによって該第一の物理層指示情報を送信すること、又は該第二の装置がMACメッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、又はMACメッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のMAC層指示情報を送信すること、又は、該第二の装置がRRCメッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、RRCメッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のRRC層指示情報を送信することを含む。
【0028】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第五の可能な実施形態では、該第二の装置が該第一のMAC層指示情報又は該第一のRRC層指示情報を送信する前に、該方法はさらに、該第二の装置が該第二の装置の物理層で共有チャネルによって情報を伝送することを確定することを含む。
【0029】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第六の可能な実施形態では、該第二の装置が第一の装置へ第一の指示情報を送信する前に、該方法はさらに、該第二の装置が該第一の装置から送信された、該第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を取得することを含み、該第二の装置が第一の装置へ第一の指示情報を送信することは、該第二の装置が該第二の指示情報に基づいて該第一の装置へ該第一の指示情報を送信し、該第一の指示情報に示されるシステム情報が該第一の装置で送信可能なシステム情報に属することを含む。
【0030】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第七の可能な実施形態では、該第二の装置が該第一の装置から送信された第二の指示情報を取得することは、該第二の装置が該第一の装置から送信された第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報、又は第二のRRC層指示情報を取得することを含む。
【0031】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第八の可能な実施形態では、該第二の装置が該第一の装置から送信された第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報、又は第二のRRC層指示情報を取得することは、該第二の装置が異なる物理層チャネル、又は異なる物理層リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する該第二の物理層指示情報を取得すること、又は該第二の装置がRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する該第二のRRC層指示情報を取得すること、又は該第二の装置がMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を取得することを含む。
【0032】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第九の可能な実施形態では、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0033】
第三の態様又はその上記のいずれかの可能な実施形態と組み合わせ、第三の態様の第十の可能な実施形態では、前記方法はさらに、前記第二の装置が前記第一の装置から送信された、前記第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を受信することを含む。
【0034】
第四の態様による情報伝送装置は、上記第一の態様又は第一の態様のずかの選択可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該情報伝送装置は上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのモジュールユニットを備える。
【0035】
第五の態様による情報伝送装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該情報伝送装置は上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのモジュールユニットを備える。
【0036】
第六の態様による情報伝送装置は上記第三の態様又は第三の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該情報伝送装置は上記第三の態様又は第三の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのモジュールユニットを備える。
【0037】
第七の態様による情報伝送装置はメモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、且つ該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行すると、該実行により該プロセッサは第一の態様又は第一の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行する。
【0038】
第八の態様による情報伝送装置は、メモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、且つ該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行すると、該実行により該プロセッサは第二の態様又は第二の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行する。
【0039】
第九の態様による情報伝送装置は、メモリとプロセッサを備え、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、且つ該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行すると、該実行により該プロセッサは第三の態様又は第三の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行する。
【0040】
第十の態様によるコンピュータ記憶媒体は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行することを示すためのプログラムコードを記憶している。
【0041】
第十一の態様によるコンピュータ記憶媒体は、上記第二の態様又は第にの態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行することを示すためのプログラムコードを記憶している。
【0042】
第十二の態様によるコンピュータ記憶媒体は、上記第三の態様又は第三の態様のいずれかの選択可能な実施形態における方法を実行することを示すためのプログラムコードを記憶している。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本出願の実施例による情報伝送方法の概略フローチャートである。
図2】本出願の実施例による情報伝送方法の概略フローチャートである。
図3】本出願の実施例による情報伝送方法の概略フローチャートである。
図4】本出願の実施例による情報伝送装置の概略ブロック図である。
図5】本出願の実施例による情報伝送装置の概略ブロック図である。
図6】本出願の実施例による情報伝送装置の概略ブロック図である。
図7】本出願の実施例による情報伝送装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本出願の実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に記載される図面は本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0045】
以下に本発明の実施例の図面を組み合わせながら、本発明の実施例に係る技術的解決策を明確に全面的に説明し、明らかに、説明した実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得た他の実施例は、全て本発明の保護範囲に属する。
【0046】
いくつかの実施例では、端末直接接続(D2D:Device to Device)通信は車対車(V2V:Vehicle to Vehicle)通信、又はV2X通信、又はX2Xを指してもよい。X2X又はX2X通信では、Xは無線受信及び送信能力を有するいかなる装置を広く指してもよく、例えば遅く移動する無線装置、速く移動する車載装置、又は無線送信及び受信能力を有するネットワーク制御ノードであるがこれらに限定されない。
【0047】
本出願の実施例の技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(Global System for Mobile Communication:「GSM」略称)システム、符号分割多元アクセス(Code Division Multiple Access:「CDMA」と略称)システム、帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:「WCDMA」と略称)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:「GPRS」と略称)、長期進化型(Long Term Evolution:「LTE」と略称)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:「UMTS」と略称)などの現在の通信システム、及び特に将来の5Gシステムに応用されてもよい。
【0048】
本出願の実施例における端末装置は、ユーザ装置(User Equipment:「UE」と略称)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動サイト、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指してもよい。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol:「SIP」と略称)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop:「WLL」と略称)サイト、パーソナルデジタル処理(Persona1 Digita1 Assistant:「PDA」)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network:「PLMN」における端末装置などであってもよい。
【0049】
本出願の実施例におけるネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置はGSM又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station:「BTS」と略称)であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局(Node B:「NB」と略称)であってもよいし、LTEシステムにおける進化型基地局(evolutional Node B:「eNB又はe-NodeB」と略称)であってもよく、クラウドワイヤレスアクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network:「CRAN」と略称)シーンでの無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワーク装置などであってもよい。
【0050】
本出願の実施例におけるシステム情報はサービングセルの関連情報を取得することに用いられてもよく、本出願の実施例に記載されるシステム情報は複数の情報ブロック(SIB:System Information Block)の情報を含むことができ、例えば少なくともSIB1、SIB2、SIB3、SIB4、SIB5、SIB6、SIB7とSIB8情報ブロックの情報を含むことができる。
【0051】
ここで、SIB1は主にセル選択及び滞在の関連情報と他のシステム情報ブロックのスケジューリング情報を含み、SIB2は主にアクセス制御情報、共通チャネルパラメータ、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)サブフレームの構成情報を含み、SIB3は主にセル再選関連情報を含み、SIB4は主に同周波数セル再選択情報を含み、SIB5は主に異周波数セル再選択情報を含み、SIB6は主に異周波数セル再選択情報(UMTS無線ネットワーク(UTRAN:UMTS Radio Access Network))を含み、SIB7は主に異システムセル再選情報(GERAN:GSM/EDGE無線アクセスネットワークGSM/Enhanced Data Rate for GSM Evolution(EDGE)を含み、SIB8は主に異システムセル再選情報(CDMA2000)を含む。
【0052】
図1は本出願の実施例による情報伝送方法100の概略フローチャートである。図1に情報伝送方法のステップ又は動作が示されるが、これらのステップ又は動作は例だけであり、本発明の実施例はさらに他の動作又は図1における各動作の変形を実行することができる。
【0053】
110で、第二の装置は第一の装置へ第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を送信する。
【0054】
120で、第二の装置は第一の装置から送信された第一のシステム情報を取得する。
【0055】
図2は本出願の実施例による情報伝送方法200の概略フローチャートである。図2に情報伝送方法のステップ又は動作が示されるが、これらのステップ又は動作は例だけであり、本発明の実施例はさらに他の動作又は図2における各動作の変形を実行することができる。
【0056】
210で、第一の装置は第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を取得する。
【0057】
220で、第一の装置は第一の指示情報に基づき、第一のシステム情報を送信する。
【0058】
したがって、ネットワークにおいて、装置がシステム情報を必要とし且つシステム情報のトリガリクエストを行う場合のみ、システム情報を送信し、これにより装置がシステム情報をタイムリーに取得できることを保証するとともに、システム情報の送信効率を向上させ、シグナリングオーバーヘッドを減少することができ、それによってリソースの利用率を向上させることができる。
【0059】
理解すべきものとして、上記第一の指示情報に示される第一のシステム情報は単一のシステム情報であってもよく、複数のシステム情報、例えば1グループのシステム情報であってもよい。
【0060】
選択可能に、本出願の実施例では、第一の装置と第二の装置はいずれも端末装置であってもよく、即ち本出願の実施例はD2D通信に用いられてもよく、又は、第一の装置はネットワーク装置であり、第二の装置は端末装置であってもよい。
【0061】
選択可能に、本出願の実施例において、第一の装置は複数の方式によって第一のシステム情報を送信することができる。
【0062】
一つの実施形態では、第一の装置はブロードキャストによって該第一のシステム情報を送信する。
【0063】
これに対応して、第二の装置は第一の装置がブロードキャストによって送信した第一のシステム情報を受信することができる。
【0064】
したがって、第一の装置が第二の装置からのシステム情報に対するトリガリクエストを受信する前に、ブロードキャストによってシステム情報を送信することにより、第二の装置がシステム情報をタイムリーに取得することができるだけでなく、他の装置がアイドル状態にある場合、システム情報を取得することもできることを保証することができ、他の装置がシステム情報を取得する必要がある時に、アイドル状態から接続状態に遷移し、システム情報を第一の装置にリクエストして電力消費と信号浪費を引き起こすことを回避する。
【0065】
一つの実施形態では、第一の装置はマルチキャストによって第一のシステム情報を送信することができる。
【0066】
これに対応して、第二の装置は第一の装置がマルチキャストによって送信した第一のシステム情報を受信することができる。
【0067】
選択可能に、第一の装置がマルチキャストによって第一のシステム情報を送信する場合、第二の装置の所在するグループを確定し、該グループ内の複数の装置へ第一のシステム情報を送信することができ、例えば、該第一のシステム情報の所在メッセージにグループ内の各装置の識別子又は第二の装置の識別子、該グループのグループ識別子を含むことができる。
【0068】
したがって、第一の装置が第二の装置からのシステム情報に対するトリガリクエストを受信した場合、マルチキャストによってシステム情報を送信することにより、第二の装置がシステム情報をタイムリーに取得することができるだけでなく、また他の装置がアイドル状態にある場合、システム情報を取得することもできることを保証することができ、他の装置がシステム情報を取得する必要がある時に、アイドル状態から接続状態に遷移し、システム情報を第一の装置にリクエストして電力消費と信号浪費を引き起こすことを回避する。
【0069】
一つの実施形態では、第一の装置はユニキャストによって第一のシステム情報を送信することができる。
【0070】
これに対応して、第二の装置は第一の装置がユニキャストによって送信した第一のシステム情報を受信することができる。
【0071】
選択可能に、第一の装置がユニキャストによって第一のシステム情報を送信する場合、該第一のシステム情報の所在メッセージに第二の装置の識別子を含むことができる。
【0072】
選択可能に、本出願の実施例では、第一の指示情報が物理層に搬送されてもよく、その場合、第一の指示情報は第一の物理層指示情報であってもよい。
【0073】
この場合、第二の装置は必要な第一のシステム情報に対応する物理チャネル、又は物理リソースブロック、又は物理層シーケンスによって第一の物理層指示情報を送信することができる。
【0074】
第一の装置は第一のシステム情報に対応する物理チャネル、又は物理リソースブロック、又は物理層シーケンスによって該第一の物理層指示情報を取得することができる。
【0075】
ここで、一つの物理層チャネル、又は一つの物理層リソースブロック又は一つの物理層シーケンスは単一又は複数の第一のシステム情報に対応することができる。
【0076】
選択可能に、本出願の実施例では、第一の指示情報がメディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層に搬送されてもよく、その場合、第一の指示情報は第一のMAC層指示情報であってもよい。
【0077】
この場合、第二の装置はMACメッセージのシステム情報に対応する制御ドメイン、又はMACメッセージのリザーブ制御ドメインにおける第一のシステム情報に対応する制御ビットによって第一のMAC層指示情報を送信することができる。
【0078】
第一の装置はMACメッセージの第一のシステム情報に対応する制御ドメイン、又はMACメッセージのリザーブ制御ドメインにおける第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のMAC層指示情報を取得することができる。
【0079】
選択可能に、本出願の実施例では、第一の指示情報が無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層に搬送されてもよく、その場合、第一の指示情報は第一のRRC層指示情報であってもよい。
【0080】
この場合、第二の装置はRRCメッセージのシステム情報に対応する制御ドメイン、又はRRCメッセージのリザーブ制御ドメインにおける第一のシステム情報に対応する制御ビットによって第一のRRC層指示情報を送信することができる。選択可能に、該RRCメッセージはRRC確立リクエスト(RRCEablishimentRequest)であってもよい。
【0081】
第一の装置はRRCメッセージの第一のシステム情報に対応する制御ドメイン、又はRRCメッセージのリザーブ制御ドメインにおける第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のRRC層指示情報を取得することができる。
【0082】
選択可能に、本出願の実施例では、第二の装置は、第二の装置の物理層で共有チャネルによって情報を伝送することを確定した場合、RRCメッセージ又はMACメッセージによって第一の指示情報を送信することができる。
【0083】
選択可能に、本出願の実施例では、第一のシステム情報を送信することに加えて、第一の装置は、第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を送信することができる。例えば、前記第一のシステム情報と同じシステム情報グループに属する他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定し、及び/又は、前記第一のシステム情報を使用するサービスに使用される他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定する。
【0084】
選択可能に、本出願の実施例において、第一の装置は該第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を予め送信することができる。
【0085】
具体的には、第一の装置は該第二の指示情報をブロードキャストし、又は専用シグナリングによって該第二の指示情報を送信することができる。
【0086】
第一の装置は、専用シグナリングによって第二の指示情報を送信する時に、受信側に応じて指示する必要があるシステム情報を確定することができ、例えば、第一の装置がA、B、Cの3グループのシステム情報が送信できると仮定し、第一の装置が第二の装置がグループAのシステム情報のみを必要とすることを判定した場合、第一の装置は第二の装置へ第二の指示情報を送信することができ、該第二の指示情報がグループAのシステム情報が第一の装置によって送信できることを示すためのものだけである。
【0087】
第二の装置は第一の装置で送信可能なシステム情報を取得した後、必要なシステム情報を第一の装置にリクエストすることができる。
【0088】
第二の装置は、システム情報を必要とする時に、必要なシステム情報を第一の装置にリクエストすることができ、又は、第二の装置は後続に使用される可能性があるシステム情報を予測し、且つ該システム情報を第二の装置にリクエストすることができる。
【0089】
第一の装置は複数の方式によって該第二の指示情報を送信することができる。
【0090】
例えば、第一の装置はブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって該第二の指示情報を送信することができる。
【0091】
これに対応して、第二の装置は、第一の装置がユニキャスト、マルチキャスト又はブロードキャストによって送信した第二の指示情報を取得することができる。
【0092】
選択可能に、本出願の実施例では、第二の指示情報が物理層に搬送されてもよく、その場合、第二の指示情報は第二の物理層指示情報であってもよい。
【0093】
第一の装置は異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なるシーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報に対応する第二の物理層指示情報を送信することができる。
【0094】
これに対応して、第二の装置は異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二の物理層指示情報を取得することができる。
【0095】
選択可能に、本出願の実施例では、第二の指示情報がMAC層に搬送されてもよく、その場合、第二の指示情報は第二のMAC層指示情報であってもよい。
【0096】
第一の装置はMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を搬送する。
【0097】
これに対応して、第二の装置はRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を取得する。
【0098】
選択可能に、本出願の実施例では、第二の指示情報がRRC層に搬送されてもよく、その場合、第二の指示情報は第二のRRC層指示情報であってもよい。
【0099】
第一の装置はRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を搬送する。
【0100】
これに対応して、第二の装置はMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又は異なる情報に対応する第二のMAC層指示情報を取得する。
【0101】
選択可能に、本出願の実施例では、第一の装置は、第一の装置の物理層で共有チャネルによって情報を伝送することを確定した場合、RRCメッセージ又はMACメッセージによって第二の指示情報を送信することができる。
【0102】
選択可能に、本出願の実施例に記載されるシステム情報グループはSIBによって分割されてもよく、例えば、一つのシステム情報グループは少なくとも一つのSIBを含むことができ、又は、他の方式、例えばサービスニーズなどに応じて分割されてもよい。
【0103】
選択可能に、本出願の実施例におけるシステム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0104】
図3は本出願の実施例による情報伝送方法300の概略フローチャートである。図3に情報伝送方法のステップ又は動作が示されるが、これらのステップ又は動作は例だけであり、本発明の実施例はさらに他の動作又は図3における各動作の変形を実行することができる。
【0105】
310で、第一装置は第一の指示情報を送信するためのリソースで信号を検出した場合、システム情報を送信する必要があることを確定し、第一の指示情報がシステム情報をリクエストすることに用いられる。
【0106】
理解すべきものとして、信号が検出されたことは、検出する信号の強度がある強度閾値以上であることを意味してもよい。
【0107】
選択可能に、該リソースは物理チャネル又は物理リソースブロック又はアンテナポート又はコードワードシーケンスの一つ又は複数の組み合わせであってもよい。
【0108】
320で、第一の装置はシステム情報を送信する。
【0109】
したがって、第一の装置は、システム情報をリクエストする指示情報を送信するためのリソースで信号を検出した場合、該情報を復調せずに、該指示情報に対応するシステム情報を送信することができ、これにより、複数の端末が同じリソースを介して指示情報を送信することによって、情報復調が失敗し、そして第一の装置がシステム情報をタイムリーに送信することができないという問題を回避することができ、且つ第一の装置は該情報を復調せずに、リソース浪費を減少し、電力量を節約することができる。
【0110】
選択可能に、第一の装置がシステム情報を送信する必要があることを確定した場合、前記リソースを使用して前記第一の指示情報を送信することができるように構成される端末装置を確定し、且つ確定された端末装置へ送信すべきシステム情報を送信することができる。
【0111】
ここで、図3に示す実施例における第二の装置の動作について以上の説明を参照でき、及び方法300では、第一の装置は送信可能なシステム情報を予め送信することができ、具体的な実施形態及び対応する第二の装置の実施形態について以上の説明を参照できる。
【0112】
図4は本出願の実施例による情報伝送装置400の概略ブロック図である。図4に示すように、該装置400は処理ユニット410と送信ユニット420を備え、ここで、該処理ユニット410が第二の装置から送信された、該第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を取得するように構成され、該送信ユニット420が該第一の指示情報に基づき、第一のシステム情報を送信するように構成される。
【0113】
選択可能に、該送信ユニット420はさらに該第一の指示情報に基づき、ブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって該第一のシステム情報を送信するように構成される。
【0114】
選択可能に、該装置400は端末装置であり、該第二の装置は端末装置であり、又は、該装置400はネットワーク装置であり、該第二の装置は端末装置である。
【0115】
選択可能に、該処理ユニット420はさらに該第二の装置から送信された、第一の物理層指示情報、又は第一のメディアアクセス制御(MAC)指示情報、又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を取得するように構成される。
【0116】
選択可能に、該処理ユニット420はさらに、該第一のシステム情報に対応する物理層チャネル又は物理層リソースブロック又は物理層シーケンスから、該第二の装置からの該第一の物理層指示情報を取得するように構成され、又は、該第二の装置からのMAC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのMAC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のMAC層指示情報を取得するように構成され、又は、該第二の装置からのRRC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのRRC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のRRC層指示情報を取得するように構成される。
【0117】
選択可能に、該送信ユニット420はさらに、該装置400で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を送信するように構成される。
【0118】
具体的には、ブロードキャストによって第二の指示情報を送信し、又は専用シグナリングによって第二の指示情報を送信することができる。
【0119】
選択可能に、該送信ユニット420はさらに、第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報又は第二のRRC層指示情報である第二の指示情報をブロードキャストするように構成される。
【0120】
選択可能に、該送信ユニット420はさらに、異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二の物理層指示情報を送信するように構成され、又はRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を搬送するように構成され、又はMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を搬送するように構成される。
【0121】
選択可能に、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0122】
選択可能に、前記処理ユニット410はさらに、前記第一のシステム情報と関連する第二のシステム情報を確定するように構成され、前記送信ユニット420はさらに、前記第二のシステム情報を送信するように構成される。
【0123】
選択可能に、前記処理ユニット410はさらに、前記第一のシステム情報と同じシステム情報グループに属する他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定するように構成され、及び/又は、該第一のシステム情報を使用するサービスに使用される他のシステム情報を前記第二のシステム情報として確定するように構成される。
【0124】
図5は本出願の実施例による情報伝送装置500の概略ブロック図である。図5に示すように、該装置500は処理ユニット510と送信ユニット520を備え、該処理ユニット510が第一の指示情報を送信するためのリソースで信号を検出した場合、システム情報を送信する必要があることを確定するように構成され、該第一の指示情報が該システム情報をリクエストすることに用いられ、該送信ユニット520が該システム情報を送信するように構成される。
【0125】
選択可能に、該処理ユニット510はさらに、該リソースを使用して該第一の指示情報を送信することができるように構成される端末装置を確定するように構成され、該送信ユニット520はさらに該端末装置へ該システム情報を送信するように構成される。
【0126】
選択可能に、該リソースは物理チャネル又は物理リソースブロック又はアンテナポート又はコードワードシーケンスの一つ又は複数の組み合わせである。
【0127】
図6は本出願の実施例による情報伝送装置600の概略ブロック図である。図6に示すように、該装置600は送信ユニット610と処理ユニット620を備え、ここで、該送信ユニット610が該装置600が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を送信するように構成され、該処理ユニット620が該第一の装置から送信された該システム情報を取得するように構成される。
【0128】
選択可能に、該処理ユニット620はさらに、該第一の装置がブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって送信した該第一のシステム情報を取得するように構成される。
【0129】
選択可能に、該第一の装置は端末装置であり、該装置600は端末装置であり、又は、該第一の装置はネットワーク装置であり、該装置600は端末装置である。
【0130】
選択可能に、該送信ユニット610はさらに該第一の装置へ第一の物理層指示情報、第一のメディアアクセス制御(MAC)層指示情報又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を送信するように構成される。
【0131】
選択可能に、該送信ユニット610はさらに該第一のシステム情報に対応する物理チャネル、又は物理リソースブロック、又は物理層シーケンスによって該第一の物理層指示情報を送信するように構成され、又はMACメッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、又はMACメッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のMAC層指示情報を送信するように構成され、又は、RRCメッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、RRCメッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって該第一のRRC層指示情報を送信するように構成される。
【0132】
選択可能に、該送信ユニット610が該第一のMAC層指示情報又は該第一のRRC層指示情報を送信する前に、該処理ユニット620はさらに該装置600の物理層で共有チャネルによって情報を伝送することを確定するように構成される。
【0133】
選択可能に、該送信ユニット610が第一の装置へ第一の指示情報を送信する前に、該処理ユニット620はさらに該第一の装置から送信された、該第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を取得し、該第二の指示情報に基づいて該第一の装置へ該第一の指示情報を送信するように構成され、該第一の指示情報に示されるシステム情報が該第一の装置で送信可能なシステム情報に属する。
【0134】
選択可能に、該処理ユニット620はさらに該第一の装置から送信された第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報、又は第二のRRC層指示情報を取得するように構成される。
【0135】
選択可能に、該処理ユニット620はさらに異なる物理層チャネル、又は異なる物理層リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する該第二の物理層指示情報を取得するように構成され、又はRRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する該第二のRRC層指示情報を取得するように構成され、又はMACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を取得するように構成される。
【0136】
選択可能に、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0137】
図7は本出願の実施例による装置700の概略ブロック図である。該装置700はプロセッサ710、メモリ720と送受信機730を備える。メモリ720はプログラム命令を記憶することに用いられる。プロセッサ710はメモリ720に記憶されたプログラム命令を呼び出すことができる。送受信機730は外部通信に用いられ、選択可能に、装置700はさらにプロセッサ710、メモリ720と送受信機730を相互に接続するバスシステム740を備える。
【0138】
選択可能に、該装置700は上記第一の装置に対応することができ、図2及び選択可能な実施形態における第一の装置の対応する動作を実現することができ、図3及び選択可能な実施形態における第一の装置の対応する動作を実現することができる。
【0139】
選択可能に、該装置は上記第二の装置に対応することができ、図2及び選択可能な実施形態における第二の装置の対応する動作を実現することができる。
【0140】
以下にまず装置700が図2及び選択可能な実施形態における第一の装置の対応する動作を実現することができる装置として使用されることを例として説明する。
【0141】
具体的には、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、以下の動作を実行することができる:第二の装置から送信された、該第二の装置が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を取得し、該第一の指示情報を受信し、送受信機730によって該第一のシステム情報を送信する。
【0142】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第一の指示情報に基づき、送受信機730を使用してブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって該第一のシステム情報を送信する。
【0143】
選択可能に、該装置700は端末装置、該第二の装置は端末装置であり、又は、該装置700はネットワーク装置であり、該第二の装置は端末装置である。
【0144】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第二の送信装置から送信された、第一の物理層指示情報、又は第一のメディアアクセス制御(MAC)層指示情報、又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を取得する。
【0145】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第一のシステム情報に対応する物理層チャネル又は物理層リソースブロック又は物理層シーケンスから、該第二の装置からの該第一の物理層指示情報を取得し、又は、該第二の装置からのMAC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのMAC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のMAC層指示情報を取得し、又は、該第二の装置からのRRC層メッセージの該第一のシステム情報に対応する制御ドメインから、又は該第二の装置からのRRC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットから、該第一のRRC層指示情報を取得する。
【0146】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730によって該装置700で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報をブロードキャストする。
【0147】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730によって第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報又は第二のRRC層指示情報である該第二の指示情報を送信する。
【0148】
具体的には、ブロードキャストによって第二の指示情報を送信し、又は専用シグナリングによって第二の指示情報を送信することができる。
【0149】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730を使用して異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスによって異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する第二の物理層指示情報を送信し、又は、RRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のRRC層指示情報を搬送し、又は、MACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットによって異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を搬送する。
【0150】
選択可能に、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0151】
以下に装置700が図1及び選択可能な実施形態における第二の装置の対応する動作を実現することができる装置として使用されることを例として説明する。
【0152】
具体的には、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、以下の動作を実行することができる:送受信機730によって第一の装置へ該装置700が必要とする第一のシステム情報を示すための第一の指示情報を送信し、該第一の装置から送信された該第一の指示情報を取得する。
【0153】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第一装置がブロードキャスト、マルチキャスト又はユニキャストによって送信した該第一のシステム情報を取得する。
【0154】
選択可能に、該第一の装置は端末装置であり、該装置700は端末装置であり、又は、該第一の装置はネットワーク装置であり、該700は端末装置である。
【0155】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730を使用して該第一の装置へ第一の物理層指示情報、第一のメディアアクセス制御(MAC)層指示情報、又は第一の無線リソース制御(RRC)層指示情報である該第一の指示情報を送信する。
【0156】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第一のシステム情報に対応する物理層チャネル、又は物理リソースブロック、又は物理層シーケンスによって送受信機730で該第一の物理層指示情報を送信し、又はMAC層メッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、又はMAC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって送受信機730で該第一のMAC層指示情報を送信し、又は、RRC層メッセージの該システム情報に対応する制御ドメイン、RRC層メッセージのリザーブ制御ドメインにおける該第一のシステム情報に対応する制御ビットによって送受信機730で該第一のRRC層指示情報を送信する。
【0157】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730を使用して該第一のMAC層指示情報又は該第一のRRC層指示情報を送信する前に、該装置700の物理層で共有チャネルによって情報を伝送することを確定する。
【0158】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:送受信機730によって第一の装置へ第一の指示情報を送信する前に、該第一の装置から送信された、該第一の装置で送信可能なシステム情報を示すための第二の指示情報を取得し、該第二の指示情報に基づき、送受信機730によって該第一の装置へ該第一の指示情報を送信し、該第一の指示情報に示されるシステム情報が該第一の装置で送信可能なシステムに属する。
【0159】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該第一の装置から送信された第二の物理層指示情報、第二のMAC層指示情報、又は第二のRRC層指示情報を取得する。
【0160】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:異なる物理層チャネル、又は異なる物理リソースブロック、又は異なる物理層シーケンスから、異なるシステム情報又は異なるシステム情報グループに対応する該第二の物理層指示情報を取得し、又は、RRCメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する該第二のRRC層指示情報を取得し、又は、MACメッセージの異なる制御ドメインの又は同じ制御ドメインの異なる制御ビットから、異なるシステム情報又はシステム情報グループに対応する第二のMAC層指示情報を取得する。
【0161】
選択可能に、該システム情報は、セル選択及び滞在の関連情報、システム情報の所在する情報ブロックのスケジューリング情報、アクセス制限情報、共通チャネルパラメータ、MBSFNサブフレームの構成情報、セル再選関連情報、同周波数セル再選情報、異周波数セル再選情報、異システムセル再選情報のうちの少なくとも一つを含む。
【0162】
以下に装置700が図3及び選択可能な実施形態における第一の装置の対応する動作を実現することができる装置として使用されることを例として説明する。
【0163】
具体的には、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:第一の指示情報を送信するためのリソースで信号を検出した場合、システム情報を送信する必要があることを確定し、該第一の指示情報が該システム情報をリクエストすることに用いられ、送受信機730によって該システム情報を送信する。
【0164】
選択可能に、プロセッサ710はメモリ720に記憶された命令を呼び出し、さらに以下の動作を実行することに用いられる:該リソースを使用して該第一の指示情報を送信することができるように構成される端末装置を確定し、該端末装置へ該システム情報を送信する。
【0165】
選択可能に、該リソースは物理チャネル又は物理リソースブロック又はアンテナポート又はコードワードシーケンスの一つ又は複数の組み合わせである。
【0166】
理解すべきものとして、本出願の実施例に記載される、プロセッサ710がメモリに記憶された命令を呼び出して他の装置から送信された指示情報又はシステム情報を取得することは送受信機によって情報の検出を行い、さらに情報の復調などを行うことであってもよい。
【0167】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアで実行されるかどうかは技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。専門技術者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0168】
当業者は便宜上且つ簡潔に説明するために、上述したシステム、装置とユニットの具体的な動作プロセスについて上記方法の実施例における対応するプロセスを参照することでき、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
【0169】
本出願が提供するいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上述した装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分はロジック機能的区分に過ぎず、実際に実施する時に他の区分方式もあり得る。例えば、複数のユニット又は部材は組み合わせられてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0170】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、すなわち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0171】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
【0172】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本発明の技術的解決策は本質的にソフトウェア製品の形態で実現されてもよく、又は従来技術に貢献する部分又は該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形態で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は一つのコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置などあってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む記憶媒体に記憶される。前記記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0173】
以上は、本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本発明に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりの全てが本発明の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲によって準拠するべきである。
図1
図2
図3
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図5
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図7