(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-04
(45)【発行日】2023-07-12
(54)【発明の名称】濃縮ジベレリン溶液製剤
(51)【国際特許分類】
A01N 43/12 20060101AFI20230705BHJP
A01N 25/30 20060101ALI20230705BHJP
A01P 21/00 20060101ALI20230705BHJP
【FI】
A01N43/12 A
A01N25/30
A01P21/00
(21)【出願番号】P 2018529203
(86)(22)【出願日】2016-12-07
(86)【国際出願番号】 US2016065267
(87)【国際公開番号】W WO2017100249
(87)【国際公開日】2017-06-15
【審査請求日】2019-11-13
【審判番号】
【審判請求日】2021-09-22
(32)【優先日】2015-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】509319074
【氏名又は名称】バレント・バイオサイエンシーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Valent BioSciences LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100150500
【氏名又は名称】森本 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100176474
【氏名又は名称】秋山 信彦
(72)【発明者】
【氏名】バラ・エヌ・デビセッティ
【合議体】
【審判長】瀬良 聡機
【審判官】赤澤 高之
【審判官】阪野 誠司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0173365(US,A1)
【文献】特公昭47-024394(JP,B1)
【文献】特表2008-528513(JP,A)
【文献】特表2011-512337(JP,A)
【文献】特表平11-504030(JP,A)
【文献】特表2013-536851(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N A01P CAPLUS/REGISTRY
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
5~15重量%の、ジベレリン酸(GA
3)、ジベレリン
4(GA
4)、ジベレリン
7(GA
7)およびジベレリン
4/7(GA
4/7)からなる群から選択される少なくとも1つのジベレリン;
75~90重量%のポリエチレングリコール200;
0.1~4重量%の
、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマー
;および
0.1~3重量%の非イオン性界面活性剤;
を含む濃縮農薬溶液製剤。
【請求項2】
0.1~4重量%の、FD&Cブルー#1、FD&Cブルー#2、FD&Cグリーン#3、FD&Cレッド#3、FD&Cレッド#40、FD&Cイエロー#5、FD&Cイエロー#6、およびシトラスレッド#2、ならびにこれらの混合物からなる群から選択される着色剤をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
ジベレリンが、GA
3である、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項4】
9.5~11.5重量%の少なくとも1つのジベレリンを含む、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項5】
前記
酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマーを1~3重量%含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項6】
前記
酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマーを1.5~2.5重量%含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項7】
非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエートからなる群から選択される、請求項1~6のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項8】
非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートである、請求項7に記載の製剤。
【請求項9】
前記非イオン性界面活性剤を0.5~1.5重量%含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項10】
少なくとも1つのジベレリンが、濃度9.5~11.5重量%のジベレリン酸(GA
3)であり
、そして、
非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートである、請求項1~9のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項11】
ジベレリン酸(GA
3)の濃度が10.6重量%であり、
ポリエチレングリコール200の濃度が84.5重量%であり、
酢酸エテニルエステルポリマーと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマーの濃度が2.0重量%であり、そして、
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートの濃度が1.0重量%である、請求項1~10のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項12】
植物または土壌を、有効量の請求項1~11のいずれか1項に記載の製剤で処理することを含む、植物の成長を調節するための方法。
【請求項13】
有効量が、0.1~50グラムのジベレリン/エーカーである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
植物が、コメである、請求項12または13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、濃縮ジベレリン溶液製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ジベレリンは、ジテルペノイド酸である植物成長調節剤のクラスである。ジベレリンは天然菌Gibberella fugikuroiの発酵によって商業的に製造されている。ジベレリンは、さまざまな商品名で市販されており、さまざまな果樹園、野菜作物、条播作物、観賞用作物で商業的に使用されている。主に使用されるジベレリンは、ジベレリン酸(GA3)である。
【0003】
ジベレリンは、それらの低溶解性を克服しようと試みるために、何年にもわたって数多くの方法で製剤されてきた。たとえば、ジベレリンは、溶液、可溶性粉末、水和剤、錠剤、および水分散性顆粒、および可溶性顆粒として葉面施用のために製剤化されている。先行技術の製剤の各カテゴリーの欠点を以下に述べる。
【0004】
先行技術の溶液製剤はいくつかの点で不利である。製剤は、ジベレリンの溶解度が低いためにあまり濃縮されず、貯蔵安定性が制限され、および/または容認できない量の揮発性有機化合物(VOC)を含有する。
【0005】
プロピレングリコールなどのいくつかの溶媒におけるGA3、ジベレリン4(GA4)、ジベレリン7(GA7)またはジベレリン4/7(GA4/7)の溶解度が低いので、高濃度溶液の調製は不可能である。これらの低強度の溶液製剤は、より大きな梱包、より多くの保管スペース、より高い関連する輸送、倉庫保管、および容器廃棄費用を必要とする。非常に低い溶解度および望ましくない加水分解のために、GA3を水性系で製剤化することは特に困難である。
【0006】
溶解性の問題を克服するために、いくつかの製剤は、環境に対して安全でない量のVOCを有する溶媒を使用する。たとえば、イソプロピルアルコールおよびメチルアルコールは、可燃性および毒性などの重大な不利を提供し、そのような溶液の製造、梱包、ラベル付け、運搬、および倉庫保管における制限をもたらす。テトラヒドロフルフリルアルコール(THFA)は、眼や皮膚にとって腐食性があるとみなされる。
【0007】
GA3、GA4、およびGA4/7の溶解性の問題を克服する1つの方法は、可溶性粉末製剤を調製することである。これらの粉末製剤は、水と混合すると容易に溶解し、真の溶液を形成する。いったん溶液が形成されたら、タンク混合物(tank-mix)をさらに混合または攪拌する必要はない。
【0008】
溶解性の問題を克服するもう一つの方法は、水和剤を作ることである。水和剤は、乾燥した、細かく粉砕された製剤である。このタイプの製剤において、活性成分は、細かく粉砕された乾燥担体、通常は鉱物粘土と、水に懸濁される粉末の能力を高める他の成分と組み合わされる。水和剤を水と混合すると、懸濁液が形成され、次いで、これが、噴霧技術によって適用される。しばしば、不溶性組成物の沈降を防ぐために、スプレー液を継続的に混合しなければならない。
【0009】
しかしながら、水和剤および可溶性粉末製剤は、注入、移送または測定の際など、取扱い時に粉塵を生成する傾向がある。この粉塵は健康上の危険をもたらす可能性がある。さらに、粉末状の薬剤は濡れにくく、また水に加えるとゆっくりと可溶化する傾向がある。したがって、粉末製剤は、タンク混合物中で湿り、分散および可溶化するのに時間がかかる。塊または部分的に可溶化された噴霧溶液の形成は、タンク性能の低下の可能性を伴うタンク混合物中の植物成長調節剤の不均一な分布をもたらす。スプレータンクアジュバントによって引き起こされるスプレータンク内の泡は、水和剤および可溶性粉末の濡れおよび溶解性に影響することもある。また、水和剤製剤は、タンク内および噴霧された葉および果実の両方に望ましくない不溶性残留物を残す。
【0010】
農薬製剤の別のタイプは、錠剤である。錠剤製剤は、予め測定された用量の送達システムである。それらは小さな区域で、または鑑賞目的にとって、有用である。錠剤製剤は発泡性であり、錠剤の種類およびサイズに応じて2~10分かけて水に溶解する。しかしながら、錠剤は、一般に、錠剤あたりわずか0.1~1グラムの有効成分しか送達しない。それらは、大規模な現場作業には理想的ではない。さらに、発泡性錠剤は、湿度に非常に敏感であり、溶解が遅く、高価である可能性がある。
【0011】
さらに別のタイプの農業用製剤は、水分散性顆粒である。水分散性顆粒は、水和性顆粒または乾燥流動性顆粒としても知られている。このタイプの製剤は、有効成分が分散性顆粒として製剤化されることを除いて、水和剤と同様である。スプレー適用のための水分散性顆粒を調製するために、それらは水中に分散され、撹拌により懸濁液を形成する。多くの異なる水分散性顆粒製剤が、農薬として知られている。たとえば、EP 0 252 897および米国特許第4,936,901号は、水分散性顆粒製剤中のカプセル化された植物成長調節剤を開示している;米国特許第5,622,658号は、水分散性顆粒を調製するための押出可能な組成物を開示している。
【0012】
水分散性顆粒は、通常、8%以下の水分含量を有し、水溶液に添加すると懸濁液を形成する。得られた懸濁液を、完全に分散させるために一定時間撹拌しなければならない。タンク混合物の撹拌またはバイパス再循環も適用中維持されなければならない。水分散性顆粒の品質は、プロセス依存性および有効成分依存性が非常に高く;低い収量回収率、粉塵の可能性をもたらす悪い磨耗抵抗性、高い製造コストおよび分散不良をもたらしうる。一般に、溶解した水分散性顆粒製剤のスプレーは、処理された葉および果実に望ましくない不溶性残渣を残す。
【0013】
GA3、GA4、GA7、およびGA4/7 製剤が有効であるためには、有効成分を適用前にタンク混合物に可溶化しなければならない。そうでなければ、製品の有効性は、深刻な影響を受けることになる。水分散性顆粒が使用される場合、栽培者は、スプレー溶液中に有効成分の完全な溶解が達成されたかどうかを認識しないことが多い可能性がある。さらに、水分散性顆粒は、経時的に硬化し、その結果、有効成分の分散性および溶解性が悪くなる可能性がある。特定の水分散性顆粒および粉末製剤の場合、粉塵および固結が問題となりうる。
【0014】
米国特許第6,984,609号B2は、ProGibb40%(Valent BioSciences Corporationから入手可能)として市販されている濃縮水溶性顆粒植物成長調節製剤を開示している。開示された顆粒は、水に迅速に溶解し、スプレー混合物中に不溶性の微粒子がないような使用速度で真の溶液を提供する。しかしながら、一部の果樹園や野菜栽培者は、取り扱いが安全で、適用が簡単な溶液製剤を好むだろう。高濃度の製剤は、土壌への直接施用や稲作用水環境に適さない。
【0015】
これらのすべての製剤の選択肢にもかかわらず、現在、土壌への適用に適した市販のジベレリン製剤は存在しない。土壌施用は、ジベレリンを吸収することができる根系のすぐ近くにジベレリンを配置するので、それが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
したがって、環境的に安全で、植物毒性がなく、効能があり、高強度のジベレリン溶液製剤が必要である。改善された製剤は、従来技術の製剤によって引き起こされる毒性、取り扱い、保管、輸送および溶解性の問題を克服すべきである。高強度の溶液製剤は、土壌への直接施用のための顆粒製剤の開発を可能にすべきである。具体的には、砂をベースにした粒は、吸収能力がなく、高強度のジベレリン酸溶液は、粒状の表面を均一に被覆することができるべきである。粒剤は、土壌や水稲などの植物生育環境に直接適用するのに最適である。さらに、高強度の溶液は、溶剤、保管、輸送に伴うコスト削減にも最適である。
【課題を解決するための手段】
【0017】
発明の概略
1つの態様では、本発明は、約5~約15重量%(% wt/wt)の、GA3、GA4、GA7およびGA4/7からなる群から選択される少なくとも1つのジベレリン;約75~約90重量%の、平均分子量が約190~約420ダルトンのポリエチレングリコールおよびC8~C12脂肪酸ジメチルアミドからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒;および約0.1~約4重量%の結合剤;および約0.1~約3重量%の非イオン性界面活性剤を含む濃縮農薬溶液製剤に関する。
【0018】
さらなる実施態様では、製剤は、約5~約15重量%の、GA3、GA4、GA7およびGA4/7からなる群から選択される少なくとも1つのジベレリン;約75~約90重量%の、平均分子量が約190~約210ダルトンのポリエチレングリコール;約0.1~約4重量%の、アルキル化ビニルピロリドンポリマー、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマー、およびポリビニルピロリドンと1-エイコデセンとのコポリマーからなる群から選択される結合剤;および約0.1~約3重量%の、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエートからなる群から選択される非イオン性界面活性剤を含む。
【0019】
もう1つの態様では、本発明は、土壌または植物を、有効量の本発明の製剤で処理することを含む、植物の成長を調節するための方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
発明の詳細な記載
ジベレリンの既知の安定性の問題にもかかわらず、出願人は、予期せぬことに、約75~約90重量%の、平均分子量が約190~約420ダルトンのポリエチレングリコールおよびC8~C12脂肪酸ジメチルアミドからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒;および約0.1~約4重量%の結合剤;および約0.1~約3重量%の非イオン性界面活性剤を含む製剤が、安定した濃縮ジベレリン製剤を可能にすることを発見した。これらの濃縮ジベレリン製剤は、水で希釈することができ、および/またはプレミックス濃縮物として使用して土壌施用のための製剤を提供することができるので、多目的である。
【0021】
1つの実施態様では、本発明は、約5~約15重量%の、GA3、GA4、GA7およびGA4/7からなる群から選択される少なくとも1つのジベレリン;約75~約90重量%の、平均分子量が約190~約420ダルトンのポリエチレングリコールおよびC8~C12脂肪酸ジメチルアミドからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒;および約0.1~約4重量%の結合剤;および約0.1~約3重量%の非イオン性界面活性剤を含む濃縮農薬溶液製剤に関する。
【0022】
好ましい実施態様では、ジベレリンは、GA3である。
【0023】
もう1つの実施態様では、製剤は、約9~約12重量%の少なくとも1つのジベレリンを含む。好ましい実施態様では、製剤は、約9.5~約11.5重量%の少なくとも1つのジベレリンを含む。最も好ましい実施態様では、製剤は、約10.6重量%の少なくとも1つのジベレリンを含む。
【0024】
さらなる実施態様では、製剤は、約0.1~約4重量%の着色剤を含む。好ましい実施態様では、着色剤は、染料である。より好ましい実施態様では、染料は、FD&C食品グレードの染料である。さらにより好ましい実施態様では、染料は、FD&Cブルー#1、FD&Cブルー#2、FD&Cグリーン#3、FD&Cレッド#3、FD&Cレッド#40、FD&Cイエロー#5、FD&Cイエロー#6、およびシトラスレッド#2からなる群から選択される。最も好ましい実施態様では、染料は、FD&Cブルー#1である。もう1つの最も好ましい実施態様では、染料は、FD&Cレッド#40である。
【0025】
本明細書で使用される「FD&C」は、合衆国法典第21編である米国の食品、薬物および化粧品法を示す。この法典は、食品に添加することができる食品グレードの着色料のリスト(2015年10月現在)を提供する:FD&Cブルー#1;FD&Cブルー#2;FD&Cグリーン#3;FD&Cレッド#3;FD&Cレッド#40;FD&Cイエロー#5;FD&Cイエロー#6;およびシトラスレッド#2。
【0026】
ポリエチレングリコール(PEG)は、以下の構造を有するポリエーテル化合物である:H-(O-CH2-CH2)n-OH。PEGは、エチレンオキシドの重合によって調製され、広範囲の分子量にわたって市販されている。「ポリエチレングリコール」または「PEG」の後の数字は、分子量を示す。たとえば、PEG200は、190~210ダルトン、PEG300は、285~315ダルトン、およびPEG400は、380~420ダルトンの分子量の範囲を有する。好ましい実施態様では、溶媒は、約190~約420ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコールである。より好ましい実施態様では、溶媒は、約190~約210ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコールである。
【0027】
もう1つの実施態様では、溶媒は、少なくとも1種のC8~C12脂肪酸ジメチルアミドである。好ましい実施態様では、溶媒は、C8~C10脂肪酸ジメチルアミドの混合物またはC10~C12脂肪酸ジメチルアミドの混合物である。より好ましい実施態様では、溶媒は、C8~C10脂肪酸ジメチルアミドの混合物である。C8~C10脂肪酸ジメチルアミドの混合物は、Agnique(登録商標)AMD810として市販されている(Agniqueは、BASFから入手可能であり、Cognis Corporationの登録商標である)。
【0028】
さらなる実施態様では、溶剤は、以下の混合物である:(1)約190~約210ダルトンの平均分子量を有するポリエチレングリコール;および(2)C8~C10脂肪酸ジメチルアミドの混合物。
【0029】
1つの実施態様では、結合剤は、アルキル化ビニルピロリドンポリマー、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマー、およびポリビニルピロリドンと1-エイコデセンとのコポリマーからなる群から選択される。好ましい実施態様では、結合剤は、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノン(AshlandからAgrimer(商標)VA-6として入手可能)とのコポリマーである。Agrimer(商標)AL10などのアルキル化ビニルピロリドンポリマー、およびポリビニルピロリドンと1-エイコデセンのコポリマーであるAgrimer(登録商標)VA-71もAshlandから入手可能である。
【0030】
さらなる実施態様では、製剤は、約1~約3重量%の結合剤を含む。好ましい実施態様では、製剤は、約1.5~約2.5重量%の結合剤を含む。より好ましい実施態様では、製剤は、約2重量%の結合剤を含む。
【0031】
もう1つの実施態様では、非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエートからなる群から選択される。好ましい実施態様では、非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートである。
【0032】
1つの実施態様では、製剤は、約0.1~約2重量%の非イオン性界面活性剤を含む。好ましい実施態様では、製剤は、約0.5~約1.5重量%の非イオン性界面活性剤を含む。より好ましい実施態様では、製剤は、約1重量%の非イオン性界面活性剤を含む。
【0033】
さらなる実施態様では、製剤は、約5~約15重量%の、ジベレリン酸(GA3)、ジベレリン4(GA4)、ジベレリン7(GA7)およびジベレリン4/7(GA4/7)からなる群から選択される少なくとも1つのジベレリン;約75~約90重量%の、平均分子量が約190~約210ダルトンのポリエチレングリコール;約0.1~約4重量%の、アルキル化ビニルピロリドンポリマー、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマー、およびポリビニルピロリドンと1-エイコデセンとのコポリマーからなる群から選択される結合剤;および約0.1~約3重量%の、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエートからなる群から選択される非イオン性界面活性剤を含む。好ましい実施態様では、ジベレリンは、GA3である。もう1つの好ましい実施態様では、結合剤は、酢酸エテニルエステルと1-エテニル-2-ピロリジノンとのコポリマーである。さらに別の好ましい実施態様では、非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートである。
【0034】
さらに別の実施態様では、本発明は、植物または土壌を、有効量の本発明の製剤で処理することを含む、植物の成長を調節するための方法に関する。
【0035】
本発明の製剤は、低VOC製剤でもある。これは、熱重量分析(TGA)によって決定されるように、製剤が、25%以下の潜在排出量を含むことを意味する。TGAによって決定されるように、25%を超える潜在排出量を有するジベレリン製剤は、CADPR(カリフォルニア農薬規制局:California Department of Pesticide Regulation)によって高VOC製品とみなされる。TGAは、サンプル質量損失の速度を測定しながら、環境制御されたチャンバー内で製剤のサンプルを加熱することを含む。CADPRは、製剤の潜在排出量は、製剤の3回の反復TGA測定の平均を取り、次いで、水分と除外化合物のパーセントを測定から差し引くことによって決定されると述べている。TGAプロセスは、当業者には周知である。
【0036】
さらなる実施態様では、本発明の製剤は、約0.1~約50グラムのジベレリン/エーカーの割合で植物または土壌に施用される。好ましい実施態様では、製剤は、約1~約20グラムのジベレリン/エーカーの割合で植物または土壌に施用される。より好ましい実施態様では、製剤は、約1~約10グラムのジベレリン/エーカーの割合で植物または土壌に施用される。
【0037】
本発明の製剤は、プレミックス製品として使用することができる。たとえば、プレミックス製品は、植物に適用する前にタンクミックスに添加されうる。あるいは、本発明の製剤は、土壌または植物生育環境に直接施用するための予備形成された粒状製品へのプレミックスとして使用することができる。
【0038】
本発明の製剤は、ジベレリン処理を必要とする任意の植物(または処理が必要な植物に隣接する土壌)において、たとえば:成熟を加速し収量を増加させるためにアーティチョークに;着果および果実サイズを向上させるために、ブルーベリーに;植物の成長を刺激し、ストレスを軽減するため、あるいは果実の品質を維持するために、収穫後にバナナに;ストレスの期間中に葉の成長を維持するために、ニンジンに;植物の高さおよび収量を増加させるために、果実のサイズ、堅さおよび品質を向上させるか、またはより秩序ある収穫のために成熟を遅らせるために、チェリーに;果実の収穫量を増やし、皮の老化を遅らせ、生理学的障害を減らすか、より秩序ある収穫のために成熟を遅らせるために、柑橘類に;収穫を促進にし、収量を増やし、品質を向上させるために、コラードグリーンに;初期シーズンの成長を促進し、苗の活力を増強するために、綿に;および涼しい天候の期間中に植え付けられた果物を刺激するために、キュウリに;動物放牧に使用される牧草地に;およびトウモロコシに用いることができる。製剤を、バナナや柑橘類などの収穫後に用いることができる。本発明の製剤は、ブドウ、メロン、ピーカン、トウガラシ、パイナップル、コメ、ルバーブ、ホウレンソウ、核果、サトウキビ、コムギ、イチゴ、クレソンおよび処理が必要なその他の植物にも使用されうる。
【0039】
1つの実施態様では、本発明の製剤は、コメ、綿、トウモロコシ、ダイズ、サトウキビ、コムギおよびビートからなる群から選択される植物に施用される。好ましい実施態様では、本発明の製剤は、コメに施用される。
【0040】
開示された実施態様は、本明細書に開示された発明概念の単なる例示的な実施態様であり、特許請求の範囲に別段の記載がない限り、限定的とみなされるべきではない。
【0041】
用語「有効量」は、処理されている植物に対して所望の効果を提供する製剤の量を意味する。「有効量」は、製剤濃度、処理される植物のタイプ、および所望の結果にも依存して変化する。したがって、正確な「有効量」を特定することは必ずしも可能ではない。しかしながら、個々の場合における適切な「有効量」は、当業者によって決定されてもよい。たとえば、本発明の製剤の有効量は、約0.1~約50グラムのジベレリン/エーカーでありうる。
【0042】
製剤の他の成分が、本剤の貯蔵安定性特性に影響を及ぼさない名目上の量で含まれていてもよい。さらなる成分として、追加の表面活性剤、結晶成長阻害剤、展着剤、拡散剤、葉の浸透剤、分散剤、全身獲得抵抗性誘発剤、消泡剤、防腐剤、pH調整剤、共溶媒、湿潤剤、UV保護剤、生体刺激剤、根成長促進剤、バイオ農薬、接種剤、ビヒクル、金属イオン封鎖剤、または貯蔵安定性、製品の取り扱いおよび施用を促進する他の成分、が挙げられる。
【0043】
また、本発明の即時混合可能な(ready-to-mix)組成物材料は、除草剤、殺真菌剤、殺虫剤、殺菌剤、殺線虫剤、生化学的殺虫剤、生物刺激剤、生物農薬、植物生産農薬(植物性薬品)、薬害軽減剤または植物栄養などの他の有効成分と組み合わせて使用することができると考えられる。
【0044】
本明細書で使用される場合、用語「除草剤」は、除草剤として使用される化合物または組成物、ならびに除草剤薬害軽減剤および殺藻剤をどの広範な意味を有する。除草剤として、1,2,4-トリアジノン、1,3,5-トリアジン、アルカンアミド(アセトアミド)、アニリド、アリールオキシアルカン酸、アリールオキシフェノキシプロピオン酸塩、ベンズアミド、ベンズアミド(L)、ベンゼンジカルボン酸、ベンゾフラン、安息香酸(オーキシン)、ベンゾニトリル、ベンゾチアジアジノン、ベンゾチアゾロン、カルバメート(DHP)、カルバメート、クロロアセトアミド、シクロヘキサンジオンオキシム、ジニトロアニリン、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、ジフェニルエーテル(cbi)、グリシン誘導体、ハロゲン化アルカン酸、ヒドロキシベンゾニトリル、イミダゾリノン、イソオキサゾール、イソオキサゾリジノン、N-フェニルフタルイミド、有機砒素、オキサジアゾール、オキサゾリジンジオン、オキシアセトアミド、フェノキシカルボン酸、フェニルカルバメート除草剤、フェニルピラゾール除草剤、フェニルピリダジン、ホスフィン酸、ホスホロジチオエート、フタラメート、ピラゾール除草剤、ピリダジン、ピリダジノン(PDS)、ピリダジノン(PSII)、ピリジン、ピリジンカルボキサミド、ピリジンカルボン酸、ピリミジンジオン、ピリミジン、ピリミジニルオキシ安息香酸、ピリミジニルオキシ安息香類縁体、キノリンカルボン酸、チオカルバミン酸塩などのBI類およびIV類、セミカルバゾン、スルホニルアミノカルボニル-トリアゾリノン、スルホニル尿素、テトラゾリノン、チアジアゾール、チオカルバメート、トリアゾール、トリアゾリノン、トリアゾロピリミジン、トリケトン、ウラシル、尿素、2,3,6-TBA、2,4,5-T、2,4-D、2,4-D-2-エチルヘキシル、2,4-DB、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-トロラミン(2,4-D-トリエタノールアミン)、ACD10614、ACD10435、アセトクロール、アシフルオルフェン、アシフルオルフェンナトリウム、アクロニフェン、アクロレイン、AD 67、アラクロル、アロキシジム-ナトリウム、アメトリン、アミカルバゾン、アミドスルフロン、アミトロール、スルファミン酸アンモニウム、アニロフォス、アシュラム、アトラトン、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、アジプロトリン、バーバン、ベフルバタミド、ベナゾリン、ベナゾリン-エチル、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベノキサコール、ベンズスルフロン-メチル、ベンスリド、ベンタゾン、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ベンゾイルプロップ、エノイルプロップ-エチル、ビフェノックス、ビラナフォス-ナトリウム、ビスピリバック-ナトリウム、ホウ砂、ブロマシル、ブロモブテニド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブロモキシニルオクタノエート、ブロモキシニル-カリウム、ブロモピラゾン、ブタクロール、ブタフェナシル、ブテナクロール、ブチダゾール、ブトラリン、ブトロキシジム、ブトロン、カフェストロール、カルシウムシアナミド、カルベタミド、カルフェントラゾン-エチル、クロルメトキシフェン、クロランベン、クロルブロムロン、クロルブファム、クロルフェナク、クロルフェナク-ナトリウム、クロルフェンプロップ、クロルフェンプロップ-メチル、クロルフェンプロップ、クロルフェンプロップ-エチル、クロルフルオレニルメチル、クロリダゾン、クロリムロン-エチル、クロルニトロフェン、クロロ酢酸、クロロ-トルロン、クロロクスロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール-ジメチル、クロルチアミド、シニドン-エチル、シススルフロン、クレトジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、クロジナホップ-プロパルギル、クロホップ、クロホップ-イソブチル、クロマゾン、クロメプロップ、クロピラリド、クロキントセット-メキシル、クロランスラム-メチル、クレアジン、クミルロン、シアナミド、シアナジン、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シクルロン、シハロホップ-ブチル、シオメトリニル、ダイムロン、ダゾメット、デスメジファム、デスメトリン、ジアレート、ジカンバ、ジクロベニル、ジクロルミド、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ-イソクチル、ジクロルプロップ-P、ジクロホップ、ジクロホップ-メチル、ジクロスラム、ジエタチル-エチル;ジエタチル、ジフェノクスロン、ジフェンゾコートメチルスルフェート、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジケグラク、ジケグラク-ナトリウム、ジメフロン、ジメピペラート、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメチピン、ジメチルアルシン酸、ジニトラミンジノセブ、ジノセブアセテート、ジノテルブ、ジフェナミド、ジプロペトリン、ジスル、ジスル-ナトリウム、ジチオピル、ジウロン、ジウロン、DNOC、DSMA、エリナジン-エチル、エリナジン、EL177、エンドスタチン、エタルフルフラリン、エタメトスルフロン-メチル、エチジムロン、エトフメセート、エトキシスルフロン、エトベンザニド、フェンクロラゾール-エチル、フェノクロリム、フェノプロップ、フェノプロップ-2-ブトチル、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フェンチアプロップ、フェンイアプロップ-エチル、フェントラザミド、フェヌロン、フランプロップ-メチル、フランプロップ-イソプロピル、フランプロップ、フランプロップ-M-イソプロピル、フランプロップ-M-メチル、フラザスルフロン、フロラスラム、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ-P、フルアジホップ-P-ブチル、フルアゾレート、フルカルバゾン-ナトリウム、フルクロラリン、フルフェナセット、フルメツラム、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルオメツロン、フルオロジフェン、フルオログリコフェン-エチル、フルオチウロン、フルポキサム、フルプロパネート-ナトリウム、フルピル-スルフロン-メチル-ナトリウム、フルラゾール、フルレノール-ブチル、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、フルロキシピル-メプチル、フルルタモン、フルチアセット-メチル、フォメサフェン、フォラムスルフロン、フォサミン-アンモニウム、フリラゾール、グルホシネート-アンモニウム、グリホサート、グリホサート-アンモニウム、グリホサート-イソプロピルアンモニウム、グリホサート-ナトリウム、グリホサート-トリメシウム、ハロスルフロン-メチル、ハロキシホップ、ハロキシホップ-エトチル、ハロキシホップ-P、ヘキサフルラート、ヘキサジノン、イマザメタベンズメチル、イマザモックス、イマザピク、イマザピル、イマザピル-イソプロピルアンモニウム、イマザキン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、インダノファン、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イオキシニル、イオキシニルオクタノエート、イオキシニル-ナトリウム、イソカルバミド、イソシル、イソメチオジン、イソノルロン、イソプロツロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、カルブチレート、ラクトフェン、レナシル、リニュロン、LS830556、マレイン酸ヒドラジド、MCPA、MCPA-チオエチル、MCPB、MCPB-エチル、メコプロップ、メコプロップ-P、メジノテルブアセテート、メジナテルブ、メフェナセト、メフェンピルジエチル、メフルジド、メソスルフロン-メチル、メソトリオン、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアズロン、メタゾール、メチウロン、メトプロトリン、メトキシフェノン、メチルイソチオシアネート、メチルアルソン酸、メチルダイムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン-エチル、MK-616、モナリド、モノリヌロン、モヌロン、モヌロン-TCA、MSMA、無水ナフタル酸、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、NC-330、ネブロン、ニコスルフロン、ニトラリン、ニトロフェン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサベトリニル、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキサジクロメホン、オキシフルオロフェン、ペンジメタリン、ペノキススラム、ペンタクロロフェノール、ペンタノクロル、ペルソキサソン、ペルフルイドン、ペトキサミド、フェニソファム、フェンメジファム、フェニル水銀アセテート、ピコリナフェン、プリミスルフロン-メチル、プロジアミン、プロフルラリン、プログルナジン-エチル、プログリナジン、プロメトン、プロメトリン、プロプラクロル、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロイソクロル、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、プロピザミド、プロスルフロン、ピラフルフェン-エチル、ピラゾリネート、ピラゾスルフロン-エチル、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリデート、ピリフタリド、ピリミノバク-メチル、ピリチオンバク-ナトリウム、キンクロラク、キンメラク、キノクラミン、キザロホップ-エチル、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、リムスルフロン、セブチラジン、セクブメトン、シドロン、シマジン、シメトリン、S-メトラクロール、SMY 1500、塩素酸ナトリウム、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホメツロン-メチル、スルホスルフロン、テブチウロン、テプラロキシジム、テルバシル、テルブトメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルクロール、チアザフルロン、チアゾピル、チヂナジミン、チフェンスルフロン-メチル、チオベンカルブ、1-ジクロロアセチルアゼパン、トラルコキシジム、トリ-アレート、トリアスルフロン、トリベヌロン-メチル、トリクロロ酢酸、トリクロピル、トリジファン、トリエタジン、トリフロキシスルフロン-ナトリウム、トリフルラリン、およびトリフルスルフロン-メチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0045】
殺真菌剤として、アミノ酸アミドカルバメート、アニリノピリミジン、抗生物質、芳香族炭化水素、複素環式芳香族、クロロ/ニトロフェニル、ベンズアミド(F)、ベンゼンスルホンアミド、ベンゾイミダゾール、ベンゾイミダゾール前駆体、ベンゾトリアジン、カルボキサミド、ケイ皮酸、シアノアセトアミドオキシム、ジカルボキシイミド、ジチオラン、DMI:イミダゾール、ピペラジン、ピリミジン、およびトリアゾール;エノピランウロン(enopyranuronic)酸抗生物質、複素環式芳香族ヒドロキシアニリド、MBI:デヒドラターゼおよびレダクターゼ、モルホリン・モルホリン、モルホリン・スピロケタールアミン、マルチサイト・クロロニトリル、マルチサイト・ジメチルジチオカルバメート、マルチサイト・グアニジン、マルチサイト・無機物、マルチサイト・フタルイミド、マルチサイト・キノン、マルチサイト・スルファミド、N-フェニルカルバメート殺真菌剤、有機スズ殺真菌剤、フェニルアミド・アシルアラニン、フェニルアミド・ブチロラクトン、フェニルアミド・オキサゾリジノン、フェニルピロール、フェニル尿素殺真菌剤、ホスホネート、ホスホロチオレート、ピリダジノン殺真菌剤、ピリミジンアミン、ピリミジノール、QiI、キノリン、SBIクラスIV:チオカルバメート、ストロビルリン類似体:ジヒドロジオキサジン、ストロビルリンタイプ:イミダゾリノン、ストロビルリンタイプ:メトキシアクリレート、ストロビルリンタイプ:エトキシカルバメート、ストロビルリンタイプ:オキサゾリジンジオン、ストロビルリンタイプ:オキシイミノアセトアミド、ストロビルリンタイプ:オキシイミノアセテート、チアゾールカルボキサミド、チオカルバメート殺真菌剤、およびチオフェンカルボキサミドが挙げられるが、これらに限定されない。適切な殺真菌剤として、1,2-ジクロロプロパン、2-メトキシエチル水銀クロリド、2-フェニルフェノール、8-ヒドロキシキノリンスルフェート、アムプロピルホス、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンキノックス、ベンチアバリカルブ-イソプロピル、ビナパクリル、ビフェニル、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ビテルタノール、ブラスチシジン-S、ホウ砂、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド、CGA 80 000、キノメチオネート、クロベンチアゾン、クロラニホルメタン、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、クリンバゾール、オキシ塩化銅、硫酸銅、硫酸銅(三塩基性)、酸化第一銅、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、ダゾメット、ジクロフルアニド、ジクロン、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフェンゾコートメチル硫酸、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジノブトン、ジノカップ、ジフェニルアミン、ジタリムホス、ジチアノン、ドデモルフ、酢酸ドデモルフ、ドジン、ドラゾキソロン、エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エテム(etem)、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェニトロパン、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンプロピモルフ、酢酸フェンチン、水酸化フェンチン、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルモルフ、フルオロイミド、フルオトリマゾール、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアホール、ホルペット、ホセチル-アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、フルコナゾール-cis、フルメシクロックス、グリオジン、グリセオフルビン、ハラクリネート、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジントリアセテート、イミノクタジントリス(アルベシレート)、イプコナゾール、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソプロチオラン、カスガマイシン塩酸塩水和物、クレソキシム-メチル、メベニル、メパニピリム、メプロニル、塩化第二水銀、メタラキシル、メタラキシル-M、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、ヨウ化メチル、イソチオシアン酸メチル、メトミノストロビン、メトスルホバックス、ミルディオマイシン、ミクロブタニル、ミクロゾリン、ナタマイシン、ニトロタール-イソプロピル、ヌアリモル、オフレース、オレイン酸、脂肪酸、オキサベトリニル、オキサジキシル、フマル酸オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンタクロロフェノール、酢酸フェニル水銀、フェニル水銀ジメチルジチオカルバメート、硝酸フェニル水銀、ホスホン酸、フタリド、ピコキシストロビン、ポリオキシンB、ポリオキソリム、炭酸水素カリウム、ヒドロキシキノリン硫酸カリウム、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロキナジド、プロチオカルブ;プロチオカルブ塩酸塩、プロチオコナゾール、ピラカルボリド、ピラクロストロビン、ピラゾホス、ピリブチカルブ、ピリメタニル、ピロキロン、キノクラミン、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム、シメコナゾール、炭酸水素ナトリウム、スピロキサミン、SSF-109、硫黄、テブコナゾール、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート、チオファネートメチル、チラム、チアジニル、トルクロホス-メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアミホス、トリアゾキシド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、ウルバシド、バリダマイシン、ビンクロゾリン、ザリルアミド、ジラム、およびゾキサミドが挙げられる。
【0046】
殺菌剤として、ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅および他の銅製剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0047】
殺虫剤、殺ダニ剤および殺線虫剤として、アバメクチン、ABG-9008、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アセトプロール、アクリナトリン、AKD-1022、AKD-3059、AKD-3088、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アレスリン、アルファ-シペルメトリン(アルファメトリン)、アミドフルメト、アミノカルブ、アミトラズ、アベルメクチン、AZ-60541、アザディラクチン、アザメチホス、アジンホス-メチル、アジンホス-エチル、アゾシクロチン、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)株EG-2348、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)株GC-91、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)株NCTC-11821、バチルス・チューリンゲンシス・ イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis israelensis)、バキュロウイルス、ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、ベアウベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンクロチアズ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンゾキシメート、ベータ-シフルトリン、ベータ-シペルメトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、ビナパクリル、ビオアレスリン、ビオアレスリン-S-シクロペンチル異性体、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、ビオレスメトリン、ビストリフルロン、BPMC、ブロフェンプロックス、ブロモホス-エチル、ブロモプロピレート、ブロムフェンビンホス(-メチル)、BTG-504、BTG-505、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン、カズサホス、カンフェクロル、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、CGA-50439、キノメチオネート、クロラントラニリプロール、クロルダン、クロルジメホルム、クロエトカルブ、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロルベンジレート、クロロピクリン、クロルプロキシフェン(chlorproxyfen)、クロルピリホス-メチル、クロルピリホス(-エチル)、クロバポルトリン(chlovaporthrin)、クロマフェノジド、シス-シペルメトリン、シスレスメトリン、シス-ペルメトリン、クロシトリン(clocythrin)、クロエトカルブ、クロフェンテジン、クロチアニジン、クロチアゾベン、コドレモン、クマホス、シアノフェンホス、シアノホス、シアントラニリプロール、シクロプレン、シクロプロトリン、シフルトリン、シフルメトフェン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シフェノトリン(1R-トランス異性体)、シロマジン、DDT、デルタメトリン、ジメトン-S-メチル、ジメトン-S-メチルスルホン、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジコホル、ジクロトホス、ジシクラニル、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジノブトン、ジノカップ、ジノテフラン、ジオフェノラン、ダイスルホトン、ドクサト-ナトリウム(docusat-sodium)、ドフェナピン、DOWCO-439、エフルシラネート、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エムペントリン(1R-異性体)、エンドスルファン、エントモプトラ属種(Entomopthora spp.)、EPN、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ、エチオン、エチプロール、エトプロホス、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリムホス、ファムフール、フェナミホス、フェナザキン、酸化フェンブタスズ、フェンフルトリン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェントリファニル、フェンバレレート、フィプロニル、フロニカミド、フルアクリピリム、フルアズロン、フルベンジアミド、フルベンジミン、フルブロシトリネート、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、フルメトリン、フルピラゾホス、フルテンジン(flutenzin)(フルフェンジン(flufenzine))、フルバリネート、ホノホス、ホルメタネート、ホルモチオン、ホスメチラン、ホスチアゼート、フブフェンプロックス(fubfenprox)(フルプロキシフェン(fluproxyfen))、フラチオカルブ、ガンマ-シハロトリン、ガンマ-HCH、ゴシプルレ(gossyplure)、グランドルレ(grandlure)、グラニュローシスウイルス、ハルフェンプロックス、ハロフェノジド、HCH、HCN-801、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾクス、ヒドラメチルノン、ハイドロプレン、IKA-2002、イミダクロプリド、イミプロトリン、インドキサカルブ、ヨードフェンホス、イプロベンホス、イサゾホス、イソフェンホス、イソプロカルブ、イソキサチオン、イベルメクチン、ジャポニルレ(japonilure)、カデトリン、核多角体病ウイルス、キノプレン、ラムダ-シハロトリン、リンデン、ルフェヌロン、マラチオン、メカルバム、メスルフェンホス、メタアルデヒド、メタム-ナトリウム、メタクリホス、メタミドホス、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロル、メトキシフェノジド、メトフルトリン、メトルカルブ、メトキサジアゾン、メビンホス、ミルベメクチン、ミルベマイシン、MKI-245、MON-45700、モノクロトホス、モキシデクチン、MTI-800、ナレド、NC-104、NC-170、NC-184、NC-194、NC-196、ニクロサミド、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、NNI-0001、NNI-0101、NNI-0250、NNI-9768、ノバルロン、ノビフルムロン、OK-5101、OK-5201、OK-9601、OK-9602、OK-9701、OK-9802、オメトエート、オキサミル、オキシジメトン-メチル、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオン-メチル、パラチオン(-エチル)、ペルメトリン(シス-,トランス-)、石油、PH-6045、フェノトリン(1R-トランス異性体)、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホスホカルブ、ホキシム、ピペロニルブトキシド、ピリミカーブ、ピリミホス-メチル、ピリミホス-エチル、オレイン酸カリウム、プラレトリン、プロフェノホス、プロフルトリン、プロメカルブ、プロパホス、プロパルギット、プロペタムホス、プロポクスル、プロチオホス、プロトエート、プロトリフェンブト、ピメトロジン、ピラクロホス、ピラフルプロール、ピレスメトリン、ピレトルム、ピリダベン、ピリダリル、ピリダフェンチオン、ピリダチオン、ピリミジフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、キナルホス、レスメトリン、RH-5849、リバビリン、RU-12457、RU-15525、リナキサピル、S-421、S-1833、サリチオン、セブホス、SI-0009、シラフルオフェン、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スルフルラミド、スルホテップ、スルプロホス、SZI-121、タウ-フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、ターバム、テルブホス、テトラクロロビンホス、テトラジホン、テトラメトリン、テトラメトリン(1R-異性体)、テトラスル、シータ-シペルメトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チアプロニル、チアトリホス、チオシクラムシュウ酸水素塩(thiocyclam hydrogenoxalate)、チオジカルブ、チオファノックス、チオメトン、チオスルタップ-ナトリウム、チューリンギエンシン、トルフェンピラド、トラロシトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、トリアラセン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカルブ、バミドチオン、バニリプロール、ベルブチン、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、WL-108477、WL-40027、YI-5201、YI-5301、YI-5302、XMC、キシリルカルブ、ZA-3274、ゼータ-シペルメトリン、ゾラプロホス、ZXI-8901、化合物 3-メチルフェニルプロピルカルバメート(ツマサイドZ)、化合物 3-(5-クロロ-3-ピリジニル)-8-(2,2,2-トリフルオロエチル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボニトリル(CAS-Reg.No.:185982-80-3)および対応する3-エンド異性体(CAS-Reg.No.:185984-60-5)(WO96/37494、WO98/25923参照)、ならびに、殺虫活性を有する植物抽出物、線虫類、菌類またはウイルス類を含んでいる調製物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0048】
本明細書で使用される場合、量、重量パーセントなどに関するすべての数値は、すなわちプラスまたはマイナス10%(±10%)の「約」または「およそ」のそれぞれの特定の値として定義される。たとえば、「少なくとも5重量%」という語句は、「少なくとも4.5重量%~5.5重量%」と理解されるべきである。したがって、特許請求の範囲に記載された値の10%以内の量は、請求の範囲に包含される。
【0049】
本明細書で使用される場合、「重量%」は、製剤の重量パーセントに対する材料の重量パーセントを示す。
【0050】
以下の実施例は、本発明を説明し、当業者に本発明の製剤の製造方法を教示することを意図している。これらは、決して限定することを意図するものではない。
【0051】
実施例
以下の製品は、実施例で使用した材料の供給源であった。
【0052】
Agrimer(商標)VA-6(Ashlandから入手可能)が、結合剤源として使用されたが、それは、酢酸エテニルエステルポリマーと1-エテニル-2-ピロリジノンとの混合物である。
【0053】
Tween(商標)20(Crodaから入手可能)が、界面活性剤源として使用されたが、それは、ポリオキシアルキレン(20)ソルビタンモノラウレートである。
【0054】
ポリエチレングリコール200が、溶媒として使用されたが、それは、Oxiteno、BASF、およびDowから入手可能である。
【0055】
出願人は、本発明の製剤を製造する際に、GA3を、TGAI(Technical Grade 有効成分)の形態で使用した。GA3のパーセントは、約96.6重量%であった。TGAIでのGA3の量の変動は、製剤中の所望のパーセントのGA3を製造するために溶媒の量を減少または増加させることによって説明されうる。これは、連邦規則40 C.F.R. §158.175(b)(2)にしたがって、米国環境保護庁のガイドライン内の標準的技法である。
【実施例1】
【0056】
製剤の製造
以下の表1に示された量を使用し、以下の製造過程を使用して、濃縮GA3製剤を調製した。撹拌/加熱プレートを備えた3000ミリリットルのガラスビーカー中で溶媒を加温した。次いで、GA3 TGAIおよび界面活性剤を添加し、可溶化するまで混合した。結合剤を添加し、可溶化するまで攪拌した。次に、染料を添加し、そして製剤が均質になるまで撹拌した。製剤を冷却し、次いで、包装した。
【0057】
FD&C レッド#40を、この製剤の染料源として使用した。
【0058】
【0059】
したがって、10.2%GA3製剤が製造された。GA3を製剤するのが困難であることを考えると、この濃縮された製剤が均質で安定であることは予想外であった。
【実施例2】
【0060】
以下の表2に示された量を使用し、以下の製造過程を使用して、濃縮GA3製剤を調製した。撹拌/加熱プレートを備えた3リットルのガラスビーカー中で溶媒を加温した。次いで、GA3 TGAIおよび界面活性剤を添加し、可溶化するまで混合した。
結合剤を添加し、可溶化するまで攪拌した。次に、染料を添加し、そして製剤が均質になるまで撹拌した。製剤を冷却し、次いで、包装した。
【0061】
FD&C ブルー#1を、この製剤の染料源として使用した。
【0062】
【0063】
したがって、バッチサイズ1010グラムで、10.2%GA3製剤が製造された。
上記実施例1に示したように、この濃縮された製剤が均質で安定であることは予想外であった。