(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】ダイレクトドライブモータ
(51)【国際特許分類】
H02K 1/278 20220101AFI20230711BHJP
H02K 1/16 20060101ALI20230711BHJP
【FI】
H02K1/278
H02K1/16 C
(21)【出願番号】P 2019041016
(22)【出願日】2019-03-06
【審査請求日】2022-02-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丸山 正幸
(72)【発明者】
【氏名】樋口 英也
(72)【発明者】
【氏名】福山 健一
【審査官】佐藤 彰洋
(56)【参考文献】
【文献】特開昭63-213444(JP,A)
【文献】実開平04-080246(JP,U)
【文献】特開2007-028849(JP,A)
【文献】特開平02-111238(JP,A)
【文献】特表2003-533158(JP,A)
【文献】特開2010-057313(JP,A)
【文献】特開2002-101628(JP,A)
【文献】特開2018-170903(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 1/27
H02K 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータと、
前記ステータの
内周側に配置
されるロータと、
を備え、
前記ロータは、
回転軸を中心として回転可能
であるロータ本体部と
、
当該ロータ本体部の外周側に配置される複数の分割体を含む磁石であって、それぞれの分割体の内周面である接着面が前記ロータ本体部の外周面に当接した状態で接着される磁石と
、
前記ロータ本体部の前記外周面から径方向外側に向けて突出して前記分割体の周方向の両側を支持可能な複数の突起部と、
を有し、
前記
ステータおよびロータ本体部は、複数の鋼板を前記回転軸の軸方向に重ねた積層構造を有し、
前記回転軸の軸方向から見て、前記ステータの内周面は、直線状または径方向内側に向けて凸の曲線状であり且つ前記分割体の周方向に沿った長さよりも長く、
前記分割体の周方向中央部と前記ステータの周方向中央部との周方向位置を合わせた状態における前記分割体の外周面と前記ステータの前記内周面との径方向距離について、
前記分割体の外周面における周方向端部と前記ステータの前記内周面との第1距離は、前記分割体の外周面における周方向中央部と前記ステータの前記内周面との第2距離よりも大きく、
前記回転軸の軸方向から見て、
前記ロータ本体部の前記外周面は前記分割体の前記接着面と同一の曲率半径の円弧形状を有
し、前記突起部は矩形の形状を有し、前記突起部の外周面は前記分割体の外周面よりも径方向内側に位置する、
ダイレクトドライブモータ。
【請求項2】
前記分割体は、前記ロータ本体部の前記外周面の周方向に沿って配置され、
前記ステータ側の前記外周面が第1周面であり、
前記第1周面には、前記分割体の前記接着面に当接する円弧形状の第2周面部が周方向に沿って複数配置され、
前記第2周面部が径方向外側に向けて凸の円弧形状のときには、前記第2周面部における前記回転軸から最も遠い部位を第1部位とし、
前記回転軸の軸方向から見て、前記回転軸を中心として前記第1部位を通る円の半径を第1半径とし、前記第2周面部の曲率半径を第1曲率半径とする場合、
前記第1曲率半径は前記第1半径と相違する
請求項1に記載のダイレクトドライブモータ。
【請求項3】
前記鋼板は、ケイ素鋼板である
請求項1または2に記載のダイレクトドライブモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ダイレクトドライブモータに関する。
【背景技術】
【0002】
ロータに設けられた埋設孔に磁石を組み込んだモータが公知である(特許文献1参照)。特許文献1では、前記埋設孔及び磁石は、ロータの回転軸の軸方向から見て矩形状の形状を有する。即ち、前記埋設孔の内周面及び当該内周面に接着される磁石の接着面は共に、回転軸の軸方向から見て直線状の形状を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回転軸の軸方向から見た状態で、磁石の接着面及び当該接着面に接着されるロータ本体部の周面の形状が直線形状以外の場合でも磁石とロータ本体部とが強固に接着されるダイレクトドライブモータが得られることが望まれる。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、回転軸の軸方向から見た状態で、磁石の接着面及び当該接着面に接着されるロータ本体部の周面の形状が直線形状以外の場合でも磁石とロータ本体部とが強固に接着されるダイレクトドライブモータが提供されることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、一態様に係るダイレクトドライブモータは、ステータと、前記ステータの内周側又は外周側に配置され回転軸を中心として回転可能であり、内周面又は外周面のうち前記ステータ側の周面が第1周面であるロータ本体部と前記第1周面に当接する接着面を有する磁石とを有するロータと、を備え、前記ロータ本体部は、複数の鋼板を前記回転軸の軸方向に重ねた積層構造を有し、前記鋼板の前記第1周面は、前記回転軸の軸方向から見て、前記磁石の前記接着面と同一の曲率半径の円弧形状を有する。
【0007】
これによれば、前記鋼板の前記第1周面及び前記磁石の前記接着面は、前記回転軸の軸方向から見て同一の曲率半径を持った円弧形状を有する。このため、前記第1周面と前記接着面とを突き合わせた場合に両者の隙間が小さくなり、前記磁石と前記ロータ本体部とを接着させた際の接着力が向上する。
【0008】
また、打抜加工された個々の鋼板が軸方向に重なる積層鋼板をロータ本体部とした場合、金属材料を旋盤加工で切削加工してロータ本体部を製作する場合よりも、前記ロータ本体部を複雑な形状に加工することができる。このように、前記回転軸の軸方向から見た前記第1周面及び前記接着面の形状が直線形状以外の円弧形状である場合でも、磁石とロータ本体部とが強固に接着されるダイレクトドライブモータが得られる。
【0009】
望ましい態様として、前記磁石は、複数の分割体を含み、前記分割体は、前記第1周面の周方向に沿って配置され、前記回転軸の軸方向から見て、前記ロータ本体部の前記第1周面と前記分割体の前記接着面とは、前記回転軸を中心とする同一の曲率半径を有する。
【0010】
これによれば、磁石が複数の分割体を含む場合でも、個々の分割体における接着面の曲率半径と同一の曲率半径を有する第2周面部が設けられ、前記磁石と前記ロータ本体部とを接着させた際の接着力が向上する。
【0011】
望ましい態様として、前記磁石は、複数の分割体を含み、前記分割体は、前記第1周面の周方向に沿って配置され、前記第1周面には、前記分割体の前記接着面に当接する円弧形状の第2周面部が周方向に沿って複数配置され、前記第2周面部が径方向外側に向けて凸の円弧形状のときには、前記第2周面部における前記回転軸から最も遠い部位を第1部位とし、前記第2周面部が径方向内側に向けて凹の円弧形状のときには、前記第2周面部における前記回転軸から最も近い部位を第1部位とし、前記回転軸の軸方向から見て、前記回転軸を中心として前記第1部位を通る円の半径を第1半径とし、前記第2周面部の曲率半径を第1曲率半径とする場合、前記第1曲率半径は前記第1半径と相違する。
【0012】
これによれば、前記第1曲率半径が前記第1半径と相違する場合でも、個々の分割体における接着面の曲率半径に対応する第2周面部が設けられるため、前記磁石と前記ロータ本体部とを接着させた際の接着力が向上する。
【0013】
望ましい態様として、前記ロータ本体部の前記第1周面には、前記分割体の周方向の両側を支持可能な突起部が径方向に突出する。これによれば、前記突起部によって前記分割体の周方向位置のバラツキを抑制することができる。
【0014】
望ましい態様として、前記鋼板は、ケイ素鋼板である。これによれば、ケイ素鋼板によって、渦電流による発熱を抑制して効率よく磁界を形成するため、エネルギーロスを低減させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、回転軸の軸方向から見た状態で、磁石の接着面及び当該接着面に接着されるロータ本体部の周面の形状が直線形状以外の場合でも磁石とロータ本体部とが強固に接着されるダイレクトドライブモータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係るダイレクトドライブモータの全体構成を概略的に示す断面図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係るモータ部の全体構成を概略的に示す斜視図である。
【
図4】
図4は、
図2の一部を回転軸方向から見た概略図である。
【
図5】
図5は、第2実施形態に係るモータ部の一部を回転軸方向から見た概略図である。
【
図6】
図6は、第3実施形態に係るモータ部の全体構成を概略的に示す斜視図である。
【
図9】
図9は、第4実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【
図10】
図10は、第5実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【
図11】
図11は、第6実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【
図12】
図12は、第7実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
【0018】
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、ダイレクトドライブモータ1の全体構成を概略的に示す断面図である。第1実施形態に係るダイレクトドライブモータは、減速機構(例えば、減速ギヤ、伝動ベルトなど)を介在させることなくロータに回転力をダイレクトに伝達し、当該ロータを回転させることができる。
【0019】
ダイレクトドライブモータ1(以下、「DDモータ1」とも称する)としては、アウターロータ型やインナーロータ型などがあるが、本実施形態では、一例としてインナーロータ型のDDモータ1を
図1に示す。
【0020】
DDモータ1は、ベース2と、回転体3(モータ出力軸ともいう)と、モータ部4と、を備えている。
【0021】
ベース2は、底部21と、傾斜部22と、縦壁部23とを有する。ベース2は、回転軸Axを中心とする環状の部材である。底部21は、基台10の上に載置されて基台10に固定される。傾斜部22は、底部21の径方向内側の端部21aから径方向内側に向かうに従って斜め上方に延びる。縦壁部23は、傾斜部22の上端部22aから回転軸Axの軸方向に沿って上方に延びる。
【0022】
縦壁部23は、回転軸Axを中心とする円筒状の部材である。第1保持体24は、縦壁部23の上部に配置される。第1保持体24は、回転軸Axを中心とする円筒状の部材である。第1保持体24は、ボルトBL1を介して縦壁部23に締結されている。縦壁部23の径方向外側には、第1段差部23aと第2段差部23bとが設けられている。第1段差部23aには、軸受100の内周部が嵌合される。軸受100は、回転軸Axを中心とする環状の部材である。第2段差部23bには、第2保持体25が載置される。第2保持体25は、回転軸Axを中心とする環状の部材である。第2保持体25がボルトBL2を介して第2段差部23bに締結されることにより、第2保持体25と第1段差部23aとで、軸受100の内周部が上下方向(回転軸Axの軸方向)から挟持される。
【0023】
回転体3は、第3保持体26と第4保持体27とを有する。回転体3は、ベース2に対して回転可能に支持される。回転体3は、ベース2の縦壁部23及び第1保持体24の径方向外側に配置されている。回転体3は、回転軸Axを中心とする環状の部材である。第3保持体26は、径方向内側部(内周部)の下端に第3段差部26aを有する。第4保持体27は、径方向内側部に第4段差部27aを有する。ボルトBL3で第4保持体27を第3保持体26に締結することにより、第3段差部26aと第4段差部27aとで軸受100の外周部を上下方向(回転軸Axの軸方向)から挟持する。回転体3は、回転軸Axを中心に回転運動する。回転体3には、各種ワーク(図示しない)が取り付けられるようになっており、モータ部4によって回転体3を回転させることで、各種ワークを回転させることができる。
【0024】
第1保持体24と第3保持体26との間には、回転センサ5が設けられる。回転センサ5は、径方向に対向する一対の部材を有する。一対の部材のうちの一方は、ボルトBL4を介して第3保持体26に固定され、他方はボルトBL5を介して第1保持体24に固定されている。回転センサ5は、モータ部4の回転状態(例えば、回転角度)を検出する。回転センサ5により、回転体3に取り付けられた各種ワークを所定角度だけ正確に回転させ、目標位置に高精度に位置決めすることが可能となる。なお、回転センサ5としては、例えば市販されているレゾルバなどの検出素子を適用することができる。また、回転センサ5は、第1保持体24の上部に設けられた円板状の第1カバー101によって外部から保護されている。
【0025】
モータ部4は、ベース2の底部21と回転体3との間に設けられ、回転体3を回転させる。モータ部4は、ステータ41(固定子)と、ロータ42(回転子)と、を有する。ステータ41及びロータ42は、回転軸Axを中心とする環状の部材である。ステータ41は、ベース2の底部21の上にボルトBL6を介して固定される。
【0026】
ステータ41には、インシュレータ43が設けられ、インシュレータ43にコイル44が巻回される。ステータ41の上部は、環状の第2カバー102で覆われる。第2カバー102の断面形状は、L字形状であり、軸方向に延びる縦部102aと、径方向内側に延びる横部102bとを有する。第2カバー102は、ボルトBL7でベース2に固定されている。ステータ41の径方向内側には、ロータ42が対向して配置される。
【0027】
ロータ42は、永久磁石421(磁石)と、ロータ本体部422と、を有する。ロータ本体部422の径方向外側に永久磁石421が接着によって固定されている。ロータ42は、ボルトBL8を介して第3保持体26に固定されている。永久磁石421は、上側に位置する第1磁石421aと、第1磁石421aの下側に位置する第2磁石421bと、を含む。永久磁石421の上下高さは、ロータ本体部422の上下高さ及びステータ41の上下高さと略同一である。
【0028】
インシュレータ43を介してステータ41に巻回されたコイル44に通電すると、ステータ41とロータ42との磁気相互作用により、フレミングの左手の法則に従ってロータ42を介して回転体3に回転力を与えることができる。これにより、回転体3及びワークを回転させることができる。
【0029】
図2は、第1実施形態に係るモータ部4の全体構成を概略的に示す斜視図である。
図3は、
図2の一部を拡大した斜視図である。
図4は、
図2の一部を回転軸Axの軸方向から見た概略図である。
【0030】
図2及び
図3に示すように、モータ部4は、ステータ41と、内周側のロータ42と、を有する。ステータ41及びロータ42は、回転軸Axを中心とする環状部材(円筒部材)である。即ち、第1実施形態に係るモータ部4は、いわゆるインナーロータ型の構造を有する。
【0031】
ステータ41は、バックヨーク411と、ティース412とを有する。バックヨーク411とティース412とは、一体である。バックヨーク411は、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする円環状部材である。ティース412は、バックヨーク411の内周面から回転軸Axに向けて内周側(径方向内側)に突出する。ティース412には、インシュレータ43を介してコイル44(
図1参照)が巻回される。
【0032】
バックヨーク411には、ティース412に対応する部位に軸方向に延びる貫通孔411aが設けられる。貫通孔411aは、回転軸Axの軸方向に延びる。ここで、ステータ41は、打ち抜き加工により成形されたバックヨーク411、ティース412及び貫通孔411aを有する1枚の鋼板を軸方向に複数に重ねて構成される。
【0033】
貫通孔411aは、例えば、カシメ加工に用いられる。即ち、例えば、所定枚数の複数の鋼板を積層させ、貫通孔411aにリベットを挿入したのち、リベットを軸方向に潰すことによって、第1のユニットを作製する。複数の第1のユニットを軸方向に積層させることによってステータ41を作製する。なお、第1のユニットを経ることなく、全ての枚数の鋼板を、例えばリベットでカシメ(加締め)て固定することにより、ステータ41を作製してもよい。ステータ41を構成する鋼板の材質は、特に限定されずに種々の材質の鋼板が適用可能であるが、例えばケイ素鋼板が好ましい。
【0034】
ロータ42は、ロータ本体部422と、永久磁石421(請求項の磁石)と、を含む。ロータ本体部422も、打ち抜き加工により所望の形状に成形された1枚の鋼板を軸方向に複数に重ねて構成される。ロータ本体部422には、軸方向に延びる貫通孔422bが設けられる。
【0035】
貫通孔422bは、例えば、カシメ加工に用いられる。即ち、例えば、所定枚数の複数の鋼板を積層させ、貫通孔422bにリベットを挿入したのち、リベットを軸方向に潰すことによって、第1のユニットを作製する。複数の第1のユニットを軸方向に積層させることによってロータ本体部422を作製する。なお、第1のユニットを経ることなく、全ての枚数の鋼板を、例えばリベットでカシメ(加締め)て固定することにより、ロータ本体部422を作製してもよい。ロータ本体部422を構成する鋼板の材質は、特に限定されずに種々の材質の鋼板が適用可能であるが、例えばケイ素鋼板が好ましい。
【0036】
また、ロータ本体部422を構成する1枚の鋼板の厚さは、ステータ41を構成する1枚の鋼板の厚さと同一である。ロータ本体部422の積層鋼板を構成する鋼板の枚数を、ステータ41の積層鋼板を構成する鋼板の枚数と同一とすることにより、ロータ本体部422の積層鋼板の軸方向の高さ(厚さ)と、ステータ41の積層鋼板の軸方向の高さ(厚さ)と、を簡単に合わせることができる。
【0037】
図4に示すように、ロータ本体部422の外周面422a(請求項の第1周面)には、外周側に突出する複数の突起部103が周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。突起部103は、二股に分かれた形状であり、分岐部103a及び103bを有する。周方向に隣接する突起部103,103の間には、永久磁石421が配置される。換言すると、永久磁石421の周方向両側は、突起部103の分岐部103a,103bにより支持される。
【0038】
永久磁石421は、ロータ本体部422の外周面422aの周方向に沿って間隔をおいて配置された複数の分割体45からなる。分割体45は、外周面45aと、内周面45bと、第1側面45cと、第2側面45dと、を有する。内周面45bは、分割体45における、ロータ本体部422の外周面422aとの接着面である。
【0039】
第1実施形態では、ロータ本体部422の外周面422aは、軸方向から見て、回転軸Axを中心とする円弧形状を有する。即ち、ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)は、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする半径R1の円弧形状を有する。また、分割体45の内周面45b(請求項の接着面)は、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする半径R1の円弧形状を有する。以上より、ロータ本体部422の外周面422a及び分割体45の内周面45bとは、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする同一の半径R1の円弧形状を有する。
【0040】
以上説明したように、第1実施形態に係るダイレクトドライブモータ1では、ロータ本体部422は、複数の鋼板を回転軸Axの軸方向に重ねた積層構造を有する。ロータ本体部422の外周面422a(請求項の第1周面)及び永久磁石421(請求項の磁石)の内周面(分割体45の内周面45b、請求項の接着面)は共に、回転軸Axの軸方向から見て同一の半径R1(請求項の曲率半径)の円弧形状を有する。
【0041】
このため、ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)と永久磁石421の内周面(内周面45b、接着面)とを突き合わせた場合に両者の隙間が小さくなり、永久磁石421(磁石)とロータ本体部422とを接着させた際の接着力が向上する。
【0042】
また、ロータ本体部422が、打ち抜き加工された個々の鋼板を軸方向に重ねた積層構造を有するため、金属材料の外周面を旋盤で切削加工する場合などよりも、ロータ本体部422を複雑な形状に加工することができる。従って、回転軸Axの軸方向から見たロータ本体部422の外周面422a(第1周面)及び永久磁石421の内周面(内周面45b、接着面)の形状が直線形状以外の円弧形状である場合でも、永久磁石421とロータ本体部422とが強固に接着される。また、鋼板の枚数を変更することにより、ロータ本体部422の軸方向高さを適宜に変更することができる。
【0043】
永久磁石421(磁石)は、ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)の周方向に沿って分割して配置された複数の分割体45を含む。ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)と分割体45の内周面45b(接着面)とは、回転軸Axを中心とする同一の半径(曲率半径)R1を有する。
【0044】
このように、永久磁石421が複数の分割体45を含む場合でも、ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)と分割体45の内周面45b(接着面)とが同一の曲率半径R1を有するため、永久磁石421とロータ本体部422とを接着させた際の接着力が向上する。
【0045】
ロータ本体部422の外周面422a(第1周面)には、分割体45の周方向の両側を支持可能な突起部103が外周側(径方向)に突出する。これによれば、突起部103によって分割体45の周方向位置のバラツキを抑制することができる。
【0046】
ロータ本体部422を構成する鋼板は、ケイ素鋼板であることが好ましい。同様に、ステータ41を構成する鋼板も、ケイ素鋼板であることが好ましい。これによれば、ケイ素鋼板によって、渦電流による発熱を抑制してエネルギーロスを低減させることができる。
【0047】
バックヨーク411とティース412とが一体でステータ41が構成されるため、効率よく材料である鋼板を使用でき、かつ、打ち抜き加工に要する時間を短縮することができる。
【0048】
なお、ステータ41を作製する場合、例えば、前述したように、所定枚数の鋼板を積層させて第1のユニットを作製したのち、複数の第1のユニットを軸方向に積層させる。ロータ42も同様の手順で作製することができる。この場合、積層させる第1のユニットの数を適宜に変更することにより、軸方向にサイズが異なるモータの部品を共通化することができる。
【0049】
また、
図1に示すように、永久磁石421は、上側に位置する第1磁石421aと、第1磁石421aの下側に位置する第2磁石421bと、を含む。このように、軸方向に複数の磁石を並べて配置することにより、モータ部4の軸方向の長さと1つあたりの磁石の軸方向長さとが異なる場合でも、当該磁石を軸方向長さの異なる複数種のモータ部に適用して共通部品化を図ることができる。
【0050】
さらに、1つの磁石の軸方向長さを、前述した第1のユニットの軸方向長さと同じにすれば、第1のユニットの複数倍の軸方向長さを有するステータ41に対して、前記1つの磁石と第1のユニットとを適用して共通部品化を図ることができる。
【0051】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係るDDモータ1Aについて説明する。第1実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係るモータ部4の一部を回転軸方向から見た概略図である。
【0052】
第1実施形態において、ロータ本体部422の外周面422aは、軸方向から見て、回転軸Axを中心とする円弧形状である。第2実施形態に係るに係るDDモータ1Aのロータ42Aでは、ロータ本体部422Aの外周面422Aa(請求項の第1周面)は、軸方向から見て、周方向に沿って滑らかな凹凸を繰り返す。即ち、外周面422Aa(第1周面)においては、径方向外側に向けて凸の円弧形状の第2周面部46が周方向に沿って複数配置される。以下に詳述する。
【0053】
ロータ42Aは、ロータ本体部422Aと、永久磁石421A(請求項の磁石)と、を含む。ロータ本体部422Aの径方向外側に永久磁石421Aが接着によって固定されている。永久磁石421Aは、ロータ本体部422Aの外周面422Abの周方向に沿って間隔をおいて配置された複数の分割体45Aからなる。それぞれの分割体45Aは、外周面45Aaと、内周面45Abと、第1側面45Acと、第2側面45Adと、を有する。分割体45Aの内周面45Abは、分割体45Aの接着面である。即ち、内周面45Abは、分割体45Aにおける、ロータ本体部422Aの外周面422Aaとの接着面である。内周面45Abは、径方向外側に向けて凹の円弧形状を有し、ロータ本体部422Aの第2周面部46に当接する。
【0054】
ロータ本体部422Aの外周面422Aa(請求項の第1周面)においては、複数の第2周面部46が周方向に沿って配置されている。第2周面部46は、径方向外側(外周側)に向けて凸の円弧形状を有する。第2周面部46には、分割体45Aの内周面45Abが接着される。
【0055】
分割体45Aの内周面45Ab(請求項の接着面)及び第2周面部46は、軸方向から見て、同一の曲率半径を有する。即ち、内周面45Abは、曲率中心Ax0を中心として曲率半径R2(請求項の第1曲率半径)の円弧形状を有する。第2周面部46は、曲率中心Ax0を中心として曲率半径R2(請求項の第1曲率半径)の円弧形状を有する。
【0056】
また、第2周面部46の部位のうち回転軸Axから最も遠い部位を第1部位P1とする。回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心として第1部位P1を通る仮想的な円弧C1の半径R3を第1半径とする。曲率半径R2(第1曲率半径)は、第1半径R3と相違する。本実施形態では、曲率半径R2(第1曲率半径)は、第1半径R3よりも小さい。
【0057】
以上説明したように、第2実施形態に係るダイレクトドライブモータ1Aでは、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心として第1部位P1を通る円弧C1の半径R3を第1半径とした場合、曲率半径R2(請求項の第1曲率半径)は半径R3(請求項の第1半径)と相違する。これによれば、径方向外側(外周側)に向けて凸又は径方向内側(内周側)に向けて凹の円弧形状を有する第2周面部46が、ロータ本体部422Aの外周面422Aaに設けられる場合でも、分割体45A(請求項の永久磁石)とロータ本体部422Aの第2周面部46とを接着させた際の接着力が向上する。なお、
図5において、径方向外側(外周側)に向けて凸形状の円弧形状を有する第2周面部46を実線で示し、径方向内側(内周側)に向けてへこむ凹形状の円弧形状を有する第2周面部46を二点鎖線で示している。
【0058】
また、旋盤加工により、金属材料を切削加工してロータ本体部を製作する場合は、第2実施形態に係る外周面422Aaのように、周方向に沿って滑らかな凹凸を繰り返す凹凸面に加工することが困難である。即ち、曲率半径R2(第1曲率半径)を、第1半径R3と相違させることが旋盤加工では困難である。しかし、打抜加工した鋼板を積層した積層鋼板の場合は、比較的に容易に凹凸面の外周面422Aaを有するロータ本体部422Aを製作することができる。また、旋盤加工の場合、分割体45Aの内周面45Ab(請求項の接着面)の曲率半径は、ロータ本体部422Aの外周面422Aaの半径で決まるが、本実施形態では、外周面422Aaの径に関わらずに内周面45Abの曲率半径を決めることができる。このため、1種類の永久磁石を、径が異なる複数種のモータに適用して共通部品化することができる。
【0059】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第1及び第2実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図6は、第3実施形態に係るモータ部の全体構成を概略的に示す斜視図である。
図7は、
図6を回転軸方向から見た概略図である。
図8は、
図7の一部の拡大図である。
【0060】
図6及び
図7に示すように、モータ部4Bは、内周側のステータ41Bと、外周側のロータ42Bと、を有する。ステータ41B及びロータ42Bは、回転軸Axを中心とする環状部材(円筒部材)である。即ち、第3実施形態に係るモータ部4Bは、いわゆるアウターロータ型の構造を有する。
【0061】
ステータ41Bは、バックヨーク411Bと、ティース412Bとを有する。バックヨーク411Bとティース412Bとは、一体である。バックヨーク411Bは、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする円環状部材である。ティース412Bは、バックヨーク411Bの外周面から外周側(径方向外側)に突出する。ティース412Bには、インシュレータ43を介してコイル44(
図1参照)が巻回される。
【0062】
バックヨーク411Bには、ティース412に対応する部位に貫通孔411Baが設けられる。貫通孔411Baは、回転軸Axの軸方向に延びる。貫通孔411Baは、例えば、カシメ加工に用いられる。カシメ加工の手順は、第1実施形態と同様である。ここで、ステータ41Bは、打ち抜き加工により成形されたバックヨーク411B、ティース412B及び貫通孔411Baを有する1枚の鋼板を軸方向に複数に重ねて構成される。ステータ41Bを構成する鋼板の材質は、特に限定されずに種々の材質の鋼板が適用可能であるが、例えばケイ素鋼板が好ましい。
【0063】
ロータ42Bは、ロータ本体部422Bと、永久磁石421B(請求項の磁石)と、を含む。ロータ本体部422Bも、打ち抜き加工により所望の形状に成形された1枚の鋼板を軸方向に複数に重ねて構成される。貫通孔422Bbは、例えば、カシメ加工に用いられる。カシメ加工の手順は、第1実施形態と同様である。ロータ本体部422Bを構成する鋼板の材質は、特に限定されずに種々の材質の鋼板が適用可能であるが、例えばケイ素鋼板が好ましい。
【0064】
また、ロータ本体部422Bを構成する1枚の鋼板の厚さは、ステータ41Bを構成する1枚の鋼板の厚さと同一である。ロータ本体部422Bの積層鋼板を構成する鋼板の枚数を、ステータ41Bの積層鋼板を構成する鋼板の枚数と同一とすることにより、ロータ本体部422Bの積層鋼板の軸方向の高さ(厚さ)と、ステータ41Bの積層鋼板の軸方向の高さ(厚さ)と、を簡単に合わせることができる。
【0065】
図8に示すように、ロータ本体部422Bの内周面422Ba(請求項の第1周面)には、内周側に突出する複数の突起部103が周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。周方向に隣接する突起部103,103の間には、永久磁石421Bが配置される。換言すると、永久磁石421Bの周方向両側は、突起部103の分岐部103a,103bにより支持される。
【0066】
永久磁石421Bは、ロータ本体部422Bの内周面422Baの周方向に沿って間隔をおいて配置された複数の分割体45Bからなる。分割体45Bは、内周面45Baと、外周面45Bbと、第1側面45Bcと、第2側面45Bdと、を有する。外周面45Bbは、分割体45Bにおける、ロータ本体部422Bの内周面422Baとの接着面である。
【0067】
第3実施形態では、ロータ本体部422Bの内周面422Baは、軸方向から見て、回転軸Axを中心とする円弧形状を有する。即ち、ロータ本体部422Bの内周面422Ba(第1周面)は、
図7に示すように、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする半径R4の円弧形状を有する。また、分割体45Bの外周面45Bb(請求項の接着面)は、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする半径R4の円弧形状を有する。以上より、ロータ本体部422Bの内周面422Ba及び分割体45Bの外周面45Bbとは、回転軸Axの軸方向から見て、回転軸Axを中心とする同一の半径R4の円弧形状を有する。
【0068】
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。第1ないし第3実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図9は、第4実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【0069】
図9に示すように、ロータ42Cにおけるロータ本体部422Cの外周面422Ca(請求項の第1周面)には、外周側に突出する複数の突起部103Cが周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。突起部103Cは、軸方向から見て矩形状である。突起部103Cは、外周面422Caから外周側(径方向外側)に突出する一対の径方向壁部11と、一対の径方向壁部11同士を周方向に連結する周方向壁部12と、を有する。周方向に隣接する突起部103C同士の間には、永久磁石421である分割体45が配置される。換言すると、分割体45の周方向両側は、突起部103Cの径方向壁部11により支持される。
【0070】
以上説明したように、第4実施形態に係る複数の突起部103Cによれば、分割体45の周方向位置のバラツキを抑制することができる。特に、本実施形態では、突起部103Cは、矩形状という比較的に単純な形状であるため、鋼板の打ち抜き加工が容易である。
【0071】
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。第1ないし第4実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図10は、第5実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【0072】
図10に示すように、ロータ42Dにおけるロータ本体部422Dの外周面422Da(請求項の第1周面)には、外周側に突出する複数の突起部103Dが周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。突起部103Dは、
図9に示す突起部103Cに対して、湾曲した円弧状の切欠き13が設けられる。切欠き13は、外周側が開放された状態である。即ち、突起部103Cの周方向壁部12が内周側に凹んで切欠き13が形成される。周方向に隣接する突起部103D同士の間には、永久磁石421である分割体45が配置される。換言すると、分割体45の周方向両側は、突起部103Dの径方向壁部11により支持される。
【0073】
以上説明したように、第5実施形態に係る複数の突起部103Dによれば、分割体45の周方向位置のバラツキを抑制することができる。特に、本実施形態では、突起部103Dでは、外周側の周方向壁部が内周側に凹んで切欠き13が形成される。従って、
図9に示す突起部103Cよりも軽量化が図れる。なお、永久磁石421の周方向両側は、突起部103Dの径方向壁部11により支持されるため、切欠き13を設けても、突起部103Cと同等に永久磁石421の支持を行うことができる。
【0074】
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。第1ないし第5実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図11は、第6実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【0075】
図11に示すように、ロータ42Eにおけるロータ本体部422Eの外周面422Ea(請求項の第1周面)には、外周側に突出する複数の突起部103Eが周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。突起部103Eは、外周面422Eaから外周側(径方向外側)に向けて湾曲して突出する円弧形状に形成される。周方向に隣接する突起部103E同士の間には、永久磁石421である分割体45が配置される。換言すると、分割体45の周方向両側は、突起部103Dの径方向壁部11により支持される。
【0076】
以上説明したように、第6実施形態に係る複数の突起部103Eによれば、分割体45の周方向位置のバラツキを抑制することができる。特に、本実施形態では、突起部103Eでは、外周側(径方向外側)に向けて湾曲して突出する円弧形状に形成される。従って、分割体45(永久磁石421)を外周側(径方向外側)から内周側(径方向内側)に向けて移動させる際に、分割体45の内周面45bの周方向端の角部が突起部103Eに当たってガイドされる。従って、分割体45の内周面45bをロータ本体部422Eの外周面422Eaに当接させる作業が容易になる。
【0077】
[第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明する。第1ないし第6実施形態と同一構成の部位には、同一符号を付けて説明を省略する。
図12は、第7実施形態に係るロータの一部を拡大した概略図である。
【0078】
図12に示すように、ロータ42Fにおけるロータ本体部422Fの外周面422Fa(請求項の第1周面)には、外周側に突出する複数の突起部103Cが周方向に沿って間隔をおいて複数配置されている。突起部103Cは、軸方向から見て矩形状である。突起部103Cは、外周面422Caから外周側(径方向外側)に突出する一対の径方向壁部11と、一対の径方向壁部11同士を周方向に連結する周方向壁部12と、を有する。周方向に隣接する突起部103C同士の間には、永久磁石421Cである分割体45Cが配置される。換言すると、分割体45Cの周方向両側は、突起部103Cの径方向壁部11により支持される。分割体45Cは、外周面45Caと、内周面45Cbと、第1側面45Ccと、第2側面45Cdと、を有する。内周面45Cbは、分割体45Cにおける、ロータ本体部422Fの外周面422Faとの接着面である。分割体45Cの径方向の厚さは、分割体45の径方向の厚さよりも厚く設定されている。これにより、分割体45Cの外周面45Caは、突起部103Cの周方向壁部12よりも径方向外側に配置される。
【0079】
以上説明したように、第7実施形態によれば、分割体45Cの外周面45Caは、突起部103Cの周方向壁部12よりも径方向外側に配置される。これにより、分割体45Cからの磁気が突起部103Cに漏洩することが抑制される。従って、より多くの磁気をステータ41に伝えることができ、より大きな出力を得ることができる。
【符号の説明】
【0080】
1,1A DDモータ(ダイレクトドライブモータ)
103,103C,103D,103E 突起部
41,41B ステータ
42,42A,42B,42C,42D,42E,42F ロータ
421,421A,421B,421C 永久磁石(磁石)
422,422A,422B,422C,422D,422E,422F ロータ本体部
422a,422Aa,422Ba,422Ca,422Da,422Ea,422Fa 外周面(第1周面)
45,45A,45B,45C 分割体
45b,45Ab 内周面(接着面)
46 第2周面部
P1 第1部位
R2 曲率半径(第1曲率半径)
R3 半径(第1半径)