(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理方法、情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230711BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2019106261
(22)【出願日】2019-06-06
【審査請求日】2022-03-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】盛田 詩織
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-025253(JP,A)
【文献】特開2008-134810(JP,A)
【文献】特開2019-028645(JP,A)
【文献】特開2005-149010(JP,A)
【文献】特開2002-183479(JP,A)
【文献】韓国公開特許第2012-0039055(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定し、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報
に含まれる、前記第1のユーザ又は過去に前記イベントに参加した他のユーザの少なくとも何れか一方から入力された評価に基づき、嗜好が企画の内容と合致し、且つ、前記評価が一定値以上であるユーザを第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する、処理をコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
【請求項2】
ユーザ情報の入力を受け付け、
前記第一の記憶部に格納された住民情報のうち、前記ユーザ情報と対応する住民情報の内容に基づき、入力を受け付けた前記ユーザ情報に含まれるユーザが信頼できる人物であるか否かを判定し、
信頼できる人物であると判定した場合に、入力を受け付けた前記ユーザ情報を前記第二の記憶部に格納する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記信頼できる人物であるか否かの判定は、
前記住民情報に含まれる犯罪歴の有無を示す情報に基づき行われる、請求項1又は2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記イベントに関する情報を送信した第一の端末装置から、前記イベントに対する参加を示す通知を受け付けて、前記イベントの参加者の一覧を生成し、
前記イベントの参加者の一覧を、前記施設の予約が行われた第二の端末装置へ表示させる、請求項1乃至
3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
コンピュータによる情報処理方法であって、前記コンピュータが、
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定し、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された前記第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報
に含まれる、前記第1のユーザ又は過去に前記イベントに参加した他のユーザの少なくとも何れか一方から入力された評価に基づき、嗜好が企画の内容と合致し、且つ、前記評価が一定値以上であるユーザを第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する、情報処理方法。
【請求項6】
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定する施設予約処理部と、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された前記第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報
に含まれる、前記第1のユーザ又は過去に前記イベントに参加した他のユーザの少なくとも何れか一方から入力された評価に基づき、嗜好が企画の内容と合致し、且つ、前記評価が一定値以上であるユーザを第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する参加者募集処理部と、を有する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、自治体等によって管理される施設をある企画に利用する場合がある。この場合、企画を立案する企画者は、施設の予約を行った後に、別途、企画への参加者の募集を行う。参加者の募集は、例えば、インターネット掲示板や、予約した施設に掲載する掲示物等に、企画者の連絡先を記載して、参加者を募る方法等によって行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の技術では、施設の予約と参加者の募集とを別々に行う必要があり煩雑である。また、企画の内容に興味を持つ人物等の特定の人物に企画に関する情報を提示することができない。このため、従来では、企画者が効率的に参加者の募集を行うことが困難である。
【0005】
1つの側面では、本発明は、効率的な参加者の募集を支援することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定し、前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報に含まれる、前記第1のユーザ又は過去に前記イベントに参加した他のユーザの少なくとも何れか一方から入力された評価に基づき、嗜好が企画の内容と合致し、且つ、前記評価が一定値以上であるユーザを第2のユーザを決定し、前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する、処理をコンピュータに実行させる。
【0007】
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、各処理を実現する手順としても良く、各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
効率良く参加者を募集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第一の実施形態の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】第一の実施形態の募集支援装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】ユーザ情報データベースの一例を示す図である。
【
図4】住民情報データベースの一例を示す図である。
【
図5】募集支援装置の施設予約処理部の機能を説明する図である。
【
図6】募集支援装置の参加者募集処理部の機能を説明する図である。
【
図7】情報処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
【
図8】参加者側の端末装置の表示例を示す第一の図である。
【
図9】企画者側の端末装置の表示例を示す第一の図である。
【
図10】参加者側の端末装置の表示例を示す第二の図である。
【
図11】参加者側の端末装置の表示例を示す第三の図である。
【
図12】企画者側の端末装置の表示例を示す第二の図である。
【
図13】第二の実施形態の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態の情報処理システムについて説明する。
図1は、第一の実施形態の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0011】
本実施形態の情報処理システム100は、募集支援装置200、端末装置300、400を含む。募集支援装置200と、端末装置300、400とは、例えば、ネットワーク等を介して接続される。また、本実施形態の募集支援装置200は、予約される施設を管理する自治体に導入されている行政システム500と通信を行う。予約される施設とは、例えば、自治体によって管理される体育館、公民館、図書館等を含む。
【0012】
本実施形態の端末装置300は、主に、企画(イベント)を立案し、施設を予約する企画者に使用される企画者側の端末装置である。端末装置400は、主に、企画の参加者募集に応募する参加者希望者に使用される参加者側の端末装置である。
【0013】
本実施形態の募集支援装置200は、施設予約処理部210、参加者募集処理部220、ユーザ情報データベース230を有する。
【0014】
施設予約処理部210は、端末装置300からの施設の予約の操作を受け付けて、行政システム500へアクセスし、企画者の情報に応じて施設の予約の可否を判定し、判定結果に応じて施設の予約を行う。
【0015】
参加者募集処理部220は、施設が予約されると、企画の内容とユーザ情報データベース230に格納されたユーザ情報とに基づき、企画への参加者を募集していることを示す通知を送信する送信先を決定し、通知を送信する。
【0016】
また、参加者募集処理部220は、端末装置400において、ユーザ情報が入力されると、行政システム500へアクセスし、ユーザ情報に応じて、ユーザ情報データベース230へのユーザ情報の登録の可否を判定し、判定結果に応じてユーザ情報をユーザ情報データベース230に格納する。
【0017】
行政システム500は、例えば、住民情報データベース510を有しており、住民に関する情報が格納される。住民情報データベース510は、自治体で管理する住民情報を格納した第一の記憶部の一例である。
【0018】
以下に、本実施形態の情報処理システム100の動作の概略を説明する。本実施形態の情報処理システム100において、募集支援装置200は、端末装置400から、ユーザ情報の登録要求を受け付ける(ステップS1)。募集支援装置200は、この登録要求を受けて、参加者募集処理部220により行政システム500へアクセスし、ユーザ情報と対応する住民情報を住民情報データベース510から取得する(ステップS2)。
【0019】
続いて、参加者募集処理部220は、住民情報に基づき、ユーザ情報の登録要求を行ったユーザが社会的に信頼できる人物か否かを判定し、社会的に信頼できると判定された場合に、ユーザ情報をユーザ情報データベース230に格納する(ステップS3)。
【0020】
尚、ユーザ情報には、端末装置400のユーザを特定する識別情報やユーザの嗜好を示す情報が含まれる。また、ユーザ情報データベース230は、ユーザ情報の登録を希望するユーザによって入力されたユーザ情報が格納された第二の記憶部の一例である。
【0021】
また、本実施形態の募集支援装置200は、端末装置300から、企画者の情報と共に施設の予約の要求を受け付けると(ステップS4)、施設予約処理部210により行政システム500へアクセスし、企画者の情報と対応する住民情報を取得する(ステップS5)。尚、企画者とは、言い換えれば、施設の予約を希望する人物である。
【0022】
続いて、施設予約処理部210は、住民情報に基づき、企画者が信頼できる人物であるか否かを判定し、信頼できると判定された場合に施設の予約を行い、予約を行ったことを示す通知を端末装置300に通知する(ステップS6)。
【0023】
また、施設予約処理部210は、予約された施設で行われる企画への参加者の募集を参加者募集処理部220へ指示する(ステップS7)。
【0024】
参加者募集処理部220は、この指示を受け付けると、ユーザ情報データベース230を参照し、嗜好が企画の内容と合致するユーザを特定し、特定されたユーザの端末装置400へ企画への参加を促す案内を送信する(ステップS8)。言い換えれば、参加者募集処理部220は、企画(イベント)へ参加する見込みがあるユーザを特定し、企画への参加を促す案内を送信する。
【0025】
本実施形態では、このように、企画者が施設の予約を行うだけで、企画の内容に嗜好が合致し、企画への参加の見込みがあるユーザに対して、企画への参加を促す案内を送信することができる。したがって、本実施形態によれば、企画へ参加する可能性が高いユーザに対して、企画の内容を通知することができ、効率良く参加者を募集することができる。
【0026】
尚、本実施形態では、募集支援装置200が施設予約処理部210と参加者募集処理部220とを有するものとしたが、これに限定されない。施設予約処理部210と、参加者募集処理部220とは、それぞれが別々の装置に設けられていても良い。また、本実施形態のユーザ情報データベース230は、募集支援装置200の外部の装置に設けられていても良い。
【0027】
以下に、本実施形態の募集支援装置200について、さらに説明する。
図2は、第一の実施形態の募集支援装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0028】
本実施形態の募集支援装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む情報処理装置である。
【0029】
入力装置21は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置22は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
【0030】
施設予約処理部210、参加者募集処理部220を実現させる情報処理プログラムは、募集支援装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。情報処理プログラムは、例えば記憶媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。情報処理プログラムを記録した記憶媒体28は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
【0031】
また、情報処理プログラムは、情報処理プログラムを記録した記憶媒体28がドライブ装置23にセットされると、記憶媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた情報処理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
【0032】
補助記憶装置24は、募集支援装置200の有する各記憶部等を実現するものであり、募集支援装置200にインストールされた情報処理プログラムを格納すると共に、募集支援装置200による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、募集支援装置200の起動時に補助記憶装置24から情報処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された情報処理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
【0033】
次に、
図3及び
図4を参照して、本実施形態のデータベースについて説明する。
図3は、ユーザ情報データベースの一例を示す図である。ユーザ情報データベース230は、端末装置400から入力されたユーザ情報が格納される。
【0034】
ユーザ情報データベース230は、情報の項目として、住民票コード、氏名、生年月日、住所、性別、連絡先、嗜好等を含む。
【0035】
項目「住民票コード」の値は、個人を特定するための付与される識別情報である。項目「氏名」の値は、ユーザの氏名を示し、項目「生年月日」の値は、ユーザの生年月日を示し、項目「性別」の値は、ユーザの性別を示す。項目「連絡先」の値は、例えば、メールアドレス等である。具体的には、項目「連絡先」の値は、企画への参加を促す案内の通知の送信先となる情報である。項目「嗜好」の値は、ユーザが関心を持っている事柄を示す。
【0036】
図4は、住民情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の住民情報データベース510は、行政システム500において管理される住民情報が格納される。住民情報データベース510は、情報の項目として、住民票コード、氏名、生年月日、性別、信頼情報等を含む。項目「住民票コード」、「氏名」、「生年月日」、「性別」の値は、
図3と同様であるから説明を省略する。
【0037】
項目「信頼情報」の値は、個人の前科や前歴、他の住民から寄せられた苦情、家庭内暴力に関する相談等の有無を示す。本実施形態では、項目「信頼情報」の値が「有」の場合には、その個人が何らかのトラブルの原因となり得たことを示す。
【0038】
尚、
図3及び
図4では、個人を特定するための情報として、住民票コードを用いたが、これに限定されない。本実施形態では、例えば、個人を特定するための情報として、マイナンバー等を用いても良い。
【0039】
次に、
図5及び
図6を参照して、本実施形態の募集支援装置200の機能について説明する。
図5は、募集支援装置の施設予約処理部の機能を説明する図である。
【0040】
本実施形態の施設予約処理部210は、入力受付部211、住民情報取得部212、予約判定部213、結果通知部214、募集指示部215、予約登録部216を有する。
【0041】
入力受付部211は、施設予約処理部210に対する入力を受け付ける。具体的には、入力受付部211は、端末装置300からの入力を受け付ける。
【0042】
住民情報取得部212は、行政システム500へアクセスし、端末装置300から、企画者によって入力された情報と対応する住民情報を取得する。以下の説明では、端末装置300から企画者によって入力された情報を、企画情報と呼ぶ場合がある。企画情報には、例えば、企画者によって予約される施設の名称、予約する日にちと時間帯、企画の内容等が含まれる。
【0043】
予約判定部213は、取得した住民情報に基づき、企画情報を入力した企画者が信頼できる人物であるか否かを判定する。具体的には、予約判定部213は、企画者が、行政システム500で管理する施設の予約を許容できる人物であるか否かを判定する。
【0044】
結果通知部214は、予約判定部213による判定結果を端末装置300へ送信する。募集指示部215は、企画情報に、参加者の募集を希望することを示す情報が含まれる場合に、参加者募集処理部220に対して参加者の募集を指示する。予約登録部216は、予約判定部213によって、施設の予約が許容される企画者であると判定された場合に、行政システム500に対して施設の予約を指示する。
【0045】
図6は、募集支援装置の参加者募集処理部の機能を説明する図である。本実施形態の参加者募集処理部220は、入力受付部221、住民情報取得部222、参加判定部223、結果通知部224、ユーザ情報登録部225、送信先特定部226、案内出力部227、参加者一覧作成部228を有する。
【0046】
入力受付部221は、参加者募集処理部220に対する入力を受け付ける。具体的には、入力受付部221は、参加者募集処理部220に対する端末装置400から入力を受け付ける。
【0047】
住民情報取得部222は、端末装置400から入力されたユーザ情報と対応する住民情報を行政システム500から取得する。
【0048】
参加判定部223は、住民情報に基づき、ユーザ情報を情報処理システム100で管理されるユーザ情報として登録するか否かを判定する。具体的には、参加判定部223は、ユーザが、企画への参加を許容できる人物であるか否かを判定する。
【0049】
結果通知部224は、参加判定部223による判定の結果を端末装置400へ通知する。ユーザ情報登録部225は、参加判定部223によって、端末装置400のユーザが、企画への参加を許容できる人物であると判定された場合に、ユーザ情報をユーザ情報データベース230へ格納する。
【0050】
送信先特定部226は、施設予約処理部210から参加者の募集の指示を受け付けると、企画情報と、ユーザ情報データベース230に格納されたユーザ情報とに基づき、企画情報の送信先となるユーザを特定する。
【0051】
案内出力部227は、特定されたユーザの端末装置400に対して、企画への参加を促す案内を送信する。
【0052】
参加者一覧作成部228は、企画への参加を希望したユーザのユーザ情報を保持しておき、企画への参加者の一覧を作成する。作成された一覧は、端末装置300からの要求に応じて、端末装置300に出力される。
【0053】
次に、
図7を参照して、本実施形態の情報処理システム100の動作について説明する。
図7は、情報処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
【0054】
情報処理システム100において、端末装置400は、ユーザ情報の登録画面の表示指示を受けて、登録画面を表示させる(ステップS701)。続いて、端末装置400は、ユーザ情報が登録されると、ユーザ情報を募集支援装置200へ送信する(ステップS702)。
【0055】
募集支援装置200は、参加者募集処理部220の入力受付部221により、ユーザ情報を受信すると、住民情報取得部222により、行政システム500に対し、ユーザ情報と対応する住民情報の取得要求を行う(ステップS703)。このとき、住民情報取得部222は、例えば、ユーザ情報に含まれる住民票コードを、取得要求として行政システム500へ送信しても良い。
【0056】
行政システム500は、ユーザ情報が示す個人の住民情報を募集支援装置200へ送信する(ステップS704)。
【0057】
続いて、募集支援装置200の参加者募集処理部220は、参加判定部223により、住民情報に基づき、ユーザ情報が示す個人の企画への参加を許容するか否かを判定する(ステップS705)。
【0058】
具体的には、参加判定部223は、住民情報の項目「信頼情報」の値が含まれるか否かを判定している。言い換えれば、参加判定部223は、住民票コードで特定される個人に、前科や前歴、他の住民から寄せられた苦情、家庭内暴力に関する相談等の履歴が存在するか否かを判定している。
【0059】
続いて、参加者募集処理部220は、結果通知部224により、参加判定部223による判定結果を端末装置400へ通知する(ステップS706)。
【0060】
具体的には、結果通知部224は、参加判定部223による判定の結果、企画への参加が許容されないと判定された場合、ユーザ情報の登録が行えないことを通知する。
【0061】
また、結果通知部224は、企画への参加が許容されると判定された場合、ユーザ情報が登録されることを端末装置400に通知する。この場合、参加者募集処理部220は、ユーザ情報登録部225により、ステップS702で受信したユーザ情報をユーザ情報データベース230へ格納する。
【0062】
尚、ステップS701からステップS706までの処理は、ステップS707以降の処理が実行される前に、予め行われていても良い。
【0063】
情報処理システム100において、端末装置300は、企画情報の入力画面の表示指示を受け付けると、企画情報の入力画面を表示させる(ステップS707)。続いて、端末装置300は、入力された企画情報を募集支援装置200へ送信する(ステップS708)。
【0064】
募集支援装置200は、施設予約処理部210の入力受付部211により、企画情報を受信すると、住民情報取得部212により、企画情報と対応する住民情報の取得要求を行政システム500へ送信する(ステップS709)。具体的には、住民情報取得部212は、企画情報に含まれる企画者の住民票コードを取得要求として行政システム500へ送信しても良い。
【0065】
行政システム500は、企画情報が示す企画者の住民情報を募集支援装置200へ送信する(ステップS710)。
【0066】
続いて、募集支援装置200の施設予約処理部210は、予約判定部213により、住民情報に基づき、企画者に対して施設の予約を許容するか否かを判定する(ステップS711)。
【0067】
具体的には、予約判定部213は、住民情報の項目「信頼情報」の値が含まれるか否かを判定している。言い換えれば、予約判定部213は、住民票コードで特定される個人に、前科や前歴、他の住民から寄せられた苦情、家庭内暴力に関する相談等の履歴が存在するか否かを判定している。
【0068】
続いて、施設予約処理部210は、結果通知部214により、予約判定部213による判定結果を端末装置300へ通知する(ステップS712)。
【0069】
具体的には、結果通知部214は、予約判定部213による判定の結果、施設の予約が許容されないと判定された場合、施設の予約が行えないことを通知する。
【0070】
また、結果通知部214は、施設の予約が許容されると判定された場合、企画情報に含まれる施設の予約を行うことを端末装置300へ通知する。この場合、施設予約処理部210は、予約登録部216により、ステップS707で受信した企画情報に基づき、指定された施設の予約要求を行政システム500へ送信しても良い。
【0071】
また、施設予約処理部210は、企画情報に、参加者の募集を希望することを示す情報が含まれる場合に、募集指示部215により、参加者募集処理部220に対して参加者の募集を指示する(ステップS713)。このとき、参加者の募集の指示と共に、企画情報とを参加者募集処理部220に渡す。
【0072】
参加者募集処理部220は、この指示を受け付けると、送信先特定部226により、ユーザ情報データベース230と企画情報とに基づき、企画への参加を促す案内の送信先を特定する(ステップS714)。
【0073】
具体的には、例えば、送信先特定部226は、ユーザ情報に含まれる嗜好が、企画情報に含まれる企画の種類と一致するユーザや、嗜好が企画の種類と類似するユーザを送信先に選択しても良い。
【0074】
続いて、参加者募集処理部220は、案内出力部227により、送信先に特定されたユーザに対して、企画への参加を促す案内を送信する(ステップS715)。
【0075】
端末装置400は、案内を受信すると、案内の内容を端末装置400に表示させる(ステップS716)。
【0076】
続いて、端末装置400は、ユーザにより、案内された企画の内容を参照するための操作が行われると、企画情報の表示要求を募集支援装置200へ送信する(ステップS717)。
【0077】
募集支援装置200において、参加者募集処理部220は、表示要求を受けて、施設予約処理部210から取得した企画情報を端末装置400へ送信する(ステップS718)。
【0078】
端末装置400は、企画情報を受信すると、端末装置400に企画情報を表示させる(ステップS719)。また、端末装置400は、企画に対する参加又は不参加が入力されると、入力結果を募集支援装置200へ送信する(ステップS720)。
【0079】
募集支援装置200は、参加者募集処理部220の参加者一覧作成部228により、入力結果に応じた参加者一覧を作成(更新)する(ステップS721)。
【0080】
また、募集支援装置200は、端末装置300から、参加者一覧の表示要求を受け付けると(ステップS722)、端末装置300に対して参加者一覧を出力する(ステップS723)。端末装置300は、参加者一覧を表示させる(ステップS724)。
【0081】
次に、
図8乃至
図12を参照して、本実施形態の端末装置300及び端末装置400の画面の表示例について説明する。
【0082】
図8は、参加者側の端末装置の表示例を示す第一の図である。
図8に示す画面81は、例えば、
図7のステップS701で端末装置400に表示されるユーザ情報の登録画面を示している。
【0083】
画面81は、入力欄82と入力欄83とを有する。入力欄82は、ユーザ情報のうち、ユーザの氏名、住所、生年月日、性別、住民票コード等が入力される。入力欄83は、ユーザ情報のうち、嗜好が入力される。
図8の例では、氏名「BB bb」のユーザは、「バレーボール」を好むことがわかる。
【0084】
図9は、企画者側の端末装置の表示例を示す第一の図である。
図9に示す画面91は、例えば、
図7のステップS707で端末装置300に表示される企画情報の入力画面を示している。
【0085】
画面91は、入力欄92と入力欄93と、操作ボタン94とを有する。入力欄92は、企画者に関する情報と、施設の予約に関する情報とが入力される。具体的には、入力欄92には、企画者の氏名と、予約する施設を示す情報と、予約する時間帯が入力される。
【0086】
また、入力欄93は、参加者の募集を希望することを示す情報と、企画の内容と、が入力される。
【0087】
つまり、本実施形態の企画情報には、企画者を特定する情報と、予約する施設と時間帯を特定する情報と、企画の内容と、を含む。また、企画情報には、参加者の募集を希望することを示す情報が含まれる場合がある。
【0088】
画面91において、操作ボタン94が操作されると、端末装置300は、企画情報を行政システム500へ送信する。つまり、端末装置300は、行政システム500に対して施設の予約要求を送信する。
【0089】
図10は、参加者側の端末装置の表示例を示す第二の図である。
図10に示す画面101は、例えば、
図7のステップS715で端末装置400に表示される企画への参加を促す案内の一例を示す図である。
【0090】
画面101では、案内102が表示されている。案内102には、企画の参加者を募集していることを示す情報と、企画情報の格納先を示すURL(Uniform Resource Locator)とが表示されている。
【0091】
尚、画面101に示す案内102は、一例であり、端末装置400のユーザに対する企画情報の提示の方法は、これに限定されない。
【0092】
本実施形態では、画面101において、URLを選択する操作が行われると、端末装置400において、画面101が、後述する画面111に遷移する。
【0093】
図11は、参加者側の端末装置の表示例を示す第三の図である。
図11に示す画面111は、例えば、
図7のステップS719で端末装置400に企画情報が表示された画面を示している。
【0094】
画面111では、企画情報の一覧112と、入力欄113とが表示されている。一覧112には、例えば、氏名「BB bb」のユーザの端末装置400に送信された全ての企画情報が表示されても良い。
【0095】
また、入力欄113は、企画情報と対応付けられて表示されており、一覧112に表示された企画情報が示す企画に対する参加又は不参加が入力される。
【0096】
図11の例では、
図9で入力された企画情報が示す企画に対して、氏名「BB bb」のユーザが、参加を希望していることがわかる。
【0097】
端末装置400は、入力欄113において、「参加」と対応するチェックボックスにチェックが入力されると、募集支援装置200に対して、ユーザ情報の一部と、参加を希望することを示す情報とを送信しても良い。
【0098】
図12は、企画者側の端末装置の表示例を示す第二の図である。
図12に示す画面121は、例えば、
図7のステップS724で端末装置300に参加者一覧122が表示された画面を示している。
【0099】
一覧122には、参加を希望するユーザの氏名と連絡先とが含まれる。
図12の例では、企画者「AA aa」の企画に対して、氏名「BB bb」のユーザが参加を希望していることがわかる。
【0100】
したがって、企画者「AA aa」は、一覧122を参照することで、企画への参加者の人数を把握することができる。
【0101】
このように、本実施形態では、予めユーザの嗜好を示す情報を含むユーザ情報を蓄積しておき、企画者により企画情報が入力されると、企画の内容とユーザの嗜好に基づき、企画への参加を促す案内を送信するユーザを特定し、案内を送信する。したがって、本実施形態によれば、企画者は、企画情報を入力するだけで良く、参加者の募集をする手間が削減できる。つまり、本実施形態によれば、企画者が施設の予約を行うだけで、企画の内容と嗜好が合致したユーザに対して企画への参加を促すことができる。
【0102】
また、本実施形態では、施設の予約を行う企画者に対して、自治体の行政システム500によって管理される住民情報を参照し、企画者による施設の予約を許容するか否かを判定する。そして、本実施形態では、施設の予約を許容すると判定された企画者に対してのみ、施設の予約を行わせる。
【0103】
同様に、本実施形態では、企画へ参加する可能性があるユーザに対し、自治体の行政システム500によって管理される住民情報を参照し、ユーザ情報の登録を許容するか否かを判定する。そして、本実施形態では、ユーザ情報の登録が許容されたユーザについてのみ、ユーザ情報をユーザ情報データベース230に格納する。
【0104】
したがって、本実施形態によれば、自治体の行政システム500に住民情報が登録されており、且つ、社会的に信頼することができると推定される人物のみが、企画者や、企画への参加者となる。このため、本実施形態によれば、自治体によって管理される施設において、企画を実行することや、企画に参加することの安全性を向上させることができる。また、企画の安全性を向上させることは、地域における住民のクラブ活動を支援することとなり、住民の自治体への満足度を向上させることができる。
【0105】
端末装置400のユーザが、住民情報に基づき、ユーザが社会的に信頼できる人物と推定できると判定された場合に、企画への参加を促す案内を送信し、ユーザが社会的に信頼できない人物と推定される場合には、この案内を送信しないものとしたが、これに限定されない。
【0106】
本実施形態では、例えば、募集支援装置200は、企画が終了した後に、企画者によって、端末装置300から、企画に参加した参加者毎の評価が入力されて、ユーザ情報データベース230に格納されても良い。また、参加者毎の評価は、例えば、過去に同一の企画に参加した他の参加者によって、端末装置400から募集支援装置200へ入力されても良い。参加者毎の評価は、例えば、点数等で入力されても良い。
【0107】
この場合、参加者募集処理部220の送信先特定部226は、ユーザ情報データベース230を参照し、ユーザの嗜好が企画の内容と合致し、且つ、評価が一定値以上であるユーザの端末装置400を送信先としても良い。
【0108】
また、本実施形態の募集支援装置200は、例えば、企画が終了した後に、参加者によって、端末装置400から、企画者の評価が入力されて、施設予約処理部210に保持されても良い。
【0109】
この場合、施設予約処理部210は、予約判定部213によって、企画者の施設の予約を許容するか否かを判定する際に、企画者の住民情報に加えて、企画者の評価を用いて判定しても良い。具体的には、予約判定部213は、住民情報によって企画者が社会的に信頼できる人物であると判定され、且つ、過去の参加者からの評価が一定値以上である企画者にのみ、施設の予約を許容するようにしても良い。
【0110】
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、募集支援装置が複数の行政システムと通信を行う点が、第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0111】
図13は、第二の実施形態の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0112】
本実施形態の情報処理システム100Aは、例えば、行政システム500-1、行政システム500-2、行政システム500-3と通信を行う。行政システム500-1は、例えば、自治体の1つであるI市によって管理され、行政システム500-2は、自治体の1つであるF市によって管理され、行政システム500-3は、自治体の1つであるM市によって管理されている。
【0113】
行政システム500-1は、住民情報データベース510を有し、行政システム500-2は、住民情報データベース510-2を有し、行政システム500-3は、住民情報データベース510-3を有する。住民情報データベース510-1は、I市の住民情報が格納されており、住民情報データベース510-2は、F市の住民情報が格納されており、住民情報データベース510-3は、M市の住民情報が格納されている。
【0114】
本実施形態の情報処理システム100Aは、募集支援装置200Aと、端末装置300と端末装置400とを含む。
【0115】
本実施形態の募集支援装置200Aは、施設予約処理部210と、参加者募集処理部220Aと、ユーザ情報データベース230とを有する。
【0116】
本実施形態の参加者募集処理部220Aは、送信先特定部226は、予約されている施設から住所までの距離が、所定の距離の範囲内であるユーザを抽出し、出力されたユーザの住民情報に基づき、企画への参加を促す案内の送信先を特定しても良い。
【0117】
例えば、I市とM市とは隣接しており、I市において、M市との境の近傍の施設が予約されたとする。その場合、予約された施設から住所までの距離が所定範囲内となるユーザには、M市在住のユーザも含まれる場合がある。
【0118】
この場合、参加者募集処理部220Aの住民情報取得部222は、I市が管理する行政システム500-1と、M市が管理する行政システム500-3とにアクセスし、住民情報データベース510-1と住民情報データベース510-3とから、住民情報を取得しても良い。
【0119】
このように、本実施形態では、複数の自治体のそれぞれで管理される情報を連携させることで、複数の自治体を含む地域における住民のクラブ活動を支援することとなり、住民の自治体への満足度を向上させることができる。
【0120】
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定し、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された前記第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報と、に基づいて、第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する、処理をコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
(付記2)
ユーザ情報の入力を受け付け、
前記第一の記憶部に格納された住民情報のうち、前記ユーザ情報と対応する住民情報の内容に基づき、入力を受け付けた前記ユーザ情報に含まれるユーザが信頼できる人物であるか否かを判定し、
信頼できる人物であると判定した場合に、入力を受け付けた前記ユーザ情報を前記第二の記憶部に格納する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記1記載の情報処理プログラム。
(付記3)
前記第一の記憶部に格納された住民情報のうち、前記第1のユーザと対応する住民情報の内容に基づき、前記第1のユーザが信頼できる人物であるか否かを判定する、付記1又は2記載の情報処理プログラム。
(付記4)
前記信頼できる人物であるか否かの判定は、
前記住民情報に含まれる犯罪歴の有無を示す情報に基づき行われる、付記1乃至3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記5)
前記イベントに関する情報を通知する第2のユーザは、
前記イベントの内容と、ユーザ情報に含まれる前記ユーザの嗜好を示す情報と、に基づき、決定される、付記1乃至4の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記9)
前記ユーザ情報は、前記施設の予約を希望した人物、又は、過去に同一のイベントに参加した他のユーザの少なくとも何れか一方から入力された評価を含み、
前記イベントに参加する見込みのあるユーザは、
前記ユーザ情報に含まれる評価に基づき特定される、付記5記載の情報処理プログラム。
(付記7)
前記イベントに関する情報を通知する第2のユーザは、
予約された前記施設と、前記ユーザ情報に含まれる前記ユーザの住所との距離と、に基づき決定される、付記6記載の情報処理プログラム。
(付記8)
前記第一の記憶部は、
複数の自治体のそれぞれが管理する記憶部を含む、付記1乃至6の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記9)
前記イベントに関する情報を送信した第一の端末装置から、前記イベントに対する参加を示す通知を受け付けて、前記イベントの参加者の一覧を生成し、
前記イベントの参加者の一覧を、前記施設の予約が行われた第二の端末装置へ表示させる、付記1乃至8の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記10)
コンピュータによる情報処理方法であって、前記コンピュータが、
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定し、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された第1のユーザと異なるユーザのユーザ情報と、に基づいて、第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する、情報処理方法。
(付記11)
イベントを開催する施設に対する予約の受け付けに応じて、第一の記憶部に格納された住民情報の内容に基づき、前記予約を希望した第1のユーザが信頼できる人物であるかを判定する施設予約処理部と、
前記第1のユーザが信頼できる人物であると判定された場合に、前記イベントの内容と、予め第二の記憶部に格納された前記第1のユーザとは異なるユーザのユーザ情報と、に基づいて、第2のユーザを決定し、
前記第2のユーザに対して前記イベントに関する情報を通知する参加者募集処理部と、を有する情報処理装置。
【0121】
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
【符号の説明】
【0122】
100、100A 情報処理システム
200、200A 募集支援装置
210 施設予約処理部
211、212 入力受付部
212、222 住民情報取得部
213 予約判定部
214、224 結果通知部
215 募集指示部
216 予約登録部
220、220A 参加者募集処理部
223 参加判定部
225 ユーザ情報登録部
226 送信先特定部
227 企画情報出力部
228 参加者一覧作成部