(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
B41J 29/42 20060101AFI20230711BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20230711BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20230711BHJP
B65H 37/04 20060101ALI20230711BHJP
G03G 15/00 20060101ALI20230711BHJP
B41J 29/00 20060101ALI20230711BHJP
G03G 21/14 20060101ALI20230711BHJP
【FI】
B41J29/42 F
G03G21/00 386
B41J29/38 206
B41J29/42 E
B65H37/04 D
G03G15/00 431
B41J29/00 H
G03G21/14
(21)【出願番号】P 2019116455
(22)【出願日】2019-06-24
【審査請求日】2022-06-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】浅香 均
【審査官】佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-250361(JP,A)
【文献】特開2001-310859(JP,A)
【文献】特開2007-153543(JP,A)
【文献】特開2015-040089(JP,A)
【文献】特開2009-214961(JP,A)
【文献】特開平06-222634(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0123343(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/42
G03G 21/00
B41J 29/38
B65H 37/04
G03G 15/00
B41J 29/00
G03G 21/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された用紙にステープル処理を施し又は施さずに排出する後処理部と、
前記後処理部を制御する制御部と、
前記後処理部から排出された用紙を収容する第1トレイと、
前記後処理部から排出された用紙が前記第1トレイに残っているか否かを検出
し、前記制御部へ検出結果を出力するセンサーと、
ユーザーへのメッセージを表示する表示部と、
を備え、
前記制御部は、前記後処理部の動作履歴と、前記センサーから受け取った前記検出結果とに基づいて、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている
と判定
した場合に、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている旨のメッセージを表示するように前記表示部を制御す
る、画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている状態で前記ステープル処理が施されていない用紙が前記第1トレイに排出された場合に、前記ステープル処理が施された用紙と、前記ステープル処理が施されていない用紙とが前記第1トレイに混在している旨のメッセージを表示するように前記表示部を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている場合に、前記ステープル処理が施されていない用紙が更に前記第1トレイに排出されることが禁止されるように前記後処理部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
第2トレイと、
前記画像形成部により画像が形成された用紙を、前記ステープル処理が施されていない状態で前記第2トレイへ排出するための分岐部と
を更に備え、
前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている場合に、前記ステープル処理が施されていない用紙の排出先が前記第2トレイのみに制限されるように前記分岐部を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている場合に、前記ステープル処理が施されていない用紙を更に前記第1トレイに排出するとき、前記ステープル処理が施されていない用紙の排出位置がシフトされるように前記後処理部を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記表示部は、
前記ステープル処理が施された用紙のステープル位置を示す表示器を有し、
前記表示器は、前記第1トレイに設けられ、
前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている場合に、前記表示器が点灯するように前記表
示器を制御する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成部により画像が形成された用紙にステープル処理を施し又は施さずに排出する後処理部と、後処理部から排出された用紙を収容するトレイとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置では、ステープル有りの用紙とステープル無しの用紙とがトレイ上に混在することがある。このような場合に、ユーザーがステープル無しだと思ってステープル有りの用紙のうちの1枚をトレイから取り出そうとした際に用紙が破損することがあった。
【0005】
本発明は、ステープル処理が可能であり、かつ用紙の破損を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、画像形成部、後処理部、第1トレイ、センサー、表示部、及び制御部を備える。前記画像形成部は、用紙に画像を形成する。前記後処理部は、前記画像形成部により画像が形成された用紙にステープル処理を施し又は施さずに排出する。前記第1トレイは、前記後処理部から排出された用紙を収容する。前記センサーは、前記後処理部から排出された用紙が前記第1トレイに残っているか否かを検出する。前記表示部は、ユーザーへのメッセージを表示する。前記制御部は、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っていると前記センサーの検出結果から判定される場合に、前記ステープル処理が施された用紙が前記第1トレイに残っている旨のメッセージを表示するように前記表示部を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ステープル処理が可能であり、かつ用紙の破損を抑制することが可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。
【
図4】(a)は表示装置に表示されるメッセージの第1例を、(b)はタッチパネルを通じて入力される設定の第1例をそれぞれ示す図である。
【
図5】制御部の動作の第1例を示すフローチャートである。
【
図6】(a)は表示装置に表示されるメッセージの第2例を、(b)はタッチパネルを通じて入力される設定の第2例をそれぞれ示す図である。
【
図7】制御部の動作の第2例を示すフローチャートである。
【
図8】(a)はタッチパネルを通じて入力される設定の第3例を、(b)は表示装置に表示されるメッセージの第3例をそれぞれ示す図である。
【
図9】制御部の動作の第3例を示すフローチャートである。
【
図10】(a)はタッチパネルを通じて入力される設定の第4例を、(b)は表示装置に表示されるメッセージの第4例をそれぞれ示す図である。
【
図11】制御部の動作の第4例を示すフローチャートである。
【
図12】(a)はタッチパネルを通じて入力される設定の第5例を、(b)は表示装置に表示されるメッセージの第5例をそれぞれ示す図である。
【
図13】制御部の動作の第5例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1及び
図2を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
図1は、画像形成装置100の斜視図である。
図2は、画像形成装置100の断面図である。
【0011】
図1に示されるように、画像形成装置100は、筐体1と、カバー2と、第1搬送ローラー3と、読取部4と、表示装置5と、カセット6とを備える。
図2に示されるように、画像形成装置100は、給送ローラー7と、第2搬送ローラー8と、画像形成部9と、分岐ガイド10と、後処理部11と、第1案内部12と、第2案内部13と、第3案内部14と、第4案内部15と、排出部20とを更に備える。
【0012】
筐体1は中空の形状を有する。筐体1は、筐体1の内部1aと、筐体1の外部1bとを仕切る壁部1cを有する。筐体1の内部1aには、読取部4と、カセット6と、給送ローラー7と、第2搬送ローラー8と、画像形成部9と、第1案内部12と、第2案内部13と、分岐ガイド10と、後処理部11とが設置される。
【0013】
カバー2は、筐体1に回転可能に取り付けられる。カバー2は、中空の形状を有する。カバー2の内部には、第1搬送ローラー3が設置される。
【0014】
第1搬送ローラー3は、読取部4に向けて原稿を搬送する。読取部4に原稿が到達すると、読取部4は、原稿に形成された画像を走査して、画像を示す画像データを取得する。読取部4は、例えば、LED(Light Emitting Diode)のような発光部と、イメージセンサーのような撮像部とを含む。読取部4は、発光部、及び撮像部を用いて、原稿に形成された画像を読み取る。また、筐体1のうち、カバー2に対向する部分には、読取ガラス(不図示)が設置される。読取ガラスと、カバー2との間に原稿が設置された状態で、読取部4は、原稿に形成された画像を走査して、画像を示す画像データを取得する。
【0015】
表示装置5は、タッチパネル5aを含む。タッチパネル5aは、画像形成装置100に対する指示を受け付ける。表示装置5は、種々の情報を表示する。表示装置5は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機ELD(Electro Luminescence Display)である。表示装置5は、「表示部」の一例に相当する。
【0016】
カセット6は、用紙Sを収容する。給送ローラー7は、カセット6内の用紙Sを送出する。第2搬送ローラー8は、給送ローラー7から搬送された用紙Sを、画像形成部9に向けて送出する。
【0017】
画像形成部9は、用紙Sに画像を形成する。画像は、具体的には、トナー画像を示す。画像形成部9は、感光体ドラムと、帯電部と、露光部と、現像部と、転写部と、クリーニング部と、除電部とを含む。感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部、及び転写部によって、用紙Sに画像が形成される。クリーニング部は、感光体ドラムの表面に残留しているトナーを除去する。除電部は、感光体ドラムの表面の残留電荷を除去する。画像形成部9は、用紙Sに画像を形成した後、用紙Sを定着部に向けて送出する。定着部は、画像を加熱及び加圧して用紙Sに定着させる。
【0018】
分岐ガイド10は、画像形成部9に対し、用紙Sの搬送方向Xの下流に設置される。用紙Sの搬送方向Xは、画像形成部9が用紙Sに画像を形成するときの用紙Sの移動方向を示す。分岐ガイド10は、「分岐部」の一例に相当する。
【0019】
後処理部11は、分岐ガイド10に対し、用紙Sの搬送方向Xの下流に設置される。後処理部11は、用紙Sに対して、所定の後処理を行う。所定の後処理は、例えば、パンチ処理、ステープル処理、中折り処理、及び/又は、整合処理である。パンチ処理は、用紙Sにパンチ穴を形成する処理である。ステープル処理は、用紙Sの束を針のような綴じ具で綴じる処理である。中折り処理は、用紙Sを折り畳む処理である。整合処理は、用紙Sに対してシフト動作、又は幅合わせ動作を行う処理である。ステープル処理に関し、後処理部11は、画像が形成された用紙Sにステープル処理を施し又は施さずに排出する機能を有する。
【0020】
第1案内部12と、第2案内部13と、第3案内部14と、第4案内部15との各々は、例えば、案内面と、一対のローラーとを含む。案内面は、搬送方向Xに沿って形成される。一対のローラーは、用紙Sを挟持しつつ回転して、用紙Sを案内面に沿って搬送する。
【0021】
第1案内部12は、画像形成部9と分岐ガイド10との間に介在する。第1案内部12は、画像形成部9を通過した用紙Sを、分岐ガイド10へ案内する。
【0022】
第2案内部13は、分岐ガイド10と後処理部11との間に介在する。第2案内部13は、分岐ガイド10から後処理部11へ用紙Sを案内する。
【0023】
第3案内部14は、後処理部11と排出部20との間に介在する。第3案内部14は、後処理部11から排出部20へ用紙Sを案内する。
【0024】
第4案内部15は、分岐ガイド10と排出部20との間に介在する。第4案内部15は、分岐ガイド10から排出部20へ用紙Sを案内する。
【0025】
分岐ガイド10は、回動可能に支持される。分岐ガイド10の姿勢は、第1案内姿勢と第2案内姿勢とに変更可能である。第1案内姿勢は、第1案内部12と第4案内部15との連通を遮断しつつ、第1案内部12と第2案内部13とを連通させる分岐ガイド10の姿勢を示す。第2案内姿勢は、第1案内部12と第2案内部13との連通を遮断しつつ、第1案内部12と第4案内部15とを連通させる分岐ガイド10の姿勢を示す。
【0026】
分岐ガイド10の姿勢が第1案内姿勢のとき、分岐ガイド10は、第1案内部12から第2案内部13へ用紙Sを案内する。第2案内部13は、用紙Sを後処理部11へ案内する。後処理部11は、用紙Sに対して、所定の後処理を行う。第3案内部14は、後処理部11を通過した用紙Sを、排出部20へ案内する。排出部20は、用紙Sを筐体1の外部1bへ排出する。
【0027】
分岐ガイド10の姿勢が第2案内姿勢のとき、分岐ガイド10は、第1案内部12から第4案内部15へ用紙Sを案内する。第4案内部15は、用紙Sを排出部20へ案内する。排出部20は、用紙Sを筐体1の外部1bへ排出する。
【0028】
図2に示されるように、排出部20は、第1排出部21と、DF(Document Finisher)トレイ22と、第2排出部23と、本体トレイ24とを有する。DFトレイ22は、「第1トレイ」の一例に相当する。本体トレイ24は、「第2トレイ」の一例に相当する。
【0029】
第1排出部21は、第1ローラー対21aを有する。第1ローラー対21aは、用紙Sを挟持しつつ回動して、後処理部11から排出された用紙Sを、DFトレイ22に向けて排出する。
【0030】
DFトレイ22は、第1排出部21によって排出された用紙Sを収容する。DFトレイ22は、筐体1の胴内にて、筐体1に取り付けられた板体である。DFトレイ22は、センサー81と、LED82とを有する。センサー81は、後処理部11から排出された用紙SがDFトレイ22に残っているか否かを検出する。LED82は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合にステープル処理が施された用紙Sのステープル位置を示すように、DFトレイ22の側面に設けられている。LED82は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている旨のメッセージをも表示する。LED82は、「表示器」の一例及び「表示部」の一例に相当する。
【0031】
第2排出部23は、第2ローラー対23aを有する。第2ローラー対23aは、用紙Sを挟持しつつ回動して、後処理部11を通過しない用紙Sを、本体トレイ24に向けて排出する。
【0032】
本体トレイ24は、画像形成部9により画像が形成された用紙Sを、ステープル処理が施されていない状態で収容する。本体トレイ24は、筐体1の胴内にて、筐体1の外面に形成される。
【0033】
次に、
図1、
図2、及び
図3を参照して、画像形成装置100について更に説明する。
図3は、制御部80のブロック図である。
【0034】
図3に示されるように、画像形成装置100は、制御部80に接続された記憶部90を更に備える。
【0035】
記憶部90は、記憶装置を含む。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリー)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)を更に含んでもよい。主記憶装置及び/又は補助記憶装置は、制御部80によって実行される種々のコンピュータープログラムと、種々のデータとを記憶する。種々のデータは、各種メッセージと、各種設定とを含む。
【0036】
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部80のプロセッサーは、記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、画像形成装置100の各要素を制御する。具体的には、制御部80のプロセッサーは、センサー81の検出結果を受け取るとともに、表示装置5、分岐ガイド10、後処理部11、及びLED82を制御する。
【0037】
次に、
図1~
図3、
図4(a)、
図4(b)、及び
図5を参照して、制御部80の動作の第1例について説明する。
図4(a)は表示装置5に表示されるメッセージの第1例(メッセージM1)を、
図4(b)はタッチパネル5aを通じて入力される設定の第1例(設定S1)をそれぞれ示す図である。
図5は、制御部80の動作の第1例を示すフローチャートである。
【0038】
図4(a)に示されるように、メッセージM1は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っています。」という文言と、「点灯中のLEDがステープル位置を示しています。」という文言とを含む。メッセージM1は、記憶部90に予め格納されている。
【0039】
図4(b)に示されるように、設定S1は、「メッセージM1を表示するか?」との質問に対する、ユーザーからの「表示する」又は「表示しない」の回答を含む。制御部80は、表示装置5を介したユーザーとの対話から得られる設定S1を、記憶部90に格納する。
【0040】
ステップS101:
図5に示されるように、制御部80は、記憶部90から読み出した設定S1が「表示する」であるか否かを判定する。設定S1が「表示する」であると制御部80が判定した場合(ステップS101でYes)には、制御部80の処理がステップS103へ進む。設定S1が「表示する」でないと制御部80が判定した場合(ステップS101でNo)には、制御部80の処理がステップS109へ進む。
【0041】
ステップS103:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS103でYes)には、制御部80の処理がステップS105へ進む。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS103でNo)には、制御部80の処理がステップS109へ進む。
【0042】
ステップS105:制御部80は、センサー81の検出結果を受けて、DFトレイ22に用紙Sが残っているか否かを判定する。DFトレイ22に用紙Sが残っていると制御部80が判定した場合(ステップS105でYes)には、制御部80の処理がステップS107へ進む。DFトレイ22に用紙Sが残っていないと制御部80が判定した場合(ステップS105でNo)には、制御部80の処理がステップS109へ進む。
【0043】
ステップS107:制御部80は、LED82が点灯するように、LED82を制御する。また、制御部80は、記憶部90から読み出したメッセージM1が表示されるように、表示装置5を制御する。ステップS107の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0044】
ステップS109:制御部80は、LED82が点灯しないように、LED82を制御する。また、制御部80は、メッセージM1が表示されないように、表示装置5を制御する。ステップS109の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0045】
以上の第1例によれば、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っているとセンサー81の検出結果から判定される場合に、メッセージM1を表示するように表示装置5を制御する。メッセージM1は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている旨のメッセージである。その結果、ユーザーは、破損がないように用紙SをDFトレイ22から取り出すように注意することができる。
【0046】
また、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、LED82が点灯するようにLED82を制御する。その結果、ユーザーは、用紙Sのステープル位置を確認しながら、DFトレイ22から用紙Sを取り出すことができる。
【0047】
次に、
図1~
図3、
図6(a)、
図6(b)、及び
図7を参照して、制御部80の動作の第2例について説明する。
図6(a)は表示装置5に表示されるメッセージの第2例(メッセージM2)を、
図6(b)はタッチパネル5aを通じて入力される設定の第2例(設定S2)をそれぞれ示す図である。
図7は、制御部80の動作の第2例を示すフローチャートである。
【0048】
図6(a)に示されるように、メッセージM2は、「ステープル有りの用紙とステープル無しの用紙とがDFトレイに混在しています。」という文言と、「点灯中のLEDがステープル位置を示しています。」という文言と、「用紙を1枚だけ引っ張ると用紙が破れることがあります。」という文言とを含む。メッセージM2は、記憶部90に予め格納されている。
【0049】
図6(b)に示されるように、設定S2は、「メッセージM2を表示するか?」との質問に対する、ユーザーからの「表示する」又は「表示しない」の回答を含む。制御部80は、表示装置5を介したユーザーとの対話から得られる設定S2を、記憶部90に格納する。
【0050】
ステップS201:
図7に示されるように、制御部80は、記憶部90から読み出した設定S2が「表示する」であるか否かを判定する。設定S2が「表示する」であると制御部80が判定した場合(ステップS201でYes)には、制御部80の処理がステップS203へ進む。設定S2が「表示する」でないと制御部80が判定した場合(ステップS201でNo)には、制御部80の処理がステップS211へ進む。
【0051】
ステップS203:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS203でYes)には、制御部80の処理がステップS205へ進む。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS203でNo)には、制御部80の処理がステップS211へ進む。
【0052】
ステップS205:制御部80は、センサー81の検出結果を受けて、DFトレイ22に用紙Sが残っているか否かを判定する。DFトレイ22に用紙Sが残っていると制御部80が判定した場合(ステップS205でYes)には、制御部80の処理がステップS207へ進む。DFトレイ22に用紙Sが残っていないと制御部80が判定した場合(ステップS205でNo)には、制御部80の処理がステップS211へ進む。
【0053】
ステップS207:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル無しの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル無しの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS207でYes)には、制御部80の処理がステップS209へ進む。ステープル無しの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS207でNo)には、制御部80の処理がステップS211へ進む。
【0054】
ステップS209:制御部80は、LED82が点灯するように、LED82を制御する。また、制御部80は、記憶部90から読み出したメッセージM2が表示されるように、表示装置5を制御する。ステップS209の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0055】
ステップS211:制御部80は、LED82が点灯しないように、LED82を制御する。また、制御部80は、メッセージM2が表示されないように、表示装置5を制御する。ステップS211の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0056】
以上の第2例によれば、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている状態でステープル処理が施されていない用紙SがDFトレイ22に排出された場合に、ステープル処理が施された用紙Sと、ステープル処理が施されていない用紙SとがDFトレイ22に混在している旨のメッセージM2を表示するように表示装置5を制御する。その結果、ユーザーは、破損がないように用紙SをDFトレイ22から取り出すように注意することができる。
【0057】
また、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、LED82が点灯するようにLED82を制御する。その結果、ユーザーは、用紙Sのステープル位置を確認しながら、DFトレイ22から用紙Sを取り出すことができる。
【0058】
次に、
図1~
図3、
図8(a)、
図8(b)、及び
図9を参照して、制御部80の動作の第3例について説明する。
図8(a)はタッチパネル5aを通じて入力される設定の第3例(設定S3)を、
図8(b)は表示装置5に表示されるメッセージの第3例(メッセージM3)をそれぞれ示す図である。
図9は、制御部80の動作の第3例を示すフローチャートである。
【0059】
図8(a)に示されるように、設定S3は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っている場合に、ステープル無しの用紙をDFトレイに排出することを禁止するか?」との質問に対する、ユーザーからの「禁止する」又は「許可する」の回答を含む。制御部80は、表示装置5を介したユーザーとの対話から得られる設定S3を、記憶部90に格納する。
【0060】
図8(b)に示されるように、メッセージM3は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っているため、ステープル無しの用紙をDFトレイに排出することが禁止されています。」という文言と、「点灯中のLEDがステープル位置を示しています。」という文言と、「ステープル無しの用紙の排出には、本体トレイを御指定ください。」という文言とを含む。メッセージM3は、記憶部90に予め格納されている。
【0061】
ステップS301:
図9に示されるように、制御部80は、現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであるか否かを判定する。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであると制御部80が判定した場合(ステップS301でYes)には、制御部80の処理がステップS303へ進む。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブでないと制御部80が判定した場合(ステップS301でNo)には、制御部80の処理がステップS311へ進む。
【0062】
ステップS303:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS303でYes)には、制御部80の処理がステップS305へ進む。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS303でNo)には、制御部80の処理がステップS311へ進む。
【0063】
ステップS305:制御部80は、センサー81の検出結果を受けて、DFトレイ22に用紙Sが残っているか否かを判定する。DFトレイ22に用紙Sが残っていると制御部80が判定した場合(ステップS305でYes)には、制御部80の処理がステップS307へ進む。DFトレイ22に用紙Sが残っていないと制御部80が判定した場合(ステップS305でNo)には、制御部80の処理がステップS311へ進む。
【0064】
ステップS307:制御部80は、記憶部90から読み出した設定S3が「禁止する」であるか否かを判定する。設定S3が「禁止する」であると制御部80が判定した場合(ステップS307でYes)には、制御部80の処理がステップS309へ進む。設定S3が「禁止する」でないと制御部80が判定した場合(ステップS307でNo)には、制御部80の処理がステップS311へ進む。
【0065】
ステップS309:制御部80は、LED82が点灯するように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの実行が禁止されるように、後処理部11を制御する。更に、制御部80は、記憶部90から読み出したメッセージM3が表示されるように、表示装置5を制御する。ステップS309の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0066】
ステップS311:制御部80は、LED82が点灯しないように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの実行が許可されるように、後処理部11を制御する。更に、制御部80は、メッセージM3が表示されないように、表示装置5を制御する。ステップS311の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0067】
以上の第3例によれば、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、ステープル処理が施されていない用紙Sが更にDFトレイ22に排出されることが禁止されるように、後処理部11を制御する。その結果、ステープル処理が施された用紙Sと、ステープル処理が施されていない用紙SとがDFトレイ22にて混在することが抑制される。
【0068】
また、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、LED82が点灯するようにLED82を制御する。その結果、ユーザーは、用紙Sのステープル位置を確認しながら、DFトレイ22から用紙Sを取り出すことができる。
【0069】
次に、
図1~
図3、
図10(a)、
図10(b)、及び
図11を参照して、制御部80の動作の第4例について説明する。
図10(a)はタッチパネル5aを通じて入力される設定の第4例(設定S4)を、
図10(b)は表示装置5に表示されるメッセージの第4例(メッセージM4)をそれぞれ示す図である。
図11は、制御部80の動作の第4例を示すフローチャートである。
【0070】
図10(a)に示されるように、設定S4は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っている場合に、ステープル無しの用紙の排出先を本体トレイに制限するか?」との質問に対する、ユーザーからの「制限する」又は「制限しない」の回答を含む。制御部80は、表示装置5を介したユーザーとの対話から得られる設定S4を、記憶部90に格納する。
【0071】
図10(b)に示されるように、メッセージM4は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っているため、ステープル無しの用紙の排出先を本体トレイに変更しました。」という文言と、「点灯中のLEDがステープル位置を示しています。」という文言とを含む。メッセージM4は、記憶部90に予め格納されている。
【0072】
ステップS401:
図11に示されるように、制御部80は、現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであるか否かを判定する。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであると制御部80が判定した場合(ステップS401でYes)には、制御部80の処理がステップS403へ進む。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブでないと制御部80が判定した場合(ステップS401でNo)には、制御部80の処理がステップS411へ進む。
【0073】
ステップS403:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS403でYes)には、制御部80の処理がステップS405へ進む。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS403でNo)には、制御部80の処理がステップS411へ進む。
【0074】
ステップS405:制御部80は、センサー81の検出結果を受けて、DFトレイ22に用紙Sが残っているか否かを判定する。DFトレイ22に用紙Sが残っていると制御部80が判定した場合(ステップS405でYes)には、制御部80の処理がステップS407へ進む。DFトレイ22に用紙Sが残っていないと制御部80が判定した場合(ステップS405でNo)には、制御部80の処理がステップS411へ進む。
【0075】
ステップS407:制御部80は、記憶部90から読み出した設定S4が「制限する」であるか否かを判定する。設定S4が「制限する」であると制御部80が判定した場合(ステップS407でYes)には、制御部80の処理がステップS409へ進む。設定S4が「制限する」でないと制御部80が判定した場合(ステップS407でNo)には、制御部80の処理がステップS411へ進む。
【0076】
ステップS409:制御部80は、LED82が点灯するように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの用紙排出先が本体トレイ24に変更されるように、分岐ガイド10を制御する。更に、制御部80は、記憶部90から読み出したメッセージM4が表示されるように、表示装置5を制御する。ステップS409の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0077】
ステップS411:制御部80は、LED82が点灯しないように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの用紙排出先がDFトレイ22から変更されないように、分岐ガイド10を制御する。更に、制御部80は、メッセージM4が表示されないように、表示装置5を制御する。ステップS411の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0078】
以上の第4例によれば、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、ステープル処理が施されていない用紙Sの排出先が本体トレイ24のみに制限されるように、分岐ガイド10を制御する。その結果、ステープル処理が施された用紙Sと、ステープル処理が施されていない用紙SとがDFトレイ22にて混在することが抑制される。
【0079】
また、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、LED82が点灯するようにLED82を制御する。その結果、ユーザーは、用紙Sのステープル位置を確認しながら、DFトレイ22から用紙Sを取り出すことができる。
【0080】
次に、
図1~
図3、
図12(a)、
図12(b)、及び
図13を参照して、制御部80の動作の第5例について説明する。
図12(a)はタッチパネル5aを通じて入力される設定の第5例(設定S5)を、
図12(b)は表示装置5に表示されるメッセージの第5例(メッセージM5)をそれぞれ示す図である。
図13は、制御部80の動作の第5例を示すフローチャートである。
【0081】
図12(a)に示されるように、設定S5は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っている場合に、ステープル無しの用紙を更にDFトレイに排出するとき、後者の用紙の排出位置をシフトするか?」との質問に対する、ユーザーからの回答を含む。回答は、「シフトする」又は「シフトしない」である。制御部80は、表示装置5を介したユーザーとの対話から得られる設定S5を、記憶部90に格納する。
【0082】
図12(b)に示されるように、メッセージM5は、「ステープル有りの用紙がDFトレイに残っているため、ステープル無しの用紙の排出位置をシフトしました。」という文言と、「点灯中のLEDがステープル位置を示しています。」という文言とを含む。メッセージM5は、記憶部90に予め格納されている。
【0083】
ステップS501:
図13に示されるように、制御部80は、現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであるか否かを判定する。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブであると制御部80が判定した場合(ステップS501でYes)には、制御部80の処理がステップS503へ進む。現ジョブがDFトレイ22へのステープル無しの印刷ジョブでないと制御部80が判定した場合(ステップS501でNo)には、制御部80の処理がステップS511へ進む。
【0084】
ステップS503:制御部80は、画像形成装置100の動作履歴に基づいて、ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたか否かを判定する。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されたと制御部80が判定した場合(ステップS503でYes)には、制御部80の処理がステップS505へ進む。ステープル有りの用紙SがDFトレイ22へ排出されていないと制御部80が判定した場合(ステップS503でNo)には、制御部80の処理がステップS511へ進む。
【0085】
ステップS505:制御部80は、センサー81の検出結果を受けて、DFトレイ22に用紙Sが残っているか否かを判定する。DFトレイ22に用紙Sが残っていると制御部80が判定した場合(ステップS505でYes)には、制御部80の処理がステップS507へ進む。DFトレイ22に用紙Sが残っていないと制御部80が判定した場合(ステップS505でNo)には、制御部80の処理がステップS511へ進む。
【0086】
ステップS507:制御部80は、記憶部90から読み出した設定S5が「シフトする」であるか否かを判定する。設定S5が「シフトする」であると制御部80が判定した場合(ステップS507でYes)には、制御部80の処理がステップS509へ進む。設定S5が「シフトする」でないと制御部80が判定した場合(ステップS507でNo)には、制御部80の処理がステップS511へ進む。
【0087】
ステップS509:制御部80は、LED82が点灯するように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの用紙Sの排出位置がシフトされるように、後処理部11を制御する。更に、制御部80は、記憶部90から読み出したメッセージM5が表示されるように、表示装置5を制御する。ステップS509の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0088】
ステップS511:制御部80は、LED82が点灯しないように、LED82を制御する。また、制御部80は、現印刷ジョブの用紙Sの排出位置がシフトされないように、後処理部11を制御する。更に、制御部80は、メッセージM5が表示されないように、表示装置5を制御する。ステップS511の処理が完了すると、制御部80の処理が終了する。
【0089】
以上の第5例によれば、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、ステープル処理が施されていない用紙を更にDFトレイ22に排出するとき、後処理部11を制御する。具体的には、制御部80は、ステープル処理が施されていない用紙Sの排出位置がシフトされるように、後処理部11を制御する。その結果、ユーザーは、破損がないように用紙SをDFトレイ22から取り出すように注意することができる。
【0090】
また、制御部80は、ステープル処理が施された用紙SがDFトレイ22に残っている場合に、LED82が点灯するようにLED82を制御する。その結果、ユーザーは、用紙Sのステープル位置を確認しながら、DFトレイ22から用紙Sを取り出すことができる。
【0091】
なお、上記第1例~第5例は、適宜組み合わせて実施可能である。
【0092】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0093】
本実施形態では、画像形成装置100がトナー像を用紙Sに形成する。しかし、本発明はこれに限定されない。画像形成装置100は、用紙Sに画像を形成する機能を有していればよい。画像形成装置100は、例えば、インクジェット方式のプリンターであってもよい。また、画像形成装置100は、プリンター単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置、及び複合機でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0094】
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
【符号の説明】
【0095】
5 表示装置(表示部)
5a タッチパネル
9 画像形成部
10 分岐ガイド(分岐部)
11 後処理部
20 排出部
22 DFトレイ(第1トレイ)
24 本体トレイ(第2トレイ)
80 制御部
81 センサー
82 LED(表示器、表示部)
90 記憶部
100 画像形成装置
S 用紙