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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/16 20060101AFI20230711BHJP
   G03G 21/18 20060101ALI20230711BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20230711BHJP
【FI】
G03G21/16 120
G03G21/16 176
G03G21/18 153
G03G21/16 147
G03G15/00 659
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019159905
(22)【出願日】2019-09-02
(65)【公開番号】P2021039214
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2022-07-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103517
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 寛之
(72)【発明者】
【氏名】田口 和奈
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 正吾
【審査官】佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-215596(JP,A)
【文献】特開2019-045720(JP,A)
【文献】特開2008-076888(JP,A)
【文献】特開2016-110133(JP,A)
【文献】特開2000-132053(JP,A)
【文献】特開2011-022616(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 21/16
G03G 21/18
G03G 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に位置する内側位置と、前記筐体外に位置する外側位置との間を移動可能なドロワと、
感光ドラムと現像ローラとを有し、前記ドロワに装着可能なドラムカートリッジと、
前記現像ローラに供給されるトナーを収容し、前記ドロワに装着可能なトナーカートリッジと、を備え、
前記ドロワは、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドし、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記ドラムカートリッジをガイドする第1ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記第1ガイドと接続される第2ガイドであって、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で、前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第2ガイドを、有することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項2】
筐体と、
前記筐体内に位置する内側位置と、前記筐体外に位置する外側位置との間を移動可能なドロワと、
感光ドラムと現像ローラとを有し、前記ドロワに装着可能なドラムカートリッジと、
前記現像ローラに供給されるトナーを収容し、前記ドロワに装着可能なトナーカートリッジと、を備え、
前記ドロワは、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第1ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記第1ガイドと接続される第2ガイドであって、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で、前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第2ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記第2ガイドは、前記筐体内に位置することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項3】
筐体と、
前記筐体内に位置する内側位置と、前記筐体外に位置する外側位置との間を移動可能なドロワと、
感光ドラムと現像ローラとを有し、前記ドロワに装着可能なドラムカートリッジと、
前記現像ローラに供給されるトナーを収容し、前記ドロワに装着可能なトナーカートリッジと、を備え、
前記ドロワは、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第1ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記第1ガイドと接続される第2ガイドであって、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で、前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第2ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記感光ドラムは、前記筐体内に位置することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項4】
筐体と、
前記筐体内に位置する内側位置と、前記筐体外に位置する外側位置との間を移動可能なドロワと、
感光ドラムと、現像ローラと、前記現像ローラを支持する現像筐体とを有し、前記ドロワに装着可能なドラムカートリッジと、
前記現像ローラに供給されるトナーを収容し、前記ドロワに装着可能なトナーカートリッジと、を備え、
前記ドロワは、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第1ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記第1ガイドと接続される第2ガイドであって、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で、前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第2ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記現像筐体は、前記筐体内に位置することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項5】
筐体と、
前記筐体内に位置する内側位置と、前記筐体外に位置する外側位置との間を移動可能なドロワと、
感光ドラムと現像ローラとを有し、前記ドロワに装着可能なドラムカートリッジと、
前記現像ローラに供給されるトナーを収容し、前記ドロワに装着可能なトナーカートリッジと、を備え、
前記ドロワは、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第1ガイドを、有し、
前記ドラムカートリッジは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記第1ガイドと接続される第2ガイドであって、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で、前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記トナーカートリッジをガイドする第2ガイドを、有し、
前記トナーカートリッジは、
前記トナーを排出可能な排出開口であって、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で前記筐体内に位置する排出開口を有し、
前記排出開口を閉じる第1閉位置と、前記排出開口が開く第1開位置との間を移動可能な第1シャッタと、
前記第1シャッタと連動するハンドルであって、前記第1シャッタが前記第1閉位置に位置する第1位置と、前記第1シャッタが前記第1開位置に位置する第2位置との間を回動可能なハンドルであり、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記筐体外に位置するグリップを有するハンドルと、を備え、
前記ドラムカートリッジは、
前記トナーカートリッジの前記排出開口から排出された前記トナーを受け入れ可能な受入開口を有し、
前記受入開口を閉じる第2閉位置と、前記受入開口が開く第2開位置との間を移動可能な第2シャッタであって、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着された状態で前記第1シャッタとともに移動可能であり、前記第1シャッタが前記第1閉位置に位置する状態で前記第2閉位置に位置し、前記第1シャッタが前記第1開位置に位置する状態で前記第2開位置に位置する第2シャッタを備え、
前記筐体は、前記ドロワをガイドする第4ガイドを有し、
前記ドロワは、
前記第4ガイドにガイドされる被ガイド部であって、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記ドロワが前記内側位置から前記外側位置へ移動する方向において、前記排出開口と前記グリップとの間に位置する被ガイド部を、有することを特徴とする、画像形成装置。
【請求項6】
前記ドロワは、
前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記感光ドラムをガイドする第3ガイドを、有することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記トナーカートリッジは、前記トナーを排出可能な排出開口を、有し、
前記トナーカートリッジは、前記排出開口を閉じる第1閉位置と、前記排出開口が開く第1開位置との間を移動可能な第1シャッタを、備え、
前記ドラムカートリッジは、前記トナーカートリッジの前記排出開口から排出された前記トナーを受け入れ可能な受入開口を、有し、
前記ドラムカートリッジは、前記受入開口を閉じる第2閉位置と、前記受入開口が開く第2開位置との間を移動可能な第2シャッタを、備え、
前記第2シャッタは、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着された状態で、前記第1シャッタとともに移動可能であり、前記第1シャッタが前記第1閉位置に位置する状態で前記第2閉位置に位置し、前記第1シャッタが前記第1開位置に位置する状態で前記第2開位置に位置することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記第2ガイドは、前記トナーカートリッジの前記第1シャッタをガイドすることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1シャッタは、突起を有し、
前記第2シャッタは、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着された状態で前記突起が嵌まる溝を有し、
前記第2シャッタは、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着された状態で、前記突起が前記溝に嵌まることにより、前記第1シャッタとともに移動可能になり、
前記トナーカートリッジが前記ドロワに装着されるときに、前記第1ガイドおよび前記第2ガイドは、前記第1シャッタの前記突起をガイドすることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記トナーカートリッジは、
前記第1シャッタと連動するハンドルであって、前記第1シャッタが前記第1閉位置に位置する第1位置と、前記第1シャッタが前記第1開位置に位置する第2位置との間を回動可能なハンドルを、備えることを特徴とする、請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記排出開口は、前記筐体内に位置し、
前記ハンドルは、
前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記筐体外に位置するグリップを有し、
前記筐体は、前記ドロワをガイドする第4ガイドを有し、
前記ドロワは、
前記第4ガイドにガイドされる被ガイド部であって、前記トナーカートリッジと前記ドラムカートリッジとが前記ドロワに装着され、前記ドロワが前記外側位置に位置した状態で、前記ドロワが前記内側位置から前記外側位置へ移動する方向において、前記排出開口と前記グリップとの間に位置する被ガイド部を、有することを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記ドロワは、前記ドラムカートリッジが前記ドロワに装着された状態で前記ドラムカートリッジがロックされるロック部を、有することを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記ロック部は、溝であり、
前記ドラムカートリッジは、前記ロック部に嵌まるロック突起を有することを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記ドロワは、前記ドロワに前記ドラムカートリッジをロックするロック位置と、前記ドロワに対する前記ドラムカートリッジのロックが解除されるロック解除位置との間を移動可能なロックレバーを有することを特徴とする、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、本体筐体と、ドロワと、プロセスカートリッジとを備える。ドロワは、本体筐体内に位置する内側位置と、本体筐体外に位置する外側位置との間を移動可能である。プロセスカートリッジは、ドロワに装着可能である。プロセスカートリッジは、感光ドラムと現像ローラとを有し、トナーを収容可能である(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-110097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるような画像形成装置では、プロセスカートリッジは、感光ドラムと現像ローラとを備えている。
【0005】
そのため、例えば、プロセスカートリッジ内のトナー残量が少なくなった場合などに、感光ドラムを交換する必要は無くても、感光ドラムを含めたプロセスカートリッジ全体を交換しなければならず、コストの低減を図ることが困難である。
【0006】
そこで、本開示の目的は、ドロワを備える画像形成装置において、感光ドラムおよび現像ローラを有するドラムカートリッジと、トナーを収容するトナーカートリッジとを個別に交換することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示の画像形成装置は、筐体と、ドロワと、ドラムカートリッジと、トナーカートリッジとを備える。ドロワは、内側位置と、外側位置との間を移動可能である。ドロワが内側位置に位置した状態で、ドロワは、筐体内に位置する。ドロワが外側位置に位置した状態で、ドロワは、筐体外に位置する。ドラムカートリッジは、感光ドラムと現像ローラとを有する。ドラムカートリッジは、ドロワに装着可能である。トナーカートリッジは、トナーを収容する。トナーは、現像ローラに供給される。トナーカートリッジは、ドロワに装着可能である。
【0008】
ドロワは、第1ガイドを有する。トナーカートリッジがドロワに装着されるときに、第1ガイドは、トナーカートリッジをガイドする。
【0009】
ドラムカートリッジは、第2ガイドを有する。ドラムカートリッジがドロワに装着された状態で、第2ガイドは、第1ガイドと接続される。ドラムカートリッジがドロワに装着された状態で、トナーカートリッジがドロワに装着されるときに、第2ガイドは、トナーカートリッジをガイドする。
【0010】
このような構成によれば、画像形成装置は、ドロワと、ドラムカートリッジと、トナーカートリッジとを備える。ドラムカートリッジは、感光ドラムと現像ローラとを有し、ドロワに装着可能である。また、トナーカートリッジは、トナーを収容し、ドロワに装着可能である。
【0011】
そのため、ドロワを備える画像形成装置において、感光ドラムと現像ローラとを有するドラムカートリッジと、トナーを収容するトナーカートリッジとを個別に交換することができる。
【0012】
これにより、ドラムカートリッジとトナーカートリッジとを、それぞれの寿命に応じて、適切な時期に交換することができる。
【0013】
また、このような構成によれば、ドラムカートリッジがドロワに装着された状態で、ドラムカートリッジの第2ガイドが、ドロワの第1ガイドと接続される。
【0014】
これにより、トナーカートリッジがドロワに装着されるときに、ドロワの第1ガイドと、ドラムカートリッジの第2ガイドとによって、トナーカートリッジをガイドすることができる。
【0015】
その結果、ドラムカートリッジの小型化を図りつつ、ドロワを利用して、ドラムカートリッジまでトナーカートリッジをガイドできる。
【0016】
(2)ドラムカートリッジがドロワに装着されるときに、第1ガイドは、ドラムカートリッジをガイドしてもよい。
【0017】
このような構成によれば、トナーカートリッジをガイドする第1ガイドを利用して、ドラムカートリッジをガイドすることができる。
【0018】
そのため、ドロワの構成が複雑化することを抑制しつつ、ドラムカートリッジを円滑にドロワに装着できる。
【0019】
(3)ドロワは、第3ガイドを有してもよい。ドラムカートリッジがドロワに装着されるときに、第3ガイドは、感光ドラムをガイドする。
【0020】
このような構成によれが、ドロワの第3ガイドにより、感光ドラムをドロワに対して特定の位置までガイドできる。
【0021】
(4)トナーカートリッジは、排出開口を有してもよい。排出開口は、トナーを排出可能である。トナーカートリッジは、第1シャッタを備えてもよい。第1シャッタは、第1閉位置と、第1開位置との間を移動可能である。第1シャッタが第1閉位置に位置する場合、第1シャッタは、排出開口を閉じる。第1シャッタが第1閉位置に位置する場合、排出開口が、開く。ドラムカートリッジは、受入開口を有してもよい。受入開口は、トナーカートリッジの排出開口から排出されたトナーを、受け入れ可能である。ドラムカートリッジは、第2シャッタを備えてもよい。第2シャッタは、第2閉位置と、第2開位置との間を移動可能である。第2シャッタが第2閉位置に位置する場合、第2シャッタは、受入開口を閉じる。第2シャッタが第2開位置に位置する場合、受入開口が、開く。トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着された状態で、第2シャッタは、第1シャッタとともに移動可能であってもよい。第1シャッタが第1閉位置に位置する状態で、第2シャッタは、第2閉位置に位置する。第1シャッタが第1開位置に位置する状態で、第2シャッタは、第2開位置に位置する。
【0022】
(5)トナーカートリッジがドロワに装着されるときに、第2ガイドは、トナーカートリッジの第1シャッタをガイドしてもよい。
【0023】
(6)第1シャッタは、突起を有してもよい。第2シャッタは、溝を有してもよい。トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着された状態で、突起は、溝に嵌まる。トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着された状態で、突起が溝に嵌まることにより、第2シャッタは、第1シャッタとともに移動可能になる。トナーカートリッジがドロワに装着されるときに、第1ガイドおよび第2ガイドは、第1シャッタの突起をガイドしてもよい。
【0024】
(7)トナーカートリッジは、ハンドルを備えてもよい。ハンドルは、第1シャッタと連動する。ハンドルは、第1位置と、第2位置との間を回動可能である。ハンドルが第1位置に位置する場合、第1シャッタは、第1閉位置に位置する。ハンドルが第2位置に位置する場合、第1シャッタは、第1開位置に位置する。
【0025】
(8)ドラムカートリッジがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、第2ガイドは、筐体内に位置してもよい。
【0026】
このような構成によれば、第2ガイドが筐体内に位置する程度、ドロワを引き出した状態で、トナーカートリッジをドロワに装着することができる。
【0027】
その結果、ドロワを引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジを交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0028】
(9)ドラムカートリッジがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、感光ドラムは、筐体内に位置してもよい。
【0029】
このような構成によれば、ドロワが外側位置に位置した状態で、感光ドラムに筐体外の光が当たることを抑制できる。
【0030】
そのため、光による感光ドラムの劣化を抑制できる。
【0031】
また、このような構成によれば、感光ドラムが筐体内に位置する程度、ドロワを引き出した状態で、トナーカートリッジをドロワに装着することができる。
【0032】
その結果、ドロワを引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジを交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0033】
(10)ドラムカートリッジは、現像筐体を有してもよい。現像筐体は、現像ローラを支持する。ドラムカートリッジがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、現像筐体は、筐体内に位置してもよい。
【0034】
このような構成によれば、現像筐体が筐体内に位置する程度、ドロワを引き出した状態で、トナーカートリッジをドロワに装着することができる。
【0035】
その結果、ドロワを引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジを交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0036】
(11)トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、排出開口は、筐体内に位置してもよい。ハンドルは、グリップを有してもよい。トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、グリップは、筐体外に位置する。筐体は、第4ガイドを有してもよい。第4ガイドは、ドロワをガイドする。ドロワは、被ガイド部を有する。被ガイド部は、第4ガイドにガイドされる。トナーカートリッジとドラムカートリッジとがドロワに装着され、ドロワが外側位置に位置した状態で、ドロワが内側位置から外側位置へ移動する方向において、被ガイド部は、排出開口とグリップとの間に位置してもよい。
【0037】
このような構成によれば、ハンドルを第1位置と第2位置との間で回動させることによって生じるトルクを、被ガイド部で受けることができる。
【0038】
そのため、トルクによって画像形成装置が倒れることを抑制し、ハンドルを円滑に回動させることができる。
【0039】
(12)ドロワは、ロック部を有してもよい。ドラムカートリッジがドロワに装着された状態で、ドラムカートリッジは、ロック部にロックされる。
【0040】
このような構成によれば、トナーカートリッジをドロワから取り外すときに、ドラムカートリッジがドロワから外れることを抑制できる。
【0041】
そのため、ドラムカートリッジがドロワに装着された状態で、トナーカートリッジを円滑に交換することができる。
【0042】
(13)ロック部は、溝であってもよい。ドラムカートリッジは、ロック突起を有してもよい。ロック突起は、ロック部に嵌まる。
【0043】
(14)ドロワは、ロックレバーを有してもよい。ロックレバーは、ロック位置と、ロック解除位置との間を移動可能である。ロックレバーがロック位置に位置する場合、ロックレバーは、ドロワにドラムカートリッジをロックする。ロックレバーがロック解除位置に位置する場合、ドロワに対するドラムカートリッジのロックが、解除される。
【発明の効果】
【0044】
本開示の画像形成装置によれば、ドロワを備える画像形成装置において、感光ドラムおよび現像ローラを有するドラムカートリッジと、トナーを収容するトナーカートリッジとを個別に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1図1は、画像形成装置の概略図である。
図2図2は、ドロワの移動を説明するための説明図であって、図1に示すドロワが外側位置に位置した状態を示す。
図3図3は、ドロワに対するドラムカートリッジの装着を説明するための説明図であって、図2に示すドロワから、ドラムカートリッジと現像カートリッジとが取り外された状態を示す。
図4図4は、ドロワに対する現像カートリッジの装着を説明するための説明図であって、図3に示すドロワにドラムカートリッジが装着された状態を示す。
図5図5は、図1に示すドロワの平面図である。
図6図6は、図5に示すドロワのA-A断面図である。
図7図7は、図1に示すドラムカートリッジの平面図である。
図8図8Aは、図7に示すドラムカートリッジのB-B断面図であって、シャッタが閉位置に位置する状態を示す。図8Bは、図8Aに示すドラムカートリッジであって、シャッタが開位置に位置する状態を示す。
図9図9Aは、図7に示すドラムカートリッジの側面図である。図9Bは、図7に示すドラムカートリッジの側面図であって、図9Aとは反対の方向から見た側面図である。
図10図10Aは、図7に示すドラムカートリッジのC-C断面図であって、シャッタが閉位置に位置する状態を示す。図10Bは、図10Aに示すドラムカートリッジであって、シャッタが開位置に位置する状態を示す。
図11図11は、図4に示すシャッタが閉位置に位置した状態のトナーカートリッジの平面図である。
図12図12Aは、図11に示すトナーカートリッジのD-D断面図であって、シャッタが閉位置に位置する状態を示す。図12Bは、図12Aに示すトナーカートリッジであって、シャッタが開位置に位置する状態を示す。
図13図13Aは、図11に示すトナーカートリッジのE-E断面図であって、シャッタが閉位置に位置する状態を示す。図13Bは、図13Aに示すトナーカートリッジであって、シャッタが開位置に位置する状態を示す。
図14図14は、図11に示すトナーカートリッジの側面図である。
図15図15は、変形例を説明する説明図である。
図16図16は、図15とともに変形例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
1.画像形成装置1
図1から図4を参照して、画像形成装置1について説明する。
【0047】
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、シート供給部3と、ドロワ4と、ドラムカートリッジ5と、トナーカートリッジ6と、露光装置7と、転写ローラ8と、定着装置9とを備える。なお、画像形成装置1は、単色印刷専用の画像形成装置である。そのため、画像形成装置1は、1つのドラムカートリッジ5と、1つのトナーカートリッジ6とを備える。
【0048】
1.1 筐体2
筐体2は、シート供給部3と、ドロワ4と、ドラムカートリッジ5と、トナーカートリッジ6と、露光装置7と、転写ローラ8と、定着装置9とを収容する。筐体2は、図1および図2に示すように、開口2Aを有する。筐体2は、カバー2Bを備える。
【0049】
カバー2Bは、閉位置(図1参照)と、開位置(図2参照)との間を移動可能である。カバー2Bが閉位置に位置した状態で、カバー2Bは、開口2Aを閉じる。カバー2Bが開位置に位置した状態で、開口2Aは、開く。
【0050】
1.2 シート供給部3
図1に示すように、シート供給部3は、感光ドラム10にシートSを供給可能である。感光ドラム10については、後で説明する。シート供給部3は、シートカセット3Aと、ピックアップローラ3Bと、搬送ローラ3Cと、マルチパーパストレイ3Dと、ピックアップローラ3Eと、搬送ローラ3Fと、搬送ローラ3Gとを備える。
【0051】
シートカセット3Aは、シートSを収容可能である。ピックアップローラ3Bは、シートカセット3A内のシートSをピックアップする。ピックアップローラ3Bは、ピックアップしたシートSを搬送ローラ3Cに向かって搬送する。搬送ローラ3Cは、ピックアップローラ3BからのシートSを搬送ローラ3Gに向かって搬送する。
【0052】
マルチパーパストレイ3Dは、シートSを載せることができる。ピックアップローラ3Eは、マルチパーパストレイ3Dに載せられたシートSをピックアップする。ピックアップローラ3Eは、ピックアップしたシートSを搬送ローラ3Fに向かって搬送する。搬送ローラ3Fは、ピックアップローラ3EからのシートSを搬送ローラ3Gに向かって搬送する。
【0053】
搬送ローラ3Gは、搬送ローラ3CからのシートS、または、搬送ローラ3Fからのシートを感光ドラム10に向かって搬送する。
【0054】
1.3 ドロワ4
図1および図2に示すように、ドロワ4は、内側位置(図1参照)と、外側位置(図2参照)との間を、第1方向に移動可能である。第1方向は、上下方向と交差する。ドロワ4は、内側位置から外側位置に向かうにつれて、下がる。
【0055】
詳しくは、筐体2は、ガイド2C(図2参照)を有する。ガイド2Cは、ドロワ4をガイドする。ガイド2Cは、第1方向に延びる。ガイド2Cは、第1端部E1と、第2端部E2とを有する。第1方向において、第2端部E2は、第1端部E1から離れて位置する。第2端部E2は、第1方向において、第1端部E1とカバー2Bとの間に位置する。
【0056】
そして、図1に示すように、ドロワ4の被ガイド部22A(図5参照)がガイド2Cの第1端部E1に嵌まる位置が、内側位置である。被ガイド部22Aについては、後で説明する。ドロワ4が内側位置に位置した状態で、ドロワ4の全部は、筐体2内に位置する。また、図2に示すように、ドロワ4の被ガイド部23A(図5参照)がガイド2Cの第2端部E2に嵌まる位置が、外側位置である。被ガイド部23Aについては、後で説明する。ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ドロワ4の少なくとも一部は、筐体2外に位置する。
【0057】
1.4 ドラムカートリッジ5
図3および図4に示すように、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ドラムカートリッジ5は、ドロワ4に装着可能である。図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ドラムカートリッジ5の少なくとも一部は、筐体2内に位置する。図1に示すように、ドラムカートリッジ5は、感光ドラム10と、帯電ローラ11と、現像装置12とを備える。
【0058】
感光ドラム10は、軸A1について回転可能である。軸A1は、第2方向に延びる。第2方向は、第1方向および上下方向と交差する。好ましくは、第2方向は、第1方向および上下方向と直交する。感光ドラム10は、第2方向に延びる。感光ドラム10は、円筒形状を有する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置する状態(図2参照)で、感光ドラム10は、筐体2内に位置する。
【0059】
帯電ローラ11は、感光ドラム10の表面を帯電させることができる。帯電ローラ11は、感光ドラム10の表面に接触する。なお、ドラムカートリッジ5は、帯電ローラ11の代わりに、スコロトロン型の帯電装置を備えてもよい。
【0060】
現像装置12は、感光ドラム10にトナーを供給可能である。詳しくは、現像装置12は、現像筐体12Aと、現像ローラ12Bとを備える。すなわち、ドラムカートリッジ5は、現像筐体12Aと、現像ローラ12Bとを有する。
【0061】
現像筐体12Aは、感光ドラム10に供給されるトナーを収容する。現像筐体12Aは、現像ローラ12Bを支持する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態(図4参照)で、現像筐体12Aは、筐体2内に位置する。
【0062】
現像ローラ12Bは、軸A2について回転可能である。軸A2は、第2方向に延びる。現像ローラ12Bは、感光ドラム10と接触する。現像ローラ12Bは、現像筐体12A内のトナーを感光ドラム10に供給可能である。
【0063】
1.5 トナーカートリッジ6
トナーカートリッジ6は、現像装置12に供給されるトナーを収容する。言い換えると、トナーカートリッジ6は、現像ローラ12Bに供給されるトナーを収容する。図2および図4に示すように、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、トナーカートリッジ6は、ドロワ4に装着可能である。詳しくは、ドロワ4が外側位置に位置し、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、トナーカートリッジ6は、ドロワ4に装着可能である。
【0064】
1.6 露光装置7
図1に示すように、ドラムカートリッジ5およびトナーカートリッジ6がドロワ4に装着され、ドロワ4が内側位置に位置した状態で、露光装置7は、感光ドラム10の表面を露光可能である。具体的には、露光装置7は、レーザースキャンユニットである。
【0065】
感光ドラム10の表面が帯電ローラ11によって帯電された状態で、露光装置7が感光ドラム10の表面を露光することにより、潜像が、感光ドラム10の表面に形成される。そして、感光ドラム10の表面に潜像が形成された状態で、現像装置12が感光ドラム10の表面にトナーを供給することにより、トナー像が、感光ドラム10の表面に形成される。
【0066】
1.7 転写ローラ8
ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が内側位置に位置した状態で、転写ローラ8は、感光ドラム10と接触する。搬送ローラ3GからのシートSは、転写ローラ8と感光ドラム10との間を通る。このとき、転写ローラ8は、感光ドラム10の表面に形成されたトナー像を、シートSに転写する。
【0067】
1.8 定着装置9
定着装置9は、トナー像が転写されたシートSを加熱および加圧して、トナー像をシートSに定着させる。定着装置9を通過したシートSは、筐体2の上面に排紙される。
【0068】
2.ドロワ4の詳細
次に、図5および図6を参照して、ドロワ4の詳細について説明する。
【0069】
図5に示すように、ドロワ4は、トレイ形状を有する。ドロワ4は、第1方向および第2方向に延びる。ドロワ4は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。ドロワ4は、側板21A、21Bと、被ガイド部22A、23Aと、被ガイド部22B、23Bと、底板24と、ドロワグリップ25とを備える。
【0070】
2.1 側板21A
側板21Aは、第2方向におけるドロワ4の第1端部に位置する。側板21Aは、第1方向に延びる。側板21Aは、第1方向において、第1端部E11と第2端部E12とを有する。第2端部E12は、第1方向において、第1端部E11から離れて位置する。側板21Aは、第2方向において、第1面S1と第2面S2とを有する。第2面S2は、第2方向において、第1面S1と側板21Bとの間に位置する。
【0071】
図5および図6に示すように、側板21Aは、ガイド26Aと、ガイド27Aと、受入部28Aと、受入部29Aと、ロック部30Aとを有する。すなわち、ドロワ4は、ガイド26Aと、ガイド27Aと、ロック部30Aとを有する。
【0072】
2.1.1 ガイド26A
図5に示すように、ガイド26Aは、側板21Aの第2面S2に設けられる。
【0073】
図6に示すように、ガイド26Aは、第1方向に延びる。ガイド26Aは、第1方向に対して傾斜する。ガイド26Aは、側板21Aの第2端部E12に近づくにつれて底板24に近づく。ガイド26Aは、第1端部261と、第2端部262とを有する。第1端部261は、第1方向において、側板21Aの第1端部E11と、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。第2端部262は、第1方向において、第1端部261と、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるとき(図3および図4参照)に、ガイド26Aは、ドラムカートリッジ5の側板311A(図8A参照)をガイドする。側板311Aについては、後で説明する。トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるとき(図2および図4参照)に、ガイド26Aは、トナーカートリッジ6の被ガイド部46A(図11参照)をガイドする。被ガイド部46Aについては、後で説明する。
【0074】
2.1.2 ガイド27A
図6に示すように、ガイド27Aは、側板21Aのエッジに設けられる。なお、ガイド27Aは、側板21Aの第2面S2に設けられてもよい。ガイド27Aは、第1方向に延びる。ガイド27Aは、第1方向に対して傾斜する。ガイド27Aは、第2端部E12に近づくにつれて底板24に近づく。ガイド27Aは、第1端部271と、第2端部272とを有する。第1端部271は、第1方向において、側板21Aの第1端部E11と、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。第1端部271は、第1方向において、ガイド26Aの第1端部261と、ガイド26Aの第2端部262との間に位置する。第2端部272は、第1方向において、第1端部271と、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。第2端部272は、第1方向において、ガイド26Aの第2端部262と、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるとき(図3および図4参照)に、ガイド27Aは、ドラムカートリッジ5の被ガイド部32A(図7参照)をガイドする。これにより、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるときに、ガイド27Aは、被ガイド部32Aを介して、感光ドラム10をガイドする。被ガイド部32Aについては、後で説明する。
【0075】
図5に示すように、ガイド27Aは、第2方向において、ガイド26Aに対して、側板21Bの反対側に位置する。言い換えると、ガイド26Aは、第2方向において、ガイド27Aと側板21Bとの間に位置する。ガイド27Aは、第2方向において、ガイド26Aと、被ガイド部22Aとの間に位置する。
【0076】
2.1.3 受入部28A
図6に示すように、受入部28Aは、第1方向において、ガイド26Aと、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態(図4参照)で、受入部28Aは、ドラムカートリッジ5の側板311A(図7参照)を受け入れる。
【0077】
2.1.4 受入部29A
受入部29Aは、第1方向において、ガイド27Aと、側板21Aの第2端部E12との間に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態(図4参照)で、受入部28Aは、ドラムカートリッジ5の被ガイド部32A(図7参照)を受け入れる。
【0078】
図5に示すように、受入部29Aは、第2方向において、受入部28Aに対して、側板21Bの反対側に位置する。言い換えると、受入部28Aは、第2方向において、受入部29Aと側板21Bとの間に位置する。
【0079】
2.1.5 ロック部30A
図6に示すように、ロック部30Aは、側板21Aのエッジに設けられる。なお、ロック部30Aは、側板21Aの第2面S2に設けられてもよい。ロック部30Aは、第1方向において、ガイド27Aの第1端部271と、ガイド27Aの第2端部272との間に位置する。ロック部30Aは、溝である。ロック部30Aは、突起301を有する。突起301は、ロック部30A内に位置する。突起301は、板ばねであってもよい。
【0080】
図5に示すように、ロック部30Aは、第2方向において、ガイド26Aに対して、側板21Bの反対側に位置する。ロック部30Aは、第2方向において、ガイド26Aと、被ガイド部22Aとの間に位置する。
【0081】
2.2 側板21B
図5に示すように、側板21Bは、第2方向におけるドロワ4の第2端部に位置する。側板21Bは、第2方向において、側板21Aから離れて位置する。側板21Bは、第1方向に延びる。側板21Bは、ガイド26Bと、ガイド27Bと、受入部28Bと、受入部29Bと、ロック部30Bとを有する。側板21Bについての説明は、側板21Aについての説明と同様である。そのため、側板21Bについての説明は、省略される。
【0082】
2.3 被ガイド部22A、22B
図6に示すように、被ガイド部22Aは、第1方向において、側板21Aの第2端部E12と、ロック部30Aとの間に位置する。被ガイド部22Aは、第1方向において、受入部29Aと、ロック部30Aとの間に位置する。
【0083】
図5に示すように、被ガイド部22Aは、第2方向において、側板21Aに対して、側板21Bの反対側に位置する。被ガイド部22Aは、側板21Aの第1面S1に位置する。被ガイド部22Aは、突起である。被ガイド部22Aは、側板21Aの第1面S1から延びる。被ガイド部22Aは、側板21Aの第1面S1に取り付けられてもよい。被ガイド部22Aは、円筒形状を有する。被ガイド部22Aは、筐体2のガイド2C(図1参照)に嵌まる。被ガイド部22Aは、ガイド2Cにガイドされる。
【0084】
被ガイド部22Bは、第2方向において、側板21Bに対して、側板21Aの反対側に位置する。被ガイド部22Bは、第2方向において、被ガイド部22Aから離れて位置する。被ガイド部22Bを第2方向に投影した場合、被ガイド部22Bは、被ガイド部22Aと一致する。被ガイド部22Bについての説明は、被ガイド部22Aについての説明と同様である。そのため、被ガイド部22Bについての説明は、省略される。
【0085】
2.4 被ガイド部23A、23B
図6に示すように、被ガイド部23Aは、第1方向において、被ガイド部22Aから離れて位置する。被ガイド部23Aは、第1方向において、被ガイド部22Aと、ロック部30Aとの間に位置する。
【0086】
図5に示すように、被ガイド部23Aは、第2方向において、側板21Aに対して、側板21Bの反対側に位置する。被ガイド部23Aは、側板21Aの第1面S1に位置する。被ガイド部23Aは、突起である。被ガイド部23Aは、側板21Aの第1面S1から延びる。被ガイド部23Aは、側板21Aの第1面S1に取り付けられてもよい。被ガイド部23Aは、円筒形状を有する。被ガイド部23Aは、筐体2のガイド2C(図1参照)に嵌まる。被ガイド部23Aは、ガイド2Cにガイドされる。
【0087】
被ガイド部23Bは、第2方向において、側板21Bに対して、被ガイド部23Aの反対側に位置する。被ガイド部23Bは、第2方向において、被ガイド部23Aから離れて位置する。被ガイド部23Bを第2方向に投影した場合、被ガイド部23Bは、被ガイド部23Aと一致する。被ガイド部23Bについての説明は、被ガイド部23Aについての説明と同様である。そのため、被ガイド部23Bについての説明は、省略される。
【0088】
2.5 底板24
底板24は、第2方向において、側板21Aと側板21Bとの間に位置する。底板24は、第1方向および第2方向に延びる。底板24は、側板21Aおよび側板21Bと接続される。
【0089】
2.6 ドロワグリップ25
ドロワグリップ25は、ユーザがドロワ4を内側位置と外側位置との間で移動させるときに、ユーザによって掴まれる。ドロワグリップ25は、第1方向におけるドロワ4の端部に位置する。ドロワグリップ25は、第2方向に延びる。ドロワグリップ25は、第2方向において、第1端部と第2端部とを有する。ドロワグリップ25の第1端部は、ドロワ側板21Aの第1端部E11と接続する。ドロワグリップ25の第2端部は、ドロワ側板21Bの第1端部と接続する。
【0090】
3.ドラムカートリッジ5の詳細
次に、図7から図10Bを参照して、ドラムカートリッジ5の詳細について説明する。
【0091】
図7に示すように、ドラムカートリッジ5は、第2方向に延びる。ドラムカートリッジ5は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。ドラムカートリッジ5は、上記した感光ドラム10、帯電ローラ11(図1参照)および現像装置12(図1参照)に加えて、フレーム31と、被ガイド部32A、32Bと、ロック突起33A、33Bと、シール34(図8A参照)と、シャッタ35(図8A参照)と、ドラムクリーナ36と、廃トナー搬送管37とを備える。
【0092】
3.1 フレーム31
フレーム31は、感光ドラム10、帯電ローラ11、現像装置12、シャッタ35およびドラムクリーナ36を支持する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置する状態(図2参照)で、フレーム31の少なくとも一部は、筐体2内に位置する。フレーム31は、側板311A、311Bと、連結部312とを備える。
【0093】
3.1.1 側板311A
側板311Aは、第2方向において、ドラムカートリッジ5の第1端部に位置する。側板311Aは、軸A1と交差する方向に延びる。好ましくは、側板311Aは、軸A1と直交する方向に延びる。具体的には、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、側板311Aは、第1方向に延びる。側板311Aは、第2方向において、第1面S11と第2面S12とを有する。第2面S12は、第2方向において、第1面S11と側板311Bとの間に位置する。側板311Aは、ガイド313A(図8A参照)と、穴314A(図7参照)と、穴315A(図9A参照)と、穴316A(図9A参照)とを有する。言い換えると、ドラムカートリッジ5は、ガイド313Aを有する。
【0094】
3.1.1.1 ガイド313A
図7および図8Aに示すように、ガイド313Aは、側板311Aの第2面S12に設けられる。ガイド313Aは、第1方向において、シャッタ35に対して感光ドラム10の反対側に位置する。
【0095】
ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態(図4参照)で、ガイド313Aは、ドロワ4のガイド26Aが延びる方向に延びる。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ガイド313Aは、ガイド26Aと接続される。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、ガイド313Aには、トナーカートリッジ6の被ガイド部46A(図11参照)が嵌まる。被ガイド部46Aについては、後で説明する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、ガイド313Aは、トナーカートリッジ6をガイドする。
【0096】
また、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置する状態(図4参照)で、ガイド313Aの少なくとも一部は、筐体2内に位置する。
【0097】
3.1.1.2 穴314A
図7に示すように、穴314Aは、貫通穴である。穴314Aには、感光ドラム10の端部が挿入される。
【0098】
詳しくは、感光ドラム10は、ドラム本体101と、フランジ102A、102Bとを有する。ドラム本体101は、第2方向に延びる。ドラム本体101は、円筒形状を有する。ドラム本体101は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。フランジ102Aは、ドラム本体101の第1端部に位置する。フランジ102Aは、ドラム本体101の第1端部に取り付けられる。フランジ102Aは、第2方向に延びる。フランジ102Aは、円筒形状を有する。フランジ102Bは、ドラム本体101の第2端部に位置する。フランジ102Bは、ドラム本体101の第2端部に取り付けられる。フランジ102Bは、第2方向に延びる。フランジ102Bは、円筒形状を有する。穴314Aには、フランジ102Aが挿入される。
【0099】
3.1.1.3 穴315A、316A
図9Aに示すように、穴315Aは、長穴である。穴315Aは、軸A2から軸A1へ向かう方向に延びる。穴315Aには、現像ローラ12Bのシャフト12Cが挿入される。穴315Aは、現像ローラ12Bを、軸A2から軸A1へ向かう方向に、ガイドする。
【0100】
穴316Aは、長穴である。穴316Aは、第1方向に延びる。穴315Aには、現像装置12のボス12Dが挿入される。これにより、現像装置12は、側板311Aに支持される。
【0101】
3.1.2 側板311B
図7に示すように、側板311Bは、第2方向におけるドロワ4の第2端部に位置する。側板311Bは、第2方向において、側板311Aから離れて位置する。図7および図9Aに示すように、側板311Bは、ガイド313B(図10B参照)と、穴314B(図7参照)と、穴315B(図9B参照)と、穴316B(図9B参照)とを有する。側板311Bは、側板311Aと同様に説明される。そのため、側板311Bについての説明は、省略される。
【0102】
3.1.3 連結部312
図8Aに示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、連結部312は、現像装置12の上に位置する。ドラムカートリッジ5およびトナーカートリッジ6がドロワ4に装着された状態で、連結部312は、トナーカートリッジ6のトナー供給部412(図12A参照)および廃トナー受入部414(図13A参照)と連結される。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、第1方向において、連結部312は、感光ドラム10とロック突起33Aとの間に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、第1方向において、連結部312は、感光ドラム10とガイド313Aとの間に位置する。
【0103】
図7に示すように、連結部312は、第2方向において、側板311Aと側板311Bとの間に位置する。連結部312は、第2方向に延びる。連結部312は、第2方向において、第1端部と第2端部とを有する。第2端部は、第2方向において、第1端部から離れて位置する。第2方向における連結部312の第1端部は、側板311Aと接続する。第2方向における連結部312の第2端部は、側板311Bと接続する。連結部312は、半円筒形状を有する。連結部312は、廃トナー排出開口312Aと、受入開口312Bとを有する。言い換えると、ドラムカートリッジ5は、廃トナー排出開口312Aと、受入開口312Bとを有する。
【0104】
廃トナー排出開口312Aは、第2方向における連結部312の第1端部に位置する。廃トナー排出開口312Aは、廃トナー搬送管37によって搬送されたトナーを、排出可能である。廃トナー排出開口312Aは、廃トナー搬送管37の内部空間と通じる。
【0105】
受入開口312Bは、第2方向における連結部312の第2端部に位置する。ドラムカートリッジ5およびトナーカートリッジ6がドロワ4に装着された状態(図1参照)で、受入開口312Bは、トナーカートリッジ6の排出開口415から排出されたトナーを、受け入れ可能である。排出開口415については、後で説明する。
【0106】
図8Aに示すように、受入開口312Bは、現像筐体12Aの内部空間と通じる。詳しくは、現像筐体12Aは、貫通穴121を有する。貫通穴121は、現像筐体12Aの内部空間と通じる。受入開口312Bは、貫通穴121と通じる。受入開口312Bは、貫通穴121を介して、現像筐体12Aの内部空間と通じる。
【0107】
3.2 被ガイド部32A
図7に示すように、被ガイド部32Aは、第2方向において、側板311Aに対して側板311Bの反対側に位置する。被ガイド部32Aは、側板311Aの第1面S11に位置する。被ガイド部32Aは、突起である。被ガイド部32Aは、側板311Aの第1面S11から延びる。被ガイド部32Aは、側板311Aの第1面S11に取り付けられてもよい。被ガイド部32Aは、第2方向に延びる。被ガイド部32Aは、軸A1に沿って延びる。被ガイド部32Aは、円筒形状を有する。
【0108】
本実施形態では、被ガイド部32Aには、第2方向における感光ドラム10の端部が嵌まる。被ガイド部32Aには、感光ドラム10のフランジ102Aが嵌まる。なお、被ガイド部32Aは、第2方向における感光ドラム10の端部であってもよい。被ガイド部32Aは、感光ドラム10のフランジ102Aであってもよい。また、被ガイド部32Aには、第2方向における感光ドラム10の端部が嵌まらなくてもよい。
【0109】
ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるとき(図3および図4参照)に、被ガイド部32Aは、ドロワ4のガイド27A(図3参照)によってガイドされる。そして、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、被ガイド部32Aは、ドロワ4の受入部29A(図3参照)に嵌まる。
【0110】
3.3 被ガイド部32B
被ガイド部32Bは、第2方向において、側板311Bに対して側板311Aの反対側に位置する。被ガイド部32Bは、第2方向において、被ガイド部32Aから離れて位置する。被ガイド部32Bについての説明は、被ガイド部32Aについての説明と同様である。そのため、被ガイド部32Bについての説明は、省略される。
【0111】
3.4 ロック突起33A
ロック突起33Aは、第2方向において、側板311Aに対して側板311Bの反対側に位置する。ロック突起33Aは、側板311Aの第1面S11に位置する。ロック突起33Aは、側板311Aの第1面S11から延びる。ロック突起33Aは、側板311Aの第1面S11に取り付けられてもよい。ロック突起33Aは、第2方向に延びる。ロック突起33Aは、円柱形状を有する。
【0112】
図8Aに示すように、ロック突起33Aは、第1方向において、被ガイド部32Aから離れて位置する。ロック突起33Aは、第1方向において、シャッタ35に対して、被ガイド部32Aの反対側に位置する。ロック突起33Aは、第1方向において、受入開口312Bに対して、被ガイド部32Aの反対側に位置する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ロック突起33Aは、ドロワ4のロック部30A(図6参照)に嵌まる。ロック突起33Aがロック部30Aに嵌まることにより、ドラムカートリッジ5は、ロック部30Aにロックされる。言い換えると、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ドラムカートリッジ5は、ロック部30Aにロックされる。ドラムカートリッジ5がロック部30Aにロックされることにより、ドラムカートリッジ5がドロワ4から外れることが、抑制される。
【0113】
3.5 ロック突起33B
図7に示すように、ロック突起33Bは、第2方向において、側板311Bに対して側板311Aの反対側に位置する。ロック突起33Bは、第2方向において、ロック突起33Aから離れて位置する。ロック突起33Bについての説明は、ロック突起33Aについての説明と同様である。そのため、ロック突起33Bについての説明は、省略される。
【0114】
3.6 シール34
図8Aに示すように、シール34は、連結部312と現像筐体12Aとの間に位置する。シール34は、連結部312と現像筐体12Aとの間をシールする。シール34は、受入開口312Bを囲み、かつ、貫通穴121も囲む。これにより、受入開口312Bに受け入れられたトナーが連結部312と現像筐体12Aとの間から漏れることを、抑制できる。シール34は、弾力を有する。具体的には、シール34は、スポンジである。
【0115】
3.7 シャッタ35
図8Aおよび図8Bに示すように、シャッタ35は、閉位置(図8A参照)と開位置(図8B参照)との間を移動可能である。シャッタ35は、閉位置と開位置との間を、軸A3について回転可能である。図8Aおよび図10Aに示すように、シャッタ35が閉位置に位置する場合、シャッタ35は、受入開口312Bおよび廃トナー排出開口312Aを閉じる。図8Bおよび図10Bに示すように、シャッタ35が開位置に位置する場合、受入開口312Bおよび廃トナー排出開口312Aが、開く。シャッタ35は、第2方向に延びる。シャッタ35は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを備える。図8Aおよび図10Aに示すように、シャッタ35は、側板351A(図8A参照)と、側板351B(図10A参照)と、シャッタ本体352とを備える。
【0116】
3.7.1 側板351A
図8Aに示すように、側板351Aは、第2方向におけるシャッタ35の第1端部に位置する。側板351Aは、フレーム31の側板311Aの第2面S12に位置する。側板351Aは、円板である。側板351Aは、軸A3について回転可能である。側板351Aは、溝353Aを有する。言い換えると、シャッタ35は、溝353Aを有する。
【0117】
溝353Aは、側板351Aの径方向に延びる。シャッタ35が閉位置に位置する状態で、溝353Aは、ガイド313Aと接続する。図8Bに示すように、シャッタ35が開位置に位置する状態で、溝353Aは、ガイド313Aと接続しない。ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とがドロワ4に装着された状態で、溝353Aには、トナーカートリッジ6の被ガイド部46A(図11参照)が嵌まる。
【0118】
3.7.2 側板351B
図10Aに示すように、側板351Bは、第2方向において、側板351Aから離れて位置する。側板351Bは、第2方向におけるシャッタ35の第2端部に位置する。側板351Bについての説明は、側板351Aについての説明と同様である。そのため、側板351Bについての説明は、省略される。
【0119】
3.7.2 シャッタ本体352
図8Aおよび図10Aに示すように、シャッタ本体352は、シャッタ35が閉位置に位置した状態で、廃トナー排出開口312Aと受入開口312Bとを閉じる。シャッタ本体352は、第2方向において、側板351Aと側板351Bとの間に位置する。シャッタ本体352は、第2方向に延びる。シャッタ本体352は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。第2方向におけるシャッタ本体352の第1端部は、側板351Aと接続する。第2方向におけるシャッタ本体352の第2端部は、側板351Bと接続する。シャッタ本体352は、側板351Aおよび側板351Bとともに、軸A3について回動可能である。
【0120】
3.8 ドラムクリーナ36
図7に示すように、ドラムクリーナ36は、第2方向において、側板311Aと側板311Bとの間に位置する。ドラムクリーナ36は、第2方向に延びる。ドラムクリーナ36は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。ドラムクリーナ36の第1端部は、側板311Aと接続する。ドラムクリーナ36の第2端部は、側板311Bと接続する。ドラムクリーナ36は、シートSに転写されずに感光ドラム10の表面に残った廃トナーを回収する。
【0121】
図8Aに示すように、ドラムクリーナ36は、クリーナ筐体361と、クリーニングブレード362と、オーガスクリュー363とを備える。
【0122】
3.8.1 クリーナ筐体361
図7に示すように、クリーナ筐体361は、第2方向において、側板311Aと側板311Bとの間に位置する。クリーナ筐体361は、第2方向に延びる。クリーナ筐体361は、第2方向において、第1端部と第2端部とを有する。クリーナ筐体361の第1端部は、側板311Aと接続する。クリーナ筐体361の第2端部は、側板311Bと接続する。
【0123】
図8Aに示すように、クリーナ筐体361は、開口364を有する。
【0124】
3.8.2 クリーニングブレード362
クリーニングブレード362は、クリーナ筐体361に取り付けられる。クリーニングブレード362のエッジは、感光ドラム10の表面に接触する。感光ドラム10が回転すると、感光ドラム10の表面の廃トナーは、クリーニングブレード362のエッジと接触して、感光ドラム10の表面から除去される。除去された廃トナーは、開口364を通ってクリーナ筐体361内に収容される。
【0125】
3.8.3 オーガスクリュー363
オーガスクリュー363は、クリーナ筐体361内に位置する。
【0126】
図7に示すように、オーガスクリュー363は、第2方向に延びる。オーガスクリュー363は、クリーナ筐体361内の廃トナーを、廃トナー搬送管37に向けて搬送する。
【0127】
3.9 廃トナー搬送管37
図7に示すように、廃トナー搬送管37は、ドラムクリーナ36から廃トナー排出開口312Aに、廃トナーを搬送する。詳しくは、廃トナー搬送管37は、クリーナ筐体361内の廃トナーを、廃トナー排出開口312Aに搬送する。
【0128】
図10Aに示すように、廃トナー搬送管37は、管371と、スクリュー372とを備える。
【0129】
管371は、第1端部と、第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。管371の第1端部は、ドラムクリーナ36のクリーナ筐体361(図7参照)と接続される。管371の第2端部は、連結部312と接続される。管371の内部空間は、クリーナ筐体361の内部空間、および、廃トナー排出開口312Aと通じる。これにより、図10Bに示すように、シャッタ35が開位置に位置する状態で、クリーナ筐体361内の廃トナーは、管371を通って、廃トナー排出開口312Aから排出される。
【0130】
スクリュー372は、管371内に位置する。スクリュー372は、管371内の廃トナーを廃トナー排出開口312Aに向けて搬送する。スクリュー372は、管371が延びる方向に延びる。スクリュー372は、オーガスクリュー363(図7参照)と接続される。スクリュー372は、オーガスクリュー363とともに回転可能である。具体的には、スクリュー372は、シャフトレス・スクリューである。
【0131】
4.トナーカートリッジ6の詳細
次に、図11から図14を参照して、トナーカートリッジ6の詳細について説明する。
【0132】
図11に示すように、トナーカートリッジ6は、第2方向に延びる。トナーカートリッジ6は、第2方向において、第1端部6Aと第2端部6Bとを有する。第2端部6Bは、第2方向において、第1端部6Aから離れて位置する。また、トナーカートリッジ6は、第1方向に延びる。トナーカートリッジ6は、第1方向において、第1端部6Cと第2端部6Dとを有する。第2端部6Dは、第1方向において、第1端部6Cから離れて位置する。図11および図12Aに示すように、トナーカートリッジ6は、トナーカートリッジ筐体41と、ベルトコンベヤー42と、アジテータ43と、オーガスクリュー44と、シャッタ45と、被ガイド部46Aと、被ガイド部46Bと、ハンドル47とを備える。
【0133】
4.1 トナーカートリッジ筐体41
トナーカートリッジ筐体41は、トナー収容部411と、トナー供給部412と、廃トナー収容部413と、廃トナー受入部414(図11参照)とを有する。
【0134】
4.1.1 トナー収容部411
トナー収容部411は、トナーを収容する。
【0135】
4.1.2 トナー供給部412
トナー供給部412は、第1方向におけるトナーカートリッジ6の第1端部6Cに位置する。ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とがドロワ4に装着された状態で、トナー供給部412は、ドラムカートリッジ5の現像装置12(図1参照)にトナーを供給可能である。図12Aに示すように、トナー供給部412は、トナー収容部411と接続される。トナー供給部412の内部空間は、トナー収容部411の内部空間と通じる。なお、トナー供給部412の内部空間は、廃トナー収容部413の内部空間、および、廃トナー受入部414(図11参照)の内部空間と通じない。
【0136】
図11に示すように、トナー供給部412は、第2方向に延びる。トナー供給部412は、円筒形状を有する。トナー供給部412は、排出開口415を有する。言い換えると、トナーカートリッジ6は、排出開口415を有する。
【0137】
排出開口415は、第2方向におけるトナーカートリッジ6の第2端部6Bに位置する。図12Aに示すように、排出開口415は、トナー供給部412の内部空間と通じる。排出開口415は、トナー供給部412内のトナーを排出可能である。トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態(図2参照)で、排出開口415は、筐体2内に位置する。
【0138】
4.1.3 廃トナー収容部413
図11に示すように、廃トナー収容部413は、廃トナーを収容する。図1に示すように、トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着された状態で、廃トナー収容部413は、トナー収容部411の下方に位置する。廃トナー収容部413の内部空間は、トナー収容部411の内部空間、および、トナー供給部412の内部空間と通じない。
【0139】
4.1.4 廃トナー受入部414
図11および図13Aに示すように、廃トナー受入部414は、第2方向におけるトナーカートリッジ6の第1端部6Aに位置する。廃トナー受入部414は、筒である。廃トナー受入部414が延びる方向において、廃トナー受入部414は、第1端部と第2端部とを有する。廃トナー受入部414の第1端部は、第1方向におけるトナーカートリッジ6の第1端部6Cに位置する。廃トナー受入部414の第1端部は、第2方向において、被ガイド部46Aとトナー供給部412との間に位置する。廃トナー受入部414の第2端部は、廃トナー収容部413と接続する。
【0140】
図13Aに示すように、廃トナー受入部414の内部空間は、廃トナー収容部413の内部空間と通じる。廃トナー受入部414の内部空間は、トナー収容部411の内部空間、および、トナー供給部412の内部空間と通じない。トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着された状態で、廃トナー受入部414の第2端部は、廃トナー受入部414の第1端部よりも下方に位置する。廃トナー受入部414は、廃トナー受入開口416を有する。また、廃トナー受入部414は、羽根417を有する。
【0141】
図11に示すように、廃トナー受入開口416は、廃トナー受入部414の第1端部に位置する。廃トナー受入開口416は、第1方向におけるトナーカートリッジ6の第1端部6Cに位置する。廃トナー受入開口416は、第2方向において、被ガイド部46Aとトナー供給部412との間に位置する。図13Aに示すように、廃トナー受入開口416は、廃トナー受入部414の内部空間と通じる。
【0142】
羽根417は、廃トナー受入部414の第1端部内に位置する。羽根417は、トナー供給部412のオーガスクリュー44(図11参照)とともに回転可能である。
【0143】
4.2 ベルトコンベヤー42
図12Aに示すように、ベルトコンベヤー42は、トナー収容部411内に位置する。ベルトコンベヤー42は、トナー収容部411内のトナーをアジテータ43に向けて搬送する。
【0144】
4.3 アジテータ43
アジテータ43は、トナー収容部411内に位置する。アジテータ43は、トナー収容部411内のトナーをトナー供給部412に搬送する。アジテータ43は、軸A4について回転可能である。トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着された状態で、アジテータ43の軸A4は、排出開口415よりも下方に位置する。
【0145】
4.4 オーガスクリュー44
オーガスクリュー44は、トナー供給部412内に位置する。図11に示すように、オーガスクリュー44は、第2方向に延びる。オーガスクリュー44は、トナー供給部412内のトナーを排出開口415に向けて搬送する。
【0146】
4.5 シャッタ45
図12Aおよび図12Bに示すように、シャッタ45は、閉位置(図12A参照)と、開位置(図12B参照)との間を移動可能である。図12Aに示すように、シャッタ45が閉位置に位置する場合、シャッタ45は、排出開口415を閉じる。また、図13Aに示すように、シャッタ45が開位置に位置する場合、シャッタ45は、廃トナー受入開口416も閉じる。図12Bに示すように、シャッタ45が開位置に位置する場合、排出開口415が、開く。また、図13Bに示すように、シャッタ45が開位置に位置する場合、廃トナー受入開口416も開く。
【0147】
図11に示すように、シャッタ45は、第2方向に延びる。シャッタ45は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。シャッタ45は、側板451A、451Bと、シャッタ本体452とを備える。
【0148】
4.5.1 側板451A、451B
図11および図14に示すように、側板451Aは、第2方向におけるシャッタ45の第1端部に位置する。側板451Aは、第2方向において、廃トナー受入部414の第1端部に対して、トナー供給部412の反対側に位置する。言い換えると、廃トナー受入部414の第1端部は、第2方向において、側板451Aとトナー供給部412との間に位置する。側板451Aは、円板である。側板451Aは、軸A5について回転可能である。
【0149】
図11に示すように、側板451Bは、第2方向におけるシャッタ45の第2端部に位置する。側板451Bは、第2方向において、側板451Aから離れて位置する。側板451Bは、第2方向において、トナー供給部412に対して、側板451Aの反対側に位置する。言い換えると、トナー供給部412は、側板451Aと側板451Bとの間に位置する。側板451Bについての説明は、側板451Aについての説明と同様である。そのため、側板451Bについての説明を省略する。
【0150】
4.5.2 シャッタ本体452
図12Aおよび図13Aに示すように、シャッタ本体452は、シャッタ45が閉位置に位置した状態で、排出開口415および廃トナー受入開口416を閉じる。図11に示すように、シャッタ本体452は、第2方向において、側板451Aと側板451Bとの間に位置する。シャッタ本体452は、第2方向に延びる。シャッタ本体452は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。第2方向におけるシャッタ本体452の第1端部は、側板451Aと接続する。第2方向におけるシャッタ本体452の第2端部は、側板451Bと接続する。シャッタ本体452は、側板451Aおよび側板451Bとともに、軸A5について回動可能である。
【0151】
4.6 被ガイド部46A、46B
図11に示すように、被ガイド部46Aは、第2方向におけるトナーカートリッジ6の第1端部6Aに位置する。被ガイド部46Aは、シャッタ45の側板451Aから延びる。被ガイド部46Aは、シャッタ45の側板451Aに取り付けられてもよい。
【0152】
被ガイド部46Aは、突起である。すなわち、シャッタ45は、突起を有する。詳しくは、図14に示すように、被ガイド部46Aは、リブである。被ガイド部46Aは、側板451Aの径方向に延びる。
【0153】
トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、被ガイド部46Aは、ドロワ4のガイド26A(図4参照)、および、ドラムカートリッジ5のガイド313A(図4参照)にガイドされる。言い換えると、トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、ガイド26Aおよびガイド313Aは、シャッタ45の被ガイド部46Aをガイドする。これにより、トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、ガイド313Aは、被ガイド部46Aを介して、トナーカートリッジ6のシャッタ45をガイドする。
【0154】
そして、ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とがドロワ4に装着された状態(図2参照)で、被ガイド部46Aは、ドラムカートリッジ5の溝353A(図8A)に嵌まる。被ガイド部46Aが溝353Aに嵌まることにより、シャッタ35(図8A参照)は、シャッタ45とともに移動可能になる。シャッタ45が閉位置に位置する状態(図12A参照)で、シャッタ35は、閉位置(図8A参照)に位置する。シャッタ45が開位置に位置する状態(図12B参照)で、シャッタ35は、開位置(図8B参照)に位置する。
【0155】
図11に示すように、被ガイド部46Bは、第2方向において、被ガイド部46Aから離れて位置する。被ガイド部46Bは、第2方向におけるトナーカートリッジ6の第2端部6Bに位置する。被ガイド部46Bは、シャッタ45の側板451Bから延びる。被ガイド部46Bは、シャッタ45の側板451Bに取り付けられてもよい。被ガイド部46Bは、被ガイド部46Aと同様に説明される。そのため、被ガイド部46Bについての説明を省略する。
【0156】
4.7 ハンドル47
図12Aに示すように、ハンドル47は、トナーカートリッジ6を交換するときに、ユーザによって掴まれる。図12Aおよび図12Bに示すように、ハンドル47は、第1位置(図12A参照)と第2位置(図12B参照)との間を、軸A5について回動可能である。ハンドル47は、シャッタ45と連動する。図12Aに示すように、ハンドル47が第1位置に位置する場合、シャッタ45は、閉位置に位置する。図12Bに示すように、ハンドル47が第2位置に位置する場合、シャッタ45は、開位置に位置する。
【0157】
図11に示すように、ハンドル47は、アーム471A、471Bと、グリップ472とを有する。
【0158】
アーム471Aは、第2方向におけるシャッタ45の第1端部から延びる。アーム471Aは、第2方向におけるシャッタ45の第1端部に取り付けられてもよい。
【0159】
アーム471Bは、第2方向において、アーム471Aから離れて位置する。アーム471Bは、第2方向におけるシャッタ45の第2端部から延びる。アーム471Bは、第2方向におけるシャッタ45の第2端部に取り付けられてもよい。
【0160】
グリップ472は、第2方向において、アーム471Aとアーム471Bとの間に位置する。グリップ472は、第2方向に延びる。グリップ472は、第2方向における第1端部と、第2方向において第1端部から離れて位置する第2端部とを有する。第2方向におけるグリップ472の第1端部は、アーム471Aと接続する。第2方向におけるグリップ472の第2端部は、アーム471Bと接続する。ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態(図2参照)で、グリップ472は、筐体2外に位置する。ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、第1方向において、被ガイド部23Aは、排出開口415とグリップ472との間に位置する。
【0161】
5.ドラムカートリッジの装着
次に、ドロワ4に対するドラムカートリッジ5の装着について説明する。
【0162】
ドロワ4に対してドラムカートリッジ5を装着する場合、ユーザは、まず、カバー2Bを開位置に位置させて、ドロワ4を筐体2から引き出す。
【0163】
次に、図3に示すように、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ユーザは、ドラムカートリッジ5をドロワ4に載せる。
【0164】
すると、ドラムカートリッジ5の側板311A(図7参照)は、ドロワ4のガイド26Aに接触し、ドラムカートリッジ5の被ガイド部32A(図7参照)は、ドロワ4のガイド27Aに接触する。
【0165】
次に、ユーザは、筐体2内に向かってドラムカートリッジ5をスライドさせる。
【0166】
すると、ドラムカートリッジ5の側板311Aは、ガイド26Aにガイドされ、ドラムカートリッジ5の被ガイド部32Aは、ガイド27Aにガイドされる。ドラムカートリッジ5は、筐体2内に向かってスライドする。
【0167】
そして、ドラムカートリッジ5の側板311Aが受入部28Aに嵌まり、ドラムカートリッジ5の被ガイド部32Aが受入部29Aに嵌まり、ドラムカートリッジ5のロック突起33A(図7参照)がロック部30Aに嵌まると、図4に示すように、ドロワ4に対するドラムカートリッジ5の装着が、完了する。ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ドラムカートリッジ5のガイド313Aは、ドロワ4のガイド26Aと接続される。
【0168】
なお、ドラムカートリッジ5をドロワ4から取り外す場合、ユーザは、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ドラムカートリッジ5を、ドロワ4から第1方向に引き抜く。
【0169】
すると、ロック突起33Aがロック部30Aから外れて、ドラムカートリッジ5がドロワ4から取り外される。
【0170】
6.トナーカートリッジの装着
次に、ドロワ4に対するトナーカートリッジ6の装着について説明する。
【0171】
ドロワ4に対してトナーカートリッジ6を装着する場合、図4に示すように、ドロワ4が外側位置に位置し、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ユーザは、トナーカートリッジ6をドロワ4に載せる。
【0172】
すると、トナーカートリッジ6の被ガイド部46A(図11参照)は、ドロワ4のガイド26Aに接触する。なお、トナーカートリッジ6がドロワ4に載った状態で、トナーカートリッジ6のハンドル47は、第1位置(図12A参照)に位置している。
【0173】
次に、ユーザは、筐体2内に向かってトナーカートリッジ6をスライドさせる。
【0174】
すると、トナーカートリッジ6の被ガイド部46Aは、ドロワ4のガイド26Aにガイドされ、その後、ドラムカートリッジ5のガイド313Aにガイドされる。トナーカートリッジ6は、筐体2内に向かってスライドする。
【0175】
そして、トナーカートリッジ6の被ガイド部46Aがシャッタ35の溝353Aに嵌まると、シャッタ35は、シャッタ45とともに移動可能になる。
【0176】
次に、ユーザは、トナーカートリッジ6のハンドル47を第1位置(図12A参照)から第2位置(図12B参照)に移動させる。
【0177】
すると、シャッタ45が閉位置から開位置へ移動するとともに、シャッタ35が、閉位置から開位置へ移動する。
【0178】
そして、図2に示すように、ハンドル47が第2位置に位置すると、シャッタ45が開位置に位置し、シャッタ35が開位置に位置する。これにより、ドロワ4に対するトナーカートリッジ6の装着が、完了する。
【0179】
なお、トナーカートリッジ6をドロワ4から取り外す場合、ユーザは、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、トナーカートリッジ6のハンドル47を、第2位置から第1位置へ移動させる。
【0180】
すると、シャッタ45が開位置から閉位置へ移動するとともに、シャッタ35が、開位置から閉位置へ移動する。
【0181】
次にユーザは、トナーカートリッジ6を、ドロワ4から第1方向に引き抜く。
【0182】
すると、被ガイド部46Aがシャッタ35の溝353Aから外れて、トナーカートリッジ6がドロワ4から取り外される。
【0183】
7.作用効果
(1)画像形成装置1によれば、図1に示すように、ドロワ4と、ドラムカートリッジ5と、トナーカートリッジ6とを備える。ドラムカートリッジ5は、感光ドラム10と現像ローラ12Bとを有し、図3および図4に示すように、ドロワ4に装着可能である。また、トナーカートリッジ6は、トナーを収容し、図4および図2に示すように、ドロワ4に装着可能である。
【0184】
そのため、ドロワ4を備える画像形成装置において、感光ドラム10と現像ローラ12Bとを有するドラムカートリッジ5と、トナーを収容するトナーカートリッジ6とを個別に交換することができる。
【0185】
これにより、ドラムカートリッジ5とトナーカートリッジ6とを、それぞれの寿命に応じて、適切な時期に交換することができる。
【0186】
また、画像形成装置1によれば、図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着された状態で、ドラムカートリッジ5のガイド313Aが、ドロワ4のガイド26Aと接続される。
【0187】
これにより、図4および図2に示すように、トナーカートリッジ6がドロワ4に装着されるときに、ドロワ4のガイド26Aと、ドラムカートリッジ5のガイド313Aとによって、トナーカートリッジ6をガイドすることができる。
【0188】
その結果、ドラムカートリッジ5の小型化を図りつつ、ドロワ4を利用して、ドラムカートリッジ5までトナーカートリッジ6をガイドできる。
【0189】
(2)画像形成装置1によれば、図3および図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるときに、ガイド26Aは、ドラムカートリッジ5をガイドする。
【0190】
そのため、トナーカートリッジ6をガイドするガイド26Aを利用して、ドラムカートリッジ5をガイドすることができる。
【0191】
その結果、ドロワ4の構成が複雑化することを抑制しつつ、ドラムカートリッジ5を円滑にドロワ4に装着できる。
【0192】
(3)画像形成装置1によれば、図6に示すように、ドロワ4は、ガイド27Aを有している。図3および図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着されるときに、ガイド27Aは、感光ドラム10をガイドする。
【0193】
そのため、ドロワ4のガイド27Aにより、感光ドラム10をドロワ4に対して特定の位置までガイドできる。
【0194】
(4)画像形成装置1によれば、図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ガイド313Aの少なくとも一部は、筐体2内に位置する。
【0195】
そのため、ガイド313Aの少なくとも一部が筐体2内に位置する程度、ドロワ4を引き出した状態で、トナーカートリッジ6をドロワ4に装着することができる。
【0196】
その結果、ドロワ4を引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジ6を交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0197】
(5)画像形成装置1によれば、図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、感光ドラム10は、筐体2内に位置する。
【0198】
そのため、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、感光ドラム10に筐体2外の光が当たることを抑制できる。
【0199】
その結果、光による感光ドラム10の劣化を抑制できる。
【0200】
また、感光ドラム10が筐体2内に位置する程度、ドロワ4を引き出した状態で、トナーカートリッジ6をドロワ4に装着することができる。
【0201】
その結果、ドロワ4を引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジ6を交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0202】
(6)画像形成装置1によれば、図4に示すように、ドラムカートリッジ5がドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で6、現像筐体12Aは、筐体2内に位置する。
【0203】
そのため、現像筐体12Aが筐体2内に位置する程度、ドロワ4を引き出した状態で、トナーカートリッジ6をドロワ4に装着することができる。
【0204】
その結果、ドロワ4を引き出す距離を短くすることができ、トナーカートリッジ6を交換するために必要なスペースを小さくできる。
【0205】
(7)画像形成装置1によれば、図2に示すように、トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、第1方向において、ドロワ4の被ガイド部23Aは、排出開口415とグリップ472との間に位置する。
【0206】
そのため、ハンドル47を第1位置(図12A参照)と第2位置(図12B参照)との間で回動させることによって生じるトルクを、被ガイド部23Aで受けることができる。
【0207】
その結果、トルクによって画像形成装置1が倒れることを抑制し、ハンドル47を円滑に回動させることができる。
【0208】
8.変形例
次に、図15および図16を参照して、変形例について説明する。変形例において、上記した実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0209】
図15に示すように、ドロワ4は、ロック部30Aの突起301(図6参照)の代わりに、ロックレバー50を有してもよい。
【0210】
ロックレバー50は、ドロワ4の側板21Aに取り付けられる。ロックレバー50は、ロック位置(図15実線参照)と、ロック解除位置(図15仮想線参照)との間を移動可能である。
【0211】
図15に実線で示すように、ロックレバー50は、突起501を有する。ロックレバー50がロック位置に位置する場合、突起501は、ロック部30A内に位置する。ロックレバー50がロック位置に位置する状態で、ドラムカートリッジ5をドロワ4から外そうとすると、ドラムカートリッジ5のロック突起33Aがロックレバー50の突起501に当たる。そのため、ロックレバー50がロック位置に位置する状態で、ドラムカートリッジ5をドロワ4から外すことができない。つまり、ロックレバー50がロック位置に位置する場合、ロックレバー50は、ドロワ4にドラムカートリッジ5をロックする。
【0212】
一方、図15に仮想線で示すように、ロックレバー50がロック解除位置に位置する状態で、突起501は、ロック部30A内に位置しない。これにより、ロックレバー50がロック解除位置に位置する場合、ドロワ4に対するドラムカートリッジ5のロックが、解除される。その結果、ロックレバー50がロック解除位置に位置する状態で、ドラムカートリッジ5をドロワ4から外すことができる。
【0213】
なお、図16に示すように、トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、第1方向において、ハンドル47のグリップ472は、ロックレバー50と、側板21Aの第1端部E11との間に位置する。言い換えると、ハンドル47のグリップ472は、ロックレバー50よりも外側に位置する。
【0214】
そのため、トナーカートリッジ6とドラムカートリッジ5とがドロワ4に装着され、ドロワ4が外側位置に位置した状態で、ユーザの注意を、ロックレバー50よりもグリップ472に引き付けやすい。
【0215】
その結果、ユーザは、ロックレバー50を操作するよりも前に、ハンドル47を操作して、ドラムカートリッジ5をドロワ4にロックした状態で、トナーカートリッジ6をドロワ4から取り外すことができる。
【符号の説明】
【0216】
1 画像形成装置
2 筐体
2C ガイド
4 ドロワ
5 ドラムカートリッジ
6 トナーカートリッジ
10 感光ドラム
12A 現像筐体
12B 現像ローラ
23A 被ガイド部
26A ガイド
27A ガイド
30A ロック部
31 フレーム
33A ロック突起
35 シャッタ
45 シャッタ
46A 被ガイド部
47 ハンドル
50 ロックレバー
312B 受入開口
313A ガイド
353A 溝
415 排出開口
472 グリップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16