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特許7310551ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法
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  • 特許-ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法 図1
  • 特許-ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法 図2
  • 特許-ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法 図3
  • 特許-ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法 図4
  • 特許-ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】ウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法
(51)【国際特許分類】
   F16H 1/16 20060101AFI20230711BHJP
   F16H 57/039 20120101ALI20230711BHJP
   B62D 5/04 20060101ALI20230711BHJP
【FI】
F16H1/16 Z
F16H57/039
B62D5/04
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019199712
(22)【出願日】2019-11-01
(65)【公開番号】P2021071184
(43)【公開日】2021-05-06
【審査請求日】2022-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000001247
【氏名又は名称】株式会社ジェイテクト
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】川村 尚史
(72)【発明者】
【氏名】上田 浩央
【審査官】前田 浩
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-123769(JP,A)
【文献】特開2016-120749(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 1/16
F16H 57/039
B62D 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウォームシャフトと、ウォームホイールと、前記ウォームシャフト、および前記ウォームホイールを収容するハウジングとを備えるウォーム減速機であって、
前記ハウジングの内側において前記ウォームシャフトを保持する軸受と、
前記軸受の外周面に当接し前記ウォームホイールに向かう付勢力を与えるコイルバネと、
前記ハウジングにねじ込んで固定され、前記コイルバネを与圧する予圧部材と、を備え、
前記コイルバネの巻き方向と前記予圧部材のネジの巻き方向とが異なり、
前記コイルバネと前記予圧部材との間の接触抵抗は、前記コイルバネと前記軸受との間の接触抵抗より大きい
ウォーム減速機。
【請求項2】
前記予圧部材の前記コイルバネと当接する面は、前記コイルバネの巻き軸に垂直な平面、または、前記巻き軸を回転軸とする回転面である
請求項1に記載のウォーム減速機。
【請求項3】
ウォームシャフトと、ウォームホイールと、前記ウォームシャフト、および前記ウォームホイールを収容するハウジングとを備えるウォーム減速機の製造方法であって、
前記ウォーム減速機は、前記ハウジングの内側において前記ウォームシャフトを保持する軸受と、前記軸受の外周面に当接し前記ウォームホイールに向かう付勢力を与えるコイルバネと、前記ハウジングにねじ込んで固定され、前記コイルバネを与圧する予圧部材と、を備え、前記コイルバネの巻き方向と前記予圧部材のネジの巻き方向とが異なり、
前記軸受に巻き軸方向の一端が当接するように前記コイルバネを配置し、
前記予圧部材を前記ハウジングにねじ込む初期段階においては、前記コイルバネを前記予圧部材と共に回転させ、ねじ込みが終了する終期段階においては、前記コイルバネを形成する線材の前記軸受側の先端である第一先端部の位置が所定範囲内に固定され前記予圧部材と前記コイルバネとが滑るように前記予圧部材を前記ハウジングに取り付ける
ウォーム減速機の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォームホイールに向かってウォームシャフトが付勢されるウォーム減速機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、バックラッシュを防止するために、コイルばねのばね力によって、ウォームシャフトをウォームホイール側に付勢するウォーム減速機が存在している(例えば特許文献1参照)。このようなウォーム減速機は、軸受を収容するホルダとギヤケースとの衝突音(打音)などの発生を抑制することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-123769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところがコイルバネを備えたウォーム減速機の中には、打音とは異なる異音が発生する物が存在することを本発明者は見出した。発明者はさらに実験と研究を重ね、前記異音がコイルバネと軸受との間のスティックスリップ音であること、およびスティックスリップ音が発生しにくい軸受とコイルバネとの位置関係を見出し、さらに部品点数や複雑な構造を備えることなく簡単に軸受に対しコイルバネをスティックスリップ音が発生しにくい位置に高確率で配置することができる構造、および製造方法を見出すに至った。
【0005】
本発明は、上記発明者の知見に基づきなされたものであって、高確率でスティックスリップ音の発生を抑制できるウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の1つであるウォーム減速機は、ウォームシャフトと、ウォームホイールと、前記ウォームシャフト、および前記ウォームホイールを収容するハウジングとを備えるウォーム減速機であって、前記ハウジングの内側において前記ウォームシャフトを保持する軸受と、前記軸受の外周面に当接し前記ウォームホイールに向かう付勢力を与えるコイルバネと、前記ハウジングにねじ込んで固定され、前記コイルバネを与圧する予圧部材と、を備え、前記コイルバネの巻き方向と前記予圧部材のネジの巻き方向とが異なり、前記コイルバネと前記予圧部材との間の接触抵抗は、前記コイルバネと前記軸受との間の接触抵抗より大きい。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明の他の1つであるウォーム減速機の製造方法は、ウォームシャフトと、ウォームホイールと、前記ウォームシャフト、および前記ウォームホイールを収容するハウジングとを備えるウォーム減速機の製造方法であって、前記ウォーム減速機は、前記ハウジングの内側において前記ウォームシャフトを保持する軸受と、前記軸受の外周面に当接し前記ウォームホイールに向かう付勢力を与えるコイルバネと、前記ハウジングにねじ込んで固定され、前記コイルバネを与圧する予圧部材と、を備え、前記コイルバネの巻き方向と前記予圧部材のネジの巻き方向とが異なり、前記軸受に巻き軸方向の一端が当接するように前記コイルバネを配置し、前記予圧部材を前記ハウジングにねじ込む初期段階においては、前記コイルバネを前記予圧部材と共に回転させ、ねじ込みが終了する終期段階においては、前記コイルバネを形成する線材の前記軸受側の先端である第一先端部の位置が所定範囲内に固定され前記予圧部材と前記コイルバネとが滑るように前記予圧部材を前記ハウジングに取り付ける。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るウォーム減速機、およびウォーム減速機の製造方法によれば、軸受に対するコイルバネの線材の先端の位置を所定範囲内に高確率で配置することができ、コイルバネと軸受との間で発生するスティックスリップ音を抑制する可能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】ステアリングシステムの全体的な構成を示す図である。
図2】本実施の形態に係るウォーム減速機の内部構造を示す断面図である。
図3】本実施の形態に係るコイルバネ、およびコイルバネが当接する軸受近傍を示す斜視図である。
図4】本実施の形態に係るコイルバネの第一先端部の軸受に対する位置関係を示す平面図である。
図5】右巻きのコイルバネの第一先端部の軸受に対する位置関係を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0011】
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
【0012】
まず、本発明の実施の形態に係るウォーム減速機が取り付けられたステアリングシステム100の全体的な構成を説明する。図1は、ステアリングシステムの全体的な構成を概略的に示す図である。
【0013】
図1に示すように、ステアリングシステム100は、操舵のためにステアリングホイールなどの操舵部材110を回転させる運転者の力を補助するパワーステアリング装置であって、操舵部材110の回転に伴って回転するステアリングシャフト130と、ステアリングシャフト130の回転を転舵シャフト141の往復動に変換するラックアンドピニオン装置140と、操舵部材110による操舵トルクを検出するためのセンサ装置120と、センサ装置120からの信号に基づきステアリングシャフト130に操舵をアシストする力を付与するためのウォーム減速機150を備えている。
【0014】
ウォーム減速機150は、モータ152と接続され、モータ152を駆動源として操舵を補助するためのアシスト力をステアリングシャフト130に付与する装置である。なお、モータ152は、ECU(Electronic Control Unit)(図示せず)により制御され、ステアリングシャフト130に付与するアシスト力が適切に調整される。
【0015】
ステアリングシャフト130は、操舵部材110側からコラムシャフト131、インターミディエイトシャフト132、およびピニオンシャフト133の3本のシャフトで構成されている。パワーステアリング装置において、ウォーム減速機150が取り付けられる位置は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、ピニオンシャフト133に連結されている。
【0016】
図2は、ウォーム減速機の内部構造を断面で示す図である。同図に示すように、ウォーム減速機150は、ウォームシャフト164と、ウォームホイール163と、ハウジング153と、軸受161と、コイルバネ170と、予圧部材155と、を備えている。
【0017】
ハウジング153は、ウォームシャフト164、およびウォームホイール163を収容する箱状の構造部材であり、ハウジング153を貫通する孔部154と、孔部154の外側に配置される係合部156とが設けられている。孔部154には、コイルバネ170が配置されている。係合部156には、コイルバネ170を与圧する予圧部材155が取り付けられている。
【0018】
孔部154は、軸受161の径方向においてハウジング153の外側から内側まで貫通する貫通孔である。孔部154の形状は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、円筒形状となっている。
【0019】
係合部156は、孔部154と同軸上に設けられた円筒状の部分であり、内周面には雌ネジが設けられている。
【0020】
予圧部材155は、ハウジング153の係合部156に螺合する雄ネジを外周に有し、係合部156にねじ込むことにより固定されてコイルバネ170を与圧する部材である。予圧部材155の形状は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、予圧部材155は、円柱状の部材であって、コイルバネ170と当接する面は、コイルバネ170の巻き軸(図中Z軸方向)に垂直な平面となっている。
【0021】
予圧部材155を製造する方法は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、予圧部材155は、SS400、S15C等の鉄材料からなる鍛造品であり、コイルバネ170と当接する面は鍛造により形成され、切削などの仕上げ加工は実施されていない。
【0022】
ウォームシャフト164は、ウォームシャフト収容部において、軸受161、および他端側軸受162によって回転可能に保持されている。また、ウォームシャフト164は、他端側軸受162を中心として傾動可能に保持されており、コイルバネ170の付勢力により、ウォームホイール163側に押しつけられている。本実施の形態の場合、ウォームシャフト164は、モータ152に連結されて、軸周りに高速回転する。
【0023】
ウォームホイール163は、ウォームホイール収容部において、回転可能に保持されている。本実施の形態の場合、ウォームホイール163は、ピニオンシャフト133に連結され、ウォームシャフト164に入力されたトルクを増幅してピニオンシャフト133にアシストトルクを付与する。
【0024】
軸受161は、ハウジング153の内側においてウォームシャフト164の一端部を保持する。軸受161は、ハウジング153に対しウォームホイール163に向かう方向(図中Z軸方向)に往復動可能に保持されており、ウォームシャフト164の他端部を保持する他端側軸受162に対しウォームシャフト164を傾動させることができるものとなっている。
【0025】
軸受161を構成する材料は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、軸受161の少なくとも外輪は、軸受鋼(SUJ2等)が材料として採用されている。
【0026】
図3は、コイルバネ、およびコイルバネが当接する軸受近傍を示す斜視図である。同図に示すように、コイルバネ170は、軸受161の外周面に当接し、ハウジング153にねじ込まれて固定されている予圧部材155を基準としてウォームホイール163(図中Z軸負側)に向かってウォームシャフト164を押しつける付勢力を与える圧縮バネである。
【0027】
コイルバネ170は、ハウジング153の孔部154にねじ込まれた予圧部材155に一端部が支持され、ハウジング153の内側に配置される軸受161を付勢力により与圧する。コイルバネ170を構成する線材の材質は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、いわゆるピアノ線(SWP-B線)が用いられている。
【0028】
コイルバネ170の巻き方向は、予圧部材155のネジ山の巻き方向と逆方向に設定されている。本実施の形態の場合、予圧部材155は、右巻きのネジ山を外周に備えており、ハウジング153に対して予圧部材155を右方向(時計方向)に回転させると軸受161に向かって進む。これに対しコイルバネ170は、巻き方向が左巻きであり、予圧部材155から軸受161に向かってコイルバネ170の線材を辿ると左巻きに回転する。
【0029】
コイルバネ170と予圧部材155との間の接触抵抗は、コイルバネ170と軸受161の外輪の外周面との間の接触抵抗より大きい。つまり、予圧部材155をハウジング153にねじ込む際において、コイルバネ170は、予圧部材155と共周りし、軸受161とは摺動状態となる。
【0030】
以上によって第一先端部171の先端の軸受161に対する位置関係は以下に示す範囲となる場合がある。図4に示すように、コイルバネ170の付勢方向に垂直な平面(図中XY平面)においてコイルバネ170の巻き軸と前記平面とが交差する点を頂点Oとし、軸受161の外周面の稜線169の頂点Oに対する一方(図中右側)を0°、他方(図中左側)を180°とし、反時計回りに角度が増加するとした場合において、コイルバネ170の巻き方向が軸受161に向かって左回りの場合、第一先端部171の先端が配置される角度範囲は、0°<θ≦135°(図中θ1)、または180°<θ≦315°(図中θ2)となる確率が非常に高い。
【0031】
以上の構成のウォーム減速機150を製造する場合、予圧部材155の外周に設けられているネジ山の巻き方向と逆巻きのコイルバネ170を孔部154に挿入し、その後に予圧部材155をハウジング153の係合部156にねじ込むことにより、軸受161の稜線169に対する第一先端部171の位置が決定され、コイルバネ170は予圧状態となる。
【0032】
また、予圧部材155に支持されたコイルバネ170は、軸受161を介してウォームシャフト164をウォームホイールに向かって付勢している。ウォームシャフト164は、与圧された軸受161の移動により他端側軸受162を基準に傾動し、ウォームホイール163とのバックラッシを抑制することができる軸間距離を維持した状態でかみ合っている。つまり本実施の形態の所謂アンチ・バックラッシ・システム(ABLS)を構成している。
【0033】
具体的には、ウォームシャフト164とモータ152の出力軸とは、弾性材料からなるラバースプリングを介して接続されており、ウォームシャフト164は、モータ152の出力軸に対する傾動(チルト)が許容されている。また、ウォームシャフト164のモータ152側を支持する他端側軸受162は、転がり軸受であって外輪がハウジング153に対して固定され、ウォームシャフト164が接続される内輪は、外輪に対し傾動が許容されている。一方、ウォームシャフト164の反対側を支持する軸受161は、ハウジング153内においてウォームホイール163に対して接離する方向(図中Z軸方向)に移動可能に設けられている。転がり軸受である軸受161の外輪はコイルバネ170の弾性力により、ウォームホイール163に近接する方向に付勢されている。
【0034】
上記構成のウォーム減速機150によれば、コイルバネ170を所定の位置に配置して予圧部材155をハウジング153にねじ込むだけで、コイルバネ170に振動が加えられたり、コイルバネ170の伸長が繰り返し発生した場合でも、第一先端部171の位置を維持することができ、コイルバネ170と軸受161との間で発生するスティックスリップ音を抑制し続けることが可能となる。また、ウォームシャフト164が他端側軸受162を中心として傾動し、ウォームシャフト164とウォームホイール163との軸間距離が最適に維持されるため、ウォームシャフト164に急激なトルクが発生した場合でも衝突音を抑制することができる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
【0036】
例えば、予圧部材155が、左巻きのネジ山を外周に備えており、ハウジング153に対して予圧部材155を左方向(反時計方向)に回転させると軸受161に向かって進む場合、コイルバネ170は、巻き方向が右巻きであり、予圧部材155から軸受161に向かってコイルバネ170の線材を辿ると右巻きに回転するものであればよい。
【0037】
この場合、図5に示すように、コイルバネ170の巻き方向が軸受161に向かって右回りであるため、第一先端部171先端が配置される角度範囲は、45°≦θ<180°(図中θ3)、または225°≦θ<360°(図中θ4)となる確率が高い。
【0038】
また、予圧部材155のコイルバネ170と接触する面は、平面ばかりでなく、円錐形や半球形などコイルバネ170の巻き軸を回転軸とする回転面であってもかまわない。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、アンチ・バックラッシ・システムの構成要素としてコイルバネを備えたウォーム減速機に対して利用可能である。
【符号の説明】
【0040】
100…ステアリングシステム、110…操舵部材、120…センサ装置、130…ステアリングシャフト、131…コラムシャフト、132…インターミディエイトシャフト、133…ピニオンシャフト、140…ラックアンドピニオン装置、141…転舵シャフト、150…ウォーム減速機、152…モータ、153…ハウジング、154…孔部、155…予圧部材、156…係合部、161…軸受、162…他端側軸受、163…ウォームホイール、164…ウォームシャフト、169…稜線、170…コイルバネ、171…第一先端部、172…第二先端部
図1
図2
図3
図4
図5