(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-10
(45)【発行日】2023-07-19
(54)【発明の名称】車両用ホイールの製造方法
(51)【国際特許分類】
B22D 31/00 20060101AFI20230711BHJP
B22C 9/28 20060101ALI20230711BHJP
B22D 17/20 20060101ALI20230711BHJP
B22D 17/22 20060101ALI20230711BHJP
B60B 3/06 20060101ALI20230711BHJP
B60B 3/10 20060101ALI20230711BHJP
B22D 25/02 20060101ALI20230711BHJP
B22D 21/04 20060101ALN20230711BHJP
【FI】
B22D31/00 C
B22C9/28
B22D17/20 C
B22D17/22 F
B60B3/06
B60B3/10
B22D25/02 E
B22D21/04 A
(21)【出願番号】P 2020006768
(22)【出願日】2020-01-20
【審査請求日】2022-07-07
(73)【特許権者】
【識別番号】391006430
【氏名又は名称】中央精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】榛葉 基彦
【審査官】中西 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開平03-268859(JP,A)
【文献】特開2008-213610(JP,A)
【文献】特開2014-040239(JP,A)
【文献】特開2011-020158(JP,A)
【文献】国際公開第2015/119273(WO,A1)
【文献】特開2007-001576(JP,A)
【文献】特開2007-106285(JP,A)
【文献】特開2006-001515(JP,A)
【文献】特開2017-109225(JP,A)
【文献】特開2007-118053(JP,A)
【文献】登録実用新案第3130956(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B22D 1/00-47/02
B22C 9/00- 9/30
B60B 3/00- 3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられるハブ部(11)と、略円筒形のリム部(12)と、前記リム部の表側および前記ハブ部に接続されたディスク部(13)とを備え、前記ディスク部に複数の窓部(14)が形成された車両用ホイール(10)の製造方法であって、
上型(21)および下型(22)を含む複数の金型を合わせることにより形成されたキャビティ(24)に溶湯を充填してホイール素材(100)を鋳造する鋳造工程と、
前記複数の金型の合わせ面に対応する部位に生じた前記ホイール素材のバリ(30)を除去するバリ除去工程と、を含み、
前記上型および前記下型は、前記鋳造工程で前記窓部に相当する部分(114)を前記ホイール素材に形成する窓部合わせ面(212,222)を備え、
前記上型および前記下型は、前記窓部合わせ面のうち前記キャビティに接する縁(19)の少なくとも一部が前記キャビティの最も表側に配置されるように形成されて
おり、
前記バリ除去工程において、前記キャビティの最も表側に配置された前記縁の少なくとも一部に生じたバリを、旋盤により前記ホイール素材の表側の表面を当該表面に沿った方向に加工することで除去することを特徴とする車両用ホイールの製造方法。
【請求項2】
車両に取り付けられるハブ部(11)と、略円筒形のリム部(12)と、前記リム部の表側および前記ハブ部に接続されたディスク部(13)とを備え、前記ディスク部に複数の窓部(14)が形成された車両用ホイール(10)の製造方法であって、
上型(21)および下型(22)を含む複数の金型を合わせることにより形成されたキャビティ(24)に溶湯を充填してホイール素材(100)を鋳造する鋳造工程と、
前記複数の金型の合わせ面に対応する部位に生じた前記ホイール素材のバリ(30)を除去するバリ除去工程と、を含み、
前記上型および前記下型は、前記鋳造工程で前記窓部に相当する部分(114)を前記ホイール素材に形成する窓部合わせ面(212,222)を備え、
前記上型および前記下型は、前記窓部合わせ面のうち前記キャビティに接する縁(19)の少なくとも一部が前記キャビティの表側寄りに配置されるように形成され
ており、
前記バリ除去工程において、前記
キャビティの表側寄りに配置された前記縁の少なくとも一部に生じたバリを
、旋盤により前記ホイール素材の表側の表面を
当該表面に沿った方向に加工することで除去することを特徴とする車両用ホイールの製造方法。
【請求項3】
前記車両用ホイールの前記ディスク部は、厚肉部(131)と、前記厚肉部から前記窓部に張り出す薄肉部(132)とを含み、
前記上型および前記下型は、前記縁の少なくとも一部が前記薄肉部に相当する部分(1132)の先端に配置されるように形成され、
前記バリ除去工程において、前記薄肉部に相当する部分の先端に発生したバリを旋盤により除去する請求項1または2に記載の車両用ホイールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ホイールの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ハブ部とリム部との間に広がるディスク部に窓部を備えた車両用ホイールを鋳造により成形する技術が知られている。特許文献1には、鋳造の際にディスク部の窓部に発生するバリの対策技術が提案されている。ここでは、窓部の角以外の部位において上型および下型の合わせ面に溶湯収容キャビティを形成し、ホイール成形用キャビティから合わせ面の隙間を通って流出した溶湯を溶湯収容キャビティに収容し、窓部の角を含むバリ除去困難部におけるバリの発生を抑制してバリ除去作業を容易にしている。
【0003】
また、特許文献2には、ディスク部に形成された窓部の一部を覆うように、リム部からハブ部方向へ延在する薄肉状の延出部を備えた車両用ホイールが開示されている。この延出部は、ハブ部方向に延びるにつれ車両用ホイールの裏側方向に傾斜し延出するよう形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第4696852号公報
【文献】特開2017-1549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鋳造工程でホイール素材に発生したバリは、従来、鋳造工程後のバリ除去工程でホイール素材の表側から工具を使用して除去している。ところが、特許文献1および2は、窓部に工具を挿入してディスク部の中間部位に発生したバリを除去する必要があり、工具の移動軌跡の制約を受けることから作業性が悪かった。特に、特許文献2のように窓部を覆う延出部が設けられている場合は、工具の移動軌跡が更に限られており、一層作業性が悪化していた。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バリ除去作業に関する制約を緩和し、車両用ホイールを能率よく製造する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、車両に取り付けられるハブ部(11)と、略円筒形のリム部(12)と、リム部の表側および前記ハブ部に接続されたディスク部(13)とを備え、ディスク部に複数の窓部(14)が形成された車両用ホイール(10)の製造方法を提供する。本発明の第1の製造方法は、上型(21)および下型(22)を含む複数の金型を合わせることにより形成されたキャビティ(24)に溶湯を充填してホイール素材(100)を鋳造する鋳造工程と、複数の金型の合わせ面に対応する部位に生じたホイール素材のバリ(30)を除去するバリ除去工程とを含む。そして、上型および下型は、鋳造工程で窓部に相当する部分(114)をホイール素材に形成する窓部合わせ面(212,222)を備え、窓部合わせ面のうちキャビティに接する縁(19)の少なくとも一部がキャビティの最も表側に配置されるように形成されている。バリ除去工程において、キャビティの最も表側に配置された縁の少なくとも一部に生じたバリを、旋盤によりホイール素材の表側の表面を当該表面に沿った方向に加工することで除去する。
【0008】
本発明の第2の製造方法では、上型および下型は、窓部合わせ面のうちキャビティに接する縁の少なくとも一部がキャビティの表側寄りに配置されるように形成されている。バリ除去工程において、キャビティの表側寄りに配置された縁の少なくとも一部に生じたバリを、旋盤によりホイール素材の表側の表面を当該表面に沿った方向に加工することで除去する。
【0009】
好適には、ディスク部が、厚肉部(131)と、厚肉部の表側から窓部に張り出す薄肉部(132)とを含み、上型および下型は、縁の少なくとも一部が薄肉部に相当する部分(1132)の先端に配置されるように形成され、バリ除去工程において、薄肉部に相当する部分の先端に発生したバリを旋盤により除去する。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、窓部合わせ面のうちキャビティに接する縁をキャビティの最も表側に配置してホイール素材を鋳造する。この製造方法によると、キャビティの最も表側に配置された縁に生じたバリをホイール素材の表側から工具を使用して除去する際、工具の移動軌跡の制約を受けることがないので、作業性を向上させ容易にバリ除去ができる。また、窓部合わせ面のうちキャビティに接する縁をキャビティの表側寄りに配置するとともに、旋盤によりホイール素材の表側の表面を加工することでバリを除去する。この製造方法によると、旋盤を用いたホイール素材の表面加工をバリ除去工程に兼用できるため、従来の工具を使用した作業性の悪いバリ除去作業を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施形態を示す車両用ホイールを表側から見た斜視図である。
【
図2】車両用ホイールを表側から見た正面図である。
【
図3】車両用ホイールを裏側から見た斜視図である。
【
図4】車両用ホイールを裏側から見た背面図である。
【
図6】車両用ホイールの製造方法を説明する金型の断面図である。
【
図7】
図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【
図8】バリ除去工程を説明するディスク部相当部の断面図である。
【
図9】本発明の他の実施形態を示す車両用ホイールの正面図である。
【
図10】
図9の車両用ホイールの製造方法を説明する図であって、
図9のX-X線に沿う断面に対応するディスク部相当部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(一実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の製造方法は、
図1~
図5に示されるようなアルミニウム合金製の車両用ホイール10の製造に適用される。車両用ホイール10は、自動車の車軸(図示略)に取り付けられるハブ部11と、タイヤが装着される円筒形のリム部12と、リム部12の表側およびハブ部11に接続されたディスク部13とを備えている。そして、ハブ部11にハブ孔111とボルト孔112とが設けられ、ディスク部13に複数(図示例では5つ)の窓部14が形成されている。なお、本明細書において、車両用ホイール10の「表側」とは、車両に取り付けられた状態で車体の外面に露出する側であり、「裏側」とは、車体の外面に露出しない側である。
【0013】
ディスク部13は、ハブ部11とリム部12との間を放射状に延びる5つのスポーク部131と、各スポーク部131の表側面からホイール周方向(
図2に102で示す方向)の両側に張り出す薄肉部132とからなり、ホイール周方向に隣接する2つの薄肉部132の間に窓部14がホイール半径方向に長く開口している。そして、車両用ホイール10を表側から見たとき(
図1参照)、窓部14によってディスク部13の表側面130が5つの略三角形のセグメント13A~13E(
図2参照)に分割され、各セグメントの集合により車両用ホイール10の意匠面16が構成されている。
【0014】
図5に示すように、ディスク部13のスポーク部131は、車両用ホイール10の軸線101が延びる方向(以下、ホイール軸線方向)へ相対的に厚く形成された厚肉部であり、薄肉部132がホイール軸線方向へ相対的に薄く形成されている。また、ホイール軸線方向において、薄肉部132の表側面(
図5の下側の面)は、スポーク部131の表側面およびリム部12の表側面と同じ高さに形成され、ディスク部13の表側面130がホイール周方向に段差のない平滑面となっている。
【0015】
次に、上記構成の車両用ホイール10を鋳造する金型の構成について説明する。
図6、
図7に示すように、本実施形態の金型20は、車両用ホイール10の裏側面を成形する上型21と、車両用ホイール10の表側面を成形する下型22と、車両用ホイール10の外周面を成形する横型23とを備えている。各金型21,22,23は、相互に組み合わされた状態でキャビティ24を形成し、キャビティ24にアルミニウム合金からなる溶湯が充填される。なお、横型23は複数の分割型で構成されている。
【0016】
下型22には、ディスク部13の表側面130と対応する部位にディスク部成形面221が設けられ、窓部14と対応する部位に窓部合わせ面222が設けられている。上型21には、ディスク部13の裏側面135(
図5参照)と対応する部位に裏側面成形部211が設けられ、窓部14と対応する部位に窓部合わせ面212が設けられている。これらの窓部合わせ面212,222は、金型20の合わせ面18(
図6,
図7に全体的に示す)の一部を占めている。車両用ホイール10の鋳造工程では、金型の熱変形や圧力に基づく弾性変形に起因して合わせ面18に隙間が生じ、その隙間に溶湯が侵入して固化する。そのため鋳造で成形されるホイール素材100(
図8参照)には、合わせ面18の縁19(
図7参照)つまりパーティングラインに沿ってバリ30が生じる。
【0017】
上型21および下型22は、窓部合わせ面212,222のうちキャビティ24に接する縁19の一部がキャビティ24の最も表側に配置されるように形成されている。本実施形態では、上型21および下型22は、縁19の一部が薄肉部相当部1132のホイール周方向の先端に配置され、その先端において縁19がキャビティ24の最も表側に配置されるように形成されている。
【0018】
上型21には、薄肉部132の周面と対応する部分に型抜き面223(
図7参照)が設けられ、この型抜き面223によって薄肉部相当部1132の周面136(
図8参照)が裏側面135に対して鈍角に成形される。
【0019】
続いて、車両用ホイール10の製造方法を主に
図6、
図7、
図8に従って説明する。本実施形態の製造方法は、ホイール素材100を鋳造する鋳造工程と、鋳造工程でホイール素材100に生じたバリ30を除去するバリ除去工程とからなる。鋳造工程では、金型21,22,23を組み合わせてキャビティ24を形成し、キャビティ24に溶湯を充填し、所定の冷却時間が経過した後に、金型21,22,23を離型し、ホイール素材100を鋳造する。
【0020】
この鋳造工程では、下型22に設けられたディスク部成形面221によってホイール素材100にディスク部相当部113の表側面1130が平滑に成形される。ディスク部相当部113には、スポーク部相当部1131(
図8参照)の表側からホイール周方向に張り出す薄肉部相当部1132が含まれている。また、ディスク部13の窓部14に相当する部分には、上型21および下型22の窓部合わせ面212,222のうちキャビティ24に接する縁19の一部がキャビティ24の最も表側に配置された状態で、窓部合わせ面212,222によってホイール素材100に窓部相当部114が形成される。また、鋳造時に窓部合わせ面212,222に生じた隙間に侵入した溶湯が固化し、
図8に示すようにバリ30が薄肉部相当部1132の最も表側の周縁1133に沿って発生する。
【0021】
ホイール素材100が鋳造されると、続いてバリ除去工程が実施される。バリ除去工程では、旋盤(図示略)を使用し、ホイール素材100を旋盤のチャックに把持し、ホイール軸線101の周りで回転させる。そして、ホイール素材100の回転中に、旋盤に保持した工具31をディスク部相当部113の表側面1130に対して移動させ、窓部合わせ面212,222の縁19に対応する部位、つまり薄肉部相当部1132の先端であって薄肉部相当部1132の最も表側の周縁1133に発生したホイール素材100のバリ30をディスク部相当部113の表層部1134と共に除去する。
図8の二点鎖線は、ホイール素材100に対する工具31の移動軌跡を示す。
【0022】
したがって、本実施形態の製造方法によれば、上型21および下型22は、窓部合わせ面212,222のうちキャビティ24に接する縁19の一部をキャビティ24の最も表側に配置されるように形成されている。この製造方法によると、キャビティ24の最も表側に配置された縁19に生じたバリ30をホイール素材100の表側から旋盤に保持した工具31を使用して除去する際、工具31の移動軌跡の制約を受けることがない。そのため、作業性を向上させ容易にバリ除去ができる。
【0023】
特に、薄肉部相当部1132が窓部相当部114に張り出すように設けられているホイール素材100において、本実施形態では、薄肉部相当部1132の先端に発生したバリ30を旋盤により除去しているので、従来とは異なり、薄肉部相当部1132との接触を避けるために工具の移動軌跡を制限する必要がなく、バリ除去作業を容易に行うことができる。また、旋盤を用いてバリ除去と同時に表層部1134を切削してディスク部相当部113の表面加工を実施するため、従来と比較して製造工数を減らすことも可能である。
【0024】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するように、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状や構成を適宜に変更して実施することができる。
【0025】
(1)上記実施形態では、ディスク部13がスポーク部131と薄肉部132とで構成された車両用ホイール10を例示した(
図2参照)。これに対して、他の実施形態では、
図9に示すように、ディスク部43から薄肉部を省き、隣接する2本のスポーク部431の間に窓部432が形成された車両用ホイール10を製造してもよい。この場合も、上型および下型が、窓部合わせ面のうちキャビティに接する縁の一部をキャビティの最も表側に配置されるように形成されることで、
図10に示すホイール素材100において、ディスク部相当部143の表側面1430の周縁1432に発生したバリ30を、ホイール素材100の表側から工具31を使用して除去する際、工具31の移動軌跡の制約を受けることがない。
【0026】
(2)他の実施形態では、バリ除去工程において、必ずしもバリをディスク部相当部の表層部と共に除去する必要はない。表層部を除去することなくバリだけを除去してもよい。
【0027】
(3)上記実施形態では、リム部12の表側面が窓部14を除くディスク部13の表側面130と同じ高さで形成されている(
図1参照)。これに対して、他の実施形態では、リム部の表側面をディスク部の表側面よりも高く、または低く成形してもよい。この場合も、ホイール素材の回転中に、旋盤に保持した工具でリム部相当部の表側面とディスク部相当部の表側面とを連続的に切削することができる。
【0028】
(4)上記実施形態では、窓部合わせ面212,222のうちキャビティ24に接する縁19の一部がキャビティ24の最も表側に配置されている(
図7参照)。これに対して、他の実施形態では、縁の一部が必ずしもキャビティ24の最も表側に配置されなくてもよい。すなわち、上型および下型は、縁の少なくとも一部がキャビティの表側寄りに配置されるように形成され、バリ除去工程において上記表側寄りに配置された縁の少なくとも一部に生じたバリを旋盤によりホイール素材の表側の表面を加工することで除去してもよい。それでも第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0029】
(5)他の実施形態において、ディスク部の窓部および薄肉部の個数ならびに形状を任意に変更することも可能である。
【符号の説明】
【0030】
10・・・車両用ホイール、100・・・ホイール素材、
113・・・ディスク部相当部、1130・・・ディスク部相当部の表側面、
114・・・窓部相当部(窓部に相当する部分)、1134・・・表層部、
11・・・ハブ部、12・・・リム部、13・・・ディスク部、
130・・・ディスク部の表側面、14・・・窓部、
18・・・金型の合わせ面、19・・・窓部合わせ面の縁、
20・・・金型、21・・・上型、
211・・・ディスク部成形面、212・・・上型の窓部合わせ面、
22・・・下型、222・・・下型の窓部合わせ面、
24・・・キャビティ、30・・・バリ、31・・・工具。