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▶ 神村 秋吉の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-11
(45)【発行日】2023-07-20
(54)【発明の名称】情報表示ラベル
(51)【国際特許分類】
   G09F 3/00 20060101AFI20230712BHJP
   B42D 15/00 20060101ALN20230712BHJP
【FI】
G09F3/00 S
G09F3/00 M
B42D15/00 321
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2014267120
(22)【出願日】2014-12-09
(65)【公開番号】P2016110046
(43)【公開日】2016-06-20
【審査請求日】2017-10-31
【審判番号】
【審判請求日】2020-04-21
(73)【特許権者】
【識別番号】514222879
【氏名又は名称】神村 秋吉
(72)【発明者】
【氏名】神村 秋吉
【合議体】
【審判長】藤本 義仁
【審判官】吉村 尚
【審判官】松田 直也
(56)【参考文献】
【文献】特開平5-290199(JP,A)
【文献】特開平6-111084(JP,A)
【文献】特開平11-221962(JP,A)
【文献】特開2003-182061(JP,A)
【文献】特開2003-320742(JP,A)
【文献】特開2006-243845(JP,A)
【文献】特開2001-195536(JP,A)
【文献】特開平8-263580(JP,A)
【文献】特開平6-176211(JP,A)
【文献】特開平1-129380(JP,A)
【文献】特開平1-269192(JP,A)
【文献】特開2011-108188(JP,A)
【文献】特開平5-333779(JP,A)
【文献】特表平11-502654(JP,A)
【文献】特開平5-333781(JP,A)
【文献】Fancy QR Code ~ ひと味違うQRコードを簡単作成,Android★SQUARE[online],2013年10月15日,[2021年7月30日検索],<URL:http://blog.livedoor.jp/an_square/archives/51825860.html>
【文献】FireworksでQRコードに色をつける,Webデザインのタネ[online],2010年5月25日,[2021年7月30日検索],<URL:http://blog.1dz.jp/?eid=733>
【文献】QRコードは反転できない,Photo Pierre[online],2014年8月27日,[2021年7月30日検索],<URL:https://blog.photopierre.com/2014/08/27-1903/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 3/00
G06K 19/06
G06K 7/10
G06K 7/14
G03C 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項2】
印刷面に白色の材料を用い、赤色と青色と緑色を任意の寸法の3行複数列の升目内に、白色を含む4色3行の順列組合わせの行への配置において各種類を列の順番と合わせて表示情報と赤色と青色と緑色の配置升目を指定する印刷指示用電気信号の区別を設定して管理コンピュ-タに保存し、複数列の各行の枡目内に管理コンピュ-タの印刷指示用電気信号の区別の印刷装置への電送により丸状の指示色の印刷を行う情報表示ラベル作成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品の種類区分や製造場所や製造年月日のような項目別の情報を表示した光学式読取装置に対応するラベル(Label)の印刷内容に係る技術である。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、白色と黒色の2色を用い線状の幅寸法に各々2種類以上を設定し幅寸法の組合わせの内の1組と列方向に配置の順番と合わせて情報内容を表示の複数列で印刷の情報表示ラベルがある。
この技術では、(イ)1組に2列以上を必要とし表示情報の項目数を多く設定では全体の表示幅寸法が大きくなる(ロ)1組の幅寸法が組合わせの種類で変化するため中間列に空列を設け固定情報分を先行印刷し変動情報を確定後に追加印刷する対応ができない(ハ)情報読取装置が直線上の幅寸法の識別を必要とするため全体から外れると識別不能となる。このため線の長さ寸法は大きい方が情報読取装置の操作に有利で、更に幅寸法の印刷精度が必要であり全体の縮小化を疎外する問題点を有している。用いる色に白色と黒色以外を用いても問題点の解決にならない。
【0003】
従来技術には、碁盤目状の多数の升目に白色と黒色の2色を用いて配置し模様の1種類に情報内容を設定して印刷の情報表示ラベルがある。
この技術では模様の1種類に必要とする項目別の情報内容の全ての設定が必要となり(イ)情報内容の一部の変化でも他の種類の模様の割当てとなり多くの模様数を必要とす(ロ)模様の種類の使用数の全てを印刷装置と情報読取装置に必要とする問題点を有している。用いる色に白色と黒色以外を用いても問題点の解決にならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたもので設定する情報内容の変化でも印刷と読取りが容易で表示面積の縮小化に効果がある情報表示ラベルを提供する印刷内容の技術である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
任意の2色以上を用い、行と列で区切りの升目内に使用色と行数を設定して色の組合わせの1種類を行方向に配置し更に行数を合わせて列方向に並べて組合わせの1種類と列の順番と合わせて任意の列数で情報内容を設定して印刷する技術である。
【0006】
1列の使用の色数と配置の行数との順列組合わせで得られる組合わせの種類数の関係を表1に示す。用いる色の数が同じでは行数が多い方が組合わせの種類数が多く得られて優位となるが印刷装置と読取装置の構成が複雑化で劣る。用いる色の数では多い方が少ない行数で多くの組合わせの種類数が得られて優位となるが印刷装置と読取装置が複雑化で劣る。このため色の使用数と行数の設定は各表示項目の必要とする情報数と印刷面積の縮小化の必要性と印刷装置と読取装置の構成の程度を勘案した適宜とする。
【0007】
【表1】
【0008】
使用の色数を任意の10色とし1行に1種類の色と列の順番と合わせて情報を設定し任意の複数列の印刷では0と9種類の1桁数字の組合わせの表示が得られる同列数の印刷で最も表示面積を縮小できる。
【発明の効果】
【0009】
従来技術との比較で(イ)製造年月日の月の10~12月のように1桁数字の使用では2列必要に対して16種類以上となる行数の設定では1列で対応できる(ロ)列の幅寸法を同じにできるため複数列の中間に空列を設けて後から追加印刷ができる(ハ)配置模様の識別は列に使用の種類数に削減できる(ニ)2色で4行と3色で3行と4色以上で2行では16種類以上の色の配置の組合わせが得られ6種類以上の2桁数字情報を1列で表示できる(ホ)列方向の拡張において複数列で区分して第1群の行方向に第2群以下の移動が可能で全体を方形状に構成でき列方向の寸法を小さくできる(ヘ)列方向の拡張を行方向に移動ができ直線上の配置で円筒や曲線を有する対象物への印刷が有利(ト)用いる色の種類を変えることで印刷面積を変えずに表示の種類数の増加が可能(チ)升目内の色の印刷は読取装置が升目内の色の有無と色の識別が可能の限界まで小さくでき究極では点でも可能となり超小型ラベルが得られる(リ)印刷技術で射出印刷の適用では色を変化させても塗料の変更で対応でき印刷装置の複雑化にならない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明による2色を用い4行に設定の実施例の印刷の色の配置図である。
図2】本発明による4色を用い2行に設定で2群に分けて行方向に移動で実施例の印刷の色の配置図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
表2に行と列を入れ替えて白色と黒色の2色を用い4列に設定の組合わせの種類の区分と色の配置を示す。管理用に設定のアラビア数字と英字は情報内容の設定に合わせた印刷内容の設定の仲立ちに使用するものである。表3に行と列を入れ替えて赤色と緑色と青色と白色の4色を用い2列に設定の組合わせの種類の区分と色の配置を示す。用いる色の数と設定の列数で得られる色の組合わせの配置は表2と表3の参照で容易に作成可能のため他の表は省略する。
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
本発明の技術によるラベルの印刷内容の実施例を図1図2に示す。図に示す印刷内容と表示情報内容との関係を図1では表2と表4、図2では表3と表4に示す。図2では列を第1群と第2群に分け第1群の行方向に第2群を移動させて全体を方形状で印刷の例で示す。
印刷は製品や梱包箱の一部に直接でも本発明の効果は変わらない。
【0015】
【表4】
【符号の説明】
【0016】
1 ラベルまたは枠線
2 行列の区分線
3 升目と印刷の色(色の種類は升目内に表示)
図1
図2