(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-11
(45)【発行日】2023-07-20
(54)【発明の名称】テーパー状のドラム
(51)【国際特許分類】
B65D 1/02 20060101AFI20230712BHJP
B65D 1/16 20060101ALI20230712BHJP
【FI】
B65D1/02 221
B65D1/16
(21)【出願番号】P 2021101270
(22)【出願日】2021-06-18
【審査請求日】2021-06-18
(31)【優先権主張番号】20-2020-0002120
(32)【優先日】2020-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】521186890
【氏名又は名称】ヒョン、ジョンフン
【氏名又は名称原語表記】HYUN, Jeong Hoon
【住所又は居所原語表記】202ho, 16-6, Daejeong-gil, Boryeong-si, Chungcheongnam-do, 33452, Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】521268129
【氏名又は名称】ヒョン、ソン イル
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン、ジョン フン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン、ソン イル
【審査官】佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0031519(US,A1)
【文献】特表平06-502828(JP,A)
【文献】実開昭59-096109(JP,U)
【文献】特開2016-145047(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0181214(US,A1)
【文献】米国特許第05281073(US,A)
【文献】特開昭62-287846(JP,A)
【文献】実開昭52-010071(JP,U)
【文献】特開2004-299686(JP,A)
【文献】実開昭51-071262(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 1/02
B65D 1/16
B65D 8/04
B65D 21/02
B65D 19/18
B65D 19/02
B65D 88/00-88/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器で形成された容器胴体部;および
前記容器胴体部の内側にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を含
み、
前記挿入部は、
前記容器胴体部の外周面の一側を貫通して同一直線上に位置する外周面の他側を貫通する一対のホールが少なくとも一つ以上形成された結合ホール;および
前記結合ホールの形状に対応して内部が空の柱状に形成されて前記フォークが挿入される挿入フレームをさらに含む、テーパー状のドラム。
【請求項2】
前記容器胴体部は
前記容器の上部縁を外周面方向に折り曲げて強度を補強するフレームで形成されたフランジ部をさらに含み、
前記フランジ部は円形、四角形、星状および多角形のうちいずれか一つのフレームで形成されることを特徴とする、請求項1に記載のテーパー状のドラム。
【請求項3】
上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器で形成された容器胴体部;および
前記容器胴体部の内側にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を含み、
前記挿入部はフォークリフトのフォークが挿入されて前記容器胴体部を移動させ、前記フォークを軸に前記容器胴体部を一方向に回動させ
る、テーパー状のドラム。
【請求項4】
上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器で形成された容器胴体部;
前記容器胴体部の内側にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部;および
前記容器胴体部の外周面に形成されて前記容器胴体部の曲げ強度に対応する補強部を含む、テーパー状のドラム。
【請求項5】
前記補強部は
前記容器胴体部の外周面に沿って垂直な方向に形成された凹凸部;および
前記凹凸部の上部の広さが狭く、下部方向に広くなる拡張部をさらに含み、
前記拡張部は前記容器胴体部の内部に収容される内容物の重量によって前記容器胴体部の外周面に作用する曲げモーメントを分散させることを特徴とする、
請求項4に記載のテーパー状のドラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテーパー状のドラムに関し、より詳細には下部方向に直径が狭くなる容器胴体部にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を形成して液体、粉体、小型の固体物などの内容物を収容し、容器胴体部を移送、荷役、積載できるテーパー状のドラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、液体からなる薬品などの液体化学製品を入れる容器としてドラムが使われている。
このような従来のドラムは胴体部に所定の間隔で帯状の補強部を形成し、胴体部の上部に結合される蓋部を形成し、蓋部の所定部位に液体が吐出され得る吐出口を開閉する栓が備えられる。
【0003】
ここで、従来のドラムは蓋部が一体に胴体部に形成されているため、蓋部を胴体部から分離することができず、内部に内容物を充填させるためには栓を開けて内容物を注入した。また、内容物を排出させるためには栓を開け、ドラムを横にすると内側の内容物が排出された。
【0004】
したがって、流動性が強い液体などの内容物は蓋部が胴体部に固定された状態でもドラムの使用が可能であった。
【0005】
また、従来のドラムは流動体である液体などに使うことはできるものの、固形や粘性が強い内容物はドラムの内側に貯蔵することが困難であった。
【0006】
したがって、このような問題点を克服するために、胴体の上部に蓋を分離可能に形成し、蓋の所定部位に栓を両側に形成するかまたは栓がないようにし、その蓋の外側に具備した蓋結合部と胴体の上側に構成した縁部が接する部位に密閉部材を具備し、前記蓋が覆われた外側に結合縁を構成して蓋をドラムの胴体に固定させる他のドラムが開示されている。
【0007】
また、他のドラムは強度を補強するために補強部を胴体の所定部位に形成した。この時、蓋をドラムの胴体に固定するためには必ず結合縁が必要であった。
【0008】
このような、従来の他のドラムに固体や粘性が強い内容物を注入するためには、まず結合縁を除去してから蓋を胴体から分離できるようになった。
【0009】
この時、蓋が分離された胴体の上部は開放されて固体や粘性が強い内容物を容易に充填できるようになった。
【0010】
そして、内容物をドラムの内側に充填した後には、密閉部材を内側面に付着した前記の蓋結合部を胴体の縁部に覆った後、結合縁で縁部と蓋結合部を囲んで締め付けると、蓋が胴体に密閉された状態に結合された。
【0011】
したがって、内容物が入っている従来の他のドラムを移動しようとする時に、結合縁によって固定された蓋が胴体に固定されて内容物がこぼれ出ない状態で移動させることができるようになった。
【0012】
しかし、このような従来のドラムは結合縁と蓋結合部が衝撃で潰れる場合、蓋の密閉維持力が顕著に落ちることになって、潰れて損傷した部位に液体が漏れ出る可能性がある問題が発生した。したがって、上部蓋がオープンされるオープンドラムにおいては液体を安全に貯蔵することが非常に困難であった。
【0013】
また、ドラムを保管するためにドラムを所定の空間内で互いに接するように密着させて積んでおく場合、またはドラムを移送するためにコンテナなどの制限された所定の空間に積載する場合、結合縁の外径が胴体の外径より大きく形成されてドラムの最外郭に突出しているため、このような結合縁の突出した部分により一個のドラムが占める空間が増加して、一定の空間に収容できるドラムの数が少なくなる短所があった。
【0014】
また、それぞれのドラムを互いに積層させながら積載させる場合においては、胴体の縁部が一度巻き上げられた状態の蓋結合部がその上に載置された状態であるため、積層時または積層された状態での移動時に上側ドラムの下部が下側ドラムの上部にぶつかる衝撃によって下側ドラムの結合縁が容易に潰れながら蓋結合部と縁部も共に潰れるため、蓋を胴体から分離することが容易でない短所があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【文献】大韓民国登録実用新案第20-0177850号(2000.01.28.登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために、下部方向に直径が狭くなる容器胴体部にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を形成して液体、粉体、小型の固体物などの内容物を収容し、容器胴体部を移送、荷役、積載できる新しい構造のテーパー状のドラムを提供することである。
【0017】
また、フォークリフトのフォークが挿入される挿入部を通じて容器胴体部を積層するかフォークを回転できるようにして容器胴体部をフォークの回転に対応して回動して内容物を吐き出すことができるテーパー状のドラムを提供することである。
【0018】
また、容器胴体部の外周面に沿って垂直な方向に形成された凹凸部および凹凸部の上部より下部の広さが広い拡張部を含む補強部を形成して、内容物の重量で容器胴体部の下部に作用する曲げモーメントを分散させて破損を防止できるテーパー状のドラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は前記のような課題を解決するために
上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器で形成された容器胴体部;および
前記容器胴体部の内側にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を含むテーパー状のドラムを提供する。
【0020】
本発明の実施例に係るテーパー状のドラムにおいて、前記容器胴体部は前記容器の上部縁を外周面方向に折り曲げて強度を補強するフレームで形成されたフランジ部をさらに含み、前記フランジ部は円形、四角形、星状および多角形のうちいずれか一つのフレームで形成されることを特徴とすることができる。
【0021】
本発明の実施例に係るテーパー状のドラムにおいて、前記挿入部は前記容器胴体部の外周面の一側を貫通して同一直線上に位置する外周面の他側を貫通する一対のホールが少なくとも一つ以上形成された結合ホール;および前記結合ホールの形状に対応して内部が空の柱状に形成されて前記フォークが挿入される挿入フレームをさらに含むことができる。
【0022】
本発明の実施例に係るテーパー状のドラムにおいて、前記挿入部はフォークリフトのフォークが挿入されて前記容器胴体部を移動させ、前記フォークを軸に前記容器胴体部を一方向に回動させることを特徴とすることができる。
【0023】
本発明の実施例に係るテーパー状のドラムは
上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器で形成された容器胴体部;前記容器胴体部の内側にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部;および前記容器胴体部の外周面に形成されて前記容器胴体部の曲げ強度に対応する補強部を含むことができる。
【0024】
本発明の実施例に係るテーパー状のドラムにおいて、前記補強部は前記容器胴体部の外周面に沿って垂直な方向に形成された凹凸部;および前記凹凸部の上部の広さが狭く、下部方向に広くなる拡張部をさらに含み、前記拡張部は前記容器胴体部の内部に収容される内容物の重量によって前記容器胴体部の外周面に作用する曲げモーメントを分散させることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明に係るテーパー状のドラムは上部が広く下部が狭い台形状の容器胴体部を形成して多段の積層が可能であり、体積を最小化させて一度に複数個のドラムを移送させることができる長所がある。
【0026】
また、容器胴体部にフォークリフトのフォークが挿入される挿入部を形成してフォークリフトの移動でドラムの移送が容易であり、フォークの回転で容器胴体部を回動させて内容物を吐き出すことができるため、作業者の安全事故を防止する長所がある。
【0027】
また、本発明に係るテーパー状のドラムは、容器胴体部の外周面に沿って垂直な方向に形成された凹凸部と凹凸部の上部より下部の広さが広い拡張部を形成して内容物の重量で容器胴体部の下部に作用する曲げモーメントを分散させることによって、破損を防止して長時間使用できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを移動させる状態を示した例示図である。
【
図2】本発明の実施例に係るテーパー状のドラムの外観を概略的に示した斜視図である。
【
図4】本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを回動させる状態を示した例示図である。
【
図5】本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを積層するために上下に配置させた状態を示した例示図である。
【
図6】本発明の他の実施例に係るテーパー状のドラムの外観を概略的に示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付された図面を参照して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の好ましい実施例に対する動作原理を詳細に説明するにおいて、関連した公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
【0030】
また、図面全体に亘って類似する機能および作用をする部分については同一の図面符号を使う。
【0031】
これに加え、明細書全体である部分が他の部分と「連結」されているとする時、これは直接的に連結されている場合だけでなくその中間に他の構成要素を挟んで間接的に連結されている場合も含む。また、ある構成要素を「含む」とは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0032】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例に係るテーパー状のドラムについて詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを移動させる状態を示した例示図であり、
図2は本発明の実施例に係るテーパー状のドラムの外観を概略的に示した斜視図であり、
図3は
図2を分解して示した分解斜視図であり、
図4は本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを回動させる状態を示した例示図であり、
図5は本発明の実施例に係るテーパー状のドラムを積層するために上下に配置させた状態を示した例示図である。
【0034】
図1に図示された通り、本発明の実施例に係るテーパー状のドラム10は容器胴体部100および挿入部200を含む。
【0035】
より詳細には、
図1および
図2に図示された通り、本発明の実施例に係るテーパー状のドラム10は上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器110で形成された容器胴体部100および容器胴体部の内側にフォークリフトのフォーク11が挿入される挿入部200を含む。
【0036】
ここで、フォークリフトのフォーク11は単一または2個で形成することができる。そして、フォークリフトに回転できる回転機構を装着し、回転機構にフォークが連結され得る。
【0037】
すなわち、フォーク11は一側が回転機構に連結され、回転機構は上下に延びたレールに沿って直線往復移動が可能に連結することが好ましい(図示されず)。
【0038】
一方、回転機構は板状に形成され、回転機構の一面にフォークが互いに離隔して位置することが好ましい。
【0039】
図2を参照すると、容器胴体部100は下部の直径が上部より狭い台形状の円筒状の容器110で形成される。そして容器110の内部に液体、粉体、小型の固体物などの内容物を収容して移送、荷役、積載できるのである。
【0040】
このために、容器胴体部100はフランジ部120に締結されるカバー部を具備して内部に収容された内容物が外部に排出されることを防止するように内部を密閉することができる。
【0041】
また、容器胴体部100はフランジ部120をさらに含む。
【0042】
フランジ部120は容器110の上部縁を外周面方向に折り曲げて強度を補強するフレームで形成される。
【0043】
また、フランジ部120は円形、四角形、星状および多角形のうちいずれか一つのフレームで形成されることが好ましい。
【0044】
このようなフランジ部120は容器110の上部を補強するために、補強フレームを溶接する代わりに折り曲げて形成されるため、一般的な補強フレームより強度が良い。
【0045】
図1および
図3を参照すると、挿入部200は容器胴体部100の内側にフォークリフトのフォーク11が挿入される役割をする。
【0046】
このために、挿入部200は結合ホール210および挿入フレーム220をさらに含む。
【0047】
結合ホール210は容器胴体部100の外周面の一側を貫通して同一直線上に位置する外周面の他側を貫通する一対のホールが少なくとも一つ以上形成される。
【0048】
挿入フレーム220は結合ホール210の形状に対応して内部が空の柱状に形成されてフォーク11が挿入されるフレームである。
【0049】
このような挿入フレーム220は、結合ホール210が位置する容器胴体部100の一直線上の距離に対応する長さで形成されて結合ホール210に嵌合される。
【0050】
この時、挿入フレーム220の両側端と結合ホール210間の隙間を防止する密閉部材が備えられるか溶接を通じて完全密閉する。
【0051】
また、挿入フレーム220は容器胴体部100の内部を互いに連結して補強フレームの役割も併行する。
【0052】
このような挿入部200は
図4に図示された通り、フォークリフトのフォーク11が挿入されて容器胴体部100を移動させ、フォーク11を軸に容器胴体部100を一方向に回動させることが可能である。
【0053】
換言すると、結合ホール210に位置した挿入フレーム220の内部にフォーク11が挿入される。そして、フォークリフトの移動によって容器胴体部100を移送させることができる。
【0054】
この時、容器胴体部100の内部に貯蔵された内容物を吐き出す場合、フォーク11の一側に結合された回転機構を通じてフォーク11を回転させれば、フォーク11を軸に容器胴体部100が一方向に回動する。
【0055】
したがって、容器胴体部100の上部に結合されて内容物を吐き出すために容器胴体部100を回動させるリフトを別途に具備しなくてもよい長所がある。
【0056】
図5を参照すると、挿入部200は容器胴体部100を積層する役割をする。
【0057】
すなわち、フォークリフトのフォーク11が挿入フレーム220に挿入されて容器胴体部100を持ち上げて、地面または保管所の底に位置した第1容器胴体部の上部に第2容器胴体部を積層する。
【0058】
特に、容器胴体部100は台形状であるため、より多くの容器110を積層することが可能である。
【0059】
この時、容器胴体部100の上部に備えられるカバー部を開放して積層する場合、容器胴体部100の下部が少なくとも1/3以上の高さが収容されて積層される。
【0060】
また、容器胴体部100の上部にカバー部を具備して積層する場合、容器胴体部100の下面がカバー部の上面に装着されるようにして高さ方向に積層する。これによって、密閉されたドラムを積層して保管することが可能である。
【0061】
図6は、本発明の他の実施例に係るテーパー状のドラムの外観を概略的に示した斜視図である。
【0062】
図6に図示された通り、本発明の他の実施例に係るテーパー状のドラム20は容器胴体部100、挿入部200および補強部300を含む
【0063】
より詳細には、
図6に図示された通り、本発明の実施例に係るテーパー状のドラム20は上部が開放され、下部方向に直径が狭くなる円筒状の容器110で形成された容器胴体部100、容器胴体部の内側にフォークリフトのフォーク11が挿入される挿入部200および容器胴体部の外周面に形成されて容器胴体部の曲げ強度に対応する補強部300を含む。
【0064】
ここで、容器胴体部100と挿入部200は前述した実施例を参照する。
【0065】
補強部300は容器胴体部100の外周面に形成されて容器胴体部100の曲げ強度に対応する役割をする。
【0066】
このために、補強部300は凹凸部310および拡張部320をさらに含む。
【0067】
凹凸部310は容器胴体部100の外周面に沿って垂直な方向に形成される。
【0068】
換言すると、凹凸部310は容器胴体部100の外周面に垂直な方向に膨らむように突出して一定の間隔で配置される。
【0069】
そして容器胴体部100の高さを5等分して上部の3/5部分で下部方向に凹凸が形成される。
【0070】
これは、容器胴体部100の内部の掃除を容易にするとともに凹凸によって曲げ強度を補強するためである。
【0071】
拡張部320は凹凸部310の上部の広さが狭く、下部方向に広くなる形状に形成される。
【0072】
このような、拡張部320は容器胴体部100の内部に収容される内容物の重量によって容器胴体部100の外周面に作用する曲げモーメントを分散させる役割をする。
【0073】
したがって、拡張部320は別途の補強部材を具備せずとも本願発明のドラムの強度を補強することができる。
【0074】
以上で説明した通り、本発明の詳細な説明では本発明の好ましい実施例に関して説明したが、これは本発明の最も良好な実施例を例示的に説明したものであって、本発明を限定するものではない。また、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者であれば誰でも本発明の技術思想の範疇を逸脱しない範囲内で多様な変形および模倣が可能であることは言うまでもない。
【0075】
したがって、本発明の権利範囲は前述した実施例に限定されるものではなく、添付された特許請求の範囲内で多様な形態の実施例で具現され得る。そして、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも変形可能な多様な範囲まで本発明の特許請求の範囲内にあるものと見なす。
【符号の説明】
【0076】
10:テーパー状のドラム
11:フォーク
100:容器胴体部
110:容器
120:フランジ部
200:挿入部
210:結合ホール
220:挿入フレーム
300:補強部
310:凹凸部
320:拡張部