(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-11
(45)【発行日】2023-07-20
(54)【発明の名称】決済方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/10 20120101AFI20230712BHJP
G06Q 20/20 20120101ALI20230712BHJP
【FI】
G06Q20/10 300
G06Q20/20
(21)【出願番号】P 2021173817
(22)【出願日】2021-10-25
【審査請求日】2021-10-25
(31)【優先権主張番号】10-2020-0140545
(32)【優先日】2020-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(73)【特許権者】
【識別番号】320000964
【氏名又は名称】ネイバー ファイナンシャル コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チェー インヒョク
(72)【発明者】
【氏名】クォン ヒョクサン
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒョンジュ
(72)【発明者】
【氏名】ユン ソクウォン
(72)【発明者】
【氏名】シン ウンジュ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンウォン
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-140409(JP,A)
【文献】特開2020-101867(JP,A)
【文献】特開2020-091759(JP,A)
【文献】特開2020-047184(JP,A)
【文献】特開2011-034500(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置の決済方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサが、
加盟店に配置された固定型イメージコードを利用者端末でスキャンすることによって前記利用者端末から送信されるユーザ識別子および前記加盟店の端末から送信される決済情報のう
ち、先に受信したいずれか1つの情報に対応する仮注文書を生成する段階、
前記ユーザ識別子および前記決済情報のうち
、後から受信した他の1つの情報を受信することにより、
受信した前記他の1つの情報を前記仮注文書に結合して決済注文書を生成する段階、
前記ユーザ識別子に基づいて、
生成された前記決済注文書を
前記利用者端末に提供する段階、および
前
記決済注文書に基づいて利用者の決済要請を処理する段階
を含む、決済方法。
【請求項2】
前記仮注文書を生成する段階は、
前記ユーザ識別子が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書を生成し、
前記決済注文書を生成する段階は、
前記決済情報が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書に
、受信した前記決済情報を入力して、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成すること
を特徴とする、請求項1に記載の決済方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
生成された前記仮注文書を
マッピングされた前記ユーザ識別子に基づいて
前記利用者端末に提供する段階
をさらに含み、
生成された前記決済注文書を
前記利用者端末に提供する段階は、
提供された前記仮注文書が
生成された前記決済注文書に変更されるように
、生成された前記決済注文書を提供することを特徴とする、請求項2に記載の決済方法。
【請求項4】
前記仮注文書を生成する段階は、
前記決済情報が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書を生成し、
前記決済注文書を生成する段階は、
前記ユーザ識別子が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書に前記ユーザ識別子をマッピングして、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成すること
を特徴とする、請求項1に記載の決済方法。
【請求項5】
前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して前記加盟店にオンライン上で提供されるサービスのユーザインタフェースに入力されて、前記コンピュータ装置に送信されることを特徴とする、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の決済方法。
【請求項6】
前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して前記加盟店の端末においてインストールされて実行されたコンピュータプログラムが提供されるユーザインタフェースに入力されて、前記コンピュータプログラムの制御にしたがって前記加盟店の端末から前記コンピュータ装置に送信されることを特徴とする、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の決済方法。
【請求項7】
前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと連動するPOS(Point Of Sales)である前記加盟店の端末から前記コンピュータ装置に送信されることを特徴とする、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の決済方法。
【請求項8】
コンピュータ装置と結合して請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の方法をコンピュータ装置に実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項9】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
加盟店に配置された固定型イメージコードを利用者端末でスキャンすることによって前記利用者端末から送信されるユーザ識別子および前記加盟店の端末から送信される決済情報のう
ち、先に受信したいずれか1つの情報に対応する仮注文書を生成し、
前記ユーザ識別子および前記決済情報のうち
、後から受信した他の1つの情報を受信することにより、
受信した前記他の1つの情報を前記仮注文書に結合して決済注文書を生成し、
前記ユーザ識別子に基づいて、
生成された前記決済注文書を
前記利用者端末に提供し、
前
記決済注文書に基づいて利用者の決済要請を処理すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
前記ユーザ識別子が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書を生成し、
前記決済情報が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書に
、受信した前記決済情報を入力して、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成すること
を特徴とする、請求項9に記載のコンピュータ装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
生成された前記仮注文書を
マッピングされた前記ユーザ識別子に基づいて
前記利用者端末に提供し、
提供された前記仮注文書が
、生成された前記決済注文書に変更されるように
、生成された前記決済注文書を提供すること
を特徴とする、請求項10に記載のコンピュータ装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
前記決済情報が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書を生成し、
前記ユーザ識別子が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書に前記ユーザ識別子をマッピングして、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成すること
を特徴とする、請求項9に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、決済方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
QR(Quick Response)コードのようなイメージコードを利用した決済方法として、可変型イメージコードを利用した決済方法と固定型イメージコードを利用した決済方法がある。
【0003】
可変型イメージコードを利用した決済方法は、各決済インスタンスに対応する可変型イメージコードを加盟店側が生成して利用者に提示し、利用者がこの可変型イメージコードを利用者端末でスキャンすると、可変型イメージコードを通じて決済ページに移動するようになり、これによって決済を行う方法である。この場合、利用者の立場では、提示された可変型イメージコードをスキャンするだけで決済ページにアクセスすることができ、決済金額を確認して最終的に決済を行うことができるため、利便性がある。しかし、加盟店の立場では、利用者側が決済のために使用する決済アプリケーションとは別に、各決済インスタンスに対応する可変型イメージコードを生成して利用者に提示する機能を備えた端末が必要となるという問題がある。
【0004】
一方、固定型イメージコードを利用した決済方法は、特定の加盟店に対して予め発給された固定型イメージコードを利用者が自身の利用者端末でスキャンすることによって該当の加盟店の決済ページにアクセスし、利用者が利用者端末を利用して決済金額などの情報を入力することによって加盟店の決済ページで決済がなされる。この場合、加盟店の立場では、各決済インスタンスに対応するイメージコードを生成して提示する必要がなく、予め発給された固定型イメージコードを店内に配置するだけで決済が処理されるようになるため、利便性がある。しかし、利用者の立場では、利用者側がイメージコードをスキャンしなければならないだけでなく、加盟店の決済ページにアクセスして決済金額などの情報を入力しなければならないという不便がある。また、加盟店側は、利用者が決済プロセスを終えるまで決済金額を確認することができないため、利用者が金額を誤って入力したままで済を行った場合には決済を再度要求しなければならないなど、煩わしさがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
固定型イメージコードを使用しながらでも決済情報の入力は加盟店側が行えるように決済サービスを提供することにより、利用者と加盟店の両方の利便性を高めることができる、決済方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置の決済方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサが、加盟店に配置された固定型イメージコードを利用者端末でスキャンすることによって前記利用者端末から送信されるユーザ識別子および前記加盟店の端末から送信される決済情報のうちのいずれか1つの情報を受信することにより、前記受信したいずれか1つの情報に対応する仮注文書を生成する段階、前記ユーザ識別子および前記決済情報のうちの他の1つの情報を受信することにより、前記受信した他の1つの情報を前記仮注文書に結合して決済注文書を生成する段階、前記ユーザ識別子に基づいて、前記生成された決済注文書を提供する段階、および前記提供された決済注文書に基づいて利用者の決済要請を処理する段階を含む、決済方法を提供する。
【0008】
一側によると、前記仮注文書を生成する段階は、前記ユーザ識別子が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書を生成し、前記決済注文書を生成する段階は、前記決済情報が受信されることによって前記ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書に前記受信した決済情報を入力して、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成することを特徴としてよい。
【0009】
他の側面によると、前記決済方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記生成された仮注文書を前記マッピングされたユーザ識別子に基づいて提供する段階をさらに含み、前記生成された決済注文書を提供する段階は、前記提供された仮注文書が前記生成された決済注文書に変更されるように前記生成された決済注文書を提供することを特徴としてよい。
【0010】
また他の側面によると、前記仮注文書を生成する段階は、前記決済情報が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書を生成し、前記決済注文書を生成する段階は、前記ユーザ識別子が受信されることによって前記決済情報が入力された仮注文書に前記ユーザ識別子をマッピングして、前記ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成することを特徴としてよい。
【0011】
また他の側面によると、前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して前記加盟店にオンライン上で提供されるサービスのユーザインタフェースに入力されて、前記コンピュータ装置に送信されることを特徴としてよい。
【0012】
また他の側面によると、前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して前記加盟店の端末においてインストールされて実行されたコンピュータプログラムが提供されるユーザインタフェースに入力されて、前記コンピュータプログラムの制御にしたがって前記加盟店の端末から前記コンピュータ装置に送信されることを特徴としてよい。
【0013】
さらに他の側面によると、前記決済情報は、前記ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと連動するPOS(Point Of Sales)である前記加盟店の端末から前記コンピュータ装置に送信されることを特徴としてよい。
【0014】
コンピュータ装置と結合して前記方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された、コンピュータプログラムを提供する。
【0015】
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0016】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサにより、加盟店に配置された固定型イメージコードを利用者端末でスキャンすることによって前記利用者端末から送信されるユーザ識別子および前記加盟店の端末から送信される決済情報のうちのいずれか1つの情報を受信することにより、前記受信したいずれか1つの情報に対応する仮注文書を生成し、前記ユーザ識別子および前記決済情報のうちの他の1つの情報を受信することにより、前記受信した他の1つの情報を前記仮注文書に結合して決済注文書を生成し、前記ユーザ識別子に基づいて、前記生成された決済注文書を提供し、前記提供された決済注文書に基づいて利用者の決済要請を処理することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0017】
固定型イメージコードを使用しながらでも決済情報の入力は加盟店側が行えるように決済サービスを提供することにより、利用者と加盟店の両方の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、決済システムの例を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、決済過程の他の例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、仮注文書の例を示した図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、決済注文書の例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、仮注文書の他の例を示した図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、決済方法の例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0020】
本発明の実施形態に係る決済システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置で実現されてよく、本発明の実施形態に係る決済方法は、決済システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る決済方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して決済方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの1つを説明するための一例に過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0022】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0023】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0024】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、決済サービス、コンテンツ提供サービス、グループ通話サービス(または、音声会議サービス)、メッセージングサービス、メールサービス、ソーシャルネットワークサービス、地図サービス、翻訳サービス、金融サービス、検索サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0025】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示すコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0026】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワークを介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0027】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0028】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0029】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置として構成されてもよい。
【0030】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバやデータベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0031】
図3は、本発明の一実施形態における、決済過程の例を示した図である。
図3は、利用者310、加盟店320、および決済サーバ330を示している。利用者310は、決済サーバ330が提供する決済サービスを利用する会員であってよく、実質的には、該当の会員が利用する利用者端末であってよい。このような利用者端末は、
図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200で実現されてよい。加盟店320は、決済サーバ330が提供する決済サービスに加盟した会員であってよく、実質的には、該当の会員が利用する端末であってよい。このような端末も、
図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200で実現されてよい。決済サーバ330は、少なくとも1つの物理的な装置で実現されてよく、少なくとも1つの物理的な装置それぞれは、
図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200で実現されてよい。
【0032】
先ず、加盟店320は、決済サーバ330に固定型イメージコードの発給を要請してよく、決済サーバ330は、加盟店320からの要請にしたがって固定型イメージコードを該当の加盟店320に発給してよい。
【0033】
加盟店320は、発給された固定型イメージコードをオフライン店内に配置してよい。一例として、加盟店320は、デジタル形態で発給された固定型イメージコードを出力してオフライン店内に配置してよい。実施形態によっては、固定型イメージコードは、スタンプのような形態でオフライン上に発給されて提供されてもよい。
【0034】
一例として、加盟店320のオフライン店を訪れた利用者310が、オフライン店内にある商品またはサービスを購入したとする。この場合、利用者310は、オフライン店内に配置された固定型イメージコードをスキャンしてよい。より詳細には、利用者310に実質的に該当する利用者端末のカメラによって固定型イメージコードをスキャンしてよい。
【0035】
利用者310が固定型イメージコードをスキャンすることにより、利用者310は、固定型イメージコードが含む情報に基づいて決済サーバ330にユーザ識別子を送信してよい。ここで、ユーザ識別子とは、決済サーバ330が提供する決済サービス上で利用者310を識別するための情報であってよい。
【0036】
決済サーバ330は、ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書を生成してよい。仮注文書にはユーザ識別子がマッピングされているが、決済情報はまだ含んでいない。この後、利用者310がオフライン店で加盟店320に決済を要請することにより、加盟店320は決済情報を決済サーバ330に提供してよい。
【0037】
決済サーバ330は、加盟店320から提供された決済情報をユーザ識別子がマッピングされた仮注文書に入力することにより、ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成してよい。また、決済サーバ330は、ユーザ識別子に基づいて、決済注文書を利用者310に提供してよい。例えば、決済サービスと関連するアプリケーションを通じて、利用者310に決済注文書が提供されてよい。このようなアプリケーションは、決済サービスのための決済アプリケーションであってもよいが、決済サービスと連係する他のアプリケーション(一例として、検索アプリケーション)であってもよい。
【0038】
利用者310は、提供された決済注文書から決済情報を確認し、異常がなければ、決済サーバ330に決済を要請してよく、決済サーバ330は、要請された決済を処理して決済を完了してよい。
【0039】
図4は、本発明の一実施形態における、決済過程の他の例を示した図である。
図3では、利用者310が固定型イメージコードをスキャンした後に、加盟店320が決済情報を決済サーバ330に提供する場合の例について説明した。
図4では、加盟店320が決済情報を決済サーバ330に提供した後に、利用者310が固定型イメージコードをスキャンする場合の例について説明する。
【0040】
図3と同様、先ず、加盟店320は、決済サーバ330に固定型イメージコードの発給を要請してよく、決済サーバ330は、加盟店320からの要請にしたがって固定型イメージコードを該当の加盟店320に発給してよい。
【0041】
加盟店320は、発給された固定型イメージコードをオフライン店内に配置してよい。一例として、加盟店320は、デジタル形態で発給された固定型イメージコードを出力してオフライン店内に配置してよい。実施形態によっては、固定型イメージコードは、スタンプのような形態でオフライン上に発給されて提供されてもよい。
【0042】
このとき、利用者310が固定型イメージコードをスキャンする前に、加盟店320が決済情報を決済サーバ330に提供してもよい。この場合、決済サーバ330は、決済情報が受信されることにより、決済情報が入力された仮注文書を生成してよい。この後、利用者310が固定型イメージコードをスキャンすることによって利用者310からユーザ識別子が送信されれば、決済サーバ330は、決済情報が入力された仮注文書にユーザ識別子をマッピングして、ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成してよい。
【0043】
決済サーバ330は、生成された決済注文書をユーザ識別子に基づいて利用者310に提供してよく、利用者310は、提供された決済注文書から決済情報を確認し、異常がなければ、決済サーバ330に決済を要請してよい。決済サーバ330は、利用者310の要請にしたがって決済を処理して決済を完了してよい。
【0044】
図3および
図4の実施形態で説明したように、固定型イメージコードを利用して決済が処理されるため、加盟店320の立場では、決済インスタンスごとに可変型イメージコードを生成して利用者に提示しなければならなかった不便がなくなり、利用者310の立場では、固定型イメージコードを利用して決済が処理されながらも決済情報の入力は加盟店320が行って決済サーバ330に伝達されるため、決済情報を入力しなければならなかった不便がなくなる。
【0045】
図5は、本発明の一実施形態における、仮注文書の例を示した図であり、
図6は、本発明の一実施形態における、決済注文書の例を示した図である。
【0046】
図5では、ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書510を示している。決済サーバ330は、ユーザ識別子によって仮注文書510が利用者310のものであることが分かるため、利用者310の積立ポイント残額やチャージポイント残額などの情報が予め入力された状態で仮注文書510を生成してよい。ただし、決済情報は受信されていない状態であるため、第1点線枠520のように、仮注文書510には注文商品に関する情報は表示されていない。
【0047】
また、本実施形態において、決済サーバ330は、利用者310を識別することができるため、生成された仮注文書510を先に利用者310に提供してもよい。一例として、固定型イメージコードをスキャンした利用者端末には仮注文書510が表示されてよい。ただし、この注文書が仮の注文書であることに関する情報や、そのためまだ決済はできないことに関する情報も合わせて利用者310に提供されてよい。
【0048】
図6では、決済サーバ330が加盟店320から決済情報を受信することによって仮注文書510に決済情報を入力して生成される決済注文書610を示している。第2点線枠620は、このような決済情報が含まれた例を説明している。利用者端末に仮注文書510が表示された状態で決済注文書610が提供された場合、利用者端末に表示される注文書は仮注文書510から決済注文書610に変更されてよく、利用者310は、決済注文書610で決済情報を確認した後、決済サーバ330に決済の処理を要請することができるようになる。
【0049】
図7は、本発明の一実施形態における、仮注文書の他の例を示した図である。決済サーバ330が固定型イメージコードを通じてユーザ識別子を受信する前に加盟店320から決済情報を受信する場合、決済サーバ330は、決済情報が含まれた仮注文書710を生成してよい。この場合には、まだ利用者310を識別することができないため、仮注文書710は実際には提供されない。この後、利用者310が固定型イメージコードをスキャンして決済サーバ330にユーザ識別子を送信すると、決済サーバ330は利用者310を識別することができるようになるため、利用者310のための決済注文書を生成して利用者310に提供することができるようになる。
【0050】
なお、固定型イメージコードは、加盟店320に関する情報(一例として、加盟店識別子)を含んでよい。例えば、利用者310が固定型イメージコードをスキャンする場合、加盟店320に関する情報を取得して、利用者310のユーザ識別子と加盟店320に関する情報を決済サーバ330に送信してよい。このとき、決済サーバ330は、加盟店320に関する情報から、ユーザ識別子がマッチングされた仮注文書(一例として、仮注文書510)と加盟店320が送信する決済情報とを結合することができるようになる。
【0051】
また、加盟店320のオフライン店で複数の利用者が同時にまたは一定の時間間隔内に固定型イメージコードをスキャンする場合が発生することがある。例えば、複数のテーブルが置かれたオフライン店内の各テーブルに固定型イメージコードが配置される場合がある。このとき、2人以上の利用者が一定の時間間隔内に固定型イメージコードをスキャンする場合、加盟店320が送信する決済情報がどの利用者に該当する決済情報であるか分からず、マッチングに混乱が生じる場合がある。これにより、固定型イメージコードは、加盟店320に関する情報として、テーブル番号のように利用者と決済情報をマッチングするための情報をさらに含んでもよい。例えば、利用者310が、固定型イメージコードを識別して加盟店識別子とテーブル番号を取得したとする。この場合、利用者310は、ユーザ識別子、加盟店識別子、およびテーブル番号を決済サーバ330に送信してよい。この後、加盟店320が送信する決済情報も、加盟店識別子とテーブル番号を含んでよい。この場合、加盟店320のオフライン店内で複数の利用者が一定の時間間隔内に固定型イメージコードをスキャンしたとしても、決済サーバ330は、テーブル番号を参照しながら決済情報と該当の利用者とをマッチングすることができるようになる。
【0052】
図8は、本発明の一実施形態における、決済方法の例を示したフローチャートである。本実施形態に係る決済方法は、上述した決済サーバ330を実現するコンピュータ装置200によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が
図8の方法に含まれる段階810~840を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。
【0053】
段階810で、コンピュータ装置200は、加盟店に配置された固定型イメージコードを利用者端末でスキャンすることによって利用者端末から送信されるユーザ識別子および加盟店の端末から送信される決済情報のうちのいずれか1つの情報を受信することにより、受信したいずれか1つの情報に対応する仮注文書を生成してよい。ここで、利用者端末は、上述したように、利用者310が実質的に使用する物理的な端末装置に対応してよく、加盟店は、上述したように、加盟店320で実質的に使用する物理的な端末装置に対応してよい。
【0054】
上述したように、利用者端末が固定型イメージコードをスキャンすることによって利用者端末からのユーザ識別子の送信が先に発生することもあるし、加盟店の端末からの決済情報の送信が先に発生することもある。これにより、コンピュータ装置200は、ユーザ識別子と決済情報のうちで先に受信される情報に対応する仮注文書を生成してよい。ユーザ識別子が先に受信されることによってユーザ識別子にマッチングされるように生成された仮注文書については、
図5を参照しながら説明したとおりであるし、決済情報が先に受信されることによって決済情報が入力されるように生成された仮注文書については、
図7を参照しながら説明したとおりである。
【0055】
例えば、コンピュータ装置200は、ユーザ識別子が受信されることによってユーザ識別子がマッピングされた仮注文書を生成してよく、決済情報が受信されることによって決済情報が入力された仮注文書を生成してよい。
【0056】
一方、ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書が生成される場合、コンピュータ装置200は、生成された仮注文書をマッピングされたユーザ識別子に基づいて提供してよい。例えば、利用者が固定型イメージコードを識別するために、利用者アプリケーションまたは別の決済アプリケーションを通じて仮注文書が利用者に表示されてよい。
【0057】
段階820で、コンピュータ装置200は、ユーザ識別子および決済情報のうちの他の1つの情報を受信することにより、受信された他の1つの情報を仮注文書に結合して決済注文書を生成してよい。一例として、コンピュータ装置200は、ユーザ識別子を先に受信した場合、後から決済情報が受信されることにより、ユーザ識別子がマッピングされた仮注文書に受信した決済情報を入力して、ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成してよい。他の例として、コンピュータ装置200は、決済情報を先に受信した場合、後からユーザ識別子が受信されることにより、決済情報が入力された仮注文書にユーザ識別子をマッピングして、ユーザ識別子がマッピングされた決済注文書を生成してよい。
【0058】
段階830で、コンピュータ装置200は、ユーザ識別子に基づいて、生成された決済注文書を提供してよい。仮注文書が利用者に表示されている状態であれば、コンピュータ装置200は、予め提供された仮注文書が決済注文書に変更されるように利用者端末に決済注文書を提供してよい。決済注文書が提供された利用者端末には決済注文書が表示されてよく、利用者は、このような決済注文書を通じて決済情報を確認してよい。この後、決済注文書を通じて利用者が決済の処理を要請してよい。
【0059】
段階840で、コンピュータ装置200は、提供された決済注文書に基づいて利用者の決済要請を処理してよい。決済要請の処理は、利用者が選択する少なくとも1つの決済手段(一例として、仮想通貨、チャージポイント、積立ポイント、クレジットカード)によってなされてよい。
【0060】
一方、加盟店からの決済情報は、ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して加盟店にオンライン上で提供されるサービスのユーザインタフェース(一例として、オンライン上のウェブページで提供される決済情報入力機能)に入力されて、コンピュータ装置200に送信されてよい。一例として、決済サービスと関連して周辺情報を提供するサービスやレストランの予約のためのサービスなどに加入した加盟店に、決済情報を入力するためのユーザインタフェースが提供されてよい。この場合、加盟店は、ウェブページのようなオンライン上のサービスにアクセスすることが可能な端末を利用して決済情報を入力することができるため、決済情報を入力に特定の端末しか利用できないという制約をなくすことができる。
【0061】
他の例として、決済情報は、ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと関連して加盟店の端末においてインストールされて実行されたコンピュータプログラムが提供されるユーザインタフェースに入力されて、コンピュータプログラムの制御にしたがって加盟店の端末からコンピュータ装置200に送信されてよい。このようなコンピュータプログラムは、特定のアプリケーションやウィジェットの形態で加盟店の端末においてインストールされて実行されてよい。
【0062】
また他の例として、決済情報は、ユーザ識別子を利用して利用者を識別する決済サービスと連動するPOS(Point Of Sales)である加盟店の端末からコンピュータ装置200に送信されてよい。
【0063】
このように、本発明の実施形態によると、固定型イメージコードを使用しながらでも決済情報の入力を加盟店側が行えるように決済サービスを提供することにより、利用者と加盟店の両方の利便性を高めることができる。
【0064】
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる多様な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0065】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。
【0066】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体も挙げられる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0067】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0068】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0069】
310:利用者
320:加盟店
330:決済サーバ