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特許7313424信号伝送方法及び装置、ネットワーク装置、端末機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-13
(45)【発行日】2023-07-24
(54)【発明の名称】信号伝送方法及び装置、ネットワーク装置、端末機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/20 20230101AFI20230714BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20230714BHJP
【FI】
H04W72/20
H04W52/02
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021503739
(86)(22)【出願日】2018-07-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-23
(86)【国際出願番号】 CN2018097003
(87)【国際公開番号】W WO2020019188
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2021-06-28
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ウェイジエ
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】チャン、チー
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ウェンホン
(72)【発明者】
【氏名】シ、チファ
(72)【発明者】
【氏名】シェン、ジア
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】シー、コン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シュクン
(72)【発明者】
【氏名】イヨウ、シン
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】Intel Corporation,Power Saving Signal for efeMTC[online],3GPP TSG RAN WG1 #92b R1-1804694,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92b/Docs/R1-1804694.zip>,2018年04月07日
【文献】Samsung,Discussion on Wake up signal configuration[online],3GPP TSG RAN WG1 #93 R1-1806687,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1-1806687.zip>,2018年05月12日
【文献】Ericsson,eMTC power consumption reduction for paging and connected-mode DRX[online],3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1708285,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1708285.zip>,2017年08月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号伝送方法であって、
ネットワーク装置が、第1指示信号を端末機器に送信することを含み、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものであり、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号を異なるサーチスペースセットに属する複数のサーチスペースに関連付ける関係、
前記第1指示信号をサーチスペースセット内の複数のサーチスペースに関連付ける関係、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記サーチスペースセットは、1つのサーチスペースが時間領域において周期的に現れることによって形成され、
前記関連関係は、前記第1指示信号に基づいて前記第1指示信号に関連しているサーチスペースを確定するためのものである信号伝送方法。
【請求項2】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れ、
前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、予め定義され、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースによって形成される周期における時間領域で現れる1番目の周期の位置である、ことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
信号伝送方法であって、
端末機器が第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定することであって、前記関連関係は、前記第1指示信号に基づいて前記第1指示信号に関連しているサーチスペースを確定するためのものであることと、
前記端末機器がネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定することとを含み、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号を異なるサーチスペースセットに属する複数のサーチスペースに関連付ける関係、
前記第1指示信号をサーチスペースセット内の複数のサーチスペースに関連付ける関係、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記サーチスペースセットは、1つのサーチスペースが時間領域において周期的に現れることによって形成される、信号伝送方法。
【請求項5】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れ、
前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、予め定義され、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースによって形成される周期における時間領域で現れる1番目の周期の位置である、ことを特徴とする
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
信号伝送装置であって、
第1指示信号を端末機器に送信するように構成され、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものである第1送信ユニットを備え、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号を異なるサーチスペースセットに属する複数のサーチスペースに関連付ける関係、
前記第1指示信号をサーチスペースセット内の複数のサーチスペースに関連付ける関係、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記サーチスペースセットは、1つのサーチスペースが時間領域において周期的に現れることによって形成され、
前記関連関係は、前記第1指示信号に基づいて前記第1指示信号に関連しているサーチスペースを確定するためのものである信号伝送装置。
【請求項8】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記装置はさらに、
第1構成情報を前記端末機器に送信するように構成される第2送信ユニットであって、前記第1構成情報が前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む、第2送信ユニットを備えることを特徴とする
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第2送信ユニットは、RRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって前記第1構成情報を前記端末機器に送信するように構成されることを特徴とする
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
信号伝送装置であって、
第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定するように構成される確定ユニットであって、前記関連関係は、前記第1指示信号に基づいて前記第1指示信号に関連しているサーチスペースを確定するためのものである確定ユニットと、
ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するように構成される第1受信ユニットとを備え、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号を異なるサーチスペースセットに属する複数のサーチスペースに関連付ける関係、
前記第1指示信号をサーチスペースセット内の複数のサーチスペースに関連付ける関係、
のうちの少なくとも1つを含み、
前記サーチスペースセットは、1つのサーチスペースが時間領域において周期的に現れることによって形成される、信号伝送装置。
【請求項12】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義されることを特徴とする
請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記装置はさらに、
前記ネットワーク装置から送信された第1構成情報を受信するように構成される第2受信ユニットであって、前記第1構成情報が、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む、第2受信ユニットを備えることを特徴とする
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記第2受信ユニットは、前記ネットワーク装置がRRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって送信した前記第1構成情報を受信するように構成されることを特徴とする
請求項13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の実施例は、移動通信技術分野に関し、具体的には信号伝送方法及び装置、ネットワーク装置、端末機器に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代移動通信技術(5G:5th Generation)の研究及び標準化により無線ブロードバンド移動通信のピークレートが高くなり、伝送帯域幅が広くなり、伝送遅延が小さくなる。例えば、5G端末機器の動作帯域幅は100MHzから数百MHzであり、データ伝送レートはGbpsレベルであり、伝送遅延はmsレベルまで低下する。
【0003】
しかし、それによって、端末機器に、実現及び具体的な使用上の問題を招き、例えば、広帯域の端末機器の無線周波数及び高速ベースバンド処理により、従来の無線通信システムに比べて端末機器の消費電力が増加する。これは、5G端末機器の待機時間及び使用時間に影響し、さらには端末機器のバッテリーの耐用年数にも影響する。
【0004】
一方で、端末機器は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)接続状態で、大量の消費電力が浪費される。例えば、端末機器は、RRC接続状態で物理ダウンリンク制御チャネルサーチスペース(PDCCH search space:Physical Downlink Control Channel search space)の構成に基づき、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)サーチスペースを周期的に監視する必要があり、しかし、実際には、少量のPDCCH伝送スロットだけでネットワークが端末機器に対してスケジューリングし、残りの大量のスロットでは当該端末機器へのスケジューリングがなく、即ち当該端末機器へのPDCCHの送信がない状態である。
【0005】
そのため、どのように端末機器のPDCCH監視を最適化し、端末機器がPDCCHを受信する過程での電力の浪費を減少するかは、解決すべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例は、信号伝送方法及び装置、ネットワーク装置、端末機器を提供する。
【0007】
本出願の実施例による信号伝送方法は、
ネットワーク装置が、第1指示信号を端末機器に送信することを含み、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものである。
【0008】
本出願の実施例による信号伝送方法は、
端末機器が第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定することと、
前記端末機器がネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定することとを含む。
【0009】
本出願の実施例による信号伝送装置は、
第1指示信号を端末機器に送信するように構成され、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものである第1送信ユニットを備える。
【0010】
本出願の実施例による信号伝送装置は、
第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定するように構成される確定ユニットと、
ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するように構成される第1受信ユニットとを備える。
【0011】
本出願の実施例によるネットワーク装置は、プロセッサとメモリとを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記の信号伝送方法を実行するように構成される。
【0012】
本出願の実施例による端末機器は、プロセッサとメモリとを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記の信号伝送方法を実行するように構成される。
【0013】
本出願の実施例によるチップは、上記の信号伝送方法を実現することに用いられる。
【0014】
具体的には、当該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されるプロセッサを備え、これにより、当該チップが取り付けられた装置は、上記の信号伝送方法を実行する。
【0015】
本出願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに上記の信号伝送方法を実行させるためのコンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0016】
本出願の実施例によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータに上記の信号伝送方法を実行させるためのコンピュータプログラム命令を含む。
【0017】
本出願の実施例によるコンピュータプログラムは、コンピュータで実行される場合、コンピュータに上記の信号伝送方法を実行させる。
【発明の効果】
【0018】
上記の技術的解決策により、第1指示信号とサーチスペースに関連関係があるため、端末機器は、第1指示信号を受信した後、当該第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うだけでよく、それによってPDCCH監視の電力消費が節約される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本出願の実施例による通信システムアーキテクチャの概略図である。
図2】本出願の実施例による信号伝送方法のフローチャート1である。
図3】本出願の実施例による信号伝送方法のフローチャート2である。
図4】本出願の実施例による省エネ信号が2つのPDCCHサーチスペースに関連していることを示す図である。
図5】本出願の実施例による省エネ信号が2つのPDCCHサーチスペース周期に関連していることを示す図である。
図6】本出願の実施例による省エネ信号が1つのPDCCHサーチスペース周期に関連していることを示す図である。
図7】本出願の実施例による省エネ信号が1つのPDCCHスロットに関連していることを示す図である。
図8】本出願の実施例による省エネ信号が2つのPDCCHスロットに関連していることを示す図である。
図9】本出願の実施例による省エネ信号が2つのPDCCH監視シンボルに関連していることを示す図である。
図10】本出願の実施例による信号伝送装置の構造構成図1である。
図11】本出願の実施例による信号伝送装置の構造構成図2である。
図12】本出願の実施例による通信装置の概略構造図である。
図13】本出願の実施例によるチップの概略構造図である。
図14】本出願の実施例による通信システムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここで説明される図面は本出願をさらに理解するためのものであり、本出願の一部を構成し、本出願の例示的な実施例及びその説明は、本出願を解釈するためのものであり、本出願に対する不適切な限定を構成しない。
【0021】
以下に本出願の実施例の図面を参照しながら本出願の実施例における技術的解決策を説明し、明らかに、説明される実施例は、本出願の実施例の一部だけであり、全ての実施例ではない。本出願の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得る他の実施例は、全て本出願の保護範囲に属する。
【0022】
本出願の実施例の技術的解決策は、様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(GSM:Global System for Mobile Communication)システム、符号分割多元アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム又は5Gシステムなどに応用されてもよい。
【0023】
例示的に、本出願の実施例に応用される通信システム100は図1に示される。当該通信システム100は、ネットワーク装置110を備えることができ、ネットワーク装置110は、端末機器120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信することができる装置であってもよい。ネットワーク装置110は、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができ、そして当該カバレッジエリアに位置する端末機器と通信を行うことができる。選択可能に、当該ネットワーク装置110は、GSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよいし、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)であってもよいし、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよく、又は当該ネットワーク装置は、モバイル交換センター、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置などであってもよい。
【0024】
当該通信システム100は、さらにネットワーク装置110のカバレッジに位置する少なくとも一つの端末機器120を備える。ここで使用される「端末機器」として、公衆交換電話ネットワーク(PSTN:Public Switched Tetended Tee works)、デジタル加入者回線(Digital Subscrier Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル等の有線回線を介して接続され、及び/又は別のデータ接続/ネットワークを介して接続される装置、及び/又は無線インタフェースを介し、例えばセルラネットワーク、無線LAN(Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークのようなデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機に対する装置、及び/又は別の端末機器の通信信号を受信/送信するように設けられる装置、及び/又はモノのインターネット(IoT:Internet of Things)装置を含むがこれらに限定されない。無線インタフェースを介して通信するように設けられる端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例は、衛星電話又はセルラー電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファクシミリ及びデータ通信機能を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS:Personal Communications System)端末と、無線電話、ページャー、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、メモ帳、カレンダー及び/又は全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)受信機を備えることができるPDAと、従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話トランシーバーを含む他の電子装置を含むがこれらに限定されない。端末機器は、アクセス端末、ユーザ装置(UE:User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wir
eless Local Loop)ステーション、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末機器又は将来の進化したPLMNにおける端末機器などであってもよい。
【0025】
選択可能に、端末機器120同士は端末直接接続(D2D:Device to Device)通信を行うことができる。
【0026】
選択可能に、5Gシステム又は5Gネットワークは新しい無線(NR:New Radio)システム又はNRネットワークとも呼ばれてもよい。
【0027】
図1に一つのネットワーク装置と2つの端末機器が例示的に示され、選択可能に、当該通信システム100は、複数のネットワーク装置を備えることができ、且つ各ネットワーク装置のカバレッジで別の数の端末機器を備えることができ、本出願の実施例でこれに限定されない。
【0028】
選択可能に、当該通信システム100はさらにネットワークコントローラ、移動管理エンティティなどのネットワークエンティティを備えることができ、本出願の実施例でこれに限定されない。
【0029】
本出願の実施例ではネットワーク/システムにおける通信機能を備えた装置は通信装置と呼ばれてもよいことが理解すべきである。図1に示す通信システム100を例とすると、通信装置は、通信機能を備えたネットワーク装置110と端末機器120とを備えることができ、ネットワーク装置110と端末機器120は、上記の具体的な装置であってもよく、ここで説明を省略する。通信装置はさらに通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むことができ、本出願の実施例でこれに限定されない。
【0030】
本明細書で用語「システム」と「ネットワーク」は、常に本明細書で互換可能に使用される。本明細書では「及び/又は」用語は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0031】
図2は本出願の実施例による信号伝送方法のフローチャート1である。図2に示すように、前記信号伝送方法は、以下のステップを含む。
【0032】
ステップ201において、ネットワーク装置は、第1指示信号を端末機器に送信し、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものである。
【0033】
本出願の実施例では、前記ネットワーク装置は、基地局、例えば5GにおけるgNB、LTEにおけるeNBなどである。
【0034】
本出願の実施例では、前記端末機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、車載端末機器などのネットワークと通信できる任意の装置であってもよい。
【0035】
本出願の実施例では、サーチスペースは、ダウンリンク制御チャネル(例えばPDCCH)の伝送に用いられ、サーチスペースの記述は、PDCCHサーチスペース(search space)として記され、PDCCHサーチスペース( search space)の記述は、サーチスペースとして理解されてもよい。
【0036】
端末機器のPDCCH監視は、PDCCHサーチスペースで行われる。PDCCHサーチスペースの構成情報は、一般的にRRCシグナリングによってネットワーク装置から端末機器に通知され、ネットワーク装置は、1つ又は複数のPDCCHサーチスペースの構成情報を端末機器に設定することができ、ここで、1つのサーチスペースの構成情報には、下記の情報が含まれ、
・search ID:サーチスペースを示すための標識であり、
・controlResourceSetId:サーチスペースに関連している制御リソースセット(control resource set)の構成情報を示すためのIDであり、PDCCH search spaceの時間周波数リソースを構成するためのものであり、
・監視スロット(slot)周期及び周期内のオフセット:それに関しては、現在のNRにサポートされている周期は、1、2、4、5、8、10、16、20、40、80、160、320、640、1280、2560個のスロットを含み、
・duration:PDCCH search space周期内で連続して監視するslotの数を示すためのものであり、
・monitoring Symbols Within Slot:PDCCH監視slot内のどのシンボルでPDCCH監視を行うかを示すためのものであり、
・PDCCH candidates:PDCCH candidateの構成情報を示すためのものであり、
・search spaceタイプ:PDCCH search spaceが共通サーチスペース(common search space)であるか、それともUE固有のサーチスペース(UE-specific space)であるかを示すためのものである。
【0037】
本出願の実施例では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義される。前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記ネットワーク装置は、第1構成情報を前記端末機器に送信し、前記第1構成情報が前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む。
【0038】
ここで、第1指示信号も省エネ信号と呼ばれてもよく、ネットワーク装置は、省エネ信号とPDCCH search spaceの間の関連関係を端末機器に送信し、ここで、関連関係がマッピング関係又は対応関係と呼ばれてもよい。
【0039】
1つの実施例では、前記ネットワーク装置は、RRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって前記第1構成情報を前記端末機器に送信する。
【0040】
本出願の実施例では、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含む。
【0041】
本出願の実施例では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号と、1つのサーチスペース又は異なるサーチスペースセット内のサーチスペースに属する複数のサーチスペースとの関連関係、
前記第1指示信号とサーチスペースセット内の1つ又は複数のサーチスペース周期との関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットとの関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つのサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットにおけるダウンリンク制御チャネル監視シンボルとの関連関係、
前記第1指示信号と第1時間窓内のサーチスペースとの関連関係であって、前記第1時間窓が第1時間長を有し、前記第1時間窓の時間領域範囲が、前記第1指示信号の所在する時間及び前記第1時間長に基づいて確定される、関連関係のうちの少なくとも1つを含む。さらに、前記第1指示信号は、時間において周期的に現れ、前記第1時間長の値は、前記第1指示信号の周期の値と同じである。
【0042】
さらに、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れる。
【0043】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、サーチスペース2(SS2)は、時間において周期的に現れて第2サーチスペースセットを形成し、SS1に対応する周期とSS2が対応する周期は異なり、第1指示信号に関連しているサーチスペースには1つのSS1と1つのSS2が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、SS1の時間領域位置がt2であり、SS3の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のSS1とt3上のSS2であり、さらに、第1指示信号、SS1、SS2は、時間領域で周期的に現れる。
【0044】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースには2つのSS1周期(即ち2つのSS1)が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、1番目のSS1の時間領域位置がt2であり、2番目のSS1の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のSS1とt3上のSS1であり、さらに、第1指示信号、SS1、SS1は、時間領域で周期的に現れる。
【0045】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースに、1つのSS1周期においてSS1が所在するスロット1とスロット2が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、スロット1の時間領域位置がt2であり、スロット2の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のスロット1とt3上のスロット2であり、さらに、第1指示信号、スロット1とスロット2は、時間領域で周期的に現れる。
【0046】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースには1つのSS1周期においてSS1が所在するスロット1内のPDCCH監視シンボル1が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、シンボル1の時間領域位置がt2であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のシンボル1であり、さらに、第1指示信号とシンボル1は、時間領域で周期的に現れる。
【0047】
例えば、第1指示信号を伝送することができるリソースは、時間において周期的に現れ、第1指示信号に関連しているサーチスペースは、時間長がsである第1時間窓に位置し、第1指示信号の所在する時間がt1であり、第1時間窓の時間領域範囲が[t1+k、t1+k+s]であり、kが0より大きいと仮定すると、t1、k及びsの単位を統一する必要があり、当該単位が絶対時間単位(ms)であってもよいし、時間領域単位(例えばスロット、シンボル、sTTIなど)であってもよいことに注意すべきである。同様に、次の周期の第1指示信号の所在する時間はt2であり、第1時間窓の時間領域範囲は[t2+k、t2+k+s]である。ここで、第1指示信号が時間的に現れる周期は、T=t2-t1であり、sの値はTの値と同じである。異なる周期に対応する第1時間窓は、部分的にオーバーラップしてもよいし、完全にオーバーラップしなくてもよい。
【0048】
本出願の実施例では、時間領域における、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、予め定義される。
【0049】
ここで、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、1つの周期を形成し、時間領域で周期的に繰り返して現れ、時間領域で現れる1番目の周期の位置は、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間である。
【0050】
本出願の実施例では、第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が既に確定されているため、即ち、どの位置で第1指示信号を送信することができるかについて確定されているため、ネットワーク装置は、第1指示信号を送信することができるこれらの位置のみで第1指示信号を前記端末機器に送信することができ、当然、ネットワーク装置は、第1指示信号を送信することができる位置で第1指示信号を送信しなくてもよい。よって、ネットワーク装置が第1指示信号を送信する時に、前記関連関係に基づいて前記第1指示信号を送信する必要がある。
【0051】
例えば、関連関係に基づき、第1指示信号を送信することができる位置は、t1、t4、t7、t10...であると確定されている場合、ネットワーク装置は、これらの位置で第1指示信号を送信するか否かを選択することができる。端末機器は、ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信した後、当該第1指示信号の指示に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定する。例えば、端末機器は、ネットワーク装置によって送信された第1指示信号を位置t1で受信した場合、位置t1の第1指示信号と位置t2及び位置t3のサーチスペースに関連関係があり、第1指示信号が第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行う必要があることを示すと仮定すると、端末機器は、位置t2及び位置t3でPDCCHを監視し、第1指示信号が第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行う必要がないことを示すと仮定すると、端末機器は、位置t2及び位置t3でPDCCH監視を行わない。
【0052】
本出願の実施例の技術的解決策では、端末機器は、第1指示信号とPDCCHサーチスペースの間の関連関係を確定することができ、さらに、第1指示信号が1つ又は複数のPDCCHサーチスペース、及び/又は、1つ又は複数のPDCCHサーチスペース周期、及び/又は1つ又は複数のPDCCHスロット、及び/又は1つ又は複数のPDCCHシンボルに関連しているため、1つの第1指示信号が1つ又は複数のPDCCH監視位置に対応し、第1指示信号のオーバーヘッドの節約に役立ち、同時にPDCCHの監視範囲が縮小され、端末の消費電力が節約される。
【0053】
図3は本出願の実施例による信号伝送方法のフローチャート2である。図3に示すように、前記信号伝送方法は、以下のステップを含む。
【0054】
301において、端末機器は、第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定する。
【0055】
本出願の実施例では、前記端末機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、車載端末機器などのネットワークと通信できる任意の装置であってもよい。
【0056】
本出願の実施例では、前記ネットワーク装置は、基地局、例えば5GにおけるgNB、LTEにおけるeNBなどである。
【0057】
本出願の実施例では、サーチスペースは、ダウンリンク制御チャネル(例えばPDCCH)の伝送に用いられ、サーチスペースに関する記載は、PDCCH search spaceとして記してもよく、PDCCH search spaceに関する記載は、サーチスペースを指しているとして理解されてもよい。
【0058】
端末機器のPDCCH監視は、PDCCHサーチスペースで行われる。PDCCHサーチスペースの構成情報は、一般的にRRCシグナリングによってネットワーク装置から端末機器に通知され、ネットワーク装置は、1つ又は複数のPDCCHサーチスペースの構成情報を端末機器に設定することができ、ここで、1つのサーチスペースの構成情報については上記ネットワーク装置側の説明を参照して理解することができる。
【0059】
本出願の実施例では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義される。前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記端末機器は、前記ネットワーク装置から送信された第1構成情報を受信し、前記第1構成情報が、第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む。
【0060】
ここで、第1指示信号も省エネ信号と呼ばれてもよく、ネットワーク装置は、省エネ信号とPDCCHサーチスペースの間の関連関係を端末機器に送信し、ここで、関連関係がマッピング関係又は対応関係と呼ばれてもよい。
【0061】
1つの実施例では、前記端末機器は、前記ネットワーク装置がRRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって送信した前記第1構成情報を受信する。
【0062】
本出願の実施例では、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含む。
【0063】
本出願の実施例では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号と、1つのサーチスペース又は異なるサーチスペースセット内のサーチスペースに属する複数のサーチスペースとの関連関係、
前記第1指示信号とサーチスペースセット内の1つ又は複数のサーチスペース周期との関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットとの関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つのサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットにおけるダウンリンク制御チャネル監視シンボルとの関連関係、
前記第1指示信号と第1時間窓内のサーチスペースとの関連関係であって、前記第1時間窓が第1時間長を有し、前記第1時間窓の時間領域範囲が、前記第1指示信号の所在する時間及び前記第1時間長に基づいて確定される、関連関係のうちの少なくとも1つを含む。さらに、前記第1指示信号は、時間において周期的に現れ、前記第1時間長の値は、前記第1指示信号の周期の値と同じである。
【0064】
さらに、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れる。
【0065】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、サーチスペース2(SS2)は、時間において周期的に現れて第2サーチスペースセットを形成し、SS1に対応する周期とSS2に対応する周期は異なり、第1指示信号に関連しているサーチスペースには1つのSS1と1つのSS2が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、SS1の時間領域位置がt2であり、SS3の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のSS1とt3上のSS2であり、さらに、第1指示信号、SS1、SS2は、時間領域で周期的に現れる。
【0066】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースには2つのSS1(即ち2つのSS1)が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、1番目のSS1の時間領域位置がt2であり、2番目のSS1の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のSS1とt3上のSS1であり、さらに、第1指示信号、SS1、SS1は、時間領域で周期的に現れる。
【0067】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースには1つのSS1周期においてSS1が所在するスロット1とスロット2が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、スロット1の時間領域位置がt2であり、スロット2の時間領域位置がt3であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のスロット1とt3上のスロット2であり、さらに、第1指示信号、スロット1とスロット2は、時間領域で周期的に現れる。
【0068】
例えば、サーチスペース1(SS1)は、時間において周期的に現れて第1サーチスペースセットを形成し、第1指示信号に関連しているサーチスペースには1つのSS1周期においてSS1が所在するスロット1内のPDCCH監視シンボル1が含まれる。第1指示信号の時間領域位置がt1であり、シンボル1の時間領域位置がt2であると仮定すると、t1上の第1指示信号に関連しているサーチスペースは、t2上のシンボル1であり、さらに、第1指示信号とシンボル1は、時間領域で周期的に現れる。
【0069】
例えば、第1指示信号を伝送することができるリソースは、時間において周期的に現れ、第1指示信号に関連しているサーチスペースは、時間長sの第1時間窓に位置し、第1指示信号の所在する時間がt1であり、第1時間窓の時間領域範囲が[t1+k、t1+k+s]であり、kが0より大きいと仮定すると、t1、k、sの単位を統一する必要があり、当該単位が絶対時間単位(例えばms)であってもよいし、時間領域単位(例えばスロット、シンボル、sTTIなど)であってもよいことに注意すべきである。同様に、次の周期の第1指示信号の所在する時間はt2であり、第1時間窓の時間領域範囲は[t2+k、t2+k+s]である。ここで、第1指示信号が時間的に現れる周期は、T=t2-t1であり、sの値はTの値と同じである。異なる周期に対応する第1時間窓は、部分的にオーバーラップしてもよいし、完全にオーバーラップしなくてもよいことが理解すべきである。
【0070】
本出願の実施例では、時間領域における、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、予め定義される。
【0071】
ここで、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、1つの周期を形成し、時間領域で周期的に繰り返して現れ、時間領域で現れる1番目の周期の位置は、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間である。
【0072】
ステップ302において、前記端末機器は、ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定する。
【0073】
本出願の実施例では、第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が確定されるため、つまり、どの位置で第1指示信号を送信することができるかが確定されるため、ネットワーク装置は、第1指示信号を送信することができるこれらの位置のみで第1指示信号を前記端末機器に送信することができ、当然、ネットワーク装置は、第1指示信号を送信することができる位置で第1指示信号を送信しなくてもよい。これにより、ネットワーク装置が第1指示信号を送信する場合、前記関連関係に基づいて前記第1指示信号を送信する必要があることがわかる。
【0074】
端末機器は、ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信した後、当該第1指示信号の指示に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定する。例えば、端末機器は、ネットワーク装置によって送信された第1指示信号を位置t1で受信し、位置t1の第1指示信号と位置t2及び位置t3のサーチスペースに関連関係があり、第1指示信号が第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行う必要があることを示すと仮定すると、端末機器は、位置t2及び位置t3でPDCCH監視を行い、第1指示信号が第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行う必要がないことを示すと仮定すると、端末機器は、位置t2及び位置t3でPDCCH監視を行わない。
【0075】
本出願の実施例の技術的解決策では、端末機器は、第1指示信号とPDCCHサーチスペースの間の関連関係を確定することができ、さらに、第1指示信号が1つ又は複数のPDCCHサーチスペース、及び/又は、1つ又は複数のPDCCHサーチスペース周期、及び/又は1つ又は複数のPDCCHスロット、及び/又は1つ又は複数のPDCCHシンボルに関連しているため、1つの第1指示信号が1つ以上のPDCCH監視位置に対応し、第1指示信号のオーバーヘッドの節約に役立ち、同時にPDCCHの監視範囲が縮小され、端末の消費電力が節約される。
【0076】
以下に具体的な適用例を参照しながら本出願の実施例の技術的解決策を説明する。以下の実施例では、第1指示信号は、省エネ信号と呼ばれ、サーチスペースは、PDCCHサーチスペースと呼ばれる。
【0077】
応用例1:省エネ信号と1つ又は複数のPDCCHサーチスペースの間の関連関係
1つの省エネ信号は、1つのPDCCHサーチスペースに関連してもよいし、複数のPDCCHサーチスペースに関連してもよい。図4を参照すると、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1とPDCCHサーチスペース2という2つのPDCCHサーチスペースに関連しており、図から、周期的に送信される省エネ信号は、周期的に現れる2つのPDCCHサーチスペース1とPDCCHサーチスペース2に同時に関連しており、ここで、PDCCHサーチスペース2の時間周期がPDCCHサーチスペース1の時間周期の2倍である。
【0078】
応用例2:省エネ信号と1つ又は複数のPDCCHサーチスペース周期の間の関連関係
1つの省エネ信号は、1つのPDCCHサーチスペース周期に関連してもよいし、複数のPDCCHサーチスペース周期に関連してもよい。図5を参照すると、省エネ信号は、2つのPDCCHサーチスペース周期に関連している。図6を参照すると、省エネ信号は、1つのPDCCHサーチスペース周期に関連している。
【0079】
応用例3:省エネ信号とPDCCHサーチスペースに占有されたスロット(PDCCHスロットと呼ばれる)の間の関連関係
1つの省エネ信号は、1つのPDCCHスロットに関連してもよいし、複数のPDCCHスロットに関連してもよい。図7を参照すると、省エネ信号は、1つのPDCCHスロットに関連している。図8を参照すると、省エネ信号は、2つのPDCCHスロットに関連している。
【0080】
応用例4:省エネ信号とPDCCHサーチスペースに占有されたスロット内のPDCCH監視シンボル位置の間の関連関係
省エネ信号は、PDCCHサーチスペースに占有されたスロット内の1つのPDCCH監視シンボル位置に関連してもよいし、複数のPDCCH監視シンボル位置に関連してもよい。図9を参照すると、省エネ信号は、2つのPDCCH監視シンボル位置(シンボル0、シンボル7)に関連している。
【0081】
応用例5:省エネ信号とPDCCHサーチスペースの間の間関連関係は、上記の応用例1-応用例4のいずれか2つ以上を組み合わせることで実現されてもよい。
【0082】
例えば、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1とPDCCHサーチスペース2という2つのPDCCHサーチスペースに関連し、ここで、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1の2つのPDCCHサーチスペース周期に関連し、且つPDCCHサーチスペース2の1つのPDCCHサーチスペース周期に関連している。
【0083】
また、例えば、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1とPDCCHサーチスペース2という2つのPDCCHサーチスペースに関連し、ここで、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1の2つのPDCCHサーチスペース周期に関連し、且つPDCCHサーチスペース2の2つのPDCCHスロットに関連している。
【0084】
また、例えば、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1、PDCCHサーチPDCCHサーチスペース2、PDCCHサーチスペース3という3つのPDCCHサーチスペースに関連し、ここで、省エネ信号は、PDCCHサーチスペース1の2つのPDCCHサーチスペース周期に関連し、且つPDCCHサーチスペース2の1つのPDCCHスロットに関連し、且つPDCCHサーチスペース3の2つのPDCCH監視シンボルに関連している。
【0085】
応用例6:省エネ信号と第1時間窓内のPDCCHサーチスペースの間の関連関係
例えば、第1指示信号を伝送することができるリソースは、時間において周期的に現れ、第1指示信号に関連しているサーチスペースは、時間長sの第1時間窓に位置し、第1指示信号の所在する時間がt1であり、第1時間窓の時間領域範囲が[t1+k、t1+k+s]であり、ここで、kが0より大きいと仮定すると、t1、k及びsの単位を統一する必要があり、当該単位が絶対時間単位(例えばms)であってもよいし、時間領域単位(例えばスロット、シンボル、sTTIなど)であってもよいことに注意すべきである。同様に、次の周期の第1指示信号の所在する時間がt2であり、第1時間窓の時間領域範囲が[t2+k、t2+k+s]である。ここで、第1指示信号が時間的に現れる周期は、T=t2-t1であり、sの値はTの値と同じである。異なる周期に対応する第1時間窓は、部分的にオーバーラップしてもよいし、完全にオーバーラップしなくてもよい。
【0086】
第1指示信号の周期が10msであると仮定すると、第1指示信号に関連しているサーチスペースは、時間長10msの第1時間窓に位置し、第1周期における第1指示信号が位置する時間は、スロット0であり、第1時間窓の時間領域範囲は、スロット[1、11]であり、第2周期における第1指示信号が位置する時間は、スロット10であり、第1時間窓の時間領域範囲は、[11、21]であり、順次類推する。
【0087】
応用例7:関連するPDCCHサーチスペースでのUEの監視動作
省エネ信号の機能がオンになる場合、UEは、省エネ信号からの指示を受信し、当該指示の作用範囲が当該省エネ信号に関連しているPDCCHサーチスペースであり、具体的には、UEが省エネ信号の指示に基づいてPDCCHを監視する必要がある場合、UEは、当該省エネ信号に関連しているPDCCHサーチスペースでPDCCH監視を行い、UEが省エネ信号の指示に基づいてPDCCHを監視する必要がない場合、UEは、当該省エネ信号に関連しているPDCCHサーチスペースでPDCCH監視を行わない。
【0088】
省エネ信号機能がオフになる場合、ネットワークが省エネ信号とPDCCHサーチスペースの間の関連関係を設定した場合でも、UEは、当該関連関係を無視し、通常はPDCCHサーチスペースの構成に従ってPDCCH監視を行う。
【0089】
図10は本出願の実施例の信号伝送装置の構造構成図1である。図10に示すように、前記信号伝送装置は、
第1指示信号を端末機器に送信するように構成され、前記第1指示信号が、端末機器が前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するためのものである第1送信ユニット1001を備える。
【0090】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号と、1つのサーチスペース又は異なるサーチスペースセット内のサーチスペースに属する複数のサーチスペースとの関連関係、
前記第1指示信号とサーチスペースセット内の1つ又は複数のサーチスペース周期との関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットとの関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つのサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットにおけるダウンリンク制御チャネル監視シンボルとの関連関係、
前記第1指示信号と第1時間窓内のサーチスペースとの関連関係であって、前記第1時間窓が第1時間長を有し、前記第1時間窓の時間領域範囲が、前記第1指示信号の所在する時間及び前記第1時間長に基づいて確定される、関連関係のうちの少なくとも1つを含む。さらに、前記第1指示信号は、時間において周期的に現れ、前記第1時間長の値は、前記第1指示信号の周期の値と同じである。
【0091】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れる。
【0092】
一実施形態では、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、予め定義される。
【0093】
一実施例では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義される。
【0094】
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記装置はさらに、
第1構成情報を前記端末機器に送信するように構成される第2送信ユニット1002であって、前記第1構成情報が前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む第2送信ユニット1002を備える。
【0095】
一の実施形態では、前記第2送信ユニット1002は、RRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって前記第1構成情報を端末機器に送信するように構成される。
【0096】
一実施形態では、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含む。
【0097】
当業者は、本出願の実施例における上記信号伝送装置の関連説明について本出願の実施例における信号伝送方法の関連説明を参照して理解することができることを理解するべきである。
【0098】
図11は本出願の実施例の信号伝送装置の構造構成図2である。図11に示すように、前記信号伝送装置は、
第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を確定するように構成される確定ユニット1101と、
ネットワーク装置から送信された第1指示信号を受信し、前記第1指示信号に基づき、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースでダウンリンク制御チャネルの監視を行うか否かを確定するように構成される第1受信ユニット1102とを備える。
【0099】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、
前記第1指示信号と、1つのサーチスペース又は異なるサーチスペースセット内のサーチスペースに属する複数のサーチスペースとの関連関係、
前記第1指示信号とサーチスペースセット内の1つ又は複数のサーチスペース周期との関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットとの関連関係、
前記第1指示信号と、サーチスペースセット内の1つのサーチスペース周期においてサーチスペースが所在するスロットにおけるダウンリンク制御チャネル監視シンボルとの関連関係、
前記第1指示信号と第1時間窓内のサーチスペースとの関連関係であって、前記第1時間窓が第1時間長を有し、前記第1時間窓の時間領域範囲が、前記第1指示信号の所在する時間及び前記第1時間長に基づいて確定される、関連関係のうちの少なくとも1つを含む。さらに、前記第1指示信号は、時間において周期的に現れ、前記第1時間長の値は、前記第1指示信号の周期の値と同じである。
【0100】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、時間領域で周期的に現れる。
【0101】
一実施形態では、時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係の開始時間は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
時間領域における前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義される。
【0102】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、前記ネットワーク装置によって設定され、又は、
前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係は、予め定義される。
【0103】
一実施形態では、前記第1指示信号とサーチスペースとの関連関係が前記ネットワーク装置によって設定されるとした場合、前記装置はさらに、
前記ネットワーク装置から送信された第1構成情報を受信するように構成される第2受信ユニット1103であって、前記第1構成情報が、第1指示信号とサーチスペースとの関連関係を含む第2受信ユニット1103を備える。
【0104】
一実施形態では、前記第2受信ユニット1103は、前記ネットワーク装置がRRC専用シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって送信した前記第1構成情報を受信するように構成される。
【0105】
一実施形態では、前記第1指示信号に関連しているサーチスペースは、共通サーチスペース及び/又はUE専用サーチスペースを含む。
【0106】
当業者は、本出願の実施例における上記信号伝送装置の関連説明について本出願の実施例における信号伝送方法の関連説明を参照して理解することができることを理解するべきである。
【0107】
図12は本出願の実施例による通信装置600の概略構造図である。当該通信装置は端末機器であってもよいし、ネットワーク装置であってもよく、図12に示す通信装置600は、プロセッサ610を備え、プロセッサ610がメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0108】
選択可能に、図12に示すように、通信装置600はさらにメモリ620を備えることができる。ここで、プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0109】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0110】
選択可能に、図12に示すように、通信装置600はさらに送受信機630を備えることができ、プロセッサ610が他の装置と通信すように該送受信機630を制御することができ、具体的には、他の装置へ情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0111】
ここで、送受信機630は、送信機と受信機を含むことができる。送受信機630はさらにアンテナを含むことができ、アンテナの数が一つ又は複数であってもよい。
【0112】
選択可能に、当該通信装置600は具体的には本出願の実施例のネットワーク装置であってもよく、そして当該通信装置600は、本出願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0113】
選択可能に、当該通信装置600は、具体的には本出願の実施例の移動端末機器/端末機器であってもよく、そして当該通信装置600は、本出願の実施例の各方法における移動端末機器/端末機器によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0114】
図13は本出願の実施例によるチップの概略構造図である。図13に示されるチップ700は、プロセッサ710を備え、プロセッサ710がメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0115】
選択可能に、図13に示すように、チップ700は、さらにメモリ720を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本出願の実施例における方法を実現することができる。
【0116】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0117】
選択可能に、該チップ700は、さらに入力インタフェース730を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、他の装置又はチップと通信するように当該入力インタフェース730を制御することができ、具体的には、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0118】
選択可能に、当該チップ700はさらに出力インタフェース740を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、他の装置又はチップと通信するように当該出力インタフェース740を制御することができ、具体的には、他の装置又はチップへ情報又はデータを出力することができる。
【0119】
選択可能に、当該チップは、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして該チップは、本出願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0120】
選択可能に、当該チップは、本出願の実施例における移動端末/端末機器に応用されてもよく、そして当該チップは、本出願の実施例の各方法における移動端末/端末機器によって実現される対応プロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0121】
本出願の実施例に言及されるチップは、さらにシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどとも呼ばれてもよいことが理解すべきである。
【0122】
図14は本出願の実施例による通信システム900の概略ブロック図である。図9に示すように、当該通信システム900は端末機器910とネットワーク装置920を備える。
【0123】
ここで、当該端末機器910は、上記方法における端末機器によって実現される、対応する機能を実現することに用いられてもよく、当該ネットワーク装置920は、上記方法におけるネットワーク装置によって実現される、対応する機能を実現することに用いられてもよく、ここでは説明を省略する。
【0124】
本出願の実施例におけるプロセッサは、信号処理機能を有する集積回路チップであり得ることが理解すべきである。実現プロセスでは、上記方法の実施例における各ステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完了されてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本出願の実施例で開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例と組み合わせて開示された方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサによって実行されて完了され、又はデコードプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。当該記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0125】
本出願の実施例におけるメモリは、揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置であってもよく、又は揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置の両方を含むことができることが理解できる。ここで、不揮発性記憶装置は、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性記憶装置は、外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)である。本明細書に記載のシステムと方法のメモリはこれらといずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを図るがこれらに限定されないことに注意すべきである。
【0126】
上記メモリは、例示的なものであるが、限定的に説明されたものではなく、例えば、本出願の実施例におけるメモリはさらにスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよい。即ち、本出願の実施例におけるメモリは、これらと任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを図るがこれらに限定されない。
【0127】
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0128】
選択可能に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして当該コンピュータプログラムにより、コンピュータが本出願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0129】
選択可能に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本出願の実施例における移動端末/端末機器に応用されてもよく、そして当該コンピュータプログラムにより、コンピュータが本出願の実施例の各方法における移動端末/端末機器によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0130】
本出願の実施例は、さらにコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0131】
選択可能に、当該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、そして当該コンピュータプログラム命令により、コンピュータが本出願の実施例における各方法のネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0132】
選択可能に、当該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例における移動端末/端末機器に応用されてもよく、そして当該コンピュータプログラム命令により、コンピュータが本出願の実施例における各方法の移動端末/端末機器によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0133】
本出願の実施例は、さらにコンピュータプログラムを提供する。
【0134】
選択可能に、当該コンピュータプログラムは、本出願の実施例におけるネットワーク装置に応用されてもよく、当該該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本出願の実施例における各方法のネットワーク装置によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0135】
選択可能に、当該コンピュータプログラムは、本出願の実施例における移動端末/端末機器に応用されてもよく、そして当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本出願の実施例における各方法の移動端末/端末機器によって実現される、対応するプロセスを実行し、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0136】
当業者は、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもいよいことを理解できる。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0137】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで説明を省略することを明確に理解することができる。
【0138】
本出願で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいことが理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニット又はコンポーネントは、組み合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示されるか、又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0139】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであってもよく又は物理ユニットでなくてもよく、即ち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0140】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは、単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
【0141】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、一つのコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本出願の技術的解決策は、本質的に又は従来技術に寄与する部分又は当該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で具体化してもよく、当該コンピュータソフトウェア製品が1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい)に本出願の様々な実施例に記載された方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0142】
以上は、本出願の実施例の具体的な実施形態だけであるが、本出願の保護範囲はこれに限定されず、当業者が本出願で開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりが全て本出願の保護範囲以内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は前記請求項の保護範囲に準拠するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14