(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-18
(45)【発行日】2023-07-26
(54)【発明の名称】触媒を含まないウレタン樹脂組成物
(51)【国際特許分類】
C08G 18/50 20060101AFI20230719BHJP
【FI】
C08G18/50 021
(21)【出願番号】P 2019173615
(22)【出願日】2019-09-25
【審査請求日】2022-07-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000100698
【氏名又は名称】アイカ工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】西山 晋太郎
(72)【発明者】
【氏名】岸岡 宏明
【審査官】中落 臣諭
(56)【参考文献】
【文献】特開平02-212510(JP,A)
【文献】特開昭60-032857(JP,A)
【文献】特開平08-295868(JP,A)
【文献】特開2018-135491(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C08G18/00-18/87
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリオール類100重量部のうち、エチレンジアミンにプロピレンオキサイドを開環付加重合させて得られたポリオール化合物(A)を45重量部以上含み、
ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率が、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=0.5~2.5である無触媒ウレタン組成物であって
、リン酸エステル化合物を含むことを特徴とする組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒を含まないでも、5℃等の低温環境下でも短時間で硬化し、硬化の際に発泡すること無く、その硬化物は透明性が高いウレタン樹脂組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
イソシアネートおよびアルコールが反応してウレタン結合が生成する。
イソシアネート化合物およびアルコール化合物が反応して得られた物質はウレタンと称され、発泡体、射出成形体、フィルム、インクバインダ、接着剤等、さまざまな工業製品として、また工業製品のみならず、医療、農業等の分野でも幅広く利用されている。
イソシアネートおよびアルコールが反応してウレタン結合を生成させる際は、錫系、チタン系、アミン系触媒を用いるのが一般的である。
これらの触媒を使用した場合、錫系、チタン系の有機金属触媒は、環境への影響が懸念され、アミン系触媒は臭気と共に硬化物の着色が懸念される。
触媒を含まない場合の硬化は、通常加熱が必要で、加熱による硬化物の着色が懸念される。硬化物の着色を抑える為には、少なくとも室温硬化が望ましい。
ところが、接着剤として使用される場合は、冬場の屋外ともなると、温暖な地域でも10℃を下回り、この様な作業環境下でもある一定時間で硬化することが求められる。
【0003】
特許文献1は、加熱により発泡体を形成する発泡性ポリウレタン樹脂組成物に関する公報である。イソシアネートおよびアルコールが反応してウレタン結合を生成させる際は、錫系触媒が使用されており、前述の様に環境への影響が懸念されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平6-184344
【文献】特開平6-192370
【文献】特開2006-342305
【文献】特開平6-228265
【文献】特開平8-134170
【文献】特開平10-147625
【文献】特開平5-295065
【文献】特開2016-505479
【0005】
特許文献2は、高硬質セグメントポリウレタンおよびこれから作られる医療製品に関する公報、特許文献3は生医学的用途のための、その純粋なポリウレタン合成材料の使用に関する公報である。何れの公報もイソシアネートおよびアルコールが反応してウレタン結合を生成させる際にアミン系触媒が使用してあり、臭気と共に硬化物の着色が懸念されていた。
【0006】
特許文献4は、脂肪族および/または脂環式ジイソシアネートに基づいた、純粋なポリエーテルウレタンおよびポリエステルウレタンに関する公報、特許文献5は、電子写真装置、印刷機等に使用されるブレード及びローラの弾性部材を形成するポリウレタンエラストマーに関する公報である。何れの公報も、触媒を含まない組成物であるが、100℃以上の加熱が必要で、加熱による硬化物の着色が懸念されていた。
特許文献6は、断熱材として建築材料その他に用いられるフェノールフォームの製造方法に関する公報である。発泡温度に関する記載はないが、恐らく室温付近で発泡させているものと推定される。5℃等の低温硬化性と言う意味では改善の余地があった。
【0007】
特許文献7は新規なポリウレタン系シール材(シール剤)及び結束材(結束剤)等の製造方法に関する公報である。触媒は使用されていないものの、ウレタン生成反応の前に、ポリイソシアネートプレポリマー、およびポリケチミンの合成が必要であり、簡便では無かった。また、この組み合わせでも、室温付近における十分な硬化性は得られていなかった。
【0008】
特許文献8はカプセル化粒子に関し、更に詳細には、コア粒子、該コア粒子の周りに配置された移行性農薬、及び該移行性農薬の周りに配置されたポリウレタン層を含むカプセル化粒子で、農薬と表現してあるが肥料に関する公報である。芳香族アミン系開始剤から誘導されたポリオール類をイソシアネートおよびアルコールの反応触媒と表現してあるが、この構造のポリオール類では塩基性が小さく、触媒として十分に働かないので、5℃等の低温硬化性と言う意味では改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
冬場の屋外を想定した5℃等の低温環境下でも短時間で硬化し、硬化の際に発泡すること無く、その硬化物は透明性が高いウレタン樹脂組成物を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ポリオール類100重量部のうち、エチレンジアミンにプロピレンオキサイドを開環付加重合させて得られたポリオール化合物(A)を45重量部以上含み、ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率が、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=0.5~2.5である無触媒ウレタン組成物を得ることである。
【発明の効果】
【0011】
触媒を含まなくても、5℃等の低温環境下でも短時間で硬化し、硬化の際に発泡すること無く、その硬化物は透明性が高いウレタン樹脂組成物であるので、透明性が要求される発泡体、射出成形体、フィルム、インクバインダ、接着剤等の工業製品のみならず、医療、農業等の分野でも幅広く展開できる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願発明のウレタン樹脂組成物の(A)は、ADEKA社より、商品名:EDP-300、商品名:EDP-450、商品名:EDP-1100等が販売されている。(A)の添加量は、ポリオール類100重量部のうち45重量部以上、より好適には50重量部以上含むことが望ましい。
【0013】
本願発明に用いられるポリオール類としては(A)の他に、ポリアルキレンエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ひまし油、液状ゴムポリオール等の各種ポリオール類を含むことが出来る。
【0014】
ポリアルキレンエーテルポリオールはADEKA社より、商品名:P-400、商品名:P-700、商品名:P-1000、商品名:P-2000、商品名:P-3000、商品名:BPX-11、商品名:BPX-21、商品名:BPX-33、商品名:BPX-55、商品名:BPX-1000、商品名:BPX-2000、商品名:G-300、商品名:G-400、商品名:G-700、商品名:G-1500、商品名:G-3000B、商品名:G-4000、商品名:T-400、商品名:SP-600、商品名:SC-800、商品名:SC-1000、商品名:R-935、商品名:RD-570、商品名:AM-302、商品名:AM-502、商品名:AM-702、商品名:BM-34、商品名:BM-54、商品名:CM-252、商品名:CM-294、商品名:CM-381、商品名:EM-53、商品名:GM-30、商品名:PR-3005、商品名:PR-3007、商品名:PR-5007、商品名:GR-2505、商品名:GR-3308、商品名:FC-4505、三洋化工業成社より、商品名:PEG-600、商品名:PEG-1000、商品名:PEG-1500、商品名:PEG-1540、商品名:PEG-2000、商品名:PEG-4000N、商品名:PEG-4000S、商品名:PP-950、商品名:PP-1000、商品名:PP-1200、商品名:PP-2000、商品名:PP-4000、三菱ケミカル社より、商品名:PTMG650、商品名:PTMG850、商品名:PTMG1000、商品名:PTMG1300、商品名:PTMG1500、商品名:PTMG1800、商品名:PTMG2000、商品名:PTMG3000、が等販売されている。
【0015】
ポリエステルポリオールはアデカ社より、商品名:F18-62、商品名:F7-67、商品名:Y9-10、商品名:Y4-5、商品名:Y52-13、商品名:Y52-21、商品名:V14-90、商品名:YG-108、商品名:F1212-29、商品名:Y65-55、商品名:YT-101、商品名:YT-651、商品名:NS-2400、DIC社より商品名:ポリライトOD-X-2251、商品名:ポリライトOD-X-2523、商品名:ポリライトOD-X-2547、商品名:ポリライトOD-X-2555、商品名ポリライトOD-X-2420:、商品名:ポリライトOD-X-2692、商品名:ポリライトOD-X-2586、商品名:ポリライトOD-X-102、商品名:ポリライトOD-X-668、商品名:ポリライトOD-X-2420、商品名:ポリライトOD-X-2068、商品名:ポリライトOD-X-2108、商品名:ポリライトOD-X-2155、商品名:ポリライトOD-X-640、商品名:ポリライトOD-X-2722、Perstorp社より、商品名:Capa2043、商品名:Capa2054、商品名:Capa2085、商品名:Capa2100、商品名:Capa2125、商品名:Capa、2200商品名:Capa2201、商品名:Capa2205、商品名:Capa2209、商品名:Capa2302、商品名:Capa2303、商品名:Capa2304、商品名:Capa2402等が等販売されている。
【0016】
ポリカーボネートポリオールは、クラレ社より、商品名:C-590、商品名:C-1090、商品名:C-2090、商品名:C-3090、東ソー社より、商品名:ニッポラン981、商品名:ニッポラン980R、商品名:ニッポラン982R、商品名:ニッポラン976、商品名:ニッポラン965、商品名:ニッポラン963、商品名:ニッポラン964、商品名:ニッポラン968、旭化成社より、商品名:T6002、商品名:T6001、商品名:T5652、商品名:T5651、商品名:T5650J、商品名:T650E、商品名:G4672、商品名:T4671、商品名:T4692、商品名:T4691、商品名:G3452、商品名:G3450Jが等販売されている。
【0017】
ひまし油は伊藤製油社より、商品名:LAV、商品名:マルトクA、商品名:カクトクA、商品名:ダイヤ、商品名:カクコウイチ、商品名:コウイチが販売されている。
液状ゴムポリオールとしてはクラレ社より、商品名LIR-30、商品名LIR-50、商品名LIR-310、商品名LIR-390、商品名LIR-403、商品名LIR-410、商品名LIR-290、商品名LIR-700、商品名LIR-30が等販売されている。
【0018】
本願発明のウレタン樹脂組成物の硬化剤のイソシアネート化合物は、汎用品としてはクルードMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)を用いることが出来る。
クルードMDIは、住化バイエルウレタン社より商品名:スミジュール44V20L
ハンツマン社より商品名:5005、東ソー社より商品名:ミリオネートMR-100として販売されている。
硬化物の透明性を高める、硬化物の経時の黄変を抑える為には、芳香環を有さないイソシアネート化合物を用いればよい。芳香環を有さないイソシアネート化合物は万華化学社より、商品名:WANNATE HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、商品名:WANNATE HMDI(水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート)、WANNATE IPDI(イソホロンジイソシアネート)が販売されている。
これらのイソシアネート化合物は、単独で用いてもよいし、組み合わせてもよい。
ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率は、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=0.5~2.5、より好適には0.8~1.5である。
尚、イソシアネート化合物を除く成分を主剤、イソシアネート化合物成分を硬化剤と表現する場合がある。
【0019】
本願発明のウレタン樹脂組成物の(A)の添加量が多く、激しく反応し発泡する場合は、非反応成分を添加して反応を制御することが出来る。非反応成分としてはさまざまな化合物を添加することが出来るが、リン酸エステル化合物の添加はイソシアネート化合物およびアルコール化合物の反応を阻害する働きがあるので、より好適である。リン酸エステル化合物は、第八化学工業社より商品名:TMP(トリメチルホスフェート)、商品名:TEP(トリエチルホスフェート)、商品名:TPP(トリフェニルホスフェート)、商品名:TMCPP(トリス(クロロプロピル)ホスフェート)、商品名:CR-900(トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート)、HEERAE社より商品名:WSFR-71B(ブチル化トリフェニルリン酸エステル)、商品名:WSFR-BDP(ビスフェノールA-ビス(リン酸ジフェニル))、商品名:WSFR-CDP(クレジルジフェニルホスフェート)、商品名:WSFR-PX220(ビスリン酸エステル)、商品名:WSFR-RDP(テトラフェニルレソルシノールビス(リン酸ジフェニル))、商品名:WSFR-TBEP(リン酸トリス(2-ブトキシエチル))等が等販売されている。
添加量としては、(A)100重量部に対し20~140重量部、より好適には30~130重量部である。
【0020】
本願発明のウレタン樹脂組成物は、透明性が要求されない場合、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、カオリン、焼成カオリン、クレー、珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化アルミニウム(アルミナ)、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、ゼオライト、ガラスビーズ、シラスバルーン等の無機系充填材を添加する事が出来る。
また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体、ポリカーボネート等の有機系充填材を添加する事も出来る。
【0021】
以下、本発明について実施例及び比較例を挙げてより詳細に説明するが、具体例を示すものであって、特にこれらに限定するものではない。なお、部数は全て重量部である。
【実施例】
【0022】
実施例1の主剤の作製
EDP-450を100g、TMCPPを81.8g容器に秤取り、撹拌羽を装着した新東科学社製、商品名:スリーワンモーターBL600にて1~2時間撹拌を行い均一な組成物を得た。
ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率が、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=1.05である。
【0023】
実施例2~15、比較例1、比較例2の主剤の作製
表1~表4に示した配合割合で、各種材料を秤取り、実施例1の主剤の作製と同様の手順で、実施例2~15、比較例1、比較例2の主剤を作製した。
ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率が、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=1.05である。
尚、比較例2の主剤は、スズ系の触媒として日東化成社製、製品名:ネオスタンU-100を0.03g添加した。
【0024】
23℃における硬化時間
23℃環境下にて、表1~表4の配合比率で、主剤と硬化剤を50mmφ×30mmのプラスチック容器に秤取り、清浄なスパーテルを用い均一に成るまで撹拌した。
JIS K6253-3にて規定されるタイプAデュロメータを用い、スタート点を撹拌直後と30秒経過後とし、1分おきにタイプA硬度を測定し、タイプA硬度が70になる時間を測定し硬化時間とした。
判定基準は、5分以内で硬化した場合は良好で、5分超過は不可である。
【0025】
5℃における硬化時間
5℃の恒温層に、主剤、硬化剤を24時間以上保管し、完全に5℃になる様にした。
表1~表4の配合比率で、主剤と硬化剤を50mmφ×30mmのプラスチック容器に秤取り、5℃の環境下にて清浄なスパーテルを用い均一に成るまで撹拌し、5℃環境に保管した。JIS K6253-3にて規定されるタイプAデュロメータを用い、スタート点を撹拌直後と30秒経過後とし、1分おきにタイプA硬度を測定し、タイプA硬度が70になる時間を測定し硬化時間とした。
判定基準は、7分以内で硬化した場合は良好で、7分超過は不可である。尚、比較例1は、23℃における硬化時間確認にて不可であったので試験を行っていない。
【0026】
透明性確認
23℃における硬化時間確認にて用いた試験片を23℃環境下にて24時間保管し、目視にて確認を行い、透明である場合を(○)、白濁、黄変等起こしている場合を(×)とした。
【0027】
発泡性確認
23℃における硬化時間確認にて用いた試験片を23℃環境下にて24時間保管し、目視にて確認を行い、泡が無い場合を(○)、泡が確認された場合を(×)とした。
【0028】
最終D硬度確認
23℃における硬化時間確認にて用いた試験片を23℃環境下にて24時間保管し、JIS K6253-3にて規定されるタイプDデュロメータを用い、タイプD硬度を測定した。
【0029】
ポリオール類100重量部のうち、(A)を45重量部以上含み、ポリオール類の反応しうる水酸基のモル比に対し、イソシネート化合物類の反応しうるイソシアネート基のモル比率が、(ポリオールの反応しうる水酸基のモル数/イソシネート化合物の反応しうるイソシアネート基のモル数)=0.5~2.5である無触媒ウレタン組成物である実施例1~15は、23℃における硬化時間、5℃における硬化時間、透明性、発泡性、何れも良好な結果が得られた。
【0030】
比較例1は、ポリオール類100重量部のうち、(A)が40重量部しか添加されておらず、23℃における硬化時間が不可と成った。
ポリオール類100重量部のうち、(A)は45重量部以上必要であることが示された。
【0031】
スズ系の触媒を含む比較例2は、発泡が確認された。触媒を含まない方が良いことが示された。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】