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特許7315610ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置
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  • 特許-ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置 図1
  • 特許-ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置 図2A
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  • 特許-ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置 図11
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-18
(45)【発行日】2023-07-26
(54)【発明の名称】ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/18 20120101AFI20230719BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20230719BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20230719BHJP
【FI】
G06Q50/18 310
A63F13/79 520
G06Q30/0207
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2021056851
(22)【出願日】2021-03-30
(65)【公開番号】P2021163492
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2021-03-30
(31)【優先権主張番号】10-2020-0038555
(32)【優先日】2020-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】511062575
【氏名又は名称】ネクソン コリア コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ムン, セビョク
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-134699(JP,A)
【文献】特開2008-165625(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0022796(KR,A)
【文献】Steam Workshop Now Supporting Paid Creations,[online],2017年03月04日,[2022年4月27日検索], インターネット<URL: https://web.archive.org/web/20170304091438/https://steamcommunity.com/workshop/aboutpaidcontent/Steam>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
A63F 13/79
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム提供装置によって遂行されるゲーム提供方法であって、
ゲーム提供装置により、第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録する段階と、
ゲーム提供装置により、少なくとも1人のユーザから、前記第1コンテンツの使用申請を受信し、前記少なくとも1人のユーザによって設定された収益分配基準を承諾するかを、前記第1ユーザに確認する段階と、
ゲーム提供装置により、前記少なくとも1人のユーザに対する前記第1コンテンツの使用が許可されれば、協議によって決定された協議情報に基づく収益分配基準に基づき、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する段階と、を含
前記第1コンテンツを登録する段階は、
前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた前記少なくとも1つのコンテンツに係わる収益分配率を含む、少なくとも1つの収益分配基準を設定した収益分配情報を登録する段階を含む、ゲーム提供装置の動作方法。
【請求項2】
前記第1コンテンツに基づいた前記少なくとも1つのコンテンツが、前記少なくとも1人のユーザによって生成された場合、前記第1ユーザに分配する段階は、
ゲーム提供装置により、前記協議情報に基づく収益分配基準に基づき、前記少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ、及び前記少なくとも1人のユーザに分配する段階を含む、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項3】
前記第1コンテンツは、
前記第1ゲーム内で提供される少なくとも1つのオブジェクトを利用し、前記第1ゲームの基本コンテンツと異なるように生成されたコンテンツである、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項4】
前記第1コンテンツは、
前記第1ゲーム内のキャラクタ、アイテム、スキンのうち少なくとも一つと係わるコンテンツである、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項5】
ゲーム提供装置により、前記第1コンテンツの使用申請を要請した第2ユーザによって生成された、前記第1コンテンツに基づいた第2コンテンツを登録する段階と、
ゲーム提供装置により、第3ユーザから、前記第2コンテンツの使用申請を受信する段階と、
ゲーム提供装置により、前記第3ユーザに対する前記第2コンテンツの使用が許可されれば、第2収益分配基準に基づき、前記第2コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザに分配する段階と、をさらに含む、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項6】
ゲーム提供装置により、前記第2コンテンツに基づいた第3コンテンツが、前記第3ユーザによって生成された場合、第3収益分配基準に基づき、前記第3コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ、前記第2ユーザ及び前記第3ユーザに分配する段階をさらに含む、請求項に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項7】
前記第3収益分配基準に基づき、前記第3コンテンツから生じた収益を分配する段階は、
ゲーム提供装置により、前記第2収益分配基準で、前記第1ユーザの収益分配率を除いた範囲内において、前記第2ユーザの収益分配率、及び前記第3ユーザの収益分配率を調整する入力を受信する段階と、
ゲーム提供装置により、前記第2ユーザの収益分配率、及び前記第3ユーザの収益分配率を調整する入力に基づき、前記第3収益分配基準を設定する段階と、
ゲーム提供装置により、前記第3収益分配基準に基づき、前記第3コンテンツから生じた収益を分配する段階と、を含む、請求項に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項8】
ゲーム提供装置により、コンテンツ間における類似度を判断する基準に基づき、前記第1ゲーム内において、前記第1コンテンツと類似したコンテンツが生成されて使用されているか否かということをモニタリングする段階と、
ゲーム提供装置により、前記モニタリングにより、前記第1コンテンツと類似していると決定された第4コンテンツが検出される場合、第4収益分配基準に基づき、前記第4コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する段階と、をさらに含む、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項9】
第2ユーザによって生成された、前記第1コンテンツに基づいた第2コンテンツに係わる収益推移情報を獲得する段階と、
前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとの類似度、及び前記収益推移情報に基づき、前記第1ユーザの収益分配率、及び前記第2ユーザの収益分配率を調整する段階と、をさらに含む、請求項1に記載のゲーム提供装置の動作方法。
【請求項10】
第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録する段階と、
少なくとも1人のユーザから、前記第1コンテンツの使用申請を受信し、前記少なくとも1人のユーザによって設定された収益分配基準を承諾するかを、前記第1ユーザに確認する段階と、
前記少なくとも1人のユーザに対する前記第1コンテンツの使用が許可されれば、協議によって決定された協議情報に基づく収益分配基準に基づき、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する段階と、を含
前記第1コンテンツを登録する段階は、
前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた前記少なくとも1つのコンテンツに係わる収益分配率を含む、少なくとも1つの収益分配基準を設定した収益分配情報を登録する段階を含む、ゲーム提供装置の動作方法を、前記ゲーム提供装置と結合されて実行させるために、媒体に保存されたコンピュータプログラム。
【請求項11】
請求項1ないしのうちいずれか1項に記載のゲーム提供装置の動作方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
通信装置と、
ストレージと、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令語を保存するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録し、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツに係わる収益分配率を含む、少なくとも1つの収益分配基準を設定した収益分配情報を登録し、
少なくとも1人のユーザから、前記第1コンテンツの使用申請を受信し、前記少なくとも1人のユーザによって設定された収益分配基準を承諾するかを、前記第1ユーザに確認し、
前記少なくとも1人のユーザに対する前記第1コンテンツの使用が許可されれば、協議によって決定された協議情報に基づく収益分配基準に基づき、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する、ゲーム提供装置。
【請求項13】
前記第1コンテンツに基づいた前記少なくとも1つのコンテンツが、前記少なくとも1人のユーザによって生成された場合、前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
協議情報に基づく収益分配基準に基づき、前記少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ及び前記少なくとも1人のユーザに分配する、請求項12に記載のゲーム提供装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
前記第1コンテンツの使用申請を要請した第2ユーザによって生成された、前記第1コンテンツに基づいた第2コンテンツを登録し、
第3ユーザから、前記第2コンテンツの使用申請を受信し、
前記第3ユーザに対する前記第2コンテンツの使用が許可されれば、第2収益分配基準に基づき、前記第2コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザに分配する、請求項12に記載のゲーム提供装置。
【請求項15】
前記第2コンテンツに基づいた第3コンテンツが、前記第3ユーザによって生成された場合、前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
第3収益分配基準に基づき、前記第3コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザ、前記第2ユーザ及び前記第3ユーザに分配する、請求項14に記載のゲーム提供装置。
【請求項16】
前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
前記第2収益分配基準で、前記第1ユーザの収益分配率を除いた範囲内において、前記第2ユーザの収益分配率、及び前記第3ユーザの収益分配率を調整する入力を受信し、
前記第2ユーザの収益分配率、及び前記第3ユーザの収益分配率を調整する入力に基づき、前記第3収益分配基準を設定し、
前記第3収益分配基準に基づき、前記第3コンテンツから生じた収益を分配する、請求項15に記載のゲーム提供装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、
コンテンツ間における類似度を判断する基準に基づき、前記第1ゲーム内において、前記第1コンテンツと類似したコンテンツが生成されて使用されているか否かということをモニタリングし、
前記モニタリングにより、前記第1コンテンツと類似していると決定された第4コンテンツが検出される場合、第4収益分配基準に基づき、前記第4コンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する、請求項12に記載のゲーム提供装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによって生成されたコンテンツの収益を共有する方法、及びゲーム提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ゲームを楽しむ層が増大しながら、テレビゲーム・テトリスのようなカジュアルゲーム、スタークラフトのような戦略シミュレーションゲーム、またはロールプレーイングゲームのような多種のゲームが開発されている。そのようなゲームは、オフラインにおいても進められ、オンラインにおいても進められる。
【0003】
ところで、ゲーム内においては、ゲーム設計時に制作されたコンテンツのみがユーザに提供されている。ユーザがゲームの面白みをさらに感じるように、ユーザ趣向が反映されたコンテンツが提供される必要性があり、ユーザによって生成されたコンテンツにつき、ユーザ間において共有を活性化させることができる必要性が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、ゲーム内においてユーザが生成したコンテンツにつき、複数ユーザの寄与度がある場合、複数ユーザ間において、コンテンツから生じた収益を所定基準によって分配することである。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、また、コンテンツから生じた収益がユーザ間において分配されることにより、ゲームを活性化させ、ユーザらの興味を高めることである。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、また、所定コンテンツの基になるコンテンツを生産したユーザに報奨することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録する段階と、少なくとも1人のユーザから、前記第1コンテンツの使用申請を受信する段階と、前記少なくとも1人のユーザに対する前記第1コンテンツの使用が許可されれば、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する段階と、を含む、ゲーム提供装置の動作方法が提供される。
【0008】
他の一実施形態によれば、前記ゲーム提供装置の動作方法を、前記ゲーム提供装置と結合されて実行させるために、媒体に保存されたコンピュータプログラムが提供される。
【0009】
さらに他の一実施形態によれば、前記ゲーム提供装置の動作方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0010】
一実施形態によれば、通信装置と、ストレージと、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令語を保存するメモリと、を含み、前記プロセッサは、前記命令語を実行することにより、第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録し、少なくとも1人のユーザから、前記第1コンテンツの使用申請を受信し、前記少なくとも1人のユーザに対する前記第1コンテンツの使用が許可されれば、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、前記第1コンテンツ、または前記第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、前記第1ユーザに分配する、ゲーム提供装置が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ゲーム内においてユーザが生成したコンテンツにつき、複数ユーザの寄与度がある場合、複数ユーザ間において、コンテンツから生じた収益を所定基準によって分配することができる。
【0012】
本発明によれば、コンテンツから生じた収益がユーザ間に分配されることにより、ゲームを活性化させ、ユーザらの興味を高めることができる。
【0013】
本発明によれば、所定コンテンツの基になるコンテンツを生産したユーザに報奨することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態により、サーバ及びクライアントを含むオンラインゲーム提供システムを図示する図面である。
図2A】一実施形態により、ユーザの電子装置の動作方法について説明するためのフローチャートである。
図2B】一実施形態により、ゲーム提供装置の動作方法について説明するためのフローチャートである。
図3】一実施形態により、第1コンテンツに基づいて生成されたコンテンツから生じた収益を分配する方法について説明するための図面である。
図4】一実施形態により、ユーザがゲームの所定コンテンツを生成する過程について説明するための図面である。
図5】一実施形態により、ゲーム内において、ユーザが所定コンテンツを登録する過程について説明するための図面である。
図6】一実施形態により、ゲーム内で登録されたコンテンツを表示した画面について説明するための図面である。
図7A】一実施形態により、収益分配基準を設定する過程について説明するための図面である。
図7B】他の一実施形態により、収益分配基準を設定する過程について説明するための図面である。
図8】一実施形態により、登録されたコンテンツと類似したコンテンツが検出される場合、収益分配基準を勧める過程について説明するための図面である。
図9】一実施形態により、ユーザが生成したコンテンツが所定基準に違反する場合、警告メッセージを表示する画面について説明するための図面である。
図10】一実施形態により、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツの収益推移情報、及び第1コンテンツと第2コンテンツとの類似度に基づき、収益分配基準を調整する過程について説明するための図面である。
図11】一実施形態により、ゲーム提供装置の構成を図示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示は、以下の詳細な説明と、それに伴う図面との結合により、容易に理解され、参照番号(reference numeral)は、構造的構成要素(structural element)を意味する。
【0016】
以下においては、図面を参照し、多様な実施形態について詳細に説明する。以下で説明される実施形態は、さまざまに異なる形態に変形されても実施される。該実施形態の特徴についてさらに明確に説明するために、以下の実施形態が属する技術分野において当業者に周知されている事項についての詳細な説明は、省略する。
【0017】
なお、本明細書において、ある構成が他の構成と「連結」されているとするとき、それは、「直接連結」されている場合だけではなく、「その中間に他の構成を挟んで連結」されている場合も含む。また、ある構成が他の構成を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、それ以外の他構成を除くものではなく、他構成さらに含んでもよいということを意味する。
【0018】
また、本明細書で使用される「第1」または「第2」のような序数を含む用語は、多様な構成要素についての説明にも使用されるが、前述の構成要素は、前述の用語によって限定されるものではない。前述の用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。
【0019】
図1は、一実施形態により、サーバ及びクライアントを含むオンラインゲーム提供システムを図示する。
【0020】
一実施形態によるオンラインゲーム提供システムは、図1に図示されているように、サーバ4000と、複数のクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fを含んでもよい。サーバ4000は、ネットワークを介してゲームをサービスすることにより、複数のクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fにゲームを提供することができる。
【0021】
図1は、ユーザによって使用されるクライアントの例として、デスクトップコンピュータ2000a、タブレット2000b、携帯電話2000c、ノート型パソコン2000d、スマートフォン2000e及びテレビ2000fを図示するが、該クライアントは、それらに制限されるものではなく、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、MP3プレーヤ、デジタルカメラ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機のような多様な電子デバイスを含んでもよい。
【0022】
複数のクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fにおいて、ゲーム(例えば、オンラインゲーム)が実行されうる。ゲームを行うために、プログラム、例えば、アプリケーションまたはランチャ(launcher)がクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fにもインストールされうるが、それらに制限されるものではない。ユーザは、クライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fにインストールされたプログラムを実行し、サーバ4000によって提供されるゲームを楽しむことができる。後述する本開示の多様な実施形態は、ゲームを実行させるためのプログラム内において具現されるか、あるいはそのプログラムとは別途のプログラムを介しても具現される。
【0023】
サーバ4000は、ゲーム提供業者によって運営され、サーバ4000は、単一サーバ、サーバの集合体、及びクルラウドサーバを含んでもよいが、ここに制限されるものではない。サーバ4000は、ユーザらにゲームを提供して、ユーザらのデータを保存するデータベースを含んでもよい。また、サーバ4000は、決済イベントを生成及び処理する決済サーバまたは支払いサーバをさらに含んでもよい。決済サーバまたは支払いサーバはサーバ4000とは別個のサーバでもあるし、サーバ4000及びクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fの間の決済や支払いを媒介することもできる。サーバ4000は、ユーザデータを保存して管理するデータベース(database:DB)サーバをさらに含んでもよいし、DBサーバはサーバ4000とは別個のサーバでもある。
サーバ4000ではゲームをサービスするためのプログラムが駆動されることができる。後述する本開示の多様な実施形態はゲームをサービスするためのプログラム内で具現されるか、あるいはそのプログラムとは別途のプログラムを介して具現されることができる。
【0024】
ネットワークは、所定通信方式を利用して設立(または、形成)された連結を意味し、クライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fの間、またはクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fとサーバ4000との間において、データを伝達する所定通信手段を介して連結された通信網を意味するものである。
【0025】
該通信手段は、所定通信規格、所定周波数帯域、所定プロトコルまたは所定チャネルを介する通信、近距離通信、遠距離通信、無線通信及び有線通信を含む。例えば、該通信手段は、ブルートゥース、BLE(Bluetooth low energy)、Wi-Fi(wireless fidelity)、Zigbee、3G、LTE(long term evolution)、超音波を介する通信手段などを含んでもよいが、それらに制限されるものではない。
【0026】
該近距離通信手段は、通信を行うデバイスが所定範囲内にあるときにのみ、互いに通信が可能な通信手段を意味するものでもあり、例えば、ブルートゥース及びNFC(near field communication)を含んでもよいが、それらに制限されるものではない。
【0027】
該遠距離通信手段は、通信を行うデバイスが、距離と関係なく、互いに通信が可能な通信手段を意味するものである。例えば、該遠距離通信手段は、APのような中継器を介して通信を行う2つのデバイスが所定距離以上であるときにも、通信することができる手段、及び文字伝送と電話通話とに使用されるセルラネットワーク(3G、LTE)を利用した通信手段を含んでもよいが、それらに制限されるものではない。
【0028】
サーバ4000がネットワークを利用してオンラインゲームをサービスする過程において、任意の通信手段を介し、サーバ4000とクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fとの通信が行われうる。
【0029】
該オンラインゲームは、RPG(role playing game)、TRPG(tabletop RPG)、MMORPG(massively multiplayer online RPG)、MOBA(multiplayer online battle arena)、AOS(aeon of strife)、RTS(real time strategy)、FPS(first-person shooter)、TCG(trading card game)、CCG(collectible card game)、スポーツ、対戦格闘のような多様なジャンルのゲームでもあるが、それらに制限されるものではない。該オンラインゲームは、ユーザ間の対戦、またはユーザとコンピュータ(例えば、人工知能)との対戦としても進められるが、それらに制限されるものではなく、多様な形態にも具現される。
【0030】
図1に図示されたオンラインゲーム提供システムは、オンラインプラットフォーム提供システムとしても機能することができる。一方、図1に図示されたサーバ4000は、図2ないし図11で説明するゲーム提供装置10とも対応する。図1に図示されたクライアント2000a,2000b,2000c,2000d,2000e及び2000fは、図2ないし図11で説明されるユーザの電子装置とも対応する。
【0031】
図2Aは、一実施形態により、ユーザの電子装置の動作方法について説明するためのフローチャートである。
【0032】
図2Aを参照すれば、段階S201において、第1ユーザの電子装置は、第1ゲームまたは第1ゲームプラットフォームを実行することができる。第1ユーザの電子装置は、第1ゲームまたは第1ゲームプラットフォームを実行することにより、第1ゲームに基づいたコンテンツを制作することができるインターフェースを提供することができる。例えば、第1ゲームプラットフォームは、ユーザが、第1ゲームと係わるコンテンツを制作するように提供されるシステム、オペレーションシステム(OS:operation system)でもある。
【0033】
段階S202において、第1ユーザの電子装置は、第1ユーザの入力に基づき、第1ゲームに基づく第1コンテンツを生成することができる。
【0034】
該コンテンツは、所定ゲームで提供されるか、あるいは所定ゲームを構成する少なくとも1つのオブジェクトを利用して生成された創作物などでもある。該創作物は、所定ゲームを基に生成されたものでもある。また、該創作物は、所定ゲームを基に変形されたゲーム、所定ゲームの実行時に提供されうる内容物、所定ゲームの外部から提供されうる内容物でもある。
【0035】
例えば、所定ゲームを基に変形されたゲームは、所定ゲームと同一種類のゲームであるものの、ゲーム内において提供される少なくとも1つの項目が変更されたゲームでもある。例えば、第1ユーザの電子装置は、第1ゲームプラットフォームを介し、第1ゲームを構成するソースコードの情報を提供することができる。第1ユーザは、第1ゲームを構成するソースコードの情報から、所定ソースコードの情報を選択することができ、選択された所定ソースコードの情報を利用し、第1ゲームと類似したゲームを創作することができる。第1ユーザの電子装置は、第1ユーザの入力に基づき、選択された所定ソースコードの情報に基づくゲームを生成することができる。
【0036】
例えば、所定ゲームの実行時に提供されうる内容物は、所定ゲーム内で提供されるアイテム、キャラクタ、ステージ、マップ、クエスト、映像などと係わる創作物でもある。例えば、第1ユーザの電子装置は、第1ゲームまたは第1ゲームプラットフォームを介し、第1ゲームで提供されうるコンテンツ生成に利用されるインターフェースを提供することができる。具体的には、第1ユーザは、第1ゲームで利用可能なアイテム、マップなどを創作することができる。第1ユーザの電子装置は、第1ユーザの入力に基づき、第1ゲームで利用可能なアイテム、マップなどを生成することができる。
【0037】
例えば、所定ゲームの外部から提供される内容物は、所定ゲームが実行されない状態において、所定プラットフォームを介してユーザにも提供されるる創作物でもある。例えば、第1ユーザは、第1ゲーム内の所定クエストを達成する攻略法をガイドする映像を創作することができる。
【0038】
また、該コンテンツは、所定ゲームプラットフォームに基づき、ユーザによって直接制作されたコンテンツを意味するものでもあり、UCC(user created contents)またはUGC(user generated contents)を意味するものである。
【0039】
なお、図4ないし図10で説明するコンテンツは、一例示であり、一般的な技術者立場において、多様なコンテンツが含まれてもよい。
【0040】
段階S203において、第1ユーザの電子装置は、ゲーム提供装置に、第1コンテンツ登録を要請することができる。第1ユーザの電子装置は、第1コンテンツ、及び第1コンテンツの情報をゲーム提供装置で伝送することができる。また、第1ユーザの電子装置は、第1コンテンツに係わる収益分配基準の情報を、ゲーム提供装置で伝送することができる。
【0041】
図2Bは、一実施形態により、ゲーム提供装置の動作方法について説明するためのフローチャートである。
【0042】
図2Bを参照すれば、段階S210において、ゲーム提供装置10は、第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録することができる。例えば、第1コンテンツは、第1ゲーム内で提供される少なくとも1つのオブジェクトを利用し、第1ゲームの基本コンテンツと異なるように生成されたコンテンツでもある。また、第1コンテンツは、第1ゲーム内のキャラクタ、アイテム、スキンのうち少なくとも一つと係わるコンテンツでもあるが、前記例示に制限されるものではない。
【0043】
例えば、ゲーム提供装置10は、少なくとも1つの収益分配基準を設定した収益分配情報を、第1コンテンツと共に登録することができる。ここで、該収益分配情報には、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツに係わる収益配分率の情報が含まれてもよい。
【0044】
段階S220において、ゲーム提供装置10は、少なくとも1人のユーザから、第1コンテンツの使用申請を受信することができる。
【0045】
段階S230において、少なくとも1人のユーザに対する第1コンテンツの使用が許可されれば、ゲーム提供装置10は、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、第1ユーザに分配することができる。
【0046】
例えば、ゲーム提供装置10は、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、少なくとも1つのコンテンツから生じた第1収益を、第1ユーザ、及び少なくとも1人のユーザに分配することができる。
【0047】
ここで、収益分配は、第1ゲーム内において、所定ユーザのアカウントに、第1ゲームのキャッシュが支給されることを意味するものである。また、該収益は、第1ゲーム内で提供される所定恩恵でもある。
【0048】
一方、少なくとも1つの収益分配基準は、所定コンテンツの生成に参与したユーザ数に基づいて均等に決定されるか、所定コンテンツ生成に対する寄与度設定基準により、不均等にも決定されるか、あるいは所定コンテンツ生成に参与したユーザ間の協議によって決定された協議情報に基づいても決定される。また、第1収益分配基準は、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいたコンテンツにも適用される。
【0049】
例えば、ゲーム提供装置10は、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツを登録することができる。ここで、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツは、第1コンテンツの使用申請を要請した第2ユーザによって生成されたコンテンツでもある。ゲーム提供装置10は、第3ユーザから、第2コンテンツの使用申請を受信することができる。第3ユーザに対する第2コンテンツの使用が許可されれば、ゲーム提供装置10は、第2収益分配基準に基づき、第2コンテンツから生じた収益を、第1ユーザ及び第2ユーザに分配することができる。
【0050】
また、第2コンテンツに基づいた第3コンテンツが第3ユーザによって生成された場合、ゲーム提供装置10は、第3収益分配基準に基づき、第3コンテンツから生じた収益を、第1ユーザ、第2ユーザ及び第3ユーザに分配することができる。
【0051】
例えば、ゲーム提供装置10は、全体収益分配率のうちから、第1ユーザの収益分配率を除いた範囲内において、第2ユーザの収益分配率及び第3ユーザの収益分配率を調整する入力を受信することができる。ゲーム提供装置10は、第2ユーザの収益配分率、及び第3ユーザの収益配分率を調整する入力に基づき、第3収益分配基準を設定することができる。ゲーム提供装置10は、第3収益分配基準に基づき、第3コンテンツから生じた収益を分配することができる。
【0052】
また、ゲーム提供装置10は、コンテンツ間における類似度を判断する基準に基づき、第1ゲーム内において、第1コンテンツと類似したコンテンツが生成されて使用されているか否かということをモニタリングすることができる。該モニタリング結果により、第1コンテンツと類似していると決定された第4コンテンツが検出される場合、ゲーム提供装置10は、第4収益分配基準に基づき、第4コンテンツから生じた収益を、第1ユーザに分配することができる。
【0053】
また、ゲーム提供装置10は、第2ユーザによって生成された、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツに係わる収益推移情報を獲得することができる。ゲーム提供装置10は、第1コンテンツと第2コンテンツとの類似度、及び収益推移情報に基づき、第1ユーザの収益分配率、及び第2ユーザの収益分配率を調整することができる。
【0054】
図3は、一実施形態により、第1コンテンツに基づいて生成されたコンテンツから生じた収益を分配する方法について説明するための図面である。
【0055】
図3を参照すれば、第1コンテンツ311は、第1ユーザによって生成されうる。具体的には、第1ユーザは、第1ユーザの電子装置において、第1ユーザのアカウントで第1ゲームを実行することができる。第1ユーザの電子装置は、第1ユーザの入力に基づき、第1ゲームの第1コンテンツ311を生成することができる。第1コンテンツ311を生成する過程は、図4で説明する。第1ユーザは、第1コンテンツ311を第1ゲーム内の商店に登録し、登録された第1コンテンツ311を販売することができる。例えば、第1コンテンツ311から生じた収益は、第1収益分配基準により、第1ユーザに割り当てられうる。表(321)に図示されているように、第1収益分配基準は、第1ユーザの収益分配率は、100%でもある。
【0056】
一方、第2ユーザは、第1コンテンツ311を購入することができる。第2ユーザは、第1コンテンツ311に基づき、第2コンテンツ312を生成することができる。例えば、第1コンテンツ311が、キャラクタの第1衣装である場合、第2ユーザは、第1衣装に所定構成を追加するか、あるいは第1衣装のカラーなどを変更し、第2衣装を生成することができる。該第2衣装は、第1衣装を基に生成されたために、第2衣装によって生じた収益は、第2収益分配基準に基づき、第1ユーザにも分配される。
【0057】
該第2収益分配基準は、第2コンテンツ312の生成に参与したユーザ数に基づいて均等に決定されるか、第2コンテンツ312の生成に対する寄与度設定基準によって不均等に決定されるか、あるいは第2コンテンツ312の生成に参与したユーザ間の協議によって決定された協議情報に基づいても決定される。
【0058】
例えば、第2収益分配基準は、ユーザ間の協議によって決定された協議情報に基づいて決定されると仮定する。表(322)を参照すれば、第2ユーザは、第1ユーザとの合意により、第2コンテンツ312から生じた収益に係わる収益配分率を、それぞれ50%に決定することができる。ゲーム提供装置10は、第1ユーザの収益配分率、及び第2ユーザの収益配分率に基づき、第2コンテンツ312から生じた収益を、第1ユーザ及び第2ユーザに分配することができる。
【0059】
また、第2ユーザは、第2コンテンツ312を第1ゲーム内の商店に登録し、登録された第2コンテンツ312を販売することができる。例えば、第3ユーザは、第2コンテンツ312を購入することができる。第3ユーザは、第2コンテンツ312に基づき、第3コンテンツ313を生成することができる。第2コンテンツ312は、第1コンテンツ311に基づいて生成されたために、第3コンテンツ313は、第1ユーザ、第2ユーザ第3ユーザによって生成されたものであるとも決定される。
【0060】
第3コンテンツ313によって生じた収益は、第3収益分配基準に基づき、第1ユーザ、第2ユーザ及び第3ユーザにも分配される。
【0061】
該第3収益分配基準は、第3コンテンツ313の生成に参与したユーザ数に基づいて均等に決定されるか、第3コンテンツ313の生成に対する寄与度設定基準によって不均等に決定されるか、あるいは第3コンテンツ313の生成に参与したユーザ間の協議によって決定された協議情報に基づいても決定される。ここで、ユーザ間合意は、第1ユーザ、第2ユーザ及び第3ユーザのうち少なくとも2人による合意を意味するものである。該合意結果は、合意に参与したユーザの収益分配率にだけ適用されうる。
【0062】
例えば、第3ユーザと第2ユーザとの間にだけ第3コンテンツ313から生じた収益に係わる合意がある場合、第3収益分配基準には、第2収益分配基準内の第1ユーザの収益分配率が適用されうる。第3ユーザは、第2ユーザとの合意により、第3コンテンツ313から生じた収益に係わる収益配分率を均等に決定することができる。表(323)を参照すれば、第1ユーザの収益分配率は、第2収益分配基準における第1ユーザの収益分配率と同一である。第2ユーザの収益配分率は、25%であり、第3ユーザの収益配分率は、25%である。
【0063】
また、第4ユーザは、第2コンテンツ312を購入することができる。第4ユーザは、第2コンテンツ312に基づき、第4コンテンツ314を生成することができる。第2コンテンツ312は、第1コンテンツ311に基づいて生成されたために、第4コンテンツ314は、第1ユーザ、第2ユーザ及び第4ユーザによって生成されたものであるとも決定される。
【0064】
第4コンテンツ314によって生じた収益は、第4収益分配基準に基づき、第1ユーザ、第2ユーザ及び第4ユーザにも分配される。
【0065】
例えば、第4ユーザと第2ユーザとの間にのみ第4コンテンツ314から生じた収益に係わる合意がある場合、第4収益分配基準には、第2収益分配基準内の第1ユーザの収益分配率が適用されうる。第4ユーザは、第2ユーザとの合意により、第3コンテンツ313から生じた収益に対する第2ユーザの収益配分率を20%に決定し、第4ユーザの収益配分率を30%に決定することができる。表(324)を参照すれば、第1ユーザの収益分配率は、第2収益分配基準における第1ユーザの収益分配率と同一である。第2ユーザの収益配分率は、20%であり、第4ユーザの収益配分率は、30%である。
【0066】
一方、第2ユーザは、第1コンテンツ311に基づき、第5コンテンツ315を生成することができる。第5コンテンツ315によって生じた収益は、第5収益分配基準に基づき、第1ユーザ及び第2ユーザにも分配される。ここで、該第5収益分配基準は、第2収益分配基準とは異なりうる。表(325)に図示されているように、第1ユーザの収益配分率は、30%に決定され、第2ユーザの収益配分率は、70%にも決定される。
【0067】
図4は、一実施形態により、ユーザが、ゲームの所定コンテンツを生成する過程について説明するための図面である。
第1ユーザは、第1ユーザの電子装置において、第1ユーザのアカウントで、第1ゲームを実行することができる。第1ユーザの電子装置は、第1ユーザの入力に基づき、第1ゲームの第1コンテンツを生成することができる。
【0068】
該第1コンテンツは、第1ゲーム内で提供される少なくとも1つのオブジェクトを利用し、第1ゲームの基本コンテンツと異なるように生成されたコンテンツでもある。ここで、該基本コンテンツは、第1ゲームを実行するユーザに共通して提供されるコンテンツである。該基本コンテンツは、第1ゲームにおいて、事前に設定されて提供されるコンテンツであり、ゲーム内のユーザの満足感を充足させることができない。ユーザは、ユーザの趣向によって「お誂え化」されたコンテンツを生成することができる。
【0069】
図4は、第1ユーザが、第1ゲームにおいてキャラクタに着せることができる衣装を制作するように提供される画面を図示した例示図面である。図4を参照すれば、第1ゲーム内において、「衣装作り」メニューが選択されれば、第1ユーザの電子装置は、「衣装作り」画面を表示することができる。具体的には、画面には、キャラクタ401、キャラクタ着せることができる複数の衣装411,412,413,414,415,416,417,418,419が表示されうる。
【0070】
例えば、画面内における複数の衣装411,412,413,414,415,416,417,418,419のうち、ワンピース(女)419を選択する入力が受信されれば、キャラクタ401には、ワンピース(女)419が着せられうる。
【0071】
一方、画面内には、「初期化」ボタン、「以前」ボタン、「作り作業完了」ボタンが表示されうる。「初期化」ボタンが選択されれば、キャラクタ401は、初期状態にも復旧される。また、「以前」ボタンが選択されれば、キャラクタ401は、直前の状態にも復旧される。また、「作り作業完了」ボタンが選択されれば、キャラクタ401に着せることができる第1衣装が完了される。該第1衣装が完了すれば、第1衣装に係わる情報は、第1ユーザのアカウントに基づいても保存される。例えば、該第1衣装に係わる情報は、第1衣装を制作したユーザ、第1衣装を制作した時期、第1衣装を構成する少なくとも1つのアイテムのうち少なくとも1つの情報を含んでもよい。
【0072】
図5は、一実施形態により、ゲーム内において、ユーザが所定コンテンツを登録する過程について説明するための図面である。
【0073】
第1ユーザは、第1ゲームで使用可能な第1コンテンツを生成することができ、生成された第1コンテンツを、第1ゲーム内の商店に登録することができる。該商店に、第1コンテンツが登録されれば、第1ユーザは、第1コンテンツを販売することができる。
【0074】
図5は、第1ユーザが制作した第1衣装を、第1ゲームの商店内に登録するように提供される画面を図示した例示図面である。図5を参照すれば、第1ゲーム内において、「新商品登録」メニューが選択されれば、第1ユーザの電子装置は、「新商品登録」画面を表示することができる。具体的には、該画面には、第1ユーザが制作した衣装510、登録される商品が表示される領域520、登録される商品に係わるタグ情報530、登録される商品に係わる販売情報540が表示されうる。
【0075】
例えば、第1ユーザが制作した衣装510のうち、第1衣装511を選択する入力が受信されれば、登録される商品が表示される領域520には、第1衣装511が表示されうる。
【0076】
また、第1衣装511に係わるタグ情報530は、ユーザの入力に基づいても記録されるか、あるいは自動的にも記録される。例えば、第1衣装511を関連させる文言がタグ情報530に選定されうる。
【0077】
一方、登録される商品に係わる販売情報540は、第1衣装511が商店に登録される期間、第1衣装511の販売価格、第1衣装511に係わる収益分配情報541を含んでもよい。
【0078】
例えば、収益分配情報541を入力する項目には、収益分配率を設定する項目が含まれてもよい。例えば、該収益分配率を設定する項目には、「固定」項目、「協議」項目が含まれてもよい。例えば、第1ユーザが「固定」項目を選択すれば、第1ユーザは、第1衣装511、または第1衣装511に基づいたコンテンツから生じた収益の収益分配率を設定する入力を入力することができる。
【0079】
該画面内において「登録」ボタンが選択されれば、第1ゲームの商店内に、第1衣装511が登録されうる。
【0080】
図6は、一実施形態により、ゲーム内で登録されたコンテンツを表示した画面について説明するための図面である。
【0081】
第2ユーザは、第2ユーザの電子装置において、第2ユーザのアカウントで、第1ゲームを実行することができる。第1ゲーム内において「商店」メニューが選択されれば、第2ユーザの電子装置は、第2ユーザが購入することができるアイテムが表示された画面を表示することができる。図6は、説明の便宜上、購入することができるアイテムのうち一部アイテムだけが図示された例示図面である。具体的には、図6は、第1ゲームの商店内に登録された衣装の情報610,620を表示した例示図面である。
【0082】
第1衣装の情報610には、第1衣装のイメージ、第1衣装の名称、第1衣装のタグ情報、第1衣装の販売情報611が含まれてもよい。第1衣装の販売情報611には、第1衣装の累積販売数、第1衣装の販売価格、第1衣装に基づいたコンテンツの収益に係わる収益分配情報が含まれてもよい。
【0083】
同様に、第2衣装の情報620には、第2衣装のイメージ、第2衣装の名称、第2衣装のタグ情報、第2衣装の販売情報621が含まれてもよい。第2衣装の販売情報621には、第2衣装の累積販売数、第2衣装の販売価格、第2衣装に基づいたコンテンツの収益に係わる収益分配情報が含まれてもよい。
【0084】
図7Aは、一実施形態により、収益分配基準を設定する過程について説明するための図面である。
【0085】
第1ユーザは、第1ゲームのコンテンツとして、「カーディガン」を制作することができる。第1ユーザは、「カーディガン」を第1ゲームの商店に登録することができる。第2ユーザは、商店に登録された「カーディガン」を購入することができる。その場合、第2ユーザは、「カーディガン」と係わる収益分配基準を設定することができる。
【0086】
第2ユーザの電子装置は、第2ユーザのアカウントで、第1ゲームを実行することができる。第1ゲームの「商店」画面において「カーディガン」が選択されれば、「カーディガン」と係わる収益分配情報が表示されうる。第1ユーザが収益分配基準を「協議」と設定した場合、第2ユーザは、「カーディガン」を購入するとき、「カーディガン」と係わる収益分配基準の細部基準を設定することができる。例えば、「カーディガン」と係わる収益分配基準は、第2ユーザにより、「カーディガン」を活用して制作された衣装の収益に対して適用されうる。
【0087】
図7Aのイメージ710に図示されているように、第2ユーザの電子装置は、「カーディガン」と係わる収益分配基準の細部基準を設定する画面を表示することができる。例えば、「カーディガン」を活用して制作しようとするアイテムの情報711、「カーディガン」と結合される細部項目の情報712、ユーザの情報713、収益分配率の情報714,、715を設定することができる画面が表示されうる。
【0088】
例えば、第2ユーザは、「カーディガン」を活用して制作しようとするアイテムを「カーディガンとデニムスカート」に設定し、細部項目を「デニムスカート」に設定し、ユーザを「第2ユーザ」に設定し、第1ユーザの収益分配率を40%に設定し、第2ユーザの収益分配率を60%に設定することができる。「カーディガン」と係わる収益分配基準の設定が完了すれば、ゲーム提供装置10は、第1ユーザのアカウントに、「カーディガン」と係わる収益分配基準の設定を受諾するか否かということを確認する画面を提供することができる。
【0089】
図7Aのイメージ720に図示されているように、第1ユーザの電子装置は、「カーディガン」と係わる収益分配基準の設定を受諾するか否かということを確認する画面を表示することができる。第1ユーザは、第2ユーザの収益分配基準の設定に同意すれば、「受諾」ボタンを押し、第2ユーザの収益分配基準の設定に同意しなければ、「拒絶」ボタンを押すことができる。ここで、第1ユーザは、収益分配率を修正することができる。ゲーム提供装置10は、第2ユーザのアカウントに、収益分配率が修正された収益分配基準画面を提供することができる。第1ユーザ及び第2ユーザの合意により、「カーディガン」と係わる収益分配率が決定されうる。
【0090】
図7Bは、他の一実施形態により、収益分配基準を設定する過程について説明するための図面である。
【0091】
図7Aで説明された「カーディガンとデニムスカート」が第1ゲームの商店に登録されうる。第3ユーザは、商店に登録された「カーディガンとデニムスカート」を購入することができる。その場合、第3ユーザは、「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配基準を設定することができる。
【0092】
第3ユーザの電子装置は、第3ユーザのアカウントで、第1ゲームを実行することができる。第1ゲームの「商店」画面において、「カーディガンとデニムスカート」が選択されれば、「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配情報が表示されうる。例えば、第2ユーザが商店に「カーディガンとデニムスカート」を登録するとき、「協議」と設定した場合、第3ユーザは、「カーディガンとデニムスカート」を購入するとき、「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配基準の細部基準を設定することができる。例えば、「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配基準は、第3ユーザにより、「カーディガンとデニムスカート」を活用して制作された衣装の収益について適用されうる。
【0093】
図7Bのイメージ730に図示されているように、第3ユーザの電子装置は、「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配基準の細部基準を設定する画面を表示することができる。例えば、「カーディガンとデニムスカート」と結合される細部項目の情報731、ユーザの情報732、第2ユーザの収益分配率の情報734、第3ユーザの収益分配率の情報735を設定することができる画面が表示されうる。ここで、第1ユーザの収益分配率733は、図7Aで説明した「カーディガン」と係わる収益分配基準が変更されずにも適用される。
【0094】
例えば、第3ユーザは、「カーディガンとデニムスカート」を活用して制作しようとするアイテムを「カーディガンとハートデニムスカート」と設定し、細部項目を「アクセサリ」と設定し、ユーザを「第3ユーザ」と設定し、第2ユーザの収益分配率を40%に設定し、第3ユーザの収益分配率を20%に設定する。「カーディガンとハートデニムスカート」と係わる収益分配基準の設定が完了すれば、ゲーム提供装置10は、第2ユーザのアカウントに、「カーディガンとハートデニムスカート」と係わる収益分配基準の設定を受諾するか否かということを確認する画面を提供することができる。
【0095】
図7Bのイメージ740に図示されているように、第2ユーザの電子装置は、「カーディガンとハートデニムスカート」と係わる収益分配基準の設定を受諾するか否かということを確認する画面を表示することができる。第2ユーザは、第3ユーザの収益分配基準の設定に同意すれば、「受諾」ボタンを押し、第3ユーザの収益分配基準の設定に同意しなければ、「拒絶」ボタンを押すことができる。ここで、第2ユーザは、収益分配率を修正することができる。ゲーム提供装置10は、第3ユーザのアカウントに、収益分配率が修正された収益分配基準画面を提供することができる。第2ユーザ及び第3ユーザの合意により、「カーディガンとハートデニムスカート」と係わる収益分配率が決定されうる。
【0096】
図8は、一実施形態により、登録されたコンテンツと類似したコンテンツが検出される場合、収益分配基準を勧める過程について説明するための図面である。
【0097】
ゲーム提供装置10は、コンテンツ間における類似度を判断する基準に基づき、第1ゲーム内において登録されたコンテンツと類似したコンテンツが生成されて使用されているか否かということモニタリングすることができる。例えば、コンテンツ間の類似度は、コンテンツを構成する要素の重複いかんに基づいても決定される。例えば、コンテンツを構成する要素に係わる重複比率が所定比を超えれば、コンテンツ間における類似度が高いとも判断される。例えば、コンテンツを構成する要素には、外部に表示されるコンテンツの外的要素、コンテンツ具現に利用されるソースコードを含む内的要素が含まれる。
【0098】
図8を参照すれば、第1ユーザは、「ブラックレース吊り紐ワンピース」812を制作し、商店に登録する動作を遂行することができる。ゲーム提供装置10は、商店に登録されたコンテンツのうち、「黒レース吊り紐ワンピース」812と類似した衣装があるか否かということをモニタリングすることができる。ゲーム提供装置10は、モニタリング結果、登録された衣装のうち、「吊り紐ワンピース」811を「黒レース吊り紐ワンピース」812と類似した衣装として決定することができる。ゲーム提供装置10は、衣装間類似度情報、及び「黒レース吊り紐ワンピース」812の収益につき、「吊り紐ワンピース」811を登録した販売者に収益が分配されうることを知らせるメッセージを第1ユーザに提供することができる。
【0099】
図8に図示されているように、第1ユーザの電子装置は、「黒レース吊り紐ワンピースと吊り紐ワンピースとの類似度は90%です。黒レース吊り紐ワンピースを登録する場合、吊り紐ワンピース販売者に収益の90%を支払うことになります」というメッセージ820を表示することができる。
【0100】
図9は、一実施形態により、ユーザが生成したコンテンツが所定基準に違反する場合、警告メッセージを表示する画面について説明するための図面である。
【0101】
ゲーム提供装置10は、ユーザが生成したコンテンツが、ゲーム内において事前に設定された所定基準に違反するか否かということをモニタリングすることができる。例えば、事前に設定された所定基準は、著作権、商標権、肖像権などを侵害してはいけない基準でもある。該モニタリング結果、ユーザが生成したコンテンツが、事前に設定された所定基準に違背すれば、ゲーム提供装置10は、ユーザのアカウントに警告メッセージを提供することができる。
【0102】
図9に図示されているように、第1ユーザが、有名なサッカー選手に係わる衣装911,912を制作した場合、第1ユーザの電子装置は、「登録しようとするユニフォームは、著作権に違反します。それ以外のユニフォームにしてください」というメッセージ920を表示することができる。
【0103】
図10は、一実施形態により、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツの収益推移情報、及び第1コンテンツと第2コンテンツとの類似度に基づき、収益分配基準を調整する過程について説明するための図面である。
【0104】
図10のグラフ1010は、経時的な第1コンテンツの販売数1011、及び第2コンテンツの販売数1012を図示する。ここで、該第2コンテンツは、第1コンテンツに基づいて生成されたコンテンツである。また、t1時点から第、2コンテンツが登録されて販売され始めた時点である。また、第1コンテンツは、第1ユーザによって生成され、第2コンテンツは、第2ユーザによって生成されたことを仮定する。例えば、第2コンテンツは、「カーディガンとデニムスカート」を示す衣装でもある。第1コンテンツは、「カーディガン」を示す衣装でもある。
【0105】
図10の表(1020)は、初期に設定された「カーディガンとデニムスカート」と係わる収益分配基準を示す。具体的には、収益分配率1021を参照すれば、第1ユーザの収益分配率は、40%であり、第2ユーザの収益分配率は、60%である。
【0106】
図10のグラフ1010に図示されているように、t1時点以後から、第1コンテンツの販売数は、減少の勢いであり、第2コンテンツの販売数は、増加の勢いである。
【0107】
また、該第2コンテンツは、第1コンテンツに基づいて生成されたために、第2コンテンツは、第1コンテンツと類似した点が多くもある。ゲーム提供装置10は、第1コンテンツと第2コンテンツとの類似度、及び第1コンテンツと第2コンテンツとのそれぞれの収益推移情報に基づき、第2コンテンツの収益に対する第1ユーザの収益分配率と、第2ユーザの収益分配率とを調整することができる。
【0108】
例えば、図10の表(1030)の収益分配率1031を参照すれば、ゲーム提供装置10は、第1ユーザの収益分配率を30%に、第2ユーザの収益分配率を70%に調整することができる。また、ゲーム提供装置10は、ユーザ間の合意情報に基づき、収益分配率を調整することもできる。
【0109】
図11は、一実施形態により、ゲーム提供装置10の構成を図示したブロック図である。
【0110】
ゲーム提供装置10は、通信装置1110、ストレージ1120、メモリ1130及びプロセッサ1140を含んでもよい。しかし、図示された構成要素がいずれも必須構成要素であるものではない。図示された構成要素より多くの構成要素によってゲーム提供装置10が具現されもし、それより少ない構成要素によってもゲーム提供装置10が具現される。以下、前記構成要素について述べる。
【0111】
通信装置1110は、外部装置と通信を行うことができる。具体的には、通信装置1110は、有線または無線でネットワークと連結され、外部装置と通信を行うことができる。ここで、該外部装置は、サーバ、スマートフォン、タブレット、PCなどでもある。通信装置1110は、多様な有無線通信方法のうち一つを支援する通信モジュールを含んでもよい。例えば、該通信モジュールはチップセット(chipset)の形態でもあり、または通信に必要な情報を含むスティッカ/バーコード(例:NFCタグを含むスティッカ)などでもある。また、該通信モジュールは、近距離通信モジュール、有線通信モジュールでもある。
【0112】
例えば、通信装置1110は、無線LAN(wireless local area network)、Wi-Fi、WFD(Wi-Fidirect)、ブルートゥース、BLE、wired Lan、NFC、Zigbee、赤外線(IrDA(infrared Data Association))、3G、4G及び5Gのうち少なくとも一つを支援することができる。
【0113】
ストレージ1120は、ゲーム内の複数ユーザのログデータ、複数ユーザが登録したコンテンツ、コンテンツに係わる収益分配基準を含む収益分配情報などを保存することができる。ストレージ1120は、所定コンテンツから生じた収益の分配に利用されるプログラム、アプリケーションなどと係わる情報を保存することができる。ストレージ1120は、ゲーム提供装置10で実行されるプログラム、アプリケーション、及びサーバ上で利用される各種データを保存することができる。
【0114】
メモリ1130は、ソフトウェアまたはプログラムを保存することができる。また、メモリ1130は、所定コンテンツから生じた収益の分配に利用される命令語を保存することができる。
【0115】
プロセッサ1140は、ゲーム提供装置10の全体的な動作を制御し、CPU(central processing unit)少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。プロセッサ1140は、各機能に対応する特化されたプロセッサを少なくとも一つ含むか、あるいは一つに統合された形態のプロセッサでもある。
【0116】
プロセッサ1140は、メモリ1130に保存されたプログラムを実行させるか、メモリ1130に保存されたデータまたはファイルを読み取るか、あるいは新たなファイルをメモリ1130に保存することができる。プロセッサ1140は、メモリ1130に保存された命令語を実行することができる。
【0117】
プロセッサ1140は、第1ユーザが生成した第1ゲームの第1コンテンツを登録することができる。例えば、第1コンテンツは、第1ゲーム内で提供される少なくとも1つのオブジェクトを利用し、第1ゲームの基本コンテンツと異なるように生成されたコンテンツでもある。また、第1コンテンツは、第1ゲーム内のキャラクタ、アイテム、スキンのうち少なくとも一つと係わるコンテンツでもあるが、前記例示に制限されるものではない。
【0118】
例えば、プロセッサ1140は、少なくとも1つの収益分配基準を設定した収益分配情報を、第1コンテンツと共に登録することができる。ここで、該収益分配情報には、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツに係わる収益配分率の情報が含まれてもよい。
【0119】
プロセッサ1140は、通信装置1110を介し、少なくとも1人のユーザの電子装置から、第1コンテンツの使用申請を受信することができる。
【0120】
少なくとも1人のユーザに対する第1コンテンツの使用が許可されれば、プロセッサ1140は、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいた少なくとも1つのコンテンツから生じた収益を、第1ユーザに分配することができる。
【0121】
例えば、プロセッサ1140は、少なくとも1つの収益分配基準に基づき、少なくとも1つのコンテンツから生じた第1収益を、第1ユーザ、及び少なくとも1人のユーザに分配することができる。
【0122】
一方、少なくとも1つの収益分配基準は、所定コンテンツの生成に参与したユーザ数に基づいて均等に決定されるか、所定コンテンツの生成に対する寄与度設定基準によって不均等に決定されるか、あるいは所定コンテンツの生成に参与したユーザ間の協議によって決定された協議情報に基づいても決定される。また、第1収益分配基準は、第1コンテンツ、または第1コンテンツに基づいたコンテンツに適用されうる。
【0123】
例えば、プロセッサ1140は、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツを登録することができる。ここで、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツは、第1コンテンツの使用申請を要請した第2ユーザによって生成されたコンテンツでもある。プロセッサ1140は、通信装置1110を介し、第3ユーザの電子装置から、第2コンテンツの使用申請を受信することができる。第3ユーザに対する第2コンテンツの使用が許可されれば、プロセッサ1140は、第2収益分配基準に基づき、第2コンテンツから生じた収益を、第1ユーザ及び第2ユーザに分配することができる。
【0124】
また、第2コンテンツに基づいた第3コンテンツが、第3ユーザによって生成された場合、プロセッサ1140は、第3収益分配基準に基づき、第3コンテンツから生じた収益を、第1ユーザ、第2ユーザ及び第3ユーザに分配することができる。
【0125】
例えば、プロセッサ1140は、全体収益分配率から第1ユーザの収益分配率を除いた範囲内において、第2ユーザの収益分配率、及び第3ユーザの収益分配率を調整する入力を獲得することができる。プロセッサ1140は、第2ユーザの収益配分率、及び第3ユーザの収益配分率を調整する入力に基づき、第3収益分配基準を設定することができる。ゲーム提供装置10は、第3収益分配基準に基づき、第3コンテンツから生じた収益を分配することができる。
【0126】
また、プロセッサ1140は、コンテンツ間における類似度を判断する基準に基づき、第1ゲーム内において、第1コンテンツと類似したコンテンツが生成されて使用されているか否かということをモニタリングすることができる。該モニタリング結果により、第1コンテンツと類似していると決定された第4コンテンツが検出される場合、プロセッサ1140は、第4収益分配基準に基づき、第4コンテンツから生じた収益を、第1ユーザに分配することができる。
【0127】
また、プロセッサ1140は、第2ユーザによって生成された、第1コンテンツに基づいた第2コンテンツに係わる収益推移情報を獲得することができる。プロセッサ1140は、第1コンテンツと第2コンテンツとの類似度、及び収益推移情報に基づき、第1ユーザの収益分配率及び第2ユーザの収益分配率を調整することができる。
【0128】
以上で説明されたゲーム提供装置10は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、及び/またはハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合わせによっても具現される。例えば、本実施形態で説明された装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(Instruction)を実行して応答することができる他のいかなる装置のように、1以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用しても具現される。処理装置は、オペレーションシステム(OS)、及びオペレーションシステム(OS)上で実行される1以上のソフトウェアアプリケーションを実行することができる。また、該処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスしたり、データを保存・操作・処理及び生成することもできる。理解の便宜のために、該処理装置は、一つが使用されるように説明された場合もあるが、当該技術分野で当業者であるならば、該処理装置が複数個の処理要素(processing element)、及び/または複数類型の処理要素を含んでもよいということを理解することができるであろう。例えば、該処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサ、及び1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0129】
該ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令、またはそれらうち1以上の組み合わせを含んでもよく、所望の通りに動作するように処理装置を構成したり、独立的または結合的に(collectively)処理装置を命名することができる。該ソフトウェア及び/または該データは、処理装置によって解析されるか、あるいは処理装置に命令またはデータを提供するために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体またはコンピュータ保存装置、または伝送される信号波(signal wave)に、永久または一時的に具体化されうる(embody)。該ソフトウェアは、ネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法に保存されるか、あるいは実行される。該ソフトウェア及び該データは、1以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体にも保存される。
【0130】
本実施形態による方法は、多様なコンピュータ手段を介しても遂行されるプログラム命令形態に具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にも記録される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを、単独または組み合わせで含んでもよい。該媒体に記録されるプログラム命令は、本実施形態のために特別に設計されて構成されたものでもあり、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものでもある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピィディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media);CD-ROM(compact disc read only memory)、DVD(digital versatile disc)のような光記録媒体(optical media);フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical media);及びROM(read only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。該プログラム命令の例には、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用し、コンピュータによって実行されうる高級言語コードを含む。前述のハードウェア装置は、本実施形態の動作を遂行するために、1以上のソフトウェアモジュールとして作動するようにも構成され、その逆も同様である。
【0131】
以上のように、本実施形態は、たとえ限定された実施形態と図面とによって説明されたにしても、当該技術分野において当業者であるならば、前述の記載から、多様な修正及び変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法と異なる順序によって遂行され、かつ/または説明されたシステム、構造、装置、回路のような構成要素が、説明された方法と異なる形態で結合されたり組み合わされたりするか、あるいは他の構成要素または均等物によって代置されたり置き換えられたりしても、適切な結果が達成されるであろう。
【0132】
従って、他の具現、他の実施形態、及び特許請求の範囲と均等なものなども、特許請求の範囲の範囲に属するのである。
【符号の説明】
【0133】
10 ゲーム提供装置
1110 通信装置
1120 ストレージ
1130 メモリ
1140 プロセッサ
311 第1コンテンツ
312 第2コンテンツ
313 第3コンテンツ
314 第4コンテンツ
315 第5コンテンツ
401 キャラクタ
2000a,2000b,2000c,2000d,2000e,2000f クライアント
4000 サーバ
図1
図2A
図2B
図3
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図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11