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特許7316312交通交差点チャネライゼーションの調整方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-19
(45)【発行日】2023-07-27
(54)【発明の名称】交通交差点チャネライゼーションの調整方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/08 20060101AFI20230720BHJP
【FI】
G08G1/08 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021041000
(22)【出願日】2021-03-15
(65)【公開番号】P2021099870
(43)【公開日】2021-07-01
【審査請求日】2021-03-15
(31)【優先権主張番号】202010408094.1
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(72)【発明者】
【氏名】シュウ, キキ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ファン
(72)【発明者】
【氏名】スン, ヨンイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン, チェンファ
(72)【発明者】
【氏名】ファン, シュアン
【審査官】秋山 誠
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第104376725(CN,A)
【文献】国際公開第2020/077527(WO,A1)
【文献】特表2021-503105(JP,A)
【文献】特開2017-033555(JP,A)
【文献】特開平09-016884(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通交差点チャネライゼーションの調整装置によって実行される交通交差点チャネライゼーションの調整方法であって、
予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得するステップと、
前記複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて、前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するステップと、
前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすこと分かった場合、前記交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成するステップと、
を含み、
前記複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて、前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成することが、
予め設定された関数にしたがって前記複数の目標位置の第1通行特徴を計算して、前記交通交差点の通行変化グラフを生成するステップと、
前記通行変化グラフで複数の目標点の目標値を決定し、前記複数の目標点の目標値に基づいて前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するステップと、
を含む、交通交差点チャネライゼーションの調整方法。
【請求項2】
予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得する前記ステップが、
前記交通交差点のビデオを分析して、前記目標流れ方向の車両が有している位置特徴及び時間特徴の軌跡データを抽出するステップと、
前記時間特徴に基づいて、前記第1時間帯内に青信号で前記交通交差点を通過した目標の軌跡データを取得するステップと、
前記目標の軌跡データにおける位置特徴及び時間特徴に基づいて、上流の出口位置、交差点の中央位置及び下流の入口位置を含む予め設定された複数の目標位置に対応する速度特徴を計算するステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第2変化分布を満たすことを分かった場合、予め設定された第2時間帯内に前記目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第2通行特徴を取得するステップと、
前記複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて前記交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成するステップと、
前記第1車両流れ方向の通行変化情報と前記第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較して、差分値が予め設定された閾値より大きい場合、前記交通交差点の信号制御機器の調整情報を生成するステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1車両流れ方向の通行変化情報と前記第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較した後、
差分値が予め設定された閾値以下である場合、前記交通交差点の車線調整情報を生成することを含む請求項に記載の方法。
【請求項5】
予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得するための第1取得モジュールと、
前記複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて、前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するための第1生成モジュールと、
前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすこと分かった場合、前記交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成するための第2生成モジュールと、
を備え
前記第1生成モジュールが、
予め設定された関数にしたがって前記複数の目標位置の第1通行特徴を計算し、前記交通交差点の通行変化グラフを生成し、
前記通行変化グラフで複数の目標点の目標値を決定し、前記複数の目標点の目標値に基づいて前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するために用いられる、交通交差点チャネライゼーションの調整装置。
【請求項6】
前記第1取得モジュールが、
前記交通交差点のビデオを分析して、前記目標流れ方向の車両が有している位置特徴及び時間特徴の軌跡データを抽出し、
前記時間特徴に基づいて前記第1時間帯内に青信号で前記交通交差点を通過した目標の軌跡データを取得し、
前記目標の軌跡データにおける位置特徴及び時間特徴に基づいて、上流の出口位置、交差点の中央位置及び下流の入口位置を含む予め設定された複数の目標位置に対応する速度特徴を計算するために用いられる請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第2変化分布を満たすことを分かった場合、予め設定された第2時間帯内に前記目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第2通行特徴を取得するための第2取得モジュールと、
前記複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて前記交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成するための第3生成モジュールと、
前記第1車両流れ方向の通行変化情報と前記第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較して、差分値が予め設定された閾値より大きい場合、前記交通交差点の信号制御機器の調整情報を生成するための第4生成モジュールと、
備える請求項に記載の装置。
【請求項8】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサと通信接続するメモリと、
を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1からのいずれか一項に記載の交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行するように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される電子機器。
【請求項9】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が、コンピュータに請求項1からのいずれか一項に記載の交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行させるコンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
命令が実行された場合に、請求項1からのいずれか一項に記載の交通交差点チャネライゼーションの調整方法が実行されるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、データ処理におけるインテリジェント交通技術の分野に関し、特に交通交差点チャネライゼーションの調整方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の保有量の増加に伴い、都市の交通道路の発展はますます速くなり、歩行者や車両、及び異なる車両の交通需要を満たすため、道路の安全地帯、バス停、グリーンベルト又は路面標識の設置、看板の設定などのような道路網チャネライゼーションを実行して、道路の交通流を分散し、ガイドすることにより、交通がスムーズになって、道路の通行能力を向上させる目的を達成する。ここで、道路網チャネライゼーションにおいて、非走行車線による走行車線の隔離が不合理であることによる交通事故の発生を回避するために、非走行車線に設置されたグリーンベルトなどによるチャネライゼーションが特に重要である。
【0003】
しかしながら、道路の通行具合は絶えずに変化しているため、非自動車チャネライゼーションが不合理である場合、道路が混雑する可能性があり、さらには交通事故を起こす可能性があるため、不合理な非自動車チャネライゼーションをタイムリー且つ効率的に発見できることが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、不合理な非自動車の道路網チャネライゼーションの設計を知的に発見するための交通交差点チャネライゼーションの調整方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様にて提供される交通交差点チャネライゼーションの調整方法は、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得するステップと、前記複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて、前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するステップと、前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、前記交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成するステップと、を含む。
【0006】
第2態様にて提供される交通交差点チャネライゼーションの調整装置は、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得するための第1取得モジュールと、前記複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて、前記交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するための第1生成モジュールと、前記第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、前記交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成するための第2生成モジュールと、を備える。
【0007】
第3態様にて提供される電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、該少なくとも1つのプロセッサと通信接続するメモリとを備え、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が、前記少なくとも1つのプロセッサが上記第1態様の実施例に記載の交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行するように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0008】
第4態様では、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令が、コンピュータに上記の第1態様の実施例に記載の交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行させる。
本願の他の側面の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムにおける命令が実行された場合に、本願の実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整方法が実行される。
【発明の効果】
【0009】
本願にて提供される技術的解決手段は、少なくとも以下のような有益な技術的効果を有する。
【0010】
予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得し、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成し、さらに、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成する。これにより、非自動車チャネライゼーションが不合理な車線の流れ方向を知的に発見することを実現し、人による検査を必要とせず、非自動車チャネライゼーションの調整效率を向上させる。
【0011】
なお、本明細書に説明された内容は、本開示の実施例の主要な又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書によってより容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付図面は、本解決手段をより良く理解するためのものであり、本願を限定するものではない。
図1】本願の第1実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法の概略フローチャートである。
図2】本願の第2実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法の概略フローチャートである。
図3】本願の第3実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法の概略フローチャートである。
図4】本願の第4実施例による第1車両流れ方向の通行変化情報を決定するシーンの概略図である。
図5】本願の第5実施例による第1車両流れ方向の通行変化情報を決定するシーンの概略図である。
図6】本願の第6実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法の概略フローチャートである。
図7】本願の第7実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整装置の概略構造図である。
図8】本願の第8実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整装置の概略構造図である。
図9】本願の実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実施するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら、本願の例示的な実施例について説明し、ここで、理解を容易にするために、本願の実施例の様々な詳細が含まれているが、それらをただの例示的なものと見なすべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び精神から逸脱せず、本明細書に説明した実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、明確かつ簡潔にするために、以下の説明では公知の機能及び構造に対する説明を省略した。
【0014】
上記の技術的問題を解決するために、本願は、不合理な非自動車チャネライゼーションを知的に発見できる方法を提供する。
【0015】
具体的に言えば、図1は、本願の一実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整方法のフローチャートであり、図1に示すように、当該方法は、ステップ101~ステップ103を含む。
【0016】
ステップ101、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得する。
【0017】
車両の通行がスムーズでない場合、出掛けラッシュの時間帯の通行特徴を反映することができ、したがって、車両の通行がスムーズであるか否かを決定するために、本願の実施例において、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得し、上記の第1時間帯は、朝8点~10点、又は午後5点~8点などのような比較的ラッシュが発生する時間帯として捉えることができ、目標流れ方向は、現在の調査対象である車線の流れ方向として理解してもよく、目標流れ方向は、ユーザによって能動的に選択されてもよく、各流れ方向でのチャネライゼーションを考慮して、チャネライゼーションの設定位置及びタイプに基づいて、それによる交通混雑の危険度レベルを分析し、危険度レベルが高い車線の流れ方向を目標流れ方向として確認することは容易に理解できる。
【0018】
また、上記の第1通行特徴は、通行速度、通行加速度、通行時点と、先行車両両の通行時点との時間差などのうちの1つ又は複数を含み得る。上記の複数の目標位置は、交通交差点の上流、下流、交通交差点などであり得る。
【0019】
なお、異なる応用シーンにおいて、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得方法は異なり、例示は、以下のとおりである。
【0020】
例示1:
本例示において、第1通行特徴は、速度特徴を含み、図2に示すように、上記のステップ101は、ステップ201~ステップ203を含む。
【0021】
ステップ201、交通交差点のビデオを分析して、目標流れ方向の車両が有している位置特徴及び時間特徴のGPS軌跡データを抽出する。
【0022】
具体的には、分析対象である交通交差点のビデオを取得し、目標流れ方向の交通交差点のビデオを分析して、目標流れ方向が予め設定された第1時間帯内に複数の車両交通交差点を通るGPS軌跡データを抽出し、ここで、その後に容易に分析するため、当該GPS軌跡データは位置特徴及び時間特徴を含み、ただし、位置特徴は、例えば交通交差点の上流に位置する位置、交通交差点の下流に位置する位置などの、車両の走行時に交通交差点に対する位置を含む。
【0023】
また、上記の時間特徴は、対応するビデオ時間に基づいてビデオから取得することができる。
【0024】
上記のGPS軌跡データは目標流れ方向での複数の通行車両に対応し、本実施例において、各車両のプレート番号を認識し、プレート番号に基づいて各車両が予め設定された第1時間帯内に走行した軌跡がカバーする道路位置(位置特徴)と、当該道路を通過する時点(時間特徴)とを抽出することは理解できる。ここで、道路を通過する時点は、ビデオの時点に基づいて決定できる。
【0025】
ステップ202、時間特徴に基づいて、第1時間帯内に青信号で交通交差点を通過した目標のGPS軌跡データを取得する。
【0026】
具体的には、時間特徴に基づいて、第1時間帯内に青信号で交通交差点を通過した目標のGPS軌跡データを取得し、即ち、第1時間帯内の青信号時間に対応するGPS軌跡データを抽出する。
【0027】
ステップ203、目標のGPS軌跡データにおける位置特徴及び時間特徴に基づいて、予め設定された複数の目標位置に対応する速度特徴を計算し、ただし、複数の目標位置は、上流の出口位置、交差点の中央位置及び下流の入口位置を含む。
【0028】
具体的には、目標のGPS軌跡データにおける位置特徴及び時間特徴に基づいて、予め設定された複数の目標位置に対応する速度特徴を計算し、ただし、複数の目標位置は、上流の出口位置、交差点の中央位置及び下流の入口位置を含み、可以位置特徴に基づいて目標位置のGPS軌跡データをマッチングすることができ、対応する時点で検出した瞬間速度に基づいて速度特徴を決定することができる。
【0029】
ここで、当該速度特徴の取得方法は、対応する時点の分析用ビデオから車両の走行距離及び走行時間を取得し、当該教理と時間との比率に基づいて速度特徴を決定することであってもよい。
【0030】
例示2:
本実施例において、第1通行特徴は、現在車両と先行車両との通行の時間差を含み、それにより各車両が目標位置を通過する時点を取得し、例えば、自動車データレコーダーの時点と通過した位置とのマッチングに基づいて、目標位置を通過する時点を決定し、各車両が自動車データレコーダーに報告して記録した目標位置を通過する先行車両のプレートナンバー、及び目標位置を通過する時点及びプレートナンバーを取得して、先行車両との目標位置を通過する時間差を決定する。
【0031】
ステップ102、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成する。
【0032】
以上の分析のように、各目標位置の第1通行特徴は、いずれも交通の渋滞具合を反映し、したがって、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成し、当該第1車両流れ方向の通行変化情報は複数の目標位置での交通の変化具合を反映する。ここで、異なる応用シーンにおいて、第1通行特徴に対応する内容は異なる場合、第1車両流れ方向の通行変化情報も異なり、一部の可能な例示において、第1通行特徴が速度特徴である場合、対応する第1車両流れ方向の通行変化情報は、車両が異なる目標位置を通過する速度変化具合である。
【0033】
なお、異なる応用シーンにおいて、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成する方法は異なり、可能な一実施形態として、図3に示すように、当該ステップ102は、ステップ301~ステップ303を含む。
【0034】
ステップ301、予め設定された関数にしたがって複数の目標位置の第1通行特徴を計算して、交通交差点の通行変化グラフを生成する。
【0035】
具体的には、予め設定された関数にしたがって複数の目標位置の第1通行特徴を計算して、交通交差点の通行変化グラフを生成し、ここで、当該予め設定された関数の変数は目標位置及び第1通行特徴であり、それにより、当該複数の目標位置及び第1通行特徴を予め設定された関数に入力して、各基準点の値を取得し、全ての基準点の値に基づいて交通交差点の通行変化グラフを生成する。
【0036】
本実施例において、目標位置の第1通行特徴と通行変化グラフとの対応関係を事前に設定し、対応関係に基づいて、交通交差点の通行変化グラフを決定することもできる。
【0037】
ステップ302、通行変化グラフで複数の目標点の目標値を決定し、複数の目標点の目標値に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成する。
【0038】
具体的には、通行変化グラフで複数の目標点の目標値を決定し、当該複数の目標点の目標値に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成する。これにより、変化グラフの分析を基に、第1車両流れ方向の通行変化情報を決定する信頼性をさらに向上させる。
【0039】
なお、異なる応用シーンにおいて、上記の目標点は異なる意味があり、例えば、通行変化グラフが図4に示すようである場合、続いて図4を参照すると、各目標位置(1つの目標位置は複数の位置点に対応し、例えば、交通交差点の下流位置は下流の複数の位置に対応する)で、対応する第1通行特徴が予め設定された閾値より小さい値の点を目標点とし、当該目標点に対応する斜線領域の面積を第1車両流れ方向の通行変化情報とし、また、例えば図5に示すように、通行変化グラフが図4に示すようである場合、図5を参照すると、各目標位置で、対応する値を目標点とし、各目標点の勾配(図示なし)の加重平均値を第1車両流れ方向の通行変化情報とする。
【0040】
ステップ103、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成する。
【0041】
具体的には、予め設定された第1変化分布を事前に設定し、当該第1変化分布は非自動車チャネライゼーションの設定が不合理な変化分布具合に対応し、それにより、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成する。ここで、非自動車チャネライゼーションの調整情報は、関係者が非自動車チャネライゼーションの不合理な設計を排除できるように、非自動車エリアのチャネライゼーションに対する調整リマインダー情報を含んでもよく、非自動車チャネライゼーションの調整情報は非自動車チャネライゼーションに基づく調整アドバイスであってもよく、当該調整アドバイスは、チャネライゼーション位置又はタイプに対する変更などを含んでもよく、当該調整アドバイスは、事前にビッグデータの分析に基づいて生成されたものであってもよい。
【0042】
当然のことながら、実際の実行過程において、一部の交通混雑は、不合理なチャネライゼーション設計でなく、不合理な信号制御機器の青信号の時間により発生する可能性もあり、したがって、本発明の一実施例において、図6に示すように、上記のステップ103の後、当該方法は、さらに、ステップ401~ステップ403を含む。
【0043】
ステップ401、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第2変化分布を満たすことを分かった場合、予め設定された第2時間帯内に目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第2通行特徴を取得する。
【0044】
具体的には、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第2変化分布を満たすことを分かった場合、ここで、予め設定された第2変化分布が、信号制御機器の信号制御灯に設計した時間の長さが不合理である場合に発生する変化に対応し、それにより、不合理な信号制御機器の設計により交通渋滞が発生するか否かをさらに検証するため、予め設定された第2時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第2通行特徴を取得し、ただし、第2時間帯は朝0点~6点などの低出掛けラッシュの時間帯であってもよく、ここで、第2通行特徴は第1通行特徴と同じであってもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0045】
ステップ402、複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成する。
【0046】
具体的には、複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成し、ここで、複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成する方法は、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成する方法と類似するため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0047】
ステップ403、第1車両流れ方向の通行変化情報と第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較し、差分値が予め設定された閾値より大きい場合、交通交差点の信号制御機器の調整情報を生成する。
【0048】
具体的には、第1車両流れ方向の通行変化情報と第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較し、差分値が予め設定された閾値より大きい場合、当該目標流れ方向で、交通混雑の問題は不合理な信号制御機器の設計が原因で発生することを表し、それにより、交通交差点の信号制御機器の調整情報を生成する。
【0049】
実際の応用において、複数の方法で信号制御機器の調整情報を生成することができ、可能な一実施形態として、差分値と予め設定された閾値との差分結果を計算し、予め設定された差分結果と青信号の増加時間との対応関係を照会し、当該対応関係に基づいて、青信号の増加時間を決定し、それにより、当該交通交差点の信号制御機器の調整情報は、対応する青信号の増加時間を含む。
【0050】
可能な別の実施形態として、差分値と予め設定された調整係数との積を計算し、予め設定された積と青信号増加時間との対応関係を照会し、当該対応関係に基づいて、青信号の増加時間を決定し、それにより、当該交通交差点の信号制御機器の調整情報は、対応する青信号増加時間を含む。
【0051】
本願の一実施例において、上記の差分値が予め設定された閾値以下である場合、交通交差点の混雑の原因は信号制御機器ではなく、例えば、車線の流れ方向の設定が不合理であるなどの車線の問題であり、したがって、交通交差点の調整情報を生成し、例えば、差分値と予め設定された閾値との差分絶対値を計算し、当該目標流れ方向及び差分絶対値に基づいて、目標流れ方向の車線に対する流れ方向の増加数の情報などを生成する。
【0052】
要約すると、本願の実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整方法は、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得し、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成し、さらに、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成する。これにより、非自動車チャネライゼーションが不合理な車線の流れ方向を知的に発見することを実現し、人による検査を必要とせず、非自動車チャネライゼーションの調整效率を向上させる。
【0053】
上記の実施例を実現するために、本願は、交通交差点チャネライゼーションの調整装置をさらに提供する。図7は、本願の一実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整装置の構造概略図であり、図7に示すように、当該交通交差点チャネライゼーションの調整装置は、第1取得モジュール10、第1生成モジュール20、及び第2生成モジュール30を備え、ただし、第1取得モジュール10は、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得するために用いられる。
【0054】
本願の一実施例において、第1取得モジュール10は、具体的には、交通交差点のビデオを分析して、目標流れ方向の車両が有している位置特徴及び時間特徴のGPS軌跡データを抽出し、時間特徴に基づいて、第1時間帯内に青信号で交通交差点を通過した目標のGPS軌跡データを取得し、目標のGPS軌跡データにおける位置特徴及び時間特徴に基づいて、予め設定された複数の目標位置に対応する速度特徴を計算するために用いられ、ただし、複数の目標位置は、上流の出口位置、交差点の中央位置、下流の入口位置を含む。
【0055】
第1生成モジュール20は、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するために用いられる。
【0056】
本願の一実施例において、第1生成モジュール20は、具体的には、予め設定された関数にしたがって複数の目標位置の第1通行特徴を計算して、交通交差点の通行変化グラフを生成し、通行変化グラフで複数の目標点の目標値を決定し、複数の目標点の目標値に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成するために用いられる。
【0057】
第2生成モジュール30は、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成するために用いられる。
【0058】
本願の一実施例において、図8に示すように、図7に示すものに加えて、当該装置は、第2取得モジュール40、第3生成モジュール50、及び第4生成モジュール60をさらに備え、ただし、第2取得モジュール40は、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第2変化分布を満たすことを分かった場合、予め設定された第2時間帯内に目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第2通行特徴を取得するために用いられ、第3生成モジュール50は、複数の目標位置の第2通行特徴に基づいて交通交差点の第2車両流れ方向の通行変化情報を生成するために用いられ、第4生成モジュール60は、第1車両流れ方向の通行変化情報と第2車両流れ方向の通行変化情報とを比較し、差分値が予め設定された閾値より大きい場合、交通交差点の信号制御機器の調整情報を生成するために用いられる。
【0059】
なお、前述の交通交差点チャネライゼーションの調整方法に対する解釈と説明は、本願の実施例による交通交差点チャネライゼーションの調整装置にも適用でき、その実施形態は類似しているため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0060】
要約すると、本願の実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整装置は、予め設定された第1時間帯内に、目標流れ方向の車両が交通交差点を通過して上流から下流まで走行する過程における複数の目標位置の第1通行特徴を取得し、複数の目標位置の第1通行特徴に基づいて交通交差点の第1車両流れ方向の通行変化情報を生成し、さらに、第1車両流れ方向の通行変化情報が予め設定された第1変化分布を満たすことを分かった場合、交通交差点の非自動車チャネライゼーションの調整情報を生成する。これにより、非自動車チャネライゼーションが不合理な車線の流れ方向を知的に発見することを実現し、人による検査を必要とせず、非自動車チャネライゼーションの調整效率を向上させる。
【0061】
本願の実施例によれば、本願は、電子機器及び可読記憶媒体をさらに提供する。本願の実施例によれば、コンピュータプログラムが提供される。当該コンピュータプログラムにおける命令が実行された場合に、上記交通交差点チャネライゼーションの調整方法が実行される。
【0062】
図9に示すように、本願の実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整方法による電子機器のブロック図である。電子機器は、例えばラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを意図している。電子機器は、さらに、例えばパーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウエアラブル装置及び他の類似する計算装置などの様々な形式の携帯装置を表し得る。本明細書に示す部材、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例示であり、本明細書に説明及び/又は主張する本願の実施を制限することを意図していない。
【0063】
図9に示すように、当該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサ901と、メモリ902と、高速インターフェース及び低速インターフェースを備える、各部材を接続するインターフェースとを備える。各部材は、異なるバスを利用して互いに接続し、共通のマザーボードに取り付けられてもよく、必要に応じて他の方法で取り付けられてもよい。プロセッサは、メモリ内又はメモリ上に記憶されて外部入出力装置(例えば、インターフェースに結合された表示装置)にGUIのグラフィック情報を示すための命令を含む、電子機器内で実行される命令を処理することができる。他の実施形態において、必要があれば、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスと複数のメモリとを一緒に使用してもよい。同様に、複数の電子機器を接続してもよく、各装置は一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、又はマルチプロセッサシステムとして)を提供する。図9では、1つのプロセッサ901を例に挙げている。
【0064】
メモリ902は、本願にて提供される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ここで、前記メモリには、本願にて提供される交通交差点チャネライゼーションの調整方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させるための、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されている。本願の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体には、本願にて提供される交通交差点チャネライゼーションの調整方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0065】
メモリ902は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、例えば本願の実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図7に示す第1取得モジュール10、第1生成モジュール20、第2生成モジュール30)など、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能プログラム及びモジュールを記憶するために用いることが可能である。プロセッサ901は、メモリ902に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記方法の実施例の交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実施する。
【0066】
メモリ902は、オペレーティングシステム及び少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することが可能なプログラム記憶領域と、交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行する電子機器の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することが可能なデータ記憶領域とを備えてもよい。また、メモリ902は、高速ランダムアクセスメモリを備えてもよく、非一時的なメモリを備えてもよく、例えば少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートメモリデバイスがある。一部の実施例において、メモリ902は、プロセッサ901に対して遠隔に設置されたメモリを備えるものを選択してもよく、これらの遠隔メモリはネットワークを介して交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行する電子機器に接続できる。上記ネットワークは、実例としてインターネット、企業のイントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0067】
交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行する電子機器は、入力装置903及び出力装置904をさらに備える。プロセッサ901、メモリ902、入力装置903及び出力装置904は、バス又は他の方法を介して接続してもよく、図9では、バスによる接続を例に挙げている。
【0068】
入力装置903は、入力された数字や文字情報を受信でき、且つ交通交差点チャネライゼーションの調整方法を実行する電子機器のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号の入力が発生し、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパネル、ポインティングスティック、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置がある。出力装置904は、表示装置、補助照明装置(例えば、LED)及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)などを備え得る。当該表示装置は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイを備え得るが、これらに限定されない。一部の実施形態において、表示装置はタッチスクリーンであってもよい。
【0069】
本明細書で説明するシステム及び技法の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせによって実現されることができる。これらの様々な実施形態は次のような方法を含み得る。少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行及び/又は解釈され得る1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施され、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信するとともに、データ及び命令を当該記憶システム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0070】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械語命令を含み、ハイレベルプロセス及び/又はオブジェクト指向のプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械語を利用してこれらのコンピュータプログラムを実施してもよい。本明細書に使用されているように、用語「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」とは、機械語命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための如何なるコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を言い、機械可読信号としての機械語命令を受信する機会可読媒体を含む。用語「機械可読信号」とは、機械語命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための如何なる信号を言う。
【0071】
ユーザとの対話を提供するために、コンピュータ上で本明細書に説明したシステム及び技術を実施でき、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニター)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウスやトラックボールなど)とを有し、ユーザは当該キーボード及び当該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインターアクションを提供するために用いることができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、如何なる形式の感覚フィードバック(例えば、ビジョンフィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、如何なる形式(音響入力、音声入力又は触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信してもよい。
【0072】
本明細書に説明したシステム及び技術を、バックグラウンド部材を備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)、又はミドルウェア部材を備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド部材を備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザーインターフェイス又はWebブラウザーを有するユーザコンピュータ、ユーザは当該グラフィカルユーザーインターフェイス又は当該Webブラウザーを介して本明細書に説明したシステム及び技術の実施形態とインターアクションする)、又はこのようなバックグラウンド部材、ミドルウェア部材、又はフロントエンド部材を備える任意の組み合わせのコンピューティングシステムで実施され得る。システムの部材は、如何なる形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を介して互いに接続できる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)及びインターネットを含む。
【0073】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを備え得る。クライアント及びサーバは、一般に、互いに離れていて、且つ通常通信ネットワークを介してインターアクションする。クライアントとサーバとの関係は、対応するコンピュータ上で実行されるとともに互いにクライアント―サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。
【0074】
上記に示した様々な形式のフローを使用して、ステップを並び替え、増加又は削除してもよいを理解すべきである。例えば、本願に開示される技術的解決手段の望ましい結果が実現される限り、本願に記載の各ステップを同時に実行しても、順番に実行しても、異なる順序で実行してもよく、本明細書では制限しない。
【0075】
上記の具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要件及び他の要因にしたがって、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び置換を行うことができることを理解すべきである。本発明の精神及び原理の範囲内で行われるあらゆる修正、同価置換、改良などは、いずれも本発明の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
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図9